JP2016183232A - 粉末状セルロース - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明は、形成された錠剤の破断強度が高く、また、粉体流動性が良好である、錠剤用の粉末状セルロースを提供することを目的とする。
【解決手段】
鉱酸で酸加水分解処理した木材由来のパルプを粉砕処理して得られる粉末状セルロースにおいて、該粉末状セルロースの平均粒子径が30〜45μm、重合度が300〜1300、且つ結晶化度が75〜90%であることを特徴とする錠剤用の粉末状セルロース。高白色度、粉体流動性及び錠剤破断強度に優れる。
【選択図】 なし
本発明は、形成された錠剤の破断強度が高く、また、粉体流動性が良好である、錠剤用の粉末状セルロースを提供することを目的とする。
【解決手段】
鉱酸で酸加水分解処理した木材由来のパルプを粉砕処理して得られる粉末状セルロースにおいて、該粉末状セルロースの平均粒子径が30〜45μm、重合度が300〜1300、且つ結晶化度が75〜90%であることを特徴とする錠剤用の粉末状セルロース。高白色度、粉体流動性及び錠剤破断強度に優れる。
【選択図】 なし
Description
本発明は、木材由来のパルプを鉱酸にて酸加水分解処理して得られる、錠剤用の粉末状セルロースに関する。
粉末状セルロースは、増粘性、乳化安定性、保水性、吸油性、保形性等の特徴を有するため、食品添加剤、錠剤賦形剤、分散剤、保形剤、保水剤、ろ過助剤、充填剤、塗料・接着剤用添加剤等として、食品、医薬、化粧品、建材、窯業、ゴム、プラスチック等の幅広い分野で使用されている。
この粉末状セルロースの製造方法には、大きく化学的処理を用いた製造方法と、機械的処理を用いた製造方法の二つがある。化学的処理を用いた製造方法は、セルロース原料に硫酸、または、塩酸等の鉱酸を用いて加水分解処理を施し、必要に応じて粉砕処理を施す製造方法である。具体的には、120〜160℃という高温下、20〜45分間希酸で酸加水分解し、粉末状セルロースを得る方法(特許文献1)、2.5規定(以下、規定はNと省略)の塩酸で約15分間酸加水分解し、粉末状セルロースを得る方法(特許文献2)、各種濃度の塩酸水溶液で高温処理し、粉末状セルロースを得る方法(特許文献3)等がある。
粉末状セルロースは様々な用途に使用されているが、安全性が高いことから、特に、賦形剤として使用されている。賦形剤とは、医薬品や農薬などの取扱い、あるいは、成形の向上や服用を便利にするために加える添加剤であり、錠剤や丸剤などの製造工程で、有効成分の量が少ない場合に、一定の大きさや濃度にする目的で使用される。
錠剤や丸剤などの製剤において、賦形剤に要求される品質としては、成形物(錠剤、丸剤)が十分な強度を有していること、製造工程において、良好な作業性(粉体流動性)を有していることが重要とされている。
しかしながら、従来の粉末状セルロースを賦形剤として使用する場合、形成された錠剤の強度が不十分、あるいは粉体の流動性が不十分であるといった問題が生じている。なお、粉体流動性(粉体落下速度)が低すぎても高すぎても錠剤を形成させる際の作業性が低下する。
そこで、本発明は、形成された錠剤の破断強度が高く、また、粉体流動性が良好である、錠剤用の粉末状セルロースを提供することを目的とする。
本発明は、以下の[1]〜[3]を提供する。
[1] 鉱酸で酸加水分解処理したパルプを粉砕処理して得られる粉末状セルロースにおいて、該粉末状セルロースの平均粒子径が30〜45μm、重合度が300〜1300、且つ結晶化度が75〜90%であることを特徴とする錠剤用の粉末状セルロース。
[2] 前記粉末以上セルロースの白色度が80%以上であることを特徴とする[1]の錠剤用の粉末状セルロース。
[3] 前記パルプが木材由来のパルプであることを特徴とする[1]又は[2]の錠剤用の粉末状セルロース。
[1] 鉱酸で酸加水分解処理したパルプを粉砕処理して得られる粉末状セルロースにおいて、該粉末状セルロースの平均粒子径が30〜45μm、重合度が300〜1300、且つ結晶化度が75〜90%であることを特徴とする錠剤用の粉末状セルロース。
