プラスチック包装の利点として、ガラスと比較した場合に、軽量であり、破断が少なく、更には、製造及び輸送の両方を考慮に入れた場合に、全体的にコストが低いことを挙げることができる。プラスチック包装はガラスの場合よりも軽量であるが、プラスチック包装を最も軽量化することができるようにして、輸送及び製造の両方におけるコスト節減を、プラスチックをより少なく含む容器を形成して使用することにより最大限に達成することに大きな関心が依然として注がれている。
ボトリング業は、補助梱包部材をケース又はパレットから取り除く方向に動いている。フィルムのみを貼って厚紙を設けないボトルのケースは、補助梱包部材の“フィルムのみへの転換”又は“軽量化”と呼ばれている。厚紙のような支持部材を取り除くと、応力がボトルに更に加わるようになり、これにより、ボトルに対する構造的な要求が一層過酷になる。特定の実施形態では、ボトル構造は、曲げ破損、及び点荷重破損を減らせるという利点のうちの1つ以上の利点を提供することができる。本開示の構造実施形態は、出荷中及び取り扱い(フィルムのみでの梱包を含む)中の応力を、ブロー成形の容易さを維持しながら軽減することができる。特定の実施形態では、ボトル構造は、より少量の樹脂を、同じ、又は同様の機械的性能を達成するために使用することにより、軽量の製品が得られる。
本明細書において開示されるボトルの種々実施形態は、クリープ及び弛緩の粘弾性を有するポリエチレンテレフタレート(PET)を使用することができる。プラスチックとして、PET及び他の樹脂は、使用中に一般に遭遇する温度で弛緩し易い。この弛緩は、時間の経過とともに変化する応力であり、この応力は、歪みの影響で和らぐ。曲げにより、歪みが、引張り荷重に見られる歪みよりも極めて大きくなってしまう。歪みが極めて大きくなるので、曲げの弛緩により、ずっと過酷な状況に陥ってしまう。曲げは、複数の長さ規模で生じる。曲げは、ボトルの長さ規模で、又は小さな長さ規模で生じてしまう。ボトルの長さ規模での曲げの例は、人間が、ボトルを彼/彼女の手で曲げたり、又はパレット上でのケースへの梱包中に受ける曲げである。小規模の曲げの例は、ボトルの壁のリブ又は他の小さな形状部の撓み、又は折り曲げである。荷重が、第1のより大きな長さ規模で掛かると、リブは、局所的なより小さな長さ規模で曲がる。これらのリブが、この姿勢に保持されて時間が経過すると、これらのリブは、弛緩により恒久的に変形することになる。
更に、本明細書において開示されるボトルの種々実施形態は、加圧状態になる可能性がある。ボトルの内部の圧力は、ボトルに炭酸飲料を収容することにより発生する。ボトルの内部の圧力は、ボトリング及び梱包している最中に行なわれる加圧手順又は加圧作業により発生する。例えば、ボトルを加圧して、ボトルがボトル形状を保持し易くすることができる。別の例として、ボトルを特定のガスで加圧して、ボトルに収容される飲料を保持し易くすることができる。
本明細書において開示されるボトルの種々実施形態は、例えば、圧力が用いられない場合、又は緩和される場合、上述の曲げに耐え得るよう、フープ強を保ちながら、強度および剛性のバランスを取る種々の深さリブを有する。平坦な、且つ/又は浅い深さのリブの集合体は、陥凹コラムとしてボトル本体内で機能し、これらの陥凹コラムは、曲げ力及び押潰し力を壁に沿って分散させて、傾き、伸び、及び潰れに耐えるようになっている。平坦な、且つ/又は浅い深さのリブからなる集合体は、ボトルがボトル形状を加圧中に保ち易くすることができる、例えば加圧時のボトルの延伸を阻止し易くすることができる。ボトルの延伸を阻止することにより、所望のボトル形状を保持し易くなって、本明細書において説明されるボトルを、例えばボトルの高さを略一定に保持することにより梱包し易くすることができる。ボトルの延伸を阻止することにより、ラベルをボトルのラベル部分に貼り易くすることができる。例えば、ラベルをボトルに貼る場合、ボトルの延伸を阻止することにより、ラベルパネル部分におけるボトルの長さ、又は高さを一定に保持し易くし、これにより、ラベルの破れを防止し易くすることができる、且つ/又はラベルがボトルから少なくとも部分的に剥がれるの(すなわち、ボトルとラベルとの間の接着不良)を防止し易くすることができる。種々の深さのリブの特徴及び機能についての更なる詳細は、現在は、“Plastic Container Having Sidewall Ribs with Varying Depth(種々の深さの側壁リブを有するプラスチック容器)”と題する米国特許第8,556,098号になっている、2012年12月4日に出願された“Plastic Container with Varying Depth Ribs(種々の深さのリブを有するプラスチック容器)”と題する米国特許出願第13/705,040号に開示されており、米国特許第8,556,098号は、2011年12月5日に出願された“Plastic Container with Varying Depth Ribs(種々の深さのリブを有するプラスチック容器)”と題する米国仮特許出願第61/567,086号の利益を主張しており、特許出願の各々の全記載内容は、引用をもって本明細書に組み込み記載されているものとし、本開示の一部を構成する。
軽量ボトルの剛性を保持しながら、曲げ、傾き、伸びに対する所望の耐性を達成するように、平坦、及び/又は浅リブや深リブ間でバランスを取り得る。幾つかの実施形態では、上記所望の品質のうちの少なくとも幾つかの品質は、ボトルの釣鐘状部をより急峻にすることにより更に高めることができる。釣鐘状部をより急峻にすることにより、軽量の釣鐘状部の耐押潰性を高めることができる。軽量のボトル本体及び釣鐘状部は、より多量の樹脂を、ボトルのより厚い底部に残すことができ、これにより安定性を高めることができる。より厚い底部は、曲げ力、及び押潰し力により強く耐えることができ、且つ底部が梱包中、出荷中、及び/又は取り扱い中にダメージを受ける場合でも許容できるようにボトル直径に対し大きな底部直径を持つ構造の利点を付与する。
本明細書において開示される種々実施形態は、複数のストラップリブを有し、ストラップリブは、ボトルの底部から側壁に延在して、曲げ、傾き、伸び、及び/又は屈曲に対する耐性を、剛性を保ちながら、一層確保し易くなるように機能することができる。底部のストラップリブは、底部が圧力を受けている状態で変形に耐え易くすることができ、底部を軽量ボトルに対して(すなわち、これも圧力に耐えることができない平坦脚底部の壁厚に対して)過度に重くする必要がない。ストラップ底部リブを平坦な脚底部に取り入れることができる。平坦な脚底部は、脚底部の厚さを保持し易くする。脚底部の厚さを保持することにより、底部が梱包中、出荷中、及び/又は取り扱い中の曲げ、及び点荷重を含む力に直接耐えることを必要とする、例えばフィルムのみでの梱包のような軽量梱包を利用する梱包中及び取り扱い中にボトル完全性を保持し易くする。平坦脚底部は、例えば軽量ボトルの底部の相対的な脚部厚さを保持する能力により、内圧を受ける状態で、又は内圧を受けない状態で良好に機能する。ストラップリブを設けない場合、底部は、耐内圧性を殆ど持つことができず、広がってしまう(飛び出して底部が揺れ動き易くなる)。ストラップリブにより、比較的重い脚底部を必要とすることなく、本明細書において説明されるダメージ及び変形に耐え易くすることができる。比較的重い脚底部を必要とすることがないので、軽量ボトルに関して、より少量の材料で済ませることができる。更に、帯状に形成される底部構造により、ブロー成形法を耐押圧性に優れる他の公知の底部の場合よりも比較的容易に実施することができる。従って、本明細書において開示されるストラップリブを有する底部は、材料効率が良く、耐押圧性に優れる任意のボトル底部を実現する。
