JP2016180331A - 内燃機関のピストンまたは内燃機関のピストンの表面処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内燃機関のピストン1は、シリンダ2の内壁20に対し摺動するスカート部12を有する。スカート部の外周面120は条痕を有しその表面に少なくとも1層の皮膜を有し、皮膜の少なくとも1層は電着膜である。他の皮膜は固体潤滑剤およびバインダー樹脂を含む層からなる。密着性に優れ、かつスカート部の外周面の流体潤滑摩擦係数を低減できる。
【選択図】図2
Description
まず、構成を説明する。図1は、本実施形態の内燃機関(以下、エンジンという。)のピストン1をピストンピン孔111の軸心Pが延びる方向から見た図である。右側半分で、ピストン1の軸心Oを含む平面内でのピストン1の断面を示す。エンジンは例えば4サイクル・ガソリンエンジンであるがこれに限られない。ピストン1は、エンジンのシリンダ2内に、往復移動可能に収容される。図2は、コネクティングロッド(コンロッド)4に連結されたピストン1とシリンダ2とを、軸心Oを含み軸心Pに対し直交する平面で切った断面を示す。シリンダ2は、シリンダブロックに形成され、その内壁(内側の壁面)20が略円筒状である。すなわち、シリンダ2の軸心に直交する平面内で、シリンダ2の内壁20(以下、シリンダ内壁20という。)は略円形である。シリンダブロックには、シリンダヘッドが設置される。シリンダヘッドはシリンダ2の開口を塞ぐ。ピストン1の冠面104とシリンダ内壁20とシリンダヘッドとの間に、燃焼室が区画される。ピストン1は、ピストンピン3を介してコンロッド4の一端側(小端部40)に連結される。コンロッド4の他端側(大端部)はクランクシャフトに連結される。
(数1)
a1=a0+c1-b1
一般に塗料は、溶剤等の揮発成分と、樹脂等の固体成分からなる。固体成分は、塗料の乾燥(揮発成分の揮発)後も皮膜として残る。揮発成分は、塗料から揮発して、皮膜として残らない。塗装工程後、塗料の揮発成分が揮発する前の皮膜13の表面は、図9の一点鎖線で示すように、条痕140に相当する部位であるか否かに関わらず、凹凸がなく完全に平滑な面であると仮定する。条痕140の最高部(頂部)から上記揮発前の皮膜13の表面までの距離をxとする。条痕140の最低部から上記揮発前の皮膜13の表面までの距離は(a0+x)となる。塗料全体の体積(揮発成分の体積と固体成分の体積との和)に対する固体成分の体積の比をαとすると、次式(2)(3)が成り立つ。
(数2)
b1=(a0+x)α
(数3)
c1=αx
なお、αは、通常の塗料であれば0.3〜0.5であるが、特殊なものを含めると0.1〜0.6である。上記式(1)〜(3)より、次式(4)が成り立つ。
(数4)
a1=a0+αx-α(a0+x)= (1-α)a0
すなわち、塗料の揮発成分が揮発する前の状態で、条痕140に相当する部位で塗膜が平らであったとしても、この塗膜から揮発成分が揮発することで、皮膜13の表面に条痕141が形成される。(1-α)a0は、この条痕141の高さである。皮膜13の塗料における固体成分の体積比αの分だけ、当該皮膜13の条痕141が元の条痕140よりも低くなる。電着膜130により条痕14が低くなる(平滑性が向上する)とは、a1が(1-α)a0よりも低くなることを意味するから、次式(5)で表される。
(数5)
a1<(1-α)a0
すなわち、電着塗料における固体成分の体積比αの分よりも多く、電着膜130の条痕141が元の条痕140よりも低くなる。
