JP2017001087A - 押出プレスの制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
従来においては、フィックスダミーブロックの脱落を光電センサーで検知しようとしていたが、フィックスダミーブロックの脱落を精度よく判断することが出来なかった。
【解決手段】
押出プレスの制御方法において
フィックスダミーブロック端面からダイス端面までの距離をX1、ビレット長さをX2、
フィックスダミーブロックがビレットに当たるまでの距離をX3とすると、
X3=X1−X2となり、
メインラムの後退限からの現在のラムの位置までの距離をX4とすると、
X4>X3
の条件を満たす位置を検出したとき、フィックスダミーブロックが脱落したと判定するようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は鉄系金属または非鉄金属のビレットをダイスから押出して形材に成形する方法に関するものである。
一般に、金属材料、例えばアルミニウム又はその合金材料等によるビレットを押出プレ
ス装置により押出す場合、油圧シリンダで駆動されるメインラムの先端部に押出ステムが取り付けられており、ダイスにコンテナを押し付けた状態で、ビレットを押出ステムなどでコンテナ内に収納する。そして、メインラムを更に油圧シリンダの駆動により前進させることにより、ビレットが押出ステムにて押圧される。そこで、ダイスの出口部から、成形された製品が押出される。
従来においては、フィックスダミーブロックが脱落するとビレットが押出できないだけでなく、アルミがダミー取り付け部や押出ステムにめり込んで、復旧も大変なことになり最悪、押出ステム切断等、押出ステムも使用不可となることもある。
従来では、光電センサーを用いてフィックスダミーブロックを検出している。光電センサーは投光器と受光器が1組となり、メインラムの後退限の位置でフィックスダミーブロックを検知する。光電センサーが遮光するとフィックスダミーブロックがついていると判断する。また、光電センサーが入光するとフィックスダミーブロックが脱落していると判断する。
しかし、光電センサーだと、光軸を合わせるのが困難で、振動による影響も受ける。かつ、油を塗るので蒸気が発生し、かつ熱のゆらぎが発生するという問題がある。
また、フィックスダミーブロックのねじの緩んだ場合、厳密な検出が困難である。
特開平10−5851号公報
従来においては、フィックスダミーブロックの脱落を光電センサーで検知しようとしていたが、フィックスダミーブロックの脱落を精度よく判断することが出来なかった。
さらには、フィックスダミーブロックのねじの緩んだ場合では検出できないということがあった。
押出プレスの制御方法において、
メインラムの後退限で、
フィックスダミーブロック端面からダイス端面までの距離をX1、
ビレット長さをX2、
フィックスダミーブロックがビレットに当たるまでの距離をX3とすると、
X3=X1−X2となり、
メインラムの後退限からの現在のメインラムの位置までの距離をX4とすると、
メインラムが前進している動作中に
X3<X4
の条件を満たす位置を検出したとき、フィックスダミーブロックが脱落したと判定するようにした。
押出プレスの制御方法において、
メインラムの後退限で、
フィックスダミーブロック端面からダイス端面までの距離をX1、
ビレット長さをX2、
フィックスダミーブロックがビレットに当たるまでの距離をX3とすると、
X3=X1−X2となり、
メインラムの後退限からの現在のメインラムの位置までの距離をX4とすると、
フィックスダミーブロックがビレットに接触する時点で、
X3>X4
の条件を満たすとき、フィックスダミーブロックと押出ステムとの接合ねじが緩んでいると判定するようにした。
誤差吸収幅をX6とすると、
フィックスダミーブロックがビレットに接触する時点で、
X3−X6>X4
の条件を満たす位置を検出したとき、フィックスダミーブロックが押出ステムとの接合ねじが緩んでいると判定するようにした。
1)従来の様な光電センサーを使わなくても、精度よくフィックスダミーブロックの脱落が検知できるようになり、安定した生産が行われるようになる。
2)フィックスダミーブロックと押出ステムとの接合ねじが緩んでいることも検知できるようになる。
3)従来の様な光電センサーと併用することにより、より確実にフィックスダミーブロックの脱落が検知できるようになる。
本発明の押出プレスの全体概形図である。 本発明のフィックスダミーブロックが正常に押出ステムに接合した時の模式 図である。 (a)メインラムが後退限に位置した状態の模式図である。 (b)ラムが前進してフィックスダミーブロックがビレットに圧着した状態の模式 図である。 本発明のフィックスダミーブロックが脱落した時の模式図である。 (a)メインラムが後退限に位置した状態の模式図である。 (b)メインラムが前進して押出ステムがX4の距離だけ前進した状態の模式図で ある。 本発明のフィックスダミーブロックの接合ねじが緩んでいる状態の模式図で ある。 (a)メインラムが後退限に位置した状態の模式図である。 (b)メインラムが前進してフィックスダミーブロックがビレットに圧着した状態 の模式図である。 (b)本発明のフィックスダミーブロックの接合ねじが緩んでいる状態の模 式図に誤差吸収幅を記入した図である。
