JP2017002740A - 可変容量オイルポンプの制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図10は、エンジン始動時における学習処理の概略的な流れを示すフローチャートである。図10に示す処理は、エンジン始動時(ISS復帰時)、吐出出力の要求値が半吐出状態と全吐出状態を切り換える閾値未満のときに実行される。
判定情報更新部148cは、エンジン始動中、または、ISS復帰中であるか否かを判定する。その結果、エンジン始動中、または、ISS復帰中であると判定した場合は、吐出出力置換処理S202に処理を移す。エンジン始動中、および、ISS復帰中のいずれでもないと判定した場合は、吐出出力要求値計算処理S214に処理を移す。
判定情報更新部148cは、吐出出力の要求値を、センサ150aの出力値から計算する代わりに、実際にセンサ150aの出力値から導出される要求値よりも大きな値に設定する。
判定情報更新部148cは、センサ150aの出力値に基づいて、エンジン回転数が第1所定値以下であるか否かを判定する。その結果、エンジン回転数が第1所定値以下である場合、ピーク検出判定処理S206に処理を移す。エンジン回転数が第1所定値より大きい場合、吐出出力要求値計算処理S214に処理を移す。エンジン回転数が大きすぎると、可変容量オイルポンプ1の吐出可能油圧が大きくなり過ぎて学習処理が遂行できなくなる。そこで、当該エンジン回転数判定処理S204によって、このような事態を回避する。
判定情報更新部148cは、センサ150aの出力値に基づいて、エンジン回転数がピークとなったか(極大値となったか)否かを判定する。すなわち、判定情報更新部148cは、エンジン回転数が増加し始めてから減少に転じたか否かを判定する。その結果、エンジン回転数がピークとなったと判定すると、油温領域特定処理S208に処理を移す。エンジン回転数がピークとなっていないと判定した場合は、始動判定処理S200に処理を戻す。
判定情報更新部148cは、センサ150aの出力値に基づいて、作動油の油温が低温領域、常温領域、高温領域のいずれに属するかを判断する。このとき、作動油の油温が低温領域の下限値を下回る、または、高温領域の上限値を上回る、すなわち、低温領域、常温領域、高温領域のいずれにも該当しないと、学習処理の対象外となる。
判定情報更新部148cは、作動油の油温が、学習処理の対象外であるか否かを判定する。その結果、作動油の油温が、学習処理の対象外であると判定した場合は、吐出出力要求値計算処理S214に処理を移す。このように、油温が極端に低温、または、高温の場合に、学習処理を行わないことで、油温の挙動が不安定な状態での実測値による誤学習を回避することができる。作動油の油温が、学習処理の対象外でないと判定した場合は、学習処理S212に処理を移す。
判定情報更新部148cは、特定された油温領域に対応する閾値について、学習処理を遂行する。当該学習処理S212については、後に詳述する。
判定情報更新部148cは、吐出出力の要求値を、センサ150aの出力値から導出した値に収束させる。
図11は、エンジン安定期間における学習処理の概略的な流れを示すフローチャートである。図11に示す処理は、エンジンの駆動中、吐出出力の要求値が半吐出状態と全吐出状態を切り換える閾値未満のときに、所定のインターバル(休止期間)を空けて繰り返し実行される。
判定情報更新部148cは、センサ150aの出力値に基づいて、エンジン回転数が第2所定値以下であるか否かを判定する。その結果、エンジン回転数が第2所定値以下である場合、エンジン回転変化量判定処理S252に処理を移す。エンジン回転数が第2所定値より大きい場合、当該エンジン回転数判定処理S250を繰り返す。当該エンジン回転数判定処理S250では、上記のエンジン回転数判定処理S204と同様、エンジン回転数が大きすぎて、学習処理が遂行できなくなる事態を回避する。
判定情報更新部148cは、センサ150aの出力値に基づいて、直前の測定単位時間において、エンジン回転変化量が所定範囲に含まれるか否かを判定する。その結果、エンジン回転変化量が所定範囲に含まれる場合は、所定タイマカウントアップ処理S254に処理を移す。エンジン回転変化量が所定範囲に含まれない場合は、エンジン回転数判定処理S250に処理を移す。
判定情報更新部148cは、所定タイマをカウントアップする。ここで、所定タイマは、図9に示す所定時間を計時するためのカウンタであり、所定タイマがタイマ第1閾値以上となると、所定時間が経過したことを示す。
