JP2016189335A - 試料観察方法及び試料観察装置 - Google Patents
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Abstract
Description
し、特に、低ランディングエネルギーの電子ビームを用いた微細パターンの観察技術に関
する。
の観察がなされる。試料観察は、構造評価、拡大観察、材質評価、電気的導通状態の確認
などの試料検査のために行われる。試料基板の検査においては、高精度、高信頼性及び高
スループットといった要求がある。そこで、これらの要求に応える試料観察技術の提供が
望まれる。また、このような試料観察技術及び試料検査技術は、デバイス製造プロセス中
においても頻繁に用いられる技術である。対象となる試料は、半導体材料、LSI、金属
材料、絶縁材料等である。
る。代表的な電子線観察装置としては、走査型電子顕微鏡(SEM)が知られている。S
EMは、試料上で電子ビームを走査することにより、高倍率での観察を可能にする。SE
Mを用いる観察技術は例えば特許文献1に開示されている。
以下、この種の観察装置を写像投影型観察装置という。写像投影型観察装置は、SEMと
比べて大きな径の電子ビームを試料に照射し、電子ビームの径に応じた範囲の画像を生成
する。このような観察装置は例えば特許文献2に開示されている。
m以下に達している。そのため、従来の観察技術では、パターンの形状やパターン欠陥の
観察が困難になっている。
100nm以下になると、光の波長にくらべてパターンサイズが小さくなり、その結果、
十分な解像度が得られず、パターン欠陥の検出が困難になる。
サイズを小さくすることにより、分解能を高めることができる。したがって、パターンサ
イズが100nm以下であっても、パターンの観察が可能であり、パターン欠陥の検査も
可能である。しかしながら、微細なパターンを観察するためには、画素サイズを小さくす
る必要があり、観察に膨大な時間がかかる。例えば、50nmのサイズの欠陥を検出する
ためには、画素サイズを10nm程度として観察を行う必要がある。この場合、200M
PPS(Mega pixel per second)で検査が行われても、1cm2当たり1.4時間かかる
。したがって、1回の観察に膨大な時間を要し、実用的ではない。
を生成するように構成され、これにより、SEMよりも短時間に観察を行える。しかし、
パターンサイズが100nm以下になると、十分なコントラストが得られず、解像度が不
足してしまう。
次光学系が、試料から放出される2次電子の像を生成する。撮像範囲(ビーム照射範囲)
は数十μm以上に設定可能であり、観察時間は短い。しかし、2次光学系の収差を十分に
低減することができず、100nm以下のパターンサイズの観察に要求される解像度を実
現するのは容易でない。
察および検査を可能とする技術を提供することにある。
る試料観察方法であって、前記試料に電子ビームを照射するステップと、前記電子ビーム
の照射によって生じるミラー電子を検出するステップと、検出された前記ミラー電子から
試料の画像を生成するステップとを有し、前記電子ビームを照射するステップは、両側に
エッジを有する凹パターンに前記電子ビームが照射されたときに照射電子が前記凹パター
ンにてUターンしてミラー電子になるようにランディングエネルギーが調整された前記電
子ビームを前記試料に照射する。
生じやすいというミラー電子発生現象の特性に着目している。凹パターンでのミラー電子
発生量は、電子ビームのランディングエネルギーに依存する。そこで、凹パターンにて照
射電子が効率よくミラー電子になるように、ランディングエネルギーが設定される。後述
するようにランディングエネルギーは相当に低い値に設定されることになる。これにより
、凹パターンでの解像度とコントラストを増大でき、微細なパターンの観察が可能になる
。
短時間で観察することができる。
されてよい。
設定でき、パターンのコントラストを増大することができる。
こで、LEは前記電子ビームの前記ランディングエネルギーであり、LEA及びLEBは
、前記ミラー電子と2次放出電子が混在する領域の最低ランディングエネルギー及び最高
ランディングエネルギーである。
設定でき、パターンのコントラストを増大することができる。
近傍で他方のエッジに向かって曲り、前記他方のエッジの近傍で曲がってミラー電子にな
ってよい。
に検出でき、パターンのコントラストを増大することができる。
近傍を通るカーブ軌道に沿って前記凹パターン内に侵入し、前記凹パターンの底部に衝突
することなく進行方向を転換し、前記凹パターンの他方のエッジの近傍を通って、前記ミ
ラー電子になってよい。
に検出でき、パターンのコントラストを増大することができる。
配置し、前記アパーチャのサイズ、位置及び形状の少なくとも一つを、前記アパーチャを
通過する前記ミラー電子に応じて調整してよい。
る電子は、ミラー電子と2次放出電子を含む。2次放出電子は広範囲に広がるのに対し、
ミラー電子はあまり広がらない。したがって、ミラー電子に応じてアパーチャを適切に調
整することにより、アパーチャを通過する2次放出電子を減らし、ミラー電子の検出量を
相対的に増大できる。したがって、パターンのコントラストを更に増大できる。
て前記アパーチャのサイズを調整してよい。また、本発明は、前記アパーチャにおける前
記ミラー電子の像を生成し、該像の位置に応じて前記アパーチャの位置を調整してよい。
また、本発明は、前記アパーチャにおける前記ミラー電子の像を生成し、該像の形状に応
じて前記アパーチャの形状を調整してよい。
記試料の画像を生成し、前記試料の画像を用いて前記試料のパターンを検査してよい。
、前記試料に電子ビームを照射する1次光学系と、前記電子ビームの照射によって生じる
ミラー電子を検出する2次光学系と、検出された前記ミラー電子から試料の画像を生成す
る画像処理部とを備え、前記1次光学系は、両側にエッジを有する凹パターンに前記電子
ビームが照射されたときに照射電子が前記凹パターンにてUターンしてミラー電子になる
ようにランディングエネルギーが調整された前記電子ビームを前記試料に照射する。
ラー電子が生じやすいようにランディングエネルギーを調整する。これにより、パターン
画像の解像度とコントラストを増大でき、微細なパターンの観察が可能になる。
ンディングエネルギーを有する前記電子ビームを照射してよい。
コントラストを増大することができる。
こで、LEは前記電子ビームの前記ランディングエネルギーであり、LEA及びLEBは
、前記ミラー電子と2次放出電子が混在する領域の最低ランディングエネルギー及び最高
ランディングエネルギーである。
コントラストを増大することができる。
チャと、前記アパーチャのサイズ、位置及び形状の少なくとも一つを、前記アパーチャを
通過する前記ミラー電子に応じて調整してよい。
パーチャを通過する2次放出電子を減らし、ミラー電子の検出量を相対的に増大でき、パ
ターンのコントラストを更に増大できる。
電子の強度中心と前記アパーチャの中心が一致するように調整されてよい。
に低減できる。したがって、高いコントラストの画像を取得できる。
の強度分布の長手方向に応じた方向に長軸を有する楕円形状であってよい。
れにより、高いコントラストの画像を取得できる。
前記複数の孔が、前記ミラー電子の強度中心を囲むように配置されてよい。
り、用途や性質に応じて適切にミラー電子を検出することができる。
前記複数の孔の一つが、前記ミラー電子の強度中心と一致するように配置されていてよい
。
分類に有用な情報を得ることができる。
型観察装置とは別のSEM型観察装置とを備えてよい。前記写像投影型観察装置が、上述
の試料観察装置でよい。前記写像投影型観察装置及び前記SEM型観察装置が、ステージ
を収容するチャンバに備えられてよく、前記ステージが、前記写像投影型観察装置の観察
位置とSEM型観察装置の観察位置との間で移動可能であってよい。
したがって、2つの装置を用いた観察を迅速かつ高精度に行うことができる。例えば、写
像投影型観察装置でパターン欠陥が検出される。それから、SEMでパターン欠陥が詳細
にレビューされる。このような欠陥検査を迅速かつ高精度に行うことができる。
は別のSEM型観察装置と光学顕微鏡により同一のステージ上に載置された試料を観察す
るための複合型の試料観察方法であって、前記写像投影型観察装置、前記SEM型観察装
置、及び前記光学顕微鏡の3つの観察装置それぞれの光学中心の位置関係を座標データと
して記憶し、該座標データに基づいて前記ステージを前記3つの光学中心間で移動させて
前記試料上の特定の箇所を前記3つの観察装置で個別に観察を行うことを特徴とする。
る。(a)試料載置面であるXY面内の回転並びにX方向及びY方向の移動が可能なステ
ージ上に特定のパターンの配列を有する試料を載置し、該特定のパターンの配列を含む領
域を光学顕微鏡観察して該特定のパターンの配列方向が前記X方向又は前記Y方向となる
ように前記ステージ上の試料位置を調整するステップ、(b)上述の第1の態様の試料観
察方法により前記試料の特定のパターンの配列を含む領域のミラー電子画像を得て、前記
特定のパターンの配列の方向を前記ミラー電子画像のX方向又はY方向に一致させるとと
もに前記特定のパターンが前記ミラー電子画像のフレームの中央にくるように前記ミラー
電子の検出系を調整するステップ、(c)前記試料の特定のパターンを含む領域をSEM
観察し、該試料の特定のパターンがSEM画像の所定の中央にくるようにSEM型観察装
置の光学系を調整するステップ、(d)前記ステップ(a)、ステップ(b)、ステップ
(c)の調整後の各ステージの位置座標を相互に対応づけ、これら3つの位置座標の何れ
か1つから他の2つの位置座標の少なくとも一方を算出するステップ。
前記ステップ(d)は、この順に実行される。
による試料観察、及び、SEM画像による試料観察で得られた各画像が観察対象試料のど
