JP2016148418A - 真空断熱材用外装材及び真空断熱材用外装材の評価方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】実際の使用時に十分な延伸・屈曲耐性を備えた真空断熱材を提供することを課題とする。また、真空断熱材としての実際の使用条件に近い状態での真空断熱材用外装材の延伸・屈曲耐性を評価する方法を提供することを課題とする
真空断熱材用外装材の屈曲性判断基準を提供することを課題としている。
【解決手段】本発明の真空断熱材用外装材は、断熱材を真空封止して真空断熱材を形成するための真空断熱材用外装材であって、前記真空断熱材用外装材は少なくとも樹脂基材、バリア層、熱融着性樹脂を備えており、前記真空断熱材用外装材は、これを製袋した袋の中に球状体を充填後、真空封止して得られた試験体の内圧変化量が100Pa/day以下であることを特徴とする
【選択図】 図1
真空断熱材用外装材の屈曲性判断基準を提供することを課題としている。
【解決手段】本発明の真空断熱材用外装材は、断熱材を真空封止して真空断熱材を形成するための真空断熱材用外装材であって、前記真空断熱材用外装材は少なくとも樹脂基材、バリア層、熱融着性樹脂を備えており、前記真空断熱材用外装材は、これを製袋した袋の中に球状体を充填後、真空封止して得られた試験体の内圧変化量が100Pa/day以下であることを特徴とする
【選択図】 図1
Description
本発明は、冷蔵庫や低温コンテナあるいは住居の壁材などに取り付けられる真空断熱材に使用される真空断熱材用外装材及びこれを評価する方法に関するものである。
冷蔵庫や低温コンテナあるいは住居の壁材などには、従来から種々の断熱材が用いられており、特に近年では、断熱性能の優れた断熱材として、グラスウールなどの無機繊維シートや、多孔質シリカを不織布で包んだ芯材を外装材で包み、真空封止した構成の真空断熱材が使用されている。
真空断熱材用外装材の構成としては、主に樹脂基材(保護層)、バリア材(バリア層)、熱融着性樹脂(シーラント層)を備えた積層体が一般的に用いられている。このような外装材としては、内部を長期間真空状態に保持するために、外部からの水蒸気やガスの侵入を防ぐ、優れたバリア性が要求される。
また、外装材には、延びや曲げに対する強さ(ガスバリア性能の維持)も要求される。これは芯材となるグラスウールや多孔質シリカを真空封止した際に生じる凹凸や、規定サイズへの成型加工により、外装材が伸びや曲げのストレスを受けるからである。初期のバリア性に優れていても屈曲や延伸後のバリア性が見劣りすると真空断熱材用外装材としての適用は困難である。
このような屈曲や延伸を想定したフィルムの評価方法としてはゲルボ試験(特許文献1〜4)が一般的であるが、用途として真空断熱材用外装材を想定した場合、試験としては過酷であると言える。そのため、過剰品質となり開発コストがかさむ可能性があった。
本発明は上記の事情を鑑みてなされたもので、実際の使用時に十分な延伸・屈曲耐性を備えた真空断熱材を提供することを課題とする。また、真空断熱材としての実際の使用条件に近い状態での真空断熱材用外装材の延伸・屈曲耐性を評価する方法を提供することを課題とする。
本発明の真空断熱材用外装材は、断熱材を真空封止して真空断熱材を形成するための真空断熱材用外装材であって、前記真空断熱材用外装材は少なくとも樹脂基材、バリア層、熱融着性樹脂を備えており、前記真空断熱材用外装材は、これを製袋した袋の中に球状体を充填後、真空封止して得られた試験体の内圧変化量が100Pa/day以下であることを特徴とする。
本発明の真空断熱材用外装材の評価方法は、断熱材を真空封止して真空断熱材を形成するための真空断熱材用外装材を評価する方法であって、真空断熱材用外装材を袋状に製袋し、内部に複数の球状体を充填して真空封止した試験体を作成し、この試験体の内圧変化量を測定することを特徴とする。
