JP2017001991A - 新規ベンズオキサゾロン化合物 - Google Patents

新規ベンズオキサゾロン化合物 Download PDF

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Yasutomo Chikugi
保知 筑木
正文 小宮
Masabumi Komiya
正文 小宮
智行 古田
Tomoyuki Furuta
智行 古田
浩平 岩本
Kohei Iwamoto
浩平 岩本
洋子 ▲高▼橋
洋子 ▲高▼橋
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彰人 野々山
Akihito Nonoyama
彰人 野々山
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Abstract

【課題】神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症、発作性激痛症、排尿障害または多発性硬化症等の疾患に対する治療薬の提供。【解決手段】式(1)で表されるベンズオキサゾロン化合物又はその薬学上許容される塩[R1及びR2は各々独立にH又はC1−6アルキル(該アルキルは、ヒドロキシ、C1−4アルキルスルホニル、アミノカルボニル又は4〜7員のヘテロシクロアルキルによって置換されていてもよい)等;LはC1−6アルキレン;R3はC1−6アルキル、C3−7シクロアルキル(該シクロアルキルはハロゲン又はヒドロキシ等によって置換されていてもよい)、C6−10アリール(該アリールは、ハロゲン、C1−4アルキル又はC1−4ハロアルキル等によって置換されていてもよい);R4はH、ハロゲン又はC1−4アルキル]【選択図】なし

Description

本発明は、ベンズオキサゾロン骨格を有する新規な化合物またはそれらの医薬として許容される塩を有効成分として含有する、Naチャネル、特にSCN9A(Nav1.7)ならびにSCN10A(Nav1.8)が関与する病態に対する治療薬または予防薬に関する。具体的には、神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症、発作性激痛症、排尿障害または多発性硬化症等の疾患の治療薬または予防薬に関する。
電位依存性Naチャネルのポアを形成するαサブユニットは現在9種類存在することが知られている。近年、かかるサブユニットの内、特にSCN9AおよびSCN10Aが急性ならびに慢性疼痛の情報伝達に幅広く関与するエビデンスが得られてきた。
SCN9A(Nav1.7)は、末梢の感覚神経ないしは交感神経に局在するテトロドトキシン(TTX)感受性Naチャネルで、NENAまたはPN1とも呼ばれる。生理的にはNav1.7チャネルは感覚神経終末で疼痛シグナルを増幅する(起動電位を発生する)機能を果たしており、遺伝学的研究から、SCN9A遺伝子に機能喪失変異を有するヒトは先天性無痛症を呈することが明らかとなった。反対に、肢端紅痛症あるいは発作性激痛症といった重篤な希少疾患患者には、SCN9Aの機能獲得変異が認められてきた。更に、小径繊維ニューロパチー患者の実に3割にNav1.7機能が亢進する遺伝子多型が存在するという報告が寄せられている(非特許文献1)。また、慢性疼痛モデル動物のDRGニューロンにおいて発現レベルおよび活性が上昇することや、ノックアウト実験で神経障害性疼痛および炎症性疼痛が減弱することから、Nav1.7チャネル機能が疼痛病態におけるDRGニューロンの過剰興奮に直接関与することが示唆されている(非特許文献2)。
SCN10A(Nav1.8)は、後根神経節の小径ニューロン(C繊維)にドミナントに発現するテトロドトキシン(TTX)抵抗性Naチャネルであり、SNSまたはPN3とも呼ばれる。生理的には、C繊維において活動電位を発生させることで侵害受容情報を伝達し、中でも冷痛覚に対しては重要な役割を果たすことがノックアウトマウスの表現型解析等から示唆されている。慢性疼痛病態ではNav1.7と同様、Nav1.8に関しても発現レベルと活性の両方が上昇し、アンチセンス核酸やsiRNA投与により神経障害性疼痛あるいは炎症性疼痛モデル動物が示す痛覚過敏およびアロディニアが減弱することが報告されている(非特許文献3、4)。更に、臨床においても、小径繊維ニューロパチー患者の一部にNav1.8の機能獲得変異が発見されており、これらの変異がDRGニューロンの興奮性を高めることが確かめられている(非特許文献5)。
従って、Nav1.7あるいはNav1.8の阻害剤、好ましくは両サブタイプを阻害する化合物は、C繊維やAδ繊維等の末梢神経が関与する痛み、しびれ感、灼熱感、鈍痛、刺痛、電撃痛等の自発痛、機械刺激や冷熱刺激に対する痛覚過敏あるいはアロディニアを伴う神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症および発作性激痛症などの疾患に対して鎮痛効果を示す薬剤になり得ると考えられた。さらにNav1.7およびNav1.8が非神経組織や中枢神経系にはほとんど発現しないことから、Nav1.7あるいはNav1.8、好ましくは両サブタイプを選択的に阻害する薬剤は、既存薬で問題となっている心臓や中枢神経由来の副作用を示さない薬剤になり得ると考えられた。
また、排尿障害においては、その主症状である頻尿はNav1.8の感作を介したC繊維の過活動に起因すること、すなわち、過活動膀胱や膀胱痛には下部尿路からの求心性知覚神経路の機能異常が関与しており、Naチャネル阻害による膀胱からのC線維知覚神経の抑制が奏効することが示唆されている(非特許文献6)。従って、Nav1.8を阻害する薬剤は、新規な作用点を有する排尿障害の治療薬または予防薬となることが期待される。
一方、通常ではC繊維にしか認められないNav1.8が、多発性硬化症患者の小脳プルキンエ細胞において異所的に発現し、小脳の異常発火パターンの発生に関与することが報告されている(非特許文献7)。従って、Nav1.8阻害薬は、多発性硬化症において、Nav1.8発現に伴う小脳神経の異常発火によって誘発される運動失調などの症状に対する、初めての治療薬または予防薬となることが期待される。
特許文献1には、ベンゾジアゼピンω受容体リガンドに関する化合物が具体的に開示されている。該特許文献に記載の化合物は、具体的には下記式(A)で表されるように、ベンズオキサゾロン環内窒素原子上の置換基としてアルキルアミド基を有するのが構造的特徴であり、本発明化合物を含まない点において相違する。また、該特許文献1には本発明を示唆する記載は一切なされていない。
Figure 2017001991
国際公開第2005/080334号
Nat Rev Neurosci. 14: 49, 2013 Nat Commun. 3: 791, 2012 Brain Res Rev. 60: 65, 2009 Pain Med. 12: S93, 2011 Proc Natl Acad Sci USA. 109: 19444, 2012 Neurourol Urodyn. 29: 128, 2010 Ann Neurol. 71: 186, 2012
本発明の課題は、Nav1.7またはNav1.8が関与する病態、具体的には神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症、発作性激痛症、排尿障害または多発性硬化症等の疾患に対する治療薬または予防薬を提供することにある。
本発明者らは上記課題を達成するために、鋭意検討した結果、後述するベンズオキサゾロン環を有する2環性化合物またはその薬学的に許容される塩が、Nav1.7遺伝子発現細胞および/またはNav1.8遺伝子発現細胞において、Naチャネルを介した膜電位変化ないしはNaイオン電流そのものを阻害すること、すなわちNav1.7およびNav1.8の片方又は両方に対して阻害活性を持つことを見出した。更に、該誘導体はまた、神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症、発作性激痛症、排尿障害または多発性硬化症等の疾患に対する治療薬または予防薬として有用であることを見出し、本発明を完成するに至った。本発明によれば、下記式(1)で表されるベンズオキサゾロン化合物(以下、「本発明の化合物」、「式(1)で表される化合物」または「式(1)の化合物」と称することもある)又はその薬学的に許容される塩が提供される。
[項1]下記式(1);
Figure 2017001991
[式(1)中、
およびRは、各々独立して、水素、C1−6アルキル(該アルキルは、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルスルホニル、C1−4アルキルチオ、アミノカルボニル(該アミノカルボニルのアミノ部分は、置換されていてもよいC1−4アルキルによってモノまたはジ置換されていてもよい)、置換されていてもよい4〜7員のヘテロシクロアルキルおよび置換されていてもよい4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C3−7シクロアルキル、C4−7シクロアルケニルまたは4〜7員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキル、該シクロアルケニルおよび該ヘテロシクロアルキルは、それぞれC1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシおよびC1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)を表し、
Lは、C1−6アルキレン(該アルキレンは、C1−4アルキル、ハロゲン、ヒドロキシおよびC1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)を表し、ここにおいて、Rが、C1−6アルキルであるとき、RとL上の炭素原子が一緒になって、Rが結合する窒素原子と共に4〜7員の飽和複素環を形成してもよく、
は、ハロゲン、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル(該アルキル、該アルケニルおよび該アルキニルは、それぞれハロゲン、置換されていてもよいC3−7シクロアルキル、置換されていてもよい4〜7員のヘテロシクロアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、C1−4アルキルスルホニル、C1−4アルキルチオ、置換されていてもよいC6−10アリールおよび置換されていてもよいC6−10アリールオキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C3−7シクロアルキル、C4−7シクロアルケニル、4〜7員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキル、該シクロアルケニル、該ヘテロシクロアルキルは、それぞれC1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシおよびC1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C6−10アリール(該アリールは、ハロゲン、置換されていてもよいC1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、置換されていてもよいC1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、シアノおよびC1−4アルコキシカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C6−10アリールオキシ(該アリールオキシのアリール部分は、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または5〜10員のヘテロアリール(該ヘテロアリールは、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)を表し、
は、水素、ハロゲンまたはC1−4アルキルを表す]
で表される化合物またはその薬学的に許容される塩;
[項2]
置換されていてもよいC6−10アリール、置換されていてもよいC6−10アリールオキシおよび置換されていてもよいC3−7シクロアルキルにおける置換基が、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基であり、
置換されていてもよいC1−4アルキルおよび置換されていてもよいC1−4アルコキシにおける置換基が、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基であり、
置換されていてもよい4〜7員のヘテロシクロアルおよび置換されていてもよい4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニルのヘテロシクロアルキルにおける置換基が、C1−4アルキル、ハロゲン、オキソおよびヒドロキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基である、項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;
[項3]
置換されていてもよいC6−10アリール、置換されていてもよいC6−10アリールオキシおよび置換されていてもよいC3−7シクロアルキルにおける置換基が、1〜3個のハロゲンであり、
置換されていてもよいC1−4アルキルおよび置換されていてもよいC1−4アルコキシにおける置換基が、1〜2個のC1−2アルコキシであり、
置換されていてもよい4〜7員のヘテロシクロアルおよび置換されていてもよい4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニルのヘテロシクロアルキルにおける置換基が、C1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基である、項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;
[項4]
およびRが、各々独立して、水素、C1−6アルキル(該アルキルは、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルスルホニル、アミノカルボニル(該アミノカルボニルのアミノ部分は、C1−4アルキルによってモノまたはジ置換されていてもよい)、4〜7員のヘテロシクロアルキルおよび4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニル(該4〜7員のヘテロシクロアルキルおよび該4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニルのヘテロシクロアルキル部分は、それぞれC1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または4〜7員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、ハロゲン、およびC1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)である、項1〜3のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;
[項5]
およびRが、各々独立して、水素、C1−4アルキル(該アルキルは、ヒドロキシ、C1−2アルキルスルホニル、アミノカルボニル(該アミノカルボニルのアミノ部分は、C1−2アルキルによってモノ置換されていてもよい)、4〜5員のヘテロシクロアルキルおよび4〜6員のヘテロシクロアルキルカルボニル(該4〜7員のヘテロシクロアルキルおよび該4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニルのヘテロシクロアルキルは、それぞれC1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)または4〜5員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、1〜2個のハロゲンによって置換されていてもよい)である、項1〜3のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;
[項6]
が、水素またはC1−4アルキルであり、Rが、C1−4アルキル(該アルキルは、ヒドロキシ、C1−2アルキルスルホニルおよびアミノカルボニル(該アミノカルボニルのアミノ部分は、C1−2アルキルによってモノ置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)または4〜5員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、C1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)である、項1〜3のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;
[項7]
Lが、C1−6アルキレン(該アルキレンは、C1−4アルキル、ハロゲン、ヒドロキシおよびC1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)であり、ここにおいて、Rが、C1−6アルキルであるとき、RとL上の炭素原子が一緒になって、Rが結合する窒素原子と共に4〜7員の飽和複素環を形成してもよい、項1〜6のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;
[項8]
Lが、C1−4アルキレン(該アルキレンは、C1−2アルキルおよびヒドロキシからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)であり、ここにおいて、Rが、C1−6アルキルであるとき、RとL上の炭素原子が一緒になって、Rが結合する窒素原子と共に4〜6員の飽和複素環を形成してもよい、項7に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;
[項9]
Lが、C1−3アルキレン(該アルキレンは、C1−2アルキルおよびヒドロキシからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)である、項1〜6のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;
[項10]
Lが、C1−3アルキレンであり、Rが、C1−6アルキルであり、RとL上の炭素原子が一緒になって、Rが結合する窒素原子と共にアゼチジン、ピペリジン、ピロリジンを形成している、項1〜6のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;
[項11]
が、ハロゲン、C1−6アルキル、C2−6アルケニル(該アルキルおよび該アルケニルは、それぞれハロゲン、C3−7シクロアルキル(該シクロアルキルは、1〜2個のハロゲンによって置換されていてもよい)、4〜7員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、C1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)、C6−10アリールおよびC6−10アリールオキシ(該アリールおよび該アリールオキシは、それぞれ1〜3個のハロゲンによって置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C3−7シクロアルキル、C4−7シクロアルケニル、4〜7員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキル、該シクロアルケニル、該ヘテロシクロアルキルは、それぞれC1−4アルキル、C1−4ハロアルキルおよびハロゲンからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C6−10アリール(該アリールは、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ(該アルキルおよび該アルコキシは、それぞれ1〜2個のC1−2アルコキシによって置換されていてもよい)、C1−4ハロアルキル、C1−4ハロアルコキシ、シアノおよびC1−4アルコキシカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または5〜10員のヘテロアリール(該ヘテロアリールは、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)である、項1〜10のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;
[項12]
が、ハロゲン、C1−4アルキル、C2−4アルケニル(該アルキルおよび該アルケニルは、それぞれハロゲン、C4−6シクロアルキル(該シクロアルキルは、1〜2個のハロゲンによって置換されていてもよい)、置換されていてもよい4〜6員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、C1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)、C6−10アリールおよびC6−10アリールオキシ(該アリールおよび該アリールオキシは、それぞれ1〜2個のハロゲンによって置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C3−6シクロアルキル、C4−6シクロアルケニル、4〜6員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキル、該シクロアルケニル、該ヘテロシクロアルキルは、1〜3個のハロゲンによって置換されていてもよい)、C6−10アリール(該アリールは、ハロゲン、C1−2アルキル、C1−2アルコキシ(該アルキルおよび該アルコキシは、それぞれ1〜2個のC1−2アルコキシによって置換されていてもよい)、C1−2ハロアルキル、C1−2ハロアルコキシ、シアノおよびC1−2アルコキシカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または6員のヘテロアリール(該ヘテロアリールは、ハロゲンおよびC1−2ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)である、項1〜10のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;
[項13]
が、C3−6シクロアルキル、4〜6員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキルおよび該ヘテロシクロアルキルは、1〜3個のハロゲンによって置換されていてもよい)、フェニル(該フェニルは、ハロゲン、C1−2アルキル、C1−2ハロアルキル、C1−2アルコキシおよびC1−2ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または6員のヘテロアリール(該ヘテロアリールは、1〜2個のC1−2ハロアルキルによって置換されていてもよい)である、項1〜10のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;
[項14]
が、水素、ハロゲンまたはC1−2アルキルである、項1〜13のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;
[項15]
が、水素である、項1〜13のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;
[項16]
およびRが、各々独立して、水素、C1−6アルキル(該アルキルは、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルスルホニル、アミノカルボニル(該アミノカルボニルのアミノ部分は、C1−4アルキルによってモノまたはジ置換されていてもよい)、4〜7員のヘテロシクロアルキルおよび4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニル(該4〜7員のヘテロシクロアルキルおよび該4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニルのヘテロシクロアルキル部分は、それぞれC1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または4〜7員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、ハロゲン、およびC1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)であり、
Lが、C1−6アルキレン(該アルキレンは、C1−4アルキル、ハロゲン、ヒドロキシおよびC1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)であり、ここにおいて、Rが、C1−6アルキルであるとき、RとL上の炭素原子が一緒になって、Rが結合する窒素原子と共に4〜7員の飽和複素環を形成してもよく、
が、ハロゲン、C1−6アルキル、C2−6アルケニル(該アルキルおよび該アルケニルは、それぞれハロゲン、C3−7シクロアルキル(該シクロアルキルは、1〜2個のハロゲンによって置換されていてもよい)、4〜7員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、C1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)、C6−10アリールおよびC6−10アリールオキシ(該アリールおよび該アリールオキシは、それぞれ1〜3個のハロゲンによって置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C3−7シクロアルキル、C4−7シクロアルケニル、4〜7員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキル、該シクロアルケニル、該ヘテロシクロアルキルは、それぞれC1−4アルキル、C1−4ハロアルキルおよびハロゲンからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C6−10アリール(該アリールは、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、シアノおよびC1−4アルコキシカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または5〜10員のヘテロアリール(該ヘテロアリールは、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)であり、
が、水素、ハロゲンまたはC1−2アルキルである、項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;
[項17]
およびRが、各々独立して、水素、C1−4アルキル(該アルキルは、ヒドロキシ、C1−2アルキルスルホニル、アミノカルボニル(該アミノカルボニルのアミノ部分は、C1−2アルキルによってモノ置換されていてもよい)、4〜5員のヘテロシクロアルキルおよび4〜6員のヘテロシクロアルキルカルボニル(該4〜7員のヘテロシクロアルキルおよび該4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニルのヘテロシクロアルキルは、それぞれC1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)または4〜5員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、1〜2個のハロゲンによって置換されていてもよい)であり、
Lが、C1−4アルキレン(該アルキレンは、C1−2アルキルおよびヒドロキシからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)であり、ここにおいて、Rが、C1−6アルキルであるとき、RとL上の炭素原子が一緒になって、Rが結合する窒素原子と共に4〜6員の飽和複素環を形成してもよく、
が、ハロゲン、C1−4アルキル、C2−4アルケニル(該アルキルおよび該アルケニルは、それぞれハロゲン、C4−6シクロアルキル(該シクロアルキルは、1〜2個のハロゲンによって置換されていてもよい)、4〜6員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、C1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)、C6−10アリールおよびC6−10アリールオキシ(該アリールおよび該アリールオキシは、それぞれ1〜2個のハロゲンによって置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C3−6シクロアルキル、C4−6シクロアルケニル、4〜6員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキル、該シクロアルケニル、該ヘテロシクロアルキルは、1〜3個のハロゲンによって置換されていてもよい)、C6−10アリール(該アリールは、ハロゲン、C1−2アルキル、C1−2アルコキシ(該アルキルおよび該アルコキシは、それぞれ1〜2個のC1−2アルコキシによって置換されていてもよい)、C1−2ハロアルキル、C1−2ハロアルコキシ、シアノおよびC1−2アルコキシカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または6員のヘテロアリール(該ヘテロアリールは、ハロゲンおよびC1−2ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)であり、
が、水素、ハロゲンまたはC1−2アルキルである、項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;
[項18]
が、水素であり、
が、C1−4アルキル(該アルキルは、ヒドロキシおよびC1−2アルキルスルホニルからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)または4〜5員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、C1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)であり、
Lが、C1−3アルキレン(該アルキレンは、C1−2アルキルおよびヒドロキシからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)であり、
が、C3−6シクロアルキル、4〜6員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキルおよび該ヘテロシクロアルキルは、1〜3個のハロゲンによって置換されていてもよい)、フェニル(該フェニルは、ハロゲン、C1−2アルキル、C1−2アルコキシ、C1−2ハロアルキル、C1−2ハロアルコキシ、シアノおよびC1−2アルコキシカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または6員のヘテロアリール(該ヘテロアリールは、1〜2個のC1−2ハロアルキルによって置換されていてもよい)であり、
が、水素である、項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;
[項19]
が、C1−4アルキルであり、
が、C1−4アルキル(該アルキルは、ヒドロキシおよびC1−2アルキルスルホニルからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)または4〜5員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、C1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)であり、
Lが、C1−3アルキレンであり、RのアルキルとL上の炭素原子が一緒になって、Rが結合する窒素原子と共にアゼチジン、ピペリジンまたはピロリジンを形成しており、
が、C3−6シクロアルキル、4〜6員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキルおよび該ヘテロシクロアルキルは、1〜3個のハロゲンによって置換されていてもよい)、フェニル(該フェニルは、ハロゲン、C1−2アルキル、C1−2アルコキシ、C1−2ハロアルキル、C1−2ハロアルコキシ、シアノおよびC1−2アルコキシカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または6員のヘテロアリール(該ヘテロアリールは、1〜2個のC1−2ハロアルキルによって置換されていてもよい)であり、
が、水素である、項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;
[項20]
以下の化合物群から選択される、項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩:
3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例14);
(S)−2−((2−(2−オキソ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)エチル)アミノ)プロパンアミド(実施例16);
2−((2−(2−オキソ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)エチル)アミノ)アセトアミド(実施例19);
(R)−2−((2−(2−オキソ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)エチル)アミノ)プロパンアミド(実施例20);
3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例34);
3−(2−(オキセタン−3−イルアミノ)エチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例42);
5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例44);
3−(2−メチル−3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)−5−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例67);
5−(4−フルオロフェニル)−3−(2−ヒドロキシ−3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例70);
5−(4−フルオロフェニル)−3−(3−(オキセタン−3−イルアミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例72);
3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)−5−フェニルベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例75);
5−(3−フルオロフェニル)−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例76);
3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例84);
5−(4−フルオロフェニル)−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例88);
3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル) ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例92);
3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)−5−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例93);
5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例99);
5−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例100);
6−フルオロ−3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例101);
3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例102);
5−シクロブチル−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例111);
5−シクロペンチル−3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例118);
5−ブチル−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例124);
3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)−7−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例149);
5−(4−フルオロフェニル)−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)ブチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例150);
5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例155);
5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(1−(2−(メチルスルホニル)エチル)アゼチジン−3−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例156);
5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例157);
5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(4−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)ブチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例158);
5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(1−(2−(メチルスルホニル)エチル)ピペリジン−4−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例159);
2−(3−(5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)アゼチジン−1−イル)アセトアミド(実施例162);
2−(4−(5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)ピペリジン−1−イル)アセトアミド(実施例163);または
5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(3−((2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例165);
[項21]
以下の化合物群から選択される、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩:
5−(4−フルオロフェニル)−3−(2−ヒドロキシ−3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例70);
5−(4−フルオロフェニル)−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例88);
3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)−5−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例93);
5−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例100);
3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例102);
5−シクロブチル−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例111);
3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)−7−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例149);
5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例155);
5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例157);
5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(1−(2−(メチルスルホニル)エチル)ピペリジン−4−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例159);
2−(4−(5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)ピペリジン−1−イル)アセトアミド(実施例163);または
5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(3−((2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(実施例165);
[項22]
下記式(2);
Figure 2017001991

