図1は、本発明の第1実施形態に係る見守りシステム1の全体的な概要を示す。図1に示す見守りシステム1は、見守られる人(例えば、家屋H1に居住する見守られる人M1)を見守る人(例えば、見守る人K1)が遠隔的に見守れるようにするサービス(見守りサービス)を提供している。具体的には、見守りシステム1はサーバ装置30を具備し、そのサーバ装置30が、見守り装置(例えば、見守られる人M1が居住する家屋H1に設置された見守り装置20)と、見守る人が使用する端末装置(例えば、見守る人K1に携帯される端末装置T1)との間で各種処理を行うことで、両者間にコミュニケーションの機会を提供し、見守られる人が環境的に危険な状態に陥ることを回避すると共に、見守る人が見守っているという安心感を見守られる人が得られること等を実現している。
なお、図1では、家屋H1に居住する見守られる人M1を見守る人K1(端末装置T1を使用)が見守り、家屋H10に居住する見守られる人M10を見守る人K10(端末装置T10を使用)が見守り、家屋H20に居住する見守られる人M20を見守る人K20(端末装置T20を使用)及び見守る人K21(端末装置T21を使用)が見守るようになっている(本発明の見守りシステム1では、1人の見守られる人を、複数の見守る人で見守ることも可能になっている)。また、図1では、図示内容を簡潔に表すために、見守られる人M1、M10、M20及び見守る人K1、K10、K20、K21のみを示すが、本実施形態に係る見守りシステム1が提供する見守りサービスでは、当然、図1で示す内容より多くの見守られる人及び見守る人に対応できるものとなっている。
本実施形態の見守りサービスでは、在宅中の見守られる人M1、M10、M20が環境的に危険な状態になっているか否かを遠隔的に把握できるようにするため、各見守られる人M1、M10、M20が居住する家屋H1、H10、H20内に各種センサを設け、各センサの検知結果をサーバ装置30へ送ることで、サーバ装置30が見守られる人に係る環境を遠隔的にチェックすると共に、検知結果に応じた情報をサーバ装置30を通じて見守る人K1等の端末装置T1等へ通知して、見守る人K1等が見守られる人M1等に係る環境を確認できるようにしている。
家屋内に設置する環境検知用のセンサとしては、図1における家屋H1の中で示すように、温度センサSN2、湿度センサSN3、気圧センサSN4、照度センサSN5、ホコリセンサSN6、及び冷蔵庫2の開閉センサSN7を用いており、他の家屋H10、H20等でも同様なセンサを用いている。見守りシステム1は、これらの各センサSN2〜SN7が設置された家屋H1、H10、H20を見守られる人M1、M10、M20のそれぞれの居住対象としており、本実施形態では、温度センサSN2、湿度センサSN3、気圧センサSN4、照度センサSN5、ホコリセンサSN6、及び開閉センサSN7を、見守りシステム1の構成に含まれない外部の環境検知手段という位置付けにしている(なお、各センサSN2〜SN7を、見守りシステム1の構成の中に含ませてもよい)。
また、本実施形態の見守りサービスでは、見守られる人M1、M10、M20が在宅して、見守りサービスから提供される情報を確認できる状態であるかを遠隔的に把握できるようにするため、図1における家屋H1の中で示すように、見守られる人M1等に携帯されるタイプの人感センサSN1を用いている(他の、家屋H10、H20でも同様)。本実施形態では、人感センサSN1も、上述した各センサSN2〜SN7と同様に、見守りシステム1の構成に含まれない外部の見守られる人検知手段という位置付けにしている(なお、勿論、上述した各センサSN2〜SN7と同様に、人感センサSN1を見守りシステム1の構成の中に含ませてもよい)。
また、図1、図2に示すように、本実施形態における見守り装置20は、無線通信タイプを用いており、家屋H1内に設置される無線中継装置3(無線ルータ等)を介して、外部のネットワークNW(例えばインターネット)に接続されたサーバ装置30と通信を行えるようにしている(他の、家屋H10、H20等でも同様)。さらに、本実施形態の見守り装置20は、ディスプレイ装置を具備しないタイプでもあることから、テレビジョン装置10に接続されて、所要のメッセージ等を表示出力できるようになっている。以下、上述した各センサSN1〜SN7、見守り装置20、サーバ装置30、及び端末装置T1等についての詳細を順に説明していく。
図3は、本発明で使用される見守られる人に係る環境を検知するセンサ例として、センサ5(例えば、図1に示した温度センサSN2が該当)の内部構成の概要を示している。センサ5は、アンテナ部5aと接続されたRF部5b、環境を検知するセンサ部5c、センサプログラム5g及びセンサ5を識別する情報(センサ識別情報)であるセンサID5h等を記憶するメモリ部5d、センサ全体の各種制御を行うセンサ制御部5eを含むと共に、上述した各部5b〜5eへ給電する電源部5fを備えている。なお、電源部5fとしては電力供給を行う通常のバッテリ(充電式のバッテリも適用可能)の他に、太陽電池(ソーラセル)又はスーパーキャパシタ等も適用でき、まあ、電源部5fは100V等の定常電源から電源供給を受ける仕様にしてもよい。
RF部5bは、センサ制御部5eの制御に従って情報(検知結果等)を見守り装置20へ送信する処理を行う。また、センサ部5bは、見守られる人に係る環境(例えば、センサ5が温度センサの場合は、温度)の検知を行い、検知した結果(検知結果)をセンサ制御部5eへ出力する。なお、RF部5bを用いる替わりに、検知結果を有線で送るモジュールを用いることも勿論可能である。
図4は、メモリ部5dに記憶されたセンサプログラム5gが規定する処理手順に応じたセンサフローチャートを示しており、センサ制御部5eは、このセンサフローチャートに従って各種制御処理を行う。すなわち、センサ制御部5eは、センサ部5cで検知された結果(検知結果。温度センサの場合は、温度の値)をセンサ部5cから取得し(S1)、次に所定の周期時間(例えば、6分)が経過したか否かを判断する(S2)。周期時間が経過していない場合(S2:NO)、最初の段階(S1)へ戻り、周期時間が経過するまでS1及びS2の段階を繰り返す。また、所定の周期時間を経過した場合(S2:YES)、センサ制御部5eは、直近に取得した検知結果及びメモリ部5gから読み出したセンサID5hをRF部5bへ送り、検知結果及びセンサID5hをRF部5bから見守り装置20へ送信するように制御を行う(S3)。このような制御処理により見守り装置20へは周期時間ごとに検知結果が送られてくることになる。
上述した周期時間は、図示しないセンサ5の操作部等により適宜設定可能となっている(例えば、1秒から数時間の間で周期時間を適宜設定可能)。なお、センサ部5cは、センサ5が湿度センサSN3に該当するときは、見守られる人に係る環境として湿度を検知し、センサ5が気圧センサSN4に該当するときは、見守られる人に係る環境として気圧を検知し、センサ5が照度センサSN5に該当するときは、見守られる人に係る環境として照度を検知し、センサ5がホコリセンサSN6に該当するときは、見守られる人に係る環境としてホコリの程度(5段階評価又はパーセント等の値)を検知することになる。
また、センサ5が、(冷蔵庫2の)開閉センサSN7に該当する場合、センサ構造自体は図3に示すものと同等となるが、センサ制御部5eの処理手順が図4に示すセンサフローチャートと異なったものになる。具体的に開閉センサSN7の場合、センサ部5cは、(冷蔵庫2の扉の)開を検知することになり、センサ制御部5eは、センサ部5cが開の検知を行うごとに、RF部5bより検知結果及びセンサID5hを見守り装置20へ送信することになる。したがって、センサ5が開閉センサSN7であるときは、周期時間ごとに検知結果を送信せずに、開の検知があったときに検知結果を送信し、開の検知がないときは検知結果を送信しない。
さらに、センサ5が人感センサSN1に該当する場合も、センサ構造自体は図3に示すものと同等となるが、センサ制御部5eの処理手順が図4のセンサフローチャートと異なったものになる。人感センサSN1におけるセンサ部5cは、人有りという検知情報を所定の周期時間で発生するものとなり、この人有りの検知結果(見守られる人有りの検知結果)をセンサID5hと共に、RF部5bから見守り装置20へ送信する制御をセンサ制御部5eは行うことになる。このような人有りの検知結果は、検知結果の受信対象となる装置(本実施例では見守り装置20)で受信されると、人有りと検知され、受信されないときは、人無しと検知される。また、人感センサSN1が検知結果を送信する周期時間も、上述した温度センサSN2等の場合と同様に適宜設定可能である。なお、人感センサSN1としては上記のタイプ以外に、人無しの場合について、上記の所定の周期時間に対して十分長い時間(例えば、所定の周期時間が5分であれば、その3倍以上の15分以上)で「人無し」という検知結果を周期的に送る仕様のものを用いることも可能である。
図5は、見守り装置20を接続する対象となるテレビジョン装置10の主要な内部構成の概要を示し、本実施形態においてテレビジョン装置10は見守り装置20の外部の表示装置として機能する。テレビジョン装置10は、前処理部11、データ処理部12、赤外線処理部13、制御部14、メモリ15、操作部16、第1外部接続部17a、第2外部接続部17b、表示出力処理部18a、及び音声出力処理部18b等を内部接続線Lで接続した構成になっている。また、これらの各部11等は、内部接続線Lを通じて制御部14と信号・データ等の送受を行っており、各部11等は現在の処理状況等を示す信号・データ等を制御部14へ伝えると共に、制御部14は各部11等から伝えられた処理状況等により現在の処理状況を把握し、把握した状況に応じて次に行う処理を制御するための制御信号等を各部11等へ送る。以下、テレビジョン装置10の各部について説明する。
前処理部11は、チューナ部、A/D変換部、直交検波部、FFT部、及び復調部を含み、アンテナで取得されたRF信号(デジタル放送信号)が入力され、この入力信号に対し所定の処理を行ってトランスポートストリーム(TS)を復調し、次の処理を行うデータ処理部12へ伝送する。データ処理部12は、前処理部11で復調されたトランスポートストリームに対して、デコード処理を行い、映像、音声、その他データに分離し、分離した映像ストリームに対しては映像デコード処理を行って表示出力処理部18aへ映像データとして出力すると共に、分離した音声ストリームに対しては音声デコード処理を行って音声出力処理部18bへ音声データとして出力する。また、データ処理部12は、後述する第1外部接続部17aで取得する外部装置からの出力信号も受け取るようになっており、受け取った出力信号に表示出力の対象となるデータ(表示データ)が含まれる場合、出力信号から表示データを抽出して表示出力処理部18aへ出力し、さらに、受け取った出力信号に音声出力の対象となるデータ(音声データ)が含まれる場合、出力信号から音声データを抽出して音声出力処理部18bへ出力する。
表示出力処理部18aは、データ処理部12から受け取った映像データ(又は表示データ)に対して画面表示に必要な所定の処理を行って表示信号を生成し、生成した表示信号を表示画面10aへ出力し、それにより表示画面10aには、番組画面、各種情報画面等が表示出力される。また、音声出力処理部18bは、データ処理部12から受け取った音声データに対して増幅等の音声出力に必要な所定の処理を行って音声信号を生成し、生成した音声信号をスピーカー10bへ出力して、スピーカー10bから各種音声を出力するようにしている。
