JP2016181549A - ヒートシンク付きパワーモジュール用基板 - Google Patents
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Abstract
Description
セラミックス基板の一方の面に回路層が接合されるとともに、前記セラミックス基板の他方の面に放熱層を介してヒートシンクが接合されてなり、
前記ヒートシンクの天板部には、前記放熱層の少なくとも一部が収容される収容凹部が形成され、
該収容凹部の底面には、前記放熱層の表面の周縁部に沿って凹溝部が形成されており、
前記放熱層の表面の前記周縁部が前記凹溝部の幅の途中位置まで突出して設けられ、該周縁部を除く内側部分と前記収容凹部の底面の前記凹溝部で囲まれた台座部の表面とが接合されている。
したがって、パワーモジュール用基板とヒートシンクとの接合後の初期反りのみならず、使用環境においてもセラミックス基板の反りを低減することができ、ヒートシンク付きパワーモジュール用基板の接合信頼性を高めることができる。
前記回路層と前記放熱層とは、同一の材料により同一の平面サイズに形成される。
前記回路層は、前記セラミックス基板に接合された第一金属層と、該第一金属層よりも平面サイズが小さく形成され前記セラミックス基板とは反対の面の中央部に接合された第二金属層とを有し
前記放熱層は、前記第一金属層と同一の材料により同一の平面サイズに形成され、
前記天板部は、前記第二金属層と同一の材料により形成され、前記台座部の表面が前記第二金属層と同一の平面サイズに形成されている。
図1に本発明の第1実施形態のヒートシンク付きパワーモジュール用基板10Aを示す。また、図2に本発明の第1実施形態のヒートシンク付きパワーモジュール用基板10Aを用いたパワーモジュール100示す。このパワーモジュール100は、ヒートシンク付きパワーモジュール用基板10Aと、このヒートシンク付きパワーモジュール用基板10Aに接合された半導体素子60と、外部接続用リードフレーム70とを備え、半導体素子60とヒートシンク付きパワーモジュール用基板10Aとが樹脂モールド40により樹脂封止されたものである。
また、外部接続用リードフレーム70は、例えば銅又は銅合金により形成され、超音波接合やはんだ付け等により接続される。
モールド樹脂40は、例えばSiO2フィラー入りのエポキシ系樹脂等を用いることができ、例えばトランスファーモールドにより成形される。
まず、図3(a)及び(b)に示すように、セラミックス基板11の一方の面に回路層12を積層し、他方の面に放熱層13を積層して、これらを一体に接合する。これらの接合には、Al‐Si系等の合金のろう材(図示略)が用いられ、例えばろう材箔25を介してセラミックス基板11と回路層12及び放熱層13とをそれぞれ積層し、この積層体を図7に示す加圧装置110を用いて積層方向に加圧した状態とする。
固定板113および押圧板114は、ベース板111に対して平行に配置されており、ベース板111と押圧板114との間に前述の積層体Sが配置される。積層体Sの両面には加圧を均一にするためにカーボンシート116が配設される。
この加圧装置110により加圧した状態で、加圧装置110ごと図示略の加熱炉内に設
置し、真空雰囲気下でろう付け温度に加熱してろう付けする。この場合の加圧力としては例えば0.68MPa(7kgf/cm2)、加熱温度としては例えば640℃とされる。
この図4に示す第2実施形態のヒートシンク付きパワーモジュール用基板20Aは、回路層12が、セラミックス基板11に接合された第一金属層17と、この第一金属層17に接合された第二金属層18とを有する積層構造とされる。そして、第二金属層18は、第一金属層17よりも平面サイズが小さく形成され、第一金属層17のセラミックス基板11とは反対の面の中央部に接合される。
そして、回路層12の第一金属層17の厚みと放熱層13との厚みとが同一の厚みに設定され、回路層12の第二金属層18の厚みと天板部30Aの台座部34Aの厚みとが同一の厚みに設定されており、セラミックス基板11を中心とした対称構造を構成している。
