JP2016201931A - パワーコンディショナ - Google Patents
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Abstract
【課題】系統電力の消費を抑制しつつ、複数の発電装置がそれぞれに接続された各DC/DCコンバータの動作状態を適切に管理可能パワーコンディショナを提供する。【解決手段】発電装置10に夫々接続された複数のDC/DCコンバータ20と、各DC/DCコンバータから直流バスB1に出力される直流電力を交流電力に変換するDC/ACインバータ30と、各発電装置10からの給電電力で作動し各DC/DCコンバータを制御する第1制御部22と、DC/ACインバータを制御する第2制御部32と、第1制御部及び第2制御部と通信線L1を介して接続され系統電源80からの給電電力で作動する管理装置40とを備えて構成され、系統電源80から給電された電力を管理装置40から第1制御部22に供給する給電線PLと、給電線PLを介した第1制御部22への給電を許容または停止するスイッチTr2とを備えているパワーコンディショナ。【選択図】図1
Description
本発明は、パワーコンディショナに関する。
特許文献1には、太陽電池から供給される直流電力を昇圧するコンバータと、コンバータで昇圧された直流電力を系統に連系可能な交流電力に変換するインバータとを備え、効率的かつ安定的に非発電時つまり夜間にも受電電力や家庭内消費電力の計測または表示が可能な太陽光発電システムのパワーコンディショナが開示されている。
当該パワーコンディショナは、コンバータとインバータの間に設けられるDCリンク部と系統の双方から電力供給を受けることができる電源部と、電源部から電力供給を受けて少なくとも系統からの受電電力を計測する電力計測部とを備え、例えば発電の立ち上げ時には系統からの給電でDC/DCコンバータが動作するように構成されている。
しかし、特許文献1に開示されたパワーコンディショナは、DCリンク部と系統の双方から電力供給を受けることができる電源部を備え、当該一つの電源部から給電される制御部が単一型の太陽電池に接続されたコンバータ及びインバータを制御するように構成されているために、シンプルな構成であるが昇圧器や接続ユニットが必要になり部品点数が増えるばかりか、発電効率の向上が望めないという問題があった。
これに対してマルチストリング方式を採用すると各太陽電池ストリングに夫々DC/DCコンバータが接続され、DC/DCコンバータにより各太陽電池ストリングに対して最大電力点追従制御が行なわれるので発電効率の向上を図ることができ、さらに昇圧器や接続ユニットが不要になるという利点がある。
マルチストリング方式を採用する場合には、管理装置が通信線を介して各DC/DCコンバータに備えた制御部と接続され、各制御部から送信される制御情報に基づいて管理装置が各DC/DCコンバータの動作状態を管理するように構成される。このときに各DC/DCコンバータが太陽電池ストリングからの給電電力で動作するように電源部を構成すると、故障発生時や非発電状態となる夜間に各制御部が停止するため、管理装置側で故障による通信停止か日照不足による通信停止かが適切に判断できないという問題があった。
そこで、特許文献1に記載されたように、太陽電池ストリングの非発電時や立上げ時に系統電源から各DC/DCコンバータに制御用の電力を供給するように、DCリンク部と系統電源の双方から電力供給を受けることができる電源部を構成すると、大きな容量に対応した大型の電源部が必要となり、部品コストが嵩むばかりか発熱損失も増加するという問題があった。また、個々のDC/DCコンバータの立上げ時に系統からの電力で動作するため、不必要な電力損失が発生するという問題もあった。
このような問題は太陽電池ストリングに接続された複数のDC/DCコンバータを備えたパワーコンディショナに限らず、太陽電池ストリングに代えて他の発電装置、例えば燃料電池装置や蓄電池に接続される複数のDC/DCコンバータを備えたパワーコンディショナであっても同様である。
