JP2016502005A - 制限された遊びを有する格納可能な挿入体を備えたキー - Google Patents

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Abstract

本発明は、ケースと、挿入体(5、7)と、前記挿入体を展開させるための機構と、前記支持部(5)の上方エリア(43)の上方縁部(44)と、前記支持部(5)の下方エリア(42)の下方縁部(45)であって、前記上方縁部(44)及び前記下方縁部(45)は、キー(1)の回動端部(46)と規制端部(47)との間に延在しており、前記上方エリア(43)及び前記下方エリア(42)は前記支持部(5)の移動域を形成している、上方縁部と下方縁部と、前記回動端部(46)と前記支持部(5)との間の第1の遊び(31)と、を備え、前記支持部(5)の前記移動域は、前記支持部(5)に対して前記第1の遊び(31)よりも小さい第2の遊び(32)を呈する少なくとも1つの絞り点(33)を備えていることを特徴とする、自動車用のキー、に関する。

Description

本発明は、キー、特には格納可能な挿入体を備えた自動車のキーであって、当該キーの展開時における挿入体の遊びが制限されているキーに関する。
本発明の分野は、概して、格納可能な挿入体を有するキーに関する。このタイプのキーは、自動車の分野で頻繁に利用されている。なぜならば、このようなキーは、特に使用されないときに縮小された全体的寸法を有するという利点を提供するからである。実際に、このようなキーは、キービット(キー先端部分)がキーの本体に折り返される休止状態か、挿入体がキーの本体から出現してこれにより挿入体がロック錠に導入可能となる使用状態か、のいずれかの状態をとり得る。
このようなタイプのキーの例を図1a乃至1dに示す。
図1a乃至1dに示されるキー1は、キーのヘッド部を形成するケース3と、ビット支持部5とこの支持部5と一体のビット7とを備えた挿入体5、7と、挿入体5、7をケース3に対して展開して挿入体5、7を休止状態(図1c、1d)と使用状態(図1a)との間で移動可能にするための機構と、を備えている。休止状態において、挿入体5、7はケース3の内部に設けられた凹部9においてケース3に格納されている。例えば、凹部9は、挿入体5、7に対応する略L字形状である。使用状態において、挿入体5、7はケース3に対して展開されており、これにより挿入体5、7がロック錠に挿入可能とされている。最も一般的に、挿入体5、7は、Zamak(亜鉛/マグネシウム/アルミニウム/銅合金)からなる。
図示例において、ケース3は、2つの部分、すなわち、カバーを形成するとともに内面41を有する上方ハーフシェル3aと、ケースの底部を形成するとともに内面40を有する下方ハーフシェル3bと、からなっている。つまり、ケース底部3bの内面40と、カバー3bの内面41とは、互いに対して向き合っている。これら2つのハーフシェル3a、3bは、例えば、クリップ留めにより組み立てられ得る。シールガスケット(図示せず)を2つのハーフシェル3a、3bの間に配置して、ケースの内部を外部環境から、特には水分や塵埃から保護することができる。また、2つのハーフシェル3a、3bの間に装飾バンド(図示せず)を設けて、組立体を装飾することも可能である。
また、キー1は、機械キーを電子キーに組み合わせることもできる。この場合、プリント回路カード(図示せず)がケース3に配置される。このカードは、車両の盗難防止システム用のトランスポンダー(図示せず)や遠隔制御機能用の供給バッテリ(図示せず)とともに、車両の開放可能な胴体セクションのセントラルロック及びアンロック用の電子遠隔制御回路を有している。この遠隔性制御機能は、オペレータにより上方ハーフシェル3aに設けられた作動ボタン11を介して作動される。
