JP2016207945A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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【課題】半導体基板の反りを抑制することができる半導体装置および半導体装置の製造方法を提供すること。【解決手段】実施形態に係る半導体装置は、半導体基板と、絶縁層と、埋め込み領域とを備える。絶縁層は、半導体基板上に設けられる。埋め込み領域は、絶縁層に設けられ、絶縁層が有する応力とは作用方向が反対の応力を有する。また、絶縁層は、内部に配線が設けられ、埋め込み領域は、絶縁層における配線の形成領域以外の領域で、絶縁層における配線が設けられる層と同一の層に設けられる。【選択図】図1

Description

本実施形態は、半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
従来、半導体基板上に絶縁層を備える半導体装置がある。かかる半導体装置は、絶縁層が応力を持つ場合、応力によって半導体基板に反りが生じることがある。例えば、半導体基板は、上面に圧縮応力を持つ絶縁層が設けられる場合、絶縁層が面方向外側へ伸長しようとする応力によって、上に凸の弓なり状に反ることがある。
逆に、半導体基板は、上面に引張応力を持つ絶縁層が設けられる場合、絶縁層が面方向内側へ収縮しようとする応力によって下に凸の弓なり状に反ることがある。かかる半導体基板の反りは、半導体装置の製造プロセスの精度を劣化させる原因となる。
特開2007−49092号公報
一つの実施形態は、半導体基板の反りを抑制することができる半導体装置および半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
実施形態に係る半導体装置は、半導体基板と、絶縁層と、埋め込み領域とを備える。絶縁層は、半導体基板上に設けられる。埋め込み領域は、前記絶縁層に設けられ、前記絶縁層が有する応力とは作用方向が反対の応力を有する。
図1は、実施形態に係る半導体装置の模式的な断面を示す説明図。 図2は、実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す説明図。 図3は、実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す説明図。 図4は、実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す説明図。 図5は、実施形態に係る裏面照射型の固体撮像装置の模式的な断面を示す説明図。 図6は、実施形態に係る表面照射型の固体撮像装置の模式的な断面を示す説明図。
以下に添付図面を参照して、実施形態に係る半導体装置および半導体装置の製造方法を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。ここでは、半導体基板上に絶縁層が設けられ、絶縁層の内部に配線が設けられる半導体装置を例に挙げて説明するが、これは一例である。本実施形態は、半導体基板上に絶縁層が設けられる任意の半導体装置に適用することができる。
図1は、実施形態に係る半導体装置1の模式的な断面を示す説明図である。図1に示すように、半導体装置1は、半導体基板10と、半導体基板10上に設けられる絶縁層11とを備える。半導体基板10は、例えば、シリコン基板である。絶縁層11は、例えば、酸化シリコンによって形成される。
また、絶縁層11の表面側内部には、配線13が設けられる。配線13は、例えば、銅によって形成される。配線13が設けられた絶縁層11の表面は、キャップ層14によって被覆される。キャップ層14は、例えば、窒化シリコンによって形成される。
さらに、半導体装置1は、キャップ層14の表面に、絶縁層11を備える。かかる絶縁層11も、例えば、酸化シリコンによって形成され、表面側内部に配線13が設けられる。そして、配線13が設けられた絶縁層11の表面は、キャップ層14によって被覆される。このように、半導体装置1は、半導体基板10上に、配線13が埋設された2層の絶縁層11が積層された構造を備える。
ここで、絶縁層11は、酸化シリコンによって形成されるコンプレッシブ膜であり、圧縮応力を有する。このため、絶縁層11は、図1に黒塗矢印で示すように、面方向外側へ伸長しようとする。これに対して、半導体基板10は、シリコン基板であるため、応力が殆どない。
したがって、半導体基板10は、このままでは、上に凸の弓なり状に反ってしまう。また、半導体基板10は、積層される絶縁層11の枚数が増大するほど、絶縁層11から大きな応力を受けるので、反りが大きくなる。そして、かかる半導体基板10の反りは、半導体装置1の製造プロセスの精度を劣化させる原因となる。
そこで、半導体装置1は、各絶縁層11の内部に、絶縁層11が有する応力とは作用方向が反対向きの応力を有する埋め込み領域12を備える。ここでは、絶縁層11が圧縮応力を有する。このため、半導体装置1は、図1に白抜き矢印で示すように、絶縁層11の面方向内側へ収縮しようとする引張応力を有する埋め込み領域12を備える。埋め込み領域12は、例えば、窒化シリコンによって形成される。
これにより、埋め込み領域12の伸縮しようとする応力によって、絶縁層11の伸長しようとする応力を低減することができるため、半導体基板10の反りを抑制することができる。
また、半導体装置1は、絶縁層11中に配線13が設けられる場合、配線13の形成領域以外の領域に埋め込み領域12が設けられる。これにより、半導体装置1は、埋め込み領域12を形成するために配線パターンの設計変更を行う必要がなく、既存の配線パターンをそのまま使用しても、半導体基板10の反りを抑制することができる。
また、半導体装置1は、絶縁層11中に配線13が設けられる場合、絶縁層11における配線13が設けられる層と同一の層に、埋め込み領域12が設けられる。これにより、半導体装置1は、後述する絶縁層11に配線13用の溝16(図2参照)を形成する工程で、配線13の形成位置を避けつつ、同時に埋め込み領域12用の凹部17(図2参照)を形成することが可能である。
次に、図2〜図4を参照して、実施形態に係る半導体装置1の製造方法について説明する。図2〜図4は、実施形態に係る半導体装置1の製造工程を示す説明図である。半導体装置1を製造する場合には、図2の(a)に示すように、半導体基板10を用意する。半導体基板10は、例えば、ボロンなどのP型の不純物がドープされたシリコン基板である。
なお、半導体基板10は、リンなどのN型の不純物がドープされたシリコン基板であってもよく、不純物を含まないノンドープのシリコン基板や、SOI(Silicon On Insulator)基板などといった他の半導体基板であってもよい。
その後、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)装置によって、半導体基板10の表面に、酸化シリコンを積層することによって絶縁層11を形成する。このとき、形成される絶縁層11は、圧縮応力を持つ。
続いて、図2の(b)に示すように、絶縁層11の表面にレジスト15を塗布し、フォトリソグラフィーによってレジスト15をパターニングすることによって、配線13および埋め込み領域12(図1参照)の形成位置上のレジスト15を選択的に除去する。
その後、レジスト15をマスクとして使用し、RIE(Reactive Ion Etching)装置によって、絶縁層11をエッチングする。これにより、本実施形態では、埋め込み領域12用の凹部17を形成するためのエッチング工程を別途追加する必要がなく、一度のエッチングによって、絶縁層11に配線13用の溝16と埋め込み領域12用の凹部17とを同一の層内に同時に形成することができる。
しかも、既存の配線パターンが形成されるマスクの空き領域に、埋め込み領域12用のパターンを追加することによって、マスクの設計を大きく変更せずに、配線13用の溝16の形成領域以外の領域に、埋め込み領域12用の凹部17を形成することができる。
続いて、図2の(c)に示すように、埋め込み領域12用の凹部17を選択的にマスク材18によって埋戻す。その後、図3の(a)に示すように、絶縁層11およびマスク材18の表面に、例えば、スパッタリングまたはメッキによって、銅層13aを積層する。
その後、図3の(b)に示すように、例えば、CMP(Chemical Mechanical Polishing)装置によって、銅層13aの表面を研磨し、不要な部分の銅層13aを除去することにより、絶縁層11およびマスク材18の最上面を露出させて配線13を形成する。
なお、ここでは、ダマシン法によって、配線13の溝16へ直接銅を埋め込んで配線13を形成したが、配線13の溝16の内周面をバリアメタルによって被覆した後に、銅を埋め込んで配線13を形成してもよい。
続いて、図3の(c)に示すように、例えば、アッシング装置によって、埋め込み領域12用の凹部17に埋め込まれたマスク材18をアッシングして除去する。その後、図4の(a)に示すように、例えば、CVD装置によって、絶縁層11および配線13の表面に、絶縁層11が有する圧縮応力とは作用方向が反対向きの引張応力を有する窒化シリコン膜12aを積層する。
その後、図4の(b)に示すように、例えば、CMP装置によって、窒化シリコン膜12aの表面を研磨し、不要な部分の窒化シリコン膜12aを除去することにより、絶縁層11および配線13の最上面を露出させて埋め込み領域12を形成する。
このように、圧縮応力を有する絶縁層11の表面側内部に、引張応力を有する埋め込み領域12を形成し、埋め込み領域12の伸縮応力によって、絶縁層11の伸長応力を低減することによって、半導体基板10の反りを抑制することができる。
なお、ここでは、埋め込み領域12用の凹部17上に窒化シリコン膜12aを積層して埋め込み領域12を形成したが、埋め込み領域12の材料は、窒化シリコンに限定されるものではない。
例えば、埋め込み領域12用の凹部17上に、絶縁層11が有する応力とは作用方向が反対向きの応力を有する性質を持った、SiO(酸化シリコン)系、SiC(炭化シリコン)系、SiON(酸窒化シリコン)系、SiOC(炭素添加酸化シリコン)系、またはPSZ(ポリシラザン)などの膜を積層して埋め込み領域12を形成してもよい。かかる場合、埋め込み領域12用の凹部17上に形成する膜の成膜方法は、例えば、PECVD(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition)法、熱CVD法、塗布法などを用いる。
かかる材料および成膜方法によっても、絶縁層11に、絶縁層11が有する応力とは作用方向が反対向きの応力を有する埋め込み領域12を形成することができるので、半導体基板10の反りを抑制することができる。
続いて、図4の(c)に示すように、例えば、CVD装置によって、絶縁層11、配線13、および埋め込み領域12の最上面に、Cu(銅)拡散防止膜としての窒化シリコンを積層することによって、キャップ層14を形成する。
その後、図2〜図4に示す製造工程と同様の製造工程を行い、キャップ層14上に、絶縁層11、配線13、埋め込み領域12、およびキャップ層14を順次形成することによって、図1に示す半導体装置1が完成する。
次に、図5および図6を参照して、実施形態に係る埋め込み領域12を固体撮像装置に採用した場合について説明する。図5は、実施形態に係る裏面照射型の固体撮像装置1aの模式的な断面を示す説明図であり、図6は、実施形態に係る表面照射型の固体撮像装置1bの模式的な断面を示す説明図である。
なお、図5および図6に示す構成要素のうち、図1に示す構成要素と同一の構成要素については、図1に示す構成要素と同一の符号を付することにより、その詳細な説明を省略する。
図5に示すように、実施形態に係る裏面照射型の固体撮像装置1aは、下層側から順に、支持基板100、キャップ層14、絶縁層11、半導体基板10、反射防止膜22、カラーフィルタ23、およびマイクロレンズ24を備える。
支持基板100は、例えば、シリコン基板である。なお、絶縁層11の内部には、図1に示す半導体装置1と同様に、配線13および埋め込み領域12が設けられる。また、半導体基板10は、例えば、ボロンなどのP型の不純物がドープされており、内部に、リンなどのN型の不純物がドープされたN型の半導体領域20を備える。
かかる半導体基板10と各N型の半導体領域20とは、それぞれPN接合を形成して光電変換素子PDとして機能する。各光電変換素子PDの間は、例えば、DTI(Deep Trench Isolation)21、あるいはP型の半導体領域によって素子分離される。
また、反射防止膜22は、例えば、窒化シリコンによって形成され、マイクロレンズ24側から入射する光の反射を防止する。カラーフィルタ23は、例えば、赤、緑、および青のうち何れか一色の光を選択的に透過させる光学フィルタである。マイクロレンズ24は、入射する光を光電変換素子PDへ集光する平凸レンズである。
かかる固体撮像装置1aを製造する工程には、絶縁層11およびキャップ層14を介して、半導体基板10と支持基板100とを貼合する工程が含まれる。具体的には、固体撮像装置1aを製造する場合には、まず、半導体基板10内に、光電変換素子PDおよびDTI21を形成する。
その後、図2〜図4に示す工程と同様の工程によって、半導体基板10の表面(ここでは、下面)に、絶縁層11、配線13、埋め込み領域12、およびキャップ層14を形成する。さらに、同様の工程を繰り返すことにより、キャップ層14の表面(ここでは、下面)に、絶縁層11、配線13、埋め込み領域12、およびキャップ層14を形成する。
その後、最表面のキャップ層14と支持基板100とを貼り合わせて接合させ、支持基板100を支持した状態で、半導体基板10を裏面(ここでは、上面)側から研削および研磨して薄化することにより、光電変換素子PDの受光面を露出させる。
最後に、光電変換素子PDの受光面(ここでは、半導体基板10の上面)側に、反射防止膜22、カラーフィルタ23、およびマイクロレンズ24を順次形成して、固体撮像装置1aが完成する。このように、固体撮像装置1aの製造工程には、絶縁層11およびキャップ層14を介して、半導体基板10と支持基板100とを貼合する工程が含まれている。
かかる工程では、半導体基板10に反りが生じていた場合、最表層のキャップ層14と支持基板100との接合面に接合不良が生じるが、固体撮像装置1aは、絶縁層11の内部に、埋め込み領域12を備えるため、半導体基板10の反りを抑制することができる。したがって、固体撮像装置1aによれば、最表層のキャップ層14と支持基板100との間に接合不良が発生することを抑制することができる。
次に、図6に示すように、実施形態に係る表面照射型の固体撮像装置1bは、光電変換素子PDが設けられるセンサ領域3と、センサ領域3の周囲に設けられるロジック回路領域4とを備える。
かかる固体撮像装置1bは、表面照射型であるため、半導体基板10の表面(ここでは、上面)側に絶縁層11およびキャップ層14が設けられる。そして、センサ領域3には、2段に積層された絶縁層11およびキャップ層14の上に、カラーフィルタ23およびマイクロレンズ24が順次積層される。なお、センサ領域3では、光電変換素子PDへの光の入射を妨げないよう、絶縁層11の中でN型の半導体領域20上を除く領域に、配線13が設けられる。
ここで、固体撮像装置1bは、絶縁層11におけるN型の半導体領域20上の領域に埋め込み領域12が設けられると、埋め込み領域12によって光電変換素子PDへの光の入射が妨げられる。
そこで、固体撮像装置1bは、ロジック回路領域4側の絶縁層11中で、配線13の形成領域以外の領域に、埋め込み領域12を備える。これにより、固体撮像装置1bは、光電変換素子PDへの光の入射を妨げることなく、半導体基板10の反りを抑制することができる。
上述したように、実施形態に係る半導体装置は、半導体基板上に設けられる絶縁層に、絶縁層が有する応力とは作用方向が反対向きの応力を有する埋め込み領域を備える。かかる半導体装置によれば、半導体基板の反りを抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 半導体装置、 1a,1b 固体撮像装置、 3 センサ領域、 4 ロジック回路領域、 10 半導体基板、 11 絶縁層、 12 埋め込み領域、 12a 窒化シリコン膜、 13 配線、 13a 銅層、 14 キャップ層、 15 レジスト、 16 溝、 17 凹部、 18 マスク材、 20 N型の半導体領域、 22 反射防止膜、 23 カラーフィルタ、 24 マイクロレンズ、 100 支持基板、 PD 光電変換素子

Claims (6)

  1. 半導体基板と、
    半導体基板上に設けられる絶縁層と、
    前記絶縁層に設けられ、前記絶縁層が有する応力とは作用方向が反対向きの応力を有する埋め込み領域と
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記絶縁層は、
    内部に配線が設けられ、
    前記埋め込み領域は、
    前記絶縁層における前記配線の形成領域以外の領域に設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記埋め込み領域は、
    前記絶縁層における前記配線が設けられる層と同一の層に設けられる
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記半導体基板は、
    前記絶縁層が設けられる側の表面と対向する側の表面から入射する光を光電変換する光電変換素子を備える
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の半導体装置。
  5. 半導体基板上に絶縁層を形成する工程と、
    前記絶縁層に凹部を形成する工程と、
    前記凹部に、前記絶縁層が有する応力とは作用方向が反対向きの応力を有する部材を埋め込む工程と
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 前記絶縁層に形成される複数の前記凹部のうち、前記部材が埋め込まれる一部の凹部以外の凹部に配線材料を埋め込む工程
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
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