JP2016010982A - 自動車の車体前部構造 - Google Patents

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朋也 彌武
重人 安原
Shigeto Yasuhara
重人 安原
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デイビッド マーラー
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Abstract

【課題】 バンパービームおよびバンパービームエクステンションのエネルギー吸収性能を両立させる。
【解決手段】 鋼板製のバンパービーム本体27の前面に繊維強化樹脂製の衝撃吸収部材28を結合したバンパービーム18の車幅方向両端部を、前後方向に延びる左右一対の繊維強化樹脂製のバンパービームエクステンション17の前端部に固定したので、脆性の高い衝撃吸収部材28が延性の高いバンパービーム本体27で補強されてバンパービーム18の曲げ剛性が高められる。従って、前面衝突の衝突荷重がバンパービーム18の車幅方向中央部に入力したとき、先ず衝撃吸収部材28が圧壊して衝突エネルギーを吸収した後、バンパービーム本体27が後方に撓みつつ衝突荷重をバンパービームエクステンション17の前端に前後方向荷重として伝達し、バンパービームエクステンション17を前後方向に圧壊して衝突エネルギーを吸収することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バンパービームの車幅方向両端部を前後方向に延びる左右一対のバンパービームエクステンションの前端部に固定した自動車の車体前部構造に関する。
自動車の前面衝突時に圧壊して衝突エネルギーを吸収する左右一対のクラッシュレール(バンパービームエクステンション)を炭素繊維強化樹脂で中空矩形断面に構成し、その肉厚を後端側から前端側に向けて次第に薄くしたものが、下記特許文献1により公知である。
また自動車の前面衝突時に圧壊して衝突エネルギーを吸収する左右一対のクラッシュボックス(バンパービームエクステンション)を炭素繊維強化樹脂で波形状断面に構成し、その後端部をアルミニウム製のフロントサイドメンバ(フロントサイドフレーム)の前端部にジョイント部材を介して締結したものが、下記特許文献2により公知である。
また自動車の前面衝突時に圧壊して衝突エネルギーを吸収する左右一対の荷重エネルギー吸収材(バンパービームエクステンション)を繊維強化樹脂で波形状断面に構成し、その前端部にバンパレインフォース(バンパービーム)の車幅方向両端部をボルトで締結したものが、下記特許文献3により公知である。
米国特許第6406088号明細書 特開2008−296823号公報 特開2007−8283号公報
ところで、上記特許文献3に記載されているように、左右一対のバンパービームエクステンションの前端部にはバンパービームの車幅方向両端部が結合されており、バンパービームに前面衝突の衝突荷重が入力すると、先ずバンパービームが変形して衝突エネルギーを吸収し、続いてバンパービームから伝達された衝突荷重によりバンパービームエクステンションが圧壊することで衝突エネルギーを吸収するようになっている。
このとき、バンパービームが繊維強化樹脂製であると、衝突荷重によりバンパービームが圧壊して衝突エネルギーを吸収することができるが、繊維強化樹脂製のバンパービームは延性が低くて脆性が高いため、大きな曲げモーメントが作用した部分で後方に折れ曲がってしまい、衝突荷重をバンパービームエクステンションに効率的に伝達して衝突エネルギーを有効に吸収できない可能性がある。