ユーザとのインタフェース系に関する部分として、操作部16及び赤外線処理部13がある。操作部16は、テレビジョン装置10の筐体に設けられたユーザインタフェースであり、電源オン/オフの切替を行う電源スイッチ16aの他に、音量切替ボタン、チャンネル切替ボタン、入力切替ボタン等を設けている。赤外線処理部13は、周知の赤外線規格(例えば、IrDA系の各規格)に応じた通信処理(信号・データの送受処理)を行うものであり、ユーザからの操作を受け付けるリモコン装置19から発せられる操作信号を含む赤外線を受光して、制御部14へ伝える処理を行う。なお、リモコン装置19には、電源スイッチ、計12個のボタンからなる数字ボタン、上下左右キー、決定ボタン、音量調整キー、チャンネル切替キー、外部入力切替求ボタン等が設けられ、これらの各ボタン、スイッチでユーザからの操作を受け付けると、操作を受け付けた内容を示す赤外線がリモコン装置19より発せられる。
また、テレビジョン装置10は、複数の外部接続部17a、17bを有している。一つめの第1外部接続部17aは、映像・音声・制御信号等をデジタル信号で伝送する通信インタフェースの標準規格であるHDMI(登録商標)(高精度マルチメディアインターフェイス)規格に応じた仕様になっており、見守り装置20が接続可能となっている。第2外部接続部17bも第1外部接続部17aと同等の仕様になっているが、異なる規格の接続部にすることも勿論可能である。
制御部14は、テレビジョン装置10が具備する各種機能を実行する際に中心的な役割を担うものであり、メモリ15に記憶された基本プログラムP1に規定される様々な処理内容に基づき、各種処理(情報出力処理等)を行う。
基本プログラムP1は、テレビジョン装置10のファームウェア及びシステムプログラム等に相当するものであり、テレビジョン装置10がテレビジョン装置としての各種機能(テレビジョンを視聴するための各種機能、通信機能等)を働かせるために必要な制御部14の各種処理を規定したものであり、この基本プログラムP1の規定により、例えば、第1外部接続部17a又は第2外部接続部17bから取得した外部装置の出力信号(表示データ)を、表示画面10a等に表示出力できるようなっている。
図6(a)は、上述したテレビジョン装置10の第1外部接続部17a(HDMI(登録商標))への接続端子に接続可能な見守り装置20の外観を示している。本実施形態で用いられる見守り装置20は一般に、スマートスティック(スマートボックス)、スティックコンピュータ、スマートコンピュータ等と称される一種のコンピュータであり、ディスプレイ部(表示部)を具備しておらず、外部の表示装置(本実施形態ではテレビジョン装置10)に接続して使用するタイプになっている。
見守り装置20は、スティック状の筐体20aを有し、その筐体20aにおける長手方向の一端部20bに、HDMI(登録商標)規格に応じた外部装置接続部22(接続手段に相当)の接続端子を突出し、他端部20cには、USB規格に応じた外部インタフェース接続部24のメス型端子を設けている。さらに、見守り装置20は筐体20aの内部に無線LANに応じた無線通信部23(通信手段に相当)及び各センサSN1〜SN7より送信されてくる無線信号(検知結果)を受信可能なRF通信部25を配置しており、それゆえ、見守り装置20は一種の通信端末装置として機能する。
図6(b)は、見守り装置20の主要な内部構成を示している。見守り装置20は、一種のコンピュータ的な内部構造になっており、様々なアプリケーションプログラムをインストールすることにより、所望の処理を実行可能にしており、本実施形態では見守りサービスにおける見守る人とのコミュニケーションを図るように、各種メッセージの表示出力及び操作入力等の受け付けを可能にする処理等を規定した見守りプログラムP2をインストールしている。
見守り装置20は、CPU21、外部装置接続部22、無線通信部23、外部インタフェース接続部24、RF通信部25、リモコン通信部26、RAM27、及びメモリ28(記憶手段)等を内部接続線20dで接続した構成になっている。CPU21は装置全体の各種制御処理を行うものであり、メモリ28にインストールされた各種プログラムの規定に従って様々な処理を実行する。外部装置接続部22は、上述したように、テレビジョン装置10の第1外部接続部17a又は第2外部接続部17bと直接接続が可能なHDMI(登録商標)規格に準じた接続端子部であり、後述するように表示データ(連絡メッセージ等)を出力する出力手段として機能する。無線通信部23(通信手段に相当)は、無線通信を行うインタフェースであり、本実施形態の通信部13はIEEE802.11系の規格(IEEE802.11b/g、a等)に準じた無線LAN通信を行う。なお、本実施形態では、図1、2に示すように家屋H1等に無線LANルータ3を設置しており、無線通信部23は、この無線LANルータ3を介して、ネットワークNWと接続されたサーバ装置30と通信できるようにしており、この点で、無線通信部23はサーバ装置30へ情報(検知結果等)を送信する手段又はサーバ装置30から情報等を受信する手段としても機能する。なお、無線以外に有線で通信を行うようにすることも勿論可能であり、この場合は、有線通信用の通信インタフェースユニットを用いることになる。
外部インタフェース接続部24は接続手段に相当し、マウス、キーボード等のユーザインタフェース、又は外部記憶媒体等を接続できるようになっており、本実施形態ではUSB(Universal Serial Bus ユニバーサル・シリアル・バス)規格に応じたものを採用している。RF通信部25はRF通信を行うものであり、各センサSN1〜SN7より送信される情報(検知結果及びセンサID等)を受信することが可能な受信手段(通信手段)として機能する。なお、RF通信部25は、見守り装置20に内蔵する以外に、独立した単体構成のRF通信ユニットを用いて、そのRF通信ユニットを、上述した外部インタフェース接続部24(例えば、USBインタフェース)と接続することで、見守り装置20がRF通信機能を具備するようにしてもよい。リモコン通信部26は、テレビジョン装置10に付属するリモコン装置19等が発する赤外線の操作信号を受信するものであり、見守り装置20の表示出力内容に応じたユーザ操作等を、テレビジョン装置10のリモコン装置19を用いて行えるようにしている。また、リモコン通信部26についても、見守り装置20に内蔵することを省略し、上述した外部装置接続部22の機能(例えば、HDMI(登録商標)−CEC機能)を通じて、接続先のテレビジョン装置10からリモコン操作信号(信号の一部)を受け取れる仕様にすることも可能である。RAM27は、各種処理に伴う情報、データ等を一時的に記憶する。
メモリ28は、各種プログラム、情報等を記憶するものであり、本実施形態では、システムプログラムP1、見守りプログラムP2、装置識別情報(装置ID)D1、通信設定情報D2、ユーザ情報D3、センサーテーブルT1等を記憶している。システムプログラムP1はOS(オペレーション・システム)に相当する基本プログラムであり、見守りプログラムP2は、上述したように本実施形態に係る見守りサービスに係る処理を規定したアプリケーションプログラムであり、この見守りプログラムP2の規定内容によりCPU21が各種手段として機能するようになっており、プログラム内容の詳細は後述する。
メモリ28に記憶される装置識別情報D1は、見守り装置20を識別する固有の装置IDであり、各家屋H1、H10、H20等に設置される見守り装置ごとに異なったIDになっている。このような装置識別情報D1は、通信を行う際、他の装置と識別するため、送信対象の情報と共に送信先へ送信される。なお、見守り装置20は見守られる人に用いられるものでることから、送信先へ送信される装置IDは、見守られる人からの送信であることを示す旨の情報としての役割も担っている。また、通信設定情報D2は、見守り装置20がネットワークNWを介してインターネットにアクセスするために必要な情報(通信に使用するインターネットサービスプロバイダのID、そのインターネットサービスプロバイダのサーバへアクセスするためのアドレス等)を含み、本実施形態では、サーバ装置30と通信を行うために、サーバ装置30の通信アドレス等も含む。
メモリ28に記憶されるユーザ情報D3とは、見守りサービスに登録しているユーザ(見守られる人M1)の情報であり、その中身としては、ユーザの氏名、ニックネーム、ユーザを識別するための識別番号(ユーザID)等がある。このような中身のユーザ情報D3は、見守りサービスを使用するためのユーザ登録の際、所定のフォーマットに従ってユーザ自身が入力した必要事項(氏名、ニックネーム、住所、年齢、性別、見守る人の連絡先、パスワード等)がサーバ装置30へ一旦送られ、ユーザ登録が完了すると、ユーザ自身が入力した必要事項のいくつかを含む情報がユーザ情報D3として、サーバ装置30から見守り装置20へ送信され、その送信されてきたユーザ情報D3がメモリ28に記憶される。
図7は、メモリ28に記憶されるセンサテーブルT1の概要を示している。センサテーブルT1は、見守り装置20が設置される家屋H1内で使用されるセンサの情報を格納したものになっている。本実施形態では図1に示すセンサ(人感センサSN1、温度センサSN2、湿度センサSN3、気圧センサSN4、照度センサSN5、ホコリセンサSN6、開閉センサSN7)について、センサID及びセンサ名を格納すると共に、備考欄には検知結果の送信時期として、送信周期となる周期時間又は検知ごとに送信の旨を格納している。なお、このような各センサSN1等に係る情報は、本実施形態に係る見守りサービスを開始する際の設定作業で、センサテーブルT1に格納されることになり、また、センサテーブルT1への格納後も、送信周期の変更、センサの追加等の要因に伴って見守り装置20のメンテナンス作業を行うことで、センサテーブルT1に格納される情報は適宜、変更可能となっている。
次に、メモリ28に記憶される見守りプログラムP2の詳細を説明する。各センサSN1〜SN7に関する処理として、見守りプログラムP2は、RF通信部25で、いずれかのセンサから送信されてきた検知結果及びセンサIDを受信すると、受信した検知結果及びセンサIDをRAM27に一時的に記憶する制御をCPU21が行うことを規定している。また、RAM27に記憶すると、センサテーブルT1を参照して、RAM27に記憶されたセンサIDに一致するセンサ名を特定し、センサID、特定したセンサ名、検知結果、及び見守り装置20の装置IDを含む検知データを生成し、無線通信部23よりサーバ装置30へ送信する制御をCPU21が行うことを見守りプログラムP2は規定する。
また、見守る人とのコミュニケーションに関する処理として、無線通信部23で、サーバ装置30から送信されてくる連絡情報を受信すると、その受信情報に基づき、テレビジョン装置10の表示画面10aで表示させる連絡メッセージ(表示データに相当)を生成して外部装置接続部22から出力する制御をCPU21が行うことを、見守りプログラムP2は規定する。なお、生成される連絡メッセージは、見守る人からの連絡である旨及び見守られる人に係る環境への対応の仕方を表すと共に、返信に関する指示の受け付けが可能な操作受付部(ボタン等)を含んだものになる。
