JP2016206801A - 物体検出装置、移動体機器制御システム及び物体検出用プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】近接した複数の物体を映し出す複数の画像領域が1つの候補領域として誤選別される事態を抑制して、当該物体を適切に検出することを課題とする。【解決手段】撮像領域についての視差画像情報に基づいて、前記撮像画像を左右方向に複数分割して得られる各列領域内における視差値dの頻度分布を示す視差ヒストグラム情報(リアル頻度Uマップ情報)を生成し、その視差ヒストグラム情報に基づいて、前記撮像画像の左右方向で近接していて、かつ、所定値以上の頻度をもつ視差値の値が近接している画像領域を、検出対象物(オブジェクト)を映し出す検出対象物画像領域の候補領域(孤立領域)として選別することにより、撮像領域内に存在する検出対象物を検出する。当該視差画像上における実空間高さの分布を示す高さ分布情報を用いて、実空間高さが所定の高さ条件を満たす画像領域を前記候補領域として選別する。【選択図】図3
Description
本発明は、物体検出装置、移動体機器制御システム及び物体検出用プログラムに関するものである。
従来、自動車等の移動体の前方領域(撮像領域)をステレオカメラによって撮像して得られる2つの撮像画像から視差画像情報を取得し、その視差画像情報に基づいて移動体前方領域に存在する他車両等の検出対象物を検出する物体検出装置が知られている。
例えば、特許文献1には、この種の物体検出装置が開示されている。この物体検出装置では、視差画像情報から、撮像画像を左右方向に複数分割して得られる各列領域内における視差値の頻度分布を示す視差ヒストグラム情報(Uマップ情報)を生成する。そして、生成した視差ヒストグラム情報に基づいて、撮像画像の左右方向で近接していて、かつ、所定値以上の頻度をもつ視差値の値が近接している画像領域を、検出対象物を映し出す検出対象物画像領域の候補領域として選別する。そして、選別した候補領域に映し出されている物体の実空間上の幅や高さ等を算出し、算出した幅や高さ等とテーブルデータとを比較して、当該候補領域が検出対象物を映し出す検出対象物画像領域であるか否かを判断する。
ところが、特許文献1に記載の物体検出装置において、候補領域として選別するにあたり、近接した複数の物体を映し出す複数の画像領域を1つの候補領域(1つの物体を映し出す画像領域)として誤って選別してしまうことがある。例えば、道路脇に存在する壁に寄せて他車両が駐車してある道路を自車両が通過しようとするとき、これらの壁と他車両をそれぞれ映し出す画像領域は、視差ヒストグラム情報において、撮像画像の左右方向で近接していて、かつ、所定値以上の頻度をもつ視差値の値が近接したものとなる。そのため、これらの壁と他車両をそれぞれ映し出す画像領域は1つの候補領域として選別されてしまう。このように、複数の物体を映し出す複数の画像領域が1つの候補領域として選別されると、これらの物体を適切に検出することはできない。
上述した課題を解決するために、本発明は、撮像領域についての視差画像情報を生成する視差画像情報生成手段と、前記視差画像情報生成手段が生成した視差画像情報に基づいて、前記撮像画像を左右方向に複数分割して得られる各列領域内における視差値の頻度分布を示す視差ヒストグラム情報を生成する視差ヒストグラム情報生成手段と、前記視差ヒストグラム情報生成手段が生成した視差ヒストグラム情報に基づいて、前記撮像画像の左右方向で近接していて、かつ、所定値以上の頻度をもつ視差値の値が近接している画像領域を、検出対象物を映し出す検出対象物画像領域の候補領域として選別し、選別した候補領域の中から所定の特定条件に従って検出対象物画像領域を特定する検出対象物画像領域特定手段とを有し、前記撮像領域内に存在する検出対象物を検出する物体検出装置において、前記視差画像情報に基づいて、当該視差画像上における実空間高さの分布を示す高さ分布情報を生成する高さ分布情報生成手段を有し、前記検出対象物画像領域特定手段は、前記高さ分布情報を用いて、実空間高さが所定の高さ条件を満たす画像領域を前記候補領域として選別することを特徴とする。
本発明によれば、近接した複数の物体を映し出す複数の画像領域が1つの候補領域として誤選別される事態を抑制して、当該物体を適切に検出することが可能になるという優れた効果が得られる。
以下、本発明に係る物体検出装置を、移動体機器制御システムである車載機器制御システムに用いた一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における車載機器制御システムの概略構成を示す模式図である。
本車載機器制御システムは、移動体である自動車などの自車両100に搭載された撮像ユニット101で撮像した自車両進行方向前方領域(撮像領域)の撮像画像データから検出対象物を検出し、その検知結果を利用して各種車載機器の制御を行う。
図1は、本実施形態における車載機器制御システムの概略構成を示す模式図である。
本車載機器制御システムは、移動体である自動車などの自車両100に搭載された撮像ユニット101で撮像した自車両進行方向前方領域(撮像領域)の撮像画像データから検出対象物を検出し、その検知結果を利用して各種車載機器の制御を行う。
本実施形態の車載機器制御システムには、走行する自車両100の進行方向前方領域を撮像領域として撮像する撮像ユニット101が設けられている。この撮像ユニット101は、例えば、自車両100のフロントガラス105のルームミラー付近に設置される。撮像ユニット101の撮像によって得られる撮像画像データ等の各種データは、画像解析ユニット102に入力される。画像解析ユニット102は、撮像ユニット101から送信されてくるデータを解析して、撮像領域内に存在する他車両等の検出対象物を検出する。
画像解析ユニット102の検出結果は、車両走行制御ユニット106に送られる。車両走行制御ユニット106は、画像解析ユニット102が検出した検出結果に基づいて、自車両100の運転者へ表示モニタ103を用いて警告を報知したり、自車両のハンドルやブレーキを制御するなどの走行支援制御を行ったりする。
図2は、撮像ユニット101の概略構成を示す模式図である。
撮像ユニット101は、撮像手段としての2つの撮像部110A,110Bを備えたステレオカメラを備えており、2つの撮像部110A,110Bは同一のものである。各撮像部110A,110Bは、それぞれ、撮像レンズ111A,111Bと、受光素子が2次元配置された画像センサ113A,113Bと、画像センサコントローラ115A,115Bとから構成されている。画像センサコントローラ115A,115Bは、画像センサ113A,113Bの露光制御、画像読み出し制御、外部回路との通信、画像データの送信等の役割を担う。画像センサコントローラ115A,115Bからは、画像センサ113A,113Bから出力されるアナログ電気信号(画像センサ上の各受光素子が受光した受光量)をデジタル電気信号に変換した撮像画像データ(輝度画像データ)が出力される。
撮像ユニット101は、撮像手段としての2つの撮像部110A,110Bを備えたステレオカメラを備えており、2つの撮像部110A,110Bは同一のものである。各撮像部110A,110Bは、それぞれ、撮像レンズ111A,111Bと、受光素子が2次元配置された画像センサ113A,113Bと、画像センサコントローラ115A,115Bとから構成されている。画像センサコントローラ115A,115Bは、画像センサ113A,113Bの露光制御、画像読み出し制御、外部回路との通信、画像データの送信等の役割を担う。画像センサコントローラ115A,115Bからは、画像センサ113A,113Bから出力されるアナログ電気信号(画像センサ上の各受光素子が受光した受光量)をデジタル電気信号に変換した撮像画像データ(輝度画像データ)が出力される。
また、撮像ユニット101は、2つの撮像部110A,110Bに対してデータバス及びシリアルバスで接続された画像処理基板120を備えている。画像処理基板120には、CPU(Central Processing Unit)、RAM、ROM、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、シリアルIF(インターフェース)、データIFなどが設けられている。画像処理基板120のデータバスは、2つの撮像部110A,110Bから出力される輝度画像データを画像処理基板120上のRAMに転送する。画像処理基板120のシリアルバスは、CPUやFPGAからのセンサ露光制御値の変更命令、画像読み出しパラメータの変更命令、各種設定データなどの送受信を行う。画像処理基板120のFPGAは、RAMに保存された画像データに対してリアルタイム性が要求される処理、例えばガンマ補正、ゆがみ補正(左右画像の平行化)、ブロックマッチングによる視差演算を行って視差画像データを生成し、RAMに書き戻す。CPUは、路面形状検出処理、オブジェクト検出処理等を実行するためのプログラムをROMからロードし、RAMに蓄えられた輝度画像データや視差画像データを入力して、各種処理を実行する。検出された各種データは、データIFやシリアルIFから外部へ出力される。各種処理の実行に際しては、データIFを利用して、適宜、車両の情報(車速、加速度、舵角、ヨーレートなど)を入力し、各種処理のパラメータとして使用する。
次に、本実施形態における物体検出処理について説明する。
図3は、主に画像処理基板120上のCPUがプログラムを実行することによってあるいはFPGAによって実現される物体検出処理を説明するための処理ブロック図である。
ステレオカメラを構成する2つの撮像部110A,110Bからは輝度画像データが出力される。このとき、撮像部110A,110Bがカラーの場合には、そのRGB信号から輝度信号(Y)を得るカラー輝度変換を、例えば下記の式(1)を用いて行う。
Y = 0.3R + 0.59G + 0.11B ・・・(1)
図3は、主に画像処理基板120上のCPUがプログラムを実行することによってあるいはFPGAによって実現される物体検出処理を説明するための処理ブロック図である。
ステレオカメラを構成する2つの撮像部110A,110Bからは輝度画像データが出力される。このとき、撮像部110A,110Bがカラーの場合には、そのRGB信号から輝度信号(Y)を得るカラー輝度変換を、例えば下記の式(1)を用いて行う。
Y = 0.3R + 0.59G + 0.11B ・・・(1)
輝度画像データが入力されると、まず、平行化画像生成部131で平行化画像生成処理を実行する。この平行化画像生成処理は、撮像部110A,110Bにおける光学系の歪みや左右の撮像部110A,110Bの相対的な位置関係から、各撮像部110A,110Bから出力される輝度画像データ(基準画像と比較画像)を、2つのピンホールカメラが平行に取り付けられたときに得られる理想的な平行化ステレオ画像となるように変換する。これは、各画素での歪み量を、Δx=f(x,y)、Δy=g(x,y)という多項式を用いて計算し、その計算結果を用いて、各撮像部110A,110Bから出力される輝度画像データ(基準画像と比較画像)の各画素を変換する。多項式は、例えば、x(画像の横方向位置)、y(画像の縦方向位置)に関する5次多項式に基づく。
このようにして平行化画像処理を行った後、次に、FPGA等で構成される視差画像生成部132において、視差画像データ(視差画像情報)を生成する視差画像生成処理を行う。視差画像生成処理では、まず、2つの撮像部110A,110Bのうちの一方の撮像部110Aの輝度画像データを基準画像データとし、他方の撮像部110Bの輝度画像データを比較画像データとし、これらを用いて両者の視差を演算して、視差画像データを生成して出力する。この視差画像データは、基準画像データ上の各画像部分について算出される視差値dに応じた画素値をそれぞれの画像部分の画素値として表した視差画像を示すものである。
具体的には、視差画像生成部132は、基準画像データのある行について、一の注目画素を中心とした複数画素(例えば16画素×1画素)からなるブロックを定義する。一方、比較画像データにおける同じ行において、定義した基準画像データのブロックと同じサイズのブロックを1画素ずつ横ライン方向(X方向)へずらし、基準画像データにおいて定義したブロックの画素値の特徴を示す特徴量と比較画像データにおける各ブロックの画素値の特徴を示す特徴量との相関を示す相関値を、それぞれ算出する。そして、算出した相関値に基づき、比較画像データにおける各ブロックの中で最も基準画像データのブロックと相関があった比較画像データのブロックを選定するマッチング処理を行う。その後、基準画像データのブロックの注目画素と、マッチング処理で選定された比較画像データのブロックの対応画素との位置ズレ量を視差値dとして算出する。このような視差値dを算出する処理を基準画像データの全域又は特定の一領域について行うことで、視差画像データを得ることができる。