またバンパービームエクステンションを延性が高く脆性が低い鋼板製とすると、バンパービームは折れ曲がらずに後方に撓みながら衝突荷重をバンパービームエクステンションに伝達し、バンパービームエクステンションを確実に圧壊して衝突エネルギーを吸収することができるが、バンパービーム自体に衝突エネルギーの吸収効果を充分に発揮させることができなくなる問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、バンパービームおよびバンパービームエクステンションのエネルギー吸収性能を両立させることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、鋼板製のバンパービーム本体の前面に繊維強化樹脂製の衝撃吸収部材を結合したバンパービームの車幅方向両端部を、前後方向に延びる左右一対の繊維強化樹脂製のバンパービームエクステンションの前端部に固定したことを特徴とする自動車の車体前部構造が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記バンパービームエクステンションの前端部に車幅方向内側に延びる延長部を有する前部取付部材を固定し、前記バンパービーム本体の車幅方向外端を前記バンパービームエクステンションの中心線よりも車幅方向外側に位置させた状態で、前記バンパービーム本体を前記延長部の前面に締結したことを特徴とする自動車の車体前部構造が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記バンパービーム本体は底壁、上壁および下壁を有して後方に向けて開口する略コ字状断面の部材であり、前記衝撃吸収部材は上壁および下壁を有して後方に向けて開口する略V字状断面の部材であり、前記バンパービーム本体の上壁および下壁に前記衝撃吸収部材の上壁および下壁を結合したことを特徴とする自動車の車体前部構造が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項3の構成に加えて、前記衝撃吸収部材の上壁および下壁は前後方向に延びる複数のビードを備えることを特徴とする自動車の車体前部構造が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項の構成に加えて、前記衝撃吸収部材の車幅方向外端を、前記バンパービーム本体および前記延長部の締結部の近傍に位置させたことを特徴とする自動車の車体前部構造が提案される。
また請求項6に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、前記バンパービームエクステンションは中空閉断面の部材であり、前記前部取付部材の後面から後方に突設した閉断面のリブの内側に前記バンパービームエクステンションの前端部を嵌合して固定したことを特徴とする自動車の車体前部構造が提案される。
尚、実施の形態の上部横リブ24b、下部横リブ24c、縦リブ24dおよび縦リブ24eは本発明のリブに対応する。
請求項1の構成によれば、鋼板製のバンパービーム本体の前面に繊維強化樹脂製の衝撃吸収部材を結合したバンパービームの車幅方向両端部を、前後方向に延びる左右一対の繊維強化樹脂製のバンパービームエクステンションの前端部に固定したので、脆性の高い繊維強化樹脂製の衝撃吸収部材が延性の高い鋼板製のバンパービーム本体で補強されてバンパービームの曲げ剛性が高められる。従って、前面衝突の衝突荷重がバンパービームの車幅方向中央部に入力したとき、先ず衝撃吸収部材が圧壊して衝突エネルギーを吸収した後、バンパービーム本体が後方に撓みつつ衝突荷重をバンパービームエクステンションの前端に前後方向荷重として伝達し、バンパービームエクステンションを前後方向に圧壊して衝突エネルギーを吸収することができる。このように、鋼板製のバンパービーム本体と繊維強化樹脂製の衝撃吸収部材とを結合したことで、バンパービームに延性および脆性を併せ持たせて衝突エネルギーの吸収効果を高めることができる。
また請求項2の構成によれば、バンパービームエクステンションの前端部に車幅方向内側に延びる延長部を有する前部取付部材を固定し、バンパービーム本体の車幅方向外端をバンパービームエクステンションの中心線よりも車幅方向外側に位置させた状態で、バンパービーム本体を延長部の前面に締結したので、バンパービームおよびバンパービームエクステンションの結合部が成す角度が変化しないように前部取付部材で強固に補強することで、バンパービームエクステンションに曲げモーメントを作用させることなく前後方向の圧縮荷重を作用させ、バンパービームエクステンションを前後方向に確実に圧壊することができる。
