JP2015199384A - ステアリング装置 - Google Patents

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Tatsu Sakata
達 坂田
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Abstract

【課題】省スペース化が図れロック解除時の操作レバーの操作力が不必要に重くならないステアリング装置を提供する。
【解決手段】ステアリング装置1が、ロック機構31と付勢機構38とを備える。ロック機構31は、溝形をなす第1ブラケット21の各第1側板25を、ステアリングコラム4に固定された第2ブラケット22の対応する第2側板27に締め付けてロックを達成する。ロック機構31の締付軸34が、第1側板25のチルト用長溝32および第2側板の挿通溝(テレスコ用長溝33)を挿通する。付勢機構38は、ステアリングシャフト3の軸方向から見たときに、溝形の第1ブラケット21の内方空間に配置され、締付軸34の軸方向Kの一対の端部34a,34bを第1ブラケット21の天板26側へ付勢する。
【選択図】図2

Description

本発明はステアリング装置に関する。
特許文献1の図2、図3には、チルト調節時にステアリングコラムを跳ね上げる跳ね上げばねとして、一端が、可動ブラケットの一対の側板から左右側方に突出する一対の延設板に係止され、他端が、ステアリングコラムの下方に配置されたロックボルト(締付軸)の軸方向中央部を押し上げるワイヤが見受けられる。
特許文献2に示される跳ね上げばねでは、チルトブラケットの一対の側板の外側方に配置された一対の巻きばね部間を接続するアーム部が、ステアリングコラムのアウタ部材に取り付けられたフランジを押し上げ付勢する。
特許文献3では、ステアリングコラムを揺動中心回りに揺動可能に支持する可動コラム部材を跳ね上げ方向に付勢する撥ね上げばねとして、固定ブラケットの天板と可動コラム部材との間に介在する引張コイルばねを用いている。
特開2013−112147号公報 特開2002−96746号公報 特開2012−91600号公報
特許文献1,2では、ブラケットの一対の側板の外側方において、跳ね上げばねを支持する構造(例えば延設板等)が必要であり、ステアリング装置が配置されるスペースが大きくなる。
特許文献2,3では、撥ね上げばねが、締付軸から離隔した部材を付勢しているため、締付軸が傾き易い。また、特許文献1では、撥ね上げばねが、締付軸を付勢するものの、締付軸の軸方向の中央部を付勢するため、締付軸が傾き易い。締付軸が傾くと、締付軸がブラケットの両側板を貫通する部分で、こじりを生じるため、チルトロックを解除するときに側板間の隙間が拡がらず、その結果、操作レバーの操作力が不必要に重くなって、ロック解除し難くなるおそれがある。
そこで、本発明の目的は、省スペース化が図れ、ロック解除時の操作レバーの操作力が不必要に重くなることがないステアリング装置を提供することである。
前記目的を達成するため、請求項1の発明は、一対の第1側板(25)と前記一対の第1側板の上端間を連結する天板(26;26B)とを含む溝形をなし、車体(18)に支持される第1ブラケット(21;21B)と、前記一対の第1側板間に配置され、ステアリングシャフト(3)を回転可能に支持する筒状のステアリングコラム(4)と、前記一対の第1側板にそれぞれ対向する一対の第2側板(27)を含み、前記ステアリングコラムに固定された第2ブラケット(22)と、前記第1側板のチルト用長溝(32)および前記第2側板の挿通溝(33)を挿通する締付軸(34)と、前記締付軸と一体回転する操作レバー(35)と、前記操作レバーの回転操作に伴って前記締付軸に軸力を発生させて各前記第1側板を対応する第2側板に締め付ける締付機構とを含むロック機構(31)と、前記ステアリングシャフトの軸方向(X)から見たときに前記第1ブラケットの内方空間に配置され、前記締付軸の軸方向の一対の端部(34a,34b)を前記天板側へ付勢する付勢機構(38)と、を備えるステアリング装置(1)を提供する。
