JP2016202576A - カッターナイフの刃先折り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カッターナイフの折刃式カッターブレードの先端刃体を安全、確実に折って除去する刃先折り装置を提供する。【解決手段】両側開口した長方形外箱体の片側入口にカッターブレードの高さ規制用ガイド板を、その奥に両側開口した長方形箱体の刃折り本体部を一方向に旋回付勢して旋回可能に取り付ける。箱体入口に上側、下側ブロックをカッターブレードの厚みより僅かに広い間隙をあけて取り付け、下側ブロック後方には下側ブロックより低い刃先折り曲げブロックを挟んで背の高い刃先受けブロックを取り付ける。刃先折り曲げブロックは下側ブロックの両側方位置を中心に揺動旋回可能とし、長手方向の一側面に揺動レバーを取り付ける。刃先受けブロック後方には、その後方端を押し下げたときに反対側が揺動レバーを持ち上げるシーソー式レバーを取り付ける。外箱体上板に押したときに下端がシーソー式レバーの後方端を押し下げる操作押しボタンを取り付ける。【選択図】図9

Description

本発明は、長手方向に対して所定角度で傾斜した多数の刃折り溝が形成された折刃式カッターブレードを備えるカッターナイフの使用済み刃先を折って除去するためのカッターナイフの刃先折り装置に関する。
紙や合成樹脂薄板等の切断にカッターナイフが多用されている。図15は典型的なカッターナイフ50の外観である。折刃式カッターブレード51は、スライダ52に一端が固定されており、把持部53に固定された案内枠54内をスライダ52と共に摺動する。案内枠54の先端部は把持部53の前端から突出している。ナイフとして使用時には、カッターブレード51の先端刃先部が案内枠54の先端部より僅かに突出した状態となるよう、ロック可能なスライダ52で位置調整される。カッターブレード51は、平行四辺形状の多数の刃体55が、長手方向に対して傾斜して設けられた刃折り溝56を挟んで連なった形状をなしている。鋭利な刃57は、その幅方向一側縁に形成されている。使用により最先端の刃体55の切れ味が悪くなった場合は、刃折り溝56にて最先端の刃体55を折って除去し、除去後の最先端の刃体55を新たな刃先として使用する。
切れ味が悪くなった最先端の刃体55の刃折り除去はペンチで行なうことも可能であるが、刃折り溝56で正確に刃折りできなかったり、切断片が飛散したりして危険を伴う。こうしたことから刃折りを安全、確実に行えるようにする部品や道具が各種提案されている。例えば、特許文献1には、刃体を挿入し得る刃体挿入間隙を両挟持部の相対向する挟持面間で形成し、この刃体挿入間隙に挿入した刃体を挟持面の切断端縁にて折るようにしたカッターナイフ用刃体折り具が開示されている。しかし、この刃体折り具の場合、刃体の刃折り溝を挟持面の切断端縁に正確に位置決めする必要があり面倒である。
また、特許文献2には、刃板の先端が当接する位置決めストッパー部を設け、刃先が位置決めストッパー部に当接した状態では、刃折対象の折線溝縁部が刃折支持部の境界に位置するようにした刃折式カッターの刃折装置が開示されている。しかし、刃体の長手方向に対する折線溝の角度はカッターナイフにより異なるため、この提案方式では特定のカッターナイフにしか適用できない。
特開2001−314667号公報 特開2000−140460号公報
本発明は、従来技術のこうした問題点を解決するためになされたもので、その課題は、カッターナイフに取り付けられた折刃式カッターブレードの最先端刃体が使用により切れ味が悪くなった場合に、その刃体を安全、確実に折って除去できるカッターナイフの刃先折り装置を提供することにある。