また請求項3の構成によれば、バンパービーム本体は底壁、上壁および下壁を有して後方に向けて開口する略コ字状断面の部材であり、衝撃吸収部材は上壁および下壁を有して後方に向けて開口する略V字状断面の部材であり、バンパービーム本体の上壁および下壁に衝撃吸収部材の上壁および下壁を結合したので、バンパービームを中空閉断面に構成してエネルギー吸収効果を高めるとともに、バンパービームの曲げ剛性を増加させてバンパービームエクステンションへの衝突荷重の伝達効率を更に高めることができる。
また請求項4の構成によれば、衝撃吸収部材の上壁および下壁は前後方向に延びる複数のビードを備えるので、前面衝突時のエネルギー吸収量を増加することができる。
また請求項5の構成によれば、衝撃吸収部材の車幅方向外端を、バンパービーム本体および延長部の締結部の近傍に位置させたので、衝撃吸収部材の圧壊によるエネルギー吸収からバンパービームエクステンションの圧壊によるエネルギー吸収にスムーズに切り換わってエネルギー吸収効果が高められる。
また請求項6の構成によれば、バンパービームエクステンションは中空閉断面の部材であり、前部取付部材の後面から後方に突設した閉断面のリブの内側にバンパービームエクステンションの前端部を嵌合して固定したので、バンパービームエクステンションと前部取付部材とを結合する際の位置決めを容易に行うことができるだけでなく、バンパービームエクステンションに対して前部取付部材が傾かないように強固に結合することで、バンパービームからバンパービームエクステンションへの衝突荷重の伝達を一層確実に行わせることができる。
自動車の車体前部の分解斜視図。 図1の2方向矢視図。 図2の3−3線断面図。 図2の4−4線断面図。 図2の5方向矢視図。 図2の6方向矢視図。 図3の7A−7A線、7B−7B線および7C−7C線断面図。 図2の8部拡大図。 バンパービームエクステンション、後部取付部材および前部取付部材の分解斜視図。
以下、図1〜図9に基づいて本発明の実施の形態を説明する。尚、本明細書において、前後方向、左右方向(車幅方向)および上下方向とは、運転席に着座した乗員を基準として定義される。また衝突荷重の入力方向は前後方向である。
図1および図2に示すように、繊維強化樹脂製のキャビン11は、フロアパネル12、左右一対のサイドシル13,13、センタートンネル14、ダッシュパネル15等を一体に備える。キャビン11の前端から左右一対の金属製のフロントサイドフレーム16,16が前方に延びており、その前端に左右一対の繊維強化樹脂製のバンパービームエクステンション17,17が接続される。左右のバンパービームエクステンション17,17の前端部にバンパービーム18の車幅方向両端部が接続されるとともに、その後部外面に繊維強化樹脂製の左右一対のロアメンバ19,19の前後方向中間部が接続される。左右のバンパービームエクステンション17,17の間には、繊維強化樹脂製の四角枠状のフロントバルクヘッド20が設けられる。
図9に示すように、バンパービームエクステンション17は、車幅方向外側に位置する外側半体21と車幅方向内側に位置する内側半体22とからなり、相互に面対称なハット状断面の部材である外側半体21および内側半体22は、それぞれ側壁21a,22a、上壁21b,22b、下壁21c,22c、上部接合フランジ21d,22dおよび下部接合フランジ21e,22eを備えており、上部接合フランジ21d,22dおよび下部接合フランジ21e,22は接着により接合される。バンパービームエクステンション17は、その断面積が後方から前方に向かって減少するように先細にテーパーするが、肉厚は全体で均一に形成される。
バンパービームエクステンション17の後端に結合される後部取付部材23は矩形板状の本体部23aの上縁および下縁から前方に延びる上部横リブ23bおよび下部横リブ23cと、上部横リブ23bおよび下部横リブ23c間を接続するように上下方向に延びる左右一対の縦リブ23d,23eと、左右一対の縦リブ23d,23eから左右方向に延びる6枚の中間横リブ23f…とを備える。上部横リブ23b、下部横リブ23cおよび左右一対の縦リブ23d,23eは筒状閉断面を構成し、その内周面にバンパービームエクステンション17の後端の外周面が密着するように嵌合して接着により固定される。
