JP2016150456A - 記録装置 - Google Patents

記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016150456A
JP2016150456A JP2015027286A JP2015027286A JP2016150456A JP 2016150456 A JP2016150456 A JP 2016150456A JP 2015027286 A JP2015027286 A JP 2015027286A JP 2015027286 A JP2015027286 A JP 2015027286A JP 2016150456 A JP2016150456 A JP 2016150456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate transfer
ink
recording medium
unit
transfer belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015027286A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6524690B2 (ja
Inventor
綾子 錦
Ayako Nishiki
綾子 錦
彰雄 伊藤
Akio Ito
彰雄 伊藤
景多▲郎▼ 中野
Keitaro Nakano
景多▲郎▼ 中野
伊藤 渉
Wataru Ito
伊藤  渉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2015027286A priority Critical patent/JP6524690B2/ja
Publication of JP2016150456A publication Critical patent/JP2016150456A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6524690B2 publication Critical patent/JP6524690B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】転写効率を高めた印刷装置を提供する。【解決手段】化学的に硬化するインクを噴射するためのヘッドと、前記ヘッドにより噴射された前記インクを受けるとともに前記インクを記録媒体に転写するための中間転写体と、前記中間転写体上の前記インクを前記中間転写体内部から化学的に仮硬化させる仮硬化部と、仮硬化した前記中間転写体上の前記インクを前記中間転写体内部から化学的に本硬化させる本硬化部と、を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、記録装置に関する。
従来、例えば、特許文献1に記載されているように、受像ドラムへ紫外線硬化型インクのインク滴を吐出することにより、受像ドラム上に被転写画像を形成するインクジェットヘッドと、転写がされる前の状態において被転写画像へ光を照射する転写前用光照射部である半硬化用光源と、転写がされた後の状態において記録媒体上に形成された転写後画像へ紫外線を照射する本硬化用光源を備えたインクジェットプリンターが知られていた。
特開2011−140132号公報
しかしながら、特許文献1に記載のインクジェットプリンターでは、紫外線硬化型インクを半硬化させるための光を中間転写体の外側から照射するため、インクの受像ドラムと接している境界部分の硬化がインク表面に比べ不十分であるため受像ドラムから記録媒体への転写効率が落ちる、または、インクの表面部分が硬化している状態となるため、記録媒体へのインクの定着が不十分となる、という課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかる記録装置は、化学的に硬化するインクを噴射するためのヘッドと、前記ヘッドにより噴射された前記インクを受けるとともに前記インクを記録媒体に転写するための中間転写体と、前記中間転写体上の前記インクを前記中間転写体内部から化学的に仮硬化させる仮硬化部と、仮硬化した前記中間転写体上の前記インクを化学的に本硬化させる本硬化部と、を備えたことを特徴とする。
本適用例によれば、中間転写体上に噴射されたインクを中間転写体内部から仮硬化させることで、インクの中間転写体と接している境界部分がインク表面より硬くなっている状態を作り出すことができ、中間転写体からインクが剥離しやすくなるため記録媒体への転写効率が上がり、また、転写の際にインクの記録媒体に接する面は比較的硬化が進んでいないため記録媒体へ強固に定着させることができる。従って、中間転写体から記録媒体への転写効率が高く、記録媒体へ強固に定着させることのできる記録装置を提供することができる。
[適用例2]上記適用例にかかる記録装置は、前記記録媒体を、前記中間転写体とともに挟み込む転写補助部を備えたことを特徴とする。
本適用例によれば、中間転写体上のインクと記録媒体とを接触させた状態で、中間転写体と転写補助部によりそれらを挟み込み、それらに圧力を加えることで、インクが記録媒体へ転写しやすくなり、記録媒体へのインクの転写をより効率的に行うことができる。従って、中間転写体から記録媒体への転写効率をより高めるという効果を得ることができる。
[適用例3]上記適用例にかかる記録装置において、前記中間転写体上に塗布された前記インクを除去するクリーニング部を備えたことを特徴とする。
本適用例によれば、例えば、印刷条件が最適でなかった場合などに、転写後、中間転写体上に残ったインクを除去するクリーニング部を備えることで、連続印刷時における中間転写体表面の汚れによる画像劣化を防止することができる。従って、連続印刷時にも画質を維持することができる。
[適用例4]上記適用例にかかる記録装置において、前記インクはUV硬化インクであり、前記仮硬化部と前記本硬化部と前記クリーニング部とにはUVランプが含まれ、前記UVランプは、前記中間転写体の内部に配置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、本発明にUV硬化インクとUVランプの組み合わせを用いることで、仮硬化状態、本硬化状態等をより容易に作り出すことができる。
[適用例5]上記適用例にかかる記録装置において、前記UVランプは一つであり、前記仮硬化部、前記本硬化部、前記クリーニング部のそれぞれに向けて前記UVランプから照射されるUV照射強度を変更するUV照射強度変更部を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、ある照射強度を設定した一つのUVランプに対して、仮硬化部、本硬化部、クリーニング部のそれぞれにUV照射強度を変更するUV照射強度変更部を備え、それらをUVランプと中間転写体との間に設置することで、仮硬化部、本硬化部、クリーニング部のそれぞれにおいて必要となるそれぞれのUV照射強度を得ることができ、UVランプを共通化することができる。従って、記録装置全体を小型化することができ、また記録装置の消費電力を抑えることができる。
