JP2015509648A - 電気的なコンタクトエレメント、コネクタケーシングおよびコネクタ - Google Patents
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Abstract
本発明は、少なくとも1つの電気的なコンタクトエレメントを収容する少なくとも1つの室(6)を備えた単極または多極のコネクタケーシング(4)に用いられる電気的なコンタクトエレメント(2)に関する。電気的なコンタクトエレメント(2)は、電気的な線路(110)の導電性の導体(112)を導電的に取り付ける第1の取付け区分(8)を有しており、電気的なコンタクトエレメント(2)は、コンタクト区分(12)を有しており、コンタクト区分(12)は、対応する対向コンタクトエレメント(120)と差込み方向(X)で差し合わされるように調整されており、コンタクト区分(12)および第1の取付け区分(8)は互いに導電接続されている。導体(112)が取付け区分(8)に固く結合されている場合に、対向コンタクトエレメント(120)がコンタクト区分(12)を通って第1の取付け区分(8)の傍らをガイド可能であるように、第1の取付け区分(8)とコンタクト区分(12)とは、差込み方向(X)に対してほぼ直交する横方向で互いに間隔を空けている。
Description
従来技術
先行技術から、電気的な差し込み結合部を形成する電気的なコネクタが公知である。まさに自動車製造においても、コネクタは、アクチュエータ、制御ユニット、表示機器ならびにセンサとの接続のために、複数の極を備えた種々異なる形態で使用されている。この場合、電気的なコネクタは、通常、ワイヤハーネスの端部に当接されている。電気的なコネクタは、主に少なくとも1つのコンタクト室を備えたコネクタケーシングを有している。この場合、各コンタクト室には、電気的なコンタクトエレメントが備え付け可能である。通常、電気的なコネクタは、該コネクタが差込み方向に沿って、対応する対向コンタクトエレメントを備えた対向コネクタに押し被せられるように形成されており、この場合、電気的な線路は、差込み方向とは反対に向けられた方向に延びている。電気的な線路は、電気的なコンタクトエレメントに通常は以下のように接続されている。すなわち、内側に位置する導体を備えた線路の絶縁体が、コンタクトエレメントに固く結合された、ストレインリリーフとしての取付け区分によって取り囲まれているようにされる。コンタクトエレメントの第2の取付け区分によって、電気的な線路の導電性の導体は、対向コンタクトエレメントに導電接続可能であるコンタクト区分に導電接続される。電気的な線路が差込み方向とは反対に向けられた方向にコネクタケーシングから導出される配置が有利であることが判った。なぜならば、このようなコネクタケーシングは廉価に製造可能であるからである。さらに、コネクタケーシングから出る線路は、特定の配置ではコネクタ−対向コネクタの組合せを分離する場合に、線路における引っ張りによってこの組合せを分離させるために使用され得る。
先行技術から、電気的な差し込み結合部を形成する電気的なコネクタが公知である。まさに自動車製造においても、コネクタは、アクチュエータ、制御ユニット、表示機器ならびにセンサとの接続のために、複数の極を備えた種々異なる形態で使用されている。この場合、電気的なコネクタは、通常、ワイヤハーネスの端部に当接されている。電気的なコネクタは、主に少なくとも1つのコンタクト室を備えたコネクタケーシングを有している。この場合、各コンタクト室には、電気的なコンタクトエレメントが備え付け可能である。通常、電気的なコネクタは、該コネクタが差込み方向に沿って、対応する対向コンタクトエレメントを備えた対向コネクタに押し被せられるように形成されており、この場合、電気的な線路は、差込み方向とは反対に向けられた方向に延びている。電気的な線路は、電気的なコンタクトエレメントに通常は以下のように接続されている。すなわち、内側に位置する導体を備えた線路の絶縁体が、コンタクトエレメントに固く結合された、ストレインリリーフとしての取付け区分によって取り囲まれているようにされる。コンタクトエレメントの第2の取付け区分によって、電気的な線路の導電性の導体は、対向コンタクトエレメントに導電接続可能であるコンタクト区分に導電接続される。電気的な線路が差込み方向とは反対に向けられた方向にコネクタケーシングから導出される配置が有利であることが判った。なぜならば、このようなコネクタケーシングは廉価に製造可能であるからである。さらに、コネクタケーシングから出る線路は、特定の配置ではコネクタ−対向コネクタの組合せを分離する場合に、線路における引っ張りによってこの組合せを分離させるために使用され得る。