の位置に対応しているのかを相互に対応付けることができる。これにより、上記3つの観
察方法のうちのある方法で特定された観察目的個所を他の観察方法で観察しようとした場
合でも、上記観察目的箇所を迅速かつ正確に特定することができる。
ミラー電子から前記試料の画像を生成し、前記試料の画像を用いて前記試料のパターンを
検査するステップを備えている。
査で判定されたパターン不良個所をSEM観察して欠陥の真偽判定を行うステップを備え
ている態様とすることができる。
欠陥と判定されたパターン不良個所の欠陥種の分類を行うステップを備えている態様とす
ることができる。
欠陥と判定されたパターン不良個所の座標ファイルを、前記光学顕微鏡像、前記ミラー電
子画像、及び、前記SEM画像の少なくともひとつの画像と対応づけて作成するステップ
を備えている態様とすることができる。
に加え、欠陥の真偽判定、欠陥種の分類、観察画像中での位置の特定も可能となる。
とは別のSEM型観察装置と、光学顕微鏡とを備え、前記写像投影型観察装置が、上述の
本発明の第1の態様の試料観察装置であり、前記写像投影型観察装置、前記SEM型観察
装置、及び前記光学顕微鏡が、前記ステージを収容するチャンバに備えられ、前記ステー
ジが、前記写像投影型観察装置の観察位置と前記SEM型観察装置の観察位置と前記光学
顕微鏡の観察位置との間で移動可能であることを特徴とする。
置、及び前記光学顕微鏡のそれぞれの光学中心の位置関係を座標データとして記憶し、前
記ステージを前記3つの光学中心間で移動可能とする制御部を備えている態様とすること
もできる。
内で回転可能なステージである。
出面であるXY面内での回転調整が可能に構成されている。
であるX方向又はY方向に一致するように前記ステージ上の試料位置を調整するアライメ
ント部を備えている。
が前記写像投影型観察装置で得られたミラー電子画像のフレームのX方向又はY方向に一
致するように前記検出器を調整することができる。
上の特定のパターンを観察して得られた観察像がSEM画像の中心に位置するように前記
SEM型観察装置の光学系を調整することができる。
めのクリーニング用ガスを供給するガス供給部と、前記クリーニング用ガスを前記チャン
バ内へと導くガス導入部とを備えている態様としてもよい。
前記電子ビームの照射を受けて前記除去作用を奏するガスである。
による試料観察、及び、SEM画像による試料観察で得られた各画像が観察対象試料のど
の位置に対応しているのかを相互に対応付けることとしている。これにより、上記3つの
観察方法のうちのある方法で特定された観察目的個所を他の観察方法で観察しようとした
場合でも、上記観察目的箇所を迅速かつ正確に特定することができる。
く、この検査装置は、前記画像処理部により前記ミラー電子から生成された前記試料の画
像を用いて前記試料のパターンを検査する。これにより、本発明の試料観察装置を用いて
微細なパターンを好適に検査できる。
欠陥の真偽判定を行う演算部を備えている態様としてもよい。
とが好ましい。
記光学顕微鏡像、前記ミラー電子画像、及び、前記SEM画像の少なくともひとつの画像
と対応づけて作成可能であることが好ましい。
になるようにランディングエネルギーが調整された電子ビームを観察対象である試料に照
射することとしたので、微細なパターンの観察および検査を可能とする技術の提供が可能
となる。
ミラー電子画像による試料観察、及び、SEM画像による試料観察で得られた各画像が観
察対象試料のどの位置に対応しているのかを相互に対応付けることとしたので、上記3つ
の観察方法のうちのある方法で特定された観察目的個所を他の観察方法で観察しようとし
た場合でも、上記観察目的箇所を迅速かつ正確に特定することが可能となる。
用いて試料が観察される。この種の電子線観察装置は、1次光学系及び2次光学系を備え
る。1次光学系は、電子銃から出射される電子ビームを試料に照射して、試料の構造等の
情報を得た電子を生成する。2次光学系は、検出器を有し、電子ビームの照射により生成
された電子の像を生成する。写像投影型観察装置では、大きな径の電子ビームが用いられ
、広範囲の像が得られる。
類の電子とは、ミラー電子、2次電子、反射電子、後方散乱電子である。本実施の形態は
、主としてミラー電子の特性を利用して、試料を観察する。ミラー電子とは、試料に衝突
せず、試料の直前で跳ね返ってくる電子をいう。ミラー電子現象は、試料表面の電場の作
用によって生じる。
う。これら3種の電子が混在する場合も、2次放出電子という用語を用いる。2次放出電
子のうちでは、2次電子が代表的である。そこで、2次電子が、2次放出電子の代表とし
て説明されることがある。ミラー電子と2次放出電子の両者について、「試料から放出さ
れる」「試料から反射される」「電子ビーム照射により生成される」などの表現が用いら
れてよい。
関係を示している。ランディングエネルギーLEとは、試料に照射される電子ビームに付
与されるエネルギーである。電子銃に加速度電圧Vaccが印加され、試料にリターディ
ング電Vrtdが印加されるとする。この場合、ランディングエネルギーLEは、加速電
圧とリターディング電圧の差(LE=Vacc−Vrtd)で表される。
成した画像における輝度を表す。すなわち、階調DNは、検出される電子の数を表す。多
くの電子が検出されるほど、階調DNが大きくなる。
ように、LEがLEBより大きい領域(LEB<LE)では、階調DNは、比較的小さい
一定の値を示す。LEがLEB以下、LEA以上の領域(LEA≦LE≦LEB)では、
LEが小さくなるほど、階調DNが増大する。LEがLEAより小さい領域(LE<LE
A)では、階調DNが、比較的大きい一定の値を示す。
検出される殆どすべての電子が、2次放出電子である。この領域は、2次放出電子領域と
いうことができる。一方、LE<LEAの領域では、検出される殆どすべての電子が、ミ
ラー電子である。この領域は、ミラー電子領域ということができる。図示のように、ミラ
ー電子領域の階調は、2次放出電子領域の階調より大きい。これは、2次放出電子と比べ
て、ミラー電子の分布の範囲が小さいからである。分布範囲が小さいので、より多くの電
子が検出器に到達でき、階調が大きくなる。
の逆)への遷移領域である。この領域は、ミラー電子と2次放出電子が混在する領域であ
り、混在領域ということもできる。遷移領域(混在領域)では、LEが小さくなるほど、
ミラー電子の発生量が増大し、階調が増大する。
ネルギーを意味している。LEA及びLEBの具体的な値を説明する。本発明者の研究結
果では、LEAが−5[eV]以上であり、LEBは5[eV]以下である(すなわち、−5
[eV]≦LEA≦LEB≦5[eV])。
ビーム照射により発生する全ての電子がミラー電子になる。そのため、試料の形状に関係
なく、検出される電子が全てミラー電子になり、試料の凹部でも凸部でも階調の差が小さ
くなり、パターンや欠陥のS/N及びコントラストが小さくなってしまう。したがって、
ミラー電子領域を検査に使用するのは難しい場合がある。これに対して、遷移領域では、
形状のエッジ部の部位にて特徴的かつ特異的にミラー電子が生じ、他の部位では2次放出
電子が生じる。したがって、エッジのS/N及びコントラストを高くすることができる。
したがって、遷移領域は検査を行うときに大変有効である。以下、この点について詳細に
説明する。
LEA)では、総ての電子が、試料に衝突することなく、ミラー電子になる。これに対し
て、遷移領域では、一部の電子が試料に衝突し、試料が2次電子を放出する。LEが大き
くなるほど、2次電子の割合が多くなる。そして、図示されないが、LEがLEBを超え
ると、2次電子のみ検出される。
階調DNの関係を示している。エッジ部は、凹部の両端に位置し、試料の高さが変化する
部分である。図3において、点線がエッジ部の階調特性を示し、実線が他の部分の階調特
性を示す。他の部分の特性は、図1の特性に対応する。
特性線は、ランディングエネルギーが大きくなる方向にずれている。すなわち、エッジ部
では、遷移領域の上下限が大きく、遷移領域の上限はLEB+5[eV]である。ここで、
LEBは、エッジ以外の部位の遷移領域の上限である。このような特性線のシフトが生じ
るのは、形状、構造及び材料等がエッジ部と他の部分で異なるからである。そして、特性
線のずれることにより、エッジ部と他の部分で階調差ΔDNが生じる。
階調差ΔDNが生じる理由について検討する。
。例えば凸部がラインであり、凹部がスペースである。ライン幅及びスペース幅が100
μ以下である。図4の形状では、導体(Si)が凹凸形状を有している。そして、凸部の
最上部に酸化膜(SiO2等)が形成されている。
生じる現象を示している。図5では、縦縞のパターンが形成されている。電子ビームが照
射されると、照射電子が、凹部(溝)の一方のエッジの付近で軌道を変え、横方向に曲が
り、溝の反対側のエッジに向かって進む。そして、照射電子は、反対側のエッジ付近で再
び軌道を変え、上方に戻っていく。こうして、照射電子は、試料に衝突することなく、ミ
ラー電子になる。このようにしてエッジで生じるミラー電子を、エッジミラー電子という
ことができる。エッジミラー電子は、両端のエッジから対称に生じる。図6も、図5と同
様に、図4の構造にて生じるエッジミラー電子を示している。図6では、横縞のパターン
が形成されている。
。この例では、照射電子が、凹部の一方のエッジに向って入射し、一方のエッジの近傍を
通るカーブ軌道に沿って凹部内に侵入し、凹部の底部に衝突することなく進行方向を転換
し、凹部の他方のエッジの近傍を通って、ミラー電子になる。このようなミラー電子も、
エッジミラー電子である。エッジ構造では、各照射電子が、図5又は図7の軌道を通り、
或いは図5及び図7の中間的な軌道を通り、エッジミラー電子になると考えられる。
、導体の凸部の表面に酸化膜が形成されている。この構造では、試料表面の酸化膜が負に
