JP2016120545A - ハンドリング装置 - Google Patents

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大輔 三池
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泰論 池田
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Abstract

【課題】フィンガーでワークを保持するにあたって、撮像部でワークを撮像した後にロボットアームを横方向に移動させる必要がない、新規のハンドリング装置を提案する。
【解決手段】本発明のハンドリング装置1は、ワークHの幾何情報を取得するためにワークHを撮像する撮像部2と、撮像部2を固定保持するとともにロボットアームRに取り付けられる装着部8を有する保持部6と、保持部6に対して駆動部9を介して移動可能に設けられるとともにワークHを保持する複数のフィンガー10とを備え、駆動部9は、ワークHを撮像する際にはフィンガー10を撮像部2の撮像領域A1の外側に移動させる一方、ワークHを保持する際にはワークHの幾何情報に基づいてフィンガー10を撮像部2の撮像領域A1の外側から撮像領域A1の内側まで移動可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットアームに取り付けられてワークをハンドリングするハンドリング装置に関するものである。
ロボットアームに取り付けられてワークをハンドリングするハンドリング装置としては、例えば特許文献1、2に示された装置が既知である。これらの装置は、ワークの形状や位置等の情報を取得するための撮像部と、得られた情報に基づいて移動してワークを保持するフィンガーとを備えている。また、撮像部の撮像領域とフィンガーの移動領域が重ならないようにするべく、撮像部とフィンガーはワークに対して横並びで設けられている。
特開2013−43231号公報 特開2014−34075号公報
ところで、上記の様な構成となる従来のハンドリング装置では、ワークを撮像する位置とワークを保持する位置が横方向にずれることになる。このため、ワークを撮像した後は、ロボットアームでハンドリング装置を横方向に移動しなければならず、無駄な動きを含むことになる。また、撮像部とフィンガーが横並びになっているため、その分装置が大きくなってしまうという問題もある。
本発明はこのような点を解決することを課題とするものであり、フィンガーでワークを保持するにあたって、撮像部でワークを撮像した後に横方向に移動させる必要がなく、また、従来の装置よりもサイズを小さくすることができる、新規のハンドリング装置を提案することを目的とする。
本発明は、ロボットアームに取り付けられるハンドリング装置であって、ワークの幾何情報を取得するために該ワークを撮像する撮像部と、前記撮像部を固定保持するとともに前記ロボットアームに取り付けられる装着部を有する保持部と、前記保持部に対して駆動部を介して移動可能に設けられるとともに前記ワークを保持する複数のフィンガーとを備え、前記駆動部は、前記ワークを撮像する際には前記フィンガーを前記撮像部の撮像領域外に移動させる一方、該ワークを保持する際には前記幾何情報に基づいて該フィンガーを該撮像部の撮像領域外から撮像領域内まで移動可能とするハンドリング装置である。
なお、ワークの幾何情報とは、ワークの形状や位置、姿勢、重心、特徴点等を含む情報であって、3次元での幾何情報の他、2次元での幾何情報も含む。
前記撮像部は、前記保持部における前記装着部が位置する側の一面に設けられ、前記フィンガー及び前記駆動部は、前記保持部における前記装着部が位置する反対側の他面に設けられることが好ましい。
また、前記フィンガーは、第1〜第4フィンガーの4つから構成され、前記駆動部は、前記第1、第2フィンガーをともにX方向に移動させるX方向第1駆動部と、前記第3、第4フィンガーをともにX方向に移動させるX方向第2駆動部と、前記第1、第2フィンガーをそれぞれY方向に移動させるY方向第1、第2駆動部と、前記第3、第4フィンガーをそれぞれY方向に移動させるY方向第3、第4駆動部とから構成されることが好ましい。但し、X方向は前記他面に沿う一方向であって、Y方向は前記他面に沿いX方向に直交する方向とする。
また、前記フィンガーの先端に、前記ワークを引っ掛ける爪部を備えることが好ましい。
