JP2015217536A - 画像形成システム、画像形成装置及び印刷物の生産方法 - Google Patents

画像形成システム、画像形成装置及び印刷物の生産方法 Download PDF

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本陸 徐
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佳孝 秋山
鈴木 能成
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Abstract

【課題】画像の粒状度の維持と印字にかかるコストの低減とを両立した画像形成システムを提供する。
【解決手段】画像を形成する前に、少なくとも液滴中の顔料を凝集させる前処理液を記録媒体の表面へ付与する前処理部と、記録媒体表面に形成する画像が同一解像度の場合において、吐出される液滴の量が多い場合には前処理液の付与量を少なくし、吐出される液滴の量が少ない場合には前処理液の付与量を多くするように、前処理部を制御する前処理制御部と、を有する。
【選択図】図11

Description

液滴を記録媒体上に吐出して、該記録媒体表面に画像を形成する画像形成システム、画像形成装置及び印刷物の生産方法に関する。
従来のインクジェット記録方法では、印字前の記録媒体にインク中の色材を凝集させる成分を有する液体(前処理液)を塗布させてから印字をすることで、ビーディングやブリーディングが発生しない高品位な画像を得る方法が知られている。
前処理液を塗布する方法としては、画像の解像度が高いときに前処理液の塗布量を小さくし、用紙の解像度が低いときに前処理液の塗布量を大きくすることが知られている(特許文献1)。
上述した前処理液を塗布する方法では、滲みやビーディングが改善されるものの、画像の粒状度や印字に係るコストについては十分に考慮されていない。
開示の技術は、上記事情に鑑みて成されたものであり、画像の粒状度の維持と印字にかかるコストの低減とを両立させることを目的とする。
開示の技術は、液滴を記録媒体上に吐出して、該記録媒体表面に画像を形成する画像形成システムであって、前記画像を形成する前に、少なくとも前記液滴中の顔料を凝集させる前処理液を前記記録媒体の表面へ付与する前処理部と、記録媒体表面に形成する画像が同一解像度の場合において、吐出される前記液滴の量が多い場合には前記前処理液の付与量を少なくし、吐出される前記液滴の量が少ない場合には前記前処理液の付与量を多くするように、前記前処理部を制御する前処理制御部と、を有することを特徴とする。
画像の粒状度の維持と印字にかかるコストの低減とを両立させることができる。
画像形成システムのシステム構成の一例を示す図である。 印刷物を説明する図である。 画像形成装置の構成の概略を説明する図である。 画像形成装置における前処理部を説明する図である。 画像形成装置における乾燥部を説明する図である。 画像形成装置における画像形成部及び後処理部を説明する図である。 画像形成装置の機能を説明する図である。 上位装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 上位装置の機能構成を説明する図である。 前処理テーブルの一例を示す図である。 上位装置の動作を説明するフローチャートである。 画像濃度を説明する図である。 画像濃度と粒状度との関係を示す図である。 画像の粒状度と前処理液の量との関係について説明する図である。 画像濃度と前処理液の量との組み合わせと、粒状度との関係を説明する図である。
以下に図面を参照して実施形態について説明する。図1は、画像形成システムのシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態の画像形成システム100は、上位装置200と、画像形成装置300とを有する。
本実施形態の画像形成システム100において、上位装置200は、例えば、印刷データの印刷順等の制御と印刷データのラスタイメージデータへの変換を行うRIP(RASTER IMAGE PROCESSOR)装置である。また、本実施形態の画像形成システム100において、画像形成装置300は、変換されたラスタイメージデータに基づく印刷動作を行う。
すなわち、本実施形態の画像形成システム100は、ジョブ管理や印刷データの管理等を効率的に行うことによって、短時間に大量の印刷物(画像形成媒体、印字物)を印刷(画像形成、印字)することが可能な製造システム(プロダクションプリンティング)である。
本実施形態において、上位装置200と画像形成装置300とは、複数のデータ線11及び制御線12で接続されている。
本実施形態の上位装置200は、例えばホスト装置(図示せず)から出力される印刷ジョブデータに含まれる画像データに基づいて、色毎のラスタイメージデータを夫々作成する。尚、以下の実施形態の説明では、ラスタイメージデータを印刷画像データと呼ぶ。印刷画像データは、複数のデータ線11を介して上位装置200から画像形成装置300へ供給される。
また、本実施形態の上位装置200は、印刷動作を制御するための印刷制御データを生成し、制御線12を介して印刷制御データを画像形成装置300へ供給する。本実施形態の印刷制御データは、例えば印刷条件(印刷形態、印刷種別、給排紙情報、印刷面順、印刷用紙サイズ、印刷画像データのデータサイズ、解像度、紙種情報、階調、色情報及び印刷を行うページ数の情報など)に関するデータを含む。また、本実施形態の印刷制御データは、後述する前処理部による前処理液の吐出に係るデータと、後処理部による後処理液の吐出に係るデータを更に含む。本実施形態の後処理液は、記録媒体Md上に透明な保護層を形成し得る成分を含有する。
