JP2017002647A - 自動移動装置および建具 - Google Patents
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Abstract
【課題】一つの装置によって扉等の閉鎖移動および開放移動の双方を自動的に行うことができる自動移動装置および建具を提供すること。【解決手段】自動移動装置3は、第一ねじ部61および第二ねじ部62を有するスパイラルロッド6と、スパイラルロッド6に移動力を付与する付与装置30と、この移動力を戸体に閉鎖移動力として伝達する第一伝達装置40Aと、この移動力を戸体に開放移動力として伝達する第二伝達装置40Bとを備える。第一伝達装置40Aは、そのキャッチャー43およびストライクの係合状態で第一ねじ部61とねじ係合した付与装置30からの第一移動力を戸体に閉鎖移動力として伝達する。第二伝達装置40Bは、そのキャッチャー43およびストライクの係合状態で第二ねじ部62とねじ係合した付与装置30からの第二移動力を戸体に開放移動力として伝達する。【選択図】図2
Description
本発明は、扉等の操作に応じて当該扉を閉鎖方向および開放方向に自動的に移動する自動移動装置および建具に関する。
従来、自動移動装置として、引戸サッシの障子上部に取り付けられる引き込み装置本体と、引戸サッシの上枠に取り付けられるドッグとを備える引き込み装置が提案されている(特許文献1参照)。引き込み装置本体は、ガイドと、ガイドに沿って障子の開閉方向に摺動するスライダーと、スライダーに取り付けられたクラッチカムと、スライダーに引き込むスパイラルロッド機構とを備えている。
クラッチカムは、ドッグと係合可能であり、非係合状態ではスライダーの移動を規制し、係合状態ではスライダーの移動の規制を解除する。スパイラルロッド機構は、筒状のケースと、ケースに回転可能に取り付けられた回転ガイドと、回転ガイドのスリットに螺合状態で貫通するスパイラルロッドと、一端がケースに連結され、他端が回転ガイドに連結されたトーションばねとを備えている。スパイラルロッドはスライダーに連結されている。
この引き込み装置では、障子が操作により閉鎖移動すると、障子側のクラッチカムが上枠側のドッグに係合してスライダーが移動可能な状態となる。スパイラルロッド機構は、トーションばねの巻き込み力を、回転ガイドを介してスパイラルロッドに軸方向の引き込み力として伝達し、このスパイラルロッドによってスライダーを引き込む。これにより、上枠側のドッグと係合したクラッチカムおよびスライダーに対して障子が自動的に閉鎖移動する。
ところで、特許文献1に記載の引き込み装置では、上枠側のドッグと係合したクラッチカムおよびスライダーをスパイラルロッド機構によって引き込むことで、障子を自動的に閉鎖移動するだけであり、障子を自動的に開放移動することはできない。
また、障子を自動的に閉鎖移動および開放移動するために、引き込み装置と、逆向き配置した別の引き込み装置とを設置することが考えられる。しかし、このように構成した場合には、二つの引き込み装置が必要となり、構成が複雑化したり、設置スペースが拡大したり、また、製造コストが上昇するおそれがある。
また、障子を自動的に閉鎖移動および開放移動するために、引き込み装置と、逆向き配置した別の引き込み装置とを設置することが考えられる。しかし、このように構成した場合には、二つの引き込み装置が必要となり、構成が複雑化したり、設置スペースが拡大したり、また、製造コストが上昇するおそれがある。
本発明の目的は、一つの装置によって扉等の閉鎖移動および開放移動の双方を自動的に行うことができる自動移動装置および建具を提供することにある。
本発明の自動移動装置は、スパイラルロッドと、スパイラルロッドに軸方向における一方側への第一移動力および他方側への第二移動力を付与する付与装置と、前記第一移動力を閉鎖面材に閉鎖移動力として伝達する第一伝達装置と、前記第二移動力を前記閉鎖面材に開放移動力として伝達する第二伝達装置とを備え、前記スパイラルロッドは、第一ねじ部と、前記第一ねじ部に対して逆ねじとされた第二ねじ部とを有し、前記付与装置は、前記スパイラルロッドがねじ係合可能に挿通される回転部材と、前記回転部材を回転方向に付勢する回転付勢部材とを備え、前記付与装置は、前記回転部材が前記第一ねじ部にねじ係合した状態で前記第一移動力を前記スパイラルロッドに付与し、前記回転部材が前記第二ねじ部にねじ係合した状態で前記第二移動力を前記スパイラルロッドに付与する構成とされ、前記第一伝達装置は、前記スパイラルロッドの一端側に連結される係合体と、当該係合体に対して前記閉鎖面材の閉鎖方向側に配置される被係合体とを備え、前記第一伝達装置の係合体は、前記第一伝達装置の被係合体と係合状態で前記第一移動力を前記閉鎖面材に閉鎖移動力として伝達する構成とされ、前記第二伝達装置は、前記スパイラルロッドの他端側に連結される係合体と、当該係合体に対して前記閉鎖面材の開放方向側に配置される被係合体とを備え、前記第二伝達装置の係合体は、前記第二伝達装置の被係合体と係合状態で前記第二移動力を前記閉鎖面材に開放移動力として伝達する構成とされることを特徴とする。
本発明の自動移動装置によれば、枠体や建物の開口部側と閉鎖面材側とのうちの一方に第一伝達装置および第二伝達装置の係合体をそれぞれ取り付け、枠体や建物の開口部側と閉鎖面材側とのうちの他方に第一伝達装置および第二伝達装置の被係合体をそれぞれ取り付けることで、閉鎖面材の操作による閉鎖移動によって第二伝達装置の係合体および被係合体を非係合状態のまま、第一伝達装置の係合体および被係合体を係合状態にできる。この係合状態で付与装置からスパイラルロッドに付与される第一移動力を閉鎖移動力として閉鎖面材に伝達することで閉鎖面材を自動的に閉鎖移動できる。
また、閉鎖面材の操作による開放移動によって、第一伝達装置の係合体および被係合体を非係合状態のまま、第二伝達装置の係合体および被係合体を係合状態にできる。この係合状態で付与装置からスパイラルロッドに付与される第二移動力を開放移動力として閉鎖面材に伝達することで閉鎖面材を自動的に開放移動できる。
このように、一つの自動移動装置によって閉鎖面材の閉鎖移動および開放移動の双方を自動的に行うことができる。
なお、本発明において、閉鎖面材には、扉、戸、障子、シャッター、パーティション、ゲートなどが含まれることとする。
また、閉鎖面材の操作による開放移動によって、第一伝達装置の係合体および被係合体を非係合状態のまま、第二伝達装置の係合体および被係合体を係合状態にできる。この係合状態で付与装置からスパイラルロッドに付与される第二移動力を開放移動力として閉鎖面材に伝達することで閉鎖面材を自動的に開放移動できる。
このように、一つの自動移動装置によって閉鎖面材の閉鎖移動および開放移動の双方を自動的に行うことができる。
なお、本発明において、閉鎖面材には、扉、戸、障子、シャッター、パーティション、ゲートなどが含まれることとする。
本発明の自動移動装置では、前記第一移動力に基づく前記スパイラルロッドの軸方向における一方側への移動を制動する第一制動装置を備え、前記第一制動装置は、駆動回転体と、前記駆動回転体が回転伝達可能に係合する従動回転体と、前記駆動回転体を前記従動回転体に対して離間方向に付勢する付勢部材と、前記従動回転体の回転に対する抵抗力を発生する抵抗体とを備え、前記スパイラルロッドは、前記駆動回転体および前記従動回転体に挿通され、前記駆動回転体は、当該駆動回転体に対する前記スパイラルロッドの軸方向における一方側への移動によって回転可能に前記第一ねじ部にねじ係合し、前記駆動回転体は、前記スパイラルロッドの軸方向における一方側への移動に応じて、前記付勢部材の付勢力によって前記従動回転体から離間した非係合状態と、前記付勢部材の付勢力に抗して前記従動回転体に回転伝達可能に係合した係合状態とを切替えることが好ましい。
このような構成によれば、閉鎖面材が静止した状態では、駆動回転体は付勢部材によって離間方向に付勢されて従動回転体から離間した非係合状態とされる。第一伝達装置の係合体および被係合体が係合状態となり、付与装置からの第一移動力によってスパイラルロッドが軸方向における一方側へ移動する場合、駆動回転体は、スパイラルロッドの軸方向における一方側への移動によって回転しつつ付勢部材の付勢力に抗して従動回転体に接近する。このように接近しても、駆動回転体が従動回転体と非係合状態にある間は、当該駆動回転体から従動回転体に回転伝達されないので、従動回転体の回転に対する抵抗体の抵抗力は発生しない。これにより、閉鎖面材に抵抗体の抵抗力が加わることなくスムーズに閉鎖面材を閉鎖移動できる。
また、スパイラルロッドの第一移動力に基づく軸方向における一方側への移動に応じて、駆動回転体が従動回転体に接近して係合状態となった場合、駆動回転体の回転は従動回転体に伝達される。これにより、従動回転体は回転して抵抗体に抵抗力を発生させ、閉鎖面材に抵抗体の抵抗力が加わり、閉鎖面材の閉鎖移動を制動できる。
このような構成によれば、閉鎖面材が静止した状態では、駆動回転体は付勢部材によって離間方向に付勢されて従動回転体から離間した非係合状態とされる。第一伝達装置の係合体および被係合体が係合状態となり、付与装置からの第一移動力によってスパイラルロッドが軸方向における一方側へ移動する場合、駆動回転体は、スパイラルロッドの軸方向における一方側への移動によって回転しつつ付勢部材の付勢力に抗して従動回転体に接近する。このように接近しても、駆動回転体が従動回転体と非係合状態にある間は、当該駆動回転体から従動回転体に回転伝達されないので、従動回転体の回転に対する抵抗体の抵抗力は発生しない。これにより、閉鎖面材に抵抗体の抵抗力が加わることなくスムーズに閉鎖面材を閉鎖移動できる。
また、スパイラルロッドの第一移動力に基づく軸方向における一方側への移動に応じて、駆動回転体が従動回転体に接近して係合状態となった場合、駆動回転体の回転は従動回転体に伝達される。これにより、従動回転体は回転して抵抗体に抵抗力を発生させ、閉鎖面材に抵抗体の抵抗力が加わり、閉鎖面材の閉鎖移動を制動できる。
本発明の自動移動装置では、前記第二移動力に基づく前記スパイラルロッドの軸方向における他方側への移動を制動する第二制動装置を備え、前記第二制動装置は、駆動回転体と、前記駆動回転体が回転伝達可能に係合する従動回転体と、前記駆動回転体を前記従動回転体に対して離間方向に付勢する付勢部材と、前記従動回転体の回転に対する抵抗力を発生する抵抗体とを備え、前記スパイラルロッドは、前記駆動回転体および前記従動回転体に挿通され、前記駆動回転体は、当該駆動回転体に対する前記スパイラルロッドの軸方向における他方側への移動によって回転可能に前記第二ねじ部にねじ係合し、前記従動回転体は、前記スパイラルロッドの軸方向における他方側への移動に応じて、前記付勢部材の付勢力によって前記従動回転体から離間した非係合状態と、前記付勢部材の付勢力に抗して前記従動回転体に回転伝達可能に係合した係合状態とを切替えることが好ましい。
このような構成によれば、閉鎖面材が静止した状態では、駆動回転体は付勢部材によって離間方向に付勢されて従動回転体から離間した非係合状態とされる。第二伝達装置の係合体および被係合体が係合状態となり、付与装置からの第二移動力によってスパイラルロッドが軸方向における他方側へ移動する場合、駆動回転体は、スパイラルロッドの軸方向における他方側への移動によって回転しつつ付勢部材の付勢力に抗して従動回転体に接近する。このように接近しても、駆動回転体が従動回転体と非係合状態にある間は、当該駆動回転体から従動回転体に回転伝達されないので、従動回転体の回転に対する抵抗体の抵抗力は発生しない。これにより、閉鎖面材に抵抗体の抵抗力が加わることなくスムーズに閉鎖面材を開放移動できる。
また、スパイラルロッドの第二移動力に基づく軸方向における他方側への移動に応じて、駆動回転体が従動回転体に接近して係合状態となった場合、駆動回転体の回転は従動回転体に伝達される。これにより、従動回転体は回転して抵抗体に抵抗力を発生させ、閉鎖面材に抵抗体の抵抗力が加わり、閉鎖面材の開放移動を制動できる。
