JP2017006310A - 歯科用施術台 - Google Patents

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悟 鷲尾
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Abstract

【課題】装備されている諸機器を、設置される施術室の諸設備から極力独立させることにより、設置作業を簡素化し、かつ、その設置の自由度を高めることができる歯科用施術台を提供する。
【解決手段】被施術者が着座するシート2と、このシート2側部に装着され、施術用の器具Aが保持された器具ユニット3と、前記シート2の側部に装着され、前記被施術者用の口腔洗浄ユニット4と、前記施術用の器具Cに駆動力を供給する駆動ユニット5と、前記口腔洗浄ユニット4に連設された汚水処理ユニット6とを備え、少なくとも前記駆動ユニット5が、前記シート2下部に内装されて一体化されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は歯科用施術台に係わり、特に、施術室への設置を容易にした歯科用施術台に関するものである。
歯科用施術台は、たとえば、特許文献1に示されるように、被施術者が着座するシートと、このシート側部に装着され、施術用の器具が保持された器具ユニットと、前記施術用の器具へ駆動力を供給する駆動ユニットとを備えている。
そして、前記施術用の器具として、圧縮空気によって駆動されるハンドピースが含まれており、前記圧縮空気は、コンプレッサーによって生成され、高圧菅を経て前記施術用の器具へ供給されるようになっている。
また、前記高圧菅は、前記歯科用施術台から、この歯科用施術台が設置された施術室の床下を通って施術室外へ敷設され、前記コンプレッサーは、施術室外において前記高圧菅に接続されている。
特開2011−36589号公報
ところで、前述した従来の歯科用施術台にあっては、つぎのような改善すべき問題点が残されている。
すなわち、前記施術台を施術室に設置するには、前記コンプレッサーと施術台とを接続する前記高圧菅の一端部を、前記施術台の設置位置にて床面上に突出させておき、この突出部において前記施術台を接続する。
ここで、前記施術台の設置位置を変更する場合、前記高圧菅の位置変更も合わせて行なわなければならないが、前述したように、前記高圧菅が施術室の床下に敷設されていることから、その敷設経路の変更が極めて煩雑である。
この結果、施術台の位置変更が大がかりな作業となってしまう。
また、前記施術台を増設する場合にあっても、その増設する施術台に合わせて、前記高圧菅の敷設作業やエアーコンプレッサーの増設若しくは高能力化を行なわなければならず、前述した位置変更時と同様に、その作業が大がかりなものとなってしまう。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、作動流体としての圧縮空気の生成を、施術台の内部において行なうようにすることにより、この施術台の設置作業や移動作業を容易にすることを解決すべき課題とする。
本発明の歯科用施術台は、前述した課題を解決するために、被施術者が着座するシートと、このシート側部に装着され、施術用の器具が保持された器具ユニットと、前記シートの側部に装着され、前記被施術者用の口腔洗浄ユニットと、前記施術用の器具に駆動力を供給する駆動ユニットと、前記口腔洗浄ユニットに連設された汚水処理ユニットとを備え、少なくとも前記駆動ユニットが、前記シート下部に内装されて一体化されていることを特徴とする。
このような構成とすることにより、前記シートと一体化された前記駆動ユニットにより、前記施術用の器具の駆動力が生成されて、前記施術用の器具へ供給される。
このように、前記駆動ユニットが前記シートに一体に設けたことにより、前記駆動ユニットの構成部材を施術室に別途施行する必要がない
したがって、前記歯科用施術台の設置に際して、駆動ユニットの設置位置に拘束されることなく設置位置を自由に設定することができる。
また、設置後における移動も容易となり、施術室のレイアウトの変更も容易に行なうことができる。
前記施術用の器具として、空圧式ハンドピースが含まれ、この場合、前記駆動ユニットに、前記空圧式ハンドピースへ圧縮空気を供給するコンプレッサーが用いられる。
また、前記施術用の器具として、吸引器と、この吸引器に連設された集塵器が含まれ、この場合、前記駆動ユニットに、前記集塵器内の空気を排気する排気装置が用いられる。
前記口腔洗浄ユニットは、洗浄水を吐出するノズルと、このノズルの下方に配置され、吐出される洗浄水を受け止める容器が載置される容器台と、この容器台の近傍に配置されたスピットンと、前記シート内に配置され、前記洗浄水を貯留する洗浄水タンク、および、この洗浄水タンク内の洗浄水を前記ノズルへ供給する送水手段とによって構成される。
このような構成とすることにより、前記口腔洗浄ユニットを、施術室の設備から独立させて前記シートと一体化することができる。
これによって、施術室の設備と歯科用施術台との関連性を無くして、歯科用施術台の独立性を高めることができる。
また、前記送水手段を、前記洗浄水タンクに前記コンプレッサーにおいて生成される圧縮空気を送り込むことによって構成とすることができる。
このような構成とすることにより、前記駆動ユニットに用いられるコンプレッサーを用いて口腔洗浄ユニットへの洗浄水の供給を行なうことができ、両ユニットの駆動源を共有させ、これによって、ユニットの構成を簡素化することができる。
前記汚水処理ユニットに、前記スピットンに連通させられて、このスピットンに吐き出された汚水を集水する汚水タンクを設け、この汚水タンクを前記シート内に配置する構成とすることができる。
このような構成とすることにより、口腔洗浄に用いられた汚水処理をシート内で行なうことができ、歯科用施術台の施術室に対する独立性を高めることができる。
本発明の歯科用施術台によれば、装備されている諸機器を、設置される施術室の諸設備から極力独立させることにより、設置作業を簡素化し、かつ、その設置の自由度を高めることができる。
本発明の一実施形態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるシステム構成図である。 本発明の一実施形態を示すもので、歯科用施術台の設置例を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