支持部5は、2つの対向端部5a、5bを備えており、端部5aはビット7を支持している。このために、ビット7の一方の端部は、支持部5の端部5aにおける相補的なハウジング(図示せず)に嵌合され得る。支持部5とビット7とから構成される組立体は、例えば、支持部5及びビット7に形成された孔部17を貫通するピン(図示せず)によって固定された状態に維持されている。ビット7は、他の好適な手段によっても支持部5に締結され得ることが明らかである。また、挿入体5、7を展開するための機構は、押しボタン19と、弾性復帰要素23と、を備えている。押しボタン19は、上方ハーフシェル3aに関連付けられるとともに支持部5の開口部6を貫通するハウジング21に受容されている。ユーザに対して押しボタン19へのアクセスを可能とし、これによりユーザが押しボタン19を作動させて挿入体5、7を展開できるように、押しボタン19は上方ハーフシェル3aから突出している。弾性復帰要素23は、第1端部23aによって挿入体5、7に締結されているとともに、第2端部23bによってケース3に対する回動に関して規制された要素に締結されており、これにより、押しボタン19が作動されると、挿入体5、7が使用状態に向かって回転するかたちで付勢される。復帰要素23は、螺旋ねじりばねである。押しボタン19がユーザにより作動されると、押しボタン19は、軸方向並進によって長手軸Aに沿って支持部5の内部を移動する。
押しボタン19がその移動の最後に支持部5の底壁に対して当接しないように、押しボタン19に対するストッパ手段が設けられてもよい。ストッパ手段は、支持部5内に設けられ、押しボタン19が移動の最後に接触するストッパブロックを備え得て、これにより押しボタンが支持部5の底壁に到達する前に押しボタン19の並進移動が停止される。図1c及び図1dに示す実施形態において、支持部5はその底部に(図1d)、例えば180°より大きい円弧形状の切欠きを有している。また、ストッパ手段は、下方ハーフシェル3bに形成されるとともにこの円弧の位置において支持部5に挿入されるストッパブロック15(図1c)を備えている。ストッパブロック15は、押しボタン10が移動の最後に接触する表面15aを規定可能とする凹部を有している。また、押しボタン19は、ケース3に対する回転に関して押しボタンを規制する手段も備えている。この規制手段は、押しボタン19の長手軸Aに沿った軸方向並進における押しボタン19のためのガイドを形成しており、押しボタン19と一体部品として製造される。
したがって、押しボタン19は、展開機構を作動させることを可能にするだけでなく、並進移動において押しボタン19をガイドし、且つ回転に関して押しボタン19を規制することも可能とする。図示の例において、ガイドを形成するこの規制手段は、押しボタン19の外面から外方に突出するガイド突起25を備えている。押しボタン19は、2つの直径方向に対向したガイド突起25、或いは並進移動ガイドの向上のために均等に分散配置された3つのガイド突起25を設けられ得る。
キー1の「フリースペース」という用語は、キーが休止状態にある場合に、挿入体5、7によって占められるキーの内部空間を意味している。休止状態から使用状態への移行の間、及び使用状態から休止状態への移行の間、ビットの支持部は、長手軸Aを中心とする回動によって、フリースペースの一部において移動する。キーの休止状態から使用状態への移行の間、及び使用状態から休止状態への移行の間に、ビット7の支持部5が移動するフリースペースのこの部分を、支持部5の移動スペースと称する。この支持部5の移動スペースは、支持部5の上方移動エリア43と称される上方ハーフシェル3aの内面41の一部と、支持部5の下方移動エリア42と称される下方ハーフシェル3bの内面40の一部とにより画成されている。上方移動エリア43と下方移動エリア42とから構成される総体は、ビット7の支持部5「移動域」という表現によって言及される。支持部5の上方移動エリア43は上方縁部44を有し、下方移動エリア42は下方縁部45を有している。使用状態におけるビット7は、キーの使用状態における上方縁部44及び下方縁部45の箇所から突出している。上方縁部44と下方縁部45は、両者ともキー1の回動端部46と呼ばれる第1端部と、キー1の規制端部47と呼ばれる第2端部との間に延在しており、長手軸Aを中心とするビット7の回動は、回動端部46において生じ、規制端部47は、休止状態から使用状態への移行におけるビット1の停止点を示すものである。
上述のようなタイプのキーにおいて、キーが使用状態にあるとき、図2a及び図2bに示すように、展開されたビット7の端部に比較的大きい遊び48が観察される。この遊びは、横方向と呼ばれる、挿入体の閉鎖方向に垂直である一方向における遊びである。