本発明の目的は、上述した問題点に鑑み、系統電力の消費を抑制しつつ、複数の発電装置がそれぞれに接続された各DC/DCコンバータの動作状態を適切に管理可能パワーコンディショナを提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明によるパワーコンディショナの第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、複数の発電装置に夫々接続された複数のDC/DCコンバータと、各DC/DCコンバータから直流バスに出力される直流電力を交流電力に変換するDC/ACインバータと、各発電装置からの給電電力で作動し各DC/DCコンバータを制御する第1制御部と、前記DC/ACインバータを制御する第2制御部と、前記第1制御部及び第2制御部と通信線を介して接続され系統電源からの給電電力で作動する管理装置とを備えて構成されているパワーコンディショナであって、前記系統電源から給電された電力を前記管理装置から前記第1制御部に供給する給電線と、前記給電線を介した前記第1制御部への給電を許容または停止するスイッチとを備えている点にある。
DC/DCコンバータによる電力変換処理及び電力変換処理を制御する第1制御部には大きな電力を要する。そのような電力を商用系統から給電するとランニングコストが嵩み、系統電源に対するコストの低減という所期の目的から乖離することになる。一方、発電装置からの給電電力で電力変換処理及び第1制御部を動作させると有償の系統電源から給電されることがない点で好ましいのではあるが、発電装置の発電能力が低下すると第1制御部の動作が停止して管理装置との間の通信が途絶え、単に発電装置の発電能力が低下したのか、発電装置またはDC/DCコンバータが故障したのかが把握できなくなる。
そのような場合でも、発電装置の発電能力が十分な場合にはスイッチを切って系統電源から第1制御部への給電を阻止し、発電装置の発電能力が低下するとスイッチを入れて系統電源からの電力を第1制御部に給電するように管理装置が制御できるようになるので、系統電源からの電力使用量を低減しながらも第1制御部を常時動作させることができ、管理装置が常時第1制御部の状態を把握することができるようになる。
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一の特徴構成に加えて、前記管理装置に、前記通信線を介した前記第1制御部との通信状態に基づいて、前記スイッチを制御して前記給電線を介した前記第1制御部への給電状態を制御する給電制御部を備えている点にある。
給電線を介した第1制御部への給電が、第1制御部との通信状態に基づいて給電制御部によって制御されるので、給電線を介した給電の許否について特段の情報検知機構を要しない。例えば、通信が途絶すると発電装置からの給電が停止したと判断でき、通信データにより発電装置からの給電状態が低下したと検知することも可能となる。
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、上述の第一または第二の特徴構成に加えて、前記管理装置から前記第1制御部のリセット端子にリセット信号を出力する信号線をさらに備えている点にある。
上述の構成を採用すれば、例えば第1制御部に異常が生じた場合でも、管理装置から信号線を介してリセット信号を出力することにより、第1制御部をリセットして正常状態に復帰させることが可能になる。
同第四の特徴構成は、同請求項4に記載した通り、上述の第三の特徴構成に加えて、前記管理装置に、前記通信線を介した前記第1制御部との通信状態に基づいて、前記信号線を介してリセット信号を出力するリセット制御部を備えている点にある。
管理装置と第1制御部との間の通信が途絶する等といった通信状態に基づいて第1制御部の動作状態が判断できるので、その結果に基づいてリセット制御部からリセット信号が出力されると、第1制御部を正常状態に復帰させることが可能になる。
同第五の特徴構成は、同請求項5に記載した通り、上述の第一から第四の何れかの特徴構成に加えて、前記第1制御部は、前記発電装置からの給電電圧を検知する電圧検知部と、前記電圧検知部により前記発電装置からの給電電圧の低下が検知されると少なくとも前記DC/DCコンバータを停止する出力停止制御部とを備えている点にある。
何らかの原因で発電装置からの給電電圧が低下したことが電圧検知部によって検知されると、管理装置からの給電状態であると判断してDC/DCコンバータを停止することにより無用の電力消費を回避することができる。
同第六の特徴構成は、同請求項6に記載した通り、上述の第一から第五の何れかの特徴構成に加えて、管理装置は、前記通信線を介して前記第1制御部及び前記第2制御部から得られた制御情報を出力する外部監視装置と通信線を介して接続されている点にある。