本発明において説明されるように、ボトル側壁に縦列形成体を伴って、ストラップリブをその底部に取り入れることにより、内圧なく(すなわち、ボトルの蓋をユーザが開けることにより圧力を開放して)強度と性能(すなわち、曲げと傾きに対する耐性)を保持しながら、圧力耐性を、内圧を受けるボトルに付与する。ストラップリブは、応力をボトルの高さに沿って伝達するように、ボトルの周りにストラップを形成する側壁上のボトルの周りのこの縦列形成体と協働する。
底部にストラップリブを設けることにより、内圧を受けるボトルに形成される縦列凹部の強度及び性能を保持し易くする。ストラップリブにより、圧力を受けずに、曲げ、傾き、および/または伸びに対する耐性を、剛性とフープ強度を維持しながらボトルが加圧される場合に、これらの特性を高めて、保持できる。例えば、ストラップリブは、平坦脚底部の利用を可能にして、工場で加工しているとき(すなわち、飲料内容物を充填しているとき)の底部強度をより高めることができるとともに、加圧中の底部の広がり、又は飛び出しを防止することができる。ボトル底部が広がると、所謂、“底部が揺れ動き易くなる”現象が生じる。底部の広がりを防止することにより、表面に置かれ、表面に接触部位として平坦脚部を保持している場合、ボトルを水平に留置することに役立つ。更に、底部の広がりは、加圧されていない状態でも、又は例えば出荷中、及び取り扱い中、又は高速で充填しているときのようなボトルが低圧で加圧されている状態でも起こり得る。帯状底部リブはまた、底部の広がりを、内部が加圧されない状態、又は低圧で加圧されている状態で防止するのに役立つ。本明細書では、変形を、外圧/内圧、及び/又は外力/内力を受けている状態で防止する、又は阻止することについて説明しているが、ボトルの多少の変形は、本開示の範囲から逸脱しない範囲で、起こり得ることを理解されたい。外圧/内圧、及び/又は外力/内力を受けている状態のボトルの多少の変形は、本明細書において開示される特徴及び機能の極めて優れた構造的特性を保持しているが、起こり得る。
本明細書において開示される種々実施形態は、広範囲のボトル圧力に関して利用することができる。ストラップ底部リブは、最大2.5、最大2、最大1.5、最大1、最大0.5バール(bars)、及び最大0.3バールを含む、ボトル内の最大3バールの加圧圧力に耐え易くすることができ、これらの値は、区分範囲の値を含み、且つこれまでに列挙した値を含む。プリフォーム構造も、圧力に耐えて、既に明示された圧力よりもずっと高い圧力に、プリフォームから得られるストラップの厚さをより厚くして耐えることができるという役割を果たす。帯状構造は、ボトル内の圧力に耐えるより効率的な手段となり、この手段はまた、圧力を受けない状態で良好に機能する。
本明細書において開示される種々実施形態は、広範囲のボトル容積に利用することができる。例えば、本明細書において開示される特徴及び機能は、数ガロン(1ガロン=約4リットル)のボトルを最大として、3オンスのボトルに利用することができる。別の例として、本明細書において開示される特徴及び機能は、12オンス(0.35リットル)〜2リットル、16オンス(0.47リットル)〜1リットル、18オンス(0.53リットル)〜0.75リットル、及び0.5リットルを含む最大3リットルのボトルを最大とする8オンス(0.24リットル/0.15リットル)のボトルに利用することができ、これらの値は、区分範囲の値を含み、且つこれまでに列挙した値を含む。
更に、軽量ボトルを効率的にブロー処理することができる能力を大幅に向上させるプリフォームデザインの一般的なの変更に依存する新規手法が、軽量ボトルが、本明細書において開示される。このデザインは、ボトルの重要寸法部分を保護して、製造ブロー成形を安定させる特徴を上手に取り入れている。これらの形状部は、適切な機械的特性を実現して産業界における石油製品の使用を低減しながらより少ない樹脂しか利用しないで済ませることもできる。
例示的な実施形態では、容器は、底部と、釣鐘状部と、底部と釣鐘状部との間の側壁と、容器の内部に通じる開口部を画定するネック部及び終端部と、側壁と釣鐘状部との間の肩部と、を備える。容器は更に、側壁の把持部であって、把持部が、円周方向に配置される複数の把持部リブを備える、把持部と;側壁のラベル部分であって、ラベル部分が、円周方向に配置される複数のラベル部リブを備える、ラベル部分と;複数のストラップリブであって、ストラップリブのそれぞれが、底部の略中心部から延在して、把持部の側壁端で終端し、ストラップリブが、側壁の垂直方向に整列した複数の縦列凹部と協働して、側壁及び底部に沿った曲げ、傾き、潰れ、又は伸びのうちの少なくとも1つに耐える、複数のストラップリブと;側壁の複数の内側オフセット部であって、内側オフセット部が、容器の内部の内容物の内圧に起因して側壁が外側に弓なりに曲がる力に耐えるように構成され、複数の内側オフセット部のそれぞれが、垂直方向に整列した各対の隣接縦列凹部の間に配置される、複数の内側オフセット部と;隣接するストラップリブとストラップリブとの間に等間隔で離間配置される複数の荷重リブであって、荷重リブが、底部の変形に耐えるように構成される、複数の荷重リブと;ストラップリブと荷重リブとの間に形成される複数の脚部であって、複数の脚部が容器の載置面を含む、複数の脚部と、を備える。
別の例示的な実施形態では、垂直方向に整列した複数の縦列凹部は、側壁の外周面の周りに等間隔で離間配置される3列の縦列凹部を備えることにより、側壁が、略円形の断面形状から略三角形の断面形状にオフセットした円周面を備えるようになる。別の例示的な実施形態では、複数の内側オフセット部のそれぞれは、円形の断面形状から0〜30度の角度でオフセットする。別の例示的な実施形態では、複数の内側オフセット部は、内圧に起因して容器の側壁に作用する外側に向かう力と反対方向の力を作用させて、加圧容器が略円形の断面形状となるように構成される。
別の例示的な実施形態では、底部は、肩部の直径よりも大きい直径を有することにより、底部が、製造ラインにおいて、又は梱包中に、他の略同様の容器と接触点を1箇所だけ形成するようになる。別の例示的な実施形態では、底部の直径は、肩部の直径よりも、0.5〜4ミリメートルだけ大きい。別の例示的な実施形態では、底部の直径は、肩部の直径よりも、1〜2ミリメートルだけ大きい。