本発明の真空断熱材用外装材によれば、内圧変化量が100Pa/day以下であると、球状体によるクラック等のダメージが一定レベルで抑制される屈曲性を有するので、芯材を封入した後、10年経過後でも十分なガスバリア性能を維持することができる。
本発明の真空断熱材用外装材の評価方法によれば、ゲルボ試験や、積層体のガスバリア性能を評価する一般的な方法であるMOCON法では評価ができなかった、真空断熱材用外装材としての適性を評価することができる。より具体的には、積層体の屈曲性(芯材封入後の真空度変化)を実際の使用環境に近い状態で評価することができ、過剰品質とならずに、適正な評価結果を得ることができる。
以下、本発明を図に基づき具体的に説明する。
<真空断熱材用外装材>
図1に示すように、本発明の真空断熱材用外装材10は、樹脂基材1、バリア層2、熱融着性樹脂3を順次積層してなる積層体からなる。なお、樹脂基材1、バリア層2、熱融着性樹脂3を順次積層する方法としては、例えば、それぞれの層間に接着剤を介する公知の方法を用いることができる。
<真空断熱材用外装材>
図1に示すように、本発明の真空断熱材用外装材10は、樹脂基材1、バリア層2、熱融着性樹脂3を順次積層してなる積層体からなる。なお、樹脂基材1、バリア層2、熱融着性樹脂3を順次積層する方法としては、例えば、それぞれの層間に接着剤を介する公知の方法を用いることができる。
また、図2は図1に示す本発明の真空断熱材用外装材10を用いて、その内部に断熱材(芯材)30を真空封止して形成した真空断熱材20の断面を示している。具体的には真空断熱材用外装材10の熱融着性樹脂3(シーラント)面を内側にしてヒートシールにより包装体を形成し、その中に断熱材(芯材)30を入れた後に真空封止(脱気しながらヒートシールして封止)して真空断熱材20を成形する。
本発明に係る樹脂基材1は保護層として機能し、例えば外部からの磨耗、突き刺しなどに対して耐性がある樹脂基材であれば用いることができ、特に制限されない。例えば、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、延伸ポリプロピレンフィルム、延伸ナイロンフィルムなどが用いられる。厚みに特に制限はないが、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムであれば6μm〜30μm程度、延伸ポリプロピレンフィルムであれば20μm〜40μm程度、延伸ナイロンフィルムであれば10μm〜30μm程度が適当である。
樹脂基材1とバリア層2との積層方法は、ドライラミネート法(無溶剤ラミネート法を含む)で貼り合わせたり、また、サンドイッチラミネート法により貼り合わせたりしても良い。
バリア層2は、真空断熱材20のバリア性を担う中心の層であって、アルミニウム箔やバリア性に優れた金属蒸着フィルムを用いることができる。中でも、珪素を0.05重量%以上、0.3%重量%以下、鉄を0.7重量%以上、1.7重量%以下を含有するアルミニウム合金が好ましい。
上記のアルミニウム合金からなるアルミニウム箔は、純度の高いアルミニウムの箔と比較して、やわらかく、伸びがあるので、アルミニウム箔自体がピンホールやクラックの発生が起こりにくい。このようなアルミニウム箔としては、合金番号A8021や合金番号A8079のアルミニウム箔があり、膜厚は7〜20μm程度のものが好ましい。
また、金属蒸着系のバリア層としては、PETなどの汎用フィルムをベースにアルミナ、シリカなどを蒸着層とした水蒸気透過率0.5g/m2/day以下のものが好ましく、ベースフィルムの膜厚は6μm〜30μm程度、蒸着層は10〜300nm程度が適当である。
熱融着性樹脂3はいわゆるシーラントとして機能し、真空断熱材20の最内層に位置し、熱溶着により、充填した芯材を密封するものである。主に熱可塑性樹脂が用いられ、特にポリオレフィン系樹脂が好ましく用いられる。