このような連絡メッセージの出力により、例えば図18に示すよう、テレビジョン装置10の表示画面10aには、連絡メッセージ画面60が表示されることになる。連絡メッセージ画面60は、メッセージ部61に加えて、リモコン装置19の上下左右キー、決定ボタン等を操作することで選択可能な第1ボタン60a、第2ボタン60b、及び第3ボタン60c(返信を行うか否かの指示の受け付けが可能な返信指示受付手段として機能する)を含んだものになっている。なお、テレビジョン装置10では、見守り装置20からの表示データを第1外部接続部17a又は第2外部接続部17bで受け付けると、待機状態であれば、起動状態となって、表示データの表示出力を行うことになり、また、テレビジョン放送の番組を表示している状態であれば、割り込み処理的に、表示データの表示出力が行われて、連絡メッセージ画面60が表示される。
さらに、見守りプログラムP2は、このような連絡メッセージ画面60が表示された状態で、第1ボタン60aの選択操作が行われた場合、連絡情報に関する返信を行う旨の指示を受け付けたことになり、第1ボタン60aの文面に係る「ありがとう。冷房を入れます。」という返信メッセージ及び見守り装置20の装置ID(見守られる人からの返信である旨に該当)を含んだ含む返信指示を、無線通信部23からサーバ装置30へ返信指示を送信する制御をCPU21が行うことを規定する。同様に、第2ボタン60bの選択操作が行われた場合も、連絡情報に関する返信を行う旨の指示を受け付けたことになり、第2ボタン60bの文面に係る「ありがとう。大丈夫です。」という返信メッセージ及び装置IDを含んだ含む返信指示をサーバ装置30へ返信指示を送信することになる。
なお、見守りプログラムP2は、第1ボタン60a又は第2ボタン60bの選択操作が行われたことに伴って、連絡メッセージ画面60に応じた表示データ(連絡メッセージ等)の出力を停止することも規定しており、そのため、第1ボタン60a又は第2ボタン60bが選択されたことに応じて、テレビジョン装置10の表示画面10aから、連絡メッセージ画面60が消去されることになる。
また、第3ボタン60cの選択操作が行われた場合、見守りプログラムP2は、連絡メッセージ画面60に応じた表示データ(連絡メッセージ等)の出力を停止することを規定する。さらに、連絡メッセージ画面60に応じた表示データを出力してから、所定の時間(例えば、10分)が経過しても、いずれのボタンの選択操作が行われない場合も、連絡メッセージ画面60に応じた表示データ(連絡メッセージ等)の出力を停止することを見守りプログラムP2は規定する。なお、上述した所定の時間は適宜、設定可能であり、具体的には1分から1時間の範囲で所望の時間を設定できる。また、ボタンの選択操作が行われないことに伴って、表示データの出力を停止した場合、一定の時間(例えば、1分から1時間の範囲の時間)が経過すると、表示データの再出力を行う仕様にしてもよい。
図8は、見守りサービスを提供する本実施形態の見守りシステム1で使用されるサーバ装置30の主要な内部構成を示している。本実施形態のサーバ装置30には一般的なサーバコンピュータを適用しており、全体的な制御及び各種処理を行うMPU30aに、各種デバイス等を内部接続線30hで接続したものになっており、各種デバイス等には、通信モジュール30b、RAM30c、ROM30d、入力インタフェース30e、出力インタフェース30f、大容量記憶システム(HDDシステム)30g等がある。
通信モジュール30bは、ネットワークNWとの接続モジュールに相当する通信デバイス(受信手段等として機能)であり、所要の通信規格に応じたものである(例えばLANモジュール)。通信モジュール30bは、所要の通信機器(図示は省略。例えばルータ等が該当)を介してネットワークNWと接続されており、見守られる人M1等が居住する家屋H1等で使用される見守り装置20、及び見守る人K1等が使用する端末装置T1等との通信を可能にしている。
RAM30cは、MPU30aの処理に伴う内容、ファイル等を一時的に記憶するものであり、ROM30dは、MPU30aの基本的な処理内容を規定したプログラム等を記憶するものである。入力インタフェース30eは、本実施形態に係る見守りサービスの提供業務の従事するオペレータ等からの操作指示等を受け付けるキーボード30i、マウス等が接続されるものであり、オペレータから受け付けた操作指示等をMPU30aへ伝える。出力インタフェース30fは、ディスプレイ30j(表示出力装置)が接続されるものであり、MPU30aの処理に伴う内容をディスプレイ30jへ出力し、オペレータ等が現在の処理内容等を確認できるようにしている。
大容量記憶システム30g(記憶デバイスに相当)は、見守りサービスを提供するに当たり必要なデータを含む各種データベース(DB)、テーブル、及びプログラム等を記憶するものであり、具体的には、サーバプログラムP10、見守りサービスプログラムP11、見守られる人DB31、見守る人DB32、検知データDB33、条件テーブル34、通知テーブル35、連絡テーブル36、ステータステーブル37、第1基準時間38等を記憶する。
サーバプログラムP10は、サーバ用のオペレーションシステムに応じた各種処理を規定したものであり、この規定内容に基づいた処理をMPU30aが行うことで、サーバ装置30はサーバコンピュータとしての基本的な機能を果たす。見守りサービスプログラムP11の説明は後述し、先に、見守られる人DB31等の説明を行う。
図9は、見守られる人DB31の中身の概要を示している。見守られる人DB31は、見守りサービスにおける見守られる人M1、M10、M20等の情報を登録したものである。具体的には、ユーザIDごとに、見守り装置の装置ID、見守られる人の氏名、見守られる人が希望する呼び方(ニックネーム等)、住所、電話番号、見守り装置の通信アドレス等を格納したものになっている。このような見守られる人DB31に格納される見守られる人の情報は、見守りサービスへ登録(会員登録)する際、見守りサービスに必要な情報として、見守られる人(又は、その見守られる人を見守る見守る人)から提供されたものを用いており、それゆえ見守りサービスへの新たな登録又は登録会員の脱会等に伴って、見守られる人DB31に格納される情報も適宜増減するように更新される。なお、見守られる人のユーザIDは、見守りサービスへの登録時に、見守られる人を識別する情報として、見守りサービスのサーバ装置30により発行される。
図10は、見守る人DB32の中身の概要を示している。見守る人DB32は、見守りサービスにおける見守られる人M1、M10、M20等を見守る見守る人K1、K10、K20、K21等の情報を登録したものであり、1人の見守られる人に複数の見守る人の情報を格納できるようになっている。見守る人DB32の具体的な構造としては、見守られる人のユーザIDごとに、見守る人の情報を対応付けて格納するようになっており、各見守る人−1、2等の欄に格納する情報としては、見守る人のID(見守る人ID)、見守る人が使用する端末装置の端末ID、見守る人の氏名、見守る人が希望する呼び方(ニックネーム等)、住所、電話番号、見守る人が使用する端末装置の通信アドレス等を格納したものになっている。
見守る人が1人の場合には、見守る人−1の欄のみに見守る人の情報が格納され、見守る人−2以降の欄には情報は格納されない。なお、見守る人−2以降の欄に情報が格納された場合は、1人の見守られる人を複数の見守る人で見守ることになる。このような見守る人DB32に格納される見守る人の情報も、上述した見守られる人DB31と同様に、見守りサービスへの登録の際、見守られる人(又は、その見守られる人を見守る見守る人)から提供されたものを用いており、会員の増減に伴い、見守る人DB32が更新されるのも、見守られる人DB31と同様である。また、見守る人IDも、見守りサービスへの登録時に、見守る人を識別する情報として、サーバ装置30により発行される。
図11(a)は、検知データDB33の概要を示しており、検知データDB33は、見守り装置ごとに対応した装置単位検知データDB33a、33b、33c等の集合体になっている。例えば、図11(a)に示す中で、装置単位検知データDB33aは、図1に示す家屋H1の見守り装置20から送信されてきた検知データを蓄積するものであり、見守り装置20の装置IDが付されており、以下同様に、装置単位検知データDB33bは、家屋H10の見守り装置から送信されてきた検知データを蓄積し、装置単位検知データDB33cは、家屋H20の見守り装置から送信されてきた検知データを蓄積するものになっている。
図11(b)は、上述した検知データDB33に含まれる一例として、装置単位検知データDB33aの中身の概要を示している。装置単位検知データDB33aは、サーバ装置30が、見守り装置20から送信されてきた検知データを随時、蓄積したものになっており、サーバ装置30が検知データを受信した日時に対応づけて、その検知データに含まれるセンサID、センサ名、検知結果等を格納している。
図12は、条件テーブル34の中身を示しており、サーバ装置30は、この条件テーブル34を参照して、各家屋H1、H10、H20等における見守られる人M1、M10、M20等に係る環境が注視すべきレベルに達したか否かを判断することになる。本実施形態では、上述した各センサSN2〜SN7が検知する内容に応じた環境項目を判断しており、具体的な環境項目としては、熱中症(温度)、湿度、気圧、照度、ホコリ、食欲がある。条件テーブル34は、このような環境項目ごとに、環境基準条件を対応付けて格納している。
本実施形態における環境基準条件の具体的な中身として、熱中症(温度)に対応付けられる環境基準条件は28℃以上(温度センサSN2)にしており、以下、湿度に対応付けられる環境基準条件は20%以下(湿度センサSN3)、気圧に対応付けられる環境基準条件は930hPa以下(気圧センサSN4)、照度に対応付けられる環境基準条件は20ルクス以下(照度センサSN5)、ホコリに対応付けられる環境基準条件は80%以上(5段階評価の4以上、ホコリセンサSN6)、食欲に対応付けられる環境基準条件は24時間以上で開なし(冷蔵庫の開閉センサSN7)にしている。このような環境基準条件が示す中身は、見守られる人の体調が即座に危険な状態になるものではないが、放置すれば、見守られる人の体調が危険な状態になるおそれがあるので、見守られる人が危険な状態になる手前の条件を、環境基準条件の中身に設定している。
なお、上述した環境基準条件の内容は一例であり、他の数値等を用いることは勿論可能である。また、複数の検知結果を合わせた内容を環境基準条件にしてもよく、例えば、熱中症の(温度)の環境基準条件として、28℃以上(温度センサSN2)及び80%以上(湿度センサSN3)というように温度及び湿度を組み合わせた条件にしてもよい。また、環境基準条件には、上述した各センサからの検知結果の他に、1年における月(又は季節)、1日における時間帯等の他の要素も追加してもよい。例えば、熱中症の(温度)の環境基準条件として、上述した温度(28℃)に、1年における月(例えば、熱中症の発症が多い7月及び8月)、又は1日における時間帯(例えば、熱中症の発症が多い11時〜16時の時間帯)の少なくともいずれかを組み合わせた内容を条件にしてもよい。
図13は、通知テーブル35の中身を示している。通知テーブル35は、見守られる人M1、M10、M20等の環境(熱中症、湿度、気圧、照度、ホコリ、食欲)をサーバ装置30が見守る人K1、K10、K20、K21へ知らせるための文例(ひな形)、及び知らせた環境に対する操作処理の内容(対応の仕方に応じた操作処理)を、文例ID(A1〜A6)ごとに、格納したものになっている。