前記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、長手方向に対し所定角度で傾斜した多数の刃折り溝が形成された折刃式カッターブレードを備えるカッターナイフの使用済み刃先を折って除去するためのカッターナイフの刃先折り装置であって、該刃先折り装置は、長手方向両側面が開口した偏平長方形外箱体と、ガイド板と、刃折り本体部と、操作押しボタンを備えて構成され、ガイド板は外箱体の開口端部の下面板内表面に取り付けられて開口に挿入されるカッターブレードの高さを規制しており、刃折り本体部は短手方向両側面が開口した偏平な略長方形箱体に形成され、ガイド板の後方位置にて該箱体の上下面板の中央部に突出して設けた旋回軸を外箱体の上下面板に設けた孔に挿通して水平旋回し、常時は一方の開口を外箱体の一方の開口に向けた状態で旋回停止するよう付勢されており、該旋回中心と外箱体開口部内側面との間隔は挿入されるカッターブレードの幅より狭くしてあり、箱体の一方の開口部の上下面板内表面には挿入されたカッターブレードの上面、下面の高さを規制する上側ブロックと下側ブロックがカッターブレードの厚みより僅かに広い間隙をあけて取り付けてあり、該下側ブロックの後方には上面高さを下側ブロックより高くした直方体形状の刃先受けブロックが下側ブロックに平行に下面板に取り付けてあり、下側ブロックと該刃先受けブロックの間には下側ブロックの両側方位置を中心に揺動旋回する直方体形状の刃先折り曲げブロックが前記箱体底面側に旋回するよう付勢して取り付けてあり、刃先折り曲げブロックの底面が箱体下面板に当接した状態ではその上面が前記下側ブロックの上面より僅かに低くなるようにしてあり、刃先折り曲げブロックの長手方向の一側面には刃先折り曲げブロックを揺動旋回させる揺動レバーがレバー先端を後方に向けて取り付けてあり、前記刃先受けブロックの後方には箱体両側面間に掛け渡した旋回軸周りに揺動旋回するシーソー式レバーがレバー後端側を箱体の開口から突出させて取り付けてあり、その後端側を前記外箱体下面板側に押し下げると先端側が持ち上がって揺動レバーを持ち上げて刃先折り曲げブロックが持ち上がるように構成してあり、操作押しボタンはシーソー式レバーの後方端上方の外箱体上面板に取り付けられ、ボタンを押したときに外箱体内に突出している端部がシーソー式レバーの後方端を押し下げるように構成されていることを特徴とするカッターナイフの刃先折り装置である。
このような構成の刃先折り装置によれば、カッターブレードの先端部を刃先折り装置内に挿入して操作押しボタンを押し下げると、ボタンの下端がシーソー式レバーの後端端を押し下げる。すると、シーソー式レバーの先端側が持ち上がって刃折り本体部に取り付けられた揺動レバーを持ち上げ、刃折り本体部は揺動レバーにより上方側へ揺動旋回する。これにより刃先折り曲げブロックが持ち上がってカッターブレードの最先端刃体を押し上げる。カッターブレードの先端から2枚目の刃体は上側ブロックと下側ブロックの間の狭い隙間にあり、上側ブロックに邪魔されて上昇できない。このため、カッターブレードの最先端刃体と2枚目の刃体間の刃折り溝に大きな折り曲げ力が加わり、最先端刃体は折り曲げ切断される。このように本実施形態の刃先折り装置を使用すれば、カッターブレードの先端部を刃先折り装置内に挿入して操作押しボタンを押し下げるだけの簡単な操作で先端の刃体、1枚分だけを確実に折り曲げ切断して除去することができる。刃先折り装置内へのカッターブレードの挿入長さを調整する必要もない。押し込めない位置まで押し込むだけでよい。また、折り曲げ切断部は刃先折り装置1の内部にあるため破片が飛び散ることはなく安全に切断できる。