請求項2のように、前記付勢機構は、前記天板に直接または間接的に支持された付勢部材(39)と、前記締付軸の前記一対の端部に係合し、前記付勢部材と前記締付軸とを接続する接続部材(40;40A)と、を含んでいてもよい。
請求項3のように、前記接続部材が、前記締付軸の前記一対の端部に直接係合してもよい。
請求項4のように、前記付勢部材は、前記天板に直接または間接的に支持される被支持部(41)と、前記接続部材に係合される被係合部(42)と、前記被支持部と前記被係合部との間に介在するばね部(43)と、を含み、前記接続部材は、前記軸方向から見たときに前記ステアリングコラムの中心軸線(C1)よりも上方に配置されて前記付勢部材の被係合部に係合する第1係合部(44)と、各前記第1側板と対応する第2側板との間でそれぞれ前記締付軸に係合する一対の第2係合部(45;45B)と、を含んでいてもよい。
請求項5のように、前記接続部材は、前記第2係合部としての係合孔(45;45B)をそれぞれ有して互いに対応する第1側板と第2側板との間に配置される一対の縦板部(46;46B)を含み、各前記第1側板の内側面は、前記コラム移動方向に離隔し対応する第2側板を押圧する一対の押圧面部(88)と、前記一対の押圧面部間に配置され、対応する縦板部を収容する凹部(89)と、を含んでいてもよい。
請求項6のように、前記第2係合部としての前記係合孔(45B)は、筒状部(95)を周囲に形成するバーリング孔であってもよい。
請求項7のように、二次衝突時のコラム移動方向に延びる長溝(48)を含み、前記第1ブラケットの前記天板の上面に対向し、車体に固定される吊り下げ板(49)と、前記天板の下面に沿い前記付勢部材の前記被支持部を支持する支持部(57a)を含むスライド板(57)と、前記吊り下げ板の前記長溝と前記天板の挿通孔(52)と前記スライド板の挿通孔(56)とを挿通して、前記吊り下げ板に対して前記天板および前記スライド板を吊り下げ、二次衝突時に前記天板および前記スライド板と前記コラム移動方向に同行移動する吊り下げボルト(29)と、を備えていてもよい。
請求項1の発明によれば、付勢機構が、ステアリングシャフトの軸方向から見て第1ブラケットの内方空間に配置されるので、省スペース化を図ることができる。また、締付軸の軸方向の両端部が、付勢機構によって天板側に付勢されるので、締付軸が傾きを生じ難い。したがって、締付軸が、こじりを生じ難いので、チルトロックを解除するときの操作レバーの操作力が不必要に重くなってロック解除し難くなるようなことがない。
請求項2の発明によれば、付勢機構において、付勢部材が、接続部材を介して締付軸の軸方向の両端部を天板側へ付勢する。付勢機能を担う付勢部材と、接続機能を担う接続部材とで、機能を分離するので、付勢部材および接続部材の形状設定やレイアウトの自由度を高くすることができる。
請求項3の発明によれば、接続部材が、締付軸の両端部に直接係合するので、ロック解除するときの操作レバーの操作力の大きさに及ぼす影響を抑制することができる。これに対して、仮に、接続部材が、締付機構に係合する場合には、ロック解除のときに側板間の隙間が拡がらないで操作レバーの操作力が不必要に重くなる等の悪影響が出るおそれがある。
請求項4の発明によれば、接続部材の第1係合部が、ステアリングコラムの中心軸線よりも上方に配置されて付勢部材の被係合部に係合し、接続部材の一対の第2係合部が、対応する第1側板と第2側板との間でそれぞれ締付軸に係合するので、省スペースを図ることができる。
また、請求項5の発明によれば、各第1側板の凹部に、接続部材の対応する縦板部が収容された状態で、各第1側板の凹部の両側の押圧面部が、対応する第2側板を押圧するので、第1側板が第2側板を安定して押圧することができる。したがって、支持剛性が向上する。
