JP2015200720A - 表示装置、温度情報取得装置及び温度情報取得方法 - Google Patents

表示装置、温度情報取得装置及び温度情報取得方法 Download PDF

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Abstract

【課題】面部の温度を検出することができる表示装置、温度情報取得装置及び温度情報取得方法を提供する。
【解決手段】表示装置は、画像を表示する表示部210と、表示部210に対して光を照射する照射部180と、X方向に並列する複数の電極215と、複数の電極215に電気信号を印加する印加部110と、電気信号により生じる複数の電極215の電気的変化を検出する検出部120と、電気的変化が示す複数の電極215の温度情報に基づいて、表示部210又は照明部180を制御する制御部130と、を備える。
【選択図】図19

Description

本発明は、表示装置、温度情報取得装置及び温度情報取得方法に関する。
表示装置として一般的な液晶ディスプレイは、温度により動作時の応答特性が変化する。このため、液晶ディスプレイの周囲の温度を検出する温度センサにより検出された温度に応じた液晶ディスプレイの動作制御を行う方法が知られている(例えば特許文献1)。
特開2011−099879号公報
ところで、液晶ディスプレイは、液晶の特性上、表示領域内で所定以上の高温に達した部分が生じると、その部分で表示不良が起こる可能性がある。例えば、太陽光の照射等により液晶ディスプレイの一部又は全部が100℃を超えると、その部分の表示内容が乱れる又は表示ができなくなる等の表示不良が起こる可能性がある。このような温度による問題に係り、液晶ディスプレイの表示面のような面部の温度を検出したいという要望がある。しかしながら、特許文献1に記載の方法では、このような面部の温度を検出することができなかった。
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたもので、面部の温度を検出することができる表示装置、温度情報取得装置及び温度情報取得方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様による表示装置は、画像を表示する表示部と、前記表示部に対して光を照射する照射部と、前記表示部の表示面に沿う所定の一方向に並列する複数の電極と、前記複数の電極に電気信号を印加する印加部と、前記電気信号により生じる前記複数の電極の電気的変化を検出する検出部と、前記電気的変化が示す前記複数の電極の温度情報に基づいて、前記表示部又は前記照明部を制御する制御部とを備える。
図1は、第1実施例によるコマンド実行装置の主要機能に係る構成を示すブロック図である。 図2は、複数の電極の配置及び電極に接続された検出部の接続の一例を示す図である。 図3は、パネルの一部分の温度を他の部分の温度に比して上昇させた場合における複数の電極の電気抵抗値の変化を測定するための試験に係る構成の一例を示す図である。 図4は、パネルの一か所に集光の中心が位置する場合のパネルの温度分布を示す図である。 図5は、図4とは異なるパネルの一か所に集光の中心が位置する場合のパネルの温度分布を示す図である。 図6は、図4及び図5に示す温度分布における各電極の電気抵抗値の一例を示す図である。 図7は、コマンド実行に係る各部の動作の流れの一例を示すフローチャートである。 図8は、図7のフローチャートにおけるステップS3の具体的処理内容の一例を示すサブフローチャートである。 図9は、第2実施例による表示装置の主要機能に係る構成を示すブロック図である。 図10は、本発明の表示装置の表示部に組み込まれた温度センサ電極の配置の一例を示す図である。 図11は、電極の具体的形状及び配置の一例を示す図である。 図12は、一つの電極に関する電気的な特徴を示す図である。 図13は、電極全体の温度が均等である場合の電流値の変化の一例を示す図である。 図14は、電極のうち検出部に接続された端部側(図11及び図12に示す電極の下側)の部分の温度が他の部分の温度に比して高い場合の電流値の変化の一例を示す図である。 図15は、電極のうちY方向の中央部分の温度が他の部分の温度に比して高い場合の電流値の変化の一例を示す図である。 図16は、電極のうち端部の反対側(図11及び図12に示す電極の上側)の部分の温度が他の部分の温度に比して高い場合の電流値の変化の一例を示す図である。 図17は、第2実施例における電極215の温度情報に関する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図18は、第2実施例における特定部による温度分布モデルデータの特定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図19は、第3実施例による表示装置の主要機能に係る構成を示すブロック図である。 図20は、一つの電極の計算モデルの一例を示す図である。 図21は、低抵抗時のパルス応答の変化パターンに対応する電圧波形の一例を示す図である。 図22は、高抵抗時のパルス応答の変化パターンに対応する電圧波形の一例を示す図である。 図23は、図21に示す変化パターンにより示される電圧値の積分を示す図である。 図24は、図22に示す変化パターンにより示される電圧値の積分を示す図である。 図25は、図21に示す電圧値のうちパルスオン開始から200マイクロ秒〜250マイクロ秒後の電圧値の積分から得られる電圧値の変化の最小値を示す図である。 図26は、図22に示す電圧値のうちパルスオン開始から200マイクロ秒〜250マイクロ秒後の電圧値の積分から得られる電圧値の変化の最小値を示す図である。 図27は、二つの参照テーブルの各々に含まれる複数の抵抗分布モデルの各々と対応付けられた電圧値の積分から得られる電圧値の変化の最小値の一例を示す図である。 図28は、図23に示す電圧波形積分のうち、パルスオン開始から180マイクロ秒〜210マイクロ秒後の電圧波形積分を拡大して示す図である。 図29は、図24に示す電圧波形積分のうち、パルスオン開始から180マイクロ秒〜210マイクロ秒後の電圧波形積分を拡大して示す図である。 図30は、二つの参照テーブルの各々に含まれる複数の抵抗分布モデルの各々と対応付けられた電圧積分値の一例を示す図である。 図31は、第3実施例における電極215の温度情報に関する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図32は、第3実施例における特定部による抵抗分布モデルデータの特定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図33は、本発明の表示装置が適用されるヘッドアップディスプレイを示す概略図である。 図34は、本発明の実施の形態に係るタッチ検出機能付き表示装置の一構成例を表すものである。 図35は、図34の要部(部分A1)の断面構造の例を表すものである。 図36は、タッチ検出電極TDLに対する電気的接続の構成の一例を示す図である。 図37は、本発明の入力機能付き表示装置が適用される車載表示装置の外観の一例を示す図である。 図38は、本発明の入力機能付き表示装置が適用されるスマートフォンの外観の一例を示す図である。
以下に、本発明の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
説明は以下の順序で行う。
1.第1実施例
2.第2実施例
3.第3実施例
4.適用例
5.その他
<1.第1実施例>
まず、図1〜図8を参照して、本発明の第1実施例について説明する。以下の説明において、液晶ディスプレイの表示面等の平面に沿う所定の一方向をX方向とし、この平面に沿い、かつ、X方向に直交する方向をY方向とし、X方向及びY方向に直交する方向をZ方向とする。
図1は、第1実施例によるコマンド実行装置100の主要機能に係る構成を示すブロック図である。図1に示すように、コマンド実行装置100は、複数の電極(例えば電極A,B,C,D,E,F,G,H,I,J)と、印加部110と、検出部120と、制御部130と、図示しない通知部とを備える。
図2は、複数の電極A〜Jの配置及び電極A〜Jに接続された検出部120の接続の一例を示す図である。具体的には、複数の電極A〜Jは、所定の一方向に並列する。具体的には、複数の電極A〜Jは、例えば、X方向に並列し、長手方向がY方向に沿う十の電極である。複数の電極A〜Jは、板状のパネル161の平面に沿って設けられる。
印加部110は、複数の電極A〜Jに電気信号を印加する。具体的には、印加部110は、例えば、所定のパルス信号を電気信号として電極A〜Jに出力する回路及びこの回路によるパルス信号の出力の有無を切り替えるコントローラ等を有する。印加部110は、電極A〜Jと電気的に接続され、パルス信号を電極A〜Jに出力する。
検出部120は、電気信号により生じる複数の電極A〜Jの電気的変化を検出する。具体的には、検出部120は、例えば複数の電極A〜Jの各々の電気抵抗値を測定する回路である。検出部120は、印加部110により印加されたパルス信号に応じて電極A〜Jに流れた電流値又は電極A〜Jの電圧値に基づいて、電極A〜Jの抵抗値を測定する。印加部110及び検出部120は、例えば接続される電極A〜Jを切り替えるスイッチを介して複数の電極A〜Jと接続されるが、一例であってこれに限られるものでない。複数の電極A〜Jの各々に個別に印加部110及び検出部120を設けてもよい。