ポリオレフィン系樹脂としては、低密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、エチレン−α−オレフィン共重合体樹脂などのエチレン系樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体、ポリプロピレン−α−オレフィン共重合体などのプロピレン系樹脂などの選択が可能である。
熱融着性樹脂3とバリア層2との積層は、接着剤を介して、ドライラミネート法(無溶剤ラミネート法を含む)で貼り合わせたり、また、サンドイッチラミネート法により貼り合わせたりしても良い。さらには、接着剤を用いずに前記熱可塑性樹脂を溶融し、押し出しラミネート法によりバリア層と貼り合わせても良い。
本発明で使用される接着剤はウレタン樹脂系接着剤が好ましく用いられる。特にウレタン樹脂系2液硬化型接着剤が好ましく、また層同士の接着はドライラミネート法で積層するのが好ましい。特に、ウェブ状の材料を接着するためには、ウレタン樹脂系2液硬化型接着剤を用いてドライラミネート法により積層するのが好ましい。
<真空断熱材>
次に、本発明の真空断熱材用外装材10を用いて、その内部に断熱材(芯材)30を真空封止して形成した真空断熱材20について説明する。
次に、本発明の真空断熱材用外装材10を用いて、その内部に断熱材(芯材)30を真空封止して形成した真空断熱材20について説明する。
真空断熱材20の具体的な作製方法としては、先ず真空断熱材用外装材10を用いて包装体を形成する。
包装体の形成方法としては、所定のサイズに断裁した2枚の真空断熱材用外装材10を用いて熱融着性樹脂5(シーラント)面を対向させ、断熱材30を挿入する開口部以外は周囲をヒートシールにより融着させることで得られる。
包装体の形成方法としては、所定のサイズに断裁した2枚の真空断熱材用外装材10を用いて熱融着性樹脂5(シーラント)面を対向させ、断熱材30を挿入する開口部以外は周囲をヒートシールにより融着させることで得られる。
また例えば別の方法として、所定のサイズに断裁した1枚の真空断熱材用外装材10を用いて、その熱融着性樹脂3(シーラント)面を内側にして対向させ、その後上記と同様に断熱材30を挿入する開口部以外は周囲をヒートシールにより融着させることで得られる。
次に、前記包装体の開口部から断熱材(芯材)30を挿入した後、脱気しながら開口部をヒートシールして封止することで真空断熱材20を作製することができる。
次に、前記包装体の開口部から断熱材(芯材)30を挿入した後、脱気しながら開口部をヒートシールして封止することで真空断熱材20を作製することができる。
断熱材(芯材)30は、真空断熱材20を作製する工程において、脱気により真空断熱材用外装材10で押されても、つぶれずに内部に減圧された空間を残せるものであれば特に限定されるものではない。
例えば、グラスウール、グラスファイバー、アルミナ繊維、シリカアルミナ繊維、シリカ繊維、ロックウール、炭化珪素繊維などの無機繊維を裁断してなる嵩密度の小さい針状短繊維粉末や、シリカやパーライト等の粉末を一定の形状に成形した成形体、ケイ酸カルシウム成形体の無機成形体、あるいは、発泡ポリウレタン、発泡ポリスチレンなどの連続気泡の合成樹脂発泡体、等が使用される。
中でも空隙率の高い多孔性のシリカゲル微粒子が好ましく、特に空隙率が70%以上、粒子径が50μm以下のものが好ましい。空隙率が70%以下では、真空下での断熱性付与が困難になる。微粒子や微細な繊維を外装材に封入する場合は、予め通気性の袋(不織布など)で断熱材を包装しておくとよい。
例えば、グラスウール、グラスファイバー、アルミナ繊維、シリカアルミナ繊維、シリカ繊維、ロックウール、炭化珪素繊維などの無機繊維を裁断してなる嵩密度の小さい針状短繊維粉末や、シリカやパーライト等の粉末を一定の形状に成形した成形体、ケイ酸カルシウム成形体の無機成形体、あるいは、発泡ポリウレタン、発泡ポリスチレンなどの連続気泡の合成樹脂発泡体、等が使用される。