マッチング処理に用いるブロックの特徴量としては、例えば、ブロック内の各画素の値(輝度値)を用いることができ、相関値としては、例えば、基準画像データのブロック内の各画素の値(輝度値)と、これらの画素にそれぞれ対応する比較画像データのブロック内の各画素の値(輝度値)との差分の絶対値の総和を用いることができる。この場合、当該総和が最も小さくなるブロックが最も相関があると言える。
視差画像生成部132でのマッチング処理をハードウェア処理によって実現する場合には、例えばSSD(Sum of Squared Difference)、ZSSD(Zero-mean Sum of Squared Difference)、SAD(Sum of Absolute Difference)、ZSAD(Zero-mean Sum of Absolute Difference)などの方法を用いることができる。なお、マッチング処理では画素単位での視差値しか算出できないので、1画素未満のサブピクセルレベルの視差値が必要な場合には推定値を用いる必要がある。その推定方法としては、例えば、等角直線方式、二次曲線方式等を利用することができる。ただし、このサブピクセルレベルの推定視差値には誤差が発生するので、この推定誤差を減少させるEEC(推定誤差補正)などを用いてもよい。
次に、オブジェクトトラッキング部133は、過去の撮像フレームの画像検出処理で検出されたオブジェクト(検出対象物)を追跡する処理を実行する。
詳しく説明すると、本実施形態においては、過去の画像検出処理で検出されたオブジェクトの情報を示すオブジェクトデータリスト135が保存される。オブジェクトデータリスト135は、図4に示すように、検出したオブジェクトデータの最新情報(最新の位置、大きさ、距離、相対速度、視差情報)に加え、オブジェクト予測データ(次の撮像フレームにおいて当該オブジェクトがどの位置にいるかを推測する情報)、オブジェクトトラッキング部133や後述のオブジェクトマッチング部147で利用するオブジェクト特徴量、当該オブジェクトがどれだけのフレーム数検出されたか又は連続して検出されなかったかを示す検出/未検出フレーム数、当該オブジェクトが追跡すべき対象かどうかを示す要追跡確度(安定フラグ)などを含む。
詳しく説明すると、本実施形態においては、過去の画像検出処理で検出されたオブジェクトの情報を示すオブジェクトデータリスト135が保存される。オブジェクトデータリスト135は、図4に示すように、検出したオブジェクトデータの最新情報(最新の位置、大きさ、距離、相対速度、視差情報)に加え、オブジェクト予測データ(次の撮像フレームにおいて当該オブジェクトがどの位置にいるかを推測する情報)、オブジェクトトラッキング部133や後述のオブジェクトマッチング部147で利用するオブジェクト特徴量、当該オブジェクトがどれだけのフレーム数検出されたか又は連続して検出されなかったかを示す検出/未検出フレーム数、当該オブジェクトが追跡すべき対象かどうかを示す要追跡確度(安定フラグ)などを含む。
オブジェクト選択部134は、オブジェクトデータリスト135に保存されているオブジェクトについて、当該オブジェクトの存在確度が高いとか(S=1)、当該オブジェクトが追跡対象とするのにふさわしい位置にいるか等を判断基準にして、当該オブジェクトを追跡するか否かを選択する。具体的には、オブジェクトデータリスト135のオブジェクト予測データに基づいて当該オブジェクトが位置すると予測される視差画像データ中の予測範囲を設定し、その予測範囲内における当該オブジェクトの高さを特定した後、オブジェクトデータリスト135のオブジェクト特徴量を参照して、特定した高さから当該オブジェクトの幅を特定し、特定した幅から視差画像データ上におけるオブジェクトの横方向位置を推定する。このようにして推定したオブジェクトの横方向位置が所定の追跡対象条件(当該オブジェクトが画像内に存在する確度が高い位置である場合、当該オブジェクトが追跡対象とするのにふさわしい位置である場合等)を満たせば、当該オブジェクトを追跡対象として選択し、その結果をオブジェクトトラッキング部133に出力する。なお、オブジェクト選択部134の結果に基づき、オブジェクトデータリスト135の情報を更新する。
オブジェクトトラッキング部133は、オブジェクト選択部134により追跡対象として選択されたオブジェクトについて追跡処理を行う。この追跡処理のため、オブジェクトトラッキング部133には、視差画像生成部132で生成された視差画像データと、オブジェクト選択部134で選択されたオブジェクトデータのオブジェクト予測データ及びオブジェクト特徴量が入力される。
視差補間部136は、上述した視差画像生成部132における視差画像生成処理で視差値が算出できなかった画像部分の視差値を補間する視差補間処理を実行する。例えば、輝度画像データ上において横方向のエッジ部分や輝度変化が少ない箇所では視差画像生成処理のブロックマッチングが正しく計算できず、視差値が算出されない場合がある。このような場合、視差補間処理において、所定の補間条件を満たした画像部分については、離れた二画素間の間を補間視差で埋める処理を行う。補間条件としては、例えば、同一の横方向座標内の二点間の距離が所定の大きさ(幅)より小さく、その二点間に他の視差値が存在しないという条件を挙げることができる。
以上のようにして視差補間処理を行ったら、次に、Vマップ生成部137において、Vマップを生成するVマップ生成処理を実行する。視差画像データに含まれる各視差画素データは、x方向位置とy方向位置と視差値dとの組(x,y,d)で示されるところ、これを、X軸にd、Y軸にy、Z軸に頻度fを設定した三次元座標情報(d,y,f)に変換したもの、又はこの三次元座標情報(d,y,f)から所定の頻度閾値を超える情報に限定した三次元座標情報(d,y,f)を生成する。この三次元座標情報(d,y,f)をX−Yの2次元座標系に分布させたものを、Vマップと呼ぶ。
具体的に説明すると、Vマップ生成部137は、画像を上下方向に複数分割して得られる視差画像データの各行領域について、視差値頻度分布を計算する。具体例を挙げて説明すると、図5(a)に示すような視差値分布をもった視差画像データが入力されたとき、Vマップ生成部137は、行ごとの各視差値のデータの個数の分布である視差値頻度分布を計算して出力する。このようにして得られる各行の視差値頻度分布の情報を、Y軸に視差画像上のy方向位置(撮像画像の上下方向位置)をとりX軸に視差値をとった二次元直交座標系上に表すことで、図5(b)に示すようなVマップを得ることができる。このVマップは、頻度fに応じた画素値をもつ画素が前記二次元直交座標系上に分布した画像として表現することもできる。
次に、本実施形態では、Vマップ生成部137が生成したVマップの情報(視差ヒストグラム情報)から、路面形状検出部138において、自車両100の前方路面の3次元形状を検出する路面形状検出処理が実行される。
図6は、撮像部110Aで撮像される基準画像の一例を模式的に表した画像例である。
図7は、図6の画像例に対応するVマップである。
図6に示す画像例では、自車両100が走行している路面と、自車両100の前方に存在する先行車両と、路外に存在する電柱が映し出されている。この画像例は、自車両100の前方路面が相対的に平坦な路面、すなわち、自車両100の前方路面が自車両100の真下の路面部分と平行な面を自車両前方へ延長して得られる仮想の基準路面(仮想基準移動面)に一致している場合のものである。この場合、画像の下部に対応するVマップの下部において、高頻度の点は、画像上方へ向かうほど視差値dが小さくなるような傾きをもった略直線状に分布する。このような分布を示す画素は、視差画像上の各行においてほぼ同一距離に存在していてかつ最も占有率が高く、しかも画像上方へ向かうほど距離が連続的に遠くなる検出対象物を映し出した画素であると言える。
図6は、撮像部110Aで撮像される基準画像の一例を模式的に表した画像例である。
図7は、図6の画像例に対応するVマップである。
図6に示す画像例では、自車両100が走行している路面と、自車両100の前方に存在する先行車両と、路外に存在する電柱が映し出されている。この画像例は、自車両100の前方路面が相対的に平坦な路面、すなわち、自車両100の前方路面が自車両100の真下の路面部分と平行な面を自車両前方へ延長して得られる仮想の基準路面(仮想基準移動面)に一致している場合のものである。この場合、画像の下部に対応するVマップの下部において、高頻度の点は、画像上方へ向かうほど視差値dが小さくなるような傾きをもった略直線状に分布する。このような分布を示す画素は、視差画像上の各行においてほぼ同一距離に存在していてかつ最も占有率が高く、しかも画像上方へ向かうほど距離が連続的に遠くなる検出対象物を映し出した画素であると言える。
撮像部110Aでは自車両前方領域を撮像するため、その撮像画像の内容は、図6に示すように、画像上方へ向かうほど路面の視差値dは小さくなる。また、同じ行(横ライン)内において、路面を映し出す画素はほぼ同じ視差値dを持つことになる。したがって、Vマップ上において上述した略直線状に分布する高頻度の点は、路面(移動面)を映し出す画素が持つ特徴に対応したものである。よって、Vマップ上における高頻度の点を直線近似して得られる近似直線上又はその近傍に分布する点の画素は、高い精度で、路面を映し出している画素であると推定することができる。また、各画素に映し出されている路面部分までの距離は、当該近似直線上の対応点の視差値dから高精度に求めることができる。
ここで、Vマップ上における高頻度の点を直線近似する際、その直線近似処理に含める点をどの範囲まで含めるかは、その処理結果の精度を大きく左右する。すなわち、直線近似処理に含める範囲が広いほど、路面に対応しない点が多く含まれ、処理精度を落とすことになり、また、直線近似処理に含める範囲が狭いほど、路面に対応する点の数が少なく、やはり処理精度を落とす結果となる。そこで、本実施形態では、直線近似処理の対象とする視差ヒストグラム情報部分を、以下のようにして抽出している。
図8は、本実施形態における抽出条件を説明するためのVマップを示す説明図である。
本実施形態のVマップ生成部137では、視差画像データを受け取ると、その視差画像データに含まれる各視差画素データ(x,y,d)を、三次元座標情報である視差ヒストグラム情報構成要素としてのVマップ要素(d,y,f)に変換して、視差ヒストグラム情報としてのVマップ情報を生成する。このとき、視差画像データの中から、画像上下方向位置yと視差値dとの関係が所定の抽出条件を満たす視差画素データを抽出し、その抽出した視差画素データを対象にして上述した変換を行い、Vマップ情報を生成する。
本実施形態のVマップ生成部137では、視差画像データを受け取ると、その視差画像データに含まれる各視差画素データ(x,y,d)を、三次元座標情報である視差ヒストグラム情報構成要素としてのVマップ要素(d,y,f)に変換して、視差ヒストグラム情報としてのVマップ情報を生成する。このとき、視差画像データの中から、画像上下方向位置yと視差値dとの関係が所定の抽出条件を満たす視差画素データを抽出し、その抽出した視差画素データを対象にして上述した変換を行い、Vマップ情報を生成する。
本実施形態における抽出条件は、自車両100の前方路面が自車両100の真下の路面部分と平行な面を自車両前方へ延長して得られる仮想の基準路面(仮想基準移動面)に対応する視差値dと画像上下方向位置yとの関係を基準として定まる所定の抽出範囲内に属するという条件である。この基準路面に対応する視差値dと画像上下方向位置yとの関係は、図8に示すように、Vマップ上において直線(以下「基準直線」という。)で示される。本実施形態では、この直線を中心に画像上下方向へ±δの範囲を、抽出範囲として規定している。この抽出範囲は、状況に応じて刻々と変化する実際の路面のVマップ要素(d,y,f)の変動範囲を含むように設定される。
具体的には、例えば、自車両前方の路面が相対的に上り傾斜である場合、当該路面が相対的に平坦である場合よりも、撮像画像中に映し出される路面画像部分(移動面画像領域)は画像上側へ広がる。しかも、同じ画像上下方向位置yに映し出される路面画像部分を比較すると、相対的に上り傾斜である場合には、相対的に平坦である場合よりも、視差値dが大きくなる。この場合のVマップ要素(d,y,f)は、Vマップ上において、おおよそ、基準直線に対し、上側に位置し、かつ、傾き(絶対値)が大きい直線を示すものとなる。本実施形態では、前方の路面における相対的な上り傾斜が想定され得る範囲内であれば、その路面のVマップ要素(d,y,f)が抽出範囲内に収まる。
また、例えば、自車両前方の路面が相対的に下り傾斜である場合、そのVマップ要素(d,y,f)は、Vマップ上において、基準直線に対し、下側に位置し、かつ、傾き(絶対値)が小さい直線を示すものとなる。本実施形態では、前方の路面における相対的な下り傾斜が想定され得る範囲内であれば、その路面のVマップ要素(d,y,f)が抽出範囲内に収まる。