パワーコンディショナ内部で第1制御部及び第2制御部を制御する管理装置によって第1制御部及び第2制御部の制御情報が集信され、管理装置から通信線を介して外部監視装置に制御情報が送信される。管理者は、このような構成により、例えば外部監視装置に備えた表示部を介して各発電装置による発電電力や各DC/DCコンバータの動作状態を把握できるようになる。
同第七の特徴構成は、同請求項7に記載した通り、上述の第六の特徴構成に加えて、前記外部監視装置は通信回線を介して遠隔監視装置に接続され、前記通信線を介して得られた前記第1制御部及び前記第2制御部から得られた制御情報を前記遠隔監視装置に送信可能に構成されている点にある。
管理装置から外部監視装置に送信された制御情報が遠隔監視装置に送信されることにより、太陽電池ストリング及びパワーコンディショナの設置位置から離れた遠隔地でその動作状態を監視できるようになり、例えば異常が生じた場合でも迅速に必要な対処ができるようになる。
同第八の特徴構成は、同請求項8に記載した通り、上述の第六または第七の特徴構成に加えて、前記リセット制御部は前記外部監視装置から送信されるリセット要求に基づいて前記信号線を介してリセット信号を出力するように構成されている点にある。
外部監視装置から管理装置のリセット制御部にリセット要求が送信されると、第1制御部にリセット信号が出力される。例えば、外部監視装置に備えた表示部に表示された各太陽電池ストリングによる発電電力や各DC/DCコンバータの動作状態に基づいて、第1制御部をリセットすることができるようになる。
同第九の特徴構成は、同請求項9に記載した通り、上述の第一から第八の何れかの特徴構成に加えて、前記発電装置が太陽電池ストリングである点にある。
以上説明した通り、本発明によれば、系統電力の消費を抑制しつつ、複数の発電装置がそれぞれに接続された各DC/DCコンバータの動作状態を適切に管理可能パワーコンディショナを提供することができるようになった。
以下、本発明によるパワーコンディショナを図面に基づいて説明する。
図1に示すように、パワーコンディショナPCは複数の太陽電池ストリング10に夫々接続された複数のDC/DCコンバータ20と、各DC/DCコンバータ20から直流バスB1に出力された直流電力を交流電力に変換するDC/ACインバータ30と、DC/DCコンバータ20及びDC/ACインバータ30を制御及び管理する管理装置40を備えている。
管理装置40はマイクロコンピュータ及びメモリや入出力回路等の周辺回路を備えた制御部42と、制御部42に制御用の電力を供給する電源回路41を備えている。
当該電源回路41は系統電源80からの電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータ81を経由して供給される直流電力を制御部42に必要な電圧に変換するスイッチングレギュレータで構成されている。尚、メモリとして汎用のROMやRAMに加えて不揮発性RAMも備えている。
制御部42は例えばRS422等の物理インタフェース層を備えた通信線L1を介して各DC/DCコンバータ20及びDC/ACインバータ30及び外部監視装置50と接続されている。尚、物理インタフェース層は例示に過ぎずRS422に制限されることはなく、他の規格を採用してもよい。
外部監視装置50にはパワーコンディショナPCを起動等操作する入力部及びパワーコンディショナPCの動作状態を表示する表示部が設けられ、遠隔監視装置50と通信可能なWiFiのような無線通信インタフェースを備えている。具体的にはWiFiで送受信可能なゲートウェイを介して遠隔監視装置50とインターネットで接続されている。尚、衛星通信回線等の通信メディアを用いてもよく、有線/無線何れの回線であっても使用可能である。
制御部42は外部監視装置50からの制御指令、例えば各種の整定値の設定指令並びに起動指令や停止指令等に基づいて各DC/DCコンバータ20及びDC/ACインバータ30を制御し、各DC/DCコンバータ20から集信した発電電力や故障等の情報、DC/ACインバータ30から集信した逆潮流電力や故障等の情報を外部監視装置50に送信するように構成されている。
各DC/DCコンバータ20には、太陽電池ストリング10による発電電力を所定電圧、例えばDC150Vに昇圧して直流バスB1に出力する電力変換回路23と、電力変換回路23を制御する第1制御部22と、第1制御部22及び電力変換回路23に給電する電源回路21を備えている。電源回路21はスイッチングレギュレータ等で構成され、太陽電池ストリング10から供給された発電電力を所定電圧の直流電力に変換して第1制御部22及び電力変換回路21に給電する。