刃折り本体部は、先端刃体の斜め先端部全体が刃先受けブロックに接触した状態になる位置まで水平旋回して停止するので、斜め先端部の角度に関係なく切断できる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカッターナイフの刃先折り装置において、前記外箱体の内側高さを刃折り本体部の全体の厚みよりカッターブレードの出没を案内するカッターナイフの案内枠の厚み分だけ厚くし、刃折り本体部の底面が外箱体下面板に接触した状態では刃折り本体部の下側ブロックの上面は外箱体の開口部下面板に固定されたガイド板の上面より低く、上側ブロックの下面はガイド板の上面よりカッターブレードの厚みの1/2乃至2/3だけ高くなるように刃折り本体部の下面板厚みを調整し、刃折り本体部を水平旋回させるための旋回軸の突出長さを長くして旋回軸を外箱体の外表面から突出させ、外箱体の上面板外表面には該突出した旋回軸の先端を下方に向けて付勢する板バネが取り付けてあることを特徴とするカッターナイフの刃先折り装置である。
このような構成によれば、カッターブレードの先端をカッターナイフの案内枠から僅かだけ突出させた状態で先端刃体を切断、分離することができる。このため残りの刃体の数が少なくなった短いカッターブレードも切断、分離できる利点を有する。
第1の実施形態に係る刃先折り装置1の外観図である。 刃先折り装置1の分解斜視図である。 上面板2aを取り外した刃先折り装置1の内部斜視図である。 刃先折り装置1の内部平面図である。 刃折り本体部4の分解斜視図である。 上面板4aを取り外した刃折り本体部4の内部斜視図である。 上面板4aを取り外した刃折り本体部4の平面図である。 図7のA−A線に沿った断面図である。 カッターブレード51の切断手順を説明する断面図である。 カッターブレード51の切断手順を説明する内部平面図である。 第2の実施形態に係る刃先折り装置1aによるカッターブレード51の切断手順を説明する断面図である。 板バネ30を取り付けた刃先折り装置1aの外観斜視図である。 第2の実施形態に係る刃先折り装置1aによるカッターブレード51の切断手順を説明する平面図である。 カッターナイフ50の背面図である。 カッターナイフ50の正面図である。
以下、本発明に係るカッターナイフの刃先折り装置の構成例を実施形態に分けて図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係る刃先折り装置1の外観図、図2は分解斜視図である。刃先折り装置1は、外箱体2と、該外箱体2内に取り付けられるガイド板3、刃折り本体部4と、操作押しボタン5から構成される。外箱体2は、上面板2a、下面板2b、両側面板2cでもって長手方向両側面が開口した偏平長方形に形成されている。図3は上面板2aを取り外した状態の内部斜視図、図4は内部平面図である。外箱体2の一方の開口は、カッターナイフの折刃式カッターブレードを挿入する開口であり、他方の開口は折り曲げ切断された刃体を放出させる開口である。
ガイド板3は、外箱体2のカッターブレード挿入側開口部の下面板2b内表面に図3、図4に示すように取り付けられる。ガイド板3は平面形状が略台形で、台形基辺を外箱体2の下面板2bの開口端部に沿わして取り付けてある。その高さは、外箱体2の内側高さの略1/2にしてある。ガイド板3はカッターブレードの挿入高さを規制、案内するもので、カッターブレードを挿入する際は、カッターブレードの片面をガイド板3の上面に接触させた状態で挿入する。
刃折り本体部4はガイド板3の後方位置に取り付けられている。刃折り本体部4は、短手方向両側面が開口した偏平な略長方形箱体に形成されている。図5はその分解斜視図、図6はその上面板4aを取り外した状態の内部斜視図である。上面板4a、下面板4bの中央部には、外方に向け突出する旋回軸4cが設けられてあり、その旋回軸4cを外箱体2の上面板2a、下面板2bに設けた孔2dに挿通した状態で水平旋回可能にしてある。刃折り本体部4は、図4に示すように外箱体2の一方の側面板2cと刃折り本体部4との間に取り付けたバネ体4pにより一方方向(図4では右周り方向)に旋回するように付勢されており、常時は刃折り本体部4の一部がガイド板3の一部に当接することにより開口を外箱体2の開口に向けた状態で静止している。旋回軸4cと外箱体2の開口部内側面との間隔は、挿入するカッターブレードの幅より狭くしてある。
