JP2016155487A - ルーフレールの取り付け構造 - Google Patents

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柴田 泰宏
Yasuhiro Shibata
泰宏 柴田
恭平 入江
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恭平 入江
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Abstract

【課題】ルーフ内(車室内側)へ水が流入することを抑制できるルーフレールの取り付け構造を提供する。
【解決手段】ルーフレールRRは、固定部材10によってルーフパネルに固定される。固定部材10は、ルーフレールRRとルーフパネルとの間に挟み込まれ、ルーフレールRR及びルーフパネルに当接してルーフレールRRを支持する支持部11と、ルーフレールRRに設けられた締結部に締結される上側ネジ部12と、支持部11の下面から下方へ延設された下側ネジ部12であって、ルーフパネルに形成された貫通孔HFに挿入され、ルーフパネルの下面側に設けられた締結部に締結される下側ネジ部13と、を備える。支持部11、上側ネジ部12及び下側ネジ部13は一体的に形成されている。支持部11とルーフパネルとの間に挟み込まれたシール部材SLによって、貫通孔HFを通ってルーフ内(車室内側)へ水が流入することが抑制される。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両のルーフレールを前記車両のルーフの上面に取り付けるルーフレールの取り付け構造に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に記載されているように、車両のルーフの上面に取り付けられるルーフレールは知られている。特許文献1のルーフレールは、レッグ(支持脚)を介して、車両のルーフの上面に固定されている。
特許文献1においては、レッグをルーフレールに固定する固定部材(ボルト)と、レッグをルーフに固定する固定部材(ボルト)とは、別部品である。これに対し、図6に示すように、両ボルトを一体化した固定部材Fも知られている。同図に示す例においては、レッグLGは、直方体状に形成されている。レッグLGは、車両高さ方向に貫通する貫通孔HLを有する。固定部材Fは、車両高さ方向に延びる円柱状に形成され、その外周面には、ネジ溝が形成されている。固定部材Fの下端面には、固定部材Fを回転させるための工具に嵌合する嵌合部(例えば、六角レンチが挿入される六角穴)が形成されている。また、固定部材Fの車両高さ方向中間部には、ストッパ部STが形成されている。ストッパ部STは、円板状に形成されている。ストッパ部STの外径は、ネジ溝が形成された部分の外径(つまりネジ部の外径)よりも少し大きい。また、ルーフレールRRは、車両前後方向に延びる筒状に形成されている。図7及び図8に示すように、ルーフレールRRの下側の壁部には、車両高さ方向に貫通する貫通孔HRが形成されている。この貫通孔HRに、所謂ブラインドナットBNが嵌め込まれている。つまり、ルーフレールRRの下方から、貫通孔HRにブラインドナットBN用の工具を挿入して前記工具の先端部をブラインドナットBNのナット部分に螺合すると、ブラインドナットBNの中間部が外側へ張り出すように座屈変形し、ルーフレールRRに固定される。これにより、ブラインドナットBNは、通常のナットと同様に機能する。つぎに、レッグLGの下方から貫通孔HLに固定部材Fの上端部を挿入し、前記固定部材Fの上端部をレッグLGの上面より上方へ突出させる。そして、固定部材Fの上端部をブラインドナットBNに締結する。この状態において、ストッパ部STの上面は、レッグLGの下面に当接している。つまり、レッグLGがルーフレールRRとストッパ部STとの間に挟み込まれる。このようにして、レッグLGがルーフレールRRに固定される。
また、レッグLGの下面には、円環状の溝部(凹部)が形成されている。この溝部の中心軸と貫通孔HLの中心軸は一致している。つまり、前記溝部は貫通孔HLの下端部を取り囲むように形成されている。前記溝部に円環状のシール部材SLが嵌め込まれる。また、車両のルーフを構成するルーフパネルRFには、車両高さ方向に貫通する貫通孔HFが形成されている。この貫通孔HFに、固定部材Fの下端部が挿入され、ルーフパネルRFの下方から固定部材Fの下端部にナットNTが締結される。このようにして、ルーフレールRRが車両のルーフの上面に固定される。
