JP2016115579A - 端子付電線 - Google Patents

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Abstract

【課題】端子付電線における止水を必要とする部分が止水チューブによって封止されていることの判別をより簡易に行う技術を提供すること。【解決手段】端子付電線100は、絶縁電線8と、電線接続部71と接点部72とを含む端子7と、熱収縮チューブ5と熱収縮チューブ5の内側面に設けられた接着剤4とを含み、熱を受けて収縮した状態で電線接続部71の周囲を覆う止水チューブ6と、を備える。そして、接着剤4は、熱収縮チューブ5の接点部72側の第一端部51及び第一端部51に対し反対側の第二端部52のうちの少なくとも一方において、接着剤4の外側に存在する熱収縮チューブ5と接着剤4の内側に存在する絶縁被覆82又は端子7とに対し外部から観察可能な第一色を示す。【選択図】図1

Description

本発明は、絶縁電線と絶縁電線に取り付けられた端子とを含む端子付電線の止水構造に関する。
自動車等の車両に搭載されるワイヤーハーネスにおいて、端子付電線は、絶縁電線と絶縁電線に接続された端子とを備える。
また、端子付電線が、さらに絶縁電線と端子との接続部分を覆うチューブ状の部材を備えることもある。
例えば、特許文献1に示される例では、端子付電線は、絶縁電線と端子との接続部分を覆う熱収縮チューブを備えている。
特開2012−094340号公報
ところで、端子付電線が、熱収縮チューブの内側面に熱可塑性の接着剤が設けられた止水チューブを備える場合がある。この場合、加熱され収縮した熱収縮チューブは、接着剤によって端子付電線の止水を要する部分に密着する。
このとき、端子付電線と熱収縮チューブとが接着剤によって密着し、端子付電線の止水を必要とする部分が止水チューブによって封止されていることを確認する検査として、例えば、止水チューブ内に空気を送り込む検査が行われる。この検査では、一方の端部から止水チューブ内に空気を送り込み、他方の端部からの空気の漏れの有無を確認することにより、端子付電線における止水を必要とする部分が止水チューブによって封止されていることの判断が行われる。
しかしながら、上記の検査では、空気を送り込むための装置等を準備する必要があり、また、多くの時間を必要とする。このため、止水チューブが端子付電線の止水を必要とする部分を封止していることを、より簡易に判別できることが望まれている。
本発明は、端子付電線における止水を必要とする部分が止水チューブによって封止されていることの判別をより簡易に行う技術を提供することを目的とする。
第1態様に係る端子付電線は、芯線と前記芯線の周囲を覆う絶縁被覆とを備える絶縁電線と、前記絶縁電線の前記芯線に接続された電線接続部と前記電線接続部の前記絶縁電線側に対し反対側に連なって形成され相手側部材に接続可能な接点部とを含む端子と、熱収縮チューブと前記熱収縮チューブの内側面に設けられた接着剤とを含み、熱を受けて収縮した状態で前記電線接続部の周囲を覆う止水チューブと、を備え、前記接着剤は、前記熱収縮チューブの前記接点部側の第一端部及び前記第一端部に対し反対側の第二端部のうちの少なくとも一方において、前記接着剤の外側に存在する前記熱収縮チューブと前記接着剤の内側に存在する前記絶縁被覆又は前記端子とに対し外部から観察可能な第一色を示す。
第2態様に係る端子付電線は、第1態様に係る端子付電線の一態様である。第2態様に係る端子付電線においては、前記接着剤は、前記熱収縮チューブの前記第一端部及び前記第二端部のうちの少なくとも一方において、前記熱収縮チューブからはみ出た部分を含む。
第3態様に係る端子付電線は、第1態様又は第2態様に係る端子付電線の一態様である。第3態様においては、前記接着剤は、前記止水チューブが収縮する前の状態において、前記第一色と異なる第二色を示し、熱を受けて収縮した前記止水チューブが前記絶縁被覆及び前記端子に接触し、前記止水チューブの前記接着剤に設けられた第一発色部材と前記絶縁電線の前記絶縁被覆及び前記端子の少なくとも一方に設けられた第二発色部材とが反応することで、前記接着剤は、前記第二色から変化した前記第一色を示す。
第4態様に係る端子付電線は、第3態様に係る端子付電線の一態様である。第4態様に係る端子付電線においては、前記絶縁被覆が、前記第二発色部材を含む材料で形成されている。
第5態様に係る端子付電線は、第3態様又は第4態様に係る端子付電線の一態様である。第5態様に係る端子付電線においては、前記第一発色部材及び前記第二発色部材のうちの一方が、アミン系化合物を含み、前記第一発色部材及び前記第二発色部材のうちの他方が、エポキシ樹脂を含む。
第6態様に係る端子付電線は、第3態様又は第4態様に係る端子付電線の一態様である。第6態様に係る端子付電線においては、前記第一発色部材及び前記第二発色部材のうちの一方が、イソシアネート成分を含み、前記第一発色部材及び前記第二発色部材のうちの他方が、ポリオール成分を含む。
