JP2016019561A - 遊技媒体使用機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技媒体の真贋判定を行う遊技媒体使用機について、使用する遊技媒体を、径の異なる遊技媒体に変更するときの作業を簡易化する。
【解決手段】計数ホッパー103は、計数回転盤131の回転によってメダル収納孔131aから送り出されたメダルを、放出ローラ133に向けてガイドする放出ガイド片150を備える。放出ガイド片150は、小径メダルが当接する位置に配置される小径用ガイド面150aと、大径メダルが当接する位置に配置される大径用ガイド面150bとを備え、かつ、小径メダルを使用する場合において小径用ガイド面150aのうち放出ローラ133に最も近い箇所と放出ローラ133との間の距離および小径メダルの直径の差が、大径メダルを使用する場合において大径用ガイド面150bのうち放出ローラ133に最も近い箇所と放出ローラ133との間の距離および大径メダルの直径の差と同じなるように配置変更可能である。
【選択図】図4

Description

本発明は、遊技機(例えばスロットマシン等)で用いられる遊技媒体(例えばメダル等)の貸出を行う遊技媒体貸出機内に配置されている計数ホッパーなどの遊技媒体使用機に関する。
従来から、メダルを識別してメダルの真贋判定を行う機構を備えた遊技機および遊技媒体使用機の開発が盛んに行われている。また、近年、各遊技機に対して1対1対応で、メダル貸出機能だけでなく、メダル計数機能を有する各台計数機の設置が、遊技者の利便性の観点から望まれている。前記各台計数機に用いる計数ホッパーにメダルの真贋判定を行う機構を導入すれば、計数ホッパーは、対応する遊技機にて用いられる正規メダルを、他の種類のメダルや10円玉硬貨などのコインと区別して計数することができる。
ここで、正規メダルの種類を他の種類に変更する場合、作業員(例:遊技場の店員)は、新たに使用するメダルの種類に応じて、計数ホッパーの部品交換、または、計数ホッパーの取り換えを、計数ホッパーごとに行う必要がある。例えば、正規メダルを、小径メダルから大径メダルに変更する場合、作業員は、計数ホッパーの構成部品の一部を大径メダル用の部品に交換したり、計数ホッパー自体を大径メダル用の計数ホッパーに取り換えたりすることで対応する。また、メダルの種類がどのようなものであっても、計数ホッパーでのメダルの真贋判定の性能に差が生じないように留意する必要もある。
上記したような正規メダルの種類の変更に伴う作業員の作業は、さまざまな不正行為の対策のために定期的に行う必要があるが、概して煩雑である。
特許文献1には、コイン状部材(メダル)貸機内のコイン状部材送出装置の技術について開示されている。しかし、特許文献1には、コイン状部材送出装置にて送出されるメダルが小径メダルから大径メダルに変更されることや、メダルの変更に伴い、コイン状部材送出装置の構成部品の一部を交換したり、コイン状部材送出装置を取り換えたりすることについて開示されてない。
特許文献2には、遊技機に内蔵されているコイン(メダル)送出装置の技術について開示されている。しかし、特許文献2には、コイン送出装置にて送出されるメダルが小径メダルから大径メダルに変更されることや、メダルの変更に伴い、コイン送出装置の構成部品の一部を交換したり、コイン送出装置を取り換えたりすることについて開示されてない。
特開2009−82210号公報 特開2011−118808号公報
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、遊技媒体の真贋判定を行う遊技媒体使用機について、使用する遊技媒体を、径の異なる遊技媒体に変更するときの作業を簡易化することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、
小径遊技媒体または大径遊技媒体のいずれかの円盤状の遊技媒体を使用する遊技媒体使用機であって、
前記遊技媒体の直径を収納できる複数の収納孔を有する計数回転盤と、
前記計数回転盤の回転によって前記収納孔から前記計数回転盤の外側へ1枚ずつ送り出された前記遊技媒体を、放出ローラに向けてガイドする放出ガイド片と、
前記放出ガイド片によってガイドされた前記遊技媒体によって定位置から所定量だけ前記放出ガイド片から遠ざかる方向に動かされ、前記定位置に戻るときの復元力によって前記遊技媒体の直径を前記放出ガイド片とで挟みつつ前記遊技媒体を放出する前記放出ローラと、
前記放出ガイド片と前記放出ローラとで挟みつつ放出された前記遊技媒体が正規であるか否かを判定する判定部と、を備え、
前記放出ガイド片は、
前記小径遊技媒体を使用するときに前記計数回転盤の外側へ1枚ずつ送り出された前記小径遊技媒体が当接する位置に配置される小径用ガイド面と、
前記大径遊技媒体を使用するときに前記計数回転盤の外側へ1枚ずつ送り出された前記大径遊技媒体が当接する位置に配置される大径用ガイド面と、を備えるとともに、
前記小径遊技媒体を使用する場合において前記小径用ガイド面のうち前記放出ローラに最も近い箇所と前記放出ローラとの間の距離と前記小径遊技媒体の直径との差が、前記大径遊技媒体を使用する場合において前記大径用ガイド面のうち前記放出ローラに最も近い箇所と前記放出ローラとの間の距離と前記大径遊技媒体の直径との差と同じになるように配置変更可能な構成をとる、
ことを特徴とする。
その他の手段については後記する。
本発明によれば、遊技媒体の真贋判定を行う遊技媒体使用機について、使用する遊技媒体を、径の異なる遊技媒体に変更するときの作業を簡易化することができる。
本実施形態の遊技媒体貸出機の全体構成図であり、(a)は正面図で、(b)は右側面図である。 遊技媒体貸出機の内部構造の概要図であり、右側面図である。 計数ホッパーの全体斜視図である。 計数ホッパーの計数回転盤の要部分解斜視図である。なお、貯留部の図示は省略している。 計数回転盤の回転部材の斜視図であり、(a)は表側から視た図、(b)は裏側から視た図である。 1つのメダル収納孔を、回転軸に平行な面で計数回転盤の回転中心を通過するように切断し、側方から視たときの計数回転盤の一部断面図である。 小径メダルを磁気センサへ放出するための動作を説明する図であり、計数ホッパーの一部の上面図の模式図である。 大径メダルを磁気センサへ放出するための動作を説明する図であり、計数ホッパーの一部の上面図の模式図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する。)について、図面を参照(言及図以外の図面も適宜参照)しながら説明する。なお、本実施形態における「上」、「下」、「左」、「右」、「手前(前、正面)」、「奥(後、背面)」の各方向については、各図に示す通りとする。
なお、本実施形態において、メダルは円盤状であり、特に断らない限り、単に「メダル」と称するときは、小径メダルおよび大径メダルの両方の意味を含む。
図1(a)(b)に示すように、遊技媒体貸出機1は、メダル(遊技媒体)を用いて遊技を行う遊技機(不図示)に隣接して設置される装置である。