また、例えば、自車両100が速度を加速している加速時においては、自車両100の後方に加重がかかり、自車両の姿勢は、自車両前方が鉛直方向上側を向くような姿勢となる。この場合、自車両100の速度が一定である場合と比べて、撮像画像中に映し出される路面画像部分(移動面画像領域)は画像下側へシフトする。この場合のVマップ要素(d,y,f)は、Vマップ上において、おおよそ、基準直線に対し、下側に位置し、かつ、基準直線とほぼ平行な直線を示すものとなる。本実施形態では、自車両100の加速が想定され得る範囲内であれば、その路面のVマップ要素(d,y,f)が抽出範囲内に収まる。
また、例えば、自車両100が速度を減速している減速時においては、自車両100の前方に加重がかかり、自車両の姿勢は、自車両前方が鉛直方向下側を向くような姿勢となる。この場合、自車両100の速度が一定である場合と比べて、撮像画像中に映し出される路面画像部分(移動面画像領域)は画像上側へシフトする。この場合のVマップ要素(d,y,f)は、Vマップ上において、おおよそ、基準直線に対し、上側に位置し、かつ、基準直線とほぼ平行な直線を示すものとなる。本実施形態では、自車両100の減速が想定され得る範囲内であれば、その路面のVマップ要素(d,y,f)が抽出範囲内に収まる。
路面形状検出部138では、Vマップ生成部137においてVマップ情報が生成されたら、路面に対応する視差値及びy方向位置の組(Vマップ要素)が示す特徴、すなわち、撮像画像の上方に向かうほど視差値が低くなるという特徴を示すVマップ上の高頻度の点を直線近似する処理を行う。なお、路面が平坦な場合には一本の直線で十分な精度で近似可能であるが、車両進行方向において路面の傾斜状況が変化するような路面については、一本の直線で十分な精度の近似は難しい。したがって、本実施形態においては、Vマップの情報(Vマップ情報)を視差値に応じて2以上の視差値区画に区分けし、各視差値区画についてそれぞれ個別に直線近似を行う。
図9は、路面形状検出部138内の処理ブロック図である。
本実施形態の路面形状検出部138は、Vマップ生成部137から出力されるVマップ情報(Vマップ情報)を受け取ると、まず、路面候補点検出部138Aにおいて、路面に対応するVマップ要素が示す特徴、すなわち、撮像画像の上方に向かうほど視差値が低くなるという特徴を示すVマップ上の高頻度の点を、路面候補点として検出する。
本実施形態の路面形状検出部138は、Vマップ生成部137から出力されるVマップ情報(Vマップ情報)を受け取ると、まず、路面候補点検出部138Aにおいて、路面に対応するVマップ要素が示す特徴、すなわち、撮像画像の上方に向かうほど視差値が低くなるという特徴を示すVマップ上の高頻度の点を、路面候補点として検出する。
このとき、本実施形態では、路面候補点検出部138Aでの路面候補点検出処理は、Vマップの情報(Vマップ情報)を視差値に応じて2以上の視差値区画に区分けし、各視差値区画にそれぞれ対応した決定アルゴリズムに従って各視差値区画における路面候補点を決定する。具体的には、例えば、所定の基準距離に対応する視差値を境に、VマップをX軸方向(横軸方向)に2つの領域、すなわち視差値の大きい領域と小さい領域に区分けし、その領域ごとに異なる路面候補点検出アルゴリズムを用いて路面候補点を検出する。なお、視差値の大きい近距離領域については、後述する第1路面候補点検出処理を行い、視差の小さい遠距離領域については、後述する第2路面候補点検出処理を行う。
ここで、前記のように視差の大きい近距離領域と視差の小さい遠距離領域とで、路面候補点検出処理の方法を変える理由について説明する。
図6に示したように、自車両100の前方を撮像した撮像画像で、近距離の路面部分についてはその路面画像領域の占有面積が大きく、路面に対応する画素数が多いので、Vマップ上の頻度が大きい。これに対し、遠距離の路面部分については、その路面画像領域の撮像画像内における占有面積が小さく、路面に対応する画素数が少ないので、Vマップ上の頻度が小さい。すなわち、Vマップにおいて、路面に対応する点の頻度値は、遠距離では小さく、近距離では大きい。そのため、例えば同じ頻度閾値を用いるなど、両領域について同じ基準で路面候補点を検出しようとすると、近距離領域については路面候補点を適切に検出できるが、遠距離領域については路面候補点が適切に検出できないおそれがあり、遠距離領域の路面検出精度が劣化する。逆に、遠距離領域の路面候補点を十分に検出できるような基準で近距離領域の検出を行うと、近距離領域のノイズ成分が多く検出され、近距離領域の路面検出精度が劣化する。そこで、本実施形態では、Vマップを近距離領域と遠距離領域とに区分し、各領域についてそれぞれ適した基準や検出方法を用いて路面候補点を検出することにより、両領域の路面検出精度を高く維持している。
図6に示したように、自車両100の前方を撮像した撮像画像で、近距離の路面部分についてはその路面画像領域の占有面積が大きく、路面に対応する画素数が多いので、Vマップ上の頻度が大きい。これに対し、遠距離の路面部分については、その路面画像領域の撮像画像内における占有面積が小さく、路面に対応する画素数が少ないので、Vマップ上の頻度が小さい。すなわち、Vマップにおいて、路面に対応する点の頻度値は、遠距離では小さく、近距離では大きい。そのため、例えば同じ頻度閾値を用いるなど、両領域について同じ基準で路面候補点を検出しようとすると、近距離領域については路面候補点を適切に検出できるが、遠距離領域については路面候補点が適切に検出できないおそれがあり、遠距離領域の路面検出精度が劣化する。逆に、遠距離領域の路面候補点を十分に検出できるような基準で近距離領域の検出を行うと、近距離領域のノイズ成分が多く検出され、近距離領域の路面検出精度が劣化する。そこで、本実施形態では、Vマップを近距離領域と遠距離領域とに区分し、各領域についてそれぞれ適した基準や検出方法を用いて路面候補点を検出することにより、両領域の路面検出精度を高く維持している。
第1路面候補点検出処理では、各視差値dについて、所定の検索範囲内でy方向位置を変えながら、Vマップ情報に含まれる各Vマップ要素(d,y,f)の頻度値fが第1頻度閾値よりも大きく、かつ、最も頻度値fが大きいVマップ要素を探索し、そのVマップ要素を当該視差値dについての路面候補点として決定する。このときの第1頻度閾値は、低めに設定し、路面に対応するVマップ要素が抜け落ちないようにするのが好ましい。本実施形態においては、上述したとおり、Vマップ生成部137において路面に対応するVマップ要素を抽出していることから、第1頻度閾値を低めに設定しても、路面分に対応しないVマップ要素が路面候補点として決定される事態は軽減されるからである。
ここで、各視差値dについてy値を変化させる検索範囲は、上述したVマップ生成部137における抽出範囲、すなわち、基準直線の画像上下方向位置ypを中心にとした画像上下方向へ±δの範囲である。具体的には、「yp−δ」から「yp+δ」の範囲を探索範囲とする。これにより、探索すべきy値の範囲が限定され、高速な路面候補点検出処理を実現できる。
一方、第2路面候補点検出処理は、第1頻度閾値の変わりにこれとは別の第2頻度閾値を用いる点を除いて、前記第1路面候補点検出処理と同じである。すなわち、第2路面候補点検出処理では、各視差値dについて、所定の検索範囲内でy方向位置を変えながら、Vマップ情報に含まれる各Vマップ要素(d,y,f)の頻度値fが第2頻度閾値よりも大きく、かつ、最も頻度値fが大きいVマップ要素を探索し、そのVマップ要素を当該視差値dについての路面候補点として決定する。
図10は、路面候補点検出部138Aで行う路面候補点検出処理の流れを示すフローチャートである。
入力されるVマップの情報について、例えば視差値dの大きい順に路面候補点の検出を行い、各視差値dについての路面候補点(y,d)を検出する。視差値dが所定の基準距離に対応する基準視差値よりも大きい場合(S1のYes)、上述した第1路面候補点検出処理を行う。すなわち、当該視差値dに応じたyの探索範囲(「yp−δ」〜「yp+δ」)を設定し(S2)、この探索範囲内における頻度値fが第1頻度閾値よりも大きいVマップ要素(d,y,f)を抽出する(S3)。そして、抽出したVマップ要素のうち、最大の頻度値fを持つVマップ要素(d,y,f)を、当該視差値dの路面候補点として検出する(S4)。
入力されるVマップの情報について、例えば視差値dの大きい順に路面候補点の検出を行い、各視差値dについての路面候補点(y,d)を検出する。視差値dが所定の基準距離に対応する基準視差値よりも大きい場合(S1のYes)、上述した第1路面候補点検出処理を行う。すなわち、当該視差値dに応じたyの探索範囲(「yp−δ」〜「yp+δ」)を設定し(S2)、この探索範囲内における頻度値fが第1頻度閾値よりも大きいVマップ要素(d,y,f)を抽出する(S3)。そして、抽出したVマップ要素のうち、最大の頻度値fを持つVマップ要素(d,y,f)を、当該視差値dの路面候補点として検出する(S4)。
そして、視差値dが基準視差値以下になるまで第1路面候補点検出処理を繰り返し行い(S5)、視差値dが基準視差値以下になったら(S1のNo)、今度は、上述した第2路面候補点検出処理で路面候補点検出を行う。すなわち、第2路面候補点検出処理でも当該視差値dに応じたyの探索範囲(「yp−δ」〜「yp+δ」)を設定し(S6)、この探索範囲内における頻度値fが第1頻度閾値よりも大きいVマップ要素(d,y,f)を抽出する(S7)。そして、抽出したVマップ要素のうち、最大の頻度値fを持つVマップ要素(d,y,f)を、当該視差値dの路面候補点として検出する(S8)。この第2路面候補点検出処理を、視差値dがなくなるまで繰り返し行う(S9)。
このようにして路面候補点検出部138Aにより各視差値dについての路面候補点(抽出処理対象)を検出したら、次に、区分直線近似部138Bにより、これらの路面候補点についてVマップ上の近似直線を求める直線近似処理を行う。このとき、路面が平坦な場合であれば、Vマップの視差値範囲全域にわたって一本の直線で十分な精度の近似が可能であるが、車両進行方向において路面の傾斜状況が変化している場合には、一本の直線で十分な精度の近似が難しい。したがって、本実施形態においては、Vマップの情報(Vマップ情報)を視差値に応じて2以上の視差値区画に区分けし、各視差値区画についてそれぞれ個別に直線近似処理を行う。
直線近似処理は、最小二乗近似を利用することができるが、より正確に行うにはRMA(Reduced Major Axis)などの他の近似を用いるのがよい。その理由は、最小二乗近似は、X軸のデータに誤差がなく、Y軸のデータに誤差が存在するという前提があるときに、正確に計算されるものである。しかしながら、Vマップ情報から検出される路面候補点の性質を考えると、Vマップ情報に含まれる各Vマップ要素のデータは、Y軸のデータyについては画像上の正確な位置を示していると言えるが、X軸のデータである視差値dについては、誤差を含んでいるものである。また、路面候補点検出処理では、Y軸方向に沿って路面候補点の探索を行い、その最大のy値をもつVマップ要素を路面候補点として検出するものであるため、路面候補点はY軸方向の誤差も含んでいる。したがって、路面候補点となっているVマップ要素は、X軸方向にもY軸方向にも誤差を含んでいることになり、最小二乗近似の前提が崩れている。したがって、二変数(dとy)に互換性のある回帰直線(RMA)が有効である。
図11は、区分直線近似部138Bで行う区分直線近似処理の流れを示すフローチャートである。
区分直線近似部138Bは、路面候補点検出部138Aから出力される各視差値dの路面候補点のデータを受け取ったら、まず、最近距離の第一区間(最も視差値が大きい区間)を設定する(S11)。そして、この第一区間内の各視差値dに対応した路面候補点を抽出する(S12)。このとき、抽出された路面候補点の数が所定の値以下である場合(S13のNo)、当該第一区間を所定の視差値分だけ延長する(S14)。具体的には、当初の第一区間と第二区間とを結合して、新たにひとつの第一区間(延長された第一区間)とする。このとき、当初の第三区間は新たな第二区間となる。そして、延長された第一区間内の各視差値dに対応した路面候補点を再び抽出し(S12)、抽出された路面候補点の数が所定の値よりも多くなった場合には(S13のYes)、抽出した路面候補点について直線近似処理を行う(S15)。なお、第一区間ではない区間、例えば第二区間を延長する場合には、当初の第二区間と第三区間とを結合して、新たにひとつの第二区間(延長された第二区間)とする。
区分直線近似部138Bは、路面候補点検出部138Aから出力される各視差値dの路面候補点のデータを受け取ったら、まず、最近距離の第一区間(最も視差値が大きい区間)を設定する(S11)。そして、この第一区間内の各視差値dに対応した路面候補点を抽出する(S12)。このとき、抽出された路面候補点の数が所定の値以下である場合(S13のNo)、当該第一区間を所定の視差値分だけ延長する(S14)。具体的には、当初の第一区間と第二区間とを結合して、新たにひとつの第一区間(延長された第一区間)とする。このとき、当初の第三区間は新たな第二区間となる。そして、延長された第一区間内の各視差値dに対応した路面候補点を再び抽出し(S12)、抽出された路面候補点の数が所定の値よりも多くなった場合には(S13のYes)、抽出した路面候補点について直線近似処理を行う(S15)。なお、第一区間ではない区間、例えば第二区間を延長する場合には、当初の第二区間と第三区間とを結合して、新たにひとつの第二区間(延長された第二区間)とする。