上記の各態様において、接着剤は、接着剤の外側に存在する熱収縮チューブと接着剤の内側に存在する絶縁被覆又は端子とに対し外部から観察可能な第一色を示す。従来では、止水チューブが装着された端子付電線において、止水チューブの接着剤は透明であり、熱収縮チューブと絶縁電線又は熱収縮チューブと端子との間に隙間が形成されていることの確認が困難であった。しかしながら、上記の各態様では、接着剤が、接着剤の外側に存在する熱収縮チューブと接着剤の内側に存在する絶縁被覆又は端子とに対し外部から観察可能な第一色を示す。このため、熱収縮チューブが絶縁電線の絶縁被覆の外周面或いは端子の外周面に十分に接着されていること、即ち、熱収縮チューブと絶縁電線又は端子との間の隙間の有無を目視で確認することができる。これにより、端子付電線における止水を必要とする部分が止水チューブによって封止されていることの判別をより簡易に行うことが可能となる。
また、第2態様において、接着剤は、熱収縮チューブの第一端部及び第二端部のうちの少なくとも一方において、熱収縮チューブからはみ出た部分を含むため、熱収縮チューブの内側を覗き込むことなく、熱収縮チューブが絶縁電線の絶縁被覆の外周面或いは端子の外周面に十分に接着されていることを目視で簡単に確認することができる。
また、第3態様において、接着剤は、止水チューブが収縮する前の状態において、第一色と異なる第二色を示す。そして、接着剤は、熱を受けて収縮した止水チューブが絶縁被覆及び端子に接触し、止水チューブの接着剤に設けられた第一発色部材と絶縁電線の絶縁被覆及び端子の少なくとも一方に設けられた第二発色部材とが反応することで、第二色から変化した第一色を示す。この場合、止水チューブが装着された端子付電線において、接着剤の第二色から第一色への変化の有無を確認することで、端子付電線における止水を必要とする部分が止水チューブによって封止されているかの判別を行うことができる。このため、確認作業をより簡易にすることができる。
また、第4態様において、絶縁被覆は、第二発色部材を含む材料で形成されているため、絶縁電線に第二発色部材を取り付けるための工程が不要となる。
また、第5態様において、第一発色部材及び第二発色部材のうちの一方が、アミン系化合物を含み、第一発色部材及び第二発色部材のうちの他方が、エポキシ樹脂を含む。この場合、第一発色部材及び第二発色部材が、止水チューブの収縮後に第一色に変化していることを確認することで、端子付電線における止水を必要とする部分が止水チューブによって封止されているかの判別を行うことができる。
また、第6態様において、第一発色部材及び第二発色部材のうちの一方が、イソシアネート成分を含み、第一発色部材及び第二発色部材のうちの他方が、ポリオール成分を含む。この場合、第一発色部材及び第二発色部材が、止水チューブの収縮後に第一色に変化していることを確認することで、端子付電線における止水を必要とする部分が止水チューブによって封止されているかの判別を行うことができる。
第1実施形態に係る端子付電線の側面図である。 第1実施形態に係る端子付電線の製造工程の一部を示す一部切り欠き側面図である。 第2実施形態に係る端子付電線の側面図である。 第3実施形態に係る端子付電線の製造工程の一部を示す一部切り欠き側面図である。 第3実施形態に係る端子付電線の側面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具現化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。
<第1実施形態>
図1,2を参照しつつ、第1実施形態に係る端子付電線100について説明する。端子付電線100は、絶縁電線8と端子7と止水チューブ6とを備える。止水チューブ6は、熱収縮チューブ5と熱収縮チューブ5の内側面に設けられた接着剤4とを含む。端子付電線100は、例えば、自動車等の車両に搭載される。
図1は、端子付電線100の側面図である。図2は、端子付電線100の製造工程の一部を示す一部切り欠き側面図である。図2では、止水チューブ6を収縮させる工程が示されている。
<端子付電線:絶縁電線>
図1,2に示されるように、端子付電線100において、絶縁電線8は、芯線81と芯線81の周囲を覆う絶縁被覆82とを備える。本実施形態では、絶縁電線8の端部の絶縁被覆82が取り除かれ、絶縁電線8の端部の芯線81が露出している。この露出した芯線81には、後述する端子7が接続される。
絶縁電線8において、芯線81は、例えば、銅又はアルミニウム等の金属を主成分とする部材であることが考えられる。また、絶縁被覆82は、例えば、ポリエチレン又は塩化ビニル等を主成分とする合成樹脂の部材であることが考えられる。
<端子付電線:端子>
端子7は、絶縁電線8に接続された電線接続部71とこの端子7の接続相手である相手側部材に接続可能な部分である接点部72とを含む。
本実施形態において、電線接続部71は、絶縁電線8における絶縁被覆82から延び出た芯線81に接続された芯線接続部711と絶縁被覆82の端部に接続された被覆接続部712とを含んでいる。
本実施形態では、芯線接続部711は、絶縁電線8の芯線81に対し圧着によって接続されている。即ち、図1,2に示されるように、電線接続部71における芯線接続部711は、絶縁被覆82の端部から延び出た芯線81の周囲を覆う状態でかしめられた圧着片を含む。これにより、芯線接続部711と芯線81とが、電気的に及び物理的に接続されている。
なお、芯線接続部711が、平板状に形成されている場合も考えられる。この場合、芯線接続部711には、絶縁被覆82から延び出た芯線81が、超音波溶接又は熱溶接等の溶接によって接続されることが考えられる。
