JP2016162977A - 配線基板およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】凹部での部品搭載性に優れた配線基板を提供する。
【解決手段】配線基板(10)は、積層される複数の配線層(16)と、複数の配線層(16)の配線層(16−4)および配線層(16−5)がそれぞれ設けられる面(17)および面(19)を有する絶縁層(18−4)と、面(17)側から絶縁層(18−4)の中途まで窪むキャビティ(24)と、配線層(16−5)と電気的に接続し、キャビティ(24)の底面で露出するように絶縁層(18−4)に設けられる接続部(22−4)とを備える。接続部(22−4)は、キャビティ(24)の底面で露出する露出面(26)と、配線層(16−5)と接する接続面(28)と、絶縁層(18−4)に接する側面(30)とを有する。この側面(30)が傾斜している。
【選択図】図2
【解決手段】配線基板(10)は、積層される複数の配線層(16)と、複数の配線層(16)の配線層(16−4)および配線層(16−5)がそれぞれ設けられる面(17)および面(19)を有する絶縁層(18−4)と、面(17)側から絶縁層(18−4)の中途まで窪むキャビティ(24)と、配線層(16−5)と電気的に接続し、キャビティ(24)の底面で露出するように絶縁層(18−4)に設けられる接続部(22−4)とを備える。接続部(22−4)は、キャビティ(24)の底面で露出する露出面(26)と、配線層(16−5)と接する接続面(28)と、絶縁層(18−4)に接する側面(30)とを有する。この側面(30)が傾斜している。
【選択図】図2
Description
本発明は、配線基板およびその製造方法に適用して有効な技術に関する。
特開2004−342641号公報(以下、「特許文献1」という。)には、キャビティの底面で露出するスルーホールを接続部として、キャビティ内でコンデンサを接続する技術が記載されている。
配線基板とこれに搭載される電子部品(例えば、半導体チップや、チップコンデンサなどの受動部品)とを備える電子製品の小型化(薄型化含む)や高機能化に伴い、配線基板にも工夫が求められている。例えば、配線基板自体の薄型化や、配線パターン(配線層)の微細化・高密度化が挙げられる。また、電子部品の搭載位置に関しては、基板平面上に限らず、電子部品を搭載(収容)させるための凹部(キャビティ;Cavity)を形成することで、基板内部に搭載する工夫もなされている。電子部品搭載用凹部を有する配線基板としては、例えば、特許文献1に記載の技術のように、ザグリ加工による電子部品搭載用凹部を形成し、このときに削られて短くなったスルーホールを電子部品との接続部として用いるものがある。
しかしながら、配線基板の薄型化に対応させた場合、特許文献1に記載の技術では、スルーホールの長さ(基板厚み方向の距離)が単に短くなり、配線基板の層間絶縁層との密着性が低下し、電子部品と接合されてスルーホールにストレスが掛かる条件によっては不具合(例えば、剥離など)が生じてしてしまうおそれがある。また、特許文献1に記載の技術では、スルーホールの端面が露出して電子部品と接続(接合)されるが、その露出面(接続面)の大きさや形状(円形状)がスルーホール自身に起因して制約されてしまい、微細化や、種々の形状(例えば、長方形状などの矩形状)には対応することができない。また、特許文献1に記載の技術では、電子部品搭載用凹部を形成する際に、スルーホールへの加工ストレスによりその内壁面の銅薄膜が剥離してしまうなどの不具合が生ずるおそれがある。
本発明の目的は、凹部での部品搭載性に優れた配線基板を提供することにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の一解決手段に係る配線基板は、積層される複数の配線層と、前記複数の配線層の第1および第2配線層がそれぞれ設けられる第1および第2面を有する絶縁層と、前記第1面側から前記絶縁層の中途まで窪む凹部と、前記第2配線層と電気的に接続し、前記凹部の底面で露出するように前記絶縁層に設けられる接続部とを備え、前記接続部は、前記凹部の底面で露出する露出面と、前記第2配線層と接する接続面と、前記露出面および前記接続面と交差し、前記絶縁層に接する側面とを有し、該側面が傾斜していることを特徴とする。
これによれば、絶縁層中の接続部の側面が傾斜していることで、傾斜していないものに比べて絶縁層との接触面積が大きくなるため接続部の密着性を向上させることができる。このため、例えば、基板が薄型化した場合であっても接続部が抜け取れてしまうことを防止することができる。すなわち、凹部に電子部品を搭載しても、接続部との接続信頼性が確保される部品搭載性に優れた配線基板を提供することができる。
また、前記一実施形態に係る配線基板は、前記接続部が、前記第1面側から前記第2面側へ末広がる形状であることがより好ましい。これによれば、接続部が末広がる形状となることで、接続部を凹部の底面からより抜け取れ難くすることができる。
また、前記一実施形態に係る配線基板は、前記接続部が、前記第1面側から前記第2面側へ尻窄まる形状であることがより好ましい。このように、接続部を尻窄まる形状とすれば、所望の大きさの接続面を確保しつつ露出面(接続面)を大きくすることができるので、部品との接続信頼性をより確保することができる。
また、前記一実施形態に係る配線基板は、前記接続部が、前記第1配線層と前記第2配線層とを電気的に接続して、前記第1配線層と前記第2配線層との間の前記絶縁層に設けられ、前記接続部の第1面側端部は、該第1面側端部の一部が前記第1配線層に接したまま前記凹部によって該第1面側端部の他部が削られて前記露出面が設けられていることがより好ましい。これによれば、接続部が第1配線層と第2配線層とに挟まれたままであるので、基板を薄型化した場合であっても接続部が抜け取れてしまうことを防止することができる。
また、前記一実施形態に係る配線基板は、前記露出面が、前記凹部の底面中央部から底面外周部の方向が長手となる長方形状であることがより好ましく、さらに、前記接続部が、前記凹部の底面縁部に沿って複数設けられていることがより好ましい。これによれば、例えば、凹部の底面中央部に電子部品を搭載し、この電子部品から接続部へのワイヤボンディングが容易となる。