具体的には、文例IDがA1の熱中症(温度)に対する文例として、「○○○○の家/室温△△℃/熱中症の危険!/エアコンを入れるように連絡しましょう。」というひな形が文例の欄に格納されている(表示の際、「/」で区切られた箇所で行が変えられる)。なお、上記の文例の中の「○○○○の家」の中の「○○○○」には、見守られる人M1、M10、M20等が希望する呼び方(図9に示す見守られる人DB31の呼び方の欄に格納されている語)が、後述するサーバ装置30の処理により当てはめられることになる。また、「室温△△℃」の中の「△△」には、見守り装置20から送信されてきた検知結果(例えば、29℃という温度が送信されてきた場合は、「29」という数値)が後述するサーバ装置30の処理により当てはめられることになる(上述した当てはめは、他の文例でも同様)。
文例IDがA2の湿度に対する文例として、「○○○○の家/湿度△△%/乾燥の危険!/加湿器を入れるように連絡しましょう。」というひな形が格納されている。文例IDがA3の気圧に対する文例として、「○○○○の家/気圧△△hPa/気圧の低下!/体を少し動かすように連絡しましょう。」というひな形が格納されている。文例IDがA4の照度に対する文例として、「○○○○の家/照度△△ルクス/照度の不足!/部屋の照明を入れるように連絡しましょう。」というひな形が格納されている。文例IDがA5のホコリに対する文例として、「○○○○の家/ホコリ5段階の△/ホコリ多し!/空気清浄機を入れるように連絡しましょう。」というひな形が格納されている。文例IDがA6の食欲に対する文例として、「○○○○の家/冷蔵庫の開閉24時間無し/食欲不振!/食事を取るように連絡しましょう。」というひな形が格納されている。また、操作処理の欄には「はい/いいえ」という見守る人が連絡を指示するか否かに応じた内容が格納されている。なお、通知テーブル35に含まれる上述したひな形(文例)は一例にすぎず、他のひな形、他の表現を用いることも勿論可能である。
図14は、連絡テーブル36の中身を示している。連絡テーブル36は、上述した図13の通知テーブル35に格納された各ひな形に対応した文例のひな形を格納したものであり、例えば、通知テーブル35の熱中症用のひな形(文例IDがA1)に対応した文例として、文例IDがB1のひな形を格納し、以下、通知テーブル35の湿度用のひな形(文例IDがA2)に対応した文例として、文例IDがB2のひな形を格納し、通知テーブル35の気圧用のひな形(文例IDがA3)に対応した文例として、文例IDがB3のひな形を格納し、通知テーブル35の照度用のひな形(文例IDがA4)に対応した文例として、文例IDがB4のひな形を格納し、通知テーブル35の湿度用のひな形(文例IDがA5)に対応した文例として、文例IDがB5のひな形を格納し、通知テーブル35の湿度用のひな形(文例IDがA6)に対応した文例として、文例IDがB6のひな形を格納する。
連絡テーブル36は、自己の文例IDごとに、通知テーブル35に格納された中の対応文例の文例ID、文例、及び操作処理の各欄を対応づけて格納した構成になっており、格納される文例は、見守る人K1、K10、K20、K21が、見守られる人M1、M10、M20等の環境(熱中症、湿度、気圧、照度、ホコリ、食欲)に対する気遣いを示すために、見守られる人に係る環境の対応の仕方等をサーバ装置30が見守られる人M1、M10、M20等へ連絡するための内容になっており、また、操作処理としては、その連絡した内容に応じて行える操作の書類を示すものになっている。
連絡テーブル36の文例の具体的な中身は、文例IDがB1の熱中症(温度)に対する文例として、「□□□□が、/部屋の温度が高くて熱中症になることを心配しています。/エアコンの冷房を入れましょう。」というひな形が文例の欄に格納されている(通知テーブル35と同様に、「/」により各所で区切られている)。なお、上記の文例の中の「□□□□が」の中の「□□□□」には、見守る人K1、K10、K20、K21等が希望する呼び方(図10に示す見守る人DB32の呼び方の欄に格納されている語)が、後述するサーバ装置30の処理により当てはめられることになる。また、文例IDがB1の熱中症(温度)に対する操作処理の欄には「ありがとう。冷房いれます。/ありがとう。大丈夫です。/返事しない。」という内容が格納されている。
文例IDがB2の湿度に対する文例として、「□□□□が、/部屋が乾燥していることを心配しています。/加湿器を入れましょう。」というひな形が格納されていると共に、操作処理の欄には「ありがとう。加湿します。/ありがとう。大丈夫です。/返事しない。」という内容が格納されている。文例IDがB3の気圧に対する文例として、「□□□□が、/部屋の気圧が低下していることを心配しています。/体を少し動かしましょう。」というひな形が格納されていると共に、操作処理の欄には「ありがとう。体を動かします。/ありがとう。大丈夫です。/返事しない。」という内容が格納されている。
文例IDがB4の照度に対する文例として、「□□□□が、/部屋が暗いことを心配しています。/照明を入れましょう。」というひな形が格納されていると共に、操作処理の欄には「ありがとう。照明入れます。/ありがとう。大丈夫です。/返事しない。」という内容が格納されている。文例IDがB5のホコリに対する文例として、「□□□□が、/部屋にホコリが多いことを心配しています。/空気清浄機を入れましょう。」というひな形が格納されていると共に、操作処理の欄には「ありがとう。空気清浄機を入れます。/ありがとう。大丈夫です。/返事しない。」という内容が格納されている。また、文例IDがB6の食欲に対する文例として、「□□□□が、/食事を取っていないことを心配しています。/食事を取りましょう。」というひな形が格納されていると共に、操作処理の欄には「ありがとう。食事取ります。/ありがとう。大丈夫です。/返事しない。」という内容が格納されている。なお、連絡テーブル36に含まれる上述したひな形(文例)は一例にすぎず、他のひな形、他の表現を用いることも勿論可能である。
図15は、ステータステーブル37の中身を示している。ステータステーブル37は、見守りサービスに登録したユーザの直近のステータス(状態)を格納したものであり、各ユーザIDに対応付けて、直近のステータス及びそのステータスになった日時の項目を有する。なお、本実施形態におけるステータスの分類としては、「見守る人へ1回目通知」、「見守られる人へ連絡」、「見守る人へ返信」、「見守る人へ2回目通知」、「通常」という項目があり、直近のステータスの項目の欄には「○(白丸)」が示されると共に、経過したステータスの項目の欄には「●(黒丸)」が示されるようになっている。なお、このステータステーブル37の中身は、デフォルトでは「通常」の項目に「○」が入っており、また、「見守る人へ2回目通知」までステータスが進んでいる場合は、午前0時に一旦、「○」又は「●」が入っている項目がリセットされて、デフォルトの状態へ戻される。
また、大容量記憶システム30gに記憶される第1基準時間38は、後述するMPU30aの処理で用いられる基準時間である。デフォルトでは、第1基準時間38に1時間が設定されているが、図示しない設定メニューにより、第1基準時間38は、各見守られる人の状況・生活習慣等に応じて、10分〜5時間の範囲で適宜、時間の値を設定変更できるようになっている。
次に、サーバ装置30の見守りサービスプログラムP11について説明する。見守りサービスプログラムP11は、サーバコンピュータ用のコンピュータプログラムに相当し、見守りサービスを提供するために、MPU30aが行う各種処理を規定している。まず、見守りサービスプログラムP11は、各見守り装置20から送信されてくる検知データを受信した場合、受信した検知データを、その検知データに含まれる装置IDに対応する装置単位検知データDB(図11(a)(b)参照)に格納する処理をMPU30aが行うことを規定する。
また、見守りサービスプログラムP11は、装置単位検知データDBに格納した検知データが、温度、湿度、気圧、照度、ホコリ、又は開閉の計6対象に係る検知結果のいずれかを含むものであるか否かをMPU30aが判断し、上述した計6対象に係る検知結果のいずれかを含むものと判断されれば、直近の周期時間内(例えば6分以内)に、「人有り」という検知結果が、同じ装置IDに対応する装置単位検知データDBに格納されているか否かをMPU30aが判断することを規定する。直近の周期時間内に「人有り」という検知結果が装置単位検知データDBに格納されていないと判断した場合、見守られる人が外出中であると把握できるので、MPU30aは、これ以上、処理を進めることなく、一旦、処理を中止して、検知データの受信待ちの状態に戻ることになる。
また、直近の周期時間内に「人有り」という検知結果が装置単位検知データDBに格納されていないと判断した場合、直近に格納した検知データの検知結果が図12に示す条件テーブル34に格納された各環境項目の環境基準条件に該当するか否かをMPU30aが判断することを、見守りサービスプログラムP11は規定する。例えば、検知結果が温度を示すものであれば、MPU30aは熱中症の環境基準条件との対比判断を行い、以下、検知結果が湿度を示すものであれば、湿度の環境基準条件との対比判断を行い、検知結果が気圧を示すものであれば、気圧の環境基準条件との対比判断を行い、検知結果が照度を示すものであれば、照度の環境基準条件との対比判断を行い、検知結果がホコリを示すものであれば、ホコリの環境基準条件との対比判断を行い、検知結果が開閉を示すものであれば、食欲の環境基準条件との対比判断を行うことになる。
対比判断の結果、検知結果が環境基準条件に該当すると判断した場合、見守られる人に係る環境が連絡の必要な状況を達した旨を含む連絡要情報をMPU30aが生成することを見守りサービスプログラムP11は規定する。この生成される連絡要情報は、見守られる人に係る環境が連絡の必要な状況を達した旨として、図13に示す通知テーブル35の文例の欄に含まれるひな形等により表現した通知メッセージを作成し、この通知メッセージを含むように連絡要情報を生成することになる。
通知メッセージの具体的な作成の仕方として、上述した対比判断が温度に対するものである場合、通知テーブル35の文例IDがA1のひな形をMPU30aが抽出し、対比判断で対比された検知結果に応じた検知データに含まれていた装置IDに対応する呼び方を図9の見守られる人DB31から特定し、その特定した呼び方を、抽出したひな形に含まれる「○○○○」に当てはめると共に、抽出したひな形に含まれる「△△」には、対比判断で対比された検知結果の数値を当てはめ、さらに、通知テーブル35の操作処理の欄に格納された「はい/いいえ」という情報も含ませて、通知メッセージを作成することになる。なお、ひな形と、操作処理の間は、「//」で区切られる。このように作成される通知メッセージの例としては、「おばあちゃんの家/室温29℃/熱中症の危険!/エアコンを入れるように連絡しましょう。// はい/いいえ」という内容になる。なお、対比判断が温度以外の項目である場合も、上記と同様な処理を行って、通知メッセージが適宜作成される。
そして、このように作成された通知メッセージと、その通知メッセージで使われたひな形の文例ID(例えば、A1)等を含むようにMPU30aが連絡要情報を生成し、呼び方を特定する際に用いた装置IDに対応するユーザIDを図9の見守られる人DB31から特定し、そのユーザIDに対応付けられた見守る人の端末装置の通信アドレスを特定し、特定した通信アドレスに基づき、生成した通知要情報を見守る人の端末装置へ通信モジュール30bから送信する制御処理をMPU30a行うことを見守りサービスプログラムP11は規定する。