このようにして直線近似処理を行ったら、次に、その直線近似処理により得られる近似直線の信頼性判定を行う。この信頼性判定では、最初に、得られた近似直線の傾きと切片が所定の範囲内にあるかどうかを判定する(S17)。この判定で所定の範囲内ではない場合には(S17のNo)、当該第一区間を所定の視差値分だけ延長し(S14)、延長された第一区間について再び直線近似処理を行う(S12〜15)。そして、所定の範囲内ではあると判定されたら(S17のYes)、その直線近似処理を行った区間が第一区間かどうかを判断する(S18)。
このとき、第一区間であると判断された場合には(S18のYes)、その近似直線の相関値が所定の値よりも大きいかどうかを判定する(S19)。この判定において、近似直線の相関値が所定の値よりも大きければ、その近似直線を当該第一区間の近似直線として決定する。近似直線の相関値が所定の値以下であれば、当該第一区間を所定の視差値分だけ延長し(S14)、延長された第一区間について再び直線近似処理を行い(S12〜15)、再び信頼性判定を行う(S17〜S19)。なお、第一区間でない区間については(S18のNo)、近似直線の相関値に関する判定処理(S19)は実施しない。
その後、残りの区間があるかどうかを確認し(S20)、もし残りの区間が無ければ、区分直線近似部138Bは区分直線近似処理を終了する。一方、残りの区間がある場合には(S20のYes)、前区間の幅に対応する距離を定数倍した距離に対応する幅をもった次の区間(第二区間)を設定する(S21)。そして、この設定後に残っている区間が更に次に設定される区間(第三区間)よりも小さいか否かを判断する(S22)。この判断において小さくないと判断されたなら、当該第二区間内の各視差値dに対応した路面候補点を抽出して直線近似処理を行うとともに(S12〜S15)、信頼性判定処理を行う(S17〜S19)。
このようにして順次区間を設定し、その区間の直線近似処理及び信頼性判定処理を行うという処理を繰り返していくと、いずれ、前記処理ステップS22において、設定後に残っている区間が更に次に設定される区間よりも小さいと判断される(S22のYes)。この場合、設定された区間を延長して当該残っている区間を含めるようにし、これを最後の区間として設定する(S23)。この場合、この最後の区間内の各視差値dに対応した路面候補点を抽出し(S12)、抽出した路面候補点について直線近似処理を行ったら(S15)、処理ステップS16において最後の区間であると判断されるので(S16のYes)、区分直線近似部138Bは区分直線近似処理を終了する。
このようにして区分直線近似部138Bが各区間の直線近似処理を実行して得た各区間の近似直線は、通常、区間境界で連続したものにはならない。そのため、本実施形態では、各区間の近似直線が区間境界において連続になるように、区分直線近似部138Bから出力される近似直線を、区間近似直線連続化部138Cにより修正する。具体的には、例えば、区間の境界上における両区間の近似直線の端点間の中点を通るように両近似直線を修正する。
以上のようにして、路面形状検出部138においてVマップ上の近似直線の情報が得られたら、次に、路面高さテーブル算出部139において、路面高さ(自車両の真下の路面部分に対する相対的な高さ)を算出してテーブル化する路面高さテーブル算出処理を行う。路面形状検出部138により生成されたVマップ上の近似直線の情報から、撮像画像上の各行領域(画像上下方向の各位置)に映し出されている各路面部分までの距離を算出できる。一方、自車両の真下に位置する路面部分をその面に平行となるように自車両進行方向前方へ延長した仮想平面の自車両進行方向における各面部分が、撮像画像中のどの各行領域に映し出されるかは予め決まっており、この仮想平面(基準路面)はVマップ上で直線(基準直線)により表される。路面形状検出部138から出力される近似直線を基準直線と比較することで、自車両前方の各路面部分の高さを得ることができる。簡易的には、路面形状検出部138から出力される近似直線上のY軸位置から、これに対応する視差値から求められる距離だけ自車両前方に存在する路面部分の高さを算出できる。路面高さテーブル算出部139では、近似直線から得られる各路面部分の高さを、必要な視差範囲についてテーブル化する。
なお、ある視差値dにおいてY軸位置がy’である地点に対応する撮像画像部分に映し出されている物体の路面からの高さは、当該視差値dにおける近似直線上のY軸位置をy0としたとき、(y’−y0)から算出することができる。一般に、Vマップ上における座標(d,y’)に対応する物体についての路面からの高さHは、下記の式(2)より算出することができる。ただし、下記の式(2)において、「z」は、視差値dから計算される距離(z=BF/(d−offset))であり、「f」はカメラの焦点距離を(y’−y0)の単位と同じ単位に変換した値である。ここで、「BF」は、ステレオカメラの基線長と焦点距離を乗じた値であり、「offset」は無限遠の物体を撮影したときの視差値である。
H = z×(y’−y0)/f ・・・(2)
H = z×(y’−y0)/f ・・・(2)
次に、Uマップ生成部140について説明する。
Uマップ生成部140では、Uマップを生成するUマップ生成処理を実行する。Uマップ生成処理では、視差画像データに含まれる各視差画素データにおけるx方向位置とy方向位置と視差値dとの組(x,y,d)を、X軸にx、Y軸にd、Z軸に頻度を設定した三次元座標情報(x,d,f)に変換したもの、又はこの三次元座標情報(x,d,f)から所定の頻度閾値を超える情報に限定した三次元座標情報(x,d,f)を、視差ヒストグラム情報として生成する。この三次元座標情報(x,d,f)をX−Yの2次元座標系に分布させたものを、頻度Uマップと呼ぶ。
Uマップ生成部140では、Uマップを生成するUマップ生成処理を実行する。Uマップ生成処理では、視差画像データに含まれる各視差画素データにおけるx方向位置とy方向位置と視差値dとの組(x,y,d)を、X軸にx、Y軸にd、Z軸に頻度を設定した三次元座標情報(x,d,f)に変換したもの、又はこの三次元座標情報(x,d,f)から所定の頻度閾値を超える情報に限定した三次元座標情報(x,d,f)を、視差ヒストグラム情報として生成する。この三次元座標情報(x,d,f)をX−Yの2次元座標系に分布させたものを、頻度Uマップと呼ぶ。
具体的に説明すると、Uマップ生成部140は、画像を左右方向に複数分割して得られる視差画像データの各列領域について、視差値頻度分布を計算する。この視差値頻度分布を示す情報が視差ヒストグラム情報である。具体的には、視差値分布をもった視差画像データが入力されたとき、Uマップ生成部140は、列ごとの各視差値のデータの個数の分布である視差値頻度分布を計算し、これを視差ヒストグラム情報として出力する。このようにして得られる各列の視差値頻度分布の情報を、X軸に視差画像上のx方向位置(撮像画像の左右方向位置)をとりY軸に視差値をとった二次元直交座標系上に表すことで、頻度Uマップを得ることができる。この頻度Uマップは、頻度fに応じた画素値をもつ画素が前記二次元直交座標系上に分布した画像として表現することもできる。
本実施形態のUマップ生成部140では、路面高さテーブル算出部139によってテーブル化された各路面部分の高さに基づいて、路面からの高さHが所定の高さ範囲(たとえば20cmから3m)にある視差画像の点(x,y,d)についてだけUマップを作成する。この場合、路面から当該所定の高さ範囲に存在する物体を適切に抽出することができる。なお、例えば、撮像画像の下側5/6の画像領域に対応する視差画像の点(x,y,d)についてだけUマップを作成するようにしてもよい。この場合、撮像画像の上側1/6は、ほとんどの場合、空が映し出されていて認識対象とする必要のある物体が映し出されていないためである。
また、各視差画像の点(x,y,d)については、路面高さテーブル算出部139によってテーブル化された各路面部分の高さに基づいて路面からの高さHが対応づけされることから、頻度に関する三次元座標情報(x,d,f)だけでなく、三次元座標情報(x,d,H)も得ることができる。この三次元座標情報(x,d,H)をX−Yの2次元座標系に分布させたものを、高さUマップと呼ぶ。この高さUマップは、高さHに応じた画素値をもつ画素が前記二次元直交座標系上に分布した画像として表現することもできる。本実施形態では、本実施形態では、頻度Uマップを構成する三次元座標情報(x,d,f)から、視差値dごとの最大高さHmaxを用いて、三次元座標情報(x,d,Hmax)を抽出し、この三次元座標情報(x,d,Hmax)をX−Yの2次元座標系に分布させた高さUマップを用いる。
図12は、撮像部110Aで撮像される基準画像の一例を模式的に表した画像例である。
図13は、図12の画像例に対応するUマップであり、頻度fに応じた画素値をもつ画素が二次元直交座標系上に分布した画像として表現した頻度Uマップである。
図14は、図12の画像例に対応するUマップであり、視差値ごとの実空間上の最大高さHmaxに応じた画素値をもつ画素が二次元直交座標系上に分布した画像として表現した高さUマップである。
図13は、図12の画像例に対応するUマップであり、頻度fに応じた画素値をもつ画素が二次元直交座標系上に分布した画像として表現した頻度Uマップである。
図14は、図12の画像例に対応するUマップであり、視差値ごとの実空間上の最大高さHmaxに応じた画素値をもつ画素が二次元直交座標系上に分布した画像として表現した高さUマップである。
図12に示す画像例では、路面の左右両側にガードレールが存在し、他車両としては、先行車両と対向車両がそれぞれ1台ずつ存在する。このとき、頻度Uマップにおいては、図13に示すように、左右のガードレールに対応する高頻度の点は、左右両端側から中央に向かって上方へ延びるような略直線状に分布する。一方、他車両に対応する高頻度の点は、左右のガードレールの間で、略X軸方向に平行に延びる線分の状態で分布する。なお、先行車両の背面部分又は対向車両の前面部分以外に、これらの車両の側面部分が映し出されているような状況にあっては、同じ他車両を映し出している画像領域内において視差が生じる。このような場合、図13に示すように、他車両に対応する高頻度の点は、略X軸方向に平行に延びる線分と略X軸方向に対して傾斜した線分とが連結した状態の分布を示す。
また、高さUマップにおいては、図14に示すように、図13に示す頻度Uマップと同様の画像形状を示すが、左右のガードレールに対応する箇所は実空間上の高さが相対的に低いので画素値が低く、他車両に対応する箇所は実空間上の高さが相対的に高いので画素値が高くなっている。
次に、リアルUマップ生成部141について説明する。
リアルUマップ生成部141は、Uマップ生成部140で生成される頻度Uマップ及び高さUマップにおけるX軸を、視差画素データ上のx方向位置から、実空間上のx方向位置に変換したものである。すなわち、視差画素データ上のx方向位置は、実空間上のx方向位置が同じであっても、距離が離れるほど(画像上側ほど)、視差画素データ上の消失点に近づくので、頻度Uマップ及び高さUマップについて、このような視差画素データ上のx方向位置を実空間上のx方向位置に変換したものをリアル頻度Uマップ及びリアル高さUマップと呼ぶ。
リアルUマップ生成部141は、Uマップ生成部140で生成される頻度Uマップ及び高さUマップにおけるX軸を、視差画素データ上のx方向位置から、実空間上のx方向位置に変換したものである。すなわち、視差画素データ上のx方向位置は、実空間上のx方向位置が同じであっても、距離が離れるほど(画像上側ほど)、視差画素データ上の消失点に近づくので、頻度Uマップ及び高さUマップについて、このような視差画素データ上のx方向位置を実空間上のx方向位置に変換したものをリアル頻度Uマップ及びリアル高さUマップと呼ぶ。
図15は、図13に示した頻度Uマップに対応するリアル頻度Uマップである。
図15に示すリアル頻度Uマップでは、Y軸を、頻度Uマップでの視差dを距離に応じた間引き率で変換した間引き視差という単位としている。近距離の物体は大きく映し出されるために算出される視差値の距離に対する分解能が高いので、視差値について大きく間引くことが可能になる。図15に示すリアル頻度Uマップにおいて、左右のガードレールについては上下方向に延びる線分の状態で分布し、他車両については略長方形状の状態で分布するため、いずれも、実空間上の自車両前方領域を真上から見たときの実際の形状に近い分布形状をとる。なお、リアルUマップ生成部141では、同様にしてリアル高さUマップも生成する。
