JP2017006073A - 植物の養液栽培装置 - Google Patents
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Description
この公報に記載される栽培装置を図8に示す。この装置は、養液80を充填しているトレイ81に所定の厚さのロックウール82を敷き、ロックウール82の上に防根シート83を積層して、防根シート83の上に培地84を積層する。トレイ81の養液80は、ロックウール82の下部を浸漬して、防根シート83を浸漬しないレベルにコントロールされる。
この図の養液栽培装置は、植物を生育させる培地94と、この培地94の下にあって、培地94に植え付けされる植物の根が通過するのを阻止して水を通過させる防根シート93と、この防根シート93の下に積層されて、培地94に水を供給する吸水シート95と、この吸水シート95の下に積層している下地フィルム92と、さらに下地フィルム92の下に積層されて、培地94を載せる基礎プレート91とを備える。基礎プレート91は、プラスチックを発泡成形したものであって、両側縁に沿って上方に突出する一対の側壁96を一体的に成形して設けている。さらに、基礎プレート91は、一対の側壁96から内側に離れた位置に、側壁96に沿って一対の側溝97を設けており、さらに側壁96と側溝97との間の上面を、側溝97に向かって下り勾配に傾斜させてなる傾斜面98としている。この養液栽培装置は、培地94に供給されて培地94を透過する廃液を、側溝97に向かって流し、側溝97から基礎プレート91の外部に排水する。
以上の養液栽培装置は、植物が生育して重量が変化しても、養液の液面レベルと水平台との相対位置を理想的な位置に配置できる。このため、トレイの養液を常に好ましい状態で吸水シートに供給し、吸水シートから拡散給水シートを介して培地に供給できる。このため、培地には常に理想的な状態で養液を供給して植物を生育できる。
以上の養液栽培装置は、水平台をフロートで養液に浮かせて、養液の液面レベルと水平台との相対位置を調整するので、極めて簡単な機構で養液の液面レベルと水平台との相対位置を調整して、養液を吸水シートに供給できる。
以上の養液栽培装置は、培地の使用量を特に少なくして、植物を栽培できる。それは、植物を植え付けする部分に限って局部的に培地を配置して植物を生育させるからである。
以上の養液栽培装置は、吸水シートの下で養液をスムーズに循環させて、養液を均一に吸水シートに供給できる特徴がある。それは、水平台の上面に設けている凹凸面によって、吸水シートと水平台との間に養液を通過できる隙間ができるからである。
以上の養液栽培装置は、水平台を安価に多量生産できる特徴がある。
以上の養液栽培装置は、トレイの養液を清澄で細菌の少ない状態に保持できるので、培地には清澄で細菌の少ない養液を供給できる。このため、植物を細菌による弊害を防止してより好ましい環境で生育できる特徴がある。
以上の養液栽培装置は、循環する養液に肥料成分を添加するので、トレイ内の養液の肥料濃度を均一に保持し、トレイの養液を培地に供給することで、培地に植え付けしている植物には、常に理想的な濃度で肥料を供給して生育できる特徴がある。
[培地39への養液供給]
調整機構4がトレイ3の液面レベルをコントロールし、あるいは水平台31を養液20に浮かせて水平台31の位置をコントロールして、液面レベルと水平台31との相対位置をコントロールして、水平台31に載せている吸水シート36を養液20に接触させる。この状態で、トレイ3の養液20は吸水シート36に供給され、吸水シート36の養液20は防根シート37を介して拡散給水シート38に供給され、拡散給水シート38の養液20は培地39に供給されて、培地39の植物Sを生育させる。図3の養液栽培装置は、注液管24から養液20が供給されるが、注液管24から散水される養液20は、培地39と拡散給水シート38に供給され、拡散給水シート38を透過し、さらに防根シート37と吸水シート36を通過してトレイ3に供給される。注液管24が養液20の散水を停止する状態で、トレイ3の養液20は、吸水シート36、防根シート37、拡散給水シート38を通過して培地39に供給されて植物Sを生育させる。トレイ3に養液20が供給されると、調整機構4は液面レベルと水平台31との相対位置をコントロールする。調整機構4にコントロールされて、吸水シート36は常に養液20に接触して、トレイ3内の養液20を吸水し、吸水した養液20を防根シート37を介して拡散給水シート38に供給する。
トレイ3内の養液20は排液タンク6に排出される。調整機構4が養液20の液面レベルを一定の保持する装置においては、トレイ3に養液20が供給されると養液20を排出して液面レベルを一定に保持する。水平台31を養液20に浮かせる調整機構4の装置は、養液20の液面レベルを一定に保持することなく、所定の範囲で上下に移動させるように養液20を排液タンクに排出させる。
処理タンク10の濾過養液22に、金属イオンが添加される。金属イオンは、銀イオン又は銅イオン、あるいは金属イオンと銅イオンの両方である。処理タンク10の濾過養液22は、銀イオンにあってはイオン濃度を、たとえば0.05ppmとし、銅イオンにあってはイオン濃度をたとえば0.08ppmとして、処理タンク10の濾過養液22を殺菌状態として細菌の繁殖を防止できる。
処理タンク10の濾過養液22に原水を添加する。循環される養液20は、一部が植物Sに供給され、一部が気化して失われ、さらに一部が濾過器5で濾過して除去されて減少するので、減少した水量を原水として添加する。濾過養液22に減衰を添加された混合水に、肥料添加装置16でもって所定量の液肥26が添加される。液肥26は、濃度センサ18で養液20の肥料濃度を検出しながら、設定された濃度となるように添加される。さらに、図の装置は、微量成分添加装置17でもって、微量成分も添加する。
肥料成分の添加された調整養液23は給水ポンプ14と原水ポンプ15Aを介して注液管24に供給されて、トレイ3に散水して供給される。
