JP2017009201A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータベースと前キャビネットとの固定を堅固にして、前キャビネットの変形を抑制し、ひいてはプロペラファンの送風性能を発揮可能な空気調和機の室外機を提案する。
【解決手段】室外熱交換器に対向して熱交換器室内に配置されるプロペラファン25の回転駆動力を生じる電動モータ26、および電動モータ26を支持するモータベース35と、機械室内に配置された、底板に取り付けられる圧縮機と、圧縮機の上方に配置される電気部品箱8とを備え、モータベース35は、底板11に固定される脚部36、および電動モータ26が固定されるモータ固定部37を有する下モータベース38と、下モータベース38の上部39と前キャビネット18との間に架設される板状の上モータベース41と、を有し、上モータベース41は、電気部品箱8に連接される延出部53と、延出部53を前キャビネット18に固定するベース固定部56と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明に係る実施形態は、空気調和機の室外機に関する。
従来の空気調和機の室外機は、室外熱交換器と、室外熱交換器に対向して配置されるプロペラファンと、プロペラファンの回転駆動力を生じる電動モータと、電動モータを支持するモータベースと、を備えている。モータベースの下端部は、室外機の筐体の底板に固定されている。モータベースの上端部には、熱交換器の上端を保持する上部部材が設けられている。上部部材と室外機の筐体の前キャビネットとの間には、補強板が架設されている。
実開平02−024212号公報
空気調和機の室外機の筐体、特に前キャビネットは、プロペラファンに吸い込まれる空気の吹出口を有している。この吹出口は、実質的に前キャビネットの全高に渡って大きく開口されている。このため、前キャビネットの上縁部には、吹出口との距離が極めて接近している箇所があり、剛性が低下する。
また、吹出口にはベルマウスが設けられている。ベルマウスとプロペラファンとのクリアランス(隙間)は、プロペラファンの風量に影響する。
そして、前キャビネットの上縁部と吹出口とが接近して剛性が低下する部分では、振動が過大になりがちであり、ベルマウスとプロペラファンとの間のクリアランス量を変動させて、プロペラファンでの送風性能を低下させ、ひいては室外熱交換器の熱交換量を弱めてしまう。
そこで、本発明は、モータベースと前キャビネットとの固定を堅固にして、前キャビネットの変形を抑制し、ひいてはプロペラファンの送風性能を発揮可能な空気調和機の室外機を提案する。
前記の課題を解決するため本発明の実施形態に係る空気調和機の室外機は、底板、吹出口を有する前キャビネット、および天面を覆う上キャビネットで囲まれて、仕切板で区画される熱交換器室と機械室とを有する筐体と、前記熱交換器室内の背面側に配置される室外熱交換器と、前記室外熱交換器に対向して前記熱交換器室内に配置されるプロペラファン、前記プロペラファンの回転駆動力を生じる電動モータ、および前記電動モータを支持するモータベースと、前記機械室内に配置された、前記底板に取り付けられる圧縮機と、前記圧縮機の上方に配置される電気部品箱と、を備え、前記モータベースは、前記底板に固定される脚部、および前記電動モータが固定されるモータ固定部を有する下モータベースと、前記下モータベースの上部と前記前キャビネットとの間に架設される板状の上モータベースと、を有し、前記上モータベースは、前記電気部品箱に連接される延出部と、前記延出部を前記前キャビネットに固定するベース固定部と、を有している。
本発明の実施形態に係る空気調和機の室外機を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る空気調和機の室外機を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る室外機のモータベースの斜視図。 本発明の実施形態に係る室外機のモータベースと前キャビネットとの固定部分の斜視図。 本発明の実施形態に係る室外機のモータベースと前キャビネットとの固定部分の断面図。 本発明の実施形態に係る室外機の部分的な断面図。
本発明に係る空気調和機の室外機の実施形態について、図1から図6を参照して説明する。