特開2007−55359号公報
シール部材SLは、ルーフパネルRFの表面又はレッグLGの表面に付着した水(例えば、雨水)が貫通孔HFを通ってルーフ内(車室内側)に流入することを抑制する。しかし、ルーフレールRR内に水が流入した場合、図8に破線で示すように、固定部材Fの外周面に沿って水が下方へ流れ、ルーフ内(車室内側)に水が流入する虞がある。
本発明は上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、ルーフ内(車室内側)へ水が流入することを抑制できるルーフレールの取り付け構造を提供することにある。なお、下記本発明の各構成要件の記載においては、本発明の理解を容易にするために、実施形態の対応箇所の符号を括弧内に記載しているが、本発明の各構成要件は、実施形態の符号によって示された対応箇所の構成に限定解釈されるべきものではない。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、車両のルーフレールの取り付け構造であって、車両のルーフパネル(D)に沿って延設されたルーフレール(RR)と、ルーフレールを前記ルーフパネルに固定する固定部材(10)と、を含み、前記固定部材は、前記ルーフレールと前記ルーフパネルとの間に挟み込まれ、前記ルーフレール及び前記ルーフパネルに当接して前記ルーフレールを支持する支持部(11)と、前記支持部の上面から上方へ延設された上側ネジ部であって、前記ルーフレールに設けられた締結部(BN)に締結される上側ネジ部(12)と、前記支持部の下面から下方へ延設された下側ネジ部であって、前記ルーフパネルに形成された貫通孔(HF)に挿入され、前記ルーフパネルの下面側に設けられた締結部(NT)に締結される下側ネジ部(13)と、を備え、前記支持部、前記上側ネジ部及び前記下側ネジ部が一体的に形成され、前記支持部と前記ルーフパネルとの間に設けられ、前記支持部及び前記ルーフパネルに密着するシール部材(SL)を有する、ルーフレールの取り付け構造としたことにある。この場合、シール部材は、前記下側ネジ部の上端部(根元の部分)の周囲を取り囲むように構成されている。
この場合、前記シール部材は環状に形成され、前記支持部の下面に、前記シール部材が挿入される凹部(11b)が形成されているとよい。
また、この場合、前記支持部が車両高さ方向に伸びる円柱状に形成されているとよい。
上記のルーフレールの取り付け構造によれば、支持部は従来のレッグとして機能する。したがって、従来よりも部品点数を削減できる。また、ルーフレール内に進入した水は、上側ネジ部に沿って下方へ流れ、さらに支持部の外周面に沿って下方へ流れる。支持部(支持部の下面)とルーフパネルとは当接しているが、この当接部の僅かな隙間に水が多少流入し得る。しかし、シール部材によって、前記当接部に流入した水が貫通孔へ流入することが抑制される。つまり、本発明によれば、ルーフ内(車室内側)へ水が流入することを抑制できる。
本発明の一実施形態に係るルーフレールが取り付けられる車両のルーフの概略を示す概略図である。 図1のルーフレールの取り付け構造を示す分解斜視図である。 図1のルーフレールの取り付け部における車両前後方向に垂直な断面を示す断面図である。 図3における固定部材とルーフパネルとの当接部を拡大した拡大図である。 本発明の変形例に係る固定部材とルーフパネルとの当接部を拡大した拡大図である。 従来のルーフレールの取り付け構造を示す分解斜視図である。 図6のルーフレールの取り付け部における車両前後方向に垂直な断面を示す断面図である。 図7における固定部材とルーフパネルとの当接部を拡大した拡大図である。
本発明の一実施形態に係るルーフレールRRの取り付け構造について説明する。まず、ルーフレールRRが取り付けられる車両のルーフRFの構成について説明する。ルーフRFは、板状にそれぞれ形成されたメインパネルRF1及びサイドパネルRF2を接合して形成されている(図1及び図3参照)。ルーフRFは、車両幅方向中央部を中心として左右対称に形成されているので、以下の説明では、ルーフRFの右側部分のみを説明し、左側部分の説明は省略する。メインパネルRF1は、車室の車両幅方向中央部を覆うように形成されている。サイドパネルRF2は、車室の右端部を覆うように形成されている。メインパネルRF1の右端部には、階段状の段差部RF11が形成されている。