また、請求項6の発明によれば、係合孔(第2係合部)としてのバーリング孔の内周(筒状部の内周)と締付軸の外周との接触面圧が抑制されるので、ロック解除時の締付軸の動作を阻害することを抑制することができる。
また、請求項7の発明によれば、吊り下げ板によって天板を吊り下げる構造の要素であるスライド板が、付勢部材を支持する機能を果たすので、別途に専用の支持部材を設ける必要がなく、構造を簡素化することができる。
本発明の第1実施形態のステアリング装置の概略構成を示す模式的断面図である。 図1のステアリング装置の断面図であり、図1のII−II線に沿う断面図に相当する。 第1実施形態において、付勢機構と第1側板とスライド板の概略分解斜視図である。 (a)は付勢部材の平面図であり、(b)は付勢部材の側面図である。 本発明の第2実施形態において、付勢部材と締付軸との係合構造の概略断面図である。 本発明の第3実施形態において、付勢部材が第1ブラケットの天板によって直接支持される構造の概略断面図である。
図1は本発明の第1実施形態のステアリング装置の概略構成を示す模式的断面図である。図1を参照して、ステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2と、一端(軸方向の上端)に操舵部材2が一体回転可能に連結されたステアリングシャフト3と、ステアリングシャフト3を図示しない軸受を介して回転可能に支持する筒状のステアリングコラム4とを備えている。
ステアリングシャフト3の他端(軸方向の下端)は、ステアリングコラム4から軸方向下方へ突出しており、インタミーディエイトシャフト5等を介して、ラックアンドピニオン機構等のステアリング機構6に連結されている。ステアリング機構6は、操舵部材2の操舵に連動して転舵輪(図示せず)を転舵する。
ステアリングシャフト3は、例えばスプライン結合を用いて、同行回転可能に且つ軸方向Xに相対移動可能に連結されたアッパーシャフト7およびロアーシャフト8を有している。
ステアリングコラム4は、軸方向に相対移動可能に嵌め合わされたアウターチューブであるアッパーチューブ9およびインナーチューブであるロアーチューブ10と、ロアーチューブ10の軸方向下端に連結されたセンサハウジング11と、センサハウジング11の下端に連結されたギヤハウジング12とを備えている。センサハウジング11には、操舵部材2に負荷される操舵トルクを検出するトルクセンサ13が収容されている。
ギヤハウジング12内には、操舵補助用の電動モータ14の動力を減速してロアーシャフト8に伝達する減速機構15が収容されている。減速機構15は、電動モータ14の回転軸(図示せず)と同行回転可能に連結されたウォーム等の駆動ギヤ16と、駆動ギヤ16に噛み合いロアーシャフト8と同行回転するウォームホイール等の被動ギヤ17とを有している。
ステアリングコラム1は、車両後方側で車体18に固定されたアッパー側の固定ブラケット19と、車両前方側で車体18に固定されたロアー側の固定ブラケット20とを介して、車体18に支持されている。
具体的には、ステアリング装置1は、アッパー側の固定ブラケット19によって二次衝突時のコラム移動方向X1に移動可能に支持された第1ブラケット21(チルトブラケットに相当)と、ステアリングコラム4のアッパーチューブ9に固定された第2ブラケット22(アッパーコラムブラケットに相当)とを備える。
また、ステアリング装置1は、ステアリングコラム4のギヤハウジング12に固定されたロアー側のコラムブラケット23を備える。コラムブラケット23は、ロアー側の固定ブラケット20に、ピボット軸としてのチルト中心軸24を介してチルト中心軸24の回りに回転可能に支持されている。
これにより、ステアリングコラム4の全体がチルト中心軸24の回りに回転可能とされ、その結果、操舵部材2の高さ位置を調整するチルト調整が可能となっている。また、ステアリングコラム4のロアーチューブ10に対してアッパーチューブ9を軸方向Xに移動させて、操舵部材2の位置を調整するテレスコ調整が可能となっている。