前部取付部材24は上述した後部取付部材23と類似した形状を有する部材であって、矩形板状の本体部24aの上縁および下縁から前方に延びる上部横リブ24bおよび下部横リブ24cと、上部横リブ24bおよび下部横リブ24c間を接続するように上下方向に延びる左右一対の縦リブ24d,24e、左右一対の縦リブ24d,24eから左右方向に延びる4枚の中間横リブ24f…とを備える。上部横リブ24b、下部横リブ24cおよび左右一対の縦リブ24d,24eは筒状閉断面を構成し、その内周面にバンパービームエクステンション17の前端の外周面が密着するように嵌合して接着により固定される。
このとき、バンパービームエクステンション17の上部接合フランジ21d,22dおよび下部接合フランジ21e,22は段部a,bを有しており(図4および図9参照)、段部a,bよりも前側の部分だけが前記筒状閉断面内に嵌合することで、上部横リブ24bおよび下部横リブ24cの後縁が段部a,bの前縁に当接可能に対向する。また前部取付部材24はバンパービーム17の中心線Lに対して左右非対称であり、本体部24aの車幅方向内側部分が延長部24gの分だけ車幅方向外側部分よりも長くなっている(図8および図9参照)。
このようにして一体化されたバンパービームエクステンション17、後部取付部材23および前部取付部材24は、フロントサイドフレーム16の前端に溶接した矩形状の取付プレート25の前端に4本のボルト26…で締結される。
図2、図4および図8に示すように、バンパービーム18は、鋼板製のバンパービーム本体27と繊維強化樹脂製の衝撃吸収部材28とで構成される。バンパービーム本体27は、底壁27a、上壁27b、下壁27c、上部フランジ27dおよび下部フランジ27eを有して後方に開口するハット状断面の部材であり、平面視で車幅方向中央部が前方に突出するように弧状に湾曲する。バンパービーム本体27の車幅方向外端部は、各2本のボルト29,29で前部取付部材24の本体部24aを車幅方向内側に延長した延長部24gに締結される。この状態で、バンパービーム本体27の車幅方向外端はバンパービームエクステンション17の中心線Lよりも車幅方向外側に突出する(図8参照)。
バンパービーム本体27の前面を覆う衝撃吸収部材28は、上壁28aおよび下壁28bを有するV字状断面の部材であって、上壁28aおよび下壁28bがそれぞれバンパービーム本体27の上壁27bおよび下壁27cに接着により固定される。衝撃吸収部材28の上壁28aおよび下壁28bには前後方向に延びる多数のビード28c…が形成される。バンパービーム本体27に衝撃吸収部材28を結合した状態で、両者は中空閉断面を構成し、衝撃吸収部材28の車幅方向外端は、バンパービーム本体27を前部取付部材24に締結する2本のボルト29,29の近傍に位置している(図8参照)。
図1、図2および図7(B)に示すように、左右のバンパービームエクステンション17,17の内側半体22,22の側壁22a,22aの車幅方向内面に、繊維強化樹脂製のフロントバルクヘッド支持部材30,30を介して繊維強化樹脂製のフロントバルクヘッド20が支持される。フロントバルクヘッド20は、ロアビーム32aおよび左右一対のサイドビーム32b,32bを有して正面視でU字状に湾曲する下部部材32の左右上端部に、左右一対のアッパーメンバ33a,33aと一体に形成されて平面視でU字状に湾曲する上部部材33のアッパービーム33bを結合することで四角枠状に構成され、下部部材32の左右一対のサイドビーム32b,32bがフロントバルクヘッド支持部材30,30に結合される。
図1〜図3、図5、図6および図7(C)に示すように、左右のバンパービームエクステンション17,17の外側半体21,21の側壁21a,21aの車幅方向外面に、繊維強化樹脂製のロアメンバ支持部材34,34を介して繊維強化樹脂製のロアメンバ19,19の前後方向中間部が支持される。ロアメンバ支持部材34の内側部は、底壁34a、上壁34bおよび下壁34cを備えて後方に開放するコ字状断面に形成され、その内部に補強用の横リブ34dを備えるとともに、その車幅方向内端を覆う内側壁34eが外側半体21,21の側壁21a,21aに接着される。またロアメンバ支持部材34の内側部の車幅方向外側に連なる外側部は、外側壁34fおよび前壁34gを備えてL字状断面に形成され、そこにロアメンバ19の前壁19aおよび側壁19bが接着される(図7(C)参照)。