図1および図2は、本発明の実施形態に係る空気調和機の室外機1を示す斜視図である。
なお、図1は、筐体3の上キャビネット13を分解して示している。また、図2は、筐体3の前キャビネット18および上キャビネット13を取り外した状態を示している。
図1および図2に示すように、本実施形態に係る空気調和機の室外機1は、空気の取入口(図示省略)と空気の吹出口2とを有する筐体3と、筐体3内に配置される室外熱交換器5、送風機6、圧縮機7、および電気部品箱8と、を備えている。
筐体3は、幅広な矩形の箱体である。筐体3は、底板11と、底板11に立てて設けられて筐体3内を仕切る仕切板12と、天面を覆う上キャビネット13と、背面にあって室外熱交換器5の外表面を覆うフィンガード15と、左右の側面を覆う一対の側板16、17と、前面にあって吹出口2を有する前キャビネット18と、吹出口2を覆って前キャビネット18に設けられるファンガード19と、を備えている。
底板11、上キャビネット13、フィンガード15、一対の側板16、17、および前キャビネット18は、筐体3内の空間を囲む外殻である。
仕切板12は、筐体3内を区画して、圧縮機7が配置される機械室21と、送風機6および室外熱交換器5が配置される熱交換器室22と、を仕切っている。
室外熱交換器5は、熱交換器室22内の背面側に配置されている。室外熱交換器5は、実質的に筐体3の背面から一方の側面、例えば左側面の全面に渡って拡がっている。室外熱交換器5は、四方弁(図示省略)を介して圧縮機7に接続されている。
送風機6は、室外熱交換器5に対向して熱交換器室22内に配置されるプロペラファン25と、プロペラファン25の回転駆動力を生じる電動モータ26と、を備えている。
プロペラファン25は、回転中心を前キャビネット18の吹出口2に対向して配置され、複数の羽根、例えば3枚の羽根27、27、27を熱交換器室22内に大きく拡げている。
圧縮機7は、機械室21内に配置されて底板11に取り付けられている。圧縮機7は、シリコンゴムのような弾性体製の支持部材31を介して筐体3の底板11に取り付けられている。
電気部品箱8は、圧縮機7の上方に配置されている。電気部品箱8は、送風機6の電動モータ26、圧縮機7、四方弁などの運転を制御する制御基板(図示省略)を収容する矩形の箱体である。電気部品箱8は、筐体3内の前後方向の奥行きが、室外熱交換器5および前キャビネット18のそれぞれの近傍に達している。また、電気部品箱8は、機械室21の上部に納まる一方で、制御基板などの電子部品が発する熱を放熱する冷却フィン32部分を、仕切板12上端部を跨いで熱交換器室22側に延出させている。
電気部品箱8と上キャビネット13との間には、電気部品箱8への水分、例えば雨水の侵入を防ぐ防滴板33が設けられている。
次いで、本実施形態に係る室外機1のモータベース35について詳しく説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る室外機のモータベースの斜視図である。
図4は、本発明の実施形態に係る室外機のモータベースと前キャビネットとの固定部分の斜視図である。
図5は、本発明の実施形態に係る室外機のモータベースと前キャビネットとの固定部分の断面図である。
図1および図2に加えて、図3から図5に示すように、本実施形態に係る空気調和機の室外機1のモータベース35は、熱交換器室22内に電動モータ26を支持する構造を備えている。
モータベース35は、底板11に固定される脚部36、および電動モータ26が固定されるモータ固定部37を有する下モータベース38と、下モータベース38の上部39と前キャビネット18との間に架設される板状の上モータベース41と、を備えている。
下モータベース38と上モータベース41とは、分割して構成している。下モータベース38の上部39には、上モータベース41を挟み込んで保持するフランジ42が設けられている。フランジ42は、上モータベース41の上面に接する一対の上フランジ42a、42bと、上モータベース41の下面に接する下フランジ42cと、を含んでいる。フランジ42は、上フランジ42a、42bと下フランジ42cとの間に上モータベース41を挟み込んで保持する。上フランジ42a、42bには、締結部材43、例えばビスを配置する孔45が設けられている。締結部材43は、孔45を貫通して上モータベース41の雌ねじ部46に締結される。