以下に、図2を参照して、本実施形態の画像形成システム100において形成される印刷物について説明する。図2は、印刷物を説明する図である。図2(A)は、画像形成システム100において形成された印刷物の上面図の一例であり、図2(B)は、画像形成システム100において形成された印刷物の断面図の一例である。
本実施形態の印刷物20は、後述する記録媒体Mdの上に前処理液21が全面塗布され、その上の画像領域S10、S11に記録液22が塗布されて画像を形成する。さらに、印刷物20では、画像が形成された画像領域S10、S11上に、画像領域S10、S11の面積よりも小さい面積で後処理液23が塗布されている。
本実施形態の画像形成システム100では、上述の印刷物を形成する際に、画像の濃度に応じて前処理液の量を調整することで、印刷物における画像の粒状度の維持と印字コストの低減とを両立させる。
次に、本実施形態の画像形成システム100の有する各装置について説明する。始めに、本実施形態の画像形成装置300について説明する。
図3は、画像形成装置の構成の概略を説明する図である。
本実施形態の画像形成装置300は、搬入部310、前処理部320、乾燥部330、画像形成部340、後処理部350、搬出部360を有する。
本実施形態の搬入部310は、記録媒体Mdを画像形成装置300内へ搬入する。前処理部320は、搬入された記録媒体Mdに対して前処理を行う。
乾燥部330は、前処理された記録媒体Mdと、後処理された記録媒体Mdとを乾燥させる。本実施形態の乾燥部330は、前処理された記録媒体Mdを乾燥させる乾燥部330Aと、後処理された記録媒体Mdを乾燥させる乾燥部330Bと、を有する。本実施形態の以下の説明では、乾燥部330A、330Bを区別しない場合には、単に乾燥部330と呼ぶ。
画像形成部340は、記録媒体Mdの表面に画像を形成する。後処理部350は、画像が形成された記録媒体Mdに対して後処理を行う。搬出部360は、後処理された記録媒体Mdを画像形成装置300の機外へ搬出する。
本実施形態に係る画像形成装置300は、搬入部310によって記録媒体Mdを搬入し、前処理部320及び乾燥部330によって記録媒体Mdの表面を前処理及び乾燥する。また、画像形成装置300は、画像形成部340によって、前処理及び乾燥した後の記録媒体Mdの表面に画像を形成する。更に、画像形成装置300は、本実施形態では、後処理部350によって、画像が形成された記録媒体Mdを後処理する。その後、画像形成装置300は、搬出部360によって、記録媒体Mdを巻き取る(排出する、搬出する)。
尚、本実施形態における記録媒体Mdは、例えばロール状に巻かれたロール紙であっても良い。ロール紙とは、例えば、切断可能なミシン目が所定間隔で形成された連続紙、ミシン目が形成されない連続紙を含む。
また、本実施形態における記録媒体Mdは、カット紙、普通紙、上質紙、薄紙、厚紙、記録紙、OHPシート、合成樹脂フィルム、金属薄膜等であっても良い。つまり、本実施形態の記録媒体Mdは、表面にインク等で画像を形成することができるものであれば良い。
次に、本実施形態の画像形成装置300の有する各部について説明する。
始めに、本実施形態の搬入部310について説明する。本実施形態の搬入部310は、記録媒体Mdを前処理部320等に搬送する。本実施形態の搬入部310は、給紙部11及び複数の搬送ローラ12等を有する。搬入部310は、搬送ローラ12等を用いて、例えば給紙部11の給紙ロールに巻き付けて保持されたロール状の記録媒体Mdを前処理部320等に搬送する。
次に、前処理部320について説明する。本実施形態の前処理部320は、記録媒体Mdの表面に対して前処理液を塗布する前処理を行う。本実施形態の前処理とは、記録媒体Mdの表面に、インクを凝集させる機能を有する前処理液(後述)を塗布する処理である。
本実施形態の前処理部320は、記録媒体Mdに形成される画像の解像度(単位面積辺りのドットの数)に基づいて、塗布する前処理液の量を制御する。
また、本実施形態の前処理部320は、画像の濃度に応じて記録媒体Mdに塗布する前処理液の量を制御する。
本実施形態に前処理部320は、例えば、ブレードコート法、グラビアコート法、グラビアオフセットコート法、バーコート法、ロールコート法、ナイフコート法、エアナイフコート法、コンマコート法、Uコンマコート法、AKKUコート法、スムージングコート法、マイクログラビアコート法、リバースロールコート法、4本乃至5本ロールコート法、ディップコート法、カーテンコート法、スライドコート法、ダイコート法などを用いた前処理を行う。
また、本実施形態の前処理部320は、前処理液として、例えば水溶性脂肪族系有機酸を含有した処理液を用いることができる。ここで、水溶性脂肪族系有機酸を含有した処理液とは、水分散性着色剤を凝集させる性質を有する処理液である。また、凝集するとは、水分散性着色剤粒子同士が吸着集合することである。
また、本実施形態の前処理部320は、前処理液に水溶性脂肪族系有機酸等のイオン性物質を加えることによって、水分散性着色剤の表面にイオンを吸着させることができる。これにより、前処理部320は、水分散性着色剤の表面電荷を中和することができる。また、前処理部320は、分子間力による凝集作用を増強し、水分散性着色剤を更に凝集させることができる。
以下に、図4を参照し、ロールコート法を用いた前処理部320について説明する。図4は、画像形成装置における前処理部を説明する図である。
図4に示す前処理部320は、攪拌(供給)ローラ321、薄膜化(移送)ローラ322、塗布ローラ323、プラテンローラ324、圧力調整装置325を有する。
