JP2015190931A - 位置測定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】汎用性のある機器を用いて安価に位置測定システムを構築すること。
【解決手段】位置測定システム10は、空間S内における測定対象機器30の位置を測定する。空間S内には、複数の可視光線発生装置20が設けられている。測定対象機器30は、受光手段302で可視光線発生装置20が発生する可視光線を受光し、可視光線の発生元である可視光線発生装置20の空間内における位置を取得するとともに可視光線発生装置20と測定対象機器30との相対位置を推定する。そして、可視光線発生装置20の空間S内における位置および可視光線発生装置20と測定対象機器30との相対位置に基づいて、測定対象機器30の空間S内における位置を推定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、空間内における測定対象機器の位置を測定する位置測定システムに関する。
従来、各種の測定対象機器の位置を特定する技術として、GPS信号を用いて位置を特定するGPSシステムが普及している。
例えば、下記特許文献1では、マルチパスの影響を排除した高い精度の位置を測定できるGPS受信機が開示されている。
また、GPS信号が届かない室内等で測定対象機器の位置を測定する技術も開発が進んでいる。例えば、下記特許文献2では、マイクロホンアレイを備えた複数のノードが相互にネットワークで接続されかつ時刻同期されたマイクロホンアレイ・ネットワークシステムを用いて、各ノードの位置を推定する制御部を備える。各ノードは、マイクロホンアレイで受信した、1つのノードからのサウンド信号に基づいて、サウンド信号の到来方向の角度を推定する音源推定処理部と、サウンド信号の送信時刻と受信時刻との差分とサウンド信号の速度に基づいて、サウンド信号を送信したノードからの距離を推定する距離推定部と、推定された到来方向の角度及び距離を他のノードに対してデータ通信で送受信するデータ通信部とを備え、制御部は、推定された到来方向の角度及び距離に基づいて、各ノードの位置を推定して計算する。
特開2000−346924号公報 特開2012−247300号公報
上述のように、GPS信号を用いた位置測定システムでは、GPS信号が届かない屋内等では用いることができないという課題がある。
また、GPS信号を用いない位置測定システムは、高度な技術を用いる場合が多く、導入コストが高額になる可能性が高いという課題がある。
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、汎用性のある機器を用いて安価に位置測定システムを構築することを目的とする。
上述した問題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる位置測定システムは、空間内における測定対象機器の位置を測定する位置測定システムであって、前記空間内には、可視光線発生装置が設けられており、前記測定対象機器は、前記可視光線発生装置が発生する可視光線を受光する受光手段と、可視光線通信を用いて前記受光手段で受光した前記可視光線の発生元である前記可視光線発生装置の前記空間内における位置を取得する光源位置取得手段と、前記受光手段で受光した前記可視光線の発生元である前記可視光線発生装置と前記測定対象機器との相対位置を推定する相対位置推定手段と、前記可視光線発生装置の前記空間内における位置および前記可視光線発生装置と前記測定対象機器との相対位置に基づいて、前記測定対象機器の前記空間内における位置を推定する機器位置推定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明にかかる位置測定システムは、前記可視光線発生装置は、前記空間内に複数設けられており、それぞれの前記可視光線発生装置は異なる点灯パターンで点灯しており、前記光源位置取得手段は、それぞれの前記可視光線発生装置の点灯パターンと当該可視光線発生装置の前記空間内における位置とを関連付けた可視光線発生装置位置データベースを参照して前記可視光線発生装置の前記空間内における位置を取得する、ことを特徴とする。