遊技媒体貸出機1は、縦長直方体形状の本体2と、貨幣投入口3と、払出機能・計数機能兼備用部材50と、ノズル4と、制御部101と、払い出しホッパー102と、計数ホッパー103と、を主に備えている。
本体2は、遊技媒体貸出機1の各装置を収納する筐体である。本体2は、底板201と、側板202,202と、背板203と、天板204と、手前側の開口部を塞ぐ複数の正面板211a,212a,213a,214aと、を含んで構成されている。また、図1(b)に示すように、本体2の内部は、上から順番に、ビルバリユニット収納部211と、制御部収納部212と、メダル補充部(遊技媒体補充部)213と、払い出しホッパー収納部214と、計数ホッパー収納部215とに仕切られている。
ビルバリユニット収納部211は、遊技者が投入する貨幣を識別するビルバリユニット(貨幣識別装置)(図示せず)を収納する部位である。ビルバリユニット収納部211は、手前側の開口部が正面板211aによって塞がれている。正面板211aには、遊技者によって投入される貨幣の投入口である貨幣投入口3が形成されている。
制御部収納部212は、遊技媒体貸出機1における各種制御を行う制御部101を収納する部位である。制御部101は、手前側の開口部を塞ぐ正面板212aに一体形成されている。正面板212aには、カード挿入口212b及びタッチパネル式モニタ212cが形成されている。カード挿入口212bには、遊技者の情報が記憶されたカードが挿入される。タッチパネル式モニタ212cには、遊技者の遊技状況(例えば、払い出しメダル枚数、獲得メダル枚数等)が表示される。
メダル補充部213は、払い出しホッパー102にメダルを補充するための部位である。メダル補充部213の手前側の開口部は、板状の開閉扉(正面板)213aで塞がれている。メダル補充部213の内部は、払い出しホッパー102に連通する中空部(図示せず)を備えている。
払い出しホッパー収納部214は、払い出しホッパー102を収納する部位である。払い出しホッパー収納部214の手前側の開口部は、払出機能・計数機能兼備用部材50に一体形成された正面板214aで塞がれている。
計数ホッパー収納部215は、計数ホッパー103を収納する部位である。計数ホッパー収納部215の手前側の開口部は、払出機能・計数機能兼備用部材50に一体形成された正面板214aで塞がれている。
ノズル4は、ノズル本体5とノズルトップ6から構成され、払い出しホッパー102から払い出されるメダルを遊技機の下皿に誘導する。
払い出しホッパー102は、制御部101の指示により所定数のメダルを払い出す。
計数ホッパー103は、計数したメダルの枚数を制御部101に伝える。
なお、制御部101は、演算手段、記憶手段、カード挿入口212b、カード読み取り部(図示せず)、タッチパネル式モニタ212c等を含んで構成されている。記憶手段は、払い出しホッパー102から払い出された払い出しメダル枚数、遊技者が遊技によって獲得した獲得メダル枚数及び計数ホッパー103によってカウントされた計数メダル枚数などを記憶する。演算手段は、記憶手段で記憶された各メダル枚数を読み出して差枚数を計算する等の演算を行う。
遊技媒体貸出機1では、遊技者によって貨幣投入口3から貨幣が投入されると、制御部101からの指示により、投入された貨幣の価値(金額)に応じて、払い出しホッパー102によって所定数のメダルを払い出す。
払出機能・計数機能兼備用部材50は、遊技者が計数のために投入するメダルを受ける計数メダル受皿部7(図2参照)と、計数メダル受皿部7から計数ホッパー103までの計数メダル通路の少なくとも一部と、払い出しホッパー102からノズル4のノズルトップ6までの払い出しメダル通路の少なくとも一部と、を一体の部材として構成したものである。なお、計数メダル受皿部7は、開口部を有する。開口部は、払出機能・計数機能兼備用部材50の上部に設けられ、上向き(真上(鉛直)方向だけでなく斜め上方向でもよい。)に開口し、遊技者が計数のために投入する遊技媒体を受ける部分である。
図2に示すように、計数メダル受皿部7から投入されたメダルが計数メダル通路におけるオートスタートセンサ11の近傍を通過すると、オートスタートセンサ11から制御部101を介して計数ホッパー103にメダルを検知した信号が送られて、計数ホッパー103が始動する。計数ホッパー103の奥の本体2の下方向にメダル落下口を有する下方向誘導部材12が設けられている場合、計数ホッパー103から放出されたメダルは、遊技媒体貸出機1の下方向に誘導され、例えば遊技媒体貸出機1の下方に設けられたメダル回収システムに回収される。下方向誘導部材12のメダル落下口は、本体2の底部を構成する底板201の奥側(背板203側)に形成された開口部201aに連通している。
払い出しホッパー102は、計数機器111と、貯留部112と、ベース部材113とを含んで構成されている。
計数機器111は、メダルを一枚ずつカウントする機器である。カウントされたメダル数は、制御部101に記憶される。
貯留部112は、計数機器111の上に形成され、中空部を備えた箱状体である。貯留部112の上部は開放されており、流下したメダルを貯留部112に貯留する。貯留部112の下部も開放されており、計数機器111内にメダルが落下する。
ベース部材113は、計数機器111の下部に形成される部材であって、計数ホッパー103の高さ調節のための部材である。
〔計数ホッパー103の構成〕
図2、図3、図4に示すように、計数ホッパー103は、計数機器121と、貯留部122と、ベース部材123とを含んで構成されている。なお、図4において、貯留部122の図示は省略している。
計数機器121は、メダルを一枚ずつカウントする機器である。カウントされたメダル数は、制御部101に記憶される。計数機器121は、計数回転盤131と、誘導通路132と、放出ローラ133と、フォトセンサ133aと、放出ガイド片150と、払出ピン147と、磁気センサ134(判定部)と、振分けユニット135と、ディップスイッチ136と、送り出し板140とを含んで構成されている。なお、計数回転盤131と、フォトセンサ133aと、磁気センサ134と、振分けユニット135のソレノイド135aと、ディップスイッチ136とは、通信線(図示せず)によって通信可能に接続されており、制御部101と通信可能に接続されている。
計数回転盤131は、計数機器121の上面に、かつ、手前側に配置されており、後記するような二層円盤構造をとる。図4に示すように、計数回転盤131は、回転部材141と、第2のディスク145と、ワッシャWと、上コイルバネUSと、下コイルバネBSと、を備えている。なお、計数ホッパー103がメダルを計数する場合、計数回転盤131は、上方から視て時計回りに回転(正回転)する(図4の白抜きの矢印)。
回転部材141は、計数回転盤131が構成する二層円盤構造の上側円盤体の全体および下側円盤体の一部を構成している。回転部材141は、例えば、樹脂製である。回転部材141は、基軸部142と、第1のディスク143と、フランジ部144と、を備えている。
