JP2017001037A - アンモニア製造用触媒組成物、アンモニア製造用触媒組成物の製造方法及びアンモニア製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
[1](i)ランタノイドを含む化合物に、ルテニウム、ルテニウムを含む合金又はルテニウムを含む化合物を担持させる工程、及び
(ii)前記工程(i)の生成物に、さらに、塩基性助触媒及び/又は多孔性金属錯体を配合し、触媒組成物を製造する工程、
を有することを特徴とするアンモニア製造用触媒組成物の製造方法。
[2]前記ランタノイドを含む化合物が、ランタノイド酸化物である[1]に記載のアンモニア製造用触媒組成物の製造方法。
[3]前記塩基性助触媒が、アルカリ金属酸化物、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物である、[1]又は[2]に記載のアンモニア製造用触媒組成物の製造方法。
[4]前記多孔性金属錯体が、亜鉛、銅、マグネシウム、アルミニウム、マンガン、鉄、コバルト及びニッケルからなる群から選ばれる少なくとも1種の金属を有する、[1]〜[3]のいずれか一項に記載のアンモニア製造用触媒組成物の製造方法。
[5](i)ランタノイドを含む化合物に、ルテニウム、ルテニウムを含む合金又はルテニウムを含む化合物を担持させる工程、
(ii)前記工程(i)の生成物に、さらに、塩基性助触媒及び/又は多孔性金属錯体を配合し、触媒組成物を製造する工程、及び、
(iii)前記工程(ii)で得られた触媒組成物を反応容器内に充填し、該反応容器内で水素還元反応を行った後、引き続き当該容器内に水素ガスと窒素ガスとを供給して反応させる工程、を有することを特徴とするアンモニアを製造する方法。
また、低圧条件下においてアンモニアを製造することができることから、コンプレッサーなどの加圧装置が不要となり、設備投資だけでなく電力消費量を削減することができる。
本発明の第一の態様の組成物は、
(1)ルテニウム、ルテニウムを含む合金又はルテニウムを含む化合物、
(2)ランタノイドを含む化合物、並びに、
(3)塩基性助触媒及び/又は多孔性金属錯体を配合したものである。
当該組成物は、アンモニアの製造において触媒として好適に用いることができる。
以下、各成分を順に説明する。以下、配合成分をそれぞれ、「成分(1)」、「成分(2)」、「成分(3)」という。
本発明の組成物において、成分(1)はアンモニア製造における触媒として機能しうる。
成分(1)がルテニウムを含む合金である場合、ルテニウム以外の金属元素としては、ルテニウムと共晶又は固溶体となりうるものであれば特に限定されるものではないが、アンモニア合成反応性を有し、触媒能を向上できることから、鉄、モリブデン及びニッケルからなる群から選ばれる少なくとも1種が好ましく、アンモニア合成に工業的に用いられている点から鉄がより好ましい。
また、成分(1)がルテニウムである場合、ルテニウムの配合割合は、0.005〜15質量%であることが好ましく、0.05〜13質量%であることがより好ましく0.5〜10質量%であることがさらに好ましい。
0.1質量%以上とすることにより良好な触媒活性を得ることができ、15質量%以下とすることにより触媒活性とコストとのバランスを取ることができる。
本発明の組成物において、成分(2)は前記成分(1)を担持する単体として機能しうる。ランタノイドを含む化合物としては特に限定されるものではなく、15種のランタノイドのいずれを含む化合物であってもよい。
なかでも、ランタノイドとしてランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、サマリウム、ガドリニウム、ジスプロシウムのいずれかを含む化合物であることが好ましく、強塩基性であるためルテニウムへの電子供給及びアンモニア合成が良好となることから、ランタン、セリウム、プラセオジムがより好ましい。
ランタノイド塩化物等のランタノイドと第17族元素(ハロゲン)とを含む化合物等が挙げられ、
成分(1)を良好に担持できることから、ランタノイド酸化物が好ましい。即ち、成分(2)としては、ランタン酸化物、セリウム酸化物又はプラセオジム酸化物が好ましい。
固形物は、沈殿物をろ過することにより得ることができる。
焼成は、250〜900℃、より好ましくは300〜750℃で行うことができる。また、該焼成前に、焼成より低温での仮焼成を行ってもよい。仮焼成の温度は、200〜400℃(但し、焼成より低温)が好ましい。