請求項3の発明にかかる位置測定システムは、前記受光手段は、少なくとも2つ以上の前記可視光線発生装置から可視光線を受光し、前記相対位置推定手段は、三角測量法によって前記可視光線発生装置と前記測定対象機器との相対位置を推定する、ことを特徴とする。
請求項4の発明にかかる位置測定システムは、前記測定対象機器は、前記空間の床面からの高さが固定されており、前記受光手段は、少なくとも1つ以上の前記可視光線発生装置から可視光線を受光し、前記相対位置推定手段は、前記測定対象機器に対する前記可視光線発生装置の角度に基づいて、前記可視光線発生装置と前記測定対象機器との相対位置を推定する、ことを特徴とする。
請求項5の発明にかかる位置測定システムは、前記受光手段は動画撮影可能なカメラであり、前記光源位置取得手段は、前記カメラで撮影された動画に映った前記可視光線発生装置の点灯パターンに基づいて前記可視光線発生装置を特定し、当該可視光線発生装置の前記空間内における位置を取得し、前記相対位置推定手段は、前記カメラで撮影された動画に映った前記可視光線発生装置と前記カメラとの相対位置を画像解析によって推定する、ことを特徴とする。
請求項6の発明にかかる位置測定システムは、前記カメラは全方位カメラである、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、可視光線発生装置の空間内における位置および可視光線発生装置と測定対象機器との相対位置に基づいて、測定対象機器の空間内における位置を推定する。可視光線発生手段や受光手段は、一般に安価で市販されており、また既存の設備に付帯されている場合も多い。よって、特殊な機器を用いずに安価かつ容易に位置測定システムを構築することができる。
請求項2の発明によれば、可視光線発生装置の点灯パターンと当該可視光線発生装置の空間内における位置とを関連付けた可視光線発生装置位置データベースを用いて可視光線発生装置の位置を特定するので、可視光通信を用いて任意の可視光線発生装置の位置を特定することができる。
請求項3の発明によれば、少なくとも2つ以上の可視光線発生装置から可視光線を受光し、三角測量法によって可視光線発生装置と測定対象機器との相対位置を推定するので、簡易かつ確実な方法で可視光線発生装置と測定対象機器との相対位置を推定することができる。
請求項4の発明によれば、測定対象機器の床面からの高さが固定されていることを利用して、より少数の可視光線を受光するのみで測定対象機器の位置を測定することができる。
請求項5の発明によれば、受光手段としてカメラを用いるので、カメラ機能が搭載された携帯情報端末等を測定対象機器にすることができ、汎用性がある機器を用いて位置測定システムを構築することができる。
請求項6の発明によれば、カメラとして全方位カメラを用いるので、通常のカメラでは可視光線発生装置がレンズの画角内に入るようにレンズの向きを調整しなくてはならないような場所でも、レンズの調整が不要となる。また、通常のカメラと比較して画角が広いのでより多くの可視光線発生装置から受光することができ、位置の推定精度を向上させることができる。
実施の形態1にかかる位置測定システム10の構成を示す説明図である。 空間S内における可視光線発生装置20の設置例を示す説明図である。 測定対象機器30の構成を示すブロック図である。 可視光線発生装置位置データベースの一例を示す説明図である。 測定対象機器30の位置推定方法を模式的に示す説明図である。 実施の形態2にかかる位置測定システム10の構成を示す説明図である。 可視光線発生装置20の他の例を示す説明図である。 可視光線発生装置20の他の例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる位置測定シス.テムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる位置測定システム10の構成を示す説明図である。
位置測定システム10は、空間S内における測定対象機器30の位置を測定する。
図1では、空間Sは、天井面F1、底面F2、側面F3〜F6を有する閉じられた室内空間である。なお、後述する可視光線発生装置20の空間S内における位置が一意に特定できれば、空間Sは屋外であってもよく、また、他の空間との間に仕切り等が設けられていなくてもよい。
位置測定システム10は、可視光線発生装置20と、測定対象機器30とによって構成される。
