JP2016011114A - 段ボール箱および、その製造方法、製造装置 - Google Patents

段ボール箱および、その製造方法、製造装置 Download PDF

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Tetsushi Uchida
徹志 内田
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Abstract

【課題】 フラップが邪魔にならず取り扱いが容易な段ボール箱を提供する。
【解決手段】 各フラップ41〜44が各側面部31〜34の表面に重なるように折り曲げられた状態で、第1のフラップ41の側縁と該側縁と隣接する第2のフラップ42の側縁とが、切り離し自在な第1の仮止め部61で仮止めされ、第3のフラップ43の側縁と該側縁と隣接する第4のフラップ44の側縁とが、切り離し自在な第2の仮止め部62で仮止めされている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、段ボール箱に関し、特に、複数のフラップで上蓋を構成する段ボール箱および、その製造方法、製造装置にする。
例えば、書籍を収容する直方体状の段ボール箱は、底面部と、四方を囲む側面部と、各側面部の上縁から延びて折り曲げ自在なフラップと、で構成され、直方体状の収容空間が形成されている。そして、収容空間に書籍を収容して、各フラップを収容空間側に折り曲げることで、収容空間の上方を閉じる上蓋が構成されるものである。
また、底面部を折り畳み自在にすることで、底面部の組み付けに要する労力や時間を削減可能にしたワンタッチ底組式段ボール箱が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このワンタッチ底組式段ボール箱は、各側面部の下縁から延びる底側板が組み付けられて底面部が形成され、底面部が折り畳まれた状態では全体が平板状となり、底面部を展開すると全体が箱型になるものである。
特開2011−152927号公報
ところで、従来の段ボール箱に書籍などを収容する場合、各フラップが上方に延び、しかもフラフラと動く状態であるため、フラップが邪魔になって作業がしづらい。また、書籍などを収容する場合に限らず、箱型に展開する際や運搬の際などにも、フラップが邪魔になって取り扱いづらい。このような問題は、特許文献1のワンタッチ底組式段ボール箱でも同様に生じるものであり、殊に、大量の箱詰作業を長時間にわたって行う場合には、作業者にとって大きな負担となり、多大な労力や時間を要することになる。
そこでこの発明は、フラップが邪魔にならず取り扱いが容易な段ボール箱および、その製造方法、製造装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、直方体状の収容空間が形成される段ボール箱であり、底面部と、第1の側面部と、該第1の側面部に隣接する第2の側面部と、該第2の側面部に隣接する第3の側面部と、該第3の側面部に隣接する第4の側面部と、前記第1の側面部に対して折り曲げ自在な第1のフラップと、前記第2の側面部に対して折り曲げ自在な第2のフラップと、前記第3の側面部に対して折り曲げ自在な第3のフラップと、前記第4の側面部に対して折り曲げ自在な第4のフラップと、を備え、前記各フラップが前記各側面部の表面に重なるように折り曲げられた状態で、前記第1のフラップの側縁と該側縁と隣接する前記第2のフラップの側縁とが、切り離し自在な第1の仮止め部で仮止めされ、前記第3のフラップの側縁と該側縁と隣接する前記第4のフラップの側縁とが、切り離し自在な第2の仮止め部で仮止めされている、ことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の段ボール箱において、前記底面部が折り畳み自在で、該底面部を折り畳むことで、前記第1の側面部と前記第4の側面部とが前記第2の側面部と前記第3の側面部とに重なる、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の段ボール箱において、前記第1の側面部と前記第2の側面部