[適用例6]上記適用例にかかる記録装置において、前記中間転写体の前記インクが塗布される塗布面は凹凸形状を有することを特徴とする。
本適用例によれば、例えば、中間転写体のインク塗布面の表面形状がミクロの凹凸のある形状とすることで、中間転写体とUV硬化インクの接触面積が小さくなり、中間転写体から記録媒体にUV硬化インクを転写する際の剥離性を上げることができる。従って、中間転写体から記録媒体への転写効率をより高めるという効果を得ることができる。
第1実施形態に係る記録装置の構成を示す模式図。 第2実施形態に係る記録装置の構成を示す模式図。 第3実施形態に係る記録装置の構成を示す模式図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせしめている。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について、図1を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る記録装置の構成を示す模式図である。
〔記録装置1〕
まず、本発明の第1実施形態に係る記録装置1の構成について説明する。
図1に示すように、記録装置1は、ヘッド10、中間転写体20、仮硬化部30、本硬化部40、クリーニング部50、転写補助部60、UVランプ70等を備えている。
記録装置1は、ヘッド10から中間転写体20にインクを噴射し、中間転写体20に塗布されたインクを記録媒体Mに転写するものである。なお、本実施形態では、化学的に硬化するインクとしてのUV硬化インクを用いた場合について説明する。
<インク>
本実施形態に係る記録装置に用いるインクは、紫外線(UV)が照射されることによって硬化するUV硬化インクである。
UV硬化インクの粘度としては、目的に応じた粘度のものを使用すればよいが、25℃において、3MPa・sec以上、20MPa・sec以下であるものが好ましい。これにより、ヘッド10からの噴射を容易にすることができ、かつ記録媒体M上でUV硬化インクが滲むことを防止できる。
UV硬化インクの色としては、例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の通常色、これら通常色の淡色、白、メタリック、クリア等の特定色、これらの組み合わせ等、様々な色を挙げることができ、限定されるものではない。
(記録媒体M)
記録媒体Mは、ヘッド10から噴射されるUV硬化インクを付着させる被記録媒体である。記録媒体Mは、目的に応じて定めることができ、例えば、シート状の部材、ウェブ状の部材、板状部材などが挙げられ、より具体的には、布、紙、プラスチックシートなどが挙げられる。
(ヘッド10)
ヘッド10は、紫外線(UV)が照射されることによって硬化するUV硬化インクを噴射するものであり、例えば、インクジェットヘッドが挙げられる。ヘッド10は中間転写体20に対向して配置されており、中間転写体20に画像を形成する形で構成されている。
(中間転写体20)
中間転写体20は、ヘッド10が噴射したUV硬化インクを受け、そのUV硬化インクを記録媒体Mに転写させるものである。中間転写体20は、環状の中間転写体ベルト21が、中間転写体ローラー22a,22b,22c,22dに架けられている構成であり、中間転写体ローラー22a,22b,22c,22dにより、環状の中間転写体ベルト21が回転する仕組みとなっている。中間転写体ローラー22a,22b,22c,22dのうち少なくとも一つは駆動ローラーであり、残りのものは従動ローラーであってもよい。また、中間転写体ベルト21の、中間転写体ローラー22aと22d間の部分は平坦であり、平坦面に対向してヘッド10が配置されているので、ヘッド10による中間転写体ベルト21上への画像の形成が容易となっている。
(中間転写体ベルト21)
中間転写体ベルト21は、中間転写体20を構成する部材の一つで、ヘッド10から噴射されたUV硬化インクを受け、それを記録媒体Mに接触させることによって、記録媒体MにUV硬化インクを転写させる働きを担う環状の部材である。また、ヘッド10は、中間転写体ベルト21に対向して配置され、中間転写体ベルト21の面方向に平行な方向に移動しながらUV硬化インクを中間転写体ベルト21に噴射し、中間転写体ベルト21上に画像を形成する。本実施形態においては、中間転写体ベルト21は、紫外線(UV)を透過する部材により形成されている。
中間転写体ベルト21に用いられる材質としては、被記録媒体に応じて様々なものを使用できるが、被記録媒体の印刷対象面に沿って変形可能なものであることがより好ましい。例えば、耐熱性及び紫外線透過性があり、UV硬化インクによる画像形成が可能な素材であれば限定されず、シリコンゴム、シリコン樹脂コートされた柔軟性のあるフィルム、又は、UV硬化インクに対して強い接着性を持たないフィルムが挙げられる。また、シリコンゴム以外にも、ウレタンゴム、テフロン(登録商標)ゴム等のゴム、エラストマー樹脂の単体または転写面が上記材料で構成された複合材料等を例示でき、この中から目的に応じて選択すればよい。中間転写体ベルト21がこのような材質であれば、中間転写体ベルト21のUV硬化インクがある面を被記録媒体に、直接、押さえつけて密着させることで転写できるため、UV硬化インクの転写を容易に実行できる。また、中間転写体ベルト21の厚さは0.1mm以上、5.0mm以下であることが好ましい。
中間転写体ベルト21の硬度及び厚みは被記録媒体の形状により適宜変更してもよい。被記録媒体の形状が複雑であればあるほど、硬度が低く、膜厚が薄いものを採用することが好ましい。
(中間転写体ベルト表面(UV硬化インクの塗布面)21a)
中間転写体ベルト表面21aは、中間転写体ベルト21の表面であり、その形状が凹凸を持っていることが好ましい。このような形状であれば、より転写性を向上させることができる。
(転写補助部60)
転写補助部60は、中間転写体ローラー22bとともに、中間転写体ベルト21、中間転写体ベルト21上のUV硬化インク、記録媒体Mを挟み込み、圧力をかけることで、中間転写体ベルト21上のUV硬化インクを、記録媒体Mへ転写させるのを助ける働きをする、補助部である。
次に、仮硬化部30、本硬化部40、クリーニング部50について、説明する。仮硬化部30は、中間転写体20上に塗布されたUV硬化インクを、中間転写体20の内部から化学的に仮硬化させるものである。本硬化部40は、仮硬化部30により仮硬化させたUV硬化インクを、中間転写体20の内部から本硬化させるものである。クリーニング部50は、中間転写体20上に残ったUV硬化インクを除去するものである。