本実施の形態では、可視光線発生装置20は空間S内に複数設けられている。
図2は、空間S内における可視光線発生装置20の設置例を示す説明図である。
本実施の形態では、可視光線発生装置20は空間Sの天井面F1に設けられている。図2の例では、空間Sの天井面F1に16個の可視光線発生装置20(20A〜20P)が設置されている。
可視光線発生装置20の設置個数は任意であるが、好ましくは空間S内の全ての座標において、2つ以上の可視光線発生装置20からの可視光線が受光できるように設置する。
また、図2では空間Sの天井面F1にすべての可視光線発生装置20を設置しているが、例えば底面F2や側面F3〜F6に可視光線発生装置20を設置してもよい。さらに、ダウンライトやスタンドライト等、天井面F1や底面F2等から離れた位置に可視光線発生装置20が位置するようにしてもよい。
空間S内に設けられた可視光線発生装置20は、それぞれ異なる点灯パターンで点灯している。これは、後述するように可視光線通信を用いて各可視光線発生装置20の位置を特定できるようにしているためである。
ここで、異なる点灯パターンとは、例えば異なる点滅パターンを示し、点灯状態と消灯状態とを交互に繰り返す点滅状態において、点灯状態継続時間と消灯状態継続時間が異なることを示す。
また、可視光線発生装置20が発する光の波長を異ならせることによって、異なる点灯パターンを実現してもよい。すなわち、可視光線発生装置20が発する光を単色光にしてそれぞれの色を異ならせたり、白熱灯と蛍光灯のように分光スペクトルが異なる光源を可視光線発生装置20として用いてもよい。
また、可視光線発生装置20が発する光の波長を異ならせ、かつ点滅パターンを異ならせてもよい。
なお、一般的に可視光通信は、人が存在する空間内で利用されることが多いため、可視光の点滅をごく短時間に行って、周囲の人に違和感を覚えさせないようにしている場合が多い。
一方、位置測定システム10においては、空間Sが例えば天井裏や床下、倉庫などの無人空間である場合には、点滅パターン等の点灯パターンが通常の照明とは極端に異なる場合であっても周囲に対する影響が小さい。よって、この場合には、高価なスイッチング機構を用いて高速な点滅を行わせる必要はなく、低コストに位置測定システム10を実現することができる。
測定対象機器30は、位置測定システム10において位置測定の対象となる機器である。
図1の例では、測定対象機器30は使用者Mに保持された携帯情報機器(スマートホンやタブレット端末)である。この場合、測定対象機器30は使用者Mの移動に伴って位置が変化する。
図3は、測定対象機器30の構成を示すブロック図である。
測定対象機器30は、受光手段302、光源位置取得手段304、相対位置推定手段306、機器位置推定手段308によって構成される。
なお、光源位置取得手段304、相対位置推定手段306、機器位置推定手段308は、CPU、制御プログラムなどを格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、各種データを書き換え可能に保持するEEPROM、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成される処理部310が、上記CPUが上記制御プログラムを実行することによって実現する。
受光手段302は、可視光線発生装置20が発生する可視光線を受光する。
本実施の形態では、受光手段302は、少なくとも2つ以上の可視光線発生装置20から可視光線を受光する。
また、本実施の形態では、受光手段302は、レンズや受光素子等を備える動画撮影用にカメラである。より詳細には、図1に示すようにスマートホン等の携帯情報機器に備えられたカメラである。一般的には、携帯情報機器のカメラは筐体の背面または前面にレンズを有し、レンズと対向する方向を所定の画角で撮影する。
なお、受光手段302として、周囲360°を撮影範囲とする全方位カメラを用いてもよい。全方位カメラを用いることによって、通常のカメラでは可視光線発生装置20がレンズの画角内に入るようにレンズの向きを調整しなくてはならないような場所でも、レンズの調整が不要となる。
また、通常のカメラと比較して画角が広いのでより多くの可視光線発生装置20から受光することができ、後述する位置の推定精度が向上する。