また、本実施形態において、電線接続部71における被覆接続部712は、絶縁被覆82の端部の周囲を覆い絶縁被覆82の端部に圧着されている。図2に示されるように、本実施形態では、被覆接続部712は、絶縁被覆82の端部の周囲を覆う状態でかしめられた圧着片を含んでいる。この場合、被覆接続部712の圧着片が絶縁被覆82の端部にかしめられることで、被覆接続部712と絶縁被覆82とが物理的に接続されている。
また、本実施形態において、接点部72は、電線接続部71の絶縁電線8側に対し反対側に連なって形成されている。即ち、接点部72は、絶縁電線8の延在方向において、電線接続部71から絶縁電線8側に対し反対側に延出して形成されている。従って、図1,2に示されるように、接点部72と電線接続部71とは、絶縁電線8の延在方向に沿う一の直線上に並んで形成されている。しかしながら、接点部72が、電線接続部71の一方側の端部から絶縁電線8の延在方向に直交する方向に突出して形成されている場合等も考えられる。
また、本実施形態において、接点部72は、相手側部材とボルト締結を可能にする締結孔721を含む。締結孔721は、端子7の一方の主面から他方の主面に貫通する貫通孔である。この場合、相手側部材にも、端子7とのボルト締結を可能にする締結用の孔が形成されていることが考えられる。そして、端子7の接点部72の締結孔721と相手側部材の締結用の孔とが重なった状態で、ボルトが通され締められることで、端子7と相手側部材とが接続されることが考えられる。
<端子付電線:止水チューブ>
端子付電線100において、止水チューブ6は、熱収縮チューブ5と熱収縮チューブ5の内側面に形成された接着剤4とを含む。止水チューブ6は、熱を受けて収縮した状態で電線接続部71の周囲を覆っている。
端子付電線100において、接着剤4は、熱収縮チューブ5と端子7及び絶縁電線8との隙間を埋めている。即ち、接着剤4は、絶縁電線8及び端子7と熱収縮チューブ5との間に全体に亘って設けられている。
熱収縮チューブ5は、例えば、ポリオレフィン系、ナイロン系、シリコーン系、フッ素樹脂系又はポリエステルエラストマー系などの合成樹脂からなる筒状の部材である。熱収縮チューブ5は、押し出し成形によりごく細い筒状に成形された樹脂部材が、加熱された状態で太い筒状へ引き伸ばされた後に冷却されることによって得られる。このようにして得られた熱収縮チューブ5は、加熱された場合、引き伸ばされる前の細い筒状まで収縮する形状記憶特性を有する。
接着剤4は、例えば、変性オレフィン系又はポリエステル系のホットメルト接着剤等の熱可塑性の部材を含むことが考えられる。本実施形態のように、変性オレフィン系又はポリエステル系のホットメルト接着剤等の熱可塑性の部材は、無色の部材であることが好ましい。後述する第一色及び第二色をより正確に確認することができるためである。
図2に示されるように、端子付電線100における熱収縮チューブ5は、収縮前の熱収縮チューブ5が、ヒーター等の加熱器1に加熱されることにより得られる。本実施形態において、収縮前の熱収縮チューブ5が加熱される温度は、熱収縮チューブ5が収縮し、かつ、熱収縮チューブ5の内側に形成された接着剤4が溶融する温度である。この場合、熱収縮チューブ5が加熱され収縮すると同時に、接着剤4が液状に変化し、熱収縮チューブ5が端子7及び絶縁電線8に接着される。そして、熱収縮チューブ5の加熱作業が終了し、冷却されることで、液状の接着剤4は、再び固化し、熱収縮チューブ5と端子7及び絶縁電線8との間の隙間が固化した接着剤4によって埋められる。
また、本実施形態では、接着剤4は、熱収縮チューブ5の接点部72側の第一端部51及び第一端部51に対し反対側の第二端部52のうちの少なくとも一方において、接着剤4の外側に存在する熱収縮チューブ5と接着剤4の内側に存在する絶縁被覆82又は端子7とに対し外部から観察可能な第一色を示している。なお、第一端部51は、端子7の電線接続部71の接点部72側の部分の周囲を覆う部分である。また、第二端部52は、絶縁電線8の端部の絶縁被覆82の周囲を覆う部分である。
即ち、熱収縮チューブ5の第一端部51において、接着剤4が、接着剤4の外側に存在する熱収縮チューブ5と接着剤4の内側に存在する端子7とに対し外部から観察可能な第一色を示している場合、この第一色は、端子7及び熱収縮チューブ5と異なる色であることが考えられる。
また、熱収縮チューブ5の第二端部52において、接着剤4が、接着剤4の外側に存在する熱収縮チューブ5と接着剤4の内側に存在する端子7とに対し外部から観察可能な第一色を示している場合、この第一色は、絶縁被覆82及び熱収縮チューブ5と異なる色であることが考えられる。
また、熱収縮チューブ5の第一端部51及び第二端部52の両方において、接着剤4が、接着剤4の外側に存在する熱収縮チューブ5と接着剤4の内側に存在する端子7又は絶縁被覆82とに対し外部から観察可能な第一色を示している場合、この第一色は、端子7、絶縁被覆82及び熱収縮チューブ5と異なる色であることが考えられる。
また、第一色が、第一端部51及び第二端部52において、それぞれ異なる色を含む場合も考えられる。即ち、第一色が、第一端部51において端子7及び熱収縮チューブ5と異なる色を含み、第二端部52において絶縁被覆82及び熱収縮チューブ5と異なる色を含む場合も考えられる。この場合、第一色は、2種類の色を含む。
