JP2016003584A - ガスタービンエンジン - Google Patents

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康之 濱地
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俊樹 山口
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【課題】排気ディフューザの製造コストを低減できるガスタービンエンジンを提供する。
【解決手段】タービンの排気出口に排気ディフューザ40を備え、排気ディフューザ40が、略円筒形状に形成される内壁41と、内壁41の外側に内壁41と同軸上に配置され、略円筒形状に形成される外壁42と、内壁41と外壁42とによって形成される環状空間を放射状に区切る複数枚のベーン43と、によって構成されるガスタービンエンジンであって、内壁41と外壁42とベーン43とは、別体で構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガスタービンエンジンの排気ディフューザの技術に関する。
ガスタービンエンジンは、内燃機関の一つとして良く知られている。また、排気ディフューザは、ガスタービンエンジンの一構成部品であって、タービンより排出される排気ガスの動圧を静圧に変換するものとして公知である。
排気ディフューザは、略円筒形状に形成される内壁と、内壁と同軸上に内壁の外側に配置され、略円筒形状に形成される外壁と、内壁と外壁とによって形成される環状空間を放射状に区切る複数枚のベーンと、によって構成されている。
しかし、排気ディフューザは、精密鋳造部品として一体成形品として製造され、製造コストが高かった。そこで、ガスタービンエンジンでは、排気ディフューザの製造コストを低減することが望まれている。
特開2005−290985号公報
本発明の解決しようとする課題は、排気ディフューザの製造コストを低減できるガスタービンエンジンを提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、タービンの排気出口に排気ディフューザを備え、前記排気ディフューザが、略円筒形状に形成される内壁と、前記内壁の外側に該内壁と同軸上に配置され、略円筒形状に形成される外壁と、前記内壁と前記外壁とによって形成される環状空間を放射状に区切る複数枚のベーンと、によって構成されるガスタービンエンジンであって、前記内壁と前記外壁と前記ベーンとは、別体で構成されるものである。
請求項2においては、請求項1記載のガスタービンエンジンであって、前記外壁と前記ベーンとは、溶接によって接合され、前記ベーンは、前記内壁に形成される開口部に差し込まれるものである。
請求項3においては、請求項1又は2に記載のガスタービンエンジンであって、前記ベーンの径方向の断面視は、翼形状とされ、前記ベーンは、2つの板部材を接合して構成され、前記ベーンの外壁側端部は、カバーによって被装されるものである。
本発明のガスタービンエンジンによれば、排気ディフューザの製造コストを低減できる。
ガスタービンエンジンの構成を示す模式図。 排気ディフューザの構成を示す斜視図。 同じく側面図及び側面断面図。 同じく正面図。
図1を用いて、ガスタービンエンジン100の構成について説明する。
なお、図1は、ガスタービンエンジン100の構成を一部断面視とした側面視にて模式的に表している。
ガスタービンエンジン100は、本発明のガスタービンエンジンに係る実施形態である。ガスタービンエンジン100は、圧縮機10と、タービン20と、燃焼器30と、排気ディフューザ40と、を具備している。
圧縮機10は、回転することによって空気を圧縮するものである。圧縮機10は、回転軸Lの周方向に螺旋状に形成された複数のインペラ11を備えている。圧縮機10は、回転軸Lを中心として回転し、各インペラ11が空気をかくことによって空気を圧縮する。
なお、本ガスタービンエンジン100における圧縮機10は、回転軸Lに対して平行に供給された空気を圧縮し、回転軸Lに対して垂直に圧縮空気を送り出すものである。
燃焼器30は、圧縮機10から送り出された圧縮空気に燃料を供給して燃焼させるものである。燃焼器30は、燃焼器外筒31の内部に燃料噴射ノズル33が取り付けられたライナー32を備えている。
燃焼器30は、燃焼器外筒31によってライナー32の空気孔35及びスワラー34からライナー32の内部に圧縮空気を案内している。そして、燃焼器30は、燃料噴射ノズル33が燃料を供給することによって燃料を燃焼させる。
なお、本ガスタービンエンジン100における燃焼器30は、ライナー32の下流側に燃焼ガスを案内する尾筒(図示略)を備えており、回転軸Lに対して平行に燃焼ガスを送り出している。
タービン20は、燃焼器30から送り出された燃焼ガスを受けて回転するものである。ガスタービンエンジン100において、タービン20は、高圧タービン21と低圧タービン22とで構成されている。
高圧タービン21は、回転軸Lの周方向に回転軸Lに対して所定の角度をなす複数のブレード23を備えている。また、低圧タービン22も、回転軸Lの周方向に回転軸Lに対して所定の角度をなす複数のブレード24を備えている。高圧タービン21と低圧タービン22は、各ブレード23・24に燃焼ガスを受け、回転軸Lを中心として回転する。
なお、ガスタービンエンジン100におけるタービン20は、圧縮機10を回転させるとともに圧縮機10に接続されたクイルシャフト12を回転させる。クイルシャフト12は、図示しない減速装置を介して発電装置を駆動する。
このような構成とすることで、ガスタービンエンジン100は、連続的に空気を圧縮し、燃料を燃焼させ、回転動力を得ることができる。そして、ガスタービンエンジン100は、連続的に得られる回転動力を利用して発電装置を駆動する。