刃折り本体部4のカッターブレード挿入側開口部の上面板4a、下面板4bの内表面には、上側ブロック4dと下側ブロック4eがそれぞれ取り付けてある。上面板4a、下面板4bは何れも直方体形状で、挿入側開口部の上面板4a、下面板4bの開口側端部に沿わせて取り付けてある。上側ブロック4dと下側ブロック4eの間の間隙は、カッターブレードの厚みより僅かに広い間隔で、且つ下側ブロック4eの上面高さがガイド板3の上面高さに一致するように調整してある。これはガイド板3の上面に片面を接触した状態で挿入されたカッターブレードを、その姿勢のまま通過させるためである。
図7は刃折り本体部4の上面板4aを取り外した状態の外箱体2内の平面図、図8は図7のA−A線に沿った断面図である。刃折り本体部4の上側ブロック4d、上面板4a、外箱体2の上面板2a、操作押しボタン5を含めた断面が描いてある。下側ブロック4eの後方には、少し隙間をあけて直方体形状の刃先受けブロック4fが下面板4bに取り付けてある。刃先受けブロック4fの上面高さは下側ブロック4eより高く、下側ブロック4eに平行に取り付けてある。上側ブロック4dと下側ブロック4eの間隙を通って挿入されたカッターブレードの先端は、この刃先受けブロック4fに当接する。
下面板4bの長手方向両端には側面板4gが対向して取り付けてある。更に、下側ブロック4eと刃先受けブロック4fとの間には、直方体形状の刃先折り曲げブロック4hが下側ブロック4eに平行に配置されている。この刃先折り曲げブロック4hは、挿入されたカッターブレード先端の刃体を折り曲げ切断する機能を果たす。刃先折り曲げブロック4hには長手方向両側面に旋回軸4jが突出して設けてあり、該旋回軸4jを下側ブロック4eの両側方位置の側面板4gに挿入して該位置を中心に揺動旋回する。その旋回軸4jには図示しないバネ体が取り付けられおり、刃先折り曲げブロック4hの底面を下面板4bに接触させる方向に付勢している。刃先折り曲げブロック4hの底面が下面板4bに接触した状態では、その上面高さは下側ブロック4eの上面より僅かに低くなるように調整してある。更に、刃先折り曲げブロック4hの長手方向一端面には、刃先折り曲げブロック4hを揺動旋回させるための揺動レバー5kが、レバー先端を後方に向けて取り付けてある。
刃先受けブロック4fの後方には、両側面板4g間に掛け渡した旋回軸4m周りに揺動旋回するシーソー式レバー4nが取り付けてある。シーソー式レバー4nの後端側を押し下げると先端側が持ち上がって揺動レバー5kを下方から持ち上げる。それにより刃先折り曲げブロック4hは揺動旋回しながら持ち上がる。上面板4aは両側面板4gの上面に固定されている。
操作押しボタン5はシーソー式レバー4nの後端側を押し下げるためのもので、軸を外箱体2の上面板2aに貫通させた状態で取り付けてある。操作押しボタン5の下端には、シーソー式レバー4nの後端側を押し下げるためのブロックが取り付けてある。刃先折り曲げブロック4hの旋回軸4jに取り付けられたバネ体が刃先折り曲げブロック4hの底面を下面板4bに接触させる方向に付勢しているため、揺動レバー5kは先端側が下方に向けて付勢されている。シーソー式レバー4nの先端側は揺動レバー5kにより先端側が押し下げられるため後端側は持ち上げられている。その後端側は操作押しボタン5を押し上げる。このようにして操作押しボタン5は、常時は外箱体2の外側に向けて押し上げられている。
次に、このように構成された刃先折り装置1によりカッターナイフの折刃式カッターブレードの先端刃体を折り曲げて切断、回収する手順について図9、図10を参照して説明する。カッターナイフのカッターブレードは、ガイド板3が取り付けられた側の開口から外箱体2に挿入する。図9は断面の状況、図10は平面の状況である。