上述の配置および自動車製造における一層の小型化に付随して、このような種類のコネクタの長さが特定の用途事例において邪魔になり得る。
発明の概要
したがって、先行技術に比べてコンパクトに形成されたコネクタを提供するという需要が生じている。
したがって、先行技術に比べてコンパクトに形成されたコネクタを提供するという需要が生じている。
この需要は、独立請求項に記載の対象により満たされる。有利な態様は従属請求項によりもたらされる。
本発明の第1の態様によれば、少なくとも1つの電気的なコンタクトエレメントを収容する少なくとも1つのコンタクト室を備えた単極または多極のコネクタケーシングのための電気的なコンタクトエレメントが提供される。電気的なコンタクトエレメントは電気的な線路の導電性の導体を導電的に取付ける第1の取付け区分を有している。電気的なコンタクトエレメントは、コンタクト区分を有している。このコンタクト区分は、対応する対向コンタクトエレメントと差込み方向で差し合わされるように調整されている。コンタクト区分および第1の取付け区分は、互いに導電接続されている。導体が取付け区分に結合されている場合に、対向コンタクトエレメントがコンタクト区分を通って第1の取付け区分の傍らをガイド可能であるように、第1の取付け区分とコンタクト区分とは、差込み方向に対してほぼ直交する横方向で、互いに対して間隔を置いている。
したがって、電気的なコンタクトエレメントの構造高さを、先行技術に対して減じることができ、この場合にこれによってモジュラ寸法を変更する必要はない。モジュラ寸法(Rastermass)とは、電気的な第1のコンタクトエレメントの第1の中心軸線の、該第1のコンタクトエレメントに隣接する第2のコンタクトエレメントの第2の中心軸線に対する間隔であると理解され得る。コンタクトエレメントの構造高さの減少により、付加的にコネクタケーシングは先行技術の態様に対して縮小され得る。したがって、コネクタの提案された電気的なコンタクトエレメントにより、コネクタは比較的コンパクトに形成され得る。通常、電気的な導体ならびに該導体の絶縁性の被覆体は、コンタクトエレメントにクランプ法を用いて結合されている。クランプ法の実施前には、通常、導体を収容する第1の取付け区分と、導体の絶縁性の被覆体を収容する第2の取付け区分と、必要な場合にはシールとは、U字形に形成されている。クランプ法では、U字形の取付け区分が工具によって取り囲まれ、プレスされて主にC字形のクランプ部を形成する。C字形のクランプ部は、被覆体もしくは導体を電気的なコンタクトエレメントに着脱不能に結合する。本明細書で提案されたコンタクトエレメントでは、導体はほぼ差込み方向に沿って延びていてもよく、差込み軸線に対して角度を成して、特に直角に延びていてもよい。コネクタのよりコンパクトな構成の利点は、コンタクト区分が導体に関して直線状に延びているか、または曲げられて延びているかに関係なく達成され得る。特に、電気的な導体およびコンタクトエレメントが、ほぼ差込み方向に沿って延びている場合、提案された電気的なコンタクトエレメントでは、コンタクト区分が第1の取付け区分に向かってずらされ、これにより第1の取付け区分がクランプ工具により取り囲まれ得るので、クランプ法が実施可能である。導体が第1の取付け区分に結合されている場合に、対向コンタクトエレメントが第1の取付け区分の傍らをガイド可能であるように、コンタクト区分が形成されていてもよい。この場合、対向コンタクトエレメントは、提案された電気的なコンタクトエレメントが対向コンタクトエレメントに関してその所定の位置にずらされている場合に、第1の取付け区分を少なくとも部分的に覆っていてよい。コンタクト区分も、第1の取付け区分に関連して、対向コンタクトエレメントが第1の取付け区分に接触するように、形成されていてもよい。
本発明の別の態様によれば、電気的なコンタクトエレメントは、電気的な線路の電気絶縁性の被覆体を取り付ける第2の取付け区分を有している。線路は、ほぼ差込み方向に沿って延びている。被覆体が第2の取付け区分に固く結合されている場合、第2の取付け区分は、ほぼ差込み方向に沿って延びかつ横断面でほぼ正方形の中空シリンダ状の周面によって制限可能である。導体が第1の取付け区分に結合されている場合、周面は、コンタクト区分によって越えられていない。
