JP2016053902A - 通信システム、ネットワーク制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】局所的に電力需給がバランスするよう通信システムの地理的構成を再構成するための技術を提供することである。
【解決手段】本発明の一態様は、地理的に分散された複数のネットワーク装置と、前記ネットワーク装置を制御するネットワーク制御装置とを有する通信システムであって、前記ネットワーク制御装置は、前記ネットワーク装置を管理するネットワーク装置管理部と、各地域における電力需給を予測し、前記予測された電力需給に基づき電力不足地域と電力余剰地域とを特定する電力需給予測部と、前記電力不足地域にある第1ネットワーク装置から前記電力余剰地域にある第2ネットワーク装置にオブジェクトを移動するオブジェクト移動部とを有し、前記オブジェクト移動部は、前記第2ネットワーク装置の空き容量と前記移動により得られる利得とに基づき前記オブジェクトを移動する通信システムに関する。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の一態様は、地理的に分散された複数のネットワーク装置と、前記ネットワーク装置を制御するネットワーク制御装置とを有する通信システムであって、前記ネットワーク制御装置は、前記ネットワーク装置を管理するネットワーク装置管理部と、各地域における電力需給を予測し、前記予測された電力需給に基づき電力不足地域と電力余剰地域とを特定する電力需給予測部と、前記電力不足地域にある第1ネットワーク装置から前記電力余剰地域にある第2ネットワーク装置にオブジェクトを移動するオブジェクト移動部とを有し、前記オブジェクト移動部は、前記第2ネットワーク装置の空き容量と前記移動により得られる利得とに基づき前記オブジェクトを移動する通信システムに関する。
【選択図】図2
Description
本発明は、通信ネットワークの消費電力効率化のためのネットワーク制御に関する。
現在、通信ネットワークの省電力化が大きな課題となっている。非特許文献1では、その課題が整理され、システムや機器の省電力化に加えて、「発電所との距離による電力ロスや地域気候による冷却効率を考慮して、クラウドサーバを効率的に配置する。」、という地理的・空間的配備による効率化が指摘されている。また、非特許文献2では、トラヒックの空間的な流し方による省電力化が提案されている。具体的には、トラヒックの分配を適切に行うことで、待機状態にして電力消費を削減するパスを増やすという提案である。
総務省HP(http:// http://www.soumu.go.jp/),実現すべきサービス及び課題の整理(案)第2版,http://www.soumu.go.jp/main_content/000055452.pdf
Nedeljko Vasi ´c and Dejan Kosti ´c,School of Computer and Communication Sciences, EPFL, SwitzerlandEnergy-Aware Traffic Engineering,P.169-177
http://www.chugoku.meti.go.jp/research/h21fy/pdf/koikiblock_honpen_07.pdf
再生可能エネルギーのように、電力供給が地理的に分散し、かつ量的に変動する状況に適応して通信システムの電力消費を制御するための技術が望まれている。再生可能エネルギー等の供給源の近くで通信ネットワーク関連のエネルギーを消費することは、需給アンバランスによる蓄電や送電等による電力ロスを低減すると共に、送電系への負担を減らすことが可能になる。非特許文献3によれば、発電量の約5%が送電によるロスと推定されている。
このため、本発明の課題は、局所的に電力需給がバランスするよう通信システムの地理的構成を再構成するための技術を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、地理的に分散された複数のネットワーク装置と、前記ネットワーク装置を制御するネットワーク制御装置とを有する通信システムであって、前記ネットワーク制御装置は、前記ネットワーク装置を管理するネットワーク装置管理部と、各地域における電力需給を予測し、前記予測された電力需給に基づき電力不足地域と電力余剰地域とを特定する電力需給予測部と、前記電力不足地域にある第1ネットワーク装置から前記電力余剰地域にある第2ネットワーク装置にオブジェクトを移動するオブジェクト移動部とを有し、前記オブジェクト移動部は、前記第2ネットワーク装置の空き容量と前記移動により得られる利得とに基づき前記オブジェクトを移動する通信システムに関する。
