JP2015201280A - 電気的接続方法、電気的接続構造、並びに絶縁電線及びプリント配線板の接続体 - Google Patents

電気的接続方法、電気的接続構造、並びに絶縁電線及びプリント配線板の接続体 Download PDF

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Keiichiro Fukuda
啓一郎 福田
弘之 仙波
Hiroyuki Senba
弘之 仙波
恭一郎 中次
Kyoichiro Nakatsugi
恭一郎 中次
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Abstract

【課題】接続体の厚さを大きくすることなく、複数の絶縁電線の導体を複数の被接続部に一対一対応関係で容易かつ確実に接続する。
【解決手段】導体及びこの導体の周面を被覆する絶縁層を有する複数の絶縁電線がストライプ状に配設される複数の導体の被接続部への電気的接続方法であって、複数の絶縁電線の軸方向先端部の絶縁層を除去する工程と、絶縁層除去工程後の露出した複数の導体をストライプ状に配設される複数の被接続部に重なるよう位置決めする工程と、位置決め工程後の露出した複数の導体の表面に帯状の位置決めシートを複数の導体の軸方向と垂直に貼設する工程と、貼設工程後の露出した複数の導体を一対一対応関係で複数の被接続部に当接する工程と、当接工程後に複数の導体及び複数の被接続部間を半田で接着する工程とを備え、貼設工程の位置決めシートが、合成樹脂製の基材フィルムと、この基材フィルムの裏面側に積層される接着剤層とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気的接続方法、電気的接続構造、並びに絶縁電線及びプリント配線板の接続体に関する。
小型電子機器のプリント配線板等を電気的に接続する場合、複数の絶縁電線が用いられることがある。一般的に、このような接続構造には、複数の絶縁電線が1本に束ねられたワイヤーハーネスが使用される。ワイヤーハーネスを使用する場合、ワイヤーハーネス端部領域の絶縁電線が互いに分離され、これら複数の絶縁電線の先端部の絶縁層を除去して導体を露出させ、それぞれの導体をプリント配線板の端子等へ電気的に接続することによって、電気的接続構造が形成される。
近年、電子機器のさらなる小型化に伴い、ワイヤーハーネスを構成する絶縁電線の小径化が進んでいる。これに伴い、絶縁電線の導体が細くなっており曲がり易いため、取り扱いに注意を要する。また、絶縁電線の小径化により配線ピッチも小さくなっているため、絶縁電線の導体配置の許容誤差も小さくなっている。そこで、これらの小径の導体とプリント配線板等との接続を容易にするため、ワイヤーハーネスの導体を補強板の上に並べて貼設し、この導体が貼設された補強板をプリント配線板のコネクタに挿入する電気的接続方法が考案されている(実用新案登録第2597706号公報参照)。
実用新案登録第2597706号公報
上記公報に開示される電気的接続方法は、コネクタを使用するため、構造が複雑であると共に、絶縁電線及びプリント配線板の接続体の厚さが大きくなるという不都合がある。
本発明は、上述のような事情に基づいてなされたものであり、接続体の厚さを大きくすることなく、複数の絶縁電線の導体を複数の被接続部に一対一対応関係で容易かつ確実に接続できる電気的接続方法及び電気的接続構造、並びに絶縁電線及びプリント配線板の接続体を提供することを課題とする。
本発明の一実施形態に係る電気的接続方法は、導体及びこの導体の周面を被覆する絶縁層を有する複数の絶縁電線がストライプ状に配設される複数の導体の被接続部への電気的接続方法であって、上記複数の絶縁電線の軸方向先端部の絶縁層を除去する工程と、上記絶縁層除去工程後の露出した複数の導体をストライプ状に配設される複数の被接続部に重なるよう位置決めする工程と、上記位置決め工程後の露出した複数の導体の表面に帯状の位置決めシートを上記複数の導体の軸方向と垂直に貼設する工程と、上記貼設工程後の露出した複数の導体を一対一対応関係で上記複数の被接続部に当接する工程と、上記当接工程後に複数の導体及び複数の被接続部間を半田で接着する工程とを備え、上記貼設工程の位置決めシートが、合成樹脂製の基材フィルムと、この基材フィルムの裏面側に積層される接着剤層とを有する。
また、本発明の別の実施形態に係る電気的接続構造は、導体及びこの導体の周面を被覆する絶縁層を有する複数の絶縁電線がストライプ状に配設される複数の導体の被接続部への電気的接続構造であって、上記複数の絶縁電線の軸方向先端部領域で露出し、ストライプ状に配設される複数の被接続部に一対一対応関係で重ね合わされる複数の導体と、これらの複数の導体及び複数の被接続部間を接着する半田と、露出した複数の導体の表面に導体の軸方向と垂直に貼設される帯状の位置決めシートとを備え、上記位置決めシートが、合成樹脂製の基材フィルムと、この基材フィルムの裏面側に積層される接着剤層とを有する。