[式(2)中、
は、ニトロ、アミノ(該アミノは、C1−4アルキルオキシカルボニル、フェニルメチル、フェニルメチルオキシカルボニル(該フェニルメチル、該フェニルメチルオキシカルボニルにおけるフェニルメチル部分は、ハロゲン、C1−2アルキルおよびC1−2アルコキシからなる群から独立して選択される1〜6個の置換基で置換されていてもよい)、フルオレニルメチルカルボニル、ベンゼンスルホニル(該ベンゼンスルホニルは、ニトロによって1〜2個置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)またはフタルイミド(該フタルイミドのフェニル部分は、C1−2アルキルによって1〜3個置換されていてもよい)であり、
は、水素またはC1−2アルキル(該アルキルは、C1−2アルコキシ、フェニルおよび4−メトキシフェニルからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)であり、
は、水素またはC1−2アルキルであり、
は、ヨウ素、臭素、塩素または水素であり、ここにおいて、Rがヨウ素、臭素または塩素であるとき、置換可能な位置に1〜2個置換していてもよく、
A−Aは、C−CまたはC=Cである]
で表される化合物またはその塩;
[項23]
下記式(3);
Figure 2017001991

[式(3)中、
は、水素またはC1−2アルキルであり、
は、C1−4アルキルオキシカルボニル、フェニルメチルオキシカルボニル(該フェニルメチルオキシカルボニルのフェニルメチル部分は、C1−2アルキルおよびC1−2アルコキシからなる群から独立して選択される1〜6個の置換基で置換されていてもよい)、フルオレニルメチルカルボニルまたはベンゼンスルホニル(該ベンゼンスルホニルは、ニトロによって1〜2個置換されていてもよい)であり、
10は、水素またはC1−2アルキルであり、ここにおいて、RおよびR10が一緒になって、RおよびR10が結合する窒素原子と共にフタルイミド(該フタルイミドのフェニル部分は、C1−2アルキルによって1〜3個置換されていてもよい)を形成してもよく、
Mは、C1−4アルキレンであり、ここにおいて、R10がC1−2アルキルであるとき、R10とM上の炭素原子が一緒になって、R10が結合する窒素原子と共に4〜6員の飽和複素環を形成してもよく、
Bは、ハロゲンである]
で表される化合物またはその塩;
[項24]
下記式(4);
Figure 2017001991
[式(4)中、
は、水素、またはC1−2アルキルであり、
11およびR12は、それぞれ独立して、水素、C1−4アルキル(該アルキルは、C1−4アルコキシまたはフェニルによって置換されていてもよい)、C1−4ハロアルキル、C1−4ハロアルコキシ、ニトロ、アミノ(該アミノは、C1−4アルキルオキシカルボニル、フェニルメチル、フェニルメチルオキシカルボニル(該フェニルメチルおよび該フェニルメチルオキシカルボニルにおけるフェニルメチル部分は、ハロゲン、C1−2アルキルおよびC1−2アルコキシからなる群から独立して選択される1〜6個の置換基で置換されていてもよい)、フルオレニルメチルカルボニル、ベンゼンスルホニル(該ベンゼンスルホニルは、ニトロによって1〜2個置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)、フタルイミド(該フタルイミドのフェニル部分は、C1−2アルキルによって1〜3個置換されていてもよい)またはC1−2アルコキシ(該アルコキシにおけるアルキル部分は、C1−2アルコキシ、フェニルおよび4−メトキシフェニルからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)であり、ここにおいて、R11およびR12が互いにオルト位である場合は、R11とR12がフェニルと一緒になってベンズオキサゾロン環、インドール環またはインダゾール環を形成してもよい]
で表される化合物またはその塩の製造方法であって、下記式(5)
Figure 2017001991

[式(5)中、
、R11およびR12は、上記式(4)と同じであり、
Bは、ハロゲンである]で表される化合物と、下記式(6)
Figure 2017001991
[式(6)中、
Xは、ヨウ素、臭素または塩素である]で表される化合物を、パラジウム触媒を用いてカップリングさせる工程を含む製造方法。
[項25]
下記式(7);
Figure 2017001991

[式(7)中、
は、水素またはC1−2アルキルであり、
13は、C1−4アルキルオキシカルボニル、フェニルメチル、フェニルメチルオキシカルボニル(該フェニルメチルおよび該フェニルメチルオキシカルボニルにおけるフェニルメチル部分は、ハロゲン、C1−2アルキルおよびC1−2アルコキシからなる群から独立して選択される1〜6個の置換基で置換されていてもよい)、フルオレニルメチルカルボニル、ベンゼンスルホニル(該ベンゼンスルホニルは、ニトロによって1〜2個置換されていてもよい)であり、
14は、水素、C1−2アルキル、C1−4アルキルオキシカルボニル、フェニルメチル、フェニルメチルオキシカルボニル(該フェニルメチルおよび該フェニルメチルオキシカルボニルにおけるフェニルメチル部分は、ハロゲン、C1−2アルキルおよびC1−2アルコキシからなる群から独立して選択される1〜6個の置換基で置換されていてもよい)、フルオレニルメチルカルボニルまたはベンゼンスルホニル(該ベンゼンスルホニルは、ニトロによって1〜2個置換されていてもよい)であり、ここにおいて、R13およびR14が一緒になって、R13およびR14が結合する窒素原子と共にフタルイミド(該フタルイミドのフェニル部分は、C1−2アルキルによって1〜3個置換されていてもよい)を形成してもよく、
Mは、C1−4アルキレンであり、ここにおいて、R14がC1−2アルキルであるとき、R14とM上の炭素原子が一緒になって、R14が結合する窒素原子と共に4〜6員の飽和複素環を形成してもよい]
で表される化合物またはその塩の製造方法であって、下記式(8)
Figure 2017001991

[式(8)中、
、R13、R14およびMは、上記式(7)と同じであり、Bは、ハロゲンである]で表される化合物と、下記式(9)
Figure 2017001991
[式(9)中、
Xは、ヨウ素、臭素または塩素である]で表される化合物を、パラジウム触媒を用いてカップリングさせる工程を含む製造方法。
[項26]
請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を含有する医薬組成物;
[項27]
請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含有する、Nav1.7(SCN9A)、Nav1.8(SCN10A)またはNav1.7およびNav1.8の両方が関与する疾病の治療薬;
[項28]
請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含有する、Nav1.7(SCN9A)が関与する疾病の治療薬;
[項29]
請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含有する、Nav1.8(SCN10A)が関与する疾病の治療薬;
[項30]
請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含有する神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症、発作性激痛症、排尿障害または多発性硬化症の治療薬;
[項31]
請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含有する、Nav1.7(SCN9A)、Nav1.8(SCN10A)またはNav1.7およびNav1.8の両方が関与する疾病の治療薬と、抗てんかん薬、抗うつ薬、麻薬性鎮痛薬、抗炎症薬、還元酵素阻害剤、プロスタグランジン誘導体製剤から選択される少なくとも1種以上の薬剤とを組み合わせてなる医薬;
[項32]
神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症、発作性激痛症、排尿障害または多発性硬化症の治療薬を製造するための、請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用;
[項33]
治療が必要な患者に、治療上の有効量の請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを特徴とする、神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症、発作性激痛症、排尿障害または多発性硬化症を治療するための方法。
本発明により、新規ベンズオキサゾロンまたはそれらの薬学的に許容される塩を含むNav1.7および/またはNav1.8の阻害剤が提供される。本発明の化合物は、Nav1.7(SCN9A)あるいはNav1.8(SCN10A)、またはその両方が関与する病態全般に対する治療薬または予防薬として有用であり、具体的には、神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症、発作性激痛症、排尿障害または多発性硬化症等の患者に適用可能である。
以下に、本発明をさらに詳細に説明する。本明細書において「置換基」の定義における炭素の数を、例えば、「C1−6」などと表記する場合もある。具体的には、「C1−6アルキル」なる表記は、炭素数1から6のアルキルと同義である。また、本明細書において、「置換されていてもよい」または「置換されている」なる用語を特に明示していない置換基については、「非置換」の置換基を意味する。例えば、「C1−6アルキル」とは、「非置換C1−6アルキル」であることを意味する。
また、本明細書における置換基の説明において、「基」なる用語を省略する場合もある。尚、「置換されていてもよい」で定義される場合において、置換基が存在するときの置換基の数は、置換可能であれば特に制限はなく、1または複数である。すなわち、該当する基における置換可能な炭素原子、又は炭素原子および窒素原子上における置換可能な数の置換基によって置換されていてもよい事を示す。また、特に指示した場合を除き、各々の基の説明はその基が他の基の一部分または置換基である場合にも該当する。
「ハロゲン」としては、例えばフッ素、塩素、臭素またはヨウ素等が挙げられる。好ましくは、フッ素または塩素である。
「C1−2アルキル」、「C1−4アルキル」、「C1−6アルキル」とは、それぞれ、炭素数が1〜2個、1〜4個、1〜6個の直鎖状または分枝鎖状の飽和炭化水素基を意味する。例えば、「C1−2アルキル」としては、メチル、エチルが挙げられ、「C1−4アルキル」としては、「C1−2アルキル」に加えn−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチルが挙げられ、「C1−6アルキル」としては、「C1−4アルキル」に加え、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、ならびにそれらの構造異性体が挙げられる。当該「C1−6アルキル」または「C1−4アルキル」としては、C1−3アルキルが好ましく、メチルおよびエチルがより好ましい。「C1−2アルキル」としては、メチル、エチルが好ましい。「置換されていてもよいC1−4アルキル」における置換基は、下記置換基群[A]から選択され、置換可能な位置にそれぞれ独立して1〜3個置換されていてもよい。
「C3−6シクロアルキル」、「C4−6シクロアルキル」、「C3−7シクロアルキル」とは、それぞれ、炭素数3〜6個、4〜7個、3〜7個を有する、環状の飽和炭化水素基を意味する。「C3−6シクロアルキル」または「C3−7シクロアルキル」として好ましくは、炭素数3〜6個の「C3−6シクロアルキル」である。「C4−6シクロアルキル」として好ましくは、炭素数4〜6個のシクロアルキルである。「C3−6シクロアルキル」の具体例としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等が挙げられ、「C3−7シクロアルキル」としては、上記に加えシクロヘプチル等が挙げられる。「C4−6シクロアルキル」の具体例としては、例えば、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルが挙げられる。「置換されていてもよいC3−7シクロアルキル」における置換基は、下記置換基群[B]から選択され、置換可能な位置にそれぞれ独立して1〜3個置換されていてもよい。
前記「C3−7シクロアルキル」には、「C3−7シクロアルキル」と、フェニルまたは5員もしくは6員の窒素、硫黄または酸素から選ばれるヘテロ原子を1個または同一または異なって2個以上(例えば2〜4個)含有する環とが縮環した2環式の基も包含される。該基の具体例としては、例えば、下記式で表される基等が挙げられる。
Figure 2017001991

(式中、結合位置は、シクロアルキル環の炭素原子上であり、化学的に結合可能な任意の位置である。)
「C6−10アリール」とは、炭素数6〜10個を有する芳香族炭化水素基を意味する。好ましくはフェニルである。「C6−10アリール」の具体例としては、例えば、フェニル、1−ナフチルまたは2−ナフチル等が挙げられる。「置換されていてもよいC6−10アリール」における置換基は、下記置換基群[B]から選択され、置換可能な位置にそれぞれ独立して1〜3個置換されていてもよい。
前記「C6−10アリール」には、「フェニル」と、窒素、硫黄または酸素から選ばれるヘテロ原子を1個または同一または異なって2個以上(例えば2〜4個)含有する5もしくは6員の環、または5〜7員のシクロアルキル環(例えばシクロペンタン、シクロヘキサンまたはシクロヘプタン)とが縮環した基も包含される。該基の具体例としては、例えば、下記式で表される基等が挙げられる。
Figure 2017001991
(式中、結合位置は、芳香環の炭素原子上であり、化学的に結合可能な任意の位置である。)
「4〜7員のヘテロシクロアルキル」「4〜6員のヘテロシクロアルキル」「4〜5員のヘテロシクロアルキル」とは、環を構成する原子として炭素に加えて、窒素、硫黄または酸素から選ばれるヘテロ原子を1個または同一または異なって2個以上(例えば2〜4個)含有する、それぞれ、4〜7員、4〜6員、4〜5員の飽和の環状基を意味し、一部不飽和であるものも含まれる。「4〜7員のヘテロシクロアルキル」「4〜6員のヘテロシクロアルキル」として好ましくは、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロ−2H−ピラニルである。「4〜5員のヘテロシクロアルキル」として好ましくは、ピロリジニル、テトラヒドロフラニルである。「置換されていてもよい4〜7員のヘテロシクロアルキル」における置換基は、下記置換基群[C]から選択され、置換可能な位置にそれぞれ独立して1〜3個置換されていてもよい。
「4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニル」とは、前述の「4〜7員のヘテロシクロアルキル」で置換されたカルボニル基を意味し、具体的には、ピロリジニルカルボニル、ピペリジニルカルボニル、ピペラジニルカルボニルが挙げられる。好ましくはピペラジニルカルボニルが挙げられる。「置換されていてもよい4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニル」における置換基は、下記置換基群[C]から選択され、置換可能な位置にそれぞれ独立して1〜3個置換されていてもよい。
「C4−6シクロアルケニル」、「C4−7シクロアルケニル」とは、1個以上の2重結合を有する、それぞれ、炭素数4〜6個、4〜7個を有する環状の炭化水素基を意味する。「C4−6シクロアルケニル」として具体的には、シクロペンテニル、シクロヘキセニルが挙げられ、「C4−7シクロアルケニル」としては上記に加え、シクロヘプテニルが挙げられる。好ましくはシクロヘキセニルが挙げられる。
「5〜10員のヘテロアリール」とは、環を構成する原子として炭素に加えて、窒素、硫黄または酸素から選ばれるヘテロ原子を1個または同一または異なって2個以上(例えば2〜4個)含有する単環式もしくは多環式の芳香族基を意味する。好ましくは5または6員の単環式ヘテロアリールである。
前記5〜10員のヘテロアリールのうち、多環式ヘテロアリールには、単環式へテロアリールと芳香環(例えばベンゼン、ピリジンなど)または非芳香族環(例えばシクロヘキシルなど)とが縮環したものも包含される。「5〜10員のヘテロアリール」の具体例としては、例えば、下記式で表される基が挙げられる。中でも好ましくは、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニルである。
Figure 2017001991
(式中、単環式へテロアリールにおける結合位置は、化学的に結合可能な任意の位置である。また、多環式へテロアリールにおける結合位置は、ヘテロアリール環上であり、化学的に結合可能な任意の位置である。)
「4〜6員の飽和複素環」、「4〜7員の飽和複素環」とは、環を構成する原子として炭素に加えて、窒素、酸素および硫黄から選択されるヘテロ原子を1個または同一または異なって2〜3個有する、それぞれ、4〜6員、4〜7員の環状飽和炭化水素基を意味する。「4〜6員の飽和複素環」の具体例としては、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ジオキソチオモルホリニル、テトラヒドロフラニル、アゼチジニル等が挙げられ、「4〜7員の飽和複素環」としては上記に加え、アゼパニル等が挙げられる。「4〜6員の飽和複素環」または「4〜7員の飽和複素環」として好ましくは、ピペリジニル、ピロリジニル、アゼチジニルである。
「C1−2アルコキシ」、「C1−4アルコキシ」とは、それぞれ、前記「C1−2アルキル」、「C1−4アルキル」で置換されたオキシ基を意味する。「C1−2アルコキシ」の具体例としては、メトキシ、エトキシが挙げられ、「C1−4アルコキシ」としては上記に加え、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ等が挙げられる。「C1−2アルコキシ」として好ましくは、メトキシ、エトキシが挙げられ、「C1−4アルコキシ」として好ましくは、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシが挙げられる。「置換されていてもよいC1−4アルコキシ」における置換基は、下記置換基群[A]から選択され、置換可能な位置にそれぞれ独立して1〜3個置換されていてもよい。
「C1−2ハロアルキル」、「C1−4ハロアルキル」とは、それぞれ、ハロゲンで置換されたC1−2アルキル基、C1−4アルキル基を意味する。「C1−2ハロアルキル」、「C1−4ハロアルキル」の具体例としては、トリフルオロメチル、フルオロエチル、トリフルオロエチル、ペンタフルオロエチル等が挙げられる。中でも好ましくは、トリフルオロメチルである。
「C1−2ハロアルコキシ」「C1−4ハロアルコキシ」とは、それぞれ、前記「C1−2ハロアルコキシ」、「C1−4ハロアルキル」で置換されたオキシ基を意味する。「C1−2ハロアルコキシ」、「C1−4ハロアルコキシ」の具体例としては、トリフルオロメチルオキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエチルオキシ、ジフルオロメチルオキシ等が挙げられる。中でも好ましくは、トリフルオロメチルである。
「C6−10アリールオキシ」とは、前記「C6−10アリール」で置換されたオキシ基を意味する。「C6−10アリールオキシ」の具体例としては、例えばフェニルオキシ、ナフチルオキシ等が挙げられ、好ましくはフェニルオキシである。「置換されていてもよいC6−10アリールオキシ」における置換基は、下記置換基群[B]から選択され、置換可能な位置にそれぞれ独立して1〜3個置換されていてもよい。
「C1−3アルキレン」、「C1−4アルキレン」、「C1−6アルキレン」とは、それぞれ、炭素数が1〜3、1〜4、1〜6の、直鎖または分岐鎖の炭素リンカーを意味する。「C1−3アルキレン」の具体例としては、メチレン、エチレン、プロピレンが挙げられ、「C1−4アルキレン」としては、「C1−3アルキレン」に加え、2−メチルプロピレン、ブチレン等が挙げられ、「C1−6アルキレン」としては、「C1−4アルキレン」に加え、2,2−ジメチルプロピレン、ペンチレン、へキシレン等が挙げられる。好ましくエチレン、プロピレンである。
「C2−4アルケニル」、「C2−6アルケニル」とは、それぞれ、1個以上の二重結合を有する炭素数が2〜4個、2〜6個の、直鎖状または分枝鎖状の不飽和の脂肪族炭化水素基を意味する。好ましくは「C2−3アルケニル」である。「C2−4アルケニル」の具体例としては、例えば、エテニル、プロペニル、クロチル、ブテニルが挙げられ、「C2−6アルケニル」としては、上記に加え、ペンテニルおよびヘキセニル等、ならびにそれらの構造異性体や幾何異性体が挙げられる。なお、当該「C2−6アルケニル」における結合手は不飽和炭素原子上にあることが好ましく、例えば、1−エテニルまたは1−プロペニルが挙げられる。
「C2−6アルキニル」とは、1個以上の三重結合を有する炭素数が2〜6個の直鎖状または分枝鎖状の不飽和の脂肪族炭化水素基を意味する。好ましくは「C2−3アルキニル」である。「C2−6アルキニル」の具体例としては、例えば、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、およびヘキシニル等、ならびにそれらの構造異性体が挙げられる。なお、当該「C2−6アルキニル」における結合手は不飽和炭素原子上にあることが好ましく、例えば、1−エチニルまたは1−プロピニルが挙げられる。
「C1−2アルキルスルホニル」、「C1−4アルキルスルホニル」とは、それぞれ、前記「C1−2アルキル」、「C1−4アルキル」で置換されたスルホニル基を意味する。「C1−2アルキルスルホニル」の具体例としては、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニルが挙げられ、「C1−4アルキルスルホニル」としては、上記に加え、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル等が挙げられる。好ましくはメチルスルホニルである。
「C1−4アルキルチオ」とは、前記「C1−4アルキル」で置換されたチオ基を意味する。「C1−4アルキルチオ」の具体例としては、例えば、メチルチオ、エチルチオ等が挙げられ、好ましくはメチルチオである。
上記の置換基群[A]、[B]および[C]を以下に示す。
[A]:C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ
[B]:ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ
[C]:C1−4アルキル、ハロゲン、オキソ、ヒドロキシ
上記の置換基群[A]として好ましくは、C1−2アルコキシまたはC1−2ハロアルコキシであり、[B]として好ましくは、フッ素、C1−2アルキル、C1−2ハロアルキル、C1−2アルコキシまたはC1−4ハロアルコキシであり、[C]として好ましくは、C1−2アルキル、フッ素またはオキソである。
前記式(1)で表される本発明の化合物を更に具体的に開示するため、式(1)において用いられる各種記号につき、その好適な具体例を挙げて更に詳細に説明する。
およびRとして好ましくは、それぞれ独立して、水素、C1−6アルキル(該アルキルは、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルスルホニル、アミノカルボニル(該アミノカルボニルのアミノ部分は、置換されていてもよいC1−4アルキルによってモノまたはジ置換されていてもよい)、置換されていてもよい4〜7員のヘテロシクロアルキルおよび置換されていてもよい4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または4〜7員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、ハロゲン、およびC1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)であり、より好ましくは、それぞれ独立して、水素、C1−4アルキル(該アルキルは、ヒドロキシ、C1−2アルキルスルホニル、アミノカルボニル(該アミノカルボニルのアミノ部分は、C1−2アルキルによってモノ置換されていてもよい)、置換されていてもよい4〜5員のヘテロシクロアルキルおよび置換されていてもよい4〜6員のヘテロシクロアルキルカルボニルからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)または4〜5員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、1〜2個のハロゲンによって置換されていてもよい)であり、さらに好ましくは、それぞれ独立して、水素またはC1−4アルキル(該アルキルは、ヒドロキシおよびC1−2アルキルスルホニルからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)または4〜5員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、C1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)である。
およびRの好ましい具体例としては、水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ジメチルアミノカルボニルメチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、テトラヒドロフラニル、オキセタニル、2−メチルスルホニルエチル、2−エチルスルホニルエチル、2−オキソイミダゾリジニルエチル、2−イソプロピルスルホニルエチル、アミノカルボニルメチル、1−アミノカルボニルエチル、1−アミノカルボニル−1−メチルエチル、4−メチルピペラジニルカルボニルメチル、2−メチルスルホニル−2−メチルプロピル、3−メチルスルホニルプロピルが挙げられ、中でも好ましくは水素、ジメチルアミノカルボニルメチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、テトラヒドロフラニル、オキセタニル、2−メチルスルホニルエチルである。
Lとして好ましくは、C1−6アルキレン(該アルキレンは、C1−4アルキル、ハロゲン、ヒドロキシおよびC1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)であり、より好ましくは、C1−4アルキレン(該アルキレンは、C1−2アルキルおよびヒドロキシからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)である。また、RがC1−6アルキルであるとき、RとL上の炭素原子が一緒になって、Rが結合する窒素原子と共に下記式(10);
Figure 2017001991