前処理部320は、先ず、攪拌ローラ321及び薄膜化ローラ322によって、前処理液320Lを塗布ローラ323の表面に薄膜状に転写(転移)する。次に、前処理部320は、塗布ローラ323を回転するプラテンローラ324に押し付け、塗布ローラ323を回転する。このとき、前処理部320は、塗布ローラ323とプラテンローラ324との間隙に記録媒体Mdを搬送することで、記録媒体Mdの表面に前処理液320Lを塗布する。
また、前処理部320は、圧力調整装置325を用いて、前処理液を塗布するときのニップ圧(塗布ローラ323とプラテンローラ324とが接触する位置に作用する圧力)を制御する。これにより、前処理部320は、圧力調整装置325を用いてニップ圧を変え、前処理液320Lの塗布量(膜厚、液量、付着量、乾燥付着量など)を制御する。
更に、前処理部320は、塗布ローラ323及びプラテンローラ324の回転速度を制御する。これにより、前処理手部320は、塗布ローラ323等の回転速度を変え、前処理液320Lの塗布量を制御する。なお、前処理部320は、例えば塗布ローラ323及びプラテンローラ324を駆動する図示しない動力源(駆動モーターなど)の動作を制御することによって、塗布ローラ323等の回転速度を制御してもよい。
次に、本実施形態の乾燥部330について説明する。本実施形態において、乾燥部330A、330Bは、同様の構成を有する。よって、以下の説明では、乾燥部330Aについて説明する。
図5は、画像形成装置における乾燥部を説明する図である。本実施形態の乾燥部330Aは、ヒートローラ331〜336を有する。
本実施形態の乾燥部330Aでは、記録媒体Mdに形成される画像の解像度に応じて、乾燥強度が制御される。より具体的には、乾燥部330では、前処理部320が塗布した記録媒体表面の単位面積当たりの塗布量に応じて、乾燥強度が制御される。本実施形態における乾燥強度の制御とは、例えば乾燥時間の調整や、乾燥に用いるヒートローラ331〜336の温度制御等である。
本実施形態の乾燥部330Aでは、ヒートローラ331〜336を例えば40〜100℃に加熱し、前処理液が塗布された記録媒体Mdの表面をヒートローラ331〜336に接触させる。これにより、乾燥部330Aは、前処理液を塗布された記録媒体Mdの表面をヒートローラ331〜336により加熱し、前処理液の水分を蒸発させ、記録媒体Mdに塗布された前処理液を乾燥させる。
以上のように、本実施形態では、ヒートローラ331〜336の温度を調整することで、記録媒体Mdの乾燥強度を調整する。
尚、本実施形態の乾燥部330Bでは、後処理部350が吐出した記録媒体Mdの表面の単位面積当たりの吐出量を用いて、乾燥強度が制御される。
尚、本実施形態における乾燥部330は、ヒートローラに限定されない。乾燥部330は、赤外線乾燥、マイクロ波乾燥、温風乾燥及びその他乾燥方法を用いても良い。また、乾燥部330は、複数の乾燥方法を組み合わせた乾燥方法を用いてもよい。更に、乾燥部330は、前処理部320が前処理液を塗布する前に、記録媒体Mdに余熱(加熱)を与えても良い。
次に、本実施形態の画像形成部340及び後処理部350について説明する。図6は、画像形成装置における画像形成部及び後処理部を説明する図である。図6(A)は、画像形成部340及び後処理部350の全体を説明する図であり、図6(B)は、ヘッドユニットの一例を示す図である。
本実施形態の画像形成部340は、記録媒体Md上に液滴(以下、「インク」という。)を吐出することによって、記録媒体Mdの表面に画像を形成する。
本実施形態の画像形成部340は、録媒体Mdの搬送方向Xmの上流側から配置された、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)に対応する吐出ヘッド341K、341C、341M及び341Yを有する。
本実施形態において、吐出ヘッド341Kは、記録媒体Mdの搬送方向Xmと直行する方向に千鳥状に配置された4つのヘッドユニット341K−1、341K−2、341K−3及び341K−4を有する。尚、他の吐出ヘッド341C、341M及び341Yの構成は、ブラック(K)の吐出ヘッド341Kの構成と同様のため、説明を省略する。
本実施形態のヘッドユニット341K−1は、図6(B)に示すように、ノズル板343の外形表面であるノズル面に形成された複数の吐出口342Nを備える。ここで、複数の吐出口342Nは、ヘッドユニット341K−1の長手方向に1列に配置され、ノズル列を構成している。尚、ヘッドユニット341K−1は、複数のノズル列を備えてもよい。
本実施形態の後処理部350は、図6(A)に示すように、画像形成部340に対し、記録媒体Mdの搬送方向Xmの下流側に配置されている。また、後処理部350は、画像形成部340と同様に、記録媒体Mdの搬送方向Xmと直行する方向に千鳥状に配置された4つの吐出ヘッド351Hを有する。
本実施形態の後処理部350は、吐出ヘッド351Hに入力する駆動波形を制御することによって、後処理液の吐出量を制御する。これにより、後処理部350は、吐出ヘッド351Hを用いて、記録媒体Mdの主走査方向の全域に後処理液を吐出させる。尚、吐出ヘッド351Hの構成は、画像形成部340の構成と同様であるため、説明を省略する。
次に、本実施形態の画像形成装置300の機能構成について説明する。図7は、画像形成装置の機能を説明する図である。
本実施形態の画像形成装置300は、上位装置200から入力された印刷画像データ及び印刷制御データに基づいて、記録媒体Mdに画像を形成する。
本実施形態の画像形成装置300は、プリンタコントローラ400、プリンタエンジン500、前処理液塗布制御部600、乾燥制御部700を有する。