この場合、正方形の中空シリンダ状の周面は、中心軸線に沿って延びており、この場合、中心軸線は、電気的な線路の中心軸線であってよい。電気的な線路は、当該電気的な線路に当て付けられる電気的なコンタクトエレメントを備えている。周面は、第2の取付け区分に接触してよい。コンタクト区分は、同様に、周面に接触することができるか、または周面から中心軸線の方向に間隔を空けていてもよい。これにより、このように形成された電気的なコンタクトエレメントは、差込み方向で1つのコネクタケーシング内に移動されてよく、この場合に、場合によっては第2の取付け区分を越える突出部を収容するためにコネクタケーシングを2つに分割して形成する必要はない。したがって、コネクタケーシング内に形成されたコンタクト室は、コンタクトエレメントに面した内壁を有している。この内壁は、少なくとも部分領域において、ほぼ正方形の中空シリンダ状の周面を形成している。
本発明の別の態様によれば、電気的なコンタクト区分は、電気的な線路の電気絶縁性の被覆体を取り付ける第2の取付け区分を有している。線路は、ほぼ差込み方向に沿って延びている。被覆体が第2の取付け区分に固く結合されている場合、第2の取付け区分は、ほぼ差込み方向に沿って延びかつ横断面でほぼ円形の中空シリンダ状の周面により制限可能である。導体が第1の取付け区分に結合されている場合、周面は、コンタクト区分によって越えられていない。
ここに提案された実施の形態は、2つ前の段落において説明された実施の形態に対して、正方形の横断面が円形の横断面に換えられている点でのみ相違している。通常、円形の横断面は、正方形の横断面よりも面積が小さく、この場合、正方形の周面の側面は、円形の周面の曲面に接することができる。有利には、相応してコネクタケーシングのコンタクト室は、少なくとも部分領域で同様にほぼ円形の横断面を有していてよい。これにより、通常は横断面で円形に形成されたシールエレメントを有する電気的なコンタクトエレメントが、該シールエレメントによって電気的なコンタクトエレメントに対する湿気および汚れの進入が阻止されているように、コンタクト室内に導入され得る。シールエレメントは、通常、第2の取付け区分の電気的な線路の電気絶縁性の被覆体と一緒に電気的なコンタクトエレメントに着脱不能に結合されている。
本発明のさらに別の態様では、導体および被覆体がそれぞれの取付け区分に取り付けられている場合に、導体および被覆体がほぼ共通の第1の中心軸線に沿って延びているように、第1の取付け区分と第2の取付け区分とが配置されている。
このような構成により、クランプ工程によって電気的な導体がその被覆体に対して移動されない。したがって、電気的な導体にかけられるプレス力によって、幾らかの変位に基づく付加的な曲げ力は阻止される。このことは、電気的な線路への電気的なコンタクトエレメントの結合に有利に作用するので、電気的なコネクタの寿命は延長され得る。
本発明の別の態様によれば、コンタクト区分は、第2の中心軸線に沿って延びており、この場合、第1の中心軸線と第2の中心軸線とは互いに対して平行に延びている。
有利には、これによって、差込み方向での対向コネクタとコネクタとの差し合わせが実現され、この場合に差込み方向に対して直交する横方向での相対運動が生じることはない。このような相対回動不能運動は、第1の中心軸線と第2の中心軸線とが角度を成している場合に生じる。これにより、対向コンタクトエレメントもしくはコンタクトエレメントの、対向コネクタおよびコネクタの差し合わせによる曲げ力に基づく損傷は阻止され得る。
本発明の別の態様によれば、第1の取付け区分、第2の取付け区分およびコンタクト区分にから成るコンタクトエレメントボディは一体的に、つまりワンピースに形成されている。
これにより、コンタクトエレメントボディは、打抜き曲げ加工部分として形成されていてよく、したがって廉価に製造可能である。特に、コンタクトエレメントボディが、導電性の良好な材料、たとえば真鍮または青銅から形成されている実施の形態により、第1の取付け区分とコンタクト区分との間の良好な導電性が確保される。特に、コンタクト区分は、該コンタクト区分が対向コンタクトエレメントにばね弾性的に当て付けられているように形成されていてもよいので、これにより、コンタクトエレメントおよび/または対向コンタクトエレメントの製造公差が補償され得る。
本発明の別の態様によれば、コンタクト区分は、ほぼ矩形の横断面を備えた対向コンタクトエレメントを収容するために形成されている。