本発明の組成物において、成分(3)は、成分(1)による触媒効率を向上させるために用いられるものである。成分(3)としては、塩基性助触媒のみを用いてもよく、多孔性金属錯体のみを用いてもよく、両者を組み合わせて用いてもよい。
アルカリ金属を含む化合物及びアルカリ土類金属を含む化合物が好ましく、
アルカリ金属酸化物、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属酸化物及びアルカリ土類金属水酸化物がより好ましく、
アルカリ金属酸化物及びアルカリ金属水酸化物がより好ましい。
HKUST−1
(Cu3(Benzenetricarboxylate)2(H2O)3を表す。)、
Cr−MIL−101
(Cr3F(H2O)O(Benzenedicarboxylate)3・nH2Oを表す。)、
Al−MIL−110
(Al8(OH)12{(OH)3(H2O)3(Benzenetricarboxylate)3・nH2Oを表す。)、
Zn−MOF−74
(Zn2(DioxidoBenzenedicarboxylate)を表す。)、
Al−MIL−53
(Al(OH)(Benzenedicarboxylate)を表す。)、
Al−BTB
(Al[benzene−1,3,5−tris(phenylcarboxylate)]を表す。)、
ZIF−8
(Zn(2−Methylimidazolate)2・(N,N−dimethylformamide)・(H2O)3を表す。)、
ZIF−90
([Zn(ICA)2]n、Mg(HCOO)2を表す。)。
これらの中でも、350〜400℃で安定して高活性を有することから、Al−BTBがさらに好ましい。
なお、上記の「ICA」は「イミダゾレートー2−カルボキシアルデヒド」を表す。
(i)成分(2)に成分(1)を担持させる工程、及び、
(ii)前記工程(i)の生成物に、さらに成分(3)を配合し、触媒組成物を製造する工程、とを有する調製方法が挙げられる。
以下、各工程を説明する。
成分(2)に成分(1)を担持させる方法は特に限定されるものではないが、溶媒又は水中に成分(1)を分散させた後、成分(2)を添加することにより担持させる方法(含浸法)により行うことができる。
・塩基性助触媒
成分(3)として塩基性助触媒を用いる場合、例えば、塩基性助触媒水溶液に工程(i)で得られた生成物を添加し、塩基性助触媒を含浸させる含浸法により触媒組成物を調製することができる。
成分(3)として多孔性金属錯体を用いる場合、例えば、工程(i)で得られた生成物と、多孔性金属錯体とを物理混合により複合化する方法により触媒組成物を調製することができる。物理混合の方法としては、乳鉢による混合、ボールミルによる混合等、公知の方法を用いることができる。
触媒であるルテニウムを金属状態に還元することにより、触媒能が向上する。水素還元反応は100〜700℃、好ましくは300〜600℃において、水素含有雰囲気中で0.5〜20時間行うことが好ましい。
また、触媒組成物が塩基性助触媒と多孔性金属錯体との両者を配合したものである場合、工程(i)の後、工程(ii)開始前に多孔性金属錯体と工程(i)の生成物とを物理混合し、その後塩基性助触媒を含浸させてもよく、工程(ii)において塩基性助触媒を含浸させた後に、多孔性金属錯体を物理混合してもよい。
本発明の第二の態様のアンモニア製造方法は、上記第一の態様の組成物を触媒として用いるものである。
アンモニアの製造方法は特に限定されるものではないが、例えば、第一の態様の組成物が充填された反応容器内に、水素ガスと窒素ガスとからなる原料ガスを供給することによりアンモニアを製造することができる。
アンモニア製造装置として、図1に示される固定床流通式装置を用いた。常圧実験の際には、内径7mmの石英製のリアクターを使用した。
アンモニア製造の前処理として、検討に用いる組成物(触媒)をリアクターに充填し、500℃、1時間の水素還元を行った。続けて、Arパージを行いながら反応温度である310℃まで降温させ、温度が安定したところで反応ガスの供給を開始し、350℃まで昇温した。反応ガスはN2/H2=1/3(SV=18000ml/(h・g))とした。反応式は下に示す通りである。
N2+3H2→2NH3
触媒量:0.2g
活性化処理条件:H2流通下,10ml/min,500℃,1h.