本実施形態のプリンタコントローラ400は、CPU(Central Processing Unit)410と、印刷制御部420と、を有する。本実施形態のプリンタコントローラ400において、CPU410と印刷制御部420とは、互いに送受信可能にバス430により接続されている。バス430は、図示しない通信I/Fを介して、制御線12に接続されている。
本実施形態のCPU410は、図示しない記憶領域に格納されている制御プログラムを実行することで、画像形成装置300全体の動作を制御する。印刷制御部420は、上位装置200から送信された印刷制御データに基づいて、プリンタエンジン500の動作を制御する。
本実施形態のプリンタエンジン500は、複数のデータ線11(11−Y、11−C、11−M、11−K及び11−P)が接続されている。プリンタエンジン500は、複数のデータ線11等を介して、上位装置200から印刷画像データを受信し、各色の印刷動作及び後処理の動作を行う。
本実施形態のプリンタエンジン500は、複数のデータ管理部510C、510M、510Y、510K、510P、画像出力部520、後処理液出力部530、搬送制御部540、乾燥制御部550を有する。
本実施形態の以下の説明において、データ管理部510C、510M、510Y、510K、510Pは、それぞれがメモリ511C、511M、511Y、511K、511Pを有する。本実施形態の以下の説明において、データ管理部510C、510M、510Y、510K、510Pを区別しない場合には、単にデータ管理部510と呼び、メモリ511C、511M、511Y、511K、511Pを区別しない場合には、単にメモリ511と呼ぶ。
本実施形態のデータ管理部510は、それぞれがデータ線11を介して上位装置200と接続され、制御線12を介して、プリンタコントローラ400と接続されている。
データ管理部510C、510M、510Y、510Kは、プリンタコントローラ400からの出力に基づいて、上位装置200から出力された印刷画像データをメモリ511C、511M、511Y、511Kに格納する。また、プリンタエンジン500は、プリンタコントローラ400からの出力に基づいて、メモリ511C、511M、511Y、511K、から印刷画像データを読み出し、画像出力部520に出力する。
尚、本実施形態のデータ管理部510Pの場合は、後処理に関する印刷画像データを後処理液出力部530に出力する。
本実施形態の画像出力部520は、各色に対応する印刷画像データを各色に対応する吐出ヘッド341C、341M、341Y及び341Kへ出力し、各吐出ヘッドの動作を制御する。本実施形態の後処理出力部530は、後処理に関する印刷画像データを吐出ヘッド351へ出力し、後処理液を吐出させる吐出ヘッド351の動作を制御する。
本実施形態の搬送制御部540は、搬送部310の動作を制御する。乾燥制御部550は、乾燥部330Bの動作を制御する。すなわち、乾燥制御部550は、後処理の後の乾燥の強度を制御する。
本実施形態の前処理塗布制御部560は、前処理部320における前処理の動作を制御する。より具体的には、上位装置200からの指示に応じた前処理液を記録媒体Mdに塗布させるように、前処理部320を制御する。乾燥制御部700は、乾燥部330Aの動作を制御する。すなわち、乾燥制御部700は、前処理の後の乾燥の強度を制御する。
次に、本実施形態の上位装置200について説明する。本実施形態の上位装置200は、印刷ジョブデータに含まれる画像データから印刷画像データを生成する。また、本実施形態の上位装置200は、画像形成装置300における前処理液の量、後処理液の量、乾燥の強度等を制御する。
図8は、上位装置のハードウェア構成の一例を示す図である。本実施形態の上位装置200は、本実施形態では、CPU201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、HDD(ハードディスクドライブ)204を備える。また、上位装置200は、外部I/F205、制御情報用I/F206及び画像データ用I/F207を備える。更に、上位装置200は、CPU201等を夫々接続するバス208を備える。
CPU201は、上位装置200全体の動作を制御するものである。CPU201は、ROM202及び/又はHHD204に格納(記憶)されている制御プログラム等を用いて、上位装置200の動作を制御する。
ROM202、RAM203及びHDD204は、データ等を記憶するものである。ROM202及び/又はHDD204は、CPU201を制御するための制御プログラムを予め格納されている。RAM203は、CPU201のワークメモリとして用いられる。
外部I/F205は、ホスト装置等の外部装置との通信送受信を制御する。外部I/F205は、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に対応した通信を制御することができる。
制御情報用I/F206は、制御情報データの通信を制御する。制御情報用I/F206は、例えばPCI Express(Peripheral Component Interconnect Bus Express)を用いることができる。
画像データ用I/F207は、印刷画像データの通信を制御する。画像データ用I/F207は、例えばPCI Expressを用いることができる。
次に、図9を参照して本実施形態の上位装置200の機能について説明する。図9は、上位装置の機能構成を説明する図である。
以下に説明する各部は、本実施形態の上位装置200においてCPU201が例えばROM202等に格納された制御プログラムを実行することにより実現される。
本実施形態の上位装置200は、画像濃度設定部210、画像濃度判定部211、前処理液量決定部212、後処理液量決定部213、乾燥強度決定部214、付着量判定部215、乾燥強度決定部216を有する。