なお、本実施形態においては、ある照射強度を設定した一つのUVランプ70に対して、仮硬化部30、本硬化部40、クリーニング部50のそれぞれに、UV照射強度を変更するUV照射強度変更部(第1UV照射強度変更部31、第2UV照射強度変更部41、第3UV照射強度変更部51)を備え、それらをUVランプ70と中間転写体ベルト21との間に設置することで、仮硬化部30、本硬化部40、クリーニング部50のそれぞれにおいて必要となる、それぞれのUV照射強度を得ている。これにより、記録装置1に用いるUVランプは一つで済むため、記録装置1を小型化することができ、また、記録装置1の消費電力を抑えることができる。このとき、図1には記載していないが、UV照射強度変更部以外から中間転写体ベルト21上のUV硬化インクにUVランプ70の紫外線(UV)が届くことがないよう、仕切り等を設けると良い。
(仮硬化部30)
まず、仮硬化部30について説明する。仮硬化部30は、中間転写体ベルト21の回転方向において、転写補助部60の上流側に位置する。仮硬化部30は、環状の中間転写体ベルト21の内部にあるUVランプ70と、同じく環状の中間転写体ベルト21の内部にあり、UVランプ70と中間転写体ベルト21との間にある第1UV照射強度変更部31からなり、環状の中間転写体ベルト21の内側から、中間転写体ベルト21上のUV硬化インクに、第1UV照射強度変更部31を通過させたUVランプ70の紫外線(UV)を照射することにより、UV硬化インクを完全に硬化しない程度に硬化(仮硬化)させるものである。このとき、UV硬化インクは、中間転写体ベルト21と接触している面(内側の面)が、中間転写体ベルト21と接触していない面(外側の面)より硬くなっている状態になる。UV硬化インクをこのような状態にすることで、記録媒体Mに転写する際に、UV硬化インクが中間転写体ベルト21から剥離しやすくすることができ、また、UV硬化インクが記録媒体Mに定着しやすくすることができる。
仮硬化部30によって、UV硬化インクを増粘させ、完全に硬化しない程度に硬化(仮硬化)させるとき、UV硬化インクの、中間転写体ベルト21と接触していない面(外側の面)の粘度は、1000MPa・sec以上、50000MPa・sec以下の粘度にまで増粘することが好ましく、4000MPa・sec以上、5000MPa・sec以下の粘度にまで増粘することがより好ましい。UV硬化インクの粘度を上記範囲内で上昇させることによって、中間転写体ベルト21上のUV硬化インクを記録媒体Mに転写するときに、UV硬化インクが滲むことなく、記録媒体MにUV硬化インクを良好に転写することができ、その結果、高画質の画像が転写された記録媒体Mを得ることができる。本明細書において、「UV硬化インクを完全に硬化しない程度に硬化させる」とは、中間転写体20上のUV硬化インクに紫外線(UV)を照射して、中間転写体20から記録媒体Mに画像を転写するときに画像が劣化しない程度に、UV硬化インクを増粘させ、硬化させることをいう。
(第1UV照射強度変更部31)
第1UV照射強度変更部31は、UV照射強度を変更することができるものならどんなものでも使用でき、例えば、UVカットフィルターなどを使用することができる。
(本硬化部40)
本硬化部40は、中間転写体ベルト21の回転方向において、仮硬化部30と転写補助部60の下流側に位置する。本硬化部40は、環状の中間転写体ベルト21の内部にあるUVランプ70と、同じく環状の中間転写体ベルト21の内部にあり、UVランプ70と中間転写体ベルト21との間にある第2UV照射強度変更部41からなり、環状の中間転写体ベルト21の内側から、中間転写体ベルト21と記録媒体Mとの間に挟まれた、仮硬化部30により仮硬化したUV硬化インクに、第2UV照射強度変更部41を通過させたUVランプ70の紫外線(UV)を照射することにより、前記UV硬化インクを硬化させ、記録媒体Mに定着させるものである。
(第2UV照射強度変更部41)
第2UV照射強度変更部41は、UV照射強度を変更することができるものならどんなものでも使用でき、例えば、UVカットフィルターなどを使用することができる。このとき用いるUVカットフィルターは、第1UV照射強度変更部31で用いたUVカットフィルターに比べて、よりUVを透過するものを用いる。
(クリーニング部50)
クリーニング部50は、中間転写体ベルト21の回転方向において、仮硬化部30、転写補助部60、本硬化部40の下流側に位置する。クリーニング部50は、環状の中間転写体ベルト21の内部にあるUVランプ70と、同じく環状の中間転写体ベルト21の内部にあり、UVランプ70と中間転写体ベルト21との間にある第3UV照射強度変更部51と、環状の中間転写体ベルト21の外側にあるクリーニングブレード52からなり、環状の中間転写体ベルト21の内側から、中間転写体ベルト21上に転写されずに残っているUV硬化インクに、第3UV照射強度変更部51を通過させたUVランプ70の紫外線(UV)を照射することにより、UV硬化インクを過度に硬化させ、中間転写体ベルト21上の、過度に硬化したUV硬化インクをクリーニングブレード52により削り取るものである。
(第3UV照射強度変更部51)
第3UV照射強度変更部51は、UV照射強度を変更することができるものならどんなものでも使用でき、例えば、UVカットフィルターなどを使用することができる。このとき用いるUVカットフィルターは、第1UV照射強度変更部31と第2UV照射強度変更部41で用いたUVカットフィルターに比べて、よりUVを透過するものを用いる。
次に、記録装置1の動作方法について説明する。
まず、ヘッド10より化学的に硬化するインク(本実施形態の場合はUV硬化インク)が噴射される。中間転写体20を構成する中間転写体ベルト21が、ヘッド10より噴射されたUV硬化インクを受ける。中間転写体ベルト21は、中間転写体ローラー22a,22b,22c,22dにより図1に示した矢印の方向に回転する。中間転写体ベルト21上のUV硬化インクは、仮硬化部30に運ばれ、中間転写体20内部からのUV照射により、化学的に仮硬化させられる。このとき、UV硬化インクは、中間転写体ベルト21と接触している面(内側の面)が、中間転写体ベルト21と接触していない面(外側の面)より硬くなっている状態になる。仮硬化部30により仮硬化させられたUV硬化インクは、中間転写体ベルト21の回転により、転写補助部60の配置される地点に運ばれ、記録媒体Mに転写される。記録媒体Mは、中間転写体ベルト21と転写補助部60の同期した動きにより矢印の方向に移動させられる。記録媒体M上に転写されたUV硬化インクは、本硬化部40に運ばれ、中間転写体20内部からの紫外線照射により、化学的に本硬化させられる。UV照射強度などの印刷条件が最適でなかった場合などにおいて、記録媒体Mに転写されずに中間転写体ベルト21上に残ったUV硬化インクは、クリーニング部50に運ばれ、中間転写体20内部からの紫外線照射により過度に硬化させられ、クリーニングブレード52により削り取られ、除去される。残ったUV硬化インクを除去された中間転写体ベルト21に、ヘッド10より化学的に硬化するインク(本実施形態の場合はUV硬化インク)が噴射され、以下上記の動作が繰り返される。