下モータベース38は、熱交換器室22の前後方向および左右方向において、中央部分に配置され、筐体3の底板11から上方へ延びている。下モータベース38の上部39は、筐体3の上キャビネット13との間に僅かな隙間を有しているが、上キャビネット13が荷重によって歪むと、上キャビネット13の裏面に接して、上キャビネット13を支える柱としても機能する。
また、下モータベース38は、格子状もしくは井桁状の枠体であり、プロペラファン25の回転駆動による空気の流動を阻害せずに、円滑な流通を促す。
下モータベース38の脚部36は、筐体3の底板11に固定されるフランジであり、一対の締結部材47、47、例えばビスによって固定される。
下モータベース38のモータ固定部37は、送風機6の電動モータ26を固定する複数、例えば上下左右に4つのモータ固定脚部48、48、48、48を備えている。モータ固定脚部48、48、48、48は、筐体3の前面に向かって突出している。モータ固定部37の中心部、およびモータ固定部37の上下には、空気の流通を円滑にするための窓部51、51、51が設けられている。
上モータベース41は、下モータベース38から前キャビネット18へ延びる架設部52と、架設部52から機械室21の方へ向かって水平に延びて、側面側が電気部品箱8に連接される延出部53と、を備えている。
また、上モータベース41は、架設部52の前面側と延出部53の前面側とを前キャビネット18に当てて固定するためのベース固定部55、56を備えている。
架設部52は、実質的に下モータベース38と同じ幅で前キャビネット18へ向かって延びている。架設部52の左右それぞれの側部には、補強のための溝57、57がそれぞれ設けられている。
延出部53は、架設部52と電気部品箱8との間を塞ぎ、熱交換器室22の上方からプロペラファン25が露出されることを防いでいる。
架設部52のベース固定部55、および延出部53のベース固定部56は、架設部52の前縁部から延出部53の前縁部に渡って連続して設けられる一体のフランジであり、上モータベース41の前面側を前キャビネット18に当てて固定している。ベース固定部55、56は、それぞれに締結部材58、58、59を締め付ける雌ねじ部61、61、62を備えている。締結部材58、58、59は、前キャビネット18を上モータベース41に固定する。
架設部52のベース固定部55側の雌ねじ部61、61は、ベース固定部55の幅内で、その両端部の近傍に配置され、離間されている。
延出部53のベース固定部56側の雌ねじ部62は、ベース固定部56の自由端側、つまり電気部品箱8に隣接する箇所に配置されている。
雌ねじ部62に締め付けられる締結部材59は、前キャビネット18、電気部品箱8、および延出部53のベース固定部56を共締めして一体化している(図5)。
図6は、本発明の実施形態に係る室外機1の部分的な断面図であり、吹出口2の上部付近の縦断面を示している。
図6に示すように、本実施形態に係る空気調和機の室外機1の前キャビネット18は、吹出口2の開口縁であって、筐体3の内側にベルマウス65を備えている。送風機6のプロペラファン25は、ベルマウス65に入り込んでいる。
ここで、ベルマウス65の内周面66とプロペラファン25(ファン径R)との間には、所定間隔の隙間Gがある。この隙間Gは、プロペラファン25の送風性能に大きく影響するところ、従来の室外機は、前キャビネットとファンベースとの固定幅が、下ファンベースの幅相当の範囲にしかなかった。この従来の室外機に対して、本実施形態に係る空気調和機の室外機1は、前キャビネット18とモータベース35との固定幅を上モータベース41の延出部53の幅分、増大させ、しかも延出部53でも上モータベース41と前キャビネット18とを結合(例えば、ビスによる締結)することで、両者を強固に固定し合わせ、吹出口2の開口縁における剛性を高め、ひいてはベルマウス65の変形を抑制する。
ベルマウス65の内周面66とプロペラファン25との隙間Gは、プロペラファン25の回転や、室外熱交換器5を通過する空気の流れ、圧縮機7の運転などにともなう振動によって拡大したり縮小したりするが、本実施形態に係る室外機1は、モータベース35と前キャビネット18とを強固に結合することによって隙間Gの変動を抑え、送風機6の送風性能の変動を抑制して、熱交換性能を向上させる。