帯電する。そして、凹部内の導体の電位が、酸化膜の電位よりも相対的に高くなる。エッ
ジ付近で電位が変化するために、電子の軌道が上述のように曲がりやすく、その結果、エ
ッジミラー電子が生じる。
の前に行われる電子ビームの照射である。プレチャージにより、試料の絶縁領域が負に帯
電する(図5等の例では、試料表面の酸化膜が負に帯電する)。プレチャージを行うこと
により、絶縁領域の電位が安定する。これにより、エッジミラー電子が安定して発生し、
図3の特性が安定して得られる。したがって、試料観察を良好に行うことができ、試料観
察結果を用いる検査の精度も向上できる。
あるいは、別の電子銃が、プレチャージのために設けられてよい。
の断面である。図8では、Si面に、酸化膜(SiO2等)の凸部が形成されている。こ
のような構造では、凹部の両側のエッジにて、等電位面が屈曲する。等電位面の屈曲の影
響で、照射電子の軌道が曲がる。その結果、図8の構造においても、照射電子は、図5〜
図7に示された軌道を通り、エッジミラー電子になる。図8の構造でもプレチャージが好
適に行われ、これにより、凸部の酸化膜の電位を安定させることができる。
て等電位面が形成される。そして、凹部の両側のエッジでは等電位面が屈曲する。この等
電位面の屈曲の影響で、照射電子の軌道が曲がる。その結果、照射電子は、上述したよう
な軌道を通り、エッジミラー電子になる。
存在している。したがって、プレチャージを行うことが好適であり、これにより電位を安
定させることができる。
ーンし、エッジミラー電子になる。そのため、エッジミラー電子は、通常の部位のミラー
電子よりも発生しやすい。その結果、図3に示されるように、エッジ部では、エッジ以外
の部分よりも、遷移領域が高いエネルギー側へと広がっている。
たように、2次電子、反射電子又は後方散乱電子である(あるいは、それらが混在してい
る)。2次放出電子は、等方的に広がって放出される。そのため、検出器には、最大でも
数%の電子しか到達しない。これに対して、エッジミラー電子は、照射電子がそのまま反
射することにより生成される。したがって、エッジミラー電子については、透過率(検出
器への到達率)がほぼ100%である。したがって、高い輝度(階調)が得られ、周囲と
の階調差ΔDNが大きくなる。
が大きい。その結果、図3に示されるように、ランディングエネルギーLEが大きい方へ
と、エッジ部の階調特性線がずれ、エッジ部と他の部位の間に階調差ΔDNが生じる。
画像を生成する。上記で説明された凹構造は、本発明の凹パターンに相当する。本実施の
形態では、凹パターンで効率よくエッジミラー電子が生じるように、ランディングエネル
ギーを設定する。ランディングエネルギーLEは、図示のように、従来一般の観察技術と
比べて非常に低い値に設定されることになる。このようなエネルギー設定により、パター
ンと周囲の階調差ΔDNが大きくなり、高い解像度と高いコントラストの画像が得られる
。
うに、ランディングエネルギーLEが設定される。これにより、ミラー電子と2次電子が
混在する領域にランディングエネルギーLEが設定される。
る。例えば、LEA=−5[eV]、LEB=5[eV]であったとする。この場合、ランデ
ィングエネルギーLEは、−5[eV]≦LE≦5+5[eV]=10[eV]に設定される。
さらに詳細には、ランディングエネルギーLEに依存してミラー電子と2次放出電子の混
在の状況が変化し、階調差も変化する。ミラー電子の発生数が比較的小さい領域にランデ
ィングエネルギーLEを設定することで、大きな効果が得られると考えられる。
明では、試料観察装置が、試料検査装置に組み込まれており、試料のパターン欠陥の検査
に用いられる。図9は試料検査装置の全体構成を示しており、図10は、試料検査装置の
主要部を示している。
14と、ロードロック16と、トランスファーチャンバ18と、メインチャンバ22と、
電子コラム24と、画像処理装置90を有する。ミニエンバイロメント14には、大気中
の搬送ロボット、試料アライメント装置、クリーンエアー供給機構等が設けられる。トラ
ンスファーチャンバ18には、真空中の搬送ロボットが設けられる。
30が設けられる。ステージ30の上に静電チャックが設置されている。静電チャックに
は試料そのものが設置される。または、試料は、パレットや冶具に設置された状態で静電
チャックに保持される。
に制御される。また、メインチャンバ22、トランスファーチャンバ18及びロードロッ
ク16は、除振台28上に載置され、床からの振動が伝達されないように構成されている
。
は、電子銃、レンズ、配線及びフィールドスルーを備え、更に、図示のように検出器70
を備えている。これら構成が、電子ビームによる写像投影のための1次光学系及び2次光
学系を実現している。
処理及びオフタイムの信号処理の両方が可能である。オンタイムの信号処理は、検査を行
っている間に行われる。オフタイムの信号処理を行う場合、画像のみが取得され、後で信
号処理が行われる。画像処理装置で処理されたデータは、ハードディスクやメモリなどの
記録媒体に保存される。また、必要に応じて、コンソールのモニタにデータを表示するこ
とが可能である。このような信号処理を行うため、システムソフト140が備えられてい
る。システムソフト140はコンピュータにてプログラムを実行することにより実現され
る。また、電子コラム系に電源を供給すべく、電子光学系制御電源130が備えられてい
る。また、メインチャンバ22には、光学顕微鏡110及びSEM式検査装置(SEM)
120が備えられている。
ドポート)からミニエンバイロメント14に搬送される。ミニエンバイロメント14では
、アライメント作業がおこなわれる。
ロック16は、大気から真空状態へと、真空ポンプにより排気される。圧力が、一定値(
例えば1〔Pa〕程度)以下になると、トランスファーチャンバ18に配置された真空中
の搬送ロボットにより、試料がロードロック16からメインチャンバ22へ搬送される。
試料は、ステージ30上の静電チャック機構上に保持される。
法を利用して、試料のパターンが検査される。また、後述するように、SEM120を用
いて検査が行われる。検査が終了すると、試料は、逆の経路を通って、試料キャリア12
へと戻る。
、図9のメインチャンバ22及び電子コラム24などに相当する。
20を設置するステージ30と、試料からの2次放出電子及びミラー電子の像を生成する
2次光学系60と、それらの電子を検出する検出器70と、検出器70からの信号を処理
する画像処理装置90とを備える。検出器70は、2次光学系60の一部に含まれる。ま
た、試料検査装置10は、装置全体を制御するために制御部100を備えている。制御部
100は、図9のシステムソフト140に対応する。更に、試料検査装置10には、位置
合わせのために光学顕微鏡110が設けられ、レビューのためにSEM120が設けられ
ている。
光学系40は、電子銃41と、レンズ42、45と、アパーチャ43、44と、E×Bフ
ィルタ46と、レンズ47、49、50と、アパーチャ48とを有する。電子銃41によ
り電子ビームが生成される。レンズ42、45及びアパーチャ43、44は、電子ビーム
の形状を整えるとともに、電子ビームの方向を制御する。そして、E×Bフィルタ46に
て、電子ビームは、磁界と電界によるローレンツ力の影響を受ける。電子ビームは、斜め
方向からE×Bフィルタ46に入射して、鉛直下方向に偏向され、試料20の方に向かう
。レンズ47、49、50は、電子ビームの方向を制御するとともに、適切な減速を行っ
て、ランディングエネルギーLEを調整する。
フィルタ46の電界と磁界の条件を調整することにより、1次電子ビーム角度を定めるこ
とができる。例えば、1次系の照射電子ビームと、2次系の電子ビームとが、試料20に
対して、ほぼ垂直に入射するように、E×Bフィルタ46の条件が設定される。
ームも照射してよい。あるいは、プレチャージのための電子銃等が設けられてもよい。
0は、xy方向(水平方向)及びθ方向(水平面上での回転方向)に移動可能である。ま
た、ステージ30は、必要に応じてz方向(垂直方向)に移動可能であってもよい。ステ
ージ30の表面には、静電チャック等の試料固定機構が備えられている。
説明したように、ミラー電子及び2次放出電子が検出器70に導かれる。2次光学系60
は、レンズ61、63と、アパーチャ62と、アライナ64と、検出器70とを有する。
電子は、試料20から反射して、対物レンズ50、レンズ49、アパーチャ48、レンズ
47及びE×Bフィルタ46を再度通過する。そして、電子は2次光学系60に導かれる
。2次光学系60においては、電子は、レンズ61、アパーチャ62、レンズ63を通過
し、アライナ64で整えられて、検出器70にて検出される。
では、アパーチャ62のサイズ、位置及び形状が調整可能である。この調整を行うために
、アパーチャ調整機構200が設けられている。アパーチャ調整は、観察画像における試
料パターンのコントラストを大きくするために行われる。アパーチャ調整については後述
する。
は、検出面に複数のピクセルを有する。検出器70には、種々の二次元型センサを適用す
ることができる。例えば、検出器70には、CCD(Charge Coupled Device)及びTD
I(Time Delay Integration)−CCDが適用されてよい。これらは、電子を光に変換し
てから信号検出を行うセンサである。そのため、光電変換等の手段が必要である。よって
、光電変換又はシンチレータを用いて、電子が光に変換される。
構及び光伝達機構を必要としない。電子がEB−TDIセンサ面に直接に入射する。した
がって、分解能の劣化が無く、高いMTF(Modulation Transfer Function)及びコント
ラストを得ることが可能となる。また、検出器70には、EB−CCDが適用されてもよ
い。
部100は、図9のシステムソフト140と対応する。
ーLEを調整する。本実施の形態では、前述したように、試料20のパターンにてエッジ