制御部130は、記憶部131と、演算部132とを有する。記憶部131は、プログラム141及び温度モデルデータ142を記憶する記憶装置である。プログラム141は、検出部により検出された電気的変化が示す複数の電極の温度に基づいてコマンドを実行するためのプログラムである。温度モデルデータ142は、電極A〜Jの電気抵抗値と電極A〜Jの温度との関係を示すデータである。より具体的に言えば、温度モデルデータ142は、一つの電極の電気抵抗値がある電気抵抗値(例えば所定の範囲内の電気抵抗値)である場合に当該一つの電極がある温度(例えば所定の範囲内の温度又は所定の温度以下の温度)であることを示すデータである。すなわち、温度モデルデータ142を用いることで、電極A〜Jの電気抵抗値から電極A〜Jの温度を求めることができる。このように、制御部130は、プログラム141を実行し、検出部120により検出された電極A〜Jの電気抵抗値及び温度モデルデータ142を用いることで、複数の電極A〜Jの各々の電気抵抗値から複数の電極A〜Jの各々の温度を特定し、特定された温度に基づいたコマンドを実行することができる。具体的には、演算部132は、記憶部131からプログラム141を読み出して実行処理することで、特定部135及び実行部136として機能する。特定部135は、検出部120により検出された電気的変化(電気抵抗値)に対応する温度情報を特定するための演算を行う。実行部136は、複数の電極の電気的変化が示す複数の電極の温度(例えば特定部135により特定された温度)に基づいてコマンドを実行する。具体的には、制御部130は、例えばパネル161に設けられた複数の電極のうち最も温度が高い電極を示す識別情報及び当該電極の温度を通知するためのコマンドを通知部に出力する。
通知部は、制御部130の制御下で動作することで、複数の電極のうち最も温度が高い電極を示す識別情報及び当該電極の温度を通知する。具体的には、通知部は、例えば識別情報通知部191と温度通知部192とを有する。識別情報通知部191は、X方向についてパネル161で最も温度が高い位置をA〜Jのいずれかの記号で示す。温度通知部192は、識別情報通知部191が示す位置における電極の温度を示す。通知部は、例えば複数の7セグメントディスプレイで構成されるが、これは通知部の具体的構成の一例であってこれに限られるものでない。通知部は、他の表示装置により同様の表示を行ってもよいし、表示以外の方法(例えば音声通知等)で同様の通知を行うための構成であってもよい。また、通知部は、表示及び表示以外の方法による通知を同時又は選択的に行う構成であってもよい。
図3は、パネル161の一部分の温度を他の部分の温度に比して上昇させた場合における複数の電極A〜Jの電気抵抗値の変化を測定するための試験に係る構成の一例を示す図である。図4及び図5は、パネル161の温度分布の一例を示す図である。図4は、パネル161の一か所に集光の中心が位置する場合の温度分布を示す図である。図5は、図4とは異なるパネル161の一か所に集光の中心が位置する場合の温度分布を示す図である。図6は、図4及び図5に示す温度分布における複数の電極A〜Jの各々の電気抵抗値の一例を示す図である。
図3に示すように、パネル161は、集光レンズ162を介して集光された人工太陽灯等の光源163の光を照射される。集光された光が照射されるパネル161上の位置は移動可能である。サーモグラフィー164は、パネル161の各部の温度を測定し、図4及び図5に示すように、パネル161の温度分布を示す画像を出力する。
サーモグラフィー164による温度の測定中に、パネル161上で集光された光が照射される位置を電極F上から電極E上に移動させた場合、図4、図5に示すように、パネル161においてより温度が高い部分は、電極F上から電極E上に移動する。この温度分布の変化に伴い、検出部120により測定される複数の電極A〜Jの電気抵抗値は、図6に示すように、抵抗値分布曲線170Fから抵抗値分布曲線170Eのように変化する。すなわち、パネル161の温度分布においてより温度が高い部分が電極F上から電極E上に移動することに伴い、電気抵抗値のピークも、電極Fから電極Eに移動する。このように、パネル161の各部における温度の高低と、パネル161の各部に設けられた複数の電極A〜Jの各々が示す電気抵抗値の高低とは連動する。よって、パネル161に設けられた複数の電極A〜Jの電気抵抗値を取得することで、パネル161のX方向の温度分布を示す情報が得られる。
具体的には、本実施例において、特定部135は、温度モデルデータ142が示す電気抵抗値と温度との対応関係を用いて検出部120により検出された複数の電極A〜Jの各々の電気抵抗値に対応する温度を特定する。これにより、特定部135は、複数の電極A〜Jが設けられた位置に対応するパネル161のX方向の各位置の温度を示す情報を取得する。また、特定部135は、複数の電極A〜Jの各々の温度を示す情報を、複数の電極A〜Jが設けられた範囲におけるパネル161のX方向の温度分布を示す情報として取得することができる。
本実施例において、実行部136は、パネル161に設けられた複数の電極のうち最も温度が高い電極を示す識別情報及び当該電極の温度を通知するためのコマンドを通知部に出力する。具体的には、パネル161上で集光された光が照射される位置が電極F上である場合、電極Fの位置を示す「F」の記号を識別情報通知部191で示すと共に、電極Fの温度を温度通知部192で示すためのコマンドを通知部に出力する。パネル161上で集光された光が照射される位置が電極F上から電極E上に移動して電極Eの温度が電極Fの温度よりも高くなった後、実行部136は、電極Eの位置を示す「E」の記号を識別情報通知部191で示すと共に、電極Eの温度を温度通知部192で示すためのコマンドを通知部に出力する。なお、特定部135による温度の特定及び実行部136によるコマンドの実行の実施タイミング(例えば実施周期等)は任意である。ここで、特定部135は、特定の電極(例えば温度が高くなりやすい位置に存する電極等)に係る温度の特定の頻度を他の電極に比してより高くしてもよい。具体的には、検出部120による特定の電極(例えば温度が高くなりやすい位置に存する電極等)に係る電気的変化の検出の頻度を他の電極に比してより高くし、この検出をトリガーにして特定部135が温度の特定を行うようにしてもよいし、特定部135が温度の特定の頻度を決定して決定された頻度に応じて検出部120を動作させるようにしてもよい。実行部136は、最も温度が高い電極又は当該電極の温度に変化があった場合にコマンドを実行するようにしてもよいし、変化の有無に関わらず最新の特定結果に応じた内容のコマンドを実行するようにしてもよい。
図7は、コマンド実行に係る各部の動作の流れの一例を示すフローチャートである。印加部110は、複数の電極A〜Jに電気信号を印加する(ステップS1)。検出部120は、ステップS1で印加された電気信号により生じる複数の電極A〜Jの電気的変化を検出する(ステップS2)。第1実施例では、ステップS2で複数の電極A〜Jの各々の電気抵抗値が測定される。特定部135は、ステップS2で検出された電気的変化に基づいて複数の電極A〜Jの各々の温度を特定する(ステップS3)。実行部136は、ステップS3で特定された複数の電極A〜Jの各々の温度情報に基づきコマンドを実行する。たとえば、複数の電極A〜Jのうち最も温度が高い電極を示す識別情報及び当該電極の温度を通知するためのコマンドを通知部に出力し、通知部は、ステップS4のコマンドに応じた通知を行う。
図8は、図7のフローチャートにおけるステップS3の具体的処理内容の一例を示すサブフローチャートである。演算部132は、まだ温度に関する情報が特定されていない一つの電極(例えば電極A,B,C,D,E,F,G,H,I,Jのいずれか一つ)を選択する(ステップS11)。演算部132は、ステップS11で選択された電極の電気抵抗値に対応する温度モデルデータ142を特定する(ステップS12)。温度モデルデータ142の特定により、その温度モデルデータ142が示す電極の温度が特定される。演算部132は、複数の電極A〜J全ての温度モデルデータ142を特定したか否か判定する(ステップS13)。まだ複数の電極A〜J全ての温度モデルデータ142を特定していない場合(ステップS13;No)、処理は、ステップS11に移行する。複数の電極A〜J全ての温度モデルデータ142を特定した場合(ステップS13;Yes)、演算部132は、ステップS3の処理を完了する。なお、一つの電極の温度の特定に関する処理を電極の数だけループさせる方法に限らず、複数の電極のうち一部又は全部の温度を並行処理で特定するようにしてもよい。
以上、第1実施例によれば、温度に応じた電気的変化の検出結果に基づいて、複数の電極A〜Jの温度を特定することができる。このため、複数の電極A〜Jが設けられたパネル161の面部の温度を検出することができる。
また、複数の電極A〜Jの各々の温度を個別に特定することができる。このため、複数の電極A〜Jが並列するX方向について、パネル161の各部分の温度を個別に検出することができる。
<2.第2実施例>
次に、図9〜図18を参照して、本発明の第2実施例について説明する。第2実施例は、本発明による表示装置(表示装置200)の一実施例である。第2実施例において、第1実施例と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略することがある。図9は、第2実施例による表示装置200の主要機能に係る構成を示すブロック図である。表示装置200は、表示部210を備える。表示部210は、例えば液晶ディスプレイである。また、表示装置200は、第1実施例における電極A〜Jに代えて、電極215を備える。電極215は、表示部210に設けられている。
第2実施例の検出部120は、電極215を流れる電流値を検出する電流検出部121を有する。検出部120は、印加部110により印加された電気信号により生じる電流値の変化を電流検出部121で検出する。検出部120は、検出された電気的変化(電流値の変化)を示す信号を制御部130に出力する。
第2実施例の記憶部131は、複数の温度分布モデルデータ242を記憶する。温度分布モデルデータ242は、検出部120により検出された電極215を流れる電流値の検出結果と電極215の温度分布との関係を示すデータである。第2実施例において、複数の温度分布モデルデータ242のうち、平衡電流値(後述)が同一である温度分布モデルデータ242は、一つの参照単位(例えば参照テーブル245)にまとめられている。第2実施例の特定部135は、検出部120により検出された電流値の変化を示す情報から、この変化に対応する温度分布モデルデータ242を特定する。なお、「温度分布」とは、電極部215の各部分の相対的な温度の高低に限らず、各部分の温度が具体的に何度(例えば摂氏℃)であるかを示す。言い換えれば、温度分布モデルデータ242を用いて、電極215の各部分の具体的な温度を求めることができる。