さらに、可視光線発生装置20の設置場所に関わらず受光することができ、位置測定システム10の設計の自由度を向上させることができる。例えば通常のカメラでは床面F2に可視光線発生装置20を設置すると受光が困難であるが、全方位カメラを用いれば常時受光が可能である。
光源位置取得手段304は、可視光線通信を用いて受光手段302で受光した可視光線の発生元である可視光線発生装置20の空間S内における位置を取得する。
光源位置取得手段304は、それぞれの可視光線発生装置20の点灯パターンと当該可視光線発生装置20の空間内における位置とを関連付けた可視光線発生装置位置データベースを参照して可視光線発生装置20の空間S内における位置を取得する。
この時、光源位置取得手段304は、受光手段302であるカメラで撮影された動画に映った可視光線発生装置20の点灯パターンに基づいて可視光線発生装置20を特定し、当該可視光線発生装置20の空間S内における位置を取得する。
図4は、可視光線発生装置位置データベースの一例を示す説明図である。
図4の可視光線発生装置位置データベース70には、ライトID情報702、点灯パターン情報704、位置情報706が記録されている。
ライトID情報702は、空間S内の各可視光線発生装置20を識別するために付与された識別情報である。図4の例では、図2に示した可視光線発生装置20の符号を例示している。
点灯パターン情報704は、各可視光線発生装置20の点灯パターンを示す情報である。図4の例では、各可視光線発生装置20の点滅パターンを例示しており、点灯状態(ON)の時間と消灯状態(OFF)の時間との周期によって点滅パターンを示している。
位置情報706は、各可視光線発生装置20の空間S内における位置を示す情報である。図4の例では、X,Y,Zからなる三次元座標によって可視光線発生装置20の空間S内における位置を特定している。
なお、ライトID情報702、点灯パターン情報704、位置情報706をどのようなデータフォーマットとするかは任意であり、例えば空間Sの広さや可視光線発生装置20の個数等によって適宜決定すればよい。
光源位置取得手段304は、受光手段302で受光した可視光線発生装置20の点灯パターンを識別し、可視光線発生装置位置データベース70中のいずれの点灯パターン情報704に当てはまるかを判定する。これにより、可視光線発生装置20のライトID情報702が特定され、このライトID情報702に関連付けられた位置情報706を当該可視光線発生装置20の位置情報と特定することができる。
相対位置推定手段306は、受光手段302で受光した可視光線の発生元である可視光線発生装置20と測定対象機器30との相対位置を推定する。
より詳細には、相対位置推定手段306は、三角測量法によって可視光線発生装置20と測定対象機器30との相対位置を推定する。
このとき、相対位置推定手段306は、受光手段302であるカメラで撮影された画像に映った可視光線発生装置20とカメラとの相対位置を画像解析によって推定する。
図5は、測定対象機器30の位置推定方法を模式的に示す説明図である。
図5には、測定対象機器30が第1の位置P1に位置する場合と、第2の位置P2に位置する場合とを図示している。
まず、測定対象機器30が第1の位置P1に位置した際に、受光手段302(カメラ)で撮影した画像に可視光線発生装置20Bおよび可視光線発生装置20Dが映ったとする。相対位置推定手段306では、撮影された画像を画像解析して、カメラの視軸N1に対する可視光線発生装置20Bおよび可視光線発生装置20Dの角度を算出する。
図5では天井面F1と直角方向にカメラの視軸N1が向いているとする。この場合、可視光線発生装置20Bは視軸N1に対して角度α1、可視光線発生装置20Dは視軸N1に対して角度α2の位置にある。
可視光線発生装置20Bの位置情報(空間S内における位置)および可視光線発生装置20Dの位置情報(空間S内における位置)は既知であることから、可視光線発生装置20Bと可視光線発生装置20Dとの間の距離は既知である。よって、三角測量法により、測定対象機器30の位置情報(第1の位置P1)を特定することができる。
すなわち、可視光線発生装置20B,20Dと測定対象機器30との相対位置を推定することができる。