(式中、aは、1、2または3であり、bは、1または2であり、R2aは前記〔1〕に記載のRの定義と同義である。)で表される4〜7員の飽和複素環を形成したものも好ましい。
上記式(10)中、aとして、好ましくは1、2または3であり、より好ましくは1または2である。
bとして、好ましくは、1または2である。
2aとして、好ましくは、ジメチルアミノカルボニルメチル、アミノカルボニルメチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、テトラヒドロフラニル、オキセタニル、2−メチルスルホニルエチル、2−エチルスルホニルエチルが挙げられ、より好ましくは2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、テトラヒドロフラニル、オキセタニル、2−メチルスルホニルエチル、アミノカルボニルメチルであり、最も好ましくは2−メチルスルホニルエチル、アミノカルボニルメチルである。
上記式(10)で表される4〜7員の飽和複素環の好ましい具体例としては、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジルが挙げられる。
Lの好ましい具体例としては、エチレン、プロピレン、ブチレン、1−メチルプロピレン、2−メチルプロピレン、3−メチルプロピレン、2−ヒドロキシプロピレン、2,2−ジメチルプロピレン、1−メチルエチレン、2−メチルエチレン、1,1−ジメチルエチレンが挙げられ、中でも好ましくは、エチレン、プロピレン、アゼチジニレン、ピペリジニレンが挙げられる。
Lのうち、上記式(10)を含むリンカーとして好ましい具体例としては、アゼチジニレン、アゼチジニルメチレン、ピペリジニレン、ピロリジニレンが挙げられる。
として好ましくは、ハロゲン、C1−6アルキル、C2−6アルケニル(該アルキルおよび該アルケニルは、それぞれハロゲン、置換されていてもよいC3−7シクロアルキル、置換されていてもよい4〜7員のヘテロシクロアルキル、置換されていてもよいC6−10アリールおよび置換されていてもよいC6−10アリールオキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C3−7シクロアルキル、C4−7シクロアルケニル、4〜7員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキル、該シクロアルケニル、該ヘテロシクロアルキルは、それぞれC1−4アルキル、C1−4ハロアルキルおよびハロゲンからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C6−10アリール(該アリールは、ハロゲン、置換されていてもよいC1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、置換されていてもよいC1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、シアノおよびC1−4アルコキシカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または5〜10員のヘテロアリール(該ヘテロアリールは、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)であり、より好ましくはハロゲン、C1−4アルキル、C2−4アルケニル(該アルキルおよび該アルケニルは、それぞれハロゲン、置換されていてもよいC4−6シクロアルキル、置換されていてもよい4〜6員のヘテロシクロアルキル、置換されていてもよいC6−10アリールおよび置換されていてもよいC6−10アリールオキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C3−6シクロアルキル、C4−6シクロアルケニル、4〜6員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキル、該シクロアルケニル、該ヘテロシクロアルキルは、1〜3個のハロゲンによって置換されていてもよい)、C6−10アリール(該アリールは、ハロゲン、置換されていてもよいC1−2アルキル、C1−2ハロアルキル、置換されていてもよいC1−2アルコキシ、C1−2ハロアルコキシ、シアノおよびC1−2アルコキシカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または5〜10員のヘテロアリール(該ヘテロアリールは、ハロゲンおよびC1−2ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)であり、更に好ましくはC3−6シクロアルキル、4〜6員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキル、該ヘテロシクロアルキルは、1〜3個のハロゲンによって置換されていてもよい)、C6−10アリール(該アリールは、ハロゲン、置換されていてもよいC1−2アルキル、C1−2ハロアルキル、置換されていてもよいC1−2アルコキシ、C1−2ハロアルコキシ、シアノおよびC1−2アルコキシカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または5〜10員のヘテロアリール(該ヘテロアリールは、ハロゲンおよびC1−2ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)である。
の好ましい具体例としては、水素、フッ素、塩素、臭素、メチル、エチル、イソプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメトキシフェニル、4−シアノフェニル、4−フルオロ−2−メチルフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、2−フルオロフェニル、フェノキシ、4−フルオロフェノキシ、4−フルオロフェニル、2−メトキシフェニル、4−トリフルオロメトキシフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、4−フルオロフェニル、4−フルオロ−3−メチルフェニル、フェニル、トリフルオロメチル、4−メトキシフェニル、2−フェニルエチル、3−メトキシフェニル、4−ジフルオロメトキシフェニル、3,4,5−トリフルオロフェニル、2−メトキシ−4−トリフルオロメチルフェニル、2−ピリジル、5−フルオロピリジン−2−イル、2−トリフルオロメチルピリジン−5−イル、フェニルエテニル、4−フルオロフェニルメチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、イソブチル、n−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、シクロヘキシルメチル、3,3−ジフルオロシクロブチル、5−メチルピリジン−2−イル、5−トリフルオロメチルピリジン−2−イル、5−メトキシピリジン−2−イル、4−フルオロフェノキシメチル、4−メトキシエトキシ、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロピラニルメチル、2−メチルプロピル、3−メチルブチル、4,4−ジフルオロシクロヘキシルが挙げられ、中でも好ましくは、4−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメトキシフェニル、4−フルオロフェニル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、3,3−ジフルオロシクロブチル、5−メチルピリジン−2−イル、5−トリフルオロメチルピリジン−2−イル、5−メトキシピリジン−2−イル、テトラヒドロピラニル、4,4−ジフルオロシクロヘキシルであり、最も好ましくは、4−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメトキシフェニル、4−フルオロフェニル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、3,3−ジフルオロシクロブチル、5−メチルピリジン−2−イル、5−トリフルオロメチルピリジン−2−イル、5−メトキシピリジン−2−イル、テトラヒドロピラニル、4,4−ジフルオロシクロヘキシルである。
として好ましくは、水素、ハロゲンまたはC1−2アルキルであり、より好ましくは水素である。
前記式(2)で表される化合物を更に具体的に開示するため、式(2)において用いられる各種記号につき、その好適な具体例を挙げて詳細に説明する。
Figure 2017001991

として好ましくは、ニトロ、アミノ(該アミノは、C1−4アルキルオキシカルボニル、フェニルメチル、フェニルメチルオキシカルボニル、フルオレニルメチルカルボニル、ベンゼンスルホニル(該ベンゼンスルホニルは、ニトロによって1〜2個置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)またはフタルイミドであり、中でも好ましくは、ニトロまたはNHである。
の好ましい具体例としては、ニトロ、NH、C1−4アルキルオキシカルボニルアミノ、ベンジルアミノ、(ジベンジル)アミノ、ベンジルオキシカルボニルアミノ、フルオレニルメチルカルボニルアミノ、2−ニトロベンゼンスルホニルアミノ、4−ニトロベンゼンスルホニルアミノ、2,4−ジニトロベンゼンスルホニルアミノ、フタルイミドが挙げられ、中でも好ましくは、ニトロ、NH、tert−ブトキシカルボニルアミノ、ベンジルアミノ、ベンジルオキシカルボニルアミノ、2−ニトロベンゼンスルホニルアミノが挙げられる。
として、好ましくは、水素、メチル、エチル、メトキシメチル、ベンジル、4−メトキシベンジルであり、中でも好ましくは、メチル、エチル、ベンジルである。
として好ましくは、水素又はメチルであり、より好ましくは水素である。
として好ましくは、塩素または水素である。
A−Aは、C−CまたはC=Cであり、Rが、塩素である場合、A−Aとして好ましくはC=Cであり、Rが、水素である場合、A−Aとして好ましくはC−Cである。
前記式(2)で表される化合物としては、下記式(11)に示す化合物が好ましい。
Figure 2017001991
前記式(3)で表される化合物を更に具体的に開示するため、式(3)において用いられる各種記号につき、その好適な具体例を挙げて詳細に説明する。
Figure 2017001991

として好ましくは、水素またはメチルであり、より好ましくは水素である。
の具体例としては、tert−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、フルオレニルメチルカルボニルまたは2−ニトロベンゼンスルホニルが挙げられ、好ましくは、tert−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニルである。
10の具体例としては、水素、メチルであるか、RおよびR10が一緒になってフタルイミドが挙げられ、好ましくは水素である。
Mの具体例としては、メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、アゼチジニレン、アゼチジニルメチレン、ピペリジニレン、ピロリジニレンが挙げられる。好ましくはエチレン、プロピレン、アゼチジニレン、ピペリジニレンであり、より好ましくはエチレンまたはプロピレンである。
Bの具体例としては、ヨウ素、臭素、塩素またはフッ素が挙げられ、好ましくはヨウ素、臭素、塩素である。
前記式(4)で表される化合物を更に具体的に開示するため、式(4)において用いられる各種記号につき、その好適な具体例を挙げて詳細に説明する。
Figure 2017001991
として好ましくは、水素、またはメチルであり、より好ましくは水素である。
11およびR12おける保護基のついたアミノとは、上記式(2)における定義と同じである。
11およびR12として好ましくは、それぞれ独立して、水素、C1−4アルキル、ニトロ、アミノ(該アミノは、C1−4アルキルオキシカルボニル、フェニルメチル、フェニルメチルオキシカルボニル、フルオレニルメチルカルボニル、ベンゼンスルホニル(該ベンゼンスルホニルは、ニトロによって1〜2個置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)、フタルイミドまたはC1−2アルコキシ(該アルコキシにおけるアルキル部分は、C1−2アルコキシ、フェニルおよび4−メトキシフェニルからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)であるか、互いにオルト位に結合したR11およびR12がフェニルと一緒になって形成したベンズオキサゾロン環、インドール環またはインダゾール環であり、中でも好ましくはニトロ、アミノ(該アミノは、C1−4アルキルオキシカルボニル、フェニルメチルオキシカルボニル、からなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)、またはC1−2アルコキシ(該アルコキシにおけるアルキル部分は、C1−2アルコキシおよびフェニルからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)であるか、互いにオルト位に結合したR11およびR12がフェニルと一緒になって形成したベンズオキサゾロン環である。
11およびR12の好ましい具体例としては、それぞれ独立して、水素、メチル、エチル、メトキシ、メトキシメトキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、ベンジルオキシ、4−メトキシベンジルオキシ、tert−ブトキシカルボニルアミノ、ベンジルアミノ、ベンジルオキシカルボニルアミノであるか、互いにオルト位に結合したR11およびR12がフェニルと一緒になったベンズオキサゾロン、インドールまたはインダゾールが挙げられ中でも好ましくは、メトキシ、メトキシメトキシ、ベンジルオキシ、4−メトキシベンジルオキシ、tert−ブトキシカルボニルアミノ、ベンジルオキシカルボニルアミノであるか、互いにオルト位に結合したR11およびR12がフェニルと一緒になって形成したベンズオキサゾロンであり、より好ましくは、メトキシ、ベンジルオキシ、tert−ブトキシカルボニルアミノであるか、R11およびR12が隣接してフェニルに置換して、フェニルと一緒になって形成したベンズオキサゾロンである。
前記式(5)で表される化合物を更に具体的に開示するため、式(5)において用いられる各種記号につき、その好適な具体例を挙げて詳細に説明する。
Figure 2017001991

、R11およびR12は、上記式(4)における定義と同じである。
Bは、上記式(3)における定義と同じである。
前記式(6)で表される化合物を更に具体的に開示するため、式(6)において用いられる記号につき、その好適な具体例を挙げて詳細に説明する。
Figure 2017001991

Xとして好ましくはヨウ素または臭素であり、より好ましくは臭素である。
上記式(5)の化合物と上記式(6)の化合物との反応において、その好適な反応条件を具体例を挙げて詳細に説明する。
化合物(5)に対して、パラジウム触媒存在下に化合物(6)を作用させることにより化合物(4)を製造することができる。パラジウム触媒としては例えば、ビス(トリス tert−ブチルホスフィン)パラジウム、ビス(トリス o−トリルホスフィン)ジクロロパラジウム、ビス(トリス o−トリルホスフィン)パラジウム、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム、ジクロロパラジウム(アセトニトリル)、ビス(トリス o−トリルホスフィン)ジクロロパラジウム、(1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)ジクロロパラジウム、PEPPSITM・IPr((1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾリデン) (3−クロロピリジル)パラジウム(II)ジクロライド)、Pd−PEPPSITM−IPent((1,3−ビス(2,6−ジイソペンチルフェニル)イミダゾリデン) (3−クロロピリジル)パラジウム(II)ジクロライド)などの触媒が挙げられる。また、酢酸パラジウムや塩化パラジウムに対して、palladium reagents and catalysts, John Wiley & Sons Inc.(2004年)に記載されている配位子またはその類縁配位子から適切なものを選択して使用することもできる。パラジウム触媒として好ましくは、PEPPSITM・IPr、Pd−PEPPSITM−IPentであり、さらに好ましくは、Pd−PEPPSITM−IPentである。溶媒としては、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、メチルシクロペンチルエーテル、アニソールまたは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼンまたはキシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、酢酸エチルまたは酢酸メチル等のエステル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリジノン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、またはジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、またはそれらの混合物が挙げられる。溶媒として好ましくは、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、メチルシクロペンチルエーテルである。反応温度は、用いる原料化合物の種類等により異なるが、通常約0℃〜約250℃であり、好ましくは約20℃〜約100℃である。反応時間は、通常1時間から72時間であり、好ましくは1時間から48時間である。
前記式(7)で表される化合物を更に具体的に開示するため、式(7)において用いられる各種記号につき、その好適な具体例を挙げて詳細に説明する。
Figure 2017001991

として好ましくは、水素またはメチルであり、より好ましくは水素である。
13として好ましくは、C1−4アルキルオキシカルボニル、フェニルメチルオキシカルボニル、フルオレニルメチルカルボニル、ベンゼンスルホニル(該ベンゼンスルホニルは、ニトロによって1〜2個置換されていてもよい)であり、より好ましくはC1−4アルキルオキシカルボニルまたはフェニルメチルオキシカルボニルである。 R14として好ましくは、水素またはメチルである。
Mは、上記式(3)における定義と同じである。
下記式(8)表される化合物を更に具体的に開示するため、式(8)において用いられる各種記号につき、その好適な具体例を挙げて詳細に説明する。
Figure 2017001991

、R13およびR14は、上記式(7)における定義と同じである。
前記式(9)で表される化合物を更に具体的に開示するため、式(9)において用いられる記号につき、その好適な具体例を挙げて詳細に説明する。
Figure 2017001991

Xとして好ましくはヨウ素または臭素であり、より好ましくは臭素である。
上記式(8)と上記式(9)の化合物との反応において、その好適な反応条件を具体例を挙げて詳細に説明する。
化合物(8)に対して、パラジウム触媒存在下に化合物(9)を作用させることにより化合物(7)を製造することができる。好ましい反応条件は、上記化合物(5)と化合物(6)との反応における条件と同じである。
化合物(1)の製造方法:
次に本発明の化合物の製造方法について以下に説明する。
式(1)で表される化合物は、公知化合物から、例えば以下に示す製造法1〜12に示す方法、下記の製造法に類似の方法、又は当業者に周知の合成方法を適宜組み合わせて製造することができる。
製造法1:
式(1)で表される化合物のうち、化合物(S−8)またはその薬学的に許容される塩は、例えば下記に示される方法によって製造される。ただし、Rがハロゲンである場合は、Xがハロゲンである化合物を用い、(1−4)の工程を経ないことにより製造される。製造法2〜7においても同様である。
Figure 2017001991

[式中、R、R、R、R、およびLは、前記項1に定義されるとおりである。X、XおよびXは、各々独立し、ハロゲン、トリフルオロメタンスルホニルオキシまたはメタンスルホニルオキシなどの脱離基を表し、Raは、ベンジル、アセチル、ベンゾイル、tert−ブチルジメチルシリル、トリエチルシリル、トリイソプロピルシリルまたはtert−ブチルジフェニルシリル等の保護基を表し、R3aは、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル、C4−7シクロアルケニル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、C6−10アリールオキシまたは5〜10員のヘテロアリールを表す。R3a−Yは、下記工程(1−4)に示す有機ホウ素化合物、有機亜鉛化合物、アルケニル化合物、アルキニル化合物またはヒドロキシ化合物等を表す。]
工程(1−1):
2−ニトロフェノール化合物(s−1)のニトロ基をアミノ基に還元することにより2−アミノフェノール化合物(s−2)を製造することができる。ニトロ基の還元方法としては通常の還元条件が用いられ、例えば接触還元または金属還元等が挙げられる。
接触還元を用いる場合、例えばパラジウム炭素、ラネーニッケル、または、酸化白金等の触媒の存在下、ニトロ化合物(s−1)と水素を反応させることによりアミノ化合物(s−2)が得られる。溶媒は、本工程の反応条件で反応しない溶媒であれば使用できる。溶媒としては、例えば、エタノール、メタノールのようなアルコール系溶媒、酢酸エチルまたは酢酸メチル等のエステル系溶媒、テトラヒドロフラン、または1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性極性溶媒、酢酸等のプロトン性極性溶媒、もしくは水、またはそれらの混合物が挙げられる。反応温度は用いる原料化合物の種類等により異なるが、通常約0℃〜約80℃で行われ、好ましくは20℃から50℃であり、常圧または加圧下に行われる。反応時間は、通常30分間から48時間であり、好ましくは1時間から24時間である。
金属還元を用いる場合、ニトロ化合物(s−1)を、(1)鉄、亜鉛またはスズ等の金属、または塩化第一スズ等の金属塩と塩酸、酢酸等の酸との組み合わせ、または(2)鉄または塩化第一スズ単独で反応させることにより、アミノ化合物(s−2)が得られる。溶媒は、本工程の反応条件で反応しない溶媒であれば使用できる。溶媒としては、例えば、エタノール、メタノールのようなアルコール系溶媒、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、酢酸等のプロトン性極性溶媒、もしくは水、またはそれらの混合物が挙げられる。反応温度は用いる原料化合物の種類等により異なるが、通常約0℃〜約100℃で行われ、好ましくは20℃から80℃である。反応時間は、通常30分間から48時間であり、好ましくは1時間から24時間である。
工程(1−2):
ベンズオキサゾロン化合物(s−3)は、塩基の存在下あるいは非存在下、不活性溶媒中、2−アミノフェノール化合物(s−2)をカルボニル化反応させることにより製造することができる。カルボニル化試薬としては、例えば、カルボニルジイミダゾール、トリホスゲン、ホスゲン等が用いられる。溶媒は、本工程の反応条件で反応しない溶媒であれば使用できる。溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、1,4−ジオキサン等のエーテル溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル等の非プロトン性極性溶媒、ケトン類(アセトン等)、又はこれらの混合溶媒が挙げられる。塩基としては、例えば、N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、DBU,DBN、DABCO、ピリジン等の有機塩基が挙げられる。反応温度としては、通常−78〜150℃の範囲から選択することができ、好ましくは0〜100℃の範囲で行われる。反応時間は、通常30分間から48時間であり、好ましくは1時間から24時間である。
工程(1−3):
化合物(s−4)は、塩基の存在下、ベンズオキサゾロン化合物(s−3)とハロゲン化合物を反応させることにより製造することができる。溶媒は、本工程の反応条件で反応しない溶媒であれば使用できる。溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、1,4−ジオキサン等のエーテル溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル等の非プロトン性極性溶媒が挙げられる。塩基としては、例えば炭酸セシウム、炭酸カリウムのような炭酸アルカリ金属、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化アルカリ金属、ナトリウムエトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド、DBU,DBN、DABCOなどの有機塩基等が挙げられ、好ましくは、炭酸カリウム、水素化ナトリウムが挙げられる。反応温度としては、通常約0〜150℃で行われ、好ましくは0〜100℃の範囲で行われる。反応時間は、通常30分間から48時間であり、好ましくは1時間から24時間である。
工程(1−4):
化合物(s−4)に対して、塩基および金属触媒存在下に有機ホウ素化合物(例えばR3a−B(OH)等)、有機亜鉛化合物(例えばR3a−ZnBr等)、アルケニル化合物、アルキニル化合物またはヒドロキシ化合物(例えばR3a−OH等)等を作用させることにより種々のカップリング反応を行い、(s−5)の化合物を製造することができる。塩基としては、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ナトリウムメトキサイド、ナトリウムtert−ブトキサイド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、フッ化カリウム等の無機塩基、または、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、DBN、DABCO、DBU、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、ピコリン、またはNMM等の有機塩基が用いられる。カップリングの種類により、塩基を用いない場合もある。金属触媒としては例えば、ビス(トリス tert−ブチルホスフィン)パラジウム、ビス(トリス o−トリルホスフィン)ジクロロパラジウム、ビス(トリス o−トリルホスフィン)パラジウム、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム、ジクロロパラジウム(アセトニトリル)、ビス(トリス o−トリルホスフィン)ジクロロパラジウム、(1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)ジクロロパラジウム、PEPPSITM・IPr((1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾリデン) (3−クロロピリジル)パラジウム(II)ジクロライド)などの触媒が使用できる。酢酸パラジウムや塩化パラジウムに対して、palladium reagents and catalysts, John Wiley & Sons Inc.(2004年)に記載されている配位子またはその類縁配位子から適切なものを選択して使用することもできる。溶媒としては、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、メチルシクロペンチルエーテル、アニソールまたは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼンまたはキシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、酢酸エチルまたは酢酸メチル等のエステル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリジノン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、またはジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、もしくは水、またはそれらの混合物が挙げられる。反応温度は、用いる原料化合物の種類等により異なるが、通常約0℃〜約250℃であり、好ましくは約20℃〜約200℃である。反応時間は、通常30分間から48時間であり、好ましくは1時間から24時間である。
工程(1−5):
化合物(s−5)の水酸基を脱保護することにより、化合物(s−6)を製造することができる。本工程を実施するには、Protective Groups in Organic Synthesis, John Wiley & Sons Inc.(1981年)に記載されている方法等が挙げられる。
例えば、塩基もしくは酸を用いて化合物(s−6)へ導くことができる。塩基としては、例えばテトラブチルアンモニウムフルオリド、フッ化水素ピリジン錯体等のフッ化物イオン類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等の各種アルカリまたはアルカリ土類金属アルコキシド等を用いることができ、中でもテトラブチルアンモニウムフルオリドが好ましい。反応温度は、用いる原料化合物の種類等により異なるが、通常約0℃〜約80℃であり、好ましくは約20℃〜約40℃である。反応時間は、通常30分間から48時間であり、好ましくは1時間から24時間である。
酸としては、例えば酢酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸類、塩酸、硫酸等の鉱酸類、三臭素化ホウ素、ヨウ化トリメチルシリル等のルイス酸類を用いることができる。反応温度は、0℃から加熱還流の温度範囲であり、好ましくは20℃〜60℃である。反応時間は通常30分間から48時間であり、好ましくは1時間から24時間である。
工程(1−6):
化合物(s−6)の水酸基をハロゲン化もしくはスルホニルエステル化することにより、化合物(s−7)を製造することができる。ハロゲン化を行う場合は、トリフェニルホスフィンの存在下、(s−6)に四塩化炭素もしくは四臭化炭素を作用させることにより製造することができる。クロロ化を行う場合、塩化チオニル、二塩化オキサリルを用いても製造することができる。溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、クロロベンゼンまたはキシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン溶媒が挙げられる。反応温度は、用いる原料化合物の種類等により異なるが、通常約0℃〜約150℃であり、好ましくは約20℃〜約50℃である。反応時間は、通常30分間から48時間であり、好ましくは1時間から24時間である。
スルホニルエステル化を行う場合は、塩基存在下、スルホン酸塩化物と作用させることにより製造することができる。スルホン酸塩化合物としては、例えば、メタンスルホニルクロリド、p−トルエンスルホニルクロリドなどを用いることができる。塩基としては、例えば塩基としては、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ナトリウムメトキサイド、ナトリウムtert−ブトキサイド等の無機塩基、または、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、DBN、DABCO、DBU、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、ピコリン、またはNMM等の有機塩基が用いられる。溶媒としては、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、メチルシクロペンチルエーテル、アニソールまたは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼンまたはキシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、酢酸エチルまたは酢酸メチル等のエステル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリジノン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、またはジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン溶媒が挙げられる。反応温度は、用いる原料化合物の種類等により異なるが、通常約−10℃〜約100℃であり、好ましくは約0℃〜約40℃である。反応時間は、通常30分間から48時間であり、好ましくは1時間から24時間である。
工程(1−7):
化合物(s−7)に対して、塩基存在下アミン化合物を作用させることにより、化合物(S−8)またはその薬学的に許容される塩を製造することができる。溶媒は、本工程の反応条件で反応しない溶媒であれば使用できる。溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、1,4−ジオキサン等のエーテル溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル等の非プロトン性極性溶媒が挙げられる。塩基としては、例えば炭酸セシウム、炭酸カリウムのような炭酸アルカリ金属、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の水素化アルカリ金属、ナトリウムエトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド、DBU,DBN、DABCOなどの有機塩基等が挙げられ、好ましくは、炭酸カリウムが挙げられる。反応温度としては、通常約0〜150℃で行われ、好ましくは20〜100℃の範囲で行われる。反応時間は、通常30分間から48時間であり、好ましくは1時間から24時間である。
製造法2:
製造法1に記載の化合物(S−8)またはその薬学的に許容される塩のうち、(S−8a)またはその薬学的に許容される塩は、製造法1に記載の化合物(s−3)を用いて、以下の工程(2−1)から(2−4)に従って製造することもできる。
Figure 2017001991

