JP2015518331A - 光受信機、光受信機によって実行される方法、光送信機、および光送信機によって実行される方法 - Google Patents

光受信機、光受信機によって実行される方法、光送信機、および光送信機によって実行される方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、複数の副搬送波を介し、伝送チャネルを介して直交周波数分割多重光信号を受信するよう構成された光受信機(102)に関する。光受信機は、チャネル推定を実行する手段(150)と、伝送チャネルを表す係数に基づいて等化を実行する手段(126)とを備え、係数は、チャネル推定を実行する手段によって提供される。チャネル推定を実行する手段は、複数の副搬送波のうちの第1の部分集合を介して受信したトレーニング系列を処理する手段(151、152、153)と、トレーニング系列を処理する手段によって処理されていない副搬送波に対応する係数を補間する手段(160)とを備える。

Description

本発明は、概して、直交周波数分割多重光通信においてチャネル推定および等化を実行することに関する。
光送信機から光受信機への光通信は、直交周波数分割多重(OFDM)電気的符号化/復号に依存する場合がある。伝送チャネルを介して光送信機から光受信機へデータを伝送するために、複数の副搬送波が用いられる。
典型的には、光送信機は定期的にトレーニング系列を送信する。光送信機によってそのようなトレーニング系列が送信される時には、光受信機は、どのような光信号が受信されると期待されるかを知っている。1つのシンボル周期の間、たとえば50シンボル毎に、光送信機は、上記の複数の副搬送波の各副搬送波上でトレーニング系列を送信する。光受信機は、上記の副搬送波を介してトレーニング系列を受信する時に、伝送チャネルの推定(チャネル推定と呼ばれる)を実行する。言い換えると、光受信機は、すべての副搬送波を介して受信されるトレーニング系列の恩恵によって伝送チャネルを表す係数を決定し、等化を実行するために(すなわち伝送チャネルによって生じる信号歪みを補償するために)これらの係数を用いる。
しかしながら、そのようなチャネル推定は極めて資源消費的である。ハードウェアにおいて(たとえばFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(アプリケーション専用集積回路)において)実装される時には、チャネル推定は、乗算器に関して、または乗算器および論理セルに関して、極めて高価である。これはつまり、単一のコスト効率的な集積回路に基づいて超高レート光受信機を設計し開発するのは、困難であるということを意味する。これは、二重偏波伝送チャネル(すなわち2×2多入力多出力伝送チャネル)の場合にとくに当てはまる。さらにこれは、10Gbpsより大きいデータレート、さらには100Gbpsより大きいデータレートの場合にとくに当てはまる。実際に、このようなデータレートは、大量の処理資源を並列に使用する高速実行回路または処理を示唆する。
上述の問題を克服することが望ましい。
とくに、複数の副搬送波を介して直交周波数分割多重光信号を受信するよう構成された光受信機に並列に必要な処理資源の量を、低減可能にする解決策を提供することが望ましい。
さらに、とくに、チャネル推定動作がハードウェアにおいて実装される時に、乗算器の量を、または、並列に使用される乗算器および論理セルの量を、低減可能にする解決策を提供することが望ましい。
また、光送信機と光受信機と(この光送信機は、複数の副搬送波を介し、伝送チャネルを介して、この光受信機に、直交周波数分割多重光信号を送信する)の間の伝送チャネルの有効な帯域幅を増加可能にする解決策を提供することが望ましい。
この目的のために、本発明は、
複数の副搬送波を介し、伝送チャネルを介して直交周波数分割多重光信号を受信するよう構成された光受信機であって、
前記光受信機は、チャネル推定を実行する手段と、前記伝送チャネルを表す係数に基づいて等化を実行する手段とを備え、
前記係数は、チャネル推定を実行する前記手段によって提供される
光受信機に関する。
この光受信機は、
チャネル推定を実行する前記手段が、
前記複数の副搬送波のうちの第1の部分集合を介して受信したトレーニング系列を処理する手段と、
係数を補間する手段であって、補間された前記係数は、前記トレーニング系列を処理する前記手段によって処理されていない副搬送波に対応する、係数を補間する手段と
を備えるようなものである。
したがって、この補間は、複数の副搬送波の全体集合を処理する光受信機に比較して、チャネル推定および等化を実行するのに光受信機に必要な処理資源の量を低減可能にする。Nが副搬送波の総量であり、Naが副搬送波の第1の部分集合の濃度であると考えると、必要な資源の量は、少なくともN/Naに等しい比率だけ減少する。
特定の特徴によれば、前記トレーニング系列を処理する前記手段は、前記第1の部分集合の各副搬送波を並列処理するよう構成されている。
したがって、トレーニング系列が受信されると、光受信機はチャネル推定および等化を迅速に実行できる。
特定の特徴によれば、前記トレーニング系列を処理する前記手段は、前記第1の部分集合の濃度より小さい量の副搬送波を並列処理するよう構成され、
チャネル推定を実行する前記手段は、
副搬送波の第1の部分集合のうちの副搬送波の第2の部分集合を決定する手段であって、前記第2の部分集合の濃度は、最大で、前記トレーニング系列を処理する前記手段が並列処理するよう構成されている副搬送波の量に等しい、第2の部分集合を決定する手段と、
前記第2の部分集合を介して受信したトレーニング系列を処理する手段と、
前記第1の部分集合のうち、副搬送波の、少なくとも1つの別の第2の部分集合を、巡回的方法で選択するとともに、前記少なくとも1つの別の第2の部分集合を用いて前記トレーニング系列の処理を繰り返す手段と
を備える。
したがって、伝送チャネルが銅線や無線ほど周波数選択的ではない時には、かつ/または、OFDMシンボルが通過するのに比べて伝送チャネルの周波数選択特性がゆっくりと変化する時には、チャネル推定および等化を実行するのに光受信機に必要な処理資源はさらに低減される。
特定の特徴によれば、前記光信号は二重偏波光信号であり、