以上により、本実施形態に係る記録装置1によれば、中間転写体ベルト21上のUV硬化インクに対して、中間転写体ベルト21の内側からUVランプを照射することで、中間転写体ベルト21と接触している面(内側の面)が、中間転写体ベルト21と接触していない面(外側の面)より硬い状態にすることができ、記録媒体Mに転写する際に、UV硬化インクが中間転写体ベルト21から剥離しやすくなるため転写効率が高く、また、UV硬化インクが記録媒体Mに十分に定着するため記録媒体へのUV硬化インクの定着が十分な、記録装置を得ることができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態について、図2を用いて詳細に説明する。図2は、本発明の第2実施形態に係る記録装置の構成を示す模式図である。
〔記録装置2〕
まず、本発明の第2実施形態に係る記録装置2の構成について説明する。
第2実施形態に係る記録装置2は、本硬化部、クリーニング部に用いるUVランプをそれぞれ中間転写体の外側に配置した点で第1実施形態に係る記録装置1と異なる。
図2に示すように、記録装置2は、ヘッド10、中間転写体20、仮硬化部30a、本硬化部40a、クリーニング部50a、転写補助部60、UVランプ70a、外部本硬化UVランプ71、外部クリーニングUVランプ72等を備えている。
記録装置2は、ヘッド10から中間転写体20にインクを噴射し、中間転写体20に塗布されたインクを記録媒体Mに転写するものである。なお、本実施形態では、化学的に硬化するインクとしてのUV硬化インクを用いた場合について説明する。
<インク>
本実施形態に係る記録装置に用いるインクは、紫外線(UV)が照射されることによって硬化するUV硬化インクである。
UV硬化インクの粘度としては、目的に応じた粘度のものを使用すればよいが、25℃において、3MPa・sec以上、20MPa・sec以下であるものが好ましい。これにより、ヘッド10からの噴射を容易にすることができ、かつ記録媒体M上でUV硬化インクが滲むことを防止できる。
UV硬化インクの色としては、例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の通常色、これら通常色の淡色、白、メタリック、クリア等の特定色、これらの組み合わせ等、様々な色を挙げることができ、限定されるものではない。
(記録媒体M)
記録媒体Mは、ヘッド10から噴射されるUV硬化インクを付着させる被記録媒体である。記録媒体Mは、目的に応じて定めることができ、例えば、シート状の部材、ウェブ状の部材、板状部材などが挙げられ、より具体的には、布、紙、プラスチックシートなどが挙げられる。
(ヘッド10)
ヘッド10は、紫外線(UV)が照射されることによって硬化するUV硬化インクを噴射するものであり、例えば、インクジェットヘッドが挙げられる。ヘッド10は中間転写体20に対向して配置されており、中間転写体20に画像を形成する形で構成されている。
(中間転写体20)
中間転写体20は、ヘッド10が噴射したUV硬化インクを受け、そのUV硬化インクを記録媒体Mに転写させるものである。中間転写体20は、環状の中間転写体ベルト21が、中間転写体ローラー22a,22b,22c,22dに架けられている構成であり、中間転写体ローラー22a,22b,22c,22dにより、環状の中間転写体ベルト21が回転する仕組みとなっている。中間転写体ローラー22a,22b,22c,22dのうち少なくとも一つは駆動ローラーであり、残りのものは従動ローラーであってもよい。また、中間転写体ベルト21の、中間転写体ローラー22aと22d間の部分は平坦であり、平坦面に対向してヘッド10が配置されているので、ヘッド10による中間転写体ベルト21上への画像の形成が容易となっている。
(中間転写体ベルト21)
中間転写体ベルト21は、中間転写体20を構成する部材の一つで、ヘッド10から噴射されたUV硬化インクを受け、それを記録媒体Mに接触させることによって、記録媒体Mに前記UV硬化インクを転写させる働きを担う環状の部材である。また、ヘッド10は、中間転写体ベルト21に対向して配置され、中間転写体ベルト21の面方向に平行な方向に移動しながらUV硬化インクを中間転写体ベルト21に噴射し、中間転写体ベルト21上に画像を形成する。本実施形態においては、中間転写体ベルト21は、紫外線(UV)を透過する部材により形成されている。
中間転写体ベルト21に用いられる材質としては、被記録媒体に応じて様々なものを使用できるが、被記録媒体の印刷対象面に沿って変形可能なものであることがより好ましい。例えば、耐熱性及び紫外線透過性があり、UV硬化インクによる画像形成が可能な素材であれば限定されず、シリコンゴム、シリコン樹脂コートされた柔軟性のあるフィルム、又は、UV硬化インクに対して強い接着性を持たないフィルムが挙げられる。また、シリコンゴム以外にも、ウレタンゴム、テフロン(登録商標)ゴム等のゴム、エラストマー樹脂の単体または転写面が上記材料で構成された複合材料等を例示でき、この中から目的に応じて選択すればよい。中間転写体ベルト21がこのような材質であれば、中間転写体ベルト21のUV硬化インクがある面を被記録媒体に、直接、押さえつけて密着させることで転写できるため、UV硬化インクの転写を容易に実行できる。また、中間転写体ベルト21の厚さは0.1mm以上、5.0mm以下であることが好ましい。
中間転写体ベルト21の硬度及び厚みは被記録媒体の形状により適宜変更してもよい。被記録媒体の形状が複雑であればあるほど、硬度が低く、膜厚が薄いものを採用することが好ましい。
(中間転写体ベルト表面21a)
中間転写体ベルト表面21aは、中間転写体ベルト21の表面であり、その形状が凹凸を持っていることが好ましい。このような形状であれば、より転写性を向上させることができる。
(転写補助部60)
転写補助部60は、中間転写体ローラー22bとともに、中間転写体ベルト21、中間転写体ベルト21上のUV硬化インク、記録媒体Mを挟み込み、圧力をかけることで、中間転写体ベルト21上のUV硬化インクを、記録媒体Mへ転写させるのを助ける働きをする、補助部である。
次に、仮硬化部30a、本硬化部40a、クリーニング部50aについて、説明する。仮硬化部30aは、中間転写体20上に塗布されたUV硬化インクを、中間転写体20の内部から化学的に仮硬化させるものである。本硬化部40aは、仮硬化部30aにより仮硬化させたUV硬化インクを、中間転写体20の外部から本硬化させるものである。クリーニング部50aは、中間転写体20上に残ったUV硬化インクを除去するものである。
なお、本実施形態においては、第1実施形態とは異なり、仮硬化部30a、本硬化部40a、クリーニング部50aのそれぞれに、別々のUVランプを備え、それぞれ適切なUV照射強度を設定し使用する。
(仮硬化部30a)
まず、仮硬化部30aについて説明する。仮硬化部30aは、中間転写体ベルト21の回転方向において、転写補助部60の上流側に位置する。仮硬化部30aは、環状の中間転写体ベルト21の内部にある内部仮硬化UVランプ70aにより構成され、環状の中間転写体ベルト21の内側から、中間転写体ベルト21上のUV硬化インクに、内部仮硬化UVランプ70aにより紫外線を照射することにより、UV硬化インクを完全に硬化しない程度に硬化(仮硬化)させるものである。このとき、UV硬化インクは、中間転写体ベルト21と接触している面(内側の面)が、中間転写体ベルト21と接触していない面(外側の面)より硬くなっている状態になる。前記UV硬化インクをこのような状態にすることで、記録媒体Mに転写する際に、UV硬化インクが中間転写体ベルト21から剥離しやすくすることができ、また、UV硬化インクが記録媒体Mに定着しやすくすることができる。