(式中、R、R、R、R、およびR3a−Yは、製造法1と同義である。L´は、C1−5アルキレンであり、該アルキレンの置換基は請求項1に記載のLと同義であり、Xは製造法1におけるXと同義である。RはC1−4アルキルであり、2個のRが、一緒になって環を形成してもよい。)
工程(2−1):
本工程は、化合物(s−3)およびアセタール化合物を用いて、製造法1に記載の工程(1−3)に準じた条件に従い、化合物(s−9)を得る工程である。
工程(2−2):
本工程は、化合物(s−9)を用いて、製造法1に記載の工程(1−4)に準じた条件に従い、化合物(s−10)を得る工程である。
工程(2−3):
アセタール化合物(s−10)の脱保護反応をおこなうことにより、アルデヒド化合物(s−11)を製造することができる。
本工程を実施するには、Protective Groups in Organic Synthesis, John Wiley & Sons Inc.(1981年)に記載されている方法等が挙げられる。
例えば、以下のような酸加水分解によってアルデヒド化合物(s−11)へと導くことができる。酸としては、塩酸、硫酸等の鉱酸、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸、トルエンスルホン酸等の有機酸などが用いられ、好ましくはトリフルオロ酢酸、トルエンスルホン酸または塩酸が挙げられる。溶媒は、本工程の反応条件で反応しない溶媒であれば使用できる。溶媒としては、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、メチルシクロペンチルエーテル、アニソール、1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン溶媒、アセトン、アセトニトリル等の非プロトン性極性溶媒、もしくは水、またはそれらの混合物が挙げられる。反応温度は通常、−20℃から加熱還流の温度範囲で、反応時間は30分間から48時間反応させることにより、式(s−11)の化合物を得ることができる。反応温度として好ましくは0℃〜60℃であり、反応時間として好ましくは1時間から24時間である。
工程(2−4):
化合物(s−11)を用いて、還元剤および酸の存在下、アミン化合物を作用させることにより、化合物(S−8a)またはその薬学的に許容される塩を製造することができる。
還元剤としては、例えばトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化シアノホウ素ナトリウム等を用いることができ、中でもトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムが好ましい。酸としては、酢酸が好ましい。
溶媒は、本工程の反応条件で反応しない溶媒であれば使用できる。溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン系溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒、メタノール、エタノール、n -プロパノール、2-プロパノール等のアルコール系溶媒等を単独でまたはそれらを混合して用いることができ、中でもジクロロメタンが好ましい。
製造法3:
製造法2に記載の化合物(S−8)またはその薬学的に許容される塩のうちスルホニル化合物(S−15)またはその薬学的に許容される塩は、製造法1に記載の化合物(s−3)を用いて、以下の工程(3−1)から(3−4)に従って製造することもできる。
Figure 2017001991

(式中、R、R、R、L、およびR3a−Yは、製造法1と同義である。Xは製造法1におけるXと同義である。RはC1−4アルキルを表し、Rはベンジルオキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル等の保護基を表す。)
工程(3−1):
化合物(s−3)を用いて、製造法2に記載の工程(2−1)に準じた条件に従い化合物(s−12)を製造することができる。また、化合物(s−12)は化合物(s−3)を用いて、トリフェニルホスフィン存在下、アルキルアルコールおよびジイソプロピルアゾジカルボキシレートまたはジエチルアゾジカルボキシレートを作用させることによっても製造することができる。溶媒は、本工程の反応条件で反応しない溶媒であれば使用できる。溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン系溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒等を単独でまたはそれらを混合して用いることができ、中でもテトラヒドロフランが好ましい。反応温度としては、通常約0℃〜100℃で行われ、好ましくは0〜40℃の範囲で行われる。反応時間は、通常1〜24時間であり、好ましくは2〜12時間である。
工程(3−2):
本工程は、化合物(s−12)を用いて、製造法1に記載の工程(1−4)に準じた条件に従い、化合物(s−13)を得る工程である。
工程(3−3):
化合物(s−14)は、酸又は塩基存在下、化合物(s−13)を脱保護することにより製造することができる。酸としては、例えば塩酸、硫酸等の鉱酸やトリフルオロ酢酸等の有機酸が挙げられ、塩基としては、例えば、水酸化アルカリ金属(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)が挙げられる。溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、1−ブタノール等のアルコール系溶媒、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、水、又はこれらの混合溶媒が挙げられる。反応温度としては、通常0〜100℃の範囲から選択され、好ましくは0〜50℃の範囲で行われる。反応時間は、通常1〜24時間であり、好ましくは1〜12時間である。
また、化合物(s−13)のRがベンジルオキシカルボニルの場合、製造法1に記載の工程(1−1)に記載の接触還元法を用いても化合物(s−14)を製造することができる。
工程(3−4):
本工程は、化合物(s−14)を用いて、塩基の存在下あるいは非存在下、アルキルビニルスルホンを作用させることにより、化合物(S−15)またはその薬学的に許容される塩を得る工程である。塩基としては、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、DBN、DABCO、DBU、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、ピコリン、またはNMM等の有機塩基が用いられる。溶媒は、本工程の反応条件で反応しない溶媒であれば使用できる。溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン系溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、n -プロパノール、2-プロパノール等のアルコール系溶媒等を単独でまたはそれらを混合して用いることができ、中でもエタノールが好ましい。
製造法4:
製造法1に記載の化合物(S−8)またはその薬学的に許容される塩は、製造法1に記載の化合物(s−4)を用いて、以下の工程(4−1)から(4−4)に従って製造することもできる。
Figure 2017001991

(式中の記号は、製造法1と同義である。)
工程(4−1):
本工程は、化合物(s−4)を用いて、製造法1に記載の工程(1−5)に準じた条件に従い、化合物(s−16)を得る工程である。
工程(4−2):
本工程は、化合物(s−16)を用いて、製造法1に記載の工程(1−6)に準じた条件に従い、化合物(s−17)を得る工程である。
工程(4−3):
本工程は、化合物(s−17)を用いて、製造法1に記載の工程(1−7)に準じた条件に従い、化合物(s−18)を得る工程である。
工程(4−4):
本工程は、化合物(s−18)を用いて、製造法1に記載の工程(1−4)に準じた条件に従い、化合物(S−8)またはその薬学的に許容される塩を得る工程である。
製造法5:
製造法2に記載の化合物(S−8a)は、製造法2に記載の化合物(s−9)を用いて、以下の工程(5−1)から(5−3)に従って製造することもできる。
Figure 2017001991

(式中の記号は製造法2と同義である。)
工程(5−1):
本工程は、化合物(s−9)を用いて、製造法2に記載の工程(2−3)に準じた条件に従い、化合物(s−19)を得る工程である。
工程(5−2):
本工程は、化合物(s−19)を用いて、製造法2に記載の工程(2−4)に準じた条件に従い、化合物(s−20)を得る工程である。
工程(5−3):
本工程は、化合物(s−20)を用いて、製造法1に記載の工程(1−4)に準じた条件に従い、化合物(S−8a)またはその薬学的に許容される塩を得る工程である。
製造法6:
製造法3に記載の化合物(S−15)またはその薬学的に許容される塩は、製造法3に記載の化合物(s−12)を用いて、以下の工程(6−1)から(6−3)に従って製造することもできる。
Figure 2017001991

(式中の記号は、製造法3と同義である。)
工程(6−1):
本工程は、化合物(s−12)を用いて、製造法3に記載の工程(3−3)に準じた条件に従い、化合物(s−21)を得る工程である。
工程(6−2):
本工程は、化合物(s−21)を用いて、製造法3に記載の工程(3−4)に準じた条件に従い、化合物(s−22)を得る工程である。
工程(6−3):
本工程は、化合物(s−22)を用いて、製造法1に記載の工程(1−4)に準じた条件に従い、化合物(S−15)またはその薬学的に許容される塩を得る工程である。
製造法7:
製造法1に記載の化合物(s−5)は、製造法1に記載の化合物(s−3)を用いて、以下の工程(7−1)から(7−2)に従って製造することもできる。
Figure 2017001991

(式中の記号は、製造法1と同義である。)
工程(7−1):
本工程は、化合物(s−3)を用いて、製造法1に記載の工程(1−4)に準じた条件に従い、化合物(s−23)を得る工程である。
工程(7−2):
本工程は、化合物(s−23)を用いて、製造法1に記載の工程(1−3)に準じた条件に従い、化合物(s−5)を得る工程である。
製造法8:
製造法2に記載の化合物(s−10)は、製造法7に記載の化合物(s−23)を用いて、以下の工程(8−1)に従って製造することもできる。
Figure 2017001991

(式中の記号は、製造法2と同義である。)
工程(8−1):
本工程は、化合物(s−23)を用いて、製造法2に記載の工程(2−1)に準じた条件に従い、化合物(s−10)を得る工程である。
製造法9:
製造法3に記載の化合物(s−13)は、製造法7に記載の化合物(s−23)を用いて、以下の工程(9−1)に従って製造することもできる。
Figure 2017001991

(式中の記号は、製造法3と同義である。)
工程(9−1):
本工程は、化合物(s−23)を用いて、製造法3に記載の工程(3−1)に準じた条件に従い、化合物(s−13)を得る工程である。
製造法10:
製造法1に記載の化合物(s−4)のうち、(s−4a)は、製造法1に記載の化合物(s−2)を用いて、以下の工程(10−1)から(10−2)に従って製造することもできる。
Figure 2017001991

(式中、R、X、およびRは製造法1と同義であり、L´は製造法2と同義である。)
工程(10−1):
本工程は、化合物(s−2)を用いて、製造法2に記載の工程(2−4)に準じた条件に従い、化合物(s−24)を得る工程である。
工程(10−2):
本工程は、化合物(s−24)を用いて、製造法1に記載の工程(1−2)に準じた条件に従い、化合物(s−4a)を得る工程である。
製造法11:
製造法2に記載の化合物(s−9)のうち、(s−9a)は、製造法1に記載の化合物(s−2)を用いて、以下の工程(11−1)から(11−2)に従って製造することもできる。
Figure 2017001991

(式中R、Xは製造法1と同義であり、Rは製造法2と同義である。L´´は、C1−4アルキレンであり、該アルキレンの置換基は請求項1に記載のLと同義である。)
工程(11−1):
本工程は、化合物(s−2)を用いて、製造法2に記載の工程(2−4)に準じた条件に従い、化合物(s−25)を得る工程である。
工程(11−2):
本工程は、化合物(s−25)を用いて、製造法1に記載の工程(1−2)に準じた条件に従い、化合物(s−9a)を得る工程である。
製造法12:
製造法3に記載の化合物(s−12)のうち、(s−12a)は、製造法1に記載の化合物(s−2)を用いて、以下の工程(12−1)から(12−2)に従って製造することもできる。
Figure 2017001991

(式中RおよびXは製造法1と同義である。Rは製造法3と同義であり、L´は、製造法2と同義である。)
工程(12−1):
本工程は、化合物(s−2)を用いて、製造法2に記載の工程(2−4)に準じた条件に従い、化合物(s−26)を得る工程である。
工程(12−2):
本工程は、化合物(s−26)を用いて、製造法1に記載の工程(1−2)に準じた条件に従い、化合物(s−12a)を得る工程である。
製造法13:
製造法1に記載の化合物(s−5)は、製造法1に記載の化合物(s−4)を用いて、以下の工程(13−1)から(13−2)に従って製造することもできる。また、製造法2、3、4、5、6、7においても同様に、ベンズオキサゾロン環側の脱離基をホウ素化することによりカップリング反応をすることもできる。
Figure 2017001991

(式中R、R、R3a、R、L、およびXは製造法1と同義である。Rは水素原子またはC1−4アルキル基を示し、2個のRがアルキル基である場合は、一緒になって結合する酸素原子およびホウ素原子と共に5〜6員環を形成しても良い。Yはハロゲン、トリフルオロメタンスルホニルオキシまたはメタンスルホニルオキシなどの脱離基を示す。)
工程(13−1)
化合物(s−4)に対して、塩基および金属触媒存在下に有機ホウ素化合物を作用させることにより(s−27)の化合物を製造することができる。塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、フッ化カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等の無機塩基が用いられる。金属触媒としては例えば、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム、ジクロロパラジウム(アセトニトリル)、(1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)ジクロロパラジウム等の触媒が使用できる。有機ホウ素化合物としては、ビスピナコレートジボラン、ビスネオペンチルグリコレートジボラン等が用いられる。溶媒としては、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、メチルシクロペンチルエーテル、アニソールまたは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼンまたはキシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、酢酸エチルまたは酢酸メチル等のエステル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリジノン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、またはジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、またはそれらの混合物が挙げられる。反応温度は、用いる原料化合物の種類等により異なるが、通常約0℃〜約250℃であり、好ましくは約20℃〜約100℃である。反応時間は、通常30分間から48時間であり、好ましくは1時間から24時間である。
また、金属触媒を用いずに製造することもできる。その場合、塩基としてn−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウムが用いられる。有機ホウ素化合物としては、トリメトキシボラン、トリエトキシボラン、トリブトキシボラン、トリイソプロポキシボラン、イソプロピルピナコールボレートなどが用いられる。溶媒としては、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、メチルシクロペンチルエーテル、アニソールまたは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼンまたはキシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、またはそれらの混合物が挙げられる。反応温度は、用いる原料化合物の種類等により異なるが、通常約−78℃〜約100℃であり、好ましくは約−78℃〜約30℃である。反応時間は、通常30分間から48時間であり、好ましくは1時間から24時間である。
得られたアルコキシホウ素化合物は、酸性条件下で後処理することでボロン酸化合物へ導くことができる。酸として、塩酸または硫酸等が用いられる。