図15は挿入するカッターナイフ50の平面図、図14は背面図である。カッターナイフ50はカッターブレード51を案内枠54から突出させた状態にする。そして、カッターブレード51の片面をガイド板3の表面に接触させた状態で図9の(1)に示すように刃先折り装置1に挿入する。この場合、図10の(1)に示すように、カッターブレード51の鋭利な刃57を外箱体2の側面板2c側にして挿入する。ガイド板3の上を通過した刃先は、刃折り本体部4の上側ブロック4dと下側ブロック4eの隙間に侵入する。上側ブロック4dと下側ブロック4eの隙間はカッターブレード51の厚みより僅かに広くしてあり、且つ下側ブロック4eの上面高さはガイド板3の上面高さに一致させてあるのでカッターブレード51はその隙間に侵入できる。
上側ブロック4dと下側ブロック4eの隙間を通過したカッターブレード51の先端刃体55は、下側ブロック4eの後方に位置する刃先折り曲げブロック4hの上を通過する。刃先折り曲げブロック4hの上面高さは下側ブロック4eの上面より僅かに低くしてある。刃先折り曲げブロック4hの上を通過した刃体55は、図9の(2)、図10の(1)に示すように、刃先折り曲げブロック4hの後方に位置する刃先受けブロック4fに先端が当接する。刃先受けブロック4fの上面高さは下側ブロック4eより高くしてある。
刃折り本体部4は図4に示したバネ体4pにより一方方向(図4では右周り方向)に旋回するよう付勢されており、常時は刃折り本体部4の一部がガイド板3の一部に当接して開口を外箱体2の開口に向けた状態で静止している。カッターブレード51を図9の(2)、図10の(1)の状態から更に押し込もうとすると、刃折り本体部4はバネ体4pによる付勢によりカッターブレード51を押し戻そうとする。その押し戻す力に抗してカッターブレード51を押し込むと、刃折り本体部4は反力により逆方向に旋回する。そして、遂には図10の(2)に示すように、先端刃体55の斜め先端部全体が刃先受けブロック4fに接触した状態になる。刃折り本体部4の旋回軸4cと外箱体2の開口部内側面との間隔は、カッターブレード51の幅より狭くしてあるので、この状態から更に押し込もうとしても押し込むことはできない。即ち、図10の(2)に示す状態で停止する。この状態では、カッターブレード51の最先端の先端刃体55と次の刃体55と間の刃折り溝56は、刃先受けブロック4fと下側ブロック4eとの間にあって、下側ブロック4eに近い位置になるように下側ブロック4eと刃先受けブロック4fの間隔が調整してある。
この状態で操作押しボタン5を押し下げると、図9の(3)に示すように操作押しボタン5の下端ブロックがシーソー式レバー4nの後端側を押し下げる。すると、シーソー式レバー4nの先端側が上方に揺動旋回し、揺動レバー5kの先端を押し上げる。揺動レバー5kは図5に示したように刃先折り曲げブロック4h、旋回軸4jと一体化されており旋回軸4jは下側ブロック4eの両側方位置を中心に揺動旋回するので、揺動レバー5kの先端が持ち上がると刃先折り曲げブロック4hは持ち上げられる。持ち上げられた刃先折り曲げブロック4hは、カッターブレード51の最先端刃体55を持ち上げる。カッターブレード51の先端から2番目の刃体55は上側ブロック4dと下側ブロック4eの間に挟まれているので、最先端の刃体55と2番目の刃体55の間にある刃折り溝56に大きな折り曲げ力が働いて最先端の刃体55は刃折り溝56で切断、分離される。切断された刃体55は、刃先折り装置1のカッターブレード51の挿入側開口を上方に向けると落下して反対側開口から放出される。