ミラー電子が効率よく発生するように、ランディングエネルギーLEが設定される。また
、制御部100は、1次光学系40及び2次光学系60を制御して、電子銃41から検出
器70までの電子の軌道を制御及び調整する。より詳細には、電子ビームが電子銃41か
ら試料20まで所定の適切な軌道を通り、さらに試料20からの電子が検出器70まで所
定の適切な軌道を通るように、電子軌道が制御される。また、制御部100は、後述にて
詳細に説明するように、アパーチャ調整機構200を制御して、アパーチャ調整を行わせ
る。
て、試料20のパターンの画像を生成させる。さらに、制御部100は、画像処理装置9
0で生成された画像を処理し、パターン欠陥についての判定を行うように構成されている
。
動作を説明する。
に移動し、試料20からの電子を検出器70にて検出し、検出信号から試料20の画像を
生成する。電子ビームは、電子銃41から発射され、1次光学系40に導かれて、試料2
0に照射される。入射過程では、E×Bフィルタ46にて電子ビームの向きが変えられる
。本実施の形態では、写像投影法により検査が行われる。そのため、試料の比較的広い範
囲を照射するように、大きな径の電子ビームが用いられる。
に、エッジミラー電子がパターンのエッジにて発生しやすいように設定されている。具体
的には、ランディングエネルギーLEが、LEA≦LE≦LEB+5[eV]に設定される
。LEA、LEBは、図1における遷移領域の下限及び上限であり、例えば、−5[eV]
及び5[eV]である。
が発生する。より詳細には、電子ビームのうちで、一部の電子がパターンのエッジ付近に
照射される。このようなエッジ付近への電子が、図5〜図7に例示された軌道を通り、エ
ッジミラー電子になる。
子の像が検出器70の検出面に生成される。電子ビームの照射により、試料20では、エ
ッジミラー電子の他に、通常のミラー電子も生じ得る。また、ミラー電子の他に、2次放
出電子も生じる。したがって、検出器70には、これらの種類の電子の像が形成される。
0では、検出信号を処理して、試料20の画像を生成する。ここで、本実施の形態では、
ランディングエネルギーLEが適切に設定されており、検出器70に多くのエッジミラー
電子が到達する。すなわち、エッジミラー電子の検出数が、他の種類の電子と比べて多い
。エッジミラー電子は、試料20のパターンのエッジで生じる。したがって、試料20の
画像においては、パターンの階調(輝度)が大きくなる。そして、他の部分との階調差が
大きくなる。したがって、パターンのコントラストが大きくなる。
御部100は、パターンの欠陥の有無を判定してよく、欠陥の位置を検出してよく、さら
に欠陥の種類を判定してよい。また、本実施の形態の試料検査装置10は、パターン欠陥
だけでなく、異物を検査してもよい。この場合、制御部100は、試料20の画像を処理
して、異物の有無を判定してよい。さらに、他の検査も行われてよい。
0の2つのダイの画像を比較する。より詳細には、順次得られる2つのダイの画像が比較
される。2つのダイのパターンが相違する場合に、制御部100は、欠陥があると判定す
る。
合、試料20から特定のダイの画像が得られ、判定基準として保持される。そして、判定
基準のダイの画像が、他の多数のダイの画像と順番に比較される。この場合も、ダイのパ
ターンが相違する場合に、制御部100は、欠陥があると判定する。
い。この場合、ダイの画像が、設計データ等の登録データと比較される。設計データは例
えばCADデータである。そして、ダイの画像が登録データと相違する場合に、制御部1
00は、欠陥があると判定する。
イの画像の代わりに、セルの画像が処理される。欠陥判定処理は、「セルtoセル(cell
to cell)」でもよく、「セルto anyセル(cell to any cell)」でもよく、「セ
ルtoデータベース(cell to database)」でもよい。
れてよく、記録媒体に記録されてよい。また、欠陥判定結果は、以下に説明するように、
次の段階でSEM120により利用されてよい。
図11は、試料検査装置10の一部であり、特に、メインチャンバ22、電子コラム2
4及びSEM120を示している。電子コラム24は、メインチャンバ22と共に、写像
投影型観察装置を構成している。したがって、本実施の形態の試料検査装置は、写像投影
型観察装置とSEM型観察装置の両方を備えた複合型の観察装置を構成している。
電子コラム24(写像投影型観察装置)の観察位置とSEM120の観察位置との間で移
動可能である。このような構成により、写像方式とSEMという2種類の装置の両方を用
いる場合に、観察及び検査を迅速かつ高精度に行うことができる。例えば、写像投影型観
察装置でパターン欠陥が検出され、それから、SEMでパターン欠陥が詳細にレビューさ
れる。以下、この特徴について更に詳細に説明する。
4とSEM120の両方が使用される。したがって、試料20(ステージ30)が電子コ
ラム24とSEM120との間を移動したときに、座標関係が一義的に決まる。このこと
は、パターンの所定箇所を特定したり、パターン欠陥箇所を特定するときに有利である。
2つの検査装置が、同一部位の特定を高精度で容易に行うことができる。例えば、電子コ
ラム24により欠陥箇所が特定される。この欠陥箇所が、SEM120にて迅速に位置決
めされる。
が、別々の真空チャンバに分かれて配置されたとする。分離された別々の装置間で試料を
移動する必要があり、別々のステージに試料を設置する必要がある。そのため、2つの装
置が試料のアライメントを別個に行う必要があり、時間がかかる。また、試料のアライメ
ントを別々に行う場合、同一位置の特定誤差は、5〜10〔μm〕となってしまう。
バ22の同一のステージ30に、試料20が設置される。写像方式の電子コラム24とS
EM120との間でステージ30が移動した場合でも、高精度で同一位置を特定可能であ
る。例えば、1〔μm〕以下の精度での位置の特定が可能である。
像方式で行われ、パターン及びパターン欠陥が検査される。それから、検出した欠陥の特
定及び詳細観察(レビュー)が、SEM120で行われる。正確な位置の特定ができるの
で、欠陥の有無(無ければ疑似検出)が判断できるだけでなく、欠陥のサイズや形状の詳
細観察を高速に行うことが可能となる。
0とが別々に設けられると、欠陥位置の特定に多くの時間を費やしてしまう。このような
問題が本実施の形態により解決される。
陥の撮像条件を用いて、超微小なパターンが高感度で検査される。さらに、写像光学方式
の電子コラム24とSEM式検査装置120が同一チャンバ22に搭載される。これによ
り、特に、100〔nm〕以下の超微小なパターンの検査と、パターンの判定及び分類を
、大変効率良く、高速に行うことができる。
次に、本実施の形態のもう一つの特徴であるアパーチャ調整について説明する。
ーチャ62のサイズ、位置及び形状が、アパーチャ62を通過するミラー電子に合うよう
に調整される。この意味で、本実施の形態のアパーチャ62は、可変アパーチャ(又は調
整用アパーチャ等)と呼ぶことができる。調整目標は、アパーチャ62の高さでのミラー
電子のスポット(プロファイル)と、アパーチャ62の孔とを極力一致させることである
。ただし、実際にはミラー電子スポットとアパーチャ62を完全に一致させることは困難
である。したがって、実際には、ミラー電子スポットよりもある程度広く、アパーチャ6
2が調整されてよい。
トを増大できる。より詳細には、試料から検出される電子は、ミラー電子と2次放出電子
を含む。既に説明したように、2次放出電子は広範囲に広がるのに対し、ミラー電子はあ
まり広がらない。したがって、ミラー電子に応じてアパーチャ62を適切に調整すること
により、アパーチャ62を通過する2次放出電子を減らし、ミラー電子の検出量を相対的
に増大できる。したがって、画像中のパターンのコントラストを更に増大できる。
類のアパーチャ62が備えられてよい。複数種類のアパーチャ62では、サイズ及び形状
が異なる。それら複数種類のアパーチャ62は一体的に構成されてもよく、別々の部材で
あってもよい。アパーチャ調整機構200は、光軸上で観察に用いられるアパーチャ62
を切り換え可能である。そして、アパーチャ調整機構200は、制御部100の制御下で
、複数種類のアパーチャ62からミラー電子に応じたアパーチャ62を選択し、光軸上に
配置する。さらに、アパーチャ調整機構200は、ミラー電子に応じてアパーチャ62の
位置を調整する。こうして、アパーチャ62のサイズ、形状及び位置が好適に調整される
。
も含んでよい。したがって、アパーチャ調整機構200は、アパーチャ62を水平方向(
XY方向)に移動するだけでなく、光軸方向(Z方向)に移動して、アパーチャ位置を最
適化してよい。また、アパーチャ62の位置は、回転方向の位置、すなわちアパーチャ角
度も含んでよい。アパーチャ調整機構200は、アパーチャ62を水平面上で回転してよ
く、回転中心は2次光学系60の軸でよい。
が効果的である。このミラー電子像は、上記のミラー電子スポットを表す。そこで、アパ
ーチャにおけるミラー電子像に適合するように、アパーチャ62が調整される。
ーチャの高さに好適に追加される。あるいは、アパーチャ62と、検出器70(図10)
とを、光学的に共役な位置に配置することが好適である。これにより、検出器70にて、
アパーチャ62におけるミラー電子像が得られる。
整についてさらに詳細に説明する。
パターン観察では、パターンからのミラー信号を効率よく取得することが重要である。
アパーチャ62の位置は、信号の透過率と収差を規定するので、大変に重要である。2次
電子は、試料表面から広い角度範囲で、コサイン則に従い放出され、アパーチャでは均一
に広い領域に到達する。したがって、2次電子は、アパーチャ62の位置に鈍感である。
これに対し、ミラー電子の場合、試料表面での反射角度が、1次電子ビームの入射角度と