また、本実施形態に係る室外機1は、延出部53を電気部品箱8に連接させることで、上モータベース41の固定幅を極大化させ、架設部52と電気部品箱8との間を塞ぎ、熱交換器室22の上方からプロペラファン25が露出されることを防いでいるため、例えば筐体3の上キャビネット13を取り外して電気部品箱8を点検するなどのメンテナンス時に、不注意でプロペラファン25へ異物を落下させたり、手を差し入れてしまったりすることを防止して、安全性を高められる。
さらに、本実施形態に係る室外機1は、前キャビネット18とモータベース35との固定幅を増加させたことによって、例えば、筐体3の上キャビネット13に過荷重が負荷されても、これを前キャビネット18や、仕切板12と分担しあって支えられるようになる。
また、本実施形態に係る室外機1は、前キャビネット18とモータベース35と電気部品箱8とを共締めして一体化することによって、吹出口2近傍における剛性をさらに高め、ベルマウス65の振動抑制、プロペラファン25の送風性能向上を通じて熱交換性能のさらなる向上を図ることができる。
さらに、本実施形態に係る室外機1は、モータベース35を上モータベース41と下モータベース38との分割構造にすることによって、寸法や形状が異なる様々な筐体3に上モータベース41をだけを適合させることで、モータベース35全体を様々な筐体3に適合させることが可能になり、モータベース35全体で様々な筐体3に適応する場合に比べて汎用性が高く、製造コストを抑制できる。
したがって、本実施形態に係る空気調和機の室外機1によれば、モータベース35と前キャビネット18との固定を堅固にして、前キャビネット18の変形を抑制し、ひいてはプロペラファン25の送風性能を発揮できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…室外機、2…吹出口、3…筐体、5…室外熱交換器、6…送風機、7…圧縮機、8…電気部品箱、11…底板、12…仕切板、13…上キャビネット、15…フィンガード、16…側板、18…前キャビネット、19…ファンガード、21…機械室、22…熱交換器室、25…プロペラファン、26…電動モータ、27…羽根、31…支持部材、32…冷却フィン、33…防滴板、35…モータベース、36…脚部、37…モータ固定部、38…下モータベース、39…上部、41…上モータベース、42…フランジ、42a、42b…上フランジ、42c…下フランジ、43…締結部材、45…孔、46…雌ねじ部、47…締結部材、48…モータ固定脚部、51…窓部、52…架設部、53…延出部、55、56…ベース固定部、57…溝、58、59…締結部材、61、62…雌ねじ部、65…ベルマウス、66…内周面。

Claims (3)

  1. 底板、吹出口を有する前キャビネット、および天面を覆う上キャビネットで囲まれて、仕切板で区画される熱交換器室と機械室とを有する筐体と、
    前記熱交換器室内の背面側に配置される室外熱交換器と、
    前記室外熱交換器に対向して前記熱交換器室内に配置されるプロペラファン、前記プロペラファンの回転駆動力を生じる電動モータ、および前記電動モータを支持するモータベースと、
    前記機械室内に配置された、前記底板に取り付けられる圧縮機と、
    前記圧縮機の上方に配置される電気部品箱と、を備え、
    前記モータベースは、前記底板に固定される脚部、および前記電動モータが固定されるモータ固定部を有する下モータベースと、前記下モータベースの上部と前記前キャビネットとの間に架設される板状の上モータベースと、を有し、
    前記上モータベースは、前記電気部品箱に連接される延出部と、前記延出部を前記前キャビネットに固定するベース固定部と、を有する空気調和機の室外機。
  2. 前記前キャビネット、前記電気部品箱、および前記ベース固定部を共締めする締結部材を備える請求項1に記載の空気調和機の室外機。
  3. 前記下モータベースと前記上モータベースとは、分割して構成している請求項1または2に記載の空気調和機の室外機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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