本発明のハンドリング装置は、ワークを撮像する際にはフィンガーを撮像部の撮像領域外に移動させる一方、ワークを保持する際にはフィンガーを撮像領域外から撮像領域内まで移動可能としている。すなわち、フィンガーによってワークの撮像が遮られることがないので、ワークの幾何情報を問題無く取得することができる。また、ワークを撮像した後は、ロボットアームを制御してハンドリング装置を横方向に移動させる必要がなくなるので、ハンドリング装置の動きに無駄がなくなることから高速化を図ることができる。
保持部に対し、装着部が位置する側の一面に撮像部を設け、装着部が位置する反対側の他面にフィンガー及び駆動部を設ける場合は、撮像部とフィンガーが横並びになる従来の装置よりもサイズを小さくすることができる。
フィンガーを、第1〜第4フィンガーの4つで構成し、駆動部を、第1、第2フィンガーをともにX方向に移動させるX方向第1駆動部と、第3、第4フィンガーをともにX方向に移動させるX方向第2駆動部と、第1、第2フィンガーをそれぞれY方向に移動させるY方向第1、第2駆動部と、第3、第4フィンガーをそれぞれY方向に移動させるY方向第3、第4駆動部とで構成する場合は、4つのフィンガーによってワークを安定的に保持することができる。
フィンガーの先端に、ワークを引っ掛ける爪部を設ける場合は、挟むだけでなく引っ掛けるようにしてワークを保持することができるので、ワークをより安定的に保持することができる。
本発明に従うハンドリング装置の一実施形態を示す斜視図である。 図2(a)は図1に示す矢印Xに沿うハンドリング装置の側面図であり、図2(b)は図1に示す矢印Yに沿う側面図である。 図3(a)は図1に示すハンドリング装置の平面図であり、図3(b)はその下面図である。 図1に示すハンドリング装置で鋏を保持した状態を示す図である。 図1に示すハンドリング装置を用いて山積みの鋏を整列させる状況を説明する図である。
以下、図1〜図3を参照しつつ、本発明に従うハンドリング装置の一実施形態について説明する。図中、符号1は本発明に従うハンドリング装置の一実施形態を示す。ハンドリング装置1は、後述するワーク(本実施形態では、図4に示す鋏)をハンドリングするものであって、図中符号Rで示すロボットアームに取り付けて用いられる。なおハンドリング装置1は、種々のロボット(例えば、垂直多関節ロボットや水平多関節ロボット、パラレルリンクロボット等)のアームに取り付けることができる。
ハンドリング装置1は、ワークを撮像する撮像部2と、ワークに光を照射する照明部3と、撮像部2及び照明部3に接続され、撮像部2から得られるワークの画像データからワークの幾何情報(ワークの形状や位置、姿勢、重心、特徴点等)を取得する画像処理部(不図示)とを備えている。本実施形態では、撮像部2として1つのカメラ(以下、「撮像部2」を「カメラ2」と称す)を備えていて、照明部3としてこのカメラ2を間に挟む一対のプロジェクター4、5とを備えている。また、図1に示すように2つのプロジェクター4、5のそれぞれから照射される光の領域(照射領域A2、A3)に対し、カメラ2の撮像領域A1は大きくなるようにしている。このように、異なる方向から光を照射してワークの影やワークで反射する光を抑制することによって、カメラ2で得られる画像データに影響を与えないようにしている。
本実施形態のカメラ2、プロジェクター4、5、及び画像処理部は、ワークの幾何情報として3次元情報を取得できるように構成されている。具体的には、プロジェクター4、5から種々のパターンでワークに光を照射し、ワークからの反射光をカメラ2で画像データに変換する。そして照射する光のパターンに応じて変化する画像データを、画像処理部で所定のデータ処理を行うことによって3次元情報を取得するようにしている。なお、3次元情報を取得するにあたっては、上述した方法の他、例えば2つのカメラを用いて三角測量の原理で計測を行う等、種々の方法を用いることができる。
なお、画像処理部は、ロボットアームRを移動させる制御部(不図示)に接続されている。これによってハンドリング装置1は、ロボットアームRによってワークの幾何情報に基づいて移動可能となっている。
カメラ2及びプロジェクター4、5は、保持部6に固定保持されている。本実施形態の保持部6は、板状をなすものであって、カメラ2及びプロジェクター4、5は、保持部6の上面に保持されている。また、図3(b)に示すように保持部6の中央部には開口部7が設けられていて、カメラ2及びプロジェクター4、5は、この開口部7からワークに対する撮像や、ワークに対する光の照射を行うことができる。