このような構成によれば、閉鎖面材が静止した状態では、駆動回転体は付勢部材によって離間方向に付勢されて従動回転体から離間した非係合状態とされる。第二伝達装置の係合体および被係合体が係合状態となり、付与装置からの第二移動力によってスパイラルロッドが軸方向における他方側へ移動する場合、駆動回転体は、スパイラルロッドの軸方向における他方側への移動によって回転しつつ付勢部材の付勢力に抗して従動回転体に接近する。このように接近しても、駆動回転体が従動回転体と非係合状態にある間は、当該駆動回転体から従動回転体に回転伝達されないので、従動回転体の回転に対する抵抗体の抵抗力は発生しない。これにより、閉鎖面材に抵抗体の抵抗力が加わることなくスムーズに閉鎖面材を開放移動できる。
また、スパイラルロッドの第二移動力に基づく軸方向における他方側への移動に応じて、駆動回転体が従動回転体に接近して係合状態となった場合、駆動回転体の回転は従動回転体に伝達される。これにより、従動回転体は回転して抵抗体に抵抗力を発生させ、閉鎖面材に抵抗体の抵抗力が加わり、閉鎖面材の開放移動を制動できる。
本発明の自動移動装置では、前記スパイラルロッドの前記駆動回転体に対する軸方向の移動速度であって前記係合状態における前記移動速度は、前記非係合状態における前記移動速度を上回ることが好ましい。
このような構成によれば、閉鎖面材がゆっくり移動する場合には駆動回転体が従動回転体に対して非係合状態であり、閉鎖面材を制動せずにスムーズに移動できる。また、閉鎖面材の移動速度が上昇し、非係合状態における移動速度を上回る場合には駆動回転体が従動回転体に対して係合状態となり、閉鎖面材の移動を制動できる。
このように、閉鎖面材がゆっくり移動する場合には閉鎖面材を制動せずにスムーズに移動でき、閉鎖面材の移動速度が上昇して制動が必要な場合に閉鎖面材の移動を制動できる。
このような構成によれば、閉鎖面材がゆっくり移動する場合には駆動回転体が従動回転体に対して非係合状態であり、閉鎖面材を制動せずにスムーズに移動できる。また、閉鎖面材の移動速度が上昇し、非係合状態における移動速度を上回る場合には駆動回転体が従動回転体に対して係合状態となり、閉鎖面材の移動を制動できる。
このように、閉鎖面材がゆっくり移動する場合には閉鎖面材を制動せずにスムーズに移動でき、閉鎖面材の移動速度が上昇して制動が必要な場合に閉鎖面材の移動を制動できる。
本発明の自動移動装置では、前記駆動回転体および前記従動回転体には、互いに係合する係合歯が形成されることが好ましい。
このような構成によれば、前述した係合歯によって噛み合って係合するため、駆動回転体が従動回転体に係合するまでの回転量を前述した係合歯の配置角度に応じて設定できる。従って、例えば係合歯の数を増やして配置角度を小さく形成することで、駆動回転体が従動回転体に係合するまでの回転量を少なくできる。
また、例えば係合歯の数を減らすことで、当該係合歯を大きく形成できて強度を向上できる。
このような構成によれば、前述した係合歯によって噛み合って係合するため、駆動回転体が従動回転体に係合するまでの回転量を前述した係合歯の配置角度に応じて設定できる。従って、例えば係合歯の数を増やして配置角度を小さく形成することで、駆動回転体が従動回転体に係合するまでの回転量を少なくできる。
また、例えば係合歯の数を減らすことで、当該係合歯を大きく形成できて強度を向上できる。
本発明の自動移動装置では、前記第一ねじ部および前記第二ねじ部のうちの少なくとも一方は、前記スパイラルロッドの軸方向に沿って異なるねじピッチを有することが好ましい。
このような構成によれば、前述したねじピッチによってスパイラルロッドの軸方向の移動によって駆動回転体に加わる移動力を調整できる。
このような構成によれば、前述したねじピッチによってスパイラルロッドの軸方向の移動によって駆動回転体に加わる移動力を調整できる。
本発明の自動移動装置では、前記第一ねじ部は、前記スパイラルロッドの一端側よりも前記第二ねじ部側でねじピッチが大きく形成され、前記第二ねじ部は、前記スパイラルロッドの他端側よりも前記第一ねじ部側でねじピッチが大きく形成されることが好ましい。
このような構成によれば、第一ねじ部および第二ねじ部のねじピッチを前述したように設定することで、付与装置からスパイラルロッドに付与される第一移動力および第二移動力を設定できる。例えば、回転付勢部材がねじりバネ(トーションばね)である場合には、回転付勢部材の付勢力に基づく第一移動力は、第一ねじ部が回転部材にねじ係合してスパイラルロッドが軸方向に移動する初期に強く発生するが、第一ねじ部の第二ねじ部側をスパイラルロッドの一端側よりもねじピッチを大きく形成することで、前記初期における第一移動力を弱めることができる。また、回転付勢部材の付勢力に基づく第二移動力は、第二ねじ部が回転部材にねじ係合してスパイラルロッドが軸方向に移動する初期に強く発生するが、第二ねじ部の第一ねじ部側をスパイラルロッドの他端側よりもねじピッチを大きく形成することで、前記初期における第二移動力を弱めることができる。
本発明の自動移動装置が第一制動装置を備える場合には、第一制動装置の駆動回転体が第一ねじ部のうちスパイラルロッドの一端側の部分にねじ係合した状態よりも第二ねじ部側の部分にねじ係合した状態で当該駆動回転体に加わる従動回転体側に向かう軸方向の移動力を小さくできる。これにより、閉鎖面材の移動終期における自動閉鎖移動に比べ、移動初期に小さな力で自動閉鎖移動を行うことができる。また、本発明の自動移動装置が第二制動装置を備える場合には、第二制動装置の駆動回転体が第二ねじ部のうちスパイラルロッドの他端側の部分にねじ係合した状態よりも第一ねじ部側の部分にねじ係合した状態で当該駆動回転体に加わる従動回転体側に向かう軸方向の移動力を小さくできる。これにより、閉鎖面材の移動終期における自動開放移動に比べ、移動初期に小さな力で自動開放移動を行うことができる。
このような構成によれば、第一ねじ部および第二ねじ部のねじピッチを前述したように設定することで、付与装置からスパイラルロッドに付与される第一移動力および第二移動力を設定できる。例えば、回転付勢部材がねじりバネ(トーションばね)である場合には、回転付勢部材の付勢力に基づく第一移動力は、第一ねじ部が回転部材にねじ係合してスパイラルロッドが軸方向に移動する初期に強く発生するが、第一ねじ部の第二ねじ部側をスパイラルロッドの一端側よりもねじピッチを大きく形成することで、前記初期における第一移動力を弱めることができる。また、回転付勢部材の付勢力に基づく第二移動力は、第二ねじ部が回転部材にねじ係合してスパイラルロッドが軸方向に移動する初期に強く発生するが、第二ねじ部の第一ねじ部側をスパイラルロッドの他端側よりもねじピッチを大きく形成することで、前記初期における第二移動力を弱めることができる。
本発明の自動移動装置が第一制動装置を備える場合には、第一制動装置の駆動回転体が第一ねじ部のうちスパイラルロッドの一端側の部分にねじ係合した状態よりも第二ねじ部側の部分にねじ係合した状態で当該駆動回転体に加わる従動回転体側に向かう軸方向の移動力を小さくできる。これにより、閉鎖面材の移動終期における自動閉鎖移動に比べ、移動初期に小さな力で自動閉鎖移動を行うことができる。また、本発明の自動移動装置が第二制動装置を備える場合には、第二制動装置の駆動回転体が第二ねじ部のうちスパイラルロッドの他端側の部分にねじ係合した状態よりも第一ねじ部側の部分にねじ係合した状態で当該駆動回転体に加わる従動回転体側に向かう軸方向の移動力を小さくできる。これにより、閉鎖面材の移動終期における自動開放移動に比べ、移動初期に小さな力で自動開放移動を行うことができる。
本発明の建具は、建物の開口部に配置可能な閉鎖面材と、前述した本発明の自動移動装置とを備え、前記閉鎖面材側および前記開口部側のうちの一方には、前記各係合体が取り付けられ、前記閉鎖面材側および前記開口部側のうちの他方には、前記各被係合体が取り付けられることを特徴とする。
本発明の建具によれば、前述した本発明の自動移動装置と同様の作用効果を発揮可能な建具を構成できる。
本発明の建具によれば、前述した本発明の自動移動装置と同様の作用効果を発揮可能な建具を構成できる。
本発明によれば、一つの装置によって扉等の閉鎖移動および開放移動の双方を自動的に行うことができる自動移動装置および建具を提供できる。
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本実施形態に係る建具としての玄関引戸などの引戸1は、建物の開口部に設けられて一方側である屋内空間と他方側である屋外空間とを仕切る出入り口を開閉するものであって、上枠11、下枠12および左右の縦枠13によって枠組みされた枠体10と、上框21、下框22および左右の縦框23およびパネル24によって框組みされた戸体20(閉鎖面材)とを備える。出入り口は、図1において枠体10内の左側部分に形成されている。枠体10内の右側部分は戸袋として構成されている。
図1において右側に二点鎖線で示す戸体20は全開位置(開放位置)にある状態であり、図1において左側に二点鎖線で示す戸体20は全閉位置(閉鎖位置)にある状態であり、図1において実線で示す戸体20は全開位置および全閉位置間の中間位置にある状態である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本実施形態に係る建具としての玄関引戸などの引戸1は、建物の開口部に設けられて一方側である屋内空間と他方側である屋外空間とを仕切る出入り口を開閉するものであって、上枠11、下枠12および左右の縦枠13によって枠組みされた枠体10と、上框21、下框22および左右の縦框23およびパネル24によって框組みされた戸体20(閉鎖面材)とを備える。出入り口は、図1において枠体10内の左側部分に形成されている。枠体10内の右側部分は戸袋として構成されている。
図1において右側に二点鎖線で示す戸体20は全開位置(開放位置)にある状態であり、図1において左側に二点鎖線で示す戸体20は全閉位置(閉鎖位置)にある状態であり、図1において実線で示す戸体20は全開位置および全閉位置間の中間位置にある状態である。
上枠11、下枠12にはレールが形成されており、上框21、下框22には、前記レールに嵌合する溝形成部が形成されており、戸体20は前記レールに沿ってスライド可能に枠体10内に配置されている。
上枠11と上框21との間には、戸体20を自動的に閉鎖移動および開放移動する自動移動装置3が設置されている。
上枠11と上框21との間には、戸体20を自動的に閉鎖移動および開放移動する自動移動装置3が設置されている。
自動移動装置3は、図2,3に示すように、スパイラルロッド6と、スパイラルロッド6に軸方向X(図3参照)の移動力を付与する付与装置30と、付与装置30から付与される移動力(戸体20を閉鎖移動するための第一移動力)を戸体20に伝達する第一伝達装置40Aと、付与装置30から付与される移動力(戸体20を開放移動するための第二移動力)を戸体20に伝達する第二伝達装置40Bと、付与装置30からの第一移動力に基づくスパイラルロッド6の軸方向Xにおける一方側への移動を制動する第一制動装置50Aと、付与装置30からの第二移動力に基づくスパイラルロッド6の軸方向Xにおける他方側への移動を制動する第二制動装置50Bとを備えており、後述するストライク44を除いて断面コ字状のコ字枠4に取り付けられている。コ字枠4は、底片部4Aと、二つの立上り片部4Bとを有して構成されており、上框21の溝形成部に固定されている。
なお、説明の便宜上、図2(B)は、図2(A)に示すコ字枠4の一部を省略して示しており、図2(C)は、コ字枠4の一部のほか、筒体31、ガイド部材41およびケース51を省略して示している。
なお、説明の便宜上、図2(B)は、図2(A)に示すコ字枠4の一部を省略して示しており、図2(C)は、コ字枠4の一部のほか、筒体31、ガイド部材41およびケース51を省略して示している。
スパイラルロッド6は、図3に示すように、その一端側に第一ねじ部61(正ねじ部)が形成され、その他端側に第二ねじ部62(逆ねじ部)が形成され、第一ねじ部61および第二ねじ部62間に平板部63が形成されている。
第一ねじ部61は、前記スパイラルロッド6の一端側(第一伝達装置40A側)よりも第二ねじ部62側(付与装置30側)でねじピッチが大きく形成されている。
第二ねじ部62は、第一ねじ部61に対して逆ねじとされている。第二ねじ部62は、スパイラルロッド6の他端側(第二伝達装置40B側)よりも第一ねじ部61側(付与装置30側)でねじピッチが大きく形成されている。
第一ねじ部61は、前記スパイラルロッド6の一端側(第一伝達装置40A側)よりも第二ねじ部62側(付与装置30側)でねじピッチが大きく形成されている。