また、本実施形態の上位装置200は、例えばROM202、RAM203、HDD204等の記憶装置に設けられた記憶領域に、前処理テーブル220が格納されている。
本実施形態の画像濃度設定部210は、例えば本実施形態の画像形成システム100の利用者等に設定された画像濃度を、画像形成装置300に設定させる。画像濃度の詳細は後述する。
画像濃度判定部211は、設定された画像の濃度が高いか又は低いかを判定する。本実施形態の画像濃度判定部211は、例えば予め決められた閾値が設定されており、設定された画像の濃度が閾値以上であった場合に、画像の濃度が高いと判定しても良い。また本実施形態の画像濃度判定部211は、設定された画像の濃度が閾値未満のとき、画像の濃度が低いと判定しても良い。
前処理液量決定部212は、画像濃度判定部211による判定結果と、前処理テーブル220とに基づき、前処理液の量を決定する。後処理液量決定部213は、画像濃度判定部211による判定結果に基づき、前処理液の量を決定する。
乾燥強度決定部214は、前処理液の量に応じて、前処理後の乾燥強度を決定する。付着量判定部215は、インク及び後処理液の付着量が多いか又は少ないか否かを判定する。具体的には付着量判定部215は、予め決められた閾値が設定されており、付着量が閾値以上である場合に付着量が多いと判定し、付着量が閾値未満の場合に付着量が少ないと判定する。
乾燥強度決定部216は、付着量判定部215による判定結果に応じて、後処理後の乾燥強度を決定する。
図10は、前処理テーブルの一例を示す図である。本実施形態の前処理テーブル220は、画像の濃度と、前処理液の量と、乾燥強度とが対応付けられている。
図10の前処理テーブル220では、画像の濃度が低いとき、前処理液の量を多くし、前処理の乾燥強度を強くすることがわかる。前処理液の量は、例えば用紙の大きさに対して○○mg等と決められている。
次に、図11を参照して本実施形態の上位装置200の動作を説明する。図11は、上位装置の動作を説明するフローチャートである。
本実施形態の上位装置200は、画像濃度設定部210により、ホスト装置等が入力された画像データの画像濃度の設定を行う(ステップS1101)。尚、画像濃度設定部210は、例えば予め画像データに対して設定された画像濃度を設定しても良いし、画像形成システム100においてユーザに画像濃度を設定させても良い。
続いて画像濃度判定部211は、設定された画像濃度が高いか又は低いか否かを判定する(ステップS1102)。具体的には、画像濃度判定部211は、設定された画像濃度が所定の閾値以上であった場合に、画像濃度が高いと判定し、所定の閾値未満であった場合に画像濃度が低いと判定する。
始めに、ステップS1102において画像濃度が高いと判定された場合について説明する。
ステップS1102において、画像濃度が高いと判定された場合、後処理液量決定部213は、後処理液の量を多くするように、後処理液の量を決定する(ステップS1103)。具体的には、後処理液量決定部213は、例えば画像濃度の判定結果と対応した後処理液の量が設定されており、ステップS1103では、画像濃度が高い場合と対応した量が、後処理液の量として決定される。本実施形態では、画像濃度が高い場合、後処理液の量を多くする。
また、ステップS1102において、画像濃度が高いと判定された場合、前処理液量決定部212は、前処理テーブル220を参照し、画像濃度が高い場合の前処理液の量を決定する(ステップS1104)。本実施形態では、画像濃度が高い場合には、前処理液の量を少なくする。
続いて上位装置200は、乾燥強度決定部214により、前処理テーブル220を参照し、前処理液の塗布後の乾燥強度を決定する(ステップS1105)。本実施形態において、乾燥強度決定部214は、前処理液の量が少ない場合には、乾燥強度を弱くする。
続いて上位装置200は、付着量判定部215により、記録媒体Mdに対するインクと後処理液の付着量が多いか否かを判定する(ステップS1106)。具体的には、付着量は判定部215には、インク及び後処理液の付着量が多いか否かを判定する閾値が設定されている。
ステップS11106において、付着量が多いと判定された場合、乾燥強度決定部216は、乾燥強度を強くする(ステップS1107)。また、ステップS1106において、付着量判定部215により、付着量が少ないと判定された場合、乾燥強度決定部216は、乾燥強度を弱くする(ステップS1108)。尚、本実施形態の乾燥強度決定部214、216は、例えば段階的に乾燥の強度を決定することができる。
次に、ステップS1102において画像濃度が低いと判定された場合について説明する。
ステップS1102において画像濃度が低いと判定された場合、後処理液量決定部213は、後処理液の量を少なくするように、後処理液の量を決定する(ステップS1109)。具体的には、後処理液量決定部213は、例えば画像濃度の判定結果と対応した後処理液の量が設定されており、ステップS1109では、画像濃度が低い場合と対応した量が、後処理液の量として決定される。
また、ステップS1102において、画像濃度が高いと判定された場合、前処理液量決定部212は、前処理テーブル220を参照し、画像濃度が低い場合の前処理液の量を決定する(ステップS1110)。本実施形態では、画像濃度が低い場合には、前処理液の量を多くする。
続いて上位装置200は、乾燥強度決定部214により、前処理テーブル220を参照し、前処理液の塗布後の乾燥強度を決定する(ステップS1111)。本実施形態において、乾燥強度決定部214は、前処理液の量が多い場合には、乾燥強度を強くする。
ステップS1112からステップS1114の処理は、ステップS1106からステッ
いプS1108までの処理と同様であるから、説明を省略する。
