JP2017002416A - 糸巻取システムおよび糸巻取方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】糸巻取システムの大型化を抑制することができる糸巻取システムおよび糸巻取方法を提供する。【解決手段】糸巻取システム1は、精紡機3と自動ワインダ4との間に設けられ、給糸ボビン11および糸無しボビン12を移送すると共に、これらのボビンに対して所定の処理を実施可能なボビン移送装置5と、を備える。精紡機3の第一移送装置70は、トレー6が搬出される第一出口111と、トレー6をボビン移送装置5から受け入れる第一入口112と、を有する。ボビン移送装置5の第二移送装置50は、第一出口111から搬出されたトレー6を受け入れる第二入口122と、自動ワインダ4から移送されたトレー6が第一入口112に向けて搬出される第二出口121と、を有する。精紡機3の第一出口111とボビン移送装置5の第二入口122とは直接接続されており、精紡機3の第一入口112とボビン移送装置5の第二出口121とは直接接続されている。【選択図】図5

Description

本発明は、糸巻取システムおよび糸巻取方法に関する。
給糸ボビンを形成する複数の精紡ユニットを備える精紡機と、給糸ボビンから糸を巻き取ってパッケージを形成する複数のワインダユニットを備える自動ワインダと、を具備する糸巻取システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この糸巻取システムは、精紡機から自動ワインダに対して給糸ボビンを移送すると共に、自動ワインダから精紡機に対して糸無しボビンを移送(返送)する移送システムを備えている。移送システムでは、給糸ボビンおよび糸無しボビンは、ペグおよびプレートからなるサポートに載せられて移送される。
欧州特許出願公開2080825号明細書
上述したような糸巻取システムにおいては、精紡機と自動ワインダとの間に、給糸ボビンまたは糸無しボビンに対して所定の処理を施す処理装置が設けられる場合がある。処理装置は、精紡機と自動ワインダとにそれぞれ繋がる搬送経路を有しており、サポートに載せられた給糸ボビンまたは糸無しボビンは、その搬送経路に沿って搬送される。ここで、処理装置と精紡機との間には、給糸ボビンまたは糸無しボビンを一時滞留させ得る緩衝装置が設けられる場合がある。このような緩衝装置が設けられた場合、糸巻取システム全体が大型化する傾向にある。
本発明は、糸巻取システムの大型化を抑制することができる糸巻取システムおよび糸巻取方法を提供することを目的とする。
本発明の糸巻取システムは、給糸ボビンを形成する精紡機と、給糸ボビンから糸を巻き取ってパッケージを形成する自動ワインダと、精紡機と自動ワインダとの間に設けられ、給糸ボビンおよび給糸ボビンから糸が解舒された糸無しボビンを移送すると共に、給糸ボビンまたは糸無しボビンに対して所定の処理を実施可能なボビン移送装置と、を備え、精紡機は、給糸ボビンおよび糸無しボビンをトレーに載置した状態で移送可能な第一移送装置を備え、第一移送装置は、トレーが搬出される第一出口と、トレーをボビン移送装置から受け入れる第一入口と、を有し、ボビン移送装置は、給糸ボビンおよび糸無しボビンをトレーに載置した状態で移送可能な第二移送装置を備え、第二移送装置は、第一出口から搬出されたトレーを受け入れる第二入口と、自動ワインダから移送されたトレーが第一入口に向けて搬出される第二出口と、を有し、精紡機の第一出口とボビン移送装置の第二入口とは直接接続されており、精紡機の第一入口とボビン移送装置の第二出口とは直接接続されている。
この糸巻取システムによれば、精紡機に設けられた第一移送装置によって、給糸ボビンがトレーに載置された状態で移送され、第一出口から搬出される。第一出口は、ボビン移送装置に設けられた第二移送装置の第二入口に直接接続されているため、給糸ボビンは、精紡機からボビン移送装置に速やかに移送される。また、第二移送装置によって、糸無しボビンがトレーに載置された状態で移送され、第二出口から搬出される。第二出口は、第一移送装置の第一入口に直接接続されているため、糸無しボビンは、ボビン移送装置から精紡機に速やかに移送される。ボビン移送装置では、給糸ボビンまたは糸無しボビンに対して、所定の処理が実施される。このように、精紡機とボビン移送装置との間に、給糸ボビンまたは糸無しボビンを一時滞留させるような緩衝装置は設けられないため、糸巻取システムの大型化を抑制することができる。
本発明の糸巻取システムにおいて、第一移送装置と第二移送装置とは、互いに同期して駆動され、第一移送装置と第二移送装置との間におけるトレーの授受は、一対一の対応関係で行われるように構成されてもよい。この場合、精紡機とボビン移送装置との間における給糸ボビンおよび糸無しボビンの授受(交換)が規則正しく行われ、糸巻取システム全体における運転効率(糸の巻取効率)が高められる。
本発明の糸巻取システムにおいて、第一移送装置は、周回軌道に沿って移動可能な周回部と、周回部に取り付けられて、トレーを保持可能な保持部と、周回部の外側に配置されて、保持部からトレーを受け取り可能な搬出コンベアと、周回部の外側でかつ搬出コンベアよりも周回部の移動方向の下流側に配置されて、保持部にトレーを受け渡し可能な搬入コンベアと、を有し、搬出コンベアの搬送方向下流端部に第一出口が設けられており、搬入コンベアの搬送方向上流端部に第一入口が設けられてもよい。この場合、精紡機が備えている搬出コンベアおよび搬入コンベアを利用して、ボビン移送装置に対する直接の接続を容易に実現することができる。