なお、本実施形態では、第一色は、端子7、絶縁被覆82及び熱収縮チューブ5と異なる色であり、1種類の色である場合を説明する。即ち、熱収縮チューブ5の第一端部51及び第二端部52において、接着剤4は、同じ色(第一色)を示している。本実施形態では、接着剤4が、端子7、絶縁被覆82及び熱収縮チューブ5と異なる第一色を示すため、目視で簡単に熱収縮チューブ5と絶縁被覆82又は端子7との間に隙間が形成されていないかを確認することができる。
また、本実施形態では、止水チューブ6が収縮する前の状態において、接着剤4は、第一色と異なる第二色を示し、接着剤4には第一発色部材41が設けられている。なお、図2に示されるように、本実施形態は、第一発色部材41が混ぜられた接着剤4が、熱収縮チューブ5の内側面に設けられている場合の事例である。即ち、本実施形態において、接着剤4は、変性オレフィン系又はポリエステル系のホットメルト接着剤等の熱可塑性の部材と第一発色部材41とを含む部材である。
また、本実施形態では、止水チューブ6が収縮する前の状態において、絶縁電線8の絶縁被覆82及び端子7の少なくとも一方には、第二発色部材42が設けられている。図2に示されるように、本実施形態は、絶縁電線8の絶縁被覆82及び端子7の両方に、第二発色部材42が設けられている場合の事例である。
本実施形態において、第二発色部材42は、絶縁電線8の絶縁被覆82の外周面に設けられている。なお、図2に示されるように、第二発色部材42は、絶縁電線8の周方向において全周に亘って絶縁被覆82の外周面に設けられている。
また、本実施形態では、第二発色部材42は、端子7の外周面にも設けられている。第二発色部材42は、電線接続部71と接点部72との境界部分に設けられている。また、第二発色部材42は、端子7の周方向において全周に亘って端子7の外周面に設けられている。
また、本実施形態では、第二発色部材42は、収縮後の止水チューブ6の第一端部51及び第二端部52に覆われる2箇所の部分に設けられている。この場合、より少量の第二発色部材42で端子付電線100における止水を必要とする部分が止水チューブ6によって覆われているかを確認することができ、製造コストを抑制できる。なお、第二発色部材42が、絶縁電線8と端子7とが接続された状態において、収縮後の止水チューブ6の第一端部51に覆われる部分から第二端部52に覆われる部分に亘る領域に設けられていることも考えられる。
第二発色部材42は、例えば、絶縁電線8の絶縁被覆82の外周面及び端子7の外周面に塗布されることにより、絶縁電線8の絶縁被覆82及び端子7に設けられた状態が作られる。なお、第二発色部材42が、絶縁電線8の絶縁被覆82の外周面及び端子7の外周面に滴下されることにより、絶縁電線8の絶縁被覆82及び端子7に設けられた状態が作られる場合等も考えられる。
また、本実施形態では、端子7側及び絶縁電線8側に設けられた第二発色部材42は、いずれも端子7及び絶縁電線8の周方向においてその全周に亘って設けられている。しかしながら、第二発色部材42が、端子7及び絶縁電線8の周方向においてスポット状に設けられている場合等、端子7及び絶縁電線8の周方向における一部の領域に設けられている場合も考えられる。
本実施形態において、熱を受けて収縮した止水チューブ6が絶縁被覆82に接触する。このとき、止水チューブ6の熱収縮チューブ5の内側面に設けられた接着剤4が溶融し、接着剤4に混ぜられていた第一発色部材41と絶縁電線8の絶縁被覆82の外周面及び端子7の外周面に設けられていた第二発色部材42とが接触し、反応する。これにより、接着剤4は、止水チューブ6の収縮前に示していた第二色から、第一発色部材41と第二発色部材42とが反応することにより現れる第一色へと変化する。
即ち、止水チューブ6の接着剤4に設けられた第一発色部材41と絶縁電線8の絶縁被覆82及び端子7に設けられた第二発色部材42とが反応することで、接着剤4は、元々示していた第二色から変化した第一色を示す。このとき、収縮状態の止水チューブ6を備える端子付電線100において、接着剤4が第二色から第一色に変化した部分では、接着剤4が溶融し接着剤4に混ぜられていた第一発色部材41と、絶縁電線8の絶縁被覆82の外周面或いは端子7の外周面に設けられた第二発色部材42とが、十分に接触し、反応したと考えることができる。即ち、接着剤4が第二色から第一色に変化した部分では、接着剤4が溶融しその後固化した状態で、接着剤4の外側の熱収縮チューブ5と接着剤4の内側の絶縁電線8の絶縁被覆82或いは端子7とが、接着剤4によって隙間なく接着されていると考えることができる。このため、例えば、絶縁被覆82を覆う接着剤4が絶縁被覆82の全周に亘って第一色に変化し、かつ、端子7を覆う接着剤4が端子7の全周に亘って第一色に変化している場合、止水チューブ6によって覆われた部分が、密封されていると判断できる。
即ち、本実施形態では、収縮状態の止水チューブ6を備える端子付電線100において、止水チューブ6が十分に絶縁電線8及び端子7に密着していることを、接着剤4の第二色から第一色への変化の有無を目視で確認することで、判別することが可能である。その結果、端子付電線100における止水を必要とする部分が止水チューブ6によって封止されていることの判別をより簡易に行うことが可能となる。
なお、第一発色部材41と第二発色部材42との組み合わせについては、例えば、第一発色部材41がアミン系化合物を含み、第二発色部材42がエポキシ樹脂を含む場合、或いは、第一発色部材41がイソシアネート成分を含み、第二発色部材42がポリオール成分を含む場合等が考えられる。