中でも空隙率の高い多孔性のシリカゲル微粒子が好ましく、特に空隙率が70%以上、粒子径が50μm以下のものが好ましい。空隙率が70%以下では、真空下での断熱性付与が困難になる。微粒子や微細な繊維を外装材に封入する場合は、予め通気性の袋(不織布など)で断熱材を包装しておくとよい。
本発明の真空断熱材用外装材は、断熱材を真空封止して真空断熱材を形成するための真空断熱材用外装材であって、前記真空断熱材用外装材は少なくとも樹脂基材、バリア層、熱融着性樹脂を備えており、前記真空断熱材用外装材は、これを製袋した袋の中に球状体を充填後、真空封止して得られた試験体の内圧変化量が100Pa/day以下であることが好ましい。
内圧変化量が100Pa/day以下であると、球状体によるクラック等のダメージが一定レベルで抑制される屈曲性を有することから好ましい。内圧変化量が50Pa/day以下であると、球状体によりクラック等のダメージを受け難いレベルの屈曲性を有することからより好ましい。
内圧変化量が100Pa/day以下であると、球状体によるクラック等のダメージが一定レベルで抑制される屈曲性を有することから好ましい。内圧変化量が50Pa/day以下であると、球状体によりクラック等のダメージを受け難いレベルの屈曲性を有することからより好ましい。
<真空断熱材用外装材の評価>
以下、本発明の真空断熱材の評価方法を説明する。
まず、真空断熱材用外装材を袋状に製体する。実際に真空断熱材を製造する場合と同様、内容物を充填するための開口部を設ける。本発明の評価においてはここから芯材の代わりに球状体を充填する。十分な量の球状体を充填した後、開口部から脱気しつつ、開口部を熱封止して試験体を得る。
以下、本発明の真空断熱材の評価方法を説明する。
まず、真空断熱材用外装材を袋状に製体する。実際に真空断熱材を製造する場合と同様、内容物を充填するための開口部を設ける。本発明の評価においてはここから芯材の代わりに球状体を充填する。十分な量の球状体を充填した後、開口部から脱気しつつ、開口部を熱封止して試験体を得る。
こうして得られた試験体の真空度を測定する。
たとえば、真空チャンバー101、真空ポンプユニット102、真空度計103、レーザー変位計104、データロガー105を組み合わせた測定機器を利用する(図3)。
真空チャンバー101は真空ポンプユニット102及び真空度計103と接続されている。真空チャンバー101には外部から観察可能な窓が設けられ、ガラスで覆われている。レーザー変位計104は真空チャンバー101内の試験体110の外形の変位を測定するためのものであり、データロガー105と接続されている。レーザー107はガラス窓106を介して試験体110に照射可能となっている。
たとえば、真空チャンバー101、真空ポンプユニット102、真空度計103、レーザー変位計104、データロガー105を組み合わせた測定機器を利用する(図3)。
真空チャンバー101は真空ポンプユニット102及び真空度計103と接続されている。真空チャンバー101には外部から観察可能な窓が設けられ、ガラスで覆われている。レーザー変位計104は真空チャンバー101内の試験体110の外形の変位を測定するためのものであり、データロガー105と接続されている。レーザー107はガラス窓106を介して試験体110に照射可能となっている。
試験体110を真空チャンバー101に入れ、真空引きを開始すると、試験体110内部の気圧よりも真空チャンバー101内の気圧が低くなった時点で試験体110の形状に変化が生じる。具体的には気圧が下がるため膨張する。この変位をレーザー変位計104で検知し、変位の開始時点の気圧を試験体内部の真空度として記録する(リフトオフ法)。延伸・屈曲に対し耐性があるほど真空度の変化は小さいので、この真空度の変化を当該外装材の延伸・屈曲耐性の評価(以下、単に屈曲性ということがある)に用いることができる。