第二ねじ部62は、第一ねじ部61に対して逆ねじとされている。第二ねじ部62は、スパイラルロッド6の他端側(第二伝達装置40B側)よりも第一ねじ部61側(付与装置30側)でねじピッチが大きく形成されている。
付与装置30には、スパイラルロッド6が挿通されている。付与装置30は、図2(B)(C)に示すように、筒体31と、回転付勢部材としてのねじりバネ32と、回転部材33と、固定部材34とを備えている。筒体31の内部には、ねじりバネ32が配置されている。回転部材33は、筒体31に回転自在に嵌合しており、ねじりバネ32の一端が取り付けられている。固定部材34は、筒体31に固定されており、ねじりバネ32の他端が取り付けられている。回転部材33は、ねじりバネ32によってスパイラルロッド6を中心とする回転方向に弾性的に付勢されている。
回転部材33は、後述するスパイラルロッド6が軸方向Xに移動可能に挿通しており、軸方向Xの移動において当該スパイラルロッド6の第一ねじ部61および第二ねじ部62にねじ係合可能な係合孔を有して構成されている。回転部材33は、スパイラルロッド6の平板部63が挿通した状態では、ねじりバネ32の回転方向の弾性付勢力を軸方向Xの移動力としてスパイラルロッド6に伝達しない。第一ねじ部61がねじ係合した状態では、ねじりバネ32の回転方向の弾性付勢力を戸尻側に向かう軸方向Xの第一移動力としてスパイラルロッド6に伝達する。また、第二ねじ部62がねじ係合した状態では、ねじりバネ32の回転方向の弾性付勢力を戸先側に向かう軸方向Xの第二移動力としてスパイラルロッド6に伝達する。
第一伝達装置40Aは、図2において第一制動装置50Aの左側に配置されており、第二伝達装置40Bは、図2において第二制動装置50Bの右側に配置されている。
第一伝達装置40Aは、図2(B)(C)に示すように、ガイド部材41と、係合体としてのキャッチャー43と、被係合体としてのストライク44(図1参照)とを備えている。キャッチャー43は、スパイラルロッド6の一端に連結されている。ストライク44は、上枠11に取り付けられており、図1においてキャッチャー43よりも閉鎖方向側(戸先側)に位置している。
第一伝達装置40Aは、図2(B)(C)に示すように、ガイド部材41と、係合体としてのキャッチャー43と、被係合体としてのストライク44(図1参照)とを備えている。キャッチャー43は、スパイラルロッド6の一端に連結されている。ストライク44は、上枠11に取り付けられており、図1においてキャッチャー43よりも閉鎖方向側(戸先側)に位置している。
ガイド部材41は、コ字枠4に取り付けられており、キャッチャー43がスパイラルロッド6の軸方向Xに沿ってスライド案内可能に嵌合している。また、ガイド部材41は、キャッチャー43に装着されるガイドピン46が配置されるガイド溝を形成するガイド溝形成部411を有している。ガイド溝形成部411は、軸方向Xに沿って延びて形成されているとともに、ガイド溝形成部411の制動装置50A側部分よりも戸先側の部分が下方に位置するように軸方向Xに対して下方に傾斜して形成されている。
キャッチャー43は、上方に突出した突部431を有したキャッチャー本体430と、キャッチャー本体430に対して上下方向に出没可能な出没部材432とを備えている。キャッチャー本体430は、スパイラルロッド6の一端に連結されている。突部431および出没部材432間にはストライク44が係合可能である。キャッチャー本体430には、上下方向に延びた長孔が形成されており、出没部材432は、前記長孔に配置されるガイドピン46を介してキャッチャー本体430に連結されている。出没部材432は、ガイドピン46がガイド溝形成部411の傾斜部分よりも戸先側に位置するときは、キャッチャー本体430に没入し、ガイドピン46がガイド溝形成部411の傾斜部分よりも第一制動装置50A側に位置するときは、キャッチャー本体430から突出する。
第二伝達装置40Bは、第一伝達装置40Aと同様に構成され、左右逆向きに配置されている。従って、第二伝達装置40Bの各構成については、第一伝達装置40Aの各構成と同符号を適宜付して詳細な説明を省略する。
なお、第二伝達装置40Bのキャッチャー本体430は、スパイラルロッド6の他端に連結されている。また、第二伝達装置40Bのストライク44は、図1において第二伝達装置40Bのキャッチャー43よりも開放方向側(戸尻側)に位置している。
なお、第二伝達装置40Bのキャッチャー本体430は、スパイラルロッド6の他端に連結されている。また、第二伝達装置40Bのストライク44は、図1において第二伝達装置40Bのキャッチャー43よりも開放方向側(戸尻側)に位置している。
第一制動装置50Aは、図2において付与装置30の左側に配置されており、第二制動装置50Bは、図2において付与装置30の右側に配置されている。
第一制動装置50Aは、図4に示すように、ケース51と、押え部材52,53と、駆動回転体54と、従動回転体55と、付勢部材としてのコイルバネ56と、スパイラルロッド6と、抵抗体としてのダンピンググリース58(粘性体)とを備えている。
第一制動装置50Aは、図4に示すように、ケース51と、押え部材52,53と、駆動回転体54と、従動回転体55と、付勢部材としてのコイルバネ56と、スパイラルロッド6と、抵抗体としてのダンピンググリース58(粘性体)とを備えている。
押え部材52は、ケース51の付与装置30側の端部に装着されており、押え部材53は、ケース51の第一伝達装置40A側の端部に装着されている。駆動回転体54および従動回転体55は、ケース51の内部に回転可能に軸方向Xに並んで配置されている。コイルバネ56は、駆動回転体54および従動回転体55間に介在されている。押え部材52,53は、後述するコイルバネ7の弾性力によって駆動回転体54および従動回転体55を押えている。
押え部材52,53、駆動回転体54、コイルバネ56、従動回転体55には、スパイラルロッド6が挿通されている。
ダンピンググリース58は、ケース51と従動回転体55の後述する回転本体部551との間の空間に封入されている。回転本体部551の両端部にはダンピンググリース58の封止用のOリングが配置されている。
ダンピンググリース58は、ケース51と従動回転体55の後述する回転本体部551との間の空間に封入されている。回転本体部551の両端部にはダンピンググリース58の封止用のOリングが配置されている。
ケース51は、断面円形状の内周面を有して筒状に形成されている。ケース51の内周面のうち従動回転体55の後述する回転本体部551が配置される部分の径は、本実施形態では当該内周面の他の部分径よりも小さく形成されているが、同径であってもよい。
ケース51の外周面のうちコ字枠4の二つの立上り片部4Bにそれぞれ当接する当接面511(図2(B)参照)は、平坦に形成されている。本実施形態では、第一制動装置50Aがコ字枠4に取り付けられた際に各当接面511が各立上り片部4Bに当接することで、ケース51が回り止めされるが、ねじ等によって回り止めされてもよい。また、ケース51は、スパイラルロッド6の軸方向Xに沿って移動可能に付与装置30および第一伝達装置40A間に配置されている。
ケース51の外周面のうちコ字枠4の二つの立上り片部4Bにそれぞれ当接する当接面511(図2(B)参照)は、平坦に形成されている。本実施形態では、第一制動装置50Aがコ字枠4に取り付けられた際に各当接面511が各立上り片部4Bに当接することで、ケース51が回り止めされるが、ねじ等によって回り止めされてもよい。また、ケース51は、スパイラルロッド6の軸方向Xに沿って移動可能に付与装置30および第一伝達装置40A間に配置されている。
駆動回転体54は、従動回転体55に対して押え部材53側に位置しており、カップリング部材541と、スライド部材545とを備えている。
カップリング部材541は、円筒状に形成されており、従動回転体55側の端部(従動回転体55に対する突合せ部)に形成された係合歯542と、内周面に形成されたバネ受け部(図示省略)とを有している。バネ受け部はコイルバネ56の駆動回転体54側の端部を受け止めている。
係合歯542は、従動回転体55に向かって突出して形成されており、駆動回転体54の円周方向(回転方向)に間欠的に複数並んでいる。本実施形態では、係合歯542の歯数は3個に設定されており、係合歯542同士は同形状であり等間隔を隔てて配置されている。なお、係合歯542の形状は後述する係合歯553の形状と異なっていてもよい。
カップリング部材541は、円筒状に形成されており、従動回転体55側の端部(従動回転体55に対する突合せ部)に形成された係合歯542と、内周面に形成されたバネ受け部(図示省略)とを有している。バネ受け部はコイルバネ56の駆動回転体54側の端部を受け止めている。
係合歯542は、従動回転体55に向かって突出して形成されており、駆動回転体54の円周方向(回転方向)に間欠的に複数並んでいる。本実施形態では、係合歯542の歯数は3個に設定されており、係合歯542同士は同形状であり等間隔を隔てて配置されている。なお、係合歯542の形状は後述する係合歯553の形状と異なっていてもよい。
なお、例えばカップリング部材541の径が約14mmの場合には、係合歯542の歯数は3〜12個で設定されてもよい。
ここで、係合歯542を多く設定した場合には、係合歯542同士の間隔が小さくなり、当該係合歯542が後述するカップリング部552の係合歯553と噛み合うのに必要とされる駆動回転体54の回転量を少なくできる。また、係合歯542の歯数を少なく設定した場合には、係合歯542の円周方向幅を大きく形成でき、係合歯542の強度を向上できる。
係合歯542の歯数や形状は、噛み合いに必要とされる駆動回転体54の回転量と係合歯542の強度とを考慮し、カップリング部材541の径に応じて設定可能である。
係合歯542の形状は、矩形形状のほか、回転方向に対して傾斜した三角形状でもよく、この三角形状とすることで、矩形形状に比べて係合しやすい構成にできる。
ここで、係合歯542を多く設定した場合には、係合歯542同士の間隔が小さくなり、当該係合歯542が後述するカップリング部552の係合歯553と噛み合うのに必要とされる駆動回転体54の回転量を少なくできる。また、係合歯542の歯数を少なく設定した場合には、係合歯542の円周方向幅を大きく形成でき、係合歯542の強度を向上できる。
係合歯542の歯数や形状は、噛み合いに必要とされる駆動回転体54の回転量と係合歯542の強度とを考慮し、カップリング部材541の径に応じて設定可能である。
係合歯542の形状は、矩形形状のほか、回転方向に対して傾斜した三角形状でもよく、この三角形状とすることで、矩形形状に比べて係合しやすい構成にできる。
スライド部材545は、筒状に形成されており、内部にスパイラルロッド6の第一ねじ部61にねじ係合している断面略矩形状のねじ係合部(図示省略)を有する。
スライド部材545の外周面は、断面円形状に形成されており、その一部が拡径部543として形成されている。スライド部材545のうち拡径部543よりも従動回転体55側の部分には、カップリング部材541が取り付けられている。スライド部材545のうち拡径部543よりも押え部材53側の部分は、軸方向Xに沿ってスライド可能に且つ回転可能に押え部材53に嵌合してもよい。
第一ねじ部61にねじ係合している駆動回転体54は、スパイラルロッド6が当該駆動回転体54に対して軸方向Xに移動すると、スパイラルロッド6の軸心を中心として回転する。そして、スパイラルロッド6の軸方向Xにおける一方側へ移動する移動速度が上昇すると、当該移動速度の上昇に応じて第一ねじ部61と駆動回転体54のねじ係合部との摩擦力が増大し、駆動回転体54はコイルバネ56の弾性付勢力に抗して従動回転体55に向かって接近移動する。
なお、駆動回転体54は、別体であるカップリング部材541およびスライド部材545の組み合わせによって構成されていてもよく、また、一体であるカップリング部材541およびスライド部材545によって構成されていてもよい。
スライド部材545の外周面は、断面円形状に形成されており、その一部が拡径部543として形成されている。スライド部材545のうち拡径部543よりも従動回転体55側の部分には、カップリング部材541が取り付けられている。スライド部材545のうち拡径部543よりも押え部材53側の部分は、軸方向Xに沿ってスライド可能に且つ回転可能に押え部材53に嵌合してもよい。
