JP2017003751A - Led実装モジュール及びそれを用いたled表示装置 - Google Patents
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Abstract
Description
[全体構成]
本発明のLED表示装置を構成するLED実装モジュール10は、図1及び2に示す通り、支持基板11に金属配線部(図視せず)を形成してなるLED素子用基板1に、LED素子2をマトリックス状に実装してなるLED表示装置用の光源デバイスである。
LED素子用基板1を構成する支持基板11は、樹脂フィルム等からなり可撓性を有するフレキシブル基板であることが好ましい。支持基板11をフレキシブル基板とすることにより、LED実装モジュール10を搭載するLED表示装置等の各種の表示装置を、設置場所が曲面を含む壁面等である場合にも当該曲面に追従させて設置することができる。但し、支持基板11は、必ずしもこれに限らず、従来公知のリジット基板等、一定の剛性を有するLED素子用基板であってもよい。
遮光層12は、光を透過させる透光穴121以外の部分において、LED素子2から発光される光を遮蔽できる材料からなるものであれば特段の制限なく各種の板状、シート状、或いはフィルム状の遮光部材を用いることができる。このような遮光層の例として、黒色顔料を練り込んだ樹脂シートやセラミック材等を積層したものを挙げることができる。
ここで、上記の光の強度の測定方法について説明する。上記の光の強度については、実装するLED素子の上部は発光面から所定距離dにある水平面上において、以下の方法により光の強度の水平分布を測定する。このためには、先ず、上記水平面上の発光角度0°の光が到達する位置(「基準位置」と言うものとする)における光の強度(cd/m2)(「基準光の強度(cd/m2)」と言うこととする)を測定する。次に同じ測定方法で、0°よりも大きい任意の発光角度の光が到達する位置における光の強度を基準位置から順次距離を増やしながら測定していく。そして、発光角度0°の光が到達する位置における光の強度(cd/m2)を100としたときの相対値(%)が所定の値まで下がることなる位置(「光の強度限界位置」と言うこととする)を求める。そして発光角度0°の光が到達する位置を中心に、中心からこの光の強度限界位置までの距離を半径としその2倍の直径を有する円の大きさを透光穴121の大きさと規定する。光の強度限界位置を規定するための光の強度の測定は、具体的には輝度計を用いて測定することができる。例えば、図3のLED実装モジュール10における透光穴121の大きさを規定する場合であれば、図5における、点P0、P1、P2、…、のそれぞれの位置に、上記の輝度計を設置して輝度を測定することにより、各位置の光の強度(cd/m2)を測定する。尚、距離dについては、必ずしも、実際に想定される距離dにおける実測ではなくとも、一般的な光強度測定器(BM−7(TOPCON社製)等)において、測定可能な距離で、上記同様の測定を行うことによって得ることができる光の強度の水平分布をもって、距離dにおける水平分布に変えることができる。
LED実装モジュール10は、上記部材の他、支持基板の背面側に、背面側補強版15が更に積層されていることが好ましい。背面側補強版15としては、例えば、ポリカーボネートやアクリル、アルミ等からなるシート又はパネルを好ましく用いることができる。
LED実装モジュール10を構成するLED素子2は、P型半導体とN型半導体が接合されたPN接合部での発光を利用した発光素子である。P型電極、N型電極を素子上面、下面に設けた構造と、素子片面にP型、N型電極の双方が設けられた構造が提案されている。LED素子用基板1における金属配線部へのLED素子2の接合は、ハンダ接合により好ましく行うことができる。このハンダ接合は、リフロー方式、或いは、レーザー方式によることができる。
[全体構成]
本発明のLED実装モジュール10を用いて構成することができるLED表示装置100は、図5に示すように、複数のLED実装モジュール10が、水平方向に複数連接されてなる情報表示装置である。複数のLED実装モジュール10は、収容シート3に安定的に収容されている。尚、以下、複数のLED実装モジュール10が、一方向に向けて直線的に連接されているLED表示装置100を、本発明の代表的な実施形態として説明するが、例えば、LED実装モジュールが平面上においてXY両方向に配置されていてマトリックス状に連接されているものも、他の必須の構成要件を充足するものである限り本発明の範囲内である。
収容シート3は、複数のLED実装モジュール10を水平方向に連接した状態で収容することができるものであり、LED実装モジュール10の安定的な収容し、これを保護する収容シートである。収容シート3は、2枚の樹脂シートを、それぞれ表示面側シート31及び背面側シート32として用い、これらを重ね合わせて、両シート間に複数のLED実装モジュール10を安定的に収容可能な空間であるLED収容部を形成しつつ、その他の部分を、LED実装モジュール10を安定的に保持可能な態様で封止することによって形成される。
本発明のLED実装モジュールの作用効果を確認するための試験例として以下の試験用モジュールを作成した。