工程(13−2)
化合物(s−27)に対して、塩基および金属触媒存在下、R3a−Yを作用させることにより(s−5)の化合物を製造することができる。塩基としては、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ナトリウムメトキサイド、ナトリウムtert−ブトキサイド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、フッ化カリウム等の無機塩基、または、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、DBN、DABCO、DBU、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、ピコリン、またはNMM等の有機塩基が用いられる。金属触媒としては例えば、ビス(トリス tert−ブチルホスフィン)パラジウム、ビス(トリス o−トリルホスフィン)ジクロロパラジウム、ビス(トリス o−トリルホスフィン)パラジウム、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム、ジクロロパラジウム(アセトニトリル)、ビス(トリス o−トリルホスフィン)ジクロロパラジウム、(1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)ジクロロパラジウム、PEPPSITM・IPr((1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾリデン) (3−クロロピリジル)パラジウム(II)ジクロライド)などの触媒が使用できる。酢酸パラジウムや塩化パラジウムに対して、palladium reagents and catalysts, John Wiley & Sons Inc.(2004年)に記載されている配位子またはその類縁配位子から適切なものを選択して使用することもできる。溶媒としては、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、メチルシクロペンチルエーテル、アニソールまたは1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼンまたはキシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、酢酸エチルまたは酢酸メチル等のエステル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリジノン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、またはジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、もしくは水、またはそれらの混合物が挙げられる。反応温度は、用いる原料化合物の種類等により異なるが、通常約0℃〜約250℃であり、好ましくは約20℃〜約200℃である。反応時間は、通常30分間から48時間であり、好ましくは1時間から24時間である。
上記製造法における出発原料および中間体は、公知化合物であるか、公知化合物から公知の方法により合成することができる。また、上記製造法において、反応点以外の何れかの官能基が、説明した反応条件下で変化するか、または説明した方法を実施するのに不適切な場合は、反応点以外を保護し、反応させた後、脱保護することにより目的化合物を得ることができる。保護基としては、例えば前述のProtective Groups in Organic Synthesis等に記載されているような通常の保護基を用いることができる。具体的には、アミンの保護基としては、例えば、エトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、アセチル、ベンジル等を、また水酸基の保護基としては、例えば、トリ低級アルキルシリル、アセチル、ベンジル等を挙げることができる。
保護基の導入および脱離は、有機合成化学で常用される方法(例えば、上記のプロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス参照)、あるいはそれらに準じた方法により行うことができる。
また、上記製造方法における、中間体、または最終生成物は、その官能基を適宜変換することにより、本発明に含まれる別の化合物へ導く事もできる。官能基の変換は、通常行われる一般的方法(例えば、Comprehensive Organic Transformations, R.C.Larock著(1989年)等参照)により行うことができる。
上記各製造法における中間体および目的化合物は、有機合成化学で常用される精製法、例えば中和、濾過、抽出、洗浄、乾燥、濃縮、再結晶、各種クロマトグラフィー等によって単離精製することができる。また、中間体については、特に精製することなく次の反応に用いることも可能である。
また、光学異性体は前記製造法の適切な工程で、光学活性カラムを用いた方法、分別結晶化法などの公知の分離工程を実施することで分離することができる。また、出発原料として光学活性体を使用することもできる。
本発明の化合物は、光学異性体、立体異性体、ケトエノール体のような互変異性体、および/または幾何異性体を有する場合もあるが、本発明の化合物は、これらを含め全ての可能な異性体およびそれらの混合物を包含する。
本発明の化合物は、上記の異性体に加え、式(1)で表される化合物もしくはそのプロドラッグ、またはその薬学的に許容される塩を包含する。また、本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩は、水あるいは各種溶媒との付加物の形で存在することもあるが、これら付加物も包含する。さらに、本発明の化合物は、あらゆる態様の結晶形のものおよび化合物を構成する原子の一部または全部を同位体に変換した化合物(例えば、水素を重水素化した化合物や、12Cを14Cに変換した化合物)も包含する。
本明細書における「式(1)の化合物のプロドラッグ」なる用語は、生体内における生理条件下で酵素や胃酸等による反応により式(1)の化合物に変換される化合物、すなわち酵素的に酸化、還元、加水分解等を起こして式(1)の化合物に変化する化合物、胃酸等により加水分解を起こして化合物(1)の化合物に変化する化合物を意味する。
「薬学的に許容される塩」としては、例えば、塩基付加塩または酸付加塩が挙げられる。塩基付加塩としては、例えば、カリウム塩、ナトリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、N−メチルグルカミン(メグルミン)等の水溶性アミン付加塩、または有機アミンの低級アルカノールアンモニウム塩が挙げられる。酸付加塩としては、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、リン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、酒石酸水素塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、サッカラート、安息香酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、パラトルエンスルホン酸塩、パモエート[1,1’−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ−3−ナフトエート)]等の塩が挙げられる。
本発明の化合物の塩は以下の方法などにより取得することができる。例えば、本発明の化合物が塩の形で得られる場合には、そのまま精製すればよい。また、本発明の化合物が遊離の形で得られる場合には、適当な有機溶媒に溶解または懸濁させ、上記の塩を形成しうる酸または塩基を加えて、通常の方法により塩を形成させればよい。
上記で示す製造方法で得られた式(1)の化合物は、抽出、カラムクロマトグラフィー、再結晶、再沈殿のような常法に従って単離・精製される。抽出溶媒としては、例えばジエチルエーテル、酢酸エチル、クロロホルム、ジクロロメタン、トルエン等が挙げられる。カラムクロマトグラフィーによる精製は、例えば、酸性、塩基性もしくは各種化学処理をしたシリカゲルまたはアルミナ等を用いて行われる。溶出溶媒としては、例えば、ヘキサン/酢酸エチル、ヘキサン/クロロホルム、酢酸エチル/メタノール、クロロホルム/メタノール、アセトニトリル/水、メタノール/水等が用いられる。
本発明のベンズオキサゾロン環を有する新規化合物またはその医薬として許容される塩は、Nav1.7およびNav1.8の一方または両方を阻害する特性を有し、神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症、発作性激痛症等に対する治療剤または予防剤として使用できる。ここでいう神経障害性疼痛としては、例えば糖尿病性ニューロパチー、帯状疱疹後神経痛、化学療法による神経障害、癌性疼痛、ヒト免疫不全症候群ウイルス感染性感覚神経障害、三叉神経痛、複合性局所疼痛症候群、反射性交感神経性ジストロフィー、腰部術後神経痛、幻肢痛、脊髄損傷後疼痛、遷延性術後疼痛、炎症性の脱髄性多発神経根障害、アルコール性神経障害、絞扼性末梢神経障害、医原性神経障害、突発性感覚神経障害、栄養障害による神経障害、放射線照射後神経障害、神経根障害、有毒性末梢神経障害、外傷性末梢性神経障害、腕神経叢引き抜き損傷、舌因神経痛、自己免疫性神経障害、慢性馬尾障害などが挙げられる。侵害受容性疼痛ないしは炎症性疼痛としては、腰痛、腹痛、慢性関節リウマチ、変形性関節症による疼痛、筋肉痛、急性術後痛、骨折痛、熱傷性疼痛などが挙げられる。また、本発明の化合物またはその医薬として許容される塩は、排尿障害に対する治療剤または予防剤としても使用できる。ここでいう排尿障害としては、頻尿、前立腺肥大による膀胱痛などが挙げられる。さらに、多発性硬化症における小脳の異常神経発火を抑える運動失調に対する治療剤または予防剤としても使用できる。非神経組織や中枢神経系由来の副作用がない薬剤としては、Nav1.7またはNav1.8の選択的阻害活性を有する化合物がより好ましい。
本発明の化合物の投与経路としては、経口投与、非経口投与又は直腸内投与のいずれでもよく、その一日投与量は、化合物の種類、投与方法、患者の症状・年齢等により異なる。例えば、経口投与の場合は、通常、ヒト又は哺乳動物1kg体重当たり約0.01〜1000mg、更に好ましくは約0.1〜500mgを1〜数回に分けて投与することができる。静注等の非経口投与の場合は、通常、例えば、ヒト又は哺乳動物1kg体重当たり約0.01mg〜300mg、更に好ましくは約1mg〜100mgを投与することができる。
本発明化合物は、経口投与又は非経口投与により、直接又は適当な剤形を用いて製剤にし、投与することができる。剤形は、例えば、錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、液剤、懸濁剤、注射剤、貼付剤、ハップ剤等が挙げられるがこれに限らない。製剤は、薬学的に許容される添加剤を用いて、公知の方法で製造される。添加剤は、目的に応じて、賦形剤、崩壊剤、結合剤、流動化剤、滑沢剤、コーティング剤、溶解剤、溶解補助剤、増粘剤、分散剤、安定化剤、甘味剤、香料等を用いることができる。具体的には、例えば、乳糖、マンニトール、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、トウモロコシデンプン、部分α化デンプン、カルメロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ステアリン酸マグネシウム、フマル酸ステアリルナトリウム、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、酸化チタン、タルク等が挙げられる。
本発明の化合物およびその薬学的に許容される塩は、その作用の増強を目的として、例えば、セレコキシブ、ボルタレン、イブプロフェン、ロキソプロフェン、アセトアミノフェン、ジクロフェナク、デキサメサゾンなどの非ステロイド系抗炎症薬や、トラマドール、モルヒネ、オキシコドンなどのオピオイド系鎮痛薬とも組み合わせて用いることができる。また、プレガバリン、カルバマゼピンなどの抗てんかん薬、エパルレスタットなどのアルドース還元酵素阻害剤、リマプロスト アルファデクスなどのプロスタグランジン誘導体製剤、アミトリプチリン、デュロキセチンなどの抗うつ薬、抗痙攣薬、抗不安薬、ドーパミン受容体作動薬、パーキンソン病治療薬、ホルモン製剤、偏頭痛治療薬、アドレナリンβ受容体拮抗薬、認知症治療薬、気分障害治療薬などの薬剤とも組み合わせて用いることができる。本発明の化合物およびその薬学的に許容される塩と組み合わせて用いる薬剤として好ましくは、プレガバリン、カルバマゼピンなどの抗てんかん薬、アミトリプチリン、デュロキセチンなどの抗うつ薬、モルヒネ、オキシコドン、トラマドールなどの麻薬性鎮痛薬、アセトアミノフェン、ジクロフェナク、デキサメサゾンなどの抗炎症薬、エパルレスタットなどのアルドース還元酵素阻害剤、リマプロスト アルファデクスなどのプロスタグランジン誘導体が挙げられる。また、その副作用抑制を目的として、制吐剤、睡眠導入剤などの薬剤と組み合わせて用いることができる。本発明の化合物及び併用薬剤の投与時期は限定されず、これらを投与対象に対し、同時に投与してもよいし、適当な間隔をおいて投与してもよい。また、本発明の化合物と併用薬剤の合剤としても良い。併用薬剤の投与量は、臨床上用いられている用量を基準として適宜選択することができる。また、本発明化合物と併用薬剤との配合比は、投与対象、投与ルート、対象疾患、症状、組み合わせなどにより適宜選択することができる。例えば投与対象がヒトである場合、本発明の化合物1重量部に対し、併用薬剤を0.01〜1000重量部用いればよい。
以下に参考例、実施例および試験例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本願発明の技術的範囲はこれら実施例等に限定されるものではない。参考例および実施例におけるシリカゲルクロマトグラフィーは、山善株式会社製のシリカゲルカラムまたはアミノシリカゲルカラムを用いた。化合物の同定はプロトン核磁気共鳴吸収スペクトル(H−NMR)、高速液体クロマト質量分析計;LCMS等を用いて行った。H−NMRは、JNM−LA300(日本電子)またはJNM−AL400(日本電子)を用いて測定した。
高速液体クロマト質量分析計;LCMSの測定条件は、以下の通りであり、観察された質量分析の値[MS(m/z)]をM+Hで示す。
MS detector:ACQITY SQD
HPLC:ACQITY UPLC
カラム:ACQITY BEH C18 1.7 μm 2.1×50 mm
流速:0.75ml/min
測定波長:254nm
移動層:A液;0.05%ギ酸水溶液
B液;アセトニトリル
タイムプログラム:
ステップ 時間(分)
1 0.0−1.3 A液:B液=90:10→1:99
2 1.3−1.5 A液:B液=1:99
3 1.5−2.0 A液:B液=90:10
原料化合物、反応試薬および溶媒は、特に断りのない限り、市販のものを用いるか、または公知の方法に準じて製造したものを使用した。
製造法、参考例および実施例において、本明細書の記載を簡略化するために次に示すような略号を用いることもある。Me:メチル、Et:エチル、Pr:プロピル、Bu:ブチル、Ms:メタンスルホニル、n−:ノルマル、i−:イソ、sec−:セカンダリー、t−またはtert−:ターシャリー、THF:テトラヒドロフラン、DMF:N,N−ジメチルホルムアミド、DBN:1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、DABCO:1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、DBU:1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、NMM:N−メチルモルホリン、TBS:tert−ブチルジメチルシリル、J:結合定数、s:一重線、d:二重線、t:三重線、q:四重線、dd:二重の二重線、td:三重の二重線、tt:三重の三重線、m:多重線、br:幅広い。
参考例1:
5−クロロ−6−メチルベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物1(0.500g)、還元鉄(0.810g)、酢酸(0.481g)、エタノール(10mL)および水(3.0mL)の混合物を80℃で1時間攪拌した。反応混合液をセライトろ過し、ろ液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し化合物2(0.270g)を得た。
工程(ii):
化合物2(0.050g)、1,1’−カルボニルジイミダゾール(0.077g)、ジイソプロピルエチルアミン(0.166mL)およびTHF(1.5mL)の混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製し、表題化合物3(0.041g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 2.30 (3H, s), 7.12 (1H, s), 7.31 (1H, s), 11.68 (1H, s).
参考例2:
5−ブロモ−4−メチルベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物4(1.00g)、N−ブロモスクシンイミド(1.74g)、酢酸(0.784g)およびDMF(33mL)の混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=6/1)で精製し、化合物5(0.530g)を得た。
工程(ii):
化合物5(0.510g)を用いて、参考例1の工程(i)と同様の方法に従い、化合物6(0.301g)を得た。
工程(iii):
化合物6(0.050g)を用いて、参考例1の工程(ii)と同様の方法に従い、表題化合物7(0.040g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 2.29 (3H, s), 7.08-7.10 (1H, m), 7.28-7.31 (1H, m), 11.94 (1H, s).
参考例3:
5−ブロモ−7−メチルベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物8(1.00g)および酢酸(0.784g)の混合物に、0℃で、硝酸(0.506g)を加え、同温で1時間攪拌した。反応混合液に氷を加え、析出した固体をろ取し、化合物9(1.01g)を得た。
工程(ii):
化合物9(0.99g)を用いて、参考例1の工程(i)と同様の方法に従い、化合物10(0.700g)を得た。
工程(iii):
化合物10(0.700g)を用いて、参考例1の工程(ii)と同様の方法に従い、表題化合物11(0.510g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 2.27 (3H, s), 7.07 (1H, s), 7.13 (1H, s), 11.74 (1H, brs).
参考例4:
5−ブロモ−4−フルオロベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物12(2.60g)、ベンジルブロミド(8.57g)、炭酸カリウム(6.92g)およびDMF(17mL)の混合物を室温で6時間攪拌した。反応混合液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=9/1)で精製し、化合物13(4.70g)を得た。
工程(ii):
化合物13(4.70g)、4mol/L水酸化ナトリウム水溶液(4.20mL)およびメタノール(14mL)の混合物を50℃で14時間攪拌した。反応混合液を減圧濃縮後、水および4mol/L塩酸を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製し、化合物14(2.98g)を得た。
工程(iii):
化合物14(2.96g)、ジフェニルホスホリルアジド(5.47g)、トリエチルアミン(3.89mL)、tert−ブチルアルコール(10mL)およびトルエン(10mL)の混合物を90℃で15時間攪拌した。反応混合液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製し、化合物15(2.80g)を得た。
工程(iv):
化合物15(1.20g)を用いて、参考例2の工程(i)と同様の方法に従い、化合物16(1.12g)を得た。
工程(v):
化合物16(1.10g)、12mol/L塩酸(3.00mL)および1,4−ジオキサン(0.5mL)の混合物を80℃で5時間攪拌した。反応混合液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、化合物17(0.510g)を得た。
工程(vi):
化合物17(0.510g)を用いて、参考例1の工程(ii)と同様の方法に従い、表題化合物18(0.420g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 7.14-7.16 (1H, m), 7.36-7.39 (1H, m), 12.49 (1H, s).
参考例5:
5−ブロモ−6−フルオロベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物19(0.200g)を用いて、参考例1の工程(ii)と同様の方法に従い、表題化合物20(0.168g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 7.36-7.38 (1H, m), 7.54-7.57 (1H, m), 11.88 (1H, brs).
参考例6:
5−(トリフルオロメチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物21(0.500g)、ギ酸アンモニウム(0.761g)、10% Pd/C(0.050g)およびメタノール(12mL)の混合物を50℃で1時間攪拌した。反応混合液をセライトろ過し、減圧濃縮後、残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、化合物22(0.410g)を得た。
工程(ii):
化合物22(0.410g)を用いて、参考例1の工程(ii)と同様の方法に従い、表題化合物23(0.455g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 7.36 (1H, s), 7.45-7.49 (2H, m), 12.01 (1H, brs).
参考例7:
3−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}ブタン−1−オール
Figure 2017001991
工程(i):
化合物24(0.178g)、2−(メタンスルホニル)エチルアミン(0.148g)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.636g)、酢酸(0.090g)およびクロロホルム(5.0mL)の混合物を室温で24時間攪拌した。反応混合液に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:クロロホルム/メタノール=19/1)で精製し、化合物25(0.250g)を得た。
工程(ii):
化合物25(0.100g)を用いて、参考例6の工程(i)と同様の方法に従い、表題化合物26(0.020g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 0.96 (3H, d, J = 6.2 Hz), 1.33-1.41 (1H, m), 1.49-1.53 (1H, m), 2.66-2.68 (1H, m), 2.88-2.96 (5H, m), 3.15-3.18 (2H, m), 3.44-3.46 (2H, m), 4.42 (1H, s).
参考例8:
tert−ブチル (3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)カルバメート
Figure 2017001991
工程(i):
化合物27(0.700g)、クロロギ酸イソブチル(0.564g)、トリエチルアミン(0.725mL)およびTHF(17mL)の混合物を0℃で1時間攪拌した。反応混合液をセライトろ過した後、減圧濃縮した。残渣のメタノール(17mL)溶液に、0℃で水素化ホウ素ナトリウムを加え、室温で1時間攪拌した。反応混合液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、表題化合物28(0.380g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 0.77 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.36 (9H, s), 1.58-1.60 (1H, m), 2.72-2.74 (1H, m), 2.88-2.92 (1H, m), 3.19-3.25 (2H, m), 4.37-4.38 (1H, m), 6.73 (1H, br s).
参考例9:
tert−ブチル (3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)カルバメート
Figure 2017001991
工程(i):
化合物29(0.345g)、二炭酸tert−ブチル(0.730g)およびTHF(50ml)の混合物を室温で2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:クロロホルム/メタノール=95/5)で精製し、表題化合物30(0.658g)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.83 (6H, s), 1.43 (9H, s), 2.94 (2H, d, J = 6.8 Hz), 3.17 (2H, d, J = 7.3 Hz), 3.64 (1H, t, J = 7.3 Hz), 4.81 (1H, br s).
参考例10:
2−メチル−2−(メチルスルホニル)プロパン−1−アミン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物31(0.953g)、水素化ナトリウム(0.663g)、ヨウ化メチル(2.04g)およびTHF(40mL)の混合物を0℃で30分攪拌後、室温で1時間攪拌した。反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=6/1)で精製し、化合物32(0.730g)を得た。
工程(ii):
化合物32(0.700g)およびTHF(2.0mL)の混合物を45℃で、0.95mol/L ボラン・THF錯体(THF溶液、10mL)に対して滴下し、室温で15時間攪拌した。反応混合液を0℃で、メタノール(20mL)に滴下し、減圧濃縮した。得られた残渣のメタノール(20mL)溶液に、4mol/L 塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(40mL)を加え、80℃で1時間攪拌した。混合液に0℃で、クロロホルム(30mL)を加え、固体をろ取した。固体をメタノールに(20mL)溶解させ、ナトリウムメトキシドをpHが9になるまで加えた。反応液にクロロホルムを加え、セライトろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:クロロホルム/メタノール=9/1)で精製し、表題化合物33(0.480g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.21 (6H, s), 1.61 (2H, m), 2.78 (2H, m), 2.91 (3H, s).
参考例11:
4−ヨードベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物34(2.00g)を用いて、参考例1の工程(ii)と同様の方法に従い、表題化合物35(1.00g)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 6.91-6.94 (1H, m), 7.16-7.19 (1H, m), 7.45-7.47 (1H, m), 8.70 (1H, s).
参考例12:
7−ブロモベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物36(1.59g)を用いて、参考例1の工程(ii)と同様の方法に従い、表題化合物37(1.02g)を得た。
LC/MS: m/z = 213, 215 (M+H)+
参考例13:
6−(4−フルオロフェノキシ)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物38(15.9g)を用いて、参考例4の工程(i)と同様の方法に従い、化合物39(24.7g)を得た。
工程(ii):
化合物39(24.7g)、4−フルオロフェノール(13.4g)、炭酸セシウム(49.0g)およびDMF(40mL)の混合物を80℃で4時間攪拌した。反応混合液に水を加え、固体をろ取し、化合物40(33.9g)を得た。
工程(iii):
化合物40(5.40g)、10% Pd/C(0.540g)、メタノール(10mL)および酢酸エチル(20mL)の混合物を水素雰囲気下、50℃で12時間攪拌した。反応混合液をセライトろ過度、減圧濃縮し、化合物41(3.49g)を得た。
工程(iv):
化合物41(0.300g)を用いて、参考例1の工程(ii)と同様の方法に従い、表題化合物42(0.300g)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 6.80-7.07 (7H, m).
参考例14:
5−ブロモ−3−(4,4−ジメトキシブタン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物43(0.661g)、水素化ホウ素ナトリウム(0.378g)およびメタノール(25mL)の混合物を0℃で15分攪拌後、室温にて1時間攪拌した。反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製し、化合物44(0.620g)を得た。
工程(ii):
化合物44(0.620g)、5−ブロモベンズオキサゾロン(0.989g)、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(1.12g)、トリフェニルホスフィン(1.82g)およびTHF(23mL)の混合物を0℃で15分攪拌後、室温にて18時間攪拌した。反応混合液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製し、表題化合物45(0.960g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.44 (3H, d, J = 7.0 Hz), 1.93-1.96 (1H, m), 2.24-2.28 (1H, m), 3.08 (3H, s), 3.17 (3H, s), 4.29-4.31 (2H, m), 7.29-7.29 (2H, m), 7.63 (1H, s).
参考例15:
3−(メチルスルホニル)プロピル メタンスルホネート
Figure 2017001991
工程(i):
化合物46(2.00g)、メタクロロ過安息香酸(9.40g)および塩化メチレン(60mL)の混合物を室温にて16時間攪拌した。反応混合液をセライトろ過後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:クロロホルム/メタノール=9/1)で精製し、化合物47(0.660g)を得た。
工程(ii):
化合物47(0.100g)、メタンスルホニルクロリド(0.067mL)、トリエチルアミン(0.120mL)および塩化メチレン(2.0mL)の混合物を室温にて1時間攪拌した。反応混合液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を減圧濃縮し、表題化合物48の粗生成物を得た。そのまま全量を次の反応へ用いた。
参考例16:
tert−ブチル 3−{[5−ブロモ−2−オキソベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル]メチル}アゼチジン−1−カルボキシレート
Figure 2017001991
工程(i):
化合物49(1.00g)、tert−ブチル 3−ホルミルアゼチジン−1−カルボキシレート(1.00g)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.30g)、テトライソプロポキシチタン(8.00mL)およびTHF(25mL)の混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合液に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製し、化合物50(1.48g)を得た。
工程(ii):
化合物50(0.500g)を用いて、参考例1の工程(ii)と同様の方法に従い、表題化合物51(0.350g)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.42 (9H, s), 2.98-3.12 (1H, m), 3.75-3.78 (2H, m), 4.03-4.06 (4H, m), 7.09-7.13 (2H, m), 7.25-7.28 (1H, m).
参考例17:
tert−ブチル {3−[5−ブロモ−2−オキソベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル]プロピル}[2−(メチルスルホニル)エチル]カーバメート
Figure 2017001991
工程(i):
化合物52(2.00g)のメタノール(50mL)溶液にメチルビニルスルホン(2.1mL)を加え、室温で3時間攪拌した。反応液を減圧濃縮して化合物53の粗生成物を得た。このものは精製せずに全量を次工程に用いた。
工程(ii):
化合物53の粗生成物、二炭酸tert−ブチル(5.20g)および1,4−ジオキサン(50ml)の混合物を室温で2時間攪拌した。反応液を1mol/L塩酸で酸性にし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、ろ液を減圧濃縮した。残渣をジクロロメタン(50ml)に溶解し、アミノシリカゲル(40g)を加え、室温で1時間攪拌した。混合液をろ過した後、ろ液を減圧濃縮して表題化合物54(4.80g)を得た。
工程(iii):
化合物54(4.22g)を用いて、参考例14の工程(ii)と同様の方法に従い、表題化合物55(7.03g)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.42 (9H, s), 2.07-1.99 (2H, m), 2.95 (3H, s), 3.38-3.31 (4H, m), 3.69 (2H, t, J = 7.1 Hz), 3.80 (2H, t, J = 7.3 Hz), 7.08 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.12 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.25 (1H, dd, J = 8.4, 1.8 Hz).
参考例18:
5−(tert−ブチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物56(1.00g)を用いて、参考例1の工程(ii)と同様の方法に従い、表題化合物57(0.55g)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 1.27 (9H, s), 7.03 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.08 (1H, dd, J = 1.8, 7.9 Hz), 7.16 (1H, d, J = 7.9 Hz), 11.49 (1H, s).
参考例19:
1−フェニル−5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)スルホニル]−1H−テトラゾール
Figure 2017001991
工程(i):
化合物58(0.642ml)および1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール(1.00g)を用いて、参考例14の工程(ii)と同様の方法に従い、化合物59(1.06g)を得た。
工程(ii):
化合物59(1.06g)、30%過酸化水素水(4.1mL)、モリブデン酸アンモニウム4水和物(0.999mg)およびエタノール(40mL)の混合物を室温で4時間攪拌した。0℃でチオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製し、表題化合物60(0.970g)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.95-2.06 (2H, m), 2.12-2.17 (2H, m), 3.49 (2H, m), 4.09-4.17 (3H, m), 7.56-7.67 (5H, m).
参考例20:
5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物61(1.00g)を用いて、参考例4の工程(i)と同様の方法に従い、化合物62(1.15g)を得た。
工程(ii):
参考例19の化合物60(0.820g)とTHF(30mL)の混合物に対して、−78℃で、1.3mol/L リチウムヘキサメチルジシラジド(THF溶液、2.36mL)を滴下し、10分攪拌した。化合物62(0.862g)のTHF(5.0mL)溶液を、−78℃で滴下し、室温まで自然昇温しながら1.5時間攪拌した。反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をアミノシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=8/1)で精製し、化合物63(0.740g)を得た。
工程(iii):
化合物63(0.880g)、10% Pd/C(0.094g)およびTHF(3.0mL)の混合物を水素雰囲気下、室温で2時間攪拌した。混合液をセライトろ過し、減圧濃縮を行い、化合物64を粗生成物として得た。全量を次の反応に用いた。
工程(iv):
化合物64の粗生成物を用いて、参考例1の工程(ii)と同様の方法に従い、表題化合物65(0.412g)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 1.11-1.22 (2H, m), 1.44 (2H, m), 1.69 (1H, br s), 2.47-2.52 (2H, m), 3.20 (2H, m), 3.79 (2H, m), 6.83-6.88 (2H, m), 7.15 (1H, m), 11.52 (1H, br s).
実施例1(A):
5−(4−フルオロフェニル)−3−{2−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]エチル}ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物I−a(4.20g)、2−(tert-ブチルジメチルシリルオキシ)エチルブロミド(5.10mL)、リチウムブロミド(3.50g)、水素化ナトリウム(0.960g)およびDMF(100mL)の混合物を80℃で2時間攪拌した。反応混合液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=8/1)で精製し、化合物II−a(3.10g)を得た。
工程(ii):
化合物II−a(3.10g)、4−フルオロフェニルボロン酸(1.70g)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0.48g)、炭酸カリウム(3.40g)、1,4−ジオキサン(80mL)および水(10mL)の混合物を90℃で6時間攪拌した。反応混合液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=8/1)で精製し、化合物III−a(3.20g)を得た。
工程(iii):
化合物III−a(3.20g)、1.0mol/Lテトラブチルアンモニウムフルオリド(THF溶液、、9.9mL)、酢酸(0.566mL)およびTHF(83mL)の混合物を室温で14時間攪拌した。反応混合液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製し、化合物IV−a(1.63g)を得た。
工程(iv):
化合物IV−a(1.63g)、四臭化炭素(5.20g)、トリフェニルホスフィン(2.00g)および塩化メチレン(60mL)の混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=6/1)で精製し、化合物V−a(1.47g)を得た。
工程(v):
化合物V−a(0.100g)、3−アミノ−2−メチル−2−プロパノール(0.080g)、炭酸カリウム(0.124g)およびアセトニトリル(1.5mL)の混合物を70℃で18時間攪拌した。反応混合液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をアミノシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=6/1)で精製し、表題化合物VI−a(0.081g)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.13 (6H, s), 2.59 (2H, s), 3.06 (2H, m), 3.97 (2H, m), 7.09-7.26 (5H, m), 7.47-7.52 (2H, m).
実施例2〜23:
実施例1(A)と同様にして、表1〜3に示す実施例2〜23の化合物を製造した。
Figure 2017001991
Figure 2017001991
Figure 2017001991
実施例24:
6−(4−フルオロフェニル)−3−(2−((2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ)エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
6−ブロモベンズオキサゾロンを用いて、実施例1(A)と同様にして、表題化合物を製造した。
Figure 2017001991
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.16 (6H, s), 2.61 (2H, s), 3.10 (2H, t, J = 6.1Hz), 3.97 (2H, t, J = 6.1Hz), 7.06-7.16 (3H, m), 7.35-7.39 (2H, m), 7.48-7.52 (2H, m).
実施例25:
6−(4−フルオロフェノキシ)−3−(2−((2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ)エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
参考例13の化合物42を用いて、実施例1(A)と同様にして、表題化合物を製造した。
Figure 2017001991
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.22 (6H, s), 2.76 (2H, s), 3.19 (2H, t, J = 6.0 Hz), 4.04 (2H, t, J = 6.0 Hz), 6.83-7.03 (7H, m).
実施例26(B):
5−(4−フルオロフェノキシ)−3−{2−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]エチル}ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物II−a(1.10g)、ビス(ピナコレート)ジボロン(1.70g)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(0.110g)、酢酸カリウム(0.883g)および1,4−ジオキサン(15mL)の混合物を90℃で14時間攪拌した。反応混合液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=8/1)で精製し、化合物I−b(1.26g)を得た。
工程(ii):
化合物I−b(0.420g)、4−フルオロフェノール(0.224g)、酢酸銅(0.272g)、トリエチルアミン(0.697mL)およびアセトニトリル(5mL)の混合物を40℃で16時間攪拌した。反応混合液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=6/1)で精製し、化合物II−b(0.189g)を得た。
工程(iii):
化合物II−b(0.189g)を用いて、実施例Aの工程(iii)と同様の方法に従い、化合物III−b(0.091g)を得た。
工程(iv):
化合物III−b(0.091g)を用いて、実施例Aの工程(iv)と同様の方法に従い、化合物IV−b(0.074g)を得た。
工程(v):
化合物IV−b(0.036g)を用いて、実施例Aの工程(v)と同様の方法に従い、表題化合物V−b(0.0084g)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.13 (6H, s), 2.56 (2H, s), 3.03 (2H, t, J = 6.1Hz), 3.87 (2H, t, J = 6.1Hz), 6.68-6.72 (2H, m), 6.93-7.07 (4H, m), 7.13 (1H, m).
実施例27(C):
5−シクロヘキシル−3−{2−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]エチル}ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物I-c(実施例7)(0.040g)、10% Pd/C(0.010g)およびメタノール(3.0mL)の混合物を水素雰囲気下、室温で2時間攪拌した。混合液をセライトろ過し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:クロロホルム/メタノール=19/1)で精製し、表題化合物II−c(0.029g)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.12 (6H, s), 1.36-1.43 (5H, m), 1.77-1.83 (5H, m), 2.53 (1H,m), 2.60 (2H, s), 3.06-3.08 (2H, m), 3.92-3.94 (2H, m), 6.85-6.86 (1H, m), 6.94-6.97 (1H, m), 7.10-7.13 (1H, m).
実施例28:
3−{2−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]エチル}−5−フェネチルベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
実施例11の化合物を用いて、実施例27(C)と同様の方法で、表題化合物を製造した。
Figure 2017001991
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.14 (6H, s), 2.59 (2H, s), 2.92-3.06 (6H, m), 3.88 (2H, m), 6.71 (1H, m), 6.89-6.93 (1H, m), 7.09-7.30 (6H, m)
実施例29(D):
5−エチル−3−{2−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]エチル}ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物I-d(実施例12)(0.033g)、1mol/Lジエチル亜鉛(THF溶液、0.300mL)、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0.010g)およびTHF(0.5mL)の混合物を室温で12時間攪拌した。反応混合液をセライトろ過し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:クロロホルム/メタノール=19/1)で精製し、表題化合物II−d(0.014g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.03 (6H, s), 1.18 (3H, t, J = 7.6 Hz), 2.52 (2H, s), 2.59 (2H, q, J = 7.6 Hz), 2.94 (2H, m), 3.91 (2H, m), 6.92-6.95 (1H, m), 7.18-7.21 (2H, m).
実施例30〜31:
実施例29(D)と同様にして、表4に示す実施例30〜31の化合物を製造した。
Figure 2017001991
実施例32(E):
5−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(2−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物I−a(実施例1)(1.00g)、1mol/Lカリウムヘキサメチルジシラジド(THF溶液、5.00mL)、ブロモアセトアルデヒドジメチルアセタール(0.587mL)およびDMF(5mL)の混合物を90℃で16時間攪拌した。反応混合液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=6/1)で精製し、化合物I−e(1.50g)を得た。
工程(ii):
化合物I−e(0.080g)および2,4−ジフルオロフェニルボロン酸(0.084g)を用いて、実施例1(A)の工程(ii)と同様の方法に従い、化合物II−e(0.082g)を得た。
工程(iii):
化合物II−e(0.082g)、5mol/L塩酸(1.00mL)の混合物を50℃で1時間攪拌した。反応混合液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られた化合物III−eの粗生成物を、全量次の反応へ用いた。
工程(iv):
化合物III−eの粗生成物、2−(メタンスルホニル)エチルアミン(0.049g)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.168g)、酢酸(0.032g)およびクロロホルム(1.5mL)の混合物を室温で16時間攪拌した。反応混合液に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:クロロホルム/メタノール=49/1)で精製し、表題化合物IV−e(0.085g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 2.86-2.91 (7H, m), 3.13-3.15 (2H, m), 3.89-3.91 (2H, m), 7.22-7.24 (2H, m), 7.39-7.41 (2H, m), 7.47 (1H, s), 7.59-7.61 (1H, m).
実施例33〜42:
実施例32(E)と同様にして、表5に示す実施例33〜42の化合物を製造した。
Figure 2017001991
実施例43〜47:
参考例1〜5の化合物3、7、11、18および20を用いて、実施例32(E)と同様にして、表6に示す実施例43〜47の化合物を製造した。
Figure 2017001991
実施例48〜49:
参考例14の化合物45を用いて、実施例32(E)と同様にして、表7に示す実施例48〜49の化合物を製造した。
Figure 2017001991
実施例50(F):
3−(4−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}ブタン−2−イル)−5−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
参考例14の化合物45(0.200g)を用いて、実施例26(B)の工程(i)と同様の方法に従い、化合物I−f(0.080g)を得た。
工程(ii):
化合物I−f(0.080g)、2−ブロモ−5−トリフルオロメチルピリジン(0.072g)、ジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(0.031g)、3mol/L炭酸ナトリウム水溶液(0.212mL)および1,4−ジオキサン(1.0mL)の混合物を80℃で2時間攪拌した。反応混合液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製し、化合物II−f(0.090g)を得た。
工程(iii):
化合物II−f(0.090g)を用いて、実施例32(E)の工程(iii)と同様の方法に従い、化合物III−fを粗生成物として得た。全量をそのまま次の反応に用いた。
工程(iv):
化合物III−fの粗生成物を用いて、実施例32(E)の工程(iv)と同様の方法に従い、表題化合物IV−f(0.073g)得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.50 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.91-1.94 (1H, m), 2.13-2.16 (1H, m), 2.81-2.82 (2H, m), 2.93 (3H, s), 3.12-3.14 (2H, m), 4.51-4.54 (1H, m), 7.48-7.51 (1H, m), 7.97-7.99 (1H, m), 8.08 (1H, s), 8.29-8.31 (2H, m), 9.04 (1H, s).
実施例51:
3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)−5−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
実施例32(E)の化合物I−eを用いて、実施例50(F)と同様の方法により表題化合物を製造した。
Figure 2017001991
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 2.89-2.92 (7H, m), 3.14-3.16 (2H, m), 3.95-3.99 (2H, m), 7.46-7.49 (1H, m), 7.95-7.99 (1H, m), 8.08 (1H, s), 8.26-8.29 (2H, m), 9.03 (1H, s).
実施例52(G):
5−(4−フルオロフェニル)−3−(2−{[2−(メチルスルホニル)エチル)]アミノ}プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物I−a(0.214g)およびtert−ブチル (1−ヒドロキシプロパン−2−イル)カルバメート(0.210g)を用いて、参考例14の工程(ii)と同様の方法に従い、化合物I−g(0.275g)を得た。
工程(ii):
化合物I−g(0.100g)を用いて、実施例1(A)の工程(ii)と同様の方法に従い、化合物II−g(0.095g)を得た。
工程(iii):
化合物II−g(0.095g)、トリフルオロ酢酸(2.00mL)およびクロロホルム(0.5mL)の混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合液を減圧濃縮後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られた化合物III−gの粗生成物を、全量次の反応へ用いた。
工程(iv):
化合物III−gの粗生成物を用いて、参考例17の工程(i)と同様の方法に従い、表題化合物IV−g(0.014g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.36 (3H, d, J = 6.1Hz), 3.13 (3H, s), 3.49-3.54 (4H, m), 3.82-3.86 (1H, m), 4.11-4.23 (2H, m), 7.32-7.41 (4H, m), 7.74-7.77 (3H, m).
実施例53〜59:
実施例52(G)の製造法の工程(i)においては対応するカルバメートを、工程(ii)では対応するボロン酸を用いて、同様の方法により、表8に示す実施例53〜59の化合物を製造した。ただし、実施例58の化合物の製造の際は、原料に6−トリフルオロメチルベンズオキサゾロンを、実施例60の製造の際は参考例18の化合物57をそれぞれ用いた。
Figure 2017001991
実施例61〜64:
実施例52(G)と同様にして、表9に示す実施例61〜64の化合物を製造した。実施例61においてはエチルビニルスルホンを用いて製造した。また、実施例63の化合物においては、参考例16の化合物51を、実施例64の化合物においては参考例18の化合物57をそれぞれ用いて製造した。
Figure 2017001991
実施例65(GG):
5−(tert−ブチル)−3−(3−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン 塩酸塩
Figure 2017001991
工程(i):
参考例18の化合物57(0.062g)および参考例17の化合物54(0.110g)を用いて、参考例14の工程(ii)と同様の方法に従い、化合物I−gg(0.079g)を得た。
工程(ii):
化合物I−ggおよび4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(2.00mL)の混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合液を減圧濃縮後、酢酸エチルを加え、1時間攪拌した。固体をろ取し表題化合物II−gg(0.054g)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 1.31 (9H, s), 2.02-2.10 (2H, m), 3.05 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.10 (3H, s), 3.32 (2H, t, J = 7.9 Hz), 3.55 (2H, t, J = 7.6 Hz), 3.94 (2H, t, J = 6.7 Hz), 7.14 (1H, dd, J = 8.5, 1.8 Hz), 7.23 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.41 (1H, d, J = 1.8 Hz), 9.26 (2H, br s).
実施例66(H):
5−[(4−フルオロフェノキシ)メチル]−3−(2−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
tert−ブチル (2−ヒドロキシエチル)カルバメート(0.903g)を用いて、参考例14の工程(ii)と同様の方法に従い、化合物I−h(0.760g)を得た。
工程(ii):
化合物I−h(1.00g)を用いて、実施例1(A)の工程(ii)と同様の方法に従い、化合物II−hを粗生成物(0.760g)として得た。
工程(iii):
化合物II−hの粗生成物(0.760g)および塩化メチレン(5.0mL)の混合物に対して、−78℃でオゾンガスを吹き込みながら1時間攪拌した。ジメチルスルフィド(1.00g)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応混合液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、化合物III−h(0.120g)を得た。
工程(iv):
化合物III−h(0.120g)を用いて、参考例14の工程(i)と同様の方法に従い、化合物IV−h(0.111g)を得た。
工程(v):
化合物IV−h(0.050g)、4−フルオロフェノール(0.027g)、アゾジカルボニルジピペリジン(0.061g)、トリブチルホスフィン(0.060mL)およびTHF(1.0mL)の混合物を室温にて18時間攪拌した。反応混合液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製し、化合物V−h(0.036g)を得た。
工程(vi):
化合物V−h(0.036g)を用いて、実施例52(G)の工程(iii)と同様の方法に従い、化合物VI−hを粗生成物として得た。
工程(vii):
化合物VI−hの粗生成物を用いて、参考例17の工程(i)と同様の方法に従い、表題化合物VII−h(0.020g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 3.11 (3H, s), 3.36-3.46 (4H, m), 3.50-3.57 (2H, m), 4.18 (2H, m), 5.07 (2H, s), 7.04 (2H, m), 7.13 (2H, m), 7.24 (1H, m), 7.38 (1H, m), 7.52 (1H, s), 9.29 (1H, br s).
実施例67(I):
3−(2−メチル−3−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}プロピル)−5−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
参考例8の化合物28(0.394g)を用いて、参考例14の工程(ii)と同様の方法に従い、化合物I−i(0.500g)を得た。
工程(ii):
化合物I−i(0.450g)を用いて、実施例52(G)の工程(iii)と同様の方法に従い、化合物II−iを粗生成物として得た。全量を次の反応に用いた。
工程(iii):
化合物II−iの粗生成物を用いて、参考例17の工程(i)と同様の方法に従い、化合物III−i(0.320g)を得た。
工程(iv):
化合物III−i(0.060g)を用いて、実施例26(B)の工程(i)と同様の方法に従い、化合物IV−iを粗生成物として得た。全量を次の反応に用いた。
工程(v):
化合物IV−iの粗生成物を用いて、実施例50(F)の工程(ii)と同様の方法に従い、表題化合物V−i(0.013g)を得た。
LC/MS: m/z = 458 (M+H)+
実施例68〜69:
実施例67(I)と同様にして、表10に示す実施例68〜69の化合物を製造した。
Figure 2017001991
実施例70(J):
5−(4−フルオロフェニル)−3−(2−ヒドロキシ−3−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
グリシドール(0.260g)を用いて、参考例14の工程(ii)と同様の方法に従い、化合物I−j(0.080g)を得た。
工程(ii):
化合物I−j(0.076g)を用いて、実施例1(A)の工程(ii)と同様の方法に従い、化合物II−j(0.034g)を得た。
工程(iii):
化合物II−j(0.028g)、2−(メタンスルホニル)エチルアミン(0.038g)およびエタノール(1.0mL)の混合物を80℃にて2時間攪拌した。反応混合液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:クロロホルム/メタノール=19/1)で精製し、表題化合物III−j(0.013g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 2.55-2.68 (2H, m), 2.93 (2H, m), 3.00 (3H, s), 3.22 (2H, m), 3.76-3.99 (3H, m), 5.12 (1H, d, J = 5.1Hz), 7.30 (2H, m), 7.34-7.41 (2H, m), 7.56 (1H, m), 7.69 (2H, m).
実施例71(K):
5−(4−フルオロフェニル)−3−(2−{[3−(メチルスルホニル)プロピル]アミノ}エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン 塩酸塩
Figure 2017001991
工程(i):
化合物I−h(実施例66)(0.050g)を用いて、実施例1(A)の工程(ii)と同様の方法に従い、化合物I−k(0.048g)を得た。
工程(ii):
化合物I−k(0.048g)、参考例15の化合物48、炭酸セシウム(0.088g)およびDMF(1.0mL)の混合物を90℃で2時間攪拌した。反応混合液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られた化合物II−kの粗生成物を全量次の反応へ用いた。
工程(iii):
化合物II−kの粗生成物および4mol/L塩化水素−1、4−ジオキサン溶液(1.00mL)の混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合液を減圧濃縮後、ジエチルエーテルを加え、1時間攪拌した。固体をろ取し表題化合物III−k(0.014g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.41-1.62 (2H, m), 2.56-2.68 (2H, m), 3.08 (3H, s), 3.17-3.26 (2H, m), 3.38-3.53 (4H, m), 7.05 (1H, m), 7.21 (1H, m), 7.30-7.45 (3H, m), 7.54 (2H, m), 8.84 (2H, br s).
実施例72(L):
5−(4−フルオロフェニル)−3−[3−(オキセタン−3−イルアミノ)プロピル]ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
tert−ブチル (3−ヒドロキシプロピル)カルバメート(0.210g)を用いて、参考例14の工程(ii)と同様の方法に従い、化合I−l(0.330g)を得た。
工程(ii):
化合物I−l(0.050g)を用いて、実施例1(A)の工程(ii)と同様の方法に従い、化合物II−l(0.040g)を得た。
工程(iii):
化合物II−l(0.040g)を用いて、実施例52(G)の工程(iii)と同様の方法に従い、化合物III−lを粗生成物として得た。全量を次の反応に用いた。
工程(iv):
化合物III−lの粗生成物、3−オキセタノン(0.015g)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.86g)、酢酸(0.024g)およびクロロホルム(1.0mL)の混合物を室温で16時間攪拌した。反応混合液に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:クロロホルム/メタノール=49/1)で精製し、表題化合物IV−l(0.019g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.78-1.81 (2H, m), 3.29-3.32 (2H, m), 3.75-3.79 (1H, m), 3.90-3.93 (2H, m), 4.27-4.29 (2H, m), 4.55-4.57 (2H, m), 7.29-7.32 (2H, m), 7.37-7.40 (2H, m), 7.58-7.61 (1H, m), 7.69-7.71 (2H, m).
実施例73〜74:
実施例52(G)における化合物III−g又はIII−gに相当する化合物を用いて、実施例72(L)の方法を参考に、表11に示す実施例73〜74の化合物を製造した。
Figure 2017001991
実施例75(M):
3−(3−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}プロピル)−5−フェニルベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン 塩酸塩
Figure 2017001991
工程(i):
化合物I−l(実施例72)(0.500g)を用いて、実施例52(G)の工程(iii)と同様の方法に従い、化合物I−mを粗生成物として得た。全量を次の反応に用いた。
工程(ii):
化合物I−mの粗生成物を用いて、参考例17の工程(i)と同様の方法に従い、化合物II−m(0.240g)を得た。
工程(iii):
化合物II−m(0.050g)、フェニルボロン酸(0.055g)、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0.005g)、炭酸カリウム(0.080g)、アセトニトリル(1.0mL)および水(0.2mL)の混合物を80℃で3時間攪拌した。反応混合液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=8/1)で精製した。得られた化合物、酢酸エチル(1.0mL)および4mol/L塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(1.00mL)の混合物を室温で1時間攪拌後、混合溶液を減圧濃縮した。析出した結晶を酢酸エチルで懸濁攪拌後、ろ取し表題化合物III−m(0.049g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 2.04-2.19 (2H, m), 3.03-3.12 (5H, m), 3.27-3.38 (2H, m), 3.51-3.60 (2H, m), 4.00 (2H, m), 7.33-7.51 (5H, m), 7.67-7.74 (3H, m), 9.32 (2H, br s).
実施例76〜91:
実施例75(M)と同様の方法にて、表12〜13に示す実施例76〜91の化合物を製造した。
Figure 2017001991
Figure 2017001991

