JP2016001094A - サーバー室内の空調の効率化構造 - Google Patents

サーバー室内の空調の効率化構造 Download PDF

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修二 内園
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Abstract

【課題】サーバー室内にサーバーが収容されていない空ラックが存在する場合であっても、サーバー室の空調効率を低下させることがないサーバー室内の空調の効率化構に造を提供する。
【解決手段】空ラック1aの開口部に遮蔽部材2を被せるとともに、該ラック1aの側板であってパンチングメタルのように透孔が形成されている側板にも被せて、該空ラック1aを封鎖する。これにより、この空ラック1aの近傍にあるラック1内のサーバーの冷却に供された温風がこの空ラック1aに流入したり、通過したりすることがないから、空調空気の流路を所望のものとすることができてサーバー室の空調効率を低下させることがない。
【選択図】図1

Description

この発明は、サーバー室の空調の効率化を図るために、空調空気の流路を適切にするサーバー室内の空調の効率化構造に関する。
近年のネットワーク網の多様化や複雑化に伴われて、ネットワーク機器やサーバーを専用のサーバー室に設置することが行われている。この種のサーバー室では、地震や火災、セキュリティなどの対策を講じることは勿論、空調管理も重要な対策課題であり、効率のよい空調システムが望まれている。
ところで、サーバー室の設置にあたっては、例えば、特許文献1には、設置及び撤去を容易かつ迅速に行うことができるサーバー室として、サーバーが設置される空間と、前記サーバーの温度を調整するための空調機とを有するサーバー室であって、長尺状に延びる複数の支柱と、これら複数の支柱の間に設けられ、前記支柱の長辺部に着脱可能に連結される側壁部材とを備え、前記支柱と前記側壁部材とを連結することによって組み立て可能とされたものが開示されている。
また、特許文献2には、ラックが配置される施設の天井に設置された機器の点検・保守作業性にすぐれ、かつ天井パネルの保守性に優れたラック間通路遮へい構造として、複数のラックからなるラック列を対向配置し、該ラック列間に形成されるラック間通路に、天井部と入口扉部と該入口扉部に対向する位置に設置された背面部を設けて形成されたラック間通路遮へい構造であって、該天井部は、天井パネルを支持する枠部材と複数の天井パネルから構成され、ラック間通路内側に、パネル着脱機構部を備えた構造が開示されている。
特開2007−285082号公報 特開2010−168767号公報
サーバー室には、特許文献2に記載されているように、サーバーを収容する多数のラックによってラック列が配置されている。これらラックの全てにサーバーが収容されているものではなく、サーバーが収容されていない空ラックも存在している。特に、新設されたサーバー室では、以降の設備の拡張を考慮するために、多数の空ラックが存在する。
一方、前述したように、サーバー室の空調管理を適切に行うためには、サーバー室の設計段階から空調効率に関する設計もなされる。このとき、サーバー室のラックにはサーバーが収容された状態として設計される。このため、効率よく空調が行われるためには、サーバー室内のラックにサーバーが収容されている必要がある。すなわち、ラック内に供給されてサーバーの冷却を果たした空調空気は、ラックを通過後にサーバー室から効率よく排出され、冷却された後に、サーバー室の空調のために供給される。
しかしながら、前述したように、サーバー室に空ラックが存在している場合には、冷却すべきサーバーが存しないため、空調空気が当該ラックを素通りすることになる。