同程度となる。そのため、ミラー電子は、小さな広がりを示し、小さなビーム径でアパー
チャ62に到達する。例えば、ミラー電子の広がり領域は、二次電子の広がり領域の1/
20以下となる。したがって、ミラー電子は、アパーチャ62の位置に大変敏感である。
アパーチャにおけるミラー電子の広がり領域は、通常、φ10〜100〔μm〕の領域と
なる。よって、ミラー電子強度の最も高い位置を求めて、その求められた位置にアパーチ
ャ62の中心位置を配置することが、大変有利であり、重要である。
構200が、アパーチャ62を、電子コラム24の真空中で、1〔μm〕程度の精度で、
x、y方向に移動させる。アパーチャ62を移動させながら、信号強度が計測される。画
像の輝度が、信号強度として求めれてよい。評価値は例えば輝度の合計である。そして、
信号強度が最も高い位置が求められ、その求められた座標位置に、アパーチャ62の中心
が設置される。
2がアパーチャ調整機構20により回動されて、アパーチャ62の角度が調整されてもよ
い。そして、信号強度の計測結果に基づき、角度が設定されてよい。角度は、回転方向の
位置であり、したがってアパーチャの角度も本発明ではアパーチャ位置に含まれる。アパ
ーチャ62の回転軸は、2次光学系60の軸であってよい。まず、上述したxy方向の調
整が行われ、信号強度が最も高い位置へとアパーチャ中心が調整されてよい。それから、
アパーチャ62が所定の小さい角度ずつ回転され、信号強度が最も高くなる角度へアパー
チャ62が調整されてよい。
アパーチャ等が構成されてよい。z軸方向は、2次光学系60の軸方向である。この場合
、z軸方向にもアパーチャ62が移動され、信号強度が測定され、信号強度が最も高くな
る位置へとアパーチャ62が調整されてよく、この構成も有利である。アパーチャ62は
、ミラー電子が最も絞られる位置に好適に設置される。これによりミラー電子の収差の低
減、及び、2次放出電子の削減を、大変効果的に行うことができる。したがって、より高
いS/Nを得ることが可能となる。
ここでは、信号強度計測のためのさらに好適な構成を説明する。
成が、図10の2次光学系60と異なっており、具体的には、アパーチャの高さにEB−
CCD65が設けられている。アパーチャ62とEB−CCD65は、開口67、68を
有する一体の保持部材であるXYステージ66に設置されている。XYステージ66には
開口67、68が設けられているので、ミラー電子及び2放出次電子がアパーチャ62又
はEB−CCD65に到達可能である。
及び位置決めを行う。これによりアパーチャ62とEB−CCD65が切り換えられ、そ
して、アパーチャ62の電流吸収とEB−CCD65の画像取得が独立に行われる。XY
ステージ66は、アパーチャ調整機構200により駆動される(XYステージ66がアパ
ーチャ調整機構200の一部であってよい)。
電子ビームのスポット形状とその中心位置が検出される。画像処理装置90又は他の構成
がEB−CCD65の検出信号を処理して画像を生成してよい。制御部100が、検出信
号の画像からミラー電子のスポット形状と中心位置を求めてよい。前述のようにミラー電
子の輝度は、2次放出電子の輝度より大きい。したがって、ミラー電子のスポットが、周
囲の2次放出電子の部分よりも明るくなる。そこで、例えば、輝度が所定値以上の領域が
、ミラー電子のスポット(プロファイル)として特定される。また例えば、画像からエッ
ジで囲まれた領域が、ミラー電子のスポットとして検出される。そして、制御部100は
、XYステージ66を制御し、検出されたスポットの中心位置に、アパーチャ62の孔中
心を配置する。
。ビームの2次元的な情報を知ることができ、検出器70に入射する電子数を求めること
ができるので、定量的な信号強度の評価が可能となる。そして、このような計測結果を利
用して、直接的にアパーチャ62の位置調整を行うことが可能となる。これにより、アパ
ーチャの高精度な位置決めが可能となり、電子像の収差が低減し、均一性が向上する。そ
して、透過率均一性が向上し、分解能が高く階調が均一な電子像を取得することが可能と
なる。
いった作業を不要にできる。したがって、計測時間の短縮にも有効である。
用される。制御部100は、スポット形状が極力円形に近く、最小になるように、スティ
グメーター、レンズ61、63及びアライナ64の電圧調整を行う。この点に関し、従来
は、アパーチャ62におけるスポット形状及び非点収差の調整を直接行うことはできなか
った。このような直接的な調整が本実施の形態では可能となり、非点収差の高精度な補正
が可能となる。
他の種類の検出器が設けられてもよい。
れた。しかし、別の構成によっても同様のビーム像を得ることが可能である。具体的には
、z方向において、アパーチャ62と検出器70の検出面の位置関係が、光学的に共役の
関係になるように、アパーチャ62が配置される。この構成も大変有利である。これによ
り、アパーチャ62におけるビームの像が、検出器70の検出面に結像される。したがっ
て、アパーチャ62におけるビームプロファイルを、検出器70を用いて観察することが
でき、アパーチャ62のミラー電子像が得られる。しかも、EB−CCD65を設けなく
てもよい。
は、測定結果を下記のアパーチャサイズ及びアパーチャ形状の調整にも好適に使用してよ
い。
アパーチャ62のサイズ(アパーチャ径)も本実施の形態では重要である。上述のよう
にミラー電子の信号領域が小さいので、効果的なサイズは、10〜200〔μm〕程度で
ある。更に、アパーチャサイズは、好ましくは、ビーム径に対して10〜100〔%〕大
きいサイズである。
サイズの設定により、ミラー電子の割合をより高めることが可能となる。これにより、ミ
ラー電子のコントラストを高めることができ、つまり、パターンのコントラストを高める
ことができる。
2次放出電子が減少する。そのため、正常部の階調が小さくなる。しかし、ミラー電子信
号は変化せず、パターンの階調は変化しない。よって、周囲の階調が低減した分だけ、パ
ターンのコントラストを大きくでき、より高いS/Nが得られる。
におけるミラー電子のスポット形状(プロファイル)に合わせることが好適である。これ
により、ミラー電子信号を変えずに、アパーチャ62を通過する2次放出電子を低減でき
る。したがって、パターンのコントラストを大きくでき、より高いS/Nが得られる。
。アパーチャサイズ及び形状を少しずつ変えながら、信号計測が繰り返されてもよい。好
ましくは、図12の構成を用いて、アパーチャ62におけるミラー電子のスポットが計測
される。あるいは、検出器70とアパーチャ62の位置関係を共役関係に設定することに
より、検出器70にてスポットの像が取得される。これにより、簡単かつ迅速にアパーチ
ャサイズ及び形状を調整できる。
よって、アパーチャサイズと形状と適切に選択することは、高いS/Nを得るために大変
重要である。
次に、本実施の形態に好適に適用されるアパーチャのバリエーションについて、図13
〜図18を参照して説明する。
2は、孔を有する部材(部品)である。一般に、部材がアパーチャと呼ばれることもあり
、孔がアパーチャと呼ばれることもある。以下のアパーチャのバリエーションの説明では
、部材(部品)とその孔を区別するため、部材をアパーチャ部材と呼ぶ。そして、部材の
孔を、アパーチャ孔という。その他の識別の方法として、アパーチャ部材をNAアパーチ
ャ等と呼ぶことも可能である。
9、69a、69bは、アパーチャ孔を示す。アパーチャ形状は、一般に、アパーチャ孔
の形状を意味する。アパーチャサイズ及び位置も、具体的にはアパーチャ孔のサイズ及び
位置である。ここではアパーチャ部材とアパーチャ孔を区別するものの、本明細書の全体
では一般的表現に従ってアパーチャ部材及びアパーチャ孔が単にアパーチャと呼ばれてよ
い。
に、従来は、円形のアパーチャ孔169が固定位置に設置されていた。よって、上述のよ
うな適切なアパーチャサイズと形状の選択はできなかった。一方、本実施の形態に係る試
料検査装置10は、アパーチャを2次元的又は3次元的に移動し、アパーチャ調整を行え
るように構成されている。
、楕円形である。この孔形状は、ミラー電子信号の強度分布に合うように設定されている
。この例では、アパーチャ部材62におけるミラー電子の強度分布の測定結果において、
強度分布がy方向に長い楕円形状である。ここで、y方向とは、E×Bフィルタ46で偏
向される方向である。y方向は、1次電子ビームの光軸の方向と一致する。y方向の楕円
形状の原因は、E×Bフィルタ46での偏向成分であると考えられる。よって、効率よく
ミラー電子を捕捉するためには、y方向に長軸を有するアパーチャ形状が大変有利である
。
)を得ることが可能となる。例えば、2次電子ビームの強度分布が、y方向に100〔μ
m〕、x方向に50〔μm〕とする(これらの値は、半値全幅である)。楕円形のアパー
チャ孔69は、2次電子ビーム径に対して、プラス10〜100〔%〕の範囲で選択され
る。例えば、アパーチャサイズがy方向に150〔μm〕、x方向に75〔μm〕になる
ように、アパーチャ孔69が選択されてよい。
について説明する。ここでは、複数のアパーチャ孔が、一つのアパーチャとして機能する
。
している。図15において、アパーチャ部材62aは、2つの円形のアパーチャ孔69a
を有する。この例では、ミラー電子の強度中心を基準に、2つの孔が±y方向にずらした
位置に配置される。ずれ量は、例えば、50〔μm〕程度である。この構成は、散乱され
た+y側と−y側のミラー電子の双方を捕捉できる。したがって、この構成は、散乱した
ミラー電子の信号と、バックグラウンドの2次放出電子との信号量の差を大きくでき、高
いS/Nを得ることが可能となる。この理由を説明すると、2次放出電子の場合、散乱方
向に飛散する量が少量に限られる。そのため、バックグラウンドが低減し、相対的にS/
Nを向上させることができる。
