JP2016200547A - ガスセンサおよびガス検出装置 - Google Patents
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Abstract
Description
Si基板11はシリコン(Si)により形成され、ガス検知部15が直上に位置する箇所に貫通孔が形成される。
熱絶縁支持層12はこの貫通孔の開口部に張られてダイアフラム様に形成されており、Si基板11の上に設けられる。
熱酸化SiO2層12aは、熱絶縁層として形成され、ヒーター層13で発生する熱をSi基板11側へ熱伝導しないようにして熱容量を小さくする機能を有する。また、この熱酸化SiO2層12aは、プラズマエッチングに対して高い抵抗力を示し、後述するがプラズマエッチングによるSi基板11への貫通孔の形成を容易にする。
CVD−Si3N4層12bは、熱酸化SiO2層12aの上側に形成される。
CVD−SiO2層12cは、ヒーター層13との密着性を向上させるとともに電気的絶縁を確保する。CVD(化学気相成長法)によるSiO2層は内部応力が小さい。
電気絶縁層14は、電気的に絶縁を確保するスパッタSiO2層であり、熱絶縁支持層12およびヒーター層13を覆うように設けられる。電気絶縁層14は、ヒーター層13と感知層電極15bとの間に電気的な絶縁を確保する。また、電気絶縁層14は、ガス感知層15cとの密着性を向上させる。
接合層15aは、例えば、Ta膜(タンタル膜)またはTi膜(チタン膜)であり、電気絶縁層14の上に左右一対に設けられる。この接合層15aは、感知層電極15bと電気絶縁層14との間に介在して接合強度を高めている。
感知層電極15bは、例えば、Pt膜(白金膜)またはAu膜(金膜)であり、ガス感知層15cの感知電極となるように左右一対に設けられる。
SnO2などのn型金属酸化物半導体であるガス感知層15cは、空気中にある場合、ガス感知層15cの表面に酸素を活性化吸着する。酸素は電子受容性が強くて負電荷吸着するため、ガス感知層15cの表面に吸着酸素(O2−)が吸着保持されるがこの際にガス感知層15c内から電子が取り込まれてガス感知層15c内の電子密度が減少する。したがって、ガス感知層15cは導電率が低下して高抵抗化する。
CH4+4O2−(ad)⇒CO2+2H2O+8e ・・・(1)
H2+O2−(ad)⇒H2O+2e ・・・(2)
CO+O2−(ad)⇒CO2+2e ・・・(3)
ガスセンサ素子10を有するガス検出装置500の詳細はこのようなものである。
上記のHigh−Off方式のようにガス検出の前後でヒーター層13はガス感知層15cを常温にし、そして、ガス検出時でヒーター層13はガス感知層15cを高温にする。ガス検出時の温度とは、例えば、400℃である。
目的ガス、雑ガスおよび塩基性ガスを含む検出対象ガスが導入される流入口、および、前記流入口の下流側にあって前記流入口と連通する検出空間を有するケース体と、
前記検出空間内にあって主に雑ガスを吸着する粉状、球状、破砕状、または、ペレット状の活性炭を主体とする活性炭フィルタと、
前記検出空間内にあって主に塩基性ガスを吸着する粉状、球状、破砕状、または、ペレット状のシリカゲルを主体とするシリカゲルフィルタと、
前記検出空間内にあって前記活性炭フィルタおよび前記シリカゲルフィルタの下流側に配置され、前記活性炭フィルタおよび前記シリカゲルフィルタにより雑ガスおよび塩基性ガスが吸着された残りの検出対象ガスのうち目的ガスに感応して検出信号を出力するガスセンサ素子と、
を備えることを特徴とするガスセンサとした。
請求項1に記載のガスセンサにおいて、
前記活性炭フィルタは上流側に、前記シリカゲルフィルタは下流側に配置されることを特徴とするガスセンサとした。
請求項1または請求項2に記載のガスセンサにおいて、
前記シリカゲルフィルタは、その比表面積が500〜800m2/gであってより好ましくは600〜750m2/gであり、平均細孔径が3.0〜40Åであってより好ましくは10〜30Åであるシリカゲルを用いることを特徴とするガスセンサとした。
請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のガスセンサにおいて、
前記活性炭フィルタは、その比表面積が1000〜1500m2/gであってより好ましくは1300〜1400m2/gである活性炭を用いることを特徴とするガスセンサとした。
目的ガス、雑ガスおよび塩基性ガスを含む検出対象ガスが導入される流入口、および、前記流入口の下流側にあって前記流入口と連通する検出空間を有するケース体と、
前記検出空間内にあって主に雑ガスを吸着する粉状、球状、破砕状、または、ペレット状の活性炭を主体とする活性炭フィルタと、
前記検出空間内にあって主に塩基性ガスを吸着する粉状、球状、破砕状、または、ペレット状のシリカゲルを主体とするシリカゲルフィルタと、
前記検出空間内にあって前記活性炭フィルタおよび前記シリカゲルフィルタの下流側に配置され、ガス選択燃焼層と、前記ガス選択燃焼層により覆われるガス感知層と、前記ガス選択燃焼層と前記ガス感知層とを所定の時間間隔で加熱するヒーター層と、を備え、前記活性炭フィルタおよび前記シリカゲルフィルタを通過して雑ガスおよび塩基性ガスが所定基準まで除去された検出対象ガスのうち前記ガス選択燃焼層と前記ガス感知層とへ到達した雑ガスを加熱により除去させたのち、前記ガス選択燃焼層を通過した目的ガスにガス感知層が感応して検出信号を出力するガスセンサ素子と、
を備えることを特徴とするガス検出装置とした。
請求項5に記載のガス検出装置において、
前記活性炭フィルタは上流側に、前記シリカゲルフィルタは下流側に配置されることを特徴とするガス検出装置とした。