なお、本実施形態のガスタービンエンジン100は、軽油等の液体燃料を用いる仕様であるが、天然ガス等の気体燃料を用いる仕様であっても良い。また、本実施形態のガスタービンエンジン100は、いわゆる一軸式ガスタービンエンジンであるが、二軸式ガスタービンエンジンであっても良い。
排気ディフューザ40は、タービン20を通過した排気ガスの動圧を静圧に変換するものである。排気ディフューザ40は、タービン20の排気出口に設けられている。排気ディフューザ40は、略円筒形状に構成されている。
排気ディフューザ40は、内壁41と、外壁42と、複数のベーン43・・・43と、を具備している。なお、排気ディフューザ40の詳細な構成について、詳しくは後述する。
図2乃至図4を用いて、排気ディフューザ40の構成について説明する。
なお、図2では、排気ディフューザ40の構成を斜視にて模式的に表している。
また、図3(A)では、排気ディフューザ40の構成を側面視にて模式的に表している。図3(B)では、排気ディフューザ40の構成を側面断面視にて模式的に表している。
さらに、図4(A)では、排気ディフューザ40の構成を正面視にて模式的に表している。図4(B)では、排気ディフューザ40の構成を図4(A)のAA断面視にて模式的に表している。図4(C)では、排気ディフューザ40の構成を図3(B)のBB断面視にて模式的に表している。
また、以下では、図2乃至図4に示す軸方向の先端側及び基端側、周方向、並びに径方向に従って説明するものとする。
排気ディフューザ40は、上述したように、略円筒形状に構成され、内壁41と、外壁42と、複数のベーン43・・・43と、を具備している。また、排気ディフューザ40では、内壁41と、外壁42と、複数のベーン43・・・43と、が別体で構成されている。
内壁41は、排気ディフューザ40の内郭を形成するものであって、板金を曲げ加工して形成されている。内壁41は、略円筒形状に形成されている。内壁41の軸方向の先端側は、断面視にて半楕円形状となるように形成されている。
内壁41の軸方向の中途部には、周方向に等間隔に4つの開口部41Aが形成されている。開口部41Aは、それぞれ翼形状に形成されている。
外壁42は、排気ディフューザ40の外郭を形成するものであって、板金を曲げ加工して形成されている。外壁42は、内壁41の外側に内壁41と同軸上に配置されている。外壁42は、軸方向の基端側が若干先細りとなるように略円筒形状に形成されている。
外壁42の軸方向の中途部には、周方向に等間隔に4つの開口部42Aが形成されている。開口部42Aは、それぞれ翼形状に形成されている。
ベーン43は、排気ディフューザ40を通過する排気ガスを整流し、内壁41を支持するものである。ベーン43は、内壁41と外壁42とによって形成される環状空間Sを放射状に仕切るように配置されている。本実施形態では、4枚のベーンが配置されている。
ベーン43は、径方向断面視にて翼形状となるように形成されている。ベーン43は、板金を曲げ加工した部材43Aを接合して構成されている(図4(C)参照)。
ベーン43の径方向の内側は、内壁41の開口部41Aに差し込まれている。一方、ベーン43の径方向の外側は、外壁42の開口部42Aに差し込まれ、さらに溶接によって外壁42に接合されている。
カバー44は、外壁42の開口部42Aに溶接されたベーン43を被装するものである。カバー44は、ベーン43の径方向断面視と略同等の翼形状に形成されている。カバー44は、外壁42の開口部42A(ベーン43の径方向外側)に溶接によって接合されている。
ガスタービンエンジン100の効果について説明する。
ガスタービンエンジン100によれば、排気ディフューザ40の製造コストを低減できる。
従来、ガスタービンエンジンの排気ディフューザは、精密鋳造部品として一体成形品として製造され、製造コストが高かった。しかし、本実施形態のガスタービンエンジン100の排気ディフューザ40の内壁41、外壁42、及び複数のベーン43・・・43が板金加工による別体で構成されているため、製造コストを低減できる。
また、本実施形態のガスタービンエンジン100の排気ディフューザ40では、ベーン43の径方向の内側を内壁41の開口部41Aに差し込む構成とすることによって、ガスタービンエンジン100起動後の高温によるベーン43の熱変形を逃がし、ベーン43又は内壁41での亀裂の発生等を防止することができる。
さらに、本実施形態のガスタービンエンジン100の排気ディフューザ40では、ベーン43の外壁42側をカバー44によって被装する構成とすることによって、排気ディフューザ40内部の排気が外部へ漏洩することを防止できる。
本実施形態では、ベーン43を径方向断面視にて翼形状となるように形成したがこれに限定されない。例えば、ベーン43を単なる板部材としても良い。
10 圧縮機
20 タービン
30 燃焼器
40 排気ディフューザ
41 内壁
42 外壁
43 ベーン
44 カバー
100 ガスタービンエンジン

Claims (3)

  1. タービンの排気出口に排気ディフューザを備え、前記排気ディフューザが、略円筒形状に形成される内壁と、前記内壁の外側に該内壁と同軸上に配置され、略円筒形状に形成される外壁と、前記内壁と前記外壁とによって形成される環状空間を放射状に区切る複数枚のベーンと、によって構成されるガスタービンエンジンであって、
    前記内壁と前記外壁と前記ベーンとは、別体で構成される、
    ガスタービンエンジン。
  2. 請求項1記載のガスタービンエンジンであって、
    前記外壁と前記ベーンとは、溶接によって接合され、
    前記ベーンは、前記内壁に形成される開口部に差し込まれる、
    ガスタービンエンジン。
  3. 請求項1又は2に記載のガスタービンエンジンであって、
    前記ベーンの径方向の断面視は、翼形状とされ、
    前記ベーンは、2つの板部材を接合して構成され、
    前記ベーンの外壁側端部は、カバーによって被装される、
    ガスタービンエンジン。
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