この場合、正方形の横断面も含まれる。このような対向コンタクトエレメントは、ナイフ接点用コンタクトエレメントまたはピン接点用コンタクトエレメントとしても公知である。自明ではあるが、コンタクト区分は、相応する対向コンタクトエレメントを収容するために、異なって形成されていてもよい。
本発明の別の態様では、コンタクト区分は、係止ランスを備えたケージエレメントにより取り囲まれている。係止ランスは、第1の位置から第2の位置へ、かつ第2の位置から第1の位置へと移動可能である。係止ランスは、第1の位置では、外方に向かって斜めに突出しており、コネクタケーシングのコンタクト室に係止可能である。コンタクト区分は、差込み方向に対してほぼ直交する横方向で、第1の取付け区分とは反対に位置する側において1つの平面により制限されている。この平面は、コンタクトエレメントによっても係止ランスによっても越えられていない。
平面と、該平面とは反対の側に位置する、コンタクトエレメントの上端部によって、電気的なコンタクトエレメントの長さが規定される。通常は別個の構成部材であり、通常は鋼から製造されているケージエレメントは、平面と、上端部との間の長さが不変であるようにコンタクト区分を取り囲んでいる。これにより、ケージエレメントは、コンタクト区分のばね弾性的な特性を支援する。
本発明の別の態様では、コネクタケーシングは、上述のような電気的なコンタクトエレメントを収容する電気絶縁性の材料から成るコンタクト室を備えたコネクタケーシングを提供する。コンタクト室内には、第3の中心軸線に沿って、電気的なコンタクトエレメントが導入可能である。コンタクト室内には、第4の中心軸線に沿って電気的な対向コンタクトエレメントが導入可能である。第3の中心軸線と電気的なコンタクトエレメントの第1の中心軸線とはほぼ同一である。第4の中心軸線と電気的なコンタクトエレメントの第2の中心軸線とはほぼ同一である。
これによって、第1には、大量生産のために、接続された電気的な線路を備えた電気的なコンタクトエレメントが、簡単にコネクタケーシング内に導入され得る。この場合、係止ランスは、コンタクト室に係止され、コネクタケーシングからのコンタクトエレメントの不都合な脱落が阻止され得る。他方では、このような構成によって、電気的なコンタクトエレメントを装着されたコネクタケーシングと、対向コンタクトエレメントを装着された対向コネクタケーシングとが問題なく差し合わされ得る。
本発明の別の態様によれば、上述のようなコネクタケーシングと、上述のようなコンタクトエレメントを有するコネクタが提供される。
本発明の思想は、電気的なコンタクトエレメント、コネクタケーシングならびにコネクタに関して記載されていることが分かる。当業者であれば、本発明の別の態様を得るために、個別に説明された特徴が種々の形式で互いに組み合わされ得ることが分かる。
本発明の実施の形態を以下に添付の図面に関連して説明する。図面は単に概略的であり、縮尺通りではない。
例示的な実施の形態の詳細な説明
図1は、先行技術による電気的なコネクタ100を示している。電気的なコネクタ100は、主に電気的なコンタクトエレメント102と、コンタクト室106を備えたコネクタケーシング104とから成っている。電気的なコンタクトエレメント102は、電気的な線路110に当接している。電気的なコンタクトエレメント102は、コンタクト室106内に係止されている。電気的な線路110は、導電性の導体112を有している。該導体112は、第1の取付け区分108によって電気的なコンタクトエレメント102に導電接続されている。さらに、電気的な線路110は、絶縁性の被覆体116を有している。絶縁性の被覆体116は、第2の取付け区分114によって電気的なコンタクトエレメント102に結合されている。さらに、第1の取付け区分108には、差込み方向Xに向かう方向でコンタクト区分118が続いている。該コンタクト区分118は、対向コンタクトエレメント120に導電的に接触している。電気的な線路110には、ほぼ円形の横断面を有するシールエレメント122が被さるように装着されている。この場合、シールエレメント122は第2の取付け区分114に解離不能に結合されている。シールエレメント122によって、コンタクト室106は差込み方向Xで密閉され、対向コネクタ(図示せず)と結合しているときに、電気的なコンタクトエレメント102が湿気または汚れの進入に対してシールされている。図1に示された図面から判るように、対向コンタクトエレメント120に接続されたコンタクト区分118、第1の取付け区分108もしくは該第1の取付け区分108に接続された導電性の導体112ならびに第2の取付け区分114もしくは該第2の取付け区分114に固く結合された絶縁性の被覆体116は、1つの共通の中心軸線Iに沿って延びている。したがって先行技術から公知の電気的なコンタクトエレメント102の、コンタクト区分118の下縁部126と、コンタクトエレメント102の上縁部124との間の第1の長さAが生じる。