サイズが400mm×500mmのアニール処理済のPENフィルムからなるフィルム基板上に銅配線を形成した配線基板にLED素子を1個実装して試験用モジュールとした。
LED素子としては、上面側から発光するタイプのLED素子「NFSW757DT−V1」(日亜化学工業社製)を用いた。尚、同LED素子のサイズは、3mm角、高さ1.6mm(高さ)、発光面は上面でありその面積は9mm2である。
上述の通り、発光角度0°の光が到達する基準位置における光の強度を「基準光の強度(cd/m2)とし、基準位置から離れた各測定位置における光の強度を、基準光の強度に対する相対値(%)で算出した。結果を表1に示す。
表1に示される光の強度の分布の結果に基づいて、それぞれ遮光層の透光穴の開口径を決めた実施例及び比較例のLED実装モジュールを作成した。
実施例及び比較例のLED実装モジュールを以下の通りそれぞれ作成した。先ずサイズが400mm×450mmのPENフィルムからなるフィルム基板上に、銅配線を形成したフレキシブル基板タイプのLED素子用基板に、上記試験用モジュールに用いたものと同一のLED素子を32×32のマトリックス状に配置した。
遮光層については、遮光層用基板シートとして、厚さ4mmのポリカーボネートシートを用い、LED素子の実装領域に対応する部分にそれぞれ所定の開口径の透光穴が形成されることとなるように、同ポリカーボネートシートの情報表示面側とする側の表面に、黒顔料によって厚さ0.01mmの遮光層を形成した(LED素子の発光面から遮光層表面までの距離dは、2.41mm)。
これを、上記フィルム基板上に配置して、実施例及び比較例のLED実装モジュールとした。
これらの各実施例及び比較例のLED実装モジュールをドライバによって駆動し、文字を表示して視認性等を確認した。
各実施例及び比較例の遮光層に形成する透光穴の開口径(直径)はそれぞれ表2に記載の通りとした。表1に示した光強度の分布より、それぞれの開口径の透光穴によって遮蔽される光の強度の最大値(相対値(%))は、表2の通りとなる。
<視認性> 感応試験により評価
A:良好(極めて鮮明) B:可(特に問題なし) C:不可(やや不鮮明)
<明度> 感応試験により評価
A:良好(十分な明るさ) B:可(やや暗いが特に問題なし) C:不可(暗くて視認に難あり)
<製造時の位置合せの作業難易度> 組み立て作業性を感応評価
A:良好(容易に高い精度で行うことができる) B:可(特に困難性はないが、微細なずれは発生) C:不可(作業困難)
以上の評価結果を、表2に示す。
2 LED素子
3 収容シート
31 表示面側シート
32 背面側シート
4 配線
5 中継基盤
6 ドライバ
7 外部操作基盤
10 LED実装モジュール
11 支持基板
12 遮光層
12A 遮光層用基板シート
121 透光穴
13 スペーサー部材
15 背面側補強版
16 拡散板
100 LED表示装置
Claims (7)
- LED素子用基板にLED素子が実装されているLED実装モジュールであって、
前記LED素子の発光面側に遮光層が配置されていて、
前記遮光層には、各の前記LED素子に対応する位置に形成されていて前記LED素子から発光される光の一部を通過させる透光穴が形成されていて、
前記透光穴の面積は、対応する、前記LED素子の発光面の面積の50%以上であり、
且つ、該透光穴に対応する位置にある前記LED素子から発光される光のうち、前記遮光層の前記LED実装モジュールにおける情報表示面側の最表面における光の強度が、前記最表面における前記LED素子の真上の位置の光の強度の5%以下の強度となる光の部分を遮蔽することができる大きさで形成されているLED実装モジュール。 - 前記透光穴は、該透光穴に対応する位置にある前記LED素子から放射状に発光される光のうち、前記遮光層の前記LED実装モジュールにおける情報表示面側の最表面における光の強度が、前記最表面における前記LED素子の真上の位置の光の強度の10%以下の強度となる光の部分を遮蔽することができる大きさで形成されている請求項1に記載のLED実装モジュール。
- 前記LED素子の発光面と前記遮光層の前記最表面との距離が1.5mm以上2.5mm以下である請求項1又は2に記載のLED実装モジュール。
- 前記遮光層は、遮光層用基板シートの表面に、透光穴の部分を除いて黒色又は暗色の塗料が塗布されることによって形成されており、前記遮光層用基板シートは、前記LED素子の周囲に形成されているスペーサー部材の上に積層されていて、前記透光穴の直径が、前記スペーサー部材の開口の直径よりも小さい請求項1から3のいずれかに記載のLED実装モジュール。
- 前記LED素子用基板が樹脂フィルムを支持基板とする可撓性を有するフレキシブル回路基板である請求項1から4のいずれかに記載のLED実装モジュール。
- 前記LED素子の実装ピッチが10mm以上15m以下である請求項1から5のいずれかに記載のLED実装モジュール。
- 請求項1から6のいずれかに記載のLED実装モジュールと、
表示面側シートと背面側シートとが積層されてなり、
該表示面側シートと該背面側シートとの間に、複数の前記LED実装モジュールを収容して連接可能で、且つ、前記LED実装モジュールの間の連接部において折畳み可能な収容シートと、を含んでなるLED表示装置。
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