本発明に係る押出プレスの実施形態を、鉄系金属または非鉄金属のうちアルミニウムを一例として、図面を参照しながら以下詳細に説明する。
最初に、本発明の押出プレスの概要について図1を用いて説明する。
図1に示すように、本発明に用いる押出プレスはエンドプラテン1とメインシリンダ2を対向して配置し、両者を複数のタイロッド9によって連結している。エンドプラテン1の内側面には押出穴が形成されたダイス4を挟んでコンテナ8が配置され、コンテナ8内にビレット7を装填し、これをダイス4に向けて押出加圧することでダイス穴に応じた断面の押出材が押出成形される。
押出作用力を発生させるメインシリンダ2は、メインラム3を内蔵し、これをコンテナ8に向けて加圧移動可能としている。このメインラム3の前端部にはコンテナ8のビレット装填穴と同芯配置されるように押出ステム6がその先端にフィックスダミーブロック5を密接させて、コンテナ8に向けて突出状態でメインクロスヘッド12を介して取付けられている。したがって、メインシリンダ2を駆動してメインクロスヘッド12を前進させると、押出ステム6がコンテナ8のビレット装填穴に挿入され、装填されたビレット7の後端面を加圧して押出材を押出すのである。
なお、前記メインシリンダ2には押出軸心と平行に複数のサイドシリンダ10が取付けられており、そのシリンダロッド11がメインクロスヘッド12に連結されている。これによって押出工程の準備工程として押出ステム6をコンテナ8に近接させた位置に初期移動させ、押出加圧動作はメインシリンダ2及びサイドシリンダ10の両者を用いて行なわせる構成となっている。
図2、図3、図4は、ダイス4、コンテナ8、ビレット7、フィックスダミーブロック5、押出ステム6の位置関係を拡大して表現したものである。ダイス4にはコンテナ8がコンテナシリンダ14により圧接されている。ビレット7はコンテナ8内に装填されている。
図2は本発明のフィックスダミーブロック5が正常に押出ステム6に接合した時の模式図である。
図2(a)は、メインラム3が後退限に位置した状態の模式図である。
ビレット7がコンテナ8の中に装填されて、メインラム3が後退限にある時の状態である。メインラム3が後退限にある時、あるいはメインラム3が前進する時には、押出ステム6とフィックスダミーブロック5は一体であるから、同じ状態になっている。
この状態の時
フィックスダミーブロック5端面からダイス4端面までの距離をX1、
ビレット7長さをX2、
フィックスダミーブロック5がビレット7に当たるまでの距離をX3とすると、
X1=X2+X3の関係式が成り立つ。
また、フィックスダミーブロック5の長さをX8とした。
図2(b)は、メインラム3が前進してフィックスダミーブロック5がビレット7に圧着した状態の模式図である。
図2(a)の状態から、メインラム3または押出ステム6が前進を開始して、フィックスダミーブロック5がコンテナ8内でビレット7と正常に圧接した時の状態である。
この状態の時、メインラム3の後退限からの現在のメインラム3の位置までの距離をX4とすると、
X4=X3=X1−X2
の関係が成り立つ。
図3は本発明のフィックスダミーブロック5が脱落した時の模式図である。
本発明のフィックスダミーブロック5が脱落する場合は、フィックスダミーブロック5がバイオネットタイプ(フィックスダミーブロック5に花びら状の突起がついていて、その突起を押出ステム6端面の穴に挿入して、ねじった後ピンを差し込んだ状態のタイプ)のものである。また、フィックスダミーブロック5を押出ステム6に装着し忘れた場合のことも本発明の対象になる。
図3(a)は、メインラム3が後退限に位置した状態の模式図である。フィックスダミーブロック5が脱落しているので、押出ステム6がむき出しの状態になっている。
また、図3(a)はメインラム3が後退限に位置した状態であるので、この図の場合、フィックスダミーブロック5が脱落しているので、メインラム3が移動できる範囲はX3とX8を加えたものである。フィックスダミーブロック5が正常に押出ステムに接合した時よりもストロークがX8だけ長くなる。
図3(b)は、メインラム3が前進して押出ステム6がX4の距離だけ前進した状態の模式図である。
メインラム3の後退限で、
フィックスダミーブロック5端面からダイス4端面までの距離をX1、
ビレット長さをX2、
フィックスダミーブロック5がビレット7に当たるまでの距離をX3とすると、
X3=X1−X2となり、
メインラム3の後退限からの現在のメインラム3の位置までの距離をX4とすると、
メインラム3が前進している動作中に
X3<X4
の条件を満たす位置を検出したとき、フィックスダミーブロック5が脱落したと判定するようにした、押出プレスの制御方法。
図4は本発明のフィックスダミーブロック5の接合ねじ15が緩んだ時の模式図である。
本発明のフィックスダミーブロック5の接合ねじ15が緩んだ場合は、フィックスダミーブロック5が押出ステム6側に装着されている接合ねじ15によって押出ステム6に装着されている場合である。
図4(a)は、メインラム3が後退限に位置した状態の模式図である。フィックスダミーブロック5の接合ねじがX7ほど緩んでいるので、正常な状態と比べて、フィックスダミーブロック5はX7ほど前に出ている。