図1は、先行技術による電気的なコネクタ100を示している。電気的なコネクタ100は、主に電気的なコンタクトエレメント102と、コンタクト室106を備えたコネクタケーシング104とから成っている。電気的なコンタクトエレメント102は、電気的な線路110に当接している。電気的なコンタクトエレメント102は、コンタクト室106内に係止されている。電気的な線路110は、導電性の導体112を有している。該導体112は、第1の取付け区分108によって電気的なコンタクトエレメント102に導電接続されている。さらに、電気的な線路110は、絶縁性の被覆体116を有している。絶縁性の被覆体116は、第2の取付け区分114によって電気的なコンタクトエレメント102に結合されている。さらに、第1の取付け区分108には、差込み方向Xに向かう方向でコンタクト区分118が続いている。該コンタクト区分118は、対向コンタクトエレメント120に導電的に接触している。電気的な線路110には、ほぼ円形の横断面を有するシールエレメント122が被さるように装着されている。この場合、シールエレメント122は第2の取付け区分114に解離不能に結合されている。シールエレメント122によって、コンタクト室106は差込み方向Xで密閉され、対向コネクタ(図示せず)と結合しているときに、電気的なコンタクトエレメント102が湿気または汚れの進入に対してシールされている。図1に示された図面から判るように、対向コンタクトエレメント120に接続されたコンタクト区分118、第1の取付け区分108もしくは該第1の取付け区分108に接続された導電性の導体112ならびに第2の取付け区分114もしくは該第2の取付け区分114に固く結合された絶縁性の被覆体116は、1つの共通の中心軸線Iに沿って延びている。したがって先行技術から公知の電気的なコンタクトエレメント102の、コンタクト区分118の下縁部126と、コンタクトエレメント102の上縁部124との間の第1の長さAが生じる。
図2は、提案された電気的なコネクタ1を示している。電気的なコネクタ1は、提案された電気的なコンタクトエレメント2を有している。電気的なコンタクトエレメント2は、コネクタケーシング4のコンタクト室6内に位置固定されている。既に図1から既知のように、電気的な線路110のうち、導電性の導体112は、第1の取付け区分8に固く結合されていて、シールエレメント122に結合した絶縁性の被覆体116は、第2の取付け区分10に固く結合されている。この場合、第1の取付け区分8もしくは導電性の導体112および第2の取付け区分10もしくはシールエレメント122を備えた絶縁性の被覆体116は、1つの共通の第1の中心軸線IIに沿って延びている。第1の取付け区分8には、コンタクト区分12が導電接続されている。線路110は、第1の中心軸線IIに沿って延びているか、もしくは差込み方向Xとは反対に向かう方向に、コンタクトエレメント2から遠ざかるように延びている。第1の取付け区分8とコンタクト区分12とは、電気的なコンタクトエレメント2の差込み方向Xに対して直交する横方向で互いに対して間隔を空けており、これにより対向コンタクトエレメント120は、コンタクト区分12を通じて第1の取付け区分8の傍らをガイドされている。差込み方向Xは、この場合、コンタクトエレメント2のコネクタケーシング4内への差込みにも、コンタクトエレメント2と対向コンタクトエレメント120との差し合わせにも関係する。この場合、コンタクト区分12は、対向コンタクトエレメント120と共に、第2の中心軸線IIIに沿って延びている。第1の中心軸線IIおよび第2の中心軸線IIIは、互いに対してほぼ平行に延びていて、予め規定された間隔Bで互いに対して間隔を空けている。電気的な線路110を有する電気的なコンタクトエレメント2は、差込み方向Xに沿ってコネクタケーシング4内もしくはコンタクト室6内に導入されている。この場合、コンタクト室6は、第3の中心軸線IVに沿って延びている。この場合、組み付けられた状態では、第3の中心軸線IVと第1の中心軸線IIとは、同一である。間隔Bを以て、第4の中心軸線Vに沿って貫通部19がコネクタケーシング4内に延びている。