判定情報更新部148cは、所定タイマがタイマ第1閾値以上であるか否かを判定する。その結果、所定タイマがタイマ第1閾値以上であると判定すると、吐出出力置換処理S258に処理を移す。所定タイマがタイマ第1閾値未満であると判定すると、エンジン回転数判定処理S250に処理を移す。
判定情報更新部148cは、吐出出力の要求値として、センサ150aの出力値から計算する代わりに、実際にセンサ150aの出力値から導出される要求値よりも大きな値に設定する。
判定情報更新部148cは、学習タイマをカウントアップする。ここで、学習タイマは、図9に示す学習期間を計時するためのカウンタであり、学習タイマがタイマ第2閾値以上となると、学習期間の上限時間が経過したことを示す。
判定情報更新部148cは、学習タイマがタイマ第2閾値以下であるか否かを判定する。その結果、学習タイマが第2閾値以下であると判定すると、油温領域特定処理S264に処理を移す。学習タイマが第2閾値より大きいと判定すると、タイマクリア処理S268に処理を移す。
判定情報更新部148cは、センサ150aの出力値に基づいて、作動油の油温が低温領域、常温領域、高温領域のいずれに属するかを判断する。このとき、作動油の油温が低温領域の下限値を下回る、または、高温領域の上限値を上回る、すなわち、低温領域、常温領域、高温領域のいずれにも該当しないと、学習処理の対象外となる。
判定情報更新部148cは、作動油の油温が、学習処理の対象外であるか否かを判定する。その結果、作動油の油温が、学習処理の対象外であると判定した場合は、タイマクリア処理S268に処理を移す。このように、油温が極端に低温、または、高温の場合に、学習処理を行わないことで、油温の挙動が不安定な状態での実測値による誤学習を回避することができる。作動油の油温が、学習処理の対象外でないと判定した場合は、学習処理S212に処理を移す。
判定情報更新部148cは、特定された油温領域に対応する閾値について、学習処理を遂行する。当該学習処理S212については、後に詳述する。
判定情報更新部148cは、所定タイマ、および、学習タイマをそれぞれクリアする(0にする)。
判定情報更新部148cは、吐出出力の要求値を、センサ150aの出力値から導出した値に収束させる。
図12は、エンジン始動時学習処理およびエンジン安定期間学習処理における学習処理S212の概略的な流れを示すフローチャートである。エンジン始動時学習処理およびエンジン安定期間学習処理双方の学習処理S212は、実質的に等しいため、同一のフローチャートで示す。
判定情報更新部148cは、ライン圧センサ150bの出力値に基づいて、吐出出力の実測値を取得する。また、判定情報更新部148cは、センサ150aの出力値に基づいて、吐出出力の実測値を測定したときのエンジン回転数も取得する。
判定情報更新部148cは、実測値取得処理S212−2で取得した吐出出力の実測値を、実測値取得処理S212−2で取得したエンジン回転数で除算して仮係数を導出する。
判定情報更新部148cは、センサ150aの出力に基づいて、現在の油温に対応する油温領域の記憶係数と、仮係数との差分の絶対値が、変動誤差範囲より大きいか否かを判定する。変動誤差範囲は、予め設定された値である。その結果、記憶係数と仮係数との差分の絶対値が、変動誤差範囲より大きいと判定された場合は、記憶係数比較処理S212−8に処理を移す。記憶係数と、仮係数との差分値の絶対値が、変動誤差範囲と判定された場合、仮係数は、記憶係数に対して変動誤差の範囲に収まっているものとして記憶係数の更新は行わず、当該学習処理S212を終了する。
判定情報更新部148cは、記憶係数が、仮係数よりも小さいか否かを判定する。その結果、記憶係数が、仮係数よりも小さいと判定された場合は、記憶係数加算処理S212−10に処理を移す。記憶係数が、仮係数以上と判定された場合は、記憶係数減算処理S212−16に処理を移す。
判定情報更新部148cは、記憶係数を、記憶部148aに記憶されている記憶係数に、予め設定された所定の加算値を加算した値に更新する。
判定情報更新部148cは、記憶係数加算処理S212−10で更新した記憶係数が、油温領域ごとに予め設定された学習上限未満であるか否かを判定する。その結果、記憶係数加算処理S212−10で更新後の記憶係数が、油温領域ごとに予め設定された学習上限未満であると判定された場合は、当該学習処理S212を終了する。記憶係数加算処理S212−10で更新後の記憶係数が、油温領域ごとに予め設定された学習上限以上であると判定された場合は、記憶係数限定処理S212−14に処理を移す。
判定情報更新部148cは、記憶係数を、油温領域ごとに予め設定された学習上限の値に更新する。