第2実施例の実行部136は、複数の電極215の温度情報に基づいて、表示部210の動作を制御するためのコマンドを実行する。具体的には、実行部136は、例えば、複数の電極215の一部又は全部が第1温度(例えば100℃)を超えた場合、表示部210による表示を終了させるためのコマンドを表示部210に出力する。表示部210は、当該コマンドに応じて表示動作を終了する。これによって、表示部210の表示面の温度の上昇に伴う表示の乱れ等が生じたまま表示が継続されることを抑制することができる。
以下、表示部210及び電極215について詳細に説明する。図10は、表示装置200の表示部210に組み込まれた温度センサ電極(以下、電極215と記載)の配置の一例を示す図である。図10に示すように、表示部210は、液晶セル211、光源212及び二枚の偏光板213等を備える。電極215は、例えば表示面側の偏光板213と液晶セル211との間に設けられている。
図11は、電極215の具体的形状及び配置の一例を示す図である。図12は、一つの電極215に関する電気的な特徴を示す図である。図11に示すように、電極215は、表示部210の表示面に沿って、X方向に間隔をあけて並列する複数の延設部215Aと、複数の延設部215Aの一端同士を接続する接続部215Bとを有する。複数の延設部215Aの各々は、長手方向がY方向に沿う。具体的には、電極215は、例えば、長手方向がY方向に沿う四つの延設部215Aを有する。四つの延設部215Aのうち、X方向について隣接する二つの延設部215Aの端部と接続部215Bは、コの字状に屈曲した形状を形成するように接続されている。また、四つの延設部215A及び三つの接続部215Bは、連続する一条の導線として設けられている。すなわち、図11及び図12に示すように、電極215は、例えば略「M」字であって、当該「M」字の屈曲部を同一の方向に曲がる2つの直角の屈曲部の組み合わせとすることで180°折り返すようにした形状である。言い換えれば、電極215は、凹字の下辺を除いた形状となるように屈曲した一条の導線である。
電極215は、透明電極である。具体的には、電極215は、例えばITO(tin-doped indium oxide)で製造された薄膜の透明電極である。
図12に示すように、第2実施例における印加部110は、例えば電極215の両端に接続される。第2実施例における検出部120は、例えば電極215のX方向の中央部分の接続部215Bの両端に接続される。具体的には、電極215と、電極215の外部に設けられた印加部110及び検出部120との間には配線が設けられる。この配線によって電極215と印加部110及び検出部120とは電気的に接続される。
二つの延設部215A同士のX方向の間隔は、当該二つの延設部215A間に電荷が蓄えられる間隔である。すなわち、図12に示すように、電極215のうち、延設部215Aが隣接する部分はキャパシタ(コンデンサ)として機能し、電荷を蓄えることで静電容量(以下、単に容量)を持つ。ここで、キャパシタとしての延設部215Aの容量は、延設部215A間の電圧に応じて変化する。このため、延設部215Aの電気抵抗値が変化すると、容量も変化することになる。
図11に示すように、電極215は、X方向に沿って複数設けられる。複数の電極215同士のX方向の間隔は、複数の電極215間に電荷が蓄えられない間隔である。「複数の電極215間に電荷が蓄えられない間隔」とは、複数の電極215が協働してキャパシタとして機能することがない間隔をさす。さらに補足すれば、仮に複数の電極215が協働してキャパシタとして機能したとしても、検出部120による電気的変化の検出に際して実質的に無視することができる程度に小さな容量となる間隔をさす。これにより、複数の電極215の各々を電気的に独立させることができる。このため、複数の電極215の各々の電気的変化をより良好に検出することができる。
図11に示す複数の電極215は、粘着層214により偏光板213と接着される。粘着層214には、誘電体として機能する物質(例えば樹脂等)が含まれていてもよい。すなわち、複数の延設部215A間には誘電体が介在するようにしてもよい。この場合、一つの電極215が有する二つの延設部215A同士のX方向の間隔及び複数の電極215同士のX方向の間隔は、この誘電体による容量への影響を考慮して決定される。具体的には、例えば、凹字の下辺を除いた形状の一つの電極215のX方向の全幅は、2mm〜3mm、好ましくは2mmである。また、電極215同士のX方向の間隔は、1.5mm以上である。図11に示す電極215の数及び配置は模式的なものである。本発明における電極215の数及び配置は任意である。例えば、表示部210において温度が上昇しやすい一部分(例えばヘッドアップディスプレイ(HUD)において温度が上昇しやすいX方向の中央部等)のみに電極215を配置するようにしてもよい。また、X方向について全体的に電極215を配置しつつ、このような一部分により多くの電極215を集中的により高密度で配置するようにしてもよい。
次に、電流値の検出結果と電極215の温度分布との関係について詳細に説明する。図13〜図16は、検出部120により検出された電流値の変化と電極215の温度分布との対応関係の一例を示す図である。図13は、電極215全体の温度が均等である場合の電流値の変化の一例を示す図である。図14は、電極215のうち検出部120に接続された端部側(図11及び図12に示す電極215の下側)の部分の温度が他の部分の温度に比して高い場合の電流値の変化の一例を示す図である。図15は、電極215のうちY方向の中央部分の温度が他の部分の温度に比して高い場合の電流値の変化の一例を示す図である。図16は、電極215のうち端部の反対側(図11及び図12に示す電極215の上側)の部分の温度が他の部分の温度に比して高い場合の電流値の変化の一例を示す図である。以下の説明における[fEA]の記載に含まれる「E」の文字は、サーカムフレックスが付されたEの文字であるが、明細書の記載ではサーカムフレックスを省略している。なお、第2実施例における「均等」は、電極215のY方向における異なる複数個所(例えば図14〜図16に示す3箇所)に設定された各部分の温度が、電流値(電気抵抗値)との対応関係に基づいた温度の分解能において実質的に同一であるか、または各部分の温度差が所定の範囲内(例えば1℃以内)であることをさす。
印加部110は、第1の所定時間(例えば110ミリ秒〜120ミリ秒)の間パルスが立ち上がり、その後第2の所定時間(例えば80ミリ秒〜90ミリ秒)の間パルスが下がるパルス信号を電極215に出力する。以下、パルスが立ち上がっていることを「パルスオン」、パルスが立ち上がっている時間を「パルスオン時」、立ち上がっていたパルスが下がることを「パルスオフ」、パルスオフが生じるタイミングを「パルスオフ時」、パルスオフ時より後の時間を「パルスオフ後」のように記載することがある。「パルスオフ後」は、具体的には、例えば、図13〜図16における120ミリ秒より後の時間である。
図13に示すように、電極215全体の温度が均等である場合、パルスオフ後における最大の電流値(電流値Max)とパルスオフ後における最小の電流値(電流値Min)との差は50[fEA]より小さい。一方、図14〜図16に示すように、電極215のうち一部分の温度が他の部分に比して高い場合、パルスオフ後における電流値Maxとパルスオフ後における電流値Minとの差は100[fEA]より大きい。このように、電極215の温度の均一性と、パルスオフ後の電流値Maxと電流値Minとの差との間には相関がある。電極215全体の温度がより均一に近いほど、パルスオフ後の電流値Maxと電流値Minとの差は小さくなる。
また、図14〜図16に示すように、電極215のうち他の部分に比して温度が高い一部分の位置が異なると、パルスオフ後の電流値Maxの値及び電流値Minの値がそれぞれ異なる値になる。このように、電極215において他の部分に比して温度が高い一部分の位置と、パルスオフ後の電流値Maxの値及び電流値Minの値との間にはそれぞれ相関がある。
このようなパルスオフ後の電流値Maxの値及び電流値Minの値の変化は、電極215を構成する素材の温度と電気抵抗値との対応関係に基づく。電極215を構成する金属は温度の上昇に比例して増大する。このため、平衡電流値は温度の上昇に比例して低下する。また、電極215のうち、温度が上昇した部分は、容量が増加する。このため、電極215の温度が高いほど、パルスオフ時に電極215から放電される容量が大きくなることに伴い、パルスオフ後の電流値Maxと電流値Minとの差が大きくなる。
また、電極215の一部分の温度が他の部分に比してより高い場合、この一部分がより高抵抗となる。これにより、この一部分の容量がより大きくなり、放電量が大きくなる。また、この一部分は、温度の低い他の部分の容量からの放電を妨げるように働く。このため、温度が高い部分の位置に応じて放電パターンの変化が生じる。検出部120は、この放電パターンの変化を検出する。これらのことから、平衡電流値の高低、パルスオフ後の電流値Maxと電流値Minとの差並びにパルスオフ後の電流値Maxの値及び電流値Minの値に基づいて、温度分布モデルデータ242を特定することができる。
具体的には、第2実施例における温度分布モデルデータ242は、平衡電流値と、パルスオフ後の電流値Maxの値及び電流値Minの値(並びにこの電流値Maxの値と電流値Minの値との差)の組み合わせパターンと、この組み合わせパターンが成立する場合の電極の温度分布とを示すデータである。このため、電極215の各部分の温度に応じた電気的変化(電流値の変化が示す平衡電流値と、パルスオフ後の電流値Maxの値及び電流値Minの値)を検出し、検出された電気的変化に対応する温度分布モデルデータ242を特定することで、電極215の温度分布を特定することができる。
なお、図13〜図16に示す平衡電流値は同一である。このため、特定部135として機能する演算部132は、パルスオン時における平衡電流値に基づいて、記憶部131に記憶された温度分布モデルデータ242を絞り込むことができる。演算部132は、絞り込まれた温度分布モデルデータ242から、パルスオフ後の電流値Max及び電流値Minに基づいて、電流値の変化に対応する温度分布モデルデータ242を特定する。よって、例えば、記憶部131が、平衡電流値が同一である複数の温度分布モデルデータ242が一つの参照単位(例えば参照テーブル245)にまとめられたデータ形式で温度分布モデルデータ242を記憶するようにしてもよい。言い換えれば、参照テーブル245が同一の平衡電流値を示す検出結果に対応した温度分布モデルデータ242をグループ化した集合データであるので、複数の温度分布モデルデータ242のうち一部を平衡電流値で絞り込むことができる。これによって、演算部132は、平衡電流値に基づいて参照テーブル245を特定し、パルスオフ後の電流値Maxの値及び電流値Minの値に基づいて、この参照テーブル245に含まれる温度分布モデルデータ242のうち電流値の変化パターンに対応する温度分布モデルデータ242を特定することができる。このように、特定部135は、電気信号が印加されている電極215の平衡電流値と電気信号が印加されている状態から非印加の状態になった後に生じた電流値の変化とに基づいて、電極215のY方向の温度分布を特定することができる。