貫通部19を通って、差込み方向Xとは逆方向に、対向コンタクトエレメント120がコンタクト室6内に導入されている。この場合も、第4の中心軸線Vは、第2の中心軸線IIIと同一である。さらに、コンタクト区分12は、コンタクトエレメント2の長手方向延在方向Lに関連して、第1の取付け区分8から間隔を置いていて、これにより、クランプ工具が、電気的なコンタクトエレメント2に導体112を取り付けるために、第1の取付け区分8を取り囲むことができ、この場合にコンタクト区分12によって妨害されることはない。この要求に相応して、コンタクト区分12は、第1の取付け区分8に対して、図2に図示されているよりも近傍に移動されていてもよい。第1の取付け区分8、第2の取付け区分10およびコンタクト区分12は、1つのコンタクトエレメントボディ18を形成し、該コンタクトエレメントボディ18は、良好な導電性の材料、つまり真鍮からワンピースに、つまり一体的に形成されている。コンタクト区分12は、ばね弾性的に形成されているので、コンタクト区分12は、確実に対向コンタクトエレメント120に導電接続されている。コンタクト区分12は、通常は別の材料、つまり鋼から製造されるケージエレメント14によって取り囲まれている。ケージエレメント14は、係止ランス16を有している。この場合、係止ランス16は、コネクタケーシング104に着脱可能にロックされている。コンタクト区分12は、第1の取付け区分8とは反対に向けられた側で平面Eにより制限されている。この平面Eは、ケージエレメント14によっても係止ランス16によっても越えられていない。電気的なコンタクトエレメント2は、平面Eとコンタクトエレメント2の上縁部124との間で生じる第2の長さCを有している。図1の図面と比較して判るように、第2の長さCは第1の長さAよりも短く形成されている。たとえば、モジュラ寸法が4mmのときに寸法Aが16mmである場合、寸法Cは10.8mmである。したがって、提案されたコンタクトエレメント2の第2の長さCは、コンタクトエレメント102の第1の長さAに比べてその3分の1の長さだけ減じられている。これによって、コネクタケーシング4は、先行技術から公知のコネクタケーシング104よりも短く形成され得る。したがって、先行技術から公知の電気的なコネクタ100に比べて、電気的なコネクタ1のコンパクトな構成が実現されている。
図3からより良好に判るように、コンタクト室6は、ほぼ差込み方向Xに沿って延びかつほぼ円形の中空シリンダ状の周面22を有している。該周面22は、同時にコンタクト室6の内壁を形成している。見やすさの理由から図3には単に、電気的な線路を有しない第1の取付け区分8と、ほぼ矩形の横断面20を有する対向コンタクトエレメント120を備えたコンタクト区分12とが示されている。コンタクト区分12がコンタクト室6の周面22の内部に位置していることが明らかに判る。このような構成により、特に多極のコネクタ1において通常であるようなモジュラ寸法は先行技術に比べて不変のままである。
Claims (10)
- 少なくとも1つの電気的なコンタクトエレメント(2)を収容する少なくとも1つのコンタクト室(6)を備えた単極または多極のコネクタケーシング(4)に用いられる電気的なコンタクトエレメントであって、
該電気的なコンタクトエレメント(2)は、電気的な線路(110)の導電性の導体(112)を導電的に取り付ける第1の取付け区分(8)を有しており、
前記電気的なコンタクトエレメント(2)は、コンタクト区分(12)を有しており、
該コンタクト区分(12)は、対応する対向コンタクトエレメント(120)と差込み方向(X)で差し合わされるように調整されており、
前記コンタクト区分(12)および前記第1の取付け区分(8)は互いに導電接続されている、電気的なコンタクトエレメントにおいて、
前記導体(112)が前記取付け区分(8)に固く結合されている場合に、前記対向コンタクトエレメント(120)が前記コンタクト区分(12)を通って前記第1の取付け区分(8)の傍らをガイド可能であるように、前記第1の取付け区分(8)と前記コンタクト区分(12)とは、前記差込み方向(X)に対してほぼ直交する横方向で互いに間隔を空けていることを特徴とする、
少なくとも1つの電気的なコンタクトエレメント(2)を収容する少なくとも1つのコンタクト室(6)を備えた単極または多極のコネクタケーシング(4)に用いられる電気的なコンタクトエレメント。 - 前記電気的なコンタクトエレメント(2)は、前記電気的な線路(110)の電気絶縁性の被覆体(116)を取り付ける第2の取付け区分(10)を有しており、