また、この連絡要情報を送信してから、MPU30aは、自己が具備するタイマー機能を働かせて計時を開始する処理を行うこと、及び受信した検知データに含まれる装置ID及びセンサIDを一時的にRAM30cに記憶することを見守りサービスプログラムP11は規定する。さらに、見守りサービスプログラムP11は、上記の連絡要情報の送信に伴い、MPU30aが図15のステータステーブル37において、上述した処理で特定したユーザIDに対応する通常の項目から「○」を削除すると共に、「見守る人へ1回目通知」の項目に「○」を入れる処理を行うことを規定しており、この処理により、現在のステータスが「見守る人へ1回目通知」の状態であることを、適宜確認できるようにしている。このような「見守る人へ1回目通知」の項目に「○」が入った状態は、MPU30aの処理過程において、連絡要情報を送信した端末装置からの連絡指示の待ち状態に相当する。
送信した連絡要情報に応じた連絡指示を通信モジュール30bで受信した場合、見守る人からの連絡である旨及び見守られる人に係る環境への対応の仕方を示す連絡情報をMPU30aが生成することを見守りサービスプログラムP11は規定する。この生成される連絡情報は、見守られる人に係る環境が連絡の必要な状況を達した旨及びその対応の仕方を見守る人が知らせる内容になっており、具体的には、図14に示す連絡テーブル36の文例の欄に含まれるひな形等を用いて連絡メッセージを作成し、この連絡メッセージを含むように連絡情報を生成することになる。なお、受信する連絡指示には、後述するように、サーバ装置30が送信した連絡要情報に含ませた文例ID、及び端末IDを含んだものになっている。
通知メッセージの作成の仕方として、MPU30は、受信した連絡指示に含まれた文例IDを参照し、その文例IDを図14に示す連絡テーブル36の中で対応文例IDとする文例をひな形として抽出すると共に、受信した連絡指示に含まれた端末IDに応じた見守る人の呼び方を、図10に示す見守る人DB32から抽出することを、見守りサービスプログラムP11は規定する。
なお、ひな形の抽出としては、連絡指示に含まれた文例IDがA1の場合、連絡テーブル36の中から文例IDがB1のひな形が抽出され、以下、連絡指示に含まれた文例IDがA2の場合、連絡テーブル36の中から文例IDがB2のひな形が抽出され、連絡指示に含まれた文例IDがA3の場合、連絡テーブル36の中から文例IDがB3のひな形が抽出され、連絡指示に含まれた文例IDがA4の場合、連絡テーブル36の中から文例IDがB4のひな形が抽出され、連絡指示に含まれた文例IDがA5の場合、連絡テーブル36の中から文例IDがB5のひな形が抽出され、連絡指示に含まれた文例IDがA6の場合、連絡テーブル36の中から文例IDがB6のひな形が抽出されることになる。
MPU30aは、上述したように抽出したひな形の中の「□□□□」に、抽出した呼び方を当てはめ、さらに、通知テーブル36の操作処理の欄に格納された内容も含ませて、連絡メッセージを作成することになる。なお、通知メッセージの場合と同様に、ひな形と、操作処理の間は、「//」で区切られる。
このように作成される通知メッセージの例としては、連絡指示に含まれた文例IDがA1の場合であれば、「まなちゃんが、部屋の温度が高くて熱中症になることを心配しています。/エアコンの冷房を入れましょう。//ありがとう。冷房いれます。/ありがとう。大丈夫です。/返事しない。」という内容になる。なお、対比判断が温度以外の項目である場合も、上記と同様な処理を行って、通知メッセージが適宜作成される。連絡指示に含まれた文例IDがA1以外のA2〜A6の場合も、上記と同様な処理が行われて、連絡メッセージが適宜作成される。
そして、このように作成された連絡メッセージ等を含むようにMPU30aは連絡情報を生成し、受信した連絡指示に含まれた端末IDに応じたユーザIDを図10に示す見守る人DB32から特定し、その特定したユーザIDに応じた通信アドレスを図9の見守られる人DB31から特定し、特定した通信アドレスに基づき、生成した連絡情報を見守られる人の見守り装置へ通信モジュール30bから送信する制御処理をMPU30a行うことを見守りサービスプログラムP11は規定する。
また、見守りサービスプログラムP11は、上記の連絡情報の送信に伴い、図15のステータステーブル37において、「見守る人へ1回目通知」の項目に入っていた「○」を「●」に変更すると共に、「見守られる人へ連絡」の項目に「○」を入れて、現在のステータスが「見守られる人へ連絡」の状態であることを、適宜確認できるようにしている。このような「見守られる人へ連絡」の項目に「○」が入った状態は、MPU30aの処理過程において、連絡情報を送信した見守り装置からの返信指示の待ち状態に相当する。
送信した連絡情報に応じた返信指示を通信モジュール30bで受信した場合、見守られる人からの返信である旨を含む返信情報をMPU30aが生成することを見守りサービスプログラムP11は規定する。なお、受信する返信指示には、上述したように、返信メッセージ、及び装置IDを含んだものになっており、返信メッセージの例としては、検知結果が温度であるときは、「ありがとう。冷房いれます。」又は「ありがとう。大丈夫です。」というように、上述した図14の連絡テーブル36の中の操作処理の欄に格納された内容が使われている。
返信情報の生成の仕方として、MPU30aが、受信した返信指示に含まれる返信メッセージを抽出すると共に、受信した返信指示に含まれる装置IDに対応する見守られる人の呼び方を図9の見守られる人DB31から特定し、その特定した呼び方と、抽出した返信メッセージと含ませて返信情報にすることを見守りサービスプログラムP11は規定する。このように生成した返信情報は、受信した返信指示に含まれる装置IDに対応するユーザIDを図9の見守られる人DB31から特定し、そのユーザIDに対応付けられた見守る人の端末装置の通信アドレスを特定し、特定した通信アドレスに基づき、生成した返信情報を見守る人の端末装置へ通信モジュール30bから送信する制御処理をMPU30a行うことを見守りサービスプログラムP11は規定する。
また、見守りサービスプログラムP11は、上記の返信情報の送信に伴い、図15のステータステーブル37において、「見守られる人へ連絡」の項目に入っていた「○」を「●」に変更すると共に、「見守る人へ返信」の項目に「○」を入れて、現在のステータスが「見守る人へ返信」の状態であることを、適宜確認できるようにしている。このような「見守る人へ返信」の項目に「○」が入った状態は、MPU30aの処理過程において、見守る人と、見守られる人との間のコミュニケーションが一段落した状態に相当する。
上述した処理と平行して、連絡要情報を送信してから開始した計時時間が、第1基準時間38を超過するか否かをMPU30aが判断することを見守りサービスプログラムP11は規定する。計時時間が第1基準時間38を超過しない場合、MPU30aは特に処理を行わないが、計時時間が第1基準時間38を超過すると判断した場合、RAM30cに記憶されている装置IDに対応する装置単位検知データDBを、図11(a)の検知データDB33の中から特定すると共に、その特定した装置単位検知データDBに格納されえいる検知データの中で、RAM30cに記憶されているセンサIDと同じであり且つ直近の検知データを特定する処理をMPU30aが行うことを、見守りサービスプログラムP11は規定する。
そして、特定した検知結果、及びRAM30cに記憶された装置IDに対応する見守られる人の呼び方(図9の見守られる人DB31から特定)を含む環境通知情報(見守られる人に係る環境を通知する情報)を、前記装置IDに応じたユーザIDに対応する見守る人の通信アドレス(図10の見守る人DB32から特定)に基づき通信モジュール30bから送信する処理をMPU30aが制御することを、見守りサービスプログラムP11は規定する。また、見守りサービスプログラムP11は、上記の環境通知情報の送信に伴い、図15のステータステーブル37において、「見守る人へ2回目通知」の項目に「○」を入れる処理をMPU30aが行うことを規定する。
一方、図16は、図1に示す見守る人K1、K10、K20、K21等が用いる端末装置T1、T10、T20、T21等の一例である携帯型の端末装置40の主要な内部構成を示している。本実施形態では、見守る人が用いる端末装置としては、有線又は無線による通信機能を具備するパソコン(ノート型パソコンも含む)、スマートフォン、通信機能付きPDA、携帯電話機等を適用でき、図16は上述した中で、スマートフォンに応じた端末装置40を示しているが、他の端末装置(パソコン、PDA、携帯電話機等)でも基本的な構成は、図16に示すものと同等である。
端末装置40は、全体的な制御及び各種処理を行うCPU40aに、内部接続線40iを介して、通信・通話モジュール40b、無線通信ユニット40c、RAM40d、ROM40e、入出力インタフェース40f、音声入出力インタフェース40g、及び記憶部40h等の各種デバイス等を接続したものになっており、一種のコンピュータに相当する構成になっている。
通信・通話モジュール40bは、通信回線等を通じて無線通信及び電話を行うためのものであり、無線通信ユニット40cは、上述した通信・通話モジュール40bにおける無線通信とは異なる規格の無線通信(例えば、無線LAN等)に応じた処理を行うものである。RAM40dは、CPU40aの処理に伴うデータ、情報等を一時的に記憶し、ROM40eは、端末装置40を識別するための情報である端末ID42が記憶されている。また、端末装置40はスマートフォンであることから、ディスプレイ部43は表示機能に加えて、ユーザからの操作入力を受け付けるタッチパネル機能を具備したものになっている。そのため、ディスプレイ部43は入出力インタフェース40fに接続され、ディスプレイ部43でタッチ操作された操作内容は入出力インタフェース40fを介してCPU40aへ伝えられ、表示すべき内容は入出力インタフェース40fからディスプレイ部43へ表示出力される。
さらに、端末装置40は、スマートフォンとして電話機能を具備することから、ユーザの音声を取得するマイク44及び音声を出力するスピーカ45が、音声入出力インタフェース40gに接続されている。
記憶部40hは、OSプログラム46、及び見守りアプリ47等を記憶している。OSプログラム46は、端末装置40をスマートフォンとして機能させるための処理内容を規定したものである。また、見守りアプリ47は、本実施形態に係る見守りサービス用のコンピュータプログラム(アプリ)であり、見守りサービスにおける見守る側の各種処理を規定している。
見守りアプリ47は、まず、通信・通話モジュール40b又は無線通信ユニット40cで、連絡要情報を受信すると、その連絡要情報に含まれる通知メッセージ(見守られる人に係る環境が連絡の必要な状況である旨を示すメッセージ)を表示出力する処理を、CPU40aが行うことを規定する。連絡要情報は上述したように、「/」又は「//」で区切ったテキストを含む通知メッセージのデータを含んでいるので、CPU40aは、このデータに基づき、「//」以前に記載のデータは、連絡要情報の受信時間と共にテキストとして表すと共に、「//」以降の内容については、そのデータに応じた選択可能なボタン(操作受付部の一例)を配置して通知メッセージ画面を生成し、ディスプレイ部43へ表示出力する。