第一ねじ部61にねじ係合している駆動回転体54は、スパイラルロッド6が当該駆動回転体54に対して軸方向Xに移動すると、スパイラルロッド6の軸心を中心として回転する。そして、スパイラルロッド6の軸方向Xにおける一方側へ移動する移動速度が上昇すると、当該移動速度の上昇に応じて第一ねじ部61と駆動回転体54のねじ係合部との摩擦力が増大し、駆動回転体54はコイルバネ56の弾性付勢力に抗して従動回転体55に向かって接近移動する。
なお、駆動回転体54は、別体であるカップリング部材541およびスライド部材545の組み合わせによって構成されていてもよく、また、一体であるカップリング部材541およびスライド部材545によって構成されていてもよい。
従動回転体55は、回転本体部551と、カップリング部552とを有している。
回転本体部551は、円筒状に形成されており、一端で押え部材52に摺動可能に当接しており、他端でカップリング部552に連続している。
カップリング部552は、回転本体部551よりも大きな径を有して円筒状に形成されており、駆動回転体54に向かって突出して形成された係合歯553と、内周面に形成されたバネ受け部(図示省略)とを有している。バネ受け部はコイルバネ56の従動回転体55側の端部を受け止めている。
この従動回転体55には、スパイラルロッド6が軸方向Xに移動可能に挿通されている。従動回転体55は、スパイラルロッド6の軸心を中心として回転可能に配置されている。
なお、回転本体部551およびカップリング部552の径は、ケース51の内径に対応して設定されており、例えば同径とされてもよい。
回転本体部551は、円筒状に形成されており、一端で押え部材52に摺動可能に当接しており、他端でカップリング部552に連続している。
カップリング部552は、回転本体部551よりも大きな径を有して円筒状に形成されており、駆動回転体54に向かって突出して形成された係合歯553と、内周面に形成されたバネ受け部(図示省略)とを有している。バネ受け部はコイルバネ56の従動回転体55側の端部を受け止めている。
この従動回転体55には、スパイラルロッド6が軸方向Xに移動可能に挿通されている。従動回転体55は、スパイラルロッド6の軸心を中心として回転可能に配置されている。
なお、回転本体部551およびカップリング部552の径は、ケース51の内径に対応して設定されており、例えば同径とされてもよい。
係合歯553は、駆動回転体54に向かって突出して形成されており、従動回転体55の円周方向(回転方向)に間欠的に複数並んでいる。本実施形態では、係合歯553の歯数は3個に設定されており、係合歯553同士は同形状であり等間隔を隔てて配置されている。
なお、例えばカップリング部552の径が約14mmの場合には、係合歯553の歯数は3〜12個で設定されてもよい。
ここで、係合歯553を多く設定した場合には、係合歯553同士の間隔が小さくなり、当該係合歯553が係合歯542と噛み合うのに必要とされる従動回転体55の回転量を少なくできる。また、係合歯553の歯数を少なく設定した場合には、係合歯553の円周方向幅を大きく形成でき、係合歯553の強度を向上できる。
係合歯553の歯数や形状は、噛み合いに必要とされる従動回転体55の回転量と係合歯553の強度とを考慮し、カップリング部552の径に応じて設定可能である。
係合歯553の形状は、矩形形状のほか、回転方向に対して傾斜した三角形状でもよく、この三角形状とすることで、矩形形状に比べて係合しやすい構成にできる。
ここで、係合歯553を多く設定した場合には、係合歯553同士の間隔が小さくなり、当該係合歯553が係合歯542と噛み合うのに必要とされる従動回転体55の回転量を少なくできる。また、係合歯553の歯数を少なく設定した場合には、係合歯553の円周方向幅を大きく形成でき、係合歯553の強度を向上できる。
係合歯553の歯数や形状は、噛み合いに必要とされる従動回転体55の回転量と係合歯553の強度とを考慮し、カップリング部552の径に応じて設定可能である。
係合歯553の形状は、矩形形状のほか、回転方向に対して傾斜した三角形状でもよく、この三角形状とすることで、矩形形状に比べて係合しやすい構成にできる。
コイルバネ56は、カップリング部材541のバネ受け部とカップリング部552のバネ受け部との間に配置されている。このコイルバネ56は、駆動回転体54を従動回転体55から押え部材53側に離間する離間方向に弾性付勢しており、駆動回転体54と従動回転体55との離間状態を維持している。
前述したカップリング部材541、カップリング部552およびコイルバネ56によってクラッチ機構が構成されている。このクラッチ機構では、コイルバネ56によってカップリング部材541とカップリング部552との離間状態が維持されている場合には、駆動回転体54から従動回転体55に回転伝達されない非係合状態にあり、駆動回転体54がコイルバネ56の弾性付勢力に抗して従動回転体55に接近し、係合歯542が係合歯553に係合した場合には、駆動回転体54から従動回転体55に回転伝達される係合状態となる。この係合状態において従動回転体55がケース51に対して回転されることで、ダンピンググリース58の抵抗力を発生する。
第二制動装置50Bは、第一制動装置50Aと同様に構成され、左右逆向きに配置されている。従って、第二制動装置50Bの各構成については、第一制動装置50Aの各構成と同符号を適宜付して詳細な説明を省略する。
なお、図2(C)に示すように、第二制動装置50Bの押え部材52はケース51の付与装置30側の端部に装着されており、第二制動装置50Bの押え部材53はケース51の第二伝達装置40B側の端部に装着されており、第二制動装置50Bの駆動回転体54は従動回転体55に対して押え部材53側に位置している。
なお、図2(C)に示すように、第二制動装置50Bの押え部材52はケース51の付与装置30側の端部に装着されており、第二制動装置50Bの押え部材53はケース51の第二伝達装置40B側の端部に装着されており、第二制動装置50Bの駆動回転体54は従動回転体55に対して押え部材53側に位置している。
付与装置30と第一制動装置50A、第二制動装置50Bとの間には、コ字枠4の底片部4Aに取り付けられたアングル材8がそれぞれ配置されており、第一制動装置50Aおよび第一伝達装置40A間と、第二制動装置50Bおよび第二伝達装置40B間とには、コ字枠4の底片部4Aに取り付けられたアングル材9が配置されている(図2(B)(C)参照)。
各アングル材8,9には、スパイラルロッド6が挿通されている。アングル材8および第一制動装置50Aの押え部材52間と、アングル材8および第二制動装置50Bの押え部材52との間には、リバウンドバネであるコイルバネ7がそれぞれ配置されている。各コイルバネ7によって各押え部材52を各駆動回転体54側に弾性付勢することで、駆動回転体54および従動回転体55間のコイルバネ56にプリロードを加えている。このプリロードは、コイルバネ7およびアングル材8間などにワッシャ等のスペーサを介在させることで調整可能である。
各アングル材8,9には、スパイラルロッド6が挿通されている。アングル材8および第一制動装置50Aの押え部材52間と、アングル材8および第二制動装置50Bの押え部材52との間には、リバウンドバネであるコイルバネ7がそれぞれ配置されている。各コイルバネ7によって各押え部材52を各駆動回転体54側に弾性付勢することで、駆動回転体54および従動回転体55間のコイルバネ56にプリロードを加えている。このプリロードは、コイルバネ7およびアングル材8間などにワッシャ等のスペーサを介在させることで調整可能である。
[本実施形態の動作]
以下、本実施形態に係る引戸1の動作について説明する。なお、図5,6では、説明の便宜上、コ字枠4の立上り片部4Bは図示省略している。
図5(A)に示すように戸体20が全開位置にある状態では、第二伝達装置40Bのキャッチャー43はストライク44と係合状態にあり、スパイラルロッド6の第二ねじ部62は回転部材33にねじ係合した状態にある。全開位置にある戸体20を操作して戸先側(図5において左側)に閉鎖移動すると、第二伝達装置40Bのキャッチャー43に連結したスパイラルロッド6の他端がねじりバネ32の弾性付勢力に抗して付与装置30から軸方向Xに引き離され、回転部材33は回転してねじりバネ32を巻き込む。
このとき、第二制動装置50Bの駆動回転体54は、スパイラルロッド6に相対的に移動して従動回転体55に対して離間方向に移動力が生じ得るだけである。従って、戸体20の閉鎖移動では、第二制動装置50Bが制動力を発生することはない。
以下、本実施形態に係る引戸1の動作について説明する。なお、図5,6では、説明の便宜上、コ字枠4の立上り片部4Bは図示省略している。
図5(A)に示すように戸体20が全開位置にある状態では、第二伝達装置40Bのキャッチャー43はストライク44と係合状態にあり、スパイラルロッド6の第二ねじ部62は回転部材33にねじ係合した状態にある。全開位置にある戸体20を操作して戸先側(図5において左側)に閉鎖移動すると、第二伝達装置40Bのキャッチャー43に連結したスパイラルロッド6の他端がねじりバネ32の弾性付勢力に抗して付与装置30から軸方向Xに引き離され、回転部材33は回転してねじりバネ32を巻き込む。
このとき、第二制動装置50Bの駆動回転体54は、スパイラルロッド6に相対的に移動して従動回転体55に対して離間方向に移動力が生じ得るだけである。従って、戸体20の閉鎖移動では、第二制動装置50Bが制動力を発生することはない。
戸体20が閉鎖移動によって図5(B)に示す位置に到達すると、スパイラルロッド6の回転部材33に対する挿通位置が第二ねじ部62から平板部63に移行する。これにより、スパイラルロッド6には、ねじりバネ32の弾性付勢力によって付与装置30側に引っ張られる軸方向Xの移動力(前述した第二移動力)が付与されなくなる。
続いて、戸体20が閉鎖移動すると、ガイドピン46がガイド溝形成部411の傾斜部分にガイドされ、出没部材432がキャッチャー本体430に没入する。この没入により、キャッチャー43はストライク44と非係合状態となり、図5(C)に示すようにストライク44から戸先側に離間する。図5(C)に示す中間位置に戸体20が位置した状態では、スパイラルロッド6の回転部材33に対する挿通位置が平板部63であるので、スパイラルロッド6に軸方向Xの移動力は付与されずに静止している。さらに、戸体20は、第二伝達装置40Bのキャッチャー43およびストライク44が非係合状態であるので、スパイラルロッド6の軸方向Xの移動は当該第二伝達装置40Bによって戸体20に伝達されない。
また、戸体20が中間位置にある状態では、図6(A)に示すように第一伝達装置40Aのキャッチャー43およびストライク44も非係合状態であるので、スパイラルロッド6の軸方向Xの移動は当該第一伝達装置40Aによって戸体20に伝達されない。
従って、戸体20が中間位置にある状態では、自動移動装置3による移動力が戸体20に伝達されず、小さな力で戸体20を移動操作可能である。
また、戸体20が中間位置にある状態では、図6(A)に示すように第一伝達装置40Aのキャッチャー43およびストライク44も非係合状態であるので、スパイラルロッド6の軸方向Xの移動は当該第一伝達装置40Aによって戸体20に伝達されない。
従って、戸体20が中間位置にある状態では、自動移動装置3による移動力が戸体20に伝達されず、小さな力で戸体20を移動操作可能である。
戸体20を操作して図6(A)に示す中間位置から戸先側の縦枠13に向かってさらに閉鎖移動すると、第一伝達装置40Aのキャッチャー43がストライク44に接近し、突部431がストライク44に当接する。続いて、戸体20の閉鎖移動により、キャッチャー43が第一制動装置50A側に軸方向Xに相対的に移動するとともに、ガイドピン46がガイド溝形成部411の傾斜部分にガイドされ、出没部材432が突出し、ストライク44に当接する。これにより、キャッチャー43は、突部431および出没部材432によってストライク44を挟んだ係合状態となる。