基軸部142は、計数回転盤131の回転軸を構成する。基軸部142の中心部には、軸方向に延在している軸孔142aが形成されている。軸孔142aは、出力軸121aが挿通される孔である。出力軸121aは、計数機器121の上面の回転中心から、その上面の垂直外側に延在している。出力軸121aは、径方向外側に延在している係合ピン121bを備えている。
軸孔142aの下端部(計数ホッパー103の本体側端部)には、出力軸121aが軸孔142aに挿通されたときに係合ピン121bと係合するピン係合部142bが形成されている(図5(b)参照)。係合ピン121bおよびピン係合部142bの係合によって、計数機器121内部に配置されている駆動モータ(図示せず)が駆動すると、出力軸121aおよび回転部材141を有する計数回転盤131が一体で回転する。
第1のディスク143は、基軸部142から径方向に延在しており、二層円盤構造の上側円盤体の全体を構成する。第1のディスク143には、板厚方向に貫通し、大径メダルの直径よりも若干大きな外径からなる複数のメダル収納孔131aが周方向に所定の間隔で形成されている。メダル収納孔131aは、小径メダルの直径も収納できる。本実施形態では、メダル収納孔131aが3つ形成されているが、1つ、2つ、4つ以上形成されていてもよい。前記「所定の間隔」は、例えば、等間隔でもよいし、非等間隔でもよい。第1のディスク143の表側(計数ホッパー103の本体から遠い側)のうちメダル収納孔131aの一部周縁には、メダルを円滑に受け入れるためのテーパ143cが形成されている。
フランジ部144は、第1のディスク143の裏側(計数ホッパー103の本体に近い側)にて、基軸部142から径方向に延在しており、二層円盤構造の下側円盤体の一部を構成している。フランジ部144は、内周溝部IGに収容されている。内周溝部IGは、環状段差部146、および、出力軸121aによって環状段差部146よりも内周側に形成されている。環状段差部146は、計数機器121の上面に回転軸から所定半径だけ離れて形成されている。
図5(a)、(b)に示すように、第1のディスク143の裏面上には、周方向において複数のメダル収納孔131aの間に、裏面視羽根状の回転送り壁部143aが形成されている。回転送り壁部143aは、例えば、さまざまな種類のメダルの中で最大の厚さを有するメダル1枚分よりも若干高い厚さを有して第1のディスク143の裏面から垂直に突出している。回転送り壁部143aは、例えば、基軸部142から所定距離だけ離れた位置から、第1のディスク143の外周縁の近くに至るまで円弧状に形成されている。よって、メダル収納孔131aに収納されているメダルは、計数回転盤131の回転による遠心力が作用して、回転送り壁部143aの側壁に沿って放出ガイド片150に向けて1枚ずつ送り出される。
回転送り壁部143aは、計数回転盤131の回転中に払出ピン147(詳細は後記)を逃がす(通過させる)ための逃がし溝143bを有する。
第2のディスク145は、輪状を呈しており、二層円盤構造の下側円盤体の一部を構成している。第2のディスク145は、例えば、ステンレス製であるが、他の金属による金属製であってもよい。第2のディスク145は、第1のディスク143の裏側から、回転送り壁部143aに当接して第1のディスク143に連結する。第2のディスク145および第1のディスク143の連結は、例えば、周方向に所定の間隔でなされるネジ止めによって実現される。
第2のディスク145は、メダル収納孔131aにメダルとともに混入したゴミ(例:メダル研磨用のペレット、埃)を下方に落すためのゴミ落とし孔145aを有する。
第2のディスク145は、外周溝部OGに収容されている。外周溝部OGは、環状段差部146、および、計数機器121の上面に形成された計数回転盤131の外周壁121cによって、環状段差部146よりも外周側に形成されている。先述したように、第2のディスク145は、第1のディスク143に連結して、計数機器121の上面から浮いている。
図6に示すように、第1のディスク143のフランジ部144と、第2のディスク145とは、軸方向に関して同程度の高さに位置している。よって、メダル収納孔131aに収納されたメダルの一部分は、フランジ部144によって下方から支持されるとともに、メダルの他の一部分は、第2のディスク145によって下方から支持される。つまり、フランジ部144および第2のディスク145は、メダル収納孔131aの底部の一部を形成している。その結果、計数回転盤131の回転に対して、メダル収納孔131aに収納されたメダルは、計数回転盤131と平行になるような姿勢(平行姿勢)で安定している。
また、計数回転盤131は二層円盤構造をとり、計数回転盤131が回転すれば、メダル収納孔131aの底部も回転する。よって、メダル収納孔131aに収納されたメダルは、計数回転盤131の回転によって、回転送り壁部143aに沿って計数回転盤131の外側にある放出ガイド片150に向けて滑らかに送り出される。
なお、従来の払出装置の回転ディスクは、収納孔を有する一層円盤構造をとっており、払出装置の本体(ベース部)の上面部(斜面部)が収納孔の底部の役割をしていた。このため、収納孔に収納されたメダルは、払出装置本体の底部との間に大きな摩擦を発生させて回転ディスクとともに回転することになり、外側に滑らかに送り出されず、メダルのロックなどを引き起こしていた。
ワッシャWは、回転部材141の軸方向の高さ位置、つまり、計数回転盤131の高さ位置を調節するスペーサとして機能する。
上コイルバネUSは、その下部が、回転部材141の基軸部142の軸孔142a内に収容されている(図6参照)。上コイルバネUSは、計数回転盤131の上方に形成されることがあるメダルブリッジ(密集したメダルが動きをとれなくなった状態)を計数回転盤131の回転に伴う撓みによって崩す。
下コイルバネBSは、全体が、回転部材141の基軸部142の軸孔142a内に収容されている(図6参照)。下コイルバネBSは、軸方向に伸縮することによって計数回転盤131全体を上下(または揺動)させ、計数回転盤131によるメダルの噛み込み、ロックを解除する。
なお、上コイルバネUSおよび下コイルバネBSは、例えば、上コイルバネUSおよび下コイルバネBS内部を挿通するネジによるネジ止めによって、基軸部142に対して固定される(図4参照)。
図2に戻って、誘導通路132は、計数機器121の上部にて、計数回転盤131の背面側から下方向誘導部材12にまでメダルの通過方向に延在している。誘導通路132のうち、磁気センサ134の後方、かつ、振分けユニット135の下方に位置する一部の領域は、非正規メダルを落下させるために切欠かれている。
図4に示すように、放出ガイド片150は、計数回転盤131の回転によってメダル収納孔131aから計数回転盤131の外側へ1枚ずつ送り出されたメダルを、放出ローラ133に向けてガイドする。放出ガイド片150は、板状であり、計数機器121の上面に、かつ、計数回転盤131の外側に配置されている。
放出ガイド片150は、小径メダルを放出ローラ133に向けてガイドするための小径用ガイド面150aと、大径メダルを放出ローラ133に向けてガイドするための大径用ガイド面150bと、を有している。小径用ガイド面150aは、曲面と平面とを有する略くの字状の面であり、その曲面とその平面との境目には尖端部が形成されている。大径用ガイド面150bは、曲面と平面とを有する略くの字状の面であり、その曲面とその平面との境目には尖端部が形成されている。