本発明の糸巻取システムにおいて、第一移送装置は、周回軌道に沿って移動可能な周回部と、周回部に取り付けられて、トレーを保持可能な保持部と、を有し、周回部は、保持部が第一出口と第一入口とを通過可能であるように配置されてもよい。この場合、精紡機が備えている周回部を利用して、ボビン移送装置に対する直接の接続を容易に実現することができる。
本発明の糸巻取システムにおいて、第一移送装置は、周回軌道に沿って移動可能な周回部と、周回部に取り付けられて、トレーを保持可能な保持部と、を有し、周回部は、保持部が第一出口と第一入口とを通過可能であるように配置されており、第二移送装置は、保持部からトレーを受け取り可能な搬入コンベアと、搬入コンベアよりも周回部の移動方向の下流側において、保持部にトレーを受け渡し可能な搬出コンベアと、を有し、搬入コンベアの搬送方向上流端部に第二入口が設けられており、搬出コンベアの搬送方向下流端部に第二出口が設けられてもよい。この場合、ボビン移送装置に搬入コンベアおよび搬出コンベアを設けることで、精紡機に対する直接の接続を容易に実現することができる。
本発明の糸巻取方法は、給糸ボビンを形成する精紡機と、給糸ボビンから糸を巻き取ってパッケージを形成する自動ワインダと、精紡機と自動ワインダとの間に設けられ、給糸ボビンおよび給糸ボビンから糸が解舒された糸無しボビンを移送すると共に給糸ボビンまたは糸無しボビンに対して所定の処理を実施可能なボビン移送装置と、を具備する糸巻取システムにおいて実施される糸巻取方法であって、精紡機の第一移送装置によって、給糸ボビンをトレーに載置した状態で移送し、ボビン移送装置の第二移送装置に対し、給糸ボビンおよび給糸ボビンが載置されたトレーを直接受け渡す工程と、ボビン移送装置の第二移送装置によって、糸無しボビンをトレーに載置した状態で移送し、精紡機の第一移送装置に対し、糸無しボビンおよび糸無しボビンが載置されたトレーを直接受け渡す工程と、を含む。
この糸巻取方法によれば、上述した理由から、糸巻取システムの大型化を抑制することができる。
本発明によれば、糸巻取システムの大型化を抑制することができる。
本発明の一実施形態の糸巻取システムの正面図である。 図1の糸巻取システムにおいて搬送されるトレー、糸無しボビン及び給糸ボビンの斜視図である。 図1の糸巻取システムの精紡ユニットの側面図である。 図1の糸巻取システムのワインダユニットの側面図である。 図1の糸巻取システムの平面図である。 ボビン移送装置と精紡機との接続部の一形態を示す平面図である。 ボビン移送装置と精紡機との接続部の別の形態を示す平面図である。 ボビン移送装置と精紡機との接続部の更に別の形態を示す平面図である。 本発明の比較例に係る糸巻取システムの平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示されるように、糸巻取システム1は、粗紡機2と、精紡機3と、自動ワインダ4と、ボビン移送装置5と、を備えている。粗紡機2は、スライバから粗糸を生成し、その粗糸を巻き取って粗糸ボビンを形成する。精紡機3は、粗糸から糸を生成し、その糸を巻き取って給糸ボビン11を形成する。自動ワインダ4は、給糸ボビン11から糸を巻き取ってパッケージを形成する。ボビン移送装置5は、精紡機3から自動ワインダ4に給糸ボビン11を移送し、自動ワインダ4から精紡機3に糸無しボビン12(糸が巻かれていないボビン)を移送する。ボビン移送装置5には、ボビン準備装置及び残糸除去装置60等が設けられている。ボビン準備装置は、自動ワインダ4が給糸ボビン11の糸を処理するための前準備を行う。ボビン準備装置の一例としては、口出し装置57等が挙げられる。これらの装置が設けられているため、ボビン移送装置5は、カーブの多い複雑な移送経路を有している。
給糸ボビン11及び糸無しボビン12は、それぞれ、トレー6にセットされた状態で移送される。図2に示されるように、トレー6は、円板状のベース部61と、ベース部61から上側に突出するピン62と、ベース部61に内蔵されたRF(Radio Frequency)タグ63と、を有している。給糸ボビン11及び糸無しボビン12は、それぞれ、ボビン12のボトム部12aにピン62が差し込まれることで、ボビン12のトップ部12bが上側に向いた状態でトレー6にセットされる。RFタグ63は、トレー6にセットされた給糸ボビン11に関する情報を記憶する。糸巻取システム1では、トレー6にセットされた給糸ボビン11の状況がRFID(Radio Frequency Identification:電波による個体識別)技術によって管理される。
ベース部61上には、円板上の載置部64が設けられている。載置部64の外径は、ベース部61の外径よりも小さく、ピン62の幅よりも大きい。載置部64には、ピン62に差し込まれたボビン12が載置される。ボビン12のボトム部12aは、載置部64に当接する。載置部64の外径は、ボトム部12aの下端の外径よりも僅かに大きいか、またはボトム部12aの下端の外径に略等しい。糸無しボビン12がトレー6に載置された状態のみならず、給糸ボビン11がトレー6に載置された状態でも、ボトム部12aは露出している。
図1に示されるように、粗紡機2は、粗紡機2の動作を制御する制御装置21と、粗糸ボビンを形成する複数の粗紡ユニット22と、を備えている。制御装置21は、ディスプレイ等の表示部21aと、入力キー等の操作部21bと、を有している。表示部21aは、各粗紡ユニット22の運転状況等を表示する。操作部21bは、オペレータが各粗紡ユニット22の運転条件の設定等を行うためのものである。