前記二重偏波光信号を送信する光送信機が、前記係数が補間されておらずかつ前記トレーニング系列が処理されていない副搬送波上の双方の偏波で同一の信号を送信するように、前記光送信機を設定する手段を、前記光受信機が備える。
副搬送波の第2の部分集合のうち、いくつかの部分集合は、逐次処理される。これは、伝送の初期化中の所与の時点におけるいくつかの副搬送波は、チャネル推定を介しても補間を介しても処理されていないということを意味する。したがって、この事実を補償するために、これらの副搬送波上の双方の偏波で同一の信号を伝送することにより、伝送はより頑強(robust)にされる。
特定の特徴によれば、前記光受信機は、トレーニング系列を時間に渡って受信するよう構成され、
チャネル推定を実行する前記手段は、さらに、前記複数の副搬送波のうち、トレーニング系列ごとに異なる第1の部分集合を選択する手段を備える。
したがって、チャネル推定が実行される副搬送波と、補間が実行される副搬送波とについて、ダイバーシティが提供される。たとえば、考慮中の光信号を送信する光送信機と同期して、光受信機は、副搬送波のある部分集合から別の部分集合へと切り替える。
特定の特徴によれば、所定量の受信トレーニング系列の後に、前記トレーニング系列を処理する前記手段が前記複数の副搬送波のうちすべての副搬送波を処理し終えるように、前記光受信機が構成される。
したがって、チャネル推定および等化は改善される。
特定の特徴によれば、前記光信号は単偏波光信号であり、
チャネル推定を実行する前記手段は、前記伝送チャネルを表すスカラー量の逆数の、波長に対する偏導関数に基づいて前記第1の部分集合を決定する手段を備える。
したがって、副搬送波の第1の部分集合を決定することは、単偏波伝送チャネルが最も変化するスペクトル部分に絞られる。
特定の特徴によれば、前記光信号は二重偏波光信号であり、
チャネル推定を実行する前記手段は、伝送チャネルを表す行列の逆行列の係数の、波長に対する偏導関数の間のユークリッド距離に基づいて前記第1の部分集合を決定する手段を備える。
したがって、副搬送波の第1の部分集合を決定することは、二重偏波伝送チャネルが最も変化するスペクトル部分に絞られる。
したがって、副搬送波の第1の部分集合を決定することは、伝送チャネルが最も変化するスペクトル部分に絞られる。
特定の特徴によれば、前記第1の部分集合を決定する前記手段は、さらに、前記複数の副搬送波のすべてに関する時間公平キューイング制約を考慮するよう構成される。
したがって、副搬送波の第1の部分集合を決定することは、伝送チャネルが最も変化するスペクトル部分に絞られるが、補間のみに留まるスペクトル部分はない。
特定の特徴によれば、前記光受信機は、
前記係数が補間された副搬送波については、前記トレーニング系列を処理する前記手段によって処理された副搬送波についてよりも頑強な符号化方式を、前記光信号を送信する光送信機が適用する
ように、前記光送信機を設定する
手段を備える。
したがって、前記係数が補間された副搬送波については、伝送はより頑強である。
特定の特徴によれば、前記光受信機は、
前記トレーニング系列を処理する前記手段によって所定量の副搬送波が処理され終わるまでは、より頑強な符号化方式を、前記光信号を送信する光送信機が適用する
ように、前記光送信機を設定する
手段を備える。
したがって、補間に起因する等化の潜在的弱点は、補間が安定するまで、より頑強な符号化方式によって補償される。
特定の特徴によれば、前記光信号は二重偏波光信号であり、
前記光受信機は、
前記二重偏波光信号を送信する光送信機が、前記係数が補間されかつ補間された前記係数における信頼度レベルが所与の閾値未満である副搬送波について、双方の偏波で同一の信号を送信する
ように、前記光送信機を設定する
手段を備える。
したがって、前記係数が補間されかつ信頼度レベルが低い副搬送波については、伝送はより頑強である。たとえば、光伝送の初期化フェーズでは、そのようなメカニズムが適用される。
また、本発明は、複数の副搬送波を介し、伝送チャネルを介して直交周波数分割多重光信号を送信するよう構成される光送信機にも関する。
前記光送信機は、さらに、1シンボル周期の間に、
前記複数の副搬送波のうちの部分集合でトレーニング系列を送信し、
前記複数の副搬送波のうち残る副搬送波でデータを送信する
よう構成される。
したがって、伝送チャネルの有効な帯域幅が増加し、一方で、チャネル推定および等化を実行するのに光受信機に必要な処理資源の量は低減する。
また、本発明は、光受信機によって実行される方法であって、
複数の副搬送波を介し、伝送チャネルを介して直交周波数分割多重光信号を受信することと、
チャネル推定を実行することと、
前記伝送チャネルを表す係数であって、前記チャネル推定の結果として得られる係数に基づき、等化を実行することと
を備える、方法にも関する。
この方法は、
チャネル推定を実行することが、
前記複数の副搬送波のうちの第1の部分集合を介して受信したトレーニング系列を処理することと、
係数を補間することであって、補間された前記係数は、前記トレーニング系列を処理するステップの間に処理されていない副搬送波に対応する、係数を補間することと
を備えるものである。
また、本発明は、
光送信機によって実行される方法であって、
複数の副搬送波を介し、伝送チャネルを介して直交周波数分割多重光信号を送信する
ことを備える、方法にも関する。
この方法は、さらに、1シンボル周期の間に、前記複数の副搬送波のうちの部分集合でトレーニング系列を送信し、前記複数の副搬送波のうち残る副搬送波でデータを送信することを備えるものである。
また、本発明は、通信ネットワークからダウンロード可能であり、および/または、プロセッサ可読媒体に記憶される、コンピュータプログラムにも関する。このコンピュータプログラムは、前記プログラムがプロセッサによって実行される時に、上述の方法を実行させるための命令を含む。また、本発明は情報記憶手段にも関し、前記情報記憶手段は、記憶された情報が前記情報記憶手段から読み取られプロセッサにより実行される時に上述の方法を実行させるための命令の組を含むコンピュータプログラムを記憶する。
上述の方法およびコンピュータプログラムに関する特徴および利点は、対応する上述の光受信機および光送信機について上述したものと同じであるので、ここでは繰り返さない。
本発明の特徴は、以下の実施形態の例の記載を読むことによってより明らかとなる。以下の記載は、添付図面を参照して作成されている。