また、放出ガイド片150は、板厚方向に貫通している3つの孔を有している。これらの3つの孔は、計数機器121の上面に形成されている2つのダボと、タッピングされた1つのネジ穴と、位置が合っている。
なお、図4では、放出ガイド片150を2つ図示しているが、これは、配置の向きを2通りにできることを示すためであり、実際に用いる放出ガイド片150は1つである。
小径メダルが用いられるとき、放出ガイド片150は、計数回転盤131の外側へ1枚ずつ送り出された小径メダルが小径用ガイド面150aに当接するように配置される(図4中の(a)参照。「第1の配置」と称する場合がある。)。このとき、計数機器121の上面の2つのダボは、放出ガイド片150の2つの孔と嵌合しており、計数機器121の上面の1つのネジ穴は、放出ガイド片150の残りの1つの孔を貫通したネジと螺合している。第1の配置にある放出ガイド片150は、小径用ガイド面150aの曲面の向きが計数回転盤131の外周の向きと同じになるため、計数回転盤131の外側へ1枚ずつ送り出された小径メダルを放出ローラ133に向けてガイドする(放出ローラ133と放出ガイド片150とが小径メダルの直径を挟みつつ小径メダルを1枚ずつ放出する動作については、図7で後記する)。放出ガイド片150を第1の配置にすると、小径用ガイド面150aの平面が誘導通路132と平行に延在するようになり、誘導通路132の入口の幅は、小径メダルの直径よりも若干大きな幅となる。放出ガイド片150が第1の配置にあるとき、小径用ガイド面150aの尖端部は、放出ローラ133に最も近い箇所となる。
大径メダルが用いられるとき、放出ガイド片150は、計数回転盤131の外側へ1枚ずつ送り出された大径メダルが大径用ガイド面150bに当接するように配置される(図4中の(b)参照。「第2の配置」と称する場合がある。)。このとき、計数機器121の上面の2つのダボは、放出ガイド片150の2つの孔と嵌合しており、計数機器121の上面の1つのネジ穴は、放出ガイド片150の残りの1つの孔を貫通したネジと螺合している。第2の配置にある放出ガイド片150は、大径用ガイド面150bの曲面の向きが計数回転盤131の外周の向きと同じになるため、計数回転盤131の外側へ1枚ずつ送り出された小径メダルを放出ローラ133に向けてガイドする(放出ローラ133と放出ガイド片150とが大径メダルの直径を挟みつつ大径メダルを1枚ずつ放出する動作については、図8で後記する)。放出ガイド片150を第2の配置にすると、大径用ガイド面150bの平面が誘導通路132と平行に延在するようになり、誘導通路132の入口の幅は、大径メダルの直径よりも若干大きな幅となる。放出ガイド片150が第2の配置にあるとき、大径用ガイド面150bの尖端部は、放出ローラ133に最も近い箇所となる。
作業員は、使用する正規メダルを小径メダルから大径メダルに変更するとき、放出ガイド片150を固定するネジを外し、放出ガイド片150を水平方向に180°回転させて、第1の配置から第2の配置に変更した後、放出ガイド片150をネジで固定する。また、作業員は、使用する正規メダルを大径メダルから小径メダルに変更するとき、放出ガイド片150を固定するネジを外し、放出ガイド片150を水平方向に180°回転させて、第2の配置から第1の配置に変更した後、放出ガイド片150をネジで固定する。よって、作業員は、小径メダルおよび大径メダル間の変更に対して、1つの放出ガイド片150の配置変えだけで作業を済ませることができ、部品交換や計数ホッパー103自体の取り換えが不要となる。
払出ピン147は、環状段差部146上に配設されている。計数回転盤131の回転によってメダル収納孔131aに収納されたメダルのなかには、計数回転盤131の回転による遠心力によっても放出ガイド片150に当接できないメダルがある。そのようなメダルは、払出ピン147に当接した後、計数回転盤131から放出ローラ133に向けて強制的に送り出される。また、メダル収納孔131a内に2枚のメダルが上下に重なって収納されて周回している場合、下のメダルは、払出ピン147に当接して放出ローラ133に向けて送り出され、上のメダルは、払出ピン147を越えて周回を継続し、次の周で放出ローラ133に向けて送り出される。よって、払出ピン147は、1枚ごとのメダルの送り出しを確実にする。そのために、払出ピン147は、環状段差部146の上面からおよそメダル1枚分の高さだけ突出している。また、払出ピン147は、メダルの詰まりを解消するために逆回転する計数回転盤131によって移動してきたメダルを通過させることができるように上面が斜めになっており(図4参照)、かつ、下方に移動可能であり、バネ(図示せず)によって元の位置に戻るようになっている。
放出ローラ133は、計数機器121の上面に形成された貫通孔を略上下に貫通するアームの上端部で回動自在なローラである。このアームは、計数ホッパー103の内部にあるバネ(図示せず)の復元力によって誘導通路132の幅方向に動くことができ、その結果、放出ローラ133も、誘導通路132の幅方向に動く。バネの復元力によって保持される放出ローラ133の定位置は、誘導通路132の幅をメダルの直径よりも狭めた位置である。放出ローラ133は、放出ガイド片150によってガイドされたメダルによって定位置から所定量だけ動かされ、定位置に戻るときの復元力によってメダルの直径を、放出ガイド片150とで挟みつつメダルを1枚ずつ誘導通路132に沿って放出する。なお、放出ローラ133は、アームの上端部で回動自在であるため、放出ローラ133とメダルとの間の摩擦がほとんど生じず、誘導通路132に沿って放出されるメダルの勢いを減殺しない。
図2に戻って、フォトセンサ133aは、メダルの通過方向において磁気センサ134の手前側に配置されており、放出ローラ133の動きに基づいて、計数回転盤131から放出されたメダルを検知する。放出ローラ133を有するアームが有する遮光片(図示せず)が、フォトセンサ133aからの光を遮ったか否かで、フォトセンサ133aは、通過するメダルを検知することができる。フォトセンサ133aがメダルを検知すると、磁気センサ134は、メダルの真贋判定のための処理を開始する。
磁気センサ134は、メダルが通過したことにより発生する電圧を検出する。磁気センサ134は、略直方体を呈する箱体を備えており、メダルの通過方向に貫通する孔を磁気センサ134の中心に有する。前記孔は、磁気センサ134の検知部分であるとともに誘導通路132の一部を構成しており、メダル(大径メダルも含む)を通過させる。磁気センサ134は、磁気センサ134を駆動する回路と、前記孔の周りに多重に巻かれているコイルと、前記コイルに流れる電流による電圧値を計測する電圧計測器といったハードウェアを、前記箱体に収容している。前記コイルは、メダルを検知する環状の検知手段である。前記孔は、コイルの内側に位置する。なお、検知手段は、円形の環状であってもよいし、四角形の環状であってもよい。