反応温度:350℃
反応圧:0.1MPa(1気圧)
反応ガス:N215ml/分,H245ml/分
2NH3+H2SO4→2NH4 ++SO4 2−
カラム:ShodexIC YK−421
カラムサイズ:内径4.6mm,長さ125mm
充填剤:シリカゲルにカルボキシル基を持つポリマーを被覆した弱酸性の陽イオン交換体
溶離液:4mmol/lリン酸溶液
500mLビーカー中で、0.1mol相当のPr(NO3)3・6H2O(関東化学社製)を計り取り、イオン交換水400mLを加え攪拌し溶解した。また、別の1Lビーカーに25%アンモニア水200mLを入れ、スターラーにて攪拌した。そして、マイクロチューブポンプを用い、上記硝酸塩水溶液を上記25%アンモニア水に約4時間程度で滴下した後、一晩攪拌を続けた。その後、イオン交換水で濾過洗浄を繰り返した。得られた固形物は乾燥機での70℃、12時間以上の乾燥、排気焼成炉での大気中300℃、3時間の仮焼成を経て、冷却後に乳鉢で粉砕した。さらにマッフル炉にて700℃、3時間、大気中で本焼成し、Pr6O11を得た。
500mLビーカー中で、0.1mol相当のCe(NO3)3・6H2O(関東化学社製)を計り取り、イオン交換水400mLを加え攪拌し溶解した。また、別の1Lビーカーに25%アンモニア水200mLを入れ、スターラーにて攪拌した。そして、マイクロチューブポンプを用い、上記硝酸塩水溶液を上記25%アンモニア水に約4時間程度で滴下した後、一晩攪拌を続けた。その後、イオン交換水で濾過洗浄を繰り返した。得られた固形物は乾燥機での70℃、12時間以上の乾燥、排気焼成炉での大気中300℃、3時間の仮焼成を経て、冷却後に乳鉢で粉砕した。さらにマッフル炉にて700℃、3時間、大気中で本焼成し、CeO2を得た。
500mLビーカー中で、0.1mol相当のLa(NO3)3・6H2O(関東化学社製)を計り取り、イオン交換水400mLを加え攪拌し溶解した。また、別の1Lビーカーに25%アンモニア水200mLを入れ、スターラーにて攪拌した。そして、マイクロチューブポンプを用い、上記硝酸塩水溶液を上記25%アンモニア水に約4時間程度で滴下した後、一晩攪拌を続けた。その後、イオン交換水で濾過洗浄を繰り返した。得られた固形物は乾燥機での70℃、12時間以上の乾燥、排気焼成炉での大気中300℃、3時間の仮焼成を経て、冷却後に乳鉢で粉砕した。さらにマッフル炉にて700℃、3時間、大気中で本焼成し、La2O3を得た。
Ru3(CO)12(和光純薬工業社製)565mg(0.88mmol)をナスフラスコにいれ、200mlのテトラヒドロフランに溶解させた後に、上記<調製例1−1>で得られた担体(Pr6O11)5.0mg(4.9mmol)を加え、12時間常温でマグネットスターラーで攪拌した。その後、ロータリーエバポレーターを使用して溶媒を加熱除去した。このとき温浴の温度は70℃まで徐々に上げた。得られた固形物はナスフラスコから焼成皿に移して70℃の乾燥機で1日乾燥させた後、パイレックス(登録商標)ガラス(コーニング社製)のボートに入れ、He流通下の横型管状炉内で350℃、5時間加熱処理することで、ルテニウム化合物の配位子を除去した。このような手順で得られた生成物は、ルテニウムを5質量%担持した5質量%Ru/Pr6O11であった。
<調製例1−1>で得られた担体に替えて、<調製例1−2>で得られた担体(CeO2)5.0g(29mmol)を用いた以外は上記<調製例2−1>と同様にして、ルテニウムを5質量%担持した5質量%Ru/CeO2を調製した。
<調製例1−1>で得られた担体に替えて、<調製例1−3>で得られた担体(La2O3)5.0g(15mmol)を用いた以外は上記<調製例2−1>と同様にして、ルテニウムを5質量%担持した5質量%Ru/La2O3を調製した。
担体には<調製例1−3>に準じて調製したLa2O3を用いた。
Ru3Cl3のn水和物を157mg、ポリビニルピロリドン666.6mg、エチレングリコール290mlを、アルゴン雰囲気下23℃にて5分間かけて攪拌した。23℃で30分、220℃で2時間攪拌した後、冷却、ろ別し、エタノール、アセトン、ジエチルエーテル、水で洗浄してRuナノ粒子を得た。