図5はラック1内にサーバーが収容されている場合の空調空気の流れを示しており、白抜きの矢印で冷風Acの流れを、斜線が描かれて矢印でサーバーの冷却に供されて昇温した温風Ahの流れを、それぞれ示してある。また、ラック1には、図7に示すように、サーバーを出し入れするための開口が前面に形成されており、他の壁の側板には、適宜な大きさの透孔が形成された、いわゆるパンチングメタルが用いられている。また、図8に示すように、ラック1には複数枚の棚板11を、任意の高さ位置に設置自在としてあり、サーバーはこの棚板11に載置されて設置される。図5に示すように、サーバーが収容されたラック1の前面から供給された冷風Acはサーバーを冷却した後、ラック1の側面や背面の透孔から排出される。同図に示すように、背面から排出された温風Ahは他のラック1の背面から排出された温風Ahと合流して上昇し、サーバー室の天井面に形成された図示しない開口に吸引され、天井内のダクトを通って空調装置へ返戻されて冷却された後、サーバー室内に吹き出される。
他方、図7に示すように、サーバーが収容されていない空ラック1aが存在している場合には、図6に示すように、ラック1内のサーバーを冷却後の温風Ahが空ラック1aに流入し、空ラック1a内を通って前面側から排出されることになる。このとき、該空ラック1aの前面から流入しようとしているは冷風Acと衝突する。このため、温風Ahが空調装置へ返戻されずに、当該空ラック1a内で滞留したりしてしまうため、サーバー室の空調効率を低下させてしまうおそれがある。
そこで、この発明は、サーバー室に空ラックが存在している場合であっても、サーバー室内の空調効率を低下させることのないサーバー室内の空調の効率化構造を提供することを目的としている。
前記目的を達成するための技術的手段として、この発明に係るサーバー室内の空調の効率化構造は、複数台のサーバーを収容可能なラックが複数個行列して設置されるサーバー室に、サーバーが収容されていない空ラックが存在しているサーバー室内の空調の効率化構造において、前記空ラックのサーバーを出し入れする開口と、透孔が形成されている側板に、遮蔽部材を被せて、この空ラックを封鎖することを特徴としている。
前記空ラックの近傍にあるラック内のサーバーを冷却に供されて該ラックから排出された温風は、前記遮蔽用シートによりこの空ラック内に流入することがない。したがって、空調空気の流路をサーバー室の設計に沿った状態に確保できる。
また、請求項2の発明に係るサーバー室内の空調の効率化構造は、複数台のサーバーを収容可能なラックが複数個行列して設置されるサーバー室に、ラック内に設置された棚板の一部にのみサーバーが収容されている一部空ラックが存しているサーバー室内の空調の効率化構造において、前記一部空ラックの、サーバーが設置されていない空棚板を臨む開口と、透孔が形成されている側板の該空棚板を臨む部分に遮蔽部材を被せて、空棚板の上部を封鎖することを特徴としている。
一部空ラックが存在する場合に、サーバーが収容されていない空棚板に温風が流入することを防止するものである。すなわち、近傍のラックのサーバーを冷却した温風が空棚板の上部の空間に流入することを阻止すると共に、サーバーが載置されている棚板の上部の空間には冷風が流入することを許容して、該サーバーを冷却することができるようにしたものである。
この発明に係るサーバー室内の空調の効率化構造によれば、空ラックに空調空気を流入させることがないから、設計時の空調効率を確保できて、サーバー室の空調効率を低下させることがない。
また、請求項2の発明に係るサーバー室内の空調の効率化構造によれば、一部にサーバーが収容されていない一部空ラックが存している場合であっても、空棚板の部分には空調空気が流入することがないから、設計上の空調効率を確保することができる。
この発明に係るサーバー室内の空調の効率化構造を備えたラックの斜視図である。 この発明に係るサーバー室内の空調の効率化構造を備えたラックが設置された場合の空調空気の流れを説明する図で、ラックとの関係を示してある。 一部にサーバーが収容されている一部空ラックについてこの発明に係るサーバー室内の空調の効率化構造を実施した場合を示す該一部空ラックの斜視図である。の 図3に示す一部空ラックの場合の空調空気の流れを説明する図で、ラックとの関係を示している。 サーバーが収容されているラックを空調空気の流れを説明する図である。 空ラックが存在している場合の空調空気の流れを説明する図である。 空ラックを示す概略の斜視図である。 ラックに棚板が設置された状態を示す斜視図である。