メダルは、磁気センサ134の検知部分を通過し、つまりコイルの中を通過し、誘導通路132に沿って放出される。このとき、磁気センサ134は、メダルがコイルの中を通過したことに起因する電磁誘導により発生した電圧を検出できる。つまり、前記電圧計測器は、検知部分をメダルが通過したときにコイルに流れた電流の電圧値を計測する。磁気センサ134は、計測した電圧値から、メダルを特徴付ける材質、外径、厚さという3つの要素のうちの2つの要素を特定するための第1の磁気信号、第2の磁気信号を取得する。磁気センサ134は、前記第1の磁気信号、第2の磁気信号を解析することで、磁気センサ134が予め記憶している正規メダルの2種類の磁気信号との比較に基づいてメダルの真贋判定を行う。
前記真贋判定によって、磁気センサ134の検知部分を通過するメダルが、正規メダルであるか非正規メダルであるかが判定される。磁気センサ134はメダルを計数するための計数部を備えており、磁気センサ134の検知部分を通過するメダルと、正規メダルと、非正規メダルの少なくとも1つを計数する。
図3に示すように、送り出し板140は、磁気センサ134の奥側に配置されている板材である。送り出し板140は、磁気センサ134よりも下流側において略左半分の幅を有する誘導通路132を構成している。前記真贋判定によって正規と判定された正規メダルは、手の脂などで汚れていて放出ローラ133から弾き出された後の勢いが小さくなってしまい、送り出し板140に当たったとしても、誘導通路132の奥端部にまで滑り、計数ホッパー103の外部へ排出される。
送り出し板140によって、磁気センサ134よりも奥側にある誘導通路132の右側は、非正規メダルが誘導通路132の奥端部へ送られることなく回収ボックス137に向かって落下するための領域(以下、「非正規メダル案内領域」と称する場合がある)として形成される。
振分けユニット135は、磁気センサ134によって真贋判定されたメダルを正規メダルと非正規メダルとに振分け、非正規メダルを非正規メダル案内領域に案内する。振分けユニット135は、送り出し板140および非正規メダル案内領域の上方に配置されている。振分けユニット135は、ソレノイド135aと、フラッパ135bと、載置台135cとを備える。図3に示すように、ソレノイド135aおよびフラッパ135bは、振分けユニット135のカバー体に覆われている。
ソレノイド135aは、通電することでフラッパ135bを上下に動かす。磁気センサ134の真贋判定により、メダルが正規メダルである場合にはフラッパ135bを動かさないが、メダルが非正規メダルである場合にはフラッパ135bを下方に動かす。
図2に戻って、フラッパ135bは、非正規メダルを非正規メダル案内領域に案内するために非正規メダルの移動を上方から規制する。具体的には、フラッパ135bは、ソレノイド135aにより所定のタイミングで下方に動くと非正規メダルを上方から叩き、非正規メダル案内領域に案内するように落下させる。
載置台135cは、フラッパ135bが取り付けられたソレノイド135aを載置するための台である。計数機器121の上面の右側には、振分けユニット135に対して上方から係止する係止部材138が配置されている。係止部材138による係止が解除されると、振分けユニット135は解放され、振分けユニット135の右端部は上方に変位させることができ、誘導通路132が開放される。
ディップスイッチ136は、メダルの設定用スイッチであって、複数種類あるメダルから1つ以上のメダルを正規メダルとして設定可能とする。ディップスイッチ136は、計数機器121の左側面上に取り付けられている。ディップスイッチ136は、例えばオン・オフを切り替えることが可能な8つのスイッチを備えており、各スイッチを、遊技場で通常使用されている1種類のメダルに対応させることができる。
貯留部122は、計数機器121の上に形成され、中空部を備えた漏斗状体である。貯留部122の上部は開放されており、流下したメダルを貯留部122に貯留する。貯留部122の下部も開放されており、計数機器121内にメダルが落下する。
ベース部材123は、計数機器121の下部に形成される部材であって、計数ホッパー103の高さ調節のための部材である。ベース部材123は、回収ボックス137を含んで構成されている。
回収ボックス137は、フラッパ135bによって叩かれて非正規メダル案内領域から落下した非正規メダルを回収する。
〔計数ホッパー103の作用〕
図2に示すように、メダルがオートスタートセンサ11の近傍を通過すると、計数ホッパー103が始動し、計数機器121の計数回転盤131が回転する。貯留部122に受け入れられたメダルは、計数機器121の計数回転盤131のメダル収納孔131a内に、概ね平行姿勢で収納される。
メダル収納孔131a内のメダルは、第1のディスク143のフランジ部144、および、第2のディスク145によって下方から支持されている。計数回転盤131が回転すると、メダル収納孔131a内のメダルは、回転送り壁部143aの側壁に当接する。メダルは、計数回転盤131の回転による遠心力によって径方向外側に移動し、回転送り壁部143aに押されて計数回転盤131の外側にある放出ガイド片150に向けて1枚ずつ送り出される。
図7に示すように、メダルが小径メダルである場合、作業員は、放出ガイド片150が第1の配置をとるように放出ガイド片150を計数機器121の上面に予め固定する。計数回転盤131から外側に1枚ずつ送り出された小径メダルは、小径用ガイド面150aの曲面に当接する(図7(a))。小径メダルは、小径用ガイド面150aの曲面に沿って右方向へ移動し、誘導通路132の入口にガイドされる(図7(a)中の矢印参照)。
放出ガイド片150によって誘導通路132の入口にガイドされた小径メダルは、放出ローラ133に当接する(図7(b))。小径用ガイド面150aは、計数回転盤131の外周と同じ向きの曲面を有しているので、計数回転盤131から外側に1枚ずつ送り出された小径メダルの勢いは、放出ガイド片150への当接によって大きく減殺されることはない。また、放出ローラ133に当接した小径メダルは、回転送り壁部143aに押されることで、放出ローラ133に対して、右方向に、つまり、誘導通路132の外側に作用し、放出ローラ133は、右方向(放出ガイド片150から遠ざかる方向)に移動する(図7(b)中の矢印参照)。
なお、メダル収納孔131a内の小径メダルのなかには、メダル収納孔131a内で周回し、計数回転盤131の回転による遠心力を受けても放出ガイド片150に当接しないものがある。しかし、そのような小径メダルは、計数回転盤131の周方向にある払出ピン147に当接した後、回転送り壁部143aによって押されて計数回転盤131から誘導通路132の入口に強制的に送り出されて、定位置にある放出ローラ133に当接する。
小径メダルは、放出ローラ133を有するアームに作用するバネの復元力に抗して、放出ローラ133を所定量だけ誘導通路132の外側に押し出す(図7(c))。前記所定量は、例えば、小径メダルが誘導通路132を通過することで、アームが有する遮光片の動きによってフォトセンサ133aからの光の遮断の有無を実現できる量である。よって、放出ローラ133が所定量だけ動いたとき、フォトセンサ133aは小径メダルを検知する。放出ローラ133を所定量だけ動かした小径メダルは、回転送り壁部143aに押されることによって、小径用ガイド面150aの平面に沿って奥方向に進む(図7(c)中の矢印参照)。