実施例92:
3−(3−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}プロピル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
実施例75(M)と同様の方法にて、表題化合物を製造した。ただし、工程(iii)の塩酸塩化の操作は行わず、遊離体として得た。
Figure 2017001991
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.83-1.86 (2H, m), 2.56-2.59 (2H, m), 2.88-2.90 (2H, m), 2.98 (3H, s), 3.15-3.18 (2H, m), 3.92-3.95 (2H, m), 7.47-7.48 (2H, m), 7.70 (1H, br s), 7.82-7.92 (4H, m).
実施例93〜97:
実施例67(I)と同様にして、実施例75(M)の化合物II−mを用いて、表14に示す実施例93〜97の化合物を製造した。
Figure 2017001991
実施例98〜99:
実施例67(I)または実施例75(M)と同様にして、参考例2の化合物7を用いて、表15に示す実施例98および99の化合物を製造した。実施例99の化合物の製造の際、実施例75の工程(iii)の塩酸塩化は行わず、遊離体として得た。
Figure 2017001991
実施例100(MM):
5−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン 塩酸塩
Figure 2017001991
工程(i):
化合物I−h(実施例66)(0.386g)および2−(4,4−ジフルオロシクロヘキセン−1−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(1.000g)を用いて、実施例1(A)の工程(ii)と同様の方法に従い、化合I−mm(0.720g)を得た。
工程(ii):
化合物I−mm(0.720g)を用いて、実施例27(C)の工程(i)と同様の方法に従い、化合物II−mm(0.724g)を得た。
工程(iii):
化合物II−mm(0.724mg)、を用いて、実施例65(GG)の工程(ii)と同様の方法に従い、化合物III−mm(0.582g)を得た。
工程(iv):
化合物III−mm(0.619g)、ジイソプロピルアミン(0.721g)およびエタノール(18mL)の混合物に、メチルビニルスルホン(0.237g)を加え、室温にて7時間攪拌した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:クロロホルム/メタノール=97/3)で精製し、化合物IV−mmを得た。全量を次の反応に用いた。
工程(v):
化合物IV−mmを用いて、実施例71(K)の工程(iii)と同様の方法に従い、表題化合物V−mm(0.517g)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 1.67-1.80 (2H, m), 1.84-2.16 (6H, m), 2.74 (1H, t, J = 11.9 Hz), 3.11 (3H, s), 3.35 (2H, m), 3.41-3.46 (2H, m), 3.55 (2H, m), 4.17 (2H, m), 7.03 (1H, d, J = 7.9 Hz), 7.27 (1H, d, J = 7.9 Hz), 7.36 (1H, s), 9.37 (2H, br s).
実施例101〜110:
実施例100(MM)と同様にして、表16〜17に示す実施例101〜110の化合物を製造した。実施例102、103、106,および110に関しては5−ブロモベンズオキサゾロンを、実施例104および105に関しては6−ブロモベンズオキサゾロンを、実施例107および108に関しては参考例20の化合物65を、実施例109に関しては参考例5の化合物を用い、対応するカーバメートを用いて製造した。また、実施例104および106の化合物の製造においては塩酸化は行わず、遊離体として得た。
Figure 2017001991
Figure 2017001991
実施例111(N):
5−シクロブチル−3−(3−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン 塩酸塩
Figure 2017001991
工程(i):
化合物II−m(実施例75)(0.050g)および0.5mol/L シクロブチルジンクブロミド(THF溶液、0.260mL)を用いて、実施例29(D)の工程(i)と同様の方法に従い製造した化合物に、酢酸エチル(1.0mL)および4mol/L塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(1.0mL)を加え、室温で1時間攪拌後、混合溶液を減圧濃縮した。析出した結晶を酢酸エチルで懸濁攪拌後、ろ取し表題化合物I−n(0.039g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.75-1.86 (1H, m), 1.90-2.19 (5H, m), 2.25-2.35 (2H, m), 3.01-3.09 (2H, m), 3.10 (3H, s), 3.30-3.36 (2H, m), 3.48-3.60 (3H, m), 3.92 (2H, m), 6.98 (1H, m), 7.24 (1H, m), 7.27 (1H, s), 9.07 (2H, br s).
実施例112〜115:
実施例111(N)と同様にして、表18に示す実施例112〜115の化合物を製造した。
Figure 2017001991
実施例116(O):
5−(シクロヘキシルメチル)−3−(2−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン 塩酸塩
Figure 2017001991

工程(i):
化合物I−h(実施例66)(5.71g)を用いて、実施例52(G)の工程(iii)と同様の方法に従い、化合物I−oを粗生成物として得た。全量を次の反応に用いた。
工程(ii):
化合物I−oの粗生成物を用いて、参考例17の工程(i)と同様の方法に従い、化合物II−o(0.936g)を得た。
工程(iii):
化合物II−o(1.16g)を用いて、参考例9の工程(i)と同様の方法に従い、化合物III−o(1.25g)を得た。
工程(iv):
化合物III−o(0.133g)を用いて、実施例29(D)の工程(i)と同様の方法に従い、化合物IV−o(0.119g)を得た。
工程(v):
化合物IV−o(0.119g)を用いて、実施例71(K)の工程(iii)と同様の方法に従い、表題化合物V−o(0.050g)を得た。
1H-NMR (CD3OD) δ: 0.94-1.04 (2H, m), 1.16-1.22 (3H, m), 1.54-1.61 (1H, m), 1.67-1.73 (5H, m), 2.56 (2H, d, J = 7.1 Hz), 3.11 (3H, s), 3.52-3.59 (4H, m), 3.62-3.67 (2H, m), 4.26 (2H, t, J = 5.6 Hz), 6.99 (1H, dd, J = 8.3, 1.5 Hz), 7.11 (1H, d, J = 1.7 Hz) 7.19 (1H, d, J = 8.3 Hz).
実施例117〜122:
実施例116(O)と同様にして、表19に示す実施例117〜122の化合物を製造した。
Figure 2017001991
実施例123〜127:
実施例116(O)と同様にして、参考例17の化合物55を用いて表20に示す実施例123〜127の化合物を製造した。
Figure 2017001991
実施例128および129(P):
3−(3−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}プロピル)−5−[5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(128)および、3−(3−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}プロピル)−5−[5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−4−イル]ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(129)
Figure 2017001991
工程(i):
化合I−l(実施例67)(1.40g)を用いて、実施例26(B)の工程(i)と同様の方法に従い、化合物I−p(1.30g)を得た。
工程(ii):
化合物I−p(0.125g)および2,4−ジクロロ−5−トリフルオロメチルピリミジン(0.065g)を用いて、実施例50(F)の工程(ii)と同様の方法に従い、化合物II−pおよび化合物III−pを混合物として得た。全量を次の反応に用いた。
工程(iii):
化合物II−pおよび化合物III−pの混合物を用いて、参考例6の工程(i)と同様の方法に従い、化合物IV−p(0.010g)および化合物V−p(0.028g)をそれぞれ得た。
工程(iv):
化合物IV−p(0.010g)を用いて、実施例52(G)の工程(iii)と同様の方法に従い、化合物VI−pを粗生成物として得た。全量を次の反応に用いた。
工程(v):
化合物VI−pの粗生成物を用いて、参考例17の工程(i)と同様の方法に従い、表題化合物VII−p(0.0065g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.82-1.86 (2H, m), 2.55-2.58 (2H, m), 2.86-2.88 (2H, m), 2.98 (3H, s), 3.21-3.23 (2H, m), 3.95-3.97 (2H, m), 7.52-7.55 (1H, m), 8.29-8.32 (2H, m), 9.32-9.35 (2H, m).
工程(vi):
化合物V−p(0.028g)を用いて、実施例52(G)の工程(iii)と同様の方法に従い、化合物VIII−pを粗生成物として得た。全量を次の反応に用いた。
工程(vii):
化合物VIII−pの粗生成物を用いて、参考例17の工程(i)と同様の方法に従い、表題化合物IX−p(0.017g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.78-1.82 (2H, m), 2.53-2.56 (2H, m), 2.85-2.87 (2H, m), 2.96 (3H, s), 3.15-3.17 (2H, m), 3.87-3.91 (2H, m), 7.31-7.33 (1H, m), 7.50-7.52 (2H, m), 9.32-9.35 (1H, m), 9.50-9.54 (1H, m).
実施例130〜134:
実施例75(M)と同様にして、参考例11の化合物35を用いて、表21に示す実施例130〜134の化合物を製造した。
Figure 2017001991
実施例135:
3−(3−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}プロピル)−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
実施例75(M)と同様の方法にて、参考例11の化合物35を用いて、表題化合物を製造した。ただし、工程(iii)の塩酸塩化の操作は行わず、遊離体として得た。
Figure 2017001991
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.15-1.18 (2H, m), 2.08-2.10 (2H, m), 2.66-2.74 (2H, m), 2.92 (3H, s), 3.02-3.04 (2H, m), 3.72-3.74 (2H, m), 7.28-7.30 (2H, m), 7.51-7.53 (1H, m), 7.95-7.98 (1H, m), 8.39-8.41 (1H, m), 9.12 (1H, br s).
実施例136〜142:
実施例75(M)と同様にして、市販の6−ブロモベンズオキサゾロンを用いて、表22に示す実施例136〜142の化合物を製造した。
Figure 2017001991
実施例143:
3−(3−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}プロピル)−6−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
実施例75(M)と同様の方法にて、市販の6−ブロモベンズオキサゾロンを用いて、表題化合物を製造した。ただし、工程(iii)の塩酸塩化の操作は行わず、遊離体として得た。
Figure 2017001991
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.82-1.84 (2H, m), 2.49-2.58 (2H, m), 2.86-2.89 (2H, m), 2.98 (3H, s), 3.18-3.20 (2H, m), 3.90-3.92 (2H, m), 7.46-7.48 (1H, m), 8.11-8.14 (2H, m), 8.23-8.28 (2H, m), 9.01 (1H, br s).
実施例144〜148:
実施例75(M)と同様にして、参考例12の化合物37を用いて、表23に示す実施例144〜148の化合物を製造した。
Figure 2017001991
実施例149:
3−(3−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}プロピル)−7−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オンの製造
実施例75(M)と同様の方法にて、参考例12の化合物37を用いて、表題化合物を製造した。ただし、工程(iii)の塩酸塩化の操作は行わず、遊離体として得た。
Figure 2017001991
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.80-1.85 (2H, m), 2.54-2.56 (2H, m), 2.87-2.89 (2H, m), 2.98 (3H, s), 3.18-3.20 (2H, m), 3.85-3.95 (2H, m), 7.31-7.48 (2H, m), 7.91-7.94 (1H, m), 8.25-8.28 (1H, m), 8.39-8.42 (1H, m), 9.12 (1H, br s).
実施例150(Q):
5−(4−フルオロフェニル)−3−(3−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}ブチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン 塩酸塩
Figure 2017001991
工程(i):
参考例7の化合物26(0.280g)を用いて、参考例14の工程(ii)と同様の方法に従い、化合物I−q(0.365g)を得た。
工程(ii):
化合物I−q(0.120g)を用いて、実施例1(A)の工程(ii)と同様の方法に従い、化合物II−q(0.077g)を得た。
工程(iii):
化合物II−q(0.077g)および4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(0.40mL)の混合物を室温で1時間攪拌した。固体をろ取し、表題化合物III−q(0.080g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.36 (3H, d, J = 6.1Hz), 1.88-1.91 (1H, m), 2.25-2.28 (1H, m), 3.10 (3H, s), 3.32-3.35 (3H, m), 3.47-3.50 (2H, m), 3.99-4.02 (2H, m), 7.30-7.33 (2H, m), 7.42-7.45 (2H, m), 7.67-7.77 (3H, m).
実施例151〜153:
実施例150(Q)と同様にして、表24に示す実施例151〜153の化合物を製造した。
Figure 2017001991