第1ブラケット21は、一対の第1側板25と、一対の第1側板25の上端間を連結する天板26とを含み、溝形をなしている。第2ブラケット22は、一対の第1側板25の内側にそれぞれ対向する一対の第2側板27と、一対の第2側板27の下端間を連結する連結板28とを含み、溝形をなしている。
ステアリング装置1は、固定ブラケット19に支持された吊り下げボルト29によって第1ブラケット21(の天板26)を吊り下げることにより、第2ブラケット22を介してステアリングコラム4を吊り下げる吊り下げ機構30を備えている。
また、ステアリング装置1は、固定ブラケット19に吊り下げ機構30を介して吊り下げ保持された第1ブラケット21に対して、ステアリングコラム4に固定された第2ブラケット22をロックすることにより、チルトロックおよびテレスコロックを達成するロック機構31を備えている。
ロック機構31は、第1側板25に設けられたチルト用長溝32と第2側板27に設けられたテレスコ用長溝33(挿通溝)とを挿通する締付軸34と、運転者の操作によって締付軸34の中心軸線回りに締付軸34と一体回転な操作レバー35とを備えている。
また、ロック機構31は、締付軸34上に保持され操作レバー35の回転操作に伴って締付軸34に軸力を発生させて各第1側板25を対応する第2側板27に締め付けてチルトロックおよびテレスコロックを達成する締付機構を備えている。
また、ロック機構31は、締付軸34と一体回転可能に設けられ、アッパーチューブ9の開口36を通してロアーチューブ10を押し上げることにより両チューブ9,10を止定して両チューブ9,10間のロックを達成する押上カム37とを備えている。
本実施の形態では、ステアリングコラム装置1が電動パワーステアリング装置に適用された例に則して説明するが、本発明をマニュアルステアリング装置に適用するようにしてもよい。また、本実施の形態では、ステアリングコラム装置1がチルト調整可能で且つテレスコピック調整可能なステアリングコラム装置である場合に則して説明するが、本発明をチルト調整機能のみで、テレスコ調整機能を持たないステアリングコラム装置に適用するようにしてもよい。
ステアリング装置1は、図2に示すように、ステアリングシャフト3の軸方向から見たときに、溝形の第1ブラケット21の内方空間に配置され、締付軸34の軸方向Kの一対の端部34a,34bを第1ブラケット21の天板26側へ付勢する付勢機構38を備えている。本実施形態では、締付軸34において、対応する第2側板27の外側方に配置される部分を端部34a,34bと称する。
付勢機構38は、天板26によって支持された付勢部材39と、締付軸34の一対の端部34a,34bに係合し、付勢部材39と締付軸34とを接続する接続部材40とを含む。付勢部材39は、折り曲げ形成されたワイヤからなる。接続部材40は、締付軸34の両端部34a,34bに直接係合している。
図1および図2を参照して、付勢部材39は、天板26によって支持される被支持部41と、接続部材40に係合される被係合部42と、被支持部41と被係合部42との間に介在する巻きばねであるばね部43とを含む。図2に示すように、付勢部材39は、左右対称に形成されており、一対の被支持部41と、一対の被係合部42と、一対のばね部43とを含む。
図3および図4(a),(b)に示すように、付勢部材39は、左右対称の形状をなしており、左右一対の半体80と、一対の半体80を互いに連結する連結部81とを含む。各半体80は、連結部81に連結された固定端82と、フック83が形成された可動端84とを含む。連結部81は一対の半体80の固定端82間を連結している。
各半体80は、固定端82から対応するばね部43の一端43aへコラム移動方向X1に延びる第1部分85と、可動端84から対応するばね部43の他端43bへコラム移動方向X1に延びる第2部分86とを含む。第1部分85が被支持部41を含み、第2部分86が被係合部42を含んでいる。