まず、構成を説明する。図10は、本実施形態における、ピストン1の軸心Oを含む平面内でのスカート部12の外周側の断面を示す。皮膜13は、電着膜130を有すると共に、電着膜130とは別に、1層の皮膜を有する。すなわち、ピストン1のスカート部12は2層の皮膜を有する。電着膜130以外の上記皮膜は、潤滑皮膜131である。皮膜13は、ピストン1の基材100の側から電着膜130と潤滑皮膜131とをこの順に有する。電着膜130は基材100を覆う。電着膜130の組成は、実施形態1と同様である。潤滑皮膜131は電着膜130を覆い、スカート部外周面120に露出する。潤滑皮膜131は、固体潤滑剤とバインダー樹脂を含む。固体潤滑剤は、Cである。なお、潤滑皮膜131は、固体潤滑剤として、Cと共に、またはCに代えて、他の固体潤滑剤、例えばMoS2またはPTFEの少なくとも一方を含んでもよい。バインダー樹脂は、固体潤滑剤を被塗物に定着させる機能を有し、例えばPAIが用いられる。なお、潤滑皮膜131は、バインダー樹脂として、PAIと共に、またはPAIに代えて、他のバインダー樹脂、例えばPIまたはEPの少なくとも一方を含んでもよい。潤滑皮膜131は、固体潤滑剤の含有量が50wt%以上かつ95wt%以下であり、バインダー樹脂の含有量が5wt%以上かつ50wt%以下である。
(数6)
a2=a1+c2-b2
潤滑皮膜131の塗装工程後、塗料の揮発成分が揮発する前の潤滑皮膜131の表面は、図11の二点鎖線で示すように、凹凸がなく完全に平滑な面であると仮定する。条痕141の最高部(頂部)から上記揮発前の潤滑皮膜131の表面までの距離をyとする。条痕141の最低部から上記揮発前の潤滑皮膜131の表面までの距離は(a1+y)となる。潤滑皮膜131の塗料全体の体積に対する固体成分の体積の比をβとする。固体成分は固体潤滑剤や樹脂等である。次式(7)(8)が成り立つ。
(数7)
b2=(a1+y)β
(数8)
c2=βy
なお、βは、通常の塗料であれば0.3〜0.5であるが、特殊なものを含めると0.1〜0.6である。上記式(6)〜(8)より、次式(9)が成り立つ。
(数9)
a2=a1+βy-β(a1+y)= (1-β)a1
(1-β)a1は、a1をベースとして、潤滑皮膜131の塗料からその揮発成分が揮発することにより潤滑皮膜131の表面に形成される、条痕142の高さである。上記式(4)を用いて、上記式(9)は次式(10)のように書き換えられる。
(数10)
a2= (1-α) (1-β) a0
すなわち、皮膜130,131の各塗料における固体成分の体積比α,βの分だけ、当該皮膜130,131の複層における条痕142が元の条痕140よりも低くなる。電着膜130により条痕142の高さが低くなる(平滑性が向上する)とは、a2が(1-α)(1-β)a0よりも低くなることを意味するから、次式(11)で表される。
(数11)
a2< (1-α) (1-β) a0
この式(11)は、上記式(5)(9)からも導かれる。
まず、構成を説明する。図12は、本実施形態における、ピストン1の軸心Oを含む平面内でのスカート部12の外周側の断面を示す。実施形態2と同様、スカート部12は2層の皮膜を有する。皮膜は、基材100の側から潤滑皮膜131と電着膜130とをこの順に有する。潤滑皮膜131は基材100を覆う。潤滑皮膜131は、固体潤滑剤としてCを含む。なお、固体潤滑剤は、Cと共に、またはCに代えて、MoS2を含んでもよい。潤滑皮膜131は、固体潤滑剤の含有量が0wt%より大きくかつ50wt%以下であり、バインダー樹脂の含有量が50wt%以上かつ100wt%未満である。電着膜130は潤滑皮膜131を覆い、スカート部外周面120に露出する。電着膜130の組成は、実施形態1と同様である。
(表1)
ここで膜厚とは、スカート部外周面120の法線方向において、ある層の皮膜13における条痕14の最高部(頂部)から、当該皮膜13を覆う次の層の皮膜13における条痕14の最高部(頂部)までの距離をいう。なお、膜厚を測定するための基準位置は、条痕14の頂部に限らない。膜厚や条痕14の高さの各数値は、複数の条痕14について平均したものを示す。基材100に加工された条痕140の高さa0は9.5μmだった。潤滑皮膜131の膜厚は6.9μmだった。潤滑皮膜131に形成された条痕141の高さa1は6.5μmだった。電着膜130の膜厚は2.0μmだった。電着膜130に形成された条痕142の高さa2は1.7μmだった。条痕14の高さが電着膜130により低くなる(平滑性が向上する)ことの意味は、実施形態2に準じて理解することができる。a1(=6.5μm)は、「条痕140の高さa0をベースとして潤滑皮膜131の塗料からその揮発成分が揮発することによる条痕141の高さ(1-β)a0」に相当する。a2(=1.7μm)は、「条痕141の高さa1をベースとして電着塗料からその揮発成分が揮発することによる条痕142の高さ(1-α) a1=(1-α) (1-β)a0」よりも低い高さに相当する。