より具体的には、例えば電極215のうち検出部120に接続された端部側の部分の電気抵抗値をΩ1とする。また、電極215のうちY方向の中央部分の電気抵抗値をΩ2とする。また、電極215のうち端部の反対側の部分の電気抵抗値をΩ3とする。また、これらの各部分の温度が均等にある温度(温度C1)である場合の電極215の電気抵抗値をΩAとする。この場合に、Ω1+Ω2+Ω3=ΩAが成り立つものとし、パルスオン時に検出部120により平衡電流値A1が検出されるものとする。ここで、いずれかの部分(例えば中央部分)の温度が温度C1より高いことで、この部分の電気抵抗値が高くなり、他の部分の温度が温度C1より低いことで、他の部分の電気抵抗値が低くなる場合、Ω2>Ω1(又はΩ3)の関係が成り立つ。一方、この関係が成り立つ場合に電極215全体の電気抵抗値が結果的にΩ1+Ω2+Ω3=ΩAとなるときがある。このときにも、パルスオン時に検出部120により平衡電流値A1が検出される。すなわち、パルスオン時に検出部120により検出される平衡電流値が同一であっても、各部の温度が「均等」である場合と一部分が他の部分に比して高温である場合とがあり得る。これらの各場合において、パルスオフ後の電流値の変化はそれぞれ異なるものになる。よって、パルスオフ後の電流値の変化に基づいて、電極215の温度分布を特定することができる。
図13〜図16に示す電流値の変化と電極215の温度分布との対応関係はあくまで一例である。記憶部131は、電極215の温度分布の複数のパターンと、これらの複数のパターンの各々に応じた電流値の変化パターンとの対応関係を示す複数の温度分布モデルデータ242を記憶する。
第2実施例における特定部135は、X方向に並列する複数の電極215の温度分布を個別に特定する。よって、第2実施例の表示装置200では、第1実施例のコマンド実行装置100と同様、X方向に並列する電極215の各々の温度を特定することができる。
電極215を用いた温度情報取得に係る各種の分解能は、本発明の実施に係る具体的な態様に応じる。例えば、一つの電極215のX方向の幅が2mm、電極215同士の間隔が1.5mmである場合、半径1cm程度の範囲の単位で面部(例えば液晶ディスプレイの表示面等)の各部の温度を特定することができる。また、X方向の分解能に関しては、電極215同士の間隔を変更することで変更することができる。また、Y方向の分解能に関しては、電極215の温度を特定するために参照されるデータ(例えば温度分布データ等)のパターン数に応じる。なお、このデータの参照のみで直接特定することができない部分の温度について、特定部135は、例えば検出部120により検出された検出結果に近似する複数のデータを用いて補間処理を行うことで、電極215の温度を特定するようにしてもよいし、全てのデータを参照して最も近似するデータを採用するようにしてもよい。また、このデータは、電極215と印加部110及び検出部120とを接続する配線を考慮したものである。
なお、検出部120により検出される平衡電流値が相対的に大きい場合、電極215の温度は相対的に低いことになる。このため、平衡電流値がある閾値(第1閾値)以上、すなわち、電極215全体の電気抵抗値がこの閾値に対応した電気抵抗値以下である場合、どのような温度分布であったとしても第1温度を超える部分が電極215に存在しないときがある。このような場合、実行部136はコマンドを実行しないことから、実行部136の動作制御の観点において、温度分布の詳細な特定は不要になる。このため、第2実施例では、平衡電流値が第1閾値以上の値である場合、特定部135による電極215の温度分布の特定を省略する。
図17は、第2実施例における電極215の温度情報に関する処理の流れの一例を示すフローチャートである。印加部110は、複数の電極215に電気信号を印加する(ステップS21)。検出部120は、ステップS21で印加された電気信号により生じる複数の電極215の電気的変化を検出する(ステップS22)。第2実施例では、ステップS22で複数の電極215の各々の電流値の変化が測定される。特定部135は、平衡電流値を求める(ステップS23)。特定部135は、ステップS23で求められた平衡電流値に、第1閾値以上である平衡電流値が含まれるか否か判定する(ステップS24)。全ての平衡電流値が第1閾値未満であると判定された場合(ステップS24;No)、電極215の温度情報に関する処理は終了する。第1閾値以上である平衡電流値が含まれると判定された場合(ステップS24;Yes)、特定部135は、平衡電流値が第1閾値以上である電極215の温度分布を特定する(ステップS25)。実行部136は、ステップS25で特定された電極215の温度分布において、第1温度を超える部分があるか否か判定する(ステップS26)。第1温度を超える部分があると判定された場合(ステップS26;Yes)、実行部136は、表示部210による表示を終了させるためのコマンドを表示部210に出力する(ステップS27)。表示部210は、ステップS27のコマンドに応じて表示動作を終了する(ステップS28)。ステップS28の処理後又はステップS26において第1温度を超える部分がないと判定された場合(ステップS26;No)、電極215の温度情報に関する処理は終了する。平衡電流値が第1閾値以上である電極215の温度分布を特定するとした点はあくまで一例であってこれに限られるものでなく、適宜変更可能である。例えば、平衡電流値に関わらず全ての電極215の温度分布を求めるようにしてもよい。
図18は、第2実施例における特定部135による温度分布モデルデータ242の特定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図18に示すフローチャートは、図17のフローチャートにおけるステップS25のサブフローチャートである。演算部132は、平衡電流値が第1閾値以上である電極215のうち、まだ温度に関する情報が特定されていない一つの電極215を選択する(ステップS31)。演算部132は、ステップS31で選択された電極215の平衡電流値に対応する参照テーブル245を特定する(ステップS32)。演算部132は、パルスオフ後の電流値Maxの値及び電流値Minの値を求める(ステップS33)。演算部132は、ステップS32で特定された参照テーブル245に含まれる温度分布モデルデータ242のうち、ステップS33で求められた電流値Maxの値及び電流値Minの値に対応する温度分布モデルデータ242を特定する(ステップS34)。温度分布モデルデータ242の特定により、その温度分布モデルデータ242が示す電極215の温度分布が特定される。演算部132は、平衡電流値が第1閾値以上である全ての電極215の温度分布を特定したか否か判定する(ステップS35)。まだ全ての電極215の温度分布を特定していない場合(ステップS35;No)、処理は、ステップS31に移行する。全ての電極215の温度分布を特定した場合(ステップS35;Yes)、演算部132は、温度分布モデルデータ242の特定処理を終了する。
以上、第2実施例によれば、第1実施例の効果に加えて、複数の電極215の各々のY方向の温度分布を特定することができる。また、第1実施例と同様に、X方向について、複数の電極215の各々の温度を個別に検出することができる。これらのことから、複数の電極215が設けられた表示部210の表示面の各部の温度を特定することができる。
また、複数の電極215の一部又は全部が所定の温度(例えば100℃)を超えた場合、コマンドにより表示部210による表示を終了させるので、表示部210の表示面の温度の上昇に伴う表示の乱れ等の問題の発生を抑制することができる。
また、電極215が透明であるので、表示部210の表示面に温度情報取得のための電極215を設けることによる表示内容への影響をより低減することができる。
<3.第3実施例>
次に、図19〜図32を参照して、本発明の第3実施例について説明する。第3実施例は、本発明による表示装置(表示装置200A)の一実施例であって、第2実施例と異なる実施例である。第3実施例において、第1実施例及び第2実施例の少なくともいずれか一方と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略することがある。図19は、第3実施例による表示装置200Aの主要機能に係る構成を示すブロック図である。第3実施例は、照明部180を備える。照明部180は、表示部210に対して光を照射する照明装置を有する。具体的には、照射部180は、例えば表示部210に対して光を照射するバックライト212等を具備するが、これは照明部180の具体的構成の一例であってこれに限られるものでなく、適宜変更可能である。なお、第2実施例では照明部180に関する記載を省略しているが、第2実施例の表示装置も、第3実施例と同様に、例えばバックライト212等を具備する照明部180を備えている。
第3実施例における印加部110は、第1の所定時間(例えば200マイクロ秒)の間パルスが立ち上がり、その後第2の所定時間(例えば100マイクロ秒)の間パルスが下がるパルス信号を電極215に出力する。第3実施例の検出部120は、電極215の電圧値を検出する電圧検出部122を有する。検出部120は、印加部110により印加された電気信号により生じる電圧値の変化を電圧検出部122で検出する。検出部120は、検出された電気的変化(電圧値の変化)を示す信号を制御部130に出力する。