判定情報更新部148cは、記憶係数を、予め設定された所定の減算値を、記憶部148aに記憶されている記憶係数から減算した値に更新する。ここで、減算値は、加算値よりも大きな所定の値となっている。
判定情報更新部148cは、記憶係数減算処理S212−16で更新後の記憶係数が、油温領域ごとに予め設定された学習下限より大きいか否かを判定する。その結果、記憶係数減算処理S212−16で更新後の記憶係数が、油温領域ごとに予め設定された学習下限より大きいと判定された場合は、当該学習処理S212を終了する。記憶係数減算処理S212−16で更新後の記憶係数が、油温領域ごとに予め設定された学習下限以下であると判定された場合は、記憶係数限定処理S212−20に処理を移す。
判定情報更新部148cは、記憶係数を、油温領域ごとに予め設定された学習下限の値に更新する。
上記の実施形態では、記憶係数は、1回の学習処理S212が遂行されるごとに、最大で、予め設定された加算値、または、減算値分だけ変化する場合について説明した。変形例においては、記憶係数への実測値(仮係数)の反映がより迅速に遂行される場合について説明する。
図13は、変形例における学習処理S212の概略的な処理の流れを示すフローチャートである。図13において、上述した実施形態における学習処理S212と実質的に同じ処理については、同一の符号を付して説明を省略する。
判定情報更新部148cは、仮係数から記憶係数を減算した差分値が、学習変化量上限未満であるか否かを判定する。ここで、学習変化量上限は、学習処理S212で許容される記憶係数の変化量の上限として、予め定められる。その結果、仮係数から記憶係数を減算した差分値が、学習変化量上限未満であると判定された場合は、記憶係数通常更新処理S212−52に処理を移す。仮係数から記憶係数を減算した差分値が、学習変化量上限以上であると判定された場合は、記憶係数上限更新処理S212−54に処理を移す。
判定情報更新部148cは、記憶係数を仮係数の値に更新する。
判定情報更新部148cは、記憶係数を、記憶係数に学習変化量上限を加算した値に更新する。
判定情報更新部148cは、記憶係数から仮係数を減算した差分値が、学習変化量上限未満であるか否かを判定する。その結果、記憶係数から仮係数を減算した差分値が、学習変化量上限未満であると判定された場合は、記憶係数通常更新処理S212−58に処理を移す。記憶係数から仮係数を減算した差分値が、学習変化量上限以上であると判定された場合は、記憶係数上限更新処理S212−60に処理を移す。
判定情報更新部148cは、記憶係数を仮係数の値に更新する。
判定情報更新部148cは、記憶係数を、記憶係数から学習変化量上限を減算した値に更新する。
10a ハウジング側第1吐出ポート(吐出ポート)
10b カバー側第1吐出ポート(吐出ポート)
11a ハウジング側第2吐出ポート(吐出ポート)
11b カバー側第2吐出ポート(吐出ポート)
148 制御装置
148a 記憶部
148b 出力切換部
148c 判定情報更新部
Claims (10)
- 2つの吐出ポートを有し、該2つの吐出ポートの一方から他方よりも高圧で作動油を吐出する半吐出状態と、該2つの吐出ポートの双方から作動油を吐出し、該半吐出状態よりもエンジン回転数に対応する吐出可能出力が大きい全吐出状態を切り換え可能な可変容量オイルポンプの制御装置であって、
前記半吐出状態と前記全吐出状態とを切り換える閾値をエンジン回転数に応じて特定するための判定情報が記憶された記憶部と、
エンジン回転数、および、該エンジン回転数における吐出出力の実測値に基づいて、前記記憶部に記憶された前記判定情報を更新する判定情報更新部と、
前記記憶部に記憶されている前記判定情報、および、エンジン回転数に基づいて、前記閾値を特定するとともに、吐出出力の要求値が、特定した該閾値以上であるか否かによって、前記半吐出状態と前記全吐出状態とを切り換える出力切換部と、
を備えることを特徴とする可変容量オイルポンプの制御装置。 - 前記判定情報更新部は、前記半吐出状態において、前記吐出出力の目標値を、前記吐出出力の要求値よりも高く設定することで、前記吐出可能出力を測定して前記実測値を取得することを特徴とする請求項1に記載の可変容量オイルポンプの制御装置。
- 前記判定情報は、少なくともエンジン回転数に所定の係数を乗算する式を含む計算式であって
前記判定情報更新部は、前記記憶部に記憶されている前記計算式の前記係数である記憶係数を更新することを特徴とする請求項1または2に記載の可変容量オイルポンプの制御装置。 - 前記判定情報更新部は、前記エンジン回転数、および、該エンジン回転数における吐出出力の実測値に基づいて仮係数を導出し、導出した該仮係数と前記記憶係数との比較結果に基づいて、該記憶係数を更新することを特徴とする請求項3に記載の可変容量オイルポンプの制御装置。