光通信システムを概略的に表す図である。 光通信システムの光通信装置の代替的な構成を概略的に表す図である。 チャネル推定を実行するための第1のアルゴリズムを概略的に表す図である。 光通信システムの伝送チャネルを表すスカラー量の逆数の、波長に対する偏導関数を、波長の関数として概略的に表す図である。 N個の副搬送波のうち、Na個の副搬送波からなる部分集合を決定するためのアルゴリズムを概略的に表す図である。 光送信機を設定するためのアルゴリズムを概略的に表す図である。 チャネル推定を実行するための第2のアルゴリズムを概略的に表す図である。
波長と周波数とは直接の逆数の関係を介して結ばれているため、これらの用語は同一の概念を参照しており、当業者はこれら2つの用語を無頓着に用いるということに留意すべきである。
図1は、光送信機101および光受信機102を含む光通信システム100を概略的に表す。光送信機101は、OFDM符号化を用いて、光受信機102に光信号を送信するよう構成される。
光送信機101は、光受信機102に送信されるべきデータを提供するデータ生成器111を備える。光送信機101はさらに、データ生成器111によって提供されるデータを並列化するためのシリアル・パラレル変換器112を備える。光送信機101はさらに、シリアル化されたデータをN個の副搬送波上にマッピングするための変調ユニット113を備える。光送信機101はさらに、光受信装置102がチャネル推定を実行できるようにするためにトレーニング系列を挿入するためのトレーニング系列挿入ユニット114を備える。実際に、光送信機101から受信される信号を復号できるようにするためには、光受信機は光送信機101と光受信機102との間の伝送チャネルを推定する必要がある。光送信機101はさらに、IFFT(逆高速フーリエ変換)ユニット115を備え、このIFFTユニット115にはトレーニング系列挿入ユニット114の出力が入力される。光送信機101はさらに、IFFTユニット115によって提供されるデータをシリアル化するためのパラレル・シリアル変換器116を備える。光送信機101はさらに、シンボル間干渉を除去可能にするために巡回プレフィクスを挿入するための巡回プレフィクス挿入ユニット117を備える。光送信機101は、巡回プレフィクス挿入ユニット117の出力に基づき光信号を生成し、生成した光信号を光ファイバを介して光受信機102に向けて送信するよう構成される。したがって、光送信機101は、電気・光信号変換ユニット(簡明のため図1には示さない)を備える。
ある実施形態によれば、トレーニング系列挿入ユニット114は、時間とともに(たとえば、50シンボル毎等、定期的に)、N個の副搬送波上でトレーニング系列を挿入するよう構成される。この場合には、以下に詳述するように、光受信機102は、N個の副搬送波のうちNa個の副搬送波からなる部分集合のみを、チャネル推定を実行するために用いる。ただし2≦Na<Nである。
別の実施形態によれば、以下に詳述するように、トレーニング系列挿入ユニット114は、時間とともに(たとえば、50シンボル毎等、定期的に)、N個の副搬送波のうちNa個の副搬送波からなる部分集合上で、トレーニング系列を挿入するよう構成され、他の副搬送波は、他のデータ(たとえばデータ生成器111によって提供されるもの)を伝送するために用いられる。この場合には、トレーニング系列は副搬送波レベルにおいて挿入される。これを達成するために、光送信機101は、Na個の副搬送波からなる所定の部分集合(たとえば製造工程の間に光送信機101のメモリに記憶される)に依存してもよい。一変形例では、トレーニング系列挿入ユニット114は、Na個の副搬送波からなるどの部分集合を用いるべきかをトレーニング系列挿入ユニット114に通知する、スケジューリングユニット140を備える。
さらに別の実施形態によれば、光送信機101から光受信機102へ光信号を伝送するために二重偏波が実装される時には、トレーニング系列挿入ユニット114は、一方の偏波についてあるシンボルのN個の副搬送波上でトレーニング系列を挿入し、他方の偏波について別のシンボルのN個の副搬送波上でそのトレーニング系列を挿入するよう構成される。トレーニング系列挿入ユニット114は、時間とともに(たとえば、50シンボル毎等、定期的に)、各偏波上でトレーニング系列を挿入するよう構成される。一方の偏波上でトレーニング系列が伝送される時には、他方の偏波上では信号は伝送されない。これにより、光受信機102は、各副搬送波について一方の偏波が他方の偏波に生じさせる干渉を決定することができる。すなわち、これにより、光受信機102は、各副搬送波について光送信機101と光受信機102との間の伝送チャネルを表す行列Hを決定することができる。この行列Hは、次のように表せる:
Figure 2015518331
ただし、
‐a11は、光信号が光送信機101によって第1の偏波を介して送信された時に、第1の偏波を介して光受信機102によって受信される光信号の比率を表し、
‐a12は、光信号が光送信機101によって第1の偏波を介して送信された時に、第2の偏波を介して光受信機102によって受信される光信号の比率を表し、
‐a21は、光信号が光送信機101によって第2の偏波を介して送信された時に、第1の偏波を介して光受信機102によって受信される光信号の比率を表し、
‐a22は、光信号が光送信機101によって第2の偏波を介して送信された時に、第2の偏波を介して光受信機102によって受信される光信号の比率を表す。
さらに別の実施形態によれば、光送信機101から光受信機102へ光信号を伝送するために二重偏波が実装される時には、トレーニング系列挿入ユニット114は、一方の偏波についてあるシンボルのN個の副搬送波のうちNa個の副搬送波からなる部分集合上でトレーニング系列を挿入し、他方の偏波について別のシンボルのN個の副搬送波のうちそのNa個の副搬送波からなるその部分集合上でそのトレーニング系列を挿入するよう構成される。トレーニング系列挿入ユニット114は、時間とともに(たとえば、50シンボル毎等、定期的に)、各偏波上でトレーニング系列を挿入するよう構成される。トレーニング系列が一方の偏波上で伝送される時には、他方の偏波上では信号は伝送されない。これを達成するために、光送信機101は、Na個の副搬送波からなる所定の部分集合に依存してもよい。一変形例では、トレーニング系列挿入ユニット114は、スケジューリングユニット140を備える。