別の例示的な実施形態では、複数のストラップリブは、底部の円周面の周りに等間隔で離間配置される3個のストラップリブを備え、複数の荷重リブは、2個の荷重リブが、各対の隣接ストラップリブの間に等間隔で離間配置されるような6個の荷重リブを備える。別の例示的な実施形態では、底部は更に、容器の長手方向の軸を中心に配置されるゲートと、ゲートから容器の載置面に向かって延在する壁と、ゲートの直ぐ傍を取り囲むドームと、を備え、ドームは、容器の載置面に向かってより急峻に傾斜する底部の壁の一部分である。別の例示的な実施形態では、ストラップリブのそれぞれは、ドーム内で、且つゲートの外周縁の近傍で終端する底部端を有する。別の例示的な実施形態では、ストラップリブのそれぞれは、底部端を起点として、容器の載置面に略平行に延出し、次に上方湾曲経路に沿って延在し、上方湾曲経路の第1部分は第1丸み半径部を含み、上方湾曲経路の第2部分は第2丸み半径部を含み、上方湾曲経路の第3部分は直線部分を含み、第1高さの位置で、第1丸み半径部が終端し、且つ第2丸み半径部が延出し始め、第2高さの位置で、直線部分がストラップリブの側壁端に接続され、第1丸み半径部及び第2丸み半径部が協働して、ストラップリブ及び底部に球面形状を付与して、容器が内圧をより良好に吸収するようになる。別の例示的な実施形態では、ストラップリブのそれぞれは更に、ストラップリブを底部の一部、及び脚部の一部に接続する2つのリブ側壁を備え、リブ側壁は、底部及び脚部になだらかに徐々に移行する移行部を含むことにより、移行部が容器の球面形状部を構成するようになる。
例示的な実施形態では、容器の内部の内容物の内圧に起因して容器が三角形状化するのを大幅に抑制するように構成される容器は、容器の側壁に向かって上方に延在する底部と;側壁と釣鐘状部との間に接続される肩部であって、釣鐘状部の直径が、釣鐘状部が容器のネック部に向かって上方に延在するにつれて小さくなる、肩部と;ネック部に接続される終端部であって、終端部が、蓋を受け入れるように構成され、且つ容器の内部に通じる開口部を画定する、終端部と;側壁の複数の内側オフセット部であって、内側オフセット部が、内容物の内圧に起因して側壁が外側に弓なりに曲がる力に耐えるように構成される、複数の内側オフセット部と、を備える。
別の例示的な実施形態では、側壁は、内容物の内圧に耐えるように構成される垂直方向に整列した複数の縦列凹部を含む。別の例示的な実施形態では、垂直方向に整列した複数の縦列凹部は、側壁の円周面の周りに均等に配置される3列の縦列凹部を備え、1つの内側オフセット部は、各対の隣接縦列凹部の間に配置されて、側壁の円周面が、略円形の断面形状から略三角形の断面形状にオフセットするようになる。別の例示的な実施形態では、内側オフセット部のそれぞれは、円形の断面形状から0〜30度の角度でオフセットする。別の例示的な実施形態では、内側オフセット部は、内圧に起因して容器の側壁に作用する外側に向かう力と反対方向の力を作用させて、加圧容器が略円形の断面形状となるように構成される。
別の例示的な実施形態では、底部は、肩部の直径よりも大きい直径を有することにより、底部が、製造ラインにおいて、又は梱包中に、他の略同様の容器と接触点を1箇所だけ形成するようになる。別の例示的な実施形態では、底部の直径は、肩部の直径よりも、0.5〜4ミリメートルだけ大きい。別の例示的な実施形態では、底部の直径は、肩部の直径よりも、1〜2ミリメートルだけ大きい。
図面は、本発明の種々実施形態を表わしている。
本発明には、種々の変更及び別の構成を施すことができるが、本発明の特定の実施形態が、一例としてこれらの図面に図示されており、本明細書において詳細に説明されることになる。本発明は、開示される特定の構成に限定されるものではないと理解されるべきであり、それどころか、全ての変更物、等価物、及び代替物を本発明の思想及び範囲に属するものとして含むものである。
以下の詳細な説明では、多数の特定の詳細を説明して、本発明に対する完全な理解が得られるようにしている。しかしながら、この技術分野の当業者であれば、本発明は、これらの特定の詳細無しに実施することができることを理解きるであろう。他の例では、“first load rib(第1荷重リブ)”のような特定の参照番号が記載されている可能性がある。しかしながら、特定の参照番号は、文字通りの順番であると解釈されるべきではなく、“first load rib(第1荷重リブ)”が“second load rib(第2荷重リブ)”とは異なっていると解釈されるべきである。従って、開示される特定の詳細は、単なる例示に過ぎない。特定の詳細は、本発明の思想及び範囲から変更することができるが、本発明の思想及び範囲に含まれると考えられる。“接続(coupled)”という用語は、構成要素に直接的に接続されるか、又は構成要素に別の構成要素を介して間接的に接続される状態を意味していると定義される。更に、任意の数値又は数値範囲についての“約(about)”、“約(approximately)”、又は“略(substantially)”という用語は、構成要素の一部又は集合体が、本明細書において記載されているように、構成要素の所望の目的を果たすために機能することができるような適切な寸法許容差を指している。
一般的に、本開示は、底部、釣鐘状部、底部と釣鐘状部との間の側壁、ネック部、及び容器の内部に通じる開口部を画定する終端部、及び側壁と釣鐘状部との間の肩部を備える容器に用いる装置を提供する。1つの実施形態では、底部は、肩部の直径よりも大きい直径を有するので、底部が、他のほぼ同様の容器と接触点を1箇所だけ製造ラインにおいて、又は梱包中に形成する。幾つかの実施形態では、底部の直径は、肩部の直径よりも0.5〜4ミリメートルだけ大きく、好適には1〜2ミリメートルだけ大きい。ストラップリブは、底部の中心部から延出して側壁で終端している。ストラップリブは、側壁の垂直方向に整列した縦列凹部と協働することにより、側壁及び底部に沿った曲げ、傾き、潰れ、又は伸びに耐えることができる。側壁の内側オフセット部は、各対の隣接縦列凹部と隣接縦列凹部との間に配置される。1つの実施形態では、3列の縦列凹部が、側壁の外周面の周りに等間隔で離間配置されて、側壁が、略円形の断面形状から略三角形の断面形状にオフセットした円周面を備えるようになる。1つの実施形態では、内側オフセット部のそれぞれは、円形の断面形状から0〜30度の角度でオフセットする。側壁の内側オフセット部は、側壁が、容器内の内容物の内圧に起因して外側に弓なりに曲がる力に耐えるように構成される。