本発明の測定に使用する球状体は直径が3〜20mmの球形であるものが好ましく、特に5〜10mmのものが好ましい。この範囲であると、球状体が現実の真空断熱材で要求される形状に近いカーブを備えているので、現実的な延伸・屈曲耐性を評価することができる。球状体の直径が20mmより大きいと、外装材に与える延伸・屈曲幅が過大となり、真空度の変化が大きくなりすぎてしまい、正確な測定が困難となる恐れがある。球状体の直径が3mmより小さいと、球状体が外装材の外形に沿って分散してしまい延伸・屈曲幅が小さくなるので、真空度の変化も小さなものとなり、評価に時間がかかってしまう。
一度に使用される球状体の大きさは同じであることが好ましいが、適した範囲(3mm以上20mm以下、好ましくは5mm以上10mm以下)であれば、複数の大きさの球状体を混合して使用することができる。
球状体は真空断熱材用外装材が変形しない程度に充填する。真空封止後は、球状態の表面形状に沿って外装材が延伸・屈曲されてよい。球状体の形状としては極端な凹凸やゆがみがないほうが正確な延伸・屈曲耐性の測定のために好ましい。その材料は、正確な真空度測定のために真空封止時に脱ガスのないものが好ましく、ガラスや金属であることが好ましい。たとえば、ガラスビーズを使用することができる。
一度に使用される球状体の大きさは同じであることが好ましいが、適した範囲(3mm以上20mm以下、好ましくは5mm以上10mm以下)であれば、複数の大きさの球状体を混合して使用することができる。
球状体は真空断熱材用外装材が変形しない程度に充填する。真空封止後は、球状態の表面形状に沿って外装材が延伸・屈曲されてよい。球状体の形状としては極端な凹凸やゆがみがないほうが正確な延伸・屈曲耐性の測定のために好ましい。その材料は、正確な真空度測定のために真空封止時に脱ガスのないものが好ましく、ガラスや金属であることが好ましい。たとえば、ガラスビーズを使用することができる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
<実施例1>
(真空断熱材用外装材の作製)
樹脂基材として、15μm膜厚の延伸ナイロンフィルム(ユニチカ製、エンブレムONM)、バリア層として、9μm膜厚のアルミニウム箔(東洋アルミニウム製、8021合金)、熱融着性樹脂(シーラント)として40μm膜厚の直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(三井化学東セロ製、TUX−FCS)を用いて、それぞれの層間をポリエステルポリウレタン系主剤(DIC製、LX500)と芳香族イソシアネート硬化剤(DIC製、KW75)からなる接着剤を介して、ドライラミネート法により順次積層して積層体(真空断熱材用外装材)を作製した。
(真空断熱材用外装材の作製)
樹脂基材として、15μm膜厚の延伸ナイロンフィルム(ユニチカ製、エンブレムONM)、バリア層として、9μm膜厚のアルミニウム箔(東洋アルミニウム製、8021合金)、熱融着性樹脂(シーラント)として40μm膜厚の直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(三井化学東セロ製、TUX−FCS)を用いて、それぞれの層間をポリエステルポリウレタン系主剤(DIC製、LX500)と芳香族イソシアネート硬化剤(DIC製、KW75)からなる接着剤を介して、ドライラミネート法により順次積層して積層体(真空断熱材用外装材)を作製した。
(屈曲性の評価)
上記で得られた真空断熱材用外装材を200mm角にカットし、シーラント面を内側に貼合し、シール幅10mmで三方シールした袋を作製した。その後、この袋内に10mm径のガラス製の球状体を封入し、真空封止装置により、真空度10Pa下で封止した。この真空封止品の初期内圧をリフトオフ法により測定し、その後、25℃,40%RH環境下で保管し、内圧の経時変化(Pa/day)を測定した。その結果、3Pa/dayで真空度が上昇する結果を得た。なお、内容物がない場合の真空度上昇は、0.3Pa/dayであった。