と前記第3の側面部と前記第4の側面部とに、幅方向に延びる折り曲げ部が形成され、該折り曲げ部に沿って前記第1のフラップと前記第2のフラップと前記第3のフラップと前記第4のフラップとが折り曲げ可能となっている、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の段ボール箱を製造する、段ボール箱の製造方法であり、前記第1の側面部と前記第1のフラップ、前記第2の側面部と前記第2のフラップ、前記第3の側面部と前記第3のフラップ、前記第4の側面部と前記第4のフラップが、順に配置され、前記第1の仮止め部と前記第2の仮止め部とが配置された展開材を、シート状の段ボール素材から切り取る切断工程と、前記各フラップを前記各側面部の表面に重なるように折り曲げるフラップ折曲工程と、前記第1の側面部を前記第2の側面部の内面に重なるように折り曲げるとともに、前記第4の側面部を前記第3の側面部の内面に重なるように折り曲げる側面部折曲工程と、前記第1の側面部の側縁と前記第4の側面部の側縁とを接続する接続工程と、を備えることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の段ボール箱を製造する、段ボール箱の製造装置であり、前記第1の側面部と前記第1のフラップ、前記第2の側面部と前記第2のフラップ、前記第3の側面部と前記第3のフラップ、前記第4の側面部と前記第4のフラップが、順に配置され、前記第1の仮止め部と前記第2の仮止め部とが配置された展開材を、シート状の段ボール素材から切り取る切断手段と、前記各フラップを前記各側面部の表面に重なるように折り曲げるフラップ折曲手段と、前記第1の側面部を前記第2の側面部の内面に重なるように折り曲げるとともに、前記第4の側面部を前記第3の側面部の内面に重なるように折り曲げる側面部折曲手段と、前記第1の側面部の側縁と前記第4の側面部の側縁とを接続する接続手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、各フラップが各側面部の表面に重なるように折り曲げられた状態で、第1のフラップと第2のフラップおよび第3のフラップと第4のフラップとが、仮止め部で仮止めされている。つまり、各フラップが各側面部に重なった状態が仮維持され、各フラップが上方に延びてフラフラと動くことがないため、フラップが邪魔にならない。このため、収容空間に収容物を収容したり、段ボール箱を運搬したりする取り扱いが容易となり、労力や時間を軽減することが可能となる。一方、使用に際しては、仮止め部を切り離すことで、各フラップを個別に折り曲げることができる。
請求項2の発明によれば、底面部を折り畳むことで、第1の側面部と第4の側面部とが第2の側面部と第3の側面部とに重なり、全体が1枚の板のようになるため、保管や輸送などが容易になり、保管や輸送などに要する労力、費用を軽減することが可能となる。
請求項3の発明によれば、各フラップが、各側面部に対して(側面部との境界から)折り曲げ自在なだけではなく、各側面部に形成された折り曲げ部からも折り曲げ可能となっている。つまり、各フラップを折り曲げる高さ位置が複数設けられているため、収容物の高さなどに応じて折り曲げ位置を変えることで、収容物を隙間なく適正に収容することが可能となる。
請求項4および5の発明によれば、段ボール素材から展開材を切り取り、各フラップを各側面部の表面に重なるように折り曲げ、第1の側面部と第4の側面部とを内側に折り曲げて接続するだけで、各フラップが各側面部に重なった状態が仮維持された段ボール箱を、適正かつ容易に製造することができる。