(表2)
a2は、処理時間(通電時間)を5秒とした場合、電圧が40Vのときは5.0μmとなり、60Vのときは1.7μmとなった。処理時間を10秒とした場合、電圧が40Vのときは6.3μmとなり、60Vのときは1.6μmとなり、80Vおよび100Vのときは1.5μmとなった。なお、a0が7.5μmでありa1が5.3μmである条件下で、a2は、処理時間を15秒とした場合、電圧が40Vのときは1.1μmとなり、60Vのときは1.0μmとなった。同条件下で、a2は、処理時間を30秒とした場合、電圧が40Vのときは1.3μmとなり、60Vのときは0.9μmとなった。a2は、電圧が40Vのときは、処理時間が10秒以下では、条痕141の高さから大きく低下しなかった。電圧が60Vのときは、処理時間が10秒以下であっても、条痕141の高さから大きく低下し、2.0μm以下となった。このように、電圧を60Vよりも大きくしても、処理時間が10秒では、a2は大きく変化しなかった。電圧が60Vのとき、処理時間が5秒でも、10秒のときからa2は大きく変化しなかった。よって、電圧を低く保ち、処理時間を短くし、かつa2を2.0μm以下まで低くするための電着条件は、60Vで5秒であれば足りることが分かった。基材100と電着膜130との間には、潤滑皮膜131が介在する。電着は、潤滑皮膜131に電流が流れ、潤滑皮膜131の表面に電着塗料が析出することで行われる。潤滑皮膜131は、導電性が基材100よりも低く、6.9μmの膜厚で基材100を覆った。この場合であっても、60Vで5秒という電着条件で、上記のように条痕142の高さa2が2.0μm以下まで低い電着膜130が形成されることが分かった。
まず、構成を説明する。図14は、本実施形態における、ピストン1の軸心Oを含む平面内でのスカート部12の外周側の断面を示す。皮膜13は、電着膜130を有すると共に、電着膜130とは別に、下層皮膜(第1皮膜)132および上層皮膜(第2皮膜)133を有する。すなわち、ピストン1のスカート部12は3層の皮膜を有する。下層皮膜132および上層皮膜133は、バインダー樹脂と固体潤滑剤を含む潤滑皮膜が複層化したものである。皮膜13は、基材100の側から電着膜130と下層皮膜132と上層皮膜133とをこの順に有する。電着膜130は基材100を覆う。電着膜130の組成は、実施形態1と同様である。下層皮膜132は、上層皮膜133よりも基材100に近い側すなわち下層側にあり、電着膜130を覆う。下層皮膜132は、バインダー樹脂としてPAIを含む。なお、バインダー樹脂は、PAIと共に、またはPAIに代えて、PIまたはEPの少なくとも一方を含んでもよい。下層皮膜132は、固体潤滑剤としてCを含む。なお、固体潤滑剤は、Cと共に、またはCに代えて、MoS2またはPTFEの少なくとも一方を含んでもよい。下層皮膜132は、固体潤滑剤の含有量が0wt%より大きく50wt%以下であり、バインダー樹脂の含有量が50wt%以上かつ100wt%未満である。上層皮膜133は、下層皮膜132よりも基材100から遠い側すなわち上層側にある。上層皮膜133は下層皮膜132を覆い、スカート部外周面120に露出する。上層皮膜133は、バインダー樹脂としてPAIを含む。なお、バインダー樹脂は、PAIと共に、またはPAIに代えて、PIまたはEPの少なくとも一方を含んでもよい。上層皮膜133は、固体潤滑剤としてMoS2を含む。なお、固体潤滑剤は、MoS2と共に、またはMoS2に代えて、CまたはPTFEの少なくとも一方を含んでもよい。上層皮膜133は、固体潤滑剤の含有量が50wt%以上かつ95wt%以下であり、バインダー樹脂の含有量が5wt%以上かつ50wt%以下である。