本発明の他の態様は、地理的に分散された複数のネットワーク装置を制御するネットワーク制御方法であって、各地域における電力需給を予測するステップと、前記予測された電力需給に基づき、電力不足地域と電力余剰地域とを特定するステップと、前記電力不足地域にある第1ネットワーク装置から前記電力余剰地域にある第2ネットワーク装置にオブジェクトを移動するため、前記第2ネットワーク装置の空き容量と前記移動により得られる利得とを決定するステップと、前記決定された空き容量と利得とに基づき、前記オブジェクトを移動するステップとを有する方法に関する。
本発明によると、局所的に電力需給がバランスするよう通信システムの地理的構成を再構成することが可能になる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
後述される実施例では、局所的な電力需給をバランスさせるよう地理的に分散されたネットワーク装置を制御するネットワーク制御装置が開示される。本発明を概略すると、ネットワーク制御装置は、各地域における電力需給を予測し、予測された電力需給に基づき電力不足地域と電力余剰地域とを特定する。ネットワーク制御装置は、電力不足地域にあるネットワーク装置から電力余剰地域にあるネットワーク装置にオブジェクトを移動するため、電力余剰地域のネットワーク装置の空き容量と、電力不足地域のネットワーク装置のオブジェクトを電力余剰地域のネットワーク装置に移動することにより得られる利得とに基づき、当該オブジェクトを移動する。
これにより、局所的に電力需給がバランスするよう通信システムの地理的構成を再構成することが可能になる。本発明は、例えば、クラウドコンピューティング、仮想化技術、software definedネットワークなどに効果的に適用可能である。
まず、図1を参照して、本発明の一実施例による通信システムを説明する。図1は、本発明の一実施例による通信システムを示す概略図である。
図1に示されるように、通信システム10は、ネットワーク制御装置100及びネットワーク装置200を有する。ネットワーク制御装置100とネットワーク装置200とは、通信ネットワーク50を介し通信接続される。ここで、ネットワーク装置200は地理的に分散して配置され、図示されるように、例えば、地域A,B,Cなどに配置される。一方、給電装置300もまた、地理的に分散して配置され、各地域A,B,Cなどに電力を供給したり、送電ネットワーク350を介し隣接地域などの他の地域に電力を供給する。電力管理センタ400は、送電ネットワーク350上に配置され、給電装置300の稼働状況や各地域の電力需給状況を管理する。
ネットワーク制御装置100は、地理的に分散された複数のネットワーク装置200を制御する。具体的には、ネットワーク制御装置100は、通信ネットワーク50を介しネットワーク装置200に通信接続されると共に、送電ネットワーク350上の電力管理センタ400に通信接続される。以下でより詳細に説明されるように、ネットワーク制御装置100は、電力管理センタ400から取得した各地域の電力需給状況に基づき、各地域の電力需給をバランスさせるようネットワーク装置200におけるソフトウェア、プログラム、データ、コンテンツなどの情報処理要素(以降、「オブジェクト」と総称する)を移動させる。
ネットワーク制御装置100は、例えば、サーバなどにより実現されてもよく、典型的には、プロセッサ、メモリ、通信装置などから構成される。後述されるネットワーク制御装置100の各種機能部及び処理を実現するためのコンピュータプログラムがメモリに格納され、通信装置を介し取得された各種データやパラメータを利用して、プロセッサにより実行される。しかしながら、ネットワーク制御装置100は、上述したハードウェア構成に限定されるものでなく、例えば、他の何れか適切な情報処理装置により実現されてもよい。
ネットワーク装置200は、通信ネットワーク50に通信接続され、ソフトウェアやプログラムなどを実行することによって、データやコンテンツに対して各種情報処理を実行する。通信システム10上において、複数のネットワーク装置200は、地理的に分散配置され、送電線や宅内若しくは施設内の電力線などを介し給電装置300から供給される電力により駆動される。ネットワーク装置200は、例えば、サーバ、ストレージ、サーバ及びストレージを収容したデータセンタなど通信システム10上の情報処理装置や情報格納装置であってもよい。一般に、計算負荷の高い処理を常時実行するネットワーク装置200は、相対的に多くの電力を消費すると考えられる。また、多数のネットワーク装置200が存在する地域は、相対的に多くの電力を消費すると考えられる。