本発明の実施形態に係る電気的接続方法及び電気的接続構造は、接続体の厚さを大きくすることなく、複数の絶縁電線の導体を複数の被接続部に一対一対応関係で容易かつ確実に接続できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る絶縁電線及びプリント配線板の接続体における電気的接続構造を示す模式的部分斜視図である。 図2は、図1の接続体の絶縁電線導体軸方向の模式的部分断面図である。 図3は、図1の接続体の絶縁電線導体の軸に垂直な方向の模式的部分断面図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る電気的接続方法の一工程を示す模式的部分側面図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る電気的接続方法の図4の次の工程を示す模式的部分側面図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る電気的接続方法の図5の次の工程を示す模式的部分側面図である。 図7は、本発明の一実施形態に係る電気的接続方法の図6の次の工程を示す模式的部分側面図である。 図8は、本発明の一実施形態に係る電気的接続方法の図7の次の工程を示す模式的部分側面図である。 図9は、本発明の一実施形態に係る電気的接続方法の図8の次の工程を示す模式的部分側面図である。
[本発明の実施形態の説明]
本発明の一実施形態に係る電気的接続方法は、導体及びこの導体の周面を被覆する絶縁層を有する複数の絶縁電線がストライプ状に配設される複数の導体の被接続部への電気的接続方法であって、上記複数の絶縁電線の軸方向先端部の絶縁層を除去する工程と、上記絶縁層除去工程後の露出した複数の導体をストライプ状に配設される複数の被接続部に重なるよう位置決めする工程と、上記位置決め工程後の露出した複数の導体の表面に帯状の位置決めシートを上記複数の導体の軸方向と垂直に貼設する工程と、上記貼設工程後の露出した複数の導体を一対一対応関係で上記複数の被接続部に当接する工程と、上記当接工程後に複数の導体及び複数の被接続部間を半田で接着する工程とを備え、上記貼設工程の位置決めシートが、合成樹脂製の基材フィルムと、この基材フィルムの裏面側に積層される接着剤層とを有する。
当該電気的接続方法は、接着剤層を有する帯状の位置決めシートで複数の絶縁電線の導体を被接続部に対応する間隔で保持することによって、複数の絶縁電線の導体を同時に被接続部の上に配置することができる。このため、当該電気的接続方法によれば、接続体の厚さを大きくすることなく、複数の絶縁電線の導体を複数の被接続部に一対一対応関係で容易かつ確実に接続できる。
上記複数の被接続部が、ベースフィルム及びこのベースフィルムの表面に積層される導電パターンを有するプリント配線板における導電パターンの配線部分であるとよい。このように、被接続部がプリント配線板における導電パターンの配線部分であることによって、複数の絶縁電線をプリント配線板に容易かつ確実に接続できる。
上記基材フィルムがポリイミドを主成分とするとよい。このように、位置決めシートの基材フィルムの主成分がポリイミドであることにより、半田付けの際の熱に耐えることができ、半田が硬化するまで絶縁電線の導体を保持し続けられる。
上記貼設工程後、位置決めシートにおける先端方向の側縁を基準とし、先端方向をプラス、その反対方向をマイナスとする上記複数の導体の先端までの垂直距離としては、−0.1mm以上0.5mm以下が好ましい。このように、位置決めシートの側縁と導体の先端との垂直距離を上記範囲とすることによって、導体の先端部の被接続部に対する半田付けの状態を容易に確認できる。これにより、絶縁電線の導体と被接続部との接続をより確実にできる。
上記貼設工程後、位置決めシートの後端方向の側縁と複数の絶縁電線の絶縁層の先端とが離間しているとよく、その平均間隔としては、10μm以上500μm以下が好ましい。このように、位置決めシートの側縁と絶縁層の先端とが上記範囲の間隔を有することによって、この間隔により絶縁電線の絶縁層を除去する長さのばらつきを吸収し、複数の導体の先端を揃えて被接続部に接続することができる。これにより、各導体を被接続部に均等な強度及び信頼性で接続できる。
上記貼設工程後、位置決めシートの両端縁が複数の導体の両サイドより延出しているとよく、その延出距離としては導体の直径の2倍以上が好ましい。このように、位置決めシートが複数の導体の両サイドに延出していることによって、この位置決めシートの延出部分を被接続部が形成された部材の表面に貼設することにより、複数の導体を被接続部に対して仮止めすることができる。これにより、絶縁電線の導体と被接続部との接続をより確実にできる。
本発明の別の実施形態に係る電気的接続構造は、導体及びこの導体の周面を被覆する絶縁層を有する複数の絶縁電線がストライプ状に配設される複数の導体の被接続部への電気的接続構造であって、上記複数の絶縁電線の軸方向先端部領域で露出し、ストライプ状に配設される複数の被接続部に一対一対応関係で重ね合わされる複数の導体と、これらの複数の導体及び複数の被接続部間を接着する半田と、露出した複数の導体の表面に導体の軸方向と垂直に貼設される帯状の位置決めシートとを備え、上記位置決めシートが、合成樹脂製の基材フィルムと、この基材フィルムの裏面側に積層される接着剤層とを有する。