上記で得られた真空断熱材用外装材を200mm角にカットし、シーラント面を内側に貼合し、シール幅10mmで三方シールした袋を作製した。その後、この袋内に10mm径のガラス製の球状体を封入し、真空封止装置により、真空度10Pa下で封止した。この真空封止品の初期内圧をリフトオフ法により測定し、その後、25℃,40%RH環境下で保管し、内圧の経時変化(Pa/day)を測定した。その結果、3Pa/dayで真空度が上昇する結果を得た。なお、内容物がない場合の真空度上昇は、0.3Pa/dayであった。
<実施例2>
(真空断熱材用外装材の作製)
ベースフィルム(樹脂基材)としては12μm膜厚の延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績製、E5100)を使用した。ベースフィルムの一方の面に、アクリルポリオールとトリレンジイソシアネートからなる樹脂溶液を、マイクログラビアコータを使用して乾燥膜厚が30nmとなるように塗布し、アンカーコート層を形成した。次いで、アンカーコート層を形成した面にSiをターゲットとして、プロセスガスにAr、反応性ガスにO2を用いてDCスパッタリング法にて膜厚が50nmとなるようにSiOx膜を形成し、バリア層を形成した。
このバリア層上に実施例1と同様に、ポリエステルポリウレタン系主剤(DIC製、LX500)と芳香族イソシアネート硬化剤(DIC製、KW75)からなる接着剤を介して、ドライラミネート法により熱融着性樹脂(シーラント)として40μm膜厚の直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(三井化学東セロ製、TUX−FCS)をドライラミネート法により積層し、積層体(真空断熱材用外装材)を作製した。
(真空断熱材用外装材の作製)
ベースフィルム(樹脂基材)としては12μm膜厚の延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績製、E5100)を使用した。ベースフィルムの一方の面に、アクリルポリオールとトリレンジイソシアネートからなる樹脂溶液を、マイクログラビアコータを使用して乾燥膜厚が30nmとなるように塗布し、アンカーコート層を形成した。次いで、アンカーコート層を形成した面にSiをターゲットとして、プロセスガスにAr、反応性ガスにO2を用いてDCスパッタリング法にて膜厚が50nmとなるようにSiOx膜を形成し、バリア層を形成した。
このバリア層上に実施例1と同様に、ポリエステルポリウレタン系主剤(DIC製、LX500)と芳香族イソシアネート硬化剤(DIC製、KW75)からなる接着剤を介して、ドライラミネート法により熱融着性樹脂(シーラント)として40μm膜厚の直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(三井化学東セロ製、TUX−FCS)をドライラミネート法により積層し、積層体(真空断熱材用外装材)を作製した。
(屈曲性の評価)
実施例1と同様の方法で真空度の変化を測定した。その結果、25Pa/dayで真空度が上昇する結果を得た。なお、内容物がない場合の真空度上昇は、1Pa/dayであった。
実施例1と同様の方法で真空度の変化を測定した。その結果、25Pa/dayで真空度が上昇する結果を得た。なお、内容物がない場合の真空度上昇は、1Pa/dayであった。
<実施例3>
(真空断熱材用外装材の作製)
DCスパッタリングによる膜厚を100nmとなるようにSiOx膜を形成したほかは、実施例2と同様にして、積層体(真空断熱材用外装材)を作製した。
(真空断熱材用外装材の作製)
DCスパッタリングによる膜厚を100nmとなるようにSiOx膜を形成したほかは、実施例2と同様にして、積層体(真空断熱材用外装材)を作製した。
(屈曲性の評価)
実施例1と同様の方法で真空度の変化を測定した。その結果、40Pa/dayで真空度が上昇する結果を得た。なお、内容物がない場合の真空度上昇は、0.6Pa/dayであった。