精紡機3は、精紡機3の動作を制御する制御装置31と、給糸ボビン11を形成する複数の精紡ユニット32と、を備えている。制御装置31は、ディスプレイ等の表示部31aと、入力キー等の操作部31bと、を有している。表示部31aは、各精紡ユニット32の運転状況等を表示する。操作部31bは、オペレータが各精紡ユニット32の運転条件の設定等を行うためのものである。
図3に示されるように、精紡ユニット32は、ドラフト装置33と、加撚装置34と、を有している。
ドラフト装置33は、バックローラ対33aと、ミドルローラ対33bと、フロントローラ対33cと、を有している。バックローラ対33a、ミドルローラ対33b及びフロントローラ対33cは、それぞれ、ボトムローラ及びトップローラによって構成されている。ミドルローラ対33bを構成する各ローラには、エプロンベルトが架けられている。ドラフト装置33では、バックローラ対33a、ミドルローラ対33b及びフロントローラ対33cが所定の速度比で回転させられることで、粗糸ボビンから解舒された粗糸13がドラフトされる。
加撚装置34は、スピンドル軸35と、リングレール36と、リング37と、トラベラ38と、を有している。スピンドル軸35は、ボビン12のトップ部12bが上側に向いた状態でボビン12のボトム部12aを保持し、ボビン12を回転させる。リングレール36は、ボビン12の軸線方向に移動可能である。リング37は、リングレール36に固定されている。トラベラ38は、リング37に支持されており、リング37に沿って移動可能である。
加撚装置34では、ドラフト装置33においてドラフトされた粗糸13がリング37とトラベラ38との隙間に挿通され、その粗糸13の端部がボビン12に固定される。その状態で、スピンドル軸35がボビン12を回転させると、トラベラ38が粗糸13に引っ張られるようにしてリング37に沿って移動する。このとき、リングレール36が、ボビン12の軸線方向に沿った所定の範囲で往復動しつつ、ボトム部12a側からトップ部12b側に徐々に移動する。加撚装置34では、トラベラ38の回転がボビン12の回転に遅れることで粗糸13に撚りが加えられて糸14が生成され、その糸14がボビン12に巻き取られて給糸ボビン11が形成される。
以上のように構成された精紡ユニット32を複数有する精紡機3は、いわゆる一斉ドッフィングタイプとして構成されている。すなわち、精紡機3は、ボビン移送装置5によって自動ワインダ4から移送された糸無しボビン12を複数ストックしておき、各精紡ユニット32に糸無しボビン12を一斉にセットして、糸の巻き取りを一斉に開始させる。各精紡ユニット32において糸の巻き取りが完了して給糸ボビン11が形成されると、精紡機3は、全ての給糸ボビン11を一斉に玉揚げ(ドッフィング)する。そして、精紡機3は、その間にストックされていた糸無しボビン12をトレー6から抜き取って各精紡ユニット32に再び一斉にセットし、代わりに、玉揚げした給糸ボビン11をトレー6に一斉にセットする。
図1に示されるように、自動ワインダ4は、自動ワインダ4の動作を制御する制御装置41と、パッケージを形成する複数のワインダユニット42と、を備えている。制御装置41は、ディスプレイ等の表示部41aと、入力キー等の操作部41bと、を有している。表示部41aは、各ワインダユニット42の運転状況等を表示する。操作部41bは、オペレータが各ワインダユニット42の運転条件の設定等を行うためのものである。なお、制御装置41は、ボビン移送装置5の動作も制御している。
図4に示されるように、ワインダユニット42は、巻取装置43と、テンション付与装置44と、糸監視装置45と、上糸捕捉装置46と、下糸捕捉装置47と、糸継装置48と、を有している。
巻取装置43は、クレードル43aと、巻取ドラム43bと、を有している。クレードル43aは、パッケージ15を支持する。巻取ドラム43bは、糸14をトラバースさせつつパッケージ15を回転させる。これにより、所定の位置にセットされた給糸ボビン11から糸14が巻き取られてパッケージ15が形成される。テンション付与装置44は、給糸ボビン11からパッケージ15に走行する糸14に所定のテンションを付与する。
糸監視装置45は、糸欠陥(糸14の太さ異常、糸14への異物の混入等)を検出するために、走行する糸14を監視する。糸欠陥が検出された場合には、別途設けられたカッタによって糸14が切断される。上糸捕捉装置46は、糸14が切断された場合に、パッケージ15側の糸14の糸端を捕捉して糸継装置48に案内する。下糸捕捉装置47は、糸14が切断された場合に、給糸ボビン11側の糸14の糸端を捕捉して糸継装置48に案内する。糸継装置48は、上糸捕捉装置46及び下糸捕捉装置47によって案内された糸端同士を繋ぐ。
図1および図5に示されるように、ボビン移送装置5は、RFライタ51を備えている。RFライタ51は、精紡機3から自動ワインダ4に給糸ボビン11が移送される際に、給糸ボビン11がセットされたトレー6のRFタグ63に、その給糸ボビン11に関する情報を書き込む。給糸ボビン11に関する情報には、給糸ボビン11を形成した精紡ユニット32を特定するためのユニット識別情報、及び一斉ドッフィングのタイミングを特定するためのドッフィング情報(何回目のドッフィングで形成された給糸ボビン11かを特定するための情報)が含まれている。なお、精紡機3の給糸ボビン11の移送方向の出口にRFライタ51を設けることもできる。また、精紡ユニット32ごとにRFライタ51を設けることもできる。