まず、構成を説明する。図15は、本実施形態における、ピストン1の軸心Oを含む平面内でのスカート部12の外周側の断面を示す。実施形態4と同様、スカート部12は3層の皮膜を有する。皮膜13は、基材100の側から下層皮膜132と電着膜130と上層皮膜133とをこの順に有する。下層皮膜132は基材100を覆う。下層皮膜132の組成は、実施形態3の潤滑皮膜131と同様である。電着膜130は下層皮膜132を覆う。電着膜130の組成は、実施形態1と同様である。上層皮膜133は電着膜130を覆い、スカート部外周面120に露出する。上層皮膜133の組成は、実施形態4と同様である。ピストン1の表面処理方法(本処理)では、下層皮膜形成工程と電着膜形成工程と上層皮膜形成工程をこの順に行う。下層皮膜形成工程の手順は、実施形態3の潤滑皮膜形成工程の手順と同様である。電着膜形成工程の手順は、実施形態3と同様である。上層皮膜形成工程の手順は、実施形態4と同様である。
(表3)
上層皮膜133の膜厚は4.0μmだった。上層皮膜133に形成された条痕143の高さa3は1.2μmだった。a3は、「条痕142の高さa2をベースとして上層皮膜133の塗料からその揮発成分が揮発することにより形成される条痕143の高さ(1-γ) a2」に相当する。上層皮膜133により覆われる分だけ、スカート部外周面120における条痕143の高さa3が実施形態3(条痕142の高さa2=1.7μm)よりも低いことが分かる。
まず、構成を説明する。図17は、本実施形態における、ピストン1の軸心Oを含む平面内でのスカート部12の外周側の断面を示す。実施形態4と同様、スカート部12は3層の皮膜を有する。皮膜13は、基材100の側から下層皮膜132と上層皮膜133と電着膜130とをこの順に有する。下層皮膜132は基材100を覆う。下層皮膜132の組成は、実施形態3の潤滑皮膜131と同様である。上層皮膜133は下層皮膜132を覆う。上層皮膜133の組成は、実施形態4と同様である。上層皮膜133は、固体潤滑剤としてMoS2を含む。なお、固体潤滑剤は、MoS2と共に、またはMoS2に代えて、Cを含んでもよいが、PTFEを含まない。電着膜130は上層皮膜133を覆い、スカート部外周面120に露出する。電着膜130の組成は、実施形態1と同様である。ピストン1の表面処理方法(本処理)では、下層皮膜形成工程と上層皮膜形成工程と電着膜形成工程をこの順に行う。下層皮膜形成工程および上層皮膜形成工程の手順は、実施形態3の潤滑皮膜形成工程の手順と同様である。例えば、下層皮膜形成工程における焼成工程後、ピストン1の温度が50℃〜120℃にあるとき、上層皮膜形成工程における塗装工程を行う。電着膜形成工程の手順は、実施形態3と同様である。
(表4)
条痕140の高さa0は8.8μmだった。下層皮膜132の膜厚は6.0μmだった。下層皮膜132に形成された条痕141の高さa1は5.6μmだった。上層皮膜133の膜厚は4.0μmだった。上層皮膜133に形成された条痕142の高さa2は5.2μmだった。電着膜130の膜厚は3.2μmだった。電着膜130に形成された条痕143の高さa3は1.9μmだった。a1(=5.6μm)は、「条痕140の高さa0をベースとして下層皮膜132の塗料からその揮発成分が揮発することによる条痕141の高さ(1-β)a0」に相当する。a2(=5.2μm)は、「条痕141の高さa1をベースとして上層皮膜133の塗料からその揮発成分が揮発することによる条痕142の高さ(1-γ) a1= (1-β) (1-γ) a0」に相当する。a3(=1.9μm)は、「条痕142の高さa2をベースとして電着塗料からその揮発成分が揮発することによる条痕143の高さ(1-α) a2=(1-α) (1-β) (1-γ)a0」よりも低い高さに相当する。
(表5)
