JP2016141402A - 巻回体収容箱、巻回体収容箱の製造方法及び巻回体入り収容箱 - Google Patents

巻回体収容箱、巻回体収容箱の製造方法及び巻回体入り収容箱 Download PDF

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Takayuki Seki
孝幸 関
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【課題】突起のロック機能を発揮させることができる巻回体収容箱、巻回体収容箱の製造方法及び巻回体入り収容箱を提供する。【解決手段】巻回体収容箱1は、本体部10と蓋部20とを備える。本体部10が有する脇板15は、脇板頂辺17に設けられて本体部10の外側に突き出た突起15を有する。蓋部20が有する側蓋片25は、蓋部20の内側に設けられ、天側辺25sとの間に突起15pが嵌り込む隙間25dを形成する段差形成片22jを有する。突起後端15peは段片後端22jeよりも後板14側に位置すると共に、後端差Geが、突起高さ15pHの0.5倍以上5倍以下に構成されている。巻回体収容箱1の製造方法は、上記の構成かつ突起15pと段差形成片22jとが係合するように突起長さ15pL、突起高さ15pH、段片長さ22jLを決定する。巻回体入り収容箱100は、巻回体収容箱1と、本体部10に収容された巻回体91rとを備える。【選択図】図1

Description

本発明は巻回体収容箱、巻回体収容箱の製造方法及び巻回体入り収容箱に関し、特に突起のロック機能を発揮させることができる巻回体収容箱、巻回体収容箱の製造方法及び巻回体入り収容箱に関する。
食品包装等に用いられるラップフィルムは、ロール状に巻かれた巻回体として、細長い直方体の収容箱に収容され、流通に置かれている。収容箱は、直方体状の一面が開口した本体部と、本体部の開口を開け閉めする蓋部とを備えている。本体部は、蓋部が連接される後板と、後板に対向する前板と、後板及び前板並びに開口に直交して一対の端面を構成する脇板とを含んでいる。蓋部は、本体部の開口を塞ぐ蓋板と、蓋板に直交して連接されて本体部の前板の上部に重なる掩蓋片と、蓋板及び掩蓋片に直交して連接されて本体部の脇板の上部に重なる一対の側蓋片とを含んでいる。このような収容箱は、蓋部を閉じた状態において意図せずに蓋部が開いてしまうことを防ぐため、脇板の上端の中央部分に、3mm程度上方に延びた小片が外側に折り返されて形成された突起が設けられ、側蓋片の内側に、板状の接合片が貼付されて蓋板と側蓋片との交線と接合片との間に凹部が形成され、蓋部を閉じたときに脇板の上端に設けられた突起が凹部に嵌るように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2014−136588号公報(図1(A)等)
しかしながら、蓋部が閉じられた状態から蓋部を開ける方向に動かすと、折り返されていた突起の全体が接合片によって上方に持ち上げられて上向きとなってしまい、その後に蓋部を閉じたときに突起が下向きに折り返された状態にならずに蓋部が閉じられた状態になり、突起のロック機能が発揮されない場合があった。
本発明は上述の課題に鑑み、突起のロック機能を発揮させることができる巻回体収容箱、巻回体収容箱の製造方法及び巻回体入り収容箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る巻回体収容箱は、例えば図1に示すように、長尺物91fが巻かれて形成された細長い巻回体91rが収容される本体部10であって、巻回体91rが収容されたときに巻回体91rの軸線91aが延びる方向である軸線方向Dに対して直交する方向に巻回体91rを出し入れ可能な開口面10hが形成された本体部10と;本体部10に連接された蓋部20であって、開口面10hを露出させた状態と、開口面10hを覆った状態との間で移動可能な蓋部20とを備え;本体部10は、軸線方向Dに対して平行に設けられて開口面10hと交差する後板14と、軸線方向Dに対して交差する位置に設けられて開口面10h及び後板14と交差する脇板15とを有し;脇板15は、脇板15の開口面10hと交わる辺である脇板頂辺17に設けられて本体部10の外側に突き出て先端15psが開口面10hとは反対側を向いた突起15pを有し;蓋部20は、後板14の開口面10hと交わる辺である後板端辺18に連接されて開口面10hを塞ぐ蓋板21と、蓋板21に交差して連接されて蓋部20を閉じたときに突起15pを覆うと共に突起15p以外の脇板15をも少なくとも一部は覆う側蓋片25とを有し;側蓋片25は、蓋部20の内側となる部分に設けられた段差形成片22jであって、蓋板21と側蓋片25との交線である天側辺25sとの間に蓋部20を閉じたときに突起15pが嵌り込む隙間25dを形成する段差形成片22jを有し;蓋部20を閉じたときに、突起15pの後板14側の端部である突起後端15peが、段差形成片22jの後板14側の端部である段片後端22jeよりも後板14側に位置すると共に、脇板頂辺17が延びる方向における突起後端15peと段片後端22jeとの距離である後端差Geが、突起15pの脇板頂辺17に直交する方向の長さである突起高さ15pHの0.5倍以上5倍以下に構成されている。