端子付電線100において、第一発色部材41がアミン系化合物を含み、第二発色部材42がエポキシ樹脂を含む場合、止水チューブ6の収縮前の状態において、接着剤4は、無色透明(第二色)を示す。第一発色部材41が無色透明を示すためである。また、この場合、止水チューブ6の収縮前の状態において、第二発色部材42は、無色透明を示す。そして、止水チューブ6が加熱され収縮したときに、接着剤4によって外側の熱収縮チューブ5と内側の端子7又は絶縁被覆82とが十分に接着されている部分では、第一発色部材41と第二発色部材42とが反応することで第一色に変化する。なお、第一発色部材41として採用されるアミン系化合物の部材及び第二発色部材42として採用されるエポキシ樹脂の部材は、止水チューブ6の加熱温度等の製造工程における種々の条件から決められる。第一発色部材41と第二発色部材42とに採用される部材によっては、止水チューブ6の製造工程の条件が、第一発色部材41と第二発色部材42との化学反応の条件を満たさないことがあるためである。
この場合、第一発色部材41としては、例えば、アミン系化合物であるポリアミドアミン又は脂肪族アミン等が採用されることが考えられる。また、第二発色部材42としては、例えば、エポキシ樹脂であるビスフェノールA又はビスフェノールF等が採用されることが考えられる。以下、各組合せの一例について説明する。
例えば、第一発色部材41としてポリアミドアミンが採用され、第二発色部材42としてビスフェノールAが採用される場合、接着剤4は、止水チューブ6が収縮前の状態において、無色透明(第二色)を示し、止水チューブ6が収縮し第一発色部材41と第二発色部材42とが反応することで黄色(第一色)を示す。なお、この場合、止水チューブ6の加熱温度は、第一発色部材41と第二発色部材42とが十分に反応する温度であることが好ましい。例えば、常温〜160度で上記加熱作業が行われることが考えられる。
また、第一発色部材41として脂肪族アミンが採用され、第二発色部材42としてビスフェノールFが採用される場合、接着剤4は、止水チューブ6が収縮前の状態において、無色透明(第二色)を示し、止水チューブ6が収縮し第一発色部材41と第二発色部材42とが反応することで緑色(第一色)を示す。なお、この場合、止水チューブ6の加熱温度は、第一発色部材41と第二発色部材42とが十分に反応する温度であることが好ましい。例えば、常温〜160度で上記加熱作業が行われることが考えられる。
次に、端子付電線100において、第一発色部材41がイソシアネート成分を含み、第二発色部材42がポリオール成分を含む場合を説明する。この場合、止水チューブ6の収縮前の状態において、接着剤4は、無色透明(第二色)を示す。第一発色部材41が無色透明を示すためである。また、止水チューブ6の収縮前の状態において、第二発色部材42は、無色透明を示す。なお、第一発色部材41として採用されるイソシアネート成分を含む部材及び第二発色部材42として採用されるポリオール成分を含む部材は、止水チューブ6の加熱温度等の製造工程における種々の条件から決められる。第一発色部材41と第二発色部材42とに採用される部材によっては、止水チューブ6の製造工程の条件が、第一発色部材41と第二発色部材42との化学反応の条件を満たさないことがあるためである。
例えば、第一発色部材41としてポリイソシアネート成分を含む部材が採用され、第二発色部材42としてポリオール成分を含む部材が採用される場合、接着剤4は、止水チューブ6が収縮前の状態において、無色透明(第二色)を示し、止水チューブ6が収縮し第一発色部材41と第二発色部材42とが反応することで白色(第一色)を示す。なお、この場合、止水チューブ6の加熱温度は、第一発色部材41と第二発色部材42とが十分に反応する温度であることが好ましい。例えば、常温〜160度で上記加熱作業が行われることが考えられる。
なお、第一発色部材41と第二発色部材42とが、上記と逆の場合も考えられる。即ち、第一発色部材41がエポキシ樹脂を含み、第二発色部材42がアミン系化合物を含む場合も考えられる。また、第一発色部材41がポリオール成分を含み、第二発色部材42がイソシアネート成分を含む場合も考えられる。
また、本実施形態では、収縮状態の止水チューブ6を備える端子付電線100において、接着剤4は、熱収縮チューブ5の第一端部51及び第二端部52のうちの少なくとも一方において、熱収縮チューブ5からはみ出た部分(非収容部49)を含む。なお、本実施形態は、図1に示されるように、接着剤4は、熱収縮チューブ5の第一端部51及び第二端部52の両方において、熱収縮チューブ5からはみ出た非収容部49を含む場合の事例である。
端子付電線100において、接着剤4は、例えば、熱収縮チューブ5の内側面に設けられる接着剤4の量を増やすこと又は収縮前の熱収縮チューブ5の端の位置に接着剤4が設けられることで、非収容部49を含む。端子付電線100においては、非収容部49も、接着剤4が溶融しその後固化した状態で、絶縁電線8の絶縁被覆82の外周面或いは端子7の外周面に十分に接着されている場合には、第一色を示し、そうでない場合には、第二色を示す。この場合、熱収縮チューブ5の内側を覗き込むことなく、目視で簡単に熱収縮チューブ5と絶縁被覆82又は端子7との間に隙間が形成されていないかを確認することができる。
<端子付電線>
