JP2017008662A - 壁面パネルの取り付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成によって複数の壁面パネルを容易に取り付けることができる。
【解決手段】内装壁の下地材には、長手方向において複数の掛止部22が間隔をおいて設けられた掛止レール20が固定される。壁面パネル30の裏面には、掛止部22に掛止可能なフック部42を有する掛止プレートが固定されている。1つの掛止レール20に対して複数の壁面パネル30が長手方向に互いに隣り合って取り付けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、壁の下地に壁面パネルを取り付ける構造に関する。
従来、コンクリートや合板の壁の下地に対して、石材などの内装パネルを接着剤によって接着して取り付ける施工方法が知られている。この場合、下地の下側から順に内装パネルが取り付けられる。
また、特許文献1には、下地材に対して外装パネルを係合部材を用いて取り付ける構造が開示されている。
特許文献1の図1には、係合部材の一端部が外装パネルに固定されるとともに、この係合部材の他端部が下地材から突出する第1係止部に係合された構造が開示されている。
また、特許文献1の図4には、ボルト及びナットによりL字形の保持金具を下地材に固定し、外装パネルの下端面あるいは上端面に設けられた挿入穴に係止板の先端部に設けられたピンを嵌挿させた状態で、係止板と上記保持金具とがボルト及びナットによって連結された構造が開示されている。
特開平9−151591号公報
ところで、前者の構造の場合、内装パネルが接着剤を介して下地に取り付けられるものであるため、接着剤が硬化して内装パネルが固定されるまでは内装パネルがずれないように作業者自らが押さえ付けておく必要がある。そのため、内装パネルが固定されるまではその上側に位置することとなる内装パネルの取り付けに着手することが難しく、施工に多くの時間を要することとなる。
また、特許文献1の図1に記載の構造の場合、外装部材の取り付けのために第1係止部が一体形成された専用の下地材が必要となる。
また、特許文献1の図4に記載の構造の場合、外装部材の端部に挿入穴を形成しなければならない。そのため、外装部材の厚さを薄くすることが難しい。また、1つの外装パネルを取り付けるために係止板及び保持金具が少なくとも上下一対必要になる他、これら係止板及び保持金具を連結するためのボルト及びナット、並びに保持金具を下地材に固定するためのボルト及びナットが必要となる。そのため、部品点数が多くなるばかりか、施工に多くの時間を要することとなる。
本発明の目的は、簡易な構成によって複数の壁面パネルを容易に取り付けることのできる壁面パネルの取り付け構造を提供することにある。
上記目的を達成するための壁面パネルの取り付け構造は、壁の下地に固定される掛止レールであって、その長手方向において複数の掛止部が間隔をおいて設けられた掛止レールと、前記掛止部に掛止可能な掛止部材が裏面に固定された壁面パネルとを備えている。1つの前記掛止レールに対して複数の前記壁面パネルが前記長手方向に互いに隣り合って取り付けられている。
壁面パネルの施工に際しては、まず、下地に掛止レールを固定し、この掛止レールの掛止部と壁面パネルの裏面に固定された掛止部材とを掛止させる。これにより、掛止部材及び掛止レールを介して壁面パネルが下地に固定される。また、1つの掛止レールに対して複数の壁面パネルが長手方向に沿って互いに隣り合って取り付けられる。また、掛止レールの掛止部が壁面パネルの取り付け位置の基準となることから、壁面パネルの位置決めを容易に行なうことができる。したがって、簡易な構成によって複数の壁面パネルを容易に取り付けることができる。
本発明によれば、簡易な構成によって複数の壁面パネルを容易に取り付けることができる。
壁面パネルの取り付け構造の一実施形態について、下地材に固定された掛止レールと壁面パネルとを離間して示す分解斜視図。 同実施形態の掛止レールを示す斜視図。 同実施形態の壁面パネルの裏面を示す斜視図。 同実施形態の壁面パネルを掛止レールと共に示す平面図。 図4の5−5線に沿った断面図。 壁面パネルの取り付け構造の変形例について、掛止レールと壁面パネルとの位置関係を示す平面図。 壁面パネルの取り付け構造の他の変形例について、掛止レールと壁面パネルとの位置関係を示す平面図。 同他の変形例における第2壁面パネルの裏面を示す斜視図。 同他の変形例における第3壁面パネルの裏面を示す斜視図。
以下、図1〜図5を参照して、一実施形態について説明する。
