JP2016011902A - 原子炉格納容器底部保護装置および原子炉格納設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】原子炉格納容器底部保護装置は、原子炉圧力容器の下方位置で原子炉格納容器の内部で原子炉格納容器の底部18に固定されて上下方向に延びて互いに水平方向の間隔をあけて配列された複数の底部支柱20と、複数の底部支柱20に支持されて水平方向に互いに隣接して配列されて水平方向に広がり、原子炉格納容器の底部18との間に底部空間を形成するように配置された複数の底部耐熱板21と、を有する。
【選択図】図2
Description
(構成)
図1は第1の実施形態に係る原子炉格納設備の模式的立断面図である。図2は、図1のII部を拡大して示す模式的部分立断面図である。図3は、図1のII部を拡大して示す部分断面斜視図である。図4は、図2および図3のIV部を拡大して示す部分斜視図である。ただし、図3では、側部支柱および側部耐熱板の図示を省略している。
以上説明した第1の実施形態によれば、底部耐熱板21および側部耐熱板24ならびに底部支柱20および側部支柱23のサイズを既設炉のスペースの制約に合わせることにより、溶融炉心保持部15の搬入作業および据付作業を容易に行なうことができる。
この第1の実施形態によれば、既設炉の限られたスペースに設置可能な構造で、溶融炉心とコンクリートとの接触を回避することが可能となる。
(構成)
図5は、第2の実施形態に係る原子炉格納設備の溶融炉心保持部の一部を示す斜視図である。この実施形態では、複数の金属製の底板30が、たとえばアンカーボルト31によって、原子炉格納容器13底部の床18に固定されている。この底板30の底部支柱20が位置する個所には底部支柱20を取り付けるための穴(図示せず)が設けられており、ねじや溶接で底板30と底部支柱20が固定されている。
本実施形態の構成を用いれば、底部耐熱板21および底板30等のサイズを既設炉のスペースの制約に合わせて定めることにより、搬入および据付作業が可能となる。また、床18の凹凸をあらかじめ計測しておき、底板30の床18に接触する面を凹凸に応じた形状に加工したり、スペーサーを挿入する場合は、板状の耐熱材の高さを揃えて敷設できる。
この第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、既設炉の限られたスペースに設置可能な構造で、溶融炉心とコンクリートとの接触を回避することが可能となる。
(構成)
図6は、第3の実施形態に係る原子炉格納設備の溶融炉心保持部の一部を示す斜視図である。図7は、図6のVII部を示す部分立断面図である。図8は、第3の実施形態に係る原子炉格納設備の溶融炉心保持部のストッパーおよびその周辺を示す立断面図である。
本実施形態の構成によれば、底部耐熱板21およびレール33のサイズを既設炉のスペースの制約に合わせて定めることにより、搬入および据付作業が可能となる。
この第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、既設炉の限られたスペースに設置可能な構造で、溶融炉心とコンクリートとの接触を回避することが可能となる。
(構成)
図9は、第4の実施形態に係る原子炉格納設備の溶融炉心保持部の一部を示す斜視図である。
本実施形態の構成を用いれば、底部耐熱板21およびH形鋼40のサイズを既設炉のスペースの制約に合わせて定めることにより、搬入および据付作業が可能となる。
既設炉の限られたスペースに設置可能な構造で、溶融炉心とコンクリートとの接触を回避することが可能となる。
(構成)
図10は、第5の実施形態に係る原子炉格納設備の溶融炉心保持部の一部を示す斜視図である。
本実施形態の構成を用いれば、底部耐熱板21および平板状支柱45のサイズを既設炉のスペースの制約に合わせて定めることにより、搬入および据付作業が可能となる。
既設炉の限られたスペースに設置可能な構造で、溶融炉心とコンクリートとの接触を回避することが可能となる。
(構成)
図11は、第6の実施形態に係る原子炉格納設備の溶融炉心保持部の一部を示す斜視図である。
本実施形態の構成を用いれば、底部耐熱板21、底部支柱20および補強部材42等のサイズを既設炉のスペースの制約に合わせて定めることにより、搬入および据付作業が可能となる。また、補強部材42により溶融炉心落下時の衝撃等で底部支柱20が破損する可能性を低減することが可能となる。
既設炉の限られたスペースに設置可能な構造で、溶融炉心とコンクリートとの接触を回避することが可能となる。
(構成)
図12は、第7の実施形態に係る原子炉格納設備の溶融炉心保持部の一部を示す斜視図である。