また保持部6の上面には、ロボットアームRに取り付けられる装着部8が設けられている。すなわち、カメラ2及びプロジェクター4、5は、保持部6に対して装着部8が位置する側の面に設けられている。本実施形態の装着部8は、カメラ2及びプロジェクター4、5を取り囲むような門型形状となるものである。また装着部8の上面中央部には、ロボットアームRに取り付けるためのビス孔8aが設けられている。なお装着部8としては、例えば保持部6の隅部上面に支柱を設けるとともに支柱上面に板状部材を設けるようなものでもよい。
保持部6の下面(装着部8が位置する反対側の面)には、駆動部9と、駆動部9を介して移動可能に設けられる複数のフィンガー10とが設けられている。本実施形態のフィンガー10は、第1フィンガー11〜第4フィンガー14の4つで構成されている。また第1フィンガー11〜第4フィンガー14の先端には、これらのフィンガーの軸線方向に対して直交する向きに延在する爪部11a〜14aが設けられている。本実施形態の爪部11a〜14aは、各フィンガーの軸線を挟んで両側に延在するように設けられている。
駆動部9は、第1フィンガー11〜第4フィンガー14をそれぞれ、図1に示す矢印X、Y方向に沿って移動させるものであり、第1フィンガー11、第2フィンガー12をともにX方向に移動させるX方向第1駆動部と、第3フィンガー13、第4フィンガー14をともにX方向に移動させるX方向第2駆動部と、第1フィンガー11、第2フィンガー12をそれぞれY方向に移動させるY方向第1、第2駆動部と、第3フィンガー13、第4フィンガー14をそれぞれY方向に移動させるY方向第3、第4駆動部とから構成されている。なおX方向とは、保持部6の下面に沿う一方向とし、Y方向とは、保持部6の下面に沿うとともにX方向に対して直交する方向とする。
本実施形態におけるX方向第1駆動部等は、直線状に延在する固定子と固定子に対してスライド可能に設けられた可動子とからなるリニアモータを、複数組み合わせて構成したものである。具体的には、図3(b)に示すように、保持部6の下面における開口部7の両外側にX方向に沿って延在する2つの固定子15、16を設け、固定子15、16に対してスライド可能に設けられる2つの可動子17、18を設けて、固定子15、16及び可動子17でX方向第1駆動部を構成し、固定子15、16及び可動子18でX方向第2駆動部を構成している。また、可動子17には、Y方向に沿って延在する1つの固定子19と、固定子19に対してスライド可能に設けられる2つの可動子20、21とを設け、固定子19及び可動子20でY方向第1駆動部を構成し、固定子19及び可動子21でY方向第2駆動部を構成している。そして可動子18には、Y方向に沿って延在する1つの固定子22と、固定子22に対してスライド可能に設けられる2つの可動子23、24とを設け、固定子22及び可動子23でY方向第3駆動部を構成し、固定子22及び可動子24でY方向第4駆動部を構成している。また、可動子20、21、23、24にはそれぞれ、第1フィンガー11〜第4フィンガー14が保持されていて、第1フィンガー11〜第4フィンガー14は、図1に示す撮像領域A1の内側から外側までX、Y方向に移動可能となっている。なお、第1フィンガー11〜第4フィンガー14は、可動子20、21、23、24に対して着脱可能となるように構成し、ワークに応じて交換できるようにしておくことが好ましい。
次に、図1、図4を参照しつつ、ハンドリング装置1によってワークを保持する手順を説明する。図4では、ワークとして鋏Hを示している。
鋏Hを保持するにあたっては、まず図1に示すように、第1フィンガー11〜第4フィンガー14を撮像領域A1の外側に移動させておく。これにより、カメラ2での撮像にあたって、鋏Hが第1フィンガー11〜第4フィンガー14によって遮られることがなくなるので、鋏Hを良好に撮像することができる。
そして、カメラ2の画像データから不図示の画像処理部で鋏Hの幾何情報を取得し、この幾何情報に基づいて不図示の制御部でロボットアームRを作動させ、図4に示すようにハンドリング装置1を鋏Hに向けて移動させる。この時、鋏Hの幾何情報に基づいて、第1フィンガー11、第2フィンガー12は指孔H1、H2の内側に挿入されるようにしておき、第3フィンガー13、第4フィンガー14は刃背面部H3、H4の外側に位置するようにしておく。なお、鋏Hに向けてハンドリング装置1を移動させるにあたっては、ハンドリング装置1を鋏Hに対して直線的に移動させることができるので、鋏Hに近づく直前まで鋏Hの幾何情報を取得することが可能である。このため、ワークに対するハンドリング装置1の位置精度をより向上させることができる。