している。図16において、4つの円形のアパーチャ孔69aが、x軸及びy軸に対称に
配置されている。すなわち、2つのアパーチャ孔69aがx軸上に配置され、2つのアパ
ーチャ孔69aがy軸上に配置され、4つのアパーチャ孔69aが中心(原点)から等距
離に位置している。別の言い方では、4つのアパーチャ孔69aは、原点の回りに等間隔
に配置されている。さらに簡単にいうと、4つのアパーチャ孔69aが菱形状に配置され
ている。これにより、x方向とy方向の双方に散乱されたミラー電子が存在する場合にも
、高S/Nで電子を取得することができる。
17の構成は、図16の構成と異なる一例である。図17においては、4個の円形のアパ
ーチャ孔69aが、xy平面における第1象限から第4象限にそれぞれ配置されている。
この例でも、4つのアパーチャ孔69aは、x軸及びy軸に対称に配置されており、中心
(原点)から等距離に配置されている。別の言い方では、4つのアパーチャ孔69aは、
原点の回りに等間隔に配置されている。このような形状のアパーチャ部材62cにおいて
も、ミラー電子の信号強度が高くなる位置にアパーチャ孔69aを設けることができ、高
S/Nの信号を取得することができる。
置が異なってよい。これにより、用途に応じた適切なアパーチャ部材62b、62cを用
いることができる。そして、各々の用途について、高いS/Nを取得することが可能とな
る。
した図である。図18に示すように、アパーチャ孔69dの数は、4つよりも更に多くて
もよい。図18に示したアパーチャ部材62dにおいては、ミラー電子の強度中心の回り
の円周上に、複数のアパーチャ孔69bが等間隔に配置されている。この構成は、円周上
のどこかのアパーチャ孔69bの位置に特異的に強い散乱をするミラー電子がある場合に
有利である。そのようなミラー電子の適切な捕捉が可能となる。
9bとの関係については、アパーチャ位置が強度中心とずれている。しかし、本発明はこ
れに限定されず、アパーチャ位置が強度中心と一致してよい。すなわち、一つのアパーチ
ャ孔が、ミラー電子強度中心と一致するように設置されてよい。この場合、他のアパーチ
ャ孔は、散乱したミラー電子の捕捉を行う。それら電子が強度中心のミラー電子とともに
電子像に含まれる。このような合成像が検出器70で得られる。このようにして、強いミ
ラー電子と特異的に散乱されたミラー電子との合成像を取得することができる。したがっ
て、高いS/Nを得ることができるとともに、散乱方向に特徴がある観察対象を効果的に
検出できる。また、散乱方向の特徴を、観察対象の分類に役立てることも可能となる。
更に、本実施の形態によれば、使用するランディングエネルギーLEに対して、適切な
アパーチャ孔形状及びサイズを選択することもできる。この選択も大変に有利な効果を提
供する。ランディングエネルギーLEによりミラー電子の強度分布が変化する。そこで、
本実施の形態の検査装置は、使用するランディングエネルギーLEに応じたアパーチャサ
イズ及び形状を選択するように構成されてよい。これにより強度分布に応じたアパーチャ
調整ができ、大変有利である。
った2つの条件で撮像又は検査が行われるとする。例えば、1番目の撮像・検査条件では
、ランディングエネルギーが第1の値すなわちLE=3〔eV〕であるとする。第2番目
の撮像・検査条件では、ランディングエネルギーが第2の値すなわちLE=2〔eV〕と
する。ここで、ランディングエネルギーLEが小さくなると、アパーチャ高さではミラー
電子強度分布が大きくなる。このような分布変化に適合するように、アパーチャサイズ及
び形状が好適に選択される。
、x方向に50〔μm〕の楕円のアパーチャ孔69が選択されてよい。第2のランディン
グエネルギーが用いられるときは、ミラー電子強度分布が2倍程度大きくなる。そこで、
y方向に200〔μm〕、x方向に100〔μm〕の楕円形状のアパーチャ孔69が用い
られてよい。このようにして、大変効果的にミラー電子を検出できる。
最後にアパーチャ調整機構について説明を補足する。本実施の形態では、複数のアパー
チャ(アパーチャ部材)が一体化されてよい。すなわち、一つのアパーチャ部材に複数の
アパーチャ孔が設けられてよい。複数のアパーチャ孔では、形状及びサイズが異なってよ
い。この場合、アパーチャ調整機構は、アパーチャ部材を移動することにより、アパーチ
ャ孔を切り換え、アパーチャ形状及びアパーチャサイズを調整する。
が設けられ、各々アパーチャ部材が、アパーチャ孔を有している。複数のアパーチャ部材
では、孔サイズ及び孔形状の少なくとも一方が異なる。この場合、アパーチャ調整機構は
、アパーチャ部材を選択及び切り換えることにより、アパーチャ形状及びアパーチャサイ
ズを調整する。
のアパーチャ部材が用意される。各アパーチャ部材は、同一形状でサイズが異なる複数の
アパーチャ孔を有する。逆に、アパーチャサイズ毎に、1つのアパーチャ部材が用意され
る。この場合、各アパーチャ部材は、同一サイズで形状が異なる複数のアパーチャ孔を有
してよい。
してよい。図12の例に示されたXYステージを用いてアパーチャが移動及び切り換えら
れてよい。また、アパーチャがリニアモータにより移動及び切り換えられてよい。また、
回転支持部材でアパーチャが支持されてよく、通常の回転式のモータがアパーチャを移動
し、また、切り換えてよい。
サイズ、位置及び形状の全部を変更可能であった。本発明はこのような構成に限定されな
い。本発明の範囲で、サイズ、位置及び形状の少なくとも1つが調整されてよい。
で、アパーチャ設定は、調整後に固定されてもよい。この場合、まず、上述の原理に従っ
てアパーチャサイズ、位置、形状が調整及び決定されてよい。それから、決定されたアパ
ーチャ仕様が固定的に用いられてよい。例えば上述の楕円形状のアパーチャが継続的に用
いられてよい。
して考案された、複合的な試料観察方法及び試料観察装置について説明する。なお、これ
ら第2の態様の試料観察方法及び試料観察装置は、上述した第1の態様の試料観察方法又
は試料観察装置が備える構成や効果において共通する。よって、以下の説明においては繰
り返しての説明は省略する。
この図に示された構成以外は既に、図9、図10、図12等に図示されて説明もなされて
いるので以降の説明では省略する。この図に示すように、パターンを有する試料20を載
置するステージ30を収容するメインチャンバ22には、1次ビーム系40及び2次ビー
ム系60を有する写像投影型観察装置の電子コラム24とSEM120と光学顕微鏡11
0が設けられている。また、ステージ30は、電子コラム24、SEM120、光学顕微
鏡110のそれぞれで試料20上の任意の位置を観察できるように、これら3つの観察装
置の間を移動可能に構成されている。
転ステージ30bを有しており、試料載置面であるXY面内のX方向及びY方向に試料2
0を移動可能であるとともに、XY面内で試料20を回転させることも可能なステージと
して構成されている。
0からの信号を受けて、電子検出面(XdYd面)内でのXd方向及びYd方向及び電子検出
面内での回転が可能に構成されている。
、及び光学顕微鏡の3種の観察装置により、同一の試料の特定の箇所を観察したりパター
ンの検査をすることができる。
ステージから他の装置のステージへと観察対象試料を移す必要があるが、このような試料
移動を行うと先の観察で特定された箇所を別の装置で再度特定し直す必要が生じて手間が
かかるのみならず、その再現性は高々10μm程度と低いものとならざるを得ないから、
信頼性という観点からも問題がある。
該異常部の試料上の位置を特定したとする。そして、このパターン不良部が真の欠陥であ
るかどうかをSEM観察により判断しようとする場合には、写像投影型観察装置のステー
ジからSEM型観察装置のステージへと試料を移し、既にミラー電子画像の解析で特定さ
れているパターン不良部があるとされた試料上の位置を探してSEM観察を行うこととな
る。しかし、その位置を正確に再現できなければ、誤った場所を観察してしまったり、パ
ターン不良部が極めて小さなものである場合には当該パターンの異常を確認することさえ
できない場合も生じ得る。
料上の同一の場所を異なる種類の装置で観察することができる。試料を載置させるステー
ジの駆動制御は1μm以上の精度(1μm以下の誤差)とすることも可能であるから、サ
ブミクロンレベルでの高精度な観察位置特定を容易かつ迅速に行うことができ、しかも当
該特定の位置をSEM観察することで欠陥の真偽判定や欠陥種の判断などを容易に行うこ
とができる。
を設けておき、光学顕微鏡、写像投影型観察装置、及びSEM型観察装置、のそれぞれの
光学中心の位置関係を座標データとして記憶させ、この座標データに基づいてステージを
これら3つの光学中心間で移動可能とするようにすればよい。
のパターンの配列を含む領域を光学顕微鏡110で観察する。このとき、基準となる特定
のパターンが光学顕微鏡の光学中心にくるようにステージ30を移動させ、そのときのス
テージ移動量から光学顕微鏡の光学中心位置の座標を決める。このようにして決定された
光学顕微鏡の光学中心位置座標を、仮に、(xo,yo)であるとする。
定パターンが写像投影型観察装置の光学中心にくるようにステージ30を移動する。そし
て、ステージの移動量から写像投影型観察装置の光学中心位置の座標を決める。このよう
にして決定された写像投影型観察装置の光学中心位置座標を、仮に、(xt,yt)である
とする。
定パターンがSEM型観察装置の光学中心にくるようにステージ30を移動する。そして
、ステージの移動量からSEM型観察装置の光学中心位置の座標を決める。このようにし
て決定されたSEM型観察装置の光学中心位置座標を、仮に、(xs,ys)であるとする
。これらの操作を行うと、光学顕微鏡と写像投影型観察装置とSEM型観察装置の3つの
観察装置それぞれの光学中心の位置関係が座標データとして求められる。なお、これらの
座標データはステージの移動量から求められたものであるから、実際には、メインチャン
