JP2016014683A - フィルタ校正装置及び校正方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入力する信号の周波数帯域を制限して選択的に通過させるYIG同調フィルタからなる可変同調フィルタ部14の中心周波数を含む校正用信号を出力する雑音発生器19と、可変同調フィルタ部14を通過して入力した雑音発生器19からの校正用信号を解析して周波数情報を取得する周波数情報取得部16と、校正用信号の周波数情報を基準周波数情報として周波数情報取得部16で取得した周波数情報と比較してその偏差量を算出し、算出された偏差量を相殺するように可変同調フィルタ部14の中心周波数を調整制御する制御部20とを備えた。
【選択図】図1
Description
前記可変同調フィルタ部の使用周波数範囲より狭帯域な周波数範囲において所定の周波数成分を持つように設定可能な周波数校正信号を出力する局部発振器18と、
前記可変同調フィルタ部の使用周波数範囲内全体において振幅レベルが全周波数に対して略一定値となる振幅校正信号を出力する雑音発生器19と、
前記可変同調フィルタ部の前後段に取り付けられ、所定の増幅率が設定可能な増幅器13,15と、
前記可変同調フィルタ部から出力される信号を周波数解析して得られるスペクトラムを取得する周波数情報取得部16と、
前記可変同調フィルタ部を通過した周波数校正信号のスペクトラムを前記周波数情報取得部で取得し、該取得された周波数校正信号のスペクトラムと、予め記憶された前記周波数校正信号自身のスペクトラムとの偏差量を算出し、算出した偏差量を相殺して前記可変同調フィルタ部の中心周波数が校正されるように該可変同調フィルタ部に通電する電流量を調整制御する処理と、
前記可変同調フィルタ部の中心周波数を校正した後、前記可変同調フィルタ部を通過後に直接入力される振幅校正信号のスペクトラムを前記周波数情報取得部で取得し、該取得された振幅校正信号のスペクトラムの振幅レベルと、予め記憶された前記振幅校正信号の振幅レベルとから、前記可変同調フィルタ部の振幅レベルの減衰量を算出し、前記算出した減衰量を相殺して前記可変同調フィルタ部を通過する信号の振幅レベルが校正されるように前記増幅器の少なくとも何れか一方の増幅率を調整制御する処理とを実行する制御部20と、
を備えたことを特徴とする。
前記可変同調フィルタ部の使用周波数範囲より狭帯域な周波数範囲において所定の周波数成分を持つように設定可能な周波数校正信号を局部発振器18から出力するステップと、
前記可変同調フィルタ部の使用周波数範囲内全体において振幅レベルが全周波数に対して略一定値となる振幅校正信号を雑音発生器19から出力するステップと、
前記可変同調フィルタ部を通過した前記周波数校正信号を周波数解析し、該信号のスペクトラムを取得するステップと、
前記可変同調フィルタ部を通過した周波数校正信号のスペクトラムを取得し、該取得された周波数校正信号のスペクトラムと、予め記憶された前記周波数校正信号自身のスペクトラムとの偏差量を算出し、算出した偏差量を相殺して前記可変同調フィルタ部の中心周波数が校正されるように該可変同調フィルタ部に通電する電流量を調整制御するステップと、
前記可変同調フィルタ部の中心周波数を校正した後、前記可変同調フィルタ部を通過後に直接入力される振幅校正信号のスペクトラムを取得し、該取得された振幅校正信号のスペクトラムの振幅レベルと、予め記憶された前記振幅校正信号の振幅レベルとから、前記可変同調フィルタ部の振幅レベルの減衰量を算出し、前記算出した減衰量を相殺して前記可変同調フィルタ部を通過する信号の振幅レベルが校正されるように前記増幅器の少なくとも何れか一方の増幅率を調整制御するステップと、
を含むことを特徴とする。