図1に示すように、建物の内装壁を構成する下地材10の表面には、上下に延びる複数の掛止レール20が互いに所定の間隔をおいて固定されている。
図2及び図5に示すように、掛止レール20は、金属板材によって形成されており、上下に延びる平板状のレール本体21と、レール本体21の一部がプレス加工、詳しくは切り曲げ加工されることによって形成され、上向きのフック形状を有する複数の掛止部22とを有している。複数の掛止部22はいずれも同一の形状を有しており、レール本体21に形成された開口の下側縁から突出するとともに屈曲して上方に向けて延びている。上下に隣り合う2つの掛止部22は、長手方向において互いに所定の間隔Aをおいて設けられている。また、レール本体21には、ねじ26が挿通される複数のねじ孔25が形成されている。
図1に示すように、本実施形態の複数の壁面パネル30はいずれも、天然石材からなり、同一の横長長方形の板状をなしている。複数の掛止レール20には、複数の壁面パネル30が上下方向及び左右方向に互いに隣り合って取り付けられる。本実施形態では、上下方向及び左右方向の目地が複数の壁面パネル30にわたってそれぞれ直線状に延びており、所謂、芋目地とされている。
図1及び図3に示すように、壁面パネル30の互いに直交する2つの辺(図1における上端面及び右端面)には、L字状をなすエラストマー製の目地材50が一体形成されている。したがって、目地材50によって、同目地材50を有する壁面パネル30と、同壁面パネル30の上方及び右方にそれぞれ隣り合う他の壁面パネル30との間がシールされる。
図3及び図5に示すように、壁面パネル30の裏面には、掛止レール20の掛止部22に掛止可能な2つの掛止プレート40が左右に間隔をおいて固定されている。これら2つの掛止プレート40の間の間隔Eは、互いに隣り合う2つの掛止レール20の間の間隔と同一の大きさに設定されている。
本実施形態の掛止プレート40は、掛止レール20と同一の金属板材によって形成されている。なお、掛止プレート40を掛止レール20とは異なる金属材料によって形成してもよい。
掛止プレート40は、上下に延びる平板状をなし、接着剤により壁面パネル30の裏面に固定されたプレート本体41と、プレート本体41の一部がプレス加工、詳しくは切り曲げ加工されることによって形成され、下向きのフック形状を有する2つのフック部42とを有している。複数のフック部42はいずれも同一の形状を有しており、プレート本体41に形成された開口の上側縁から突出するとともに屈曲して下方に向けて延びている。本実施形態では、プレート本体41からのフック部42の突出高さとレール本体21からの掛止部22の突出高さとが同一に設定されている。2つのフック部42は長手方向(上下方向)において互いに所定の間隔B1をおいて設けられている。
ここで、図2及び図3に示すように、掛止レール20の長手方向(上下方向)における掛止部22の長さC及び幅方向(左右方向)における掛止部22の長さDは、掛止プレート40の長手方向におけるフック部42の長さC及び幅方向におけるフック部42の長さDとそれぞれ同一に設定されている。
また、フック部42の長さCと上下に隣り合う2つのフック部42間の間隔B1との和(C+B1)は、掛止部22の長さCと上下に隣り合う掛止部22間の間隔Aとの和(C+A)の6倍に設定されている。したがって、図4に示すように、掛止プレート40の2つのフック部42にそれぞれ掛止される掛止レール20の2つの掛止部22の間には、フック部42に掛止されない5つの掛止部22が存在することとなる。なお、同図において、互いに掛止される掛止部22及びフック部42が網掛けにて示されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
壁面パネル30の施工に際しては、まず、図2に示すねじ26を掛止レール20のねじ孔25に挿通するとともに同ねじ26を下地材10に固定することによって、掛止レール20が下地材10に固定される。
続いて、図4及び図5に示すように、掛止レール20の掛止部22に対して壁面パネル30の裏面に取り付けられている掛止プレート40のフック部42をそれぞれ掛止させる。これにより、掛止プレート40及び掛止レール20を介して下地材10に対して壁面パネル30が固定される。
以上説明した本実施形態に係る壁面パネルの取り付け構造によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)内装壁の下地材10には、長手方向において複数の掛止部22が間隔をおいて設けられた掛止レール20が固定される。壁面パネル30の裏面には、掛止部22に掛止可能な掛止プレート40が固定されている。1つの掛止レール20に対して複数の壁面パネル30が長手方向に互いに隣り合って取り付けられている。