RFライタ51によってRFタグ63に書き込まれた情報は、自動ワインダ4のワインダユニット42に給糸ボビン11がセットされた際に、各ワインダユニット42に設けられたRFリーダ49によって読み込まれ、自動ワインダ4の制御装置41に送信される。これにより、制御装置41は、ワインダユニット42にセットされている給糸ボビン11について、その給糸ボビン11を形成した精紡ユニット32、及び一斉ドッフィングのタイミングを特定することができる。
ボビン移送装置5は、RFリーダ52を備えている。RFリーダ52は、自動ワインダ4から排出されるトレー6が備えるRFタグ63に書き込まれた情報を読み取り、その情報を制御装置41に送信する。制御装置41は、RFリーダ52から送られてくる情報と、制御装置41が記憶している給糸ボビン11に関する情報とを照合することにより、RFリーダ52を通過したトレー6に載置された給糸ボビン11に対して所定の判断(たとえば、不良ボビンであるか否か等の判断)を行う。
ボビン移送装置5は、給糸ボビン11または糸無しボビン12に対して、所定の処理を実施可能である。図5に示されるように、ボビン移送装置5は、たとえば口出し装置57を備える。口出し装置57は、自動ワインダ4の各ワインダユニット42において糸14を捕捉し易くするため、給糸ボビン11に対して吸引流を作用させ、給糸ボビン11の表面から糸14を解舒する。ボビン移送装置5は、ボビン12に糸14が巻かれているか否か、すなわちボビン12が糸無しボビンであるか否かを判別する判別装置58を備えている。ボビン移送装置5によって実施される所定の処理は、上記した口出し処理に限られない。ボビン移送装置5によって実施される所定の処理は、給糸ボビン11または糸無しボビン12に対する何らかの物理的な処理であればよく、口出し以外の処理であってもよい。ボビン移送装置5は、たとえばボビン12に残った糸14を残糸除去装置60により取り外す残糸除去処理等を実施してもよい。すなわち、残糸除去装置60は、給糸ボビン11から排出されたボビン12に糸が残っている場合に、その糸を除去して糸無しボビン12にする。
糸巻取システム1においては、ボビン移送装置5を介して、精紡機3および自動ワインダ4が互いに連結されている。糸巻取システム1には、トレー6を循環して利用するためのトレー搬送路100が設けられている。トレー搬送路100に沿ってトレー6が循環することで、トレー6に載置された給糸ボビン11または糸無しボビン12が、精紡機3とボビン移送装置5と自動ワインダ4との間で搬送される。これにより、精紡機3と自動ワインダ4との間で、トレー6の共用化が図られている。
精紡機3は、給糸ボビン11および糸無しボビン12をトレー6に載置した状態で移送可能な第一移送装置70(図6参照)を備えている。ボビン移送装置5は、給糸ボビン11および糸無しボビン12をトレー6に載置した状態で移送可能な第二移送装置50を備えている。自動ワインダ4は、給糸ボビン11および糸無しボビン12をトレー6に載置した状態で移送可能な第三移送装置80を備えている。第一移送装置70が備えるトレー6の経路と第二移送装置50が備えるトレー6の経路とは、直接接続されている。また、第二移送装置50が備えるトレー6の経路と第三移送装置80が備えるトレー6の経路とは、直接接続されている。トレー搬送路100は、全体として周回軌道を形成している。
図5を参照して、第三移送装置80および第二移送装置50の概略構成について説明する。第三移送装置80は、給糸ボビン11の搬送経路であるボビン搬送路81と、ボビン搬送路81から分岐した複数のボビン供給路82と、ボビン搬送路81の下流側に設けられて糸無しボビン12の搬送経路であるボビン搬送路83とを有する。第三移送装置80は、これらの経路に沿ってトレー6を移送するための丸ベルト、ベルト駆動装置、プーリ、および経路規定プレート等から構成される。
ボビン供給路82は、各ワインダユニット42を通るように配置されており、ボビン搬送路81を搬送されてきた給糸ボビン11を各ワインダユニット42に振り分ける。ボビン供給路82に、上述のRFリーダ49が設けられている。ボビン搬送路81には、ボビン供給路82に給糸ボビン11が満たされている場合に給糸ボビン11を一時貯留するためのボビン待機ループ84が接続されている。自動ワインダ4のボビン移送装置5側の端部には、ボビン移送装置5から給糸ボビン11を受け入れるための第四入口142と、ボビン移送装置5に糸無しボビン12を排出するための第四出口141とが設けられている。第四入口142は、ボビン搬送路81の搬送方向の上流端部に配置されており、第四出口141は、ボビン搬送路83の搬送方向の下流端部に配置されている。
第二移送装置50は、給糸ボビン11を受け入れて自動ワインダ4に導入するための給糸ボビン導入路53と、自動ワインダ4から排出された糸無しボビン12を受け入れて精紡機3に返送するためのボビン返送路54と、給糸ボビン導入路53の一部およびボビン返送路54の一部を接続する第一戻しボビン搬送路56と第二戻しボビン搬送路65とを有する。給糸ボビン導入路53から第二戻しボビン搬送路65が分岐する分岐部、および、ボビン返送路54から第一戻しボビン搬送路56が分岐する分岐部には、経路切替機構(図示せず)が設けられている。