前記線路(110)は、ほぼ前記差込み方向(X)に沿って延びており、
前記第2の取付け区分(10)は、前記被覆体(116)が該第2の取付け区分(10)に固く結合されている場合、ほぼ前記差込み方向(X)に沿って延びかつ横断面でほぼ正方形の中空シリンダ状の周面により制限可能であり、
該周面は、前記導体(112)が前記第1の取付け区分(8)に結合されている場合、前記コンタクト区分(12)によって越えられていない、請求項1記載の電気的なコンタクトエレメント。 - 前記電気的なコンタクトエレメント(2)は、前記電気的な線路(110)の電気絶縁された被覆体(116)を取り付ける第2の取付け区分(10)を有しており、
前記線路(110)は、ほぼ前記差込み方向(X)に沿って延びており、
前記第2の取付け区分(10)は、前記被覆体(116)が該第2の取付け区分(10)に固く結合されている場合、ほぼ前記差込み方向(X)に沿って延びかつ横断面でほぼ円形の中空シリンダ状の周面(22)により制限可能であり、
該周面(22)は、前記導体(112)が前記第1の取付け区分(8)に結合されている場合、前記コンタクト区分(12)によって越えられていない、請求項1記載の電気的なコンタクトエレメント。 - 前記導体(112)および前記被覆体(116)がそれぞれの取付け区分(8,10)に取り付けられている場合に、前記導体(112)および前記被覆体(116)が、ほぼ共通の第1の中心軸線(II)に沿って延びているように、前記第1の取付け区分(8)と、前記第2の取付け区分(10)とが配置されている、請求項2または3記載の電気的なコンタクトエレメント。
- 前記コンタクト区分(12)は、第2の中心軸線(III)に沿って延びており、
前記第1の中心軸線(II)と前記第2の中心軸線(III)とは、互いに対してほぼ平行に延びている、請求項4記載の電気的なコンタクトエレメント。 - 前記第1の取付け区分(8)と、前記第2の取付け区分(10)と、前記コンタクト区分(12)とから成るコンタクトエレメントボディ(18)が一体的に形成されている、請求項2から5までのいずれか1項記載の電気的なコンタクトエレメント。
- 前記コンタクト区分(12)は、ほぼ矩形の横断面(20)を備えた対向コンタクトエレメント(120)を収容するために形成されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の電気的なコンタクトエレメント。
- 前記コンタクト区分(12)は、係止ランス(16)を備えたケージエレメント(14)により取り囲まれており、
前記係止ランス(16)は、第1の位置から第2の位置へ、かつ第2の位置から第1の位置へと移動可能であり、
前記係止ランス(16)は、前記第1の位置では外方に向かって斜めに突出していて、かつコネクタケーシング(4)のコンタクト室(6)に係止可能であり、
前記コンタクト区分(12)は、前記差込み方向(X)に対してほぼ直交する横方向で、前記第1の取付け区分(8)とは反対に位置する側において1つの平面(E)により制限されており、
該平面(E)は前記ケージエレメント(14)によっても前記係止ランス(16)によっても越えられていない、請求項1から7までのいずれか1項記載の電気的なコンタクトエレメント。 - 請求項1から8までのいずれか1項記載の電気的なコンタクトエレメント(2)を収容する電気絶縁性の材料から成るコンタクト室(6)を備えたコネクタケーシングであって、
前記コンタクト室(6)内に、前記電気的なコンタクトエレメント(2)が第3の中心軸線(IV)に沿って導入可能であり、
前記コンタクト室(6)内に、前記電気的な対向コンタクトエレメント(120)が第4の中心軸線(V)に沿って導入可能であり、
前記第3の中心軸線(IV)と、前記電気的なコンタクトエレメント(2)の前記第1の中心軸線(II)とはほぼ同一であり、
第4の中心軸線(V)と、前記電気的なコンタクトエレメント(2)の前記第2の中心軸線(III)とはほぼ同一であることを特徴とする、電気的なコンタクトエレメント(2)を収容する電気絶縁性の材料から成るコンタクト室(6)を備えたコネクタケーシング。 - 請求項9に記載のコネクタケーシング(4)と、請求項1から8までのいずれか1項記載の電気的なコンタクトエレメント(2)を備えたコネクタ。
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