そして、図4に示すように鋏Hを閉じた状態にして保持するにあたっては、第1フィンガー11と第2フィンガー12とが互いに近接するようにこれらをY方向に移動させ(第1フィンガー11と第2フィンガー12とが互いに離反するように移動させてもよい)、また第3フィンガー13と第4フィンガー14とが互いに近接するようにこれらをY方向に移動させる。なお、この状態においては既に鋏Hの幾何情報は取得済みであり、第1フィンガー11〜第4フィンガー14を撮像領域A1及び照射領域A2、A3の内側まで移動させることができるので、小さな鋏Hであっても保持することが可能である。
本実施形態では、第1フィンガー11〜第4フィンガー14に爪部11a〜14aを設けているので、保持した鋏Hを下方から支持することができる。このため、鋏Hの保持がより安定的になる。
また、図示は省略するが、鋏Hを開いた状態で保持することも可能である。この場合は、指孔H1、H2に挿入した第1フィンガー11と第2フィンガー12とが互いに大きく離反するようにY方向に移動させれば、鋏Hを開いた状態にすることができる。そして開いた刃背面部H3、H4に対し、第3フィンガー13と第4フィンガー14が互いに近接するようにこれらをY方向に移動させればよい。
このように、本発明に従うハンドリング装置1によれば、閉じた鋏Hであっても開いた状態にして保持することができるので、例えば図5に示すような、医療現場で使用した複数の鋏Hを洗浄、滅菌する場合に使用して好適である。具体的には、使用後の鋏Hが山積みされた搬入ステージS1からハンドリング装置1を用いて1つの鋏Hを取出し、置き換えステージS2上で鋏Hを開いた状態にした後、搬出ステージS3上に鋏Hを整列させるようにする。このように、人が介在することなく使用後の鋏Hを開いた状態にすることができるので、鋏Hを安全に洗浄、滅菌することができる。
本発明に従うハンドリング装置は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に従う範囲で種々の適用が可能である。例えば、ワークは鋏Hに限定されるものではなく、フィンガーの形状を適宜選択することによって、メスや鉗子等を保持することができる。また本発明のハンドリング装置は、医療分野での使用に限られず、例えばFA業界におけるバラ部品のピッキング装置として利用することもできる。
1:ハンドリング装置
2:撮像部(カメラ)
3:照明部
4:プロジェクター
5:プロジェクター
6:保持部
7:開口部
8:装着部
8a:ビス孔
9:駆動部
10:フィンガー
11:第1フィンガー
11a:爪部
12:第2フィンガー
12a:爪部
13:第3フィンガー
13a:爪部
14:第4フィンガー
14a:爪部
15、16、19、22:固定子
17、18、20、21、23、24:可動子
A1:撮像領域
A2、A3:照射領域
H:鋏(ワーク)
H1、H2:指孔
H3、H4:刃背面部
R:ロボットアーム
S1:搬入ステージ
S2:置き換えステージ
S3:搬出ステージ

Claims (4)

  1. ロボットアームに取り付けられるハンドリング装置であって、
    ワークの幾何情報を取得するために該ワークを撮像する撮像部と、
    前記撮像部を固定保持するとともに前記ロボットアームに取り付けられる装着部を有する保持部と、
    前記保持部に対して駆動部を介して移動可能に設けられるとともに前記ワークを保持する複数のフィンガーとを備え、
    前記駆動部は、前記ワークを撮像する際には前記フィンガーを前記撮像部の撮像領域外に移動させる一方、該ワークを保持する際には前記幾何情報に基づいて該フィンガーを該撮像部の撮像領域外から撮像領域内まで移動可能とするハンドリング装置。
  2. 前記撮像部は、前記保持部における前記装着部が位置する側の一面に設けられ、前記フィンガー及び前記駆動部は、前記保持部における前記装着部が位置する反対側の他面に設けられる請求項1に記載のハンドリング装置。
  3. 前記フィンガーは、第1〜第4フィンガーの4つから構成され、
    前記駆動部は、前記第1、第2フィンガーをともにX方向に移動させるX方向第1駆動部と、前記第3、第4フィンガーをともにX方向に移動させるX方向第2駆動部と、前記第1、第2フィンガーをそれぞれY方向に移動させるY方向第1、第2駆動部と、前記第3、第4フィンガーをそれぞれY方向に移動させるY方向第3、第4駆動部とから構成される請求項1又は2に記載のハンドリング装置(但し、X方向は前記他面に沿う一方向であって、Y方向は前記他面に沿いX方向に直交する方向とする)。
  4. 前記フィンガーの先端に、前記ワークを引っ掛ける爪部を備える請求項1〜3のいずれか一項に記載のハンドリング装置。
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