給糸ボビン導入路53には、第一戻しボビン搬送路56との合流部よりも上流側において、上述のRFライタ51が設けられており、当該合流部よりも下流側において、上述の口出し装置57が設けられている。第二戻しボビン搬送路65は、口出し装置57よりも下流側で分岐している。第二戻しボビン搬送路65は、口出し装置57が口出しを失敗した場合に、給糸ボビン11を戻すための搬送路である。第一戻しボビン搬送路56には、上述の残糸除去装置60が設けられている。ボビン返送路54には、第二戻しボビン搬送路65の合流部よりも上流側において、上述のRFリーダ52が設けられており、当該合流部よりも下流側かつ第一戻しボビン搬送路56の分岐部よりも上流側において、上述の判別装置58が設けられている。
ボビン移送装置5の自動ワインダ4側の端部には、自動ワインダ4に給糸ボビン11を供給するための第三出口131と、自動ワインダ4から糸無しボビン12を受け入れるための第三入口132とが設けられている。第三出口131は、給糸ボビン導入路53の下流側の端部に配置されており、第三入口132は、ボビン返送路54の上流側の端部に配置されている。ボビン移送装置5の第三出口131と自動ワインダ4の第四入口142とは、直接接続されている。ボビン移送装置5の第三入口132と自動ワインダ4の第四出口141とは、直接接続されている。
ボビン移送装置5の精紡機3側の端部には、精紡機3から給糸ボビン11受け入れるための第二入口122と、精紡機3に糸無しボビン12を返送するための第二出口121とが設けられている。第一移送装置70の第二入口122は、給糸ボビン導入路53の上流側の端部に配置されており、第二出口121は、ボビン返送路54の下流側の端部に配置されている。
続いて、図6を参照して、第二移送装置50および第一移送装置70について詳細に説明する。図6に示されるように、第二移送装置50は、給糸ボビン導入路53、ボビン返送路54または第一戻しボビン搬送路56、第二戻しボビン搬送路65に沿ってトレー6を移送する。給糸ボビン導入路53は、複数の丸ベルト91と、ベルト駆動装置(図示せず)と、丸ベルト91が架け渡された複数のプーリ92とを有する。給糸ボビン導入路53、ボビン返送路54、第一戻しボビン搬送路56、および第二戻しボビン搬送路65は、複数の経路規定プレート93によって形成されている。すなわち、経路規定プレート93の縁部が一定距離離間して平行に延在することで、給糸ボビン導入路53、ボビン返送路54、第一戻しボビン搬送路56、および第二戻しボビン搬送路65が形成されている。経路規定プレート93の離間距離、すなわち給糸ボビン導入路53、ボビン返送路54、第一戻しボビン搬送路56、および第二戻しボビン搬送路65の幅は、トレー6の載置部64の外径よりも僅かに大きくなっている。
経路規定プレート93の間に形成された間隔の下方に、丸ベルト91が配置される。丸ベルト91は、2個のプーリ92間では直線状に延びており、この丸ベルト91上にトレー6のベース部61が乗る。丸ベルト91がプーリ92に引っ掛けられた部分では、プーリ92の上面の一部が経路規定プレート93間の間隔の下方に位置している。プーリ92は丸ベルト91の進行に伴って回転し、プーリ92の上面上に、トレー6のベース部61が乗る。丸ベルト91またはプーリ92にトレー6が乗った状態で、トレー6の載置部64は、経路規定プレート93に対応する高さに位置する。これにより、トレー6は、丸ベルト91およびプーリ92に支持されながら経路規定プレート93により案内されて、給糸ボビン導入路53、ボビン返送路54または第一戻しボビン搬送路56に沿って移送される。
上述の第二入口122および第二出口121は、ボビン移送装置5の精紡機3側の端部に配置された2個のプーリ92の外周部にそれぞれ対応するため、各プーリ92の円弧に沿って湾曲した形状をなしている。
第一移送装置70は、周回軌道に沿って移動可能な連結型搬送部(周回部)71と、連結型搬送部71の外周面に取り付けられて、トレー6を保持可能なホルダ(保持部)72とを有する。連結型搬送部71は、精紡ユニット32におけるドッフィングの際に、給糸ボビン11の玉揚げおよび糸無しボビン12の抜き取りが可能な位置に配置される。ホルダ72は、中央部に円形の嵌合凹部72aを有している。この嵌合凹部72aは、弾性変形可能な機構を備えており、嵌合凹部72aには、トレー6の載置部64が嵌合可能になっている。なお、ホルダ72には、ドッフィングの際に糸無しボビン12を一時退避させるためのピンが設けられてもよい。ホルダ72は、連結型搬送部71の延在方向に間隔をあけて配置されてもよいし、間隔を開けずに配置されてもよい。ホルダ72の配置は、精紡ユニット32の配置に応じて、適宜設定可能である。
第一移送装置70は、さらに、連結型搬送部71の外側に配置されて、ホルダ72からトレー6を受け取り可能な搬出コンベア73と、連結型搬送部71の外側でかつ搬出コンベア73よりも連結型搬送部71の移動方向の下流側に配置されて、連結型搬送部71にトレー6を受け渡し可能な搬入コンベア74と、を有する。搬出コンベア73および搬入コンベア74は、たとえばフラットベルトを含んでもよいし、丸ベルトを含んでもよい。搬出コンベア73および搬入コンベア74は、たとえば平行に配置される。搬出コンベア73および搬入コンベア74の上方には、複数の経路規定プレート76が配置され、経路規定プレート76の縁部が一定距離離間して平行に延在することで、給糸ボビン11の搬出経路および糸無しボビン12の搬入経路が形成されている。経路規定プレート76の離間距離は、トレー6の載置部64の外径よりも僅かに大きくなっている。