このように構成すると、後端差が突起高さの0.5倍以上に構成されているので、蓋部が閉じられて突起が隙間に嵌り込んだ状態から蓋部を開ける際に、段差形成片によって後板側とは反対側から徐々に突起がめくられたとしても、突起後端付近が段差形成片にめくられることを回避することができ、次に蓋部を閉じたときに段差形成片によって突起を開口面と反対側に向かせることができる。また、後端差が突起高さの5倍以下に構成されているので、蓋部を閉じたときに突起が隙間内で段差形成片に係止する能力の低下を抑制することができ、必要な係止能力を担保することができる。
また、本発明の第2の態様に係る巻回体収容箱は、例えば図1を参照して示すと、上記本発明の第1の態様に係る巻回体収容箱1において、突起高さ15pHが2mm以上5mm以下に構成されている。
このように構成すると、蓋部が閉じられたときに突起を段差形成片に適切に係止させることができると共に、蓋部の開閉を円滑に行うことができる。
上記目的を達成するために、本発明の第3の態様に係る巻回体収容箱の製造方法は、例えば図1を参照して示すと、長尺物91fが巻かれて形成された細長い巻回体91rが収容される巻回体収容箱1を製造する方法であって;巻回体収容箱1は、巻回体91rが収容される本体部10であって、巻回体91rが収容されたときに巻回体91rの軸線91aが延びる方向である軸線方向Dに対して直交する方向に巻回体91rを出し入れ可能な開口面10hが形成された本体部10と、本体部10に連接された蓋部20であって、開口面10hを露出させた状態と、開口面10hを覆った状態との間で移動可能な蓋部20とを備え、本体部10は、軸線方向Dに対して平行に設けられて開口面10hと交差する後板14と、軸線方向Dに対して交差する位置に設けられて開口面10h及び後板14と交差する脇板15とを有し、脇板15は、脇板15の開口面10hと交わる辺である脇板頂辺17に設けられて本体部10の外側に突き出て先端15psが開口面10hとは反対側を向いた突起15pを有し、蓋部20は、後板14の開口面10hと交わる辺である後板端辺18に連接されて開口面10hを塞ぐ蓋板21と、蓋板21に交差して連接されて蓋部20を閉じたときに突起15pを覆うと共に突起15p以外の脇板15をも少なくとも一部は覆う側蓋片25とを有し、側蓋片25は、蓋部20の内側となる部分に設けられた段差形成片22jであって、蓋板21と側蓋片25との交線である天側辺25sとの間に蓋部20を閉じたときに突起15pが嵌り込む隙間25dを形成する段差形成片22jを有し;蓋部20が閉じられた状態のときに突起15pが隙間25dに嵌り込んで突起15pと段差形成片22jとが係合するように、突起15pの先端15psの脇板頂辺17に沿う長さである突起長さ15pL及び突起15pの脇板頂辺17に直交する方向の長さである突起高さ15pHを決定し;蓋部20が閉じられた状態のときに、突起15pの後板14側の端部である突起後端15peが、段差形成片22jの後板14側の端部である段片後端22jeよりも後板14側に位置するように、段差形成片22jの脇板頂辺17に平行な方向の長さである段片長さ22jLを決定し;蓋部20が閉じられた状態のときに、脇板頂辺17が延びる方向における突起後端15peと段片後端22jeとの距離である後端差Geが、突起高さ15pHに対して所定の倍数の範囲に入るように、突起長さ15pL及び段片長さ22jLを決定する。
このように構成すると、完成した巻回体収容箱は、蓋部が閉じられて突起が隙間に嵌り込んだ状態から蓋部を開ける際に、段差形成片によって後板側とは反対側から徐々に突起がめくられたとしても、突起後端付近が段差形成片にめくられることを回避することができ、次に蓋部を閉じたときに段差形成片によって突起を開口面と反対側に向かせることができる。
また、本発明の第4の態様に係る巻回体入り収容箱は、例えば図1に示すように、上記本発明の第1の態様又は第2の態様に係る巻回体収容箱と;本体部に収容された前記巻回体とを備える。
このように構成すると、突起後端付近が段差形成片にめくられることを回避することができ、必要な係止能力を担保することができる巻回体入り収容箱となる。
本発明によれば、後端差が突起高さの0.5倍以上に構成されているので、蓋部が閉じられて突起が隙間に嵌り込んだ状態から蓋部を開ける際に、段差形成片によって後板側とは反対側から徐々に突起がめくられたとしても、突起後端付近が段差形成片にめくられることを回避することができ、次に蓋部を閉じたときに段差形成片によって突起を開口面と反対側に向かせることができ、後端差が突起高さの5倍以下に構成されているので、蓋部を閉じたときに突起が隙間内で段差形成片に係止する能力の低下を抑制することができ、必要な係止能力を担保することができる。
(A)は本発明の実施の形態に係るラップカートンを含むラップ入りカートンの斜視図、(B)は本発明の実施の形態に係るラップカートンの右側面図である。 本発明の実施の形態に係るラップカートンの正面図である。 本発明の実施の形態に係るラップカートンの展開図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において互いに同一又は相当する部材には同一あるいは類似の符号を付し、重複した説明は省略する。