光受信機102は、光送信機101によって送信された光信号を、光ファイバを介して受信するよう構成される。したがって、光受信機102は、光・電気信号変換ユニット(簡明のため図1には示さない)を備える。光受信機102は、受信した光信号に光受信機102を同期させるための同期ユニット121を備える。光受信機102はさらに、光送信機101の巡回プレフィクス挿入ユニット117によって挿入された巡回プレフィクスを除去するための巡回プレフィクス除去ユニット122を備える。光受信機102はさらに、巡回プレフィクス除去ユニット122によって提供されるデータを並列化するためのシリアル・パラレル変換器123を備える。光受信機102はさらに、FFT(高速フーリエ変換)ユニット124を備え、FFTユニット124には並列化されたデータが入力される。光受信機102はさらに、光送信機101のトレーニング系列挿入ユニット114によって挿入されたトレーニング系列を取り出す(remove)ためのトレーニング系列取出ユニット125を備える。光受信機102はさらに、取り出されたトレーニング系列をトレーニング系列取出ユニット125から受信するよう構成される、チャネル推定ユニット150を備える。光受信機102はさらに、光送信機101と光受信機102との間の伝送チャネルを通して光信号が受けた歪みを逆転させるための等化ユニット126を備える。チャネル推定ユニット150は、伝送チャネルの推定を実行し、これに従って、伝送チャネルを表す係数を等化ユニット126に提供するよう構成される。光受信機102はさらに、光送信機101の変調ユニット113によって実行された動作の逆動作を実行するための復調ユニット127を備える。光受信機102はさらに、変調ユニット127によって提供されるデータをシリアル化するためのパラレル・シリアル変換器128を備える。光受信機102はさらに、シリアル化されたデータ(光送信機111のデータ生成器111によって提供されるデータに対応すべきもの)を処理するためのデータプロセッサ129を備える。
以上の記載から、OFDM処理はデジタルに実行されるということが理解される。
以下に詳述するように、トレーニング系列取出ユニット125は、時間とともに(たとえば、50シンボル毎等、定期的に)、N個の副搬送波のうちNa個の副搬送波からなる上述の部分集合上で受信されるトレーニング系列を取り出すよう構成される。これを達成するために、光受信機102は、Na個の副搬送波からなる上述の所定の部分集合(たとえば製造工程の間に光受信機102のメモリに記憶される)に依存してもよい。一変形例では、トレーニング系列取出ユニット125は、Na個の副搬送波からなるどの部分集合を用いるべきかをトレーニング系列取出ユニット125に通知する、スケジューリングユニット141を備える。
チャネル推定ユニット150は、伝送チャネルを表す係数を決定することと、その係数を等化ユニット126に提供することとを目的とする。より具体的には、光送信機101から光受信機102へ光信号を伝送するために二重偏波が実装される時には、チャネル推定ユニット150は、行列Hの係数(coefficients)を決定することと、逆行列H−1の係数を等化ユニット126に提供することとを目的とする。定義により、逆行列H−1の係数は伝送チャネルを表す。S.L.Jansen他著の文献「Long-haul transmission of 16x52.5 Gbps polarization-division-multiplexed OFDM enabled by MIMO processing」(2008年、J. Opt. Networking, 第7巻、第2号、173〜181ページ)を参照してもよい。
チャネル推定ユニット150は、M個のチャネル推定サブユニット151、152、153からなる集合を備える。ただし0<M≦Naである。チャネル推定サブユニット151、152、153は、M個の副搬送波からなる集合について、Na個の副搬送波上で伝送されトレーニング系列取出ユニット125によって提供されたトレーニング系列に基づき、並列にチャネル推定を実行することができる。
図2に関して以下に紹介するように、ソフトウェア実装の場合には、Mは、Na個の副搬送波上で伝送されるトレーニング系列に基づきM個の副搬送波からなる集合についてチャネル推定を実行するために光受信機102により実行可能な並列処理の量を表す。
チャネル推定ユニット150は、さらに、N個の副搬送波のうち、チャネル推定サブユニット151、152、153のいずれによっても処理されていない副搬送波について伝送チャネルを表す係数を補間するための、補間ユニット160を備える。
チャネル推定ユニット150の振る舞いは、図3に関して後に詳述する。
図2は、光通信システム100の光通信装置(すなわち、光送信機101および/または光受信機102)の代替的な構成を概略的に表す。
図示の構成によれば、光通信装置は、通信バス210によって相互接続される以下の構成要素を備える。
‐プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラまたはCPU(中央処理装置)200。
‐RAM(ランダムアクセスメモリ)201。
‐ROM(読み出し専用メモリ)202。
‐SD(セキュアデジタル)カードリーダ203、または記憶手段に記憶された情報を読み出すよう構成される任意の他の装置。
‐光通信インタフェース204。
光通信インタフェース204により、光通信装置は、光通信システム100の他の通信装置と光信号を交換することができる。
光受信機102から光送信機101へのループバックリンクを提供するために、別の通信インタフェースが存在してもよい。そのようなループバックリンクは、大都市型ネットワークまたはコアネットワークのコンテキストにおける制御プレーンに対応してもよい。
CPU200は、ROM202からまたは外部メモリ(SDカード等)からRAM201にロードされた命令を、実行することができる。通信装置の電源が投入された後に、CPU200はRAM201から命令を読み出し、それらの命令を実行することができる。これらの命令は、CPU200に、図3、5、5および7に関連して後述されるアルゴリズムのステップの一部または全部を実行させる1つのコンピュータプログラムを形成する。