本実施形態の刃先折り装置1を使用すれば、カッターブレード51の先端部を刃先折り装置1内に挿入して操作押しボタン5を押し下げるだけの簡単な操作で先端の刃体55、1枚分だけを確実に折り曲げ切断して除去することができる。刃先折り装置1内へのカッターブレード51の挿入長さを調整する必要もない。押し込めない位置まで押し込むだけでよい。また、折り曲げ切断部は刃先折り装置1の内部にあるため破片が飛び散ることはなく、安全に切断できる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、第1の実施形態で説明した外箱体2への刃折り本体部4の取り付け方に若干の変更を加えた実施形態であり、図11の(1)はその断面図である。本実施形態では、外箱体2の内側高さを刃折り本体部4の厚みよりも図15に示したカッターブレード51の案内枠54の厚み分だけ高く形成する。案内枠54はカッターブレード51の出没を案内する部分である。刃折り本体部2の下側ブロック4eの上面は、刃折り本体部4の底面が外箱体2の底面に接触した状態では外箱体2の開口底面に固定されたガイド板3の上面より低くなるようにする。同じ状態で上側ブロック4dの上面は、ガイド板3の上面よりカッターブレード51の厚みの1/2乃至2/3だけ高くなるようにする。その高さ調整は、刃折り本体部2の下面板4bの厚みを変えて行なう。
また、刃折り本体部2を水平旋回させるための上下の旋回軸4cの突出長さを長くし、上板側の旋回軸4cの先端を外箱体2の上面板2aから外に僅かに突出した状態とする。そして、外箱体2の上面板2aの外表面には、図12に示すように該突出した旋回軸4cの先端を下方に向けて付勢する板バネ30を取り付ける。
このように構成された刃先折り装置1aを用いてカッターブレード51の最先端刃体55を折り曲げて切断、回収する手順を図11、図13を参照して説明する。カッターブレード51を案内枠54から僅かに突出させ、カッターブレード51の先端刃体55をガイド板3の表面に接触させた状態で図11の(1)に示すように刃先折り装置1aに挿入する。カッターブレード51の先端は案内枠54から僅かしか出ていないため、挿入するにつれてカッターナイフ50の案内枠54がガイド板3に乗り上げる。カッターブレード51は僅かに傾いた状態になるが、そのままカッターブレード51の先端をガイド板3の表面に接触させた状態で前進させる。
刃折り本体部4は外箱体2の上面板2aの外表面に取り付けた板バネ30により下方に付勢されているため、その底面は箱体2の下面板2bに接触した状態になっている。この状態では、刃折り本体部2の下側ブロック4eの上面は外箱体2のガイド板3の上面より低く、上側ブロック4dの上面はガイド板3の上面よりカッターブレード51の厚みの1/2乃至2/3だけ高くなっている。カッターブレード51の最先端は研磨されてカッターブレード51の厚みより更に薄くなっているので、その最先端刃先は上側ブロック4dとガイド板3との間の僅かな隙間に入り込む。
最先端刃先を上側ブロック4dとガイド板3との間の僅かな隙間に入り込ませた状態でカッターブレード51を更に前進させながらその姿勢を水平にする。カッターブレード51を水平にすると、その最先端の刃体55が板バネ30による付勢力に抗して刃折り本体部2を僅かに持ち上げる。その状態のままカッターブレード51を更に前進させ、刃先先端を刃先受けブロック4fに当接させる。当接させた状態を図11の(2)、図13の(1)に示す。
当接させた状態で更にカッターブレード51を押し込むと、刃先先端が刃折り本体部2を押して旋回させる。旋回すると図13の(2)に示すように最先端刃体55の斜め先端部全体が刃先受けブロック4fに接触した状態になり、それ以上には押し込めなくなる。この状態で操作押しボタン5を押し下げる。第1の実施形態の場合と同様に刃先折り曲げブロック4hが図11の(3)に示すように持ち上げられ、最先端刃体55が刃折り溝56で切断、分離される。切断された刃体55は、刃先折り装置1のカッターブレード51の挿入側開口を上方に向けると落下して反対側開口から放出される。
本実施形態の刃先折り装置1aの場合は、カッターブレード51の先端をカッターナイフ50の案内枠54から僅かだけ突出させた状態で先端刃体55を切断、分離することができる。このため残りの刃体55の数が少なくなった短いカッターブレード51も切断、分離できる利点を有する。