実施例154:
3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)ブチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
実施例150(Q)と同様の方法にて、表題化合物を製造した。ただし、工程(iii)の塩酸塩化の操作は行わず、遊離体として得た。
Figure 2017001991
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.04 (3H, d, J = 6.2 Hz), 1.73-1.76 (3H, m), 2.48-2.68 (2H, m), 2.98 (3H, s), 3.14-3.16 (2H, m), 3.93-3.96 (2H, m), 7.47-7.48 (2H, m), 7.67 (1H, br s), 7.82-7.92 (4H, m).
実施例155(R):
5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(3−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン 塩酸塩
Figure 2017001991
工程(i):
化合物I−r(10.0g)、炭酸セシウム(44.0g)、臭化ベンジル(10.4mL)およびアセトン(100mL)の混合物を2時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過した後、ろ液を減圧濃縮した。得られた固体をヘキサン中で懸濁攪拌後、ろ取し、化合物II−r(15.0g)を得た。
工程(ii):
化合物II−r(12.0g)、ビニルボロン酸無水物ピリジン錯体(8.70g)、フッ化カリウム(7.00g)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(3.50g)、水(10mL)および1,4−ジオキサン(50mL)の混合物を90℃にて2時間攪拌した。反応液に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過した後、ろ液を減圧濃縮して得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製し、化合物III−r(8.70g)を得た。
工程(iii):
化合物III−r(8.70g)、亜鉛−銅合金(25.0g)、ジエチルエーテル(10mL)およびジメトキシエタン(30mL)の混合物にトリクロロアセチルクロライド(14ml)を滴下し、室温で12時間攪拌した。混合液をセライト濾過し、ろ液に水を加え室温で1時間攪拌した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過、ろ液を減圧濃縮して化合物IV−rを粗生成物として得た。全量を次工程に用いた。
工程(iv):
化合物IV−rの粗生成物、亜鉛粉末(16.5g)、塩化アンモニウム(20.0g)およびメタノール(50mL)の混合物を1時間加熱還流した。反応液をセライト濾過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過後、ろ液を減圧濃縮し、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製し、化合物V−r(5.50g)を得た。
工程(v):
化合物V−r(5.50g)のジクロロメタン(20mL)溶液に−78℃で(ジエチルアミノ)サルファートリフルオライド(9.3mL)を滴下した。反応液を室温で3日間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に滴下し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過した後、ろ液を減圧濃縮して得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、化合物VI−r(2.20g)を得た。
工程(vi):
化合物VI−r(2.20g)、メタノール(15mL)および2mol/L水酸化ナトリウム水溶液(14mL)の混合物を3時間加熱還流した。反応液を1mol/L塩酸で酸性にし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過した後、ろ液を減圧濃縮した。得られる残渣をヘキサン中懸濁攪拌後、ろ取、乾燥し化合物VII−r(1.50g)を得た。
工程(vii):
化合物VII−r(0.500g)、ジフェニルホスホリルアジド(0.5mL)、ジイソプロピルエチルアミン(0.4mL)およびトルエン(10mL)の混合物を室温で30分間攪拌後、1.5時間過熱還流した。反応液にエタノール(3mL)を加えさらに1時間加熱還流した。反応液を1mol/L塩酸で酸性にし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過した後、ろ液を減圧濃縮し得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、化合物VIII−r(0.320g)を得た。
工程(viii):
化合物VIII−r(0.320g)及び10% Pd/C(0.040g)およびエタノール(5mL)の混合物を水素雰囲気下、室温で2時間攪拌した。反応液をセライト濾過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をジエチルエーテル及びヘキサンの混合液より再結晶して化合物IX−r(0.150g)を得た。
工程(ix):
化合物IX−r(0.150g)、カリウムtert―ブトキシド(0.120g)およびトルエン(5.0mL)の混合物を1時間加熱還流した。反応液を1mol/L塩酸で酸性にし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過した後、ろ液を減圧濃縮し得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製し、化合物X−r(0.110g)を得た
工程(x):
化合物X−r(0.050g)、参考例17の化合物54(0.080g)、トリフェニルホスフィン(0.075g)、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(0.053mL)およびトルエン(2.0mL)の混合物を、室温で3時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過した後、ろ液を減圧濃縮し得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製し、化合物XI−r(0.046g)を得た
工程(xi):
化合物XI−r(0.046g)および4mol/L塩化水素−1,4−ジオキサン溶液(3.0mL)の混合物を室温で2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮して得られた固体をヘキサン及び酢酸エチルの混合液に懸濁させてろ取、乾燥して表題化合物XII−r(0.031g)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 2.00-2.05 (2H, m), 2.64-2.82 (2H, m), 2.92-3.10 (8H, m), 3.42-3.53 (4H, m), 3.91-3.93 (2H, m), 7.06-7.08 (1H, m), 7.29-7.31 (1H, m), 7.38 (1H, br s), 9.11 (2H, br s).
実施例156(S):
5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−{1−[2−(メチルスルホニル)エチル]アゼチジン−3−イル}ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物X−r(実施例155)(0.300g)およびtert−ブチル 3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルバメート(0.277g)を用いて、参考例14の工程(ii)と同様の方法に従い、化合物I−s(0.178g)を得た。
工程(ii):
化合物I−s(0.178g)を用いて、実施例52(G)の工程(iii)と同様の方法に従い、化合物II−s(0.100g)を得た。
工程(iii):
化合物II−s(0.062g)を用いて、参考例17の工程(i)と同様の方法に従い、表題化合物III−s(0.015g)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 2.69-2.83 (2H, m), 2.94-3.03 (2H, m), 3.11 (3H, s), 3.35-3.44 (6H, m), 3.57 (2H, t, J = 7.7 Hz), 4.19 (2H, t, J = 5.6 Hz), 7.07 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.30 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.50 (1H, s).
実施例157〜161:
実施例156(S)と同様にして、表25に示す実施例157〜161の化合物を製造した。
Figure 2017001991
実施例162(T):
2−(3−(5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)アゼチジン−1−イル)アセトアミド
Figure 2017001991
工程(i):
化合物II−s(実施例156)(0.022g)、2−ブロモアセトアミド(0.014g)、ジイソプロピルエチルアミン(0.036mL)およびTHF(1.0mL)の混合物を60℃にて3時間攪拌した。反応液に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過した後、ろ液を減圧濃縮して得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:クロロホルム/メタノール=95/5)で精製し、表題化合物I−t(0.016g)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.58-2.70 (2H, m), 2.99-3.10 (2H, m), 3.33 (2H, s), 3.35-3.46 (1H, m), 3.87-3.93 (4H, m), 4.84-4.91 (1H, m), 5.75 (1H, br s), 6.68 (1H, br s), 6.98-7.00 (1H, m), 7.14-7.18 (2H, m).
実施例163〜164:
実施例156(S)、162(T)および100(MM)を参考にして、表26に示す実施例163〜164の化合物を製造した。
Figure 2017001991
実施例165(U):
5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−{3−[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]プロピル}ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン
Figure 2017001991
工程(i):
化合物X−r(実施例155)(0.451g)および3−ブロモ−1,1−ジメトキシプロパン(0.549g)を用いて、実施例32(E)の工程(i)と同様の方法に従い化合物I−u(0.655g)を得た。
工程(ii):
化合物I−u(0.327g)を用いて、実施例Eの工程(iii)と同様の方法に従い、化合物II−uを粗生成物として得た。全量を次の反応に用いた。
工程(iii):
化合物II−uの粗生成物および1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(0.178g)を用いて、参考例17の工程(i)と同様の方法に従い、表題化合物III−u(0.064g)を得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 1.17 (6H, s), 2.06-2.16 (2H, m), 2.64-2.84 (4H, m), 2.89-3.11 (4H, m), 3.32 (2H, s), 3.39-3.54 (1H, m), 3.89-3.94 (2H, m), 5.15 (1H, s), 7.06-7.09 (1H, m), 7.29-7.31 (1H, m), 7.39 (1H, m).
実施例155(R)の化合物X−rは以下方法によっても製造される。
5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン(X−r)
Figure 2017001991
実施例166(V):
4−(4,4−ジクロロ−3,3−ジフルオロシクロ−1−ブテン−1−イル)−1−メトキシ−2−ニトロベンゼン(III−v)
工程(i):
化合物I−v(0.93g)および1,1−ジクロロ−2,2−ジフルオロエテン(9.35g)を耐圧容器に封入し、130℃で7時間撹拌した。室温に冷却後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=9/1〜4/1)で精製し、化合物II−v(1.00g)を得た。
工程(ii):
化合物II−v(0.75g)、酢酸(26.25mL)および無水酢酸(3.75mL)の混合物に、70%硝酸(410mg)及び濃硫酸(331mg)を加え、室温で3時間攪拌した。反応混合液に氷(100g)を加え析出した固体をろ取し、水で洗浄した。50℃で9時間減圧乾燥した固体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=8/1〜2/1)で精製し、化合物III−v(0.70g)を得た。
1H-NMR (CDCl3, 400 MHz) δ4.05 (s, 3H), 6.43 (dd, J = 1.8, 1.8 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.98 (dd, J = 8.8, 2.2 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 2.2 Hz, 1H)
実施例167(V):
4−(4,4−ジクロロ−3,3−ジフルオロシクロ−1−ブテン−1−イル)−2−ニトロフェノール(IV−v)
工程(iii):
化合物III−v(0.62g)のジクロロメタン(9mL)溶液に氷冷下、1mol/L 三臭化ホウ素(ジクロロメタン溶液、2.4mL)を加え1.5時間撹拌した。反応混合物に水を滴下し、酢酸エチルを加え、室温に昇温した。ヘキサンを加え分液後、得られた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮して得られた固体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=8/1〜2/1)で精製し、化合物IV−v(0.46g)を得た。
1H-NMR (CDCl3, 400 MHz) δ6.46 (dd, J = 1.8, 1.8 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.96 (dd, J = 8.8, 2.2 Hz, 1H), 8.55 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 10.88 (s, 1H).
実施例168(V):
2−アミノ−4−(3,3−ジフルオロシクロブチル)フェノール(V−v)
工程(iv):
化合物IV−v(0.46g)を用いて、実施例27の工程(i)と同様の方法に従い、化合物V−v(0.33g)を得た。
1H-NMR (CD3OD, 400 MHz) δ2.52-2.69 (m, 2H), 2.91-3.06 (m, 2H), 3.28-3.42 (m, 1H), 6.98 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.23 (dd, J = 8.4, 2.2 Hz, 1H).
工程(v):
化合物V−v(0.33g)およびテトラヒドロフラン(10mL)の混合物に1,1’−カルボニルジイミダゾール(0.377g)を加え、還流下1.5時間撹拌した。室温に冷却後、酢酸エチルで希釈し、1mol/L塩酸を加え分液した。得られた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮して得られた固体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=4/1〜1/1)で精製し、表題化合物X−r(0.24g)を得た。
1H-NMR (CDCl3, 400 MHz) δ2.57-2.73 (m, 2H), 2.96-3.10 (m, 2H), 3.42 (ddddd, J = 8.8, 8.8, 8.8, 8.8, 2.4 Hz, 1H), 6.99 (ddd, J = 8.7, 1.8, 0.6 Hz, 1H), 6.99 (dd, J = 1.8, 0.6 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 8.7 Hz, 1H).
実施例155(R)の化合物XII−rは以下方法によっても製造される。
5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(3−{[2−(メチルスルホニル)エチル]アミノ}プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン 塩酸塩(XII−r)
Figure 2017001991
実施例169(W):
tert−ブチル (3−(5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)プロピル)カルバメート(I−w)の製造
工程(i):
1−ブロモ−3,3−ジフルオロシクロブタン(0.130g)、5.0g/dL リーケ亜鉛(THF溶液、1.2mL)およびTHF(0.76mL)の混合物に内部標準液としてドデカン(0.1mL)を加え室温にて5時間撹拌した。その後、化合物I−l(実施例72)(0.225g)、Pd−PEPPSI−IPent(0.0146g)のTHF(1.5mL)溶液を加え室温にて16時間撹拌した。更にPd−PEPPSI−IPent(0.0149g)を追加し室温にて9時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=9/1〜1/1)で精製し、化合物I−w(0.0631g)を得た。
1H-NMR (CDCl3, 400 MHz) δ1.43 (s, 9H), 1.95 (m, 2H), 2.59-2.75 (m, 2H), 2.97-3.10 (m, 2H), 3.18 (q, J = 6.5 Hz, 2H), 3.42 (m, 1H), 3.90 (t, J = 6.5 Hz, 2H), 5.05 (brs, 1H), 6.84 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 6.98 (dd, J = 8.0, 1.0 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 8.0 Hz, 1H).
工程(ii):
化合物I−w(0.380g)を用いて、実施例71(K)の工程(iii)と同様の方法に従い、化合物II−w(0.240g)を得た。
工程(iii):
化合物II−w(0.050g)、メチルビニルスルホン(0.021ml)およびジイソプロピルエチルアミン(0.080ml)の混合物を、室温で4時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:クロロホルム/メタノール=100/0〜95/5)で精製した。得られた化合物および4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(1.0mL)の混合物を室温で1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し表題化合物XII−r(0.043g)を得た。
試験例1
電位依存性Naチャネル遺伝子発現細胞を用いた膜電位変化の測定
ヒトSCN9A(テトラサイクリン誘導型)あるいはヒトSCN10A遺伝子を安定発現させたCHO−K1細胞株を用いて、それぞれNav1.7、Nav1.8電流由来の膜電位変化に対する本発明化合物の阻害作用を評価した。
すなわち、膜電位感受性色素を15〜30分間ロード(37℃,5%CO)したコンフルエントな状態の発現細胞に被験化合物を添加し、そのおよそ5分後に、ベラトリジン(Naチャネル開口薬)を加えることで誘導される蛍光強度変化を測定し、Nav1.7あるいはNav1.8を介した膜電位上昇に対する阻害作用を評価した。測定装置にはFLIPRTETRA(Molecular Device)を使用した。各チャネルの試験条件を表27に示す。
Figure 2017001991
被験化合物のNaチャネル阻害率は以下の計算式によって求めた。
Nav1.7阻害率(%)=100×[(評価化合物非存在下でのベラトリジン刺激のピーク値)−(評価化合物存在下でのベラトリジン刺激のピーク値)]/[(評価化合物非存在下でのベラトリジン刺激のピーク値)−(刺激なしのピーク値)]
Nav1.8阻害率(%)=100×[(評価化合物非存在下でのベラトリジン刺激のAUC)−(評価化合物存在下でのベラトリジン刺激のAUC)]/[(評価化合物非存在下でのベラトリジン刺激のAUC)−(刺激なしのAUC)]
試験結果
実施例で得られた化合物について、Naチャネルを介した膜電位上昇に対する阻害作用を評価した結果、本発明化合物がNav1.7およびNav1.8の両方に阻害作用を示すことが観察された。化合物濃度が40μmol/Lのときの各アイソフォーム阻害率(%)を表28〜30に示す。なお、表中に(10μmol/L)と記載している場合は、化合物濃度が10μmol/Lのときの各アイソフォーム阻害率(%)を示し、表中に−と記載している場合は、未測定であることを示す。
Nav1.7阻害
Figure 2017001991
Nav1.7阻害のつづき
Figure 2017001991
Nav1.8阻害
Figure 2017001991
試験例2
電位依存性Naチャネル遺伝子発現細胞を用いたNaイオン電流の測定
Nav1.7電流は、ヒトSCN9A安定発現細胞を用いて、オートパッチクランプ法により測定した。
・ヒトSCN9A安定発現細胞
テトラサイクリン誘導型SCN9A安定発現細胞はChanTest社より入手した。細胞は、10%ウシ胎児血清、100units/mL Penicilline−Streptomycin、0.01mg/mL Blasticidin、0.4mg/mL Zeocinを含むHam’s F−12培地で継代維持した。測定前日に、1μg/mL テトラサイクリン、100μmol/L Sodium butyrate、10%ウシ胎児血清、100units/mL Penicilline−Streptomycinを含むHam’s F−12培地に交換し、翌日オートパッチクランプ法にてNaイオン電流を測定した。
・Naイオン電流の電気生理学的測定
Naイオン電流は、オートパッチクランプ法により、以下の細胞外液、細胞内液を用いて測定した。
・細胞外液 (mmol/L):NaCl 130、MgCl2 2、CaCl2 2、CdCl2 0.1、NiCl2 0.1、Tetraethylammonium−Cl 18、4−aminopyridine 1、HEPES 10、(NaOHでpH7.4に調整)
・細胞内液 (mmol/L):CsF 120、EGTA 10、NaCl 15、HEPES 10、(CsOHでpH7.2に調整)
刺激パルスの制御およびデータ取得は、EPC10およびPatch Masterソフトウエア(HEKA)を用いて実施した。データのサンプリングは10kHzで実施し、3kHzのローパスフィルタでノイズ除去した。測定はすべて室温で行った。保持電位はNav1.7チャネルの50%不活性化電位(−60mV付近)とし、20ミリ秒の脱分極パルス(+10mV)を1回与えた。被験化合物の阻害率は、脱分極パルスを与えた時のピーク電流が500pA以上の細胞で、かつ、データ取得の終了までホールセルパラメーターの大きな変化がなかった細胞の結果から算出した。被験化合物のNaイオン電流に対する阻害率は、脱分極パルスによって生じた電流ピーク値をもとに、以下の計算式によって求めた。
Naイオン電流阻害率(%)=100×[(評価化合物非存在下での電流ピーク値)−(評価化合物存在下での電流ピーク値)]/(評価化合物非存在下での電流ピーク値)
試験結果
実施例で得られた化合物について、Naイオン電流に対する阻害作用を評価した結果、本発明化合物がNav1.7に対して阻害作用を示すことが観察された。化合物濃度が10μmol/Lのときの阻害率(%)を表31に示す。
Nav1.7阻害
Figure 2017001991
試験例3
電位依存性Naチャネル遺伝子発現細胞を用いたNaイオン電流の測定
Nav1.8由来電流は、ヒトSCN10A一過性発現細胞を用いて、マニュアルパッチクランプ法により測定した。
・ヒトSCN10A一過性発現細胞
宿主細胞であるND7/23細胞は、ECACC(European Collection of Cell Cultures社)より入手した。細胞は、10%ウシ胎児血清、100units/mL Penicilline−Streptomycin、2mmol/L GlutaMAX(Invitrogen)を含むDMEM(Dulbecco’s Modified Eagle’s Medium)培地で継代維持した。スライドグラスに播種したND7/23細胞に、ヒトSCN10A遺伝子を組み込んだNav1.8発現プラスミドとGFP発現プラスミド(Promega)をPlus Reagent(Invitrogen社)とLipofectamine 2000(Invitrogen社)を用いて、2mmol/L GlutaMAX(Invitrogen社)を含むDMEM培地中で導入した。4時間後に継代用培地に交換し、翌日マニュアルパッチクランプ法にてNaイオン電流を測定した。
・Naイオン電流の電気生理学的測定
Naイオン電流は、マニュアルパッチクランプ法により、以下の細胞外液、細胞内液を用いて測定した。
・細胞外液(mmol/L):NaCl 130、MgCl 2、CaCl 2、CdCl 0.1、NiCl 0.1、Tetraethylammonium−Cl 18、4−aminopyridine 1、HEPES(4−(2−hydroxyethyl)−1−piperazineethanesulfonic acid) 10、TTX 0.0005(NaOHでpH7.4に調整)
・細胞内液(mmol/L):CsF 120、EGTA(ethylene glycol tetraacetic acid) 10、NaCl 15、HEPES 10、(CsOHでpH7.2に調整)
刺激パルスの制御およびデータ取得は、Axopatch 200BおよびClampexソフトウエア(Molecular Devices)、または、EPC10およびPatch Masterソフトウエア(HEKA社製)を用いて実施した。データのサンプリングは20kHzで実施し、2kHzのローパスフィルタでノイズ除去した。測定はすべて室温で行った。保持電位はNav1.8チャネルの20%不活性化電位(−85mV付近)とし、20ミリ秒の脱分極パルス(10mV付近)を10Hzの頻度で30回与えた。被験化合物の阻害率は、上記刺激パルス1回目のピーク電流が500pA以上の細胞で、かつ、データ取得の終了までホールセルパラメーターの大きな変化がなかった細胞の結果から算出した。被験化合物のNaイオン電流に対する阻害率は、30回目の脱分極パルスによって生じた電流ピーク値をもとに、以下の計算式によって求めた。
Naイオン電流阻害率(%)=100×[(評価化合物非存在下での電流ピーク値)−(評価化合物存在下での電流ピーク値)]/(評価化合物非存在下での電流ピーク値)
試験結果
実施例で得られた化合物について、Naイオン電流に対する阻害作用を評価した結果、本発明化合物がNav1.8に対して阻害作用を示すことが観察された。化合物濃度が10μmol/Lのときの阻害率(%)を表32に示す。なお、表中に5umol/Lと記載している場合は、化合物濃度が5umol/Lのときの阻害率(%)を示す。
Nav1.8阻害
Figure 2017001991
本発明の化合物は、Nav1.7および/またはNav1.8の関与する病態、具体的には、神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症、発作性激痛症、排尿障害、多発性硬化症などの疾患に対して優れた治療剤として使用しうる。従って、本発明の化合物は、非常に有用な医薬となり得る。