また、戸体20のさらなる閉鎖移動によってキャッチャー43が第一制動装置50A側に相対的に移動すると、図6(B)に示す位置で、付与装置30の回転部材33に対するスパイラルロッド6の挿通位置が平板部63から第一ねじ部61に移行する。これにより、ねじりバネ32の弾性付勢力がスパイラルロッド6を付与装置30側に引っ張る軸方向Xの移動力(前述した第一移動力)として当該スパイラルロッド6に付与され、スパイラルロッド6は付与装置30に引っ張られる。このとき、キャッチャー43はストライク44と係合状態にあるので、戸体20は図6(B)に示す位置から図6(C)に示す位置まで自動的に移動し、戸先側の縦枠13に当接して出入り口を閉鎖する全閉位置に配置される。
また、戸体20のさらなる閉鎖移動によってキャッチャー43が第一制動装置50A側に相対的に移動すると、図6(B)に示す位置で、付与装置30の回転部材33に対するスパイラルロッド6の挿通位置が平板部63から第一ねじ部61に移行する。これにより、ねじりバネ32の弾性付勢力がスパイラルロッド6を付与装置30側に引っ張る軸方向Xの移動力(前述した第一移動力)として当該スパイラルロッド6に付与され、スパイラルロッド6は付与装置30に引っ張られる。このとき、キャッチャー43はストライク44と係合状態にあるので、戸体20は図6(B)に示す位置から図6(C)に示す位置まで自動的に移動し、戸先側の縦枠13に当接して出入り口を閉鎖する全閉位置に配置される。
前述した戸体20の閉鎖移動では、第一制動装置50Aは次のように動作する。
戸体20の閉鎖移動により、スパイラルロッド6が、例えば200〜300mm/Sを下回る移動速度で付与装置30側に軸方向Xに移動すると、スパイラルロッド6にねじ係合している駆動回転体54が回転する。このとき、駆動回転体54には、従動回転体55に向かう軸方向Xの移動力も加えられるが、図7(A)に示すようにコイルバネ56によって駆動回転体54が従動回転体55から離間した非係合状態が維持され、駆動回転体54から従動回転体55に回転伝達されず、従動回転体55はケース51に対して回転しない。従って、ダンピンググリース58の抵抗力がスパイラルロッド6に加わることなく、戸体20はスムーズに閉鎖移動する。
戸体20の閉鎖移動により、スパイラルロッド6が、例えば200〜300mm/Sを下回る移動速度で付与装置30側に軸方向Xに移動すると、スパイラルロッド6にねじ係合している駆動回転体54が回転する。このとき、駆動回転体54には、従動回転体55に向かう軸方向Xの移動力も加えられるが、図7(A)に示すようにコイルバネ56によって駆動回転体54が従動回転体55から離間した非係合状態が維持され、駆動回転体54から従動回転体55に回転伝達されず、従動回転体55はケース51に対して回転しない。従って、ダンピンググリース58の抵抗力がスパイラルロッド6に加わることなく、戸体20はスムーズに閉鎖移動する。
次に、戸体20の移動速度が例えば200〜300mm/S以上にまで上昇すると、駆動回転体54が従動回転体55に接近する軸方向Xの移動力が大きくなり、駆動回転体54はコイルバネ56の弾性付勢力に抗して従動回転体55に接近して図7(B)に示すように回転伝達可能に係合した係合状態となり、駆動回転体54から従動回転体55に回転伝達され、従動回転体55がケース51に対して回転する。従って、ダンピンググリース58の抵抗力が発生してスパイラルロッド6に加わり、戸体20の閉鎖移動は制動され、戸体20が停止するまで減速される。
戸体20が停止すると、スパイラルロッド6の第一制動装置50Aに対する軸方向Xの移動は停止し、駆動回転体54はコイルバネ56の弾性付勢力によって従動回転体55から離間され、従動回転体55との係合が解除される。
その後、付与装置30によって閉じ切り位置まで低速にて閉鎖移動する。
このように、自動移動装置3は、戸体20の閉鎖移動において自動閉鎖動作および制動動作を行う。
なお、戸体20の閉鎖移動中に移動速度が低下し、駆動回転体54が従動回転体55に接近する移動力がコイルバネ56の弾性付勢力を下回る場合には、駆動回転体54はコイルバネ56によって従動回転体55から離間して係合が解除されるので、戸体20の閉鎖移動の制動が停止される。
その後、付与装置30によって閉じ切り位置まで低速にて閉鎖移動する。
このように、自動移動装置3は、戸体20の閉鎖移動において自動閉鎖動作および制動動作を行う。
なお、戸体20の閉鎖移動中に移動速度が低下し、駆動回転体54が従動回転体55に接近する移動力がコイルバネ56の弾性付勢力を下回る場合には、駆動回転体54はコイルバネ56によって従動回転体55から離間して係合が解除されるので、戸体20の閉鎖移動の制動が停止される。
引戸1の開放動作における自動移動装置3の動作は、前述した閉鎖動作とは逆の動作となる。つまり。戸体20は図6(C)に示す全閉位置から図6(B)に示す位置を経て図6(A)に示す中間位置に到達し、続いて、図5(C)に示す中間位置から図5(B)に示す位置を経て図5(A)に示す全開位置に到達する。
図6(C)に示す位置および図6(A)に示す位置間における戸体20の開放移動では、第一伝達装置40Aは前述した戸体20の閉鎖移動における第二伝達装置40Bの動作と同じ動作を行い、第一制動装置50Aは制動動作しない。また、図5(C)に示す位置および図5(A)に示す位置間における戸体20の開放移動では、第二伝達装置40Bは、前述した戸体20の閉鎖移動における第一伝達装置40Aの動作と同じ動作を行い、第二制動装置50Bは、前述した戸体20の閉鎖移動における第二制動装置50Bの動作と同じ動作を行う。
図6(C)に示す位置および図6(A)に示す位置間における戸体20の開放移動では、第一伝達装置40Aは前述した戸体20の閉鎖移動における第二伝達装置40Bの動作と同じ動作を行い、第一制動装置50Aは制動動作しない。また、図5(C)に示す位置および図5(A)に示す位置間における戸体20の開放移動では、第二伝達装置40Bは、前述した戸体20の閉鎖移動における第一伝達装置40Aの動作と同じ動作を行い、第二制動装置50Bは、前述した戸体20の閉鎖移動における第二制動装置50Bの動作と同じ動作を行う。
[本実施形態の効果]
(1)本実施形態では、自動移動装置3は、スパイラルロッド6と、スパイラルロッド6に軸方向Xにおける一方側への第一移動力および他方側への第二移動力を付与する付与装置30と、スパイラルロッド6を戸尻側に移動する第一移動力を戸体20に閉鎖移動力として伝達する第一伝達装置40Aと、スパイラルロッド6を戸先側に移動する第二移動力を戸体20に開放移動力として伝達する第二伝達装置40Bとを備え、スパイラルロッド6は、第一ねじ部61と、第一ねじ部61に対して逆ねじとされた第二ねじ部62とを有し、付与装置30は、スパイラルロッド6がねじ係合可能に挿通される回転部材33と、回転部材33を回転方向に付勢するねじりバネ32とを備え、付与装置30は、回転部材33が第一ねじ部61にねじ係合した状態で第一移動力をスパイラルロッド6に付与し、回転部材33が第二ねじ部62にねじ係合した状態で第二移動力をスパイラルロッド6に付与する構成とされ、第一伝達装置40Aは、スパイラルロッド6の一端側に連結されるキャッチャー43と、当該キャッチャー43に対して閉鎖方向側に配置されるストライク44とを備え、第一伝達装置40Aのキャッチャー43は、第一伝達装置40Aのストライク44と係合状態で第一移動力を戸体20に閉鎖移動力として伝達する構成とされ、第二伝達装置40Bは、スパイラルロッド6の他端側に連結されるキャッチャー43と、当該キャッチャー43に対して開放方向側に配置されるストライク44とを備え、第二伝達装置40Bのキャッチャー43は、第二伝達装置40Bのストライク44と係合状態で第二移動力を戸体20に開放移動力として伝達する構成とされる。
上記構成を有するため、戸体20の操作による閉鎖移動によって第二伝達装置40Bのキャッチャー43およびストライク44を非係合状態のまま、第一伝達装置40Aのキャッチャー43およびストライク44を係合状態にできる。この係合状態で付与装置30からスパイラルロッド6に付与される第一移動力を閉鎖移動力として戸体20に伝達することで戸体20を自動的に閉鎖移動できる。
また、戸体20の操作による開放移動によって、第一伝達装置40Aのキャッチャー43およびストライク44を非係合状態のまま、第二伝達装置40Bのキャッチャー43およびストライク44を係合状態にできる。この係合状態で付与装置30からスパイラルロッド6に付与される第二移動力を開放移動力として戸体20に伝達することで戸体20を自動的に開放移動できる。
このように、一つの自動移動装置3によって戸体20の閉鎖移動および開放移動の双方を自動的に行うことができる。
さらに、本実施形態では、以下の各効果を発揮できる。
(2)スパイラルロッド6に第一ねじ部61と第二ねじ部62とを形成することで、付与装置30の回転部材33と第一ねじ部61とをねじ係合した状態で戸体20を自動的に閉鎖移動でき、回転部材33と第二ねじ部62とをねじ係合した状態で戸体20を自動的に開放移動できる。これにより、戸体20を閉鎖移動させるための機構と開放移動させるための機構とで付与装置30を共通化でき、構成を簡略化できる。
また、第一伝達装置40Aのストライク44をキャッチャー43に対して閉鎖方向側に配置し、かつ、第二伝達装置40Bのストライク44をキャッチャー43に対して開放方向側に配置したことで、第一伝達装置40Aのキャッチャー43およびストライク44が係合状態のときは、第二伝達装置40Bのキャッチャー43およびストライク44は非係合状態となり、逆に、第一伝達装置40Aのキャッチャー43およびストライク44が非係合状態のときは、第二伝達装置40Bのキャッチャー43およびストライク44は係合状態となる。このため、例えば、前述した特許文献1に記載の引き込み装置を逆向きに二つ配置する場合に二つの引き込み装置の相互の設置位置などが間違われて当該二つの引き込み装置が同時に動作してしまうことが起こり得るが、本実施形態に係る自動移動装置3は、当該一つの自動移動装置3を設置するだけでよく、前述した動作が起こることがない。従って、戸体20の閉鎖方向への自動移動と開放方向への自動移動との作動確実性を向上できる。
さらに、付与装置30、第一制動装置50Aおよび第二制動装置50Bに一本のスパイラルロッド6を挿通することで、自動移動装置3を一軸化でき、装置をスリム化できる。
(3)本実施形態では、自動移動装置3は前述した第一制動装置50Aを備えており、駆動回転体54は、スパイラルロッド6の第一移動力に基づく軸方向Xにおける一方側への移動に応じて、コイルバネ56の弾性付勢力によって従動回転体55から離間した非係合状態と、コイルバネ56の弾性付勢力に抗して従動回転体55に回転伝達可能に係合した係合状態とを切替える。このため、戸体20が静止した状態では、駆動回転体54はコイルバネ56によって離間方向に付勢されて従動回転体55から離間した非係合状態とされる。第一伝達装置40Aのキャッチャー43およびストライク44が係合状態となり、付与装置30からの第一移動力によってスパイラルロッド6が軸方向Xにおける一方側に移動する場合、駆動回転体54は、スパイラルロッド6の軸方向Xにおける一方側への移動によって回転しつつコイルバネ56の弾性付勢力に抗して従動回転体55に接近する。このように接近しても、駆動回転体54が従動回転体55と非係合状態にある間は、当該駆動回転体54から従動回転体55に回転伝達されないので、従動回転体55の回転に対するダンピンググリース58の抵抗力は発生しない。これにより、戸体20にダンピンググリース58の抵抗力が加わることなくスムーズに戸体20を閉鎖移動できる。
また、スパイラルロッド6の第一移動力に基づく軸方向Xにおける一方側への移動に応じて、駆動回転体54が従動回転体55に接近して係合状態となった場合、駆動回転体54の回転は従動回転体55に伝達される。これにより、従動回転体55は回転してダンピンググリース58に抵抗力を発生させ、戸体20にダンピンググリース58の抵抗力が加わり、戸体20の閉鎖移動を制動できる。