給電装置300は、火力発電所、水力発電所、風力発電設備、太陽光発電設備などの各種発電施設であり、各地域の環境特性や電力消費エリアとの近接性などに基づき地理的に分散配置されている。給電装置300は、送電ネットワーク350を介し接続され、給電装置300により発電された電力は、当該給電装置300が配置された地域に提供されてもよいし、あるいは、送電ネットワーク350の送電線や電力線などを介し他の地域に提供されてもよい。典型的には、火力発電所や水力発電所は、環境状態に依らず一定の電力を発電可能である一方、風力発電設備や太陽光発電設備から供給される電力は再生可能エネルギーと呼ばれ、発電量が天候などに依存して変動する。
電力管理センタ400は、送電ネットワーク350を介し給電装置300から発電状況を収集すると共に、電力消費エリアに配置された送電所や変電所などから電力需要状況を収集し、各エリアにおける電力需給を監視及び管理する。具体的には、電力管理センタ400は、各地域の電力需要量を予測し、予測した電力需要量にバランスさせるように、給電装置300から供給される電力を制御する。再生可能エネルギーでは発電量を所望の量とすることが困難であるため、蓄電設備や補助発電系などを備えることによって、全体的な電力安定化が図られている。ここで、蓄電設備は、キャパシタや二次電池などの電気をそのまま蓄電するための設備だけでなく、水力発電所における揚水設備などの他のエネルギー形態に変換することによる蓄電設備などを含む。
次に、図2を参照して、本発明の一実施例によるネットワーク制御装置を説明する。図2は、本発明の一実施例によるネットワーク制御装置の構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、ネットワーク制御装置100は、ネットワーク装置管理部110、電力需給予測部120及びオブジェクト移動部130を有する。
ネットワーク装置管理部110は、ネットワーク装置200を管理する。具体的には、ネットワーク装置管理部110は、各ネットワーク装置200の動作状況やネットワーク装置200の間の通信状況などを管理し、各ネットワーク装置200に関する情報を保持する。
電力需給予測部120は、各地域について予測された電力需給に基づき電力不足地域と電力余剰地域とを特定する。具体的には、電力需給予測部120は、電力管理センタ400から各地域について予測された電力需給を示す電力需給予測情報を取得し、相対的に電力が不足している電力不足地域と、相対的に電力に余裕がある電力余剰地域とを特定する。
一実施例では、電力需給予測部120は、各地域における給電装置300から供給される予測発電量と、当該地域における予測電力需要量とを取得し、予測電力需要量が所定の第1電力閾値以上予測発電量より上回る地域を電力不足地域として特定し、予測発電量が所定の第2電力閾値以上予測電力需要より上回る地域を電力余剰地域として特定してもよい。
あるいは、電力需給予測部120は、各地域における給電装置300から供給される予測発電量に対する当該地域における予測電力需要量の比率(予測電力使用率)を算出し、算出した比率が所定の第1パーセンテージ閾値以上である地域を電力不足地域として特定し、算出した比率が所定の第2パーセンテージ閾値未満である地域を電力余剰地域として特定してもよい。例えば、電力需給予測部120は、これに限定することなく、予測電力使用率が90%以上の地域を電力不足地域として特定し、50%以下の地域を電力余剰地域として特定してもよい。
オブジェクト移動部130は、電力不足地域にある第1ネットワーク装置200から電力余剰地域にある第2ネットワーク装置200にオブジェクトを移動する。ここで、オブジェクト移動部130は、第2ネットワーク装置200の空き容量と当該移動により得られる利得とに基づきオブジェクトを移動する。
具体的には、オブジェクト移動部130は、電力不足地域にある通信システム10上のネットワーク装置200を特定し、特定したネットワーク装置200に格納されるソフトウェア、プログラム、データ、コンテンツなどの情報処理要素であるオブジェクトを移動元候補として特定する。一方、オブジェクト移動部130は、電力余剰地域にある通信システム10上のサーバ、ストレージ、データセンタなどのネットワーク装置200を移動先候補として特定し、移動先候補のネットワーク装置200の空き容量を特定する。当該空き容量は、例えば、ネットワーク装置200の空き記憶容量、空き計算容量、これらの組み合わせなどであってもよく、ネットワーク装置管理部110により保持される。
このようにして、移動先候補の空き容量を特定すると、オブジェクト移動部130は、移動元候補のオブジェクトの容量が空き容量以下となるオブジェクトの移動候補を決定すると共に、決定した移動候補を移動させることによって得られる電力需給バランスの改善を示す利得を算出し、算出した利得に基づき当該移動候補の移動を実行する。