図1は、本開示による容器100の1つの例示的な実施形態の底面斜視図を示している。容器100は、把持部108にまで上方に延びる底部104を有する。把持部108は、複数の把持部リブ112(すなわち、側壁リブ)を備える。図1に示すように、複数の把持部リブ112は通常、深さ方向に変化して、把持部108の外周面に沿って渦巻き状に、又は多折形状に形成される。ラベル部分116は、把持部108に接続され、且つ1つ以上のラベルパネルリブ120(すなわち、側壁リブ)を備える。ラベルパネル部分116は、釣鐘状部128に接続される肩部124に移行する。図1に示す実施形態では、釣鐘状部128は、複数のデザイン形状部132を含む。しかしながら、他の実施形態では、釣鐘状部128は、他の種々のデザイン形状部を含むようにしてもよい、又はなだらかであり、且つ全体的に装飾が施されないようにしてもよい。釣鐘状部128は、終端部140に接続されるネック部136に接続される。図1に示すように、釣鐘状部128は、釣鐘状部128が、肩部124から上方にネック部136及び終端部140に向かって延在するにつれて徐々に小さくなる直径を有する。終端部140は、例えば非限定的な例として、容器キャップ又はボトルキャップのような蓋を受け入れて、内容物を容器100に密封状態で収容するように適合させることができる。終端部140は通常、開口部144を画定し、開口部144は、容器100の内部にまで案内して、飲料を収容する、且つ/又は多種多様な炭酸清涼飲料のいずれかの清涼飲料のような他の内容物を収容する。
把持部108及びラベル部分116を底部104と釣鐘状部128との間に備え、且つ容器100のほぼ長手方向の軸に沿って延びる略垂直側壁は、容器100の内部の少なくとも一部を画定する。幾つかの実施形態では、この側壁は、釣鐘状部128、肩部124、及び/又は底部104を含むことができる。当該側壁の外周面(すなわち、周面)は、容器100の長手方向の軸に略直角な平面の外周面である。終端部140、ネック部136、釣鐘状部128、肩部124、ラベル部分116、把持部108、及び底部104はそれぞれ、容器100の長手方向の軸に略直角な平面の該当する外周面(すなわち、周面)を備える。例えば、ラベル部分116は、ラベル部分の外周面を備えているのに対し、把持部108は把持部の外周面を備えており、外周面はともに、容器100の長手方向の軸に略直角な平面の外周面となっている。
図1〜図5に図示される実施形態では、各把持部リブ112は、深リブ部(deep rib portion)148を備え、この深リブ部148は、中間リブ部(middle rib portion)152に移行し、次に浅リブ部(shallow rib portion)156に移行する。同様に、各ラベル部リブ120は、深リブ部160を備え、この深リブ部160は、中間リブ部164に移行し、次に浅リブ部168に移行する。深リブ部、中間リブ部、及び浅リブ部は、手短に深リブ(deep rib)、中間リブ(middle rib)、浅リブ(shallow rib)と表記することもできるが、これらの用語は、把持部108及びラベル部分116の各リブの種々のリブ構成部分を画定するために用いられることを理解されたい。図1〜図5に図示される実施形態では、浅リブ部156,168は、容器100の長手方向の軸に垂直方向に整列している。図3に最も良く図示されているように、浅リブ部156,168は、同等の縦列凹部172を、浅リブ部156,168が、容器100の長手方向の軸に沿って略垂直方向に一直線に揃う箇所に形成する。更に、深リブ部148,160は、容器100の垂直軸線又は長手方向の軸に沿って略垂直方向に揃っている。このように、図1〜図5に図示される実施形態は、3列の縦列凹部172と、深リブ部148,160が略垂直方向に揃う3箇所の部分と、を備えている。
幾つかの実施形態では、ラベル部分116の浅リブ部168は、把持部108の浅リブ部156と垂直方向に整列しないようにすることにより、ラベル部分116が第1の組の縦列凹部を有し、且つ把持部108が第2の組の縦列凹部を有するようにしてもよい。幾つかの実施形態では、容器100は、縦列凹部を、把持部108にのみ有するか、又はラベル部分116にのみ有するようにしてもよい。
図1〜図5に図示される実施形態では、3列の縦列凹部172は、容器100の外周面の周りに等間隔で離間配置され、且つ深リブ部148,160とは容器外周面の反対側に位置している。3列の縦列凹部172が等間隔で離間配置される場合、縦列凹部172は、容器100の円周面の周りに略120度ごとに離間して配置される。任意の列数の縦列凹部172は、容器100のデザインに、容器100の長手方向の軸に沿って略垂直方向に揃う浅リブ部156,168の個数を増やすか、又は減らすことにより取り入れることができる。例えば、容器100の他の実施形態は、1〜10列の縦列凹部の範囲の複数の縦列凹部172を備えることができる。
幾つかの実施形態では、ラベル部分116は、把持部108とは異なる列数の縦列凹部172を備えていてもよい。例えば、ラベル部分116は、等間隔に離間する6列の把縦列凹部を備えることができ、この場合、3列の縦列凹部が、把持部108の縦列凹部172と垂直方向に整列しているのに対し、残りの3列の縦列凹部は、ラベル部分116に限定されて留まっている。6列の把縦列凹部が、ラベル部分116の外周面の周りに等間隔に配置される場合、縦列凹部は、容器100の円周面の周りに60度ごとに配置される。更に多くの縦列凹部を設けると、ラベル部分116の三角形状化を防止し易くすることができる。理解されることであるが、複数の浅リブ部を縦列凹部となるように接続すると、半径方向外側に向かう屈曲に一層強く耐えられるようになるが、その理由は、少なくとも部分的な理由として、浅リブ部が、屈曲に利用できる相対的に浅い半径方向深さを有するからである。従って、複数の浅リブ部を縦列凹部となるように接続すると、耐内圧性を深リブ部よりも大きくすることができる。このように、浅リブ部及び/又は縦列凹部を容器100の円周面の周りにより高い頻度で設けることにより、容器が、容器内の内容物の内圧により容器が外側に変形して三角形状化する現象を阻止し易くなる。
縦列凹部172を形成する浅リブ部156,168を垂直方向に整列することにより、容器100の傾き、潰れ、及び/又は伸びに耐える耐性を確保する。傾きは、ボトルを梱包中に、且つ/又は梱包後に、容器100のようなボトルが、頂部荷重力(接線方向力又は他の力)を、当該容器の上に積み重なる他のボトル及び/又は他の物体から受けるときに起こってしまう。同様に、頂部荷重による潰れは、垂直方向の圧縮力(又は、他の力)を、上に積み重なるボトル及び/又は他の物体から受けることによって起こってしまう。伸びは、容器が加圧されると起こってしまう。縦列凹部172は、結果的に生じる力を、容器100の側壁に沿って底部104に伝達することにより、容器100の剛性を高める。把持部リブ112の深リブ部148、及びラベルパネルリブ120の深リブ部160はそれぞれ、フープ強度を与え、このフープ強度は、深さが一様なリブが付与することができるフープ強度と等しくすることができる。把持部リブ112、及び/又はラベルパネルリブ120を含むリブの個数は、例えば必ずしもこれらには限定されないが、把持部108及び/又はラベル部分116のような、容器100のいずれかのリブ収容部の10センチメートルごとに、1〜30個のリブの範囲で変化させることができる。容器の一部に含まれるリブの個数を測定するために使用される前述の10センチメートルは、長さが実際に10センチメートルである必要はなく、10センチメートルは、容器の所定の長さ部分に設ける複数のリブの間の関係を表わすために例示的に使用されることを理解されたい。