(4)本実施形態では、自動移動装置3は前述した第二制動装置50Bを備えており、駆動回転体54は、当該駆動回転体54に対するスパイラルロッド6の第二移動力に基づく軸方向Xにおける他方側への移動によって回転可能に第二ねじ部62にねじ係合し、従動回転体55は、スパイラルロッド6に対して回転可能に構成され、駆動回転体54は、スパイラルロッド6の第二移動力に基づく軸方向Xにおける他方側への移動に応じて、コイルバネ56の弾性付勢力によって従動回転体55から離間した非係合状態と、コイルバネ56の弾性付勢力に抗して従動回転体55に回転伝達可能に係合した係合状態とを切替える。このため、戸体20が静止した状態では、駆動回転体54はコイルバネ56によって離間方向に付勢されて従動回転体55から離間した非係合状態とされる。第二伝達装置40Bのキャッチャー43およびストライク44が係合状態となり、付与装置30からの第二移動力によってスパイラルロッド6が軸方向Xにおける他方側に移動する場合、駆動回転体54は、スパイラルロッド6の軸方向Xにおける他方側への移動によって回転しつつコイルバネ56の弾性付勢力に抗して従動回転体55に接近する。このように接近しても、駆動回転体54が従動回転体55と非係合状態にある間は、当該駆動回転体54から従動回転体55に回転伝達されないので、従動回転体55の回転に対するダンピンググリース58の抵抗力は発生しない。これにより、戸体20にダンピンググリース58の抵抗力が加わることなくスムーズに戸体20を開放移動できる。
また、スパイラルロッド6の第二移動力に基づく軸方向Xにおける他方側への移動に応じて、駆動回転体54が従動回転体55に接近して係合状態となった場合、駆動回転体54の回転は従動回転体55に伝達される。これにより、従動回転体55は回転してダンピンググリース58に抵抗力を発生させ、戸体20にダンピンググリース58の抵抗力が加わり、戸体20の開放移動を制動できる。
(5)スパイラルロッド6の駆動回転体54に対する軸方向Xの移動速度であって係合状態における移動速度は、非係合状態における移動速度を上回る。このため、戸体20がゆっくり移動する場合には駆動回転体54が従動回転体55に対して非係合状態であり、戸体20を制動せずにスムーズに移動できる。また、戸体20の移動速度が上昇し、非係合状態における移動速度を上回る場合には駆動回転体54が従動回転体55に対して係合状態となり、戸体20の移動を制動できる。
このように、戸体20がゆっくり移動する場合には戸体20を制動せずにスムーズに移動でき、戸体20の移動速度が上昇して制動が必要な場合に戸体20の移動を制動できる。
(6)第一制動装置50Aおよび第二制動装置50Bにおいては、駆動回転体54および従動回転体55には、互いに係合する係合歯542,553が形成されている。このため、係合歯542,553によって噛み合って係合することで、駆動回転体54が従動回転体55に係合するまでの回転量を前述した係合歯542,553の配置角度に応じて設定できる。従って、例えば係合歯542,553の数を増やして配置角度を小さく形成することで、駆動回転体54が従動回転体55に係合するまでの回転量を少なくできる。
また、例えば係合歯542,553の数を減らすことで、当該係合歯542,553を大きく形成できて強度を向上できる。
(7)第一ねじ部61および第二ねじ部62は、スパイラルロッド6の軸方向Xに沿って異なるねじピッチを有するため、前述したねじピッチによってスパイラルロッド6の軸方向Xの移動によって駆動回転体54に加わる移動力を調整できる。
また、前述したねじピッチは、スパイラルロッド6の軸方向Xに沿って一様に変化して設定可能なほか、スパイラルロッド6の軸方向Xの移動力とねじりバネ32の弾性付勢力とを考慮して適宜設定可能である。
(8)スパイラルロッド6の第一ねじ部61は、スパイラルロッド6の一端側(戸先側)よりも第二ねじ部62側でねじピッチが大きく形成され、第二ねじ部62は、スパイラルロッド6の他端側(戸尻側)よりも第一ねじ部61側でねじピッチが大きく形成されている。このため、第一ねじ部61および第二ねじ部62のねじピッチを前述したように設定することで、付与装置30からスパイラルロッド6に付与される第一移動力および第二移動力を設定できる。
また、ねじりバネ32の弾性付勢力に基づく第一移動力は、第一ねじ部61が回転部材33にねじ係合してスパイラルロッド6が軸方向Xに移動する初期に強く発生するが、第一ねじ部61の第二ねじ部62側をスパイラルロッド6の一端側よりもねじピッチを大きく形成することで、前記初期における第一移動力を弱めることができる。また、ねじりバネ32の弾性付勢力に基づく第二移動力は、第二ねじ部62が回転部材33にねじ係合してスパイラルロッド6が軸方向Xに移動する初期に強く発生するが、第二ねじ部62の第一ねじ部61側をスパイラルロッド6の他端側よりもねじピッチを大きく形成することで、前記初期における第二移動力を弱めることができる。
さらに、第一制動装置50Aの駆動回転体54が第一ねじ部61のうちスパイラルロッド6の一端側の部分にねじ係合した状態よりも第二ねじ部62側の部分にねじ係合した状態で当該駆動回転体54に加わる従動回転体55側に向かう軸方向Xの移動力を小さくできる。これにより、戸体20の移動終期における自動閉鎖移動に比べ、移動初期に小さな力で自動閉鎖移動を行うことができる。また、第二制動装置50Bの駆動回転体54が第二ねじ部62のうちスパイラルロッド6の他端側の部分にねじ係合した状態よりも第一ねじ部61側の部分にねじ係合した状態で当該駆動回転体54に加わる従動回転体55側に向かう軸方向Xの移動力を小さくできる。これにより、戸体20の移動終期における自動開放移動に比べ、移動初期に小さな力で自動開放移動を行うことができる。
(9)第一伝達装置40Aおよび第二伝達装置40Bのキャッチャー43がストライク44と非係合状態にある場合には、付与装置30の回転部材33に対するスパイラルロッド6の挿通位置は平板部63である。このため、ねじりバネ32の回転方向の弾性付勢力がスパイラルロッド6の軸方向Xの移動力に変換されず、第一伝達装置40Aおよび第二伝達装置40Bの負荷を軽減できる。
(10)第一制動装置50Aは、スパイラルロッド6の軸方向Xに沿って移動可能に付与装置30および第一伝達装置40A間に配置され、第一制動装置50Aの駆動回転体54は、従動回転体55よりも第一伝達装置40A側に位置し、第一制動装置50Aおよび付与装置30間には、第一制動装置50Aを第一伝達装置40A側に付勢するコイルバネ7が配置される。このため、スパイラルロッド6の軸方向Xの移動に応じて第一制動装置50Aの駆動回転体54が従動回転体55と係合状態から非係合状態となる際に、コイルバネ7によって第一制動装置50Aを第一伝達装置40A側に移動することで、駆動回転体54に対して従動回転体55から離間する方向に勢いづけることができ、第一制動装置50Aの駆動回転体54と従動回転体55との係合解除を円滑に行うことができる。
また、第二制動装置50Bは、スパイラルロッド6の軸方向Xに沿って移動可能に付与装置30および第二伝達装置40B間に配置され、第二制動装置50Bの駆動回転体54は、従動回転体55よりも第二伝達装置40B側に位置し、第二制動装置50Bおよび付与装置30間には、第二制動装置50Bを第二伝達装置40B側に付勢するコイルバネ7が配置される。このため、スパイラルロッド6の軸方向Xの移動に応じて第二制動装置50Bの駆動回転体54が従動回転体55と係合状態から非係合状態となる際に、コイルバネ7によって第二制動装置50Bを第二伝達装置40B側に移動することで、駆動回転体54に対して従動回転体55から離間する方向に勢いづけることができ、第二制動装置50Bの駆動回転体54と従動回転体55との係合解除を円滑に行うことができる。
(1)本実施形態では、自動移動装置3は、スパイラルロッド6と、スパイラルロッド6に軸方向Xにおける一方側への第一移動力および他方側への第二移動力を付与する付与装置30と、スパイラルロッド6を戸尻側に移動する第一移動力を戸体20に閉鎖移動力として伝達する第一伝達装置40Aと、スパイラルロッド6を戸先側に移動する第二移動力を戸体20に開放移動力として伝達する第二伝達装置40Bとを備え、スパイラルロッド6は、第一ねじ部61と、第一ねじ部61に対して逆ねじとされた第二ねじ部62とを有し、付与装置30は、スパイラルロッド6がねじ係合可能に挿通される回転部材33と、回転部材33を回転方向に付勢するねじりバネ32とを備え、付与装置30は、回転部材33が第一ねじ部61にねじ係合した状態で第一移動力をスパイラルロッド6に付与し、回転部材33が第二ねじ部62にねじ係合した状態で第二移動力をスパイラルロッド6に付与する構成とされ、第一伝達装置40Aは、スパイラルロッド6の一端側に連結されるキャッチャー43と、当該キャッチャー43に対して閉鎖方向側に配置されるストライク44とを備え、第一伝達装置40Aのキャッチャー43は、第一伝達装置40Aのストライク44と係合状態で第一移動力を戸体20に閉鎖移動力として伝達する構成とされ、第二伝達装置40Bは、スパイラルロッド6の他端側に連結されるキャッチャー43と、当該キャッチャー43に対して開放方向側に配置されるストライク44とを備え、第二伝達装置40Bのキャッチャー43は、第二伝達装置40Bのストライク44と係合状態で第二移動力を戸体20に開放移動力として伝達する構成とされる。
上記構成を有するため、戸体20の操作による閉鎖移動によって第二伝達装置40Bのキャッチャー43およびストライク44を非係合状態のまま、第一伝達装置40Aのキャッチャー43およびストライク44を係合状態にできる。この係合状態で付与装置30からスパイラルロッド6に付与される第一移動力を閉鎖移動力として戸体20に伝達することで戸体20を自動的に閉鎖移動できる。
また、戸体20の操作による開放移動によって、第一伝達装置40Aのキャッチャー43およびストライク44を非係合状態のまま、第二伝達装置40Bのキャッチャー43およびストライク44を係合状態にできる。この係合状態で付与装置30からスパイラルロッド6に付与される第二移動力を開放移動力として戸体20に伝達することで戸体20を自動的に開放移動できる。
このように、一つの自動移動装置3によって戸体20の閉鎖移動および開放移動の双方を自動的に行うことができる。
さらに、本実施形態では、以下の各効果を発揮できる。
(2)スパイラルロッド6に第一ねじ部61と第二ねじ部62とを形成することで、付与装置30の回転部材33と第一ねじ部61とをねじ係合した状態で戸体20を自動的に閉鎖移動でき、回転部材33と第二ねじ部62とをねじ係合した状態で戸体20を自動的に開放移動できる。これにより、戸体20を閉鎖移動させるための機構と開放移動させるための機構とで付与装置30を共通化でき、構成を簡略化できる。
また、第一伝達装置40Aのストライク44をキャッチャー43に対して閉鎖方向側に配置し、かつ、第二伝達装置40Bのストライク44をキャッチャー43に対して開放方向側に配置したことで、第一伝達装置40Aのキャッチャー43およびストライク44が係合状態のときは、第二伝達装置40Bのキャッチャー43およびストライク44は非係合状態となり、逆に、第一伝達装置40Aのキャッチャー43およびストライク44が非係合状態のときは、第二伝達装置40Bのキャッチャー43およびストライク44は係合状態となる。このため、例えば、前述した特許文献1に記載の引き込み装置を逆向きに二つ配置する場合に二つの引き込み装置の相互の設置位置などが間違われて当該二つの引き込み装置が同時に動作してしまうことが起こり得るが、本実施形態に係る自動移動装置3は、当該一つの自動移動装置3を設置するだけでよく、前述した動作が起こることがない。従って、戸体20の閉鎖方向への自動移動と開放方向への自動移動との作動確実性を向上できる。
さらに、付与装置30、第一制動装置50Aおよび第二制動装置50Bに一本のスパイラルロッド6を挿通することで、自動移動装置3を一軸化でき、装置をスリム化できる。
(3)本実施形態では、自動移動装置3は前述した第一制動装置50Aを備えており、駆動回転体54は、スパイラルロッド6の第一移動力に基づく軸方向Xにおける一方側への移動に応じて、コイルバネ56の弾性付勢力によって従動回転体55から離間した非係合状態と、コイルバネ56の弾性付勢力に抗して従動回転体55に回転伝達可能に係合した係合状態とを切替える。このため、戸体20が静止した状態では、駆動回転体54はコイルバネ56によって離間方向に付勢されて従動回転体55から離間した非係合状態とされる。第一伝達装置40Aのキャッチャー43およびストライク44が係合状態となり、付与装置30からの第一移動力によってスパイラルロッド6が軸方向Xにおける一方側に移動する場合、駆動回転体54は、スパイラルロッド6の軸方向Xにおける一方側への移動によって回転しつつコイルバネ56の弾性付勢力に抗して従動回転体55に接近する。このように接近しても、駆動回転体54が従動回転体55と非係合状態にある間は、当該駆動回転体54から従動回転体55に回転伝達されないので、従動回転体55の回転に対するダンピンググリース58の抵抗力は発生しない。これにより、戸体20にダンピンググリース58の抵抗力が加わることなくスムーズに戸体20を閉鎖移動できる。