DC/ACインバータ30には、直流バスB1に出力された直流電力を交流電力に変換する電力変換回路33と、電力変換回路33を制御する第2制御部32と、第2制御部32及び電力変換回路31に給電する電源回路31を備えている。電源回路31は直流バスB1からの直流電力を所定電圧の直流電力に変換して第2制御部32及び電力変換回路31に給電するスイッチングレギュレータで構成されている。電力変換回路33は、例えば直流バスB1に出力されたDC150Vの直流電圧をAC100Vの交流電圧に変換する。
管理装置40の制御部42と同様、第1制御部22及び第2制御部32もマイクロコンピュータ及びメモリや入出力回路等の周辺回路を備えて構成され、メモリとして汎用のROMやRAMに加えて不揮発性RAMも備えている。
第1制御部22は、日射量や温度によって変化する太陽電池ストリング10のPV特性に対して出力電力が最大になるように電力変換回路23をMPPT制御するとともに、太陽電池ストリング10やDC/DCコンバータ20の断線や短絡等の異常を検知し、所定インタバルで管理装置40に発電電力や異常の発生の有無等の情報を送信する。
第2制御部32は管理装置40から送信された整定値等に基づいて電力変換回路33を制御し、リレー90をオン制御して電力変換回路33で変換された交流電力を系統電源に逆潮流し、或いは系統負荷に給電する。また、単独運転状態を検知すると、リレー90をオフ制御して系統電源から切り離し、自立負荷端子へ給電切替する。さらに、第2制御部32はリレーの状態や逆潮流電力、さらにはDC/ACインバータ30の異常を検知し、所定インタバルで管理装置40に逆潮流電力や異常の発生の有無等の情報を送信する。
管理装置40の制御部42は、第1制御部22及び第2制御部32から送信された発電電力、逆潮流電力、異常情報等をメモリに記憶するとともに、通信線L1を介して外部監視装置50に送信するように構成されている。
外部監視装置50は管理装置40の制御部42から送信されたこれらの情報に基づいて、表示部にパワーコンディショナPCの動作状態、つまり各太陽電池ストリング10の発電情報や各DC/DCコンバータ20の状態、さらには商用系統への逆潮流電力等を表示するとともに、無線通信インタフェースを介して稼働情報や故障情報を外部サーバ等で構成される遠隔監視装置50に送信するように構成されている。
図2に示すように、上述したパワーコンディショナPCには、さらに系統電源80から給電された電力を管理装置40から各DC/DCコンバータ20の第1制御部22及びDC/ACインバータ30の第2制御部32に供給する給電線PLと、給電線PLを介した第1制御部22及び第2制御部32への給電を許容または停止するスイッチであるトランジスタTr2とを備えている。尚、図2には第2制御部32が明示されていないが、第1制御部22と略同等の構成である。
DC/DCコンバータ20による電力変換処理及び電力変換処理を制御する第1制御部22、DC/ACインバータ30による電力変換処理及び電力変換処理を制御する第2制御部32には大きな電力を要する。そのような電力を系統電源80から給電するとランニングコストが嵩み、系統電源80に対するコストの低減という所期の目的から乖離することになる。
一方、発電装置10からの給電電力で電力変換回路23,33及び第1制御部22及び第2制御部32を動作させると有償の系統電源80から給電されることがない点で好ましいのではあるが、発電装置10の発電能力が低下すると第1制御部22や第2制御部32の動作が停止して管理装置40との間の通信が途絶え、単に発電装置10の発電能力が低下したのか、発電装置10またはDC/DCコンバータ20、DC/ACインバータ30が故障したのかが把握できなくなる。
そのような場合でも、発電装置10の発電能力が十分な場合には管理装置40の制御部42によってスイッチTr2がオフされるので、系統電源80から第1制御部22及び第2制御部32への給電が阻止される。
さらに、発電装置10の発電能力が低下する場合には管理装置40の制御部42によってスイッチTr2がオンされるので、系統電源80からの電力が第1制御部22及び第2制御部32に給電される。