以上のように、本実施形態では、上位装置200において、画像データにおける画像の濃度に応じて前処理液の量を決定し、その結果を制御線12を介して画像形成装置300へ通知する。画像形成装置300は、前処理部320により、上位装置200で決定された量の前処理液を記録媒体Mdへ塗布することで、画像の粒状度を維持する。
以下に、本実施形態における画像濃度と、画像の粒状度と、前処理液の量について説明する。
図12は、画像濃度を説明する図である。本実施形態の画像形成システム100では、解像度が同一の画像データにおいて、低濃度インクや高濃度インク等を用いず、ある領域における同一の種類のインクのドットの密度により、画像濃度のちがいを表現する。すなわち、本実施形態では、ある領域におけるインクの付着量により、画像濃度のちがいが表現される。
図12(A)は、ある画像の画像濃度が低い場合、図12(B)は有る画像の画像濃度が中程度の場合、図12(C)は、ある画像の画像濃度が高い場合を示している。
次に、画像濃度と画像の粒状度との関係について説明する。図13は、画像濃度と粒状度との関係を示す図である。
図13において、縦軸は粒状度であり、横軸は画像濃度である。尚、図13において、前処理液の量は一定とした。
図13からわかるように、画像の粒状度は、画像濃度が低いほど大きくなる。本実施形態の画像の粒状度とは、均一であるべき画像が、どれだけざらついているかを表わす主観評価値である。
言い換えれば、粒状度は、ドットのばらつきやトナー飛散、ドットの位置変動、インク付着量の変動等でおこるインクの吐時のばらつきや、吐出方向のばらつきによる粒状性を定量化し、客観的に表わした値である。
したがって、図13に示されるように。粒状度が小さい方が、画像の品質は高いと言える。より具体的には、粒状度が小さい方が、ドットのサイズが均一化又は付着量の均一化が成されており、画質が高いと言える。
次に、図14を参照して、画像の粒状度と前処理液の量との関係について説明する。図14は、画像の粒状度と前処理液の量との関係について説明する図である。図14では、縦軸が粒状度を示し、横軸が記録材に塗布される前処理液の量を示している。
図14からわかるように、画像の粒状度は、前処理液の量が多くなるほど小さくなる。これはすなわち、記録部材Mdに塗布する前処理液の量を多くすれば、画質を向上させることができる。
本実施形態では、上記の点に着目し、画像濃度に応じて前処理液の量を変化させ、画像濃度が変更された場合でも、目標となる粒状度を維持する。
図15は、画像濃度と前処理液の量との組み合わせと、粒状度との関係を説明する図である。図15の例では、粒状度の目標値をPとし、粒状度が常に目標値P未満となるように、画像濃度に応じて前処理液の量が決定される。
図15において、画像濃度が低い場合には前処理液の量を多くし、画像濃度が中程度場合には前処理液の量を中程度とし、画像濃度が高い場合には前処理液の量を少なくする。本実施形態では、前処理液量の塗布量を増やすことで、塗布量が少ない場合と比べて、顔料が記録媒体Mdの表面で凝集し、粒状性をさせることができる。したがって、本実施形態では、画像濃度によらずに、画像の粒状度を目標値P以下に維持することができる。
また、本実施形態では、画像濃度が高い場合、粒状度が目標値P以下となるように、前処理液の塗布量を減らす。したがって本実施形態では、使用する前処理液の量を低減でき、印字にかかるコストを削減できる。
以上のことから、本実施形態では、画像の粒状度の維持と印字にかかるコストの低減とを両立させることができる。
ここで、本実施形態の前処理液について説明する。
本実施形態における前処理の目的は、画像品質の向上である。前処理を行うと、顔料が記録媒体Mdの表面で凝集するため、画像が鮮明になる。
本実施形態の前処理液の液組成としては、例えば顔料凝集効果のあるカチオン性物質、多価金属塩、水溶性樹脂などを含む。
より具体的には、本実施形態の前処理液は、水溶性脂肪族系有機酸を含有し、水分散性着色剤を凝集させる性質を有する。本実施形態において、凝集するとは、水分散性着色剤粒子同士が吸着集合する意味であり、粒度分布測定装置により確認することができる。この前処理液に、水溶性脂肪族系有機酸等のイオン性物質を加えると、水分散性着色剤の表面電荷にイオンが吸着することで表面電荷が中和されるので、分子間力による凝集作用が増強されて凝集させることができる。凝集を確認する方法の例としては、水分散性着色剤濃度5質量%のインクジェット用インク5μlを前処理液30ml加えたときに、瞬時に着色剤が凝集するかを確認する方法が挙げられる。
また、本実施形態における前処理液の付与方法としては、記録媒体Md全体にローラ塗布する方法が望ましい。ローラ塗布することで、高濃度・高粘度な前処理液を記録媒体Mdの全面に均一に塗布することが可能となる。
<前処理液の調整>
1,3―ブタンジオール10質量%、L−乳酸15質量%、フッ素系界面活性剤0.05質量%、Proxel GXL 0.05質量%、抑泡剤0.05質量%、2−アミノー2−エチルー1,3プロパンジオール 0.1質量%、N,N−ジエチルエタノールアミン23.42質量%、乳酸カルシウム5質量%、界面活性剤 Rf-O-ポリオキシエチレンエーテル(ネオス社製フタージェント251)0.1質量%、変性シリコーンオイル(信越化学工業製KF643)1質量%、防黴剤 1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン・ジプロピレングリコール20%水溶液(アーチ・ケミカルズ・ジャパン製Proxel GXL)0.05質量%、1,2,3−ベンゾトリアゾール0.1質量%を一時間攪拌して均一に混合する。この混合液に対して合計100質量%となるように残量の水を添加し、一時間撹拌した。その後0.8μセルロースアセテートメンブランフィルターにて加圧濾過し、粗大粒子を除去し前処理液とした。