まず図1を参照して、本発明の実施の形態に係る、巻回体収容箱としてのラップカートン1、及びラップカートン1に巻回体としてのラップロール91rが収容された巻回体入り収容箱としてのラップ入りカートン100を説明する。図1(A)は、ラップ入りカートン100の正面斜視図、図1(B)はラップカートン1の右側面図である。図1(A)は、開蓋状態を示している。ラップロール91rは、薄膜状の長尺物としてのラップフィルム91fが円筒状の巻芯に軸線91aまわりに巻かれてロール状に形成されたものである。以下の説明において、ラップロール91rとラップフィルム91fとの外観形状の区別をしない場合は、「ラップ91」と総称する。ラップフィルム91fは、本実施の形態では、ポリ塩化ビニリデンを原料として厚さが5〜20μmに形成されている。ラップカートン1は、ラップロール91rを収容する本体部10と、本体部10に連接された蓋部20とを備えている。
本体部10は、未使用のラップロール91rを収容できる大きさの直方体に対して、細長い面の1つが開口面10hとなっている箱である。本体部10の大きさは、収容した未使用のラップロール91rを軸線91a回りに回転させるのを妨げない隙間が形成される一方で、できるだけ小さく形成されており、本実施の形態では、長さ310mm、高さ44mm、奥行き44mmの大きさに形成されている。本体部10は、開口面10hと協働して直方体の側面を構成する前板12、底板13、後板14と、直方体の端面を構成する2つの脇板15とを有している。底板13は、開口面10hに対向している。前板12及び後板14は、開口面10h及び底板13に直交している。脇板15は、典型的には正方形に形成されているが、縦横の長さが異なる矩形であってもよい。以下の説明においては、水平な面に底板13が載置された状態を基準として、底板13側を下、開口面10h側を上として説明する場合もある。
脇板15の上端の中央部分には、2mm〜5mm程度上方に延びた小片が外側に折り返されて形成された突起15pが設けられている。突起15pは、本体部10の外側に突き出て、先端が底板13側を向いている。突起15pは、2つあるそれぞれの脇板15の上端の脇板頂辺17に設けられている。脇板頂辺17は、脇板15と開口面10hとが交わる部分の脇板15の頂辺(端辺)である。突起15pは、典型的には、脇板頂辺17の前板12側及び後板14側の両側に突起15pが設けられていない部分が存在するように脇板頂辺17の中程に設けられている。また、本体部10は、前板端辺19で前板12と連続して連なる副板(不図示)を有している。前板端辺19は、前板12と開口面10hとが交わる部分の前板12の端辺であり、本実施の形態では前板12と副板(不図示)との境界を兼ねている。副板(不図示)は、前板端辺19に平行な方向(本体部10に収容されたラップロール91rの軸線91aが延びる方向と同じであり、以下「軸線方向D」という。)の全体にわたって前板12に連接されている。副板(不図示)は、前板12と略同じ大きさであるが底板13とは接しておらず、前板12よりも本体部10の内側に設けられている。副板(不図示)は、前板12に対して前板端辺19で折り曲げられることにより、前板12に重ねて配設されて前板12と面で接触している。副板(不図示)は、底板13側の端辺が、軸線方向Dに沿って前板12に接着されている。
蓋部20は、本体部10の開口面10hを塞ぐ部材である。蓋部20は、蓋板21と、掩蓋片22と、切断刃23と、側蓋片25とを有している。蓋板21は、開口面10hと略同じ大きさの矩形平板状部材であり、蓋板21を開口面10hに合わせることで本体部10を閉塞した直方体とすることができるようになっている。蓋板21が開口面10hと略同じ大きさとは、蓋板21が、掩蓋片22の厚さ及び側蓋片25の厚さの分大きく、蓋部20の開閉を妨げない隙間が形成される程度大きい場合を含むことを意味している。蓋板21は、軸線方向Dに延びる一辺が、本体部10の後板端辺18で連接している。換言すれば、本体部10と蓋板21とは、後板端辺18を介して連接している。後板端辺18は、後板14と開口面10hとが交わる部分の後板14の端辺である。蓋板21は、後板端辺18を回転軸線として、本体部10に対して回動することができるように構成されている。
掩蓋片22は、折曲辺21fを介して蓋板21と直交し、蓋部20を閉じた状態において底板13に向かって延びるように設けられている。掩蓋片22は、蓋板21に対して、軸線方向Dの全体で連接している。掩蓋片22は、軸線方向Dの両端における高さ(長方形の前板12の短辺方向の長さ)が、前板12の短辺方向の長さの約1/2で、軸線方向Dの中央部の高さが、前板12の短辺方向の長さの約3/4となっている。折曲辺21fに対向する先端辺22tは、軸線方向Dの両端部を除き、軸線方向Dにおける中央からそれぞれの端部に移動するに連れて、軸線方向Dに直交する方向における折曲辺21fと先端辺22tとの距離が短くなるように形成されている。このような構成により、折曲辺21fに対向する先端辺22tが全体として概ねV字状に形成されることとなる。掩蓋片22は、蓋部20が閉じられたときに、前板12に沿って前板12の外側に重なり、前板12の上部を五角形状に覆うこととなる。掩蓋片22は、軸線方向Dの長さが前板12よりもわずかに長く構成されており、本体部10に収容されているラップ91の幅よりも長い。これにより、掩蓋片22は、本体部10の中から引き出されたラップフィルム91fを、その幅全体にわたって、前板12との間に挟むことができるように構成されている。掩蓋片22の先端辺22tには、ラップフィルム91fを切断するための切断刃23が取り付けられている。切断刃23は、刃先が先端辺22tから出るように、先端辺22tに沿ってV字状に設けられている。