- 前記判定情報更新部は、前記記憶係数と、前記仮係数との差分が、所定の変動誤差範囲外となると、該記憶係数を更新することを特徴とする請求項4に記載の可変容量オイルポンプの制御装置。
- 前記判定情報更新部は、前記仮係数が前記記憶係数よりも大きい場合、該記憶係数として該仮係数を記憶することを特徴とする請求項4または5に記載の可変容量オイルポンプの制御装置。
- 前記判定情報更新部は、前記仮係数が前記記憶係数よりも大きい場合、前記記憶部に記憶されている該記憶係数を、該記憶係数に所定の加算値を加算した値に更新することを特徴とする請求項4または5に記載の可変容量オイルポンプの制御装置。
- 前記判定情報更新部は、前記仮係数が前記記憶係数よりも小さい場合、前記加算値よりも大きな所定の減算値を、前記記憶部に記憶されている該記憶係数から減算した値に更新することを特徴とする請求項7に記載の可変容量オイルポンプの制御装置。
- 前記判定情報更新部は、前記仮係数が前記記憶係数よりも小さい場合、該記憶係数として該仮係数を記憶することを特徴とする請求項4から7のいずれか1項に記載の可変容量オイルポンプの制御装置。
- 前記判定情報は、予め設定された複数の油温領域毎に設定されることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の可変容量オイルポンプの制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015114673A JP6506632B2 (ja) | 2015-06-05 | 2015-06-05 | 可変容量オイルポンプの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015114673A JP6506632B2 (ja) | 2015-06-05 | 2015-06-05 | 可変容量オイルポンプの制御装置 |
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Family Applications (1)
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| JP2015114673A Active JP6506632B2 (ja) | 2015-06-05 | 2015-06-05 | 可変容量オイルポンプの制御装置 |
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7575287B2 (ja) | 2021-02-12 | 2024-10-29 | 株式会社Subaru | オイルポンプの吐出量切替装置 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS6483808A (en) * | 1987-09-28 | 1989-03-29 | Mazda Motor | Oil pump control device for engine |
| JPH08114186A (ja) * | 1994-08-25 | 1996-05-07 | Aisin Seiki Co Ltd | オイルポンプ装置 |
| JPH0988533A (ja) * | 1995-09-26 | 1997-03-31 | Tokyo Buhin Kogyo Kk | エンジン潤滑油供給装置 |
| JP2003328959A (ja) * | 2003-06-13 | 2003-11-19 | Hitachi Unisia Automotive Ltd | オイルポンプ |
-
2015
- 2015-06-05 JP JP2015114673A patent/JP6506632B2/ja active Active
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| JP7575287B2 (ja) | 2021-02-12 | 2024-10-29 | 株式会社Subaru | オイルポンプの吐出量切替装置 |
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|---|---|
| JP6506632B2 (ja) | 2019-04-24 |
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