絶縁電線8と端子7と止水チューブ6と有色の(第一色の)接着剤4とを備える端子付電線100においては、接着剤4が、接着剤4の外側に存在する熱収縮チューブ5と接着剤4の内側に存在する絶縁被覆82又は端子7とに対し外部から観察可能な第一色を示す。このため、熱収縮チューブ5が絶縁電線8の絶縁被覆82の外周面或いは端子7の外周面に十分に接着されていること、即ち、熱収縮チューブ5と絶縁電線8又は端子7との隙間の有無を目視で確認することができる。これにより、端子付電線100における止水を必要とする部分が止水チューブ6によって封止されていることの判別をより簡易に行うことが可能となる。
また、本実施形態において、接着剤4は、熱収縮チューブ5の第一端部51及び第二端部52のうちの少なくとも一方(本例では両方)において、熱収縮チューブ5からはみ出た非収容部49を含むため、熱収縮チューブ5の内側を覗き込むことなく、熱収縮チューブ5が絶縁電線8の絶縁被覆82の外周面或いは端子7の外周面に十分に接着されていることを目視で簡単に確認することができる。
また、本実施形態において、接着剤4は、止水チューブ6が収縮する前の状態において、第一色と異なる第二色を示す。そして、接着剤4は、熱を受けて収縮した止水チューブ6が絶縁被覆82及び端子7に接触し、止水チューブ6の接着剤4に設けられた第一発色部材41と絶縁電線8の絶縁被覆82及び端子7の少なくとも一方(本例では両方)に設けられた第二発色部材42とが反応することで、第二色から変化した第一色を示す。この場合、止水チューブ6が装着された端子付電線100において、接着剤4が第一色に変化した部分では、接着剤4によって熱収縮チューブ5が絶縁電線8の絶縁被覆82の外周面或いは端子7の外周面に十分に接着されていると判断できる。また、接着剤4が第一色に変化していない部分(第二色のままの部分、十分に第一色に変化していない部分等)では、接着剤4によって熱収縮チューブ5が絶縁電線8の絶縁被覆82の外周面或いは端子7の外周面に十分に接着されていないと判断できる。即ち、本実施形態では、接着剤4の第二色から第一色への変化の有無を確認することで、端子付電線100における止水を必要とする部分が止水チューブ6によって封止されているかの判別を行うことができ、確認作業をより簡易にすることができる。
また、本実施形態では、元々の接着剤4が示す第二色が完全に第一色に変化していること或いは変化していないことを確認することで、接着剤4によって熱収縮チューブ5が絶縁電線8の絶縁被覆82の外周面或いは端子7の外周面に十分に接着されていることの判断をより厳格に行うことができる。即ち、端子付電線100における止水を必要とする部分が止水チューブ6によって封止されていることの評価をより正確に行うことができる。
<第2実施形態>
次に、図3を参照しつつ、第2実施形態に係る端子付電線200について説明する。端子付電線200は、第1実施形態と異なる止水チューブ6Aを含む。図3は、端子付電線200の側面図である。なお、図3において、図1,2に示される構成要素と同じ構成用は、同じ参照符号が付されている。以下、本実施形態における第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態において、端子付電線200は、絶縁電線8と端子7と止水チューブ6Aとを含む。端子付電線200において、絶縁電線8及び端子7の構造は、第1実施形態と同様なので説明を省略する。
本実施形態において、止水チューブ6Aは、外部から内部を確認可能な透明な熱収縮チューブ5Aと熱収縮チューブ5Aの内側面に設けられた接着剤4とを含む。
また、本実施形態では、第1実施形態と同様、熱収縮チューブ5Aの接点部72側の第一端部51及び第一端部51に対し反対側の第二端部52の両方において、接着剤4が、接着剤4の外側に存在する熱収縮チューブ5Aと接着剤4の内側に存在する絶縁被覆82又は端子7とに対し外部から観察可能な第一色を示す場合を説明する。
本実施形態では、止水チューブ6Aが熱を受けて収縮し端子7及び絶縁電線8の周囲を覆う状態において、透明な熱収縮チューブ5Aの第一端部51の内側に存在する接着剤4が端子7の外周面を周方向において全周に亘って覆っていること、及び透明な熱収縮チューブ5Aの第二端部52の内側に存在する接着剤4が絶縁電線8の絶縁被覆82の外周面を周方向において全周に亘って覆っていること、を外部から透明な熱収縮チューブ5Aを介して目視で確認できる。
即ち、本実施形態においては、接着剤4が示す第一色を透明な熱収縮チューブ5Aを通して確認することで外部から観察可能である。これにより、例えば、接着剤4が溶融し過ぎる又は溶融しないことによって熱収縮チューブ5Aと端子7又は絶縁被覆82との間に隙間が形成される場合、或いは、溶融状態の接着剤4において気泡が発生することによって熱収縮チューブ5Aと端子7又は絶縁被覆82との間に隙間が形成される場合に、外部から熱収縮チューブ5Aを介してその隙間の有無を目視で確認できる。このため、端子付電線200における止水を必要とする部分が止水チューブ6Aによって密封されていることを簡単に確認できる。
また、本実施形態では、接着剤4は、非収容部49を含んでいない。即ち、熱収縮チューブ5Aの内部に接着剤4全体が収容されている。熱収縮チューブ5Aが透明で熱収縮チューブ5Aを通して簡単に内部の接着剤4を目視で確認することができるためである。しかしながら、第1実施形態と同様、本実施形態でも、接着剤4が、非収容部49を含んでいる場合も考えられる。