図1に示すように、本例のフィルタ校正装置1は、受信部(入力端子)11と、減衰器12と、第1増幅器13と、可変同調フィルタ部14と、第2増幅器15と、周波数情報取得部16と、信号混合器17と、局部発振器18と、雑音発生器19と、制御部20とを備えている。また、フィルタ校正装置1は、オペレータによる操作パネルや設定キー等の設定入力手段(不図示)の操作に基づき選択された動作モード(周波数情報取得部16により被測定信号の周波数解析を行う「測定モード」、又は既知の校正信号を用いて可変同調フィルタ部14の中心周波数や可変同調フィルタ部14を通過する信号の振幅レベルの校正を行う「校正モード」)に基づく処理を行っている。
なお、校正モード時において可変同調フィルタ部14の中心周波数を校正する場合は、校正伝送線路24を使用せず、通常経路にて可変同調フィルタ部14を通過させた周波数校正信号を、第2増幅器15を介して周波数情報取得部16に入力させてもよい。
構成例としては、図2(a)に示すような第2増幅器15から入力される被測定信号を直接入力して周波数解析を行ってスペクトラムを表示する信号解析装置16a(スペクトラムアナライザ)、図2(b)に示すように信号混合器17からのミキサ出力信号から所定の中間周波数成分(中間周波信号)のみを通過させる帯域通過フィルタである中間周波処理部16bを介して周波数解析を行うFFTアナライザ等の周波数解析装置16cが挙げられる。
さらに、周波数情報取得部16は、校正モード時に可変同調フィルタ部14から校正伝送線路24を経由して直接入力される振幅校正信号の周波数解析を行い、周波数解析した振幅校正信号のスペクトラムを制御部20に出力している。
この中心周波数設定情報は、試験対象となる被試験デバイス(DUT)から出力される被測定信号の中心周波数を包含するように所定の周波数間隔で設定電流量と関連付けした状態の一覧表となっている。よって、オペレータは、DUTから出力される被測定信号の中心周波数に応じて可変同調フィルタ部14の中心周波数を設定する際に、この中心周波数設定情報を用いて設定したい中心周波数と対応付けされた設定電流量を可変同調フィルタ部14に通電することで所望の中心周波数が設定可能となっている。
また、可変同調フィルタ部14の振幅レベルを校正する際に、可変同調フィルタ部14を通過し校正伝送線路24を経由した振幅校正信号を周波数解析して得られたスペクトラムの振幅レベルと比較してレベル差に応じた減衰量を算出するための比較対象となる振幅校正信号のスペクトラム(すなわち、雑音発生器19から出力される可変同調フィルタ部14を通過する前の振幅校正信号自身のスペクトラム)を記憶している。
また、制御部20は、中心周波数校正時に周波数情報取得部16で取得される周波数校正信号のスペクトラムと、周波数校正信号自身のスペクトラムとの比較により算出された偏差量に対する電流量(校正用電流量)を算出するための基準電流量(予め決めた偏差量に対する固定の電流量)を記憶している。
(処理1)
校正モードに設定後、局部発振器18からの周波数校正信号が可変同調フィルタ部14に入力されるように、第2切替手段22を制御して第2の伝送線路を接続する。
(処理2)
局部発振器18から出力する周波数校正信号の中心周波数を、可変同調フィルタ部14に設定された中心周波数を持つ局部発振信号となるように設定し、この局部発振信号を周波数校正信号として可変同調フィルタ部14に出力させる。
(処理3)
可変同調フィルタ部14と第2増幅器15を通過した周波数校正信号を周波数情報取得部16で周波数解析させ、周波数校正信号のスペクトラムを取得する。
(処理4)
取得した周波数校正信号のスペクトラムと、周波数校正信号自身のスペクトラムとの比較により偏差量を算出する。
(処理5)
そして、算出された偏差量と予め記憶した基準電流量とを用いて校正用電流量を算出し、算出した校正用電流量に基づき可変同調フィルタ部14に通電される電流量を調整制御する。
以降、上記処理2〜5を繰り返し行い、算出した偏差量が相殺されるように可変同調フィルタ部14に通電する電流量を調整制御して所望の中心周波数に校正する。
なお、振幅校正処理は、中心周波数校正処理が終了して可変同調フィルタ部14の中心周波数が校正された状態で行われる。
(処理6)