ロアメンバ支持部材34の後向きに延びる上壁34bおよび下壁34cの後端は、後部取付部材23の前向きに延びる上部横リブ23bおよび下部横リブ23cの前端に対向しており、その際に、ロアメンバ支持部材34の後向きに延びる上壁34bは後部取付部材23の上部横リブ23bの僅かに上方に位置するとともに、ロアメンバ支持部材34の後向きに延びる下壁34cは後部取付部材23の下部横リブ23cの僅かに下方に位置している。前方側に位置するフロントバルクヘッド支持部材30,30の肉厚t1は、後方側に位置するロアメンバ支持部材34,34の肉厚t2よりも薄くなっている(図7(A)参照)。
図1および図5に示すように、前下方に湾曲するロアメンバ19,19の前端と、フロントバルクヘッド20の下部部材32の左右の角部とが繊維強化樹脂製の連結部材35,35で接続される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
車両が前面衝突して衝突荷重がバンパービーム18に入力すると、先ずバンパービーム18の前面側の繊維強化樹脂製の衝撃吸収部材28が圧壊して衝突エネルギーを吸収する。
続いて、前記衝突荷重はバンパービーム18の後面側のバンパービーム本体27に伝達されるが、底壁27a、上壁27bおよび下壁27cを有してコ字状断面に形成された鋼板製のバンパービーム本体27は延性が高いため、後方に弧状に撓むだけで折れ曲がることはなく、その車幅方向両端部から左右のバンパービームエクステンション17,17に衝突荷重を効果的に伝達することで、バンパービームエクステンション17,17を前後方向に圧壊してエネルギー吸収を行うことができる。このとき、バンパービームエクステンション17の肉厚は前方から後方に向かって均一であり、かつバンパービームエクステンション17の閉断面の断面積は前方から後方に向かって拡大するので(図7参照)、前面衝突の荷重によってバンパービームエクステンション17を強度の低い前端側から強度の高い後端側へと順次圧壊して衝撃吸収性能を高めることができる。
しかもバンパービーム本体27は底壁27a、上壁27bおよび下壁27cを有して後方に向けて開口するコ字状断面の部材であり、衝撃吸収部材28は上壁28aおよび下壁28bを有して後方に向けて開口するV字状断面の部材であり、バンパービーム本体27の上壁27bおよび下壁27cに衝撃吸収部材28の上壁28aおよび下壁28bを結合したので(図4参照)、バンパービーム18を中空閉断面に構成してエネルギー吸収効果を高めるとともに、バンパービーム18の曲げ剛性を増加させてバンパービームエクステンション17,17への衝突荷重の伝達効率を更に高めることができる。
このとき、衝撃吸収部材28の上壁28aおよび下壁28bに前後方向に延びるビード28c…が形成されているため、衝撃吸収部材28の圧壊によるエネルギー吸収量を増加させることができる。
仮に、バンパービーム18が繊維強化樹脂製の衝撃吸収部材28だけで構成されているとすると、衝突荷重で衝撃吸収部材28が容易に折れ曲がってしまい、衝突荷重を左右のバンパービームエクステンション17,17に効率的に伝達することができず、バンパービームエクステンション17,17の圧壊によるエネルギー吸収が充分に行われない可能性がある。また仮に、バンパービーム18の鋼板製のバンパービーム本体27だけで構成されているとすると、衝突荷重をバンパービームエクステンション17,17に伝達することは可能であるが、バンパービーム18自体は衝突エネルギーの吸収効果を発揮しないので、全体として衝突エネルギーの吸収性能が低下してしまう可能性がある。
それに対し、本実施の形態によれば、バンパービーム本体27および衝撃吸収部材28を結合してバンパービーム18を構成したことにより、バンパービーム18自体で衝突エネルギーの吸収効果を発揮させながら,バンパービームエクステンション17,17に確実に圧壊して衝突エネルギーの吸収効果を高めることができる。