側蓋片25は、蓋板21及び掩蓋片22の双方に直交して設けられている。側蓋片25は、蓋板21(掩蓋片22)の両端に合計2つ設けられている。側蓋片25と蓋板21との交線を天側辺25sということとする。側蓋片25は、基本形状が、天側辺25sが蓋板21の短辺と同じ長さで、天側辺25sに直交する辺が掩蓋片22の中央部における高さ(V字状の先端から折曲辺21fまでの最短距離)と略同じ長さの長方形に形成されている。天側辺25sに対向する側蓋片25の辺である側下辺25t(図1(B)参照)は、蓋部20の開閉を円滑にする観点から、後板側の角部が丸みを帯びている。側蓋片25は、掩蓋片22に連接された接合片22jに接着剤で固定されている。側蓋片25の内側には、接合片22jと蓋板21との間に、凹部25dが形成されている。凹部25dには、蓋部20を閉じたときに、脇板15の上端に設けられた突起15pが嵌ることとなる。つまり、凹部25dは、蓋部20を閉じたときに突起15pが嵌り込む隙間として機能する。凹部25dは、接合片22jと天側辺25sとの間に形成されることとなる。また、本実施の形態では、接合片22jが段差形成片に相当する。
突起15pの先端が底板13側(下側)を向いた状態で突起15pが凹部25dに嵌り込むことにより、所定の力で蓋部20を開かないと蓋部20が開かないロック状態となる。これは、先端下側向きの突起15pが凹部25dに嵌っている状態で蓋部20を開けようとすると、突起15pの先端が接合片22jの段差に引っ掛かって開きにくくなるためである。突起15pの先端の引っ掛かりを接合片22jから外すには、突起15pの先端を底板13側とは反対側(上側)に向ける必要がある。突起15pの先端を上側に向けるには、脇板頂辺17を回動軸線として突起15pを回動させることになる。ところが、蓋部20が閉じた状態では、側蓋片25によって突起15pの回動が阻害されるため、蓋部20を開けるためには、突起15pが回動して本体部10の外側に膨らむことができるように、突起15pが側蓋片25を外側に押して側蓋片25をたわませることになる。外側に突出する突起15pが回動し、側蓋片25の外側にたわみが生じるように蓋部20を開ける力が、上述の所定の力となる。
図1(B)には、脇板15に設けられた突起15p及び側蓋片25の内側に貼付された接合片22jの詳細を示している。図1(B)に示すラップカートン1の右側面図は、蓋部20が閉じられた状態を示しているが、突起15pと接合片22jとの関係の説明のため、側蓋片25については破線で示した輪郭を除いて図示を省略している。また、以下の図1(B)についての説明では、蓋部20が閉じられた状態であることを前提とする。突起15pは、先端の辺である突起先端辺15psが脇板頂辺17に沿って延びて、細長く形成されている。本実施の形態では、突起先端辺15psが脇板頂辺17に対して平行に延びている。突起15pの、突起先端辺15psと脇板頂辺17とを結ぶ一対の辺は、本実施の形態では、後板14側の辺が突起先端辺15ps及び脇板頂辺17に対して直交しているのに対し、前板12側の辺が、脇板頂辺17から突起先端辺15psに近づくに連れて前板12から遠ざかるように、突起先端辺15ps及び脇板頂辺17に対して斜めになっている。換言すれば、突起15pの後板14側の端部である突起後端15peは突起先端辺15ps及び脇板頂辺17に対して直交しており、突起15pの前板12側の端部である突起前端15pfは突起先端辺15ps及び脇板頂辺17に対して斜めになっている。このような構成により、突起15pが脇板頂辺17に接続されている長さよりも、突起先端辺15psの長さの方が短くなっているが、突起前端15pfが突起先端辺15ps及び脇板頂辺17に対して直交していてもよい。また、突起先端辺15psの長さが脇板15の幅15Wよりも短くなっている。突起先端辺15psの長さは、突起長さ15pLに相当する。突起長さ15pLは、接合片22jに対する係止能力を確保する観点から脇板頂辺17の長さの1/2以上とすることが好ましく、蓋部20の開けやすさの観点から脇板頂辺17の長さの3/4以下とすることが好ましく、脇板頂辺17の長さの約2/3としてもよい。突起先端辺15psと脇板頂辺17との距離に相当する突起高さ15pHは、接合片22jに対する係止能力の低下を抑制する観点及び成形性の低下を抑制する観点から2mm以上とすることが好ましく、蓋部20の開けやすさの観点及び突起15pの強度低下の抑制の観点から5mm以下とするのが好ましく、3mm〜4mmとするのがより好ましく、本実施の形態では3.5mmとしている。突起高さ15pHは、突起後端15peの長さに等しい。