図15に示すリアル頻度Uマップでは、Y軸を、頻度Uマップでの視差dを距離に応じた間引き率で変換した間引き視差という単位としている。近距離の物体は大きく映し出されるために算出される視差値の距離に対する分解能が高いので、視差値について大きく間引くことが可能になる。図15に示すリアル頻度Uマップにおいて、左右のガードレールについては上下方向に延びる線分の状態で分布し、他車両については略長方形状の状態で分布するため、いずれも、実空間上の自車両前方領域を真上から見たときの実際の形状に近い分布形状をとる。なお、リアルUマップ生成部141では、同様にしてリアル高さUマップも生成する。
次に、孤立領域検出部142について説明する。
孤立領域検出部142は、撮像領域内に存在する各物体に対応する画像領域に物体ごとに選別するための処理である。本実施形態では、リアル頻度Uマップを利用して、画像左右方向で近接していて、かつ、所定値以上の頻度fをもつ視差値の値が近接している画像領域を、検出対象物(オブジェクト)を映し出す検出対象物画像領域の候補領域(オブジェクト候補領域)として選別する。
孤立領域検出部142は、撮像領域内に存在する各物体に対応する画像領域に物体ごとに選別するための処理である。本実施形態では、リアル頻度Uマップを利用して、画像左右方向で近接していて、かつ、所定値以上の頻度fをもつ視差値の値が近接している画像領域を、検出対象物(オブジェクト)を映し出す検出対象物画像領域の候補領域(オブジェクト候補領域)として選別する。
図16は、孤立領域検出部142で行う処理の流れを示すフローチャートである。
孤立領域検出部142では、リアルUマップ生成部141で生成されたリアル頻度Uマップの情報から、まず、リアル頻度Uマップの平滑化処理を行う。視差値には計算誤差等もあって分散があり、視差値がすべての画素について計算されているわけではないので、実際のリアル頻度Uマップは、図13に示した模式図とは異なり、ノイズを含んでいる。そのため、ノイズを除去するためと、検出対象物(オブジェクト)を検出しやすくするため、リアル頻度Uマップを平滑化する処理を行う。平滑化処理では、画像の平滑化と同様に、平滑化フィルタ(たとえば3×3画素の単純平均)を頻度値fに対して適用する。これにより、ノイズと考えられるようなリアル頻度Uマップ上の地点の頻度fが減少し、検出対象物(オブジェクト)の地点では頻度fが周囲よりも高いグループとなる。その結果、後段の処理において孤立領域の検出を容易になる。
孤立領域検出部142では、リアルUマップ生成部141で生成されたリアル頻度Uマップの情報から、まず、リアル頻度Uマップの平滑化処理を行う。視差値には計算誤差等もあって分散があり、視差値がすべての画素について計算されているわけではないので、実際のリアル頻度Uマップは、図13に示した模式図とは異なり、ノイズを含んでいる。そのため、ノイズを除去するためと、検出対象物(オブジェクト)を検出しやすくするため、リアル頻度Uマップを平滑化する処理を行う。平滑化処理では、画像の平滑化と同様に、平滑化フィルタ(たとえば3×3画素の単純平均)を頻度値fに対して適用する。これにより、ノイズと考えられるようなリアル頻度Uマップ上の地点の頻度fが減少し、検出対象物(オブジェクト)の地点では頻度fが周囲よりも高いグループとなる。その結果、後段の処理において孤立領域の検出を容易になる。
次に、このように平滑化されたリアル頻度Uマップの情報を二値化する処理を行う。各検出対象物(オブジェクト)は、その高さ、形状、背景とのコントラスト差などに違いがあるので、各検出対象物にそれぞれ対応する孤立領域は、頻度値fが大きいものもあれば小さいものもある。そのため、単一の閾値による二値化では適切に検出できない孤立領域が発生するおそれがある。これを防ぐため、本実施形態では、複数の二値化閾値を用いて孤立領域を検出する。
具体的には、まず、二値化閾値を最も小さい値に設定した上で(S32)、リアル頻度Uマップの二値化処理を行う(S33)。この二値化処理により、当該二値化閾値よりも高い頻度fの領域が「1」となり、当該二値化閾値以下の頻度の領域が「0」となる。この二値化処理で「1」の値をもつ地点(頻度値fが二値化閾値よりも高い座標)をその連結性に基づいてラベリングし(S34)、同一ラベルが付いた領域を1つの孤立領域として検出する。ラベリングの方法は、例えば、注目座標の周囲に位置する周囲座標に対して既にラベル付けされている場合には、その周囲座標のラベルと同一のラベルを割り当てる。もし、周囲座標中に異なるラベルが付されている場合には、注目座標と周囲座標のすべてについて、それらの中で最も小さい値のラベルを割り当る。
このようにして孤立領域を検出したら、検出された1又は2以上の孤立領域について、大きさ判定を実施する(S35)。これは、検出対象物には、歩行者から大型自動車まで含まれるので、孤立領域の幅がそれらのサイズの範囲内であるかどうかを判定するものである。この大きさ判定によりサイズを超えていると判定された孤立領域については(S35のYes)、二値化閾値を1だけインクリメントした新たな二値化閾値を設定し(S32)、当該孤立領域内について再び二値化処理を行って(S33)、ラベリング処理を行い(S34)、より小さな孤立領域を検出する。このような処理を繰り返し行うことで、所望の大きさの孤立領域を検出することができる。
このようにして所望の大きさの孤立領域が検出されたら、次に、周縁部分除去処理を行う(S36)。遠方にある物体については、路面検出の精度が悪く、路面部分の視差値についてもリアル頻度Uマップに反映され、当該物体と路面とが一つの孤立領域として検出される場合がある。この場合、リアル頻度Uマップ上における左端部分や右端部分あるいは上端部分や下端部分が路面である可能性があるので、周縁部分除去処理において、所定の除去条件を満たす周縁部分を除去する。この周縁部分除去処理において除去部分が存在した場合には(S37のYes)、周縁部分除去処理後の当該孤立領域について、もう一度ラベリングを行い(S34)、孤立領域の再設定を行う。
次に、周縁部分除去処理を終えた孤立領域に対し、その大きさ(幅、高さ、距離)に応じて(S38)、横方向分離処理を行う(S39)。例えば物体同士(自動車とバイク、自動車と歩行者、自動車同士など)が横に並んで近接している場合、リアル頻度Uマップの平滑化処理が原因で、複数の物体に対応する部分を1つの孤立領域として検出してしまうことがある。また、視差画像データの視差補間処理の影響で、異なる物体同士の視差がつながってしまい、これが原因で複数の物体に対応する部分を1つの孤立領域として検出してしまうこともある。横方向分離処理は、このようなケースを検出して、複数の物体に対応した1つの孤立領域を、それぞれの物体ごとの孤立領域に分離する処理である。この横方向分離処理で1つの孤立領域が分離された場合には(S40のYes)、分離後の各孤立領域について、もう一度ラベリングを行い(S34)、孤立領域の再設定を行う。
また、周縁部分除去処理を終えた孤立領域に対し、その大きさ(幅、高さ、距離)に応じて(S38)、縦方向分離処理を行う(S41)。例えば複数の先行車両が遠方を走行している場合、視差画像データ上の視差値の分散が大きくなりやすく、リアル頻度Uマップ上において上下に位置する各先行車両に対応する領域が連結して、1つの孤立領域として検出されることがある。縦方向分離処理は、このようなケースを検出して、複数の物体に対応した1つの孤立領域を、それぞれの物体ごとの孤立領域に分離する処理である。この縦方向分離処理で1つの孤立領域が分離された場合には(S42のYes)、分離後の各孤立領域について、もう一度ラベリングを行い(S34)、孤立領域の再設定を行う。
更に、本実施形態においては、周縁部分除去処理を終えた孤立領域に対して、高さ分離処理を実施する(S43)。上述した縦分離処理や横分離処理を実施してもなお、複数の物体に対応する部分を1つの孤立領域として検出し残ってしまうケースがある。このようなケースとしては、例えば、乗用車等の車高の低い他車両と高い壁や建物とが近接して位置している傍らを自車両が通過しようとするケースが挙げられる。本実施形態では、このようなケースを検出して、複数の物体に対応した1つの孤立領域を、それぞれの物体ごとの孤立領域に分離するために、高さ分離処理を実施する。そして、この高さ分離処理で1つの孤立領域が分離された場合には(S44のYes)、分離後の各孤立領域について、もう一度ラベリングを行い(S34)、孤立領域の再設定を行う。なお、高さ分離処理の詳細については後述する。
このようにして得られる各孤立領域について、その幅(Uマップ上のX軸方向長さ)と、その孤立領域内の最小視差値dから計算される当該孤立領域に映し出されている検出対象物(オブジェクト)と自車両との距離zとを用い、下記の式(3)より、当該孤立領域に対応する画像領域に映し出されている物体の幅Wを計算することができる。
W = z×(xmax−xmin)/f ・・・(3)
この物体の幅Wが、予め決められた範囲内にある孤立領域を、オブジェクト候補領域として決定する(S45)。
W = z×(xmax−xmin)/f ・・・(3)
この物体の幅Wが、予め決められた範囲内にある孤立領域を、オブジェクト候補領域として決定する(S45)。
次に、視差画像の対応領域検出部143について説明する。
前記孤立領域検出部142によりオブジェクト候補領域として決定された孤立領域について、図17に示すように、当該孤立領域が内接する矩形領域を設定したとき、この矩形領域の幅(リアル頻度Uマップ上のX軸方向長さ)は、当該孤立領域に対応する検出対象物(オブジェクト)の幅に対応する。また、設定した矩形領域の高さは、当該孤立領域に対応する検出対象物(オブジェクト)の奥行き(自車両進行方向長さ)に対応している。一方、各孤立領域に対応する検出対象物(オブジェクト)の高さについては、リアルUマップ生成部141が生成したリアル高さUマップから得られるが、ここでは、オブジェクト候補領域に係る孤立領域に対応したオブジェクトの正確な高さを得るために、視差画像の対応領域検出部143において、当該孤立領域に対応する視差画像上の対応領域を検出する。
前記孤立領域検出部142によりオブジェクト候補領域として決定された孤立領域について、図17に示すように、当該孤立領域が内接する矩形領域を設定したとき、この矩形領域の幅(リアル頻度Uマップ上のX軸方向長さ)は、当該孤立領域に対応する検出対象物(オブジェクト)の幅に対応する。また、設定した矩形領域の高さは、当該孤立領域に対応する検出対象物(オブジェクト)の奥行き(自車両進行方向長さ)に対応している。一方、各孤立領域に対応する検出対象物(オブジェクト)の高さについては、リアルUマップ生成部141が生成したリアル高さUマップから得られるが、ここでは、オブジェクト候補領域に係る孤立領域に対応したオブジェクトの正確な高さを得るために、視差画像の対応領域検出部143において、当該孤立領域に対応する視差画像上の対応領域を検出する。
図18は、図17に示したリアル頻度Uマップに対応する視差画像を模式的に示した説明図である。
視差画像の対応領域検出部143は、孤立領域検出部142から出力される孤立領域の情報に基づき、当該孤立領域の幅すなわちX軸方向座標がxminからxmaxまでの範囲(検出幅)を決定する。また、視差画像の対応領域検出部143は、孤立領域検出部142から出力される孤立領域の情報に基づき、当該孤立領域に対応する視差画像上の高さすなわちY軸方向座標がymin(最大視差dmaxについての路面からの最大高さに相当する地点のy座標)からymax(最大視差dmaxに対応する路面のy座標)までの範囲(検出高さ)を決定する。このように決定した検出幅及び検出高さについて、視差画像を走査し、当該孤立領域に設定されたリアル頻度Uマップ上での矩形領域の高さ、すなわち、リアル頻度UマップのY軸方向座標(視差値)がdminからdmaxまでの範囲の値を視差値とする画素を候補画素として抽出する。
視差画像の対応領域検出部143は、孤立領域検出部142から出力される孤立領域の情報に基づき、当該孤立領域の幅すなわちX軸方向座標がxminからxmaxまでの範囲(検出幅)を決定する。また、視差画像の対応領域検出部143は、孤立領域検出部142から出力される孤立領域の情報に基づき、当該孤立領域に対応する視差画像上の高さすなわちY軸方向座標がymin(最大視差dmaxについての路面からの最大高さに相当する地点のy座標)からymax(最大視差dmaxに対応する路面のy座標)までの範囲(検出高さ)を決定する。このように決定した検出幅及び検出高さについて、視差画像を走査し、当該孤立領域に設定されたリアル頻度Uマップ上での矩形領域の高さ、すなわち、リアル頻度UマップのY軸方向座標(視差値)がdminからdmaxまでの範囲の値を視差値とする画素を候補画素として抽出する。
このようにして抽出した候補画素群の中で、前記検出幅に対して視差画像X軸方向に所定割合以上の候補画素が存在する横方向ラインを、オブジェクト候補ラインとして決定する。次に、縦方向走査して、ある注目しているオブジェクト候補ラインの周囲に他のオブジェクト候補ラインが所定の密度以上で存在している場合、その注目しているオブジェクト候補ラインをオブジェクトラインとして判定する。