またバンパービームエクステンション17の前端部に車幅方向内側に延びる延長部24gを有する前部取付部材24を固定し、バンパービーム本体27の車幅方向外端をバンパービームエクステンション17の中心線Lよりも車幅方向外側に位置させた状態で、バンパービーム本体27を延長部24gの前面にボルト29,29で締結したので(図8参照)、バンパービーム18およびバンパービームエクステンション17の結合部が成す角度が変化しないように前部取付部材24で強固に補強することで、バンパービームエクステンション17に曲げモーメントを作用させることなく前後方向の圧縮荷重を作用させ、バンパービームエクステンション17を前後方向に確実に圧壊することができる。
また衝撃吸収部材28の車幅方向外端を、バンパービーム本体27および延長部24gのボルト29,29による締結部の近傍に位置させたので(図8参照)、衝撃吸収部材28の圧壊によるエネルギー吸収からバンパービームエクステンション17,17の圧壊によるエネルギー吸収にスムーズに切り換わってエネルギー吸収効果が高められる。
またバンパービームエクステンション17は中空閉断面の部材であり、前部取付部材24の後面から後方に突設した上部横リブ24b、下部横リブ24cおよび縦リブ24d,24e内側にバンパービームエクステンション17の前端部を嵌合して固定したので(図9参照)、バンパービームエクステンション17と前部取付部材24とを結合する際の位置決めを容易に行うことができるだけでなく、バンパービームエクステンション17に対して前部取付部材24が傾かないように強固に結合することで、バンパービーム18からバンパービームエクステンション17への衝突荷重の伝達を一層確実に行わせることができる。
また繊維強化樹脂製の前部取付部材24の上部横リブ24bおよび下部横リブ24cはバンパービームエクステンション17の上部接合フランジ21d,22dおよび下部接合フランジ21e,22eの前端の段部a,bに当接可能に対峙するので(図4参照)、前面衝突の衝突荷重がバンパービーム18から前部取付部材24に入力したとき、後退する前部取付部材24の上部横リブ24bおよび下部横リブ24cがバンパービームエクステンションの上部接合フランジ21d,22dおよび下部接合フランジ21e,22eの前端の段部a,bに食い込んでエネルギー吸収効果を発揮することができる。
またバンパービームエクステンション17は左右一対のハット状断面を有する外側半体21および内側半体22の上部接合フランジ21d,22dおよび下部接合フランジ21e,22eどうしを結合して中空閉断面に構成され、取付プレート25に締結される後部支持部材23は前向きに突出する上部横リブ23b、下部横リブ23cおよび縦リブ23d,23eを備え、バンパービームエクステンション17の後端部を後部支持部材23の上部横リブ23b、下部横リブ23cおよび縦リブ23d,23eの内周に嵌合して固定したので(図9参照)、バンパービームエクステンション17の後端部を後部取付部材23に軽量で簡単な構造で強固に一体化することができ、前面衝突の衝突荷重でバンパービームエクステンション17がフロントサイドフレーム16の前端部の取付プレート25に対して押し付けられたとき、バンパービームエクステンション17が前後方向から傾むくのを防止することで、バンパービームエクステンション17全体を確実に圧壊してエネルギー吸収量を増加させることができる。
またバンパービームエクステンション17の車幅方向外面に繊維強化樹脂製のロアメンバ支持部材34を固定し、ロアメンバ支持部材34は、底壁34a、上壁34bおよび下壁34cを有して後方に向けて開口するコ字状断面の内側部と、前壁34gおよび外側壁34fを有してロアメンバ19に固定されるL字状断面の外側部とを備えるので(図3および図5〜図7参照)、バンパービームエクステンション17から伝達される前面衝突の衝突荷重でロアメンバ支持部材34およびロアメンバ19を圧壊してエネルギー吸収効果を発揮することができる。
またバンパービームエクステンション17の後部支持部材23は、本体部23a、上部横リブ23bおよび下部横リブ23cを有して前方に向けて開口するコ字状断面に形成され、後方に向けて開放するロアメンバ支持部材34の開口部は後部支持部材23の開口部の内部に嵌合するので(図3参照)、ロアメンバ支持部材34に前面衝突の衝突荷重が入力したときに、ロアメンバ支持部材34の開口部が後部取付部材23の開口部の内部に嵌合することでエネルギー吸収効果を発揮することができる。