上に説明したように、3列の縦列凹部172は、容器100の側壁が外側に変形して三角形状化する現象を防止するように作用し、浅リブ部156,168を、縦列凹部172となるように接続することにより、容器100の側壁が半径方向外側に曲がる力に一層良好に耐えることができる。好適には、縦列凹部172の間の側壁部分は、内側に向かって弓なりになる、又は容器100の内側に向かってオフセットすることにより、側壁の外周面が、略円形の断面形状から、内側に変形した略三角形の断面形状にオフセットするようになる。幾つかの実施形態では、側壁のオフセット部は、円形の断面形状から0〜30度の角度でオフセットする可能性がある。側壁のオフセット部は、容器100に内容物が充填されるときに、特に炭酸飲料が充填されるときに内圧で、側壁が外側に弓なりに曲がる力に耐えるように構成される。内圧で容器100の側壁に作用する外側に押し出す力に、内側に向かう力に耐える力がオフセット部から生じて反対方向に作用することにより、加圧容器が、本明細書において記載されるように、外側に変形して三角形状化するのではなく、略円形の断面形状となる。このように、内側オフセット部を、容器100の外周面の周りの縦列凹部172の間に取り入れることにより、容器が外側に変形して三角形状化する現象を一層阻止できるようになる。
図1を参照するに、底部104は3個のストラップリブ176を備える。ストラップリブ176のそれぞれは、本明細書において説明されるように、容器100の側壁に沿って終端する側壁端180を備える。更に、底部104は、6個の荷重リブ184を備える。図1に示すように、2個の荷重リブ184は、2個のストラップリブ176の間に配置される。幾つかの実施形態では、底部104は、2個のストラップリブ176の間に配置される1〜5個の範囲の複数の荷重リブ184を備えることができる。荷重リブ184のそれぞれは側壁端188を有し、この側壁端188は、底部104に沿って、底部104から容器100の側壁に移行する箇所で終端する。図1に示すように、荷重リブ184の側壁端188は、ストラップリブ176の側壁端180よりも、容器100の長手方向の軸に沿って垂直方向に低い位置に設けることができる。幾つかの実施形態では、荷重リブ184の側壁端188は、容器100の側壁に沿って、ストラップリブ176の側壁端180の高さと略同じ高さで終端させることができる。図1に更に示すように、底部104は、ストラップリブ176と荷重リブ184との間に形成される複数の脚部192を備える。
ストラップリブ176は、本明細書において説明されるように、荷重リブ184よりも相対的に大きく、且つ深い。図1〜図5に示すように、ストラップリブ176のそれぞれは、縦列凹部172の1つの縦列凹部と垂直方向に整列されることにより、ストラップリブ176が、容器円周面の周りに等間隔で離間配置されるようになる。3個のストラップリブ176が等間隔で離間配置される場合、ストラップリブ176は、容器100の円周面の周りに120度ごとの角度で配置される。荷重リブ184は、縦列凹部172と縦列凹部172との間の把持部リブ部112と垂直方向に整列される。幾つかの実施形態では、ストラップリブ176は、縦列凹部172と垂直方向に整列しないようにしてもよい。幾つかの実施形態では、ストラップリブ176は、容器100の円周面の周りに不等間隔で離間するように配置してもよい。幾つかの実施形態では、底部104は、縦列凹部172の列数よりも多くの、又は少ないストラップリブ176を備えることができる。幾つかの実施形態では、ストラップリブ176は、深リブ部148,160と垂直方向に整列することができ、且つ第1深リブ部148(底部104から数えて最初の)で終端させることができる。幾つかの実施形態では、ストラップリブ176は、第1浅リブ部156及び/又は第1深リブ部148を通り越して終端する側壁端180、例えば第2、第3、及び/又は第4把持部リブ112で終端するような側壁端180を有することができる。
図3は、容器100の後面立面図を示している。図3に示すように、ストラップリブ176の側壁端180は、浅リブ部156の中心点に一致する縦列凹部172の略中心と垂直方向に整列している、又は略中心を指している。図3に更に示すように、ストラップリブ176は、載置面との脚部192の接触面積と比較して、非常に小さい面積である凹部196を形成する。小さい凹部196を利用することにより、ブロー成形法を行なっている間に、より多量の樹脂を脚部192の方に向かって供給し易くなり、脚部192の位置の樹脂がより多量になると通常、脚部192の耐摩耗性及び強度を高めることができる。従って、ストラップリブ176は、耐内圧性を、十分な量の樹脂を脚部192に残しながら確保することにより、平坦脚底部の利点を実現するように機能することができる(すなわち、耐摩耗性、耐変形性、及び/又は耐応力性を高めるために;且つ/又は脚部接触面積をより大きくして、安定性を高め、且つ荷重分布を均一にするために脚部192の樹脂をより厚くする)。
図7から最も良く分かるように、ストラップリブ176は、本明細書において説明されるように、容器100の長手方向の軸に一致するほぼ底部104の中心部から延在している。この技術分野の当業者であれば理解することができることであるが、ストラップリブ176は、側壁の縦列凹部172の中心から延び出して底部104の中心部に至るストラップとして機能することができる。図1に示すように、ストラップリブ176は、底部104の中心から容器100の側壁に至るより真っ直ぐな、且つより短い経路となり、脚部192の垂直方向高さまで延びることはない。本明細書において説明されるように、ストラップリブ176は従って、非常に高い耐押圧性を有する底部104を実現する。ストラップリブ176のそれぞれは、縦列凹部172を含む側壁と底部104の中心部との間の力及び応力の連結部となる。