得られたRuナノ粒子869mgを40mlエタノールに溶解し、La2O3 2.0gを加えて5分間超音波照射をした。水浴上でメタノールを蒸発させてRuナノ粒子担持触媒2.54gを得た。
元素分析をICP−AES(ICPE−9000、島津製作所社製)にて行ったところ、3.0質量%のRuが担持されていることが判明した。以下、該触媒を3.0質量%Ru/La2O3と呼称することがある。
担体には<調製例1−3>に準じて調製したLa2O3を用いた。
RuCl3のn水和物を313mg、Fe[C3H8O2]3を43mg、ポリビニルピロリドン266mg、水酸化ナトリウム10mg、エチレングリコール300mlをナスフラスコに入れ、アルゴン雰囲気下140℃まで加熱攪拌した。水素化ホウ素ナトリウム454mgを添加した後、180℃まで昇温し、120分間攪拌した。冷却、濾別し、エタノール、アセトン、ジエチルエーテル、水で洗浄して、RuFeナノ粒子を230mg得た。
得られたRuFeナノ粒子1.050mgを40mlメタノールに溶解し、La2O3
2.0gを加えて5分間超音波照射をした。水浴上でメタノールを蒸発させて、RuFeナノ合金担持触媒2.38gを得た。
元素分析をICP−AESにて行ったところ、4.7質量%のRu及び0.3質量%のFeが担持されていることが判明した。以下、該触媒を4.7質量%Ru―0.3質量%Fe/La2O3と呼称することがある。
担体には<調製例1−3>に準じて調製したLa2O3を用いた。
RuCl3のn水和物564mg、Ni(CH3CO2)260mg、ポリビニルピロリドン1.333mg、エチレングリコール200mlを、ナスフラスコに入れ、アルゴン雰囲気下170℃まで加熱し、15分間攪拌した。冷却、濾別し、エタノール、アセトン、ジエチルエーテル、水で洗浄して、RuNiナノ粒子を800mg得た。作製したRuNiナノ粒子800mgを40mlメタノールに溶解し、La2O3 1.4gを加えて5分間超音波照射をした。水浴上でメタノールを蒸発させて、RuNiナノ合金担持触媒を1.42g得た。
元素分析をICP−AESにて行ったところ、4.3質量%のRu及び0.1質量%のNiが担持されていることが判明した。以下、該触媒を4.3質量%Ru―0.1質量%Ni/La2O3と呼称することがある。
表1に示す触媒を用い、上述した方法により350℃でのアンモニア合成活性(単位:%。Ru 1gあたりの合成収率)を測定し、アンモニア収率を算出した。結果を表1に示す。なお、触媒は、乳鉢で充分に粉砕、混合し、ディスク成型にした後、再度、粉砕して250〜500μmに整粒して用いた。
Al−BTBと、上記<調製例2−1>で得られた5質量%Ru/Pr6O11とを、質量比1:9で乳鉢を用いて物理混合した。このような手順でAl−BTB+5質量%Ru/Pr6O11を得た。得られた触媒を用いて、上述した方法によりアンモニアを製造し、アンモニア収率を算出したところ、0.15%であった。結果を表2に示す。
なお、触媒は、参考例1〜2等と同様に粉砕、混合、成型、再粉砕、整粒した後に用いた。以下の実施例2〜10及び比較例2も同様である。
以下の手順で、5質量%Ru/Pr6O11<調製例2−1>にアルカリ金属酸化物を配合した触媒を調製した。なお、触媒中のアルカリ金属とルテニウムの原子比は1.0となるようにした。
300mlビーカーに150mlの蒸留水を入れ、アルカリ金属酸化物の前駆体であるCsNO3(関東化学社製)を193mg(0.99mmol)加えてマグネットスターラーで撹拌し、溶解させた。
その後、上記<調製例2−1>で得られた5質量%Ru/Pr6O11を2.0mg(Ru:0.99mmol)加えて常温で12時間撹拌した。その後、ホットスターラ―上で加熱攪拌により水分を蒸発させ、ペースト状になったものを70℃の乾燥機で充分に乾燥させ、乳鉢で粉砕混合した。
その後、パイレックス(登録商標)ガラス(コーニング社製)のボートにいれ、横型管状炉で100%のH2流通下で500℃、1時間加熱処理することで、アルカリ金属酸化物前駆体中の硝酸根を除去し、生成物を得た。