[2] 前記粉末以上セルロースの白色度が80%以上であることを特徴とする[1]の錠剤用の粉末状セルロース。
[3] 前記パルプが木材由来のパルプであることを特徴とする[1]又は[2]の錠剤用の粉末状セルロース。
本発明によれば、形成された錠剤の破断強度が高く、また、粉体流動性が良好である、錠剤用の粉末状セルロースを提供することができる。
本発明の粉末状セルロースは、塩酸、硫酸、硝酸などの鉱酸で酸加水分解処理したパルプを粉砕処理して得られ、平均粒子径が30〜45μm、重合度が300〜1300、結晶化度が75〜90%であることを特徴としている。
本発明において、平均粒子径が30μmより小さいと錠剤破断強度が不十分となり、45μmより大きいと紛体落下速度は低くなりすぎる。また、重合度が300より小さいと錠剤破断強度が不十分となり、1300より大きいと、平均粒子径が大きくなり、粉体落下速度が低くなりすぎる。さらに、結晶化度が75%より小さくなると錠剤破断強度が不十分となる。なお、錠剤破断強度は65〜130kg/cm2が好ましい範囲であり、粉体落下速度は0.1〜0.35g/secが好ましい範囲である。
本発明において、原料として使用するパルプは、木材由来のパルプであることが好ましく、広葉樹由来のパルプ、針葉樹由来のパルプが挙げられる。これらの木材由来のパルプのパルプ化法(蒸解法)は、特に限定されるものではなく、サルファイト蒸解法、クラフト蒸解法、ソーダ・キノン蒸解法、オルガノソルブ蒸解法などを例示することができるが、これらの中では、環境面の点から、クラフトパルプが好ましい。
パルプ化法(蒸解法)によりパルプ中の着色物質であるリグニンが溶解して取り除かれるが、さらに白色度を高めるために漂白処理を行なうことができる。漂白処理方法としては、特に限定されるものではなく、一般的に使用される方法を用いることができる。例えば、任意に通常の方法で脱リグニンしたパルプに対し、塩素処理(C)、二酸化塩素漂白(D)、アルカリ抽出(E)、次亜塩素酸塩漂白(H)、過酸化水素漂白(P)、アルカリ性過酸化水素処理段(Ep)、アルカリ性過酸化水素・酸素処理段(Eop)、オゾン処理(Z)、キレート処理(Q)などを組み合わせて、D−E/P−D、C/D−E−H−D、Z−E−D−P、Z/D−Ep−D、Z/D−Ep−D−P、D−Ep−D、D−Ep−D−P、D−Ep−P−D、Z−Eop−D−D、Z/D−Eop−D、Z/D−Eop−D−E−Dなどのシーケンスで行うことができる(シーケンス中の「/」は、「/」の前後の処理を洗浄なしで連続して行なうことを意味する)。セルロース系原料の白色度は、ISO 2470に基づいて、80%以上であることが望ましい。
本発明の粉末状セルロースの製造方法は、パルプの酸加水分解処理における酸濃度は、特に限定されるものではないが、重合度及び白色度の維持の観点から、従来の粉末状セルロース製造の酸濃度より低い、0.1〜1.0Nとすることが望ましい。酸加水分解処理の酸濃度が0.1Nより低いと、酸によるセルロースの解重合が抑制されるため、重合度の低下を軽減することができるが、微細化するのが非常に困難となる。一方、1.0Nより高いと、セルロースの解重合が進み微細化が容易となるため、粉体流動性は向上するが、重合度の低下に伴い、錠剤破断強度が低下する。
以下に、本発明の粉末状セルロースの製造方法を例示する。
粉末状セルロースは、原料パルプスラリー調製工程、酸加水分解反応工程、中和・洗浄・脱液工程、乾燥工程、粉砕工程、分級工程を経て製造される。
本発明で使用できるパルプ原料は、流動状態でもシート状でも可能である。パルプ漂白工程からの流動パルプを原料とする場合は、加水分解反応槽へ投入する前に、濃度を高める必要があり、スクリュープレスやベルトフィルターなどの脱水機で濃縮され、反応槽へ所定量が投入される。パルプのドライシートを原料とする場合は、ロールクラッシャーなどの解砕機などでパルプをほぐした後、反応槽へ投入する。
次に、酸濃度0.10〜1.0Nに調整したパルプ濃度3〜10重量%(固形分換算)の分散液を、温度80〜100℃、時間30分間〜3時間の条件で処理する。パルプの加水分解処理後、脱水工程で加水分解処理されたパルプと廃酸とに固液分離される。加水分解処理されたパルプはアルカリ剤を添加して中和し、洗浄される。その後、乾燥機で乾燥され、粉砕機で規定の大きさに機械的に粉砕・分級される。