またバンパービームエクステンション17は、前側に位置する薄肉のフロントバルクヘッド支持部材30および後側に位置する厚肉のロアメンバ支持部材34を備えているので、バンパービームエクステンション17の強度は前側から後側に向かって次第に高くなり、これにより前面衝突の衝突荷重でバンパービームエクステンション17を前端側から順次圧壊させてエネルギーの吸収効果を高めることができる。
またフロントバルクヘッド20は、平面視で後方に向けて開放する略U字状の上部部材33の車幅方向中央のアッパービーム33bと、正面視で上方に向けて開放する略U字状の下部部材32とを結合して正面視で矩形枠状に構成され、下部部材32の車幅方向両側の角部とロアメンバ19,19の前端部とを、繊維強化樹脂製の連結部材35,35を介して連結したので(図1参照)、バンパービームエクステンション17,17からフロントバルクヘッド20に伝達された衝突荷重を連結部材35,35を介してロアメンバ19,19に分散して効果的に吸収することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
17 バンパービームエクステンション
18 バンパービーム
24 前部取付部材
24b 上部横リブ(リブ)
24c 下部横リブ(リブ)
24d 縦リブ(リブ)
24e 縦リブ(リブ)
24g 延長部
27 バンパービーム本体
27a 底壁
27b 上壁
27c 下壁
28 衝撃吸収部材
28a 上壁
28b 下壁
28c ビード
L バンパービームエクステンションの中心線

Claims (6)

  1. 鋼板製のバンパービーム本体(27)の前面に繊維強化樹脂製の衝撃吸収部材(28)を結合したバンパービーム(18)の車幅方向両端部を、前後方向に延びる左右一対の繊維強化樹脂製のバンパービームエクステンション(17)の前端部に固定したことを特徴とする自動車の車体前部構造。
  2. 前記バンパービームエクステンション(17)の前端部に車幅方向内側に延びる延長部(24g)を有する前部取付部材(24)を固定し、前記バンパービーム本体(27)の車幅方向外端を前記バンパービームエクステンション(17)の中心線(L)よりも車幅方向外側に位置させた状態で、前記バンパービーム本体(27)を前記延長部(24g)の前面に締結したことを特徴とする、請求項1に記載の自動車の車体前部構造。
  3. 前記バンパービーム本体(27)は底壁(27a)、上壁(27b)および下壁(27c)を有して後方に向けて開口する略コ字状断面の部材であり、前記衝撃吸収部材(28)は上壁(28a)および下壁(28b)を有して後方に向けて開口する略V字状断面の部材であり、前記バンパービーム本体(27)の上壁(27b)および下壁(27c)に前記衝撃吸収部材(28)の上壁(28a)および下壁(28b)を結合したことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の自動車の車体前部構造。
  4. 前記衝撃吸収部材(28)の上壁(28a)および下壁(28b)は前後方向に延びる複数のビード(28c)を備えることを特徴とする、請求項3に記載の自動車の車体前部構造。
  5. 前記衝撃吸収部材(28)の車幅方向外端を、前記バンパービーム本体(27)および前記延長部(24g)の締結部の近傍に位置させたことを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の自動車の車体前部構造。
  6. 前記バンパービームエクステンション(17)は中空閉断面の部材であり、前記前部取付部材(24)の後面から後方に突設した閉断面のリブ(24b,24c,24d,24e)の内側に前記バンパービームエクステンション(17)の前端部を嵌合して固定したことを特徴とする、請求項2に記載の自動車の車体前部構造。
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