接合片22jは、概ね長方形に形成されており、側蓋片25の下辺(側下辺25t)に沿って延びて細長く形成されている。接合片22jは、掩蓋片22に連接しているため、前板12側は掩蓋片22に達している。接合片22jの脇板頂辺17側の辺である段片係辺22jsは、概ね脇板頂辺17に平行であるが、前板12側において、天側辺25sと掩蓋片22との交点に接続するように斜めになっている。段片係辺22jsは、少なくとも突起先端辺15psに対向する部分においては、脇板頂辺17に平行になっている。段片係辺22jsと脇板頂辺17との距離は、突起高さ15pHよりも大きくなっており、蓋部20をロック状態としたときの遊びを小さくする観点からは突起高さ15pHに対して大きすぎない方がよい。接合片22jの後板14側の端部である段片後端22jeは、段片係辺22jsに対して直交している。突起15pと接合片22jとは、突起後端15peが段片後端22jeよりも後板14側に位置し、後端差Geが、突起高さ15pHに対して所定の倍数の範囲に入るように配置されている。後端差Geは、脇板頂辺17に平行な方向における突起後端15peと段片後端22jeとの距離である。後端差Geは、蓋部20を開けたときの突起後端15peの転回を押さえる効果を確保する観点から突起高さ15pHの0.5倍以上とすることが好ましく、接合片22jに対する係止能力の低下を抑制する観点から突起高さ15pHの5倍以下とするのが好ましく、2倍〜4倍としてもよい。突起15p及び接合片22jは、蓋部20が閉じられた状態のときに、突起15pが凹部25dに嵌り込んで突起15pが接合片22jに係合すると共に後端差Geが突起高さ15pHに対して所定の倍数となるように、突起先端辺15psの長さ(突起長さ15pL)及び突起高さ15pH並びに段片係辺22jsの位置及び段片長さ22jLを決定するとよい。なお、段片長さ22jLは、脇板頂辺17と平行な方向における接合片22jの長さ(掩蓋片22と段片後端22jeとの距離)である。
なお、図2の閉蓋状態におけるラップカートン1の正面図に示すように、ラップカートン1は、掩蓋片端部22eにおける先端辺22tが、軸線方向D外側に行くに連れて底板13側に近づいている。換言すれば、掩蓋片端部22eは、高さ方向の平均長さが、掩蓋片端部22eに対して軸線方向D内側の掩蓋片22の部分であって掩蓋片端部22eに隣接した部分の高さ方向の平均長さよりも、長く形成されている。なお、掩蓋片端部22eは、掩蓋片22の軸線方向Dの端部であり、典型的には、本体部10に収容されているラップロール91rからラップフィルム91fを引き出して蓋部20を閉じたときの、引き出されたラップフィルム91fの幅より外側となる掩蓋片22の部分である。また、掩蓋片端部22eに隣接した部分は、掩蓋片端部22eとの境界から、掩蓋片端部22eの軸線方向Dの長さに相当する長さ分、軸線方向D内側に入った位置までの掩蓋片22の部分である。掩蓋片端部22eにおける先端辺22tは、ゆるやかにカーブした弧状(いわゆるR形状)になっている。このようなR形状により、屈曲点がなくなるため破損しにくくなる。掩蓋片端部22eにおける先端辺22tは、軸線方向D外側の末端が、側蓋片25の下端に概ね揃っている。典型的には、先端辺22tから続く接合片22jの一辺が、側蓋片25の下辺(側下辺25t)に概ね揃っている(図1(A)参照)。ラップカートン1は、掩蓋片端部22eの高さ方向の平均長さが、その内側に隣接する掩蓋片22の部分の高さ方向の平均長さよりも長く形成されていることで、蓋部20の強度が従来よりも向上している。また、ラップカートン1は、先端辺22tから続く接合片22jの一辺が、側下辺25tに概ね揃っていることで、側下辺25tが何かに引っ掛かって側蓋片25がめくれて接合片22jから剥離してしまうことを抑制することができる。上述のように構成された蓋部20は、閉じたときに、本体部10の開口10hに覆い被さり、掩蓋片22が前板12の上部を覆い、側蓋片25が脇板15の上部を覆うようになっている。
再び図1に戻って、ラップカートン1の全体構成の説明を続ける。ラップカートン1は、本体部10の前板12が、フラップ12fを含んでいる。フラップ12fは、前板12の面を、切り線12cに沿って切り込むことで形成されている。本実施の形態では、フラップ12fが、前板12を軸線方向Dに二等分する仮想の直線(不図示)を対称軸として、2つが線対称に設けられている。各フラップ12fは、蓋部20を閉じたときに掩蓋片22に覆われる前板12の領域内に収まるように形成されている。なお、前板12の、フラップ12f以外の部分を前板本体12bということとする。前板12は、フラップ12f及び前板本体12bを含んでいる。
各フラップ12fの表面には、係止手段としてのストッパー50が、実質的に前板端辺19に沿って形成されている。ストッパー50は、本実施の形態では、UVニスが塗布されることで形成されている。ストッパー50を形成するUVニスは、ラップフィルム91fに対して付着するが、紙や埃等は付着しない特性を有している。また、ストッパー50に付着したラップフィルム91fは、付着面に平行な方向(せん断方向)には強く付着するが、付着面に垂直な方向(付着面から引き離す方向)には比較的弱く付着する。つまり、ストッパー50は、ラップフィルム91fが本体部10から引き出される方向である引出方向Pに前板12に沿うように引かれたときにはラップフィルム91fを引出方向Pに移動させないようにラップフィルム91fに付着し、ラップフィルム91fが付着面から離れる方向にめくられるように引かれたときにはラップフィルム91fが剥がれるように構成されている。ストッパー50が「実質的に前板端辺19に沿って形成される」とは、ラップフィルム91fが引き出される際の通常の態様である、前板端辺19には接触し得るが前板12からは浮いている状態で引き出される際に、引き出されるラップフィルム91fに接触することがない範囲で前板端辺19の近くにストッパー50が形成されている状態である。