請求項5または請求項6に記載のガス検出装置において、
前記シリカゲルフィルタは、その比表面積が500〜800m2/gであってより好ましくは600〜750m2/gであり、平均細孔径が3.0〜40Åであってより好ましくは10〜30Åであるシリカゲルを用いることを特徴とするガス検出装置とした。
請求項5〜請求項7の何れか一項に記載のガス検出装置において、
前記活性炭フィルタは、その比表面積が1000〜1500m2/gであってより好ましくは1300〜1400m2/gである活性炭を用いることを特徴とするガス検出装置とした。
ガスセンサ素子10は、先に図12を用いて説明した薄膜型のガスセンサ素子10の構造と同じであり重複する説明を省略する。このようなガスセンサ素子10は、段付き円板であるセンサベース30の上側に固定されている。
従って、活性炭は主に雑ガスを吸着し、シリカゲルは主に塩基性ガスを吸着する。
なお、ガスセンサに搭載されるガスセンサ素子10は半導体式ガスセンサであるものとして説明したが、それ以外にも、接触燃焼式ガスセンサ素子や電気化学式ガスセンサ素子を搭載したガスセンサとしても良い。特に塩基性ガスの影響を受けやすい電気化学式ガスセンサ素子を用いる場合に効果を発揮する。
1:ガスセンサ
10:ガスセンサ素子
11:Si基板
12:熱絶縁支持層
13:ヒーター層
14:電気絶縁層
15:ガス検知部
15a:接合層
15b:感知層電極
15c:ガス感知層(SnO2層)
15d:ガス選択燃焼層(触媒担持Al2O3焼結材)
20:駆動処理部
30:センサベース
40:ケース体
41:流入口
42:検出空間
50:金属メッシュ
60:活性炭フィルタ
70:シリカゲルフィルタ
80:リード端子
Claims (8)
- 目的ガス、雑ガスおよび塩基性ガスを含む検出対象ガスが導入される流入口、および、前記流入口の下流側にあって前記流入口と連通する検出空間を有するケース体と、
前記検出空間内にあって主に雑ガスを吸着する粉状、球状、破砕状、または、ペレット状の活性炭を主体とする活性炭フィルタと、
前記検出空間内にあって主に塩基性ガスを吸着する粉状、球状、破砕状、または、ペレット状のシリカゲルを主体とするシリカゲルフィルタと、
前記検出空間内にあって前記活性炭フィルタおよび前記シリカゲルフィルタの下流側に配置され、前記活性炭フィルタおよび前記シリカゲルフィルタにより雑ガスおよび塩基性ガスが吸着された残りの検出対象ガスのうち目的ガスに感応して検出信号を出力するガスセンサ素子と、
を備えることを特徴とするガスセンサ。 - 請求項1に記載のガスセンサにおいて、
前記活性炭フィルタは上流側に、前記シリカゲルフィルタは下流側に配置されることを特徴とするガスセンサ。 - 請求項1または請求項2に記載のガスセンサにおいて、
前記シリカゲルフィルタは、その比表面積が500〜800m2/gであってより好ましくは600〜750m2/gであり、平均細孔径が3.0〜40Åであってより好ましくは10〜30Åであるシリカゲルを用いることを特徴とするガスセンサ。 - 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のガスセンサにおいて、
前記活性炭フィルタは、その比表面積が1000〜1500m2/gであってより好ましくは1300〜1400m2/gである活性炭を用いることを特徴とするガスセンサ。 - 目的ガス、雑ガスおよび塩基性ガスを含む検出対象ガスが導入される流入口、および、前記流入口の下流側にあって前記流入口と連通する検出空間を有するケース体と、
前記検出空間内にあって主に雑ガスを吸着する粉状、球状、破砕状、または、ペレット状の活性炭を主体とする活性炭フィルタと、
前記検出空間内にあって主に塩基性ガスを吸着する粉状、球状、破砕状、または、ペレット状のシリカゲルを主体とするシリカゲルフィルタと、
前記検出空間内にあって前記活性炭フィルタおよび前記シリカゲルフィルタの下流側に配置され、ガス選択燃焼層と、前記ガス選択燃焼層により覆われるガス感知層と、前記ガス選択燃焼層と前記ガス感知層とを所定の時間間隔で加熱するヒーター層と、を備え、前記活性炭フィルタおよび前記シリカゲルフィルタを通過して雑ガスおよび塩基性ガスが所定基準まで除去された検出対象ガスのうち前記ガス選択燃焼層と前記ガス感知層とへ到達した雑ガスを加熱により除去させたのち、前記ガス選択燃焼層を通過した目的ガスにガス感知層が感応して検出信号を出力するガスセンサ素子と、
を備えることを特徴とするガス検出装置。 - 請求項5に記載のガス検出装置において、
前記活性炭フィルタは上流側に、前記シリカゲルフィルタは下流側に配置されることを特徴とするガス検出装置。 - 請求項5または請求項6に記載のガス検出装置において、
前記シリカゲルフィルタは、その比表面積が500〜800m2/gであってより好ましくは600〜750m2/gであり、平均細孔径が3.0〜40Åであってより好ましくは10〜30Åであるシリカゲルを用いることを特徴とするガスセンサ。 - 請求項5〜請求項7の何れか一項に記載のガス検出装置において、
前記活性炭フィルタは、その比表面積が1000〜1500m2/gであってより好ましくは1300〜1400m2/gである活性炭を用いることを特徴とするガス検出装置。
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2015
- 2015-04-14 JP JP2015082120A patent/JP2016200547A/ja not_active Withdrawn
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