本実施形態の構成を用いれば、底部耐熱板21のサイズを既設炉のスペースの制約に合わせて定めることにより、搬入および据付作業が可能となる。また、溶融炉心落下時の衝撃等で底部耐熱板21が割れた場合においても、割れた底部耐熱板21が保持板43の上に残存し、底部支柱20周囲の冷却材流路としてのスペースを保つことが可能となる。
既設炉の限られたスペースに設置可能な構造で、溶融炉心とコンクリートとの接触を回避することが可能となる。
(構成)
図13は、第8の実施形態に係る原子炉格納設備の溶融炉心保持部の一部を示す斜視図である。
本実施形態の構成を用いれば、底部耐熱板44のサイズを既設炉のスペースの制約に合わせて定めることにより、搬入および据付作業が可能となる。また、上に凸の形状の底部耐熱板44を採用することで、単純な平板状の耐熱材よりも強度が向上し、溶融炉心落下時の衝撃等で耐熱材が破損する可能性を低減することができる。
既設炉の限られたスペースに設置可能な構造で、溶融炉心とコンクリートとの接触を回避することが可能となる。
(構成)
図14は、第9の実施形態に係る原子炉格納設備の溶融炉心保持部の一部を示す部分立断面図である。
本実施形態の構成を用いれば、底部耐熱板21のサイズを既設炉のスペースの制約に合わせて定めることにより、搬入および据付作業が可能となる。また、取り付けボルト26の頭部53が底部耐熱板21の座ぐり部52に埋め込まれ、さらに上面に耐熱蓋54が取り付けられているため、溶融炉心が底部耐熱板21の上に落下してきた際に、取り付けボルト26が溶融して底部耐熱板21と底部支柱20が分離してしまうことを防止できる。
既設炉の限られたスペースに設置可能な構造で、溶融炉心とコンクリートとの接触を回避することが可能となる。
(構成)
図15は、第10の実施形態に係る原子炉格納設備の溶融炉心保持部の一部を示す斜視図である。
本実施形態の構成を用いれば、底部耐熱板21等のサイズを既設炉のスペースの制約に合わせて定めることにより、搬入および据付作業が可能となる。
既設炉の限られたスペースに設置可能な構造で、溶融炉心とコンクリートとの接触を回避することが可能となる。
(構成)
図16は、第11の実施形態に係る原子炉格納設備の溶融炉心保持部の一部を示す斜視図である。
本実施形態の構成を用いれば、一体型の耐熱構造物61のサイズを既設炉のスペースの制約に合わせて定めることにより、搬入および据付作業が可能となる。
既設炉の限られたスペースに設置可能な構造で、溶融炉心とコンクリートとの接触を回避することが可能となる。
(構成)
図17は、第12の実施形態に係る原子炉格納設備の溶融炉心保持部の一部を示す斜視図である。
本実施形態の構成を用いれば、底部耐熱板21のサイズを既設炉のスペースの制約に合わせて定めることにより、搬入および据付作業が可能となる。また、外周部の方が底部支柱20が長いため、底部耐熱板21の上面で形成される面が外周部に向かって上り勾配となる。この上り勾配により、底部耐熱板21の上に溶融炉心を保持できる。また、底部耐熱板21の下側の底部空間22から冷却水で冷却する際に発生する蒸気が円滑に外周部に排出される。
既設炉の限られたスペースに設置可能な構造で、溶融炉心とコンクリートとの接触を回避することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
Claims (16)
- 原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容器を原子炉の炉心溶融事故時に保護する原子炉格納容器底部保護装置であって、
前記原子炉格納容器の内部における前記原子炉圧力容器の下方に位置する格納容器底部に固定されて上下方向に延びて互いに水平方向の間隔をあけて配列された複数の底部支柱と、
前記複数の底部支柱に支持されて水平方向に互いに隣接して配列されて水平方向に広がり、前記格納容器底部との間に底部空間を形成するように配置された複数の底部耐熱板と、
を有することを特徴とする原子炉格納容器底部保護装置。 - 前記底部空間に冷却材を送る冷却材供給系をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の原子炉格納容器底部保護装置。
- 前記原子炉格納容器には前記格納容器底部を囲んで上方向に延びるコンクリート製の筒状側壁が形成されており、
前記筒状側壁の内側に固定されて前記原子炉格納容器の内側に向かって延びる複数の側部支柱と、
前記複数の側部支柱に支持されて互いに隣接して前記筒状側壁の内面を覆うように配列されて前記筒状側壁との間に側部環状空間を形成するように配置された複数の側部耐熱板と、