測定対象機器30が第2の位置P2に位置している場合も同様に、受光手段302(カメラ)で撮影した画像に可視光線発生装置20Bおよび可視光線発生装置20Dが映ったとする。相対位置推定手段306では、撮影された画像を画像解析して、カメラの視軸に対する可視光線発生装置20Bおよび可視光線発生装置20Dの角度を算出する。
図5に示すように、可視光線発生装置20Bは視軸N2に対して角度β1、可視光線発生装置20Dは視軸N2に対して角度β2の位置にある。
よって、第1の位置P1の場合と同様に、三角測量法により、測定対象機器30の位置情報(第2の位置P2)を特定することができる。
図3の説明に戻り、機器位置推定手段308は、可視光線発生装置20の空間S内における位置および可視光線発生装置20と測定対象機器30との相対位置に基づいて、測定対象機器30の空間S内における位置を推定する。
機器位置推定手段308は、光源位置取得手段304で取得した可視光線発生装置20の位置に基づいて、相対位置推定手段306で推定された可視光線発生装置20と測定対象機器30との相対位置を空間S内の位置に変換することにより、測定対象機器30の空間S内における位置を推定する。すなわち、図5において可視光線発生装置20Bおよび可視光線発生装置20Dとの間の角度で特定された測定対象機器30の位置を、空間S内の三次元座標X,Y,Zで特定する。図5の例では、第1の位置P1の座標を(X1,Y1,Z1)、第2の位置P2の座標を(X2,Y2,Z2)と、それぞれ推定している。
以上のように、実施の形態にかかる位置測定システム10では、可視光線を用いて測定対象機器30の位置を測定する。
位置測定システム10は、GPS信号が届かない室内空間における位置測定に特に有効である。
例えば倉庫内における位置特定や、天井裏や床下など閉所における作業時の位置特定、ビルやダムの壁面など高度移動する場合の位置特定、ロボットによる自動作業時の位置特定などに有効であり、建設業や物流業での利用が期待できる。
また、空間S内に照明が備えられていない場合にも、適宜の場所に照明を設置すれば位置測定が可能となるため、安価に位置測定システム10を構築することができる。
例えば、ビルの壁面の点検作業に位置測定システム10を適用する場合、ビルの窓の内側に照明装置(可視光線発生装置20)を設置することによって、ビル壁面上における位置測定が可能となる。
なお、可視光線発生装置20に所定の信号を検知して、信号発生源に可視光線の光軸を向ける機能を持たせてもよい。
この場合、測定対象機器30に上記信号を発振する機能を持たせれば、測定対象機器30における可視光線の受光強度が上昇して、より精度よく位置測定を行うことができる。
以上説明したように、実施の形態にかかる位置測定システム10は、可視光線発生装置20の空間内における位置および可視光線発生装置20と測定対象機器30との相対位置に基づいて、測定対象機器30の空間内における位置を推定する。可視光線発生手段20や受光手段302は、一般に安価で市販されており、また既存の設備に付帯されている場合も多い。よって、特殊な機器を用いずに安価かつ容易に位置測定システム10を構築することができる。
また、位置測定システム10は、可視光線発生装置20の点灯パターンと当該可視光線発生装置20の空間S内における位置とを関連付けた可視光線発生装置位置データベースを用いて可視光線発生装置20の位置を特定するので、可視光通信を用いて任意の可視光線発生装置20の位置を特定することができる。
また、位置測定システム10は、少なくとも2つ以上の可視光線発生装置20から可視光線を受光し、三角測量法によって可視光線発生装置20と測定対象機器30との相対位置を推定するので、簡易かつ確実な方法で可視光線発生装置20と測定対象機器30との相対位置を推定することができる。
また、位置測定システム10は、受光手段302としてカメラを用いるので、カメラ機能が搭載された携帯情報端末等を測定対象機器30にすることができ、汎用性がある機器を用いて位置測定システム10を構築することができる。
また、位置測定システム10は、カメラとして全方位カメラを用いるので、通常のカメラでは可視光線発生装置20がレンズの画角内に入るようにレンズの向きを調整しなくてはならないような場所でも、レンズの調整が不要となる。また、通常のカメラと比較して画角が広いのでより多くの可視光線発生装置20から受光することができ、位置の推定精度を向上させることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、測定対象機器30が三次元空間内を任意に移動する場合について説明した。