搬出コンベア73の搬送方向上流側すなわち連結型搬送部71側には、ホルダ72の通過経路上に張り出すようにして、トレー案内部77が設けられている。トレー案内部77は、周囲のフレーム等に固定されており、トレー案内部77の張り出した先端は、トレー6の載置部64に当接可能になっている。トレー案内部77は、連結型搬送部71の移動方向へのトレー6の移動を規制して、トレー6を搬出コンベア73側に案内する。
また、第二出口121から出てきた糸無しボビン12付のトレー6は、ホルダ72の嵌合凹部72aに向けて搬送され、トレー6の載置部64が嵌合凹部72aに挿入される。ホルダ72の嵌合凹部72aは、トレー6の載置部64が経路規定プレート76の規制により嵌合凹部72aへ押圧されることによって、弾性変形により広がり、トレー6の載置部64がさらに挿入される。トレー6の載置部64がさらに挿入されることにより、経路規定プレート76の規制による押圧が解消され、変形していた嵌合凹部72aが弾性力により元の形状に戻る。これにより、嵌合凹部72aに、トレー6の載置部64が嵌合される。
精紡機3のボビン移送装置5側の端部には、トレー6が搬出される第一出口111と、トレー6をボビン移送装置5から受け入れる第一入口112とが設けられている。より詳細には、搬出コンベア73の搬送方向下流端部に第一出口111が設けられており、搬入コンベア74の搬送方向上流端部に第一入口112が設けられている。第一出口111と第一入口112との間隔すなわちピッチは、第二入口122と第二出口121との間隔すなわちピッチに略等しい。
第一出口111と、ボビン移送装置5の第二入口122とは、近接し、かつ対向している。第一出口111を構成する搬出コンベア73の端部の高さと、第二入口122を構成するプーリ92の上面の高さとは、略等しくなっている。これにより、第一出口111と第二入口122とは直接接続されている。第一入口112と、ボビン移送装置5の第二出口121とは、近接し、かつ対向している。第一入口112を構成する搬入コンベア74の端部の高さと、第二出口121を構成するプーリ92の上面の高さとは、略等しくなっている。これにより、第一入口112と第二出口121とは直接接続されている。このような構成により、第二入口122は、第一移送装置70の第一出口111から搬出されたトレー6および給糸ボビン11を受け入れ可能になっている。自動ワインダ4から移送されたトレー6および糸無しボビン12は、第二出口121から、第一入口112に向けて搬出可能になっている。
ここで、第一移送装置70および第二移送装置50の動作について説明する。精紡機3の制御装置31は、第一移送装置70を駆動制御可能である。自動ワインダ4の制御装置41は、第二移送装置50を駆動制御可能である。制御装置31および制御装置41によって、第一移送装置70と第二移送装置50とは、互いに同期して駆動される。すなわち、第一移送装置70と第二移送装置50との間におけるトレー6の授受は、一対一の対応関係で行われるように構成されている。
糸巻取システム1では、制御装置31は、第一移送装置70を制御することにより、給糸ボビン11をトレー6に載置した状態で移送し、ボビン移送装置5の第二移送装置50に対し、トレー6および給糸ボビン11を直接受け渡す。これに応じて、制御装置41は、第二移送装置50を制御することにより、糸無しボビン12をトレー6に載置した状態で移送し、精紡機3の第一移送装置70に対し、トレー6および糸無しボビン12を直接受け渡す。
このように、糸巻取システム1では、制御装置41の要求に応じて速やかにトレー6および給糸ボビン11がボビン移送装置5に供給され、それと同時に、トレー6および糸無しボビン12が精紡機3に返送される。このように、糸巻取システム1には、第一移送装置70および第二移送装置50と同期せずに、トレー6を一時滞留させるような滞留装置(言い換えれば、バッファとなるような装置)は設けられていない。
本実施形態の糸巻取システム1および糸巻取方法によれば、精紡機3の第一移送装置70によって、給糸ボビン11がトレー6に載置された状態で移送され、第一出口111から搬出される。第一出口111は、ボビン移送装置5の第二入口122に直接接続されているため、給糸ボビン11は、精紡機3からボビン移送装置5に速やかに移送される。また、第二移送装置50によって、糸無しボビン12がトレー6に載置された状態で移送され、第二出口121から搬出される。第二出口121は、精紡機3の第一入口112に直接接続されているため、糸無しボビン12は、ボビン移送装置5から精紡機3に速やかに移送される。そして、ボビン移送装置5では、給糸ボビン11または糸無しボビン12に対して、所定の処理が実施される。このように、精紡機3とボビン移送装置5との間に、給糸ボビン11または糸無しボビン12を一時滞留させるような緩衝装置は設けられないため、糸巻取システム1の大型化が抑制されている。