段差部RF11の下端にはフランジ部RF12が形成されている。段差部RF11及びフランジ部RF12は車両前後方向に延設されている。段差部RF11及びフランジ部RF12は、メインパネルRF1の右端部を折り曲げることにより形成されている。サイドパネルRF2の左端部には段差部RF11及びフランジ部RF12と同様の段差部RF21及びフランジ部RF22が形成されている。フランジ部RF12と、フランジ部RF22とが重ね合わされた状態で溶接されることにより、ルーフRFの上面には、車両前後方向に延びるとともに上方に開放された溝部Dが形成されている。溝部Dに、ルーフレールRRが取り付けられる。溝部Dの底部(つまり、フランジ部RF12及びフランジ部RF22が重ね合わされた部分)における前端部、中央部及び後端部には、ルーフレールRRを固定するための固定部材10が挿入される貫通孔HFが形成されている。
つぎに、ルーフレールRRの構成について説明する。ルーフレールRRは、図2及び図3に示すように、車両前後方向に延びる筒状に形成された本体部Cを有する。すなわち、本体部Cは、ルーフ上面に対して略平行に形成された上壁部C1及び下壁部C2を有する。上壁部C1の右端部及び下壁部C2の右端部の間には、側壁部C3が形成され、上壁部C1の左端部及び下壁部C2の左端部の間には、側壁部C4が形成されている。下壁部C2における前端部、中央部及び後端部には、車両高さ方向に貫通する貫通孔HRが形成されている。これらの貫通孔HRには、上記従来のルーフレールと同様のブラインドナットBNが挿入されている。また、下壁部C2の右端部の下面には、車両前後方向に延びるレール部C5が形成されている。また、下壁部C2の左端部の下面には、車両前後方向に延びる突条部C6が形成されている。本体部Cは、金属材料(例えばアルミニウム材)を押し出し加工して形成された中間成形体を、ルーフRFの上面に沿うように曲げ加工して形成される。本体部Cの前端及び後端には、図示しない端末部材が取り付けられる。なお、本体部Cの断面形状は本実施形態に限られず、例えば、三角形、円形など、どのような形状であってもよい。
レール部C5及び突条部C6には、合成ゴム、軟質の合成樹脂材などで構成され、車両前後方向に延びるように形成されたリップ部材L1及びリップ部材L2がそれぞれ接着される。
つぎに、ルーフレールRRを溝部Dに固定する固定部材10の構成について説明する。固定部材10は、支持部11、上側ネジ部12及び下側ネジ部13を有する(図2参照)。支持部11は、ルーフレールRRの下壁部C2に垂直な方向に延びる円柱状に形成されている。支持部11の上面及び下面には、円環状の溝部11a及び溝部11b(凹部)がそれぞれ形成されている(図3参照)。溝部11a及び溝部11bの中心軸と支持部11の中心軸とが一致している。上側ネジ部12は、支持部11の上面から上方に延びる円柱状に形成された部分の外周面にネジ溝を形成した雄ネジである。上側ネジ部12の中心軸と支持部11の中心軸とが一致している。上側ネジ部12の外径は、溝部11aの内径に一致している。下側ネジ部13は、支持部11の下面から下方に延びる円柱状に形成された部分の外周面にネジ溝を形成した雄ネジである。下側ネジ部13の中心軸と支持部11の中心軸とが一致している。下側ネジ部13の外径は、溝部11bの内径に一致している。また、下側ネジ部13の下面の中央部には、六角穴が形成されている。
つぎに、ルーフレールRRの取り付け手順について説明する。まず、固定部材10の下側ネジ部13の下面に形成された六角穴に六角レンチの先端部を挿入して、前記六角レンチを固定部材10の中心軸周りに回転させ、ルーフレールRRのブラインドナットBNに、固定部材10の上側ネジ部12を締結する。ブラインドナットBNのフランジ部BN1は、溝部11a内に収容される。支持部11の上面であって、溝部11aよりも外側に位置する部分(つまり、支持部11の上面の外周縁部)がルーフレールRRの下壁部C2の下面に当接する。
つぎに、固定部材10の下側ネジ部13を円環状のシール部材SLに挿し込むとともに、下側ネジ部13を溝部Dに形成された貫通孔HFに挿入する。シール部材SLは、合成ゴム製である。そして、溝部Dの下方からナットNTを下側ネジ部13に締結する。支持部11の下面であって、溝部11bよりも外側に位置する部分(つまり、支持部11の下面の外周縁部)が溝部Dの底部の上面に当接する。また、シール部材SLは、溝部11b内に収容されて溝部11bに当接するとともに溝部Dの底部の上面に当接して少し圧縮される。すなわち、シール部材SLは、溝部11b及び溝部Dの底部の上面に密着する(図4参照)。また、リップ部材L1及びリップ部材L2は、溝部Dの上端部(段差部RF11,RF21の上端部)にそれぞれ当接する。