本発明に用いる粉砕機としては、カッティング式ミル:メッシュミル(株式会社ホーライ製)、アトムズ(株式会社山本百馬製作所製)、ナイフミル(パルマン社製)、カッターミル(東京アトマイザー製造株式会社製)、CSカッタ(三井鉱山株式会社製)、ロータリーカッターミル(株式会社奈良機械製作所製)、ターボカッター(フロイント産業株式会社製)、パルプ粗砕機(株式会社瑞光製)シュレッダー(神鋼パンテック株式会社製)等、ハンマー式ミル:ジョークラッシャー(株式会社マキノ製)、ハンマークラッシャー(槇野産業株式会社製)、衝撃式ミル:パルベライザ(ホソカワミクロン株式会社製)、ファインインパクトミル(ホソカワミクロン株式会社製)、スーパーミクロンミル(ホソカワミクロン株式会社製)、イノマイザ(ホソカワミクロン株式会社製)、ファインミル(日本ニューマチック工業株式会社製)、CUM型遠心ミル(三井鉱山株式会社製)、イクシードミル(槇野産業株式会社製)、ウルトラプレックス(槇野産業株式会社製)、コントラプレックス(槇野産業株式会社製)、コロプレックス(槇野産業株式会社製)、サンプルミル(株式会社セイシン製)、バンタムミル(株式会社セイシン製)、アトマイザー(株式会社セイシン製)、トルネードミル(日機装株式会社製)、ネアミル(株式会社ダルトン製)、HT形微粉砕機(株式会社ホーライ製)、自由粉砕機(株式会社奈良機械製作所製)、ニューコスモマイザー(株式会社奈良機械製作所製)、ターボミル(フロイント産業株式会社製)、ギャザーミル(株式会社西村機械製作所製)、スパーパウダーミル(株式会社西村機械製作所製)、ブレードミル(日清エンジニアリング株式会社製)、スーパーローター(日清エンジニアリング株式会社製)、Npaクラッシャー(三庄インダストリー株式会社製)、ウイレー粉砕機(株式会社三喜製作所製)、パルプ粉砕機(株式会社瑞光製)ヤコブソン微粉砕機(神鋼パンテック株式会社製)、ユニバーサルミル(株式会社徳寿工作所製)、気流式ミル:CGS型ジェットミル(三井鉱山株式会社製)、ミクロンジェット(ホソカワミクロン株式会社製)、カウンタジェットミル(ホソカワミクロン株式会社製)、クロスジェットミル(株式会社栗本鐵工所製)、超音速ジェットミル(日本ニューマチック工業株式会社製)、カレントジェット(日清エンジニアリング株式会社製)、ジェットミル(三庄インダストリー株式会社製)、エバラジェットマイクロナイザ(株式会社荏原製作所製)、エバラトリアードジェット(株式会社荏原製作所製)、セレンミラー(増幸産業株式会社製)ニューミクロシクトマット(株式会社増野製作所製)、クリプトロン(川崎重工業株式会社製)、竪型ローラーミル:竪型ローラーミル(シニオン株式会社製)、縦型ローラーミル(シェフラージャパン株式会社製)、ローラーミル(コトブキ技研工業株式会社製)、VXミル(株式会社栗本鐵工所)、KVM型竪形ミル(株式会社アーステクニカ)、ISミル(株式会社IHIプラントエンジニアリング)等が例示される。これらの中では、微粉砕性に優れる、ジョークラッシャー(株式会社マキノ製)、パルベライザ(ホソカワミクロン株式会社製)、スーパーミクロンミル(ホソカワミクロン株式会社製)、トルネードミル(日機装株式会社製)、自由粉砕機(株式会社奈良機械製作所製)、ターボミル(フロイント産業株式会社製)、スパーパウダーミル(株式会社西村機械製作所製)、ブレードミル(日清エンジニアリング株式会社製)、超音速ジェットミル(日本ニューマチック工業株式会社製)、カレントジェット(日清エンジニアリング株式会社製)を用いることが好ましい。
本発明における粉末状セルロースに、機能性付与、もしくは機能性向上を目的に、粉末状セルロースの原料とその他有機および/または無機成分を単独もしくは2種類以上任意の割合で混合し、粉砕することも可能である。また、原料に使用する天然セルロースの重合度を大幅に損なわない範囲で、化学的処理を施すことが可能である。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に示すが、本願は勿論、かかる実施例に限定されるものではない。本願の実施例における試験方法を、次に示す。