図9に、比較例に係る糸巻取システムを示す。図9に示される比較例の糸巻取システム200は、精紡機203と、自動ワインダ204と、精紡機203および自動ワインダ204の間に設けられたボビン移送装置205を備えている。さらに、ボビン移送装置205と精紡機203との間には、トレー貯留装置210が設けられている。トレー貯留装置210は、精紡機203とボビン移送装置205とを連結するためのコンベアである。このトレー貯留装置210が設けられることにより、精紡機203の出口211および入口212と、ボビン移送装置205の入口222および出口221が離れており、これらの間に長い経路が存在している。また、トレー貯留装置210は、精紡機203の第一移送装置270やボビン移送装置205の第二移送装置250とは同期させずにコンベアを駆動する。よって、給糸ボビン11または糸無しボビン12の速やかな搬送は難しく、糸巻取システム200全体も大型化している。
精紡機3とボビン移送装置5との直接の接続が実現された本実施形態の糸巻取システム1では、このような不都合が解消されている。
また、糸巻取システム1では、第一移送装置70と第二移送装置50との間におけるトレー6の授受は、一対一の対応関係で行われるため、精紡機3とボビン移送装置5との間における給糸ボビン11および糸無しボビン12の授受(交換)が規則正しく行われ、糸巻取システム1全体における運転効率(すなわち、糸14の巻取効率)が高められている。
また、精紡機3が、ボビン移送装置5まで到達する搬出コンベア73および搬入コンベア74を備える構成によれば、精紡機3が備えている搬出コンベア73および搬入コンベア74を利用して、ボビン移送装置5に対する直接の接続を容易に実現することができる。
ボビン移送装置5および精紡機3の間の接続形態は、上記した形態に限られない。
たとえば、図7に示されるように、周回軌道に沿って移動可能な連結型搬送部(周回部)71Aと、連結型搬送部71Aに取り付けられて、トレー6を保持可能なホルダ(保持部)72と、を有する第一移送装置70Aを設けてもよい。この場合、連結型搬送部71Aは、先の形態の連結型搬送部71に比べて、ボビン移送装置5側に近接するように配置されている。したがって、連結型搬送部71Aの外周側近傍に第一出口111および第一入口112が設けられている。第一出口111と第一入口112との間隔すなわちピッチは、第二入口122と第二出口121との間隔すなわちピッチに略等しい。そして、ホルダ72が第一出口111と第一入口112とを通過可能であるように、連結型搬送部71Aが配置されている。制御装置31および制御装置41によって、第一移送装置70Aと第二移送装置50とは、互いに同期して駆動される。すなわち、第一移送装置70Aと第二移送装置50との間におけるトレー6の授受は、一対一の対応関係で行われるように構成されている。この糸巻取システム1Aによれば、精紡機3Aが備えている連結型搬送部71Aを利用して、ボビン移送装置5に対する直接の接続が容易に実現されている。
また、図8に示されるように、周回軌道に沿って移動可能な連結型搬送部(周回部)71Bと、連結型搬送部71Bに取り付けられて、トレー6を保持可能なホルダ(保持部)72と、を有する第一移送装置70Bを設けてもよい。さらに、ホルダ72からトレー6を受け取り可能な搬入コンベア96と、搬出コンベア73よりも連結型搬送部71Bの移動方向の下流側において、ホルダ72にトレー6を受け渡し可能な搬出コンベア97と、を有する連結コンベア59を第二移送装置50に付加してもよい。搬入コンベア96および搬出コンベア97は、たとえばフラットベルトを含んでもよいし、丸ベルトを含んでもよい。搬入コンベア96および搬出コンベア97は、たとえば平行に配置される。搬入コンベア96および搬出コンベア97の上方には、複数の経路規定プレート98が配置され、経路規定プレート98の縁部が一定距離離間して平行に延在することで、給糸ボビン11の搬出経路および糸無しボビン12の搬入経路が形成されている。経路規定プレート98の離間距離は、トレー6の載置部64の外径よりも僅かに大きくなっている。
連結型搬送部71Bは、連結コンベア59に近接するように配置されている。したがって、連結型搬送部71Bの外周側近傍に第一出口111および第一入口112が設けられている。第二移送装置50および連結コンベア59を備える第二移送装置50Bでは、搬入コンベア96の搬送方向上流端部に第二入口122が設けられており、搬出コンベア97の搬送方向下流端部に第二出口121が設けられている。第一出口111と第一入口112との間隔すなわちピッチは、第二入口122と第二出口121との間隔すなわちピッチに略等しい。そして、ホルダ72が第一出口111と第一入口112とを通過可能であるように、連結型搬送部71Bが配置されている。制御装置31および制御装置41によって、第一移送装置70Bと第二移送装置50Bとは、互いに同期して駆動される。すなわち、第一移送装置70Bと第二移送装置50Bとの間におけるトレー6の授受は、一対一の対応関係で行われるように構成されている。この糸巻取システム1Bによれば、ボビン移送装置5Bに搬入コンベア96および搬出コンベア97を設けることで、精紡機3Bに対する直接の接続が容易に実現されている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られない。第一移送装置70(図6参照)の搬出コンベア73および搬入コンベア74や、ボビン移送装置5B(図8参照)の搬入コンベア96や搬出コンベア97に代えて、たとえば大きな回転円板を用い、当該円板の外周部に複数のトレー6を載置可能な構成としてもよい。回転円板は、第一移送装置70および第二移送装置50と同期して駆動される。この場合、回転円板が搬入・搬出の機能を有するため、簡易な構成で、精紡機3とボビン移送装置5の直接の接続が実現される。