この発明の実施の形態に係る段ボール箱の展開状態を示す斜視図である。 図1の段ボール箱の各フラップを広げた状態を示す斜視図である。 図1の段ボール箱の底面部の平面図(真上から見た図)である。 図1の底面部を折り畳んでいる状態を示す底面図(真下から見た図)である。 図1の段ボール箱を折り畳んだ状態を示す正面図である。 図1の段ボール箱の展開図である。 図1の段ボール箱の製造方法において、第3のフラップと第4のフラップを折り曲げた状態を示す図である。 図7に続いて、第2の底板部と第4の底板部を折り曲げた状態を示す図である。 図8に続いて、第1のフラップと第2のフラップを折り曲げた状態を示す図である。 図9に続いて、第1の底板部と第3の底板部を折り曲げた状態を示す図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1〜図10は、この発明の実施の形態を示し、図1は、この実施の形態に係る段ボール箱1の展開状態を示す斜視図であり、図2は、段ボール箱1の各フラップ41〜44を広げた状態を示す斜視図である。この段ボール箱1は、直方体状の収容空間Sが形成される段ボール箱であり、主として、底面部2と、長方形状の側面部31〜34と、長方形状のフラップ41〜44とを備え、直方体状の箱が形成されるようになっている。
ここで、この実施の形態では、段ボール箱1内に書籍(収容物)を収容する場合について主として説明する。また、収容空間Sは、X方向に比べてY方向にやや長いものとする。さらに、判りやすくするために、各図において、段ボール材の厚みを省略している。
底面部2は、長方形で、後述する底板部21〜24によって構成されている。この底面部2の第1の辺から立ち上がるように第1の側面部31が設けられ、底面部2の第2の辺から立ち上がるように第1の側面部31に隣接する第2の側面部32が設けられ、底面部2の第3の辺から立ち上がるように第2の側面部32に隣接する第3の側面部33が設けられ、底面部2の第4の辺から立ち上がるように第3の側面部33に隣接する第4の側面部34が設けられている。これらの側面部31〜34の隣接する側縁同士は接続され、連続側面となっている。
第1のフラップ41は、図6に示すように、第1の側面部31の上端縁から延びるように形成され、第1の側面部31との境界には、全幅にわたって水平・幅方向に延びる第1の折り曲げ部51が形成されている。この第1の折り曲げ部51は、内面側から(厚みによっては表面側からも)厚み方向に凹状に潰されて形成され、この第1の折り曲げ部51から第1のフラップ41が第1の側面部31に対して折り曲げ自在となっている。ここで、図6は、段ボール箱1の内面側を示している。同様に、第2のフラップ42は、第2の側面部32の上端縁から延びるように形成され、第2の側面部32との境界に第1の折り曲げ部51が形成され、この第1の折り曲げ部51から第2の側面部32に対して折り曲げ自在となっている。
また、第3のフラップ43は、第3の側面部33の上端縁から延びるように形成され、第3の側面部33との境界に第1の折り曲げ部51が形成され、この第1の折り曲げ部51から第3の側面部33に対して折り曲げ自在となっている。さらに、第4のフラップ44は、第4の側面部34の上端縁から延びるように形成され、第4の側面部34との境界に第1の折り曲げ部51が形成され、この第1の折り曲げ部51から第4の側面部34に対して折り曲げ自在となっている。これらのフラップ41〜44の高さ(第1の折り曲げ部51から上縁までの長さ)は、同じに設定されている。
また、各フラップ41〜44が各側面部31〜34の表面・外面に重なるように折り曲げられた状態で、第1のフラップ41の第2のフラップ42側の側縁と、この側縁と隣接する第2のフラップ42の側縁とが、短片状の第1の仮止め部61によって仮止め(仮接続)され、この第1の仮止め部61は人手で切り離し自在(切断自在)となっている。同様に、第3のフラップ43の第4のフラップ44側の側縁と、この側縁と隣接する第4のフラップ44の側縁とが、短片状の第2の仮止め部62によって仮止めされ、この第2の仮止め部62は人手で切り離し自在となっている。
このような仮止め部61、62によって、各フラップ41〜44が各側面部31〜34に重なった状態が仮維持されている。一方、第2のフラップ42の側縁と第3のフラップ43の側縁、および、第1のフラップ41の側縁と第4のフラップ44の側縁は、仮止めされておらず、分離されている。
また、第1のフラップ41と第3のフラップ43の高さ(折り曲げ長さ)は、第1のフラップ41と第3のフラップ43とを閉じることで、上部開口(収容空間Sの上面)が塞がれるように設定されている。一方、第2のフラップ42と第4のフラップ44の高さは、第2のフラップ42と第4のフラップ44とを閉じてから第1のフラップ41と第3のフラップ43とを閉じた際に、上蓋としての所要・所望の強度・剛性が得られるように設定されている。