フォトセンサ133aは、小径メダルを検知すると、メダル検知信号を磁気センサ134に送信することで、磁気センサ134にメダルの真贋判定の処理をさせる。もし、フォトセンサ133aが小径メダルを一定時間検知しない場合、制御部101の制御により、計数ホッパー103内部の環境温度変化などに対する磁気センサ134のキャリブレーション(較正)が行われる。
放出ローラ133を押し出した小径メダルが誘導通路132を奥方向に進むとき、放出ローラ133はバネの復元力によって定位置に戻る(図7(d))。このとき、放出ローラ133が定位置に戻るときの勢いが小径メダルに伝達されるため、小径メダルは、その直径が放出ガイド片150と放出ローラ133とに挟まれつつ、所定の勢いで誘導通路132と平行な、放出ガイド片150の小径用ガイド面150aの平面に沿って奥方向に弾き飛ばされ、磁気センサ134に向かう。
一方、図8に示すように、メダルが大径メダルである場合、作業員は、放出ガイド片150が第2の配置をとるように放出ガイド片150を計数機器121の上面に予め固定する。計数回転盤131から外側に1枚ずつ送り出された大径メダルは、大径用ガイド面150bの曲面に当接する(図8(a))。大径メダルは、大径用ガイド面150bの曲面に沿って右方向へ移動し、誘導通路132の入口にガイドされる(図8(a)中の矢印参照)。
放出ガイド片150によって誘導通路132の入口にガイドされた大径メダルは、放出ローラ133に当接する(図8(b))。大径用ガイド面150bは、計数回転盤131の外周と同じ向きの曲面を有しているので、計数回転盤131から外側に1枚ずつ送り出された大径メダルの勢いは、放出ガイド片150への当接によって大きく減殺されることはない。また、放出ローラ133に当接した大径メダルは、回転送り壁部143aに押されることで、放出ローラ133に対して、右方向に、つまり、誘導通路132の外側に作用し、放出ローラ133は、右方向(放出ガイド片150から遠ざかる方向)に移動する(図8(b)中の矢印参照)。
なお、メダル収納孔131a内の大径メダルのなかには、メダル収納孔131a内で周回し、計数回転盤131の回転による遠心力を受けても放出ガイド片150に当接しないものがある。しかし、そのような大径メダルは、計数回転盤131の周方向にある払出ピン147に当接した後、回転送り壁部143aによって押されて計数回転盤131から誘導通路132の入口に強制的に送り出されて、定位置にある放出ローラ133に当接する。
大径メダルは、放出ローラ133を有するアームに作用するバネの復元力に抗して、放出ローラ133を所定量だけ誘導通路132の外側に押し出す(図8(c))。前記所定量は、例えば、大径メダルが誘導通路132を通過することで、アームが有する遮光片の動きによってフォトセンサ133aからの光の遮断の有無を実現できる量である。よって、放出ローラ133が所定量だけ動いたとき、フォトセンサ133aは大径メダルを検知する。放出ローラ133を所定量だけ動かした大径メダルは、回転送り壁部143aに押されることによって、大径用ガイド面150bの平面に沿って奥方向に進む(図8(c)中の矢印参照)。
フォトセンサ133aは、大径メダルを検知すると、メダル検知信号を磁気センサ134に送信することで、磁気センサ134にメダルの真贋判定の処理をさせる。もし、フォトセンサ133aが大径メダルを一定時間検知しない場合、制御部101の制御により、計数ホッパー103内部の環境温度変化などに対する磁気センサ134のキャリブレーション(較正)が行われる。
放出ローラ133を押し出した大径メダルが誘導通路132を奥方向に進むとき、放出ローラ133はバネの復元力によって定位置に戻る(図8(d))。このとき、放出ローラ133が定位置に戻るときの勢いが大径メダルに伝達されるため、大径メダルは、その直径が放出ガイド片150と放出ローラ133とに挟まれつつ、所定の勢いで誘導通路132と平行な、放出ガイド片150の大径用ガイド面150bの平面に沿って奥方向に弾き飛ばされ、磁気センサ134に向かう。
上記したように、第1の配置にある放出ガイド片150によってガイドされた小径メダルは、放出ローラ133を定位置から誘導通路132の幅方向外側に所定量だけ動かす。また、第2の配置にある放出ガイド片150は、第1の配置にあるときと比較して、誘導通路132の入口の幅方向を広くしている。つまり、第1の配置にある放出ガイド片150について、放出ローラ133と最も近い箇所となる小径用ガイド面150aの尖端部と放出ローラ133との距離と小径メダルの直径との差は、第2の配置にある放出ガイド片150について、放出ローラ133と最も近い箇所となる大径用ガイド面150bの尖端部と放出ローラ133との距離と大径メダルの直径との差と同じになる。このため、第2の配置にある放出ガイド片150によってガイドされた大径メダルは、放出ローラ133を定位置から誘導通路132の幅方向外側に前記所定量と同程度の量だけ動かす。その結果、小径メダルであっても大径メダルであっても、放出ローラ133によって付与される復元力は同程度になる。
放出ローラ133によって弾き飛ばされたメダルは、磁気センサ134の検知部分を通過する。すると、磁気センサ134は、コイルに電流が流れたときの電圧値を用いて、第1の磁気信号、第2の磁気信号をそれぞれ取得する。
磁気センサ134は、メダルが磁気センサ134の検知部分である孔を通過できる構成を有しているので、立体的に全方位の磁束の変化に起因する電圧を検出することができる。そのため、磁気センサ134は、メダルの材質、外径、厚さを特定するための詳細な情報も取得できる。一般的には、メダルに用いる金属の誘電率が大きいほど磁気信号のピーク強度が大きくなる。また、メダルの外径が大きいほど磁気信号のピーク強度が大きくなる。また、メダルの厚さが大きいほど磁気信号のピーク強度が大きくなる。磁気センサ134は、メダルから取得した第1の磁気信号、第2の磁気信号と、磁気センサ134が予め記憶している正規メダルの2種類の磁気信号との比較に基づいてメダルの真贋判定を行う。
ただし、真贋判定の信頼性を確保するために、メダルが磁気センサ134の検知部分に進入するときのスピードと、そのメダルと同種のメダルについて磁気センサ134が予め記憶している2種類の磁気信号を比較元として取得した際に同種のメダルを磁気センサ134の検知部分に進入させたときのスピードと、を同程度にする必要がある。両者のスピードが異なれば、それぞれの磁気信号の波形は異なってしまい、同じメダル同士の比較であっても、異なるメダルであると誤判定してしまうからである。また、あらゆる種類のメダルに対して、メダルを磁気センサ134の検知部分に進入させるスピードは、所定のスピード以上にする必要がある。極端に小さなスピードでメダルを磁気センサ134の検知部分に進入させても、そのメダルから取得される磁気信号の強度はノイズと区別できないほどに小さすぎてしまい、磁気信号同士の比較が困難になるからである。