このような遊びは、数々の問題を生じさせる。一方で、この遊びは、それが引き起こす摩擦によって、挿入体を開放したり閉鎖するための機構を早期に摩耗させる。他方で、このような遊びはユーザにキーが脆弱なものであるという印象を与える。
本発明の目的は、上述の問題を克服することである。本発明は、格納可能な挿入体を備えたキーであって、ビットの端部に制限された遊びを有するキーを提案する。この目的のために、本発明は、格納可能の挿入体を有するキーのいくつかの部品の構造についての変更を講じる。本発明は、本質的に、
‐ケースであって、カバーを形成する上方ハーフシェルと、前記ケースの底部を形成する下方ハーフシェルと、を有するケースと、
‐ビットとビット支持部とを備えた挿入体であって、前記挿入体が前記ケースに格納されている休止状態と、前記挿入体が前記ケースに対して展開されている使用状態との間を枢動可能に前記ケースに対して取り付けられている挿入体と、
‐特には押しボタンを有する、前記ケース内にある前記挿入体を展開させるための機構と、
‐前記上方ハーフシェルの内面に包含された、前記支持部の上方移動エリアの上方縁部と、前記下方ハーフシェルの内面に包含された、前記支持部の下方移動エリアの下方縁部であって、前記上方縁部及び前記下方縁部は、キー回動端部と規制端部との間に延在しており、前記上方移動エリア及び前記下方移動エリアは前記支持部の移動域を形成している、上方縁部と下方縁部と、
‐前記回動端部と前記支持部との間の第1の遊びと、
を備え、
前記支持部の前記移動域は、前記支持部に対して前記第1の遊びよりも小さい第2の遊びを呈する少なくとも1つの絞り点を備えていることを特徴とする、特に自動車用のキーに関する。
先の段落に述べた主要な特徴の他に、本発明のキーは、個別的に又は技術的に可能な全ての組合せとして想定される以下の特徴のうち1以上の捕捉的な特徴を有し得る。
‐前記絞り点は、前記上方縁部(44)及び/又は前記下方縁部(45)の規制端部(47)に(規制端部(47)の高さに)配置されている。
‐前記支持部の前記上方移動エリアの少なくとも一部は、前記下方移動エリアに対して傾斜している。
‐前記絞り点は、前記ビット支持部移動域の前記上方縁部(44)又は前記下方縁部(45)のいずれにも(いずれの高さにも)存在しない。
‐前記第1の遊びは、およそ0.2ミリメータ(0.2ミリメータのオーダー)である。前記第1の遊びは、0.2ミリメータの10%分だけ大きくても小さくてもよい。
‐前記第2の遊びは、およそ0.05ミリメータ(0.05ミリメータのオーダー)である。前記第2の遊びは、0.05ミリメータの10%分だけ大きくても小さくてもよい。
本発明の他の特徴や利点は、説明的且つ非制限的な例示として示される以下の説明及び添付図面から更に明らかになるであろう。
図1aは、従来技術によるキーを示す。 図1bは、図1aのキーのケースの上方ハーフシェルを示す。 図1cは、図1aのキーの分解図を示す。 図1dは、図1cの下方からの斜視図である。 図2aは、従来技術によるキーの第1斜視図であって、横方向遊びに関する問題を示している。 図2bは、従来技術によるキーの第2斜視図であって、横方向遊びに関する問題を示している。 図3は、本発明によるキーの第1例示的実施形態の概略図である。 図4は、本発明の第2例示的実施形態の概略図である。
更なる明瞭性を目的として、全図において、同一及び類似の要素には同一の参照符号が付されている。
純粋に一例として、キーの本体とビット支持部との間に生じる遊びが上方ハーフシェルにおいて存在する例が示されるが、本発明の他の例示的な実施形態において、このような遊びは、下方ハーフシェルにおいても、上方及び下方の両方のハーフシェルにおいても明らかに存在し得る。
本発明に関するいくつかのキーは、特に、図1a乃至1d及び図2a乃至2bを参照しつつ既に説明したものである。しかしながら、それらは、特に休止状態から使用状態への移動に用いられる展開機構に関して異なり得る。本発明によるキーの全体的構造は、先の図の全体的構造と同様である。