当該電気的接続構造は、接着剤層を有する帯状の位置決めシートで複数の絶縁電線の導体を被接続部に対応する間隔で保持することによって、複数の絶縁電線の導体を同時に被接続部の上に配置することができる。このため、当該電気的接続構造は、接続体の厚さを大きくすることなく、複数の絶縁電線の導体を複数の被接続部に一対一対応関係で容易かつ確実に接続できる。
本発明の別の実施形態に係る絶縁電線及びプリント配線板の接続体は、当該電気的接続構造を備え、上記複数の被接続部が、ベースフィルム及びこのベースフィルムの表面に積層される導電パターンを有するプリント配線板における導電パターンのストライプ状配線部分である。
当該絶縁電線及びプリント配線板の接続体は、当該電気的接続構造により絶縁電線とプリント配線板とが確実に接続されており、厚さが小さく、かつ信頼性が高い。
上記位置決めシートの両端縁が複数の導体の両サイドより延出し、上記プリント配線板表面に貼設されているとよい。このように、位置決めシートがプリント配線板表面に貼設されることによって、絶縁電線の導体がプリント配線板の被接続部に仮止めされるので、絶縁電線とプリント配線板とをより容易かつより確実に接続できる。
ここで、「ストライプ状」とは、同一平面内において、略平行かつ等間隔に並んだ状態を意味し、「略平行」とは、中心軸のなす角度が±10°以内であることを意味する。また、軸方向と「垂直」とは、軸方向に対して厳密に90°であるものに限定されず、80°以上100°以下の角度を有することを意味する。「先端方向」とは、絶縁電線において被接続部に接続される側の端部に向かう方向を意味する。位置決めシートの「延出距離」とは、平面視で導体の中心から軸方向に垂直な方向の位置決めシートの端部までの距離から導体の半径を差し引いた長さを意味する。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、本発明に係る電気的接続構造の各実施形態について図面を参照しつつ詳説する。
図1乃至3の電気的接続構造は、絶縁電線1及びプリント配線板2の接続体の接続部の構造であり、複数の絶縁電線1がストライプ状にプリント配線板2に配設される。また、図1乃至3の電気的接続構造は、絶縁電線1の軸方向先端部領域表面に貼設される帯状の位置決めシート3を備える。
<絶縁電線>
絶縁電線1は、導体4及びこの導体4の周面を被覆する絶縁層5を有する。導体4は、複数の絶縁電線1の軸方向先端部領域で露出する。
(導体)
導体4としては、特に限定されるものではなく、例えば銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属線を用いることができる。また、このような金属線としては単線であっても撚り線であってもよい。撚り線の場合の素線の数は、特に限定されないが、例えば3本以上30本以下とされる。なお、図1乃至3に図示する導体4は、3本の素線を撚り合わせたものである。
導体4を形成する金属線の断面形状は、特に限定されず、円形、方形、矩形等の種々の形状を採用することができるが、当該電気的接続構造には断面形状が円形の丸線が好適に用いられる。
導体4の平均径の下限としては、25μmが好ましく、30μmがより好ましい。一方、導体4の平均径の上限としては、500μmが好ましく、200μmがより好ましい。導体4の平均径が上記下限に満たない場合、導体4が折損し易くなるおそれがある。また、導体4の平均径が上記上限を超える場合、当該電気的接続構造が不必要に大きくなるおそれがある。
導体4の絶縁層5からの平均露出長さとしては、例えば0.2mm以上1.5mm以下とされる。
(絶縁層)
絶縁層5は、導体4を被覆するように導体4の周面に積層される。絶縁層5は、単層でも2層以上の多層構造でもよい。
絶縁層5の材質としては絶縁性及び可撓性を有するものであれば特に限定されず、例えばポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンアクリル酸エチル共重合体などのエチレン樹脂、エチレン樹脂にポリプロピレン、エチレンプロピレンゴム、スチレンエラストマなどのポリオレフィンをブレンドした樹脂、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミド、シラン架橋性樹脂組成物等を用いることができる。
この絶縁層5は、例えば溶融した樹脂を導体4の周面に押し出して硬化させる方法や、樹脂を有機溶媒に溶かした塗料を導体4の周面に塗布して焼き付ける方法等で導体4に被覆させることができる。
絶縁層5の平均厚さ(肉厚)としては、特に限定されないが、例えば10μm以上1mm以下とすることができる。
また、絶縁層5は導体4に接するプライマー層を有していてもよい。このプライマー層としては、金属水酸化物を含有しないエチレン等の架橋性樹脂を硬化させたものを好適に用いることができる。このようなプライマー層を設けることによって、絶縁層5と導体4との剥離性の経時低下を防ぐことができる。
<プリント配線板>
プリント配線板2は、絶縁性を有するベースフィルム6と、このベースフィルム6の表面に積層される導電パターン7とを有する。この導電パターン7は、ストライプ状の配線部分である複数の被接続部8と、この被接続部8に接続される配線(図示せず)とを有し、このストライプ状の被接続部8に複数の絶縁電線1の導体4が一対一対応関係で、半田9によって接続される。
