JP2015199521A - ブロー成形プラスチックボトル - Google Patents

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賀 勇 介 須
Yusuke Suga
賀 勇 介 須
脇 琢 磨 宮
Takuma Miyawaki
脇 琢 磨 宮
瀬 真理子 一
Mariko ICHINOSE
瀬 真理子 一
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Abstract

【課題】ブロー成形プラスチックボトルにおいて、加温時の全高の変化を小さく抑える。
【解決手段】ブロー成形プラスチックボトル10は、口部11と、肩部12と、胴部20と、底部30とを備えている。底部30は周縁部31と、持上部32と、周縁部31と持上部32との間の円周状接地部35とを有する。周縁部31に複数の半径方向リブ31aが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、加温用のブロー成形プラスチックボトルに係り、とりわけホットウォーマーまたは自動販売機において加温される飲料用等の加温用のブロー成形プラスチックボトルに関する。
近時、飲料用等のボトルとして、プラスチック製のものが一般化してきており、このようなプラスチックボトルには加温飲料用に用いられるものも多くなってきている。
このような加温用のプラスチックボトルに求められる性能として、加温時にボトル外観を損なわないことが挙げられる。
このようなプラスチックボトルは、口部と、肩部と、胴部と、底部とを有しており、プラスチックボトルはプリフォームを準備し、このプリフォームに対してブロー成形を施すことにより成形される。またプラスチックボトルの底部は周縁部を含むが、加温時に周縁部が降下し、このことによりプラスチックボトルの全高が大きくなることがある。この場合は、全高が大きくなったプラスチックボトルが自動販売機内で詰まってしまうことがある。
特開2006−264721号公報
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、加温時において底部の周縁部が降下することなく、全高の変化を抑えることができるブロー成形プラスチックボトルを提供することを目的とする。
本発明は、ブロー成形により製造されたプラスチックボトルにおいて、口部と、肩部と、円筒状の胴部と、底部とを備え、底部は周縁に位置する周縁部と、中央に位置し上方へ持上げられた持上部と、周縁部と持上部との間に位置する円筒状接地部とを有し、周縁部に接地部に向って半径方向に延び、内側へ引込む凹状の半径方向リブを設けたことを特徴とするプラスチックボトルである。
本発明は、底部の各凹状リブは、周縁部から接地部直前まで延びていることを特徴とするプラスチックボトルである。
本発明は、胴部に、複数の平板状のパネル部が形成されていることを特徴とするプラスチックボトルである。
本発明は、底部の持上部に、外側に向って突出する複数の突部が環状に設けられていることを特徴とするプラスチックボトルである。
本発明は、上記記載のプラスチックボトルを成形するためのプリフォームである。
本発明によれば、底部の周縁部に設けられた半径方向リブにより、周縁部を補強することができ、加温時において周縁部が降下してプラスチックボトルの全高が大きくなることが抑制される。
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態によるブロー成形プラスチックボトルを示す正面図、図1(b)はその斜視図、図1(c)はその底部を示す底面図。 図2はブロー成形プラスチックボトルの底部拡大断面図。 図3は、プラスチックボトルを作製するためのプリフォームを示す図。 図4(a)は、比較例としてのブロー成形プラスチックボトルを示す正面図、図4(b)はその斜視図、図4(c)はその底部を示す底面図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図3は本発明のの実施の形態を示す図である。
まず、図1乃至図3により、本実施の形態による加温用のブロー成形プラスチックボトルの概要について説明する。
図1乃至図3に示すプラスチックボトル10は、射出成形により得られるとともに、口部11を有するプリフォーム10Aを準備し(図3参照)、このプリフォーム10Aに対して二軸延伸ブロー成形を施すことにより作製される。
このようなプラスチックボトル10は、280mlの容積をもつ軽量のボトルからなっている。またプラスチックボトル10の高さは100〜200mm、胴径は50〜70mmとなっている。また後述する底部30の高さは5〜30mmとなっている。
このような加温用の非耐熱成形プラスチックボトル10は、口部11と、口部11下方に設けられた肩部12と、肩部12下方に設けられた胴部20と、胴部20下方に設けられた底部30とを備えている。
このうち胴部20は、互いに同一の形状からなる6つの平板状のパネル部23を有しており、全体として円筒形状からなっている。また隣接するパネル部23間には、それぞれ境界面22が形成されている。
また胴部20と肩部12との間には、水平凹状リブ24が形成され、胴部20と底部との間には、水平凹状リブ25が形成されている。
また、上述のように胴部20には、6つの平板状のパネル部23が設けられ、このパネル部23によってプラスチックボトル10内の膨張時および減圧時にプラスチックボトル10に加わる圧力を吸収している。
また、底部30は周縁部31と、底部30の中央に位置するとともに周縁部31より上方へ持上げられた持上部32と、周縁部31と持上部32との間に位置する円周状接地部35とを有する。さらに持上部32の中央には中央部32aが形成されている。また底部30には周縁部31から半径方向内方に向って延びる5つの突部33が形成されている。この5つの突部33は底部30の外側に向って突出するとともに、各突部33間には凹部34が形成されている。さらにまた、周縁部31と持上部32との間に設けられた円周状接地部35において底部30の断面形状は変曲点をもつ。
また周縁部31に、円周状接地部35に向って半径方向に延びるとともに、内側へ引込む凹状の12本の半径方向リブ31aが設けられている。
また4つの突部33は互いに72°ずつ互いに離間して形成されている。さらに各半径方向リブ31aは周縁部31から接地部35に向って半径方向に延びるが、接地部35の直前で停止している。
