JP2017006202A - 簡易棒状化粧品用の用具と簡易棒状化粧品 - Google Patents
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第一の用具本体1を図7〜図11に示している。該第一の用具本体1は、合成樹脂シートを熱成形して形成された成形品であって、上端閉口で下端開口の筒状である。但し、射出成形により形成された合成樹脂製の成形品であってもよい。第一の用具本体1は、天面部10と、天面部10の周縁から下方に延びる胴部11と、該胴部11の下端に、外側に向けて全周に亘って形成されたフランジ部12とを備えている。尚、第一の用具本体1は、シート成形により形成されたものであるため、外面と内面は原則として凹凸が逆の形状となり、外面に凸部が形成されていれば、それに対応した内面の位置には外面の凸部に対応した形状の凹部が形成される。尚、シート成形や材質については後述する。
胴部11は、筒状であって、その中心線は上下方向に沿っている。胴部11は、中心線を水平方向に横断する横断面視において、その横断面形状が円形ではなく第一の方向の長さが長く該第一の方向と直交する第二の方向の長さが短い非円形となっている。即ち、胴部11の横断面形状は、第一の方向を長軸方向とし第二の方向を短軸方向とする非円形となっていて、具体的には楕円形となっている。尚、図面において、長軸方向を符号L、短軸方向を符号Sで示している。
胴部11の上端に天面部10が位置する。胴部11が横断面視楕円形であるため、天面部10も平面視において楕円形である。即ち、天面部10を水平面に投影したときの形状は胴部11の上端における横断面形状と同じであって楕円形である。また、天面部10は、水平ではなく所定方向に傾斜している。天面部10の傾斜方向は、楕円形の長軸方向である。尚、天面部10の水平面に対する傾斜角度は任意であるが、本物の口紅化粧料50の上端の傾斜角度に合わせることが好ましく、具体的には10〜30度程度である。天面部10の上面が第一の用具本体1の上面となり、天面部10が長軸方向に傾斜していることから、第一の用具本体1の上面もまた長軸方向に傾斜している。天面部10が平面視において楕円形であって、更に、天面部10が長軸方向に傾斜していることから、天面部10をその法線方向に見ると、その長軸方向の長さは更に延長されて、より一層長軸方向に長い楕円となっている。
尚、付着部の形態、特に、ベース面15aに設ける凹部の形態は種々であってよく、上述したような長軸方向に沿った凹溝15bを設ける他、例えば、図22に示すような種々の凹部であってもよい。尚、図22において凹部にはハッチングを施している。例えば、図22(a)のように、長軸方向に沿った凹溝60と、短軸方向に沿った凹溝61とを設けて、長軸方向の凹溝60と短軸方向の凹溝61とが直角に交差する構成としてもよい。また、図22(b)のように、長軸方向に対して左右両側にそれぞれ所定角度傾斜した方向に沿った凹溝62a,62b同士を交差させる構成としてもよい。図22(c)のように、長軸方向に対して左右何れかの方向に所定角度傾斜した凹溝63のみを設けるようにしてもよい。また、所定方向に延びた凹溝ではなく、図22(d)のようにベース面15aの中央部に矩形等の所定形状の凹部64を形成してもよい。図22(e)のように、ベース面15aの中央部に所定形状、例えば楕円形の小型の凹部65を形成すると共に、その外側に間隔をあけて環状、具体的には楕円形の環状の凹溝66を形成してもよい。また、図22(f)のように、ベース面15aの周縁部を除く大部分の領域を占める大型の凹部67を形成するようにしてもよい。尚、凹部の底面やベース面15aに細かい凹凸を形成する等してそれらの面を粗面にしてもよい。
胴部11の下端にフランジ部12が形成されている。該フランジ部12は、胴部11の下端から外側に向けて水平に延びている。フランジ部12は、板状であって、詳細には平板状であり、その下面が、第一の用具本体1を載置する際の設置面となる。該フランジ部12の形状も図9のように楕円形である。