次に、本実施形態のインクについて説明する。
本実施形態のインク組成に特に限定はなく、記録媒体Mdの塗工層を有する面の前処理された面に画像を形成する。
<顔料分散体の作製>
(シアン分散体)
機械式攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管及び滴下ロートを備えた1Lフラスコ内を十分に窒素ガスで置換した後、スチレン11.2g、アクリル酸2.8g、ラウリルメタクリレート12.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート4.0g、スチレンマクロマー(東亜合成(株)製、商品名:AS−6)4.0g及びメルカプトエタノール0.4gを仕込み、65℃に昇温した。次にスチレン100.8g、アクリル酸25.2g、ラウリルメタクリレート108.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート36.0g、ヒドロキシエチルメタクリレート60.0g、スチレンマクロマー(東亜合成(株)製、商品名:AS−6)36.0g、メルカプトエタノール3.6g、アゾビスジメチルバレロニトリル2.4g及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を2.5時間かけてフラスコ内に滴下した。
滴下終了後、アゾビスジメチルバレロニトリル0.8g及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を0.5時間かけてフラスコ内に滴下した。65℃で1時間熟成した後、アゾビスジメチルバレロニトリル0.8gを添加し、更に1時間熟成した。反応終了後、フラスコ内に、メチルエチルケトン364gを添加し、濃度が50%のポリマー溶液800gを得た。
次にポリマー溶液の一部を乾燥し、ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(標準:ポリスチレン、溶媒:テトラヒドロフラン)で測定したところ、重量平均分子量は15000であった。
このポリマー溶液28g、銅フタロシアニン顔料26g、1mol/L水酸化カリウム水溶液13.6g、メチルエチルケトン20g及びイオン交換水30gを十分に攪拌した。
その後、3本ロールミル((株)ノリタケカンパニー製、商品名:NR−84A)を用いて20回混練した。得られたペーストをイオン交換水200gに投入し、十分に攪拌した後、エバポレーターを用いてメチルエチルケトン及び水を留去し、固形分量が20.0wt%の青色のポリマー微粒子分散体160gを得た。
ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は98nmであった。
(マゼンタ分散体)
シアン分散体の銅フタロシアニン顔料を顔料ピグメントレッド122に変更したほかはシアン分散体の作製と同様にして赤紫色のポリマー微粒子分散体を得た。ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は124nmであった。
(イエロー分散体)
シアン分散体の銅フタロシアニン顔料を顔料ピグメントイエロー74に変更したほかはシアン分散体の作製と同様にして黄色のポリマー微粒子分散体を得た。ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は78nmであった。
(ブラック分散体)
シアン分散体の銅フタロシアニン顔料をカーボンブラック(デグサ社FW100)に変更したほかはシアン分散体の作製と同様にして黒色のポリマー微粒子分散体を得た。ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は110nmであった。
<インクの調整>
1,3−ブタンジオール15質量%、グリセリン15質量%、OMNOVA製ポリフォックスPF−151N 1重量%、オクタンジオール2質量%を混合し一時間攪拌を行い均一に混合する。この混合液に対して前記顔料分散体40重量%を添加し、合計100質量%となるように残量の水を添加し、一時間撹拌した。その後0.8μセルロースアセテートメンブランフィルターにて加圧濾過し、粗大粒子を除去し評価インクとした。
以下に、前処理液をローラ塗布方式により40mg/A4付着させたPODグロス紙に、各評価に必要な画像を印字し、その直後に後処理液の塗布量を変化させて作成した画像に対し、以下のように評価を行った。尚、加熱処理は印字面の裏面からローラ温度100℃にて行った。
<画像濃度>
画像チャートとして10ポイントの■のベタチャート(100%duty)を印字した画像について、画像濃度を反射型カラー分光測色濃度計(X−Rite社製)を用いて画像濃度を測定した。判断基準として、測定結果が1.5以上の場合を◎とし、1.2以上1.5未満の場合を○とし、0.9以上1.2未満の場合を△とし、0.9未満の場合を×として示した。
<画像滲み>
画像チャートとして10ポイントのHの文字を解像度1200dpiで印字した画像について、目視にて滲みを観察した。判断基準として、滲みがない場合を◎とし、わずかに滲みが認められる場合を○とし、滲みある場合を△とし、滲みが明らかな場合を×として示した。
<耐ブロッキング性>
日本紙パルプ技術協会が発行するTAPPI T477試験方法を参考として、10×10cm四方のガラス板上に印刷後の記録媒体の6cm四方のベタ部を印字直後、印刷していない記録媒体を重ねて、その上に更に10×10cm四方のガラス板を乗せた上に、荷重1kg/m2をかけて、40℃、90%RHの環境条件下に、24時間放置した。その後2時間室温放置し、剥がした際の記録媒体同士の貼り付き具合を目視で観察し、下記の評価基準にしたがって評価した。