ボビン移送装置における第二移送装置の構成や経路は、適宜変更可能である。第一移送装置の周回部は、連結型搬送部である場合に限られず、コンベア等であってもよい。ホルダ(保持部)72やトレー案内部77は、トレー6の載置部64のみを保持する場合に限られず、ボビン12のボトム部12aを保持してもよい。
1、1A、1B…糸巻取システム、3、3A、3B…精紡機、4…自動ワインダ、5、5B…ボビン移送装置、6…トレー、11…給糸ボビン、12…糸無しボビン、31…制御装置、32…精紡ユニット、41…制御装置、42…ワインダユニット、50、50B…第二移送装置、57…口出し装置、70、70A、70B…第一移送装置、71、71A、71B…連結型搬送部(周回部)、72…ホルダ(保持部)、73…搬出コンベア、74…搬入コンベア、96…搬入コンベア、97…搬出コンベア、111…第一出口、112…第一入口、121…第二出口、122…第二入口。

Claims (6)

  1. 給糸ボビンを形成する精紡機と、
    前記給糸ボビンから糸を巻き取ってパッケージを形成する自動ワインダと、
    前記精紡機と前記自動ワインダとの間に設けられ、前記給糸ボビンおよび前記給糸ボビンから前記糸が解舒された糸無しボビンを移送すると共に、前記給糸ボビンまたは前記糸無しボビンに対して所定の処理を実施可能なボビン移送装置と、を備え、
    前記精紡機は、前記給糸ボビンおよび前記糸無しボビンをトレーに載置した状態で移送可能な第一移送装置を備え、前記第一移送装置は、前記トレーが搬出される第一出口と、前記トレーを前記ボビン移送装置から受け入れる第一入口と、を有し、
    前記ボビン移送装置は、前記給糸ボビンおよび前記糸無しボビンをトレーに載置した状態で移送可能な第二移送装置を備え、前記第二移送装置は、前記第一出口から搬出された前記トレーを受け入れる第二入口と、前記自動ワインダから移送された前記トレーが前記第一入口に向けて搬出される第二出口と、を有し、
    前記精紡機の前記第一出口と前記ボビン移送装置の前記第二入口とは直接接続されており、前記精紡機の前記第一入口と前記ボビン移送装置の前記第二出口とは直接接続されている、糸巻取システム。
  2. 前記第一移送装置と前記第二移送装置とは、互いに同期して駆動され、
    前記第一移送装置と前記第二移送装置との間における前記トレーの授受は、一対一の対応関係で行われるように構成されている、請求項1に記載の糸巻取システム。
  3. 前記第一移送装置は、
    周回軌道に沿って移動可能な周回部と、
    前記周回部に取り付けられて、前記トレーを保持可能な保持部と、
    前記周回部の外側に配置されて、前記保持部から前記トレーを受け取り可能な搬出コンベアと、
    前記周回部の外側でかつ前記搬出コンベアよりも前記周回部の移動方向の下流側に配置されて、前記保持部に前記トレーを受け渡し可能な搬入コンベアと、を有し、
    前記搬出コンベアの搬送方向下流端部に前記第一出口が設けられており、前記搬入コンベアの搬送方向上流端部に前記第一入口が設けられている、請求項1または2に記載の糸巻取システム。
  4. 前記第一移送装置は、
    周回軌道に沿って移動可能な周回部と、
    前記周回部に取り付けられて、前記トレーを保持可能な保持部と、を有し、
    前記周回部は、前記保持部が前記第一出口と前記第一入口とを通過可能であるように配置されている、請求項1または2に記載の糸巻取システム。
  5. 前記第一移送装置は、
    周回軌道に沿って移動可能な周回部と、
    前記周回部に取り付けられて、前記トレーを保持可能な保持部と、を有し、
    前記周回部は、前記保持部が前記第一出口と前記第一入口とを通過可能であるように配置されており、
    前記第二移送装置は、
    前記保持部から前記トレーを受け取り可能な搬入コンベアと、
    前記搬入コンベアよりも前記周回部の移動方向の下流側において、前記保持部に前記トレーを受け渡し可能な搬出コンベアと、を有し、
    前記搬入コンベアの搬送方向上流端部に前記第二入口が設けられており、前記搬出コンベアの搬送方向下流端部に前記第二出口が設けられている、請求項1または2に記載の糸巻取システム。
  6. 給糸ボビンを形成する精紡機と、前記給糸ボビンから糸を巻き取ってパッケージを形成する自動ワインダと、前記精紡機と前記自動ワインダとの間に設けられ、前記給糸ボビンおよび前記給糸ボビンから前記糸が解舒された糸無しボビンを移送すると共に前記給糸ボビンまたは前記糸無しボビンに対して所定の処理を実施可能なボビン移送装置と、を具備する糸巻取システムにおいて実施される糸巻取方法であって、
    前記精紡機の第一移送装置によって、前記給糸ボビンをトレーに載置した状態で移送し、前記ボビン移送装置の第二移送装置に対し、前記給糸ボビンおよび前記給糸ボビンが載置された前記トレーを直接受け渡す工程と、
    前記ボビン移送装置の第二移送装置によって、前記糸無しボビンを前記トレーに載置した状態で移送し、前記精紡機の前記第一移送装置に対し、前記糸無しボビンおよび前記糸無しボビンが載置された前記トレーを直接受け渡す工程と、を含む糸巻取方法。
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CN109552942A (zh) * 2017-09-27 2019-04-02 村田机械株式会社 筒管输送用托盘
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