また、前記一実施形態に係る配線基板は、前記凹部を露出して前記第1配線層を覆うように基板表面に設けられる表面層を備え、前記表面層が、前記凹部の開口よりも拡大して開口された拡大開口部を有することがより好ましい。これによれば、例えば、凹部に搭載された電子部品を樹脂封止する際に凹部の開口と拡大開口部の開口との段付き部によって樹脂止めさせることができる。
また、前記一実施形態に係る配線基板は、前記凹部の底面で前記絶縁層を貫通する貫通部を備えることがより好ましい。これによれば、例えば、基板に放熱板を設け、貫通部を介して電子部品の放熱性を高めることができる。
また、前記一実施形態に係る配線基板は、前記絶縁層を第1絶縁層と、前記凹部を第1凹部と、前記接続部を第1接続部とし、前記複数の配線層の第3および第4配線層がそれぞれ設けられる第3および第4面を有する第2絶縁層と、前記第3面側から前記第2絶縁層の中途まで窪む第2凹部と、前記第4配線層と電気的に接続し、前記第2凹部の底面で露出するように前記第2絶縁層に設けられる第2接続部とを備え、前記第1、第2、第3、および第4配線層がこの順で積層され、前記第2接続部が、前記第2凹部の底面で露出する露出面と、前記第3配線層と接する接続面と、前記露出面および前記接続面と交差し、前記第2絶縁層に接する側面とを有し、前記第2接続部の側面が傾斜し、前記第1接続部が前記第1面側から前記第2面側へ末広がる形状であるときに、前記第2接続部が前記第3面側から前記第4面側へ尻窄まる形状であり、前記第1接続部が前記第1面側から前記第2面側へ尻窄まる形状であるときに、前記第2接続部が前記第3面側から前記第4面側へ末広がる形状であることがより好ましい。さらに、前記第1凹部が、基板厚みの一方向に開口し、前記第2凹部が、前記一方向の反対方向に開口していることがより好ましい。これによれば、搭載される複数の電子部品に対応させて、電子部品との接続信頼性をより確保したり、接続部をより抜け取れ難くしたりすることができる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次のとおりである。本発明の一解決手段によれば、凹部での部品搭載性に優れた配線基板を提供することができる。
以下の本発明における実施形態では、必要な場合に複数のセクションなどに分けて説明するが、原則、それらはお互いに無関係ではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細などの関係にある。このため、全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、構成要素の数(個数、数値、量、範囲などを含む)については、特に明示した場合や原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。また、構成要素などの形状に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合などを除き、実質的にその形状などに近似または類似するものなどを含むものとする。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る配線基板10の構造について図1〜5を参照して説明する。図1は、配線基板10の模式的平面図である。図2は、図1に示すII−II線に対応する配線基板10の模式的断面図である。図3〜図5は、配線基板10に電子部品12、13が搭載された状態(電子製品14)の模式的断面図である。
本発明の実施形態1に係る配線基板10の構造について図1〜5を参照して説明する。図1は、配線基板10の模式的平面図である。図2は、図1に示すII−II線に対応する配線基板10の模式的断面図である。図3〜図5は、配線基板10に電子部品12、13が搭載された状態(電子製品14)の模式的断面図である。
配線基板10は、積層される複数の配線層16を備える多層配線基板(図2では、6層の多層配線基板)である。また、配線基板10は、各配線層16間に設けられる複数の絶縁層18(層間絶縁層)と、複数の配線層16を覆うように基板表面(主面およびこれとは反対側の裏面)に設けられる複数の表面層20と、絶縁層18に設けられ、配線層16と電気的に接続される複数の接続部22とを備える。なお、基板上面を主面、基板下面を裏面として説明するが、使用状態によっては基板上下が逆になるため、基板下面が主面、基板上面が裏面であってもよい。
本実施形態では、図2などに示すように、2層の表面層20を区別するために、上面(主面)側の表面層20U、下面(裏面)側の表面層20Lとして符号を付している。また、6層の配線層16を上面側から順に配線層16−1、16−2、16−3、16−4、16−5、16−6と符号を付し、5層の絶縁層18を上面側から順に絶縁層18−1、18−2、18−3、18−4、18−5として符号を付している。また、絶縁層18−1、18−2、18−3、18−4、18−5のそれぞれに設けられる5層の接続部22を接続部22−1、22−2、22−3、22−4、22−5として符号を付している。
また、配線基板10は、上面側(表面層20U側)から窪む電子部品搭載用のキャビティ24(凹部)を備える。本実施形態では、キャビティ24は、配線層16−4が設けられる上面側の面17および配線層16−5が設けられる下面側の面19を有する絶縁層18−4の中途まで窪んでおり、絶縁層18−4にキャビティ24の底面(底部)が設けられる。このキャビティ24の底面では配線層16−5と電気的に接続される接続部22−4が露出することとなる。
接続部22−4は、キャビティ24の底面で露出する露出面26と、配線層16−5と接する接続面28と、露出面26および接続面28と交差し、絶縁層18−4に接する側面30とを有し、側面30が傾斜している。ここで、図3〜図5に示すように、キャビティ24の底面で露出する接続部22−4の露出面26は、電子部品12、13と電気的に接続される接続面(接続パッドP1、P2)となる。電子部品12と電子部品13とは例えば接着材によって積み重ねられた状態でキャビティ24に収容されて配線基板10に搭載される。電子部品12は、接続バンプ32を介して配線基板10の接続部22−4(図1に示す円形状の接続パッドP1)と電気的に接続(フリップチップ接続)される。また、電子部品13は、ボンディングワイヤ34を介して配線基板10の接続部22−4(図1に示す矩形状の接続パッドP2)と電気的に接続(ワイヤボンディング接続)される。