図3、5、6および7に関連して後述するアルゴリズムの任意のステップおよびすべてのステップは、プログラム可能な計算機(PC(パーソナルコンピュータ)、DSP(デジタル信号プロセッサ)またはマイクロコントローラ等)による命令の組またはプログラムの実行によるソフトウェアにおいて実装されてもよい。または、そうでなければ、機械または専用の構成要素(FPGAまたはASIC等)によるハードウェアにおいて実装されてもよい。
図3は、チャネル推定を実行するために光受信機102によって実行される第1のアルゴリズムを概略的に表す。図1に示す光通信システム100のコンテキストでは、このアルゴリズムはチャネル推定ユニット150によって実行される。
ステップS301において、光受信機102は、光送信機101から光受信機102へのOFDM光伝送において定義されるN個の副搬送波のうちNa個の副搬送波からなる部分集合を取得する。
上述したように、N個の副搬送波のうちNa個の副搬送波からなる部分集合は事前に定義されてもよく、たとえば製造工程の間に光受信機102のメモリに記憶される。したがって、N個の副搬送波のうちNa個の副搬送波からなる部分集合は静的に定義可能である。
また、N個の副搬送波のうちNa個の副搬送波からなる部分集合は動的に定義されてもよい。
第1の実施形態によれば、光受信機102はまずNa個の副搬送波からなるデフォルトの部分集合を使用し、後にNa個の副搬送波からなる別の部分集合を使用する。たとえば、所定数のトレーニング系列が処理された後には、N個の副搬送波がすべて少なくとも1回は処理され終わっているように、Na個の副搬送波からなる部分集合の連続する選択が巡回的方法で行われる。この第1の実施形態は、光送信機101がN個の副搬送波を介してトレーニング系列を送信するか、または、光送信機101および光受信機102がNa個の副搬送波からなるある部分集合から別の部分集合へと同期して切り替えることを想定している。
第2の実施形態によれば、光送信機101から光受信機102へ光信号を伝送するために二重偏波が実装される時には、図4および図5に関して後に詳述するように、光受信機102は、N個の副搬送波のうちNa個の副搬送波からなる部分集合を、逆行列H−1の各係数の、波長に対する偏導関数の変化(variation)の関数として、動的に定義する。光送信機101から光受信機102へ光信号を伝送するために単偏波が実装される時にも同じ原理が適用され、光受信機102は、N個の副搬送波のうちNa個の副搬送波からなる部分集合を、伝送チャネルを表すスカラー量の、波長に対する偏導関数の変化の関数として、動的に定義する。この第2の実施形態では、光送信機101は、Na個の副搬送波からなる部分集合のみを介してトレーニング系列を送信してもよいし、N個の副搬送波を介してトレーニング系列を送信してもよい。光送信機101が、Na個の副搬送波からなる部分集合のみを介してトレーニング系列を送信することが期待される場合には、使用すべきNa個の副搬送波からなる部分集合を光受信機102が光送信機101に知らせるために、光受信機102から光送信機101へのループバックリンクが存在することになる。
続くステップS302において、光受信機102は、少なくともN個の副搬送波のうちNa個の副搬送波からなる部分集合を介して、トレーニング系列を受信する。
続くステップS303において、光受信機102は、Na個の副搬送波からなる部分集合を介して受信したトレーニング系列に基づき、チャネル推定を実行する。言い換えると、光受信機102は、Na個の副搬送波からなる部分集合を介して受信したトレーニング系列に基づき、光送信機101と光受信機102との間の伝送チャネルを表す係数を決定する。
M=Naである時には、光受信機102は、Na個の副搬送波を介して受信したトレーニング系列を並列に処理することができる。
M<Naである時には、光受信機102は、Na個の副搬送波を介して受信したトレーニング系列を並列に処理することができない。しかしながら、伝送チャネルは光送信機101と光受信機102との間の光ファイバの使用に依存するので、伝送チャネルは銅線や無線ほど周波数選択的ではなく、かつ/または、伝送チャネルは、OFDMシンボルが通過するのに比べて伝送チャネルの周波数選択特性がゆっくりと変化する時にはそれほど周波数選択的ではない。これは、光受信機102がチャネル推定のために副搬送波を逐次的に処理してもよいということを意味する。これは、初期のセットアップではより大きい処理遅延を生じる可能性はあるが、処理を時間的に分散することにより光受信機102に必要な複雑度(すなわち、所与の時点で同時に使用される処理資源の量)をさらに低減可能にする。この態様は、図7に関して後に詳述する。
続くS304において、光受信機102は、残るN−Na個の副搬送波(ステップS303において処理されなかったもの)について、光送信機101から光受信機102までの間の伝送チャネルを表す係数を補間する。この補間は、ステップS303においてNa個の副搬送波からなる部分集合について実行されたチャネル推定に基づいて実行される。これは周波数領域における補間に対応する。一変形例では、光受信機102は、これに代えて、またはこれと組み合わせて、時間領域における補間を実行する。この場合、光受信機102は、ステップS303およびS304の手順実行中に取得された係数の値を考慮する。たとえば、光受信機102は線形回帰を適用する。
ステップS303およびS304において取得された係数、すなわち、光送信機101から光受信機102への光通信のために二重偏波が実装される時に結果として得られる逆行列H−1は、その後、等化を実行するために使用される。
Na個の副搬送波からなる部分集合が静的に定義される時には、ステップS302が繰り返される。そうでなければ、ステップS305が実行される。
ステップS305において、光受信機102は、N個の副搬送波のうち、Na個の副搬送波からなる別の部分集合を選択することが適切であるか否かを判定する。
Na個の副搬送波が巡回的方法で動的に選択される時には、光受信機102は、Na個の副搬送波からなる次の部分集合を、連続して選択することが適切であると判定する。これによって、最大でもfloor[N/Na]+1個(NaがNの約数である場合にはN/Na個)のトレーニング系列の送信の後に、N個の副搬送波すべてに基づくチャネル推定の実行が可能になる。