図3に、ラップカートン1の展開図を示す。本体部10及び蓋部20は、本実施の形態では、約0.45〜0.7mm厚のコートボール紙が、図3に示す所定の型に打ち抜かれたものが折り曲げ加工されて形成されている。このため、ラップカートン1は、弾性を有している。なお、本実施の形態では、説明の便宜上、本体部10と蓋部20とを機能の観点から区別しているが、本体部10及び蓋部20は、1枚の原紙を切り出して組み立てられて一体に形成されている。本体部10及び蓋部20の表面は、消費者の購買意欲を惹起するようなデザインが印刷されたうえで、撥水加工等の表面処理が施されている。
図3に示すように、前板12には、軸線方向Dの両端に接合片12jが連接されている。後板14には、軸線方向Dの両端に接合片14jが連接されている。2つの脇板15は、底板13の軸線方向Dの両端にそれぞれ連接されている。図1では不図示としていた副板16、並びに前板12、底板13、後板14、蓋板21、掩蓋片22は、この順番で配列されて、隣接する部材同士が軸線方向Dの全体にわたって連接されている。さらに、掩蓋片22の外側には、ミシン目29cを介して切取片29が連接されている。副板16、前板12、底板13、後板14は、軸線方向Dに延びる折曲線で折り曲げられ、接合片12j、接合片14j、及び脇板15は、それぞれ、軸線方向Dに直交する方向に延びる折曲線で折り曲げられ、接合片14jの外側に接合片12jが重ねられて接着され、これらのさらに外側に脇板15が重ねられて接着されることで、直方体状の本体部10に形成されている。他方、蓋板21には、図3に示すように、軸線方向Dの両端に側蓋片25が連接されている。掩蓋片22には、軸線方向Dの両端に接合片22jが連接されている。後板14、蓋板21、掩蓋片22は、軸線方向Dに延びる折曲線で折り曲げられ、側蓋片25及び接合片22jは、それぞれ、軸線方向Dに直交する方向に延びる折曲線で折り曲げられ、前述のように接合片22jの外側に側蓋片25が重ねられて接着されることで立体的な蓋部20が形成されている。
引き続き図1及び図2を参照して、ラップ入りカートン100の作用を説明する。ラップカートン1の作用は、ラップ入りカートン100の作用の一環として説明する。未開封のラップ入りカートン100は、掩蓋片22の先端に、先端辺22t上のミシン目29c(図3参照)を介して切取片29(図3参照)が接続されており、切取片29は前板12に複数の点で接着されている。ラップ入りカートン100は、この状態で、小売店に陳列されている。本実施の形態では、掩蓋片端部22eの高さ方向の平均長さが長くなったことに伴って、側蓋片25の掩蓋片22側が接合片22jに接着する面積が比較的大きくなっているので、側蓋片25の脇板15からの浮き上がりが抑制され、側蓋片25が何かに引っ掛かってめくれてしまうことがほとんどない。消費者の手に渡ったラップ入りカートン100の、ラップフィルム91fを初めて使用する際は、切取片29を、前板12から剥がしつつミシン目29cで切断して掩蓋片22から分離する。このようにラップカートン1を開封することで、蓋部20が本体部10に対して後板端辺18まわりに回動可能な状態となる。切取片29を取り除き、蓋部20が本体部10に対して回動可能な状態となっても、突起先端辺15psが底板13側(下側)を向いて突起15pが凹部25dに嵌っている状態では、蓋部20がロック状態となっている。このとき、後端差Geが突起高さ15pHの5倍以下に構成されていることで、突起15pが凹部25d内で接合片22jに引っ掛かる(係止する)能力の低下を抑制することができる。ロック状態となっている蓋部20を開ける際は、凹部25dに嵌っている突起15pが凹部25dから外れる程度の力を加えることで、蓋部20を開けることができる。
蓋部20が開いていくとき、側蓋片25は、後板接続点25P(図1(B)参照)を中心として、脇板15に沿って回転していくこととなる。なお、後板接続点25Pは、後板端辺18に接続する側蓋片25の点である。蓋部20を開いていくと、蓋部20が閉じられているときは先端(突起先端辺15ps)が底板13側(下側)を向いている突起15pは、接合片22jに引っ掛かり、先端が底板13の反対側(上側)を向くように跳ね上げられてめくられる。このとき、仮に、突起15pの全体が接合片22jにめくられて突起先端辺15psが上側を向いた状態となり、突起先端辺15psが上側を向いた状態で蓋部20が完全に閉じられると、蓋部20がロック状態とならず、意図せずに蓋部20が開いてしまうことが生じ得る。本実施の形態では、蓋部20を閉じた状態において、段片係辺22jsが突起先端辺15psに対してやや離れて平行になっているので、突起先端辺15psは前板12側から後板14側に向けて徐々に段片係辺22jsに接することとなり、突起15pは接合片22jによって前板12側から後板14側に向けて徐々にめくられることとなる。つまり、突起15pは、蓋部20を開けている最中は、蓋部20が開くに連れて、前板12側が上側を向き、後板14側が下側を向いた、ねじれた状態にあることとなる。