このような配線基板10では、絶縁層18−4中の接続部22−4の側面30が傾斜していることで、傾斜していないもの(基板厚み方向に側面が真っ直ぐなもの)に比べ絶縁層18−4との接触面積が大きくなるため接続部22−4の密着性を向上させることができる。このため、例えば、配線基板10が薄型化した場合であっても接続部22−4が抜け取れてしまうことを防止することができる。すなわち、キャビティ24に電子部品12、13を搭載しても、接続部22−4との接続信頼性が確保される部品搭載性に優れた配線基板10を提供することができる。
本実施形態では、側面30が傾斜している接続部22−4は、図2に示すように、絶縁層18−4の面17側から面19側へ末広がる形状である。このため、接続部22−4の露出面26の面積より接続面28の面積が大きくなっている。接続部22−4が末広がる形状となることで、接続部22−4をキャビティ24の底面からより抜け取れ難くすることができる。
ここで、フリップチップ接続用の接続パッドP1となる接続部22−4は、後述するスルーホール(接続部22−3)から構成することもできる(後述)が、スルーホール形成の際にはドリルを用いた孔開けがなされるので、スルーホールではパッド面積が比較的大きくなってしまう。例えば、図2に示すように、接続部22−4の径φaより接続部22−3(スルーホール)の径φbが大きくなってしまう。電子部品12の微細化に対応させるには接続パッドP1を微細化させる必要があるため、ドリルではなく、例えば、微細化に対応可能なレーザを用いて接続部22−4(接続パッドP1のものが円錐台形状の貫通部、接続パッドP2のものが板状であって四角錐台形状の貫通部)を形成することが好ましい。
また、本実施形態では、接続部22−4の面17側端部(図2中、上端部)では、面17側端部の一部が配線層16−4に接したままキャビティ24によって他部が削られて露出面26(接続パッドP2)が設けられる。これによれば、接続パッドP2を構成する接続部22−4は、配線層16−4と配線層16−5とに挟まれたままであるので、配線基板10を薄型化した場合であっても抜け取れ防止されることとなる。
また、本実施形態では、接続パッドP2となる接続部22−4の露出面26が、図1に示すように、キャビティ24の底面中央部から底面外周部の方向が長手となる長方形状である。すなわち、接続パッドP2となる接続部22−4は、接続パッドP1となる接続部22−4の円錐台形状に対して、板状(四角錐台形状)に形成されている。この板状の接続部22−4は、絶縁層18−4に差し込まれるように設けられて絶縁層18−4との密着性が向上されているため、例えば、配線基板10が薄型化した場合であっても接続部22−4が抜け取れてしまうことを防止することができる。
また、この接続パッドP2となる接続部22−4が、キャビティ24の底面縁部に沿うように長手側で交差して複数設けられる。本実施形態では、キャビティ24の底面中央部に電子部品13を搭載して配線基板10の接続パッドP2と電気的に接続する際に、電子部品13が搭載される底面中央部から底面外周部へボンディングワイヤ34を引き延ばすことになる。このため、その引き延ばす方向が長手となる長方形状の接続パッドP2(接続部22−4)を設けることで、電子部品13から接続パッドP2(接続部22−4)へのワイヤボンディングが容易となる。
また、本実施形態では、キャビティ24を露出して配線層16を覆うように基板表面に設けられる表面層20Uが、キャビティ24の開口よりも拡大して開口された拡大開口部36を有する。この拡大開口部36を設けることで、キャビティ24の開口縁と拡大開口部36の開口縁とで段付き部38が形成される。このため、例えば、ディスペンサを用いたポッテイングによって、キャビティ24に搭載された電子部品12、13を樹脂封止する場合には、図4に示すように、段付き部38によって封止樹脂40を樹脂止めさせることができる。また、成形金型を用いた樹脂成形をする場合には、図5に示すように、キャビティ24および段付き部38にまで封止樹脂40が入り込むので配線基板10と封止樹脂40との密着性を向上させることができる。
次に、本発明の実施形態1に係る配線基板10の製造方法について図2、図6〜図13を参照して説明する。図6〜図13は、配線基板10(図2参照)の製造過程の模式的断面図である。
まず、図6に示すように、絶縁層18−3と、その両面に設けられた配線層16−3、16−4を有するコア材42を準備する。絶縁層18−3は、例えば、ガラス繊維布を内包する絶縁性樹脂(例えば、エポキシ系樹脂)から構成される。また、配線層16−3、16−4は、例えば、銅箔から構成される。
続いて、コア材42に貫通孔44(図6では、破線で示す。)を形成した後、図7に示すように、貫通孔44に接続部22−3を形成し、また、パターニングされた配線層16−3、16−4を形成する。このパターニングによって配線層16−3では回路形成が行われる。接続部22−3は、例えば、スルーホールから構成される。スルーホールの形成には、まず、ドリルを用いて貫通孔44を形成し、その内壁面にめっき(例えば、銅めっき)によってめっき膜を形成する。次いで、貫通孔44を絶縁性材料46(例えば、絶縁性樹脂)で埋め込み、貫通孔44の両端を覆うように必要に応じて蓋めっき(例えば、銅めっき)することで接続部22−3(スルーホール)が形成される。次いで、例えば、サブトラクティブ法によって配線層16−3、16−4をパターニングして回路形成を行う。なお、貫通孔44は、レーザ加工で形成してもよい。また、絶縁性材料46の代わりに導電性材料(例えば、銅めっき)を用いて貫通孔44を埋め込んでもよい。
続いて、図8に示すように、配線層16−2が設けられた絶縁層18−2を絶縁層18−3の上面に積層させ、配線層16−5が設けられた絶縁層18−4を絶縁層18−3の下面に積層させる。例えば、絶縁層18−3を絶縁層18−2、18−4で挟むようにして熱圧着することで、これらが積層される。これにより、配線層16−3が絶縁層18−2によって覆われ、また、配線層16−4が絶縁層18−4によって覆われる。絶縁層18−2、18−4は、例えば、絶縁性樹脂(例えば、エポキシ系樹脂)から構成される。また、配線層16−2、16−5は、例えば、銅箔から構成される。