実施の形態2では、測定対象機器30の移動方向が平面内で行われる場合について説明する。
なお、以下の説明において実施の形態1と同様の箇所については、実施の形態1と同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
図6は、実施の形態2にかかる位置測定システム10の構成を示す説明図である。
実施の形態2では、測定対象機器30は、カメラ(受光手段)302を備えるとともに、車輪320によって床面F2上を移動し、空間S内を点検する装置である。測定対象機器30のカメラ302は常に高さH1の位置にあり、高さ方向には移動しない。
また、天井面F1と床面F2との間の距離、すなわち空間Sの高さH2は、空間S内で一定である。
この場合、1つの可視光線発生装置20からの可視光線を受光でき、かつ可視光線発生手段20とカメラ302との高さ方向の距離(空間Sの高さH2−受光手段302の高さH1)を記憶していれば、測定対象機器30の位置を測定することができる。
図7は、測定対象機器30の位置推定方法を模式的に示す説明図である。
図7には、測定対象機器30が第3の位置P3に位置する場合と、第4の位置P4に位置する場合とを図示している。
まず、測定対象機器30が第3の位置P4に位置した際に、受光手段302(カメラ)で撮影した画像に可視光線発生装置20Dが映ったとする。相対位置推定手段306では、撮影された画像を画像解析して、カメラ302の視軸N3に対する可視光線発生装置20Dの角度を算出する。
図7では天井面F1と直角方向にカメラ302の視軸N3が向いているとする。この場合、可視光線発生装置20Dは視軸N3に対して角度α3の位置にある。
可視光線発生装置20Dの位置情報(空間S内における位置)、および可視光線発生手段20とカメラ302との高さ方向の距離は既知である。よって、角度α3を用いて可視光線発生装置20Dと測定対象機器30との相対位置を特定することができ、結果、測定対象機器30の空間S内における位置情報(第3の位置P3)を特定することができる。図7の例では、第3の位置P3の座標を(X3,Y3,Z3)と推定している。
測定対象機器30が第4の位置P4に位置している場合も同様に、受光手段302(カメラ)で撮影した画像に可視光線発生装置20Dが映ったとする。相対位置推定手段306では、撮影された画像を画像解析して、カメラ302の視軸に対する可視光線発生装置20Dの角度を算出する。
図7に示すように、可視光線発生装置20Dは視軸N4に対して角度α4の位置にある。
よって、第3の位置P3の場合と同様に、測定対象機器30の位置情報(第4の位置P4)を特定することができる。図7の例では、第4の位置P4の座標を(X4,Y4,Z4)と、それぞれ推定している。
このような構成にすれば、測定対象機器30において1つの可視光線発生装置20から受光できればよく、空間内における可視光線発生装置20の設置台数を少なくすることができる。よって、より低コストに位置測定システム10を構築することができる。
すなわち、実施の形態2によれば、測定対象機器30の床面からの高さが固定されていることを利用して、少なくとも1つの可視光線を受光するのみで測定対象機器30の位置を測定することができる。
なお、上記の実施の形態1および2では、可視光線発生装置20を点光源とみなして1つの可視光線発生装置20に対して1つの位置情報を関連付けたが、これに限らず、線状の光源に対して2つ以上の位置情報を関連付けてもよい。
図8は、可視光線発生装置20の他の例を示す説明図である。
図8Aは、蛍光灯のような直線状の照明を可視光線発生装置20Zとしている。
この場合、可視光線発生装置20Zの端部E1,E2に対して、それぞれ位置情報を関連付ける。図8Aの例では、端部E1に座標(Xα、Yα、Zα)、端部E2に座標(Xβ、Yβ、Zβ)が関連付けられている。
これにより、1つの可視光線発生装置20Zからの可視光線を受光した際に、2つの位置情報を得られることになる。