図4(a)は、メインラム3が後退限に位置した状態である。この図の場合、フィックスダミーブロック5の接合ねじが緩んでいるので、メインラム3が移動できる範囲はX3とX7を加えたものである。フィックスダミーブロック5が正常に押出ステム6に接合した時よりもストロークがX7だけ短くなる。
メインラム3の後退限で、
フィックスダミーブロック5端面からダイス4端面までの距離をX1、
ビレット長さをX2、
フィックスダミーブロック5がビレット7に当たるまでの距離をX3とすると、
X3=X1−X2となり、
メインラム3の後退限からの現在のメインラム3の位置までの距離をX4とすると、
フィックスダミーブロック5がビレット7に接触する時点で、
X3>X4
の条件を満たすとき、フィックスダミーブロック5と押出ステム6との接合ねじ15が緩んでいると判定するようにした、押出プレスの制御方法。
なお、この条件を検出する位置は、フィックスダミーブロック5がビレット7に接触する時点でサイドシリンダ10の油圧の圧力が上昇した時の位置である。
図5(b)は本発明のフィックスダミーブロック5の接合ねじが緩んだ時の模式図に誤差吸収幅を記入した図である
誤差吸収幅とは
1)ビレット7長さの測定誤差
2)ビレット7端面からの測定誤差
3)計測システムに含まれる測定誤差
4)ビレット7の変形による測定誤差
などを含む誤差が最大5mm程度となるが、この誤差による誤検知が生じないようにするための値である。
図5(b)は、本発明のフィックスダミーブロック5の接合ねじ15が緩んでいる状態の模式図に誤差吸収幅を記入したものである。
フィックスダミーブロック5の接合ねじ15の緩みは、接合ねじ15の長さ70mm程度まで考えられるが、接合ねじ15の緩みは、フィックスダミーブロック5の芯のずれに繋がること、ディスカードの長さが変動することから、誤差吸収幅は出来るだけ小さい値としたいため、最大誤差5mm程度より少し大きい7〜10mm程度とする。
また、誤差吸収幅はフィッスクダミーブロックが緩んで隙間が生じるから早く当たるほうに誤差吸収幅が加算される。
誤差吸収幅は図5(b)のように加算されるので、フィックスダミーブロック5がビレット7に接触する時点では、
X3−X6>X4
が成立する時に、フィックスダミーブロック5の接合ねじ15の緩みがあると判定される、押出プレスの制御方法。
なお、バイオネットタイプの場合も誤差吸収幅の加算によるフィックスダミーブロック5の脱落の判定もできる。
1)従来の様な光電センサーを使わなくても、精度良くフィックスダミーブロックの脱落が検知できるようになり、安定した生産が行われるようになる。
2)フィックスダミーブロックが押出ステムとの接合ねじが緩んでいることも検知できるようになる。
3)従来の様な光電センサーと併用することにより、より確実にフィックスダミーブロックの脱落が検知できるようになる。
1 エンドプラテン
2 メインシリンダ
3 メインラム
4 ダイス
5 フィックスダミーブロック
6 押出ステム
7 ビレット
8 コンテナ
9 タイロッド
10 サイドシリンダ
11 サイドシリンダロッド
12 メインクロスヘッド
13 コンテナホルダー
14 コンテナシリンダ
15 接合ねじ

Claims (3)

  1. 押出プレスの制御方法において、
    メインラムの後退限で、
    フィックスダミーブロック端面からダイス端面までの距離をX1、
    ビレット長さをX2、
    フィックスダミーブロックがビレットに当たるまでの距離をX3とすると、
    X3=X1−X2となり、
    メインラムの後退限からの現在のメインラムの位置までの距離をX4とすると、
    メインラムが前進している動作中に、
    X3<X4
    の条件を満たす位置を検出したとき、フィックスダミーブロックが脱落したと判定することを特徴とする押出プレスの制御方法。
  2. 押出プレスの制御方法において、
    メインラムの後退限で、
    フィックスダミーブロック端面からダイス端面までの距離をX1、
    ビレット長さをX2、
    フィックスダミーブロックがビレットに当たるまでの距離をX3とすると、
    X3=X1−X2となり、
    メインラムの後退限からの現在のメインラムの位置までの距離をX4とすると、
    フィックスダミーブロックがビレットに接触する時点で、
    X3>X4
    の条件を満たすとき、フィックスダミーブロックと押出ステムとの接合ねじが緩んでいると判定することを特徴とする押出プレスの制御方法。
  3. 誤差吸収幅をX6とすると、
    フィックスダミーブロックがビレットに接触する時点で、
    X3−X6>X4
    の条件を満たすとき、フィックスダミーブロックと押出ステムとの接合ねじが緩んでいると判定することを特徴とする請求項2に記載の押出プレスの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03120910U (ja) * 1990-03-20 1991-12-11
JPH08168816A (ja) * 1994-12-16 1996-07-02 Ube Ind Ltd フィックスダミイブロックの脱落防止方法

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