従って、系統電源80からの電力使用量を低減しながらも第1制御部22及び第2制御部32を常時動作させることができ、管理装置40が常時第1制御部22及び第2制御部32の状態を把握することができるようになる。
尚、発電装置10の発電能力が低下する場合とは、発電装置10の発電能力が完全に失われた場合を含む概念で、第1制御部22または第2制御部32と管理装置40との間の通信が途切れた場合、第1制御部22または第2制御部32から電装置10の発電能力が低下したとの情報を受信した場合をいう。
このとき管理装置40の制御部42はポートPCNTを介してトランジスタTr2のゲート電圧を調整してトランジスタTr2をオンして、給電線PLを介して電源回路41からの出力電圧を第1制御部22及び第2制御部32の電源端子Vccに印加する。
第1制御部22及び第2制御部32の電源端子Vccには、それぞれの電源回路21,31からも給電されるように給電線が設けられているため、給電線PLには逆流防止用のダイオードDが設けられている。
つまり、管理装置40の制御部42が、通信線L1を介した第1制御部22及び第2制御部32との通信状態に基づいて、スイッチTr2を制御して給電線PLを介した第1制御部22及び第2制御部32への給電状態を制御する給電制御部として機能する。
給電線PLを介した第1制御部22及び第2制御部32への給電が、第1制御部22及び第2制御部32との通信状態に基づいて給電制御部によって制御されるので、給電線PLを介した給電の許否について特段の情報検知機構を要しない。上述したように、通信が途絶すると太陽電池ストリング10からの給電が停止したと判断でき、通信データにより太陽電池ストリング10からの給電状態が低下したと検知することも可能となる。
さらに、管理装置40の制御部42から第1制御部22及び第2制御部32のリセット端子RSTにリセット信号を出力する信号線RLが設けられている。
制御部42は、通信線L1を介した第1制御部22及び第2制御部32との通信状態に基づいて、信号線RLを介してリセット信号を出力するリセット制御部として機能するように構成されている。
制御部42と第1制御部22の何れかまたは第2制御部32との間の通信が途絶し、それらが故障しているのか給電が停止しているのか判断できない場合、給電制御部として機能する制御部42により給電線PLを介して管理装置40側からそれぞれに給電される。しかし、第1制御部22や第2制御部32を構成するマイクロコンピュータが暴走していれば、給電しても通信が復帰しない。
そのような場合に、制御部42から信号線RLを介してリセット信号を出力することにより、第1制御部22または第2制御部32をリセットして正常状態に復帰させることが可能になる。尚、リセット制御部は外部監視装置50から送信されるリセット要求に基づいて信号線RLを介してリセット信号を出力するように構成され、遠隔監視装置60から外部監視装置50を介してリセット制御部にリセット要求が可能なように構成されている。
図3に示すように、管理装置40の制御部42は、所定のインタバルで通信線L1を介して各第1制御部22及び第2制御部32と通信し(S1)、通信状態が異常、つまり一つでも通信が途絶していると判断すると(S2,Y)、管理装置40側から各第1制御部22及び第2制御部32に給電している状態であるか否か判断し、管理装置40側から給電していない場合には、太陽電池ストリング10からの発電電力が低下したと判断して(S3,N)、各第1制御部22及び第2制御部32に給電線PLを介して給電する(S4)。
ステップS3で既に各第1制御部22及び第2制御部32に給電線PLを介して給電している状態であると判断すると(S3,Y)、各第1制御部22及び第2制御部32の何れかのマイクロコンピュータが暴走していると判断して、リセット信号を出力する(S5)。
ステップS1で各第1制御部22及び第2制御部32と通信が確認されると、各第1制御部22及び第2制御部32から得られた制御情報をメモリに記憶し、さらにメモリに記憶した制御情報を外部監視装置50に送信するためのデータ処理を行なう(S6)。
第1制御部22は、太陽電池ストリング10からの給電電圧を検知する電圧検知部と、電圧検知部により太陽電池ストリング10からの給電電圧の低下が検知されると少なくともDC/DCコンバータ20を停止する出力停止制御部としての機能を備えている。
具体的に電圧検知部は、太陽電池ストリング10からの給電電圧を分圧する抵抗分圧回路と、抵抗分圧回路の分圧をA/D変換するA/D変換部を備えている。A/D変換部は第1制御部22を構成するマイクロコンピュータに組み込まれ、抵抗分圧回路の分圧がA/D変換ポートに入力されるように構成されている。