続いて、図9に示すように、絶縁層18−2の上面側から配線層16−3に達し、内壁面が傾斜する貫通部48を絶縁層18−2に形成する。また、絶縁層18−4の下面側から配線層16−4に達し、内壁面が傾斜する貫通部50、52を絶縁層18−4に形成する。貫通部48、50、52の加工方法は、特に限定するものではないが、本実施形態では、加工形状の自由度が高いレーザ加工を用いている。また、コンフォーマルマスクを用いることで、加工精度も確保することができる。このため、開口された配線層16−2、16−5をコンフォーマルマスクとしてレーザ(例えば、炭酸ガスレーザ)を照射し、絶縁層18−2に貫通部48を形成し、絶縁層18−4に貫通部50、52を形成する。
レーザ加工によれば、レーザ入射側で開口が若干広く、尻窄まるように開口が狭くなって貫通部48、50、52が形成される。これにより、貫通部48、50、52の内壁面が傾斜するように形成される。そして、貫通部50は、円錐台形状の貫通孔に形成され、貫通部52は、四角錐台形状の貫通溝に形成されるように所望の形状となる。なお、貫通部50、52は、後の工程で導電性部材が埋め込まれた後、ザグリ加工によって、それぞれフリップチップ接続用の接続パッドP1、ワイヤボンディング接続用の接続パッドP2を構成することとなる(図2参照)。
続いて、図10に示すように、貫通部48に導電性材料を埋め込んで配線層16−3と電気的に接続される接続部22−2(Filled Via)を形成し、接続部22−2と電気的に接続されるように、絶縁層18−2の上面にパターニングされた配線層16−2を形成する。このパターニングによって配線層16−2では回路形成が行われる。また、貫通部50、52に導電性材料を埋め込んで配線層16−4と電気的に接続される接続部22−4(Filled Via)を形成し、接続部22−4と電気的に接続されるように、絶縁層18−4の下面にパターニングされた配線層16−5を形成する。このパターニングによって配線層16−5では回路形成が行われる。配線層16−2、16−5のパターニング方法は、特に限定するものではないが、本実施形態では、サブトラクティブ法を用いている。
貫通部48、50、52に埋め込まれる導電性材料としては、例えば、銅めっきを用いることができる。銅めっきの場合、いわゆるビアフィルめっきのように、必要に応じて前処理として貫通部48、50、52の内壁面に対してデスミア処理を行った後、無電解銅めっき、電解銅めっきをこの順で行い、接続部22−2、22−4を形成する。この接続部22−2、22−4は、内壁面に無電解銅めっき膜が形成された貫通部48、50、52に対して電解銅めっきが埋め込まれて形成される。
続いて、図11に示すように、配線層16−1が設けられた絶縁層18−1を絶縁層18−2の上面に積層させ、配線層16−6が設けられた絶縁層18−5を絶縁層18−4の下面に積層させる。例えば、絶縁層18−2、18−3、18−4を絶縁層18−1、18−5で挟むようにして熱圧着することで、これらが積層される。これにより、配線層16−2が絶縁層18−1によって覆われ、また、配線層16−5が絶縁層18−5によって覆われる。絶縁層18−1、18−5は、例えば、絶縁性樹脂(例えば、エポキシ系樹脂)から構成される。また、配線層16−1、16−6は、例えば、銅箔から構成される。
続いて、図12に示すように、配線層16−2と電気的に接続される接続部22−1(Filled Via)を形成し、接続部22−1と電気的に接続されるように、絶縁層18−1の上面にパターニングされた配線層16−1を形成する。また、配線層16−5と電気的に接続される接続部22−5(Filled Via)を形成し、接続部22−5と電気的に接続されるように、絶縁層18−5の下面にパターニングされた配線層16−6を形成する。このパターニングによって配線層16−1、16−6では回路形成が行われる。なお、これらは、例えば、図9および図10を参照して説明した工程と同様の工程にて形成される。
続いて、図13に示すように、基板表面(主面)となる表面層20Uを絶縁層18−1の上面に積層し、キャビティ24(図2参照)の開口よりも拡大して開口された拡大開口部36を有するようにパターニングされた表面層20Uを形成する。これにより、配線層16−1が表面層20Uによって覆われ、拡大開口部36からは絶縁層18−1が露出する。また、基板表面(裏面)となる表面層20Lを絶縁層18−5に積層する。これにより、配線層16−6が表面層20Lによって覆われる。表面層20U、20Lは、例えば、ソルダレジストから構成される。
続いて、図2に示すように、表面層20U側から絶縁層18−1、18−2、18−3を貫通し、絶縁層18−4の中途(すなわち、4層目の配線層16−4と5層目の配線層16−5の間)まで窪むキャビティ24(凹部)を形成する。これにより、キャビティ24の底面で露出する露出面26と、配線層16−5と接する接続面28と、露出面26および接続面28と交差し、絶縁層18−4に接する側面30とを有する接続部22−4が複数形成される。複数の接続部22−4のうち、貫通部50に形成されたものがフリップチップ接続用の接続パッドP1を構成し、貫通部52に形成されたものがワイヤボンディング接続用の接続パッドP2を構成する。また、接続パッドP2を構成する接続部22−4では、キャビティ24を形成することによって、接続部22−4の絶縁層18−4の面17側端部の一部を配線層16−4に接したまま、他部を削って露出面26が形成される。その後、接続パッドP1、P2の酸化防止などの一般的な表面処理を行い、配線基板10が略完成する。また、必要に応じて出荷サイズに分割し、洗浄や検査工程を経て出荷となる。
本実施形態では、キャビティ24の加工方法としては、ザグリ加工(切削加工)を用いている。例えば、拡大開口部36がない表面層20Uと共にキャビティ24を形成することができるが、ザグリ加工を用いると、表面層20Uでの開口周りに削り屑が残ってしまう場合がある。そこで、本実施形態では、キャビティ24の開口よりも拡大して開口する拡大開口部36を有する表面層20Uを形成した後、その拡大開口部36内でザグリ加工によってキャビティ24を形成し、削り屑が発生するのを防止している。なお、表面層20Uを形成する前にキャビティ24を形成し、その後、拡大開口部36を有する表面層20Uを形成してもよい。