第3実施例の記憶部131は、抵抗分布モデルデータ342を記憶する。抵抗分布モデルデータ342は、電極215の電圧値の検出結果に基づいて求めることができる電極215の各部分の電気抵抗値の分布(抵抗分布)と電極215の温度分布との関係を示すデータである。第3実施例において、複数の抵抗分布モデルデータ342のうち、平衡電圧値(後述)が同一である抵抗分布モデルデータ342は、一つの参照単位(例えば参照テーブル345)にまとめられている。第3実施例の特定部135は、検出部120により検出された電圧値の変化を示す情報から、この変化に対応する抵抗分布モデルデータ342を特定する。具体的には、第3実施例において特定部135として機能する演算部132は、印加部110から出力されたパルス信号に対する電気的変化(電圧値の変化)の積分値を算出し、電圧値の変化における平衡電圧値及び算出された積分値に対応する抵抗分布モデルデータ342を特定する。
第3実施例の実行部136は、複数の電極215の温度に基づいて、表示部210に対する照射を減衰するためのコマンドを実行する。具体的には、実行部136は、例えば、複数の電極215の一部又は全部が第2温度(例えば80℃)を超えた場合、照明部180の照射量を減少させるコマンドを照名部180に出力する。照明部180は、コマンドに応じて動作し、表示部210への照射量を減少する。これによって、表示部210に対する光の照射による温度の上昇に伴う表示の乱れ等が生じることを抑制することができる。
図20は、一つの電極215の計算モデルの一例を示す図である。図20に示すように、電極215のうち、印加部110及び検出部120に接続される両端に近い方の一部分を「左」側とし、電極215のうち、印加部110及び検出部120に接続される両端から遠い方の一部分を「右」側とし、「左」側と「右」側との間を「中」側と記載する。
図21は、低抵抗時のパルス応答の変化パターンに対応する電圧波形の一例を示す図である。図22は、高抵抗時のパルス応答の変化パターンに対応する電圧波形の一例を示す図である。なお、図21及び図22等における「低抵抗時」及び「高抵抗時」の記載は、あくまで電極215の電気抵抗値として現れ得る複数の電気抵抗値に含まれる、互いに異なる電気抵抗値の相対的な比較に基づいた記載である。図21及び図22に示すように、低抵抗時のほうが高抵抗時に比して検出部120により検出される電圧値が大きい。なお、「低抵抗時」、「高抵抗時」の区別は、パルスオン時の平衡電圧値の高低に基づく。第3実施例における平衡電圧値は、第2実施例における平衡電流値と同様に、電極215全体の電気抵抗値に対応する。このため、第2実施例と同様に、第3実施例においても、平衡電圧値を用いて抵抗分布モデルデータ342を絞り込むことができる。言い換えれば、参照テーブル345は、同一の平衡電圧値を示す検出結果に対応した抵抗分布モデルデータ342をグループ化した集合データであり、一つの参照単位として機能する。
例えば、図21及び図22に示すような、パルスオン及びパルスオフに対して電極215が示した電圧値の変化の積分値は、図23及び図24に示すようなグラフになる。図21、図22には、それぞれ、「右」、「中」、「左」及び「均等」と付された電圧値の変化曲線が記載されている。これは、同一の平衡電圧値が検出される場合に、電極215全体の温度が「均等」であるとき又は電極215の「右」側、「中」側若しくは「左」側のいずれかの部分の温度が他の部分に比して高いときの各々で、電圧値の変化パターンが異なるためである。なお、第3実施例における「均等」は、電極215のY方向における異なる複数個所(例えば「右」、「中」、「左」の3箇所)に設定された各部分の温度が、電圧値(電気抵抗値)との対応関係に基づいた温度の分解能において実質的に同一であるか、または各部分の温度差が所定の範囲内(例えば1℃以内)であることをさす。
図21及び図22に示す電圧波形に付された文字は、電極215で温度が高い部分(又は温度が電極215全体で均等であること)を示す。言い換えれば、図21、図22に示す電圧波形は、一つの参照単位(例えば参照テーブル345)に含まれる複数の抵抗分布モデルデータ342の各々に対応する電圧値の変化パターンであり得る。
図23は、図21に示す変化パターンにより示される電圧値の積分を示す図である。図24は、図22に示す変化パターンにより示される電圧値の積分を示す図である。演算部132は、図21及び図22に示すような変化パターンが検出された場合の電圧値の積分(時間積分)を算出する。これにより、図23及び図24に示すような電圧値の積分が得られる。
図25は、図21に示す電圧値のうちパルスオン開始から200マイクロ秒〜250マイクロ秒後の電圧値の積分から得られる電圧値の変化の最小値を示す図である。図26は、図22に示す電圧値のうちパルスオン開始から200マイクロ秒〜250マイクロ秒後の電圧値の積分から得られる電圧値の変化の最小値を示す図である。図25及び図26における電圧積分量は、パルスオフ時の電圧積分値を基準とした変化量の最小値を示す。図25及び図26に示すように、電圧値の積分から得られるパルスオフ後の電圧値の変化の最小値同士の大小関係は、「中」<「右」<「左」<「均等」のようになる。これは即ち、「中」の部分の温度が高い場合にパルスオフ後の電圧値の変化の最小値が最も小さくなり、温度が高い部分が「右」、「左」に遷移するごとにこの最小値が大きくなってゆき、各部分の温度が「均等」である場合にこの最小値が最も大きくなることを示している。このため、特定部135は、パルスオフ後の電圧値の変化の最小値を用いて、電極215の温度分布を特定することができる。
図27は、二つの参照テーブル345の各々に含まれる複数の抵抗分布モデルデータ342の各々と対応付けられた電圧値の積分から得られる電圧値の変化の最小値の一例を示す図である。図27に示す最小値のグラフは、最小値の各点に対応する抵抗分布モデルデータ342を含む。具体的には、図27における一つの線グラフは、一つの参照テーブル345に含まれる複数の抵抗分布モデルデータ342が示す最小値の各点と、各点間を補間処理で接続した線分により構成される。なお、図27に示すグラフは、図21及び図22に示す電圧波形に対応している。特定部135は、検出部120による検出結果から、平衡電圧値及びパルスオフ後の電圧値の変化の最小値を求める。特定部135は、平衡電圧値に対応する参照テーブル345を特定する。ここで特定された参照テーブル345に含まれる複数の抵抗分布モデルデータ342の各々が示すパルスオフ後の電圧値の変化の最小値をグラフ化すると、例えば図27に示す線グラフのうちの一方のようなグラフになる。特定部135は、特定された参照テーブル345に含まれる複数の抵抗分布モデルデータ342のうち、検出部120による検出結果から求められたパルスオフ後の電圧値の変化の最小値に対応する抵抗分布モデルデータ342を特定する。特定部135は、特定された抵抗分布モデルデータ342が示す電極215の温度分布を、検出部120による検出時の温度分布とする。
なお、電圧値の変化に基づいた電極215の温度分布の特定方法は、パルスオフ後の電圧値の変化の最小値を用いる方法に限らない。図28は、図23に示す電圧波形積分のうち、パルスオン開始から180マイクロ秒〜210マイクロ秒後の電圧波形積分を拡大して示す図である。図29は、図24に示す電圧波形積分のうち、パルスオン開始から180マイクロ秒〜210マイクロ秒後の電圧波形積分を拡大して示す図である。図21及び図22に示すように同一の平衡電圧値が得られる状況下であっても、電圧波形積分は、図28及び図29に示すように、電極215のうち温度が高い部分の位置に応じて異なるものになる。具体的には、両端から遠い方の一部分(「右」側)の温度が高い場合の電圧積分値がより大きくなり、両端から近い方の一部分(「左」側)の温度が高い場合の電圧積分値がより小さくなる。このため、特定部135は、電圧積分値を用いて、電極215の温度分布を特定することができる。
図30は、二つの参照テーブル345の各々に含まれる複数の抵抗分布モデルデータ342の各々と対応付けられた電圧積分値の一例を示す図である。図30に示す電圧積分値のグラフは、実際には複数の電圧積分値を示す点である。参照テーブル345は、電圧積分値の各点に対応する抵抗分布モデルデータ342、すなわち、電極215の各部分の電気抵抗値と電極215の各部分の温度との対応関係を示すデータを含む。図30における一つの線グラフは、一つの参照テーブル345に対応する。具体的には、図30における一つの線グラフは、一つの参照テーブル345に含まれる複数の抵抗分布モデルデータ342が示す電圧積分値の各点と、各点間を補間処理で接続した線分により構成される。なお、図30に示すグラフは、図21及び図22に示す電圧波形に対応している。特定部135は、検出部120による検出結果から、平衡電圧値及びパルスオフ後の電圧積分値を求める。特定部135は、平衡電圧値に対応する参照テーブル345を特定する。ここで特定された参照テーブル345に含まれる複数の抵抗分布モデルデータ342の各々が示すパルスオフ後の電圧積分値をグラフ化すると、例えば図30に示す線グラフのうちの一方のようなグラフになる。特定部135は、特定された参照テーブル345に含まれる複数の抵抗分布モデルデータ342のうち、検出部120による検出結果から求められたパルスオフ後の電圧積分値に対応する抵抗分布モデルデータ342を特定する。特定部135は、特定された抵抗分布モデルデータ342が示す電極215の温度分布を、検出部120による検出時の温度分布とする。