本発明によるキーにおいて、特に、ケース3と、ビット支持部5とこの支持部5と一体のビット7とを備える挿入体と、カバーを形成するとともに内面41を有する上方ハーフシェル3aと、ケースの底部を形成するとともに内面40を有する下方ハーフシェル3bと、長手軸Aと、押しボタン19と、支持部5の上方移動エリア43と、支持部5の下方移動エリア42と、上方縁部44と、下方縁部45と、回動端部46と、キー1の規制端部47と、が特定され得る。
本発明において、横方向遊びに関する問題は、支持部5の上方移動エリア43及び支持部5の下方移動エリア42が厳密に平行ではないという態様によって克服されている。この目的のために、支持部5と支持部5の上方移動エリアとの間に存在する第2の遊び32を、回動端部46と支持部5との間に存在する第1の遊び31に対して制限するように、少なくとも1つの絞り点が、上方移動エリア43に導入されている。第1の遊び31は、比較的大型であるままでなければならない。なぜならば、第1の遊び31は、ユーザが押しボタン19を押圧したとき、高い機械的圧力が存在する領域に配置されており、挿入体の回動は、その休止状態から使用状態への移行の間に規制されるべきではないからである。
したがって、図3の例において、絞り点33が規制端部47において形成されることが提案されている。図4の例において、カバー3aの下面が傾斜面36の形状とされることが提案されている。本例では、傾斜面を形成する点のセットが、絞り点とみなされ得る。
有利には、絞り点が縁部44に直接的に配置されるのではなく、絞り点は支持部5の上方移動エリア43の内部に依然として存在しつつキーの内部に向かうように配置される。
有利には、第2の遊び32は0.05ミリメータに略等しい値まで縮小され、第1の遊び31は0.2ミリメータの値を有している。

Claims (6)

  1. ‐ケースであって、カバーを形成する上方ハーフシェルと、前記ケースの底部を形成する下方ハーフシェルと、を有するケースと、
    ‐ビット(7)とビット支持部(5)とを備えた挿入体(5、7)であって、前記挿入体(5、7)が前記ケース(3)に格納されている休止状態と、前記挿入体が前記ケース(3)に対して展開されている使用状態との間を枢動可能に前記ケース(3)に対して取り付けられている挿入体(5、7)と、
    ‐特には押しボタン(19)を有する、前記ケース内にある前記挿入体を展開させるための機構と、
    ‐前記上方ハーフシェル(3a)の内面(41)に包含された、前記支持部(5)の上方移動エリア(43)の上方縁部(44)と、前記下方ハーフシェル(3b)の内面(40)に包含された、前記支持部(5)の下方移動エリア(42)の下方縁部(45)であって、前記上方縁部(44)及び前記下方縁部(45)は、キーの回動端部(46)と規制端部(47)との間に延在しており、前記上方移動エリア(43)及び前記下方移動エリア(42)は前記支持部(5)の移動域を形成している、上方縁部と下方縁部と、
    ‐前記回動端部(46)と前記支持部(5)との間の第1の遊び(31)と、
    を備え、
    前記支持部(5)の前記移動域は、前記支持部(5)に対して前記第1の遊び(31)よりも小さい第2の遊び(32)を呈する少なくとも1つの絞り点(33)を備えていることを特徴とする、特に自動車用のキー。
  2. 前記絞り点(33)は、前記上方縁部(44)及び/又は前記下方縁部(45)の規制端部(47)に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のキー。
  3. 前記支持部(5)の前記上方移動エリア(43)の少なくとも一部は、前記下方移動エリア(42)に対して傾斜していることを特徴とする、請求項1に記載のキー。
  4. 前記絞り点(33)は、前記支持部(5)の前記移動域の前記上方縁部(44)又は前記下方縁部(45)のいずれにも存在しないことを特徴とする、請求項1に記載のキー。
  5. 前記第1の遊びは、およそ0.2ミリメータであることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載のキー。
  6. 前記第2の遊びは、およそ0.05ミリメータであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のキー。
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