図17は、端末装置40が、サーバ装置30から温度に関する連絡要情報を受信した場合、受信した連絡要情報に含まれる通知メッセージ(見守られる人に係る環境が連絡の必要な状況である旨を含むメッセージ)を表示出力することで、装置筐体41の前面に設けたディスプレイ部43に通知メッセージ画面50を表示した状態を示している。
通知メッセージ画面50は、メッセージ部50a、「はい」ボタン50b、「いいえ」ボタン50cを有している。メッセージ部50aの一行目は、連絡要情報の受信時間であり、二行目以降は、文例IDがA1のひな形に見守られる人の呼び方及び温度の検知結果を当てはめた「おばあちゃんの家 室温29℃ 熱中症の危険! エアコンを入れるように連絡しましょう。」というテキストである。また、メッセージ部50aの下方の左側に配置された「はい」ボタン50bは、通知メッセージに含まれる「はい」に応じたものであり、「いいえ」ボタン50cは、通知メッセージに含まれる「いいえ」に応じたものである。各ボタン50b、50cは、いずれもタッチ選択の操作を受け付け可能になっており、それゆえ各ボタン50b、50cは操作受付部に該当し、連絡を行うか否かの指示を受け付ける連絡指示受付手段として機能し、ディスプレイ部43に表示出力されることに伴って、指示の受け付けが可能となる。
「はい」ボタン50bが選択されて、連絡を行う旨の指示を受け付けた場合、受信した連絡要情報に含まれる送信元情報を特定し、その連絡要情報に含まれていた文例ID、及びROM40eに記憶された端末IDを含ませた連絡指示を生成し、特定した送信元情報へ、通信・通話モジュール40b又は無線通信ユニット40cから送信する処理をCPU40aが行うことを、見守りアプリ47は規定する。なお、「いいえ」ボタン50cが選択されて、連絡を行わない旨の指示を受け付けた場合、CPU40aは通知メッセージ画面50の表示を停止し、特に通信処理は行わないことを、見守りアプリ47は規定する。
また、見守りアプリ47は、通信・通話モジュール40b又は無線通信ユニット40cで、返信情報を受信すると、その返信情報に基づいて、見守られる人からの返信であることを表した返信メッセージを表示出力する処理を、CPU40aが行うことを規定する。返信情報は上述したように、見守られる人の呼び方、及び返信メッセージを含んでいるので、この含まれた情報に、環境通知情報の受信時間及び選択可能なボタンを追加した内容の返信メッセージ画面をCPU40aは生成して、ディスプレイ部43へ表示出力する。
図19は、端末装置40が、サーバ装置30から返信情報を受信した場合、受信した返信情報に基づいた返信メッセージを表示出力することで、装置筐体41の前面に設けたディスプレイ部43に返信メッセージ画面51を表示した例を示している。この返信メッセージ画面51は、見守られる人が第1ボタン60aを選択した場合に応じたものであり、受信日時、見守られる人の呼び方、及び返信メッセージの内容を含むメッセージ部51aの下方に、「閉じる」ボタン51bを選択可能に配置したものになっている。なお、「閉じる」ボタン51bが選択されると、CPU40aの制御により、返信メッセージ画面51の表示は消去される。
なお、図20(a)は、見守られる人が第2ボタン60bを選択した場合に、端末装置40のディスプレイ部43で表示される返信メッセージ画面52の例を示している。この例の返信メッセージ画面52は、図19に示した例の返信メッセージ画面51に比べて、メッセージ部52aの内容が異なったものになっており、見守り側で表示される第2ボタン60bに係る文面に応じたメッセージ内容になっている。
さらに、見守りアプリ47は、通信・通話モジュール40b又は無線通信ユニット40cで、環境通知情報を受信すると、その環境通知情報に基づいて、見守られる人に係る環境を表した環境通知メッセージを表示出力する処理を、CPU40aが行うことを規定する。環境通知情報は上述したように、見守られる人の呼び方及び検知結果を含んでいるので、この含まれた情報に、環境通知情報の受信時間及び選択可能なボタンを追加した内容の環境通知メッセージ画面をCPU40aは生成し、ディスプレイ部43へ表示出力する。
図20(b)は、端末装置40が、サーバ装置30から温度に関する検知結果を含む環境通知情報を受信した場合、受信した環境通知情報に基づいた環境通知メッセージを表示出力することで、装置筐体41の前面に設けたディスプレイ部43に環境通知メッセージ画面53を表示した例を示している。この環境通知メッセージ画面53は、環境通知情報の受信日時、見守られる人の呼び方、及び直近の検知結果(温度)を含むメッセージ部53aの下方に、「閉じる」ボタン53bを選択可能に配置したものになっている。なお、「閉じる」ボタン53bが選択されると、CPU40aの制御により、環境通知メッセージ画面53の表示は消去される。
図17〜図19は、上述したような様々な処理を見守り装置20、サーバ装置30、端末装置40が夫々行いことで、これらの装置間で送受信されるデータ、情報、指示等の内容を示すと共に、見守り装置20に接続されたテレビジョン装置10及び端末装置40における表示画面の画面遷移等の基本的な流れを示したものである。
図17において、まず、見守り装置20は、人感センサSN1、温度センサSN2等の各センサSN1〜SN7より検知結果を受信すると、その検知結果等を含む検知データをサーバ装置30へ送信する。サーバ装置30は、検知データを受信すると、その受信した検知データに含まれる環境に関する検知結果が環境基準条件に該当すれば、連絡要情報を端末装置40へ送信する。端末装置40は、連絡要情報を受信すると、その受信した連絡要情報に基づき通知メッセージ画面50をディスプレイ部43に表示する。この通知メッセージ画面50が端末装置40で表示されることにより、見守る人は、見守られる人とのコミュニケーションを開始するきっかけを提示されることになり、特に、通知メッセージ画面50のメッセージ内容は、見守られる人に係る環境が放置されると、見守られる人が身体的に危険な状態に陥るおそれを含んだものであることから、そのような状態を未然に防ぐためにも、見守られる人へ連絡した方がよいと判断される可能性が高いので、見守られる人とのコミュニケーションを促進することになる。
また、図18において、端末装置40のディスプレイ部43に表示された「はい」ボタン50bが見守る人により選択されると、端末装置40は、連絡指示をサーバ装置30へ送信する。サーバ装置30は、連絡指示を受信すると、その連絡指示に応じた連絡情報を見守り装置20へ送信する。見守り装置20は、連絡情報を受信すると、その連絡情報に基づいた連絡メッセージをテレビジョン装置10に出力し、テレビジョン装置10の表示場面10aに、連絡メッセージ画面60が表示される。このような連絡メッセージ画面60は、見守る人が自身のことを気遣っているかを、見守られる人が把握できる内容になっているので、見守られる人としては、無記名的な連絡メッセージに比べて、格段に安心感を得ることができ、また、このような気遣いに返事をして、見守る人とのコミュニケーションを図ろうという気持ちを起こすものになっている。
さらに、図19において、テレビジョン装置10で表示された連絡メッセージ画面60の中の第1ボタン60aが選択されると、見守り装置20は、返信指示をサーバ装置30へ送信する。サーバ装置30は、返信指示を受信すると、その受信した返信指示に基づいた返信情報を端末装置40へ送信する。端末装置40は、返信情報を受信すると、その受信した返信情報に基づいた返信メッセージ画面51をディスプレイ部43に表示する。このような返信メッセージ画面51は、見守られる人が自信の連絡に返事した内容になっているので、見守られる人が危険な状態に陥らないかという見守る人の心配を解消できるものになっていると共に、見守られる人とのコミュニケーションが取れたことも示すことから、見守る人が一種の満足感も得られることになり、以降の見守られる人のコミュニケーションを円滑に進めることに貢献できる。
図21に示す第1フローチャート〜図25に示す第5フローチャートは、見守りシステム1における各装置の具体的な処理手順(本発明に係る見守り方法の処理内容)を示したものであり、以下、各フローチャートに従って、各装置の処理の流れを説明する。
図21に示す第1フローチャートは、見守り装置20が各センサSN1〜SN7の検知結果をサーバ装置30へアップロード(送信)する段階の処理手順を示したものである。まず、見守り装置20は、各センサSN1〜SN7から検知結果を受信したか否かを判断する(S10)、受信しない場合(S10:NO)、受信待ちの状態となり、受信した場合(S10:YES)、受信した検知結果及び検知を行ったセンサのセンサIDを一時的にRAM27に記憶して、センサID、センサ名、検知結果、見守り装置20の装置ID等を含む検知データを生成する(S11)。それから、見守り装置20はサーバ装置30との通信接続を確立して、生成した検知データをサーバ装置30へ送信することになる(S12)。なお、検知データの送信後は、最初の段階(S10)へ戻り、以降、上述した処理手順を、見守り装置20は起動中、繰り返すことになる。
図22に示す第2フローチャートは、サーバ装置30が、各見守り装置から送信されてくる検知データを受信して、図11(a)に示す検知データDB33(図11(b)に示す装置単位検知データDB33a等)に蓄積していく段階の処理手順を示したものである。サーバ装置30は、検知データを受信したか否かを判断し(S15)、受信しない場合(S15:NO)、受信待ちの状態となる。一方、検知データを受信したと判断した場合(S15:YES)、受信した検知データに含まれる装置IDより、図11(a)の検知データDBの中から、その装置IDに対応する装置単位検知データDBを特定し(S16)、特定した装置単位検知データDBに、受信した検知データを格納する(S17)。なお、検知データの格納後は、最初の段階(S15)へ戻り、以降、上述した処理手順を、サーバ装置30は起動中、繰り返すことになる。
上述した図21の第1フローチャートに示す見守り装置20の処理、及び図22の第2フローチャートに示すサーバ装置30の処理は、図23以降の第3フローチャート等に示す処理と平行して、バックグラウンド的に随時行われる。
図23は、サーバ装置30が端末装置40へ連絡要情報を送信する段階の第3フローチャートを示し、まず、サーバ装置30は、見守られる人の環境に係る検知データ(判断対象の検知データ)を受信して装置単位検知データDBに格納したか否かを判断する(S20)。環境に係る検知データを受信していない場合(S20:NO)、受信待ちの状態となり、環境に係る検知データを受信して格納した場合(S20:YES)、格納した検知データに含まれる検知結果が、環境基準条件に該当するか否かをサーバ装置30は判断する(S21)。
検知結果が、環境基準条件に該当しないと判断した場合(S21:NO)、最初のS20の段階へ戻ることになり、検知結果が、環境基準条件に該当すると判断した場合(S21:YES)、サーバ装置30は、上述した通知メッセージ等を含む連絡要情報を生成し(S22)、その生成した連絡要情報を、検知結果に係る見守られる人に応じた見守る人の端末装置へ送信する(S23)。また、連絡要情報の送信に伴い、サーバ装置30は計時処理を開始すると共に、ステータステーブル37へ現在の状態を設定する(S24)。
一方、見守る人の端末装置40は最初、連絡要情報を受信したか否かを判断しており(S30)、連絡要情報を受信していない場合(S30:NO)、受信待ちの状態となり、連絡要情報を受信した場合(S30:YES)、その連絡要情報に含まれる通知メッセージ等を表示出力することで、通知メッセージ画面をディスプレイ部43に表示する(S31)。図17に示す通知メッセージ画面50は、このような処理を経て表示された画面例となる。