校正モードで中心周波数校正処理が終了すると、雑音発生器19からの周波数校正信号が可変同調フィルタ部14に入力されるように、第1切替手段21及び第2切替手段22を制御して第1の伝送線路を接続する。また、可変同調フィルタ部14を通過した振幅校正信号が、周波数情報取得部16に直接入力されるように第3切替手段25を制御して校正伝送線路24を接続する。
(処理7)
予め所定の振幅レベルに設定された既知の雑音信号を振幅校正信号として雑音発生器19から可変同調フィルタ部14に出力させる。
(処理8)
周波数情報取得部16において、校正伝送線路24を経由して可変同調フィルタ部14のみを通過した振幅校正信号の周波数解析をさせ、振幅校正信号のスペクトラムを取得する。
(処理9)
取得した振幅校正信号のスペクトラムの振幅レベルと、雑音発生器19から出力される振幅校正信号自身の振幅レベルとの差分により、可変同調フィルタ部14を通過した振幅校正信号の減衰量を算出する。
(処理10)
そして、算出した減衰量が相殺されるように、第2増幅器15の増幅率を調整制御する。すなわち、制御部20から第2増幅器15に対し、可変同調フィルタ部14を通過した通過信号の振幅レベルが校正されるように増幅率を調整するための増幅率調整信号が出力される。
そこで、本発明では、まず局部発振器18を用いて可変同調フィルタ部14の中心周波数を校正し、振幅レベルについては、中心周波数校正後に可変同調フィルタ部14を通過した通過信号の振幅レベルが校正されるように第2増幅器15の増幅率を調整制御することで、可変同調フィルタ部14における中心周波数と振幅レベルの両方の校正を実現している。
ここでは、選択される動作モード毎の処理動作についてそれぞれ説明する。なお、以下の説明では、図2(a)に示す信号解析装置16aを周波数情報取得部16とした構成の際の処理動作例である。また、可変同調フィルタ部14の中心周波数は、中心周波数設定情報を用いて事前に設定済みの状態とする。
測定モード時の処理動作は、まずオペレータが動作モードを測定モードに設定し、入力する被測定信号や装置仕様に応じて第1切替手段21及び第2切替手段22の切替制御を行う。次に、受信部11で受けた被測定信号を、減衰器12、第1増幅器13、可変同調フィルタ部14の順(又はスルーライン23を通過させる場合は、減衰器12、可変同調フィルタ部14の順)で通過させる。次に、可変同調フィルタ部14を通過した被測定信号は、第2増幅器15から周波数情報取得部16へと進み、周波数情報取得部16において被測定信号の周波数解析が行われて該信号におけるスペクトラムが取得される。
校正モード時の処理動作は、まず、オペレータが動作モードを校正モードに設定する。次に、校正モードに設定後、局部発振器18からの周波数校正信号が可変同調フィルタ部14に入力されるように、第2切替手段22を制御して第2の伝送線路を接続する。
そして、可変同調フィルタ部14を通過した周波数校正信号のスペクトラムを周波数情報取得部16で取得し、制御部20で、この取得されたスペクトラムと、周波数校正信号自身のスペクトラムとを比較して算出した偏差量が相殺されるように、可変同調フィルタ部14に通電する電流量を調整制御して中心周波数の校正を行う。
そして、可変同調フィルタ部14のみを通過した振幅校正信号のスペクトラムを周波数情報取得部16で取得し、制御部20で、この取得された振幅校正信号のスペクトラムの振幅レベルと振幅校正信号自身の振幅レベルとの差分して得られた振幅校正信号の減衰量が相殺されるように、第2増幅器15の増幅率を調整するための増幅率調整信号を出力して可変同調フィルタ部14を通過した通過信号の振幅レベルを校正している。
そのため、例えば上述した形態のような第2増幅器15における増幅率の調整制御は行わず、第1増幅器13のみの増幅率を調整制御する構成としてもよい。このような構成とした場合、第1増幅器13は、制御部20から増幅率調整信号が入力すると、可変同調フィルタ部14を通過する通過信号の振幅レベルが校正されるように増幅率が調整制御される。また、第1増幅器13及び第2増幅器15の両方の増幅率を調整制御する構成としても同様の効果を奏することができる。