また、本実施形態では、接続パッドP1、P2を構成する接続部22−4は、配線層16−4が設けられる上面側の面17から配線層16−5が設けられる下面側の面19へ末広がる形状となって側面30が傾斜したものとなる。これは、接続部22−4がレーザ加工によって所望形状に形成された貫通部50、52に導電性部材が埋め込まれたものから構成され、絶縁層18−4の中途まで行われるザグリ加工によって、接続部22−4の一部(貫通部50、52の開口が狭い側)が削り出されるからである。
ここで、図2に示す配線基板10と、図14に示す配線基板500との相違について説明する。図14は、本発明者らが検討した配線基板500の模式的断面図である。これらは、キャビティ24の底面に設けられる接続パッドP1、P2が、配線基板10では接続部22−4であるのに対して、配線基板500では配線層16−4である点で相違する。接続パッドP1、P2は、前述したように、キャビティ24を形成することで形成(露出)されるものである。
配線基板500において配線層16−4がザグリ加工で削り出されて接続パッドP1、P2が形成される場合、ザグリ加工の深さ精度(機械的精度)、配線層16−4の加工ストレス(ダメージ)が問題となる。特に、微細化された配線層16−4の場合、その厚みも薄くなるため、キャビティ24の形成には非常に高い加工精度が要求され、また、高精度に加工するには基板厚さバラツキを抑える必要もある。しかしながら、ザグリ加工の精度(ここでは、配線層16−4の厚みから残したい厚みを引いた厚みが許容できる精度)では配線層16−4を均一に削り出すことが困難となる。また、その接続パッドP1、P2も極めて薄くなる(図14中の箇所A)ため、加工ストレスにより剥離してしまうなどの不具合が生じるおそれがある。加工ストレス耐性を向上させるためには、配線層16−4の幅(キャビティ24の底面視の幅)を太くすることも考えられるが、微細化に対応することができなくなってしまう。
そこで、配線基板10ではキャビティ24を形成する際、ザグリ加工を用いた場合であっても、絶縁層18−4の厚み方向に接続部22−4を形成しておくことで、接続パッドP1、P2を構成する接続部22−4の一部を削り出すための許容できる加工精度を大幅に緩和することができる。また、接続部22−4の側面30を傾斜させて形成し、絶縁層18−4との接触面積を大きくしているため、加工ストレスに対して接続部22−4が剥がれにくい構造となっている。また、ワイヤボンディング接続用の接続パッドP2を構成する接続部22−4は、配線層16−4と配線層16−5との間に挟まれた状態であるので、加工ストレスにも優れた構造となっている。
このような配線基板10の製造技術では、ザグリ加工に耐えうる配線構造となったことにより、例えば、配線基板500のものよりも微細な配線パターンを形成することができる。また、配線基板10の製造技術では、ザグリ加工の加工精度や基板厚さバラツキを許容できる配線構造となったことにより、製造歩留まり(加工歩留まり)を向上させることができる。また、必要に応じて、キャビティ24の大きさも拡大させても、これらの作用効果を得ることができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2に係る配線基板10Aについて図15〜図21を参照して説明する。図15は、配線基板10Aの模式的平面図である。図16〜図21は、配線基板10Aの製造過程の模式的断面図である。前記実施形態1に対して本実施形態では、接続パッドP1、P2を構成する露出面26を有する接続部22−2が、露出面26側からその反対面側へ尻窄まる形状である点で相違する(図15参照)。以下では、相違点を中心にして説明する。
本発明の実施形態2に係る配線基板10Aについて図15〜図21を参照して説明する。図15は、配線基板10Aの模式的平面図である。図16〜図21は、配線基板10Aの製造過程の模式的断面図である。前記実施形態1に対して本実施形態では、接続パッドP1、P2を構成する露出面26を有する接続部22−2が、露出面26側からその反対面側へ尻窄まる形状である点で相違する(図15参照)。以下では、相違点を中心にして説明する。
配線基板10Aは、積層される複数の配線層16を備える多層配線基板(図15では、6層の多層配線基板)である。この配線基板10Aは、上面側(表面層20U側)から窪む電子部品搭載用のキャビティ24(凹部)を備える。本実施形態では、キャビティ24は、配線層16−2が設けられる上面側の面54および配線層16−3が設けられる下面側の面56を有する絶縁層18−2の中途まで窪んでおり、絶縁層18−2にキャビティ24の底面(底部)が設けられる。このキャビティ24の底面では配線層16−3と電気的に接続される接続部22−2が露出することとなる。
接続部22−2は、キャビティ24の底面で露出する露出面26と、配線層16−3と接する接続面28と、露出面26および接続面28と交差し、絶縁層18−2に接する側面30とを有し、側面30が傾斜している。ここで、キャビティ24の底面で露出する接続部22−2の露出面26は、例えば、図3に示したような電子部品12、13と電気的に接続される接続面(接続パッドP1、P2)となる。なお、本実施形態でも、図1に示したように、フリップチップ接続用の接続パッドP1は円形状、ワイヤボンディング接続用の接続パッドP2は矩形状となる。
このような配線基板10Aでは、絶縁層18−2中の接続部22−2の側面30が傾斜していることで、傾斜していないもの(基板厚み方向に側面が真っ直ぐなもの)に比べ絶縁層18−2との接触面積が大きくなるため接続部22−2の密着性を向上させることができる。このため、例えば、配線基板10Aが薄型化した場合であっても接続部22−2が抜け取れてしまうことを防止することができる。すなわち、キャビティ24に電子部品12、13を搭載しても、接続部22−2との接続信頼性が確保される部品搭載性に優れた配線基板10Aを提供することができる。
本実施形態では、側面30が傾斜している接続部22−2は、図15に示すように、絶縁層18−2の面54側から面56側へ尻窄まる形状である。このため、接続部22−2の露出面26の面積より接続面28の面積が小さくなっている。接続部22−2が尻窄まる形状となることで、所望の大きさの露出面28を確保しつつ露出面26(接続パッドP1、P2となる接続面)を大きくすることができるので、特に、フリップチップ接続されるような電子部品12との接続信頼性をより確保することができる。