接続部材40は、図2に示すように軸方向から見たときにステアリングコラム4の中心軸線C1よりも上方に配置されて付勢部材39の被係合部42に係合する第1係合部44と、各第1側板25と対応する第2側板27との間でそれぞれ締付軸34に係合する一対の第2係合部としての係合孔45とを含む。付勢部材39のフック83は、付勢部材39の被係合部42と接続部材40の第1係合部44との離脱を抑制する。
図2および図3に示すように、接続部材40は、第2係合部としての係合孔45をそれぞれ有して、互いに対応する第1側板25と第2側板27との間に配置される一対の縦板部46と、一対の縦板部46の上端間を連結する連結板47とを含む。
図3に示すように、連結板47は、上向きに凸のアーチ板部91と、アーチ板部91の各端部91aから対応する第1係合部44へ向けてそれぞれ傾斜状に立ち上がる傾斜板部92とを含む。各第1係合部44は、互いに対応する縦板部46と傾斜板部92との間に形成された屈曲部である。
図2および図3に示すように、第1ブラケット21の各第1側板25の内側面は、コラム移動方向X1に離隔し対応する第2側板27を押圧する一対の押圧面部88と、一対の押圧面部88間に配置され、対応する縦板部46を収容する凹部89とを備える。凹部89の深さは、縦板部46の厚みと同等または同等以上とされている。
再び図2を参照して、固定ブラケット19は、コラム移動方向X1(紙面とは直交する方向)に平行に延びる一対の長溝48を形成した吊り下げ板49と、吊り下げ板49の左右方向の両端に延設された一対の固定板50とを含む。各固定板50は、固定ボルト51を介して車体18に固定されている。
吊り下げ機構30は、固定ブラケット19の吊り下げ板49の長溝48および第1ブラケット21の天板26に設けられた挿通孔としての丸孔52を挿通する吊り下げボルト29と、吊り下げボルト29にねじ嵌合したナット53とを含む。
また、吊り下げ機構30は、吊り下げ板49の上面に沿って配置され、一対の挿通孔54を有する低摩擦板55と、第1ブラケット21の天板26の下面に沿って配置され、一対の挿通孔56を有するスライド板57とを含む。
スライド板57は、付勢機構38の付勢部材39の一対の被支持部41を支持する支持部57aを含む。支持部57aは、スライド板57の上面に設けられた凹部であり、凹部(支持部57a)と天板26の下面との間に一対の被支持部41が収容され保持されている。
各吊り下げボルト29は、頭部58と、頭部58に連なり低摩擦板55の対応する挿通孔54および吊り下げ板49の対応する長溝48を挿通する肩部59と、肩部59から頭部58とは反対側に延び、天板26の対応する丸孔52およびスライド板57の対応する挿通孔56を挿通して対応するナット53にねじ込まれたねじ軸部60とを含む。
肩部59は頭部58よりも小径であり、ねじ軸部60は肩部59よりも小径である。各吊り下げボルト29は、肩部59とねじ軸部60との間に形成され、天板26の上面に当接した段付き部61を含む。
また、吊り下げ機構30は、各吊り下げボルト29の頭部58と低摩擦板55の上面との間に介在し、各肩部59に嵌合された一対の皿ばね62を含む。
吊り下げ板49と第1ブラケット21の天板26とは、吊り下げ板49および天板26の挿通孔に挿通された樹脂ピン63を介して連結されている。二次衝突時に、樹脂ピン63が剪断することにより、吊り下げ機構30(一対の吊り下げボルト29、一対の皿ばね62、低摩擦板55、スライド板57、一対のナット53等)、第1ブラケット21、第2ブラケット22、アッパーチューブ9、アッパーシャフト7および操舵部材2が、一体としてコラム移動方向X1(図2では示さず。図1参照)に移動する。
図示していないが、吊り下げ板49と天板26との間にも、低摩擦板(図示せず)が介在しており、二次衝突時に吊り下げ板49に対して天板26がスムーズに移動する。
締付軸34は、一方の端部34aに設けられた頭部34cと、他方の端部34bに設けられたねじ部34dとを含む。操作レバー35は、頭部34cに隣接し、頭部34cに一体回転可能に連結されている。