2…添加器
3…トレイ
3A…周壁
3B…底板
4…調整機構
5…濾過器
6…排液タンク
7…循環ポンプ
8…給水機構
10…処理タンク
11…金属イオン発生装置
12…電極
12A…金属電極
13…直流電源
14…給水ポンプ
15…原水混合装置
15A…原水ポンプ
16…肥料添加装置
16A…液肥タンク
16B…添加ポンプ
17…微量成分添加装置
17A…溶液タンク
17B…添加ポンプ
18…濃度センサ
20…養液
21…排出液
22…濾過養液
23…調整養液
24…注液管
26…液肥
27…微量成分含有溶液
30…養液室
31…水平台
32…凸部
33…脚部
35…積層シート
36…吸水シート
37…防根シート
38…拡散給水シート
39…培地
40…排出パイプ
41…フロート
42…レベルセンサ
43…排水口
44…開閉弁
45…制御回路
50…濾過膜
80…養液
81…トレイ
82…ロックウール
83…防根シート
84…培地
91…基礎プレート
92…下地フィルム
93…防根シート
94…培地
95…吸水シート
96…側壁
97…側溝
98…傾斜面
S…植物
Claims (10)
- 周壁(3A)の内側に養液(20)を充填してなる上方開口の養液室(30)を有するトレイ(3)と、前記トレイ(3)の養液室(30)に配置してなる水平台(31)と、この水平台(31)の上に積層されて前記トレイ(3)内の養液(20)を吸水する吸水シート(36)と、この吸水シート(36)の上に積層されて植物(S)の根の通過を阻止して水を透過させる防根シート(37)と、この防根シート(37)を透過する養液(20)を吸収する拡散給水シート(38)と、この拡散給水シート(38)の上に載せられて植物(S)が植え付けられる培地(39)と、前記トレイ(3)に充填している養液(20)の液面レベルと前記水平台(31)との相対位置をコントロールして、前記吸水シート(36)を前記トレイ(3)に充填してなる養液(20)に接触させて、前記トレイ(3)の養液(20)を前記吸水シート(36)に移行させる相対位置に調整する調整機構(4)を備え、
前記調整機構(4)でもって、前記トレイ(3)の液面レベルと前記水平台(31)との相対位置が調整されて、前記養液(20)が吸水シート(36)に供給され、前記吸水シート(36)が前記防根シート(37)を通過して養液(20)を前記拡散給水シート(38)に供給し、前記拡散給水シート(38)が前記培地(39)に養液(20)を供給して、前記培地(39)に植え付けされた植物(S)に養液(20)を供給するようにしてなることを特徴とする植物の養液栽培装置。 - 請求項1に記載される植物の養液栽培装置であって、
前記調整機構(4)が、前記トレイ(3)に充填される養液(20)を所定の液面レベルに調整して、前記吸水シート(36)に養液(20)を供給できる位置に配置することを特徴とする植物の養液栽培装置。 - 請求項1に記載される植物の養液栽培装置であって、
前記調整機構(4)が、前記水平台(31)を養液(20)に浮かせるフロート(41)で、前記フロート(41)が前記水平台(31)を養液(20)に浮かせて、上に載せてなる前記吸水シート(36)を養液(20)を供給できる位置に配置することを特徴とする植物の養液栽培装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載される植物の養液栽培装置であって、
前記拡散給水シート(38)の上に、所定の間隔で点在して培地(39)が供給されて、各培地(39)に植物(S)を植え付けしてなることを特徴とする植物の養液栽培装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載される植物の養液栽培装置であって、
前記水平台(31)が上面を凹凸面として、凹凸面に前記吸水シート(36)を載せてなることを特徴とする植物の養液栽培装置。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載される植物の養液栽培装置であって、
前記水平台(31)が発泡スチロール製である植物の養液栽培装置。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載される植物の養液栽培装置であって、
前記拡散給水シート(38)と前記吸水シート(36)を、親水性の繊維を立体的に集合してなる不織布としてなる植物の養液栽培装置。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載される植物の養液栽培装置であって、
前記トレイ(3)の上方に、養液(20)を前記トレイ(3)に供給する養液供給器(1)を有し、
前記養液供給器(1)が前記培地(39)に養液(20)を供給して、前記培地(39)に供給される養液(20)が、前記拡散給水シート(38)と前記防根シート(37)と前記吸水シート(36)とを通過して前記トレイ(3)に供給されるようにしてなる植物の養液栽培装置。 - 請求項1ないし8のいずれかに記載される植物の養液栽培装置であって、
前記トレイ(3)から排出される排出液(21)から固形物と細菌とをろ過する濾過膜(50)と、前記濾過膜(50)に前記排出液(21)を供給する循環ポンプ(7)とを備える濾過器(5)を有し、
前記濾過器(5)で固形物と細菌の除去された濾過養液(22)を前記トレイ(3)に循環するようにしてなる植物の養液栽培装置。 - 請求項9に記載される植物の養液栽培装置であって、
前記濾過器(5)が、前記排出液(21)から固形物と細菌とを除去して肥料成分を除去しないろ過膜(50)を備え、このろ過膜(50)で濾過された濾過養液(22)に肥料成分を添加する肥料添加装置(16)を有することを特徴とする植物の養液栽培装置。
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