図30に示す例の場合、高抵抗時におけるパルスオン開始から210マイクロ秒後の電圧積分値同士の比較結果は、「左」<「中」≒「均等」<「右」のようになる。このように、電圧積分値だけでは、温度が高い部分が「中」である場合と各部分の温度が「均等」である場合との区別がつきにくい場合がある。また、図27に示すようなパルスオフ後の電圧値の変化の最小値を用いて電極215の温度分布を特定する場合において、区別がつきにくいパターン(例えば、高抵抗時において温度が高い部分が「左」と各部分の温度が「均等」である場合との区別がつきにくいパターン)が生じることがある。このため、パルスオフ後の電圧値の変化の最小値又は電圧積分値のいずれか一方だけでは、電極215の温度分布の特定が難しい場合がある。このような場合に、両方を用いて電極215の温度分布の特定の精度をより高めるようにしてもよい。具体的には、特定部135は、例えばパルスオフ後の電圧値の変化の最小値に基づいた電極215の温度分布の特定結果と電圧積分値に基づいた電極215の温度分布の特定結果とで一致する特定結果を採用するようにしてもよい。一致する特定結果がない場合、特定部135は、例えばパルスオフ後の電圧値の変化の最小値に基づいた電極215の温度分布の特定結果のうち、電圧積分値に基づいた電極215の温度分布の特定結果に含まれる温度分布に最も近似する温度分布を示す特定結果を採用するようにしてもよい。これらの具体的な特定方法はあくまで一例であり、適宜変更可能である。例えば、パルスオフ後の電圧値の変化の最小値による温度分布の特定方法で用いる抵抗分布モデルデータ342(及び参照テーブル345)と、電圧積分値による温度分布の特定方法で用いる抵抗分布モデルデータ342(及び参照テーブル345)とを個別に設け、それぞれの特定方法で温度分布の特定結果が一つに定まる範囲についてのみ「左」、「中」、「均等」又は「右」のように対応する温度分布の特定結果を定義するようにしてもよい。この場合、それぞれの特定方法で温度分布の特定結果が一つに定まらない範囲は、ノイズとして無効化又は削除される。ただし、パルスオフ後の電圧値の変化の最小値による温度分布の特定方法で用いる抵抗分布モデルデータ342と、電圧積分値による温度分布の特定方法で用いる抵抗分布モデルデータ342とのいずれか一方でノイズとされた部分に対応する検出結果が検出部120により検出された場合に、他方ではノイズとされずに温度分布を特定することができるように、あらかじめ最小値及び電圧積分値と温度分布の特定結果との関係を定義しておく。これにより、どのような検出結果であっても、パルスオフ後の電圧値の変化の最小値及び電圧積分値の少なくともいずれか一方を用いて電極215の温度分布を特定することができる。
具体的には、第3実施例における抵抗分布モデルデータ342は、平衡電圧値と、パルスオフ後の電圧積分値と、パルスオフ後の電圧値の変化の最小値との組み合わせパターンと、この組み合わせパターンが成立する場合の電極の温度分布とを示すデータである。このため、電極215の各部分の温度に応じた電気的変化(電圧値の変化が示す平衡電圧値と、パルスオフ後の電圧値の変化)を検出し、検出された電気的変化が示す平衡電圧値と、パルスオフ後の電圧積分値及びパルスオフ後の電圧値の変化の最小値の少なくともいずれか一方とに対応する抵抗分布モデルデータ342を特定することで、電極215の温度分布を特定することができる。
より具体的には、第3実施例では、特定部135は、例えばパルスオフ後の電圧値の変化の最小値に基づいて電極215の温度分布を特定する。ここで、電極215の温度分布を一つに定めることが難しい場合、特定部135は、さらに電圧積分値に基づいて電極215の温度分布を特定し、パルスオフ後の電圧値の変化の最小値に基づいて特定された電極215の温度分布と一致又は最も近似する温度分布を特定する。無論、この特定方法はあくまで一例であり、適宜変更可能である。例えば、特定部135は、パルスオフ後の電圧値の変化の最小値に基づいて、平衡電圧値に対応する参照テーブル345に含まれるすべての抵抗分布モデルデータ342を参照し、この最小値と一致又は最も近似する最小値に対応する抵抗分布モデルデータ342を必ず一つ定め、この一つの抵抗モデルデータ342が示す温度分布を電極215の温度分布として特定するようにしてもよい。この例の場合、電圧積分値を用いる温度分布の特定は不要である。また、別の例として、特定部135は、電圧積分値に基づいて電極215の温度分布を特定し、電極215の温度分布を一つに定めることが難しい場合、パルスオフ後の電圧値の変化の最小値に基づいて電極215の温度分布を特定し、電圧積分値に基づいて特定された電極215の温度分布と一致又は最も近似する温度分布を特定するようにしてもよい。
図31は、第3実施例における電極215の温度情報に関する処理の流れの一例を示すフローチャートである。印加部110は、複数の電極215に電気信号を印加する(ステップS51)。検出部120は、ステップS51で印加された電気信号により生じる複数の電極215の電気的変化を検出する(ステップS52)。第3実施例では、ステップS52で複数の電極215の各々の電圧値の変化が測定される。特定部135は、複数の電極215の各々の平衡電圧値を求める(ステップS53)。特定部135は、ステップS53で求められた平衡電圧値に、第2閾値以上である平衡電圧値が含まれるか否か判定する(ステップS54)。全ての平衡電圧値が第2閾値未満であると判定された場合(ステップS54;No)、電極215の温度情報に関する処理は終了する。これは、検出部120により検出される平衡電圧値が相対的に大きい場合、電極215の温度は相対的に低いことになるが、平衡電圧値がある閾値(第2閾値)以上、すなわち、電極215全体の電気抵抗値がこの閾値に対応した電気抵抗値以下である場合、どのような温度分布であったとしても第2温度超える部分が電極215に存在しないときがある。このような場合、実行部136はコマンドを実行しないことから、実行部136の動作制御の観点において、温度分布の詳細な特定は不要になる。このため、第3実施例では、平衡電圧値が第2閾値以上の値である場合、特定部135による電極215の温度分布の特定を省略する。
第2閾値以上である平衡電圧値が含まれると判定された場合(ステップS54;Yes)、特定部135は、平衡電圧値が第2閾値以上である電極215の温度分布を特定する(ステップS55)。実行部136は、ステップS55で特定された電極215の温度分布において、第2温度を超える部分があるか否か判定する(ステップS56)。第2温度を超える部分があると判定された場合(ステップS56;Yes)、実行部136は、照明部180を調整させるコマンドを照明部180に出力する(ステップS57)。照明部180は、ステップS57のコマンドに応じて動作する(ステップS58)。ステップS58の処理後又はステップS56において第2温度を超える部分がないと判定された場合(ステップS56;No)、電極215の温度情報に関する処理は終了する。
図32は、第3実施例における特定部135による抵抗分布モデルデータ342の特定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図32に示すフローチャートは、図32のフローチャートにおけるステップS55のサブフローチャートである。演算部132は、平衡電圧値が第2閾値以上である電極215のうち、まだ温度に関する情報が特定されていない一つの電極215を選択する(ステップS61)。演算部132は、ステップS61で選択された電極215の平衡電圧値に対応する参照テーブル345を特定する(ステップS62)。演算部132は、検出部120により検出された電圧値の変化パターンから電圧積分値を算出する(ステップS63)。演算部132は、ステップS63で算出された電圧積分値からパルスオフ後の電圧値の変化の最小値を算出する(ステップS64)。演算部132は、ステップS64で算出された最小値に対応する抵抗分布モデルデータ342(第1の抵抗分布モデルデータ)を特定する(ステップS65)。演算部132は、第1の抵抗分布モデルデータにより電極215の温度分布が一つに定まるか否か判定する(ステップS66)。具体的には、演算部215は、ステップS62で特定された参照テーブル345に含まれる抵抗分布モデルデータ342のうち、ステップS64で求められた最小値に対応する抵抗分布モデルデータ342の数が一つであるか否か判定する。電極215の温度分布が一つに定まると判定された場合(ステップS66;Yes)、演算部132は、一つに定まった温度分布をステップS61で選択された電極215の温度分布として特定する(ステップS67)。一方、電極215の温度分布が一つに定まらない、すなわち複数の抵抗分布モデルデータ342が第1の抵抗分布モデルデータに該当すると判定された場合(ステップS66;No)、演算部132は、ステップS62で特定された参照テーブル345に含まれる抵抗分布モデルデータ342のうち、ステップS61で選択された電極215の電圧積分値に対応する抵抗分布モデルデータ342(第2の抵抗分布モデルデータ)を特定する(ステップS68)。演算部132は、第1の抵抗分布モデルデータに該当する複数の抵抗分布モデルデータ342の各々が示す温度分布のうち、第2の抵抗分布モデルデータが示す温度分布に一致するか又は最も近似する温度分布を、ステップS61で選択された電極215の温度分布として特定する(ステップS69)。ステップS67の処理又はステップS69の処理後、演算部132は、平衡電圧値が第2閾値以上である全ての電極215の温度分布を特定したか否か判定する(ステップS70)。まだ全ての電極215の温度分布を特定していない場合(ステップS70;No)、処理は、ステップS61に移行する。全ての電極215の温度分布を特定した場合(ステップS70;Yes)、演算部132は、抵抗分布モデルデータ342の特定処理を終了する。
このように、特定部135は、電気信号が印加されている電極215の平衡電圧値と電気信号が印加されている状態から非印加の状態になった後に生じた電圧値の変化とに基づいて、電極215のY方向の温度分布を特定する。
以上説明したように、第3実施例によれば、第1実施例及び第2実施例の効果に加えて、電圧値の積分を用いることで、複数の電極215の各々の温度分布をより精密に特定することができる。
なお、第3実施例では、複数の電極215の一部又は全部が第2温度(例えば80℃)を超えた場合、照明部180の照射量を減少させているが、これは電極215の温度に応じたコマンドの実行の一形態であってこれに限られるものでなく、適宜変更可能である。例えば、表示部を冷却するファン等を備えた冷却部を設け、第2温度を超えた場合等の温度上昇時にこの冷却部を動作させるようにしてもよい。
<4.適用例>
次に、図33〜図38を参照して、上記の実施例で説明した表示装置の適用例について説明する。上記の実施例で説明した表示装置は、ヘッドアップディスプレイ、車載表示装置、スマートフォンその他のあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。言い換えると、係る表示装置は、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
(適用例1)