なお、この場合、受光した直線状の可視光線の端部うちいずれが端部E1(または端部E2)であるかを識別する必要がある。よって、測定対象機器30に方位磁針等を搭載して、基準となる方向等を判定できるようにする。
また、図8Bは、直線状の照明を円形に形成して可視光線発生装置20Yとしている。
一般的に、このような形状の照明では一部に端子部が設けられ、点灯しない箇所がある。このような箇所を端部E3、可視光線発生装置20Yの中心Oを通り端部E3に対向する箇所を端部E4として、端部E3,E4に対して、それぞれ位置情報を関連付ける。図8Bの例では、端部E3に座標(Xγ、Yγ、Zγ)、端部E4に座標(Xδ、Yδ、Zδ)が関連付けられている。
これにより、1つの可視光線発生装置20Yからの可視光線を受光した際に、2つの位置情報を得られることになる。
この場合、端部E3,E4は非点灯部と点灯部であるため、測定対象機器30に特別な構成を搭載しなくても2つの端部E3,E4を識別可能である。
10……位置測定システム、20……可視光線発生装置、30……測定対象機器、302……受光手段、304……光源位置取得手段、306……相対位置推定手段、308……機器位置推定手段、310……処理部

Claims (6)

  1. 空間内における測定対象機器の位置を測定する位置測定システムであって、
    前記空間内には、可視光線発生装置が設けられており、
    前記測定対象機器は、
    前記可視光線発生装置が発生する可視光線を受光する受光手段と、
    可視光線通信を用いて前記受光手段で受光した前記可視光線の発生元である前記可視光線発生装置の前記空間内における位置を取得する光源位置取得手段と、
    前記受光手段で受光した前記可視光線の発生元である前記可視光線発生装置と前記測定対象機器との相対位置を推定する相対位置推定手段と、
    前記可視光線発生装置の前記空間内における位置および前記可視光線発生装置と前記測定対象機器との相対位置に基づいて、前記測定対象機器の前記空間内における位置を推定する機器位置推定手段と、
    を備えることを特徴とする位置測定システム。
  2. 前記可視光線発生装置は、前記空間内に複数設けられており、
    それぞれの前記可視光線発生装置は異なる点灯パターンで点灯しており、
    前記光源位置取得手段は、それぞれの前記可視光線発生装置の点灯パターンと当該可視光線発生装置の前記空間内における位置とを関連付けた可視光線発生装置位置データベースを参照して前記可視光線発生装置の前記空間内における位置を取得する、
    ことを特徴とする請求項1記載の位置測定システム。
  3. 前記受光手段は、少なくとも2つ以上の前記可視光線発生装置から可視光線を受光し、
    前記相対位置推定手段は、三角測量法によって前記可視光線発生装置と前記測定対象機器との相対位置を推定する、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の位置測定システム。
  4. 前記測定対象機器は、前記空間の床面からの高さが固定されており、
    前記受光手段は、少なくとも1つ以上の前記可視光線発生装置から可視光線を受光し、
    前記相対位置推定手段は、前記測定対象機器に対する前記可視光線発生装置の角度に基づいて、前記可視光線発生装置と前記測定対象機器との相対位置を推定する、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の位置測定システム。
  5. 前記受光手段は動画撮影可能なカメラであり、
    前記光源位置取得手段は、前記カメラで撮影された動画に映った前記可視光線発生装置の点灯パターンに基づいて前記可視光線発生装置を特定し、当該可視光線発生装置の前記空間内における位置を取得し、
    前記相対位置推定手段は、前記カメラで撮影された動画に映った前記可視光線発生装置と前記カメラとの相対位置を画像解析によって推定する、
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載の位置測定システム。
  6. 前記カメラは全方位カメラである、
    ことを特徴とする請求項5記載の位置測定システム。
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