日照状態の悪化や日没或いは断線等に起因して太陽電池ストリング10からの給電電圧が低下したことが電圧検知部によって検知されると、管理装置40から給電されている状態であると判断して、DC/DCコンバータ20の電力変換回路23を停止することにより無用の電力消費を回避することができる。
第1制御部22を構成するマイクロコンピュータが適正に動作するのは、電源端子Vccから適正な電源電圧が供給されている場合である。電圧検知部によって太陽電池ストリング10からの給電電圧が低下し、マイクロコンピュータに適正な電圧が印加される状態でないと判断される場合には、当然のことながら管理装置40から給電されている状態であると判断できる。そのような場合に、電力変換回路23を停止することにより無駄な電力消費が回避できる。
DC/ACインバータ30の第2制御部32も同様に構成できる。この場合は、DCバスB1の電圧を検知する電圧検知部を設ければよい。
このような構成を採用すれば、太陽電池ストリング10の発電状態にかかわらず、管理装置40と第1制御部22及び第2制御部32との間は常時通信可能な状態に維持できるので、管理装置40がパワーコンディショナの状態を常に適正に把握でき、その情報を外部監視装置50、さらには遠隔監視装置60に送信でき、遠隔地であっても太陽電池ストリング10及びパワーコンディショナPCの状態を把握して適正にメンテナンスできるようになる。
例えば、遠隔監視装置60側で第1制御部22の一部の動作状態が不自然であると判断できるような場合に、管理装置40からリセット信号が出力されるように遠隔操作することができ、その結果に基づいてその後の適切な対処が可能になる。
図4に示すように、第1制御部22は、太陽電池ストリング10からの給電電圧を検知して(S11)、適正な発電電圧であり(S12,Y)、異常を検視していなければ(S13,N)、電力変換回路23を制御する(S14)。
ステップS13で何らかの異常が検知されていると(S13,Y)、メモリに対応する異常コードを記憶するとともに、必要な安全処理を行なう(S16)。ステップS12で太陽電池ストリング10からの給電電圧が低く、DCバスD1の電圧が所定の最低電圧を維持できない場合には電力変換回路23を停止する(S17)。
上述した実施形態では、複数のDC/DCコンバータ20が太陽電池ストリング10に接続されたパワーコンディショナPCを例に本発明を説明したが、DC/DCコンバータ20に接続される発電装置は太陽電池ストリング10に限らず、他の発電装置であってもよい。
例えば、風力発電装置や燃料電池発電装置であってもよい。また、太陽電池ストリング10や燃料電池発電装置に加えて、DCバスB1に昇降圧DC/DCコンバータを介してリチウムイオン蓄電池のような蓄電池が接続され、発電装置からの発電電力の一部を蓄電し、発電装置の出力が低下したときに蓄電池から電力が供給されるようなハイブリッド形式のパワーコンディショナにも適用可能である。
上述した実施形態では、本発明による通信装置及び通信方法をパワーコンディショナPCに適用した例を説明したが、本発明による通信装置及び通信方法は、パワーコンディショナPC以外のポーリング方式を採用する任意の装置に適用できる。
10:太陽電池ストリング
20:DC/DCコンバータ
21:電源回路
22:第1制御部
23:電力変換回路
30:DC/ACインバータ
31:電源回路
32:第2制御部
33:電力変換回路
40:管理装置
41:電源回路
42:制御部
50:外部監視装置
60:遠隔監視装置
80:系統電源
B1:直流バス
L1:通信線
PC:パワーコンディショナ
PL:給電線
20:DC/DCコンバータ
21:電源回路
22:第1制御部
23:電力変換回路
30:DC/ACインバータ
31:電源回路
32:第2制御部
33:電力変換回路
40:管理装置
41:電源回路
42:制御部
50:外部監視装置
60:遠隔監視装置
80:系統電源
B1:直流バス
L1:通信線
PC:パワーコンディショナ
PL:給電線
Claims (9)
- 複数の発電装置に夫々接続された複数のDC/DCコンバータと、各DC/DCコンバータから直流バスに出力される直流電力を交流電力に変換するDC/ACインバータと、各発電装置からの給電電力で作動し各DC/DCコンバータを制御する第1制御部と、前記DC/ACインバータを制御する第2制御部と、前記第1制御部及び第2制御部と通信線を介して接続され系統電源からの給電電力で作動する管理装置とを備えて構成されているパワーコンディショナであって、