また、スパイラルロッド6の第一移動力に基づく軸方向Xにおける一方側への移動に応じて、駆動回転体54が従動回転体55に接近して係合状態となった場合、駆動回転体54の回転は従動回転体55に伝達される。これにより、従動回転体55は回転してダンピンググリース58に抵抗力を発生させ、戸体20にダンピンググリース58の抵抗力が加わり、戸体20の閉鎖移動を制動できる。
(4)本実施形態では、自動移動装置3は前述した第二制動装置50Bを備えており、駆動回転体54は、当該駆動回転体54に対するスパイラルロッド6の第二移動力に基づく軸方向Xにおける他方側への移動によって回転可能に第二ねじ部62にねじ係合し、従動回転体55は、スパイラルロッド6に対して回転可能に構成され、駆動回転体54は、スパイラルロッド6の第二移動力に基づく軸方向Xにおける他方側への移動に応じて、コイルバネ56の弾性付勢力によって従動回転体55から離間した非係合状態と、コイルバネ56の弾性付勢力に抗して従動回転体55に回転伝達可能に係合した係合状態とを切替える。このため、戸体20が静止した状態では、駆動回転体54はコイルバネ56によって離間方向に付勢されて従動回転体55から離間した非係合状態とされる。第二伝達装置40Bのキャッチャー43およびストライク44が係合状態となり、付与装置30からの第二移動力によってスパイラルロッド6が軸方向Xにおける他方側に移動する場合、駆動回転体54は、スパイラルロッド6の軸方向Xにおける他方側への移動によって回転しつつコイルバネ56の弾性付勢力に抗して従動回転体55に接近する。このように接近しても、駆動回転体54が従動回転体55と非係合状態にある間は、当該駆動回転体54から従動回転体55に回転伝達されないので、従動回転体55の回転に対するダンピンググリース58の抵抗力は発生しない。これにより、戸体20にダンピンググリース58の抵抗力が加わることなくスムーズに戸体20を開放移動できる。
また、スパイラルロッド6の第二移動力に基づく軸方向Xにおける他方側への移動に応じて、駆動回転体54が従動回転体55に接近して係合状態となった場合、駆動回転体54の回転は従動回転体55に伝達される。これにより、従動回転体55は回転してダンピンググリース58に抵抗力を発生させ、戸体20にダンピンググリース58の抵抗力が加わり、戸体20の開放移動を制動できる。
(5)スパイラルロッド6の駆動回転体54に対する軸方向Xの移動速度であって係合状態における移動速度は、非係合状態における移動速度を上回る。このため、戸体20がゆっくり移動する場合には駆動回転体54が従動回転体55に対して非係合状態であり、戸体20を制動せずにスムーズに移動できる。また、戸体20の移動速度が上昇し、非係合状態における移動速度を上回る場合には駆動回転体54が従動回転体55に対して係合状態となり、戸体20の移動を制動できる。
このように、戸体20がゆっくり移動する場合には戸体20を制動せずにスムーズに移動でき、戸体20の移動速度が上昇して制動が必要な場合に戸体20の移動を制動できる。
(6)第一制動装置50Aおよび第二制動装置50Bにおいては、駆動回転体54および従動回転体55には、互いに係合する係合歯542,553が形成されている。このため、係合歯542,553によって噛み合って係合することで、駆動回転体54が従動回転体55に係合するまでの回転量を前述した係合歯542,553の配置角度に応じて設定できる。従って、例えば係合歯542,553の数を増やして配置角度を小さく形成することで、駆動回転体54が従動回転体55に係合するまでの回転量を少なくできる。
また、例えば係合歯542,553の数を減らすことで、当該係合歯542,553を大きく形成できて強度を向上できる。
(7)第一ねじ部61および第二ねじ部62は、スパイラルロッド6の軸方向Xに沿って異なるねじピッチを有するため、前述したねじピッチによってスパイラルロッド6の軸方向Xの移動によって駆動回転体54に加わる移動力を調整できる。
また、前述したねじピッチは、スパイラルロッド6の軸方向Xに沿って一様に変化して設定可能なほか、スパイラルロッド6の軸方向Xの移動力とねじりバネ32の弾性付勢力とを考慮して適宜設定可能である。
(8)スパイラルロッド6の第一ねじ部61は、スパイラルロッド6の一端側(戸先側)よりも第二ねじ部62側でねじピッチが大きく形成され、第二ねじ部62は、スパイラルロッド6の他端側(戸尻側)よりも第一ねじ部61側でねじピッチが大きく形成されている。このため、第一ねじ部61および第二ねじ部62のねじピッチを前述したように設定することで、付与装置30からスパイラルロッド6に付与される第一移動力および第二移動力を設定できる。
また、ねじりバネ32の弾性付勢力に基づく第一移動力は、第一ねじ部61が回転部材33にねじ係合してスパイラルロッド6が軸方向Xに移動する初期に強く発生するが、第一ねじ部61の第二ねじ部62側をスパイラルロッド6の一端側よりもねじピッチを大きく形成することで、前記初期における第一移動力を弱めることができる。また、ねじりバネ32の弾性付勢力に基づく第二移動力は、第二ねじ部62が回転部材33にねじ係合してスパイラルロッド6が軸方向Xに移動する初期に強く発生するが、第二ねじ部62の第一ねじ部61側をスパイラルロッド6の他端側よりもねじピッチを大きく形成することで、前記初期における第二移動力を弱めることができる。
さらに、第一制動装置50Aの駆動回転体54が第一ねじ部61のうちスパイラルロッド6の一端側の部分にねじ係合した状態よりも第二ねじ部62側の部分にねじ係合した状態で当該駆動回転体54に加わる従動回転体55側に向かう軸方向Xの移動力を小さくできる。これにより、戸体20の移動終期における自動閉鎖移動に比べ、移動初期に小さな力で自動閉鎖移動を行うことができる。また、第二制動装置50Bの駆動回転体54が第二ねじ部62のうちスパイラルロッド6の他端側の部分にねじ係合した状態よりも第一ねじ部61側の部分にねじ係合した状態で当該駆動回転体54に加わる従動回転体55側に向かう軸方向Xの移動力を小さくできる。これにより、戸体20の移動終期における自動開放移動に比べ、移動初期に小さな力で自動開放移動を行うことができる。
(9)第一伝達装置40Aおよび第二伝達装置40Bのキャッチャー43がストライク44と非係合状態にある場合には、付与装置30の回転部材33に対するスパイラルロッド6の挿通位置は平板部63である。このため、ねじりバネ32の回転方向の弾性付勢力がスパイラルロッド6の軸方向Xの移動力に変換されず、第一伝達装置40Aおよび第二伝達装置40Bの負荷を軽減できる。
(10)第一制動装置50Aは、スパイラルロッド6の軸方向Xに沿って移動可能に付与装置30および第一伝達装置40A間に配置され、第一制動装置50Aの駆動回転体54は、従動回転体55よりも第一伝達装置40A側に位置し、第一制動装置50Aおよび付与装置30間には、第一制動装置50Aを第一伝達装置40A側に付勢するコイルバネ7が配置される。このため、スパイラルロッド6の軸方向Xの移動に応じて第一制動装置50Aの駆動回転体54が従動回転体55と係合状態から非係合状態となる際に、コイルバネ7によって第一制動装置50Aを第一伝達装置40A側に移動することで、駆動回転体54に対して従動回転体55から離間する方向に勢いづけることができ、第一制動装置50Aの駆動回転体54と従動回転体55との係合解除を円滑に行うことができる。
また、第二制動装置50Bは、スパイラルロッド6の軸方向Xに沿って移動可能に付与装置30および第二伝達装置40B間に配置され、第二制動装置50Bの駆動回転体54は、従動回転体55よりも第二伝達装置40B側に位置し、第二制動装置50Bおよび付与装置30間には、第二制動装置50Bを第二伝達装置40B側に付勢するコイルバネ7が配置される。このため、スパイラルロッド6の軸方向Xの移動に応じて第二制動装置50Bの駆動回転体54が従動回転体55と係合状態から非係合状態となる際に、コイルバネ7によって第二制動装置50Bを第二伝達装置40B側に移動することで、駆動回転体54に対して従動回転体55から離間する方向に勢いづけることができ、第二制動装置50Bの駆動回転体54と従動回転体55との係合解除を円滑に行うことができる。
[変形例]
本発明は、以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、各ストライク44が上枠11に取り付けられ、各ストライク44を除く自動移動装置3の構成が上框21に取り付けられているが、これに限らず、各ストライク44が下枠12に取り付けられ、各ストライク44を除く自動移動装置3の構成が下框22に取り付けられていてもよい。また、各ストライク44が上框21や下框22に取り付けられ、各ストライク44を除く自動移動装置3の構成が上枠11や下枠12に取り付けられていてもよい。
本発明は、以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、各ストライク44が上枠11に取り付けられ、各ストライク44を除く自動移動装置3の構成が上框21に取り付けられているが、これに限らず、各ストライク44が下枠12に取り付けられ、各ストライク44を除く自動移動装置3の構成が下框22に取り付けられていてもよい。また、各ストライク44が上框21や下框22に取り付けられ、各ストライク44を除く自動移動装置3の構成が上枠11や下枠12に取り付けられていてもよい。
前記実施形態では、第一制動装置50Aおよび第二制動装置50Bの駆動回転体54および従動回転体55には、互いに係合する係合歯542,553が形成されているが、これに限らず、例えば互いに回転伝達可能に摩擦接触する摩擦部が形成されていてもよい。
前記実施形態では、第一制動装置50Aおよび第二制動装置50Bを備えているが、第一制動装置50Aおよび第二制動装置50Bのうちの一方または双方の構成を省略してもよい。
前記実施形態では、スパイラルロッド6の第一ねじ部61および第二ねじ部62のねじピッチは変化して形成されているが、等ピッチにしてもよく、この場合、第一ねじ部61および第二ねじ部62は、0.5回転で16mmほど軸方向Xに移動可能に回転部材33および各駆動回転体54にねじ係合してもよい。
前記実施形態では、第一制動装置50Aおよび第二制動装置50Bは、駆動回転体54をコイルバネ56によって従動回転体55から離間方向に弾性付勢しているが、これに限らず、例えば、ゴム等の弾性体やスプリングワッシャによって弾性付勢してもよく、また、磁石によって付勢してもよい。
前記実施形態では、第一制動装置50Aおよび第二制動装置50Bのケース51と従動回転体55との間の空間にダンピンググリース58を封入しているが、これに限らず、例えば、ケース51および従動回転体55のいずれか一方に抵抗体としての摩擦板を取り付け、ケース51および従動回転体55のいずれか他方に対して摺動することで摩擦抵抗力を発生可能としてもよい。
また、この場合には、ケース51などに摩擦板を位置調整可能な調整ねじを取り付け、調整ねじの操作により摩擦板の位置を調整することで摩擦抵抗力の増減を設定可能としてもよい。
さらに、ダンピンググリース58や摩擦板などの抵抗体を、ケース51および従動回転体55間に設けることに限らず、例えばスパイラルロッド6に別個の回転体を装着し、この回転体と従動回転体55との間に設けてもよい。
また、この場合には、ケース51などに摩擦板を位置調整可能な調整ねじを取り付け、調整ねじの操作により摩擦板の位置を調整することで摩擦抵抗力の増減を設定可能としてもよい。
さらに、ダンピンググリース58や摩擦板などの抵抗体を、ケース51および従動回転体55間に設けることに限らず、例えばスパイラルロッド6に別個の回転体を装着し、この回転体と従動回転体55との間に設けてもよい。
前記実施形態では、ケース51および従動回転体55の空間にダンピンググリース58を封入した第一制動装置50Aを備えているが、これに代えて、例えば図6に示す制動装置70を備えていてもよい。