一実施例では、オブジェクト移動部130は、移動候補決定部131及び移動実行判定部132を有する。本実施例では、オブジェクト移動部130は、電力不足地域から電力余剰地域に移動するオブジェクトの移動候補を選定すると共に、各移動候補の移動に伴って得られる利得を算出し、各移動候補について算出した利得に基づき移動対象となるオブジェクトを移動させる。
移動候補決定部131は、電力不足地域にある第1ネットワーク装置200から電力余剰地域にある第2ネットワーク装置200に移動可能なオブジェクトを移動した場合に、移動オブジェクトを収容するのに必要な容量と第2ネットワーク装置200の空き容量とに基づき移動候補を決定する。具体的には、移動候補決定部131はまず、電力不足地域にある通信システム10のネットワーク装置200にあるオブジェクトを特定し、特定したオブジェクトを移動元候補とする。一方、移動候補決定部131は、電力余剰地域にある通信システム10のネットワーク装置200を特定し、特定したネットワーク装置200を移動先候補とする。例えば、移動先候補はデータセンタiのサーバjであってもよい。この場合、移動候補決定部131は、ネットワーク装置管理部110にアクセスし、データセンタiのサーバjの空き容量C(i,j)を特定する。C(i,j)は、サーバjの空き記憶容量や空き計算容量であってもよく、あるいは、これらの組み合わせであってもよい。空き記憶容量と空き計算容量との組み合わせが利用される場合、C(i,j)は(空き容量,空き計算容量)などのベクトル値として表されてもよい。さらに、移動候補決定部131は、ネットワーク装置管理部110にアクセスし、移動先候補のオブジェクトを移動させた場合に必要となるネットワーク経路上の空き容量を特定してもよい。
このようにして移動先候補の空き容量を特定すると、移動候補決定部131は、移動元候補の何れのオブジェクトを移動先候補のネットワーク装置200に移動させることが可能であるか判断し、移動元候補からオブジェクトの移動候補を決定する。一実施例では、移動候補決定部131は、電力不足地域にある第1ネットワーク装置200に格納されるオブジェクト(移動元候補)を特定し、当該オブジェクトを収容するのに必要な容量の合計容量が空き容量以下となるようなオブジェクト群を移動候補として決定してもよい。例えば、移動候補決定部131は、ネットワーク装置管理部110にアクセスし、移動元候補の各オブジェクトkを収容するのに必要な容量a(k)を特定し、
移動実行判定部132は、当該移動候補の移動により得られる利得に応じて、移動候補の移動を実行するか判定する。具体的には、移動実行判定部132は、移動候補の移動による電力不足地域における電力削減量と電力余剰地域における電力増加量とを算出し、算出した電力削減量と電力増加量とに基づき利得を算出し、算出した利得が所定の利得閾値以上である場合、移動候補の移動を実行してもよい。
一例として、移動候補決定部131によって決定された各移動候補について、移動実行判定部132は、ネットワーク装置管理部110にアクセスし、各移動候補を実行することによって停止又は使用が減少するネットワーク装置200の電力削減量と、起動又は使用が増加するネットワーク装置200の電力増加量とを算出する。そして、移動実行判定部132は、算出した各移動候補の電力削減量と電力増加量とに基づき、各移動候補の移動により改善される地域iの需給差x_iを算出し、これに所定の関数f_i(x_i)を用いてf_1(x_1)+f_2(x_2)+・・・・を算出して当該移動候補の利得としてもよい。このようにして、移動実行判定部132は、各移動候補について算出した利得のうち最大の利得を与える移動候補を特定し、当該移動候補の利得が所定の利得閾値以上である場合に当該移動候補の移動を実行してもよい。
ここで、利得閾値は、頻繁な移動(ピンポン現象)を抑制するため、移動が電力需給のバランス化に有意な効果をもたらすような値に設定されてもよい。また、利得閾値は、例えば、ネットワーク経路の空き容量に基づき設定されてもよい。ネットワーク経路の空き容量が小さい場合、移動に伴うデータ転送に係るコストが考慮すべき重要なファクタになるためである。
なお、本発明による利得は上述したものに限定されるものでなく、移動候補を移動させることによって得られる電力需給バランスの改善を示す何れか適切な指標であってもよい。例えば、利得は、各移動候補について算出した電力削減量から電力増加量を差し引いたネットの電力削減量であってもよい。この場合、移動実行判定部132は、ネットの電力削減量が最大となる移動候補を特定し、当該ネットの電力削減量が所定の利得閾値以上である場合に当該移動候補の移動を実行してもよい。
他の実施例では、オブジェクト移動部130は、移動候補決定部131及び移動実行判定部132の代わりに又は加えて、最適解探索部133を有してもよい。空き容量に基づき移動候補を列挙し、各移動候補について利得を算出する上述した移動候補決定部131及び移動実行判定部132を用いた実施例と異なり、本実施例では、空き容量に関する式(1)を満たしながら、利得を最大化する移動候補を求める最適化問題を解くというアプローチである。