なお、第二金属層18とヒートシンクの天板部30Aとを、銅又は銅合金で形成した場合には、第一金属層17と第二金属層18、放熱層13とヒートシンクの天板部30Aとの接合方法は、固相拡散接合により接合可能である。
なお、ヒートシンクとしては、平板状のもの、熱間鍛造等によって多数のピン状フィンを一体に形成したもの、押出し成形によって相互に平行な帯状フィンを一体に形成したもの等、適宜の形状のものを採用することができる。
図5(c)及び図6(b)に示すような、凹溝部を有しないヒートシンクの天板部30Cにより形成された従来のヒートシンク付きパワーモジュール用基板10C,20Cにおいては、収容凹部31を形成し、放熱層13の直下の収容凹部31部分の厚みt1をフランジ部32の厚みt0よりも薄く形成した場合であっても、使用時においてフランジ部32の剛性の影響を大きく受ける。このため、使用時における変形抵抗が大きくなり、セラミックス基板11に負荷がかかる。
各解析モデルの条件は、以下のように設定した。
1.回路層及び第一金属層、放熱層;純アルミニウム(純度99.99質量%)
平面サイズ;70mm×70mm
厚み;0.6mm
2.セラミックス基板;Si3N4(窒化珪素)
平面サイズ;72mm×72mm
厚み;0.32mm
3.第二金属層;A3003系アルミニウム合金
平面サイズ;66mm×66mm
厚み;1.2mm
4.ヒートシンクの天板部;A3003系アルミニウム合金
平面サイズ;80mm×100mm
総厚(フランジ部の厚みt0);4.0mm
収容凹部の厚みt1;1.2mm
凹溝部の厚みt2;0.6mm
5.放熱層と台座部との接合領域の大きさ
実施例(図5(a),図6(a));66mm×66mm
比較例(図5(b));70mm×70mm
従来例(図5(b),図6(c));70mm×70mm
さらに、図6(a),(b)に示す解析モデルのように、回路層12を第一金属層17と第二金属層18との積層構造し、セラミックス基板11を中心として対称構造を形成することにより、さらに最大主応力を低減させることができることが確認できた。
このように、ヒートシンクの天板部30Aに収容凹部31を形成するとともに、その収容凹部31の底面に凹溝部33Aを形成することで、セラミックス基板の反りを低減することができる。
11 セラミックス基板
12 回路層
13 放熱層
15,16 パワーモジュール用基板
17 第一金属層
18 第二金属層
20A,20B ヒートシンク付きパワーモジュール用基板
30A〜30C ヒートシンクの天板部
31 収容凹部
32 フランジ部
33A,33B 凹溝部
34A,34B 台座部
40 モールド樹脂
60 半導体素子
70 外部接続用リードフレーム
Claims (3)
- セラミックス基板の一方の面に回路層が接合されるとともに、前記セラミックス基板の他方の面に放熱層を介してヒートシンクが接合されてなり、
前記ヒートシンクの天板部には、前記放熱層の少なくとも一部が収容される収容凹部が形成され、
該収容凹部の底面には、前記放熱層の表面の周縁部に沿って凹溝部が形成されており、
前記放熱層の表面の前記周縁部が前記凹溝部の幅の途中位置まで突出して設けられ、該周縁部を除く内側部分と前記収容凹部の底面の前記凹溝部で囲まれた台座部の表面とが接合されているヒートシンク付きパワーモジュール用基板。 - 前記回路層と前記放熱層とは、同一の材料により同一の平面サイズに形成される請求項1に記載のヒートシンク付きパワーモジュール用基板。
- 前記回路層は、前記セラミックス基板に接合された第一金属層と、該第一金属層よりも平面サイズが小さく形成され前記セラミックス基板とは反対の面の中央部に接合された第二金属層とを有し
前記放熱層は、前記第一金属層と同一の材料により同一の平面サイズに形成され、
前記天板部は、前記第二金属層と同一の材料により形成され、前記台座部の表面が前記第二金属層と同一の平面サイズに形成されている請求項1に記載のヒートシンク付きパワーモジュール用基板。
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