オブジェクト領域抽出部144は、各孤立領域に対応する検出幅及び検出高さの範囲で探索して得られたオブジェクトライン群の最下端及び最上端を決定し、これにより規定される外接矩形を、図19に示すように、視差画像上のオブジェクト領域として決定する。
次に、オブジェクトタイプ分類部145について説明する。
前記オブジェクト領域抽出部144で抽出されるオブジェクト領域の高さ(yomax−yomin)から、下記の式(4)より、そのオブジェクト領域に対応する画像領域に映し出されている検出対象物(オブジェクト)の実際の高さHoを計算できる。ただし、「zo」は、当該オブジェクト領域内の最小視差値dから計算される当該オブジェクト領域に対応するオブジェクトと自車両との距離であり、「f」はカメラの焦点距離を(yomax−yomin)の単位と同じ単位に変換した値である。
Ho = zo×(yomax−yomin)/f ・・・(4)
前記オブジェクト領域抽出部144で抽出されるオブジェクト領域の高さ(yomax−yomin)から、下記の式(4)より、そのオブジェクト領域に対応する画像領域に映し出されている検出対象物(オブジェクト)の実際の高さHoを計算できる。ただし、「zo」は、当該オブジェクト領域内の最小視差値dから計算される当該オブジェクト領域に対応するオブジェクトと自車両との距離であり、「f」はカメラの焦点距離を(yomax−yomin)の単位と同じ単位に変換した値である。
Ho = zo×(yomax−yomin)/f ・・・(4)
同様に、オブジェクト領域抽出部144で抽出されるオブジェクト領域の幅(xomax−xomin)から、下記の式(5)より、そのオブジェクト領域に対応する画像領域に映し出されている検出対象物(オブジェクト)の実際の幅Woを計算できる。
Wo = zo×(xomax−xomin)/f ・・・(5)
Wo = zo×(xomax−xomin)/f ・・・(5)
また、当該オブジェクト領域に対応する画像領域に映し出されている検出対象物(オブジェクト)の奥行きDoは、当該オブジェクト領域に対応した孤立領域内の最大視差値dmaxと最小視差値dminから、下記の式(6)より計算することができる。
Do = BF×(1/(dmin−offset)−1/(dmax−offset)) ・・・(6)
Do = BF×(1/(dmin−offset)−1/(dmax−offset)) ・・・(6)
オブジェクトタイプ分類部145は、このようにして計算できるオブジェクト領域に対応するオブジェクトの高さ、幅、奥行きの情報から、そのオブジェクトタイプの分類を行う。図20に示す表は、オブジェクトタイプの分類を行うためのテーブルデータの一例を示すものである。これによれば、自車両前方に存在する検出対象物(オブジェクト)が、歩行者なのか、自転車なのか、小型車なのか、トラックなどか等を区別して認識することが可能となる。
次に、3次元位置決定部146について説明する。
検出されたオブジェクト領域に対応するオブジェクトまでの距離や、視差画像の画像中心と視差画像上のオブジェクト領域の中心との画像上の距離も把握されることから、オブジェクトの3次元位置を決定することができる。視差画像上のオブジェクト領域の中心座標を(region_centerX,region_centerY)とし、視差画像の画像中心座標を(image_centerX,imgae_centerY)としたとき、検出対象物(オブジェクト)の撮像部110A,110Bに対する相対的な横方向位置および高さ方向位置は、下記の式(7)及び式(8)より計算できる。
Xo = Z×(region_centerX−image_centerX)/f ・・・(7)
Yo = Z×(region_centerY−image_centerY)/f ・・・(8)
検出されたオブジェクト領域に対応するオブジェクトまでの距離や、視差画像の画像中心と視差画像上のオブジェクト領域の中心との画像上の距離も把握されることから、オブジェクトの3次元位置を決定することができる。視差画像上のオブジェクト領域の中心座標を(region_centerX,region_centerY)とし、視差画像の画像中心座標を(image_centerX,imgae_centerY)としたとき、検出対象物(オブジェクト)の撮像部110A,110Bに対する相対的な横方向位置および高さ方向位置は、下記の式(7)及び式(8)より計算できる。
Xo = Z×(region_centerX−image_centerX)/f ・・・(7)
Yo = Z×(region_centerY−image_centerY)/f ・・・(8)
次に、オブジェクトマッチング部147について説明する。
オブジェクトマッチング部147では、ある1つの撮像フレームで撮像された撮像画像から検出された各オブジェクト領域について、オブジェクトデータリスト135内のS=0であるデータリストと比較マッチングを実行する。この比較マッチングによりマッチングしたオブジェクト領域については、オブジェクトデータリスト135内のマッチングしたオブジェクト、すなわち、過去(例えば直前の撮像フレーム)に検出されたオブジェクトと同一のものであるとして、”Matched”に分類される。一方、オブジェクトデータリスト135内のオブジェクトとはマッチングされなかったオブジェクト領域については、新規に検出されたオブジェクトとして、”NewObject”に分類される。”NewObject”に分類されたオブジェクト領域についての各種情報は、新たに、オブジェクトデータリスト135内に追加される。
オブジェクトマッチング部147では、ある1つの撮像フレームで撮像された撮像画像から検出された各オブジェクト領域について、オブジェクトデータリスト135内のS=0であるデータリストと比較マッチングを実行する。この比較マッチングによりマッチングしたオブジェクト領域については、オブジェクトデータリスト135内のマッチングしたオブジェクト、すなわち、過去(例えば直前の撮像フレーム)に検出されたオブジェクトと同一のものであるとして、”Matched”に分類される。一方、オブジェクトデータリスト135内のオブジェクトとはマッチングされなかったオブジェクト領域については、新規に検出されたオブジェクトとして、”NewObject”に分類される。”NewObject”に分類されたオブジェクト領域についての各種情報は、新たに、オブジェクトデータリスト135内に追加される。
このようにして比較マッチングを実行した後、マッチングされなかったオブジェクトデータリスト135内のオブジェクトについては、”Missing”に分類される。”Missing”に分類されたオブジェクトは、未検出フレーム数がカウントアップされ、未検出フレーム数が規定値に達したオブジェクトについては、オブジェクトデータリスト135内から消去される。
次に、孤立領域検出部142における高さ分離処理について説明する。
図21に示すように、自車両進行方向正面(撮像画像の左右方向中央部分)より横にずれた位置に存在する他車両(隣接車線を走行する車両や駐車車両など)と壁とが近接している場合、他車両と壁とが一つのオブジェクト候補領域として検出されてしまい、他車両又は壁あるいはその両方を適切に検出することができない場合がある。高さ分離処理では、このようなケースでも、他車両と壁とを別々のオブジェクト候補領域に分離して検出する処理を実行する。
図21に示すように、自車両進行方向正面(撮像画像の左右方向中央部分)より横にずれた位置に存在する他車両(隣接車線を走行する車両や駐車車両など)と壁とが近接している場合、他車両と壁とが一つのオブジェクト候補領域として検出されてしまい、他車両又は壁あるいはその両方を適切に検出することができない場合がある。高さ分離処理では、このようなケースでも、他車両と壁とを別々のオブジェクト候補領域に分離して検出する処理を実行する。
図22は、図21の画像例に対応するリアル頻度Uマップを示す説明図である。
図21の画像例のように、道路脇に存在する壁に寄せて他車両が駐車してある道路を自車両が通過しようとするとき、これらの壁と他車両をそれぞれ映し出す画像領域は、図22に示すリアル頻度Uマップ上において、撮像画像の左右方向で近接していて、かつ、所定値以上の頻度fをもつ視差値の値dが近接したものである。このような場合、他車両の壁よりの部分の視差値がその分散によって壁に対応する視差値と連結されてしまい、上述した孤立領域検出処理における縦分離処理や横分離処理まで実施してもなお、図22に示すように、他車両と壁とが1つの孤立領域として検出される。
図21の画像例のように、道路脇に存在する壁に寄せて他車両が駐車してある道路を自車両が通過しようとするとき、これらの壁と他車両をそれぞれ映し出す画像領域は、図22に示すリアル頻度Uマップ上において、撮像画像の左右方向で近接していて、かつ、所定値以上の頻度fをもつ視差値の値dが近接したものである。このような場合、他車両の壁よりの部分の視差値がその分散によって壁に対応する視差値と連結されてしまい、上述した孤立領域検出処理における縦分離処理や横分離処理まで実施してもなお、図22に示すように、他車両と壁とが1つの孤立領域として検出される。
図23は、図21の画像例に対応するリアル高さUマップを示す説明図である。
図23に示すリアル高さUマップは、当該視差画像上における実空間高さの分布を示すものであり、本実施形態では、図22に示される個々の孤立領域内に限定して実空間高さの分布が示される。また、本実施形態では、実空間高さの分布のうち、各視差値に対応した実空間高さの最大値Hmaxの分布を示している。図23に示すリアル高さUマップにおいては、実空間高さが比較的低い他車両に対応する孤立領域部分については画素値が低く、実空間高さが比較的高い壁に対応する孤立領域部分については画素値が高くなっている。本実施形態の高さ分離処理では、リアル高さUマップを利用し、実空間高さの違いによって孤立領域を分離することにより、他車両と壁とを個別の孤立領域として検出されるようにしている。
図23に示すリアル高さUマップは、当該視差画像上における実空間高さの分布を示すものであり、本実施形態では、図22に示される個々の孤立領域内に限定して実空間高さの分布が示される。また、本実施形態では、実空間高さの分布のうち、各視差値に対応した実空間高さの最大値Hmaxの分布を示している。図23に示すリアル高さUマップにおいては、実空間高さが比較的低い他車両に対応する孤立領域部分については画素値が低く、実空間高さが比較的高い壁に対応する孤立領域部分については画素値が高くなっている。本実施形態の高さ分離処理では、リアル高さUマップを利用し、実空間高さの違いによって孤立領域を分離することにより、他車両と壁とを個別の孤立領域として検出されるようにしている。
図24は、本実施形態における高さ分離処理の流れを示すフローチャートである。
本実施形態における高さ分離処理(S43)では、まず、処理対象となる孤立領域の左右方向位置が、所定の高さ分離実行領域内にあるか否かを判定する(S43−1)。本実施形態では、正面(左右方向中央部分)については高さ分離実行領域外としているので、孤立領域の左右方向位置が正面であれば(S43−1のYes)、そのまま高さ分離処理を終了する。仮に正面に複数の物体が近接して横並びで存在する場合、両物体間に存在する隙間を撮像することが可能である。そのため、これらの物体をそれぞれ映し出す画像領域は、所定値以上の頻度fをもつ視差値の値dが近接した画像領域ではあるが、撮像画像の左右方向においては一定の隙間が存在しており、上述した視差補間処理を実施しても連続したものとはならず、近接したものとはならない。よって、この場合、上述した二値化処理やラベリング処理によって個別の孤立領域として検出されることになり、高さ分離処理によって分離する必要がない。そのため、本実施形態では、正面については高さ分離実行領域外としている。
本実施形態における高さ分離処理(S43)では、まず、処理対象となる孤立領域の左右方向位置が、所定の高さ分離実行領域内にあるか否かを判定する(S43−1)。本実施形態では、正面(左右方向中央部分)については高さ分離実行領域外としているので、孤立領域の左右方向位置が正面であれば(S43−1のYes)、そのまま高さ分離処理を終了する。仮に正面に複数の物体が近接して横並びで存在する場合、両物体間に存在する隙間を撮像することが可能である。そのため、これらの物体をそれぞれ映し出す画像領域は、所定値以上の頻度fをもつ視差値の値dが近接した画像領域ではあるが、撮像画像の左右方向においては一定の隙間が存在しており、上述した視差補間処理を実施しても連続したものとはならず、近接したものとはならない。よって、この場合、上述した二値化処理やラベリング処理によって個別の孤立領域として検出されることになり、高さ分離処理によって分離する必要がない。そのため、本実施形態では、正面については高さ分離実行領域外としている。