このような手順で得られた生成物は、Cs及び5質量%のルテニウムを担持したCs/5質量%Ru/Pr6O11であった。得られた生成物を触媒としてを用いて、上述した方法によりアンモニアを製造し、アンモニア収率を算出したところ、1.01%であった。結果を表2に示す。
以下の手順で、5質量%Ru/CeO2<調製例2−2>にアルカリ金属酸化物を配合した触媒を調製した。なお、触媒中のアルカリ金属とルテニウムの原子比は0.5となるようにした。
300mlビーカーに150mlの蒸留水を入れ、アルカリ金属酸化物の前駆体であるCsNO3(関東化学社製)を96mg(0.49mmol)加えてマグネットスターラーで撹拌し、溶解させた。
その後、上記<調製例2−2>で得られた所定量の5質量%Ru/CeOを2.0mg(Ru:0.99mmol)加えて常温で12時間撹拌した。その後、ホットスターラ―上で加熱攪拌により水分を蒸発させ、ペースト状になったものを70℃の乾燥機で充分に乾燥させ、乳鉢で粉砕混合した。
その後、パイレックス(登録商標)ガラス(コーニング社製)のボートにいれ、横型管状炉で100%のH2流通下で500℃、1時間加熱処理することで、アルカリ金属酸化物前駆体中の硝酸根を除去し、生成物を得た。
このような手順で得られた触媒は、Cs/5質量%Ru/CeO2であった。得られた触媒を用いて、上述した方法によりアンモニアを製造し、アンモニア収率を算出したところ、0.79%であった。結果を表2に示す。
以下の手順で5質量%Ru/La2O3<調製例2−3>にアルカリ金属酸化物を配合した触媒を調製した。なお、触媒中のアルカリ金属とルテニウムの原子比は0.1となるようにした。
300mlビーカーに150mlの蒸留水を入れ、アルカリ金属酸化物の前駆体であるCsNO3(関東化学(株)製)を19mg(0.097mmol)加えてマグネットスターラーで撹拌し、溶解させた。
その後、上記<調製例2−3>で得られた所定量の5質量%Ru/La2O3を2.0mg(Ru:0.99mmol)加えて常温で12時間撹拌した。
その後、ホットスターラ―上で加熱攪拌により水分を蒸発させ、ペースト状になったものを70℃の乾燥機で充分に乾燥させ、乳鉢で粉砕混合した。
その後、パイレックス(登録商標)ガラス製(コーニング社製)のボートにいれ、横型管状炉で100%のH2流通下で500℃、1時間加熱処理することで、アルカリ金属酸化物前駆体中の硝酸根を除去し、生成物を得た。
このような手順で得られた触媒は、Cs/5質量%Ru/La2O3であった。得られた触媒を用いて、上述した方法によりアンモニアを製造し、アンモニア収率を算出したところ、0.72%であった。結果を表2に示す。
以下の手順で3質量%Ru/La2O3<調製例2−4>にアルカリ金属酸化物を配合した触媒を調製する。なお、触媒中のアルカリ金属とルテニウムの原子比は0.1となるようにする。
300mlビーカーに150mlの蒸留水を入れ、アルカリ金属酸化物の前駆体であるCsNO3(関東化学(株)製)を加えてマグネットスターラーで撹拌し、溶解させる。
その後、上記<調製例2−4>で得られた所定量の3質量%Ru/La2O3を加えて常温で12時間撹拌する。
その後、ホットスターラ―上で加熱攪拌により水分を蒸発させ、ペースト状になったものを70℃の乾燥機で充分に乾燥させ、乳鉢で粉砕混合する。
その後パイレックス(登録商標)ガラス製(コーニング社製)のボートにいれ、横型管状炉で100%のH2流通下で500℃、1時間加熱処理することで、アルカリ金属酸化物前駆体中の硝酸根を除去し、生成物を得る。
このような手順で得られる触媒は、Cs/3wt%Ru/La2O3である。
以下の手順で4.7質量%Ru−0.3質量%Fe/La2O3<調製例2−5>にアルカリ金属酸化物を配合した触媒を調製する。なお、触媒中のアルカリ金属とルテニウムの原子比は0.1となるようにする。
300mlビーカーに150mlの蒸留水を入れ、アルカリ金属酸化物の前駆体であるCsNO3(関東化学(株)製)を加えてマグネットスターラーで撹拌し、溶解させる。
その後、上記<調製例2−5>で得られた所定量の4.7質量%Ru−0.3質量%Fe/La2O3を加えて常温で12時間撹拌する。