<平均粒子径測定>
マイクロトラック粒度分析計(日機装株式会社製)を用いて測定した。測定原理としてはレーザー散乱法を用いており、粒度分布を蓄積分布として表し、蓄積分布が50%となる値を平均粒子径とした。
マイクロトラック粒度分析計(日機装株式会社製)を用いて測定した。測定原理としてはレーザー散乱法を用いており、粒度分布を蓄積分布として表し、蓄積分布が50%となる値を平均粒子径とした。
<重合度>
第16改正日本薬局方解説書、結晶セルロース確認試験(2)記載の銅エチレンジアミンを用いた粘度測定法により、セルロース重合度を求めた。
第16改正日本薬局方解説書、結晶セルロース確認試験(2)記載の銅エチレンジアミンを用いた粘度測定法により、セルロース重合度を求めた。
<結晶化度>
結晶化度は、試料のX線回折を測定することで求めた。X線回折の測定は、適当量の試料をガラスセルに乗せ、X線回折測定装置(RAD−2Cシステム、理学電気社製)を用いた。結晶化度の算出は、Segalらの手法(L.Segal,J.J.Greely,etal,Text.Res.J.,29,786,1959)、および、Kamideらの手法(K.Kamide et al,Polymer J.,17,909,1985)を用いて行い、X線回折測定から得られた回折図の2θ=4°〜32°の回折強度をベースラインとして、002面の回折強度と、2θ=18.5°のアモルファス部分の回折強度から、次式により算出した。
Xc=(I002C−Ia)/I002C×100
Xc:セルロースの結晶化度(%)
I002C:2θ=22.6°、002面の回折強度
Ia:2θ=18.5°、アモルファス部分の回折強度
結晶化度は、試料のX線回折を測定することで求めた。X線回折の測定は、適当量の試料をガラスセルに乗せ、X線回折測定装置(RAD−2Cシステム、理学電気社製)を用いた。結晶化度の算出は、Segalらの手法(L.Segal,J.J.Greely,etal,Text.Res.J.,29,786,1959)、および、Kamideらの手法(K.Kamide et al,Polymer J.,17,909,1985)を用いて行い、X線回折測定から得られた回折図の2θ=4°〜32°の回折強度をベースラインとして、002面の回折強度と、2θ=18.5°のアモルファス部分の回折強度から、次式により算出した。
Xc=(I002C−Ia)/I002C×100
Xc:セルロースの結晶化度(%)
I002C:2θ=22.6°、002面の回折強度
Ia:2θ=18.5°、アモルファス部分の回折強度
<粉体落下速度>
5gの試料を、パウダテスタ(PT−N型、ホソカワミクロン株式会社製)を用いて振動落下させ、全粉体が落下するのに必要な時間を測定した。この値が大きいほど、粉体流動性が良好であることを意味する。
5gの試料を、パウダテスタ(PT−N型、ホソカワミクロン株式会社製)を用いて振動落下させ、全粉体が落下するのに必要な時間を測定した。この値が大きいほど、粉体流動性が良好であることを意味する。
<白色度>
JIS P8148に準拠し、ハンター白色度計を用いて白色度を測定した。
JIS P8148に準拠し、ハンター白色度計を用いて白色度を測定した。
<錠剤破断強度>
KBr錠剤成形機を用いて、試料100mgを300kg/cm2で1分間圧縮し、直径1cmの錠剤を作製した。得られた錠剤の破断強度を、FUDO製レオメーターで測定した。この値が大きいほど、錠剤強度が高いことを意味する。
KBr錠剤成形機を用いて、試料100mgを300kg/cm2で1分間圧縮し、直径1cmの錠剤を作製した。得られた錠剤の破断強度を、FUDO製レオメーターで測定した。この値が大きいほど、錠剤強度が高いことを意味する。
<実施例1>
晒し木材パルプシート(LBKP、日本製紙(株)製、平均重合度1800)を原料として、パルプ濃度3.5%、塩酸濃度0.5Nにおいて、95℃で2時間反応させた。反応が終了した後、水酸化ナトリウムで中和し、十分に水洗した後、60℃の温度条件化で約1日、送風乾燥し、乾燥後のサンプルを、トルネードミル(日機装株式会社製)を用いて機械的に粉砕を行い、粉末状セルロースを得た。
