JP2017009257A - 天井設置型機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内の天井に設置して使用される暖房乾燥機や換気装置などの天井設置型機器において、施工時やメンテナンス時の作業性および安全性の向上を図る天井設置機器を提供する。
【解決手段】室内4の天井裏40に配設される下面開放箱状の本体ケース11と、本体ケース11の下面11Eのケース開口部110を下方から被閉するカバー12とを備え、本体ケース11側に、カバー落下防止用の連結紐3が係合保持され、カバー12側に、両側縁に切欠部を有する片持ち梁状の掛止片25と、掛止片25をカバー12の下面12E側に臨ませる掛止用窓孔26とが設けられ、掛止片25の切欠部に連結紐3が着脱可能な状態で掛止される構成としたこと。
【選択図】図2

Description

本発明は、室内の天井に設置して使用される暖房乾燥機や換気装置などの機器に関する。
室内の天井壁や天井裏の空間に設置される下面開放箱状の本体ケースと、本体ケースの下面のケース開口部を下方から被閉するカバーとで外郭が構成された所謂天井設置型の暖房機や換気装置などの機器では、カバーを本体ケースから取り外した際に、カバーが不用意に落下する虞がある。従って、従来、この種の天井設置型機器では、カバーと本体ケースとを連結紐で連結することにより、カバーの落下防止を図ったものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−263714号公報
しかしながら、上記従来の天井設置型機器では、カバーの内側(上面側)に連結紐が接続されているため、カバーを本体ケースから取り外す、或いは、本体ケースに取り付ける際に、カバーの上面と本体ケースの下面との隙間から連結紐の着脱作業を行わなければならず、施工時やメンテナンス時の作業性が悪かった。また、連結紐の着脱作業を行う際に、作業者が意図せず本体ケース内部の構成部品に触れてしまう虞もあった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、室内の天井に設置して使用される暖房乾燥機や換気装置などの天井設置型機器において、施工時やメンテナンス時の作業性および安全性の向上を図ることにある。
本発明は、室内の天井に配設される下面開放箱状の本体ケースと、本体ケースの下面のケース開口部を下方から被閉するカバーとを備えた天井設置型機器であって、本体ケース側に、カバー落下防止用の連結紐が係合保持され、カバー側に、両側縁に切欠部を有する片持ち梁状の掛止片と、掛止片をカバーの下面側に臨ませる掛止用窓孔とが設けられ、前記掛止片の切欠部に連結紐が着脱可能な状態で掛止されたものである。
このものでは、掛止片に対する連結紐の着脱を、カバーの下面側から掛止用窓孔を通じて行うことができるから、カバーの取り付けや取り外し作業に手間がかからないし、作業中に作業者が意図せず本体ケース内部の構成部品に触れてしまう虞も少ない。
上記天井設置型機器において、掛止片の先端部に、下向きに突出する爪片が設けられたものとすれば、連結紐を掛止片に掛止させる際、連結紐が掛止片から不用意に外れ難いから、カバーの取り付け作業に一層手間がかからない。また、連結紐を掛止片に掛止させるにあたって、先に爪片に連結紐を仮止め保持させ、カバーを連結紐に吊り下げ支持させた状態にしてから、改めて連結紐を掛止片の切欠部に掛止させることができるから、カバーの取り付け作業時の作業者への負担も少ない。
上記天井設置型機器において、爪片の基端部に、掛止片の基端部側から爪片の先端部側に向かって傾斜面が設けられたものとすれば、連結紐を上記傾斜面に沿って爪片の先端部側へ円滑に移動させ、取り外すことができるから、カバーの取り外し作業に一層手間がかからない。
上記天井設置型機器において、掛止片は、先端面が掛止片の先端部側へ突出する凸面状に形成されたものとすれば、連結紐を上記先端面に沿って掛止片の基端部側へ円滑に係合させることができるから、カバーの取り付け作業に一層手間がかからない。
上記天井設置型機器において、掛止用窓孔の内周縁部に、連結紐が掛止用窓孔から下方へ脱出するのを阻止する押さえ片が設けられたものとすれば、たとえ連結紐が掛止片から下方に離反しても、押さえ片に当接するから、連結紐が掛止片から不用意に外れ難い。よって、カバーの取り付け作業に一層手間がかからない。また、連結紐の掛止用窓孔からの脱出が阻止されるから、連結紐が他の作業の妨げにもなり難い。