制動装置70は、駆動回転体54Aと、従動回転体55Aと、抵抗体であるケース59と、付勢部材としてのコイルバネ56Aとを備えている。
駆動回転体54Aは、スパイラルロッド6のねじ部61にねじ係合しているとともに、係合歯542を有している。また、駆動回転体54Aは、受け部材60に回転可能に支持されている。ケース59および受け部材60は、戸体20に固定される枠部材(図示省略)に装着される。
従動回転体55Aは、略円筒状に形成され、スパイラルロッド6がねじ係合せずに挿通されている。従動回転体55Aは、係合歯553を有している。
コイルバネ56Aは、駆動回転体54Aと従動回転体55Aとの間に介在され、かつ、係合歯542,553の周りに外装されている。
ケース59は、従動回転体55Aが配置される中空部を形成しているとともに、割溝が形成されている。ケース59の内面は断面円形状である。ケース59のうち割溝の両側部分には、内径調整用の調整ねじ592が取り付けられており、調整ねじ592の調整によってケース59の従動回転体55Aに対する接触圧を調整する。この接触圧の調整によって従動回転体55Aの回転によって発生するケース59との摩擦力を調整できる。
なお、前記実施形態では、第一制動装置50Aを備えているが、これに代えて、前述した制動装置70と同様に構成されて左右逆向き配置される制動装置を備えていてもよい。
制動装置70は、駆動回転体54Aと、従動回転体55Aと、抵抗体であるケース59と、付勢部材としてのコイルバネ56Aとを備えている。
駆動回転体54Aは、スパイラルロッド6のねじ部61にねじ係合しているとともに、係合歯542を有している。また、駆動回転体54Aは、受け部材60に回転可能に支持されている。ケース59および受け部材60は、戸体20に固定される枠部材(図示省略)に装着される。
従動回転体55Aは、略円筒状に形成され、スパイラルロッド6がねじ係合せずに挿通されている。従動回転体55Aは、係合歯553を有している。
コイルバネ56Aは、駆動回転体54Aと従動回転体55Aとの間に介在され、かつ、係合歯542,553の周りに外装されている。
ケース59は、従動回転体55Aが配置される中空部を形成しているとともに、割溝が形成されている。ケース59の内面は断面円形状である。ケース59のうち割溝の両側部分には、内径調整用の調整ねじ592が取り付けられており、調整ねじ592の調整によってケース59の従動回転体55Aに対する接触圧を調整する。この接触圧の調整によって従動回転体55Aの回転によって発生するケース59との摩擦力を調整できる。
なお、前記実施形態では、第一制動装置50Aを備えているが、これに代えて、前述した制動装置70と同様に構成されて左右逆向き配置される制動装置を備えていてもよい。
前記実施形態では、キャッチャー本体430と、キャッチャー本体430に対して出没可能な出没部材432とによってストライク44と係合可能な係合体を構成したが、これに限定されない。例えば図9に示すように、スパイラルロッド6に連結されてガイド部材41に軸方向Xにガイドされるスライダー42と、スライダー42に対してガイドピン45,46を介して傾動可能に取り付けられるキャッチャー47とによって係合体を構成してもよい。キャッチャー47は突部431,433を有しており、突部431,433間にストライク44が配置される構成とされている。また、キャッチャー47はガイドピン45を中心として傾動可能であり、傾動によって突部433がスライダー42から出没される。なお、ガイドピン46は前述同様にガイド溝形成部411にガイドされる。
前記実施形態では、引戸1を、本実施形態の自動移動装置3が取り付けられる建具として説明したが、これのほか、折り戸、上げ下げ窓、パーティション、スライド門扉、シャッター、ゲートなどであってもよい。
1…引戸(建具)、3…自動移動装置、4…コ字枠、4A…底片部、4B…立上り片部、7…コイルバネ(リバウンドバネ)、8,9…アングル材、10…枠体、11…上枠、12…下枠、13…縦枠、20…戸体(閉鎖面材)、21…上框、22…下框、23…縦框、24…パネル、30…付与装置、31…筒体、32…ねじりバネ(回転付勢部材)、33…回転部材、34…固定部材、40A…第一伝達装置、40B…第二伝達装置、41…ガイド部材、411…ガイド溝形成部、42…スライダー、43,47…キャッチャー、430…キャッチャー本体、431,433…突部、432…出没部材、44…ストライク、45,46…ガイドピン、50A…第一制動装置、50B…第二制動装置、51,59…ケース、511…当接面、52,53…押え部材、54,54A…駆動回転体、541…カップリング部材、542,553…係合歯、543…拡径部、545…スライド部材、55,55A…従動回転体、551…回転本体部、552…カップリング部、56,56A…コイルバネ(付勢部材)、58…ダンピンググリース(抵抗体)、592…調整ねじ、6…スパイラルロッド、60…受け部材、61…第一ねじ部、62…第二ねじ部、63…平板部、70…制動装置。
Claims (8)
- スパイラルロッドと、
スパイラルロッドに軸方向における一方側への第一移動力および他方側への第二移動力を付与する付与装置と、
前記第一移動力を閉鎖面材に閉鎖移動力として伝達する第一伝達装置と、
前記第二移動力を前記閉鎖面材に開放移動力として伝達する第二伝達装置とを備え、
前記スパイラルロッドは、第一ねじ部と、前記第一ねじ部に対して逆ねじとされた第二ねじ部とを有し、
前記付与装置は、前記スパイラルロッドがねじ係合可能に挿通される回転部材と、前記回転部材を回転方向に付勢する回転付勢部材とを備え、
前記付与装置は、前記回転部材が前記第一ねじ部にねじ係合した状態で前記第一移動力を前記スパイラルロッドに付与し、前記回転部材が前記第二ねじ部にねじ係合した状態で前記第二移動力を前記スパイラルロッドに付与する構成とされ、
前記第一伝達装置は、前記スパイラルロッドの一端側に連結される係合体と、当該係合体に対して前記閉鎖面材の閉鎖方向側に配置される被係合体とを備え、
前記第一伝達装置の係合体は、前記第一伝達装置の被係合体と係合状態で前記第一移動力を前記閉鎖面材に閉鎖移動力として伝達する構成とされ、
前記第二伝達装置は、前記スパイラルロッドの他端側に連結される係合体と、当該係合体に対して前記閉鎖面材の開放方向側に配置される被係合体とを備え、
前記第二伝達装置の係合体は、前記第二伝達装置の被係合体と係合状態で前記第二移動力を前記閉鎖面材に開放移動力として伝達する構成とされる
ことを特徴とする自動移動装置。 - 請求項1に記載の自動移動装置において、
前記第一移動力に基づく前記スパイラルロッドの軸方向における一方側への移動を制動する第一制動装置を備え、
前記第一制動装置は、駆動回転体と、前記駆動回転体が回転伝達可能に係合する従動回転体と、前記駆動回転体を前記従動回転体に対して離間方向に付勢する付勢部材と、前記従動回転体の回転に対する抵抗力を発生する抵抗体とを備え、
前記スパイラルロッドは、前記駆動回転体および前記従動回転体に挿通され、
前記駆動回転体は、当該駆動回転体に対する前記スパイラルロッドの軸方向における一方側への移動によって回転可能に前記第一ねじ部にねじ係合し、
前記駆動回転体は、前記スパイラルロッドの軸方向における一方側への移動に応じて、前記付勢部材の付勢力によって前記従動回転体から離間した非係合状態と、前記付勢部材の付勢力に抗して前記従動回転体に回転伝達可能に係合した係合状態とを切替える
ことを特徴とする自動移動装置。 - 請求項1または請求項2に記載の自動移動装置において、
前記第二移動力に基づく前記スパイラルロッドの軸方向における他方側への移動を制動する第二制動装置を備え、
前記第二制動装置は、駆動回転体と、前記駆動回転体が回転伝達可能に係合する従動回転体と、前記駆動回転体を前記従動回転体に対して離間方向に付勢する付勢部材と、前記従動回転体の回転に対する抵抗力を発生する抵抗体とを備え、
前記スパイラルロッドは、前記駆動回転体および前記従動回転体に挿通され、
前記駆動回転体は、当該駆動回転体に対する前記スパイラルロッドの軸方向における他方側への移動によって回転可能に前記第二ねじ部にねじ係合し、
前記従動回転体は、前記スパイラルロッドの軸方向における他方側への移動に応じて、前記付勢部材の付勢力によって前記従動回転体から離間した非係合状態と、前記付勢部材の付勢力に抗して前記従動回転体に回転伝達可能に係合した係合状態とを切替える
ことを特徴とする自動移動装置。 - 請求項2または請求項3に記載の自動移動装置において、
前記スパイラルロッドの前記駆動回転体に対する軸方向の移動速度であって前記係合状態における前記移動速度は、前記非係合状態における前記移動速度を上回る
ことを特徴とする自動移動装置。 - 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の自動移動装置において、
前記駆動回転体および前記従動回転体には、互いに係合する係合歯が形成される
ことを特徴とする自動移動装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の自動移動装置において、
前記第一ねじ部および前記第二ねじ部のうちの少なくとも一方は、前記スパイラルロッドの軸方向に沿って異なるねじピッチを有する
ことを特徴とする自動移動装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の自動移動装置において、
前記第一ねじ部は、前記スパイラルロッドの一端側よりも前記第二ねじ部側でねじピッチが大きく形成され、
前記第二ねじ部は、前記スパイラルロッドの他端側よりも前記第一ねじ部側でねじピッチが大きく形成される
ことを特徴とする自動移動装置。 - 建物の開口部に配置可能な閉鎖面材と、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の自動移動装置とを備え、
前記閉鎖面材側および前記開口部側のうちの一方には、前記各係合体が取り付けられ、前記閉鎖面材側および前記開口部側のうちの他方には、前記各被係合体が取り付けられる
ことを特徴とする建具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015119813A JP2017002647A (ja) | 2015-06-12 | 2015-06-12 | 自動移動装置および建具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015119813A JP2017002647A (ja) | 2015-06-12 | 2015-06-12 | 自動移動装置および建具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017002647A true JP2017002647A (ja) | 2017-01-05 |
Family
ID=57751787
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015119813A Pending JP2017002647A (ja) | 2015-06-12 | 2015-06-12 | 自動移動装置および建具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017002647A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020066945A (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 三協立山株式会社 | 引戸装置 |
-
2015
- 2015-06-12 JP JP2015119813A patent/JP2017002647A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020066945A (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 三協立山株式会社 | 引戸装置 |
| JP7075867B2 (ja) | 2018-10-25 | 2022-05-26 | 三協立山株式会社 | 引戸装置 |
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