をさらに備え、
前記側部環状空間と前記底部空間が互いに連通するように構成されていること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の原子炉格納容器底部保護装置。 - 前記複数の底部耐熱板と前記複数の底部支柱とが接着剤で接着されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の原子炉格納容器底部保護装置。
- 前記複数の底部支柱と前記原子炉格納容器の底部の内面の間に配置されて前記複数の底部支柱および前記原子炉格納容器の底部に固定されて前記原子炉格納容器の底部の内面に沿って広がる金属製の複数の底板をさらに有すること、を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の原子炉格納容器底部保護装置。
- 前記原子炉格納容器の底部の内面に沿って延びて前記原子炉格納容器に固定された複数のレールをさらに有し、
前記複数の底部支柱それぞれは、前記複数のレールの少なくとも一つに沿って移動可能であって、前記複数のレールの少なくとも一つに固定されていること、を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の原子炉格納容器底部保護装置。 - 前記複数の底部支柱は、前記原子炉格納容器の底部の内面に沿っていること、を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の原子炉格納容器底部保護装置。
- 前記底部空間が、前記複数の底部支柱によって、水平方向に複数の領域に仕切られていること、を特徴とする請求項7に記載の原子炉格納容器底部保護装置。
- 前記複数の底部支柱は上下方向に延びる棒状であって、
前記複数の底部支柱同士を連絡して互いに支持する補強部材をさらに有すること、
を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の原子炉格納容器底部保護装置。 - 前記底部耐熱板の下面に隣接して当該下面に沿って広がる金属製の保持板をさらに有すること、
を特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の原子炉格納容器底部保護装置。 - 前記底部耐熱板の上面が凸曲面形状に形成されていること、
を特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の原子炉格納容器底部保護装置。 - 前記複数の底部耐熱板を上下に貫通して延びて当該底部耐熱板と前記複数の底部支柱とを結合する金属製の複数の締結具と、
前記複数の締結具の上方を覆う複数の耐熱蓋と、
をさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の原子炉格納容器底部保護装置。 - 前記複数の底部支柱に固定されて前記底部空間を上下に仕切るように前記複数の底部耐熱板と前記原子炉格納容器の底部との間に配置された複数の底部仕切り板
をさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の原子炉格納容器底部保護装置。 - 前記複数の底部耐熱板それぞれと前記複数の底部支柱の少なくとも一つとが一体構造であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の原子炉格納容器底部保護装置。
- 前記複数の底部耐熱板が前記原子炉格納容器の半径方向外側に向かって高い位置になるように配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項14のいずれか一項に記載の原子炉格納容器底部保護装置。
- 原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容器と、
前記原子炉格納容器における前記原子炉圧力容器の下方に位置する格納容器底部を原子炉の炉心溶融事故時に保護する原子炉格納容器底部保護装置と、
を有する原子炉格納設備であって、
前記原子炉格納容器底部保護装置は、
前記格納容器底部に固定されて上下方向に延びて互いに水平方向の間隔をあけて配列された複数の底部支柱と、
前記複数の底部支柱に支持されて水平方向に互いに隣接して配列されて水平方向に広がり、前記格納容器底部との間に底部空間を形成するように配置された複数の底部耐熱板と、
を有することを特徴とする原子炉格納設備。
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