本実施形態においても、熱収縮チューブ5Aが絶縁電線8の絶縁被覆82の外周面或いは端子7の外周面に十分に接着されていること、即ち、熱収縮チューブ5Aと絶縁電線8又は端子7との隙間の有無を目視で確認することができる。これにより、端子付電線200における止水を必要とする部分が止水チューブ6Aによって封止されていることの判別を簡易に行うことが可能となる。
また、本実施形態でも、接着剤4は、止水チューブ6Aの収縮前において、第一色と異なる第二色を示していることが考えられる。この場合、接着剤4の第二色から第一色への変化の有無を確認することで、端子付電線200における止水を必要とする部分が止水チューブ6Aによって封止されていることの判別を行うことができ、確認作業をより簡易にすることができる。また、元々の接着剤4が示す第二色が完全に第一色に変化していること又は変化していないことを確認することで、接着剤4によって熱収縮チューブ5Aが絶縁電線8の絶縁被覆82の外周面或いは端子7の外周面に十分に接着されていることの判断をより厳格に行うことができる。即ち、端子付電線200における止水を必要とする部分が止水チューブ6Aによって封止されていることの評価をより正確に行うことができる。
<第3実施形態>
次に、図4,5を参照しつつ、第3実施形態に係る端子付電線300について説明する。端子付電線300は、第1実施形態及び第2実施形態と異なる止水チューブ6B及び絶縁電線8Bを含む。図4は、端子付電線300の製造工程の一部を示す一部切り欠き側面図である。図4では、止水チューブ6Bを収縮させる工程が示されている。図5は、端子付電線300の側面図である。なお、図4,5において、図1〜3に示される構成要素と同じ構成用は、同じ参照符号が付されている。以下、本実施形態における第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態において、端子付電線300は、絶縁電線8Bと端子7と止水チューブ6Bとを含む。端子付電線300において、端子7の構造は、第1実施形態及び第2実施形態と同様なので説明を省略する。
本実施形態においては、図4に示すように、収縮前の止水チューブ6Bが、熱収縮チューブ5と熱収縮チューブ5の内側面に設けられた接着剤4Bと接着剤4Bの内側面に設けられた第一発色部材41とを含む。即ち、本実施形態は、接着剤4Bの内側面に第一発色部材41が形成されている場合の事例である。
本実施形態において、接着剤4Bは、例えば、変性オレフィン系又はポリエステル系のホットメルト接着剤等の熱可塑性の部材であることが考えられる。即ち、第1実施形態と異なり、収縮前の止水チューブ6Bにおいて、接着剤4Bには、第一発色部材41が混ぜられていない。
止水チューブ6Bは、例えば、熱収縮チューブ5と接着剤4Bとを含む2層構造の止水チューブにおける接着剤4Bの内側面に、第一発色部材41を塗布する或いは吹き付けることで得ることができる。なお、図4に示される熱収縮チューブ5が、熱収縮チューブ5Aであってもよい。
また、本実施形態では、絶縁電線8Bは、芯線81と芯線81の周囲を覆う絶縁被覆82Bとを含む。芯線81の構造は、第1実施形態及び第2実施形態と同様なので説明を省略する。
本実施形態では、絶縁被覆82が、第二発色部材42を含む材料で形成されている。このため、例えば、絶縁被覆82Bは、ポリエチレン又は塩化ビニル等を主成分とする合成樹脂の部材と第二発色部材42とを含んでいることが考えられる。即ち、本実施形態は、第二発色部材42が混ぜられた絶縁被覆82Bを絶縁電線8Bが備える場合の事例である。絶縁電線8Bは、例えば、芯線81の周囲に、ポリエチレン又は塩化ビニル等を主成分とする合成樹脂と第二発色部材42とを混ぜ合わせたものを押出成形することによって作られる。
なお、第1実施形態と同様、本実施形態においても、端子7には、塗布又は滴下されることで第二発色部材42が設けられる。
本実施形態においては、止水チューブ6Bが熱を受けて収縮するときに、接着剤4Bと第一発色部材41とが溶融し、混ざり合う。そして、熱収縮チューブ5の内側面に接着剤4Bと第一発色部材41とが混ざり合ったものが形成された状態で、収縮した止水チューブ6Bが、端子7及び絶縁電線8の周囲を覆う。止水チューブ6Bの第一端部51においては、第1実施形態と同様、端子7の外周面に設けられた第二発色部材42と止水チューブ6Bの第一発色部材41とが反応する。そして、端子7の外周面に十分に熱収縮チューブ5が接着されている場合には、第一発色部材41と混ざり合った接着剤4Bは、第一色を示し、そうでない場合には、第二色を示す。
一方、止水チューブ6Bの第二端部52においては、絶縁被覆82Bに含まれた第二発色部材42と止水チューブ6Bの第一発色部材41とが反応する。そして、絶縁被覆82Bの外周面に十分に熱収縮チューブ5が接着されている場合には、第一発色部材41と混ざり合った接着剤4Bは、第一色を示し、そうでない場合には、第二色を示す。
本実施形態においても、第1実施形態及び第2実施形態と同様、熱収縮チューブ5が絶縁電線8Bの絶縁被覆82Bの外周面或いは端子7の外周面に十分に接着されていること、即ち、熱収縮チューブ5と絶縁電線8B又は端子7との隙間の有無を目視で確認することができる。これにより、端子付電線300における止水を必要とする部分が止水チューブ6Bによって封止されていることの判別を簡易に行うことが可能となる。