以下、図示した好ましい実施の形態に基づいて、この発明に係るサーバー室内の空調の効率化構造を具体的に説明する。
図1に示すように、空ラック1aの前面の開口部に光透過性を備えたビニール材等による遮蔽部材である遮蔽用シート2を被せて開口部を遮蔽する。さらに、この遮蔽用シート2を該空ラック1aの他の側板であって、パンチングメタル等により透孔が形成されている側板に巻回して、これら透孔を遮蔽して、この空ラック1aを封鎖する。前記遮蔽用シート2を空ラック1aに固定するには、例えば、面ファスナーを空ラック1aと遮蔽用シート2に貼着して面ファスナーの接着作用を利用したり、遮蔽用シート1aに取付孔を形成し、空ラック1aのパンチングメタルの透孔を利用したりすることができる。
図2に示すように、前記遮蔽用シート2を備えた空ラック1aに近傍のラック1のサーバーの冷却に供された温風Ahが流入しようとしても、遮蔽用シート2によって封鎖されているから、流入することが阻止される。このため、該温風Ahは上昇して天井面に形成された図示しない開口部から吸引されて、空調装置に返戻される。このため、サーバー室の空調効率の変動に影響を与えず、空量効率を低下させることがない。
前述した図8に示すように、ラック1には収容するサーバーの台数に応じて棚板11が設置され、サーバーは該棚板11に載置された状態で設置される。図3は、二段目の棚板11に図示しないサーバーが設置されている一部空ラック1bを示しており、この発明に係るサーバー室内の空調の効率化構造をこの一部空ラック1bについて実施する状態を説明する図である。1段目と3段目、4段目はサーバーが載置されていない空棚板11aとなっており、近傍のラック1内のサーバーを冷却して昇温した温風Ahがこのこれら空棚板11aの上部に空間に流入するおそれがある。このため、これら空間を封鎖するため、空棚板11aの上部の空間が臨む開口に遮蔽部材である蔽用シート3を被せると共に、該空間に臨む側板であって透孔が形成されている部分に、この遮蔽用シート3を巻回する。
これにより、図4に示すように、2段目の棚板11に設置された図示しないサーバーには冷風Acが流入して該サーバーを冷却した後、一部空ラック1bの背面から排出される。他方、空棚板11aには前記遮蔽用シート3によって冷風Acと温風Ahのいずれも流入することがなく、空調空気の流れを阻害することがない。
なお、前記遮蔽用シート2はビニール等の樹脂製のものであって、あるいは軽量板材等であっても構わない。
本発明によれば、サーバーが収容されていない空ラックを存在しているサーバー室であっても、空調空気を滞留させたりすることがなく、所望の流路を通すことができるから、サーバー室の空調効率を低下させることがなく、エネルギーの有効利用に寄与する。
1 ラック
1a 空ラック
1b 一部空ラック
2 遮蔽用シート(遮蔽部材)
3 遮蔽用シート(遮蔽部材)
11 棚板
11a 空棚板
Ac 冷風
Ah 温風

Claims (2)

  1. 複数台のサーバーを収容可能なラックが複数個行列して設置されるサーバー室に、サーバーが収容されていない空ラックが存しているサーバー室内の空調の効率化構造において、
    前記空ラックのサーバーを出し入れする開口と、透孔が形成されている側板に、遮蔽部材を被せて、この空ラックを封鎖することを特徴とするサーバー室内の空調の効率化構造。
  2. 複数台のサーバーを収容可能なラックが複数個行列して設置されるサーバー室に、ラック内に設置された棚板の一部にのみサーバーが収容されている一部空ラックが存しているサーバー室内の空調の効率化構造において、
    前記一部空ラックの、サーバーが設置されていない空棚板を臨む開口と、透孔が形成されている側板の該空棚板を臨む部分に遮蔽部材を被せて、空棚板の上部を封鎖することを特徴とするサーバー室内の空調の効率化構造。
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