こうした構成によれば、1つの掛止レール20に対して複数の壁面パネル30が掛止レール20の長手方向に沿って互いに隣り合って取り付けられる。また、掛止レール20の掛止部22が壁面パネル30の取り付け位置の基準となることから、壁面パネル30の位置決めを容易に行なうことができる。したがって、簡易な構成によって複数の壁面パネル30を容易に取り付けることができる。
(2)掛止プレート40は、掛止レール20の長手方向に沿って延びるとともに壁面パネル30の裏面に固定されるプレート本体41と、プレート本体41から延びるとともに長手方向に間隔をおいて設けられて2つの掛止部22にそれぞれ掛止される2つのフック部42とを有している。このため、掛止レール20に対して取り付けられた壁面パネル30の姿勢が安定することとなり、壁面パネル30を確実に取り付けることができる。
(3)壁面パネル30の互いに直交する2つの辺には、壁面パネル30と同壁面パネル30に隣り合う他の壁面パネル30との間をシールする目地材50が一体形成されている。
こうした構成によれば、壁面パネル30を取り付けた後に壁面パネル30間の隙間に目地材50を形成する工程を省略することができる。したがって、下地材10に対して複数の壁面パネル30を取り付ける施工を容易に行なうことができる。
(4)壁面パネル30の裏面には、互いに平行に設けられる2つの掛止レール20に対応した2つの掛止プレート40が設けられている。この場合、2つの掛止レール20の掛止部22と壁面パネル30の裏面に固定された2つの掛止プレート40とがそれぞれ掛止される。このため、掛止レール20に対して取り付けられた壁面パネル30の姿勢が安定することとなり、壁面パネル30を確実に取り付けることができる。
(5)掛止レール20及び掛止プレート40は金属板材をプレス加工することによってそれぞれ形成されている。このため、掛止レール20及び掛止プレート40を容易に製造することができる。また、重量の大きな天然石材からなる複数の壁面パネル30を安定して支持することができる。
<変形例>
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・上記実施形態では、上下方向及び左右方向の目地が複数の壁面パネル30にわたってそれぞれ直線状に延びる芋目地とされていたが、馬目地に変更することもできる。すなわち、図6に示すように、左右方向の目地を複数の壁面パネル30にわたって直線状に延ばす一方、上下方向の目地を互い違いに設定することもできる。この場合、図3に示すように、右側の掛止プレート40の右端と壁面パネル30の右端面との間の間隔F1と、左側の掛止プレート40の左端と壁面パネル30の左端面に設けられた目地材50との間の間隔F2とが同一に設定され、これら間隔F1と間隔F2との和が、2つの掛止プレート40の間の間隔Eと同一に設定されている(F1+F2=E)。
・図7に示すように、上下の長さが互いに異なる3種類の壁面パネル30,130,230を上下方向に隣り合うようにして取り付けることもできる。第1壁面パネル30は、上記実施形態の壁面パネル30と同一である。
図7及び図8に示すように、目地材50を含む第2壁面パネル130の上下の長さL2は、目地材50を含む第1壁面パネル30の上下の長さL1の0.5倍に設定されている。図8に示すように、第2壁面パネル130の裏面には2つの掛止プレート140が固定されている。この掛止プレート140のフック部142の長さCと上下に隣り合う2つのフック部142間の間隔B2との和(C+B2)は、掛止部22の長さCと上下に隣り合う掛止部22間の間隔Aとの和(C+A)の2倍に設定されている。したがって、図7に示すように、掛止プレート140の2つのフック部142にそれぞれ掛止される掛止レール20の2つの掛止部22の間には、フック部142に掛止されない1つの掛止部22が存在することとなる。
図7及び図9に示すように、目地材50を含む第3壁面パネル230の上下の長さL3は、目地材50を含む第2壁面パネル130の上下の長さL2の1.5倍に設定されている。図9に示すように、第3壁面パネル230の裏面には2つの掛止プレート240が固定されている。この掛止プレート240のフック部242の長さCと上下に隣り合う2つのフック部242間の間隔B3との和(C+B3)は、掛止部22の長さCと上下に隣り合う掛止部22間の間隔Aとの和(C+A)の4倍に設定されている。したがって、図7に示すように、掛止プレート240の2つのフック部242にそれぞれ掛止される掛止レール20の2つの掛止部22の間には、フック部142に掛止されない3つの掛止部22が存在することとなる。