次に、本発明の実施形態2に係る配線基板10Aの製造方法について説明する。まず、コア材42(図6参照)を準備した後、図16に示すように、コア材42に形成された貫通孔44に接続部22−3を形成し、また、パターニングされた配線層16−3、16−4を形成する。続いて、図17に示すように、配線層16−2が設けられた絶縁層18−2を絶縁層18−3の上面に積層させ、配線層16−5が設けられた絶縁層18−4を絶縁層18−3の下面に積層させる。
続いて、図18に示すように、絶縁層18−2の上面側から配線層16−3に達し、内壁面が傾斜する貫通部50、52を絶縁層18−2に形成する。また、絶縁層18−4の下面側から配線層16−4に達し、内壁面が傾斜する貫通部48を絶縁層18−4に形成する。貫通部48、50、52の形成には、加工形状の自由度が高いレーザ加工を用いている。レーザ加工によれば、レーザ入射側で開口が若干広く、尻窄まるように開口が狭くなって貫通部48、50、52が形成される。これにより、貫通部48、50、52の内壁面が傾斜するように形成される。そして、本実施形態でも、貫通部50は、円錐台形状の貫通孔に形成され、貫通部52は、四角錐台形状の貫通溝に形成される。
続いて、図19に示すように、貫通部50、52に導電性材料を埋め込んで配線層16−3と電気的に接続される接続部22−2(Filled Via)を形成し、接続部22−2と電気的に接続されるように、絶縁層18−2の上面にパターニングされた配線層16−2を形成する。また、貫通部48に導電性材料を埋め込んで配線層16−4と電気的に接続される接続部22−4(Filled Via)を形成し、接続部22−4と電気的に接続されるように、絶縁層18−4の下面にパターニングされた配線層16−5を形成する。
続いて、図20に示すように、配線層16−1が設けられた絶縁層18−1を絶縁層18−2の上面に積層させ、配線層16−6が設けられた絶縁層18−5を絶縁層18−4の下面に積層させる。続いて、図21に示すように、配線層16−2と電気的に接続される接続部22−1を形成し、接続部22−1と電気的に接続されるように、絶縁層18−1の上面にパターニングされた配線層16−1を形成する。また、配線層16−5と電気的に接続される接続部22−5を形成し、接続部22−5と電気的に接続されるように、絶縁層18−5の下面にパターニングされた配線層16−6を形成する。次いで、基板表面(主面)となる表面層20Uを絶縁層18−1の上面に積層し、キャビティ24の開口よりも拡大して開口された拡大開口部36を有するようにパターニングされた表面層20Uを形成する(図15参照)。
続いて、図15に示すように、表面層20U側から絶縁層18−1を貫通し、絶縁層18−2の中途(すなわち、2層目の配線層16−2と3層目の配線層16−3の間)まで窪むキャビティ24(凹部)を形成する。これにより、キャビティ24の底面で露出する露出面26と、配線層16−3と接する接続面28と、露出面26および接続面28と交差し、絶縁層18−2に接する側面30とを有する接続部22−2が複数形成される。複数の接続部22−2のうち、貫通部50に形成されたものがフリップチップ接続用の接続パッドP1を構成し、貫通部52に形成されたものがワイヤボンディング接続用の接続パッドP2を構成する。その後、接続パッドP1、P2の酸化防止などの一般的な表面処理を行い、配線基板10Aが略完成する。
このような配線基板10Aの製造技術では、配線基板10と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、ザグリ加工に耐えうる配線構造となったことにより、微細な配線パターンを形成することができる。また、ザグリ加工の加工精度や基板厚さバラツキを許容できる配線構造となったことにより、製造歩留まり(加工歩留まり)を向上させることができる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3に係る配線基板10Bについて図22、図23を参照して説明する。図22および図23は、配線基板10Bの模式的断面図である。前記実施形態1のキャビティ24に対して本実施形態では、キャビティ24が浅い凹部24Aおよび深い凹部24Bを有して2段に構成されている点で相違する。以下では、相違点を中心にして説明する。
本発明の実施形態3に係る配線基板10Bについて図22、図23を参照して説明する。図22および図23は、配線基板10Bの模式的断面図である。前記実施形態1のキャビティ24に対して本実施形態では、キャビティ24が浅い凹部24Aおよび深い凹部24Bを有して2段に構成されている点で相違する。以下では、相違点を中心にして説明する。
図22、図23に示すように、配線基板10Bは、積層される複数の配線層16を備える多層配線基板(6層の多層配線基板)である。この配線基板10Bは、上面側(表面層20U側)から窪む電子部品搭載用のキャビティ24(凹部)を備える。キャビティ24は、浅い凹部24Aと、この底面(底部)に位置する深い凹部24Bとを有する。これら浅い凹部24Aおよび深い凹部24Bもザグリ加工によって形成することができる。
本実施形態では、浅い凹部24Aは、配線層16−2が設けられる上面側の面54および配線層16−3が設けられる下面側の面56を有する絶縁層18−2の中途まで窪んでおり、絶縁層18−2に浅い凹部24Aの底面(底部)が設けられる。この浅い凹部24Aの底面では配線層16−3と電気的に接続される接続部22−2が露出することとなる。また、深い凹部24Bは、配線層16−4が設けられる上面側の面17および配線層16−5が設けられる下面側の面19を有する絶縁層18−4の中途まで窪んでおり、絶縁層18−4に深い凹部24Bの底面(底部)が設けられる。そして、図23に示す配線基板10Bの深い凹部24Bの底面では配線層16−5と電気的に接続される接続部22−4が露出することとなる。