上記天井設置型機器において、掛止片は、カバーの重心より側方に基端部を有し、前記重心側に向かって延設されたものとすれば、カバーを連結紐に吊り下げた状態にしたとき、カバーは、その重心側である掛止片の先端部側を下にして傾くから、連結紐が掛止片の先端部側に移動し難い。即ち、連結紐が掛止片から不用意に外れ難い。よって、カバーの取り付けや取り外し作業に一層手間がかからない。
上記天井設置型機器において、掛止片は、連結紐の本体ケース側との連結部の垂直下方位置、或いは、前記垂直下方位置よりも掛止片の先端部側の位置に設けられたものとすれば、カバーを連結紐に吊り下げた状態からさらに上方へ持ち上げたときに、連結紐が掛止片の先端部側に移動し難く、掛止片から不用意に外れ難い。よって、カバーの取り付けや取り外し作業に一層手間がかからない。
上記天井設置型機器において、カバーに、室内の空気を本体ケース内に導入するための吸込口と、吸込口のカバー上面側にフィルタを挿入するためのフィルタ挿入口とが設けられ、掛止用窓孔は、フィルタ挿入口の上方に設けられ、吸込口のカバー上面側に挿入されたフィルタにより下方から覆われるものとすれば、フィルタがカバーに装着された状態において、掛止用窓孔や連結紐がカバーの下方に露出しないから、機器全体の美観を損なうこともない。
以上のように、本発明によれば、カバーの取り付けや取り外し作業に手間がかからないし、作業中に作業者が意図せず本体ケース内部の構成部品に触れてしまう虞も少ないから、施工時やメンテナンス時の作業性および安全性の高い天井設置型機器を提供できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る天井設置型機器の概略構成図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る天井設置型機器の側面視縦断面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る天井設置型機器の掛止片周辺の側面視縦断面図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る天井設置型機器の掛止片周辺の下方斜視図である。 図5は、本発明の他の実施形態に係る天井設置型機器の掛止片周辺の下方斜視図である。 図6は、本発明の他の実施形態に係る天井設置型機器の掛止片周辺の下方斜視図である。 図7は、本発明の他の実施形態に係る天井設置型機器の掛止片周辺の側面視縦断面図である。
次に、上記した本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
図1および図2に示すように、本発明の実施の形態に係る天井設置型機器は、浴室4の天井壁41に埋設して使用される所謂天井設置型の浴室暖房乾燥機1であって、浴室4の天井裏40に吊り下げ状態で設置される下面開放箱状の本体ケース11と、本体ケース11下面のケース開口部110を天井壁41に開設された取付口410の下方、即ち、浴室4側から被閉するカバー12とで外郭が構成されている。
本体ケース11の内部空間(ケース内部)10には、浴室4内の空気をケース内部10に導入し、送風路13を通じて浴室4内へ送出する、或いは、排気筒14を通じて室外へ排出する給気手段としてのファン15と、ファン15によって送風路13へ送り込まれた空気を加熱する加熱手段としての熱交換器16とが組み込まれている。
本体ケース11の周壁111は、前壁11A、後壁11B、左側壁11C、および、右側壁11Dで構成されており、前壁11Aの外側面に排気筒14が設けられている。尚、本明細書では、前壁11Aの外側面を浴室暖房乾燥機1の正面とし、本体ケース11を正面側から見たときの奥行き方向を前後方向、幅方向を左右方向、高さ方向を上下方向という。
本体ケース11の下面(ケース下面)11Eの外周、即ち、ケース開口部110の外周縁には、全周に亘ってフランジ112が形成されており、本体ケース11は、ケース開口部110を取付口410に上方から臨ませ、且つ、フランジ112の下面を取付口410の外周上面に当接させた状態で、図示しない複数の吊り下げボルトおよびナットによって天井裏40に固定される。