比較元となる2種類の磁気信号は、計数ホッパー103の実際の使用環境と同じ環境下で取得される。具体的には、小径メダルについては、放出ガイド片150を第1の配置にし、対応する2種類の磁気信号を磁気センサ134に予め記憶させておく。大径メダルについては、放出ガイド片150を第2の配置にし、対応する2種類の磁気信号を磁気センサ134に予め記憶させておく。
本実施形態の計数ホッパー103は、小径メダルおよび大径メダルのいずれが使用されるときでも、1つの放出ガイド片150の配置を変えることで、放出ガイド片150にガイドされたメダルによる放出ローラ133の変位量を同程度にすることができる。つまり、磁気センサ134に向けて1枚ずつ放出される小径メダルおよび大径メダルに対して同程度の復元力が付与される。よって、小径メダルおよび大径メダルの各々について、磁気センサ134の検知部分に進入するときのスピードを、比較元となる2種類の磁気信号を取得した際に磁気センサ134の検知部分に進入させたときのスピードと同程度にすることができる。また、放出ローラ133の変位量が所定量以上であるため、小径メダルおよび大径メダルは、所定以上のスピードで磁気センサ134の検知部分に進入する。その結果、小径メダルおよび大径メダルのいずれに対しても、真贋判定の信頼性を確保することができる。
仮に、放出ガイド片150を第2の配置にして小径メダルを用いた場合、放出ガイド片150の大径用ガイド面150bに沿ってガイドされた小径メダルは、放出ローラ133に一応当接する。しかし、放出ローラ133の変位量が小さく、放出ローラ133から小径メダルに付与される復元力が不十分である。その結果、磁気センサ134の検知部分に進入するときの小径メダルのスピードは小さく、真贋判定の信頼性は損なわれる。また、磁気センサ134の検知部分に進入するときの小径メダルのスピードが小さいことは、計数回転盤131から次々と送り出される小径メダルが磁気センサ134付近で詰まってしまうという不都合を招く可能性を生む。それゆえ、小径メダルを用いる場合には放出ガイド片150を第1の配置にする必要がある。
また、仮に、放出ガイド片150を第1の配置にして大径メダルを用いた場合、誘導通路132の幅は大径メダルにとって狭すぎてしまい、大径メダルは、誘導通路132上を通過できない。それゆえ、大径メダルを用いる場合には放出ガイド片150を第2の配置にする必要がある。
磁気センサ134による真贋判定の結果は、振分けユニット135に送信される。前記真贋判定の結果は、磁気センサ134を通過したメダルが正規メダルであるか、または非正規メダルであるかということである。振分けユニット135は、正規メダルであるという判定結果を受信したときには、フラッパ135bを下方に動かさない。その結果、正規メダルと判定されたメダルは、送り出し板140よりも僅かに上方を通過して誘導通路132の奥端部に到達し、下方向誘導部材12を経由してメダル回収システムに回収される。
一方、振分けユニット135は、非正規メダルであるという判定結果を受信したときには、フラッパ135bを下方に動かす。その結果、非正規メダルと判定されたメダルは、フラッパ135bに叩かれ、誘導通路132の非正規メダル案内領域から落下して、回収ボックス137に回収される。
以上の説明から、本実施形態によれば、1つの放出ガイド片150が小径用ガイド面150aおよび大径用ガイド面150bを備え、放出ガイド片150の水平方向の180°反転という配置変えだけで、小径メダルおよび大径メダルの磁気センサ134への1枚ずつの放出を実現する。よって、使用するメダルを小径メダルおよび大径メダルの一方から他方に変更する場合、作業員は、遊技媒体貸出機1から計数ホッパー103を取り出した後、放出ガイド片150の配置変えだけで済ませることができ、従来のような計数ホッパー103の構成部品の交換や、計数ホッパー103自体の取り換えを必要としない。
放出ガイド片150の配置変えによって、小径メダルが放出ガイド片150にガイドされた場合と、大径メダルが放出ガイド片150にガイドされた場合とで、放出ローラ133の変位量は同程度である。よって、放出ローラ133によって1枚ずつ放出される小径メダルおよび大径メダルに対して同程度の復元力が付与され、小径メダルおよび大径メダルの各々は、所定のスピードで磁気センサ134の検知部分に進入することができる。その結果、磁気センサ134による真贋判定の信頼性を確保することができる。
したがって、メダルの真贋判定を行う計数ホッパー103について、使用するメダルの変更に伴う作業を簡易化することができる。
また、本実施形態によれば、計数回転盤131は、メダル収納孔131aが形成された第1のディスク143から構成される上側円盤体と、フランジ部144および第2のディスク145から構成され、上側円盤体とともに回転する下側円盤体とで構成される二層円盤構造をとる。底部となる下側円盤体に支持される小径メダルおよび大径メダルは、メダル収納孔131a内で大きな摩擦を発生させることなく周回する。
したがって、計数回転盤131は、回転送り壁部143aに沿ってメダルを放出ガイド片150に向けて滑らかに送り出すことができる。
(その他)
本実施形態では、メダルを特徴付ける複数の要素として、メダルの材質、外径、厚さという3つの要素を採り上げた。しかしながら、本実施形態で取り扱う、メダルを特徴付ける要素は上記に限定されない。また、本実施形態のメダルの識別を行うのに必要とする要素の個数は、2つでもよいし、4つ以上でもよい。
また、本実施形態では、磁気センサ134が取得する第1の磁気信号と、第2の磁気信号という、少なくとも2種類の磁気信号を用いて、磁気センサ134の検知部分を通過するメダルの識別が行われる。しかしながら、3種類以上の磁気信号を用いてメダルの識別が行われてもよく、したがって、メダルを特徴付けるすべてまたは一部の要素を用いてメダルの識別が行われればよい。
また、図1を参照すると、払い出しホッパー102は、計数ホッパー103の上方に配置されている。しかしながら、例えば、計数ホッパー103が、払い出しホッパー102の上方に配置されるようにし、払い出しホッパー102と計数ホッパー103との配置を逆にしてもよい。
また、図2を参照すると、計数メダル受皿部7から投入されたメダルがオートスタートセンサ11の近傍を通過すると、計数ホッパー103にメダルを検知した信号が送られて、計数ホッパー103が始動する。しかしながら、オートスタートセンサ11の代替手段となる計数ホッパー103始動用のボタンを用いて、前記ボタンを操作することで、計数ホッパー103を始動させてもよい。前記ボタンは、例えば、遊技媒体貸出機1の外側表面やその内部に配置することができる。
また、図2を参照すると、計数回転盤131および誘導通路132などは、奥方向に向かって下方に進むように、計数機器121の上部が傾斜している。しかしながら、例えば、計数機器121の上部が水平であっても、本発明を適用できる。
また、本実施形態では、小径用ガイド面150aおよび大径用ガイド面150bは、一部が曲線となる形状としていた。しかし、放出ローラ133へのガイドが十分に機能すれば任意の形状にしてもよく、例えば、直線状、くさび状であってもよい。