図22に示す配線基板10Bでは、浅い凹部24Aの底面で露出する接続部22−2の露出面26が、ワイヤボンディング接続用の接続パッドP2として矩形状となる。このように、図22に示す配線基板10Bは、深い凹部24Bに1つの電子部品を搭載し、その電子部品が浅い凹部24Aの接続パッドP2と電気的に接続される構造である。
また、図23に示す配線基板10Bでは、浅い凹部24Aの底面で露出する接続部22−2の露出面26が、フリップチップ接続用の接続パッドP1として円形状となる。また、深い凹部24Bの底面で露出する接続部22−4の露出面26が、フリップチップ接続用の接続パッドP1として円形状となる。このように、図23に示す配線基板10Bは、例えば、浅い凹部24Aと深い凹部24Bのそれぞれに電子部品を搭載し、各電子部品が接続パッドP1と電気的に接続される構造である。
また、図23に示す配線基板10Bでは、接続部22−2が面54側(基板上面側)から面56側(基板下面側)へ尻窄まる形状であり、接続部22−4が面17側(基板上面側)から面19側(基板下面側)へ末広がる形状となっている。これによれば、例えば、浅い凹部24Aでは薄い電子部品が搭載され、深い凹部24Bでは深い電子部品が搭載されるなど、搭載される複数の電子部品に対応させて、接続部22−2を用いて電子部品との接続信頼性をより確保したり、接続部22−4をより抜け取れ難くしたりすることができる。なお、配線基板10Bでは、キャビティ24が2段の凹部で構成される場合について説明したが、これに限らず、3段以上の複数の凹部で構成される場合であってもよい。
(実施形態4)
本発明の実施形態4に係る配線基板10Cについて図24を参照して説明する。図24は、配線基板10Cの模式的断面図である。前記実施形態1のキャビティ24に対して本実施形態では、キャビティ24の底面で絶縁層18−4、18−5を貫通する貫通部58を備える点で相違する。以下では、相違点を中心にして説明する。
本発明の実施形態4に係る配線基板10Cについて図24を参照して説明する。図24は、配線基板10Cの模式的断面図である。前記実施形態1のキャビティ24に対して本実施形態では、キャビティ24の底面で絶縁層18−4、18−5を貫通する貫通部58を備える点で相違する。以下では、相違点を中心にして説明する。
図24に示すように、配線基板10Cは、積層される複数の配線層16を備える多層配線基板(6層の多層配線基板)である。この配線基板10Cは、上面側(表面層20U側)から窪む電子部品搭載用のキャビティ24(凹部)を備える。そして、このキャビティ24は、例えば、ザグリ加工後のドリル加工によって、キャビティ24の底面(底部)に形成された貫通部58を備える。このような配線基板10Cでは、例えば、基板下面となる表面層20Lに放熱板を貼り、貫通部58に電子部品を搭載することで、放熱性を高めることができる。また、配線基板10Bでは、貫通部58の開口周りのキャビティ24に形成されたワイヤボンディング接続用の接続パッドP2と電子部品を電気的に接続することができる。
(実施形態5)
本発明の実施形態5に係る配線基板10Dについて図25を参照して説明する。図25は、配線基板10Dの模式的断面図である。前記実施形態1の1つのキャビティ24に対して本実施形態では、基板上下面からそれぞれ窪む2つのキャビティ24を備える点で相違する。以下では、相違点を中心にして説明する。
本発明の実施形態5に係る配線基板10Dについて図25を参照して説明する。図25は、配線基板10Dの模式的断面図である。前記実施形態1の1つのキャビティ24に対して本実施形態では、基板上下面からそれぞれ窪む2つのキャビティ24を備える点で相違する。以下では、相違点を中心にして説明する。
図25に示すように、配線基板10Dは、積層される複数の配線層16を備える多層配線基板(6層の多層配線基板)である。この配線基板10Dは、上面側(表面層20U側)から窪む電子部品搭載用のキャビティ24(凹部)と、下面側(表面層20L側)から窪む電子部品搭載用のキャビティ24(凹部)とを備え、基板厚みの一方向および反対方向にそれぞれ開口している。これによれば、使用状況に応じて、複数の電子部品を搭載することができる。
(実施形態6)
本発明の実施形態6に係る配線基板10Eについて図26を参照して説明する。図26は、配線基板10Eの模式的断面図である。前記実施形態1の6層の配線基板10に対して本実施形態では、2層の配線基板10Eである点で相違する。以下では、相違点を中心にして説明する。
本発明の実施形態6に係る配線基板10Eについて図26を参照して説明する。図26は、配線基板10Eの模式的断面図である。前記実施形態1の6層の配線基板10に対して本実施形態では、2層の配線基板10Eである点で相違する。以下では、相違点を中心にして説明する。
図26に示すように、配線基板10Eは、積層される複数の配線層16を備える多層配線基板(2層の多層配線基板)である。この配線基板10Eは、上面側(表面層20U側)から窪む電子部品搭載用のキャビティ24(凹部)を備える。このような、2層の配線基板10Eであっても、また、3層以上の配線基板であっても、配線基板10と同様の作用効果を得ることができる。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。すなわち、前記実施形態に係る配線基板は、本発明に係る配線基板の一部であり、各実施形態を組み合わせた構造などにおいても、本発明の有効性に変わりはない。
10 配線基板; 12、13 電子部品; 14 電子製品;
16 配線層; 17 面; 18 絶縁層;
19 面; 20 表面層; 22 接続部;
24 キャビティ(凹部); 26 露出面; 28 接続面;
30 側面; 32 接続バンプ;
34 ボンディングワイヤ; 36 拡大開口部; 38 段付き部;
40 封止樹脂; 42 コア材; 44 貫通孔;
46 絶縁性材料; 48、50、52 貫通部; 54、56 面;
58 貫通部; 500 配線基板;
P1、P2 接続パッド。
16 配線層; 17 面; 18 絶縁層;
19 面; 20 表面層; 22 接続部;
24 キャビティ(凹部); 26 露出面; 28 接続面;
30 側面; 32 接続バンプ;
34 ボンディングワイヤ; 36 拡大開口部; 38 段付き部;
40 封止樹脂; 42 コア材; 44 貫通孔;
46 絶縁性材料; 48、50、52 貫通部; 54、56 面;
58 貫通部; 500 配線基板;