図33は、本発明の表示装置が適用されるHUD1を示す概略図である。HUD1は、乗用車、バス又はトラック等の車両に搭載されて、投影面、例えば、車両のウインドシールドに情報を表示する。車両の運転者Mは、前景からほとんど視線を逸らさずに、ウインドシールドWに表示された情報を視認することができる。
HUD1は、光源2と、表示装置3と、ミラー4と、を含む。光源2は、例えば、LED(Light Emitting Diode)であるが、これに限定されるものではない。表示装置3は、液晶表示パネルであるが、これに限定されるものではない。ミラー4は、表示装置の画像を投影面、例えば、ウインドシールドWに投影するためのものであり、凹面鏡である。なお、ミラー4は、必須の構成ではなく、直接ウインドシールドWに表示装置の画像が投影される形でもよい。また、ミラー4を複数経由してウインドシールドWに投影されてもよい。HUD1は、ウインドシールドW及びミラー4と対向する位置に、開口部5を有している。
表示装置3が投影した画像Pは、ミラー4によって反射されて、開口部5を通過してウインドシールドWに投影される。ミラー4は、画像Pを拡大してウインドシールドWに投影する。運転者Mは、ウインドシールドWを通して、表示装置3が投影した画像Pの虚像PIを視認する。
車両のウインドシールドWは、太陽Sからの光(太陽光)LSが照射される。ウインドシールドWに照射された太陽光LSは、HUD1の開口部5を通過してミラー4で反射され、表示装置3に照射される。前述したように、ミラー4は、表示装置3が表示した画像Pを反射する際に拡大してウインドシールドWに投影する。このため、ウインドシールドWからの太陽光LSは、ミラー4で縮小して表示装置3に照射される。
表示装置3は、太陽光LSに含まれる赤外線によって昇温する。太陽光LSは、ミラー4で集光されるため、表示装置3に照射される赤外線のエネルギー密度が大きくなる。表示装置3は、車両のフロントパネルIP内に収納されるため、熱がこもりやすい環境で使用される。このため、表示装置3は、昇温しやすい環境で使用される。表示装置3は、上記実施例に係る表示装置により構成されている。これにより、表示面の温度情報の取得及び温度に応じた表示部210の動作制御を行うことができる。
なお、このようなHUD1では、ミラー4で集光される太陽光LSが表示装置3の表示面の中央部分により集中しやすい傾向がある。このため、温度が上昇しやすい表示面のX方向の中央部等のみに電極215を配置するようにしてもよい。また、表示面において、X方向について全体的に電極215を配置しつつ、このような一部分により多くの電極215を集中的により高密度で配置するようにしてもよい。
(適用例2)
本発明を構成する電極と、タッチ検出機能付き表示装置におけるタッチ検出のための電極とは、共用の関係にあることができる。具体的には、静電容量タッチパネルにおけるタッチ検出電極を、本発明を構成する電極として用いることができる。すなわち、本発明による入力機能付き表示装置において、入力機能に関する電極と温度に関する情報の取得に関する電極とを共用することができる。
以下、本発明の入力機能付き表示装置の一例であって、本発明の発明特定事項である電極として静電容量タッチパネルにおけるタッチ検出電極を用いる場合の一例について、図34〜図36を参照して説明する。図34は、本発明の実施の形態に係るタッチ検出機能付き表示装置の一構成例を表すものである。図35は、図34の要部(部分A1)の断面構造の例を表すものである。このタッチ検出機能付き表示装置は、表示素子として液晶表示素子を用いており、その液晶表示素子により構成される液晶表示デバイスと静電容量式のタッチ検出デバイスとを一体化した、いわゆるインセルタイプの装置である。
タッチ検出機能付き表示装置1は、画素基板2と、対向基板3と、FPC5と、液晶層6と、シール4と、バックライトBLとを備えている。
画素基板2は、図35に示したように、回路基板としてのTFT基板21と、共通電極COMLと、画素電極EPIXとを有している。TFT基板21は、各種電極や配線、薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)などが形成される回路基板として機能するものである。TFT基板21は例えばガラスにより構成されるものである。TFT基板21の上には、絶縁膜22が形成され、その上に信号線SGLが形成されている。信号線SGLの上には、例えばアクリル系有機樹脂により構成される平坦化膜23が形成され、その上に共通電極COMLが形成される。共通電極COMLは、複数の画素Pix(図示せず)に共通の電圧を供給するための電極であり、透光性を有するものである。また、共通電極COMLは、タッチセンサにおいて、交流矩形波Sgを印加する電極としても用いられる。すなわち、共通電極COMLは、静電容量式タッチ検出を行う入力装置の駆動電極に対応するものである。共通電極COMLの上には絶縁膜24が形成され、その上に画素電極EPIXが形成される。画素電極EPIXは、表示を行うための画素信号を供給するための電極であり、透光性を有するものである。共通電極COMLおよび画素電極EPIXは、例えばITOにより構成される。画素電極EPIXの上には、配向膜25が形成されている。
対向基板3は、図35に示したように、ガラス基板31と、カラーフィルタ32と、タッチ検出線TDLとを有している。カラーフィルタ32は、ガラス基板31の一方の面に形成されている。このカラーフィルタ32は、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)の3色のカラーフィルタ層をブラックマトリックス(BLK)とともに周期的に配列して構成したもので、各表示画素にR、G、Bの3色が1組として対応付けられている。カラーフィルタ32の上には、例えばアクリル系樹脂により構成される平坦化膜33が形成され、その上に配向膜34が形成されている。また、ガラス基板31の他方の面には、タッチ検出電極TDLが一方向に延在するように並設されている。タッチ検出電極TDLは、タッチセンサにおいて、タッチ検出信号Vdetを出力する電極である。すなわち、タッチ検出電極TDLは、上述した静電容量式タッチ検出の基本原理におけるタッチ検出電極E2に対応するものである。タッチ検出電極TDLは、例えばITOにより構成され、透光性を有する電極である。タッチ検出電極TDLには、図34に示したように端子部PADが形成され、この端子部PADを介してFPC5に接続されるようになっている。
FPC5は、タッチ検出電極TDLのタッチ検出信号Vdetを外部に取り出すためのフレキシブルプリント基板である。このFPC5は、対向基板3の1辺に配置され、タッチ検出電極TDLと、端子部PADを介して接続される。FPC5は、例えば、後述するスイッチ311を介して検出部120,タッチ検出回路320又は固定電位330に接続される。また、FPC5は、例えば、後述するスイッチ312を介して印加部110に接続される(図36参照)。
液晶層6は、表示機能層として機能するものであり、電界の状態に応じてそこを通過する光を変調するものである。この電界は、共通電極COMLの電圧と画素電極EPIXの電圧との電位差により形成される。液晶層6には、IPS(インプレーンスイッチング)等の横電界モードの液晶が用いられる。
シール4は、液晶層6を画素基板2と対向基板3との間に封止するものである。シール4の材料は、例えばエポキシ樹脂が使用される。このシール4は、画素基板2および対向基板3の外縁部分41に形成されている。
バックライトBLは、液晶層6が設けられた表示領域に対して画素基板2側から光を照射するものである。バックライトBLは、例えば複数の発光ダイオード(LED)と導光板とを有する。複数のLEDから発せられた光は、導光板により面領域からの発光となるように導かれる。
図36は、タッチ検出電極TDLに対する電気的接続の構成の一例を示す図である。図36では、一つのタッチ検出電極TDLに関する電気的接続のみ示しているが、この電気的接続は温度に関する処理に用いられる全てのタッチ検出電極TDLに共通である。一つのスイッチ311は、FPC5及び端子部PADを介して接続されたタッチ検出電極TDLに対して、検出部120、タッチ検出回路320又は固定電位330のいずれかを選択的に接続する。スイッチ312は、FPC5及び端子部PADを介して接続されたタッチ検出電極TDLに対する印加部110の接続又は非接続を切り替える。スイッチ312は、例えばスイッチ311により検出部120がタッチ検出電極TDLに接続された場合にのみ印加部110をタッチ検出電極TDLに接続し、それ以外の場合には非接続にする。スイッチ311とスイッチ312とはFPC5及び端子部PADを介して電気的に独立した配線としてタッチ検出電極TDLに接続される。スイッチ311,312により、タッチ検出回路320によるタッチ検出を行う場合にタッチ検出回路320をタッチ検出電極TDLに接続し、タッチ検出電極TDLの温度に関する処理を行う場合に印加部110及び検出部120をタッチ検出電極TDLに接続することができる。また、スイッチ311により固定電位330をタッチ検出電極TDLに接続することで、タッチ検出や温度に関する処理によるタッチ検出電極TDLの電気的変化をリセットすることができ、表示面に対する静電気が表示装置に与える影響をシールドするシールド電極とすることができる。
タッチ検出機能付き表示装置1のうち、駆動電極(例えば共通電極COML)、タッチ検出電極TDL及びタッチ検出回路320が入力装置として機能する。これに、図36等に示す印加部110及び検出部120との接続ならびに各実施例で説明した実行部136(例えば制御部130)の機能を組み合わせることで、本発明の入力装置として機能する。
上記で説明したタッチ検出機能付き表示装置1はあくまでシールド電極としても機能するタッチ検出電極を有する構成の一例であって、本発明の電極として共用可能なタッチ検出電極及びシールド電極はこれに限られるものでなく、その具体的態様について適宜変更可能である。例えば、上記のタッチ検出電極TDLのように配される電極がタッチ検出機能を有さず、シールド電極として利用されている場合であっても、このシールド電極と温度情報の取得に係る電極とを共用することができる。また、本発明を構成する電極215のような形状の電極を、タッチ検出電極TDLの形状として採用するようにしてもよい。また、スイッチ312,314を省略して、印加部110を共通電極COMLに接続するようにしてもよい。