図8は、容器100の底部104の長手方向の軸に沿った断面図を示している。図8に示すように、底部104のストラップリブ176は、底部104の載置面に略平行な底部端212を起点として延出し、次に第1半径R1dを有する湾曲経路に沿って、徐々に正の方向に増える傾斜で延在する。高さH1dでは、ストラップリブ176の湾曲経路の半径は、延在して直線部分220になる前に、第2半径R2dに、徐々に正の方向に増える傾斜で変化する。高さH2dでは、直線部分220が、本明細書において記載されるように、側壁端180に接続される。第1半径R1d、及び第2半径R2dだけでなく、対応する正の傾斜、及び高さH1d及びH2dは、2014年1月16日に出願された“Plastic Container With Strapped Base(帯状に形成された底部を有するプラスチック容器)”と題する米国特許出願第14/157,400号に詳細に説明されている適切な範囲値のいずれかの範囲値に収まる寸法値を有することができ、この米国特許出願の全記載内容は、引用をもって本明細書に組み込み記載されているものとし、本開示の一部を構成する。しかしながら、好適には、半径R1d及び半径R2dを組み合わせて一体となって作用させることにより、ストラップリブ176、従って底部104に、なだらかに徐々に変化する球形の形状を付与することができる。本明細書において記載されるように、容器100の球形の形状は、内圧をより良好に吸収する。実験から、図1〜図5に示す底部104の球形の形状は、従来の底部の形状が耐えられる内圧の少なくとも2倍の内圧に耐えることができる。
図8に示すストラップリブ176は、移行湾曲部を、第1半径部R1dと第2半径部R2dとの間に含んでいないし、第2半径部R2dと直線部分220との間にも含んでいないことが分かるであろう。しかしながら、他の実施形態では、R1d及びR2d以外の半径を有する移行湾曲部は、半径R1dを有するストラップリブ176の湾曲部と半径R2dを有するストラップリブ176の湾曲部との間に配置することができる。更に他の実施形態では、移行湾曲部は、第2半径R2dを有するストラップリブ176の湾曲部と直線部分220との間に配置することができる。これらの移行湾曲部は、寸法値を有することができ、これらの寸法値から、ストラップリブ176、従って底部104の球面形状を更に製作することができると考えられる。
図7に示すように、底部104は、ドーム204で取り囲まれるゲート200を備える。ドーム204は、ボトルを載置面に、底部104の壁のうちの脚部192に案内する方の着載置面に対して載置する場合に載置面に向かってより深く傾斜する底部104の壁部分を備える。ストラップリブ176は、ドーム204の外周縁でほぼ終端する底部端208を備える。幾つかの実施形態では、各ストラップリブ176の底部端208は、荷重リブ184の底部端212と同じように、ドーム204の外部に配置してもよい。ストラップリブ176のそれぞれは、ストラップリブ176を、底部104及び脚部192の種々部分に接続するリブ側壁ペア216を備える。リブ側壁216は、なだらかに徐々に底部104及び脚部192に移行する。なだらかに徐々に移行することにより、リブ側壁216の位置における、且つリブ側壁216の近傍における耐内圧性を確保することができるが、その理由は、容器100の球面形状部がより多くなって、内圧をより良好に吸収することができるからである。ストラップリブ176は、荷重リブ184よりも底部104内で相対的に深くなって、本明細書において説明されるように、応力伝達性及び耐内圧性を確保することができる。
上に述べたように、荷重リブ184のそれぞれは底部端212を備え、この底部端212は、ドーム204の位置で、又はドーム204の近傍で終端する。図7に図示される実施形態では、荷重リブ184の底部端212は、ストラップリブ176の底部端180の手前で終端している。更に、荷重リブ184はストラップリブ176よりも浅い。従って、荷重リブ184はそれぞれ、リブ側壁216よりも相対的に小さいリブ側壁を備えているので、荷重リブ184から底部104及び脚部192への移行は、リブ側壁216の場合におけるよりも急激に、又は急峻に行なわれる。容器100が梱包中、出荷中、及び/又は取り扱い中に頂部荷重力を受ける場合、荷重リブ184がより急峻に移行すると、本明細書において説明される曲げ、及び/又は傾きに、例えば底部104の完全性及び形状を保持することにより耐えることができることを理解できるであろう。更に、荷重リブ184の移行がより急峻に行なわれることにより、相対的に大きい脚部192のために利用することができる底部104の面積がより広くなる。本明細書において説明されるように、且つ図7に図示されるように、底部104のような平坦脚底部の脚部192がより大きくなることにより、載置面との樹脂接触領域をより大きくすることができるので、底部の耐摩耗性及び安定性をより高めることができることを更に理解できるであろう。図7に更に示すように、リブ側壁216は通常、ストラップリブ176の内部に、リブ側壁216から脚部192への移行よりも急激に、又は急峻に移行する。ストラップリブ176に、より急激に移行することにより、より高い剛性が、ストラップリブに付与されて、内圧に起因する屈曲に耐える、又は屈曲を阻止することができる。
図7の実施形態では、ストラップリブ176の底部端208は、ゲート200の略近傍で終端し、荷重リブ184の底部端212は、ドーム204の外周縁の近傍で終端する。ストラップリブ176の底部端208、及び/又は荷重リブ184の底部端212をゲート200の略近傍で、又はゲート200の位置で終端させることにより、本明細書において説明される内圧に耐える更に高い耐性を底部104に付与することができることにより、例えば底部の広がりを防止することができることを理解できるであろう。更に、底部端208の各底部端をゲート200の略近傍で、又はゲート200の位置で終端させることにより、ゲート200(又は、ゲート200の近傍)から側壁端180まで略連続するストラップリブ176を設けることができる。図1〜図5に示すように、側壁端180は、第1浅リブ部156の位置で終端し、且つ縦列凹部172と真っ直ぐに連絡する。縦列凹部172からゲート200まで連続していることにより、ラベル部分116の上部からゲート200に達する、耐押圧性のある略連続する帯状部又はストラップを設けることができる。略連続する耐押圧性のあるストラップは、本明細書において説明されるように、内圧に対するより高い耐性を付与することができる。
図6は、容器100の平面図を示し、肩部124、デザイン形状部132を有する釣鐘状部128、終端部140、及び容器の内部に通じる開口部144を示している。図6に示すように、肩部124は直径DSを有する。同様に、図7に示す底部104の実施形態では、底部104は直径DBを有する。底部104の直径DBは、好ましくは、肩部124の直径DSよりも大きいことにより、底部104が、生産ライン中又は梱包中の略同様の他の容器との接触部位を1箇所だけ形成するようにする。幾つかの実施形態では、底部104の直径DBは、肩部124の直径DSを含む容器100の他のいずれの直径よりも、0.5〜4だけミリメートル大きい。底部104の直径DBがより大きいことにより、生産ラインにおける複数の容器100の搬送性が向上するので有利であることを理解できるであろう。更に、底部104の直径DBがより大きいことにより、底部104にどのようなダメージが加わる場合でも安定性が高いので有利である。幾つかの実施形態では、肩部124の直径DSを底部104の直径DBに等しくすることにより、生産ライン中又は梱包中の略同様の他のボトルと2箇所の接触部位を肩部124及び底部104に設けることができる。容器100のいずれの部分の直径も変えることができる場合、複数箇所の直径を最大にすると、生産ライン中又は梱包中の他の略同様の容器との接触部位を複数箇所に形成することができることを理解できるであろう。このように、容器は通常、接触部位を1箇所だけ有するか、又は複数箇所に有するかのいずれかとすることができる。