仮硬化部30aによって、UV硬化インクを増粘させ、完全に硬化しない程度に硬化(仮硬化)させるとき、UV硬化インクの、中間転写体ベルト21と接触していない面(外側の面)の粘度は、1000MPa・sec以上、50000MPa・sec以下の粘度にまで増粘することが好ましく、4000MPa・sec以上、5000MPa・sec以下の粘度にまで増粘することがより好ましい。UV硬化インクの粘度を上記範囲内で上昇させることによって、中間転写体ベルト21上のUV硬化インクを記録媒体Mに転写するときに、UV硬化インクが滲むことなく、記録媒体MにUV硬化インクを良好に転写することができ、その結果、高画質の画像が転写された記録媒体Mを得ることができる。本明細書において、「UV硬化インクを完全に硬化しない程度に硬化させる」とは、中間転写体20上のUV硬化インクに紫外線(UV)を照射して、中間転写体20から記録媒体Mに画像を転写するときに画像が劣化しない程度に、UV硬化インクを増粘させ、硬化させることをいう。
(本硬化部40a)
本硬化部40aは、中間転写体ベルト21の外側に配置された外部本硬化UVランプ71により構成され、仮硬化部30aにより仮硬化されたUV硬化インクが、転写補助部60により転写された記録媒体Mに対して、外部本硬化UVランプ71により本硬化を行い、UV硬化インクを記録媒体Mに定着させるものである。
(クリーニング部50a)
クリーニング部50aは、中間転写体ベルト21の回転方向において、仮硬化部30a、転写補助部60の下流側に位置する。クリーニング部50aは、環状の中間転写体ベルト21の外部にある外部クリーニングUVランプ72と、環状の中間転写体ベルト21の外側にあるクリーニングブレード52からなり、環状の中間転写体ベルト21の外側から、中間転写体ベルト21上に転写されずに残っているUV硬化インクに、外部クリーニングUVランプ72により紫外線(UV)を照射することにより、UV硬化インクを過度に硬化させ、中間転写体ベルト21上の、過度に硬化したUV硬化インクをクリーニングブレード52により削り取るものである。
次に、記録装置2の動作方法について説明する。
まず、ヘッド10より化学的に硬化するインク(本実施形態の場合はUV硬化インク)が噴射される。中間転写体20を構成する中間転写体ベルト21が、ヘッド10より噴射されたUV硬化インクを受ける。中間転写体ベルト21は、中間転写体ローラー22a,22b,22c,22dにより図1に示した矢印の方向に回転する。中間転写体ベルト21上のUV硬化インクは、仮硬化部30aに運ばれ、中間転写体20内部からの紫外線(UV)照射により、化学的に仮硬化させられる。このとき、UV硬化インクは、中間転写体ベルト21と接触している面(内側の面)が、中間転写体ベルト21と接触していない面(外側の面)より硬くなっている状態になる。仮硬化部30aにより仮硬化させられたUV硬化インクは、中間転写体ベルト21の回転により、転写補助部60の配置される地点に運ばれ、記録媒体Mに転写される。記録媒体Mは、中間転写体ベルト21と転写補助部60の同期した動きにより矢印の方向に移動させられる。記録媒体M上に転写されたUV硬化インクは、本硬化部40aに運ばれ、中間転写体20外部からの紫外線(UV)照射により、化学的に本硬化させられる。UV照射強度などの印刷条件が最適でなかった場合などにおいて、記録媒体Mに転写されずに中間転写体ベルト21上に残ったUV硬化インクは、クリーニング部50aに運ばれ、中間転写体20外部からの紫外線照射により過度に硬化させられ、クリーニングブレード52により削り取られ、除去される。残ったUV硬化インクを除去された中間転写体ベルト21に、ヘッド10より化学的に硬化するインク(本実施形態の場合はUV硬化インク)が噴射され、以下上記の動作が繰り返される。
以上により、本実施形態に係る記録装置2によれば、仮硬化部30aにおいて、中間転写体ベルト21上のUV硬化インクに対して、中間転写体ベルト21の内側からUVランプを照射することで、中間転写体ベルト21と接触している面(内側の面)が、中間転写体ベルト21と接触していない面(外側の面)より硬い状態にすることができ、記録媒体Mに転写する際に、前記UV硬化インクが中間転写体ベルト21から剥離しやすくなるため転写効率が高く、また、前記UV硬化インクが記録媒体Mに十分に定着するため記録媒体へのUV硬化インクの定着が十分な、記録装置を得ることができる。また、本硬化部40a、クリーニング部50aにおいて本硬化を中間転写体20外部で行うことで、中間転写体ベルト21の寿命を延ばすことができる。さらに、本硬化部40aにおいて本硬化を中間転写体20外部で行うことで、紫外線照射の向きなど記録媒体Mの材質に合わせたきめ細やかな調節が可能となる。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態について、図3を用いて詳細に説明する。図3は、本発明の第3実施形態に係る記録装置を模式的に示す図である。
〔記録装置3〕
まず、本発明の第3実施形態に係る記録装置3の構成について説明する。
本発明の第3実施形態に係る記録装置3は、ヘッド10、中間転写体20、仮硬化部30b、本硬化部40b、クリーニング部50b、転写補助部60、熱源32,42,53を備えている。
記録装置3は、ヘッド10から中間転写体20にインクを噴射し、中間転写体20に塗布されたインクを記録媒体Mに転写するものである。なお、本実施形態においては、化学的に硬化するインクとして、熱硬化インクを用いた場合について説明する。
<インク>
本発明の第3実施形態に係る記録装置に用いるインクは、熱が加えられることによって硬化する熱硬化インクである。
熱硬化インクの粘度としては、目的に応じた粘度のものを使用すればよいが、25℃において、3MPa・sec以上、20MPa・sec以下であるものが好ましい。これにより、ヘッド10からの噴射を容易にすることができ、かつ記録媒体M上で熱硬化インクが滲むことを防止できる。
熱硬化インクの色としては、例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の通常色、これら通常色の淡色、白、メタリック、クリア等の特定色、これらの組み合わせ等、様々な色を挙げることができ、限定されるものではない。
(記録媒体M)
記録媒体Mは、ヘッド10から噴射される熱硬化インクを付着させる被記録媒体である。被記録媒体は、目的に応じて定めることができ、例えば、シート状の部材、ウェブ状の部材、板状部材などが挙げられ、より具体的には、布、紙、プラスチックシートなどが挙げられる。
(ヘッド10)
ヘッド10は、熱が加えられることによって硬化する熱硬化インクを噴射するものであり、例えば、インクジェットヘッドが挙げられる。ヘッド10は中間転写体20に対向して配置されており、中間転写体20に画像を形成する形で構成されている。