判断基準として、隣接面に何等の粘着や接着も起きず、互いに自由に滑らすことができる。試料の面は少しも傷ついていない場合を◎で示す(ブロッキングなし)。また、僅かに粘着しており、隣接面は自由に滑らすことはできないが、こすると滑らすことができる場合を○で示す(わずかにブロッキング)。
また、隣接面は粘着または接着しており、各層は容易に引き離せない。面は傷つけられているかあるいは部分的に破壊されている場合を△で示す(かなりブロッキング)。また、
ブロッキングの程度は隣接面間で完全に密着融合していて、これを引き離そうとすれば、試料が破壊し、原紙の繊維がむしりとられる場合を×で示す(ブロッキング)。
<スミア定着性>
画像チャートとして6cm四方の100dutyで印字したベタ画像について、印字後3時間以上経過した後、クロックメータ(東洋精機社製)に装着した白綿布(東洋精機社製)で印字したベタ画像部を10往復させ、白綿布に付着したインクの汚れを目視で観察し、下記基準により評価した。判断基準として、汚れが全くない場合を◎とし、汚れがあるが、実用上問題ない場合を○とし、汚れがやや顕著に認められる場合を△とし、汚れが顕著に認められる場合を×として示す。
以下の表1に評価結果を示す。
表中の前処理液塗布量の値は、画像濃度(吐出量)を100%とした時にHigh、インクの濃度(吐出量)を80%とした時にMedium、インクの濃度(吐出量)を70%とした時にLowとした。また、後処理液の塗布量は、A4サイズの記録媒体Md全体に後処理液を塗布した場合を100%としたときの割合を示す。
Figure 2015217536
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 画像形成システム
200 上位装置
210 画像濃度設定部
211 画像濃度判定部
212 前処理液量決定部
213 後処理液量決定部
214、216 乾燥強度決定部
215 付着量判定部
220 前処理テーブル
300 画像形成装置
400 プリンタコントローラ
500 プリンタエンジン
特開2013−248883号公報

Claims (6)

  1. 液滴を記録媒体上に吐出して、該記録媒体表面に画像を形成する画像形成システムであって、
    前記画像を形成する前に、少なくとも前記液滴中の顔料を凝集させる前処理液を前記記録媒体の表面へ付与する前処理部と、
    記録媒体表面に形成する画像が同一解像度の場合において、吐出される前記液滴の量が多い場合には前記前処理液の付与量を少なくし、吐出される前記液滴の量が少ない場合には前記前処理液の付与量を多くするように、前記前処理部を制御する前処理制御部と、を有することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記記録媒体に付与された前記前処理液を乾燥させる前処理乾燥部と、
    前記記録媒体表面に形成する画像が同一解像度の場合において、吐出される前記液滴の量に基づき付与される前処理液の量に応じて前記前処理乾燥部による乾燥の強度を制御する前処理乾燥制御部と、を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 画像が形成された記録媒体上に透明な保護層を形成し得る成分を含有する後処理液を前記記録媒体の表面に付与する後処理部と、
    前記記録媒体表面に形成する画像が同一解像度の場合において、吐出される前記液滴の量が多い場合には前記後処理液の付与量多くし、吐出される前記液滴の量が少ない場合には前記後処理液の付与量を少なくするように、前記後処理部を制御する後処理制御部と、を有することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成システム。
  4. 前記記録媒体に付与された前記後処理液を乾燥させる後処理乾燥部と、
    前記記録媒体表面に形成する画像が同一解像度の場合において、吐出される前記液滴の量に基づき付与される後処理液の量に応じて前記後処理乾燥部による乾燥の強度を制御する後処理乾燥制御部と、を有することを特徴とする請求項3記載の画像形成システム。
  5. 液滴を記録媒体上に吐出して、該記録媒体表面に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記画像を形成する前に、少なくとも前記液滴中の顔料を凝集させる前処理液を前記記録媒体の表面へ付与する前処理部を有し、
    前記前処理部は、
    当該画像形成装置を制御する上位装置により、
    記録媒体表面に形成する画像が同一解像度の場合において、吐出される前記液滴の量が多いと判定されたとき、前記処理液の付与量を少なくし、
    吐出される前記液滴の量が少ないと判定されたとき、前記前処理液の付与量を多くするように制御される画像形成装置。
  6. 液滴を吐出させて画像を形成する印刷物の生産方法であって、
    前記画像を形成する前に、少なくとも前記液滴中の顔料を凝集させる前処理液を前記記録媒体の表面へ付与する前処理ステップを含み、
    前記前処理ステップにおいて、
    記録媒体表面に形成する画像が同一解像度の場合において、吐出される前記液滴の量が多い場合には前記前処理液の付与量を少なくし、吐出される前記液滴の量が少ない場合には前記前処理液の付与量を多くして、前記印刷物を生産することを特徴とする印刷物の生産方法。
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