ロック機構31は、操作レバー35と一方の第1側板25との間に介在し、操作レバー35の回転操作に伴って操作レバー35の操作トルクを締付軸34の軸力に変換する力変換機構である締付機構64を備えている。
すなわち、締付機構64は、操作レバー35のロック方向への回転操作に伴って、各第1側板25をそれぞれ対応する第2側板27に締め付ける。
締付機構64は、締付軸34の軸部によって支持され、操作レバー35と一体回転する環状の第1カム65と、締付軸34の軸部によって支持され、第1側板25のチルト用長溝32によって回転規制された環状の第2カム66とを含む。
第2カム66は、一方の第1側板25および第1カム65の間に介在し一方の第1側板25および第1カム65に対向する第2カム本体66aと、第2カム本体66aから軸方向に延設され、締付軸34が挿通されたボス66bとを含む。
図示していないが、第1カム65と第2カム66の第2カム本体66aとの対向面の一方に、カム突起(図示せず)が形成され、他方に、前記カム突起とカム係合するカム面(図示せず)が形成されている。第1カム65は、頭部34cによって、締付軸34上の軸方向移動が規制されている。
第2カム66は、締付軸34の軸方向Kに移動可能である。第2カム66のボス66bが、一方の第1側板25のチルト用長溝32に挿通されることにより、第2カム66の回転が規制されている。第2カム66は、締付軸34の回転を許容する。第2カム66は、一方の第1側板25を対応する第2側板27に締め付ける一方の締付部材として機能する。
また、ロック機構31は、締付軸34のねじ部34dに嵌合されたナット67と、他方の第1側板25に沿い他方の第1側板25を対応する第2側板27に締め付ける他方の締付部材68と、他方の締付部材68とナット67との間に介在した介在部材69とを備える。
他方の締付部材68は、他方の第1側板25に対向する本体68aと、本体68aから軸方向に延設され、締付軸34が挿通されたボス68bとを含む。ボス68bが他方の第1側板25のチルト用長溝32に挿通されることにより、締付部材68の回転が規制されている。
介在部材69は、ナット67と他方の締付部材68の本体68aとの間に介在するワッシャ70と、ワッシャ70と他方の締付部材68の本体68aとの間に介在する針状ころ軸受71とを備える。
締付軸34の軸部の外周には、例えばセレーション嵌合により締付軸34と一体回転するスリーブ72が嵌合している。スリーブ72の外周の周方向の一部には、押上カム37が一体回転可能に設けられている。
本実施形態によれば、付勢機構38が、図2に示すように、ステアリングシャフト3の軸方向X1から見て第1ブラケット21の内方空間に配置されるので、省スペース化を図ることができる。また、付勢機構38によって、締付軸34の軸方向Kの両端部34a,34bが、天板26側に付勢されるので、締付軸34が、傾きを生じ難い。したがって、締付軸34が、こじりを生じ難いので、チルトロックを解除するときの操作レバー35の操作力が不必要に重くなってロック解除し難くなるようなことがない。
また、付勢機構38において、付勢部材39が、接続部材40を介して締付軸34の軸方向の両端部34a,34bを天板26側へ付勢する。付勢機能を担う付勢部材39と、接続機能を担う接続部材40とで、機能を分離するので、付勢部材39および接続部材40の形状設定やレイアウトの自由度を高くすることができる。
また、付勢部材39が第1側板25の外側方へ出っ張ることがなく、また、第1ブラケット21からコラム移動方向X1側への突出量をゼロにしたり少なくしたりすることができる。したがって、付勢部材39を小型化することができ、ステアリング装置1として小型化、軽量化を図ることができる。
また、第1ブラケット21よりもコラム移動方向X1側への付勢部材39の突出量をゼロまたは少なくすることができるので、二次衝突時に付勢部材39とセンサハウジング11とを干渉させることなく、衝撃吸収ストロークを容易に確保することができる。この観点からも、ステアリング装置1を軸方向Xに小型化することができる。