(ベースフィルム)
上記プリント配線板2のベースフィルム6は、絶縁性を有するシート状部材で構成されている。このベースフィルム6を構成するシート状部材としては、具体的には樹脂フィルムを採用可能である。この樹脂フィルムの材料としては、例えばポリイミド、ポリエチレンテレフタレート等が好適に用いられる。なお、ベースフィルム6は、充填材、添加剤等を含んでもよい。また、ベースフィルム6は可撓性を有してもよい。
上記ベースフィルム6の平均厚さの下限としては、5μmが好ましく、12μmがより好ましい。一方、ベースフィルム6の平均厚さの上限としては、50μmが好ましく、25μmがより好ましい。ベースフィルム6の平均厚さが上記下限に満たない場合、ベースフィルム6の強度が不十分となるおそれがある。また、ベースフィルム6の平均厚さが上記上限を超える場合、当該電気的接続構造が不必要に厚くなるおそれがある。
(導電パターン)
導電パターン7は、複数のストライプ状の被接続部8及びそれらに接続される配線を有しており、例えばベースフィルム6の表面に積層された金属層をエッチングすることによって所望の平面形状(パターン)に形成される。導電パターン7の複数の被接続部8は、それぞれ平面視長方形状に形成され、ストライプ状に配列される。
上記導電パターン7は、導電性を有する材料で形成可能であるが、一般的には例えば銅によって形成される。また、導電パターン7は、表面にメッキ処理が施されてもよい。このメッキ処理としては、錫メッキ又は金メッキが好ましい。このメッキ処理によって導体4との接続時に被接続部8が破損すること等を防止できる。
上記導電パターン7の平均厚さの下限としては、5μmが好ましく、10μmがより好ましい。一方、導電パターン7の平均厚さの上限としては、50μmが好ましく、35μmがより好ましい。導電パターン7の平均厚さが上記下限に満たない場合、導通性が不十分となるおそれがある。また、導電パターン7の平均厚さが上記上限を超える場合、当該電気的接続構造が不必要に厚くなるおそれがある。
被接続部8の平均幅の下限としては、絶縁電線1の導体4の平均径の0.8倍が好ましく、1倍がより好ましい。一方、被接続部8の平均幅の上限としては、導体4の平均径の2倍が好ましく、1.5倍がより好ましい。被接続部8の平均幅が上記下限に満たない場合、導体4の接続が容易ではなくなるおそれがある。また、被接続部8の平均幅が上記上限を超える場合、当該電気的接続構造の幅が不必要に大きくなるおそれがある。
複数の被接続部8の平均中心間距離としては、例えば絶縁電線1の平均径の1倍以上1.5倍以下とされる。
被接続部8の軸方向の長さは、絶縁電線1の導体4の露出長さよりも大きいことが好ましい。これにより、導体4と被接続部8とを目視で位置合わせすることが容易となる。
<位置決めシート>
位置決めシート3は、帯状に形成され、露出した複数の導体4の表面に導体4の軸方向と垂直に貼設される。この位置決めシート3の両端縁(導体4の軸と平行な縁)は、複数の導体4の両サイドより延出し、プリント配線板2表面に貼設されている。また、位置決めシート3は、後端方向の側縁が絶縁層5の先端から離間するよう貼設されている。
この位置決めシート3は、合成樹脂製の基材フィルム10と、この基材フィルム10の裏面側に積層される接着剤層11とを有する。
位置決めシート3の平均幅(導体4の軸方向の長さ)の下限としては、100μmが好ましく、300μmがより好ましい。一方、位置決めシート3の平均幅の上限としては、1000μmが好ましく、800μmがより好ましい。位置決めシート3の平均幅が上記下限に満たない場合、位置決めシート3の強度が不十分となりプリント配線板2に貼設する前に破断するおそれがある。また、位置決めシート3の平均幅が上記上限を超える場合、当該電気的接続構造が不必要に大きくなるおそれがある。
位置決めシート3の両端縁の導体4からの延出距離の下限としては、導体4の直径の2倍が好ましく、2.5倍がより好ましい。一方、位置決めシート3の両端縁の導体4からの延出距離の上限としては、導体4の直径の100倍が好ましく、50倍がより好ましい。位置決めシート3の上記延出距離が上記下限に満たない場合、位置決めシート3の端部とプリント配線板2との接着強度が不十分となり、半田付けが終了するまで導体4を被接続部8に対して位置決めできないおそれがある。また、位置決めシート3の上記延出距離が上記上限を超える場合、当該電気的接続構造が不必要に大きくなるおそれがある。
位置決めシート3における先端方向の側縁(導体4の軸と垂直な縁)を基準とし、先端方向をプラス、その反対方向をマイナスとする導体4の先端までの垂直距離の下限としては、−0.1mmが好ましく、0mmがより好ましい。一方、上記導体4の先端までの垂直距離の上限としては、0.5mmが好ましく、0.3mmがより好ましい。上記導体4の先端までの垂直距離が上記下限に満たない場合、導体4の先端を直接視認することができないので、導体4の半田9による被接続部8への接続状態の確認が困難となるおそれがある。また、上記導体4の先端までの垂直距離が上記上限を超える場合、当該電気的接続構造が不必要に大きくなるおそれがある。