図37は、本発明の入力機能付き表示装置が適用される車載表示装置820の外観の一例を示す図である。車載表示装置820は、例えば自動車800のダッシュボード810における所定位置に設けられる。車載表示装置820は、例えばタッチ検出機能付き表示装置1により構成されている。
(適用例3)
図38は、本発明の入力機能付き表示装置が適用されるスマートフォン700の外観の一例を示す図である。スマートフォン700は、例えばその筐体710の一面に設けられた表示装置720を備える。表示装置720は、例えばタッチ検出機能付き表示装置1により構成されている。
<5.その他>
上記の実施例においては、開示例として液晶表示装置の場合を例示したが、その他の適用例として、有機EL表示装置、その他の自発光型表示装置、あるいは電気泳動素子等を有する電子ペーパー型表示装置等、あらゆるフラットパネル型の表示装置が挙げられる。また、中小型から大型まで、特に限定することなく適用が可能であることは言うまでもない。
本発明の一構成として設けられる複数の電極の素材はITOに限られない。複数の電極は、例えば銅(Cu)等を用いたメタル電極であってもよい。なお、電極の電気抵抗値等の電気的特性は、電極を構成する素材に応じて変化する。ここで、より低抵抗の素材が電極に用いられた場合、電極を含む回路の時定数がより小さくなる。この場合、印加部110から印加される電気信号により生じる電気的変化を検出可能な時間がより短くなる。よって、この電気的変化を検出するための検出部120の時間分解能は、電極の素材に応じて決定されることが好ましい。
電極215はX方向について対称の形状であるが、一例であってこれに限られるものでなく、非対称でもよい。
上記の実施例2,3では、電極215の温度が「均等」であると判定される場合の電極215における複数の部分の数が三つであるが、一例であってこれに限られるものでなく、二以上の任意の数の部分を設定することができる。温度分布モデルデータ242(又は抵抗分布テーブルデータ342)は、設定された「均等」の対象となる部分の数に応じた電気的変化を示すデータになる。具体的には、例えば上記の各実施例より詳細に五つの部分(例えば「右端」、「右中寄り」、「中」、「左中寄り」、「左端」等)に分けてもよい。また、「均等」の範囲や「局所的」の範囲についても任意に設定することができる。具体的には、例えば上記のような五つの部分のうち二つ以下の部分の温度が高い場合に「局所的」とし、三つ以上の部分の温度が実質的に同一であるか、温度差が所定の範囲内(例えば1℃以内)である場合に「均等」とするようにしてもよい。
上記の各実施例におけるコマンドはあくまで一例であってこれに限られるものでない。例えば、第2実施例に冷却部180をさらに設けて、第3実施例と同様のコマンド(冷却部180の動作)をさらに実行するようにしてもよいし、第3実施例においてさらに第2実施例におけるコマンド(表示部210の動作終了)を実行するようにしてもよい。また、複数の電極215の一部が所定の温度(例えば100℃)を超えた場合、当該一部の電極215に対応する部分の表示領域の表示内容を所定の内容(例えば単色表示等)に切り替えるようにしてもよい。その後、この部分の表示内容をこの所定の内容で維持することで、高温時に表示内容が切り替わることに応じて生じ得る表示内容の乱れの発生を抑制することができる。また、他の部分の表示領域で通常の表示を行うことで、表示装置を継続して動作させることができる。また、表示部210による表示を終了させるためのコマンドに代えて、温度の上昇に応じて段階的に表示部210のバックライト(光源212)の輝度を段階的に下げるようにしてもよい。これによって、温度上昇に伴い表示装置の正常な動作環境の確保が困難になりつつあることを示唆することができる。冷却部180による冷却の強さについても、同様に段階的に強弱を変化させるようにしてもよい。また、電極215を用いた温度分布の特定の分解能(範囲の細分化)に対応した単位でバックライトを個別に制御可能とし、温度が上昇した部分のバックライトのみ制御対象とするコマンドを実行部136に出力させるようにしてもよい。冷却部180による冷却箇所についても、同様に温度が上昇した部分に対して局所的な冷却を行うための構成(例えば集風器、風向変更部等)を設けてもよい。また、例えば、音声等により警告を発する警告部を備え、複数の電極215の一部又は全部がある温度(例えば100℃)を超えた場合に、音声等により警告を発するようにしてもよい。
上記第2の実施例等では、粘着糊214に誘電体を含ませることについて言及しているが、一例であってこれに限られるものでない。例えば、偏光板213のうち電極215が設けられる側の面のカバー層を塗布性のアクリル樹脂とすることで、同様の効果が得られる。
また、上記の実施例における特定部135及び実行部として機能する制御部130は、演算部132が記憶部131からプログラムを読み出して実行処理する所謂ソフトウェア処理を行っているが、これは特定部130の実装の一例であってこれに限られるものでない。制御部130は、例えばASIC(application specific integrated circuit)等の集積回路のようなハードウェアであってもよい。また、特定部130と実行部136が個別に設けられていてもよい。
また、本実施形態において述べた態様によりもたらされる他の作用効果について本明細書の記載から明らかなもの、又は当業者において適宜想到し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。
本開示は、例えば次のような構成を採用することができる。
(1)画像を表示する表示部と、
前記表示部に対して光を照射する照射部と、
前記表示部の表示面に沿う所定の一方向に並列する複数の電極と、
前記複数の電極に電気信号を印加する印加部と、
前記電気信号により生じる前記複数の電極の電気的変化を検出する検出部と、
前記電気的変化が示す前記複数の電極の温度情報に基づいて、前記表示部又は前記照明部を制御する制御部と
を備える表示装置。
(2)所定の一方向に並列する複数の電極と、
前記複数の電極に電気信号を印加する印加部と、
前記電気信号により生じる前記複数の電極の電気的変化を検出する検出部と、
前記電気的変化に基づいて前記複数の電極の各々の温度情報を特定する特定部と
を備える温度情報取得装置。
(3)所定の一方向に並列する複数の電極に電気信号を印加することと、
前記電気信号により生じる前記複数の電極の電気的変化を検出することと、
前記電気的変化に基づいて前記複数の電極の各々の温度情報を特定することと
を含む温度情報取得方法。
また、本開示に基づいて、例えば次のような構成を採用することもできる。
(4)所定の面領域に対する接触操作又は近接操作を入力操作として検知する検知部と、
前記面領域に沿う所定の一方向に並列する複数の電極と、
前記複数の電極に電気信号を印加する印加部と、
前記電気信号により生じる前記複数の電極の電気的変化を検出する検出部と、
前記電気的変化が示す前記複数の電極の温度に基づいてコマンドを実行する実行部と
を備える入力装置。
(5)画像を表示する表示部と、
前記表示部の表示面に対する接触操作又は近接操作を入力操作として検知する検知部と、
前記表示面に沿う所定の一方向に並列する複数の電極と、
前記複数の電極に電気信号を印加する印加部と、
前記電気信号により生じる前記複数の電極の電気的変化を検出する検出部と、
前記電気的変化が示す前記複数の電極の温度に基づいてコマンドを実行する実行部と
を備える入力機能付き表示装置。
100 コマンド実行装置
110 印加部
120 検出部
130 特定部
200,200A 表示装置
210 表示部
214 粘着糊
215,A〜J 電極
215A 延設部
215B 接続部

Claims (8)

  1. 画像を表示する表示部と、
    前記表示部に対して光を照射する照射部と、
    前記表示部の表示面に沿う所定の一方向に並列する複数の電極と、
    前記複数の電極に電気信号を印加する印加部と、
    前記電気信号により生じる前記複数の電極の電気的変化を検出する検出部と、
    前記電気的変化が示す前記複数の電極の温度情報に基づいて、前記表示部又は前記照明部を制御する制御部と
    を備える表示装置。
  2. 前記複数の電極の各々は、
    前記一方向に間隔をあけて並列する複数の延設部と、
    複数の前記延設部の一端同士を接続する接続部と
    を有し、
    前記複数の延設部の各々は、長手方向が前記一方向に直交する他方向に沿い、
    前記制御部は、前記複数の電極の各々の他方向の温度分布に基づいて、前記表示部又は前記照明部を制御する
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記電気的変化は、前記電気信号が印加されている前記電極の平衡電流値と前記電気信号が印加されている状態から非印加の状態になった後に生じた電流値の変化又は前記電気信号が印加されている前記電極の平衡電圧値と前記電気信号が印加されている状態から非印加の状態になった後に生じた電圧値の変化である
    請求項2に記載の表示装置。
  4. 二つの前記延設部同士の前記他方向の間隔は、当該二つの前記延設部間に電荷が蓄えられる間隔である
    請求項3に記載の表示装置。
  5. 複数の前記延設部間には誘電体が介在する
    請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記電極は、透明電極である
    請求項1から5のいずれか一項に記載の表示装置。
  7. 所定の一方向に並列する複数の電極と、
    前記複数の電極に電気信号を印加する印加部と、
    前記電気信号により生じる前記複数の電極の電気的変化を検出する検出部と、
    前記電気的変化に基づいて前記複数の電極の各々の温度情報を特定する特定部と
    を備える温度情報取得装置。
  8. 所定の一方向に並列する複数の電極に電気信号を印加することと、
    前記電気信号により生じる前記複数の電極の電気的変化を検出することと、
    前記電気的変化に基づいて前記複数の電極の各々の温度情報を特定することと
    を含む温度情報取得方法。
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