P1、P2 接続パッド。
Claims (17)
- 積層される複数の配線層と、
前記複数の配線層の第1および第2配線層がそれぞれ設けられる第1および第2面を有する絶縁層と、
前記第1面側から前記絶縁層の中途まで窪む凹部と、
前記第2配線層と電気的に接続し、前記凹部の底面で露出するように前記絶縁層に設けられる接続部と
を備え、
前記接続部は、前記凹部の底面で露出する露出面と、前記第2配線層と接する接続面と、前記露出面および前記接続面と交差し、前記絶縁層に接する側面とを有し、該側面が傾斜していることを特徴とする配線基板。 - 請求項1記載の配線基板において、
前記接続部が、前記第1面側から前記第2面側へ末広がる形状である。 - 請求項1記載の配線基板において、
前記接続部が、前記第1面側から前記第2面側へ尻窄まる形状である。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の配線基板において、
前記接続部が、前記第1配線層と前記第2配線層とを電気的に接続して、前記第1配線層と前記第2配線層との間の前記絶縁層に設けられ、
前記接続部の第1面側端部は、該第1面側端部の一部が前記第1配線層に接したまま前記凹部によって該第1面側端部の他部が削られて前記露出面が設けられている。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の配線基板において、
前記露出面が、前記凹部の底面中央部から底面外周部の方向が長手となる長方形状である。 - 請求項5記載の配線基板において、
前記接続部が、前記凹部の底面縁部に沿って複数設けられている。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の配線基板において、
前記凹部を露出して前記第1配線層を覆うように基板表面に設けられる表面層を備え、
前記表面層が、前記凹部の開口よりも拡大して開口された拡大開口部を有する。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載の配線基板において、
前記凹部の底面で前記絶縁層を貫通する貫通部を備える。 - 請求項1〜8記載の配線基板において、
前記絶縁層を第1絶縁層と、前記凹部を第1凹部と、前記接続部を第1接続部とし、
前記複数の配線層の第3および第4配線層がそれぞれ設けられる第3および第4面を有する第2絶縁層と、
前記第3面側から前記第2絶縁層の中途まで窪む第2凹部と、
前記第4配線層と電気的に接続し、前記第2凹部の底面で露出するように前記第2絶縁層に設けられる第2接続部と
を備え、
前記第1、第2、第3、および第4配線層がこの順で積層され、
前記第2接続部が、前記第2凹部の底面で露出する露出面と、前記第3配線層と接する接続面と、前記露出面および前記接続面と交差し、前記第2絶縁層に接する側面とを有し、
前記第2接続部の側面が傾斜し、
前記第1接続部が前記第1面側から前記第2面側へ末広がる形状であるときに、前記第2接続部が前記第3面側から前記第4面側へ尻窄まる形状であり、
前記第1接続部が前記第1面側から前記第2面側へ尻窄まる形状であるときに、前記第2接続部が前記第3面側から前記第4面側へ末広がる形状である。 - 請求項9記載の配線基板において、
前記第1凹部が、基板厚みの一方向に開口し、
前記第2凹部が、前記一方向の反対方向に開口している。 - 積層される複数の配線層と、前記複数の配線層の第1および第2配線層がそれぞれ設けられる第1および第2面を有する絶縁層とを備える配線基板の製造方法であって、
(a)前記第2面側から前記第1配線層に達し、内壁面が傾斜する貫通部を前記絶縁層に形成する工程と、
(b)前記貫通部に導電性材料を埋め込んで前記第1配線層と電気的に接続される接続部を形成する工程と、
(c)前記接続部と電気的に接続されるように前記第2面に前記第2配線層を形成する工程と、
(d)前記第1面側から前記絶縁層の中途まで窪む凹部を形成することによって、前記凹部の底面で露出する露出面と、前記第2配線層と接する接続面と、前記露出面および前記接続面と交差し、前記絶縁層に接する側面とを有し、前記第1面側から前記第2面側へ末広がる形状となって前記側面が傾斜している前記接続部を形成する工程と
を含むことを特徴とする配線基板の製造方法。 - 積層される複数の配線層と、前記複数の配線層の第1および第2配線層がそれぞれ設けられる第1および第2面を有する絶縁層とを備える配線基板の製造方法であって、
(a)前記第1面側から前記第2配線層に達し、内壁面が傾斜する貫通部を前記絶縁層に形成する工程と、
(b)前記貫通部に導電性材料を埋め込んで前記第2配線層と電気的に接続される接続部を形成する工程と、
(c)前記接続部と電気的に接続されるように前記第1面に前記第1配線層を形成する工程と、
(d)前記第1面側から前記絶縁層の中途まで窪む凹部を形成することによって、前記凹部の底面で露出する露出面と、前記第2配線層と接する接続面と、前記露出面および前記接続面と交差し、前記絶縁層に接する側面とを有し、前記第1面側から前記第2面側へ尻窄まる形状となって前記側面が傾斜している前記接続部を形成する工程と
を含むことを特徴とする配線基板の製造方法。 - 請求項11または12記載の配線基板の製造方法において、
前記(d)工程では、前記凹部を形成することによって、前記接続部の第1面側端部の一部を前記第1配線層に接したまま、該第1面側端部の他部を削って前記露出面を形成する。 - 請求項11〜13のいずれか一項に記載の配線基板の製造方法において、
前記(d)工程の前に、前記凹部の開口よりも拡大して開口された拡大開口部を有し、前記第1配線層を覆うように基板表面に設けられる表面層を形成する。 - 請求項11〜14のいずれか一項に記載の配線基板の製造方法において、
前記(d)工程後、前記凹部の底面で前記絶縁層を貫通する貫通部を形成する。 - 請求項11〜15のいずれか一項に記載の配線基板の製造方法において、
前記(d)工程では、ザグリ加工によって前記凹部を形成する。 - 請求項11〜16のいずれか一項に記載の配線基板の製造方法において、
前記(a)工程では、レーザ加工によって前記貫通部を形成する。
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