カバー12の外周枠121は、全周に亘って上向きに起立形成されており、カバー12は、本体ケース11側の所定位置に係合保持されたカバー落下防止用の連結紐3に連結した後、外周枠121の上端面を取付口410の外周下面に当接させた状態で、複数のカバー固定ねじ17によって本体ケース11にねじ留め固定される。このように、浴室暖房乾燥機1は、本体ケース11下面のフランジ112とカバー12の外周枠121とで天井壁41の取付口410周縁を上下から挟み付けるようにして設置される。尚、本発明は、本体ケース11を取付口410に浴室4側から挿入して、フランジ112の上面を取付口410の外周上面に当接させた状態とし、この状態で天井裏40に吊り下げ状態で固定した後、カバー12をケース下面11Eに下方からねじ留め固定するように構成された所謂本体後付け施工可能な浴室暖房乾燥機にも適用できる。
連結紐3は、高い伸縮性を有する円環状の紐体であり、カバー12が外され、本体ケース11側に吊り下げられた状態において、ケース開口部110より下方に露出する長さに設定されている。
カバー12には、浴室4内の空気をケース内部10に導入するための吸込口21と、ケース内部10に導入された空気を送出するための吹出口22と、吸込口21のカバー上面12E側にフィルタ20を挿入するためのフィルタ挿入口23とが設けられている。
送風路13における熱交換器16の配設部より上流側の位置には、ファン15によってケース内部10に導入された空気の送出経路を、吹出口22側(循環側)と排気筒14側(排気側)とに切替可能な風路切替ダンパ18が設けられている。
吸込口21は、左右方向に長い複数の長孔で構成されており、カバー12の後方側の半面領域に開設されている。一方、吹出口22は、左右方向に長い略長方形状の一つの長孔であり、カバー12の前方側の半面領域に開設されている。
フィルタ挿入口23は、左右方向に長い略長方形状の一つの長孔であり、カバー12の略中央位置、即ち、吸込口21と吹出口22との間に開設されている。フィルタ20は、吸込口21の形成域全体を覆う略矩形平板状に形成されており、吸込口21のカバー上面12E側の所定位置に着脱自在に装着される。
ファン15は、シロッコファンであって、本体ケース11の左右の側壁11C,11D相互間に軸支され、ファンケース151の外周面に設けられた空気送出口150を前方へ向けた姿勢でケース内部10の後壁11B寄りの位置に組み込まれている。
熱交換器16は、左右方向へ縦並びに配設される複数の吸熱フィン161と、吸熱フィン161に左右方向から貫設される複数の吸熱管162とで構成され、図示しない熱源機から供給される熱媒の熱により送風路13内の空気を加熱する熱媒循環式の熱交換器であって、送風路13内の略中央位置に組み込まれている(図2参照)。
送風路13は、ファンケース151の空気送出口150から斜め前方下向きに延設され、その下端開口部130は、カバー12の吹出口22に上方から臨んでいる。送風路13の下端開口部130寄りの位置には、運転時に空気の吹出方向を変更し、停止時に下端開口部130を被閉するルーバ19が軸支されている。
送風路13の後壁13Bの中間部には、ケース開口部110に対峙する略水平の段差面131が形成されている。段差面131の左右間の略中央位置には、連結紐3を係合保持するリング状のクランプ24が固定されており、連結紐3は、クランプ24のリング部240に抜け止め状態で連結されている。一方、カバー上面12Eにおける上記リング部240の垂直下方位置、即ち、カバー12側におけるリング部240の中心を通る垂直線上には、ケース下面11Eと略平行な片持ち梁状に形成され、連結紐3を着脱可能な状態で掛止するための掛止片25が設けられている。尚、カバー12の重心Pは、前後間の略中央位置にあり、掛止片25は、重心Pより外側前方に基端部25Bを有し、重心P側に向かって延設されている。
図3および図4に示すように、フィルタ挿入口23の上部には、フィルタ挿入口23の後縁上部に所定の間隙230を存して、浴室4とケース内部10とを上下に区画する挿入口上壁231が形成されている。フィルタ20は、上記間隙230から吸込口21の上部に差し込まれ、フィルタ20が吸込口21の上部に装着された状態において、挿入口上壁231の下面は、フィルタ20の持ち手部200によって略全体が下方から覆われる。
挿入口上壁231の左右間の略中央位置には、掛止片25をカバー12の下面側(浴室4側)に臨ませる矩形状の掛止用窓孔26が開設されている。掛止用窓孔26の前縁上部、即ち、カバー上面12E側には、上方へ向かって支持壁232が立設されており、掛止片25は、支持壁232の上端から掛止用窓孔26の後縁側へ向かって略水平に延出形成されている。