上記のルーフレールRRの取り付け構造によれば、支持部11は従来のレッグとして機能する。したがって、従来よりも部品点数を削減できる。また、ルーフレールRR内に流入した水は、上側ネジ部12に沿って下方へ流れ、さらに支持部11の外周面に沿って下方へ流れる。上記のように、支持部11の下面の外周縁部が溝部Dの上面に当接しているが、この当接部の僅かな隙間に水が流入し得る。しかし、前記当接部よりも内周側に設けられた溝部11bに挿入されたシール部材SLによって、下側ネジ部13の根元部分がシール部材SLによってシールされている。これにより、前記当接部に流入した水が貫通孔HFを通ってルーフRF内(車室内側)へ流入することを抑制できる。なお、リップ部材L1及びリップ部材L2が溝部Dの上端部に当接することにより、ルーフRFの上面に付着した水が溝部D内へ流入することが抑制される。たとえ、リップ部材L1及びリップ部材L2と溝部Dとの間の僅かな隙間から溝部D内へ水が流入したとしても、下側ネジ部13の根元部分がシールされているので、前記水が貫通孔HFを通ってルーフRF内(車室内側)へ流入することを抑制できる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、図5に示すように、支持部11の下端部の外周縁部に、シール部材SLが取り付けられてもよい。この場合、支持部11の下面における内周縁部(つまり、下側ネジ部13の根元の周縁部)が溝部Dの底部の上面に当接する。これによっても、上記実施形態と同様の効果が得られる。また、車両の走行時の振動により、支持部11の下面と溝部Dの底部の上面との当接部が擦れ、両部品に施された塗装が剥がれることがある。この当接部に水滴が付着した場合、錆が発生する虞がある。しかし、同図に示す例においては、当接部よりも外周側にシール部材が配置されているので、支持部11の外側から内周側へ向かって水が流入することを抑制できる。したがって、当接部に錆が発生することを抑制できる。
また、上記実施形態においては、支持部11は円柱状に形成されている。しかし、支持部11の形状は上記実施形態に限られない。例えば、支持部11を六角柱状、八角柱状などに形成しても良い。
10・・・固定部材、11・・・支持部、11a,11b・・・溝部、12・・・上側ネジ部、13・・・下側ネジ部、BN・・・ブラインドナット、C・・・本体部、D・・・溝部、HR,HF・・・貫通孔、L1,L2・・・リップ部材、NT・・・ナット、RF・・・ルーフパネル、RF1・・・メインパネル、RF2・・・サイドパネル、RR・・・ルーフレール、SL・・・シール部材

Claims (3)

  1. 車両のルーフレールの取り付け構造であって、
    車両のルーフパネルに沿って延設されたルーフレールと、
    前記ルーフレールを前記ルーフパネルに固定する固定部材と、を含み、
    前記固定部材は、
    前記ルーフレールと前記ルーフパネルとの間に挟み込まれ、前記ルーフレール及び前記ルーフパネルに当接して前記ルーフレールを支持する支持部と、
    前記支持部の上面から上方へ延設された上側ネジ部であって、前記ルーフレールに設けられた締結部に締結される上側ネジ部と、
    前記支持部の下面から下方へ延設された下側ネジ部であって、前記ルーフパネルに形成された貫通孔に挿入され、前記ルーフの下面側に設けられた締結部に締結される下側ネジ部と、を備え、
    前記支持部、前記上側ネジ部及び前記下側ネジ部が一体的に形成され、
    前記支持部と前記ルーフパネルとの間に設けられ、前記支持部及び前記ルーフパネルに密着するシール部材を有する、ルーフレールの取り付け構造。
  2. 請求項1に記載のルーフレールの取り付け構造において、
    前記シール部材は環状に形成され、
    前記支持部の下面に、前記シール部材が挿入される環状の凹部が形成されている、ルーフレールの取り付け構造。
  3. 請求項1又は2に記載のルーフレールの取り付け構造用において、
    前記支持部が車両高さ方向に伸びる円柱状に形成されている、ルーフレールの取り付け構造。
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