また、本実施形態では、第1の配置にある放出ガイド片150の小径用ガイド面150aの尖端部が放出ローラ133に最も近い箇所になるようにし、第2の配置にある放出ガイド片150の大径用ガイド面150bの尖端部が放出ローラ133に最も近い箇所になるようにした。しかし、第1の配置において小径用ガイド面150aの尖端部以外の部分を放出ローラ133に最も近い箇所にしてもよいし、第2の配置において大径用ガイド面150bの尖端部以外の部分を放出ローラ133に最も近い箇所にしてもよい。また、小径用ガイド面150aにアール状を形成し、そのアール状の部分が放出ローラ133に最も近い箇所になるようにしてもよい。また、大径用ガイド面150bにアール状を形成し、そのアール状の部分が放出ローラ133に最も近い箇所になるようにしてもよい。
また、小径メダルとも大径メダルとも異なる径を有する特殊なメダルを使用する場合に対して、放出ガイド片150は、この特殊なメダルを放出ローラ133に向けてガイドするためのガイド面をさらに備えるようにしてもよい。
また、本実施形態では、第2のディスク145は、第1のディスク143の裏側から、回転送り壁部143aに当接して第1のディスク143に連結していた。しかし、第2のディスク145が回転送り壁部143aと離間して対向するように連結することもできる。このとき、スペーサ(例えば、環状のワッシャ。図示せず。)を用いて、第2のディスク145および第1のディスク143間の距離を所望の距離(例えば、あらゆる種類のメダルの厚さよりも若干大きな距離)に保持するように調整する。
また、図6に示すように、本実施形態では、第2のディスク145の軸方向の高さは、第1のディスク143のフランジ部144の軸方向の高さと同程度であった。しかし、第2のディスク145の軸方向の高さを、第1のディスク143のフランジ部144の軸方向の高さよりも小さくする(計数ホッパー103の本体側に近づける)構造にしてもよい。このような構造により、メダル収納孔131aに収納されたメダルを径方向外側に若干傾けて計数回転盤131の外周側、そして計数回転盤131の外側に、より滑らかに放出することができる。
また、払出機能・計数機能兼備用部材50を備えない遊技媒体貸出機1内に配置されている遊技媒体使用機に対して本発明を適用できることは当然である。
なお、図3に示されている、遊技媒体貸出機1内に配置されている計数ホッパー103は、遊技媒体を使用して動作する遊技媒体使用機の具体例の一つである。遊技媒体使用機の他の具体例としては、遊技媒体貸出機1内に配置されている払い出しホッパー102、遊技機内に配置されている払い出しホッパー、ジェットカウンタなどの計数機内に配置されている計数機ホッパーなどがある。本発明の遊技媒体識別装置は、これらの具体例にも適用できる。
また、本実施形態で説明した技術を組み合わせた技術を実現できる。
その他、本発明の装置を構成する部材の形状、配置などは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更できる。
1 遊技媒体貸出機
2 本体
3 貨幣投入口
4 ノズル
5 ノズル本体
6 ノズルトップ
7 計数メダル受皿部
11 オートスタートセンサ
12 下方向誘導部材
50 払出機能・計数機能兼備用部材
101 制御部
102 払い出しホッパー
103 計数ホッパー
111 計数機器
112 貯留部
113 ベース部材
121 計数機器
121a 出力軸
121b 係合ピン
121c 外周壁
122 貯留部
123 ベース部材
131 計数回転盤
131a メダル収納孔
132 誘導通路
133 放出ローラ
133a フォトセンサ
134 磁気センサ(判定部)
135 振分けユニット
135a ソレノイド
135b フラッパ
135c 載置台
136 ディップスイッチ
137 回収ボックス
138 係止部材
140 送り出し板
141 回転部材
142 基軸部
142a 軸孔
142b ピン係合部
143 第1のディスク
143a 回転送り壁部
143b 逃がし溝
143c テーパ
144 フランジ部
145 第2のディスク
145a ゴミ落とし孔
146 環状段差部
147 払出ピン
150 放出ガイド片
150a 小径用ガイド面
150b 大径用ガイド面
US 上コイルバネ
BS 下コイルバネ
W ワッシャ
IG 内周溝部
OG 外周溝部

Claims (2)

  1. 小径遊技媒体または大径遊技媒体のいずれかの円盤状の遊技媒体を使用する遊技媒体使用機であって、
    前記遊技媒体の直径を収納できる複数の収納孔を有する計数回転盤と、
    前記計数回転盤の回転によって前記収納孔から前記計数回転盤の外側へ1枚ずつ送り出された前記遊技媒体を、放出ローラに向けてガイドする放出ガイド片と、
    前記放出ガイド片によってガイドされた前記遊技媒体によって定位置から所定量だけ前記放出ガイド片から遠ざかる方向に動かされ、前記定位置に戻るときの復元力によって前記遊技媒体の直径を前記放出ガイド片とで挟みつつ前記遊技媒体を放出する前記放出ローラと、
    前記放出ガイド片と前記放出ローラとで挟みつつ放出された前記遊技媒体が正規であるか否かを判定する判定部と、を備え、
    前記放出ガイド片は、
    前記小径遊技媒体を使用するときに前記計数回転盤の外側へ1枚ずつ送り出された前記小径遊技媒体が当接する位置に配置される小径用ガイド面と、
    前記大径遊技媒体を使用するときに前記計数回転盤の外側へ1枚ずつ送り出された前記大径遊技媒体が当接する位置に配置される大径用ガイド面と、を備えるとともに、
    前記小径遊技媒体を使用する場合において前記小径用ガイド面のうち前記放出ローラに最も近い箇所と前記放出ローラとの間の距離と前記小径遊技媒体の直径との差が、前記大径遊技媒体を使用する場合において前記大径用ガイド面のうち前記放出ローラに最も近い箇所と前記放出ローラとの間の距離と前記大径遊技媒体の直径との差と同じになるように配置変更可能な構成をとる、
    ことを特徴とする遊技媒体使用機。
  2. 前記計数回転盤は、回転部材、および、前記回転部材と同軸となる第2のディスク、を備え、
    前記回転部材は、
    基軸部と、
    前記基軸部から径方向に延在しており、複数の前記収納孔が周方向に所定の間隔で形成されている第1のディスクと、
    前記第1のディスクの裏側にて、前記基軸部から径方向に延在しており、前記収納孔の底部の一部を形成しているフランジ部と、を備え、
    前記第2のディスクは、前記第1のディスクの裏側から前記第1のディスクに連結することで前記収納孔の底部の一部を形成しており、
    前記計数回転盤の回転によって前記収納孔に収納されている、前記大径遊技媒体または前記小径遊技媒体を前記放出ガイド片に向けて1枚ずつ押し出す回転送り壁部が、前記第1のディスクの裏面上に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体使用機。
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