これらの図において、符号1は、本実施形態に係わる歯科用施術台を示す。
この歯科用施術台1は、被施術者が着座するシート2と、このシート2側部に装着され、施術用の器具Aが保持された器具ユニット3と、前記シート2の側部に装着され、前記被施術者用の口腔洗浄ユニット4と、前記施術用の器具Aに駆動力を供給する駆動ユニット5と、前記口腔洗浄ユニット4に連設された汚水処理ユニット6とを備え、少なくとも前記駆動ユニット5が、前記シート2の下部に内装されて一体化された構成となっている。
詳述すれば、前記器具Aは、本実施形態においては空圧式が用いられており、研削や研磨等を行なう複数のハンドピースBと、口腔内の研削屑や唾液、若しくは、洗浄液を吸引する吸引ノズルCとによって構成されている。
前記駆動ユニット5は、前記器具Aに供給する駆動用の圧縮空気や負圧空気を生成するコンプレッサー7と、前記圧縮空気を貯留する正圧タンク8と、前記負圧空気を貯留する負圧タンク9と、前記コンプレッサー7等の駆動を制御するコントローラー10とを備えている。
前記正圧タンク8は、前記コンプレッサー7の吐出側に高圧ホース11を介して接続されている。
この高圧ホース11には、前記コンプレッサー7によって生成された圧縮空気の前記正圧タンク8への流入を許容し、かつ、その逆流を阻止する逆止弁12が設けられている。
前記負圧タンク9は、前記コンプレッサー7の吸気側に高圧ホース13を介して接続されている。
この高圧ホース13には、その途中に、前記コンプレッサー7と前記負圧タンク9とを連通させる位置と、これらを遮断し、かつ、前記コンプレッサー7の吸気側を外気へ連通させる位置とに切り替える切替弁14が設けられている。
さらに、前記高圧ホース13の、前記切替弁14と前記負圧タンク9との間には、この負圧タンク9への空気の流入を阻止する逆止弁15が設けられている。
前記口腔洗浄ユニット4は、洗浄水を吐出するノズル16と、このノズルの下方に配置され、吐出される洗浄水を受け止める容器17が載置される容器台18と、この容器台18の近傍に配置されたスピットン19と、前記シート2内に配置され、前記洗浄水を貯留する洗浄水タンク20、および、この洗浄水タンク20内の洗浄水を前記ノズル16へ供給する送水手段Dとによって構成されている。
前記送水手段Dは、前記正圧タンク8と前記洗浄水タンク20の上部空間とを連通させる高圧ホース21と、この高圧ホース21の途中に設けられ、前記正圧タンク8と洗浄水タンク20との連通および遮断をなす電磁弁22と、前記洗浄水タンク20内の洗浄水中と前記ノズル16とを連通させる給水ホース23とによって構成されている。
前記電磁弁22は、前記コントローラー10によって開閉動させられる。
すなわち、前記容器台18には、前記容器17が載置されことを検知するセンサー(図示略)が設けられており、その検知情報を前記コントローラー10へ送出するようになされ、このコントローラー10においては、前記検知情報を元に、前記電磁弁22に開信号を送出し、この電磁弁22を一定時間開放するようになっている。
このように、前記電磁弁22が一定時間開放されると、前記正圧タンク8の圧縮空気が、前記高圧ホース21を経て、前記洗浄水タンク20の空間部へ供給されることにより、その内部の洗浄水を加圧する。
加圧された洗浄水は、前記給水ホース23を介して前記ノズル16へ送り込まれた後、このノズル16から、下方に位置させられている前記容器17へ注がれる。
ここで、前記容器17に注がれる洗浄水の量を時間に換算しておき、その時間に基づいて前記電磁弁22の開放時間を設定することで、一定量の洗浄水を前記容器17へ注ぐことができる。
一方、前記汚水処理ユニット6は、前記シート2内に配置された汚水タンク24と、この汚水タンク24を前記スピットン19に連通させる集水ホース25とによって構成されている。
一方、前記器具Aとしての前記吸引ノズルCは、前記シート2内に設置されたアキュムレーター26に接続されている。
このアキュムレーター26は、気液分離器としての機能が付与され、前記負圧タンク9に、電磁弁27を介して連通させられている。
そして、前記吸引ノズルCが操作されると、前記電磁弁27が開放されて前記アキュムレーター26内が負圧となされることにより、前記吸引ノズルCによる吸引が開始され、吸引物が前記アキュムレーター26内へと導かれ、この吸引物が、その自重により吸引空気から分離して捕獲されるようになっている。
このように構成された本実施形態に係わる歯科用施術台1は、施術に用いられる器具ユニット3や口腔洗浄ユニット4等が前記シート2に併設され、かつ、これらの器具ユニット3や口腔洗浄ユニット4の駆動や処理にかかる前記駆動ユニット5や汚水処理ユニット6が、前記シート2の下部に内装されている。
このように、前記歯科用施術台1の殆どの構成部材が前記シート2に一体化されており、施術室の他の設備から独立させられた構成となっている。
したがって、前記歯科用施術台1を施術室内に設置する場合、前記歯科用施術台1を目的の位置に据え付けるだけで設置することができ、電気配線を除いて、前記施術室に設けられている他の設備との接続作業は必要ない。
このように、設置作業が極めて容易なものであるとともに、たとえば、図3(a)に示すような横一列のレイアウトから、図3(b)に示すような横2列のレイアウトに変更するような場合にあっても、該当する歯科用施術台1を移動させるだけで容易に変更することができる。
そして、前記正圧タンク8内の圧力が設定圧力以下となった際に、前記コンプレッサー7が駆動させられて、前記正圧タンク8内に圧縮空気が送り込まれて貯留される。
また、前記負圧タンク9内の圧力が設定圧力以上となった際に、前記コンプレッサー7により前記負圧タンク9内の空気が排出されて所定圧力となされる。
先述したように生成された圧縮空気は、前記ハンドピースBの駆動や洗浄水の供給に用いられ、また、減圧空気は、前記吸引ノズルCによる吸引に用いられる。
1 歯科用施術台
2 シート
3 器具ユニット
4 口腔洗浄ユニット
5 駆動ユニット
6 汚水処理ユニット
7 コンプレッサー
8 正圧タンク
9 負圧タンク
10 コントローラー
11 高圧ホース
12 逆止弁
13 高圧ホース
14 切替弁
15 逆止弁
16 ノズル
17 容器
18 容器台
19 スピットン
20 洗浄水タンク
21 高圧ホース
22 電磁弁
23 給水ホース
24 汚水タンク
25 集水ホース
26 アキュムレーター
27 電磁弁
A 器具
B ハンドピース
C 吸引ノズル
D 送水手段