晒し木材パルプシート(LBKP、日本製紙(株)製、平均重合度1800)を原料として、パルプ濃度3.5%、塩酸濃度0.5Nにおいて、95℃で2時間反応させた。反応が終了した後、水酸化ナトリウムで中和し、十分に水洗した後、60℃の温度条件化で約1日、送風乾燥し、乾燥後のサンプルを、トルネードミル(日機装株式会社製)を用いて機械的に粉砕を行い、粉末状セルロースを得た。
得られた粉体は、平均粒子径が33.9μm、平均重合度が800、結晶化度が83.7%、粉体落下速度が0.29g/sec、白色度が88.9%、錠剤破断強度が82.9kg/cm2であった。
<実施例2>
晒し木材パルプシート(LBSP、日本製紙(株)製、平均重合度1450)を原料として、パルプ濃度3.5%、塩酸濃度0.1Nにおいて、95℃で2時間反応させた。反応が終了した後、水酸化ナトリウムで中和し、十分に水洗した後、60℃の温度条件化で約1日、送風乾燥し、乾燥後のサンプルを、トルネードミル(日機装株式会社製)を用いて機械的に粉砕を行い、粉末状セルロースを得た。
晒し木材パルプシート(LBSP、日本製紙(株)製、平均重合度1450)を原料として、パルプ濃度3.5%、塩酸濃度0.1Nにおいて、95℃で2時間反応させた。反応が終了した後、水酸化ナトリウムで中和し、十分に水洗した後、60℃の温度条件化で約1日、送風乾燥し、乾燥後のサンプルを、トルネードミル(日機装株式会社製)を用いて機械的に粉砕を行い、粉末状セルロースを得た。
得られた粉体は、平均粒子径が43.7μm、平均重合度が750、結晶化度が83.9%、粉体落下速度が0.15g/sec、白色度が92.3%、錠剤破断強度が90.4kg/cm2であった。
<実施例3>
晒し木材パルプシート(LBSP、日本製紙(株)製、平均重合度1450)を原料として、パルプ濃度3.5%、塩酸濃度0.4Nにおいて、95℃で2時間反応させた。反応が終了した後、水酸化ナトリウムで中和し、十分に水洗した後、60℃の温度条件化で約1日、送風乾燥し、乾燥後のサンプルを、トルネードミル(日機装株式会社製)を用いて機械的に粉砕を行い、粉末状セルロースを得た。
晒し木材パルプシート(LBSP、日本製紙(株)製、平均重合度1450)を原料として、パルプ濃度3.5%、塩酸濃度0.4Nにおいて、95℃で2時間反応させた。反応が終了した後、水酸化ナトリウムで中和し、十分に水洗した後、60℃の温度条件化で約1日、送風乾燥し、乾燥後のサンプルを、トルネードミル(日機装株式会社製)を用いて機械的に粉砕を行い、粉末状セルロースを得た。
得られた粉体は、平均粒子径が31.6μm、平均重合度が400、結晶化度が85.6%、粉体落下速度が0.34g/sec、白色度が91.8%、錠剤破断強度が71.3kg/cm2であった。
<比較例1>
晒し木材パルプシート(LBKP、日本製紙(株)製、平均重合度1800)を原料として、パルプ濃度3.5%、塩酸濃度0.4Nにおいて、95℃で2時間反応させた。反応が終了した後、水酸化ナトリウムで中和し、十分に水洗した後、60℃の温度条件化で約1日、送風乾燥し、乾燥後のサンプルを、スーパーローターブレードミル(日清エンジニアリング株式会社製)を用いて機械的に粉砕を行い、粉末状セルロースを得た。
晒し木材パルプシート(LBKP、日本製紙(株)製、平均重合度1800)を原料として、パルプ濃度3.5%、塩酸濃度0.4Nにおいて、95℃で2時間反応させた。反応が終了した後、水酸化ナトリウムで中和し、十分に水洗した後、60℃の温度条件化で約1日、送風乾燥し、乾燥後のサンプルを、スーパーローターブレードミル(日清エンジニアリング株式会社製)を用いて機械的に粉砕を行い、粉末状セルロースを得た。
得られた粉体は、平均粒子径が45.3μm、平均重合度が1000、結晶化度が82.6%、粉体落下速度が0.06g/sec、白色度が86.9%、錠剤破断強度が106.5kg/cm2であった。
<比較例2>