ラップカートン1は、突起後端15peが段片後端22jeよりも後板14側(後板接続点25P側)に位置し、後端差Geが突起高さ15pHの0.5倍以上に構成されていることで、突起15pの突起後端15pe付近は、接合片22jによってめくられることがなく、かつ、突起15pに沿って動く側蓋片25によってめくられることが抑えられ、上側を向かない状態で、蓋部20の開きが終了する。上側を向かない突起15pの部分が存在する状態で蓋部20を閉じると、その上側を向かない突起15pの部分が起点となって、側蓋片25及び接合片22jが突起15pに対して後板14側から前板12側に向けて徐々に接触する。これにより、突起15pは、後板14側から前板12側に向けて突起先端辺15psが徐々に下側に向くようになる。そして、蓋部20が完全に閉じた状態では、突起先端辺15ps全体が下側を向いた状態で突起15pが凹部25dに嵌ることとなる。このようにして、本実施の形態では、蓋部20が閉じられたときにロック状態とならない場合を低減することができる。蓋部20の開きが終了した時点において上側を向かない状態の突起15pの部分を長くする観点から、後端差Geは、突起高さ15pHの2倍以上としてもよく、あるいは3倍以上としてもよい。
開封されたラップ入りカートン100は、本体部10の中にラップロール91rが入っている。ラップロール91rには、ラップフィルム91fの先端に引出シール(不図示)が貼り付けられており、引出シール(不図示)を摘んで引き出すことでラップフィルム91fの先端がラップロール91rから剥離し、容易にラップフィルム91fを引き出すことができる。ラップフィルム91fを使用する際は、ラップロール91rからラップフィルム91fを必要な長さ分引き出して切断刃23で切断する。このとき、ラップフィルム91fを必要な長さ分引き出した状態で蓋部20を閉じ、ラップフィルム91fを前板12と掩蓋片22とで挟み、掩蓋片22の図心を親指で押さえ、切断刃23の中央を引き出されたラップフィルム91fに食い込ませるようにラップ入りカートン100を軸線91aまわりにひねると、ラッピングする食器等にラップフィルム91fを付けた状態でも切断しやすく、好適である。
上述のように、ラップフィルム91fの幅の中央部に、V字状の先端に相当する切断刃23の部分を食い込ませて、ラップフィルム91fをその幅の中央から両端に向けて切断する際に、切断刃23が二つ折りの折れ線状に形成されているので(中央から端にかけて直線状に形成されているので)、ラップフィルム91fを幅の端部まで円滑に切断することができる。なお、このようにラップフィルム91fを切断する際、掩蓋片22には、折曲辺21fを回転軸線として先端辺22tが前板12から離れる方向の力が作用する。本実施の形態に係るラップカートン1は、掩蓋片端部22eの高さ方向の平均長さが長くなっているので、ラップフィルム91fの切断の際に、掩蓋片22が前板12から離れる方向の力が蓋部20に作用しても、従来に比べて蓋部20の歪みを抑制することができる。
また、ラップフィルム91fを引き出して切断する際、ラップフィルム91fは、外側に浮くフラップ12fと閉じられた蓋部20の掩蓋片22とに挟まれると共に、前板端辺19に沿って形成されたストッパー50によって動きが規制されるため、横滑りすることなく適切に切断されることとなる。切断された後にフラップ12fと掩蓋片22との間に挟まれているラップフィルム91fは、ストッパー50に付着しているため、ラップロール91rへの巻き戻りが防止される。また、次回ラップフィルム91fを使用する際に、蓋部20を開けると、フラップ12fが前板本体12bから浮いているので、フラップ12fに形成されたストッパー50に付着しているラップフィルム91fの先端も前板本体12bから浮くこととなり、摘みやすい。特に、ラップカートン1は、左右のフラップ12fの間にフラップ12fが形成されていないので、この隙間に指を入れることで容易にラップフィルム91fを摘むことができる。
以上で説明したように、本実施の形態に係るラップカートン1及びラップ入りカートン100によれば、突起15pと接合片22jとは、突起後端15peが段片後端22jeよりも後板14側に位置し、後端差Geが、突起高さ15pHに対して0.5倍〜5倍となるように配置されているので、蓋部20を開けたときに、突起15pの突起後端15pe付近は、接合片22jによってめくられることなく、上側を向かない状態のままとなり、その後に蓋部20を閉じるときに突起先端辺15psを下側に向けることができると共に、蓋部20がロック状態となったときの、突起15pが凹部25d内で接合片22jに引っ掛かる(係止する)能力の低下を抑制することができる。
以上の説明では、掩蓋片端部22eの高さ方向の平均長さが、その内側で隣接する掩蓋片22の部分の高さ方向の平均長さよりも長く形成されていることとしたが、掩蓋片端部22eにおいても先端辺22tが軸線方向Dの中央から続く直線状に形成されて、軸線方向Dにおける中央からそれぞれの端部に移動するに連れて、軸線方向Dに直交する方向における折曲辺21fと先端辺22tとの距離が短くなるように形成されていてもよい。
以上の説明では、切断刃23がV字状(二つ折りの折れ線状)であるとしたが、いわゆる平刃と呼称される直線状でもよい。この場合、掩蓋片22の先端辺22tは、軸線方向Dの全体にわたって直線状に形成されていてもよく、掩蓋片端部22eの高さがその内側で隣接する掩蓋片22の部分の高さよりも大きくなるように形成されていていてもよい。