掛止片25は、先端部25Aの両側縁に、外側方へ突出する引掛け部251を備えた下方視略T字状の板体であり、連結紐3は、上記引掛け部251と支持壁232との間に画成された切欠部250に嵌入されることで、掛止片25に抜け止め状態で保持される。掛止片25の基端部25Bの下面側には、基端部25Bの両側縁相互間に亘って凹溝252が形成されており、連結紐3は、切欠部250に嵌入された状態において、凹溝252に沿って掛止される。
掛止片25と掛止用窓孔26との間には、支持壁232の上下間の中央より基端側の位置から掛止用窓孔26の後縁側へ向かって略平行に延出形成され、連結紐3が掛止用窓孔26より下方に脱出するのを阻止する片持ち梁状の押さえ片27が設けられている。押さえ片27の先端部27Aには、連結紐3が押さえ片27の先端部27Aよりさらに後方へ移動するのを抑制する上方へ凸の突起271が形成されている。
図4に示すように、掛止片25の先端面253は、中央から左右外側前方へ向かって斜めに広がる二面で構成された凸面状に形成されている。また、引掛け部251の側端面254は、掛止片25の先端面253の外側端部からさらに外側前方へ向かって斜めに広がり、引掛け部251の外側端部に至る下方視略三角形状に形成されている。
掛止片25の先端部25Aの下面で、且つ、押さえ片27の先端部27Aより後方位置には、下向きに突出する爪片28が設けられており、連結紐3は、爪片28の先端部28Aと押さえ片27の先端部27Aとの間隙280を通して掛止片25に掛止される。爪片28の基端部28Bの前面部281は、掛止片25の基端部25B側から爪片28の先端部28A側に向かって凹曲面状に傾斜している。
カバー12を本体ケース11に取り付ける手順としては、まず、予めカバー12からフィルタ20を取り外し、掛止用窓孔26を露出させる。次に、ケース開口部110から下方に露出した連結紐3を、掛止部25先端の爪片28に引掛けて仮止め保持させ、カバー12を連結紐3に吊り下げ支持させた状態とする。そして、爪片28に係合保持された連結紐3を掛止部25の基端部25B側に設けられた切欠部250に掛止させる。これにより、カバー12が本体ケース11に対して落下阻止状態で連結される。そして、カバー固定ねじ17によってカバー12を本体ケース11にねじ留め固定した後、フィルタ20をカバー12に装着することで設置が完了する。
一方、カバー12を本体ケース11から取り外す手順としては、まず、カバー12からフィルタ20を取り外し、掛止用窓孔26を露出させる。次に、カバー固定ねじ17をカバー12から外し、カバー12を連結紐3に吊り下げた状態とする。そして、連結紐3を切欠部250から外し、さらに掛止部25先端の爪片28から外せば、カバー12が本体ケース11から分離される。
このように、上記浴室暖房乾燥機1によれば、掛止片25が掛止用窓孔26を通じてカバー12の下面側に臨むように構成されているから、掛止片25に対する連結紐3の着脱を、カバー12の下面側から掛止用窓孔26を通じて行うことができる。従って、カバー12の取り付けや取り外し作業に手間がかからないし、作業中に作業者が意図せずケース内部10のファン15や熱交換器16などの内部構成部品に触れてしまう虞も少ない。よって、施工時やメンテナンス時の作業性および安全性が高い。
しかも、このものでは、掛止片25の先端部25Aに、下向きに突出する爪片28が設けられており、連結紐3を掛止片25に掛止させる際、連結紐3が掛止片25から不用意に外れ難いから、カバー12の取り付け作業に一層手間がかからない。よって、施工時やメンテナンス時の作業性が一層高い。
また、連結紐3を掛止片25に掛止させるにあたって、先に爪片28に連結紐3を引掛けて仮止め保持させ、カバー12を連結紐3に吊り下げ支持させた状態にしてから、改めて連結紐3を掛止片25の基端部25B側の適切な掛止位置(切欠部250)に掛止させることができるから、連結紐3を掛止片25に掛止し終えるまでの間、カバー12の全重量を作業者が支え続ける必要がない。よって、カバー12の取り付け作業時の作業者への負担も少ない。
さらに、このものでは、爪片28の基端部28Bの前面部281が、掛止片25の基端部25B側から爪片28の先端部28A側に向かって傾斜面に形成されており、連結紐3を上記傾斜面に沿って爪片28の先端部28A側へ円滑に移動させ、取り外すことができるから、カバー12の取り外し作業に一層手間がかからない。よって、施工時やメンテナンス時の作業性がより一層高い。
また、このものでは、掛止片25の先端面253が、後方へ突出する凸面状に形成されており、連結紐3を上記先端面253に沿って掛止片25の基端部25B側へ円滑に係合させることができるから、カバー12の取り付け作業に一層手間がかからない。よって、施工時やメンテナンス時の作業性がより一層高い。