Na個の副搬送波が、波長に対する偏導関数の変化の関数として動的に選択される場合については、図4および5に関して後に詳述する。これにより、Na個の副搬送波からなる部分集合における副搬送波の密度を、伝送チャネルの周波数選択特性の変化に適応させることが可能になる。
ステップS305の実行が完了すると、ステップS302が繰り返される。
図4は、伝送チャネルを表すスカラー量の、波長に対する偏導関数を、波長の関数として概略的に表す。
単偏波の場合には、図4に表される曲線は、伝送チャネルを表すスカラー量の、波長に対する偏導関数の変化を、波長の関数として表す。
二重偏波の場合には、図4に表される曲線は、逆行列H−1の係数の、波長に対する偏導関数のユークリッド距離の変化を、波長の関数として表す。簡明のため、図4は、
Figure 2015518331
を縦座標に示す。
この曲線は、読みやすさを考慮して連続線として表しているが、N個の副搬送波の波長によるこの曲線の離散バージョンが重要であるということが理解される。
偏導関数
Figure 2015518331
の変化の絶対値ΔYは、次のように表し得る。
Figure 2015518331
ただし、Δyは、N個の副搬送波のうちのある副搬送波に対応する波長から、N個の副搬送波のうち長波長側において隣接する別の副搬送波に対応する波長までの変化を表す。
図5に関して後述するアルゴリズムの目的は、Na個の副搬送波の連続する波長間の距離に対応する値Δxを決定することである。
図5は、N個の副搬送波のうちNa個の副搬送波からなる部分集合を決定するために、光受信機102によって実行されるアルゴリズムを概略的に表す。
ステップS501において、光受信機102は、N個の副搬送波のうちNa個の副搬送波からなる初期部分集合を取得する。
続くステップS502において、光受信機102は、図4に関して上述した偏導関数
Figure 2015518331
を決定する。これは、Na個の副搬送波からなる初期部分集合に基づくチャネル推定と、N個の副搬送波のうち残る副搬送波の補間との恩恵により行われ、これによって行列Hを近似し、したがって逆行列H−1を演繹する。
光受信機102は、偏導関数
Figure 2015518331
の値を精緻化するために、ステップS501およびS502を、たとえば上述の巡回的手法を用いて、反復してもよい。
続くステップS503において、光受信機102は、偏導関数
Figure 2015518331
の変化の絶対値ΔYを決定する。
続くステップS504において、光受信機102は、次式
Figure 2015518331
の恩恵によって値Δxを決定することにより、Na個の副搬送波からなる部分集合を決定する。
光受信機102は、N個の副搬送波のうち、Na個の副搬送波からなる部分集合を形成するために、波長が値Δxに一致するか、または値Δxに最も近いものから副搬送波を選択する。
ステップS502〜S504は、所与の偏波についてトレーニング系列が受信されるたびに実行する必要はないということに留意すべきである。これにより、処理を時間的に分散し、したがって同時に使用される処理資源の量を低減することができる。
特定の実施形態によれば、光受信機102は、さらにN個の副搬送波に関する時間公平キューイング制約(time-fair queuing constraint)を考慮することにより、Na個の副搬送波からなる部分集合を決定する。したがって、所定量の時間の後に、N個の副搬送波のうち少なくとも1つの副搬送波がチャネル推定を受けていない時には、光受信機は、その少なくとも1つの副搬送波を、Na個の副搬送波からなる部分集合に含める。
図6は、一実施形態において、光送信機101を設定するために光受信機102によって実行されるアルゴリズムを概略的に表す。この実施形態において、光受信機102から光送信機101へのループバックリンクが存在している。
ステップS601において、光送信機101および光受信機102は、光通信のための頑強(robust)な符号化方式を選択する。たとえば、BPSK(2進位相シフトキーイング)符号化が用いられる。このような初期設定は、製造工程の間に光送信機101および光受信機102のメモリに記憶されてもよい。
続くステップS602において、光受信機102は、Na個の副搬送波からなる部分集合のうち、Nb個の副搬送波からなる部分集合を取得する。
続くステップS603において、光受信機102は、Nb個の副搬送波からなる部分集合に基づき、チャネル推定を実行する。言い換えると、光受信機102は、Na個の副搬送波からなる部分集合のうちNb個の副搬送波からなる部分集合を介して受信したトレーニング系列に基づき、光送信機101から光受信機102までの間の伝送チャネルを表す係数を決定する。
続くステップS604において、光受信機102は、Na個の副搬送波のうち、残るNa−Nb個の副搬送波(ステップS603において処理されていないもの)について、光送信機101から光受信機102までの間の伝送チャネルを表す係数を補間する。この補間は、ステップS603においてNb個の副搬送波からなる部分集合について実行されたチャネル推定に基づいて(すなわち周波数領域において)実行されるが、上述のように、時間領域において実行されてもよい。光受信機102は、上述のステップS304と同じ方法で補間を実行する。等化に用いられる係数の値の不確定性が高い時には、すなわち当該値の信頼度レベルが低い時には(たとえば、補間が適用される副搬送波の量と、チャネル推定が適用される副搬送波の量との間の比率が、所与の閾値を超える時には)、ステップS601において選択される頑強な符号化方式は、光受信機102が受信信号を復号できるようにすべきである。
続くステップS605において、光受信機102は、符号化方式に関する制約を緩和するために十分なチャネル推定が実行されたか否かをチェックする。たとえば、光受信機は、チャネル推定が、Na個の副搬送波すべてについて実行されたか、またはNa個の副搬送波のうち所定割合について実行されたかを判定する。十分なチャネル推定が実行されていれば、ステップS606が実行され、そうでなければ、ステップS607が実行される。