11…受信部(入力端子)
12…減衰器
13…第1増幅器
14…可変同調フィルタ部
15…第2増幅器
16…周波数情報取得部
17…信号混合器
18…局部発振器
19…雑音発生器
20…制御部
21…第1切替手段
22…第2切替手段
23…スルーライン
24…校正伝送線路
25…第3切替手段
Claims (2)
- 通過帯域中心周波数が通電する電流量により調整可能であり、入力する信号の周波数帯域を制限して選択的に通過させるYIG同調フィルタからなる可変同調フィルタ部(14)の校正を行うフィルタ校正装置(1)であって、
前記可変同調フィルタ部の使用周波数範囲より狭帯域な周波数範囲において所定の周波数成分を持つように設定可能な周波数校正信号を出力する局部発振器(18)と、
前記可変同調フィルタ部の使用周波数範囲内全体において振幅レベルが全周波数に対して略一定値となる振幅校正信号を出力する雑音発生器(19)と、
前記可変同調フィルタ部の前後段に取り付けられ、所定の増幅率が設定可能な増幅器(13,15)と、
前記可変同調フィルタ部から出力される信号を周波数解析して得られるスペクトラムを取得する周波数情報取得部(16)と、
前記可変同調フィルタ部を通過した周波数校正信号のスペクトラムを前記周波数情報取得部で取得し、該取得された周波数校正信号のスペクトラムと、予め記憶された前記周波数校正信号自身のスペクトラムとの偏差量を算出し、算出した偏差量を相殺して前記可変同調フィルタ部の中心周波数が校正されるように該フィルタ部に通電する電流量を調整制御する処理と、
前記可変同調フィルタ部の中心周波数を校正した後、前記可変同調フィルタ部を通過後に直接入力される振幅校正信号のスペクトラムを前記周波数情報取得部で取得し、該取得された振幅校正信号のスペクトラムの振幅レベルと、予め記憶された前記振幅校正信号の振幅レベルとから、前記可変同調フィルタ部の振幅レベルの減衰量を算出し、前記算出した減衰量を相殺して前記可変同調フィルタ部を通過する信号の振幅レベルが校正されるように前記増幅器の少なくとも何れか一方の増幅率を調整制御する処理とを実行する制御部(20)と、
を備えたことを特徴とするフィルタ校正装置。 - 通過帯域中心周波数が通電する電流量により調整可能であり、入力する信号の周波数帯域を制限して選択的に通過させるYIG同調フィルタからなる可変同調フィルタ部(14)の校正を行うフィルタ校正方法であって、
前記可変同調フィルタ部の使用周波数範囲より狭帯域な周波数範囲において所定の周波数成分を持つように設定可能な周波数校正信号を局部発振器(18)から出力するステップと、
前記可変同調フィルタ部の使用周波数範囲内全体において振幅レベルが全周波数に対して略一定値となる振幅校正信号を雑音発生器(19)から出力するステップと、
前記可変同調フィルタ部を通過した前記周波数校正信号を周波数解析し、該信号のスペクトラムを取得するステップと、
前記可変同調フィルタ部を通過した周波数校正信号のスペクトラムを取得し、該取得された周波数校正信号のスペクトラムと、予め記憶された前記周波数校正信号自身のスペクトラムとの偏差量を算出し、算出した偏差量を相殺して前記可変同調フィルタ部の中心周波数が校正されるように該可変同調フィルタ部に通電する電流量を調整制御するステップと、
前記可変同調フィルタ部の中心周波数を校正した後、前記可変同調フィルタ部を通過後に直接入力される振幅校正信号のスペクトラムを取得し、該取得された振幅校正信号のスペクトラムの振幅レベルと、予め記憶された前記振幅校正信号の振幅レベルとから、前記可変同調フィルタ部の振幅レベルの減衰量を算出し、前記算出した減衰量を相殺して前記可変同調フィルタ部を通過する信号の振幅レベルが校正されるように前記増幅器の少なくとも何れか一方の増幅率を調整制御するステップと、
を含むことを特徴とするフィルタ校正方法。
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