バ22内でのステージ30の位置を示す座標データに対応している。
れた試料上の場所が仮に(xo,yo)であるとすると、同一の場所を写像投影型観察装置
で観察する時には試料を(xt,yt)に移動させればよく、SEM型観察装置で観察する
時には試料を(xs,ys)に移動させればよい。また、このような切替処理は制御部10
0において瞬時に実行されるから、高精度な位置合わせを迅速に行うことができる。
ジの移動方向であるX方向又はY方向に一致するようにステージ上の試料位置を調整する
アライメント部を設けるようにしてもよい。このようなアライメント部は、例えば、制御
部100内に設けることができる。
が写像投影型観察装置で得られたミラー電子画像のフレームのX方向又はY方向に一致す
るように検出器70を調整する機能をもたせることができる。
のパターンを観察して得られた観察像がSEM画像の中心に位置するようにSEM型観察
装置の光学系を調整する機能をもたせることができる。
の試料観察装方法は、写像投影型観察装置と該写像投影型観察装置とは別のSEM型観察
装置と光学顕微鏡により同一のステージ上に載置された試料を観察するための複合型の試
料観察方法であって、写像投影型観察装置、SEM型観察装置、及び光学顕微鏡の3つの
観察装置それぞれの光学中心の位置関係を座標データとして記憶し、該座標データに基づ
いてステージを上記3つの光学中心間で移動させて試料上の特定の箇所を3つの観察装置
で個別に観察を行うことを可能としている。
手順を例示により説明するための図で、以下に説明するように、これらの試料観察方法は
、下記の各ステップを備えている。
びにX方向及びY方向の移動が可能なステージ上に特定のパターンの配列を有する試料を
載置し、該特定のパターンの配列を含む領域を光学顕微鏡観察して該特定のパターンの配
列方向が前記X方向又は前記Y方向となるように前記ステージ上の試料位置を調整するス
テップ(a)と、本発明の第1の態様の試料観察方法として既に説明した手法により試料
の特定のパターンの配列を含む領域のミラー電子画像を得て、上記特定のパターンの配列
の方向をミラー電子画像のX方向又はY方向に一致させるとともに上記特定のパターンが
ミラー電子画像のフレームの中央にくるようにミラー電子の検出系を調整するステップ(
b)と、上記試料の特定のパターンを含む領域をSEM観察し、該試料の特定のパターン
がSEM画像の所定の中央にくるようにSEM型観察装置の光学系を調整するステップ(
c)と、上記ステップ(a)、ステップ(b)、ステップ(c)の調整後の各ステージの
位置座標を相互に対応づけ、これら3つの位置座標の何れか1つから他の2つの位置座標
の少なくとも一方を算出するステップ(d)とを備えている。
ステップ(c)、及び、ステップ(d)が、この順に実行される。
載置して観察をスタートする(S101)。次に、光学顕微鏡(OM)110によりステ
ージ30上の試料20の位置を確認し(S102)、ステージ上の試料位置が適正である
か否かを判断し(S103)、必要であれば(S103:No)、回転ステージ30bに
より試料位置を調整する(S104)。
20には、縦横方向(X方向又はY方向)に延在するライン・アンド・スペースパターン
のほかに、当該ライン・アンド・スペースパターンの延在方向と平行又は垂直な方向に、
アライメント用として「+」パターンが3つ配列されている。
aの移動方向(ここではY方向)とはθsだけずれている。このような載置状態では、他
の観察装置である写像投影型観察装置及びSEM型観察装置で同一箇所を観察しようとし
ても位置合わせ(アライメント)が容易ではなく精度も低くなってしまう。そこで、回転
ステージ30bをθsだけ反時計回りに回転させて試料上のパターンの方向をXYステー
ジ30aの移動方向に合わせる。
メントの精度は、例えば、1/100〜1/100000ラジアン(rad)とすること
ができる。
の「+」パターンが光学顕微鏡の光学中心に位置するようにステージ位置を調整する。そ
して、当該位置調整後のステージ位置から光学顕微鏡の光学中心位置の座標(xo,yo)
を求める。
うようにしてもよい。画像処理を利用した場合のアライメント精度は、1/10〜1/1
00ピクセル(Px)とすることができる。また、このような画像処理は、例えば、光学
顕微鏡110で得られたOM画像を画像処理装置90で処理させるようにしてもよく、当
該画像処理結果に基づいて制御部100内に設けられたアライメント部によりステージの
調整を行わせるようにしてもよい。
列方向を確認し(S105)、センサの画素配列方向がステージ30の移動方向(X方向
又はY方向)に一致しているかどうかを判断し(S106)、必要であれば(S106:
No)、検出器70のθt調整を行う(S107)。
方向(図24(a))、アライメント前の検出器70のセンサの画素配列方向(図24(
b))、及び、アライメント後の検出器70のセンサの画素配列方向(図24(c))の
相互の関係を説明するための図である。
いるとする。このとき、検出器70のアライメント前の状態では、画素の配列方向(例え
ば、p11〜p1m及びp11〜pm1)は、パターンの延在方向に一致しておらず、画素の配列
方向はアライメント用の「+」パターンの配列方向とθtだけ傾いている(図24(b)
)。
o)、検出器70のθt調整を実行して、画素の配列方向をアライメント用の「+」パタ
ーンの配列方向に一致させる(図24(c))。
向(図25(a))、アライメント前の検出器で得られたアライメント用「+」パターン
のミラー電子画像の様子(図25(b))、及び、アライメント後の検出器で得られた上
記パターンのミラー電子画像の様子(図25(c))の相互の関係を概念的に説明するた
めの図である。
素の配列方向がパターンの延在方向とθtだけ傾いているために、得られるパターン像及
びその配列方向も当該、ステージの移動方向(ここではY方向)に対してθtだけ傾いて
しまう(図25(b))。
、検出器の画素の配列方向をパターンの配列方向に一致させたため、得られるパターン像
の配列方向はステージの移動方向(ここではY方向)に一致している(図25(c))。
度の高い精度でアライメントされている。この状態でステージをY方向に移動させ、それ
に同期させてパターンのミラー電子画像を取得し、当該ミラー電子画像が最も良好となる
状態(例えば、コントラストが最大となる状態)に検出器の回転角θtを調整する。この
ような検出器のアライメントの精度は、試料位置調整と同様に、例えば、1/100〜1
/100000ラジアン(rad)とすることができる。
ーン(マークを含む)を用いてもよいが、例えば上記例の試料上に設けられているライン
・アンド・スペースパターンをアライメント用に併用してもよい。
ンやマークがミラー電子画像のフレームの中心にくるように、写像投影型観察装置の光学
系の調整を行う。
座標の確認を行う(S108)。ミラー電子画像は2次元の連続像であるので、画像処理
により、連続像をフレームに分割することができる。例えば、1000×1000Px、
2000×2000Px、或いは4000×4000Px等を1つのフレームとするよう
にミラー電子画像のフレーム分割を行うことができる。
向(図26(a))、アライメント後の検出器で得られたアライメント用「+」パターン
のミラー電子画像の様子(図26(b))、及び、画像フレームの中心座標のアライメン
トを実行した後のアライメント用「+」パターンのミラー電子画像の様子(図26(c)
)の相互の関係を概念的に説明するための図である。
及び、第5の画像フレーム中に映し出されているが、これらのパターンの中心は画像フレ
ームの中心からずれている。このような状態では画像フレームの中心座標は不適正と判断
され(S109:No)、画像フレームのxy座標の調整が実行され(S110)、図2
6(c)に図示したような適正状態となるようにアライメントされる。
等により行うことができる。この場合、1/10Px〜10Px程度の精度での調整が可
能である。
察装置の光学系を微調整する等により行うことができるが、フレーム分割の位置を変更す
ることによっても可能である。後者の調整は画像処理装置90に入力するパラメータの変
更により容易に実行できる。
の中央のものに注目してこの「+」パターンが写像投影型観察装置の光学中心に位置する
ようにステージ位置を調整する。そして、当該ステージ位置から写像投影型観察装置の光
学中心位置の座標(xt,yt)を求める。
EM観察し、中央の「+」パターンがSEM観察像中の概ね中心の位置にあることを確認
する。つまり、当該中央の「+」パターンがSEM型観察装置の光学中心位置にあること
の確認を行う(S111)。そして、このときのステージの位置からSEM型観察装置の
光学中心の座標(xs,ys)を求め、既に求められている光学顕微鏡及び写像投影型観察
装置の光学中心の座標とともに、相互の位置関係としての座標データとして記憶する(S
112)。
yo)及び(xt,yt)との関係をより高い精度で決定する場合には、上述の3つの「+
」パターンのうちの中央の「+」パターンがSEM観察像中の中心にくるようにSEM型
観察装置の光学系を調整すればよい。
の座標と光学顕微鏡及び写像投影型観察装置の光学中心の座標との関係が所望する高い精
度で求められているかどうかを判断し(S113)、不十分と判断した場合には(S11
3:No)、上述のSEMの光学中心調整を実行する(S114)。
器として8極以上のものが用いられている場合には、1/1000〜1/100000r
ad程度の高い精度での偏向角度制御が可能である。
上述の構成の試料観察装置に設けられている画像処理部により、ミラー電子画像に基づい
て試料上のパターンの検査を行うことができる。
ターン不良個所をSEM観察して欠陥の真偽判定を行う構成としてもよい。
行わせるようにしてもよい。