(中間転写体20)
中間転写体20は、ヘッド10が噴射した熱硬化インクを受け、その熱硬化インクを記録媒体Mに転写させるものである。中間転写体20は、環状の中間転写体ベルト21が、中間転写体ローラー22a,22b,22c,22dに架けられている構成であり、中間転写体ローラー22a,22b,22c,22dにより、環状の中間転写体ベルト21が回転する仕組みとなっている。中間転写体ローラー22a,22b,22c,22dのうち少なくとも一つは駆動ローラーであり、残りのものは従動ローラーであってもよい。また、中間転写体ベルト21の、中間転写体ローラー22aと22d間の部分は平坦であり、平坦面に対向してヘッド10が配置されているので、ヘッド10による中間転写体ベルト21上への画像の形成が容易となっている。
(中間転写体ベルト21)
中間転写体ベルト21は、中間転写体20を構成する部材の一つで、ヘッド10から噴射された熱硬化インクを受け、それを記録媒体Mに接触させることによって、記録媒体Mに熱硬化インクを転写させる働きを担う環状の部材である。また、ヘッド10は、中間転写体ベルト21に対向して配置され、中間転写体ベルト21の面方向に平行な方向に移動しながら熱硬化インクを中間転写体ベルト21に噴射し、中間転写体ベルト21上に画像を形成する。本実施形態においては、中間転写体ベルト21は、熱を伝える部材により形成されている。
中間転写体ベルト21に用いられる材質としては、被記録媒体に応じて様々なものを使用できるが、被記録媒体の印刷対象面に沿って変形可能なものであることがより好ましい。例えば、耐熱性があり、熱硬化インクによる画像形成が可能な素材であれば限定されず、シリコンゴム、シリコン樹脂コートされた柔軟性のあるフィルム、又は、熱硬化インクに対して強い接着性を持たないフィルムが挙げられる。中間転写体ベルト21がこのような材質であれば、中間転写体ベルト21の熱硬化インクがある面を被記録媒体に、直接、押さえつけて密着させることで転写できるため、熱硬化インクの転写を容易に実行できる。また、中間転写体ベルト21の厚さは0.1mm以上、5.0mm以下であることが好ましい。
中間転写体ベルト21の硬度及び厚みは被記録媒体の形状により適宜変更してもよい。被記録媒体の形状が複雑であればあるほど、硬度が低く、膜厚が薄いものを採用することが好ましい。
(中間転写体ベルト表面21a)
中間転写体ベルト表面21aは、中間転写体ベルト21の表面であり、その形状が凹凸を持っていることが好ましい。このような形状であれば、より転写性を向上させることができる。
(転写補助部60)
転写補助部60は、中間転写体ローラー22bとともに、中間転写体ベルト21、中間転写体ベルト21上の熱硬化インク、記録媒体Mを挟み込み、圧力をかけることで、中間転写体ベルト21上の熱硬化インクを、記録媒体Mへ転写させるのを助ける働きをする、補助部である。
次に、仮硬化部30b、本硬化部40b、クリーニング部50bについて、説明する。仮硬化部30bは、中間転写体20上に塗布された熱硬化インクを、中間転写体20の内部から化学的に仮硬化させるものである。本硬化部40bは、仮硬化部30bにより仮硬化させた熱硬化インクを、中間転写体20の内部から本硬化させるものである。クリーニング部50bは、中間転写体20上に残った熱硬化インクを除去するものである。
(仮硬化部30b)
まず、仮硬化部30bについて説明する。仮硬化部30bは、中間転写体ベルト21の回転方向において、転写補助部60の上流側に位置する。仮硬化部30bは、環状の中間転写体ベルト21の内部にある第1熱源32からなり、環状となっている中間転写体ベルト21の内側から、中間転写体ベルト21上の熱硬化インクに、第1熱源32を使用して熱を加えることにより、熱硬化インクを完全に硬化しない程度に硬化(仮硬化)させるものである。このとき、熱硬化インクは、中間転写体ベルト21と接触している面(内側の面)が、中間転写体ベルト21と接触していない面(外側の面)より硬くなっている状態になる。熱硬化インクをこのような状態にすることで、記録媒体Mに転写する際に、熱硬化インクが中間転写体ベルト21から剥離しやすくすることができ、また、熱硬化インクが記録媒体Mに定着しやすくすることができる。
仮硬化部30bによって、熱硬化インクを増粘させ、完全に硬化しない程度に硬化(仮硬化)させるとき、熱硬化インクの、中間転写体ベルト21と接触していない面(外側の面)の粘度は、1000MPa・sec以上、50000MPa・sec以下の粘度にまで増粘することが好ましく、4000MPa・sec以上、5000MPa・sec以下の粘度にまで増粘することがより好ましい。熱硬化インクの粘度を上記範囲内で上昇させることによって、中間転写体ベルト21上の熱硬化インクを記録媒体Mに転写するときに、熱硬化インクが滲むことなく、記録媒体Mに熱硬化インクを良好に転写することができ、その結果、高画質の画像が転写された記録媒体Mを得ることができる。本明細書において、「熱硬化インクを完全に硬化しない程度に硬化させる」とは、中間転写体20上の熱硬化インクに熱を加えて、中間転写体20から記録媒体Mに画像を転写するときに画像が劣化しない程度に、熱硬化インクを増粘させ、硬化させることをいう。
(本硬化部40b)
本硬化部40bは、中間転写体ベルト21の回転方向において、仮硬化部30bと転写補助部60の下流側に位置する。本硬化部40bは、環状の中間転写体ベルト21の内部にある第2熱源42からなり、環状となっている中間転写体ベルト21の内側から、中間転写体ベルト21と記録媒体Mとの間に挟まれた、仮硬化部30bにより仮硬化した熱硬化インクに、第2熱源42を使用して熱を加えることにより、熱硬化インクを硬化させ、記録媒体Mに定着させるものである。このとき、第2熱源42の温度は、仮硬化部30bで用いる第1熱源32の温度より高く設定する。
(クリーニング部50b)
クリーニング部50bは、中間転写体ベルト21の回転方向において、仮硬化部30b、転写補助部60、本硬化部40bの下流側に位置する。クリーニング部50bは、環状の中間転写体ベルト21の内部にある第3熱源53と、環状の中間転写体ベルト21の外側にあるクリーニングブレード52からなり、環状の中間転写体ベルト21の内側から、中間転写体ベルト21上に転写されずに残っている熱硬化インクに、第3熱源53を使用して熱を加えることにより、熱硬化インクを過度に硬化させ、中間転写体ベルト21上の、過度に硬化した熱硬化インクをクリーニングブレード52により削り取るものである。
次に、記録装置3の動作方法について説明する。
