JP2017004745A - ノイズシールドケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】サージノイズを抑制することができ、耐繰り返し屈曲性に優れたノイズシールドケーブルを提供する。
【解決手段】ノイズシールドケーブル1は、導体線2の外周を絶縁体3で被覆した絶縁電線4と、絶縁電線4の外周にケーブル長手方向に間隔を有して形成された複数の磁性テープ層7とを備え、複数の磁性テープ層7は、ケーブル長手方向の第1の長さL1の第1の領域E1には形成されず、第1の領域E1以外の第2の領域E2に第1の長さL1よりも短い第2の長さL2の間隔を有して形成されたものである。
【選択図】図1
【解決手段】ノイズシールドケーブル1は、導体線2の外周を絶縁体3で被覆した絶縁電線4と、絶縁電線4の外周にケーブル長手方向に間隔を有して形成された複数の磁性テープ層7とを備え、複数の磁性テープ層7は、ケーブル長手方向の第1の長さL1の第1の領域E1には形成されず、第1の領域E1以外の第2の領域E2に第1の長さL1よりも短い第2の長さL2の間隔を有して形成されたものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、サージノイズの抑制に金属体を用いたノイズシールドケーブルに関する。
従来、サージノイズを抑制し、軽量でフレキシビリティを有するノイズシールドケーブルが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このノイズシールドケーブルは、4条の絶縁心線と、4条の絶縁心線からなる束を囲むシースと、絶縁心線とシートとの間に充填された介在物とを備え、絶縁心線は、導体線と、導体線を被覆する絶縁体と、絶縁体の外周に導体線の長手方向に沿って所定の間隔(例えば、3m以上)ごとに設けられた所定の長さ(例えば、3m以上)の金属体とを有する。
しかし、従来のノイズシールドケーブルでは、頻繁に屈曲するケーブルに用いると、屈曲部が金属体と重なる位置にあった場合、金属体が絶縁体やシースに食い込んでしまい、やがて絶縁体又はシースが破断するおそれがある。
そこで、本発明の目的は、サージノイズを抑制することができ、耐繰り返し屈曲性に優れたノイズシールドケーブルを提供することにある。
[1]導体線の外周を絶縁体で被覆した絶縁電線と、前記絶縁電線の外周にケーブル長手方向に間隔を有して形成された複数の金属体とを備え、前記複数の金属体は、ケーブル長手方向の第1の長さの第1の領域には形成されず、前記第1の領域以外の第2の領域に前記第1の長さよりも短い第2の長さの間隔を有して形成された、ノイズシールドケーブル。
[2]前記第1の長さは、ケーブル外径dの2dπ以上である、前記[1]に記載のノイズシールドケーブル。
[3]前記金属体は、前記絶縁電線の外周に磁性テープを巻き付けて形成された磁性テープ層である、前記[1]又は[3]に記載のノイズシールドケーブル。
[2]前記第1の長さは、ケーブル外径dの2dπ以上である、前記[1]に記載のノイズシールドケーブル。
[3]前記金属体は、前記絶縁電線の外周に磁性テープを巻き付けて形成された磁性テープ層である、前記[1]又は[3]に記載のノイズシールドケーブル。
本発明によれば、サージノイズを抑制することができ、耐繰り返し屈曲性に優れたノイズシールドケーブルを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図中、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその重複した説明を省略する。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係るノイズシールドケーブルの外観を示し、(a)は屈曲前の状態を示す正面図、(b)は屈曲後の状態を示す正面図である。
図1は、本発明の実施の形態に係るノイズシールドケーブルの外観を示し、(a)は屈曲前の状態を示す正面図、(b)は屈曲後の状態を示す正面図である。
このノイズシールドケーブル1は、後述する絶縁電線4の外周にケーブル長手方向に間隔を有して形成された複数の磁性テープ層7と、最外層を構成する樹脂等からなる絶縁保護層としてのシース8とを備える。磁性テープ層7は、金属体の一例である。
複数の磁性テープ層7は、ケーブル長手方向の第1の長さL1の第1の領域E1には形成されず、第1の領域E1以外の第2の領域E2に第1の長さL1よりも短い第2の長さL2の間隔を有して形成されている。第1の領域E1は、屈曲部に対応し、第2の領域E2は、屈曲されない、あるいはほとんど屈曲されない非屈曲部に対応する。
屈曲部に磁性テープ層7を設けないようにするためには、ノイズシールドケーブル1の外径をd、許容曲げ半径をR=4d、曲げ角度を90°とした場合、第1の長さL1は、
4d×2×π×1/4=2dπ以上とすればよい。例えば、d=15mmのとき、L1=94.2mm以上とする。
4d×2×π×1/4=2dπ以上とすればよい。例えば、d=15mmのとき、L1=94.2mm以上とする。