また、接続部材40が、締付軸34の両端部34a,34bに直接係合するので、ロック解除するときの操作レバー35の操作力の大きさに及ぼす影響を抑制することができる。すなわち、仮に、接続部材が、締付機構(の例えば第2カム)に係合する場合には、ロック解除のときに側板間の隙間が拡がらないで操作レバー35の操作力が不必要に重くなる(操作者が、操作レバー35の摺動性が悪いような操作フィーリングを受ける)等の悪影響が出るおそれがある。これに対して、本実施形態では、ロック解除のときの操作レバー35の操作力が不必要に重くなる等の悪影響を抑制することができる。
また、第1ブラケット21の内方空間において、接続部材40の第1係合部44が、ステアリングコラム4の中心軸線C1よりも上方に配置されて付勢部材39の被係合部42に係合し、接続部材40の一対の第2係合部(係合孔45)が、対応する第1側板25と第2側板27との間でそれぞれ締付軸34に係合するので、省スペースを図ることができる。
また、図2、図3に示すように、各第1側板25の凹部89に、接続部材40の対応する縦板部46が収容された状態で、各第1側板25の凹部89の両側の押圧面部88が、対応する第2側板27を押圧するので、第1側板25が第2側板27を安定して押圧することができる。したがって、支持剛性が向上する。
また、吊り下げ板49によって天板26を吊り下げる構造(吊り下げ機構30)の要素であるスライド板57が、付勢部材39を支持する機能を果たすので、別途に専用の支持部材を設ける必要がなく、構造を簡素化することができる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、図5の第2実施形態に示すように、接続部材40Aの縦板部46Aに設けられた第2係合部としての係合孔45Aが、筒状部95を周囲に形成するバーリング孔であってもよい。この場合、係合孔45A(第2係合部)としてのバーリング孔の内周(筒状部95の内周)と締付軸34の外周との接触面圧が抑制されるので、係合孔45Aがロック解除時の締付軸34の動作を阻害することを抑制することができる。
また、付勢部材39が、第1ブラケットの天板に直接支持されてもよい。例えば、図6の第3実施形態に示すように、第1ブラケット21Bの天板26Bの開口97の縁部に切り起こされた支持片98によって、付勢部材39の連結部81を支持するようにしてもよい。この場合、付勢部材39の被支持部は、連結部81に配置される。
また、従来では、跳ね上げばねの一端を係止するために第1ブラケットの側板から外側方に突出する延設板を設けているため、第1ブラケットの構造が複雑となる。その結果、第1ブラケットの歩留りが悪くなって製造コストが高くなるという問題がある。これに対して、本実施形態では、延設板を廃止できるので、第1ブラケットの構造を簡素化することができる。その結果、第1ブラケットの歩留りを向上して、製造コストを安くすることができる。
また、本実施形態では、衝撃吸収時に、仮に、付勢部材39が、他の部品と干渉するようなことがあっても、付勢部材39が移動することにより、衝撃吸収荷重の上昇を抑制することができる。
その他、本発明は特許請求の範囲記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
1…ステアリング装置、2…操舵部材、3…ステアリングシャフト、4…ステアリングコラム、7…アッパーシャフト、9…アッパーチューブ、11…センサハウジング、18…車体、19…固定ブラケット、21;21B…第1ブラケット、22…第2ブラケット、24…チルト中心軸、25…第1側板、26;26B…天板、27…第2側板、29…吊り下げボルト、30…吊り下げ機構、31…ロック機構、32…チルト用長溝、33…テレスコ用長溝(挿通溝)、34…締付軸、34a,34b…端部、35…操作レバー、38…付勢機構、39…付勢部材、40;40A…接続部材、41…被支持部、42…被係合部