、光学顕微鏡像、ミラー電子画像、及び、SEM画像の少なくともひとつの画像と対応づ
けて作成させるようにしてもよい。
である。
した装置の構成を概念的に説明するための図で、この装置には、試料20の表面に付着し
た汚染物を除去するためのクリーニング用ガスを供給するガス供給部150と、クリーニ
ング用ガスをメインチャンバ22内へと導くガス導入部160とを備えており、流量調整
部170で流量調整されたクリーニング用ガスはガス導入部160の先端に設けられたノ
ズル180から、試料の表面に向けて射出される。
うな汚染物は本来、観察対象試料とは無関係なものであるが、このような汚染物が電子線
照射等により特定の形状を有する偽欠陥となる可能性がある。そこで、図27に示した態
様の試料観察装置では、メインチャンバ22内にクリーニング用ガスを導き、SEM観察
を行いながら、或いは、写像投影型観察装置に設けられている電子ビーム照射系を利用し
て、上記汚染物の除去を可能としている。
ームの照射を受けて前記除去作用を奏するガスを用いることができる。
等のフッ素系ガスを導入した状態でSEM観察を行う。SEM観察中に試料上には汚染物
が付着するが、このような汚染物はメインチャンバ22内に導入されている上記ガスと反
応して昇華性のガス(例えば、COガスやCO2ガス)などに変化し、試料表面から除去
されることとなる。
系から面ビームを試料上に照射し、広範囲にわたってクリーニングを行うことも可能であ
る。面ビームの試料上での照射面積が例えば200×200μm2である場合、30mm
/sの速度でステージを移動させると、100×100mm2の面積範囲のクリーニング
を約30分で完了することができる。
ーを適切に調整することにより、試料の微細なパターンのコントラストを増大でき、した
がって、微細なパターンを観察できる。
いうミラー電子発生現象の特性に着目している。このような特性は従来はパターン観察に
活用されていなかった。凹パターンでのミラー電子発生量は、電子ビームのランディング
エネルギーに依存する。そこで、凹パターンにて照射電子が効率よくミラー電子になるよ
うに、ランディングエネルギーが設定される。これにより、凹パターンでの解像度とコン
トラストを増大でき、微細なパターンの観察が可能になる。
の観察技術は、低ランディングエネルギー技術と呼んでよい。
。これにより、微細なパターンを短時間で観察することができる。
る遷移領域に設定されてよい。また、ランディングエネルギーLEは、LEA≦LE≦L
EB+5eVに設定されてよい。このような設定により、パターン部分でミラー電子が発
生しやすくなり、画像でのパターンのコントラストを増大できる。
状が好適に調整され、これにより、画像中のパターンのコントラストを更に増大すること
ができる。
ージを使用し、複合型の観察装置を構成する。これにより、2種類の検査を連続して行う
ときに、位置決めの時間が短くなり、かつ、位置決め精度が大幅に増大する。したがって
、迅速かつ高精度な観察が可能になる。
、ミラー電子画像による試料観察、及び、SEM画像による試料観察で得られた各画像が
観察対象試料のどの位置に対応しているのかを相互に対応付けることとしたので、上記3
つの観察方法のうちのある方法で特定された観察目的個所を他の観察方法で観察しようと
した場合でも、上記観察目的箇所を迅速かつ正確に特定することが可能となる。
定されず、当業者が本発明の範囲内で上述の実施の形態を変形可能なことはもちろんであ
る。
において有用である。
12 試料キャリア
14 ミニエンバイロメント
16 ロードロック
18 トランスファーチャンバ
20 試料
22 メインチャンバ
24 電子コラム
26 真空制御系
28 除振台
30 ステージ
40 1次光学系
41 電子銃
42、45、47、49、50、61、63 レンズ
43、44、48、62 アパーチャ
60、60a 2次光学系
64 アライナ
65 EB−CCD
66 XYステージ
67、68 開口
69、69a、69b、169 アパーチャ孔
70 検出器
90 画像処理装置
100 制御部
110 光学顕微鏡
120 SEM
130 電子光学系制御電源
140 システムソフト
150 ガス供給装置
160 ガス導入部
170 流量調整部
180 ノズル
200 アパーチャ調整機構
Claims (13)
- 写像投影型観察装置と該写像投影型観察装置とは別のSEM型観察装置と光学顕微鏡により同一のステージ上に載置された試料を観察するための複合型の試料観察方法であって、
前記写像投影型観察装置、前記SEM型観察装置、及び前記光学顕微鏡の3つの観察装置それぞれの光学中心の位置関係を座標データとして記憶し、該座標データに基づいて前記ステージを前記3つの光学中心間で移動させて前記試料上の特定の箇所を前記3つの観察装置で個別に観察を行うことを特徴とする複合型の試料観察方法。 - 写像投影型観察装置と、該写像投影型観察装置とは別のSEM型観察装置とを備え、
前記写像投影型観察装置は、パターンを有する試料が載置されるステージと、前記試料に電子ビームを照射する1次光学系と、前記電子ビームの照射によって生じるミラー電子を検出する2次光学系と、検出された前記ミラー電子から試料の画像を生成する画像処理部とを備え、前記1次光学系は、両側にエッジを有する凹パターンに前記電子ビームが照射されたときに照射電子が前記凹パターンにてUターンしてミラー電子になるようにランディングエネルギーが調整された前記電子ビームであって、前記ランディングエネルギーが前記ミラー電子と2次放出電子が混在する領域に設定されている電子ビームを前記試料に照射する写像投影型観察装置であり、
前記写像投影型観察装置及び前記SEM型観察装置が、前記ステージを収容するチャンバに備えられ、前記ステージが、前記写像投影型観察装置の観察位置と前記SEM型観察装置の観察位置との間で移動可能であることを特徴とする複合型の試料観察装置。 - 写像投影型観察装置と、該写像投影型観察装置とは別のSEM型観察装置と、光学顕微鏡とを備え、
前記写像投影型観察装置は、パターンを有する試料が載置されるステージと、前記試料に電子ビームを照射する1次光学系と、前記電子ビームの照射によって生じるミラー電子を検出する2次光学系と、検出された前記ミラー電子から試料の画像を生成する画像処理部とを備え、前記1次光学系は、両側にエッジを有する凹パターンに前記電子ビームが照射されたときに照射電子が前記凹パターンにてUターンしてミラー電子になるようにランディングエネルギーが調整された前記電子ビームであって、前記ランディングエネルギーが前記ミラー電子と2次放出電子が混在する領域に設定されている電子ビームを前記試料に照射する写像投影型観察装置であり、
前記写像投影型観察装置、前記SEM型観察装置、及び前記光学顕微鏡が、前記ステージを収容するチャンバに備えられ、前記ステージが、前記写像投影型観察装置の観察位置と前記SEM型観察装置の観察位置と前記光学顕微鏡の観察位置との間で移動可能であることを特徴とする複合型の試料観察装置。 - 前記写像投影型観察装置、前記SEM型観察装置、及び前記光学顕微鏡のそれぞれの光学中心の位置関係を座標データとして記憶し、前記ステージを前記3つの光学中心間で移動可能とする制御部を備えていることを特徴とする請求項3に記載の複合型の試料観察装置。
- 前記ステージは試料載置面内のX方向及びY方向に移動可能で且つXY面内で回転可能なステージであることを特徴とする請求項4に記載の複合型の試料観察装置。
- 前記写像投影型観察装置の2次光学系に設けられた検出器は電子検出面であるXY面内での回転調整が可能に構成されていることを特徴とする請求項5に記載の複合型の試料観察装置。
- 前記試料上の特定のパターンの配列方向が前記ステージの移動方向であるX方向又はY方向に一致するように前記ステージ上の試料位置を調整するアライメント部を備えていることを特徴とする請求項5に記載の複合型の試料観察装置。
- 前記アライメント部は、前記試料位置調整後の前記試料上の特定のパターンの配列方向が前記写像投影型観察装置で得られたミラー電子画像のフレームのX方向又はY方向に一致するように前記検出器を調整することを特徴とする請求項7に記載の複合型の試料観察装置。
- 前記アライメント部は、前記SEM型観察装置で前記試料位置調整後の前記試料上の特定のパターンを観察して得られた観察像がSEM画像の中心に位置するように前記SEM型観察装置の光学系を調整する請求項8に記載の複合型の試料観察装置。
- パターンを有する試料が載置されるステージと、前記試料に電子ビームを照射する1次光学系と、前記電子ビームの照射によって生じるミラー電子を検出する2次光学系と、検出された前記ミラー電子から試料の画像を生成する画像処理部とを備え、前記1次光学系は、両側にエッジを有する凹パターンに前記電子ビームが照射されたときに照射電子が前記凹パターンにてUターンしてミラー電子になるようにランディングエネルギーが調整された前記電子ビームであって、前記ランディングエネルギーが前記ミラー電子と2次放出電子が混在する領域に設定されている電子ビームを前記試料に照射する写像投影型観察装置を備え、
前記画像処理部により前記ミラー電子から生成された前記試料の画像を用いて前記試料のパターンを検査することを特徴とする試料検査装置。 - 前記画像処理部は、前記パターン検査で判定されたパターン不良個所をSEM観察して欠陥の真偽判定を行う演算部を備えている請求項10に記載の試料検査装置。
- 前記演算部は、真の欠陥と判定されたパターン不良個所の欠陥種の分類が可能である請求項11に記載の試料検査装置。
- 前記演算部は、真の欠陥と判定されたパターン不良個所の座標ファイルを、前記光学顕微鏡像、前記ミラー電子画像、及び、前記SEM画像の少なくともひとつの画像と対応づけて作成可能である請求項12に記載の試料検査装置。
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