図4は、容器100の右側立面図を示しており、容器100の右側に沿った浅リブ部156,168の平面図、及び容器100の左側に沿った深リブ部148,160の平面図を示している。図5は、容器100の左側立面図を示しており、容器100の左側に沿った浅リブ部156,168、及び容器100の右側に沿った深リブ部148,160を示している。図1に関連して上に説明したように、深リブ部148,160は、中間リブ部152,164の深さよりも深い深さを有し、中間リブ部152,164の深さは、浅リブ部156,168の深さよりも深い。幾つかの実施形態では、深リブ部148の深さは、1〜10ミリメートルの範囲とすることができる。幾つかの実施形態では、深リブ部160の深さは、0.5〜10ミリメートルの範囲とすることができる。幾つかの実施形態では、中間リブ部152の深さは、0〜5ミリメートルの範囲とすることができる。幾つかの実施形態では、中間リブ部152の深さに対する深リブ部148の深さの比は、1:1〜20:1の範囲で変えることができる。
幾つかの実施形態では、浅リブ部156の深さは、0〜2.5ミリメートルの範囲とすることができる。幾つかの実施形態では、深リブ部148の深さの浅リブ部156の深さに対する比は、浅リブ部156がゼロの深さを有する場合を含む1:1〜100:1の範囲で変えることができことにより、殆ど無限大の比とすることができる。幾つかの実施形態では、中間リブ部152の深さの浅リブ部156の深さに対する比は、浅リブ部156がゼロの深さを有する場合を含む1:1〜50:1の範囲で変えることができることにより、殆ど無限大の比とすることができる。
幾つかの実施形態では、浅リブ部168の深さは、0〜2.5ミリメートルの範囲で変えることができる。幾つかの実施形態では、深リブ部148の深さの浅リブ部168の深さに対する比は、浅リブ部168がゼロの深さを有する場合を含む1:1〜100:1の範囲で変えることができることにより、殆ど無限大の比とすることができる。幾つかの実施形態では、深リブ部160の深さの浅リブ部168の深さに対する比は、浅リブ部168がゼロの深さを有する場合を含む1:1〜100:1の範囲とすることができることにより、殆ど無限大の比とすることができる。幾つかの実施形態では、中間リブ部152,164の深さの浅リブ部168の深さに対する比は、浅リブ部168の深さがゼロである場合を含む1:1〜50:1の範囲で変えることができることにより、殆ど無限大の比とすることができる。幾つかの実施形態では、深リブ部160の深さの浅リブ部168の深さに対する比は、浅リブ部168がゼロの深さを有する場合に生じる殆ど無限大の比を含む1:1〜100:1の範囲で変えることができる。
リブ部の種々の深さの間の移行がなだらかに行なわれる様子を図1〜図5に示す。しかしながら、幾つかの実施形態では、移行は、他の形状で行なわれてもよく、例えば非限定的な例として、階段状に変化して種々の深さ部分を接続するように行なわれてもよい。更に、幾つかの実施形態では、浅リブ部156,168を、容器100の円周面の20〜30%にまで最小限に抑え、それに対応して容器円周面の70〜80%の部分が、深リブ部148,160、及び中間リブ部152,164を含むようにしてもよい。しかしながら、深リブ部及び中間リブ部に対する浅リブ部のいずれの比も利用することができる。
図9は、ブロー成形して容器100を形成することができる際に用いるプリフォーム230の例示的な実施形態を示している。プリフォーム230は好ましくは、食物及び飲料に触れることが許容されるバージンPET(ポリエチレンテレフタレート)のような材料により形成され、多種多様な形状及びサイズのいずれの形状及びサイズとすることもできる。プリフォーム230は、一体に形成される(すなわち、単一構造又は単体構造として形成される)ネック部232及びボディ部234を備える。有利な点として、プリフォーム230の一体構造は、容器100のようなボトルにブロー成形されると、接合して合体される別々のネック部及びボディ部を備えるプリフォームと比較して、寸法安定性をより高めて、物理特性を向上させる。図9に示すプリフォーム230は通常、12〜16オンスの飲料用ボトルを形成するような種類のプリフォームであるが、この技術分野の当業者であれば理解することができるように、最終製品の所望の形状、特性、及び用法によって異なる他のプリフォーム形状を使用してもよいことが理解されるであろう。プリフォーム230は、この技術分野で公知の成形法を含む射出成形法で形成することができる。
図10は、容器100を形成するために使用することができるプリフォーム230の例示的な実施形態の断面図を示している。プリフォーム230のネック部232は、プリフォーム230の内部に通じる開口部236を起点として、支持リング238まで延在し、且つ支持リング238を含む。ネック部232は更に、蓋に係合する構造を取り入れることを特徴としている。図示の実施形態では、構造は、複数のネジ山240を含み、ネジ山は、キャップを、プリフォーム230から形成される容器100に固定する手段となる。図示のプリフォーム230は、従来の殆どのプリフォームのネック部の全長よりも短いネック部を備えていることを理解されたい。更に、プリフォーム230のネック部232は、従来のプリフォームにおける壁厚よりも全体的に薄い壁厚252を有し、ネック部232の壁厚252は、ネジ山240の頂部で、又はネジ山240とネジ山240との間の位置で、或いは他のいずれかの突出構造と突出構造との間の位置で測定される。
ボディ部234は、ネック部232から下方に延びてエンドキャップ242で終端する細長い構造である。幾つかの実施形態では、ボディ部234は、略円筒形であり、エンドキャップ242は、円錐形又は円錐台形であり、半球であってもよく、エンドキャップ242の終端は、平坦にするか、又は丸みを付けることができる。プリフォーム230は、プリフォーム230の全体サイズによって異なるが、壁厚244をボディ部234の殆どの部分に亘って有するだけでなく、結果として得られる容器100の所定の壁厚、及び全体サイズを有する。図10に示すように、壁厚244は、参照番号250と参照番号248との間で傾斜して変化して、支持リング238の真下の壁厚246になる。幾つかの実施形態では、参照番号244と参照番号250との間の壁厚は更に、非常に小さな傾斜で変化することにより、プリフォーム230をコアから射出成形中に離型し易くしている。壁厚の特定の寸法だけでなく、プリフォーム230の他の種々の形状部の寸法は、2011年11月14日に出願された“Preform Extended Finish for Processing Light Weight Ecologically Beneficial Bottles(環境に優しい軽量ボトルを加工するプリフォームの仕上げ延伸加工)”と題する米国特許出願第13/295,699号に詳細に説明されており、この米国特許出願の全記載内容は、引用をもって本明細書に組み込み記載されているものとし、本開示の一部を構成する。