その後、ホットスターラ―上で加熱攪拌により水分を蒸発させ、ペースト状になったものを70℃の乾燥機で充分に乾燥させ、乳鉢で粉砕混合する。
その後パイレックス(登録商標)ガラス製(コーニング社製)のボートにいれ、横型管状炉で100%のH2流通下で500℃、1時間加熱処理することで、アルカリ金属酸化物前駆体中の硝酸根を除去し、生成物を得る。
このような手順で得られる触媒は、Cs/4.7質量%Ru−0.3質量%Fe/La2O3である。
以下の手順で4.3質量%Ru−0.1質量%Ni/La2O3<調製例2−6>にアルカリ金属酸化物を配合した触媒を調製する。なお、触媒中のアルカリ金属とルテニウムの原子比は0.1となるようにする。
300mlビーカーに150mlの蒸留水を入れアルカリ金属酸化物の前駆体(CsNO3(関東化学(株)製)を加えてマグネットスターラーで撹拌し、溶解させる。その後、上記<調製例2−6>で得られた所定量の4.3質量%Ru−0.1質量%Ni/La2O3を加えて常温で12時間撹拌する。その後、ホットスターラ―上で加熱攪拌により水分を蒸発させ、ペースト状になったものを70℃の乾燥機で充分に乾燥させ、乳鉢で粉砕混合する。その後パイレックス(登録商標)ガラス製(コーニング社製)のボートにいれ、横型管状炉で100%のH2流通下で500℃、1時間加熱処理することで、アルカリ金属酸化物前駆体中の硝酸根を除去し、生成物を得る。
このような手順で得られた触媒は、Cs/4.3質量%Ru−0.1質量%Ni/La2O3である。
Al−BTBと、上記<調製例2−4>で得られた3質量%Ru/La2O3とを、質量比1:9で乳鉢を用いて物理混合する。
このような手順でAl−BTB+3質量%Ru/La2O3を得る。
Al−BTBと、上記<調製例2−5>で得られた4.7質量%Ru−0.3質量%Fe/La2O3とを、質量比1:9で乳鉢を用いて物理混合する。
このような手順でAl−BTB+4.7質量%Ru−0.3質量%Fe/La2O3を得る。
Al−BTBと、上記<調製例2−6>で得られた4.3質量%Ru−0.1質量%Ni/La2O3とを、質量比1:9で乳鉢を用いて物理混合する。
このような手順でAl−BTB+4.3質量%Ru−0.1質量%Ni/La2O3を得る。
上記比較例1において得られた触媒を用いて、上述した方法によりアンモニアを製造し、アンモニア収率を算出したところ、0.06%であった。結果を表2に示す。
Claims (4)
- ランタノイドを含む化合物を形成材料とする担体と、前記担体に担持されたルテニウム、ルテニウムを含む合金又はルテニウムを含む化合物と、を含む第1の成分と、
アルカリ金属を含む化合物及び/又は多孔性金属錯体である第2の成分と、が混合された組成物からなるアンモニア製造用触媒組成物。 - 前記組成物中の前記ランタノイドを含む化合物の配合割合が、40〜99.98質量%である請求項1に記載のアンモニア製造用触媒組成物。
- (i)ランタノイドを含む化合物に、ルテニウム、ルテニウムを含む合金又はルテニウムを含む化合物を担持させる工程、及び
(ii)前記工程(i)の生成物に、さらに、塩基性助触媒及び/又は多孔性金属錯体を配合し、触媒組成物を製造する工程、
を有し、
前記触媒組成物中のランタノイドを含む化合物の配合割合が、40〜99.98質量%であるアンモニア製造用触媒組成物の製造方法。 - (i)ランタノイドを含む化合物に、ルテニウム、ルテニウムを含む合金又はルテニウ
ムを含む化合物を担持させる工程、
(ii)前記工程(i)の生成物に、さらに、塩基性助触媒及び/又は多孔性金属錯体を配合し、触媒組成物を製造する工程、及び、
(iii)前記工程(ii)で得られた触媒組成物を反応容器内に充填し、該反応容器内で水素還元反応を行った後、引き続き当該反応容器内に水素ガスと窒素ガスとを供給して反応させる工程、を有し、
前記触媒組成物中のランタノイドを含む化合物の配合割合が、40〜99.98質量%であるアンモニア製造方法。
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