前記系統電源から給電された電力を前記管理装置から前記第1制御部に供給する給電線と、前記給電線を介した前記第1制御部への給電を許容または停止するスイッチとを備えているパワーコンディショナ。 - 前記管理装置に、前記通信線を介した前記第1制御部との通信状態に基づいて、前記スイッチを制御して前記給電線を介した前記第1制御部への給電状態を制御する給電制御部を備えている請求項1記載のパワーコンディショナ。
- 前記管理装置から前記第1制御部のリセット端子にリセット信号を出力する信号線をさらに備えている請求項1または2記載のパワーコンディショナ。
- 前記管理装置に、前記通信線を介した前記第1制御部との通信状態に基づいて、前記信号線を介してリセット信号を出力するリセット制御部を備えている請求項3記載のパワーコンディショナ。
- 前記第1制御部は、前記発電装置からの給電電圧を検知する電圧検知部と、前記電圧検知部により前記太陽電池ストリングからの給電電圧の低下が検知されると少なくとも前記DC/DCコンバータを停止する出力停止制御部とを備えている請求項1から4の何れかに記載のパワーコンディショナ。
- 管理装置は、前記通信線を介して前記第1制御部及び前記第2制御部から得られた制御情報を出力する外部監視装置と通信線を介して接続されている請求項1から5の何れかに記載のパワーコンディショナ。
- 前記外部監視装置は通信回線を介して遠隔監視装置に接続され、前記通信線を介して得られた前記第1制御部及び前記第2制御部から得られた制御情報を前記遠隔監視装置に送信可能に構成されている請求項6記載のパワーコンディショナ。
- 前記リセット制御部は前記外部監視装置から送信されるリセット要求に基づいて前記信号線を介してリセット信号を出力するように構成されている請求項6または7記載のパワーコンディショナ。
- 前記発電装置が太陽電池ストリングである請求項1から8の何れかに記載のパワーコンディショナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2015081396A JP2016201931A (ja) | 2015-04-13 | 2015-04-13 | パワーコンディショナ |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2015081396A JP2016201931A (ja) | 2015-04-13 | 2015-04-13 | パワーコンディショナ |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2016201931A true JP2016201931A (ja) | 2016-12-01 |
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ID=57424720
Family Applications (1)
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| JP2015081396A Pending JP2016201931A (ja) | 2015-04-13 | 2015-04-13 | パワーコンディショナ |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP2016201931A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020182259A (ja) * | 2019-04-23 | 2020-11-05 | 一般財団法人中部電気保安協会 | パワーコンディショナ遠隔操作システム |
| JP2021022015A (ja) * | 2019-07-24 | 2021-02-18 | 東洋電機製造株式会社 | 情報処理システム、サーバ装置および産業機器 |
-
2015
- 2015-04-13 JP JP2015081396A patent/JP2016201931A/ja active Pending
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