a3は、処理時間を5秒とした場合、電圧が60Vのときは5.0μmとなり、80Vのときは4.4μmとなり、100Vのときは3.4μmとなり、120Vのときは3.8μmとなった。a3は、処理時間を10秒とした場合、電圧が60Vのときは4.4μmとなり、80Vのときは3.9μmとなり、100Vのときは1.9μmとなり、120Vのときは5.0μmとなった。このように、a3は、電圧が100V以下のときは、処理時間に関わらず、電圧が高くなるほど低くなった。電圧が120Vのときは、処理時間に関わらず、100Vのときよりもa3が高くなった。電圧が100V以下の場合、処理時間が10秒のときは、5秒のときのときよりも、a3は低くなった。60Vで5秒では、a3は5.0μmとなり、a2(=5.2μm)からほとんど低くならなかった。60Vで5秒では、a3を低くするために電着膜130の生成が不十分であることが分かった。100Vで10秒であれば、a3を2.0μm以下まで低くできることが分かった。基材100と電着膜130との間には、潤滑皮膜(下層皮膜132および上層皮膜133)が介在する。電着は、潤滑皮膜132,133に電流が流れ、上層皮膜133の表面に電着塗料が析出することで行われる。潤滑皮膜132,133は、導電性が基材100よりも低く、基材100を10.0μm(=6.0μm+4.0μm)の膜厚で覆った。この場合でも、100Vで10秒という電着条件で、上記のように条痕143の高さa3が2.0μm以下まで低い電着膜130が形成されることが分かった。
以上、本発明を実施するための形態を、実施形態に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。例えば、ピストンの基材は、アルミニウム合金に限らず、鉄等でもよい。PAI、PI、およびEPは密着性に優れることから、基材によらず適用可能である。
100 基材
12 スカート部
120 外周面
13 皮膜
130 電着膜
132 下層皮膜(第1皮膜)
133 上層皮膜(第2皮膜)
14 条痕
2 シリンダ
20 内壁
Claims (11)
- シリンダの内壁に対し摺動するスカート部の外周面に少なくとも1層の皮膜を有し、
前記皮膜の少なくとも1層は電着膜である
内燃機関のピストン。 - 請求項1に記載の内燃機関のピストンにおいて、
前記ピストンの基材は、前記スカート部の外周面に条痕を有する
内燃機関のピストン。 - 請求項2に記載の内燃機関のピストンにおいて、
前記皮膜は、前記電着膜とは別に、前記ピストンの基材の側から第1皮膜と第2皮膜とを順に有し、
前記第1皮膜および前記第2皮膜は共にバインダー樹脂を含み、
前記第1皮膜における固体潤滑剤の含有量が50重量%以下であり、
前記第2皮膜における固体潤滑剤の含有量が50重量%以上かつ95重量%以下である
内燃機関のピストン。 - 請求項3に記載の内燃機関のピストンにおいて、
前記皮膜は、前記ピストンの基材の側から前記第1皮膜と前記電着膜と前記第2皮膜とを順に有する
内燃機関のピストン。 - 請求項4に記載の内燃機関のピストンにおいて、
前記電着膜は、固体潤滑剤を含まないか、または、電気的絶縁体である固体潤滑剤を含む
内燃機関のピストン。 - 請求項3に記載の内燃機関のピストンにおいて、
前記皮膜は、前記ピストンの基材の側から前記第1皮膜と前記第2皮膜と前記電着膜とを順に有する
内燃機関のピストン。 - 請求項2に記載の内燃機関のピストンにおいて、
前記皮膜は、前記電着膜とは別に皮膜を有し、
前記電着膜以外の前記皮膜は、バインダー樹脂を含み、固体潤滑剤の含有量が50重量%以下である
内燃機関のピストン。 - シリンダの壁面に対し摺動するスカート部の外周面に少なくとも1層の皮膜を有し、
前記皮膜の少なくとも1層は、塗料の電着による皮膜である
内燃機関のピストン。 - シリンダの内壁に対し摺動するスカート部の外周面に少なくとも1層の皮膜を形成する内燃機関のピストンの表面処理方法であって、
塗料の電着により、前記皮膜の少なくとも1層を形成する
内燃機関のピストンの表面処理方法。 - 請求項9に記載の内燃機関のピストンの表面処理方法において、
前記電着により形成された前記皮膜を焼成しない
内燃機関のピストンの表面処理方法。 - 請求項10に記載の内燃機関のピストンにおいて、
前記塗料は、固体潤滑剤を含まないか、または、電気的絶縁体である固体潤滑剤を含む
内燃機関のピストンの表面処理方法。
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