また、本実施形態でも、接着剤4Bの第二色から第一色への変化の有無を確認することで、端子付電線300における止水を必要とする部分が止水チューブ6Bによって封止されていることの判別を行うことができ、確認作業をより簡易にすることができる。また、元々の接着剤4Bが示す第二色が完全に第一色に変化していること又は変化していないことを確認することで、接着剤4Bによって熱収縮チューブ5が絶縁電線8Bの絶縁被覆82の外周面或いは端子7の外周面に十分に接着されていることの判断をより厳格に行うことができる。即ち、端子付電線300における止水を必要とする部分が止水チューブ6Bによって封止されていることの評価をより正確に行うことができる。
また、本実施形態において、接着剤4は、熱収縮チューブ5の第一端部51及び第二端部52のうちの少なくとも一方(本例では両方)において、熱収縮チューブ5からはみ出た非収容部49を含むため、熱収縮チューブ5の内側を覗き込むことなく、熱収縮チューブ5が絶縁電線8Bの絶縁被覆82Bの外周面或いは端子7の外周面に十分に接着されていることを目視で簡単に確認することができる。
<応用例>
また、第1実施形態及び第2実施形態において、電線接続部71が、被覆接続部712を含まない場合も考えられる。即ち、電線接続部71が芯線接続部711のみを含む場合も考えられる。
なお、本発明に係る端子付電線は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された各実施形態及び応用例を自由に組み合わせること、或いは、各実施形態及び応用例を適宜、変形する又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
1 加熱器
100 端子付電線
4 接着剤
41 第一発色部材
42 第二発色部材
49 非収容部
5 熱収縮チューブ
51 第一端部
52 第二端部
6 止水チューブ
7 端子
71 電線接続部
72 接点部
8 絶縁電線
81 芯線
82 絶縁被覆

Claims (6)

  1. 芯線と前記芯線の周囲を覆う絶縁被覆とを備える絶縁電線と、
    前記絶縁電線の前記芯線に接続された電線接続部と前記電線接続部の前記絶縁電線側に対し反対側に連なって形成され相手側部材に接続可能な接点部とを含む端子と、
    熱収縮チューブと前記熱収縮チューブの内側面に設けられた接着剤とを含み、熱を受けて収縮した状態で前記電線接続部の周囲を覆う止水チューブと、を備え、
    前記接着剤は、前記熱収縮チューブの前記接点部側の第一端部及び前記第一端部に対し反対側の第二端部のうちの少なくとも一方において、前記接着剤の外側に存在する前記熱収縮チューブと前記接着剤の内側に存在する前記絶縁被覆又は前記端子とに対し外部から観察可能な第一色を示す、端子付電線。
  2. 請求項1に記載の端子付電線であって、
    前記接着剤は、前記熱収縮チューブの前記第一端部及び前記第二端部のうちの少なくとも一方において、前記熱収縮チューブからはみ出た部分を含む、端子付電線。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の端子付電線であって、
    前記接着剤は、前記止水チューブが収縮する前の状態において、前記第一色と異なる第二色を示し、
    熱を受けて収縮した前記止水チューブが前記絶縁被覆及び前記端子に接触し、前記止水チューブの前記接着剤に設けられた第一発色部材と前記絶縁電線の前記絶縁被覆及び前記端子の少なくとも一方に設けられた第二発色部材とが反応することで、前記接着剤は、前記第二色から変化した前記第一色を示す、端子付電線。
  4. 請求項3に記載の端子付電線であって、
    前記絶縁被覆が、前記第二発色部材を含む材料で形成されている、端子付電線。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の端子付電線であって、
    前記第一発色部材及び前記第二発色部材のうちの一方が、アミン系化合物を含み、
    前記第一発色部材及び前記第二発色部材のうちの他方が、エポキシ樹脂を含む、端子付電線。
  6. 請求項3又は請求項4に記載の端子付電線であって、
    前記第一発色部材及び前記第二発色部材のうちの一方が、イソシアネート成分を含み、
    前記第一発色部材及び前記第二発色部材のうちの他方が、ポリオール成分を含む、端子付電線。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022043372A1 (de) * 2020-08-25 2022-03-03 Dsg-Canusa Gmbh Kabelverbindung umfassend einen an einem freiende eines elektrischen leiters mittels eines schrumpfschlauchs verbundenes kontaktteil sowie herstellungsverfahren dafür
JP7456920B2 (ja) 2020-11-11 2024-03-27 矢崎総業株式会社 止水構造及び止水方法
US12218474B2 (en) * 2020-06-29 2025-02-04 Autonetworks Technologies, Ltd. Terminal-equipped wire

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