図2は、図1に示すノイズシールドケーブル1の概略の構成を示す正面図である。図3は、図2に示すノイズシールドケーブル1の横断面図である。なお、図2では、介在物9の図示を省略している。
このノイズシールドケーブル1は、導体線2の外周を絶縁体3で被覆した複数(本実施の形態では3本)の絶縁電線4と、これら複数の絶縁電線4の周囲に介在物9を介在させて樹脂テープが巻き付けられて形成された樹脂テープ層5Aと、樹脂テープ層5Aの外周に設けられたシールド層6と、シールド層6の外周に設けられた樹脂テープ層5Bと、樹脂テープ層5Bの外周にケーブル長手方向に複数形成された所定の幅Wの磁性テープ層7と、これら複数の磁性テープ層7及び樹脂テープ層5Bの外周に設けられた樹脂テープ層5Cと、樹脂テープ層5Cの外周に設けられたシース8とを備える。
絶縁電線4は、例えば、周波数1kHz〜1MHzの電圧又は信号を伝送する。3の絶縁電線4は、例えば、3相交流電圧をインバータからモータに伝送する。なお、絶縁電線4は、本実施の形態では、3本としたが、2本(例えば2相交流電圧用)でもよい。また、絶縁電線4は、差動信号を伝送するツイストペア線でもよい。
樹脂テープ層5Aは、樹脂テープを複数の絶縁電線4の周囲に介在物9を介在させてそれらの外周にケーブル長手方向に渡って巻き付けることにより形成される。樹脂テープ層5Bは、樹脂テープをシールド層6の外周にケーブル長手方向に渡って巻き付けることにより形成される。樹脂テープ層5Cは、樹脂テープを樹脂テープ層5B及び磁性テープ層7の外周にケーブル長手方向に渡って巻き付けることにより形成される。樹脂テープ層5A〜5Cの樹脂テープは、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン系樹脂等の樹脂からなるテープを用いることができる。
シールド層6は、例えば、導線を編組して形成され、グランドに接続される。なお、シールド層6は、導体付きテープを巻き付けたものでもよい。
(磁性テープ層7の構成)
磁性テープ層7は、例えば、樹脂テープ層5Bの外周に幅Wの磁性テープ70を巻き付けて端部同士を重ね、その重なり部分を抵抗溶接で接合して形成される。磁性テープ70の幅Wは、例えば5〜50mmが好ましい。磁性テープ層7間の第2の長さL2は、例えば、W/2≦L2≦10Wでもよい。ただし、L2<L1とする。
磁性テープ層7は、例えば、樹脂テープ層5Bの外周に幅Wの磁性テープ70を巻き付けて端部同士を重ね、その重なり部分を抵抗溶接で接合して形成される。磁性テープ70の幅Wは、例えば5〜50mmが好ましい。磁性テープ層7間の第2の長さL2は、例えば、W/2≦L2≦10Wでもよい。ただし、L2<L1とする。
磁性テープ70を構成する磁性体は、電磁波ノイズを抑制するため、保磁力が小さく透磁率が大きい軟磁性材料からなるものが好ましい。軟磁性材料として、例えば、Co基アモルファス合金、Fe基アモルファス合金等のアモルファス合金、Mn−Zn系フェライト、Ni−Zn系フェライト、Ni−Zn−Cu系フェライト等のフェライト、Fe−Ni系合金(パーマロイ)、Fe−Si−Al系合金(センダスト)、Fe−Si系合金(珪素鋼)等の軟磁性金属等を用いることができる。
(実施の形態の作用、効果)
本実施の形態によれば、以下の作用、効果を奏する。
(1)屈曲部の第1の領域E1には、磁性テープ層7を形成していないが、非屈曲部の第2の領域E2には、必要な磁性体の量になるように複数の磁性テープ層7を形成しているため、シールド層6を流れるサージノイズを磁性テープ層7により抑制することができる。
(2)本ノイズシールドケーブル1は、屈曲部の第1の領域E1には、磁性テープ層7を形成していないため、頻繁に屈曲する箇所を屈曲部に対応させることにより、耐繰り返し屈曲性に優れたものになる。
(3)非屈曲部の第2の領域E2の全てに磁性テープ層を形成した場合と比べて、第2の領域E2に磁性テープ層を部分的に形成しているため、軽量化が図れ、非屈曲部のフレキシビリティを確保することができる。
本実施の形態によれば、以下の作用、効果を奏する。
(1)屈曲部の第1の領域E1には、磁性テープ層7を形成していないが、非屈曲部の第2の領域E2には、必要な磁性体の量になるように複数の磁性テープ層7を形成しているため、シールド層6を流れるサージノイズを磁性テープ層7により抑制することができる。
(2)本ノイズシールドケーブル1は、屈曲部の第1の領域E1には、磁性テープ層7を形成していないため、頻繁に屈曲する箇所を屈曲部に対応させることにより、耐繰り返し屈曲性に優れたものになる。
(3)非屈曲部の第2の領域E2の全てに磁性テープ層を形成した場合と比べて、第2の領域E2に磁性テープ層を部分的に形成しているため、軽量化が図れ、非屈曲部のフレキシビリティを確保することができる。
なお、本発明の実施の形態は、上記実施の形態に限定されず、種々な実施の形態が可能
である。例えば、上記実施の形態では、屈曲部を1つ設けた場合を示したが、屈曲部を複数設けてもよく、各屈曲部の第1の長さは同じでもよく、異なっていてもよい。