一旦、プリフォーム230が射出成形法により、又は他の同等の成形法により事前に形成されると、プリフォーム230に対して、延伸ブロー成形法を適用することができる。図11に示すように、プリフォーム230を、所望の容器形状に対応するキャビティを備える金型260に載置する。次に、図12に示すように、プリフォーム230を加熱して、例えばプリフォーム230の中心に挿入される延伸ロッドを利用して、当該延伸ロッドを金型260の端部まで押し込み、空気をプリフォーム230の内部に強制的に吹き込んで、金型260内のキャビティに充填して延伸させることにより膨張させて、容器264を形成する。図12に示すように、容器264は、図11のプリフォーム230のネック部及びボディ部に対応するネック部232及びボディ部234を備える。ネック部232は更に、複数のネジ山240を含むことを特徴とする、又はキャップを容器264に固定する手段となる他の蓋係合手段を含むことを特徴とする。このように、ブロー成形法は通常、プリフォーム230のボディ部234に限定適用され、この場合、ネジ山240及び支持リング238を含むネック部232は、プリフォーム230の元の形状を保持する。
幾つかの実施形態では、本明細書において記載される容器100,264は、いずれかの適切な熱可塑性材料により形成することができ、適切な熱可塑性材料として、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)を含むポリエステル、ポリプロピレン及びポリエチレン、ポリカーボネートを含むポリオレフィン、ナイロン(例えば、Nylon 6,Nylon 66,MXD6)を含むポリアミド、ポリスチレン、エポキシ、アクリル、共重合体、ブレンド、グラフトポリマー、及び/又は変性ポリマー(別の基を側基として有するポリマーの単量体又は一部、例えばオレフィン改質ポリエステル)を挙げることができる。これらの材料は単独で、又は互いに組み合わせて使用することができる。更に特殊な材料例として、これらには限定されないが、エチレンビニルアルコール共重合体(“EVOH”)、エチレンビニルアセテート(“EVA”)、エチレンアクリル酸(“EAA”)、線形低密度ポリエチレン(“LLDPE”)、ポリエチレン2,6−及び1,5−ナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレートグリコール(PETG)、ポリ(シクロへキシレンジメチレンテレフタレート)、ポリスチレン、シクロオレフィン、共重合体、ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリ(メチルメタクリレート)、アクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、スチレンアクリロニトリル、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、イオノマー、ポリスルホン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリテトラメチレン、1,2−ジオキシ安息香酸、及びエチレンテレフタレートとエチレンイソフタレートの共重合体を挙げることができる。特定の実施形態では、好適な材料は、バージン材料、プレコンシューマ材料、ポストコンシューマ材料、粉砕再生材料、再生材料、及び/又はこれまでに挙げた材料の組み合わせとすることができる。
幾つかの実施形態では、ポリプロピレンは精製ポリプロピレンとも表記される。本明細書において使用されるように、“精製ポリプロピレン(clarified polypropylene)”という用語は、広義語であり、当該用語の通常の意味に従って使用され、これに限定されないが、核形成阻害剤及び/又は精製添加剤を含むポリプロピレンを含むことができる。精製ポリプロピレンは通常、ホモポリマー、又はポリプロピレンのブロック共重合体よりも透明な材料である。核形成阻害剤を取り込むことにより、ポリプロピレンの曇りに影響するポリプロピレン内の結晶化を防止し易くする、且つ/又は結晶化度を低下させ易くする。精製ポリプロピレンは、Dow Chemical Co.(ダウケミカル社)のような種々の製造会社から購入することができる。別の構成として、核形成阻害剤をポリプロピレンに添加してもよい。
本明細書において使用されるように、“PET”とは、これらには限定されないが、改質PETだけでなく、PETを他の材料と混合した材料を含む。改質PETの1つの例が、IP A−改質PETであり、IP A−改質PETとは、約2〜10重量%のIP Aを含み、更には約5〜10重量%のIP Aを含むIP A含有量が約2重量%超であることが好ましいPETを指している。別の改質PETでは、多量(例えば、約40重量%以上)のコモノマー、シクロヘキサンジメタノール(CHDM)を、PET混合物に樹脂製造中に添加する。更に別の材料、種々特性の材料だけでなく種々の有利な添加剤を含む容器264を形成する更に別の方法は、2011年11月14日に出願された“Preform Extended Finish for Processing Light Weight Ecologically Beneficial Bottles(環境に優しい軽量ボトルを加工するプリフォームの仕上げ延伸加工)”と題する米国特許出願第13/295,699号に詳細に説明されており、この米国特許出願の全記載内容は、引用をもって本明細書に組み込み記載されているものとし、本開示の一部を構成する。
本発明について、特定の変形例及び例示的な図を参照して説明してきたが、この技術分野の当業者であれば、本発明は、記載される変形例、又は図に限定されないことを理解できるであろう。更に、上に説明される種々方法及び種々ステップが、特定のイベントが特定の順序で発生することを示している場合、この技術分野の当業者であれば、特定のステップの順序付けは変更してもよく、且つこのような変更は本発明の変形例に従って行なわれることを理解できるであろう。更に、ステップの特定のステップは、可能な場合に同時に並列に実行することができるのみならず、上に説明したように、順番に実行することもできる。本発明の変形例が、請求項に記載される本開示の思想に含まれる、又は本発明と等価である限り、本特許は、変形例も包含するものとする。従って、本発明は、本明細書において記載される特定の実施形態によって限定されるものではなく、添付の請求項の範囲によってのみ制限されると理解されるべきである。