図面中、1、1aは刃先折り装置、2は刃折り本体部、4はガイド板、4aは上面板、4bは下面板、4cは旋回軸、4dは上側ブロック、4eは下側ブロック、4fは刃先受けブロック、4hは刃先折り曲げブロック、4kは揺動レバー、4mは旋回軸、4nはシーソー式レバー、5は操作押しボタン、30は板バネ、50はカッターナイフ、51は折刃式カッターブレード、53は把持部53、54は案内枠、56は刃折り溝を示す。

Claims (2)

  1. 長手方向に対し所定角度で傾斜した多数の刃折り溝が形成された折刃式カッターブレードを備えるカッターナイフの使用済み刃先を折って除去するためのカッターナイフの刃先折り装置であって、
    該刃先折り装置は、長手方向両側面が開口した偏平長方形外箱体と、ガイド板と、刃折り本体部と、操作押しボタンを備えて構成され、
    前記ガイド板は、前記外箱体の開口端部の下面板内表面に取り付けられて開口に挿入される前記カッターブレードの高さを規制しており、
    前記刃折り本体部は、短手方向両側面が開口した偏平な略長方形箱体に形成され、前記ガイド板の後方位置にて該箱体の上下面板の中央部に突出して設けた旋回軸を前記外箱体の上下面板に設けた孔に挿通して水平旋回し、常時は一方の開口を前記外箱体の一方の開口に向けた状態で旋回停止するよう付勢されており、該旋回中心と外箱体開口部内側面との間隔は挿入されるカッターブレードの幅より狭くしてあり、箱体の前記一方の開口部の上下面板内表面には挿入されたカッターブレードの上面、下面の高さを規制する上側ブロックと下側ブロックがカッターブレードの厚みより僅かに広い間隙をあけて取り付けてあり、該下側ブロックの後方には上面高さを前記下側ブロックより高くした直方体形状の刃先受けブロックが下側ブロックに平行に下面板に取り付けてあり、下側ブロックと該刃先受けブロックの間には前記下側ブロックの両側方位置を中心に揺動旋回する直方体形状の刃先折り曲げブロックが前記箱体底面側に旋回するよう付勢して取り付けてあり、刃先折り曲げブロックの底面が箱体下面板に当接した状態ではその上面が前記下側ブロックの上面より僅かに低くなるようにしてあり、刃先折り曲げブロックの長手方向の一側面には刃先折り曲げブロックを揺動旋回させる揺動レバーがレバー先端を後方に向けて取り付けてあり、前記刃先受けブロックの後方には箱体両側面間に掛け渡した旋回軸周りに揺動旋回するシーソー式レバーがレバー後端側を箱体の開口から突出させて取り付けてあり、その後端側を前記外箱体下面板側に押し下げると先端側が持ち上がって前記揺動レバーを持ち上げて前記刃先折り曲げブロックが持ち上がるように構成してあり、
    前記操作押しボタンは、前記シーソー式レバーの後端側上方の外箱体上面板に取り付けられ、ボタンを押したときに外箱体内に突出している端部が前記シーソー式レバーの後端側を押し下げるように構成されていることを特徴とするカッターナイフの刃先折り装置。
  2. 請求項1に記載のカッターナイフの刃先折り装置において、前記外箱体の内側高さを
    前記刃折り本体部の全体の厚みよりカッターブレードの出没を案内するカッターナイフの案内枠の厚み分だけ厚くし、前記刃折り本体部の底面が外箱体下面板に接触した状態では刃折り本体部の下側ブロックの上面は外箱体の開口部下面板に固定された前記ガイド板の上面より低く、前記上側ブロックの下面はガイド板の上面よりカッターブレードの厚みの1/2乃至2/3だけ高くなるように刃折り本体部の下面板厚みを調整し、刃折り本体部を水平旋回させるための前記旋回軸の突出長さを長くして旋回軸を外箱体の外表面から突出させ、外箱体の上面板外表面には該突出した旋回軸の先端を下方に向けて付勢する板バネが取り付けてあることを特徴とするカッターナイフの刃先折り装置。
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