である。例えば、上記実施の形態では、屈曲部を1つ設けた場合を示したが、屈曲部を複数設けてもよく、各屈曲部の第1の長さは同じでもよく、異なっていてもよい。
また、上記実施の形態では、ノイズシールドケーブルは断面円形について説明したが、断面楕円状又は断面略長方形のように一方の外径が他方の外径よりも小さいものでもよい。
また、本発明の要旨を変更しない範囲内で、上記実施の形態の構成要素の一部を省くことや変更することが可能である。例えば、複数の絶縁電線4の周囲に樹脂テープを巻き付ける上で支障がなければ、介在物9を省いてもよい。また、磁性テープ層7の外側に形成した樹脂テープ層5Cを省いてもよい。
本発明のノイズシールドケーブルは、例えば、産業用ロボットの可動するアーム部や、鉄道の車両間の接続部に適用可能である。
1…ノイズシールドケーブル、2…導体線、3…絶縁体、4…絶縁電線、
5A-5C…樹脂テープ層、6…シールド層、7…磁性テープ層、8…シース、
9…介在物、70…磁性テープ、
L1…第1の長さ、L2…第2の長さ、E1…第1の領域、E2…第2の領域、W…幅
5A-5C…樹脂テープ層、6…シールド層、7…磁性テープ層、8…シース、
9…介在物、70…磁性テープ、
L1…第1の長さ、L2…第2の長さ、E1…第1の領域、E2…第2の領域、W…幅
Claims (3)
- 導体線の外周を絶縁体で被覆した絶縁電線と、
前記絶縁電線の外周にケーブル長手方向に間隔を有して形成された複数の金属体とを備え、
前記複数の金属体は、ケーブル長手方向の第1の長さの第1の領域には形成されず、前記第1の領域以外の第2の領域に前記第1の長さよりも短い第2の長さの間隔を有して形成された、
ノイズシールドケーブル。 - 前記第1の長さは、ケーブル外径dの2dπ以上である、
請求項1に記載のノイズシールドケーブル。 - 前記金属体は、前記絶縁電線の外周に磁性テープを巻き付けて形成された磁性テープ層である、
請求項1又は2に記載のノイズシールドケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015117290A JP2017004745A (ja) | 2015-06-10 | 2015-06-10 | ノイズシールドケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015117290A JP2017004745A (ja) | 2015-06-10 | 2015-06-10 | ノイズシールドケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017004745A true JP2017004745A (ja) | 2017-01-05 |
Family
ID=57754661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015117290A Pending JP2017004745A (ja) | 2015-06-10 | 2015-06-10 | ノイズシールドケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017004745A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108257728A (zh) * | 2018-01-17 | 2018-07-06 | 张家港特恩驰电缆有限公司 | 一种用于数据通信线缆的非连续的屏蔽胶带及其制造方法 |
| KR20200008565A (ko) * | 2017-04-20 | 2020-01-28 | 이쏘그 | 유기 광다이오드를 포함하는 방사 검출 장치 |
-
2015
- 2015-06-10 JP JP2015117290A patent/JP2017004745A/ja active Pending
Cited By (4)
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| KR20200008565A (ko) * | 2017-04-20 | 2020-01-28 | 이쏘그 | 유기 광다이오드를 포함하는 방사 검출 장치 |
| KR102509826B1 (ko) | 2017-04-20 | 2023-03-13 | 이쏘그 | 유기 광다이오드를 포함하는 방사 검출 장치 |
| CN108257728A (zh) * | 2018-01-17 | 2018-07-06 | 张家港特恩驰电缆有限公司 | 一种用于数据通信线缆的非连续的屏蔽胶带及其制造方法 |
| CN108257728B (zh) * | 2018-01-17 | 2023-08-15 | 上海电气集团腾恩驰科技(苏州)有限公司 | 一种用于数据通信线缆的非连续的屏蔽胶带及其制造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20180327 |