晒し木材パルプシート(LBKP、日本製紙(株)製、平均重合度1800)を原料として、パルプ濃度3.5%、塩酸濃度1.2Nにおいて、95℃で2時間反応させた。反応が終了した後、水酸化ナトリウムで中和し、十分に水洗した後、60℃の温度条件化で約1日、送風乾燥し、乾燥後のサンプルを、スーパーローターブレードミル(日清エンジニアリング株式会社製)を用いて機械的に粉砕を行い、粉末状セルロースを得た。
晒し木材パルプシート(LBKP、日本製紙(株)製、平均重合度1800)を原料として、パルプ濃度3.5%、塩酸濃度1.2Nにおいて、95℃で2時間反応させた。反応が終了した後、水酸化ナトリウムで中和し、十分に水洗した後、60℃の温度条件化で約1日、送風乾燥し、乾燥後のサンプルを、スーパーローターブレードミル(日清エンジニアリング株式会社製)を用いて機械的に粉砕を行い、粉末状セルロースを得た。
得られた粉体は、平均粒子径が26.2μm、平均重合度が550、結晶化度が84.3%、粉体落下速度が0.32g/sec、白色度が75.3%、錠剤破断強度が67.3kg/cm2であった。
<比較例3>
晒し木材パルプシート(LBSP、日本製紙(株)製、平均重合度1450)を原料として、パルプ濃度3.5%、塩酸濃度0.9Nにおいて、95℃で2時間反応させた。反応が終了した後、水酸化ナトリウムで中和し、十分に水洗した後、60℃の温度条件化で約1日、送風乾燥し、乾燥後のサンプルを、スーパーローターブレードミル(日清エンジニアリング株式会社製)を用いて機械的に粉砕を行い、粉末状セルロースを得た。
晒し木材パルプシート(LBSP、日本製紙(株)製、平均重合度1450)を原料として、パルプ濃度3.5%、塩酸濃度0.9Nにおいて、95℃で2時間反応させた。反応が終了した後、水酸化ナトリウムで中和し、十分に水洗した後、60℃の温度条件化で約1日、送風乾燥し、乾燥後のサンプルを、スーパーローターブレードミル(日清エンジニアリング株式会社製)を用いて機械的に粉砕を行い、粉末状セルロースを得た。
得られた粉体は、平均粒子径が30.5μm、平均重合度が230、結晶化度が86.8%、粉体落下速度が0.31g/sec、白色度が90.4%、錠剤破断強度が57.1kg/cm2であった。
<比較例4>
市販の粉末状セルロース、「KCフロックW−50GK」(日本製紙(株)製)は、平均粒子径が43.9μm、平均重合度が1400、結晶化度が65.7%、粉体落下速度が0.05g/sec、白色度が91.9%、錠剤破断強度が58.3kg/cm2であった。
市販の粉末状セルロース、「KCフロックW−50GK」(日本製紙(株)製)は、平均粒子径が43.9μm、平均重合度が1400、結晶化度が65.7%、粉体落下速度が0.05g/sec、白色度が91.9%、錠剤破断強度が58.3kg/cm2であった。
<比較例5>
晒し木材パルプシート(LBSP、日本製紙(株)製、平均重合度1450)を原料として、竪型ローラーミル(シニオン(株)社製)にて、原料仕込み量100kg、生産量30kg/hrの条件で粉砕し、粉末状セルロースを得た。
晒し木材パルプシート(LBSP、日本製紙(株)製、平均重合度1450)を原料として、竪型ローラーミル(シニオン(株)社製)にて、原料仕込み量100kg、生産量30kg/hrの条件で粉砕し、粉末状セルロースを得た。
得られた粉体は、平均粒子径が26.3μm、平均重合度が1300、結晶化度が55.2%、粉体落下速度が0.33g/sec、白色度が92.8%、錠剤破断強度が41.5kg/cm2であった。
Claims (3)
- 鉱酸で酸加水分解処理したパルプを粉砕処理して得られる粉末状セルロースにおいて、該粉末状セルロースの平均粒子径が30〜45μm、重合度が300〜1300、且つ結晶化度が75〜90%であることを特徴とする錠剤用の粉末状セルロース。
- 前記粉末以上セルロースの白色度が80%以上であることを特徴とする請求項1に記載の錠剤用の粉末状セルロース。
- 前記パルプが木材由来のパルプであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の錠剤用の粉末状セルロース。
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