まず、ヘッド10より化学的に硬化するインク(本実施形態の場合は熱硬化インク)が噴射される。中間転写体20を構成する中間転写体ベルト21が、ヘッド10より噴射された熱硬化インクを受ける。中間転写体ベルト21は、中間転写体ローラー22a,22b,22c,22dにより図1に示した矢印の方向に回転する。中間転写体ベルト21上の熱硬化インクは、仮硬化部30bに運ばれ、中間転写体20内部からの加熱により、化学的に仮硬化させられる。このとき、熱硬化インクは、中間転写体ベルト21と接触している面(内側の面)が、中間転写体ベルト21と接触していない面(外側の面)より硬くなっている状態になる。仮硬化部30bにより仮硬化させられた熱硬化インクは、中間転写体ベルト21の回転により、転写補助部60の配置される地点に運ばれ、記録媒体Mに転写される。記録媒体Mは、中間転写体ベルト21と転写補助部60の同期した動きにより矢印の方向に移動させられる。記録媒体M上に転写された熱硬化インクは、本硬化部40bに運ばれ、中間転写体20内部からの加熱により、化学的に本硬化させられる。熱源温度などの印刷条件が最適でなかった場合などにおいて、記録媒体Mに転写されずに中間転写体ベルト21上に残った熱硬化インクは、クリーニング部50bに運ばれ、中間転写体20内部からの加熱により過度に硬化させられ、クリーニングブレード52により削り取られ、除去される。残った熱硬化インクを除去された中間転写体ベルト21に、ヘッド10より熱硬化インクが噴射され、以下上記の動作が繰り返される。
以上により、本実施形態に係る記録装置3によれば、中間転写体ベルト21上の熱硬化インクに対して、中間転写体ベルト21の内側から熱を加えることで、中間転写体ベルト21と接触している面(内側の面)が、中間転写体ベルト21と接触していない面(外側の面)より硬い状態にすることができ、記録媒体Mに転写する際に、熱硬化インクが中間転写体ベルト21から剥離しやすくなるため転写効率が高く、また、熱硬化インクが記録媒体Mに十分に定着するため記録媒体への熱硬化インクの定着が十分な、記録装置を得ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記第1実施形態に係る記録装置1においては、ある照射強度を設定した一つのUVランプ70に対して、仮硬化部30、本硬化部40、クリーニング部50のそれぞれに、UV照射強度を変更するUV照射強度変更部(第1UV照射強度変更部31、第2UV照射強度変更部41、第3UV照射強度変更部51)を備え、それらをUVランプ70と中間転写体ベルト21との間に設置することで、仮硬化部30、本硬化部40、クリーニング部50のそれぞれにおいて必要となる、それぞれのUV照射強度を得ているが、UVランプは複数あっても良く、その場合、UVランプの照射強度はそれぞれ都合の良いように設定し、必要がなければUV照射強度変更部を省くことができる。
(変形例2)上記第1実施形態に係る記録装置1を示す図1、上記第2実施形態に係る記録装置2を示す図2、上記第3実施形態に係る記録装置3を示す図3において、転写補助部60をローラーで表したが、これは、中間転写体ローラー22bとともに、中間転写体ベルト21、中間転写体ベルト21上のインク、記録媒体Mを挟み込み、圧力を加えることで、中間転写体ベルト21上のインクを、記録媒体Mへ転写させるのを助けるものであればローラー形状に限定されるものではなく、他の形状をしていても良い。例えば、板状であっても良い。
1,2,3…記録装置、10…ヘッド、20…中間転写体、21…中間転写体ベルト、21a…中間転写体ベルト表面、22a,22b,22c,22d…中間転写体ローラー、30,30a,30b…仮硬化部、31…第1UV照射強度変更部、32…第1熱源、40,40a,40b…本硬化部、41…第2UV照射強度変更部、42…第2熱源、50,50a,50b…クリーニング部、51…第3UV照射強度変更部、52…クリーニングブレード、53…第3熱源、60…転写補助部、70…UVランプ、70a…内部仮硬化UVランプ、71…外部本硬化UVランプ、72…外部クリーニングUVランプ。

Claims (6)

  1. 化学的に硬化するインクを噴射するためのヘッドと、
    前記ヘッドにより噴射された前記インクを受けるとともに前記インクを記録媒体に転写するための中間転写体と、
    前記中間転写体上の前記インクを前記中間転写体内部から化学的に仮硬化させる仮硬化部と、
    仮硬化した前記中間転写体上の前記インクを化学的に本硬化させる本硬化部と、を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記記録媒体を、前記中間転写体とともに挟み込む転写補助部を備えたことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、
    前記中間転写体上に塗布された前記インクを除去するクリーニング部を備えたことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、
    前記インクはUV硬化インクであり、
    前記仮硬化部と前記本硬化部と前記クリーニング部とにはUVランプが含まれ、
    前記UVランプは、前記中間転写体の内部に配置されていることを特徴とする記録装置。
  5. 請求項4に記載の記録装置において、
    前記UVランプは一つであり、
    前記仮硬化部、前記本硬化部、前記クリーニング部のそれぞれに向けて前記UVランプから照射されるUV照射強度を変更するUV照射強度変更部を備えることを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録装置において、
    前記中間転写体の前記インクが塗布される塗布面は凹凸形状を有することを特徴とする記録装置。
JP2015027286A 2015-02-16 2015-02-16 記録装置 Expired - Fee Related JP6524690B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015027286A JP6524690B2 (ja) 2015-02-16 2015-02-16 記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015027286A JP6524690B2 (ja) 2015-02-16 2015-02-16 記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016150456A true JP2016150456A (ja) 2016-08-22
JP6524690B2 JP6524690B2 (ja) 2019-06-05

Family

ID=56695909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015027286A Expired - Fee Related JP6524690B2 (ja) 2015-02-16 2015-02-16 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6524690B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020062862A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 コニカミノルタ株式会社 インクジェット画像形成装置及び中間転写体のクリーニング方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01133746A (ja) * 1987-11-19 1989-05-25 Seiko Epson Corp インクジェットプリンタ