このように周縁部31に、円周状接地部35に向って半径方向に延びる半径方向リブ31aを設けることにより、周縁部31における強度を補強することができる。なお、プラスチックボトル10の容積が280mlの場合、半径方向リブ31aの深さは0.5〜4.0mm程度であることが好ましい。
このような加温用の非耐熱成形プラスチックボトル10は、合成樹脂材料(プラスチック樹脂材料)を射出成形して製作したプリフォーム10Aを二軸延伸ブロー成形することにより作製することができる。なおプリフォームすなわちプラスチックボトル10の材料としては熱可塑性樹脂、特にPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、再生樹脂、生分解性樹脂を使用する事が好ましい。
また、プラスチックボトル10は、2層以上の多層成形ボトルとして形成することもできる。即ち押し出し成形または射出成形により、例えば、中間層をMXD6、MXD6+脂肪酸塩、PGA(ポリグリコール酸)、EVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)又はPEN(ポリエチレンナフタレート)等のガスバリア性及び遮光性を有する樹脂(中間層)として3層以上からなるプリフォームを押出成形後、吹込成形することによりガスバリア性及び遮光性を有する多層ボトルを形成しても良い。なお、このような中間層は、プラスチックボトル10のうち少なくとも胴部20内に設けることが好ましい。また底部30において、底部30の持上部32を除く領域に中間層を設けることが好ましい。ケース落下等の衝撃を受けた際この部分がデラミ(層間剥離)を起こすおそれがあるからである。また、熱可塑性樹脂の溶融物に不活性ガス(窒素ガス、アルゴンガス)を混ぜることで、0.5〜100μmの発泡セル径を持つ発泡プリフォームを成形し、この発泡プリフォームをブロー成形することによって、プラスチックボトル10を作製しても良い。このようなプラスチックボトル10は、発泡セルを内蔵しているため、プラスチックボトル10全体の遮光性を高めることができる。ガスバリア性及び遮光性を有する為に、多層にするだけでなく熱可塑性樹脂同士をブレンドしたブレンドボトルを形成しても良い。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず上述したプリフォーム10Aを準備し、このプリフォーム10Aをブロー成形金型(図示せず)内に挿入する。次にブロー成形金型内でプリフォーム10Aに対してブロー成形を施すことにより、上述したプラスチックボトル10を得ることができる。
次にプラスチックボトル10内に内容液を供給し、口部11をキャップ(図示せず)により密栓する。
次に内容液が充てんされたプラスチックボトル10を加温すると、プラスチックボトル10の内圧が上昇し、プラスチックボトル10の内圧が底部30にかかる(図2参照)。
この場合、底部30の周縁部31が、内圧により降下して底部30の輪郭が実線から破線のように変化する。
本実施の形態によれば、周縁部31に半径方向に延びる半径方向リブ31aが設けられているため、周縁部31の強度を補することができ、周縁部31の降下を最小限に抑えることができる。このため加温時においてプラスチックボトル10の全高(プラスチックボトルの底部30から口部11までの全高)Hが大きくなることが抑制され、プラスチックボトル10が自動販売機内で機械内部に引掛ったりすることが少なくなる。
次に本発明の具体的実施例について、説明する。
まず射出成形により21.8gのPET単層プリフォーム10Aを作製した。次にプリフォーム10Aを二軸延伸ブロー成形する事により、図1(a)(b)(c)に示す280mlの本実施の形態によるプラスチックボトル10を得た。
次に比較例としてのプラスチックボトル10を作製した。まず射出成形により21.8gのPET単層プリフォーム10Aを作製した。次にプリフォーム10Aを二軸延伸ブロー成形する事により、比較例としての280mlのプラスチックボトル10を作製した(図4(a)(b)(c)参照)。
図4(a)(b)(c)に示す比較例としてのプラスチックボトル10は、底部30の周縁部31に半径方向リブ31aを設けていない点を除いて、図1(a)(b)(c)に示す本実施の形態のプラスチックボトル10と同一である。
このようにして得られた本実施の形態のプラスチックボトル10と、比較例としてのプラスチックボトル10に対して加温適性試験を施した。
この加温適性試験は、プラスチックボトル10内に80℃の温水を充てんし、60分間放置した後のプラスチックボトルの変形量をみる試験である。
この試験結果を下表1に示す。
Figure 2015199521
このように本実施の形態によれば、比較例に比べて、プラスチックボトル10の全高変化量を小さく抑えることができる。
10 プラスチックボトル
11 口部
12 肩部
20 胴部
22 境界面
23 パネル部
24 水平凹状リブ
25 水平凹状リブ
30 底部
31 周縁部
31a 半径方向リブ
32 持上部
32a 中央部
33 突部
34 凹部
35 接地部

Claims (5)

  1. ブロー成形により製造されたプラスチックボトルにおいて、
    口部と、
    肩部と、
    円筒状の胴部と、
    底部とを備え、
    底部は周縁に位置する周縁部と、中央に位置し上方へ持上げられた持上部と、周縁部と持上部との間に位置する円周状接地部とを有し、
    周縁部に接地部に向って半径方向に延び、内側へ引込む凹状の半径方向リブを設けたことを特徴とするプラスチックボトル。
  2. 底部の各凹状リブは、周縁部から接地部直前まで延びていることを特徴とする請求項1記載のプラスチックボトル。
  3. 胴部に、複数の平板状のパネル部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のプラスチックボトル。
  4. 底部の持上部に、外側に向って突出する複数の突部が環状に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のプラスチックボトル。
  5. 請求項1乃至4のいずれか記載のプラスチックボトルを成形するためのプリフォーム。
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