実施例1と同様の方法で真空度の変化を測定した。その結果、40Pa/dayで真空度が上昇する結果を得た。なお、内容物がない場合の真空度上昇は、0.6Pa/dayであった。
<実施例4>
(真空断熱材用外装材の作製)
DCスパッタリングによる膜厚を200nmとなるようにSiOx膜を形成したほかは、実施例2と同様にして、積層体(真空断熱材用外装材)を作製した。
(真空断熱材用外装材の作製)
DCスパッタリングによる膜厚を200nmとなるようにSiOx膜を形成したほかは、実施例2と同様にして、積層体(真空断熱材用外装材)を作製した。
(屈曲性の評価)
実施例1と同様の方法で真空度の変化を測定した。その結果、60Pa/dayで真空度が上昇する結果を得た。なお、内容物がない場合の真空度上昇は、0.3Pa/dayであった。
実施例1と同様の方法で真空度の変化を測定した。その結果、60Pa/dayで真空度が上昇する結果を得た。なお、内容物がない場合の真空度上昇は、0.3Pa/dayであった。
<比較例1>
(真空断熱材用外装材の作製)
DCスパッタリングによる膜厚を400nmとなるようにSiOx膜を形成したほかは、実施例2と同様にして、積層体(真空断熱材用外装材)を作製した。
(真空断熱材用外装材の作製)
DCスパッタリングによる膜厚を400nmとなるようにSiOx膜を形成したほかは、実施例2と同様にして、積層体(真空断熱材用外装材)を作製した。
(屈曲性の評価)
実施例1と同様の方法で真空度の変化を測定した。その結果、300Pa/dayで真空度が上昇する結果を得た。なお、内容物がない場合の真空度上昇は、0.1Pa/dayであった。
実施例1と同様の方法で真空度の変化を測定した。その結果、300Pa/dayで真空度が上昇する結果を得た。なお、内容物がない場合の真空度上昇は、0.1Pa/dayであった。
以上の結果から、本発明によれば過剰品質に陥ることなく、実使用に近い条件での外装材の屈曲性を評価できる。
1・・・樹脂基材
2・・・バリア層
3・・・熱融着性樹脂
10・・真空断熱材用外装材
20・・真空断熱材
30・・断熱材(芯材)
101・・・真空チャンバー
102・・・真空ポンプユニット
103・・・真空度計
104・・・レーザー変位計
105・・・データロガー
106・・・ガラス窓
107・・・レーザー光
108・・・コンピュータ(PC)
110・・・試験体(真空断熱材)
2・・・バリア層
3・・・熱融着性樹脂
10・・真空断熱材用外装材
20・・真空断熱材
30・・断熱材(芯材)
101・・・真空チャンバー
102・・・真空ポンプユニット
103・・・真空度計
104・・・レーザー変位計
105・・・データロガー
106・・・ガラス窓
107・・・レーザー光
108・・・コンピュータ(PC)
110・・・試験体(真空断熱材)
Claims (3)
- 断熱材を真空封止して真空断熱材を形成するための真空断熱材用外装材であって、
前記真空断熱材用外装材は少なくとも樹脂基材、バリア層、熱融着性樹脂を備えており、
前記真空断熱材用外装材は、これを製袋した袋の中に球状体を充填後、真空封止して得られた試験体の内圧変化量が100Pa/day以下であることを特徴とする真空断熱材用外装材。 - 断熱材を真空封止して真空断熱材を形成するための真空断熱材用外装材を評価する方法であって、
真空断熱材用外装材を袋状に製袋し、内部に複数の球状体を充填して真空封止した試験体を作成し、この試験体の内圧変化量を測定することを特徴とする真空断熱材用外装材評価方法。 - 前記球状体は直径が3〜20mmの球形であることを特徴とする請求項2に記載の真空断熱材用外装材評価方法。
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2015
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