位置決めシート3の後端方向の側縁と複数の絶縁電線1の絶縁層5の先端との平均間隔の下限としては、10μmが好ましく、30μmがより好ましい。一方、上記位置決めシート3と絶縁層5の先端との平均間隔の上限としては、500μmが好ましく、300μmがより好ましい。上記位置決めシート3と絶縁層5の先端との平均間隔が上記下限に満たない場合、上記位置決めシート3の側縁から複数の導体4の先端までの垂直距離を一定に揃えることができず、各導体4の被接続部8に対する接続強度が不均一となるおそれがある。また、上記位置決めシート3と絶縁層5の先端との平均間隔が上記上限を超える場合、当該電気的接続構造が不必要に大きくなるおそれや、複数の絶縁電線1の配列が乱れ易くなるおそれがある。
(基材フィルム)
基材フィルム10としては、安価かつ容易に入手可能なスーパーエンジニアリングプラスチックを主成分とするフィルムを用いることができる。このようなスーパーエンジニアリングプラスチックとしては、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、液晶ポリマー、ポリスルフォン、ポリエーテルサルフォン等が挙げられ、ポリテトラフルオロエチレン以外のフッ素樹脂を使用することもできる。
さらに、基材フィルム10は、半田9の溶融時に加えられる熱に耐え、半田9が硬化して導体4が被接続部8に固定されるまで導体4を被接続部8に対して位置決めできるよう耐熱性を有することが好ましい。また、基材フィルム10は、接着剤層11との接着性が高いことが好ましい。さらに、基材フィルム10は、位置決めシート3を通して導体4と被接続部8との相対位置を確認できるよう透明性を有することが好ましい。これらの要求を満たすスーパーエンジニアリングプラスチックとしては、ポリイミドが挙げられる。よって、基材フィルム10は、ポリイミドを主成分とすることが好ましい。
基材フィルム10の平均厚さの下限としては、5μmが好ましく、12μmがより好ましい。一方、基材フィルム10の平均厚さの上限としては、50μmが好ましく、25μmがより好ましい。基材フィルム10の平均厚さが上記下限に満たない場合、位置決めシート3の強度が不十分となるおそれがある。また、基材フィルム10の平均厚さが上記上限を超える場合、当該電気的接続構造が不必要に厚くなるおそれがある。
(接着剤層)
接着剤層11を構成する接着剤としては、例えば熱硬化性接着剤、熱可塑性接着剤等を用いることができ、基材フィルム10と同様に透明性を有することが好ましい。
接着剤層11の平均厚さの下限としては、導体4の平均径の1/10が好ましく、1/5がより好ましい。一方、接着剤層11の平均厚さの上限としては、導体4の平均径の2/3が好ましく、1/2がより好ましい。接着剤層11の平均厚さが上記下限に満たない場合、導体4との接着性が不十分となり、複数の絶縁電線1をまとめて保持することが困難となるおそれがある。接着剤層11の平均厚さが上記上限を超える場合、当該電気的接続構造が不必要に厚くなるおそれがある。
〈熱硬化性接着剤〉
接着剤層11を構成し得る熱硬化性接着剤としては、例えばエポキシ樹脂及び硬化剤を含むものが用いられる。接着剤層11の材料としてエポキシ樹脂を使用することにより、接着剤層11の形成性、耐熱性及び接着力を向上させることが可能となる。
接着剤層11に含有されるエポキシ樹脂としては、例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型とビスフェノールF型との共重合型のエポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂等を使用することができる。また、接着剤層11は、上述のエポキシ樹脂のうち少なくとも1種を含有していればよい。
また、エポキシ樹脂分子量は、接着剤層11に要求される性能を考慮して、適宜選択することができる。例えば高分子量のエポキシ樹脂を使用すると、形成性が高くできると共に、接続温度における樹脂の溶融粘度を高くできる。一方、低分子量のエポキシ樹脂を使用すると、架橋密度が高まって耐熱性が向上するという効果が得られる。また、低分子量のエポキシ樹脂を使用すると、加熱時に上述の硬化剤と速やかに反応し、接着性能を高めるという効果が得られる。従って、分子量が15000以上の高分子量エポキシ樹脂と分子量が2000以下の低分子量エポキシ樹脂とを組み合わせて使用することが性能のバランス上好ましい。なお、高分子量エポキシ樹脂と低分子量エポキシ樹脂の配合量は、適宜選択することができる。また、ここでいう「平均分子量」とは、テトラヒドロフラン(THF)展開のゲルパーミッションクロマトグラフィー(GPC)から求められたポリスチレン換算の分子量のことをいう。
また、接着剤層11は、エポキシ樹脂の硬化を促進させるための硬化剤を含有することにより、高い接着力を得ることができる。この硬化剤としては、例えば潜在性硬化剤が用いられる。潜在性硬化剤は、低温での貯蔵安定性に優れ、室温では殆ど硬化反応を起こさないが、熱や光等により速やかに硬化反応を行う硬化剤である。このような潜在性硬化剤としては、イミダゾール系、ヒドラジド系、三フッ化ホウ素−アミン錯体、アミンイミド、ポリアミン系、第3級アミン、アルキル尿素系等のアミン系、ジシアンジアミド系、酸無水物系及びフェノール系の化合物、並びにこれらの変性物が例示され、これらのうちの一種又は2種以上の混合物を使用できる。