最適解探索部133は、電力不足地域にある第1ネットワーク装置200に格納されるオブジェクト群を特定し、オブジェクト群の各オブジェクトを収容するのに必要な容量の合計容量を算出し、合計容量が空き容量以下となるオブジェクト群のうち、当該オブジェクト群の移動による利得が最大となる最大利得オブジェクト群を特定し、特定した最大利得オブジェクト群を第2ネットワーク装置200に移動してもよい。例えば、最適解探索部133は、式(1)の制約条件下で目的関数f_1(x_1)+f_2(x_2)+・・・・を最大化する最適化問題を解くことによって、目的関数を最大化する最大利得オブジェクト群を特定し、特定した最大利得オブジェクト群を移動してもよい。
なお、本発明による目的関数はこれに限定されるものでなく、移動候補を移動させることによって得られる電力需給バランスの改善を示す指標を求める何れか適切な関数であってもよい。例えば、目的関数は、各移動候補について算出した電力削減量から電力増加量を差し引いたネットの電力削減量を求めるものであってもよい。この場合、最適解探索部133は、ネットの電力削減量が最大となる最大利得オブジェクト群を特定し、当該ネットの電力削減量が所定の利得閾値以上である場合に当該最大利得オブジェクト群の移動を実行してもよい。
次に、図3を参照して、本発明の一実施例によるネットワーク制御処理を説明する。図3は、本発明の一実施例によるオブジェクト移動処理を示すフロー図である。当該オブジェクト移動処理は、例えば、ネットワーク制御装置100により定期的に実行されてもよいし、通信システム10のオペレータによる明示的な指示により起動されてもよい。
図3に示されるように、ステップS101において、電力需給予測部120は、電力管理センタ400から、各地域における電力需給予測情報を取得する。
ステップS102において、電力需給予測部120は、取得した電力需給予測情報に基づき、相対的に電力が不足している電力不足地域と、相対的に電力に余裕がある電力余剰地域とを特定する。
ステップS103において、オブジェクト移動部130は、ネットワーク装置管理部110にアクセスし、電力不足地域のネットワーク装置200のオブジェクトを移動するのに必要な容量と電力余剰地域のネットワーク装置200の空き容量とを特定し、当該必要な容量が空き容量以下となるオブジェクト群を移動させることにより得られる利得を決定する。当該空き容量は、電力余剰地域のネットワーク装置200の空き記憶容量、空き計算容量又はこれらの組み合わせであってもよく、また、移動による利得は、オブジェクトを移動させることによって得られる電力需給バランスの改善を示す何れか適切な指標であってもよい。
ステップS104において、オブジェクト移動部130は、算出した各オブジェクト群の利得のうち利得を最大にするオブジェクト群を特定し、当該最大利得が所定の利得閾値以上である場合、移動による電力需給のバランス化に対する有意な効果があるとして、当該オブジェクト群を移動させる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 通信システム
50 通信ネットワーク
100 ネットワーク制御装置
110 ネットワーク装置管理部
120 電力需給予測部
130 オブジェクト移動部
131 移動候補決定部
132 移動実行判定部
133 最適解探索部
200 ネットワーク装置
300 給電装置
350 送電ネットワーク
400 電力管理センタ
50 通信ネットワーク
100 ネットワーク制御装置
110 ネットワーク装置管理部
120 電力需給予測部
130 オブジェクト移動部
131 移動候補決定部
132 移動実行判定部
133 最適解探索部
200 ネットワーク装置
300 給電装置
350 送電ネットワーク
400 電力管理センタ
Claims (8)
- 地理的に分散された複数のネットワーク装置と、
前記ネットワーク装置を制御するネットワーク制御装置と、
を有する通信システムであって、
前記ネットワーク制御装置は、
前記ネットワーク装置を管理するネットワーク装置管理部と、
各地域について予測された電力需給に基づき、電力不足地域と電力余剰地域とを特定する電力需給予測部と、
前記電力不足地域にある第1ネットワーク装置から前記電力余剰地域にある第2ネットワーク装置にオブジェクトを移動するオブジェクト移動部と、
を有し、