以上の説明では、前板12に一対のフラップ12fが形成されているとしたが、一方のフラップ12fが形成されていなくてもよく、あるいは3つ以上のフラップ12fが形成されていてもよく、さらに、設けられたフラップ12fの配置や大きさは適宜決定することができる。
以上の説明では、長尺物がラップフィルム91fであるとしたが、アルミホイルやクッキングシート等、ラップフィルム以外のものであってもよい。
1 ラップカートン
10 本体部
10h 開口面
14 後板
15 脇板
15p 突起
15pe 突起後端
15ps 突起先端辺
15pH 突起高さ
15pL 突起長さ
17 脇板頂辺
18 後板端辺
20 蓋部
21 蓋板
22j 段差形成片
22je 段片後端
22jL 段片長さ
25 側蓋片
25s 天側辺
25d 隙間
91a 軸線
91f ラップフィルム
91r ラップロール
100 ラップ入りカートン
D 軸線方向
Ge 後端差

Claims (4)

  1. 長尺物が巻かれて形成された細長い巻回体が収容される本体部であって、前記巻回体が収容されたときに前記巻回体の軸線が延びる方向である軸線方向に対して直交する方向に前記巻回体を出し入れ可能な開口面が形成された本体部と;
    前記本体部に連接された蓋部であって、前記開口面を露出させた状態と、前記開口面を覆った状態との間で移動可能な蓋部とを備え;
    前記本体部は、前記軸線方向に対して平行に設けられて前記開口面と交差する後板と、前記軸線方向に対して交差する位置に設けられて前記開口面及び前記後板と交差する脇板とを有し;
    前記脇板は、前記脇板の前記開口面と交わる辺である脇板頂辺に設けられて前記本体部の外側に突き出て先端が前記開口面とは反対側を向いた突起を有し;
    前記蓋部は、前記後板の前記開口面と交わる辺である後板端辺に連接されて前記開口面を塞ぐ蓋板と、前記蓋板に交差して連接されて前記蓋部を閉じたときに前記突起を覆うと共に前記突起以外の前記脇板をも少なくとも一部は覆う側蓋片とを有し;
    前記側蓋片は、前記蓋部の内側となる部分に設けられた段差形成片であって、前記蓋板と前記側蓋片との交線である天側辺との間に前記蓋部を閉じたときに前記突起が嵌り込む隙間を形成する段差形成片を有し;
    前記蓋部を閉じたときに、前記突起の前記後板側の端部である突起後端が、前記段差形成片の前記後板側の端部である段片後端よりも前記後板側に位置すると共に、前記脇板頂辺が延びる方向における前記突起後端と前記段片後端との距離である後端差が、前記突起の前記脇板頂辺に直交する方向の長さである突起高さの0.5倍以上5倍以下に構成された;
    巻回体収容箱。
  2. 前記突起高さが2mm以上5mm以下に構成された;
    請求項1に記載の巻回体収容箱。
  3. 長尺物が巻かれて形成された細長い巻回体が収容される巻回体収容箱を製造する方法であって;
    前記巻回体収容箱は、
    前記巻回体が収容される本体部であって、前記巻回体が収容されたときに前記巻回体の軸線が延びる方向である軸線方向に対して直交する方向に前記巻回体を出し入れ可能な開口面が形成された本体部と、
    前記本体部に連接された蓋部であって、前記開口面を露出させた状態と、前記開口面を覆った状態との間で移動可能な蓋部とを備え、
    前記本体部は、前記軸線方向に対して平行に設けられて前記開口面と交差する後板と、前記軸線方向に対して交差する位置に設けられて前記開口面及び前記後板と交差する脇板とを有し、
    前記脇板は、前記脇板の前記開口面と交わる辺である脇板頂辺に設けられて前記本体部の外側に突き出て先端が前記開口面とは反対側を向いた突起を有し、
    前記蓋部は、前記後板の前記開口面と交わる辺である後板端辺に連接されて前記開口面を塞ぐ蓋板と、前記蓋板に交差して連接されて前記蓋部を閉じたときに前記突起を覆うと共に前記突起以外の前記脇板をも少なくとも一部は覆う側蓋片とを有し、
    前記側蓋片は、前記蓋部の内側となる部分に設けられた段差形成片であって、前記蓋板と前記側蓋片との交線である天側辺との間に前記蓋部を閉じたときに前記突起が嵌り込む隙間を形成する段差形成片を有し;
    前記蓋部が閉じられた状態のときに前記突起が前記隙間に嵌り込んで前記突起と前記段差形成片とが係合するように、前記突起の先端の前記脇板頂辺に沿う長さである突起長さ及び前記突起の前記脇板頂辺に直交する方向の長さである突起高さを決定し;
    前記蓋部が閉じられた状態のときに、前記突起の前記後板側の端部である突起後端が、前記段差形成片の前記後板側の端部である段片後端よりも前記後板側に位置するように、前記段差形成片の前記脇板頂辺に平行な方向の長さである段片長さを決定し;
    前記蓋部が閉じられた状態のときに、前記脇板頂辺が延びる方向における前記突起後端と前記段片後端との距離である後端差が、前記突起高さに対して所定の倍数の範囲に入るように、前記突起長さ及び前記段片長さを決定する;
    巻回体収容箱の製造方法。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の巻回体収容箱と;
    前記本体部に収容された前記巻回体とを備える;
    巻回体入り収容箱。
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