さらに、このものでは、掛止用窓孔26の前縁部、即ち、掛止片25と掛止用窓孔26との間に押さえ片27が設けられており、カバー12を連結紐3に吊り下げた状態から上方の固定位置まで持ち上げたときに、たとえ連結紐3が凹溝252から下方に離反しても、押さえ片27の上面に当接するから、連結紐3が掛止片25から不用意に外れ難く、カバー12の取り付け作業に一層手間がかからない。また、連結紐3が掛止用窓孔26から脱出するのも阻止されるから、連結紐3がフィルタ20の装着の妨げになることもない。よって、施工時やメンテナンス時の作業性がより一層高い。
しかも、このものでは、押さえ片27の先端部27Aに突起271が設けられており、たとえ連結紐3が凹溝252から下方に離反し、さらに押さえ片27の上面に沿って先端部27A側へ移動しても、突起271に当接するから、連結紐3が掛止片25からより外れ難く、カバー12の取り付け作業に一層手間がかからない。また、連結紐3が爪片28の先端部28Aを越えて掛止用窓孔26から下方へ脱出するのも阻止されるから、連結紐3がフィルタ20の装着の妨げになることもない。よって、施工時やメンテナンス時の作業性がより一層高い。
また、このものでは、掛止片25がカバー12の重心Pより外側前方から重心P側に向かって略水平に延設されているから、カバー固定ねじ17を外してカバー12を連結紐3に吊り下げた状態にしたとき、カバー12は、重心P側である掛止片25の先端部25A側を下にして傾く。そのため、連結紐3が掛止片25の先端部25A側に移動し難く、掛止片25から不用意に外れ難い。よって、カバー12の取り付けや取り外し作業に一層手間がかからず、施工時やメンテナンス時の作業性がより一層高い。
掛止片25がクランプ24のリング部240、即ち、本体ケース11と連結紐3との連結部よりも前方に設けられていると、カバー12を連結紐3に吊り下げた状態から上方の固定位置まで持ち上げたときに、連結紐3が掛止片25の先端部25A側に移動し、掛止片25から外れる虞がある。しかしながら、このものでは、上記リング部240の垂直下方に掛止片25が設けられているから、カバー12を連結紐3に吊り下げた状態から上方の固定位置まで持ち上げても、連結紐3は、掛止片25の先端部25A側に移動し難く、掛止片25から不用意に外れ難い。よって、カバー12の取り付けや取り外し作業に一層手間がかからず、施工時やメンテナンス時の作業性がより一層高い。
しかも、このものでは、連結紐3が高い伸縮性を有していると共に、カバー12に対する連結紐3の着脱作業を、カバー上面12Eとケース下面11Eとの隙間から行う必要もないから、ケース開口部110からの連結紐3の露出長さを、カバー12との掛止作業を損なわない範囲で短く設定することができる。従って、カバー12を本体ケース11に取り付ける際に、連結紐3が本体ケース11内で撓んで他の構成部品に引っ掛かったり隙間に挟まったりする虞が少ない。よって、施工時やメンテナンス時の作業性がより一層高い。
また、このものでは、掛止用窓孔26がフィルタ挿入口23の上方に設けられ、フィルタ20の持ち手部200によって下方から覆われるように構成されており、フィルタ20をカバー12に装着すれば、掛止用窓孔26や連結紐3がフィルタ20の持ち手部200によって隠蔽され、カバー12の下方に露出しないから、機器全体の美観を損なうこともない。
尚、上記実施の形態では、掛止片25の先端面253が、中央から左右外側前方へ向かって斜めに広がる二面で構成された凸面状に形成される一方、引掛け部251の側端面254が、掛止片25の先端面253の外側端部から外側前方へ向かって平面状に傾斜したものを説明したが、図5に示すように、引掛け部251の側端面254が、掛止片25の先端面253の外側端部から外側前方へ向かって凹曲面状に傾斜したものとしてもよいし、図6に示すように、掛止片25の先端面253の中央から引掛け部25の側端面254に亘って後方へ凸の円弧曲面状に形成されたものとしてもよい。これらのものでは、連結紐3を掛止片25の先端部25A側から基端部25B側へ円滑に係合させることができるから、上記実施形態と同様、施工時やメンテナンス時の作業性がより一層向上する。