ステップS606において、光受信機102は、光通信のためにより頑強でない符号化方式が適切であるか否かを決定し、これに従って、必要であればループバックリンクを介して光送信機101を設定する。たとえば、ステップS601で取得した初期符号化方式が依然として用いられている場合には、光受信機102は、光送信機101から光受信機102へ伝送される有効データのビットレートを増加できるようにするために、より頑強でない符号化方式に切り替えると決定する。たとえば、BPSK符号化方式の代わりに16−QAM(直交振幅変調)符号化方式が用いられる。光受信機102は、このようにして、ある符号化方式から別の符号化方式へと切り替える(たとえばBPSKからQPSKへ、16−QAMへ)ことにより符号化方式の頑強性を徐々に減少させることを決定し、これによって有効帯域幅を増加させる。その後、ステップS607が実行される。
したがって、一実施形態では、光受信機102は、チャネル推定が所定量の副搬送波に関与するまで、より頑強な符号化方式を適用する。
ステップS607において、光受信機102は、Na個の副搬送波のうち、Nb個の副搬送波からなる別の部分集合を取得し、ステップS603が繰り返される。
一変形例では、光受信機102は、より頑強でない符号化方式を、チャネル推定が実行された各副搬送波についてのみ適用するように、光送信機101を設定する。たとえば、補間が実行された副搬送波にはBPSK符号化方式が用いられ、チャネル推定が実質的に実行された副搬送波には16−QAM符号化方式が用いられる。
また別の変形例では、光受信機102は、補間が実行されかつその補間における信頼度レベルが所与の閾値未満であるいかなる副搬送波についても、双方の偏波において同一の信号が送信されるように、光送信機101を設定する。
図7は、チャネル推定を実行するために、とくにM<Naである場合に、すなわち光受信機がNa個の副搬送波からなる部分集合の濃度よりも小さい量の副搬送波を処理することが可能である時に、光受信機102によって実行される、第2のアルゴリズムを概略的に表す。このアルゴリズムは、図6に関して上述した任意の実施形態と選択的に実装されてもよく、組み合わせて実装されてもよい。
ステップS701において、光受信機102はNa個の副搬送波からなる部分集合を介してトレーニング系列を受信する。
続くステップS702において、光受信機102は、Na個の副搬送波からなる部分集合について、受信されたトレーニング系列をメモリに記憶する。
上述のように、光送信機101は、時間に渡って(たとえば定期的に)トレーニング系列を送信し、したがって、所与の偏波について、所定数のシンボルが、トレーニング系列の2回の連続する送信を隔てる。光送信機101と光受信機102との間の二重偏波伝送チャネルの周波数選択特性は、OFDMシンボル継続時間に比べてゆっくりと変化するので、光受信機102は、記憶したトレーニング系列を処理するために、トレーニング系列の2回の連続する送信の間の時間を利用できる。
続くステップS703において、光受信機102は、Na個の副搬送波のうち、最大でM個の副搬送波からなる初期部分集合を取得する。言い換えると、この初期部分集合の濃度は、最大でも光受信機102が並列処理可能な副搬送波の量に等しい。
続くステップS704において、光受信機102は、M個の副搬送波からなる部分集合に基づき、チャネル推定を実行する。言い換えると、光受信機102は、Na個の副搬送波からなる部分集合のうち、M個の副搬送波からなる部分集合を介して受信したトレーニング系列に基づき、光送信機101から光受信機102までの間の伝送チャネルを表す係数を決定する。
続くステップS705において、光受信機102は、ステップS704の実行開始以降、1シンボル周期が終了したか否かをチェックする。1シンボル周期が終了していれば、ステップS706が実行され、そうでなければ、そのようなシンボル周期が終了するまでステップS705が繰り返される。
ステップS706において、光受信機102は、所与の偏波におけるトレーニング系列の2回の連続する送信の間の期間が終了したか否かをチェックする。トレーニング系列の2回の連続する送信の間の期間が終了している場合には、ステップS708が実行され、そうでなければ、ステップS707が実行される。
ステップS707において、光受信機102は、Na個の副搬送波のうち、最大でM個の副搬送波からなる別の部分集合を取得する。光受信機102は副搬送波を巡回的方法で選択し、その結果、所与の偏波におけるトレーニング系列の2回の連続する送信の間の期間の終了時点において、Na個の副搬送波すべてがチャネル推定のために処理され終わっている。その後、ステップS704が繰り返される。
ステップS708において、光受信機102は、Na個の副搬送波からなる部分集合のうち、残るN−Na個の副搬送波(ステップS603において処理されていないもの)について、光送信機101から光受信機102までの間の伝送チャネルを表す係数を補間する。続くステップS709において、光受信機102は、等化を実行するための逆行列H−1を提供し、その後、ステップS701が繰り返される。
上述のように、トレーニング系列は定期的に(たとえば50シンボル毎に)伝送される。チャネル推定のためにNa個の副搬送波からなる部分集合が並列処理される手法では、これは、50シンボル毎に各副搬送波について係数が利用可能であるということを意味する。図7に関して上述した、部分的に逐次的な手法を用いると、まだチャネル推定も補間も実行されていない副搬送波が初期フェーズの間にはいくつか存在するという点を除いて、この頻度(frequency)は維持される。
一変形例では、図7に関して上述した、部分的に逐次的な手法に関して、光受信機102は、まだチャネル推定も補間も実行されていないいかなる副搬送波についても、双方の偏波で同一の信号が送信されるように光送信機101を設定し、かつ、光受信機102は、信号の復号を実行するために、双方の偏波を介して受信した信号を用いる。

Claims (15)

  1. 複数の副搬送波を介し、伝送チャネルを介して直交周波数分割多重光信号を受信するよう構成された光受信機であって、
    前記光受信機は、チャネル推定を実行する手段と、前記伝送チャネルを表す係数に基づいて等化を実行する手段とを備え、
    前記係数は、チャネル推定を実行する前記手段によって提供される
    光受信機において、
    チャネル推定を実行する前記手段は、
    ‐前記複数の副搬送波のうちの第1の部分集合を介して受信したトレーニング系列を処理する手段と、
    ‐係数を補間する手段であって、補間された前記係数は、前記トレーニング系列を処理する前記手段によって処理されていない副搬送波に対応する、係数を補間する手段と