前記オブジェクト移動部は、前記第2ネットワーク装置の空き容量と前記移動により得られる利得とに基づき前記オブジェクトを移動する通信システム。 - 前記電力需給予測部は、各地域における給電装置から供給される予測発電量と、前記地域における予測電力需要量とを取得し、前記予測電力需要量が所定の第1電力閾値以上前記予測発電量より上回る地域を前記電力不足地域として特定し、前記予測発電量が所定の第2電力閾値以上前記予測電力需要より上回る地域を前記電力余剰地域として特定する、請求項1記載の通信システム。
- 前記オブジェクト移動部は、
前記電力不足地域にある第1ネットワーク装置から前記電力余剰地域にある第2ネットワーク装置に移動可能なオブジェクトを移動した場合に、前記オブジェクトを収容するのに必要な容量と前記第2ネットワーク装置の空き容量とに基づき移動候補を決定する移動候補決定部と、
前記移動候補の移動により得られる利得に応じて、前記移動候補の移動を実行するか判定する移動実行判定部と、
を有する、請求項1又は2記載の通信システム。 - 前記移動候補決定部は、前記電力不足地域にある第1ネットワーク装置に格納されるオブジェクトを特定し、前記オブジェクトを収容するのに必要な容量の合計容量が前記空き容量以下となるようなオブジェクト群を前記移動候補として決定する、請求項1乃至3何れか一項記載の通信システム。
- 前記移動実行判定部は、前記移動候補の移動による前記電力不足地域における電力削減量と前記電力余剰地域における電力増加量とを算出し、前記算出した電力削減量と電力増加量とに基づき前記利得を算出し、前記算出した利得が所定の利得閾値以上である場合、前記移動候補の移動を実行する、請求項1乃至4何れか一項記載の通信システム。
- 前記オブジェクト移動部は、
前記電力不足地域にある第1ネットワーク装置に格納されるオブジェクト群を特定し、前記オブジェクト群の各オブジェクトを収容するのに必要な容量の合計容量を算出し、前記合計容量が前記空き容量以下となるオブジェクト群のうち、前記オブジェクト群の移動による利得が最大となる最大利得オブジェクト群を特定し、前記特定した最大利得オブジェクト群を前記第2ネットワーク装置に移動する最適解探索部を有する、請求項1又は2記載の通信システム。 - 地理的に分散された複数のネットワーク装置を制御するネットワーク制御方法であって、
各地域における電力需給を予測するステップと、
前記予測された電力需給に基づき、電力不足地域と電力余剰地域とを特定するステップと、
前記電力不足地域にある第1ネットワーク装置から前記電力余剰地域にある第2ネットワーク装置にオブジェクトを移動するため、前記第2ネットワーク装置の空き容量と前記移動により得られる利得とを決定するステップと、
前記決定された空き容量と利得とに基づき、前記オブジェクトを移動するステップと、
を有する方法。 - 請求項1乃至6何れか一項記載の通信システムのネットワーク制御装置の各部をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014180368A JP2016053902A (ja) | 2014-09-04 | 2014-09-04 | 通信システム、ネットワーク制御方法及びコンピュータプログラム |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2014180368A JP2016053902A (ja) | 2014-09-04 | 2014-09-04 | 通信システム、ネットワーク制御方法及びコンピュータプログラム |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2016053902A true JP2016053902A (ja) | 2016-04-14 |
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Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012531181A (ja) * | 2009-06-24 | 2012-12-06 | アルカテル−ルーセント | Itサービスを提供するネットワークコンピューティングクラスタを制御する方法 |
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2014
- 2014-09-04 JP JP2014180368A patent/JP2016053902A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012531181A (ja) * | 2009-06-24 | 2012-12-06 | アルカテル−ルーセント | Itサービスを提供するネットワークコンピューティングクラスタを制御する方法 |
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