第二の用具本体2を図12〜図16に示している。該第二の用具本体2も第一の用具本体1と同様に合成樹脂シートを熱成形することにより形成され、上端閉口、下端開口の筒状であって、基本構造は第一の用具本体1と同じである。但し、射出成形により形成された合成樹脂製の成形品であってもよい。第二の用具本体2も、天面部20と胴部21とフランジ部22とを備えている。以下、第一の用具本体1と同様の構成についてはその詳細な説明を省略する。
キャップ3を図17〜図21に示している。キャップ3も第一の用具本体1や第二の用具本体2と同様に合成樹脂シートを熱成形することにより形成され、上端閉口、下端開口の筒状であって、基本構造は第一の用具本体1や第二の用具本体2と同じであり、天面部30と胴部31とフランジ部32とを備えている。従って、第一の用具本体1や第二の用具本体2と同様の構成についてはその詳細な説明を省略する。但し、キャップ3も射出成形により形成された合成樹脂製の成形品であってもよい。
係合凹部14,24と係合凸部27,37は、上側の部材を下側の部材に被せた際に上側の部材を下側の部材の上下方向の所定位置に係止するための係止部を構成している。
第一の用具本体1、第二の用具本体2、及び、キャップ3は何れもシート成形により形成されている。シート成形としては例えば真空成形、圧空成形、真空圧空成形、両面真空成形、熱板成形等があり、何れにしても合成樹脂製のシートを熱成形することにより形成される。合成樹脂製のシートは、シート成形可能なものであればよく、種々の熱可塑性樹脂シートが使用できる。例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂等のポリエステル系樹脂や、ポリスチレンのスチレン系樹脂、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート樹脂等からなるシートである。特に、A−PET(アモルファス−ポリエチレンテレフタレート)のシートが好ましい。また、これらのシートを延伸させた延伸シートであってもよい。尚、シートは透明であっても不透明であってもよく、また、無色であっても有色であってもよい。有色の場合、有色透明であってもよく、無色透明であってもよい。上側に被せる部材、例えばキャップ3等に透明なシートを使用すると、被せられる側の部材に付着された口紅化粧料50を容易に視認でき、特に、無色透明とすることにより、口紅化粧料50の色合いを正確に把握できる。また、例えば、第一の用具本体1を黒色等の有色不透明として実物に近づけるようにしてもよい。尚、シートの厚さも種々であってよいが、例えば、0.3mm〜0.7mmのものが好ましい。このように合成樹脂シートから熱成形により形成すると、低コストに製造することができ、且つ、軽量化も容易である。また、横断面形状が楕円形であるので、横断面形状が円形の場合に比して容易にシート成形でき、高い精度を確保できる。特に、第一の用具本体1のように胴部11が長い深絞りのものである場合には、横断面形状を楕円形等の非円形にすることで成形が容易になる。
以上のように構成された第一の用具本体1の上面や第二の用具本体2の上面には化粧料としての口紅化粧料50が付着される。一例として第一の用具本体1に口紅化粧料50を付着させる工程の概要について説明する。口紅化粧料50を付着させる際には、図24(a)のように傾斜している天面部10が水平になるように第一の用具本体1を長軸方向に傾斜させる。そして、加熱して軟化させて所定粘度の液状とした口紅化粧料50を上方から天面部10に向けて所定量垂らす。口紅化粧料50の付着量は、図24(b)のように土手部16よりも口紅化粧料50が所定量突出する程度とする。
例えば、図1に示した簡易口紅化粧品は、下側から順に、第一の用具本体1を使用した一つの第一の化粧品本体4と、第二の用具本体2を使用した二つの第二の化粧品本体5と、一つのキャップ3とから構成されている。これらは順に第一の化粧品本体4の上に第二の化粧品本体5、第二の化粧品本体5の上にキャップ3というようにして積み重ねていけばよい。第二の用具本体2の全長が短いので、第一の化粧品本体4の上に第二の化粧品本体5を積み重ねても簡易口紅化粧品全体の全長を抑制できる。また、第一の用具本体1、第二の用具本体2、及びキャップ3が何れも下端開口の筒状であって下広がりのテーパ形状であるので、それらを容易に被せて積み重ねることができる。しかも、それらの部材の下端にはフランジ部12が形成されているので、各部材の下端の強度を容易に確保できる。