    を備えることを特徴とする、光受信機。
  2. 前記トレーニング系列を処理する前記手段は、前記第1の部分集合の各副搬送波を並列処理するよう構成されている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の光受信機。
  3. 前記トレーニング系列を処理する前記手段は、前記第1の部分集合の濃度より小さい量の副搬送波を並列処理するよう構成されることを特徴とし、
    チャネル推定を実行する前記手段は、
    ‐副搬送波の第1の部分集合のうちの副搬送波の第2の部分集合を決定する手段であって、前記第2の部分集合の濃度は、最大で、前記トレーニング系列を処理する前記手段が並列処理するよう構成されている副搬送波の量に等しい、第2の部分集合を決定する手段と、
    ‐前記第2の部分集合を介して受信したトレーニング系列を処理する手段と、
    ‐前記第1の部分集合のうち、副搬送波の、少なくとも1つの別の第2の部分集合を、巡回的方法で選択するとともに、前記少なくとも1つの別の第2の部分集合を用いて前記トレーニング系列の処理を繰り返す手段と
    を備えることを特徴とする、請求項1に記載の光受信機。
  4. 前記光信号は二重偏波光信号であり、
    前記二重偏波光信号を送信する光送信機が、前記係数が補間されておらずかつ前記トレーニング系列が処理されていない副搬送波上の双方の偏波で同一の信号を送信するように、前記光送信機を設定する手段を、前記光受信機が備える
    ことを特徴とする、請求項3に記載の光受信機。
  5. 前記光受信機は、トレーニング系列を時間に渡って受信するよう構成されることを特徴とし、
    チャネル推定を実行する前記手段は、さらに、前記複数の副搬送波のうち、トレーニング系列ごとに異なる第1の部分集合を選択する手段を備えることを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の光受信機。
  6. 所定量の受信トレーニング系列の後に、前記トレーニング系列を処理する前記手段が前記複数の副搬送波のうちすべての副搬送波を処理し終えるように、前記光受信機が構成されることを特徴とする、請求項5に記載の光受信機。
  7. 前記光信号は単偏波光信号であり、
    チャネル推定を実行する前記手段は、前記伝送チャネルを表すスカラー量の逆数の、波長に対する偏導関数に基づいて前記第1の部分集合を決定する手段を備える
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光受信機。
  8. 前記光信号は二重偏波光信号であり、
    チャネル推定を実行する前記手段は、伝送チャネルを表す行列の逆行列の係数の、波長に対する偏導関数の間のユークリッド距離に基づいて前記第1の部分集合を決定する手段を備える
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光受信機。
  9. 前記第1の部分集合を決定する前記手段は、さらに、前記複数の副搬送波のすべてに関する時間公平キューイング制約を考慮するよう構成されることを特徴とする、請求項7または8に記載の光受信機。
  10. 前記光受信機は、
    前記係数が補間された副搬送波については、前記トレーニング系列を処理する前記手段によって処理された副搬送波についてよりも頑強な符号化方式を、前記光信号を送信する光送信機が適用する
    ように、前記光送信機を設定する
    手段を備えることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の光受信機。
  11. 前記光受信機は、
    前記トレーニング系列を処理する前記手段によって所定量の副搬送波が処理され終わるまでは、より頑強な符号化方式を、前記光信号を送信する光送信機が適用する
    ように、前記光送信機を設定する
    手段を備えることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の光受信機。
  12. 前記光信号は二重偏波光信号であり、
    前記光受信機は、
    前記二重偏波光信号を送信する光送信機が、前記係数が補間され、かつ補間された前記係数における信頼度レベルが所与の閾値未満である副搬送波について、双方の偏波で同一の信号を送信する
    ように、前記光送信機を設定する
    手段を備えることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の光受信機。
  13. 光受信機によって実行される方法であって、
    ‐複数の副搬送波を介し、伝送チャネルを介して直交周波数分割多重光信号を受信することと、
    ‐チャネル推定を実行することと、
    ‐前記伝送チャネルを表す係数であって、前記チャネル推定の結果として得られる係数に基づき、等化を実行することと
    を備える、方法であって、
    チャネル推定を実行することは、
    ‐前記複数の副搬送波のうちの第1の部分集合を介して受信したトレーニング系列を処理することと、
    ‐係数を補間することであって、補間された前記係数は、前記トレーニング系列を処理するステップの間に処理されていない副搬送波に対応する、係数を補間することと
    を備える、方法。
  14. 複数の副搬送波を介し、伝送チャネルを介して直交周波数分割多重光信号を送信するよう構成される光送信機であって、
    前記光送信機は、さらに、1シンボル周期の間に、
    前記複数の副搬送波のうちの部分集合でトレーニング系列を送信し、
    前記複数の副搬送波のうち残る副搬送波でデータを送信する
    よう構成されることを特徴とする、光送信機。
  15. 光送信機によって実行される方法であって、
    ‐複数の副搬送波を介し、伝送チャネルを介して直交周波数分割多重光信号を送信する
    ことを備える
    方法において、前記方法は、さらに、
    ‐1シンボル周期の間に、前記複数の副搬送波のうちの部分集合でトレーニング系列を送信し、前記複数の副搬送波のうち残る副搬送波でデータを送信する
    ことを備えることを特徴とする、方法。
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