具体的には、図22に示したリアル頻度Uマップにおいて、図中縦方向に延びる2つの破線に囲まれた領域(正面)に重複する部分が無い孤立領域については、高さ分離実行領域内にあると判定して(S43−1のNo)、高さ分離処理を継続する。正面領域の幅は、例えば実空間上の距離で1mとする。なお、2つの破線の左右方向端部側に設定される高さ分離実行領域を、例えば実空間上の距離で10m程度の領域幅に設定し、その高さ分離実行領域内に孤立領域の全体が収まっている孤立領域を、高さ分離実行領域内にあると判定してもよい。
高さ分離実行領域内であると判定された孤立領域については、次に、各孤立領域の左右方向位置に応じて最大高さHmaxの探索を行うための探索範囲を設定する(S43−2)。この探索範囲の設定では、壁に対応すると想定される領域を壁の探索範囲として設定し、車両に対応すると想定される領域を車両の探索範囲として設定する。具体的には、図25の左側に位置する孤立領域については、図中右上がりの斜線がひかれている領域を壁の探索範囲として設定する。この探索範囲の幅は例えば孤立領域幅の1/2とし、その高さは孤立領域と同じ高さに設定する。また、右下がりの斜線がひかれている領域は、車両の探索範囲として設定する。この探索範囲の幅は例えば8画素分とし、その高さは孤立領域と同じ高さに設定する。図25の右側に位置する孤立領域についても同様である。
このようにして壁と車両の探索範囲を設定したら、まず、リアル高さUマップの情報を利用し、壁の探索範囲に対して最大高さHmaxが壁用高さ閾値を超える領域を探索し、壁が存在するか否かを判定する(S43−3)。具体的には、図26に示すように、まず、壁の探索範囲における行領域(リアル高さUマップ上のY軸位置)ごとに、それぞれの列領域に対応した最大高さHmaxを壁用高さ閾値と比較して、行領域ごとの壁用高さ閾値を超える視差値の数をカウントする(S43−3−1)。そして、各行領域のカウント値が所定の壁カウント閾値よりも大きい行領域の数をカウントする(S43−3−2)。このようにしてカウントした行領域の数が所定の壁領域数閾値より大きいときには、この探索範囲には高い壁が存在するとして高壁フラグを立てる(S43−3−3)。
また、リアル高さUマップの情報を利用し、車両の探索範囲に対して最大高さHmaxが車両用高さ閾値を超える領域を探索し、壁が存在するか否かを判定する(S43−4)。具体的には、図27に示すように、まず、車両の探索範囲における行領域(リアル高さUマップ上のY軸位置)ごとに、それぞれの列領域に対応した最大高さHmaxを車両用高さ閾値と比較して、行領域ごとの車両用高さ閾値を超える視差値の数をカウントする(S43−4−1)。そして、各行領域のカウント値が所定の車両カウント閾値よりも大きい行領域の数をカウントする(S43−4−2)。このようにしてカウントした行領域の数が所定の車両領域数閾値より大きいときには、この探索範囲には高い車両が存在するとして高車両フラグを立てる(S43−4−3)。
そして、壁の探索領域について高壁フラグが立てられ、かつ、車両の探索領域について高車両フラグが立てられていない場合(S43−5のYes)、最大高さHmaxが壁用高さ閾値を超える視差値に対して、新しいラベルを割り当てる新ラベル割り当て処理を実行する(S43−7)。このように新たなラベルが割り当てた孤立領域部分は、もとの孤立領域とは別のラベルが割り当てられる結果、もとの孤立領域は、最大高さHmaxが壁用高さ閾値を超える視差値に対応する部分とそれ以外の部分とに分離される。
このようにして、高さ分離処理により孤立領域が分離された場合(S44のYes)、分離後の孤立領域について更に細かい孤立領域が検出されることがあり得るため、分離後の孤立領域については、もう一度ラベリングを行い(S34)、孤立領域の再設定を行う。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
自車両前方の撮像領域についての視差画像データ等の視差画像情報を生成する視差画像生成部132等の視差画像情報生成手段と、前記視差画像情報生成手段が生成した視差画像情報に基づいて、前記撮像画像を左右方向に複数分割して得られる各列領域内における視差値dの頻度分布を示すリアル頻度Uマップ情報等の視差ヒストグラム情報を生成するUマップ生成部140及びリアルUマップ生成部141等の視差ヒストグラム情報生成手段と、前記視差ヒストグラム情報生成手段が生成した視差ヒストグラム情報に基づいて、前記撮像画像の左右方向で近接していて、かつ、所定値以上の頻度fをもつ視差値の値dが近接している画像領域を、他車両等の検出対象物(オブジェクト)を映し出すオブジェクト領域等の検出対象物画像領域の候補領域(孤立領域)として選別し、選別した候補領域の中から所定の特定条件に従って検出対象物画像領域を特定する孤立領域検出部142、視差画像の対応領域検出部143、オブジェクト領域抽出部144、オブジェクトタイプ分類部145等の検出対象物画像領域特定手段とを有し、前記撮像領域内に存在する検出対象物を検出する画像処理基板120及び画像解析ユニット102等の物体検出装置において、前記視差画像情報に基づいて、当該視差画像上における実空間高さの分布を示すリアル高さUマップ情報等の高さ分布情報を生成するUマップ生成部140及びリアルUマップ生成部141等の高さ分布情報生成手段を有し、前記検出対象物画像領域特定手段は、前記高さ分布情報を用いて、実空間高さが所定の高さ条件を満たす画像領域を前記候補領域として選別することを特徴とする。
これによれば、候補領域を選別する選別条件に実空間上の高さが所定範囲内であるなどの条件が含まれる結果、実空間上の高さが有意に異なる複数の物体を映し出す複数の画像領域を別々の候補領域として選別することが可能となる。よって、近接した複数の物体を映し出す複数の画像領域が1つの候補領域として誤選別される事態を抑制できる。
(態様A)
自車両前方の撮像領域についての視差画像データ等の視差画像情報を生成する視差画像生成部132等の視差画像情報生成手段と、前記視差画像情報生成手段が生成した視差画像情報に基づいて、前記撮像画像を左右方向に複数分割して得られる各列領域内における視差値dの頻度分布を示すリアル頻度Uマップ情報等の視差ヒストグラム情報を生成するUマップ生成部140及びリアルUマップ生成部141等の視差ヒストグラム情報生成手段と、前記視差ヒストグラム情報生成手段が生成した視差ヒストグラム情報に基づいて、前記撮像画像の左右方向で近接していて、かつ、所定値以上の頻度fをもつ視差値の値dが近接している画像領域を、他車両等の検出対象物(オブジェクト)を映し出すオブジェクト領域等の検出対象物画像領域の候補領域(孤立領域)として選別し、選別した候補領域の中から所定の特定条件に従って検出対象物画像領域を特定する孤立領域検出部142、視差画像の対応領域検出部143、オブジェクト領域抽出部144、オブジェクトタイプ分類部145等の検出対象物画像領域特定手段とを有し、前記撮像領域内に存在する検出対象物を検出する画像処理基板120及び画像解析ユニット102等の物体検出装置において、前記視差画像情報に基づいて、当該視差画像上における実空間高さの分布を示すリアル高さUマップ情報等の高さ分布情報を生成するUマップ生成部140及びリアルUマップ生成部141等の高さ分布情報生成手段を有し、前記検出対象物画像領域特定手段は、前記高さ分布情報を用いて、実空間高さが所定の高さ条件を満たす画像領域を前記候補領域として選別することを特徴とする。
これによれば、候補領域を選別する選別条件に実空間上の高さが所定範囲内であるなどの条件が含まれる結果、実空間上の高さが有意に異なる複数の物体を映し出す複数の画像領域を別々の候補領域として選別することが可能となる。よって、近接した複数の物体を映し出す複数の画像領域が1つの候補領域として誤選別される事態を抑制できる。
(態様B)
前記態様Aにおいて、前記検出対象物画像領域特定手段は、前記視差ヒストグラム情報に基づいて候補領域(孤立領域)を仮選別した後、前記高さ分布情報を用いて、仮選別された候補領域を前記所定の高さ条件に従って分離して個別の候補領域として選別するものであり、前記高さ分布情報生成手段は、前記仮選別された候補領域内における実空間高さの分布を示す高さ分布情報を生成することを特徴とする。
これによれば、仮選別された候補領域内に限定して高さ分布情報を生成するので、高さ分布情報の生成に関する処理を軽減できる。
前記態様Aにおいて、前記検出対象物画像領域特定手段は、前記視差ヒストグラム情報に基づいて候補領域(孤立領域)を仮選別した後、前記高さ分布情報を用いて、仮選別された候補領域を前記所定の高さ条件に従って分離して個別の候補領域として選別するものであり、前記高さ分布情報生成手段は、前記仮選別された候補領域内における実空間高さの分布を示す高さ分布情報を生成することを特徴とする。
これによれば、仮選別された候補領域内に限定して高さ分布情報を生成するので、高さ分布情報の生成に関する処理を軽減できる。
(態様C)
前記態様Bにおいて、前記高さ分布情報生成手段が生成する高さ分布情報は、前記仮選別された候補領域内における前記各列領域について視差値ごとの実空間上の最大高さの分布を示すものであることを特徴とする。
これによれば、高さ分布情報の生成に関する処理を更に軽減できる。
前記態様Bにおいて、前記高さ分布情報生成手段が生成する高さ分布情報は、前記仮選別された候補領域内における前記各列領域について視差値ごとの実空間上の最大高さの分布を示すものであることを特徴とする。
これによれば、高さ分布情報の生成に関する処理を更に軽減できる。
(態様D)
前記態様A〜Cのいずれかの態様において、前記所定の高さ条件は、前記撮像画像上の位置の違いによって異なることを特徴とする。
実空間上の高さが有意に異なる複数の物体を映し出す複数の画像領域が1つの候補領域として選別される状況は予め想定することができるので、それぞれの物体が映し出される各画像領域の撮像画像上の位置は推測することが可能である。本態様によれば、このようにして推測される領域ごとに、その領域に存在することが予想されるそれぞれの物体に適した高さ条件を設定することで、各物体を映し出す複数の画像領域を個別の候補領域へ適切に分離することができる。
前記態様A〜Cのいずれかの態様において、前記所定の高さ条件は、前記撮像画像上の位置の違いによって異なることを特徴とする。
実空間上の高さが有意に異なる複数の物体を映し出す複数の画像領域が1つの候補領域として選別される状況は予め想定することができるので、それぞれの物体が映し出される各画像領域の撮像画像上の位置は推測することが可能である。本態様によれば、このようにして推測される領域ごとに、その領域に存在することが予想されるそれぞれの物体に適した高さ条件を設定することで、各物体を映し出す複数の画像領域を個別の候補領域へ適切に分離することができる。
(態様E)
前記態様Dにおいて、前記所定の高さ条件は、前記撮像画像上の位置の違いによって異なる閾値に対し、当該位置における実空間高さが当該位置における閾値を超えているという条件を含むことを特徴とする。
これによれば、各物体を映し出す複数の画像領域を個別の候補領域へ分離する処理をより簡易に実行することができる。
前記態様Dにおいて、前記所定の高さ条件は、前記撮像画像上の位置の違いによって異なる閾値に対し、当該位置における実空間高さが当該位置における閾値を超えているという条件を含むことを特徴とする。
これによれば、各物体を映し出す複数の画像領域を個別の候補領域へ分離する処理をより簡易に実行することができる。
(態様F)
前記態様A〜Eのいずれかの態様において、前記検出対象物画像領域特定手段は、所定の領域設定条件に従って設定される前記撮像画像の一部分である高さ分離実行領域等の高さ選別用画像領域に対しては、前記高さ分布情報を用いて前記候補領域を選別するが、該撮像画像の他の部分(正面領域等)に対しては前記高さ分布情報を用いずに前記候補領域を選別することを特徴とする。
実空間上の高さが有意に異なる複数の物体を映し出す複数の画像領域が1つの候補領域として選別されてしまう事態は、撮像画像上の特定の位置だけで起こることがある。具体的には、上述したとおり、撮像画像の左右方向中央部分(正面領域)ではそのような事態が起こりにくい。本態様によれば、このような事態が起こりにくい箇所については、高さ分布情報を用いた候補領域の選別を実施しないので、処理の簡略化を実現できる。
前記態様A〜Eのいずれかの態様において、前記検出対象物画像領域特定手段は、所定の領域設定条件に従って設定される前記撮像画像の一部分である高さ分離実行領域等の高さ選別用画像領域に対しては、前記高さ分布情報を用いて前記候補領域を選別するが、該撮像画像の他の部分(正面領域等)に対しては前記高さ分布情報を用いずに前記候補領域を選別することを特徴とする。
実空間上の高さが有意に異なる複数の物体を映し出す複数の画像領域が1つの候補領域として選別されてしまう事態は、撮像画像上の特定の位置だけで起こることがある。具体的には、上述したとおり、撮像画像の左右方向中央部分(正面領域)ではそのような事態が起こりにくい。本態様によれば、このような事態が起こりにくい箇所については、高さ分布情報を用いた候補領域の選別を実施しないので、処理の簡略化を実現できる。
(態様G)