・掛止レール20に対する壁面パネル30、あるいは壁面パネル130,230の取り付け態様が固定されている場合には、掛止プレート40のフック部42が形成される掛止部22のみを掛止レール20に設け、フック部42が掛止されない掛止部22を省略することもできる。したがって、掛止レールに設けられる複数の掛止部は、掛止レールの長手方向において異なる間隔をおいて設けられているものであってもよい。
・1つの掛止プレート40に設けられるフック部42の数を1つにすることもできるし、3つ以上にすることもできる。
・1つの壁面パネル30に固定される掛止プレート40の数を1つにすることもできる。この場合、壁面パネル30の左右方向における中央部に掛止プレートを固定することが好ましい。また、1つの壁面パネル30に3つ以上の掛止プレートを固定することもできる。
・掛止レール20及び掛止プレート40の少なくとも一方を硬質樹脂材料などの金属材料以外の材料によって形成することもできる。
・壁面パネル30に目地材50が一体形成されていないものであってもよい。この場合、下地材に対して壁面パネルが取り付けられた後に、互いに隣り合う壁面パネルの間の間隙に目地を施工すればよい。
・掛止レールの長手方向が図1の左右方向に沿うようにして下地材10に対して掛止レールを取り付けるようにしてもよい。この場合であっても、掛止部は上向きのフック形状をなすものとすればよい。また、掛止プレートについては、壁面パネルの裏面に対して、掛止プレートの長手方向が左右方向に沿うように固定すればよい。
・掛止プレートなどの掛止部材は、掛止レールの長手方向と直交する方向など同長手方向とは異なる方向に沿って延びて設けられていてもよい。この場合、掛止部材が互いに隣り合う複数の掛止レールの掛止部にそれぞれ掛止されていればよい。
・壁面パネルを人工石や木材、あるいは合成樹脂などの天然石以外の材料によって形成することもできる。
・本発明を外装壁を構成する壁面パネルの取り付け構造として具現化することもできる。
<課題を解決するための手段に関する付記>
上記課題を解決するための手段は、上記実施形態及びその変形例から把握できる技術的思想である以下の(付記項1)及び(付記項2)を含む。
(付記項1)
前記掛止部材は、前記掛止レールの長手方向とは異なる方向において互いに間隔をおいて複数設けられている、
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の壁面パネルの取り付け構造。
(付記項2)
複数の前記掛止部は前記掛止レールの長手方向において互いに所定の間隔をおいて設けられ、
前記長手方向における前記フック部の長さと互いに隣り合う前記フック部の間の間隔との和は、前記長手方向における前記掛止部の長さと互いに隣り合う前記掛止部の間の間隔との和の自然数倍に設定されている、
請求項2に記載の壁面パネルの取り付け構造。
10…下地材(下地)、20…掛止レール、21…レール本体、22…掛止部、25…ねじ孔、26…ねじ、30,130,230…壁面パネル、40,140,240…掛止プレート(掛止部材)、41,141,241…プレート本体、42,142,242…フック部、50…目地材(シール材)。

Claims (3)

  1. 壁の下地に固定される掛止レールであって、その長手方向において複数の掛止部が間隔をおいて設けられた掛止レールと、
    前記掛止部に掛止可能な掛止部材が裏面に固定された壁面パネルと、を備え、
    1つの前記掛止レールに対して複数の前記壁面パネルが前記長手方向に互いに隣り合って取り付けられている、
    壁面パネルの取り付け構造。
  2. 前記掛止部材は、前記掛止レールの長手方向に沿って延びるとともに前記壁面パネルの裏面に固定されるプレート本体と、前記プレート本体から延びるとともにその長手方向に間隔をおいて設けられて複数の前記掛止部の少なくとも2つにそれぞれ掛止される複数のフック部とを有している、
    請求項1に記載の壁面パネルの取り付け構造。
  3. 前記壁面パネルの互いに直交する2つの辺には、同壁面パネルと同壁面パネルに隣り合う他の壁面パネルとの間をシールするシール材が一体形成されている、
    請求項1または請求項2に記載の壁面パネルの取り付け構造。
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