そして、端末装置40は、通知メッセージ画面50に配置された「はい」ボタン50bが操作されて、見守る人から連絡指示を受け付けたか否かを判断する(S32)。「はい」ボタン50bが選択されずに「いいえ」ボタン50cが選択されて、連絡指示を受け付けなかった場合(S32:NO)、端末装置40は、通知メッセージ画面50を消去し(S33)、後述する図25の第5フローチャートのS74の段階へ進む。また、「はい」ボタン50bが選択されて、選択指示を受け付けた場合(S32:YES)、連絡指示をサーバ装置30へ送信(返信)する(S34)。なお、連絡指示の送信に伴い、端末装置40は、通知メッセージ画面50を消去する。
図24は、サーバ装置30が見守り装置20へ連絡情報を送信する段階の第4フローチャートを示し、まず、サーバ装置30は、計時時間が第1基準時間38を超過したか否かを判断する(S40)。計時時間が第1基準時間38を超過した場合(S40:YES)、後述する図25の第5フローチャートにおけるS64の段階へ進む。また、計時時間が第1基準時間38を経過していない場合(S40:NO)、サーバ装置30は、端末装置40から連絡指示を受信したか否かを判断する(S41)。連絡指示を受信していない場合(S41:NO)、第4フローチャートにおける最初の段階(S40)へ戻り、一方、連絡指示を受信した場合(S41:YES)、サーバ装置30は、受信した連絡指示を参照して、連絡メッセージ等を含む連絡情報を生成し(S42)、環境基準条件に該当した検知結果の送信元である見守り装置20へ連絡情報を送信する(S43)。なお、サーバ装置30は、連絡情報の送信に伴い、ステータステーブル37へ現在の状態を設定する。
見守り装置20は最初、サーバ装置30から連絡情報を受信したか否かを判断しており(S50)、連絡情報を受信していない場合(S50:NO)、受信待ちの状態となり、連絡情報を受信した場合(S50:YES)、受信した連絡情報に含まれる連絡メッセージ等を出力することで、テレビジョン装置10に連絡メッセージ画面を表示する(S51)。図18、19に示す連絡メッセージ画面60は、このような処理を経て表示された画面例となる。
そして、見守り装置20は、連絡メッセージ画面60に配置された第1ボタン60a、第2ボタン60b、第3ボタン60cのいずれが、見守られる人により選択されたか否かを判断する(S52)。第1ボタン60aが選択された場合(S52:第1ボタン)、見守り装置20は、第1ボタン60aに係る文面の返信メッセージ及び装置ID等を含む返信指示をサーバ装置30へ送信する(S53)。
第2ボタン60bが選択された場合(S52:第2ボタン)も、第1ボタン60aが操作された場合と同様に、見守り装置20は、第2ボタン60bに係る文面の返信メッセージ及び装置ID等を含む返信指示をサーバ装置30へ送信し(S53)、それから、連絡メッセージ画面60の表示を消去し(S54)、この段階で、一旦処理を終了する。また、第3ボタン60cが選択された場合(S52:第3ボタン)、見守り装置20は、返信指示を送信することなく、連絡メッセージ画面60の表示を消去し(S54)、処理を終了することになる。
図25は、サーバ装置30が端末装置40へ返信情報を送信する段階の第5フローチャートを示し、まず、サーバ装置30は、見守り装置20から返信指示を受信したか否かを判断する(S60)。返信指示を受信した場合(S60:YES)、サーバ装置30は、返信指示に基づき返信メッセージ等を含む返信情報を生成し(S61)、連絡指示を送信してきた端末装置40へ返信情報を送信する(S62)。なお、サーバ装置30は、返信情報の送信に伴い、ステータステーブル37へ現在の状態を設定する。
また、返信指示を受信しない場合(S60:NO)又は返信情報の送信(S62)の後、サーバ装置30は計時時間が第1基準時間38を超過したか否かを判断し(S63)、第1基準時間38を超過していない場合(S63:NO)、最初のS60の段階へ戻ることになる。計時時間が第1基準時間38を超過したと判断した場合(S63:YES)、サーバ装置30は、送信した連絡要情報と同じ項目であり且つ直近となる環境結果を装置単位検知テーブルから抽出して環境通知情報を生成し(S64)、連絡指示の送信元の端末装置40へ環境通知情報を送信する(S65)。なお、サーバ装置30は、環境通知情報の送信に伴い、ステータステーブル37へ現在の状態を設定すると共に、この環境通知情報の送信により、サーバ装置30の処理は一旦終了することになる。
一方、端末装置40は、サーバ装置30から返信情報を受信したか否かを判断し(S70)、返信情報を受信した場合(S70:YES)、受信した返信情報に含まれる返信メッセージ等を表示出力することで、返信メッセージ画面をディスプレイ部43に表示する(S71)。図19に示す返信メッセージ画面51、又は図20(a)に示す返信メッセージ画面52は、このような処理を経て表示された画面例となる。それから、端末装置40は、画面内に配置された「閉じる」ボタン51b、52bが選択されたか否かを判断し(S72)、選択されていない場合(S72:NO)、選択待ちの状態となり、選択された場合(S72:YES)、返信メッセージ画面を消去する(S73)。
返信情報を受信しない場合(S70:NO)又は画面消去(S73)の後、端末装置40は、サーバ装置30から環境通知情報を受信したか否かを判断する(S74)。環境通知情報を受信しない場合(S74:NO)、最初のS70の段階へ戻ることになり、環境通知情報を受信した場合(S74:YES)、端末装置40は、受信した環境通知情報に基づいた環境通知メッセージ等を出力することで、環境通知メッセージ画面をディスプレイ部43に表示する(S75)。図20(b)に示す環境通知メッセージ画面53は、このような処理を経て表示された画面例となる。
そして、端末装置40は、画面内に配置された「閉じる」ボタン53が選択されたか否かを判断し(S76)、選択されていない場合(S76:NO)、選択待ちの状態となり、選択された場合(S76:YES)、環境通知メッセージ画面を消去し(S77)、端末装置40の処理は一旦終了することになる。
このように本発明では、見守られる人M1等の環境が、身体的に危険な状態になる可能性が生じれば、端末装置40には、図17に示すような通知メッセージ画面50が表示されるので、見守る人K1等は、見守られる人M1等の環境が良好でないことを把握できると共に、この通知メッセージ画面50には「はい」ボタン50bが配置されることで、見守られる人M1等への連絡を容易に行えるので、通知メッセージ画面50の表示を、見守られる人M1等へのコミュニケーションを開始する「きっかけ」にすることができる。
また、見守る人K1等が「はい」ボタン50bを選択することで、コミュニケーションを開始すれば、見守る装置20が接続されたテレビジョン装置10には、図18等に示す連絡メッセージ画面60が表示され、この連絡メッセージ画面60には、見守る人K1等からの連絡であることが明記されるので、見守られる人M1等にとっては、見守る人K1等が、きちんと自身を見守ってくれているという安心感が得られ、両者のコミュニケーションの促進を図ることができる。また、連絡メッセージ画面60には、環境が良好でないことに対する対応の仕方も示されているので、見守られる人M1等は環境を改善する必要があると感じたとき、スムーズに対応することができる。さらに、連絡メッセージ画面60には、返信を行うための第1ボタン60a又は第2ボタン60bが配置されているので、自身を気遣ってくれたことに対するお礼、及び現状等を容易に見守る人K1等へ伝えることができる。
そして、見守られる人M1等が、第1ボタン60a又は第2ボタン60bを選択した場合、端末装置40には、図19に示す返信メッセージ画面51又は図20(a)に示す返信メッセージ画面52が示されるので、見守る人K1等は、見守られる人M1等からのお礼と現状等を把握することができ、見守られる人M1等へ連絡を行ったことに対する満足感と、現状を把握できたことに対する安心感を得ることができ、見守られる人M1等との今後のコミュニケーションを円滑に行いやすくなる。
さらに、サーバ装置30が連絡要情報を送信してから第1基準時間が経過すれば、図18等に示す連絡メッセージ画面60でのボタン操作に関係なく、図20(b)に示す環境通知メッセージ画面53が端末装置40に表示されるので、見守る人K1等は、その後の見守られる人M1等の環境が改善したか否かを確認でき、見守られる人M1等が危険な状態に陥ることを防止することに貢献できる。
なお、本発明の第1実施形態は、上述した内容に限定されるものではなく、様々な変形例が想定される。例えば、見守られる人M1等の家屋H1等に設けられる見守り装置20は、テレビジョン装置10に接続されて使用される形態で説明したが、他の装置に組み込む仕様にすることも可能であり、具体的には、テレビジョン装置10に上述した見守り装置20の構成及び機能等を組み込んで、テレビジョン装置自体を見守り装置として機能させることも可能である。
また、見守られる人M1等に係る環境を検知するセンサとしては、上述した各センサSN2〜SN7に限定されるものではなく、見守りシステム等の仕様に応じて、適宜、検知する項目を増減させて、それらの項目に応じたセンサを用いるようにすることも勿論可能である。なお、このように検知項目及び各センサを増減させた場合は、図7に示すセンサテーブルT1、図12に示す条件テーブル34、図13に示す通知テーブル35、図14に示す連絡テーブル36の内容等も、増減させた検知項目及び各センサに合わせて、内容を変更することになる。
さらに、人感センサSN1についても、上述したように見守り装置20へ周期的に信号を送信することで、人有りの検知を行う仕様以外のものを用いることも可能であり、赤外線、温度等により人の有無を検知するタイプの人感センサを用いてもよく、また、専用の人感センサを用いる以外に、各装置の電源オンオフ操作の有無、又は各装置の操作の有無を擬似的に人有りの検知として利用することも可能である。さらにまた、見守られる人M1等の家屋H1等が複数の部屋を有し、部屋ごとに人有無の検知及び環境の検知等を行う必要性がある場合は、部屋ごとに各センサを設置することになり、状況によっては、見守り装置20も部屋ごとに設けるようにしてもよい。
また、見守られる人M1等に係る家屋に設置された各種電気機器(エアコン、照明器具、空気清浄機、加湿器等)がHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)で制御されている場合は、見守り装置20とHEMSの管理装置を接続し、図18の連絡メッセージ画面60に配置された第1ボタン60aが見守られる人M1に操作されると、対応機器(例えば、エアコン)を作動させる制御を行うようにしてもよい。
さらに、上記の説明では、返信情報に含ませる返信メッセージは、図18、19に示す連絡メッセージ画面70に配置された第1ボタン60a又は第2ボタン60bの文面を用いるようにしたが、返信メッセージについても、上述した通知メッセージ又は連絡メッセージに応じた図13の通知テーブル35又は図14の連絡テーブル36と同様に、各種ひな形を格納した返信テーブルを準備して、返信メッセージを生成するようにしてもよい。さらにまた、見守り装置20に接続されたテレビジョン画面10又は端末装置40において、各種メッセージに応じた出力は、各種メッセージ画面を表示により出力するようにしていたが、各種メッセージの内容を音声等で出力することも可能である。