また、上記実施の形態では、掛止片25がリング部240の中心を通る垂直線上に設けられたものを説明したが、図7に示すように、リング部240の中心を通る垂直線よりも後方、即ち、リング部240の垂直下方位置よりも掛止片25の先端部25A側の位置に設けられたものとしてもよい。このものでは、カバー12を連結紐3に吊り下げた状態から上方の固定位置まで持ち上げた際、連結紐3が掛止片25の先端部25A側に移動し難いから、上記実施の形態と同様、施工時やメンテナンス時の作業性がより一層向上する。
また、上記実施の形態では、本体ケース11側における送風路13の後壁13Bに連結紐3が係合保持されたものを説明したが、連結紐3にカバー12を吊り下げ支持させたときに破損や変形等の不具合が生じない箇所であれば、本体ケース11の周壁111や上部構成壁、ファンケース151、ケース内部10の他の構成部材に連結紐3が係合保持されたものとしてもよい。
上記実施の形態では、排気筒14および風路切替ダンパ18を備えた浴室暖房乾燥機について説明したが、本発明は、風路切替ダンパ18を備えていない浴室暖房乾燥機にも適用できるし、排気筒14および風路切替ダンパ18を備えていない、暖房機能のみ有する浴室暖房機にも適用できる。
また、上記実施の形態では、送風路13内の略中央位置に、加熱手段として熱交換器16が組み込まれたものを説明したが、本発明は、ケース内部10におけるケース開口部110とファン15との間、即ち、ファン15の上流位置に熱交換器16が組み込まれたものにも適用できるし、熱交換器16に代えて、電気ヒータが組み込まれた浴室暖房乾燥機にも適用できる。
本発明は、浴室暖房乾燥機に限らず、脱衣室やトイレ、サンルーム、倉庫などの室内天井に設置して使用される暖房乾燥機、暖房機、乾燥機、換気装置、送風機等の機器にも適用できる。
1 浴室暖房乾燥機(天井設置型機器)
11 本体ケース
110 ケース開口部
11E 本体ケースの下面
12 カバー
12E カバーの下面
15 ファン(給気手段)
16 熱交換器(加熱手段)
25 掛止片
250 切欠部
26 掛止用窓孔
3 連結紐
4 浴室(室内)
40 天井裏

Claims (8)

  1. 室内の天井に配設される下面開放箱状の本体ケースと、本体ケースの下面のケース開口部を下方から被閉するカバーとを備えた天井設置型機器であって、
    本体ケース側に、カバー落下防止用の連結紐が係合保持され、
    カバー側に、両側縁に切欠部を有する片持ち梁状の掛止片と、掛止片をカバーの下面側に臨ませる掛止用窓孔とが設けられ、前記掛止片の切欠部に連結紐が着脱可能な状態で掛止された、天井設置型機器。
  2. 請求項1に記載の天井設置型機器において、
    掛止片の先端部に、下向きに突出する爪片が設けられた、天井設置型機器。
  3. 請求項2に記載の天井設置型機器において、
    爪片の基端部に、掛止片の基端部側から爪片の先端部側に向かって傾斜面が設けられた、天井設置型機器。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の天井設置型機器において、
    掛止片は、先端面が掛止片の先端部側へ突出する凸面状に形成された、天井設置型機器。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の天井設置型機器において、
    掛止用窓孔の内周縁部に、連結紐が掛止用窓孔から下方へ脱出するのを阻止する押さえ片が設けられた、天井設置型機器。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の天井設置型機器において、
    掛止片は、カバーの重心より側方に基端部を有し、前記重心側に向かって延設された、天井設置型機器。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の天井設置型機器において、掛止片は、連結紐の本体ケース側との連結部の垂直下方位置、或いは、前記垂直下方位置よりも掛止片の先端部側の位置に設けられた、天井設置型機器。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の天井設置型機器において、
    カバーに、室内の空気を本体ケース内に導入するための吸込口と、吸込口のカバー上面側にフィルタを挿入するためのフィルタ挿入口とが設けられ、
    掛止用窓孔は、フィルタ挿入口の上方に設けられ、吸込口のカバー上面側に挿入されたフィルタにより下方から覆われる、天井設置型機器。
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