また、各側面部31〜34の第1の折り曲げ部51の下方には、図1、図6に示すように、全幅にわたって水平・幅方向に延びる第2の折り曲げ部(折り曲げ部)52が形成されている。この第2の折り曲げ部52は、内面側から厚み方向に凹状に潰されて形成され、この第2の折り曲げ部52に沿って各フラップ41〜44(各側面部31〜34の一部を含む)が折り曲げ可能となっている。この第2の折り曲げ部52は、収容物である書籍の厚み、冊数などを考慮して、想定される収容物の高さ変化に対応できる位置に形成されている。すなわち、収容物の高さが通常時の場合には、第1の折り曲げ部51で各フラップ41〜44を折り曲げ、収容物の高さが低い場合には、第2の折り曲げ部52で各フラップ41〜44を折り曲げる。ここで、各フラップ41〜44を折り曲げる際には、側面部31〜34の隣接する側縁同士を、第1の折り曲げ部51から第2の折り曲げ部52まで切り離す。
一方、底面部2は、折り畳み自在で、この底面部2を折り畳むことで、第1の側面部31と第4の側面部34とが第2の側面部32と第3の側面部33とに重なるようになっている。すなわち、図6に示すように、底面部2は、底板部21〜24で構成され、各底板部21〜24はそれぞれ、各側面部31〜34の下端縁から延びるように形成され、側面部31〜34との境界には、全幅にわたって水平・幅方向に延びる第3の折り曲げ部53が形成されている。この第3の折り曲げ部53は、内面側から厚み方向に凹状に潰されて形成され、この第3の折り曲げ部53から側面部31〜34に対して、底板部21〜24が折り曲げ自在となっている。
また、第1の底板部21と第3の底板部23は、長方形状で、第2の底板部22と第4の底板部24は、一斜辺が丸みを帯びた三角形状となっている。さらに、第1の底板部21の第2の底板部22側および第3の底板部23の第4の底板部24側には、曲げ切り込み21a、23aが形成されている。この曲げ切り込み21a、23aは、切り込みが複数連なって形成され、第3の折り曲げ部53の端部から斜めに延びるように形成され、曲げ切り込み21a、23aによって仕切られた三角形状の部分が接合部211、231となっている。
そして、図3に示すように、第1の底板部21の接合部211の上に第2の底板部22が重なって接合・接着され、第2の底板部22の反接合部211側の上に第3の底板部23の反接合部231側が位置し、第3の底板部23の接合部231の上に第4の底板部24が重なって接合・接着され、第4の底板部24の反接合部231側の上に第1の底板部21の反接合部211側が位置するように組み付けられて、底面部2が構成されている。つまり、隣接する底板部21〜24の端部が、互い違いに上下に重なりながら底面部2が構成されている。
このような底面部2を広げて展開した状態では、底面部2で収容空間Sの下面を隙間なく覆うようになっている。また、底面部2の中央部を押し上げると、図4に示すように、底板部21〜24が収容空間S側に向かい、第1の側面部31と第3の側面部33とが接近する。さらに、底板部21〜24が収容空間S側に進むと、図5に示すように、第1の側面部31と第4の側面部34とが第2の側面部32と第3の側面部33とに重なるものである。この状態では、折り畳まれた底面部2が側面部31〜34に挟まれている。一方、第1の側面部31と第3の側面部33とを離すと、底面部2が展開するものである。
次に、このような構成の段ボール箱1の作用および使用方法などについて説明する。
まず、保管や搬送などの際には、図5に示すように、折り畳んだ状態とし、使用に際しては、第1の側面部31(第4の側面部34)と第3の側面部33(第2の側面部32)とを離して底面部2を展開し、図1に示すように、段ボール箱1を箱状にする。このとき、各フラップ41〜44は、各側面部31〜34の表面に重なった状態で仮維持されている。
この状態で収容空間Sに書籍を収容した後に、図2に示すように、仮止め部61、62を切り離して、各フラップ41〜44を内側(収容空間S側)に折り曲げる。この際、書籍の厚み・高さに応じて、第1の折り曲げ部51または第2の折り曲げ部52で各フラップ41〜44を折り曲げ、上部開口(収容空間Sの上面)を塞ぐものである。