また、これらの潜在性硬化剤中でも、低温での貯蔵安定性及び速硬化性の観点から、イミダゾール系潜在性硬化剤が好ましく使用される。イミダゾール系潜在性硬化剤としては、公知のものを使用することができる。より具体的には、イミダゾール化合物のエポキシ樹脂との付加物が例示される。イミダゾール化合物としては、イミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−プロピルイミダゾール、2−ドデシルイミダゾール、2−フィニルイミダゾール、2−フィニル−4−メチルイミダゾール、4−メチルイミダゾール等が挙げられる。
また、これらの潜在性硬化剤は、ポリウレタン、ポリエステル等を主成分とする高分子物質、ニッケル、銅等の金属、ケイ酸カルシウム等の無機物などで被覆してマイクロカプセル化されることが好ましい。このように潜在性硬化剤をマイクロカプセル化することによって、長期保存性と速硬化性という矛盾した特性の両立を図ることができる。従って、上記潜在性硬化剤としては、マイクロカプセル型イミダゾール系潜在性硬化剤が特に好ましい。
〈熱可塑性接着剤〉
接着剤層11を構成し得る熱可塑性接着剤は、熱可塑性樹脂を主成分とする。熱可塑性樹脂としては、例えばポリビニルブチラール等のポリビニルアセタール、フェノキシ樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリアミド、ポリアセタール、ポリフェニレンスルフィド、ポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ウレタン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどが挙げられる。中でも、フェノキシ樹脂、ブチラール樹脂、アクリル樹脂等が好適に用いられる。
<半田>
半田9としては、特に限定されないが、例えばSnAgCu合金、SnZnBi合金、SnCu合金、SnAgInBi合金等の鉛フリー半田を使用することができる。
[電気的接続方法]
これより、図1乃至3の絶縁電線1とプリント配線板2との電気的接続方法、つまり絶縁電線1及びプリント配線板2の接続体の製造方法について説明する。
当該電気的接続方法は、複数の絶縁電線1の軸方向先端部の絶縁層5を除去する工程と、この絶縁層除去工程後の露出した複数の導体4及び複数の被接続部8に予備半田を行う工程と、上記露出した複数の導体4を複数の被接続部8に重なるよう、ストライプ状に配列して位置決めする工程と、上記位置決め工程後の露出した複数の導体4の表面に帯状の位置決めシート3を複数の導体4の軸方向と垂直に貼設する工程と、上記貼設工程後の露出した複数の導体4を一対一対応関係で複数の被接続部8に当接する工程と、上記当接工程後に複数の導体4及び複数の被接続部8間を半田で接着する工程とを備える。
<絶縁層除去工程>
絶縁層除去工程では、図4に示すように、各絶縁電線1の軸方向先端部の絶縁層5を除去することにより、導体4を露出させる。絶縁層5の除去方法としては、例えばレーザー照射により絶縁層5をカットし、絶縁層5を導体4から剥離して除去する方法等を用いることができる。
<予備半田工程>
予備半田工程では、図5に示すように、絶縁層除去工程で露出させた各絶縁電線1の導体4を加熱して溶融状態の半田で濡らすことにより導体4に半田を保持させる。また、プリント配線板2の被接続部8の表面にも同様にして半田を保持させる。これによって、後述の接着工程において、これらの半田を再溶融させて、新たな半田を供給することなく導体4と被接続部8との間を接続可能とする。
<位置決め工程>
位置決め工程では、例えば図6に示すような治具12を用いて、複数の絶縁電線1の導体4をプリント配線板2表面の被接続部8と同じピッチのストライプ状に配列して位置決めする。
図6の治具12は、各導体4が嵌合するV字状の位置決め溝13を有する台座部14と、位置決め溝13に導体4を嵌合させたときに、絶縁層5を支持できるベース部15とを備える。
<貼設工程>
貼設工程では、図7に示すように、位置決め工程において位置決めされた複数の導体4の表面に架け渡すよう位置決めシート3を貼設する。これにより、位置決めシート3によって複数の導体4をストライプ状の配置を維持するようまとめて保持することが可能となる。つまり、図7の状態から位置決めシート3を持ち上げることにより、図8に示すように、複数の絶縁電線1を一括して同時に持ち上げることができる。
なお、位置決めシート3の接着剤層11が熱硬化性接着剤で構成される場合には、この貼設工程において導体4の表面に貼設するときの接着剤層11をBステージ状態としておくことが好ましい。このように、貼設工程における接着剤層11をBステージ状態としておくことによって、位置決めシート3は、取り扱い性がよく、かつ良好な接着性を発揮できる。
<当接工程>