Claims (33)

  1. 下記式(1);
    Figure 2017001991

    [式(1)中、
    およびRは、各々独立して、水素、C1−6アルキル(該アルキルは、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルスルホニル、C1−4アルキルチオ、アミノカルボニル(該アミノカルボニルのアミノ部分は、置換されていてもよいC1−4アルキルによってモノまたはジ置換されていてもよい)、置換されていてもよい4〜7員のヘテロシクロアルキルおよび置換されていてもよい4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C3−7シクロアルキル、C4−7シクロアルケニルまたは4〜7員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキル、該シクロアルケニルおよび該ヘテロシクロアルキルは、それぞれC1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシおよびC1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)を表し、
    Lは、C1−6アルキレン(該アルキレンは、C1−4アルキル、ハロゲン、ヒドロキシおよびC1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)を表し、ここにおいて、Rが、C1−6アルキルであるとき、RとL上の炭素原子が一緒になって、Rが結合する窒素原子と共に4〜7員の飽和複素環を形成してもよく、
    は、ハロゲン、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル(該アルキル、該アルケニルおよび該アルキニルは、それぞれハロゲン、置換されていてもよいC3−7シクロアルキル、置換されていてもよい4〜7員のヘテロシクロアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、C1−4アルキルスルホニル、C1−4アルキルチオ、置換されていてもよいC6−10アリールおよび置換されていてもよいC6−10アリールオキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C3−7シクロアルキル、C4−7シクロアルケニル、4〜7員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキル、該シクロアルケニル、該ヘテロシクロアルキルは、それぞれC1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、ハロゲン、ヒドロキシおよびC1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C6−10アリール(該アリールは、ハロゲン、置換されていてもよいC1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、置換されていてもよいC1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、シアノおよびC1−4アルコキシカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C6−10アリールオキシ(該アリールオキシのアリール部分は、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または5〜10員のヘテロアリール(該ヘテロアリールは、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)を表し、
    は、水素、ハロゲンまたはC1−4アルキルを表す]
    で表される化合物またはその薬学的に許容される塩。
  2. 置換されていてもよいC6−10アリール、置換されていてもよいC6−10アリールオキシおよび置換されていてもよいC3−7シクロアルキルにおける置換基が、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基であり、
    置換されていてもよいC1−4アルキルおよび置換されていてもよいC1−4アルコキシにおける置換基が、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基であり、
    置換されていてもよい4〜7員のヘテロシクロアルおよび置換されていてもよい4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニルのヘテロシクロアルキルにおける置換基が、C1−4アルキル、ハロゲン、オキソおよびヒドロキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  3. 置換されていてもよいC6−10アリール、置換されていてもよいC6−10アリールオキシおよび置換されていてもよいC3−7シクロアルキルにおける置換基が、1〜3個のハロゲンであり、
    置換されていてもよいC1−4アルキルおよび置換されていてもよいC1−4アルコキシにおける置換基が、1〜2個のC1−2アルコキシであり、
    置換されていてもよい4〜7員のヘテロシクロアルおよび置換されていてもよい4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニルのヘテロシクロアルキルにおける置換基が、C1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  4. およびRが、各々独立して、水素、C1−6アルキル(該アルキルは、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルスルホニル、アミノカルボニル(該アミノカルボニルのアミノ部分は、C1−4アルキルによってモノまたはジ置換されていてもよい)、4〜7員のヘテロシクロアルキルおよび4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニル(該4〜7員のヘテロシクロアルキルおよび該4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニルのヘテロシクロアルキル部分は、それぞれC1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または4〜7員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、ハロゲン、およびC1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  5. およびRが、各々独立して、水素、C1−4アルキル(該アルキルは、ヒドロキシ、C1−2アルキルスルホニル、アミノカルボニル(該アミノカルボニルのアミノ部分は、C1−2アルキルによってモノ置換されていてもよい)、4〜5員のヘテロシクロアルキルおよび4〜6員のヘテロシクロアルキルカルボニル(該4〜7員のヘテロシクロアルキルおよび該4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニルのヘテロシクロアルキルは、それぞれC1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)または4〜5員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、1〜2個のハロゲンによって置換されていてもよい)である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  6. が、水素またはC1−4アルキルであり、Rが、C1−4アルキル(該アルキルは、ヒドロキシ、C1−2アルキルスルホニルおよびアミノカルボニル(該アミノカルボニルのアミノ部分は、C1−2アルキルによってモノ置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)または4〜5員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、C1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  7. Lが、C1−6アルキレン(該アルキレンは、C1−4アルキル、ハロゲン、ヒドロキシおよびC1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)であり、ここにおいて、Rが、C1−6アルキルであるとき、RとL上の炭素原子が一緒になって、Rが結合する窒素原子と共に4〜7員の飽和複素環を形成してもよい、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  8. Lが、C1−4アルキレン(該アルキレンは、C1−2アルキルおよびヒドロキシからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)であり、ここにおいて、Rが、C1−6アルキルであるとき、RとL上の炭素原子が一緒になって、Rが結合する窒素原子と共に4〜6員の飽和複素環を形成してもよい、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  9. Lが、C1−3アルキレン(該アルキレンは、C1−2アルキルおよびヒドロキシからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  10. Lが、C1−3アルキレンであり、Rが、C1−6アルキルであり、RとL上の炭素原子が一緒になって、Rが結合する窒素原子と共にアゼチジン、ピペリジンまたはピロリジンを形成している、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  11. が、ハロゲン、C1−6アルキル、C2−6アルケニル(該アルキルおよび該アルケニルは、それぞれハロゲン、C3−7シクロアルキル(該シクロアルキルは、1〜2個のハロゲンによって置換されていてもよい)、4〜7員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、C1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)、C6−10アリールおよびC6−10アリールオキシ(該アリールおよび該アリールオキシは、それぞれ1〜3個のハロゲンによって置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C3−7シクロアルキル、C4−7シクロアルケニル、4〜7員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキル、該シクロアルケニル、該ヘテロシクロアルキルは、それぞれC1−4アルキル、C1−4ハロアルキルおよびハロゲンからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C6−10アリール(該アリールは、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ(該アルキルおよび該アルコキシは、それぞれ1〜2個のC1−2アルコキシによって置換されていてもよい)、C1−4ハロアルキル、C1−4ハロアルコキシ、シアノおよびC1−4アルコキシカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または5〜10員のヘテロアリール(該ヘテロアリールは、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  12. が、ハロゲン、C1−4アルキル、C2−4アルケニル(該アルキルおよび該アルケニルは、それぞれハロゲン、C4−6シクロアルキル(該シクロアルキルは、1〜2個のハロゲンによって置換されていてもよい)、置換されていてもよい4〜6員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、C1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)、C6−10アリールおよびC6−10アリールオキシ(該アリールおよび該アリールオキシは、それぞれ1〜2個のハロゲンによって置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C3−6シクロアルキル、C4−6シクロアルケニル、4〜6員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキル、該シクロアルケニル、該ヘテロシクロアルキルは、1〜3個のハロゲンによって置換されていてもよい)、C6−10アリール(該アリールは、ハロゲン、C1−2アルキル、C1−2アルコキシ(該アルキルおよび該アルコキシは、それぞれ1〜2個のC1−2アルコキシによって置換されていてもよい)、C1−2ハロアルキル、C1−2ハロアルコキシ、シアノおよびC1−2アルコキシカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または6員のヘテロアリール(該ヘテロアリールは、ハロゲンおよびC1−2ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  13. が、C3−6シクロアルキル、4〜6員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキルおよび該ヘテロシクロアルキルは、1〜3個のハロゲンによって置換されていてもよい)、フェニル(該フェニルは、ハロゲン、C1−2アルキル、C1−2ハロアルキル、C1−2アルコキシおよびC1−2ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または6員のヘテロアリール(該ヘテロアリールは、1〜2個のC1−2ハロアルキルによって置換されていてもよい)である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  14. が、水素、ハロゲンまたはC1−2アルキルである、請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  15. が、水素である、請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  16. およびRが、各々独立して、水素、C1−6アルキル(該アルキルは、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルスルホニル、アミノカルボニル(該アミノカルボニルのアミノ部分は、C1−4アルキルによってモノまたはジ置換されていてもよい)、4〜7員のヘテロシクロアルキルおよび4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニル(該4〜7員のヘテロシクロアルキルおよび該4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニルのヘテロシクロアルキル部分は、それぞれC1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または4〜7員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、ハロゲン、およびC1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)であり、
    Lが、C1−6アルキレン(該アルキレンは、C1−4アルキル、ハロゲン、ヒドロキシおよびC1−4アルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)であり、ここにおいて、Rが、C1−6アルキルであるとき、RとL上の炭素原子が一緒になって、Rが結合する窒素原子と共に4〜7員の飽和複素環を形成してもよく、
    が、ハロゲン、C1−6アルキル、C2−6アルケニル(該アルキルおよび該アルケニルは、それぞれハロゲン、C3−7シクロアルキル(該シクロアルキルは、1〜2個のハロゲンによって置換されていてもよい)、4〜7員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、C1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)、C6−10アリールおよびC6−10アリールオキシ(該アリールおよび該アリールオキシは、それぞれ1〜3個のハロゲンによって置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C3−7シクロアルキル、C4−7シクロアルケニル、4〜7員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキル、該シクロアルケニル、該ヘテロシクロアルキルは、それぞれC1−4アルキル、C1−4ハロアルキルおよびハロゲンからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C6−10アリール(該アリールは、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、シアノおよびC1−4アルコキシカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または5〜10員のヘテロアリール(該ヘテロアリールは、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシおよびC1−4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)であり、
    が、水素、ハロゲンまたはC1−2アルキルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  17. およびRが、各々独立して、水素、C1−4アルキル(該アルキルは、ヒドロキシ、C1−2アルキルスルホニル、アミノカルボニル(該アミノカルボニルのアミノ部分は、C1−2アルキルによってモノ置換されていてもよい)、4〜5員のヘテロシクロアルキルおよび4〜6員のヘテロシクロアルキルカルボニル(該4〜7員のヘテロシクロアルキルおよび該4〜7員のヘテロシクロアルキルカルボニルのヘテロシクロアルキルは、それぞれC1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)または4〜5員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、1〜2個のハロゲンによって置換されていてもよい)であり、
    Lが、C1−4アルキレン(該アルキレンは、C1−2アルキルおよびヒドロキシからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)であり、ここにおいて、Rが、C1−6アルキルであるとき、RとL上の炭素原子が一緒になって、Rが結合する窒素原子と共に4〜6員の飽和複素環を形成してもよく、
    が、ハロゲン、C1−4アルキル、C2−4アルケニル(該アルキルおよび該アルケニルは、それぞれハロゲン、C4−6シクロアルキル(該シクロアルキルは、1〜2個のハロゲンによって置換されていてもよい)、4〜6員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、C1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)、C6−10アリールおよびC6−10アリールオキシ(該アリールおよび該アリールオキシは、それぞれ1〜2個のハロゲンによって置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)、C3−6シクロアルキル、C4−6シクロアルケニル、4〜6員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキル、該シクロアルケニル、該ヘテロシクロアルキルは、1〜3個のハロゲンによって置換されていてもよい)、C6−10アリール(該アリールは、ハロゲン、C1−2アルキル、C1−2アルコキシ(該アルキルおよび該アルコキシは、それぞれ1〜2個のC1−2アルコキシによって置換されていてもよい)、C1−2ハロアルキル、C1−2ハロアルコキシ、シアノおよびC1−2アルコキシカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または6員のヘテロアリール(該ヘテロアリールは、ハロゲンおよびC1−2ハロアルキルからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)であり、
    が、水素、ハロゲンまたはC1−2アルキルである、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  18. が、水素であり、
    が、C1−4アルキル(該アルキルは、ヒドロキシおよびC1−2アルキルスルホニルからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)または4〜5員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、C1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)であり、
    Lが、C1−3アルキレン(該アルキレンは、C1−2アルキルおよびヒドロキシからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)であり、
    が、C3−6シクロアルキル、4〜6員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキルおよび該ヘテロシクロアルキルは、1〜3個のハロゲンによって置換されていてもよい)、フェニル(該フェニルは、ハロゲン、C1−2アルキル、C1−2アルコキシ、C1−2ハロアルキル、C1−2ハロアルコキシ、シアノおよびC1−2アルコキシカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または6員のヘテロアリール(該ヘテロアリールは、1〜2個のC1−2ハロアルキルによって置換されていてもよい)であり、
    が、水素である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  19. が、C1−4アルキルであり、
    が、C1−4アルキル(該アルキルは、ヒドロキシおよびC1−2アルキルスルホニルからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)または4〜5員のヘテロシクロアルキル(該ヘテロシクロアルキルは、C1−2アルキルおよびオキソからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)であり、
    Lが、C1−3アルキレンであり、RのアルキルとL上の炭素原子が一緒になって、Rが結合する窒素原子と共にアゼチジン、ピペリジンまたはピロリジンを形成しており、
    が、C3−6シクロアルキル、4〜6員のヘテロシクロアルキル(該シクロアルキルおよび該ヘテロシクロアルキルは、1〜3個のハロゲンによって置換されていてもよい)、フェニル(該フェニルは、ハロゲン、C1−2アルキル、C1−2アルコキシ、C1−2ハロアルキル、C1−2ハロアルコキシ、シアノおよびC1−2アルコキシカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよい)または6員のヘテロアリール(該ヘテロアリールは、1〜2個のC1−2ハロアルキルによって置換されていてもよい)であり、
    が、水素である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  20. 以下の化合物群から選択される、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩:
    3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    (S)−2−((2−(2−オキソ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)エチル)アミノ)プロパンアミド;
    2−((2−(2−オキソ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)エチル)アミノ)アセトアミド;
    (R)−2−((2−(2−オキソ−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)エチル)アミノ)プロパンアミド;
    3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    3−(2−(オキセタン−3−イルアミノ)エチル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    3−(2−メチル−3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)−5−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−(4−フルオロフェニル)−3−(2−ヒドロキシ−3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−(4−フルオロフェニル)−3−(3−(オキセタン−3−イルアミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)−5−フェニルベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−(3−フルオロフェニル)−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−(4−フルオロフェニル)−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル) ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)−5−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−(4−フルオロフェニル)−4−メチル−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    6−フルオロ−3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−シクロブチル−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−シクロペンチル−3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−ブチル−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)−7−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−(4−フルオロフェニル)−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)ブチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(1−(2−(メチルスルホニル)エチル)アゼチジン−3−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(4−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)ブチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(1−(2−(メチルスルホニル)エチル)ピペリジン−4−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    2−(3−(5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)アゼチジン−1−イル)アセトアミド;
    2−(4−(5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)ピペリジン−1−イル)アセトアミド;または
    5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(3−((2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン。
  21. 以下の化合物群から選択される、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩:
    5−(4−フルオロフェニル)−3−(2−ヒドロキシ−3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−(4−フルオロフェニル)−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)−5−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−シクロブチル−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)−7−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(3−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(2−((2−(メチルスルホニル)エチル)アミノ)エチル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(1−(2−(メチルスルホニル)エチル)ピペリジン−4−イル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン;
    2−(4−(5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−オキソベンゾ[d]オキサゾール−3(2H)−イル)ピペリジン−1−イル)アセトアミド;または
    5−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−3−(3−((2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ)プロピル)ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オン。
  22. 下記式(2);
    Figure 2017001991
    [式(2)中、
    は、ニトロ、アミノ(該アミノは、C1−4アルキルオキシカルボニル、フェニルメチル、フェニルメチルオキシカルボニル(該フェニルメチル、該フェニルメチルオキシカルボニルにおけるフェニルメチル部分は、ハロゲン、C1−2アルキルおよびC1−2アルコキシからなる群から独立して選択される1〜6個の置換基で置換されていてもよい)、フルオレニルメチルカルボニル、ベンゼンスルホニル(該ベンゼンスルホニルは、ニトロによって1〜2個置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)またはフタルイミド(該フタルイミドのフェニル部分は、C1−2アルキルによって1〜3個置換されていてもよい)であり、
    は、水素またはC1−2アルキル(該アルキルは、C1−2アルコキシ、フェニルおよび4−メトキシフェニルからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)であり、
    は、水素またはC1−2アルキルであり、
    は、ヨウ素、臭素、塩素または水素であり、ここにおいて、Rがヨウ素、臭素または塩素であるとき、置換可能な位置に1〜2個置換していてもよく、
    A−Aは、C−CまたはC=Cである]
    で表される化合物またはその塩。
  23. 下記式(3);
    Figure 2017001991
    [式(3)中、
    は、水素またはC1−2アルキルであり、
    は、C1−4アルキルオキシカルボニル、フェニルメチルオキシカルボニル(該フェニルメチルオキシカルボニルのフェニルメチル部分は、C1−2アルキルおよびC1−2アルコキシからなる群から独立して選択される1〜6個の置換基で置換されていてもよい)、フルオレニルメチルカルボニルまたはベンゼンスルホニル(該ベンゼンスルホニルは、ニトロによって1〜2個置換されていてもよい)であり、
    10は、水素またはC1−2アルキルであり、ここにおいて、RおよびR10が一緒になって、RおよびR10が結合する窒素原子と共にフタルイミド(該フタルイミドのフェニル部分は、C1−2アルキルによって1〜3個置換されていてもよい)を形成してもよく、
    Mは、C1−4アルキレンであり、ここにおいて、R10がC1−2アルキルであるとき、R10とM上の炭素原子が一緒になって、R10が結合する窒素原子と共に4〜6員の飽和複素環を形成してもよく、
    Bは、ハロゲンである]
    で表される化合物またはその塩。
  24. 下記式(4);
    Figure 2017001991
    [式(4)中、
    は、水素、またはC1−2アルキルであり、
    11およびR12は、それぞれ独立して、水素、C1−4アルキル(該アルキルは、C1−4アルコキシまたはフェニルによって置換されていてもよい)、C1−4ハロアルキル、C1−4ハロアルコキシ、ニトロ、アミノ(該アミノは、C1−4アルキルオキシカルボニル、フェニルメチル、フェニルメチルオキシカルボニル(該フェニルメチルおよび該フェニルメチルオキシカルボニルにおけるフェニルメチル部分は、ハロゲン、C1−2アルキルおよびC1−2アルコキシからなる群から独立して選択される1〜6個の置換基で置換されていてもよい)、フルオレニルメチルカルボニル、ベンゼンスルホニル(該ベンゼンスルホニルは、ニトロによって1〜2個置換されていてもよい)からなる群から独立して選択される1〜2個の置換基によって置換されていてもよい)、フタルイミド(該フタルイミドのフェニル部分は、C1−2アルキルによって1〜3個置換されていてもよい)またはC1−2アルコキシ(該アルコキシにおけるアルキル部分は、C1−2アルコキシ、フェニルおよび4−メトキシフェニルからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい)であり、ここにおいて、R11およびR12が互いにオルト位である場合は、R11とR12がフェニルと一緒になってベンズオキサゾロン環、インドール環またはインダゾール環を形成してもよい]
    で表される化合物またはその塩の製造方法であって、下記式(5)
    Figure 2017001991
    [式(5)中、
    、R11およびR12は、上記式(4)と同じであり、
    Bは、ハロゲンである]で表される化合物と、下記式(6)
    Figure 2017001991
    [式(6)中、
    Xは、ヨウ素、臭素または塩素である]で表される化合物を、パラジウム触媒を用いてカップリングさせる工程を含む製造方法。
  25. 下記式(7);
    Figure 2017001991
    [式(7)中、
    は、水素またはC1−2アルキルであり、
    13は、C1−4アルキルオキシカルボニル、フェニルメチル、フェニルメチルオキシカルボニル(該フェニルメチルおよび該フェニルメチルオキシカルボニルにおけるフェニルメチル部分は、ハロゲン、C1−2アルキルおよびC1−2アルコキシからなる群から独立して選択される1〜6個の置換基で置換されていてもよい)、フルオレニルメチルカルボニル、ベンゼンスルホニル(該ベンゼンスルホニルは、ニトロによって1〜2個置換されていてもよい)であり、
    14は、水素、C1−2アルキル、C1−4アルキルオキシカルボニル、フェニルメチル、フェニルメチルオキシカルボニル(該フェニルメチルおよび該フェニルメチルオキシカルボニルにおけるフェニルメチル部分は、ハロゲン、C1−2アルキルおよびC1−2アルコキシからなる群から独立して選択される1〜6個の置換基で置換されていてもよい)、フルオレニルメチルカルボニルまたはベンゼンスルホニル(該ベンゼンスルホニルは、ニトロによって1〜2個置換されていてもよい)であり、ここにおいて、R13およびR14が一緒になって、R13およびR14が結合する窒素原子と共にフタルイミド(該フタルイミドのフェニル部分は、C1−2アルキルによって1〜3個置換されていてもよい)を形成してもよく、
    Mは、C1−4アルキレンであり、ここにおいて、R14がC1−2アルキルであるとき、R14とM上の炭素原子が一緒になって、R14が結合する窒素原子と共に4〜6員の飽和複素環を形成してもよい]
    で表される化合物またはその塩の製造方法であって、下記式(8)
    Figure 2017001991
    [式(8)中、
    、R13、R14およびMは、上記式(7)と同じであり、Bは、ハロゲンである]で表される化合物と、下記式(9)
    Figure 2017001991
    [式(9)中、
    Xは、ヨウ素、臭素または塩素である]で表される化合物を、パラジウム触媒を用いてカップリングさせる工程を含む製造方法。
  26. 請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を含有する医薬組成物。
  27. 請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含有する、Nav1.7(SCN9A)、Nav1.8(SCN10A)またはNav1.7およびNav1.8の両方が関与する疾病の治療薬。
  28. 請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含有する、Nav1.7(SCN9A)が関与する疾病の治療薬。
  29. 請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含有する、Nav1.8(SCN10A)が関与する疾病の治療薬。
  30. 請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含有する神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症、発作性激痛症、排尿障害または多発性硬化症の治療薬。
  31. 請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含有する、Nav1.7(SCN9A)、Nav1.8(SCN10A)またはNav1.7およびNav1.8の両方が関与する疾病の治療薬と、抗てんかん薬、抗うつ薬、麻薬性鎮痛薬、抗炎症薬、還元酵素阻害剤、プロスタグランジン誘導体製剤から選択される少なくとも1種以上の薬剤とを組み合わせてなる医薬。
  32. 神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症、発作性激痛症、排尿障害または多発性硬化症の治療薬を製造するための、請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
  33. 治療が必要な患者に、治療上の有効量の請求項1〜21のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを特徴とする、神経障害性疼痛、侵害受容性疼痛、炎症性疼痛、小径線維ニューロパチー、肢端紅痛症、発作性激痛症、排尿障害または多発性硬化症を治療するための方法。
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