以上のように、この段ボール箱1によれば、各フラップ41〜44が各側面部31〜34の表面に重なるように折り曲げられた状態で、第1のフラップ41と第2のフラップ42および第3のフラップ43と第4のフラップ44とが、仮止め部61、62で仮止めされている。つまり、各フラップ41〜44が各側面部31〜34に重なった状態が仮維持され、各フラップ41〜44が上方に延びてフラフラと動くことがないため、フラップ41〜44が邪魔にならない。このため、収容空間Sに書籍を収容したり、折り畳んだ段ボール箱1を運搬したりする取り扱いが容易となり、労力や時間を軽減することが可能となる。一方、使用に際しては、仮止め部61、62を切り離すことで、各フラップ41〜44を個別に折り曲げることができる。
また、底面部2を折り畳むことで、第1の側面部31と第4の側面部34とが第2の側面部32と第3の側面部33とに重なり、さらに、第1のフラップ41と第4のフラップ44とが第2のフラップ42と第3のフラップ43とに重なる。これにより、段ボール箱1全体が1枚の板のようになり、しかも、各フラップ41〜44が各側面部31〜34に重なってコンパクトになるため、保管や輸送などが容易になり、保管や輸送などに要する労力、費用を軽減することが可能となる。
さらに、各フラップ41〜44が、第1の折り曲げ部51から折り曲げ自在なだけではなく、各側面部31〜34に形成された第2の折り曲げ部52からも折り曲げ可能となっている。つまり、各フラップ41〜44を折り曲げる高さ位置が複数設けられているため、書籍・収容物の高さなどに応じて折り曲げ位置を変えることで、収容物を隙間なく適正に収容することが可能となる。
次に、この段ボール箱1を製造する製造装置および製造方法について説明する。
まず、切断工程として、切断手段によって、段ボール箱1を展開した図6に示すような展開材を製作する。この展開材は、第1の側面部31と第1のフラップ41と第1の底板部21、第2の側面部32と第2のフラップ42と第2の底板部22、第3の側面部33と第3のフラップ43と第3の底板部23、および、第4の側面部34と第4のフラップ44と第4の底板部24が、左から順に配置され、仮止め部61、62が配置されているとともに、切り込み21a、23aが形成されている。また、各側面部31〜34間には、内面側から厚み方向に凹状に潰された縦折り曲げ部541〜543が形成され、さらに、第1の側面部31の開放側縁に糊代7が配置されている。この糊代7には、第2の折り曲げ部52が形成されているとともに、第1の側面部31との境界に縦折り曲げ部544が形成されている。
このような展開材を切断手段によって、シート状の段ボール素材から切り取る。具体的には、コルゲータによって製造された定尺状(シート状)の段ボール紙(段ボール素材)から、ダイカッタによって展開材を型抜きする。このダイカッタは、例えば、円筒状の回転体の外周面に切断刃や折り曲げ刃などが配置され、ダイカッタが回転しながら段ボール紙を押圧することで、段ボール紙から展開材を型抜きするものである。
次に、フラップ折曲工程として、フラップ折曲手段によって、各フラップ41〜44を各側面部31〜34の表面に重なるように折り曲げるとともに、底板折曲工程として、底板折曲手段によって、各底板部21〜24を各側面部31〜34の内面に重なるように折り曲げる。具体的には、まず、図7に示すように、フラップ折曲手段によって、第3のフラップ43と第4のフラップ44を第1の折り曲げ部51に沿って、第3の側面部33と第4の側面部34の表面に重なるように折り曲げる。続いて、図8に示すように、底板折曲手段によって、第2の底板部22と第4の底板部24を第3の折り曲げ部53に沿って、第2の側面部32と第4の側面部34の内面に重なるように折り曲げる。
さらに、図9に示すように、フラップ折曲手段によって、第1のフラップ41と第2のフラップ42を第1の折り曲げ部51に沿って、第1の側面部31と第2の側面部32の表面に重なるように折り曲げる。次に、図10に示すように、底板折曲手段によって、第1の底板部21と第3の底板部23を第3の折り曲げ部53に沿って、第1の側面部31と第3の側面部33の内面に重なるように折り曲げながら、接合部211、231を曲げ切り込み21a、23aに沿って反対側に(内面が外側を向くように)折り曲げる。