JP2002283546A (ja) * 2001-03-27 2002-10-03 Canon Inc 記録装置
JP2003154747A (ja) * 2001-11-20 2003-05-27 Konica Corp インクジェット受像層組成物、インクジェット受像シート、インクジェット受像シートの製造方法、インクジェット受像シート作製装置及びインクジェット記録方法
JP2010208148A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Fuji Xerox Co Ltd 記録装置
JP2013078878A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Fuji Xerox Co Ltd 層形成装置及び画像形成装置
US20140204160A1 (en) * 2013-01-22 2014-07-24 Xerox Corporation Blanket materials for indirect printing method comprising structured organic films (sofs)
JP2014233864A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 株式会社ミマキエンジニアリング 印刷装置及び印刷方法
JP2015024504A (ja) * 2013-07-24 2015-02-05 キヤノン株式会社 画像記録方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01133746A (ja) * 1987-11-19 1989-05-25 Seiko Epson Corp インクジェットプリンタ
JP2002283546A (ja) * 2001-03-27 2002-10-03 Canon Inc 記録装置
JP2003154747A (ja) * 2001-11-20 2003-05-27 Konica Corp インクジェット受像層組成物、インクジェット受像シート、インクジェット受像シートの製造方法、インクジェット受像シート作製装置及びインクジェット記録方法
JP2010208148A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Fuji Xerox Co Ltd 記録装置
JP2013078878A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Fuji Xerox Co Ltd 層形成装置及び画像形成装置
US20140204160A1 (en) * 2013-01-22 2014-07-24 Xerox Corporation Blanket materials for indirect printing method comprising structured organic films (sofs)
JP2014233864A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 株式会社ミマキエンジニアリング 印刷装置及び印刷方法
JP2015024504A (ja) * 2013-07-24 2015-02-05 キヤノン株式会社 画像記録方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020062862A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 コニカミノルタ株式会社 インクジェット画像形成装置及び中間転写体のクリーニング方法
JP7151366B2 (ja) 2018-10-19 2022-10-12 コニカミノルタ株式会社 インクジェット画像形成装置及び中間転写体のクリーニング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6524690B2 (ja) 2019-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6903012B2 (ja) フォイルを適用するための方法、適用装置及びプリント装置
JP6270311B2 (ja) 印刷装置
JP5539703B2 (ja) 印刷方法及び印刷システム
JP5877102B2 (ja) 印刷方法及び印刷装置
EP2771391B1 (en) Method of forming a release layer
CN102555450A (zh) 涂敷装置和成像装置
KR20120132498A (ko) 화상 형성 장치 및 화상 형성 방법
JP2012061854A5 (ja)
JP5586082B2 (ja) 画像転写装置及び画像転写方法
JP6305675B2 (ja) 転写フィルム及び転写方法
JP2011140132A (ja) インクジェットプリンタ及び印刷方法
JP2016150456A (ja) 記録装置
JP6498057B2 (ja) 立体物造形装置、立体物造形方法および押圧部材
JP6185824B2 (ja) 印刷方法及び印刷装置
JP6832241B2 (ja) 印刷方法、印刷装置
JP2014004821A (ja) 印刷方法及び印刷装置
JP2012148420A (ja) 被覆装置および画像形成装置
JP2013184456A (ja) 帯状部材、被覆装置、および画像形成装置
WO2013039077A1 (ja) 印刷方法及び印刷システム
JP7322516B2 (ja) インクジェット画像形成装置
JP2010069706A (ja) 画像形成装置
JP2014058143A (ja) ラベル作製方法およびラベル作製装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180115

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20180905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181009

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181105

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190422

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6524690

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees