JP2016218285A - レンズユニットおよび撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光位相変調素子に設けた絞り膜での反射に起因するゴースト像の発生を抑制する。【解決手段】レンズユニットは、被写体からの光を撮像素子に結像させる、少なくとも1つのレンズを含む結像光学系と、結像光学系の光路中に配置され、該結像光学系を通る光の位相を変える光位相変調素子12と、光位相変調素子12の被写体側または撮像素子側の面に設けられ、該光位相変調素子12への入射光または該光位相変調素子12からの出射光を絞る、基準値以上の反射率を有する絞り膜13と、光位相変調素子12の撮像素子側、または光位相変調素子12よりも撮像素子側に設けられ、撮像素子側から絞り膜13へ入射する迷光、または絞り膜13から撮像素子へ向かう迷光を遮光する遮光部材15と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、レンズユニットおよび撮像装置に関する。
CCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどの画像センサを撮像素子として備える撮像装置において、画像処理を前提として光学系を設計し、光学系で得られた画像を画像処理により復元させてシステムを最適化する手法がある。この手法を用いることにより、通常の光学系では実現できない様々な効果を実現することが可能となる。
このような撮像装置の一例として、波面コード化(WFC:Wavefront Coding)法により被写界深度が拡大されたEDoF(Expanded Depth of Field)画像を出力する撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の撮像装置は、結像光学系の絞り位置近傍に配置された光位相変調素子を備える。光位相変調素子は、結像光学系を通る光に球面収差を与えて光の位相を変調し、結像光学系による結像特性を変化させる。具体的には、撮像素子の像面における点像分布関数(PSF:Point Spread Function)を2画素以上に跨るように拡散させる。そして、撮像装置は、撮像素子から出力された画像データに対し、光位相変調素子による変調を復元する処理、つまり、拡散されたPSFを復元する処理を行うことによりEDoF画像を生成し、出力する。この特許文献1に記載の撮像装置における絞りは、光位相変調素子とは別体として構成される一般的な絞り機構(いわゆるメカ絞り)である。このようなメカ絞りでは一般的なサテン加工などの加工を施し、反射率を低い値(1%未満)に抑制することが容易に行える。
本発明では、光位相変調素子に絞りとして機能する絞り膜を設ける構成を採用した。この絞り膜は、メカ絞りと異なり、光位相変調素子に一体的に形成される。このような絞り膜を採用した場合、メカ絞りの場合に可能であった反射率を低く抑制するサテン加工などの加工を施すことが極めて困難である。
このような絞り膜を用いた構成の撮像装置により得られるEDoF画像の品質について、被写体の種類を変えながら様々な評価・検討を行ったところ、特に光沢素材や光源などを被写体とした場合に、メカ絞りを用いた構成では確認されなかったゴースト像がEDoF画像に写りこむ場合があることが分かった。これは、絞り膜の反射率が一般的なメカ絞りの反射率よりも高いため、結像光学系に強い光が入射した場合に、絞り膜で反射した光が迷光となって撮像素子に入射することによるものである。ゴースト像が写りこんだEDoF画像は品質が低下した画像となるため、ゴースト像の発生を抑制することが求められる。
上述した課題を解決するために、本発明は、被写体と撮像素子との間に配置されるレンズユニットであって、前記被写体からの光を前記撮像素子に結像させる、少なくとも1つのレンズを含む結像光学系と、前記結像光学系の光路中に配置され、該結像光学系を通る光の位相を変える光位相変調素子と、前記光位相変調素子の前記被写体側または前記撮像素子側の面に設けられ、該光位相変調素子への入射光または該光位相変調素子からの出射光を絞る、基準値以上の反射率を有する絞り膜と、前記光位相変調素子の前記撮像素子側、または前記光位相変調素子よりも前記撮像素子側に設けられ、前記撮像素子側から前記絞り膜へ入射する迷光、または前記絞り膜から前記撮像素子へ向かう迷光を遮光する遮光手段と、を備える。
本発明によれば、絞り膜での反射に起因するゴースト像の発生を有効に抑制することができる。
図1は、撮像装置のハードウェア構成例を示す図である。 図2は、光位相変調素子の光学面の形状の一例を示す図である。 図3は、光位相変調素子周りのレイアウトの一例を示す図である。 図4は、ゴースト像が発生する原理を説明する図である。 図5は、遮光部材の遮光効果を説明する図である。 図6は、被写界深度拡大系のレンズ特性の具体例を示す図である。 図7は、図6に示すレンズ特性を持つ被写界深度拡大系を用いた場合のMD曲線を、光位相変調素子が設けられていない通常の結像光学系を用いた場合のMD曲線と対比して示す図である。 図8は、遮光部材が設けられていない場合の画像例を示す図である。 図9は、遮光部材が設けられている場合の画像例を示す図である。 図10は、被写界深度拡大系のレンズ特性の他の具体例を示す図である。 図11は、図10に示すレンズ特性を持つ被写界深度拡大系を用いた場合のMD曲線を、光位相変調素子が設けられていない通常の結像光学系を用いた場合のMD曲線と対比して示す図である。 図12は、遮光部材が設けられていない場合の画像例を示す図である。 図13は、遮光部材が設けられている場合の画像例を示す図である。 図14は、光位相変調素子周りのレイアウトの他の例を示す図である。 図15は、光位相変調素子周りのレイアウトの他の例を示す図である。 図16は、光位相変調素子周りのレイアウトの他の例を示す図である。 図17は、光位相変調素子周りのレイアウトの他の例を示す図である。 図18は、遮光部材に保持部材としての機能を持たせた例を示す図である。 図19は、光位相変調素子の出射面に粗し面を形成して遮光手段とした例を示す図である。 図20は、撮像装置の変形例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明に係るレンズユニットおよび撮像装置の実施形態について詳しく説明する。本実施形態の撮像装置は、WFC法により被写界深度が拡大されたEDoF画像を出力する撮像装置である。本実施形態のレンズユニットは、この撮像装置の光学系として用いられる。レンズユニットの結像光学系の絞り位置近傍には光位相変調素子が配置され、この光位相変調素子に絞り膜が設けられている。そして、この絞り膜により光位相変調素子への入射光または光位相変調素子からの出射光を絞ることにより、結像光学系のF値が所望の値となるように構成されている。また、絞り膜での反射に起因するゴースト像の発生を抑制するために、撮像素子側から絞り膜へと入射する迷光、または絞り膜から撮像素子へ向かう迷光を遮光する遮光手段が設けられている。
図1は、本実施形態の撮像装置100のハードウェア構成例を示す図である。この撮像装置100は、本体部20と、本体部20に対して着脱可能に構成されたレンズユニット10とを備える。なお、撮像装置100は、レンズユニット10と本体部20とが一体化された構成であってもよい。
本体部20は、CCDセンサやCMOSセンサなどの画像センサを用いた撮像素子21と、撮像素子21から出力される画像データに対して復元処理を行って被写界深度が拡大されたEDoF画像を生成し出力する画像処理装置22とを備える。撮像素子21は、被写体からの光を光電変換して受光量に応じたアナログ信号を出力する受光素子アレイのほか、受光素子アレイから出力されるアナログ信号に対してゲイン調整やAD変換などのAFE(Analog Front End)処理を行って画像データを出力するAFE回路なども含む。
画像処理装置22は、撮像素子21から出力される画像データ(以下、「中間画像」という。)に対し、後述の光位相変調素子12による変調を復元する復元処理、つまり光位相変調素子12により拡散されたPFSを復元する処理を行って、被写界深度が拡大されたEDoF画像を生成する。この画像処理装置22による復元処理は、例えば、中間画像に対してデコンボリューション(逆畳み込み演算)・フィルタをかけるフィルタ処理として実現される。光位相変調素子12による位相の変調により、PSFが焦点はずれ量に依存しない中間画像が撮像素子21から出力される。したがって、画像処理装置22は、この中間画像に対して、光位相変調素子12による変調に対応する1つのデコンボリュ―ション・フィルタを用いたフィルタ処理を行うことにより、EDoF画像を生成することができる。なお、この種の復元処理は公知技術であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
画像処理装置22は、例えば、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などの専用ハードウェア(集積回路)を用いた構成とすることができる。この場合、画像処理装置22により実行される復元処理は、専用のハードウェアを用いたハードウェア処理となる。また、画像処理装置22は、CPUなどのプロセッサやROM、RAMなどのメモリを備える通常のコンピュータシステムをハードウェアとして用いた構成とすることもできる。この場合、画像処理装置22により実行される復元処理は、コンピュータシステム上で実行されるソフトウェア処理となる。
レンズユニット10は、少なくとも1つのレンズを含む結像光学系11と、この結像光学系11の光路中に配置された光位相変調素子12と、を備える。光位相変調素子12周りに配置される各部材については、図3を用いて後述する。
結像光学系11は、被写体Obからの光を撮像素子21に結像させる光学系である。本実施形態では、例えば、バーコード、2次元コードなどのコード情報や各種文字列など、情報を正しく認識するためにピントの合った画像を撮影することが求められる対象を被写体Obとすることを想定している。本実施形態の撮像装置100は、被写界深度が拡大されたEDoF画像を出力するので、撮像装置100から被写体Obまでの距離が多少変動したとしても、あるいは、被写体Obが撮像装置100に対して斜めの状態で撮影が行われたとしても、被写体Obにピントの合った画像を得ることができる。
光位相変調素子12は、結像光学系11の光路中の絞り位置Pd近傍に配置され、結像光学系11を通る被写体Obからの光の位相を変調して結像光学系11による結像特性を変化させる光学素子である。被写体Obからの光は、この光位相変調素子12を通過することで、被写界深度を拡大させるための球面収差が発生し、撮像素子21の像面におけるPSFが2画素以上に跨るように拡散される。本実施形態のレンズユニット10は、結像光学系11の光路中に光位相変調素子12が設けられることにより、被写体Obの光学像を収差が乗った状態で撮像素子21の像面上に結像させる。なお、本実施形態のレンズユニット10は、光位相変調素子12を結像光学系11に対して着脱可能な構成とすることが望ましい。このように構成することで、用途に応じて光位相変調素子12を交換したり、光位相変調素子12を用いずに結像光学系11を通常の結像光学系として利用したりすることが可能となる。
本実施形態のレンズユニット10では、結像光学系11の絞り位置Pd近傍に光位相変調素子12が配置されているため、この光位相変調素子12の被写体Ob側または撮像素子21側の面に絞りとして機能する絞り膜を設けることで、結像光学系11のF値を所望の値とすることができる。このような絞り膜は、光位相変調素子12の光学有効部の外周部に直接形成されるため、光位相変調素子12とは別体として構成される一般的なメカ絞りと比較して、位置決め精度に優れている。
図2は、光位相変調素子12の光学面の形状の一例を示す図であり、横軸を正規化半径、縦軸を面形状(ザグ量)として、光位相変調素子12の光学面の具体的な形状例を示している。図中のd1は、光位相変調素子12の光学有効部と同軸に設けられた絞りの位置を表し、図中のd2は、光位相変調素子12の光学有効部と同軸でない(位置ずれが生じている)絞りの位置を表している。図中のd2のように、光位相変調素子12に対する絞りの位置精度が悪い場合には、光位相変調素子12の光学有効部の周辺形状が蹴られる、あるいは光学有効部外に光が入射するといった不都合が生じ、結果として設計通りの被写界深度拡大特性が得られなくなる。
図2のd1のように、光位相変調素子12に対して位置精度のよい絞りを実現するためには、メカ絞りを用いるよりも上述した絞り膜を用いる方が適している。つまり、光位相変調素子12に対して直接形成される絞り膜を結像光学系11の絞りとして用いることにより、絞りと光位相変調素子12とを高い同軸度とし、優れた被写界深度拡大特性を得ることができる。また、結像光学系11の絞りとして絞り膜を用いることにより、メカ絞りを設ける必要がなくなるため、部品点数削減によるコストダウンや組み付け性の向上などの利点が得られる。そこで、本実施形態のレンズユニット10においては、結像光学系11の絞りとして絞り膜を用いる構成としている。
図3は、本実施形態のレンズユニット10における光位相変調素子12周りのレイアウトの一例を示す図である。図3に示すように、光位相変調素子12の被写体Ob側の面(以下、「入射面」という)12aには、光学有効部の外周部を覆うように形成された絞り膜13が設けられている。この絞り膜13は、光位相変調素子12への入射光を絞る絞りとして機能するものであり、例えば、光位相変調素子12の入射面12aにおける光学有効部の外周部にブラックマトリクス材料を成膜することで形成される。ブラックマトリクス材料としては、クロム系材料によるものや、樹脂系材料によるものなどがある。
光位相変調素子12に設けられる絞り膜13は、基準値以上の反射率を有する。ここでの基準値は、一般的なメカ絞りの反射率に基づく値であり、絞り膜13の反射率は一般的なメカ絞りの反射率よりも高いことを意味する。例えば、樹脂系材料を成膜することで形成される絞り膜13の反射率は3%であり、一般的なメカ絞りの反射率よりも高い。メカ絞りでは一般的なサテン加工などの加工を施し反射率を1%未満に抑制することは容易であるが、本実施形態のように絞り膜13を採用した場合、メカ絞りの場合に可能であった反射率を1%未満に抑制するサテン加工などの加工を施すことが極めて困難だからである。なお、絞り膜13を構成する材料はブラックマトリクス材料に限らない。ただし、本実施形態では、一般的なメカ絞りよりも高い反射率を有する絞り膜13が光位相変調素子12に設けられているものとする。
絞り膜13が設けられた光位相変調素子12は、例えば図3に示すように、光位相変調素子12の被写体Ob側に設けられた保持部材14aと、光位相変調素子12の撮像素子21側に設けられた保持部材14bとにより、結像光学系11の光路中に位置決めされた状態で保持される。これら保持部材14a,14bは、絞り膜13が設けられた光位相変調素子12を、結像光学系11に対して着脱可能に保持する。
また、本実施形態のレンズユニット10では、例えば図3に示すように、光位相変調素子12の撮像素子21側の面(以下、「出射面」という)12b上に、撮像素子21側から絞り膜13へ入射する迷光、または絞り膜13から撮像素子21へ向かう迷光を遮光する遮光部材15(遮光手段の一例)が設けられている。遮光部材15は、例えば光位相変調素子12の出射面12bの面内で、撮像素子21側に配置された保持部材14bと並ぶように配置される。この遮光部材15は、絞り膜13での反射に起因するゴースト像の発生を抑制するために設けられる。この遮光部材15としては、例えば、アルミ材の表面に黒アルマイトサテン加工を施したものなどが有効に利用できる。
本願発明者は、結像光学系11の絞りとして一般的なメカ絞りに代えて上述したような絞り膜13を用いた場合にEDoF画像にどのような影響が現れるかを検討すべく、被写体Obの種類を変えながら、絞り膜13を用いた構成の撮像装置100により撮影を行って、得られたEDoF画像の品質に対する評価・検討を行った。その結果、特に光沢素材や光源などを被写体Obとした場合に、メカ絞りを用いた構成では確認されなかったゴースト像がEDoF画像に写りこむ場合があることが分かった。また、本願発明者による検討の結果、このようなゴースト像は、絞り膜13の反射率が一般的なメカ絞りの反射率よりも高いため、結像光学系11に強い光が入射した場合に、絞り膜13で反射した光が迷光となって撮像素子21に入射することにより発生することが判明した。
このような知見に基づき、本実施形態のレンズユニット10では、絞り膜13での反射に起因するゴースト像の発生を有効に抑制し、高品位なEDoF画像を得られるようにするために、撮像素子21側から絞り膜13へ入射する迷光、または絞り膜13から撮像素子21へ向かう迷光を、遮光部材15によって遮光する構成としている。
図4は、絞り膜13での反射によりゴースト像が発生する原理を説明する図であり、遮光部材15が設けられていない構成のレンズユニット10における光路を追跡した様子を示している。なお、ここでは原理説明のため、結像光学系11の光位相変調素子12よりも被写体Ob側のレンズ11aおよび撮像素子21側のレンズ11bを、それぞれ単レンズとして示している。
被写体Obからの光は、レンズ11a、光位相変調素子12、およびレンズ11bを順次通過して、撮像素子21の像面21a上に結像する。このとき、被写体Obからの光の一部は撮像素子21のカバーガラス21bなどで反射され、その反射光r1,r2がレンズ11bを通過して光位相変調素子12に入射する。ここで、光位相変調素子12に設けられた絞り膜13の反射率が高いため、撮像素子21側からの反射光の一部が絞り膜13によりさらに反射され、その反射光r11がゴースト光gとなって撮像素子21の像面21aに到達する。その結果、撮像素子21から出力される画像データを用いて生成されるEDoF画像にゴースト像が発生する。なお、撮像素子21側からの反射光のうち、光位相変調素子12の光学有効部で反射される反射光r22は、光学有効部の反射率が絞り膜13の反射率よりも低いため、たとえ撮像素子21の像面21aに到達したとしても、EDoF画像の品質を低下させるようなゴースト像にはならない。
図5は、遮光部材15による遮光効果を説明する図であり、遮光部材15を設けた本実施形態のレンズユニット10における光路を追跡した様子を示している。なお、図5においても図4と同様に、結像光学系11の光位相変調素子12よりも被写体Ob側のレンズ11aおよび撮像素子21側のレンズ11bを、それぞれ単レンズとして示している。
図5に示すように、光位相変調素子12の撮像素子21側に遮光部材15を設けることにより、撮像素子21のカバーガラス21bなどで反射されて光位相変調素子12に向かう反射光r1を遮光部材15により遮光して、絞り膜13に入射させない構成とすることができる。すなわち、図4の例において撮像素子21の像面21aに到達するゴースト光gとなっていた反射光r11を発生させないように、撮像素子21側から絞り膜13へ入射する反射光(迷光)r1を遮光部材15により遮光することができ、ゴースト像の発生を有効に抑制することができる。
なお、絞り膜13での反射に起因するゴースト光gは、図4に示したように、撮像素子21の像面21aの中央付近に結像する可能性がある。撮像素子21の像面21aの中央付近に結像するゴースト光gを遮光するために、遮光部材15を光位相変調素子12から撮像素子21側に離れた位置に配置した場合には、ゴースト光gだけでなく正規の光線も遮光してしまい、意図した画像が得られなくなる懸念がある。したがって、遮光部材15は、光位相変調素子12の出射面12bに近い位置に配置することが望ましい。図3の例では、光位相変調素子12の出射面12b上に遮光部材15を配置しているので、ゴースト光gではない正規の光線を遮ることなく、光位相変調素子12に設けた絞り膜13での反射に起因するゴースト像を有効に抑制することができる。
なお、遮光部材15は、光位相変調素子12の出射面12bに近い位置に配置されればよく、必ずしも図3の例のように、光位相変調素子12の出射面12b上に遮光部材15を配置しなくてもよい。本実施形態のレンズユニット10における光位相変調素子12周りのレイアウトのバリエーションについては、詳細を後述する。
ここで、光位相変調素子12を設けることで所望の被写界深度拡大特性が得られるように構成された結像光学系11(以下、「被写界深度拡大系」という)の具体例を例示しながら、遮光部材15を設けることによる効果を実例とともに説明する。
図6は、被写界深度拡大系のレンズ特性の具体例を示す図であり、図7は、図6に示すレンズ特性を持つ被写界深度拡大系を用いた場合のMD曲線(40lp/mm)を、光位相変調素子12が設けられていない通常の結像光学系を用いた場合のMD曲線と対比して示す図である。図6において、fは被写界深度拡大系の焦点距離、Fnoは被写界深度拡大系のF値をそれぞれ表している。図7のMD曲線は、画像のコントラストの評価値となるMTF(Modulation Transfer Function)値を縦軸とし、デフォーカス量を横軸とした座標系で、デフォーカス量とMTF値との関係を曲線として表したものであり、所望のMTF値が得られるデフォーカス量の範囲が、被写界深度の深さに対応している。
図7の例では、図6に示すレンズ特性を持つ被写界深度拡大系を用いて得られる画像(復元後)のMD曲線を実線で表し、この被写界深度拡大系から光位相変調素子12を除いた通常の結像光学系を用いて得られる画像のMD曲線を破線で表している。図7に示す2つのMD曲線を比べると、光位相変調素子12を設けた被写界深度拡大系を用いることにより、通常の結像光学系を用いた場合と比べて被写界深度が拡大されていることが分かる。
図8および図9は、図6に示したレンズ特性を持つ被写界深度拡大系として構成されたレンズユニット10を用い、光源を被写体として撮影を行った場合に得られたEDoF画像の一例を示す図であり、図8は遮光部材15が設けられていない場合の画像例、図9は遮光部材15が設けられている場合の画像例をそれぞれ示している。
上述した遮光部材15が設けられていない場合には、光位相変調素子12に設けた絞り膜13に対し撮像素子21側から入射する光が絞り膜13で反射し、その反射光が撮像素子21の像面に到達することで、図8に示すように、EDoF画像にゴースト像が発生する。図8中のG1,G2,G3が、それぞれ絞り膜13での反射に起因するゴースト像である。
これに対し、光位相変調素子12の撮像素子21側に遮光部材15を設けた場合には、撮像素子21側から絞り膜13に入射する迷光、または絞り膜13から撮像素子21へ向かう迷光がこの遮光部材15により遮光される。その結果、図9に示すように、図8の画像例で確認されたゴースト像G1,G2,G3が写りこんでいないEDoF画像を得ることができる。つまり、光位相変調素子12の撮像素子21側、または光位相変調素子12よりも撮像素子21側に、撮像素子21側から絞り膜13に入射する迷光、または絞り膜13から撮像素子21へ向かう迷光を遮光する遮光部材15を設けることによって、絞り膜13での反射に起因するゴースト像の発生を有効に抑制することができる。
図10は、被写界深度拡大系のレンズ特性の他の具体例を示す図であり、図11は、図10に示すレンズ特性を持つ被写界深度拡大系を用いた場合のMD曲線(40lp/mm)を、光位相変調素子12が設けられていない通常の結像光学系を用いた場合のMD曲線と対比して示す図である。図10において、fは被写界深度拡大系の焦点距離、Fnoは被写界深度拡大系のF値をそれぞれ表している。図11のMD曲線は、図7の例と同様に、画像のコントラストの評価値となるMTF値を縦軸とし、デフォーカス量を横軸とした座標系で、デフォーカス量とMTF値との関係を曲線として表したものであり、所望のMTF値が得られるデフォーカス量の範囲が、被写界深度の深さに対応している。
図11の例では、図10に示すレンズ特性を持つ被写界深度拡大系を用いて得られる画像(復元後)のMD曲線を実線で表し、この被写界深度拡大系から光位相変調素子12を除いた通常の結像光学系を用いて得られる画像のMD曲線を破線で表している。図11に示す2つのMD曲線を比べると、光位相変調素子12を設けた被写界深度拡大系を用いることにより、通常の結像光学系を用いた場合と比べて被写界深度が拡大されていることが分かる。
図12および図13は、図10に示したレンズ特性を持つ被写界深度拡大系として構成されたレンズユニット10を用い、光源を被写体として撮影を行った場合に得られたEDoF画像の一例を示す図であり、図12は遮光部材15が設けられていない場合の画像例、図13は遮光部材15が設けられている場合の画像例をそれぞれ示している。
上述した遮光部材15が設けられていない場合には、光位相変調素子12に設けた絞り膜13に対し撮像素子21側から入射する光が絞り膜13で反射し、その反射光が撮像素子21の像面に到達することで、図12に示すように、EDoF画像にゴースト像が発生する。図12中のG4,G5が、それぞれ絞り膜13での反射に起因するゴースト像である。
これに対し、光位相変調素子12の撮像素子21側に遮光部材15を設けた場合には、撮像素子21側から絞り膜13に入射する迷光、または絞り膜13から撮像素子21へ向かう迷光がこの遮光部材15により遮光される。その結果、図13に示すように、図12の画像例で確認されたゴースト像G4,G5が写りこんでいないEDoF画像を得ることができる。つまり、光位相変調素子12の撮像素子21側、または光位相変調素子12よりも撮像素子21側に、撮像素子21側から絞り膜13に入射する迷光、または絞り膜13から撮像素子21へ向かう迷光を遮光する遮光部材15を設けることによって、絞り膜13での反射に起因するゴースト像の発生を有効に抑制することができる。
以上、具体的な例を挙げながら詳細に説明したように、本実施形態のレンズユニット10は、絞り膜13が設けられた光位相変調素子12の撮像素子21側、または光位相変調素子12よりも撮像素子21側に遮光部材15を設け、この遮光部材15により、撮像素子21側から絞り膜13へ入射する迷光、または絞り膜13から撮像素子21へ向かう迷光を遮光するようにしている。したがって、絞り膜13での反射に起因するゴースト像の発生を有効に抑制することができ、ゴースト像の写りこみのない高品位なEDoF画像を得ることができる。
なお、本実施形態のレンズユニット10における光位相変調素子12周りのレイアウトは、図3に示した例に限らず、様々なバリエーションが考えられる。以下では、光位相変調素子12周りのレイアウトのバリエーションについて、図14乃至図17を参照して説明する。図14乃至図17は、本実施形態のレンズユニット10における光位相変調素子12周りのレイアウトの他の例を示す図である。
図3に示した例では、絞り膜13が設けられた光位相変調素子12を、光位相変調素子12の被写体Ob側および撮像素子21側にそれぞれ設けられた保持部材14a,14bにより保持する構成としていたが、これに限らない。図14に示すように、絞り膜13が設けられた光位相変調素子12を、被写体Ob側の保持部材14aと撮像素子21側の保持部材14bとのいずれか一方により保持する構成としてもよい。図14(a)は、撮像素子21側の保持部材14bにより光位相変調素子12を保持する構成を示し、図14(b)は、被写体Ob側の保持部材14aにより光位相変調素子12を保持する構成を示している。
図14に示す構成の場合、絞り膜13が設けられた光位相変調素子12は、例えば、保持部材14aまたは保持部材14bに接着され、結像光学系11の光路中に位置決めされた状態で保持される。また、図14(b)に示すように、被写体Ob側の保持部材14aにより光位相変調素子12を保持する構成の場合には、光位相変調素子12の出射面(撮像素子21側の面)12bにおいて、保持部材14bが配置されていた領域も覆うように遮光部材15が設けられる。図14に示す構成であっても、撮像素子21側から絞り膜13へ入射する迷光、または絞り膜13から撮像素子21へ向かう迷光を、遮光部材15により遮光することができるので、絞り膜13での反射に起因するゴースト像の発生を有効に抑制することができる。
また、図3に示した例では、光位相変調素子12の入射面(被写体Ob側の面)12aに絞り膜13を設ける構成としていたが、これに限らない。図15に示すように、光位相変調素子12の出射面(撮像素子21側の面)12bに絞り膜13を設ける構成としてもよい。図15(a)は、出射面12bに絞り膜13が設けられた光位相変調素子12を保持部材14a,14bにより保持する構成を示し、図15(b)は、出射面12bに絞り膜13が設けられた光位相変調素子12を保持部材14bにより保持する構成を示し、図15(c)は、出射面12bに絞り膜13が設けられた光位相変調素子12を保持部材14aにより保持する構成を示している。
図15に示す構成の場合、遮光部材15は、光位相変調素子12の出射面12bに設けられた絞り膜13が露出しないように設けられる。図15に示す構成であっても、撮像素子21側から絞り膜13へ入射する迷光、または絞り膜13から撮像素子21へ向かう迷光を、遮光部材15により遮光することができるので、絞り膜13での反射に起因するゴースト像の発生を有効に抑制することができる。
また、図3に示した例では、遮光部材15を、光位相変調素子12の出射面(撮像素子21側の面)12bの面内で、撮像素子21側に配置された保持部材14bと並ぶように配置する構成としていたが、これに限らない。図16に示すように、光位相変調素子12の出射面12bと、撮像素子21側の保持部材14bとの間に、遮光部材15を配置する構成としてもよい。図16(a)は、入射面12aに絞り膜13が設けられた光位相変調素子12を保持部材14a,14bにより保持する構成において、光位相変調素子12の出射面12bと保持部材14bとの間に遮光部材15を配置した構成を示し、図16(b)は、入射面12aに絞り膜13が設けられた光位相変調素子12を保持部材14bにより保持する構成において、光位相変調素子12の出射面12bと保持部材14bとの間に遮光部材15を配置した構成を示している。また、図16(c)は、出射面12bに絞り膜13が設けられた光位相変調素子12を保持部材14a,14bにより保持する構成において、光位相変調素子12の出射面12bと保持部材14bとの間に遮光部材15を配置した構成を示し、図16(d)は、出射面12bに絞り膜13が設けられた光位相変調素子12を保持部材14bにより保持する構成において、光位相変調素子12の出射面12bと保持部材14bとの間に遮光部材15を配置した構成を示している。
図16に示す構成の場合、遮光部材15は、光位相変調素子12に設けられた絞り膜13と同等の大きさとされ、光位相変調素子12の出射面12bと保持部材14bとの間に配置される。図16に示す構成であっても、撮像素子21側から絞り膜13へ入射する迷光、または絞り膜13から撮像素子21へ向かう迷光を、遮光部材15により遮光することができるので、絞り膜13での反射に起因するゴースト像の発生を有効に抑制することができる。
また、図3に示した例では、遮光部材15を、光位相変調素子12の出射面12b上に設ける構成としていたが、これに限らない。図17に示すように、撮像素子21側の保持部材14bよりもさらに撮像素子21側に、遮光部材15を配置する構成としてもよい。図17(a)は、入射面12aに絞り膜13が設けられた光位相変調素子12を保持部材14a,14bにより保持する構成において、保持部材14bよりも撮像素子21側に遮光部材15を配置した構成を示し、図17(b)は、入射面12aに絞り膜13が設けられた光位相変調素子12を保持部材14bにより保持する構成において、保持部材14bよりも撮像素子21側に遮光部材15を配置した構成を示している。また、図17(c)は、出射面12bに絞り膜13が設けられた光位相変調素子12を保持部材14a,14bにより保持する構成において、保持部材14bよりも撮像素子21側に遮光部材15を配置した構成を示し、図17(d)は、出射面12bに絞り膜13が設けられた光位相変調素子12を保持部材14bにより保持する構成において、保持部材14bよりも撮像素子21側に遮光部材15を配置した構成を示している。
図17に示す構成の場合、遮光部材15は、光位相変調素子12に設けられた絞り膜13と同等の大きさとされ、保持部材14bよりも撮像素子21側に間に配置される。図17に示す構成であっても、撮像素子21側から絞り膜13へ入射する迷光、または絞り膜13から撮像素子21へ向かう迷光を、遮光部材15により遮光することができるので、絞り膜13での反射に起因するゴースト像の発生を有効に抑制することができる。
以上、光位相変調素子12周りのレイアウトのバリエーションについて説明したが、遮光手段の構成においても様々な変形例が考えられる。例えば、遮光手段として用いる遮光部材15と光位相変調素子12を保持する撮像素子21側の保持部材14bとを1つの部材として構成し、遮光部材15に保持部材14bとしての機能を持たせるようにしてもよい。
図18は、遮光部材15に保持部材14bとしての機能を持たせた例を示す図である。図18の例では、保持部材14bとしての機能を持つ遮光部材15を遮光部材16として示している。図18(a)は、入射面12aに絞り膜13が設けられた光位相変調素子12を、被写体Ob側の保持部材14aと遮光部材16とにより保持する構成を示し、図18(b)は、入射面12aに絞り膜13が設けられた光位相変調素子12を、遮光部材16のみで保持する構成を示している。また、図18(c)は、出射面12bに絞り膜13が設けられた光位相変調素子12を、被写体Ob側の保持部材14aと遮光部材16とにより保持する構成を示し、図18(d)は、出射面12bに絞り膜13が設けられた光位相変調素子12を、遮光部材16のみにより保持する構成を示している。
図18の例のように、絞り膜13が設けられた光位相変調素子12を遮光部材16により保持する構成とした場合であっても、撮像素子21側から絞り膜13へ入射する迷光、または絞り膜13から撮像素子21へ向かう迷光を、遮光部材16により遮光することができるので、絞り膜13での反射に起因するゴースト像の発生を有効に抑制することができる。また、図18に示す構成の場合は、遮光部材16に保持部材としての機能を持たせているため、部品点数の削減や組み付け工数の削減によるコストダウンを図ることができる。
また、上述した実施形態では、遮光手段の一例として、光位相変調素子12の撮像素子21側、または光位相変調素子12よりも撮像素子21側に設けられた遮光部材15を例示したが、遮光手段はこれに限らない。例えば、光位相変調素子12の出射面(撮像素子21側の面)12bに粗し加工を施すことで形成される粗し面を、遮光手段としてもよい。
図19は、光位相変調素子12の出射面12bに粗し面17を形成して遮光手段とした例を示す図である。図19(a)は、出射面12bに粗し面17が形成された光位相変調素子12を保持部材14a,14bにより保持する構成を示し、図19(b)は、出射面12bに粗し面17が形成された光位相変調素子12を保持部材14bにより保持する構成を示し、図19(c)は、出射面12bに粗し面17が形成された光位相変調素子12を保持部材14aにより保持する構成を示している。
図19に示す構成の場合、図4中r1で示したような撮像素子21側からの反射光が光位相変調素子12の出射面12bに形成された粗し面17に入射すると、この反射光が粗し面17により拡散されるため、絞り膜13に入射する光強度は弱くなる。その結果、たとえ入射した光が絞り膜13により反射され、その反射光が撮像素子21の像面21aに到達したとしても、EDoF画像の画質を損なうようなゴースト像とはならない。また、光位相変調素子12の出射面12bに形成された粗し面17で拡散された光が撮像素子21の像面21aに到達したとしても、粗し面17での拡散により光強度の集中度が弱められているため、仮に像面21a上で像を形成したとしてもその濃度は低く、EDoF画像の画質を損なうようなゴースト像とはならない。
したがって、図19の例のように、光位相変調素子12の出射面12bに粗し面17を形成して遮光手段とした構成であっても、絞り膜13での反射に起因するゴースト像の発生を有効に抑制することができる。また、この構成の場合は、遮光部材15を別途設ける必要がないため、部品点数の削減や組み付け工数の削減によるコストダウンを図ることができる。
以上、本発明の具体的な実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で様々な変形や変更を加えて具体化することができる。例えば、上述した実施形態では、撮像素子21と画像処理装置22とを備える本体部20に対して、レンズユニット10が着脱可能とされた構成の撮像装置100(図1参照)を例示したが、撮像装置100の構成はこれに限らない。例えば、図20に示す撮像装置100Aのように、撮像素子21を含むレンズユニット10Aが、画像処理装置22を備える本体部20Aに対して着脱可能とされた構成であってもよい。
10 レンズユニット
11 結像光学系
11a,11b レンズ
12 光位相変調素子
13 絞り膜
14a,14b 保持部材
15 遮光部材
16 遮光部材
17 粗し面
20 本体部
21 撮像素子
22 画像処理装置
100 撮像装置
特開2012−74861号公報

Claims (11)

  1. 被写体と撮像素子との間に配置されるレンズユニットであって、
    前記被写体からの光を前記撮像素子に結像させる、少なくとも1つのレンズを含む結像光学系と、
    前記結像光学系の光路中に配置され、該結像光学系を通る光の位相を変える光位相変調素子と、
    前記光位相変調素子の前記被写体側または前記撮像素子側の面に設けられ、該光位相変調素子への入射光または該光位相変調素子からの出射光を絞る、基準値以上の反射率を有する絞り膜と、
    前記光位相変調素子の前記撮像素子側、または前記光位相変調素子よりも前記撮像素子側に設けられ、前記撮像素子側から前記絞り膜へ入射する迷光、または前記絞り膜から前記撮像素子へ向かう迷光を遮光する遮光手段と、を備えることを特徴とするレンズユニット。
  2. 前記絞り膜は、前記光位相変調素子の前記被写体側または前記撮像素子側の面にブラックマトリクス材料を成膜してなることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
  3. 前記遮光手段は、前記光位相変調素子の前記撮像素子側、または前記光位相変調素子よりも前記撮像素子側に配置された遮光部材であることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズユニット。
  4. 前記遮光部材は、アルミ材の表面に黒アルマイトサテン加工を施したものであることを特徴とする請求項3に記載のレンズユニット。
  5. 前記光位相変調素子の前記被写体側と前記撮像素子側のうち少なくとも前記撮像素子側に配置され、前記光位相変調素子を保持する保持部材をさらに備え、
    前記遮光部材は、前記光位相変調素子の前記撮像素子側の面内で、前記撮像素子側に配置された前記保持部材と並ぶように配置されていることを特徴とする請求項3または4に記載のレンズユニット。
  6. 前記光位相変調素子の前記被写体側と前記撮像素子側のうち少なくとも前記撮像素子側に配置され、前記光位相変調素子を保持する保持部材をさらに備え、
    前記遮光部材は、前記光位相変調素子の前記撮像素子側の面と、前記撮像素子側に配置された前記保持部材との間に配置されていることを特徴とする請求項3または4に記載のレンズユニット。
  7. 前記光位相変調素子の前記被写体側と前記撮像素子側のうち少なくとも前記撮像素子側に配置され、前記光位相変調素子を保持する保持部材をさらに備え、
    前記遮光部材は、前記撮像素子側に配置された前記保持部材よりも前記撮像素子側に配置されていることを特徴とする請求項3または4に記載のレンズユニット。
  8. 前記遮光部材は、前記光位相変調素子を保持する保持部材としての機能を有することを特徴とする請求項3または4に記載のレンズユニット。
  9. 前記遮光手段は、前記光位相変調素子の前記撮像素子側の面に粗し加工を施すことで形成された粗し面であることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズユニット。
  10. 撮像素子と、
    被写体からの光を前記撮像素子に結像させる、少なくとも1つのレンズを含む結像光学系と、
    前記結像光学系の光路中に配置され、該結像光学系を通る光の位相を変える光位相変調素子と、
    前記光位相変調素子の前記被写体側または前記撮像素子側の面に設けられ、該光位相変調素子への入射光または該光位相変調素子からの出射光を絞る、基準値以上の反射率を有する絞り膜と、
    前記光位相変調素子の前記撮像素子側、または前記光位相変調素子よりも前記撮像素子側に設けられ、前記撮像素子側から前記絞り膜へ入射する迷光、または前記絞り膜から前記撮像素子へ向かう迷光を遮光する遮光手段と、を備えることを特徴とするレンズユニット。
  11. 撮像素子と、
    被写体からの光を前記撮像素子に結像させる、少なくとも1つのレンズを含む結像光学系と、
    前記結像光学系の光路中に配置され、該結像光学系を通る光の位相を変える光位相変調素子と、
    前記光位相変調素子の前記被写体側または前記撮像素子側の面に設けられ、該光位相変調素子への入射光または該光位相変調素子からの出射光を絞る、基準値以上の反射率を有する絞り膜と、
    前記光位相変調素子の前記撮像素子側、または前記光位相変調素子よりも前記撮像素子側に設けられ、前記撮像素子側から前記絞り膜へ入射する迷光、または前記絞り膜から前記撮像素子へ向かう迷光を遮光する遮光手段と、
    前記撮像素子から出力される画像に対し前記光位相変調素子による変調を復元する復元処理を行って被写界深度が拡大された画像を生成する画像処理部と、を備えることを特徴とする撮像装置。
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