ここで、フラップ折曲手段および底板折曲手段は、板状や棒状の折曲アームと、板状や棒状の折曲ベースとを備える。そして、例えば、折曲ベースの端縁に沿って第1の折り曲げ部51を位置させて、折曲アームで第3のフラップ43を押すことで、折曲ベースの端縁を支点にして第3のフラップ43を折り曲げるものである。
次に、接着剤塗布工程として、塗布手段によって、接合部211、231の内面側と糊代7の内面側とに接着剤を塗布する。ここで、塗布手段は、接着剤を噴射するスプレイで構成されたり、接着剤を塗る刷毛で構成されたりしている。
続いて、側面部折曲手段によって、側面部折曲工程として、第1の側面部31を第2の側面部32の内面に重なるように折り曲げるとともに、第4の側面部34を第3の側面部33の内面に重なるように折り曲げ、接続手段によって、接続工程として、第1の側面部31の側縁と第4の側面部34の側縁とを接続する。具体的には、側面部折曲手段は、折曲アームと折曲ベースとを備え、例えば、折曲ベースの端縁に沿って第1の縦折り曲げ部541を位置させて、折曲アームで第1の側面部31を押すことで、折曲ベースの端縁を支点にして第1の側面部31を折り曲げる。
また、接続手段は、ローラなどの押圧部材を備え、折り畳まれた段ボール箱1全体を押圧部材で押圧することで、糊代7を第4の側面部34の側端に接続・接合するとともに、接合部211、231をそれぞれ第2の底板部22、第4の底板部24に接続・接合する。このようにして、図5に示すように、第1の側面部31(第1のフラップ41)と第4の側面部34(第4のフラップ44)とが第2の側面部32(第2のフラップ42)と第3の側面部33(第3のフラップ43)とに重なり、折り畳まれた底面部2が側面部31〜34に挟まれ、有底筒状の段ボール箱1が形成されるものである。
このような製造装置および製造方法によれば、段ボール素材から展開材を切り取り、各フラップ41〜44や底板部21〜24を折り曲げ、第1の側面部31と第4の側面部34とを内側に折り曲げて接続するだけで、各フラップ41〜44が各側面部31〜34に重なった状態が仮維持された段ボール箱1を、適正かつ容易に製造することができる。しかも、1体の段ボール紙のみから製造するため、製造に要する時間や労力、コストを低減することが可能となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、底面部2が側面部31〜34に一体となっているが、底面部2を別体とし、筒状に形成された側面部31〜34に底面部2を取り付けるようにしてもよい。一方、第2の折り曲げ部52を複数設けてもよい。
ところで、第2のフラップ42と第3のフラップ43および第1のフラップ41と第4のフラップ44を仮止め部61、62で仮止めすることと、上記のように、第1のフラップ41と第2のフラップ42および第3のフラップ43と第4のフラップ44を仮止め部61、62で仮止めすることは、同じことである。すなわち、フラップ41〜44(側面部31〜34)の番号付けが異なるだけで(例えば、第2のフラップ42を第1のフラップ41とするだけで)、実態は異ならない。また、第1のフラップ41と第2のフラップ42および第3のフラップ43と第4のフラップ44のみを、仮止め部61、62で仮止めしているが、第2のフラップ42と第3のフラップ43や第1のフラップ41と第4のフラップ44も仮止めしてもよい。すなわち、少なくとも対角に位置する2つの角部において、フラップ41〜44を仮止めすればよい。
また、フラップ折曲工程および底板折曲工程において、各フラップ41〜44や各底板部21〜24を折り曲げる順序は、上記の順序に限らず、最終的に図10に示す折り曲げ状態となればよい。一方、側面部折曲工程と接続工程との間に、第1の側面部31や第4の側面部34の曲げ状態を矯正して、第1の側面部31と第4の側面部34が第2の側面部32と第3の側面部33に対してずれないようにする、工程、手段を設けるようにしてもよい。さらに、接続工程において、複数の段ボール箱1をローラ(押圧部材)で送りながら接続するようにしてもよい。