2 第二の用具本体
3 キャップ
4 第一の化粧品本体
5 第二の化粧品本体
10 天面部
11 胴部
12 フランジ部
13 リブ
14 係合凹部
15a ベース面
15b 凹溝
16 土手部
20 天面部
21 胴部
22 フランジ部
24 係合凹部
25a ベース面
25b 凹溝
26 土手部
27 係合凸部
30 天面部
30a 中央部
30b 周縁部
31 胴部
32 フランジ部
37 係合凸部
50 口紅化粧料
60 凹溝
61 凹溝
62a 凹溝
62b 凹溝
63 凹溝
64 凹部
65 凹部
66 凹溝
67 凹部
70 唇
70a 上唇
70b 下唇
71 人差し指
72 親指
Claims (13)
- 上面に化粧料が付着される用具本体を備えた簡易棒状化粧品用の用具であって、
用具本体の上面は、所定方向に傾斜しており、
用具本体の外周面の横断面形状は、第一の方向を長軸方向とし該第一の方向と直交する第二の方向を短軸方向とする非円形であり、
用具本体の上面の傾斜方向は、用具本体の外周面の長軸方向である
ことを特徴とする簡易棒状化粧品用の用具。 - 用具本体は、上端閉口で下端開口の筒状であり、該用具本体の下端にはフランジ部が全周に亘って形成されている請求項1記載の簡易棒状化粧品用の用具。
- 用具本体の上部に被せられる横断面形状が非円形のキャップを備え、該キャップは、上端閉口で下端開口の筒状であり、該キャップの下端にはフランジ部が全周に亘って形成されている請求項2記載の簡易棒状化粧品用の用具。
- キャップを用具本体に被せた際にキャップを用具本体の上下方向の所定位置に係止するための係止部を備えている請求項3記載の簡易棒状化粧品用の用具。
- 用具本体の外周面には係合凹部が形成され、キャップの内周面には用具本体の係合凹部と係合する係合凸部が形成され、用具本体の係合凹部とキャップの係合凸部が前記係止部を構成する請求項4記載の簡易棒状化粧品用の用具。
- 係合凹部と係合凸部はそれぞれ短軸方向に対向して一対形成されている請求項5記載の簡易棒状化粧品用の用具。
- 係合凹部と係合凸部は、横長の長円形状である請求項6記載の簡易棒状化粧品用の用具。
- 係合凹部の凹み量に対して係合凸部の突出量の方が大きい請求項5乃至7の何れかに記載の簡易棒状化粧品用の用具。
- 用具本体の上部の外周面に係合凹部が形成され、用具本体の下部の内周面に係合凸部が形成され、用具本体同士を積み重ねた際に、上側の用具本体の係合凸部が下側の用具本体の係合凹部に係合し、且つ、上側の用具本体の係合凹部にキャップの係合凸部が係合する請求項5乃至8の何れかに記載の簡易棒状化粧品用の用具。
- 第一の用具本体と、該第一の用具本体よりも上下方向の長さが短い第二の用具本体とを備え、第一の用具本体の上部に第二の用具本体の下部を被せることができ、
第一の用具本体の上部の外周面に係合凹部が形成され、
第二の用具本体の上部の外周面に係合凹部が形成され、第二の用具本体の下部の内周面に係合凸部が形成され、
第一の用具本体の上側に第二の用具本体を被せると共に該第二の用具本体の上側にキャップを被せた際に、第一の用具本体の係合凹部に第二の用具本体の係合凸部が係合し、且つ、第二の用具本体の係合凹部にキャップの係合凸部が係合する請求項5乃至8の何れかに記載の簡易棒状化粧品用の用具。 - 化粧料が付着される用具本体の上面の付着部は、ベース面と該ベース面に対して凹んだ長軸方向に延びる凹溝とから構成されている請求項1乃至10の何れかに記載の簡易棒状化粧品用の用具。
- 化粧料が付着される用具本体の上面の付着部の周囲には土手部が全周に亘って形成されている請求項1乃至11の何れかに記載の簡易棒状化粧品用の用具。
- 請求項1乃至12の何れかに記載の用具の用具本体の上面に化粧料が付着されていることを特徴とする簡易棒状化粧品。
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