自車両100等の移動体の移動方向前方を撮像領域とし、該撮像領域についての視差画像情報に基づいて、該撮像領域内に存在する他車両等の検出対象物を検出する物体検出装置と、前記物体検出装置の検出結果に基づいて、移動体に搭載された所定の機器を制御する移動体機器制御手段とを備えた移動体機器制御システムにおいて、前記物体検出装置として、前記態様A〜Fのいずれかの態様に係る物体検出装置を用いることを特徴とする。
これによれば、近接した複数の物体を映し出す複数の画像領域が1つの候補領域として誤選別される事態を抑制できるので、移動体に搭載された所定の機器をより高精度に制御することが可能となる。
自車両100等の移動体の移動方向前方を撮像領域とし、該撮像領域についての視差画像情報に基づいて、該撮像領域内に存在する他車両等の検出対象物を検出する物体検出装置と、前記物体検出装置の検出結果に基づいて、移動体に搭載された所定の機器を制御する移動体機器制御手段とを備えた移動体機器制御システムにおいて、前記物体検出装置として、前記態様A〜Fのいずれかの態様に係る物体検出装置を用いることを特徴とする。
これによれば、近接した複数の物体を映し出す複数の画像領域が1つの候補領域として誤選別される事態を抑制できるので、移動体に搭載された所定の機器をより高精度に制御することが可能となる。
(態様H)
撮像領域についての視差画像情報を生成する視差画像情報生成手段と、前記視差画像情報生成手段が生成した視差画像情報に基づいて、前記撮像画像を左右方向に複数分割して得られる各列領域内における視差値の頻度分布を示す視差ヒストグラム情報を生成する視差ヒストグラム情報生成手段と、前記視差ヒストグラム情報生成手段が生成した視差ヒストグラム情報に基づいて、前記撮像画像の左右方向で近接していて、かつ、所定値以上の頻度をもつ視差値の値が近接している画像領域を、検出対象物を映し出す検出対象物画像領域の候補領域として選別し、選別した候補領域の中から所定の特定条件に従って検出対象物画像領域を特定する検出対象物画像領域特定手段とを有し、前記撮像領域内に存在する検出対象物を検出する物体検出装置のコンピュータを、前記視差画像情報生成手段、前記視差ヒストグラム情報生成手段、及び、前記検出対象物画像領域特定手段として機能させる物体検出用プログラムであって、前記視差画像情報に基づいて、当該視差画像上における実空間高さの分布を示す高さ分布情報を生成する高さ分布情報生成手段として、前記コンピュータを機能させるものであり、前記検出対象物画像領域特定手段は、前記高さ分布情報を用いて、実空間高さが所定の高さ条件を満たす画像領域を前記候補領域として選別することを特徴とする。
これによれば、候補領域を選別する選別条件に実空間上の高さが所定範囲内であるなどの条件が含まれる結果、実空間上の高さが有意に異なる複数の物体を映し出す複数の画像領域を別々の候補領域として選別することが可能となる。よって、近接した複数の物体を映し出す複数の画像領域が1つの候補領域として誤選別される事態を抑制できる。
撮像領域についての視差画像情報を生成する視差画像情報生成手段と、前記視差画像情報生成手段が生成した視差画像情報に基づいて、前記撮像画像を左右方向に複数分割して得られる各列領域内における視差値の頻度分布を示す視差ヒストグラム情報を生成する視差ヒストグラム情報生成手段と、前記視差ヒストグラム情報生成手段が生成した視差ヒストグラム情報に基づいて、前記撮像画像の左右方向で近接していて、かつ、所定値以上の頻度をもつ視差値の値が近接している画像領域を、検出対象物を映し出す検出対象物画像領域の候補領域として選別し、選別した候補領域の中から所定の特定条件に従って検出対象物画像領域を特定する検出対象物画像領域特定手段とを有し、前記撮像領域内に存在する検出対象物を検出する物体検出装置のコンピュータを、前記視差画像情報生成手段、前記視差ヒストグラム情報生成手段、及び、前記検出対象物画像領域特定手段として機能させる物体検出用プログラムであって、前記視差画像情報に基づいて、当該視差画像上における実空間高さの分布を示す高さ分布情報を生成する高さ分布情報生成手段として、前記コンピュータを機能させるものであり、前記検出対象物画像領域特定手段は、前記高さ分布情報を用いて、実空間高さが所定の高さ条件を満たす画像領域を前記候補領域として選別することを特徴とする。
これによれば、候補領域を選別する選別条件に実空間上の高さが所定範囲内であるなどの条件が含まれる結果、実空間上の高さが有意に異なる複数の物体を映し出す複数の画像領域を別々の候補領域として選別することが可能となる。よって、近接した複数の物体を映し出す複数の画像領域が1つの候補領域として誤選別される事態を抑制できる。
なお、このプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録された状態で配布したり、入手したりすることができる。また、このプログラムを乗せ、所定の送信装置により送信された信号を、公衆電話回線や専用線、その他の通信網等の伝送媒体を介して配信したり、受信したりすることでも、配布、入手が可能である。この配信の際、伝送媒体中には、コンピュータプログラムの少なくとも一部が伝送されていればよい。すなわち、コンピュータプログラムを構成するすべてのデータが、一時に伝送媒体上に存在している必要はない。このプログラムを乗せた信号とは、コンピュータプログラムを含む所定の搬送波に具現化されたコンピュータデータ信号である。また、所定の送信装置からコンピュータプログラムを送信する送信方法には、プログラムを構成するデータを連続的に送信する場合も、断続的に送信する場合も含まれる。
100 自車両
101 撮像ユニット
102 画像解析ユニット
103 表示モニタ
106 車両走行制御ユニット
110A,110B 撮像部
113A,113B 画像センサ
115A,115B 画像センサコントローラ
120 画像処理基板
131 平行化画像生成部
132 視差画像生成部
133 オブジェクトトラッキング部
134 オブジェクト選択部
135 オブジェクトデータリスト
136 視差補間部
137 Vマップ生成部
138 路面形状検出部
139 テーブル算出部
140 Uマップ生成部
141 リアルUマップ生成部
142 孤立領域検出部
143 対応領域検出部
144 オブジェクト領域抽出部
145 オブジェクトタイプ分類部
146 3次元位置決定部
147 オブジェクトマッチング部
101 撮像ユニット
102 画像解析ユニット
103 表示モニタ
106 車両走行制御ユニット
110A,110B 撮像部
113A,113B 画像センサ
115A,115B 画像センサコントローラ
120 画像処理基板
131 平行化画像生成部
132 視差画像生成部
133 オブジェクトトラッキング部
134 オブジェクト選択部
135 オブジェクトデータリスト
136 視差補間部
137 Vマップ生成部
138 路面形状検出部
139 テーブル算出部
140 Uマップ生成部
141 リアルUマップ生成部
142 孤立領域検出部
143 対応領域検出部
144 オブジェクト領域抽出部
145 オブジェクトタイプ分類部
146 3次元位置決定部
147 オブジェクトマッチング部
Claims (8)
- 撮像領域についての視差画像情報を生成する視差画像情報生成手段と、
前記視差画像情報生成手段が生成した視差画像情報に基づいて、前記撮像画像を左右方向に複数分割して得られる各列領域内における視差値の頻度分布を示す視差ヒストグラム情報を生成する視差ヒストグラム情報生成手段と、
前記視差ヒストグラム情報生成手段が生成した視差ヒストグラム情報に基づいて、前記撮像画像の左右方向で近接していて、かつ、所定値以上の頻度をもつ視差値の値が近接している画像領域を、検出対象物を映し出す検出対象物画像領域の候補領域として選別し、選別した候補領域の中から所定の特定条件に従って検出対象物画像領域を特定する検出対象物画像領域特定手段とを有し、
前記撮像領域内に存在する検出対象物を検出する物体検出装置において、
前記視差画像情報に基づいて、当該視差画像上における実空間高さの分布を示す高さ分布情報を生成する高さ分布情報生成手段を有し、
前記検出対象物画像領域特定手段は、前記高さ分布情報を用いて、実空間高さが所定の高さ条件を満たす画像領域を前記候補領域として選別することを特徴とする物体検出装置。 - 請求項1に記載の物体検出装置において、
前記検出対象物画像領域特定手段は、前記視差ヒストグラム情報に基づいて候補領域を仮選別した後、前記高さ分布情報を用いて、仮選別された候補領域を前記所定の高さ条件に従って分離して個別の候補領域として選別するものであり、
前記高さ分布情報生成手段は、前記仮選別された候補領域内における実空間高さの分布を示す高さ分布情報を生成することを特徴とする物体検出装置。 - 請求項2に記載の物体検出装置において、
前記高さ分布情報生成手段が生成する高さ分布情報は、前記仮選別された候補領域内における前記各列領域について視差値ごとの実空間上の最大高さの分布を示すものであることを特徴とする物体検出装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の物体検出装置において、
前記所定の高さ条件は、前記撮像画像上の位置の違いによって異なることを特徴とする物体検出装置。 - 請求項4に記載の物体検出装置において、
前記所定の高さ条件は、前記撮像画像上の位置の違いによって異なる閾値に対し、当該位置における実空間高さが当該位置における閾値を超えているという条件を含むことを特徴とする物体検出装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の物体検出装置において、
前記検出対象物画像領域特定手段は、所定の領域設定条件に従って設定される前記撮像画像の一部分である高さ選別用画像領域に対しては、前記高さ分布情報を用いて前記候補領域を選別するが、該撮像画像の他の部分に対しては前記高さ分布情報を用いずに前記候補領域を選別することを特徴とする物体検出装置。 - 移動体の移動方向前方を撮像領域とし、該撮像領域についての視差画像情報に基づいて、該撮像領域内に存在する検出対象物を検出する物体検出装置と、
前記物体検出装置の検出結果に基づいて、移動体に搭載された所定の機器を制御する移動体機器制御手段とを備えた移動体機器制御システムにおいて、
前記物体検出装置として、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の物体検出装置を用いることを特徴とする移動体機器制御システム。 - 撮像領域についての視差画像情報を生成する視差画像情報生成手段と、前記視差画像情報生成手段が生成した視差画像情報に基づいて、前記撮像画像を左右方向に複数分割して得られる各列領域内における視差値の頻度分布を示す視差ヒストグラム情報を生成する視差ヒストグラム情報生成手段と、前記視差ヒストグラム情報生成手段が生成した視差ヒストグラム情報に基づいて、前記撮像画像の左右方向で近接していて、かつ、所定値以上の頻度をもつ視差値の値が近接している画像領域を、検出対象物を映し出す検出対象物画像領域の候補領域として選別し、選別した候補領域の中から所定の特定条件に従って検出対象物画像領域を特定する検出対象物画像領域特定手段とを有し、前記撮像領域内に存在する検出対象物を検出する物体検出装置のコンピュータを、前記視差画像情報生成手段、前記視差ヒストグラム情報生成手段、及び、前記検出対象物画像領域特定手段として機能させる物体検出用プログラムであって、
前記視差画像情報に基づいて、当該視差画像上における実空間高さの分布を示す高さ分布情報を生成する高さ分布情報生成手段として、前記コンピュータを機能させるものであり、
前記検出対象物画像領域特定手段は、前記高さ分布情報を用いて、実空間高さが所定の高さ条件を満たす画像領域を前記候補領域として選別することを特徴とする物体検出用プログラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015085364A JP2016206801A (ja) | 2015-04-17 | 2015-04-17 | 物体検出装置、移動体機器制御システム及び物体検出用プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US12524907B2 (en) | 2022-03-17 | 2026-01-13 | Ricoh Company, Ltd. | Information processing apparatus, information processing system, information processing method, and non-transitory computer-executable medium |
-
2015
- 2015-04-17 JP JP2015085364A patent/JP2016206801A/ja active Pending
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