一方、上述した見守り装置20、サーバ装置30及び端末装置40等が行う各処理は、人有りの検知結果に基づき、見守られる人が在宅中の場合に行うようにしていたが、検知データDB33(装置単位検知データ)の中に、人有りの検知結果が直近の時間範囲で格納されていなければ、見守られる人が外出したとして、サーバ装置30は所定の処理を行わないような仕様にすることも可能である。このような仕様に変更する場合は、見守られる人が外出したと判断するための基準時間(第2基準時間)をサーバ装置30の大容量記憶システム30gに記憶させ、連絡要情報の送信に伴い計時した時間が第2基準時間を超過するまでの間に、人有りの検知結果を受信したか否かをMPU30aが判断することを、見守りサービスプログラムP11が規定することになる。なお、第2基準時間としては、上述した第1基準時間38と同様に、10分〜5時間の間で適宜、時間の値を設定変更できるようになっており、デフォルトでは30分に設定しておくことが好ましい。
第2基準時間を超過するまでの間に、人有りの検知結果を受信しなかったとMPU30aが判断した場合、見守られる人が外出したと判断されるので、サーバ装置30は、それ以降の情報の通信を行わず、例えば、端末装置40から連絡指示を受信しても、見守り装置20へ連絡情報を送信しないようにする(なお、端末装置40から連絡指示を受信しないときは、サーバ装置30は当然、連絡情報を見守り装置20へ送信しない)。このように、サーバ装置30が通信を控えることで、見守れる人が外出中に無駄に通信が行われること等を防止できる。
また、上述したように見守られる人が外出中のときに通信を控えることは、見守り装置20が検知データ(検知結果)をサーバ装置30へ送信する処理に適用することも可能である。例えば、見守り装置20は、人感センサSN1から人有りの検知結果を受信した場合に、人感センサSN1以外の他のセンサSN2〜SN7の検知結果をサーバ装置30へ送信し、人感センサSN1から人有りの検知結果を所定時間、受信しなければ、次に人有りの検知結果を受信するまでの間、その間に受信した他のセンサSN2〜SN7の検知結果をサーバ装置30へ送信しないようにしてもよい。このように環境に係る検知結果の送信を控えることで、見守られる人が外出していれば、サーバ装置30の処理負担を低減でき好適となる。なお、上述した所定期間の具体的な数値としては、何らかの理由により、一時的に無線通信が悪化すること等を考慮すれば、人感センサSN1が検知結果を送信する送信周期の5倍〜20倍程度の時間に設定することが好ましい。
一方、システム構成及び各種処理の簡易化を図る場合は、人感センサSN1を省略して、見守られる人の外出に関係なく、上述した処理を行うようにすることも可能である。この場合、見守られる人が外出中であっても、上述した各処理が行われることになるが、特段、支障が生じることもなく、また、見守られる人の外出中の環境の変化等も記憶できるメリットもある。
さらに、サーバ装置30の処理負担を低減させることを重要視する場合は、サーバ装置30の処理の一部を端末装置40に負担させるようにしてもよく、具体的には、サーバ装置30が生成する連絡情報を端末装置40で生成するように変更することも可能である。このように変更する場合は、図14に示した連絡テーブル36及び図10に示す見守る人DB32の中の自身に関する情報等を端末装置40の記憶部40hに記憶させ、図17に示す通知メッセージ画面50の中の「はい」ボタン50bが操作されて、見守られる人へ連絡する旨の指示を受け付けると、連絡メッセージ等を含む連絡情報をCPU40aが生成してサーバ装置30へ送信することを、見守りアプリ47は規定する。
図26の第6フローチャートは、端末装置40で連絡情報を生成して送信する変形例の処理手順を示したものであり、端末装置40は、図23の第3フローチャートのS32:YESの場合、S34の段階の処理を行う替わりに、図26に示すように、連絡情報を生成することになる(S80)。なお、連絡情報の生成の仕方及び内容は、上述したサーバ装置30が連絡情報を生成する場合と同じである。そして、端末装置40は、生成した連絡情報をサーバ装置30へ送信することになる(S81)。なお、以降の端末装置40の処理は、上述した内容と同様である。
一方、サーバ装置30は、図24の第4フローチャートにおけるS40:NOの場合、S41の段階の処理を行う替わりに、図26に示すように、端末装置40から連絡情報を受信したか否かを判断する(S85)。連絡情報を受信していない場合(S85:NO)、図24の第4フローチャートのS40の段階へ戻り、連絡情報を受信した場合(S85:YES)、図24の第4フローチャートのS43の段階へ進み、受信した連絡情報をサーバ装置30は見守り装置20へ送信することになる。
さらに、見守る人が自主的に見守られる人に係る環境を確かめられるようにしてもよく、この場合は、端末装置40の見守りアプリ47を起動すると、メニュー画面等が表示されるようにして、見守られる人に係る環境の通知を要求する指示を受け付けるボタンを表示できるようにする。
図27(a)は、端末装置40のディスプレイ部43に表示されたメニュー画面54を示し、このメニュー画面54は、環境通知要求ボタン54aを選択可能に配置している。この環境通知要求ボタン54aが選択されると、見守られる人に係る環境の通知を要求する指示をCPU40aが受け付けたことになり、CPU40aが端末ID等を含む通知要求をサーバ装置30へ送信することを、見守りアプリ47は規定する。
図28は、このような環境通知要求に係る処理手順を表した第7フローチャートを示す。この第7フローチャートにおいて、端末装置40は、図27(a)で示すメニュー画面54で、環境通知要求ボタン54aが選択されて、通知要求の指示を受け付けたか否かを判断する(S90)。メニュー画面54で通知要求の指示を受け付けていない場合(S90:NO)、指示待ちの状態となり、また、通知要求の指示を受け付けた場合(S90:YES)、端末ID等を含む通知要求をサーバ装置30へ送信する(S91)。
一方、サーバ装置30は、端末装置40から通知要求を受信したか否かを判断しており(S95)、通知要求を受信しない場合(S95:NO)、受信待ちの状態となり、また、通知要求を受信した場合(S95:YES)、検知結果の一覧を示す検知結果情報を生成する(S96)。この検知結果情報の生成処理において、サーバ装置30は、通知要求に含まれる端末IDに応じたユーザIDを見守る人DB32から特定すると共に、その特定したユーザIDに応じた装置IDを見守られる人DB31から特定し、その特定した装置IDに対応する装置単位検知テーブルから、各センサSN2〜SN7の直近の検知データを抽出して、検知結果の一覧を示す検知結果情報を生成する。この際、サーバ装置30は、抽出した検知データに応じた各検知結果が、条件テーブル34に格納される各環境基準条件に該当するか否かを判断し、見守られる人に係る環境が連絡の必要のある状況であるか、特に連絡の必要の無い状況であるかを示す状況情報を、検知結果に対応付けて検知結果情報を生成する。そして、サーバ装置30は、生成した検知結果情報を端末装置40へ送信する(S97)。
端末装置40は、サーバ装置30から検知結果情報を受信したか否かを判断しており(S92)、受信していない場合(S92:NO)、受信待ちの状態となり、受信した場合(S92:YES)、受信した検知結果情報を出力して、環境通知画面をディスプレイ部43に表示する(S93)。
図27(b)は、端末装置40のディスプレイ部43に表示された環境通知画面55の一例を示しており、見守られる人の家の室温、湿度、気圧、照度、ホコリ、食欲の各項目についての直近の検知結果が示されると共に、連絡の要否が各検知結果に対応づけて示される。なお、連絡要を示すアイコン55a等は、選択可能になっており、連絡要を示すアイコン55a等が選択されると、図17に示す通知メッセージ画面50の「はい」ボタン50bが選択されたことと同等の意味となり、選択されたアイコン55aが対応付けられた項目に対して、「はい」ボタン50bが選択されたときと同等の処理が開始されることになる。
また、他の変形例の内容としては、図12に示す条件テーブル34の中身は、季節によって変更するようにしてもよく、同様に、図14に示す連絡テーブル36の文例の欄に格納されるひな形に含まれる対応の仕方も、季節によって変更するようにしてもよい。例えば、季節が冬の場合は、室温が低すぎることを注意する必要があるので、温度に関する条件は、熱中症ではなく低温を注意するものとなり、温度に関する環境基準条件を12℃以下にすると共に、対応の仕方を示すひな形部分も「暖房を入れましょう。」という文言に変更する。
さらに、上述した各処理に基づく情報等の通信は、見守り装置20の見守りプログラムP2、サーバ装置30の見守りサービスプログラムP11、端末装置40の見守りアプリ47が規定する内容に基づき行うようにしたが、上述した情報等の通信は電子メールで行うようにすることも可能である。すなわち、各装置へ伝える情報、指示等を各処理に電子メールに記載して送信することで、電子メールベースで本発明を実現することも可能となる。
電子メールベースで処理を行う場合、各装置は電子メールプログラムをインストールしておく必要がある。また、見守る人又は見守られる人からの指示を受け付けるボタンは、HTMLベースの電子メールでは、メール内に選択可能なボタンを配置することも可能である。なお、HTMLベースの電子メールを用いないときなどには、指示を行う場合は「1」、指示を行わない場合は「2」という数字を電子メールに記載してもらうことで、各ボタン選択と同様のことを行える。さらに、電子メールベースで処理を行う場合は、サーバ装置30もメールサーバに応じた構成を具備することになり、さらにまた、電子メールが各装置へ届いたことを知らせるために、電子メールを受信した場合は、電子メールを受信したことを表すアイコン等を各装置のトップ画面に表示する。
また、上述した各処理は、ウェブサイトベースで行うことも可能であり、見守りサービス用のウェブサイトをネット上に開設し、各装置は必要に応じて見守りサービス用のウェブサイトにアクセスすることで、上述した処理と同様なことを行える。ウェブサイトベースで各処理を行う場合、サーバ装置30は、ウェブサーバに応じた構成を具備することになり、各装置へ伝える情報(通知メッセージ、連絡メッセージ、返信メッセージ等の内容)をウェブサイトに載せると共に、見守る人又は見守られる人からの指示を受け付けるボタンもウェブサイト上に載せて、指示を受け付けることになる。また、指示の受け付けを促すために、指示が必要な段階になると、バナー又はアラート等を各装置に表示してウェブサイトへアクセスさせるようにする。なお、このようにウェブサイトベースで処理を行う場合、各装置はウェブサイト閲覧用のブラウザプログラムをインストールしておく必要がある。
さらに各種処理を行うサーバ装置30は、処理負担を分散させるため、複数のサーバコンピュータを組み合わせたシステムとして構成するようにしてもよい。このような構成では、検知データDB33へ検知データを格納する処理を主に行うセンサデータサーバと、見守り装置20及び端末装置40への情報等の送信を行うサーバとに処理を分散させることが好適であり、後者のサーバは、上述した電子メールベースで処理を行うときは、メールサーバの役割を担い、また、上述したウェブサイトベースで処理を行うときは、ウェブサーバの役割を担うことになる。