当接工程では、位置決めシート3によりストライプ状の配列を維持した状態で、複数の導体4をプリント配線板2の複数の被接続部8の表面に当接させる。このとき、位置決めシート3から突出する導体4の先端部が被接続部8に重なるよう目視で確認しながら位置決めシート3の位置を微調整する。また、位置決めシート3が透明性を有する場合には、位置決めシート3を通して、導体4と被接続部8との位置合わせを確認してもよい。
複数の導体4を複数の被接続部8に対して位置決めしたならば、図9に示すように、導体4の両サイドより延出する位置決めシート3の両端部をプリント配線板2の表面に貼設する。これにより、導体4を被接続部8の表面に当接する状態で固定することができる。
<接着工程>
接着工程では、位置決めシート3により被接続部8の表面に当接する状態に保持されている導体4及び被接続部8に対し予備半田されている半田9を加熱して溶融することにより、導体4及び被接続部8間を機械的及び電気的に接続する。
導体4及び被接続部8に予備半田されている半田9を溶融するための加熱は、例えば位置決めシート3により接続状態が保持されている複数の絶縁電線1及びプリント配線板2を加熱炉に配置して行うことができる。また、導体4及び被接続部8に予備半田されている半田9を溶融するため、位置決めシート3の表面及びプリント配線板2の裏面の少なくともいずれかに加熱体を圧接してもよい。
<効果>
当該電気的接続方法は、位置決めシート3によって複数の絶縁電線1の導体4を同時に被接続部8の上に配置することができる。このため、当該電気的接続方法によれば、接続体の厚さを大きくすることなく、複数の絶縁電線1の導体4を複数の被接続部8に一対一対応関係で容易かつ確実に接続することができる。
[その他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例として、当該電気的接続方法は、予備半田工程を省略し、接着工程において導体及び被接続部を加熱しつつ導体又は被接続部に半田を供給してもよい。また、導体及び被接続部のいずれか一方にのみ予備半田を行ってもよい。
また、位置決め工程は、図示したような治具を使用する方法に限られない。たとえば、接着剤層を上に向けて水平な台上に載置した位置決めシートの上に絶縁電線の導体層を一本ずつ位置決めしながら配置してもよい。つまり、位置決め工程と貼設工程とは同時に行うことができる。
また、当該電気的接続方法において、位置決めシートの接着剤層を熱可塑性接着剤で構成する場合、半田を溶融して導体を被接続部に固定する際の熱によって位置決めシートを導体から剥離させ、最後に位置決めシートを取り除くようにしてもよい。この場合、得られる接続体の電気的接続構造は、位置決めシートを有さない。
さらに、当該電気的接続方法において、位置決めシートを絶縁電線の絶縁層の先端と当接するよう貼設してもよい。ただしこの場合、絶縁電線の導体の露出長さにばらつきがあると、位置決めシートから導体の先端までの垂直距離が不均一になる。そのため、位置決めシートの後端方向の側縁と複数の絶縁電線の絶縁層の先端とが離間していることが好ましい。
また、当該電気的接続方法において、必ずしも位置決めシートの端縁をプリント配設板に貼設しなくてもよい。つまり、位置決めシートの端縁を一番外側の導体の両サイドより延出させなくてもよい。
また、当該電気的接続方法において被接続部が設けられる構成要素は、プリント配線板以外の電子部品であってもよい。
以下、実施例に基づき本発明を詳述するが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるものではない。
上記実施形態の電気的接続方法により、複数の絶縁電線の導体をプリント配線板の複数の被接続部に接続し、絶縁電線とプリント配線板との剥離強度を測定した。
(絶縁電線)
絶縁電線としては、AWG(American Wire Gauge)No.47の絶縁線(導体径35.5μm)を18本使用した。
(プリント配線板)
プリント配線板としては、平均厚さ25μmのポリイミド製ベースフィルムと、平均厚さ18μmの銅により形成され、表面が金でメッキされた導電パターンとを有するものを用意した。このプリント配線板において、被接続部は、平均幅50μm、平均間隔50μm(平均ピッチ100μm)のストライプ状に形成されている。
(位置決めシート)
位置決めシートとしては、平均厚さ25μmのポリイミド製基材フィルムに平均厚さ10μmの熱硬化性接着剤で構成される接着剤層を積層したものを使用した。
上記熱硬化性接着剤としては、2種類のビスフェノールA型固形エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂及びマイクロカプセル型潜在性硬化剤をセロアセ(エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート)に分散させたものを使用し、この熱硬化性接着剤を上記基材フィルムに塗布、乾燥及び固化させて上記接着剤層を形成した。
第1のビスフェノールA型固形エポキシ樹脂としては、ジャパンエポキシレジン株式会社の「エピコート1256」を使用し、第2のビスフェノールA型固形エポキシ樹脂としては、ジャパンエポキシレジン株式会社の「エピコート1004」を使用し、ナフタレン型エポキシ樹脂としては、大日本インキ化学工業株式会社の「エピクロン4032D」を使用し、マイクロカプセル型潜在性硬化剤としては、旭化成エポキシ株式会社の「ノバキュアHX3941」を使用した。