、43…ばね部、44…第1係合部、45;45A…係合孔(第2係合部)、46;46A…縦板部、48…長溝、49…吊り下げ板、52…丸孔(挿通孔)、56…挿通孔、57…スライド板、57a…支持部、64…締付機構、65…第1カム、66…第2カム(一方の締付部材)、68…(他方の)締付部材、80…半体、81…連結部、82…固定端、83…フック、84…可動端、85…第1部分、86…第2部分、88…押圧面部、89…凹部、91…アーチ板部、92…傾斜板部、C1…中心軸線、K…(締付軸の)軸方向、X…(ステアリングシャフトの)軸方向、X1…コラム移動方向、Y…チルト方向

Claims (7)

  1. 一対の第1側板と前記一対の第1側板の上端間を連結する天板とを含む溝形をなし、車体に支持される第1ブラケットと、
    前記一対の第1側板間に配置され、ステアリングシャフトを回転可能に支持する筒状のステアリングコラムと、
    前記一対の第1側板にそれぞれ対向する一対の第2側板を含み、前記ステアリングコラムに固定された第2ブラケットと、
    前記第1側板のチルト用長溝および前記第2側板の挿通溝を挿通する締付軸と、前記締付軸と一体回転する操作レバーと、前記操作レバーの回転操作に伴って前記締付軸に軸力を発生させて各前記第1側板を対応する第2側板に締め付ける締付機構とを含むロック機構と、
    前記ステアリングシャフトの軸方向から見たときに前記第1ブラケットの内方空間に配置され、前記締付軸の軸方向の一対の端部を前記天板側へ付勢する付勢機構と、を備えるステアリング装置。
  2. 請求項1において、前記付勢機構は、前記天板に直接または間接的に支持された付勢部材と、前記締付軸の前記一対の端部に係合し、前記付勢部材と前記締付軸とを接続する接続部材と、を含むステアリング装置。
  3. 請求項2において、前記接続部材が、前記締付軸の前記一対の端部に直接係合するステアリング装置。
  4. 請求項2または3において、前記付勢部材は、前記天板に直接または間接的に支持される被支持部と、前記接続部材に係合される被係合部と、前記被支持部と前記被係合部との間に介在するばね部と、を含み、
    前記接続部材は、前記軸方向から見たときに前記ステアリングコラムの中心軸線よりも上方に配置されて前記付勢部材の被係合部に係合する第1係合部と、各前記第1側板と対応する第2側板との間でそれぞれ前記締付軸に係合する一対の第2係合部と、を含むステアリング装置。
  5. 請求項4において、前記接続部材は、前記第2係合部としての係合孔をそれぞれ有して互いに対応する第1側板と第2側板との間に配置される一対の縦板部を含み、
    各前記第1側板の内側面は、前記コラム移動方向に離隔し対応する第2側板を押圧する一対の押圧面部と、前記一対の押圧面部間に配置され、対応する縦板部を収容する凹部と、を含むステアリング装置。
  6. 請求項5において、前記第2係合部としての前記係合孔は、筒状部を周囲に形成するバーリング孔であるステアリング装置。
  7. 請求項1から6の何れか一項において、二次衝突時のコラム移動方向に延びる長溝を含み、前記第1ブラケットの前記天板の上面に対向し、車体に固定される吊り下げ板と、
    前記天板の下面に沿い前記付勢部材の前記被支持部を支持する支持部を含むスライド板と、
    前記吊り下げ板の前記長溝と前記天板の挿通孔と前記スライド板の挿通孔とを挿通して、前記吊り下げ板に対して前記天板および前記スライド板を吊り下げ、二次衝突時に前記天板および前記スライド板と前記コラム移動方向に同行移動する吊り下げボルトと、を備えるステアリング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2025239003A1 (ja) * 2024-05-14 2025-11-20 株式会社山田製作所 ステアリング装置

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