Claims (6)

  1. 被施術者が着座するシートと、このシート側部に装着され、施術用の器具が保持された器具ユニットと、前記シートの側部に装着され、前記被施術者用の口腔洗浄ユニットと、前記施術用の器具に駆動力を供給する駆動ユニットと、前記口腔洗浄ユニットに連設された汚水処理ユニットとを備え、少なくとも前記駆動ユニットが、前記シート下部に内装されて一体化されていることを特徴とする歯科用施術台。
  2. 前記施術用の器具が空圧式ハンドピースを含み、かつ、前記駆動ユニットが前記空圧式ハンドピースへ圧縮空気を供給するコンプレッサーを備えていることを特徴とする請求項1に記載の歯科用施術台。
  3. 前記施術用の器具が吸引器と、この吸引器に連設された集塵器とを含み、かつ、前記駆動ユニットが、前記集塵器内の空気を排気する排気装置を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の歯科用施術台。
  4. 前記口腔洗浄ユニットが、洗浄水を吐出するノズルと、このノズルの下方に配置され、吐出される洗浄水を受け止める容器が載置される容器台と、この容器台の近傍に配置されたスピットンと、前記シート内に配置され、前記洗浄水を貯留する洗浄水タンク、および、この洗浄水タンク内の洗浄水を前記ノズルへ供給する送水手段とによって構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の歯科用施術台。
  5. 前記送水手段が、前記洗浄水タンクに前記コンプレッサーにおいて生成される圧縮空気を送り込むことによって構成されていることを特徴とする請求項4に記載の歯科用施術台。
  6. 前記汚水処理ユニットが、前記スピットンに連通させられて、このスピットンに吐き出された汚水を集水する汚水タンクを備え、かつ、この汚水タンクが前記シート内に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の歯科用施術台。

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