上記接着剤層の形成方法としては、先ず35質量部の第1のビスフェノールA型固形エポキシ樹脂、20質量部の第2のビスフェノールA型固形エポキシ樹脂、25質量部のナフタレン型エポキシ樹脂、及び30質量部のマイクロカプセル型潜在性硬化剤を混合したものをセロアセに分散し、三本ロールによって混錬して固形分が50質量%の接着剤組成物を形成した。次いで、この接着剤組成物を上記基材フィルムにドクターナイフを用いて塗布し、60℃で30分間乾燥及び固化させることによって、接着剤層を形成した。
(半田)
半田としては、Sn−3.0Ag−0.5Cu鉛フリー半田を使用した。また、半田接続設備としては、日本アビオニクス株式会社の「リフローヘッドNA66」及び「交流式パルスヒート電源TCW−315」で構成したパルスヒートユニットを使用した。
(剥離強度測定)
剥離強度の測定は、株式会社イマダの「デジタルフォースゲージDPX−0.5TR」及び「計測スタンドNV−250」を使用し、導体とプリント配線板とを引き離す方向(プリント配線板に垂直な方向)の引張強度を測定した。
(測定結果)
測定された剥離強度は、導体一本あたり、0.3〜0.45Nであった。この値は、実用上十分な値である。
本発明は、絶縁電線の接続に適用でき、絶縁電線及びプリント配線板の接続体、例えばワイヤーハーネスの製造に好適に利用できる。
1 絶縁電線
2 プリント配線板
3 位置決めシート
4 導体
5 絶縁層
6 ベースフィルム
7 導電パターン
8 被接続部
9 半田
10 基材フィルム
11 接着剤層
12 治具
13 位置決め溝
14 台座部
15 ベース部

Claims (9)

  1. 導体及びこの導体の周面を被覆する絶縁層を有する複数の絶縁電線がストライプ状に配設される複数の導体の被接続部への電気的接続方法であって、
    上記複数の絶縁電線の軸方向先端部の絶縁層を除去する工程と、
    上記絶縁層除去工程後の露出した複数の導体をストライプ状に配設される複数の被接続部に重なるよう位置決めする工程と、
    上記位置決め工程後の露出した複数の導体の表面に帯状の位置決めシートを上記複数の導体の軸方向と垂直に貼設する工程と、
    上記貼設工程後の露出した複数の導体を一対一対応関係で上記複数の被接続部に当接する工程と、
    上記当接工程後に複数の導体及び複数の被接続部間を半田で接着する工程と
    を備え、
    上記貼設工程の位置決めシートが、合成樹脂製の基材フィルムと、この基材フィルムの裏面側に積層される接着剤層とを有する電気的接続方法。
  2. 上記複数の被接続部が、ベースフィルム及びこのベースフィルムの表面に積層される導電パターンを有するプリント配線板における導電パターンの配線部分である請求項1に記載の電気的接続方法。
  3. 上記基材フィルムがポリイミドを主成分とする請求項1又は請求項2に記載の電気的接続方法。
  4. 上記貼設工程後、位置決めシートにおける先端方向の側縁を基準とし、先端方向をプラス、その反対方向をマイナスとする上記複数の導体の先端までの垂直距離が、−0.1mm以上0.5mm以下である請求項1、請求項2又は請求項3に記載の電気的接続方法。
  5. 上記貼設工程後、位置決めシートの後端方向の側縁と複数の絶縁電線の絶縁層の先端とが離間しており、その平均間隔が10μm以上500μm以下である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電気的接続方法。
  6. 上記貼設工程後、位置決めシートの両端縁が複数の導体の両サイドより延出しており、その延出距離が導体の直径の2倍以上である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電気的接続方法。
  7. 導体及びこの導体の周面を被覆する絶縁層を有する複数の絶縁電線がストライプ状に配設される複数の導体の被接続部への電気的接続構造であって、
    上記複数の絶縁電線の軸方向先端部領域で露出し、ストライプ状に配設される複数の被接続部に一対一対応関係で重ね合わされる複数の導体と、
    これらの複数の導体及び複数の被接続部間を接着する半田と、
    露出した複数の導体の表面に導体の軸方向と垂直に貼設される帯状の位置決めシートと
    を備え、
    上記位置決めシートが、合成樹脂製の基材フィルムと、この基材フィルムの裏面側に積層される接着剤層とを有する電気的接続構造。
  8. 請求項7に記載の電気的接続構造を備え、
    上記複数の被接続部が、ベースフィルム及びこのベースフィルムの表面に積層される導電パターンを有するプリント配線板における導電パターンのストライプ状配線部分である絶縁電線及びプリント配線板の接続体。
  9. 上記位置決めシートの両端縁が複数の導体の両サイドより延出し、上記プリント配線板表面に貼設されている請求項8に記載の絶縁電線及びプリント配線板の接続体。
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