1 段ボール箱
2 底面部
31 第1の側面部
32 第2の側面部
33 第3の側面部
34 第4の側面部
41 第1のフラップ
42 第2のフラップ
43 第3のフラップ
44 第4のフラップ
52 第2の折り曲げ部(折り曲げ部)
61 第1の仮止め部
62 第2の仮止め部
S 収容空間

Claims (5)

  1. 直方体状の収容空間が形成される段ボール箱であり、
    底面部と、第1の側面部と、該第1の側面部に隣接する第2の側面部と、該第2の側面部に隣接する第3の側面部と、該第3の側面部に隣接する第4の側面部と、前記第1の側面部に対して折り曲げ自在な第1のフラップと、前記第2の側面部に対して折り曲げ自在な第2のフラップと、前記第3の側面部に対して折り曲げ自在な第3のフラップと、前記第4の側面部に対して折り曲げ自在な第4のフラップと、を備え、
    前記各フラップが前記各側面部の表面に重なるように折り曲げられた状態で、前記第1のフラップの側縁と該側縁と隣接する前記第2のフラップの側縁とが、切り離し自在な第1の仮止め部で仮止めされ、前記第3のフラップの側縁と該側縁と隣接する前記第4のフラップの側縁とが、切り離し自在な第2の仮止め部で仮止めされている、
    ことを特徴とする段ボール箱。
  2. 前記底面部が折り畳み自在で、該底面部を折り畳むことで、前記第1の側面部と前記第4の側面部とが前記第2の側面部と前記第3の側面部とに重なる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の段ボール箱。
  3. 前記第1の側面部と前記第2の側面部と前記第3の側面部と前記第4の側面部とに、幅方向に延びる折り曲げ部が形成され、該折り曲げ部に沿って前記第1のフラップと前記第2のフラップと前記第3のフラップと前記第4のフラップとが折り曲げ可能となっている、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の段ボール箱。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の段ボール箱を製造する、段ボール箱の製造方法であり、
    前記第1の側面部と前記第1のフラップ、前記第2の側面部と前記第2のフラップ、前記第3の側面部と前記第3のフラップ、前記第4の側面部と前記第4のフラップが、順に配置され、前記第1の仮止め部と前記第2の仮止め部とが配置された展開材を、シート状の段ボール素材から切り取る切断工程と、
    前記各フラップを前記各側面部の表面に重なるように折り曲げるフラップ折曲工程と、
    前記第1の側面部を前記第2の側面部の内面に重なるように折り曲げるとともに、前記第4の側面部を前記第3の側面部の内面に重なるように折り曲げる側面部折曲工程と、
    前記第1の側面部の側縁と前記第4の側面部の側縁とを接続する接続工程と、
    を備えることを特徴とする段ボール箱の製造方法。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の段ボール箱を製造する、段ボール箱の製造装置であり、
    前記第1の側面部と前記第1のフラップ、前記第2の側面部と前記第2のフラップ、前記第3の側面部と前記第3のフラップ、前記第4の側面部と前記第4のフラップが、順に配置され、前記第1の仮止め部と前記第2の仮止め部とが配置された展開材を、シート状の段ボール素材から切り取る切断手段と、
    前記各フラップを前記各側面部の表面に重なるように折り曲げるフラップ折曲手段と、
    前記第1の側面部を前記第2の側面部の内面に重なるように折り曲げるとともに、前記第4の側面部を前記第3の側面部の内面に重なるように折り曲げる側面部折曲手段と、
    前記第1の側面部の側縁と前記第4の側面部の側縁とを接続する接続手段と、
    を備えることを特徴とする段ボール箱の製造装置。
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